株式会社ブランジスタメディアは、和歌山県有田郡広川町と提携し、ローカルの旅の魅力を発掘する「旅色FO-CAL」広川町特集を11月7日(月)に公開いたしました。電子雑誌・動画・紙冊子のナビゲーターを務めるのは、真木よう子さんです。■ 「旅色FO-CAL」広川町特集/スペシャルナビゲーター・真木よう子さん「悠久の時にこころほぐれるアカデミックな旅時間」 電子雑誌「旅色」は、和歌山県有田郡広川町と提携し、「旅色」の特別編・「旅色 FO-CAL」広川町特集を公開いたしました。3年後に控えた大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会協会)、アフターコロナを見据え、全国に向けて観光、ふるさと納税・特産品、移住定住の促進のほか、日本遺産「百世の安堵」の主人公である「濱口梧陵翁」の事績の発信につながる効果的な町のPRを目的に、電子媒体を核とした、紙冊子・動画によるプロモーションを実施し、地域経済の活性化を目指します。真木よう子さんが今回旅に出たのは、全国で初めて、防災遺産が日本遺産に認定された広川町。その立役者である濱口梧陵さんゆかりの地を巡り、その素晴らしい人柄と広川町の歴史をたどります。町の人に愛される食事処やカフェにも立ち寄り、夜は温泉でゆったり。女優・真木よう子さんといっしょに自然に癒されつつ、学びも深められる大人旅へ出かけました。■ 1泊2日でいく 広川町のアカデミックな旅時間 可憐なルックスとは裏腹に言動は男前。かと思えばお茶目なポーズでまわりを和ませ、常に周囲の目を惹きつける存在感抜群の女優、真木よう子さん。広川町を語るうえで欠かせない「濱口梧陵(はまぐちごりょう)さん」の軌跡をたどりつつ、さまざまなスポットを巡りました。大人の社会見学が楽しめる広川町での旅の様子を、本誌でぜひ確認してください。また、まるで一緒に旅をしているような旅ムービーも公開中。ぜひご覧ください。真木よう子さんが広川町を旅するスペシャルムービー 動画1: ■ もっと知りたい! 広川町の旅体験 春には約千本のソメイヨシノが咲き、初夏にはホタルが姿を見せる豊かな自然が魅力です。また2018年には防災遺産「百世の安堵」が日本遺産に認定されるなど、観光地としても注目されています。防災のシンボルとなるお祭りから、自然を生かした体験まで、幅広い魅力をもつ広川町のさらなる楽しみ方に迫ります!■ うまいを巡る! 広川町の特産品 自然が広がる広川町に吹く風は、黒潮海流の天然のミネラルを豊富に含んでいます。そんな潮風を受けて育った、有田みかんをはじめとした果物や加工品などの特産品からは、町の恵みが感じられます。また地元の人々がアイディアを出し合い作り上げた「稲むら最中」など、地元の人のあたたかみを感じられる特産品も広川町にはあります。■ 真木よう子さんスペシャルインタビュー 「抱えているようで実はどうでもいいことを気づかせてくれるのが旅の魅力」と語ってくれた真木よう子さん。今回の広川町の旅ではキーパーソンである“梧陵さん”ゆかりのスポットや、かつて窯元があった男山を巡るなど、広川町の歴史を紐解く旅に出かけました。「ゆったりとした時間が流れている場所」だったと今回の旅を振り返っていただきました。<旅色FO-CAL 概要> 「日本のどこかであの女優が旅をしている」をコンセプトに、大人の女性に上質な旅を提案するトラベルウェブマガジン「旅色」の特別号として、日本のローカルにフォーカスしています。定番の観光地だけでない、はじめて訪れる土地で見つけた感動や興奮をお届けします。<株式会社ブランジスタメディア 会社概要>URL : 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者 :代表取締役社長 井上秀嗣事業内容 :電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月07日広川町(和歌山県)を電子雑誌・動画・紙冊子でPR株式会社ブランジスタメディアは、和歌山県有田郡広川町と提携し、ローカルの旅の魅力を発掘する「旅色FO-CAL」広川町特集を11月7日(月)に公開いたしました。