愛知県豊橋市梅藪町の佃煮専門店ブランド「美食倶楽部」を運営する株式会社平松食品(本社所在地:愛知県豊橋市、代表取締役:平松 賢介、URL: )と、愛知県立三谷水産高等学校水産食品科が共同開発を行い、ジュレ佃煮「愛知丸が釣ったかつおと生きくらげのポン酢風じゅれ」を2024年3月3日より販売開始をすることをお知らせいたします。3月3日は開発に携わった三谷水産高等学校水産食品科の生徒とラグーナテンボス(ラグーナ蒲郡)フェスティバルマーケット内、平松食品 美食倶楽部ラグーナ蒲郡店にて販売を行います。(※高校生と一緒に販売する時間は10時半~12時まで)同日、美食倶楽部本店、ネットでの販売も開始いたします。製品写真本商品は地元の三谷水産高校と一緒に共同開発した地産地消も兼ねたジュレ佃煮です。使用するカツオは本校の実習船「愛知丸」で生徒が釣り上げたカツオを使用しています。高校生が釣り上げて、平松食品にて丁寧に秘伝のタレと合わせて炊き上げたカツオの佃煮。じっくりと炊き上げた愛知県豊川産生きくらげの佃煮。椎茸の佃煮。この3種類の具材とシソの味がさわやかなポン酢風ジュレと合わせました。口に運べば、さっぱりとした味に、佃煮の奥深い味わい、素材の食感をお楽しみいただけます。ジュレにすることで手軽にトッピングとして活用でき、華やかな見た目の料理が出来上がります。2012年に本校の先輩たちが考えた「愛知丸シリーズ」は揺れる実習船で手軽に食べられるようにジュレタイプという全く新しい佃煮として生まれました。既存の商品はご飯に合うように開発されましたが、本商品は麺や洋食との相性を優先し、料理のトッピングとして使用していただけるように生徒達が考案した商品です。食べて笑顔になってもらえると嬉しいです。■商品概要製品名 :愛知丸が釣ったかつおと生きくらげのポン酢風じゅれ商品概要 :145g賞味期限 :常温180日直営店販売価格:1個480円(税込み)☆おすすめの食べ方・うどん・カルパッチョ・ハンバーグ・サラダ・豚しゃぶ・豆腐・唐揚げ・とんかつ・チャーハン(高校生案)☆原料、調味料のこだわり高校生が釣り上げたカツオのみを使用するので、原料が無くなった場合は休売いたします。貴重な豊川産生きくらげを使用。カツオは伝統の竹籠製法で炊き上げ、秘伝のタレを加えることで奥深い味わい。継ぎ足して使っている「秘伝のタレ」でコクが増します。保存料、着色料不使用。商品販売ページ 参考ページ(平松食品) ■3月3日 高校生と販売する場所、時間詳細について販売先:株式会社平松食品、美食倶楽部ラグーナ蒲郡店所在地:〒443-0014 愛知県蒲郡市海陽町2-2(ラグーナテンボス(ラグーナ蒲郡)フェスティバルマーケット内)時間 :10時半~12時まで ※それ以外の時間も通常通り販売を行います。■「愛知丸シリーズ」制作秘話本商品は2012年から発売している「愛知丸シリーズ」の7種類目になる新商品。愛知県立三谷水産高校では海洋実習でカツオの一本釣り漁を行っています。しかし生徒が釣ったカツオはサイズがバラバラで、市場価値が低く、焼津の業者しか卸し先がありませんでした。「実習で釣ったカツオを地元に流通させたい。どうしても、水揚げされているカツオの姿を生徒に見せたい。」という校長先生の熱い想いが当社社長に伝わり、高校生の釣ったカツオを使用した商品化が始まりました。高校生と共同で商品化を行い、揺れる実習船で手軽に食べられるようにジュレタイプという全く新しい佃煮の開発を行うことにしました。しかし試作は失敗の連続。味が辛すぎたり、しょうがの味が強すぎたり、ジュレが適度な硬さになるように試行錯誤を繰り返しました。完成した製品は高校生と一緒に催事で販売を行い、今では地域が応援してくれる人気商品となりました。愛知丸シリーズ紹介ページ ■「平松食品」について・大正11年(1922年)創業した三河の佃煮屋・創業100年にわたる伝統的な佃煮作りの技の継承と時代のニーズに適った味付けを世界の食卓に・伝統の竹籠を使用した製法を得意とする。・FSSC22000、ISO22000を認証取得した高い安全基準の工場で製造■企業概要法人名 : 株式会社平松食品屋号 : 美食倶楽部所在地 : 〒441-0155 愛知県豊橋市梅藪町折地2-1代表者 : 代表取締役 平松 賢介事業内容: 佃煮の製造販売卸売業店舗 : 直売店美食倶楽部(愛知県豊橋市梅藪町折地2-1)URL : 平松食品美食倶楽部 公式HP 販売先 : 株式会社平松食品 美食倶楽部店舗、オンラインショップ、その他TEL : 0532-31-0301FAX : 0532-31-4625 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月28日「部屋とYシャツと私」などのヒットで知られる平松愛理が、2年半ぶりとなるライブを行った。2021年には自身のコロナ感染で開催が延期されて、ようやく実現したステージ。