シグマが3月18日に発売したレンズ「SIGMA 30mm F1.4 DC DN|Contemporary」(マイクロフォーサーズ用)において、JPEG撮影時に歪曲収差補正データが反映されないという不具合が明らかになった。このレンズはミラーレスカメラ向けの大口径単焦点レンズで、マイクロフォーサーズ用とソニーEマウント用をラインナップしている。不具合が発生しているのはマイクロフォーサーズ用のみであり、RAW画像では対応ソフトの補正機能によって歪曲収差を補正できるとのこと。シグマでは現在、修理対応とレンズファームウェアのアップデートを急ぎ準備中だ。修理対応は3月28日(月)から受付を開始する。詳細はシグマのWebサイトを参照いただきたい。今後出荷される対応済み製品については、製品の化粧箱に判別シールが貼られる。合わせて、ソニーEマウント用における注意点も公開された。カメラ側のレンズ補正機能(歪曲収差補正)を「オート」設定にすることと、レンズ補正機能を搭載していないカメラでは歪曲収差が補正されないことの2点だ。
2016年03月25日富士フイルムは3月15日、マシンビジョンカメラ用レンズの最上位シリーズとして「FUJINON HF-12Mシリーズ(HF-12M)」を6月中旬に発売すると発表した。価格はオープン価格。「HF-12M」は、画面全域で2.7µmピクセルピッチ(2/3型センサー・8メガピクセル相当)に対応した超高解像固定焦点レンズで、焦点距離の異なる5種類が用意されている。同製品は画像の中心部から周辺部まで均一な高い解像性能を保持し、撮影距離や絞り値の変更に伴う解像力低下も抑制するフジノンレンズ独自の高解像性能を実現した。また、全5種で外径寸法φ33mmを実現したことから、設置スペースに限りがある現場にも柔軟に対応可能だとしている。同社は、同製品を用いることで製造現場の多様な設置・撮影条件下でも、一貫して高解像な画像が得ることができるとしており、今後これを「4D High Resolution」として訴求していく方針だ。
2016年03月15日ケンコー・トキナーは3月10日、スマートフォンに取り付けて使うコンバージョンレンズ「リアルプロクリップレンズ」を発売した。価格はオープン。推定市場価格は「接写+広角120°」「超広角165°」「魚眼180°」が3,400円前後、「望遠7倍」が3,900円前後(すべて税別)。リアルプロクリップレンズは、光学ガラス採用のコンバージョンレンズ。クリップ式で、厚さ30mm以下、機器の端からカメラレンズの中心まで25mm以内のスマートフォンなどに取り付けて使用する。接写+広角120°は、2枚のレンズで構成されており、本体前面のレンズを外すとマクロ写真を撮影できる。接写+広角120°、超広角165°、魚眼180°はアルミ合金ボディを、望遠7倍はプラスチックボディを採用。
2016年03月11日パシフィコ横浜で開催の「CP+2016」、サイトロンジャパンブースでは、中国の「LAOWA」というメーカーのレンズを3本と、フラッシュを展示していた。レンズは3本ともフルマニュアルで操作するものだが、少し変わった機能のレンズばかりである。「LAOWA 60mm F2.8 Ultra-Macro」は2倍までのマクロ撮影ができるレンズだ。14枚の絞り羽根でボケにこだわっているそうだ。APS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラに対応する。「Laowa Zero-D 12mm F2.8」は、35mmフルサイズセンサーのカメラに対応する12mm/F2.8レンズだ。「Zero-D」とはゼロディストーションのことで、ディストーションを抑えたレンズとのこと。マウントはキヤノン、ニコン、ソニーA、ソニーE、ペンタックスK用が発売予定となっている。「LAOWA STF 105mm F2」は参考出品で、日本発売は未定のレンズだ。このレンズには絞りが2つ付いており、1つは通常の絞りで、もう1つはボケ具合のコントロールを担う。以前、ミノルタから発売されていたレンズと同様の機能と思われる。「Macro Twin Light KR-800」は、2つの発光管と1つのLEDで構成されたフラッシュだ。発光部がフレキシブルアームで動かすことができ、出力はそれぞれ独立してマニュアル設定する。LEDはフォーカス用のためか、拡散せずにスポットライトのように照射範囲が狭くなっていた。
2016年02月29日神奈川県・パシフィコ横浜で開催の「CP+2016」。タムロンのブースでは、先日発表されたポートレート向けレンズの意欲作「SP 85mm F/1.8 Di VC USD」と、名作レンズをリニューアルした「SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD」を、多くの来場者がチェックしていた。中望遠のSP 85mm F/1.8 Di VC USDは、F1.8という明るいレンズで、手ブレ補正機構「VC」を搭載している(キヤノン用、ニコン用)。タムロンによると、ポートレートに最適なレンズを目指して設計したとのこと。手ブレ補正機構を搭載することで、これまでよりも暗い場所や動きのあるポートレートにも期待が持てる。なお、ソニー用には手ブレ補正機能は搭載されておらず、これはカメラ側が手ブレ補正機能を備えるためだ。