電子雑誌・動画・紙冊子のナビゲーターを務めるのは、真木よう子さんです。「旅色FO-CAL」広川町特集 / スペシャルナビゲーター・真木よう子さん「悠久の時にこころほぐれるアカデミックな旅時間」 電子雑誌「旅色」は、和歌山県有田郡広川町と提携し、「旅色」の特別編・「旅色 FO-CAL」広川町特集を公開いたしました。3年後に控えた大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会協会)、アフターコロナを見据え、全国に向けて観光、ふるさと納税・特産品、移住定住の促進のほか、日本遺産「百世の安堵」の主人公である「濱口梧陵翁」の事績の発信につながる効果的な町のPRを目的に、電子媒体を核とした、紙冊子・動画によるプロモーションを実施し、地域経済の活性化を目指します。真木よう子さんが今回旅に出たのは、全国で初めて、防災遺産が日本遺産に認定された広川町。その立役者である濱口梧陵さんゆかりの地を巡り、その素晴らしい人柄と広川町の歴史をたどります。町の人に愛される食事処やカフェにも立ち寄り、夜は温泉でゆったり。女優・真木よう子さんといっしょに自然に癒されつつ、学びも深められる大人旅へ出かけました。「旅色FO-CAL」広川町特集表紙:真木よう子さん■ 1泊2日でいく 広川町のアカデミックな旅時間 可憐なルックスとは裏腹に言動は男前。かと思えばお茶目なポーズでまわりを和ませ、常に周囲の目を惹きつける存在感抜群の女優、真木よう子さん。広川町を語るうえで欠かせない「濱口梧陵(はまぐちごりょう)さん」の軌跡をたどりつつ、さまざまなスポットを巡りました。大人の社会見学が楽しめる広川町での旅の様子を、本誌でぜひ確認してください。また、まるで一緒に旅をしているような旅ムービーも公開中。ぜひご覧ください。「旅色FO-CAL」広川町特集:真木よう子さん「旅色FO-CAL」広川町特集:真木よう子さん真木よう子さんが広川町を旅するスペシャルムービー ■ もっと知りたい! 広川町の旅体験 春には約千本のソメイヨシノが咲き、初夏にはホタルが姿を見せる豊かな自然が魅力です。また2018年には防災遺産「百世の安堵」が日本遺産に認定されるなど、観光地としても注目されています。防災のシンボルとなるお祭りから、自然を生かした体験まで、幅広い魅力をもつ広川町のさらなる楽しみ方に迫ります!「旅色FO-CAL」広川町特集:広川町の旅体験「旅色FO-CAL」広川町特集:広川町の旅体験■ うまいを巡る! 広川町の特産品 自然が広がる広川町に吹く風は、黒潮海流の天然のミネラルを豊富に含んでいます。そんな潮風を受けて育った、有田みかんをはじめとした果物や加工品などの特産品からは、町の恵みが感じられます。また地元の人々がアイディアを出し合い作り上げた「稲むら最中」など、地元の人のあたたかみを感じられる特産品も広川町にはあります。「旅色FO-CAL」広川町特集:広川町の特産品「旅色FO-CAL」広川町特集:広川町の特産品■ 真木よう子さんスペシャルインタビュー 「抱えているようで実はどうでもいいことを気づかせてくれるのが旅の魅力」と語ってくれた真木よう子さん。今回の広川町の旅ではキーパーソンである“梧陵さん”ゆかりのスポットや、かつて窯元があった男山を巡るなど、広川町の歴史を紐解く旅に出かけました。「ゆったりとした時間が流れている場所」だったと今回の旅を振り返っていただきました。「旅色FO-CAL」広川町特集インタビュー:真木よう子さん「旅色FO-CAL」広川町特集インタビュー:真木よう子さん<旅色FO-CAL 概要> 「日本のどこかであの女優が旅をしている」をコンセプトに、大人の女性に上質な旅を提案するトラベルウェブマガジン「旅色」の特別号として、日本のローカルにフォーカスしています。