キャリアを重ねてきた分の奥行きとともに、変わらない清々しさを見せて、長年ともに歩んできたファンたちに温かい想いを届けた。ピアノのSEから、白い衣装にハンドマイクでステージに現れた平松愛理。2年半ぶりのライブの1曲目は“今日やっと逢える”と再会を描いた「素敵なルネッサンス」。観客の手拍子に体を軽く揺らしながら、リズミカルに歌っていく。33年前にリリースされた学生時代の名残が漂う曲に、大人のゆとりが加わって心地良い。続く「転ばぬ先の闇」も、跳ねるようなサンバのリズムによく通る歌声が乗って、会場一体のクラップが起こった。こちらは94年リリースのアルバム曲で、“留守電の点滅ランプ”といったフレーズもあって懐かしいが、平松は歌に包容力を潜めながら、さわやかな佇まいは健在だ。MCでは「今日来てくれた皆さんを恋人だと思って、選曲させていただきました」と語り、「いろいろなことがありました」という2年半での途切れない応援への感謝を告げた。「月を見ながら、自分のことを考える時間があって。挫けちゃう日も心にウソさえつかなければ、人生いつでもやり直せると思えます。私はダメだな。だから、いいんだ。相反する二つの気持ちを肯定していいと、この1年くらいで思い始めています」そんな話のあとに披露したのが、コロナ禍の2021年に発表した「BLUE MOON」に、未発表の「北風と太陽~エピローグ」の2曲。「BLUE MOON」は3拍子のワルツで、夜更けの月に馳せた未来への想いをしっとりと歌い上げる。ミディアムバラードの「北風と太陽」は童話をモチーフにした導入から、“矛盾だらけでいいんだと 胸張って生きてたい”などと素朴な言葉が紡がれていて、近年の楽曲には年齢を重ねたからこそ届くものがあり、人生での共感を呼ぶようだった。アコーディオンをフィーチャーした「追伸」は、イスに座ってリラックスモード。フィンガースナップを入れながら、ゆったりと歌う。昔自分を振った相手に向けた、平松独特の毒気と温かみが織り交ざる歌詞。聴く側も肩の力を抜いて楽しめた。キーボードの前に座ると、久しぶりの生放送の歌番組『THE MUSIC DAY』に出演した際の裏話に。出番前の移動中にサンダルの底が取れていて、緊張で気づかぬまま裸足で歩いていたとのエピソードで笑いを誘い、後半戦へ。緩やかな弾き語りが始まり、「待ってもいいよ」では夜の都会の雑踏に心象風景を映し出し、「戻れない道」は昔の恋の回想を挟んだ映画の1シーンのよう。ベテランシンガーに今さらではあるが、平松の口跡のはっきりした歌い方はすごく聴き取りやすく、たぶん初めて耳にする曲だったとしても、歌の情景がビビッドに浮かび上がるだろう。もともとの歌詞の巧みさや、やさしい歌声にビブラートを挟んだりする豊かな表現力もあってのことだが。そして、代名詞である「部屋とYシャツと私」も率直な歌いっぷりで聴き入らせる。大ヒットしたのはもう31年前。世間的には“毒入りスープ”の印象が強いにせよ、改めて聴くと結婚前の想いをエスプリを効かせて描く構成が本当に見事だ。さらに、詞でいえば相手が“ロマンスグレーになって”という年代に実際に入り、今の平松の歌にはより深みが宿って、胸に染み入る。歌い終わると、ひときわ大きな拍手が会場を包んだ。暗転の間に立ち上がって、後ろ向きで背伸び。「ここから頑張らせていただきます」とマイクを持って歌ったのは、シャレたフュージョンテイストの「Miss Very well」。マイクをスタンドに差すと、両手で振りを付けてアップチューンの「Single is Best!?」で加速していく。クールなボーカルでノリノリに、自ら頭上でクラップをして盛り上げた。手拍子が続いたまま、キャリアウーマンの恋を歌う「もう笑うしかない」に繋げる。サビ前では「行きまーす!」と人差し指を立てて手を振りながら“世界一”のフレーズを繰り返す。合唱と振りで会場がひとつになると、平松は「素晴らしい!」と声を上げた。さらに、フラメンコ調の手拍子からのラテンナンバー「マイ セレナーデ」で、もうひとしきり温度が上がる。“オーレッセ(Oh,Let’s say)”のリフレインが耳に付いて。92~93年の楽曲が中心となった後半、高まりながらも安らげる大人の音楽空間が出来上がっていた。ラストは「きっと届け」。2019年発表の曲だが“明日は変わってみせる”などと青春ソングのようでもあり、平松のボーカルも力強く若々しい。聴いているだけでも、勇気が湧いてくるようだった。すかさず起こったアンコールを受けて、再びステージに登場。「この2年、ご心配を掛けてしまって。こんなに皆さんの温かさが身に染みたのは初めてかもしれません。直接お礼が言えて、とても嬉しいです」キーボードの前でそう話した平松が、「歌心、めいっぱいにお届けします」と流麗なイントロを弾き出す。最後に披露したのは「Crescent Moonshine」だった。多く作ってきた月にまつわる曲のひとつで、美しい旋律のバラード。