一方のSP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USDは、現行モデルとレンズ構成は同じで、手ブレ補正機構やAF速度の改良を行ったリニューアルモデルだ。手ブレ補正はこれまでのジャイロセンサーを使った傾き方向に加え、加速度センサーを搭載して上下左右(平行移動)の動きに対応できるようになった。さらにAFも速くなったことで、被写体ブレにも強くなっている。タムロンの対応レンズをパソコンと接続して、フォーカスポイントなどを調整する「TAMRON TAP-in Console(タムロン タップ・イン・コンソール)」は、ガラスケース内のみの展示だ。ある程度の慣れは必要だろうが、レンズの各種調整をユーザーが自分で行えるのはうれしい。個人的にもぜひ試してみたいアクセサリーだ。さて、CP+のタムロンブースでは恒例となった、無料のレンズクリーニングコーナーが今年もある。時間帯によってはかなり混雑するため、今年は待っている人のイスが用意されていた。
2016年02月27日パシフィコ横浜で2月28日まで開催中の「CP+2016」。シグマブースでは、2月23日に発表されたばかりのレンズ交換式ミラーレスデジタルカメラ「SIGMA sd Quattro」と「SIGMA sd Quattro H」を展示。SIGMA sd Quattroは実機に触れることもできるが、初日から長蛇の列ができる注目度だ。SIGMA sd Quattroは有効約2,900万画素APS-Cサイズ(23.4×15.5mm)の撮像素子を搭載し、SIGMA sd Quattro Hは有効約4,480万画素APS-Hサイズ(26.6×17.9mm)の撮像素子を搭載しているモデルだ。カメラを並べると、SIGMA sd Quattro Hのほうが撮像素子が大きいことがわかる。また、シグマのカメラではおなじみの撮像素子を保護するダストプロテクターが付いているのも確認できた。マウントはシグマのデジタル一眼レフカメラと同じSAマウントだ。35mmフィルム時代からあるマウントなので、APS-Hサイズでも余裕がある。カメラ本体は、グリップ側の高さがが少し低くなっている独特のデザインだ。縦位置で撮影しやすくなるシャッターボタン付きのパワーグリップ「PG-41」を付けると、グリップ部とパワーグリップが一体となる。カメラ本体はグリップが大きく、全体的に角張っていることもあり、写真で見るよりも大きく感じる。ミラーレスカメラはコンパクトな製品が多いが、sd Quattroは「SD1 Merrill」などと同じSAマウントなので、フランジバック(マウント部から撮像素子までの距離)が長く、その分マウント部分が飛び出したデザインとなっている。説明員に話を聞いて気づいたのだが、sd Quattroはコンパクトにするためにミラーレスを採用したのではないようだ。カメラの高画素化が進むと、一眼レフのミラーショックでもわずかにカメラが揺れ、撮像素子に影響が出るとのこと(素子レベルでブレるらしい……)。ミラーレス化すれば、余計な振動から開放されるというわけだ。
2016年02月26日キヤノンマーケティングジャパンは、超広角レンズを搭載したHDビデオカメラ「iVIS mini X」に32GB・UHS-I対応のSDHCカードを同梱した「iVIS mini X SDKIT」をキヤノンオンラインショップにて2月25日に発売する。販売価格は税別39,800円。iVIS mini Xは、2014年10月に発売された、コンパクトなビデオカメラ。1080iのAVCHDもしくはMP4動画、リニアPCM形式の音声記録に対応。対角約170度の超広角レンズと2軸ヒンジのバリアングル液晶、自立スタンドを備え、さまざまなアングルから動画を撮影できる。サイズは約W82×D109×H30mmで、重さはバッテリーとカードを含む状態で約240g。約2時間40分の連続撮影が可能となっている。
2016年02月23日ニコンイメージングジャパンは2月23日、1型CMOSセンサーとで18~50mm相当のズームNIKKORレンズを搭載したプレミアムコンパクトデジタルカメラ「DL18-50 f/1.8-2.8」を発表した。6月の発売を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は税別105,000円前後。外付けの電子ビューファインダー「DF-E1」が付属した「DL18-50 f/1.8-2.8 EVFキット」も同時に発売する。こちらの推定市場価格は税別125,000円前後。DL18-50 f/1.8-2.8が搭載するNIKKORレンズは、超広角18mmから人間の視野に近い標準50mmの画角(35mm判換算値)をカバーする光学2.8倍ズーム。絞り開放値はF1.8~F2.8と非常に明るい。構成はEDレンズ1枚を含む8群11枚。ナノクリスタルコートによりゴーストやフレアを抑制する。DLシリーズ共通で、1型・有効2,081万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。光学ローパスフィルターレス仕様となっている。新開発の画像処理エンジン「EXPEED 6A」は4コアCPUを中心に構成され、ノイズを抑えた高感度画質を提供する。