定番の観光地だけでない、はじめて訪れる土地で見つけた感動や興奮をお届けします。<株式会社ブランジスタメディア会社概要>URL: 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者:代表取締役社長井上秀嗣事業内容:電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月07日お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが11日に亡くなったことを受け、妻でタレントの広川ひかるが16日、所属事務所を通じてコメントを発表した。広川が所属する太田プロダクションは、公式サイトで「故・上島竜兵の葬儀も無事終えることが出来、皆様には心より深く感謝申し上げます」と報告。「本日、夫人より追悼文が届きましたので掲載させていただきます」とし、広川のコメントを伝えた。全文は以下の通り。■広川ひかるコメントファンの皆様関係各位応援してくださっているファンの皆様、関係各位の皆様にはご心配おかけしましたこと深くお詫び申し上げます。生前は仲間とお酒を飲むのが好きで先輩や後輩、仕事でお世話になりました皆様にはご厚情を賜りたくさんの思い出を作らせていただいたと思います。また、最近ではドラマやCMに出演させていただく機会も増えて本当に喜んでおりました。故人に代わって厚く御礼申し上げます。私達家族も、皆様からの温かい言葉に励まされ葬儀もとどこおりなく相営むことが出来ました。これからもずっと竜ちゃんを忘れないでください。「芸人上島竜兵」は皆様に愛され大変幸せな人生でした。皆様の中に思い出がありましたら、どうぞたくさん笑ってたくさん思い出話をしてほしいです。上島光(広川ひかる)悩んでいる方の相談窓口があります。下記の公式サイトをご覧ください。・電話:よりそいホットライン・SNS:生きづらびっと・いのちと暮らしの相談ナビ(相談窓口検索サイト)
2022年05月16日銀座の能楽堂で開かれた『狂宴御芸~狂言お笑い共宴~』にミルクボーイや中川家、ミキが登場!さらに落語界のレジェンド桂文珍師匠とイケメン狂言師の野村太一郎さんも共演。異色で超ゴージャスな舞台の様子をレポートします!お笑いと狂言がコラボ!1月30日に開催された吉本興業の公演『狂宴御芸~狂言お笑い共宴~』では、狂言、落語、漫才というジャンルを越えた3つの話芸が集結。会場はGINZA SIXの二十五世観世左近記念観世能楽堂です。出演者も超豪華。お笑い界からは落語家の桂文珍師匠をはじめ、中川家、ミルクボーイ、ミキ、そして狂言界からは野村太一郎さん、高野和憲さん、岡聡史さん、内藤連さん、野村裕基さんが出演されます。しかも、オープニングや随所で京都フィルハーモニー室内合奏団の演奏まで入ります!今回の公演は、吉本興業が狂言師 野村太一郎さんのサポートを行うことになった記念に開かれたお披露目イベント。650年の歴史をもつ日本最古の伝統芸能である狂言と現代のお笑いがどんなふうにコラボするのか、楽しみです!ミルクボーイが興奮…!トップバッターは、M-1第15代王者のミルクボーイ。まず登場シーンからおもしろいです。能舞台特有の長い廊下(橋がかり)をパタパタと歩き、中央の本舞台までやってきます。普段のステージとは違う現れ方で、しかも白足袋姿。お二人とも最初からテンションが上がり、ネタ前のトークから会場の笑いをとっています。披露されたのは、人気の湿布ネタ。たくさん笑わせてもらいました!二番手は上方漫才協会大賞で大賞をとったミキ。彼らも能楽堂の舞台に興奮している様子。舞台背景に描かれている松などをネタに混ぜながら、スピード感のあるトークと誕生日プレゼントのネタで会場が大いに盛り上がりました。