“あなたのいない夜”に見上げる月に寄せて、情感が込められていく。歌いながら想いが高ぶったようで、鍵盤を叩く響きも強くなっていった。“ひとつの気持ちずっと 感じていようね”と歌い上げ、拍手の中で立ち上がって「ありがとうございました」と言う平松は感極まって、涙で目を潤ませていた。バンドメンバーの紹介も涙声。観客をバックに記念撮影をして、深々とお辞儀をすると「今度お会いできる日まで、お元気でいてください」と、両手を振ってステージを後にした。長い年月をともに歩んできたファンとの、かけがえのない1日の余韻を残して……。Text:斉藤貴志Photo:石原敦志<公演情報>平松愛理 SLOW ROOM~Door to Next Road8月7日(月) Spotify O-Crestセットリスト01. 素敵なルネッサンス02. 転ばぬ先の闇03. BLUE MOON04. 北風と太陽〜エピローグ05. 追伸06. 待ってもいいよ07. 戻れない道08. 部屋とYシャツと私09. Miss Very well10. Single is Best!?11. もう笑うしかない12. マイ セレナーデ13. きっと届け14. Crescent Moonshine公式サイト:
2023年08月31日7月に東京・浅草九劇で上演される、ミュージカル『春のめざめ』。開幕まで1ヵ月を切ったある日の稽古場で、本作の主人公をWキャストで務める石川新太と平松來馬に話を聞いた。原作は、19世紀末のドイツを舞台に思春期を迎えた少年少女の姿を描いた劇作家フランク・ヴェデキントの戯曲。2006年にはスティーヴン・セイターの台本・歌詞、ダンカン・シークの音楽でミュージカル化(初演:米ブロードウェイ)され、トニー賞8部門を獲得した。日本では2009年に劇団四季が上演したこの作品を、今回は奥山寛の演出によって「WEST」「EAST」の2チーム編成で立ち上げる。高圧的な教師から受ける詰め込み型の授業に、両親をはじめとする無理解な大人たち。保守的な社会に抑圧されている14歳の少年少女は、日々成長する自分の心身に戸惑いながらも異性の存在、特に“性”への好奇心を募らせる。頭脳明晰な主人公メルヒオールは、あらゆる面で同世代より一歩先行く人物と周りから一目置かれていたが──。「優秀なメルヒオールは好奇心や正義感も人一倍で、自分の信じる道を突き進みます。誰よりも先陣を切って走るだけに、周りを見渡したら誰もいない。実は孤独を抱えたキャラクターでもある気がします」と主人公の人物像を紹介する石川。平松も頷きながら「孤独だからこそ、ヴェントラ(栗原沙也加/北村沙羅)やモーリッツ(瀧澤翼:円神/東間一貴)を無意識のうちに“心の支え”にしているんじゃないかな」と続く。そんな彼らの身を困難が襲い、理不尽に見舞われた瞬間、メルヒオールを含めた少年少女たちの感情がスパークする。石川は「内面に渦巻く衝動が“爆発”する『Totally Fucked』というロックチューンは、メルヒオールの象徴的な心の動きを歌った楽曲。物語の進行を司る文学的なセリフとロックの対比が、作品の発するエネルギーの正体かもしれません」と述べ、平松も「巻き起こる“爆発”にも悲しみ・怒り・憎しみ由来とグラデーションがあるので、鮮やかに違いを伝えられたら」と意気込む。取材日は立ち稽古が始まって間もないタイミングだったが、すでに各チームの“色”が現れ始めたという。WESTの石川は「男性陣の身長が高く声も低い共通項がある分、大人びた統一感があるような……いま若さを印象づけられないか試行錯誤しています」と自己分析。EASTの平松は「反対に僕たちはバラバラで、みんな異なる個性の持ち主。等身大かつフレッシュに演じています」とはにかむ。そして最後に「客席との距離が近い浅草九劇で耳にする生演奏や歌声を通じて、僕らが炸裂させる思春期のエネルギーを受け取ってください」と口を揃えた。ミュージカル「春のめざめ」はプレビュー公演が7月12日(火)・13(水)、本公演が15日(金)~31日(日)まで上演される。チケット販売中。取材・文=岡山朋代
2022年07月05日「MAPPA SHOWCASE」の巡回展が、仙台パルコで2021年3月19日(金)から4月5日(月)まで、心斎橋パルコで2021年4月23日(金)から2021年5月23日(日)まで開催される。MAPPAが制作したアニメに纏わる貴重資料を展示「MAPPA SHOWCASE」は、アニメーションスタジオ MAPPAが2020年に制作したアニメの原画や設定資料、描き下ろしイラスト、クリエイターインタビューなど、各作品に纏わる貴重な資料を公開する展示会。会場内では、5作品をフィーチャー。中でも、注目は2020年10月よりMBS/TBS系スーパーアニメイズムにて放映され、話題を集めている『呪術廻戦』だ。オープニングや絵コンテを監督・朴 性厚、副監督・梅本唯のコメントを添えて公開するほか、キャラクターデザイン・平松禎史の貴重なメイキング映像を上映する。