原作コミックスは累計発行部数1,400万部を突破した、いま最高に熱い青春バレーボール漫画「ハイキュー!!」の舞台化が決定。この度、6月29日に主役校である烏野高校のバックショットビジュアルが発表されネット上で話題となっていた各キャラクターのキャスティングと、躍動感のあるメインビジュアルが解禁された。「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中の大ヒット漫画「ハイキュー!!」は2012年に連載がスタート。以来、2014年には早くもアニメ化第1期が放送、今秋には第2期「ハイキュー!!セカンドシーズン」が放送予定であり、そして11月には今回の舞台化が控えているなど、様々なメディアミックスを展開。その人気と勢いは留まるところを知らない。今回の舞台は「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」と題し、原作の魅力である“人間ドラマ”を熱い演劇で、“白熱のバレーボールの試合”を最新映像テクノロジーを駆使して表現することで、観客は原作のバレーボールの試合を観戦してる感覚を味わうことができるようだ。この演出を創りだすのは、最新映像ギミックを駆使した演出に定評があるウォーリー木下。脚本は、演劇界の若い旗手である中屋敷法仁が担当し、いま旬なクリエイターが集結した。また気になるキャスト陣も、厳正なるオーディションで選ばれた精鋭たちが勢揃い。身長は低いが並はずれた身体能力と持ち前の前向きな明るさが魅力の主人公日向翔陽役を演じるのは、確かな演技力と抜群の運動神経を持つ須賀健太。須賀さんは、2002年「人にやさしく」の子役で一躍注目を浴びてから、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなど様々な映画・ドラマに出演。最近では、舞台版「NARUTO -ナルト-」の我愛羅役の熱演が記憶に新しい。須賀さんは、「連載当初から読み続けている大好きな漫画の舞台作品で、大好きなキャラクターを演じられることが心の底から嬉しいです!登場人物たちのバレーへの情熱。全力だからこそ胸に刺さるたくさんの言葉を、演劇というフィールドで精一杯表現したいです。舞台上の”小さな巨人”を目指します」と主人公さながらに熱い意気込みを寄せた。また日向のライバルで、“コート上の王様”の異名を持つ天才セッター影山飛雄役には、「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」などに出演し、舞台を中心に活躍する期待の若手俳優・木村達成が決定。「読んでいる際、気づいたときには、影山として作品にのめり込んでいる自分がいました。自分と似ているところもあり、自分にないものをもっているキャラクターをこれからの稽古で、自分の役割を明確にしながら挑んでいきたい」とこちらも期待が持てる意気込みをコメント。そのほか、月島蛍役に、「最高の離婚」などに出演し今後ますますの活躍が期待される小坂涼太郎。山口忠役に、24回JUNONス-パ-ボ-イコンテストファイナリストに選ばれた三浦海里。田中龍之介役に、「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」などに出演する塩田康平。西谷夕役に、『L・DK』にも出演した橋本祥平。縁下力役に、ドラマ・映画・舞台と幅広く出演作を持つ川原一馬。澤村大地役に、モデルとしても活躍する田中啓太。菅原孝支役に、「ミュージカル『薄桜鬼』黎明録」(永倉新八役)などの猪野広樹。東峰旭役に、「仮面ライダーフォーゼ」(大文字隼役)の冨森ジャスティンと、ネクストブレイク必至の俳優たち10人が、熱血青春舞台を繰り広げる。解禁されたメインビジュアルは、躍動感のあるアクションとキャラクターの再現度の高さに期待が膨らむ仕上がりに。舞台の上で、一体どんなハイパープロジェクション演劇が表現されるのか、ぜひその目で確かめてほしい。