漫才界のラストを飾るのはM-1初代王者の中川家。さすがベテラン、能楽堂でも堂々と落ち着いた振る舞いをされています。時事的なトークから、お笑い界のちょっと記事化しづらい裏話、食レポのネタなど笑いのツボを何度も押されました。狂言界のプリンス登場!続いての演目は、狂言『佐渡狐』。主役を演じるのは、野村太一郎さんです!彼は、加賀藩前田家のお抱えだった名門、野村万蔵家の直系長男として生まれた正真正銘のプリンス。とても品格のあるイケメンさんです。『佐渡狐』とは、佐渡と越後の百姓が、「佐渡に狐はいるか」をめぐって口論となり、帯刀を賭けて争うというストーリー。実際、佐渡に狐はおらず、本物の狐を見たことがない佐渡の百姓が、奏者(役人)に賄賂を渡して味方につけながら、越後の百姓とやりとりする場面などが楽しい見どころです。漫才のあとに狂言を見る体験ははじめてでしたが、なかなかおもしろいです。能と狂言をセットで見るときには、ちょっとかしこまって伝統芸能を見せていただく、という気分になりますが、漫才を見てリラックスした状態から狂言に入ると、今まで気づかなかった細やかな芸の楽しさも発見できました。続いて、桂文珍師匠が落語『商社殺油地獄』を披露。中東で働く日本人商社マンが国王に天才バカボンの狂言を見せる、という演目です。大御所の熟練話芸で再び大笑いしたあと、最後に野村太一郎さんの狂言『蝸牛』で終了となりました。文珍師匠「吉本はウエルカム」公演後、桂文珍師匠と野村太一郎さんの取材会が行われました。吉本興業のサポートについて、野村さんは「日本の伝統文化がさらなるエンタメとして展開していくことを期待し、狂言が新しいお客さまにも既存のお客さまにも楽しめる芸能としてさらに確立していくよう精進したい」と抱負を語りました。文珍師匠は「古典はよくできたものが残っているが、同じ時代を生きる人におもしろいと思ってもらえるのも大切。新作をつくりつつ古典を継承していくスタンスを若い人にやってほしい」とアドバイス。さらに「あらゆる世界に向かって吉本の扉は開いていますからウエルカムです。出ていく者もあります(笑)」と締めて、取材会が終了しました。オンライン視聴もできます!今回の公演『狂宴御芸~狂言お笑い共宴~』はオンラインでも視聴できます。購入期限は2月6日(土)10:00まで。お笑いと伝統芸能の狂言を一緒に楽しむことができるまたとないチャンスです。ぜひご覧になってみてください。以上、『狂宴御芸~狂言お笑い共宴~』観劇レポートでした!©吉本興業
2021年02月02日東京都・西巣鴨の大正大学キャンパス内(5号館1F)に設置されているアートスペース「ESPACE KUU 空(エスパス空)」では、写真家・広川泰士氏の個展「TIMESCAPES 2016 - 無限旋律 2016 -」を開催している。会期は3月26日まで(1月16日~17日、2月1日~3日、3月1日は休廊)。開場時間は10:00~19:00(1月15日は17:00閉廊)。入場無料。同展は、世界中の砂漠に8×10インチの大型カメラを持ち込み、長時間露光で岩と星の軌跡をとらえたフォトグラファー広川泰士氏の写真展。2002年に広川氏が出版した写真集「TIMESCAPES 無限旋律」から14年の歳月が流れ、20余年にも及ぼうとする「TIMESCAPES」プロジェクトの本質を探るべく、その出発点に溯って作品が展示されるという。なお、広川泰士氏は1950年、神奈川県逗子市生まれ。1974年よりフォトグラファーとして活動を始め、世界各都市での個展、美術展への招待出展多数。講談社出版文化賞、ニューヨークADC賞、文部科学大臣賞、経済産業大臣賞、日本写真協会賞、日本映画テレビ技術協会撮影技術賞、A.C.C.最優秀撮影賞などを受賞。ロサンゼルスカウンティ美術館、プリンストン大学美術館、サンフランシスコ近代美術館、フランス国立図書館、東京都写真美術館、神戸ファッション美術館などに作品が収蔵されている。東京工芸大学芸術学部写真学科教授(2015年3月現在)。