また、2020年12月6日(日)よりNHK総合での放送となる『進撃の巨人 The Final Season』は、第1期から第3期まで制作を手掛けていたWIT STUDIOから変更となり、MAPPAが制作担当となった。漫画、アニメともにファンも多く、期待が高まる本作の展示資料として、エレン役・梶裕貴のインタビューや、監督・林祐一郎&画面設計・淡輪雄介&3DCGスーパーバイザー・籔田修平&キャラクターデザイン・岸友洋のインタビューが到着した。その他、『体操ザムライ』、『恋とプロデューサー~EVOL×LOVE~』、『THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール』が5作品のうちに含まれる。会場ではグッズも豊富に販売展示会だけでなく、新作グッズの販売も行う。池袋パルコでは、『呪術廻戦』の主人公・虎杖たちが通う呪術高専の教師であり、最強の呪術師である五条悟の誕生日を記念した描き下ろしグッズが販売される。なお、チケット購入者には、特典としてクリアファイル2枚がプレゼントされる。【詳細】MAPPA SHOWCASE■仙台パルコ期間:2021年3月19日(金)~2021年4月5日(月)※最終日は17時閉場。※入場は閉場の30分前まで。会場:本館 6F・スペース6住所:宮城県仙台市青葉区中央1-2-3チケット:一般 1,000円(税込)※小学生以下無料。※特典クリアファイル2枚付き(小学生以下無料対象者は特典なし。希望の場合はチケットを購入のこと)。無くなり次第終了。※チケット券面デザインは、以下5作品より入場時に選択可能。「呪術廻戦」「進撃の巨人 The Final Season」「体操ザムライ」「恋とプロデューサー~EVOL×LOVE~」「THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール」■心斎橋パルコ期間:2021年4月23日(金)~2021年5月23日(日)時間:10:00~20:00※最終日は18時閉場※入場は閉場の30分前まで※入場者数の制限、営業時間の変更及び休業となる場合あり会場:14F PARCO EVENT HALL入場料:一般 1,600円(税込)※小学生以下無料※特典クリアファイル2枚付き(小学生以下無料対象者は特典なし。希望の場合はチケットを購入のこと)。無くなり次第終了。※チケット券面デザインは、以下5作品より入場時に選択可能。「呪術廻戦」「進撃の巨人 The Final Season」「体操ザムライ」「恋とプロデューサー~EVOL×LOVE~」「THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール」前売り券発売日:2021年4月2日(金)12:00取り扱い:e+(イープラス)※日時指定入場制※先着販売につき、定員に達し次第販売終了※前売券は入場前日の18:00まで購入可能※当日入場枠に空きがある場合は、会場にて当日券を販売<終了済>■池袋パルコ期間:2020年11月27日(金)~12月14日(月) 11:00~21:00■名古屋パルコ期間:2020年12月24日(木)~2021年1月11日(月)■札幌パルコ期間:2021年1月29日(金)~2月14日(日)
2020年12月05日テレビアニメ『ユーリ!!! on ICE』が映画化。『ユーリ!!! on ICE 劇場版 : アイス アドレセンス(ICE ADOLESCENCE)』が2019年に公開される。『ユーリ!!! on ICE』とは『ユーリ!!! on ICE』は、『モテキ』などを手掛けた漫画家・久保ミツロウと、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』などに携わってきた演出家・山本沙代による本格男子フィギュアスケートアニメ。テレビシリーズのBlu-ray&DVDは累計消化枚数40万枚を超え、過去には展覧会やコラボレーションカフェなども実施されてきた人気作だ。また、平昌オリンピックでは日本代表のフィギュアペア須崎海羽・木原龍一が、「ユーリ!!! on ICE」に登場する楽曲「Yuri on ICE」を使用するなど、ファンのみならず現実のスケーターたちも巻き込み、話題を呼んだ。完全新作として制作『ユーリ!!! on ICE 劇場版 : アイス アドレセンス(ICE ADOLESCENCE)』は、完全新作として制作が進められているとのこと。テレビアニメでは、崖っぷちに立たされたフィギュアスケートの強化選手・勝生勇利と、彼の前に現れコーチを買って出た世界選手権5連覇のヴィクトル・ニキフォロフの2人が、グランプリファイナルで金メダルを目指す姿が描かれたが、劇場版ではどのようなストーリーが展開されるのか、期待が高まる。【詳細】『ユーリ!!! on ICE 劇場版 : アイス アドレセンス(ICE ADOLESCENCE)』公開時期:2019年原案:久保ミツロウ×山本沙代監督・構成:山本沙代ネーム(脚本原案)・キャラクター原案:久保ミツロウキャラクターデザイン:平松禎史音楽:梅林太郎、松司馬拓音楽プロデューサー:冨永恵介アニメーション制作:MAPPA