「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」は、11月14日(土)~23日(月・祝)に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて、11月27日(金)~29日(日)に大阪・シアターBRAVA!にて、12月5日(土)~6日(日)に宮城・多賀城市民会館 大ホールにて、そして東京凱旋公演として12月10日(木)~13日(日)に再びAiiA 2.5 Theater Tokyoにて公演予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月13日1月21日、第13回目を迎える日本版「サロン・デュ・ショコラ」が開幕した。開催に先駆け、前日のプレスプレビューに姿を現したのは、モデル、女優として活躍する川原亜矢子。チョコレート好きを公言する彼女だが、原点となるショコラとの出合いは、パリに拠点を置いていた90年代にあるのだとか。――川原さんがショコラファンになったきっかけを教えてください。私は、モデルとしての夢を叶えるために、91年に、単身でパリでの生活をスタートさせました。ただ、フランスに対して強い憧れがあったわけでもなく、語学が堪能だったわけでもない私にとって、慣れない地での生活は少々寂しいものでした。そんなある日、フランスでは、ショコラが国民的に愛されている存在だと知り、ためしに1粒購入して口にしてみたんです。でも、技術を持ったパティシエが作るショコラって結構な値段がするので、まずはそこに驚いたんですけど(笑)。口にしてみたら今度はショコラが持つ不思議な魅力のトリコになったんです。口の中でやさしい甘さがほどけていくと同時に、心を支配していた緊張やストレスも解きほぐされていく感じがして。以来、いろいろなお店の味を試すのが楽しみの一つになりました。500gのアソートBOXなどはよく試しましたね。ナッツやドライフルーツを使ったチョコレートも組み合わさっていて、とても贅沢な仕様なんです。気付いたら、その1粒1粒が私に憩いを与えてくれる大切な存在になっていましたね。ここ3年くらいは、寝起きに1粒のショコラをいただくことにはまっています。私の中でのブームです(笑)。味はその日によって異なるんですけど、アーモンドやピスタチオが使われているタイプのものが好きですね。あと、オレンジピールも大好き。チョコレートは血糖値のバランスを整えてくれるので、寝覚めがよくなるのもうれしいですね。――開会式では好きなチョコレートを訊かれて「ジャン・ポール・エヴァン」と答えていらっしゃいました。はい。渡仏後、初めて食べたのがエヴァンさんのショコラでした。ですので、今日、サロン・デュ・ショコラに参加されているエヴァンさんにお会いしたときは、熱狂的ファンの心理が働いて1人で興奮してしまいました。「あなたの作るショコラが大好きなんです!」とお伝えした後に、「心臓がドキドキしてうまく想いを言葉にできません」って添えたくらい(笑)。足繁く通っていた当時のことを思い出して懐かしい気持ちでいっぱいになると同時に、お会いできたことで、エヴァンさんのショコラをより身近に感じることができるようになりました。――1日1粒のショコラ以外に、川原さんの美を育んでいるものはありますか。家族ですね。夫と愛犬と過ごす時間ほど、私に安らぎを与えてくれるものはありません。それと、運動する時間もとっても大切。モデルの仕事で左ひざを痛めたことがきっかけで、3年前くらいからパーソナルトレーナーについてもらっています。運動して筋力を高めたことで、柔軟性に磨きがかかり、日常的な動きもしなやかになってきた気がします。――更に磨きがかかり、今後の活躍も期待できそうですね。ここ3年ほどは私生活に重点を置いて暮らしてきましたが、今年からまた、女優業に復帰することにしました。近いうちに画面を通してみなさんとお会いできる日がなにより楽しみです。役者として納得できる結果を出すためにも、寝起きのショコラ習慣を続けて、心身ともに美しくあり続けたいですね。