2016年01月14日今も根強いファンを持つ、英国の人気TVシリーズ『謎の円盤UFO』と『サンダーバード』のブルーレイ・コレクターズBOXが今冬に日本発売されることが決定し、詳細が明らかになった。その他の写真ジェリー・アンダーソン製作による実写版TVシリーズ『謎の円盤UFO』は、謎の円盤UFOで侵略する宇宙人と戦う地球防衛組織“S.H.A.D.O”の活躍を描いた作品。日本でも斬新なコスチュームやメカデザイン、特撮による斬新な世界観に注目が集まり、多くのクリエイターに大きな影響を与えた作品だ。今回が初のブルーレイ化で、オリジナルの35ミリフィルムから丁寧にレストア(修復)しながらテレシネを行い、放送時と同じ4:3の画面サイズで全26話を7枚のブルーレイに収録。日本語吹替え音声も収録し、新たに見つかった素材から音声の一部を復活させることにも成功したという。また、特典ディスクには日本語版の声を務めた広川太一郎と羽佐間道夫の対談映像など約130分の映像を収録する。1965年に英国で放送を開始した『サンダーバード』は、国際救助隊が特別機“サンダーバード”で出動し、世界の危機と難事件に立ち向かう姿を描く傑作シリーズ。こちらも放送時と同じ4:3の画面サイズで映像を収録。オリジナルのネガを修復し、丹念に修復を行うことでこれまでにない画質向上が達成されたという。こちらも発掘された音声素材から吹替え音声の一部を復活させることに成功しており、170分以上の特典映像も収録される。どちらも、往年のファンには懐かしい作品でありながら、現代の若い観客も魅了する物語とビジュアルをそなえた作品だけに、今回のボックス発売は大きな反響を呼ぶことが予想される。ちなみにどちらのボックスも初回限定生産となる。『謎の円盤UFO』ブルーレイ・コレクターズBOX 7枚組12月5日(水)発売価格 34650円(税込)(C)ITC Entertainment Group Limited 1969. All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Global Entertainment Limited. All Rights Reserved.『サンダ―バード』ブルーレイ・コレクターズBOX 9枚組2013年2月6日(水)発売価格 44100円(税込)(C)ITC Entertainment Group Limited 1964. All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Global Entertainment Limited. All Rights Reserved.発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
2012年09月20日日本の寝台列車は1泊だけだけど、海外には2~3泊以上のクルーズトレインがいくつも走っている。映画『大陸横断超特急』はロサンゼルス発シカゴ行き、2泊3日の列車の旅を描いた作品だ。美女と出会い、食堂車やラウンジカーでのひとときを楽しむなど、アメリカの鉄道旅行気分をたっぷり味わえる。ただし、この映画の主人公みたいに、列車から落とされたり、銃撃戦に巻き込まれたり……、という”アトラクション”だけは勘弁だけど(笑)。主人公の編集者、ジョージ・コールドウェルは、妹の結婚式に向かうため、ロサンゼルス発シカゴ行きの寝台特急「シルバー・ストリーク」に乗る。最後尾の展望ラウンジで親しくなったセールスマンのボブ・スウィートに、列車の旅の魅力は美女を誘うことだとそそのかされるが、ジョージの旅の目的は「ゆっくり読書をしたいから」。そんな彼だが、偶然にも隣の部屋の美女、ヒリー・バーンズと親しくなる。