2018年07月05日●「あと5年で限界」発言、トピックとしてまとめられてそうなってしまった7月18日、東京・新宿バルト9にて「日本アニメ(ーター)見本市 初号上映会」が開催された。「日本アニメ(ーター)見本市」はスタジオカラーとドワンゴが共同で制作・配信する短編アニメ企画。さまざまな監督による短編作品を毎週1本のペースで無料配信しており、業界内外の注目を集めている。ジャンルや表現手法などの縛りがない自由な創作の場を提供することで、日本のアニメ文化のさらなる発展と人材育成などにつなげていく狙いがある。同イベントでは、ファーストシーズンで配信された全12話を一挙公開。さらにサードシーズンからも3話分が先行公開された。また、「日本アニメ(ーター)見本市」の企画立案者である庵野秀明監督、ドワンゴの川上量生会長をはじめ、作品を制作した監督陣(雨宮哲氏、荒牧伸志氏、江本正弘氏、谷東氏、鶴巻和哉氏、平松禎史氏、堀内隆氏、本田雄氏、本間晃氏、前田真宏氏、吉浦康裕氏、吉崎響氏)とアニメ研究家で明治大学院客員教授の氷川竜介氏、アナウンサーの山田幸美氏が登壇。「アニメ業界の今後」をテーマにトークを行った。第一線で活躍するクリエイターたちは、アニメ業界の現状をどうとらえているのか。本稿ではトークの内容を中心にレポートしていく。口火を切ったのは、今年5月末に庵野監督が発した「アニメ業界はあと5年で限界を迎える」という言葉の真意を尋ねる質問からだった。庵野監督は「(あと5年くらいで限界という発言は)そういうつもりで言ったんじゃなかったけど、トピックとしてまとめられてそうなってしまった」と苦笑いしながら、「厳しいのは厳しいですよね。展望がないわけじゃないと思いますが、業界全体のシステムが厳しい。ビジネススキームが難しいし、人も来ない。何とかなるんじゃないかなというのと、何ともならないんじゃないかというのがせめぎ合っています」と胸の内を明かした。これに、アニメ研究家である氷川氏は「マンパワーの問題で、企画が増えても人が増えていないんです。諸外国は日本も何倍も人口があるところがアニメを始めたりしていて、マンパワーで負けそうです」とコメント。川上会長も「アニメは社会的影響力のわりに産業規模が小さく、制作環境の犠牲のもとにタイトル数がどんどん増えている状態。このままの形だと業界規模が大きくなっても現場が厳しいので、そこを変えていければいいのでは」と業界の将来を危惧する。一方で、「昔はもっとひどい状況だった」と語るのは、30年間アニメ業界の第一線で活躍するベテラン・荒牧監督。「アニメ業界はどんどんデジタルになって、3D化の流れがくるのかなと見ています。そういう変化を含めてTVシリーズを見ていると、よくがんばっているなと思います。30年前、業界に入ったときはもっとひどい状況で、その頃からもう業界はダメだよねと話していました。よくがんばってるなと思うし、意外と続いたりするのかもしれません」こうした現場の声に対して氷川氏は「アニメはお客さんが思い入れを持たないと何も見えてきません。絵が動くことに意味があるのではなく、お客さんの心を動かすことで生まれる愛が作品を支えています。そのあたり(愛)が痩せてきている気がするのが、一番危惧している部分です」と問題提起し、「アニメそのものがエネルギーになる、日本アニメ(ーター)見本市のような企画があるのはいいことです」とエールを送った。続いてのテーマは「今後アニメーターを目指す若者へのメッセージ」。話題を振られた本間監督は、「僕は業界に入って10年くらいたちますが、人との出会いや関わってきた仕事の運がよかっただけ」と謙遜。その上で、「この業界、先がないような言われ方をすることが多く、楽しい仕事だよと簡単には言えません」としながらも、「絵を仕事にするという信念がある人ならやりがいはあるし、居心地がいい仕事です」とアピール。前田監督も「絵を描いてお金になる業界ってなかなかないですよね」と同意する。また、サラリーマンからアニメ業界に転身したという経歴の持ち主である谷監督は「10年がんばるといいと思います」とコメント。その理由として、自身が10年前にはサラリーマンだったことを挙げ、「今、この壇上にいることを10年前の自分に言っても信じないと思いますから」と笑顔で語っていた。●アニメは多様性が大事だけど、今は二極化しているトークイベントの後半では、観客から寄せられた質問に答える大質問会を開催。「アイデアは普段から溜め込んでいるもの?」という質問に対しては、平松監督が「第一期の作品(『until You come to me.』)