2015年01月23日『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』、『RENT』と時代を深く映し出す鋭く知的なミュージカルを輩出してきた、ショービスの激戦区ニューヨークのオフ・ブロードウェイ。その傑作のひとつ、『ALTAR BOYZ』の日本版が新宿FACEにて11月21日(金)に開幕する。日本初演から5年、演出に2009年に同作品を手がけた玉野和紀を迎え、大久保祥太郎、大山真志、川原一馬、法月康平、山下翔央による新生アルターボーイズと植木豪、中河内雅貴、森新吾、東山義久、良知真次らのレジェンド・オブ・アルターボーイズの2チームでの連続上演を試みる。ALTAR BOYZ チケット情報作品名のアルターボーイズとは、神と司祭に仕える美しき男子たちを指す。そう聞くと、堅苦しさを感じる方もいるかもしれない。しかし、インディペンデント系のユニークな作品を輩出してきたオフ・ブロードウェイ発のミュージカルが、まさか神さまのお話に終始することはない。なんと、彼らは5人組ボーイズバンドを結成し、観客の魂を救うために“福音”の歌とダンスで愛を説くという、エンタテイメント性たっぷりの内容となっているのだ。物語の舞台は、“アルターボーイズ2014年世界ツアー”の日本ファイナル公演。観客たちの魂を浄化しようとステージ上に勢揃いしたのは新・旧約聖書の登場人物に相当する英語名を持つメンバーたち。彼らの使命は、コンサート終了までに会場内の観客たちの「迷える魂」の数を、彼らの歌と踊りとおしゃべりで「ゼロ」にすること。ステージ横にはその数を表示するソウルセンサー(魂計測器)が設置されているというのがまた面白い。最初はトントン拍子で減っていく迷子の魂の数が、あるところで一向に下がらなくなる。その理由とは・・・?人種差別、移民差別、ゲイ差別──そんな現代の難問が知的な暗喩に姿を変えて、ファンキーでコミカルな愛と希望に溢れたこのミュージカル。それぞれのチームの特色がどう出るかも楽しみだ。『ALTAR BOYZ』公演日:11月21日(金)~11月30日(日)※11月26日(水)14時公演終了後にアフタートークショーあり。『ALTAR BOYZ ~LEGEND~』公演日:11月24日(月・祝)~12月8日(月)※11月28日(金)14時公演終了後にアフタートークショーあり。会場:新宿FACE大阪・名古屋でも開催。チケット発売中更に東京では、2チームのスペシャルイベント「ALTAR BOYZ Special Christmas」を12月19日(金)~12月21日(日)AiiA Theater Tokyoにて開催。チケットの一般発売は11月30日(土)。
2014年11月13日7月24日、大倉孝二とブルー&スカイによる新コンビネーション「ジョンソン&ジャクソン」の第一回公演『窓に映るエレジー』が開幕した。ジョンソン&ジャクソン『窓に映るエレジー』チケット情報2012年上演の『持ち主、登場』(ナイロン100℃番外公演)で、共同企画・脚本・演出・出演を行った大倉とブルー&スカイが、満を持してコンビを結成。その第一回公演には、池田成志をはじめ、村岡希美、池谷のぶえ、菊池明明、川原一馬と強力キャスト陣が、ハイブローなナンセンスコメディに全力で挑む。とあるデパートに勤める販売員の女(村岡希美)は、周囲が戸惑うほどの倹約でお金を貯めこみ、高層マンションの最上階の部屋を購入する。念願の「自宅からの素晴らしい眺め」を手に入れ、友人や同僚を招いては、その「自宅からの素晴らしい眺め」の自慢を繰り返す女。度を越した自慢に周囲の人間は、悩み、傷つき、疲れはてていく。一方、電車に揺られているひとりの男(池田成志)。その様子から、何かの旅の途中であることが伺える。男のひとり旅は、徐々に様相を変えてゆく。