恋に落ちたジョージ。ところが、ベッドから車窓を見ると、突然、男性の遺体が落ちていった。翌朝、秘密を知ったジョージは、悪人たちに列車から落とされてしまう。その後、農場の老婆と出会い、飛行機で追いかけることに。列車に戻れたジョージは、じつはFBIの捜査官だというボブから事件の手がかりを知らせられる。そのボブも殺されてしまい、悪人と戦うことになるジョージ。列車の屋根で自分を落とした男を倒すも、信号機に引っかかりまた落ちてしまう。今度は保安官事務所でパトカーを奪い、パトカーに乗っていた車泥棒のグローヴァー・マルドゥームと列車を追いかける。スポーツカーを強奪して、再び列車に戻ってきたジョージは、ヒリーを助けようとして悪人たちと銃撃戦になり、追い詰められてまたまた列車を脱出。川に落ちたところで警察に捕まってしまう。警部は真相を把握しており、悪人たちを捕えるため、列車に停止命令を出す。警察隊と悪人たちとの銃撃戦の中、ヒリーを助けるため列車に戻ったジョージとグローヴァー。しかし列車が動き出し、コントロール不能のまま、シカゴ駅へと暴走を始める……。DVD版では、ジョージの声を広川太一郎が担当しているが、独特の”広川節”は控えめ。むしろ渋い演技で、『宇宙戦艦ヤマト』の古代守風だ。ヒロインのヒリーの声は、『ヤッターマン』ドロンジョ役などでおなじみ小原乃梨子。ジョージが出会うとぼけた保安官は、こちらも『ヤッターマン』ドクロベー役などで知られる滝口順平が吹き替えている。ジョージに倒される悪の手下、リースを演じたのはリチャード・キールで、後に『007』シリーズの悪役ジョーズを演じた。列車内で殺人事件、銃撃戦、ラストシーンは列車が暴走して駅に突入。こんなシナリオでは、鉄道会社も撮影を許可しにくいだろう。全米で旅客列車を運行するアムトラック社も、同作への撮影協力を断ったといわれる。劇中に登場する列車名であり、映画の原題でもある「シルバー・ストリーク」も実在しない。「シルバー・ストリーク」の名は、客車の銀の縞模様から。鉄道車両メーカーのバッド社が開発したディーゼルカーの高速列車「パイオニア・ゼファー」をイメージしたといわれている。車体のロゴはアムトラックにそっくりな「AMRORD」だ。それでも劇中、実際に列車が走行するシーンがふんだんに登場する。撮影に協力した鉄道会社はカナダのCanadian Pacific Railway(カナダ太平洋鉄道)とのこと。機関車も客車も同社のものだけど、きっと当時のアメリカの列車と似たようなものだったのだろう。「シルバー・ストリーク」のルートは、「ロサンゼルスを出発、ネバダを走り抜け、コロラドロッキー山脈を越え、カンザスシティーへと突っ走り、ミズーリ、アシュランドは通過して、ミシシッピーを渡り、2日半でシカゴにつく」と劇中で紹介されている。この会話が登場するのは、最後尾の展望ラウンジバー、にぎやかな大人の社交場でのことだ。ジョージが乗る1等車は1人用個室で洗面所付き。ヒリーの個室は隣で、間の壁は取り外しでき、ツインルームとしても使える仕様に。ヒリーのボスが乗る車両はリビングルーム付きのスウィートで、ほかに日本の2段式A寝台にあたる中央通路式の寝台車もある。ジョージとヒリーが親しくなる食堂車はアラカルト方式で、コースのオーダーも可能。ほぼ全編にわたり豪華な列車の旅が見られる。「シルバー・ストリーク」は実在しないが、ロサンゼルスとシカゴを結ぶ列車は実在する。「サウスウェスト・チーフ」の名で現在も運行され、「シルバー・ストリーク」とほぼ同じダイヤで、約3,600kmを2泊3日で走る。しかも毎日出発だという。日本では夜行列車がどんどん廃止される中、自動車社会で自家用飛行機も普及するアメリカでは、いまだ長距離列車が残っている。うらやましい限りだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月13日