ではスタジオカラーからこういうネタでやってくれという感じできたのですが、第二期の『イブセキヨルニ』は普段から見ていた社会問題をやってみました。日本アニメ(ーター)見本市のためというよりは、普段から小さなことでも使えるかなと(溜め込んでいる)」と回答。雨宮監督も「普段から溜め込んだほうがいいというのはその通りだと思います」と同意し、「僕はやっていなかったので大変でした。有名な映画などは共通言語として見ておいたほうがいいと思います」と語った。将来はCGの現場で働きたいという方から寄せられた「CGとアニメの融合について」という質問に対しては、吉浦監督が「より渾然一体となっていくんじゃないか」と回答。「昔は飛行機やロボがCGで人は手描きだったのですが、最近は同一のキャラクターであっても手描きとCGが混在することもあります。手段として、どちらかがやりやすいかを考えて自由に選べる時代になりました」と語っている。根本監督は、「割合としてはCGの方が多くなっていくと思います。現状はCGとのハイブリッドが多いので、CGの分野であっても、手で描くスキルがあればさらに仕事をする上で有利になると思います」とアドバイスを送った。「日本アニメ(ーター)見本市」の企画自体に関する質問も上がった。「企画前にイメージしていたもの、予想してものと変わったことは? 他のクリエイターへの影響は?」という質問に対して、庵野監督は「やったかいがあったし、僕自身よかったなと思っています。アニメは多様性が大事だけど、今は二極化している気がしています。ストップモーションとか影絵とか、アニメには色々な面白さがあったはずなのに、新作ではそういうものがない。それを新作で見てみたいという思いが企画の趣旨でした」とコメント。他のクリエイターへの影響については「こういうものは主流にはならないでしょうけど、端っこでやっていることで業界に広がっているんじゃないでしょうか」と回答し、「単純にアニメは面白いんです。それが伝わればいいなと」と、「日本アニメ(ーター)」見本市の意義について語った。さらに「アニメ制作は中抜きが多い。未来の才能に投資できるクラウドファンディングのような場がほしい。直接的に支援したい」というファンからの声があり、これに庵野監督は「お気持ちは大変うれしいです」とコメントし、「アニメは安いと言われるが、権利関係なども諸々あって、一本作るのにけっこうなお金がかかります。大変なのはもとをとることで、日本アニメ(ーター)見本市はそれを捨てたからできています。今は円盤が売れないと言われていて、色々なスタジオが赤字になっている状態。売れない原因は今突き詰めても仕方ありませんが、小さなお金でも積んでいただければ大きくなります」とアニメ業界の事情を説明。「お金より先にまず気持ちが大事で、愛情があれば。こういうイベントも、お金儲けではなく大画面で見てほしいという気持ちでやっています。自分で言うのもあれですが、愛ですかね(笑)」とアニメへの思いを熱く語った。最後に「ファンとして何かできないか」という質問に対しては雨宮監督が「アニメがすごく好きな人は業界にきてください。それが力になります」と回答。これに庵野監督は「雨宮、いいこと言うね。久しぶりに感動した」と笑顔を見せていた。トークショー後、出演した監督陣のサイン色紙がプレゼントされる大抽選会が行われ、日本アニメ(ーター)見本市の作品上映会を経てイベントは終了となった。アニメがクールジャパンともてはやされる中、業界の低賃金労働と人手不足をどう解決していけるか。第一線で活躍している監督陣も、まだ明確な道筋は見つけられていないようだ。「日本アニメ(ーター)見本市」の可能性と同時に、アニメ業界が抱える問題の根深さを改めて感じたイベントであった。
2015年08月05日ドワンゴとカラーが日本アニメーションの可能性を探るために進める共同企画「日本アニメ(ーター)見本市」の作品群を紹介する番組『日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-』の第21回放送が、5月11日にニコニコ生放送にて放送された。番組には、5月8日に「日本アニメ(ーター)見本市」の公式サイトにて公開された第21弾作品『偶像戦域』の監督を務めた山下いくと氏、メカ作画監督を務めた金世俊氏、音楽を担当したSiN氏がゲストとして出演。本作には、地球に似た星での戦争の歴史とその星に隠された秘密が描かれている。本作の監督を務めたのは、アニメ『トップをねらえ!』(1988年~1989年)『ふしぎの海のナディア』(1990年~1991年)『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年~)『戦闘妖精雪風』(2002年~2005年)でメカニックデザインを務め、漫画『ダークウィスパー』(1990年~)を手がけた、漫画家兼デザイナー兼猫好きの山下氏。