男の前に現れる何かあるっぽい人物達、降りかかる何かあるっぽい出来事。男はどこへ向かっているのか、その目的は…。あるっぽい何かはとは何なのか…。女の「自宅からの素晴らしい眺め」の自慢の裏に隠された真実とは…。男と女の物語は、やがて思いがけない形でリンクする。ただし必ずしもリンクする必要はさほどないのかもしれないのだった……。劇中はナンセンスの応酬で、脱力系の笑いの連続だが、その中にもほのかに昭和の香りが漂う、ビターな放浪記が展開する。『持ち主、登場』から今回はよりストーリー性が濃くなっている。ジョンソン&ジャクソンの“ジョンソン”こと大倉孝二は、「またよくわからないものが出来てしまいました。とりあえず観にくるっていうのはどうでしょう?劇場でお待ちしています」と、彼らしい言葉で舞台をアピールしていた。公演は8月6日(水)まで東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!にて。
2014年07月28日大人気刑事ドラマ『相棒』の劇場版最新作、『相棒シリーズ X DAY』で“新”相棒を演じた田中圭と川原和久が、“新”相棒として最高のシナジーを発揮したことを報告するとともに、足かけ10年以上に渡って国民的な支持を集めている同シリーズの魅力について分析をした。その他の写真劇場版第4弾の今作では、特命係と衝突する捜査一課のリーダー的存在の伊丹憲一と、シリーズ初登場のサイバー犯罪対策課捜査官の岩月彬が“新”相棒に!1人のエリート銀行マンの不審死と、その背後にチラつく金融封鎖計画“X DAY”の真相を暴くため、異色“相棒”が奔走するストーリーだ。「伊丹と所轄の刑事が協力したことは過去にもありましたが、ここまでガッツリ一緒に捜査することは初めてだったので楽しかったですね」と語る伊丹役の川原。『相棒』シリーズ初参戦の岩月役の田中も「ここまで地味なキャッチボールをする俳優同士もめずらしいですが(笑)、楽しい現場でした」と満足そうに回想する。2000年の誕生以来、ドラマは国民的シリーズと称され、劇場版、スピンオフ作品も高評化の『相棒』。まさしくモンスター・コンテンツだが、ひとりのファンとして『相棒』を楽しみ、そして新たに参戦した田中は「水谷豊さんを中心に、全員の一体感が僕には魅力的でした」と『相棒』の世界を分析する。長年『相棒』で伊丹刑事を演じている川原は、相棒の魅力を「正直よく分かってないんです(笑)」と謙遜気味に受け止めた上で、「全体のバランスがとてもいいですね。主演のおふたりとゲストの方々を主軸にし、それを囲むレギュラー陣が出過ぎず、引っ込み過ぎず存在する」とバランスの良さを指摘する。日本経済の危機や金融封鎖計画“X DAY”など、今作でも社会派のメッセージが強烈で、「ブレない脚本がとにかく面白いですよね。すごくリアル!」と田中も緻密な脚本を絶賛。そして、「あと一番強い要因は仲間意識ですかね」とも。「それに、いつも前作を超えていく覚悟みたいな。時事ネタを毎回入れて勝負していく姿勢――これも、モンスター・コンテンツになっている理由じゃないでしょうか(笑)」と人気にあぐらをかかず、挑戦を続けている姿勢が国民的支持を集めている理由でもあると分析する田中。“新”相棒が立ち向かう超絶リアルな“X DAY”。その顛末を映画館で確かめよう!『相棒シリーズ X DAY』公開中取材・文・写真:鴇田 崇