DL18-50 f/1.8-2.8の本体サイズはW106.0×H63.0×D57.5mm、重さは約359g(バッテリーとメモリーカード含む)。記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード。以下再びDLシリーズ共通の仕様として、AFシステムはシーンに応じて位相差AFとコントラストAFを切り替える105点のハイブリッドAFエリアと、171点のコントラストAFエリアからなる設計。位相差AF追従で20コマ/秒の高速連写を可能としている。背面のモニターは、3型・約104万ドットの有機EL方式で、タッチ操作やチルト動作に対応している。そのほか、高度な演算でブレを補正する「検知光学VR」、建造物などを下から上に"あおって"撮影した際に起きる歪みを補正する「アオリ効果」、焦点距離の切り換えに便利な「ステップズームリング」といった機能を装備。4K動画撮影機能やニコン独自のBluetooth常時接続機能「SnapBridge」も利用できる。「DLシリーズ」は、ニコンのデジタル一眼レフカメラとNIKKORレンズのクオリティを小型ボディに凝縮した高級コンパクト製品群。この「DL18-50 f/1.8-2.8」のほか、「DL24-85 f/1.8-2.8」「DL24-500 f/2.8-5.6」も同時に発表された。
2016年02月23日ニコンは2月23日、1型CMOSセンサーと35mm判換算で24~85mm相当のNIKKORレンズを搭載したプレミアムコンパクトデジタルカメラ「DL24-85 f/1.8-2.8」を発表した。6月の発売を予定しており、価格はオープン。本体カラーはブラックとシルバーの2種類を用意する。推定市場価格は税別100,000円前後。外付けの電子ビューファインダー「DF-E1」が付属した「DL24-85 f/1.8-2.8 EVFキット」も同時に発売する。こちらの推定市場価格は税別120,000円前後。DL24-85 f/1.8-2.8が搭載するNIKKORレンズは、広角24mmからポートレート撮影に適した85mmの画角をカバー(35mm判換算値)する光学3.6倍ズーム。絞り開放値はF1.8~F2.8で、ボケを活かした撮影を楽しめる。本体サイズはW104.9×H61.3×D49.8mm、重さは約345g(バッテリーとメモリーカード含む)となっている。以下DLシリーズ共通で、1型・有効2,081万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。光学ローパスフィルターレス仕様となっている。新開発の画像処理エンジン「EXPEED 6A」は4コアCPUを中心に構成され、ノイズを抑えた高感度画質を提供する。AFシステムはシーンに応じて位相差AFとコントラストAFを切り替える105点のハイブリッドAFエリアと、171点のコントラストAFエリアからなる設計。位相差AF追従で20コマ/秒の高速連写を可能としている。背面のモニターは、3型・約104万ドットの有機EL方式で、タッチ操作やチルト動作に対応している。そのほか、高度な演算でブレを補正する「検知光学VR」、建造物などを下から上に"あおって"撮影した際に起きる歪みを補正する「アオリ効果」、焦点距離の切り換えに便利な「ステップズームリング」といった機能を装備。4K動画撮影機能やニコン独自のBluetooth常時接続機能「SnapBridge」も利用できる。「DLシリーズ」は、ニコンのデジタル一眼レフカメラとNIKKORレンズのクオリティを小型ボディに凝縮した高級コンパクト製品群。この「DL24-85 f/1.8-2.8」のほか、「DL18-50 f/1.8-2.8」「DL24-500 f/2.8-5.6」も同時に発表された。
2016年02月23日シグマは23日、シグマSAマウント用交換レンズ、およびシグマ製キヤノン用交換レンズを、ソニーのEマウントボディで使用できるマウントコンバーター「MOUNT COMVERTER MC-11」を発表した。発売日、価格は未定。本体にレンズごとのデータを内蔵しており、コンバーターを使用しても高速で快適なAF動作が可能としている。手ブレ補正機構「OS」に対応するほか、周辺光量、倍率色収差、歪曲収差といったカメラ側の補正機能も利用できる。自動露出にも対応。レンズが対応しているかどうかは、アダプター内蔵LEDの発光パターンで判別できる。フォーカスモードはAF-Sには対応するものの、AF-CとAF-Aには対応していない。DMFも一部のレンズに限られる。対応レンズは以下の通り。