製作のきっかけは、「カラーの短編企画が動き出したばかりで、アニメーター見本市というタイトルも決まってなかった頃、一本やりたいと手を挙げていました」とかなり前から構想していたことを明かし、「劇場アニメの予告編的な作品を作りたいというのが最初でした」と思っていたという。しかし、「映画の予告編は、本編の重いシーンばかりを集めるもの。だから、予告編を作るというのはとても大変でしたね」と本作製作に苦しんだらしく、「皆さん、予告編はやめといたほうがいいですよ(笑)」と冗談交じりに注意を促した。すると、アニメ『機動戦士ガンダム UC』(2010年~2014年)『機動戦士ガンダム AGE』(2011年~2012年)でメカニック作画監督を、『ガンダムビルドファイターズ』(2013年~2015年)でチーフメカアニメーターを務めた金氏も「終わってよかったです(笑)」と笑いながら同調した。「ロボットと人間が絡んでいる状況を見せたい」という部分にこだわった山下監督は、「ロボットとコクピットを繰り返すのもいいけど、それって本当にロボットの中に乗ってるの?」と思っていたようで、ロボットに乗っているところをどうやって見せるかを常に考えていたという。一方、金氏は「今回は地味に尺をかけて動かす」ということを気をつけていたようで、「パーツが破綻しないように描かないといけないので、とにかく時間がかかるし、似た絵をたくさん描くので精神的にも飽きるんです。それが大変でしたね」とこだわりを明かした。そして、ロボットの動きの表現にこだわった結果、動画枚数が5,000枚近くにまで膨れ上がってしまったという。それに対して金氏は、「最初は6,000枚いくかなと思ったので、これでもだいぶ減らしたんですよ」と苦労を覗かせた。また、今回はあえて声優を使わずに字幕でセリフを表現したことについて、山下監督は「映画っぽくしたかった」とし、「さらに字幕にする箇所を厳選することで、より研ぎ澄ますことができた」と演出の効果に満足気だった。話題は劇中での音楽の話になり、Neko Jumpや小松未可子などに多数の楽曲を提供する作曲家・作詞家・ギタリストのSiN氏は、「顔を突き合わせてやったほうがいいと思ったので、山下監督をプライベートスタジオに招き、じっくりと曲を練り上げていった結果、山下監督が求める"わかりやすいカッコ良さ"を楽曲で表現することができました」と語り、その様はとにかくたくさんのフレーズを出していく「千本ノック」のようだったと振り返る。アニメ特撮研究家の氷川竜介氏が注目ポイントを紹介する「氷川の二度見」のコーナーでは、"大判の画づくり"をテーマに講釈。"大判"とは"大きな絵を描いて、そこから小さなフレームで切り出す作り方"のことで、氷川氏は「最近は大判のアニメが減っているので、大判を駆使して作られた本作に心臓を鷲掴みにされるような興奮を覚えました」という。また、氷川氏が17歳だった頃に『宇宙戦艦ヤマト』を製作していた会社を訪れて、大判に描かれた宇宙戦艦ヤマトを見たことがあると明かし、「大きな絵の中に宇宙戦艦ヤマトがポツンと小さく描かれているんです。宇宙戦艦ヤマトの世界観が大きく感じられるのは、演出で大きいものを映していることが見ている人に伝わっているからなんです」と、本作を観て当時を思い出したと語った。クリエイターのパーソナルな部分に迫る「クリエイターの法則」のコーナーでは、「あなたにとってアニメとは?」という話題になり、金氏は「One Side Love(片思い)」と回答。「死ぬまで振り向いてくれないんじゃないか。追い求めています」と語った。山下監督は「物語へまねくモノ」と回答し、「ストーリーはあってほしいし、過去の作品に招かれて今があると思います」と自身の想いを口にした。5月15日には第22弾作品『イブセキヨルニ』が「日本アニメ(ーター)見本市」の公式サイトで公開(予告編は公開中)。監督・脚本を務めた平松禎史氏、本作の原作『顔のない独裁者』(PHP出版・刊)を執筆したさかき漣氏、藤井聡氏をゲストに招き、『イブセキヨルニ』の制作秘話を語る番組『日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-』第22回が、動画サービス「ニコニコ生放送」にて5月18日22:00から生中継される。「日本アニメ(ーター)見本市」は、『新世紀ヱヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明監督が代表を務めるアニメ製作会社・スタジオカラーとニコニコ動画を運営するドワンゴが共同で行う短編映像シリーズ企画。若い才能に"挑戦の場"を提供するべく立案されたもので、さまざまなアニメーターたちが決められた予算と時間の中でオムニバスアニメーション作品を自由に創作し、毎週金曜日に1話ずつ公開していく。作品は公式サイトおよび公式スマートフォンアプリにて無料で視聴できる。(C)nihon animator mihonichi, LLP.