2013年03月29日人気ドラマ『相棒』のスピンオフ映画『相棒 X DAY』主演の川原和久が16日にオフィシャルフォトブック『相棒捜査一課・伊丹憲一』の発売を記念して、福屋書店新宿サブナード店で行われた握手会に出席した。その他の写真川原が演じる人気キャラクター・捜査一課の伊丹刑事と田中圭が演じるサイバー犯罪対策課の岩月のコンビを主人公にした映画『相棒 X DAY』。サイバー犯罪対策課がマークしてきた男が死体で発見される事件が発生し、伊丹と岩月が時にいがみ合いつつも課の違いを超えて真相を追いかける。フォトブックではこれまでの作品を通じて伊丹憲一という存在を徹底的に分析。20ページにわたる撮り下ろしショットにロングインタビュー、さらには水谷豊が伊丹について語るなど盛りだくさんの内容となっている。この日は事前に予約した100名のファンが来場し割れんばかりの大歓声で川原を迎えた。川原はひとりひとりにフォトブックを手渡し、握手を交わしたが、ファンからは映画での活躍についてのみならず「結婚おめでとうございます!」と歌舞伎役者・松本幸四郎の長女で女優の松本紀保との結婚を祝福する声も。女性が多くを占める100名ものファンの熱気に川原はやや硬い表情で緊張気味かと思いきや、本人は「だいぶ、(ほおを)緩めてるつもりでしたよ」とのこと。最初にの発売の話があったときは「『イヤイヤイヤ、勘弁して!』って感じだった(苦笑)」そうだが、自身や伊丹という役について「誤った情報やウワサが広まっているところもあるので、自分から発信することで修正されれば」と語る。ちなみにこのフォトブックについて捜査一課の仲間をはじめとする『相棒』ファミリーの面々の反応は「嘲笑です。相当バカにされました。アンケートなどもあったので『昨日は1日中、川原さんのこと考えてたよ』なんて言われました」と苦笑いを浮かべていた。映画の公開に向けての心境を尋ねると「宿題が多すぎて公開のことを考えてる暇がないです。原稿のチェックやキャンペーンで行く仙台での舞台挨拶のスケジュールを渡されたり、その日その日を片付けていく感じ。(初日に)コメントを用意してなくて慌てることになりそう」と飄々とした様子で語っていた。『相棒シリーズ X DAY』3月23日(土)全国ロードショー
2013年03月18日2010年に上演された、脚本・細川徹、演出・河原雅彦による熱血学園ドラマ『押忍!!ふんどし部!』の再演が1月6日、東京・CBGK シブゲキ!!にて初日の幕を開けた。『押忍!!ふんどし部!』というタイトルからも分かるように、その内容はとことんおバカなコメディ。それでいて今をときめくイケメンたちが顔をそろえる意外性が、再演を熱望されるまでの人気作となった。cube neXt 「押忍!!ふんどし部!」チケット情報物語は、聖エルモス学園に純朴な少年・富永一郎太が入学してくるところから始まる。富永の前に現れたのは、「白ふん流し」という伝統の演目を、学園祭で復活させようと奮闘する車先輩。恥ずかしさからふんどしをつけることを頑なに拒む富永だが、学園内のすべてを知る男・及川や、学園一の不良にして、女の子に対しては非常に奥手な白神など、不思議と仲間は増えていく。そんなふんどし部の動向を面白く思わない羽鳥3兄弟は……。初演はどこか勢いで乗り切った感が強いが、今回の再演では、若手俳優たちに経験という自信と表現力が確実に加わった。特に富永役の木戸邑弥は、個性的過ぎるキャラクターたちの中で、“ツッコミ”と“翻弄される”という自らのふたつの役割をしっかりと理解し、役へと落とし込む。及川役の川原一馬と白神役の海老澤健次は、変わり者、モテたい不良という、それぞれのボケ要素をパワーアップ。可愛らしいおバカキャラを、舞台上で爆発させて見せた。また3人の、磨きをかけたダンスシーンも大きな見どころ。また、再演にともない一部のキャストが変更されたが、このことすらネタとして笑いに変えていた。初演を観たことがない観客でも充分楽しめる。そんな新メンバーの中で注目なのは、白鳥兄弟の長男を演じた君沢ユウキと、学園一女にモテる北川を演じた上山竜司。ふたりの熱演に、一瞬イケメンであることを忘れてしまうほど。だが君沢、上山の両人も、この人の熱演には敵わない。車先輩を演じた、演劇界一アツい男・清水宏である。ぴたりとハマるふんどし姿で、客席を大いに盛り上げ、笑いを巻き起こす姿は、やはりベテランの底力と言ったところ。そして前回と大きく違うのが、劇場がCBGK シブゲキ!!になったこと。これにより舞台と客席の距離が近づき、観客参加型芝居ならではの一体感がより強まった。そしてラストは初演同様、観客全員参加による白ふん流し。大爆笑のあとに訪れるその爽やかな感情が、この舞台の最大の魅力と言えるのかもしれない。公演は同劇場にて1月15日(日)まで上演。チケットは発売中。文・野上瑠美子