2015年05月15日ドワンゴとカラーが日本アニメーションの可能性を探る共同プロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」において、3月13日より開始するセカンドシーズンの作品ラインナップが公開された。新シーズンではスタジオカラーに加え、トリガー、神風動画、PARTYといったアニメ制作会社が参加し、ジャンルを問わず個性ある作品を制作。今回発表された作品は、安野モヨコ氏×川村真司氏(PARTY)による『オチビサン』、前田真宏氏による『Kanon』、鶴巻和哉×上田大王による『I can Friday by day!』など全12タイトル。ラインナップは以下のとおり。『I can Friday by day!』鶴巻和哉×上田大王『イブセキヨルニ』平松禎史×さかき漣『オチビサン』安野モヨコ×川村真司(PARTY)『おばけちゃん』コヤマシゲト『Kanon』前田真宏『偶像戦域』山下いくと×古橋一浩『三本の証言者』うつのみや理『SEX and VIOLENCE with MACHSPEED』今石洋之(TRIGGER)『2 of killers of 2』中澤一登『月影のトキオ』須田剛一(GhM)×水野貴信(神風動画)『鼻下長紳士回顧録』安野モヨコ×AЯTRA entertainment Inc.『ハンマーヘッド』舞城王太郎×前田真宏また「日本アニメ(ーター)見本市」は、3月20日~22日に東京ビッグサイトで開催される日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2015」にブースを出展することを決定。同ブースでは、各作品の原画や設定資料を展示するほか、数量限定で「オリジナルメモパッド」や、「オリジナルアニメーターキット」「オリジナルポストカード」を来場者にプレゼントする。さらに当日は、5月13日に発売される「日本アニメ(ーター)見本市サウンドトラック(仮)第一弾」のブックレット撮影を会場内で実施。ブース来場者に先着順で整理券を配布し、ブックレットの撮影会を敢行する。詳細は「日本アニメ(ーター)見本市」公式サイトまで。
2015年03月10日ドワンゴとカラーが共同で進める短編アニメの制作配信企画「日本アニメ(ーター)見本市」において、第7弾作品となる「until You come to me.」の予告編映像が12月15日より公式サイトにて公開された。「日本アニメ(ーター)見本市」は、『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明監督が代表を務めるアニメ製作会社・スタジオカラーと、ニコニコ動画を運営するドワンゴが共同で行う短編映像シリーズ企画。若い才能に"挑戦の場"を提供するべく立案されたもので、さまざまなアニメーターたちが決められた予算と時間の中でオムニバスアニメーション作品を自由に創作し、毎週金曜日に1話ずつ公開していく。作品は公式サイトおよび公式スマートフォンアプリにて無料で視聴できる。今回公開されたのは、同企画第7弾作品となる「until You come to me.」の予告編映像。本作は監督・平松禎史によるもので、美術を串田達也、音楽は鷺巣詩郎が手がけている。なお、12月22日にはニコニコ生放送で「日本アニメ(ーター)見本市 振り返り一挙放送」を放送。番組では、同企画でこれまでに配信された6作品を紹介するほか、これらの作品を解説した生放送番組「日本アニメ(ーター)見本市 - 同トレス -」をダイジェスト形式で一挙放送し、第8弾作品の予告編も公開予定。また、同日0時からは、公開済み作品のBGMなど関連楽曲全18曲をdwango.jp、iTunes、レコチョクほかで配信スタートする。番組名:「日本アニメ(ーター)見本市 振り返り一挙放送」放送日:2014年12月22日(月)放送時間:22時~23時(予定)番組ページはこちら(c)カラー(C)2014 nihon animator mihonichi, LLP.
2014年12月17日