2012年01月10日当面のあいだ、休養へモデルとしても、女優としても活躍する川原亜矢子。その凛とした美しさ、変わらぬ魅力は、同年代の女性をはじめ、幅広い層からの支持を集めてきた。ところが、そんな彼女が、18日、芸能活動を当面のあいだ休養することが明らかにされた。所属事務所によれば、本人から休養したいという申し出があり、それを了承したものだという。近年では、ナレーションやキャスターなどとしても活躍の場を広げていただけに、ここへきての休養は驚きだ。発表によれば、40歳の節目を機に、自分自身を見つめなおし、仕事をセーブすることを決断したのだという。引退は否定、カムバックに期待もパリコレモデルとしても活躍し、映画にドラマ、CMと駆け抜けてきた彼女。具体的な復帰時期は決まっていないということだが、あくまで休養ということで、芸能活動を完全に引退するということではないようだ。事務所も引退については否定している。突然の休養宣言ということで、体調面も心配されるところだが、所属事務所発表では元気だとのこと。またいい仕事があれば、その時は復帰したいという意思はあるそうなので、しばらくの休養はやはりさみしい思いもあるが、ここはゆっくりと休んで、今後も彼女らしく、美しく歩んでいってほしいものだ。元の記事を読む
2011年10月20日映画『行け!男子高校演劇部』が公開を迎え、8月6日(土)に都内劇場で中村蒼、池松壮亮、冨田佳輔、川原一馬、金子直史、稲葉友、池田鉄洋、英勉監督が舞台挨拶を行った。中村蒼の意外な素顔に場内は騒然!?池田さんが教師役での出演のみならず脚本も手掛けた本作。タイトルの通り、男子高校で、それぞれに事情を抱えて演劇部に入部したおバカな男子たちの奮闘、青春の日々が笑いと共に綴られる。まずは主演の中村さんが挨拶というところでなぜか「本日はお越しいただき…」としゃべり始めたのは英監督。慌ててキャスト陣から待ったをかけられていたが、作品同様に一事が万事このノリ。というか一番子供っぽいのは監督?ことあるごとにキャスト陣の発言に茶々を入れて笑いを誘っていた。気を取り直してマイクを握った中村さんは「みなさんが広めてくれればまさかの『2』があるかも」といきなり続編を熱望!「僕はこれまで続編というのはやったことないので、まだ決定もしてないのにワクワクしてます。これで(続編に)ならなかったときの落ち込みようったらありゃしないですね」とフライング気味に続編製作を訴えた。池松さんは中村さんとは対照的にややローテンションなムード。「こういうくだらない映画を作ってしまいまして」と作品の晴れの日にいきなり“くだらない”発言をしつつも「『2』もやるんでぜひ観てください」と実はノリノリだった。映画初出演組の川原さん、稲葉さんは、作品の門出に感慨深げ。「勢いとテンポと僕らの熱さで作った作品」(川原さん)、「映画の中ではただのバカですが、現場もあんな感じでした」(稲葉さん)と思い入れたっぷりに語った。脚本の池田さんは「まさかこんなイケメンたちがこんなバカなことをしてくれるとは…。やっているのを見ているうちに、本当にこいつらはバカなんじゃないかと思えてきた」とキャスト陣のバカっぷりを絶賛するも、一同は池田さんをジロリ。その池田さんに「続編の構想はもうできてるんですよね?」とムチャぶりされた監督は「女の子が蒼くんを追いかけて髪を切って、それから警察学校に入って佐藤浩市さんが…」と今クールで放送中の中村さんが出演するドラマ「イケメン☆パラダイス」(フジテレビ)や「陽はまた昇る」(テレビ朝日)の筋書きを拝借し、会場の笑いを誘っていた。劇中の「演劇大好き!」というセリフにちなんで、キャスト陣に「○○大好き」を発表してもらう“大喜利”では、中村さんが「KARA大好き」と告白。女性ファンで埋まった客席からは「えー…?」とまさかの大ブーイングがわき上がったが中村さんは「でも好き。かわいいじゃないですか」とニヤニヤ。監督曰く「さっき待ってる間もずっとKARAの話をしてた」というほどで、会場のちょっぴり冷たい視線を意に介さず、K-POP好きを堂々とアピールしていた。『行け!男子高校演劇部』はヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開中。■関連作品:行け!男子高校演劇部 2011年8月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2011「行け!男子高校演劇部」製作委員会■関連記事:中村蒼インタビュー「弟キャラ?実は結構、男クサいタイプです(笑)」フレッシュな若手が勢揃い!『行け!男子高校演劇部』試写会に15組30名様ご招待中村蒼がロミオ衣裳で登場!監督は現場で「ゆるい担任」扱い?中村蒼が前田敦子の憧れの王子様に!「イケパラ」イケメン男子キャスト陣決定中村蒼ほかキャスト登壇『行け!男子高校演劇部』完成披露試写会に20組40名様ご招待
2011年08月08日映画『行け!男子高校演劇部』の完成披露試写会が6月19日(日)に開催され、中村蒼、池松壮亮、冨田佳輔、川原一馬、金子直史、稲葉友、新川優愛ら主要キャスト陣と英勉監督の総勢8名が舞台挨拶を行った。タイトルそのまま男子高校の演劇部の悲喜こもごもをつづった本作。他校の演劇部部員に一目ぼれした主人公が、演劇祭に向け奮闘する姿が描かれる。中村さんらが登場すると、まずその衣裳に対しどよめきが!映画の中に登場する演劇用の衣裳なのだが、中村さんは「ロミオとジュリエット」のロミオの姿で下半身はタイツ。池松さんは葉っぱの着ぐるみで、ほかのメンバーも「桃太郎」の犬、猿、キジ、鬼の全身タイツで一様に少し…いや、かなり恥ずかしそう。中村さんは「自分の殻を破らなくてはできない役だった」とふり返る。池松さんは「現場の僕らはやってて楽しくて仕方なかったけど、お金を取っていいのか…」と苦笑い。存在感のない男子生徒を演じた冨田さんは「カツラと高めの声で、印象に残る役を存在感のない感じで演じました」と苦労を語り、ヤンキー役の川原さんは「映画やドラマを参考に、ちょっとお茶目なヤンキーになるように役作りしました」とニッコリ。映画初出演の稲葉さんは「初めてで、こんな好き勝手にやっていいのかと思った」、部員の中で最年長の金子さんも「年齢差を感じさせないくらい、みんながイジってくれました」と和気あいあいとした現場の様子を明かしてくれた。英監督も「(男性キャスト)6人が好き放題で、僕は大監督ではないので『ゆるい担任が来た』くらいの勢いでした」と“男子校”を楽しんだよう。この日は、映画にちなんでその男性キャストに「このセリフを言うとモテる」と思う言葉を発表してもらうコーナーも。中村さんが考えるモテゼリフは「この店、カード使える?」。次々と発表される男たちの“モテゼリフ”に、紅一点の新川さんは「そうですね…うーん。かっこいいと思います。ごめんなさい…いろいろごめんなさい」と微妙な反応で会場は笑いに包まれた。中村さんは「このコーナーのことは忘れて、まっさらな気持ちで映画に向き合ってください!」と苦笑交じりにアピールしていた。『行け!男子高校演劇部』は8月6日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。■関連作品:行け!男子高校演劇部 2011年8月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2011「行け!男子高校演劇部」製作委員会■関連記事:中村蒼が前田敦子の憧れの王子様に!「イケパラ」イケメン男子キャスト陣決定中村蒼ほかキャスト登壇『行け!男子高校演劇部』完成披露試写会に20組40名様ご招待
2011年06月20日