2016年02月23日シグマは23日、Foveon X3ダイレクトイメージセンサーを搭載したミラーレス構造のレンズ交換式デジタルカメラ「SIGMA sd Quattro」と「SIGMA sd Quattro H」を発表した。発売日と価格は未定。2016年2月25日から神奈川県のパシフィコ横浜で開催される、カメラと写真のワールドプレミアムショー「CP+ 2016」のシグマブースで展示する予定だ。SIGMA sd QuattroとSIGMA sd Quattro Hは、「SIGMA SD1 Merrill」のコンセプトを継承したレンズ交換式ミラーレスカメラ。SIGMA sd Quattroのイメージセンサーは、約3,900万画素APS-Cサイズ(23.4×15.5mm)の垂直色分離方式「Foveon X3 センサー」だ。一方のSIGMA sd Quattro Hは、センサーサイズが26.6×17.9mm、有効約4,480万画素のFoveon X3 センサーを搭載する上位モデルだ。センサーサイズ(および記録画素数)以外は、ほぼ共通の仕様となる。レンズマウントはシグマSAマウントだ。画像処理エンジンは「TRUE III」×2基を搭載し、高画素の画像を高速に処理する。新たな撮影モードとして、SFD(Super Fine Detail)モードを搭載。1回のレリーズで露出の異なる7枚の画像を撮影し、専用のRAWデータ(X3Iファイル)を生成。ダイナミックレンジが広くノイズの少ない画像を生成する。内蔵メモリも倍増したことで、RAW(X3Fファイル)データの連射速度が最大14コマまでアップしている。AF方式は、像面位相差検出方式とコントラスト検出方式の2種類を採用。高速かつ合焦性能に優れたAF性能を提供する。フォーカスモードはシングルAF、コンテュニアスAF、マニュアルだ。ピントの合ったところに色を付ける「フォーカスピーキング機能」も備える。本体背面には3.0型の162万画素メインディスプレイと、ISO感度や絞り値などを表示するサブディスプレイを搭載。ビューファインダーは約236万画素の電子式。視野率は約100%で、倍率は約1.09倍。カメラ本体は防塵防滴仕様で、ボタン類にはシーリングを施し、マウント部にはダストプロテクタを標準で装備する。メインフレームはマグネシウム合金を採用するなど堅牢性が高い。主な仕様は、撮像素子が有効画素数約2,900万画素のFoveon X3 ダイレクトイメージセンサー(CMOS)で、撮像素子サイズが23.4×15.5mm、対応感度がISO100~ISO6400。記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード、記録形式はJPEGおよびロスレス圧縮RAW 14bitとなる。電源は専用充電池「BP-61」を使用。パソコン接続用のUSB 3.0ポートと、映像出力用のHDMI端子を備える。本体サイズは約W147×D95.1×H90.8mm、重量は約625g(SIGMA sd Quattro、電池およびSDメモリーカード除く)。
2016年02月23日タムロンは22日、同社製レンズのファームウェア更新やカスタマイズが行えるアクセサリ「TAMRON TAP-in Console」発表した。キヤノン用、ニコン用、ソニー用を用意。3月24日に発売する(ソニー用は順次発売)。価格は5,500円(税別)。対応するタムロン製レンズに取り付けて、パソコンを使ってレンズのファームウェア更新や各種カスタマイズが行えるアクセサリ。本体をパソコンのUSBポートに接続し、専用ソフト「TAMRON TAP-in Utility」をパソコンに導入して利用する。インターネット環境も必要だ。カスタマイズできるのは、ピント調整と、オートフォーカスでの駆動範囲の調整など。ピント調整は、近距離・中距離・遠距離の3領域、および焦点距離で最大8領域、合計最大24領域において調整可能だ。手ブレ補正機構「VC」も調整でき、ファインダー像の安定性を優先させる「ファインダー像優先」、ファインダー像の安定性と手ブレ補正効果とのバランスを取ったモード「スタンダード」、静止画撮影の際に安定した手ブレ補正効果が得られる「補正効果優先」という3種類のモードを選べる。そのほか、フルタイムマニュアルフォーカスを有効化・無効化したり、フォーカスリングを回してマニュアルフォーカスに切り替わる回転量を調整したりできる。カスタマイズ情報のファイル保存や、「TAMRON TAP-in Console」自身のファームウェア更新も可能だ。2016年3月現在で対応しているレンズは、「SP 85mm F/1.8 Di VC USD (Model F016)」、「SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)」、「SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013)」、「SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)」。インタフェースはUSB 2.0で、電源はUSBバスパワー。本体サイズは直径72mm、高さ26mm、重量70g(本体のみ)。
2016年02月22日ソニーは19日、デジタル一眼カメラ「α」シリーズのEマウントに対応した新レンズシリーズ「G Master」を発表した。「FE 85mm F1.4 GM(SEL85F14GM)」「FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)」「FE 70-200mm F2.8 GM OSS(SEL70200GM)」の3モデルをそろえ、「FE 85mm F1.4 GM(SEL85F14GM)」「FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)」は4月、「FE 70-200mm F2.8 GM OSS(SEL70200GM)」は6月の発売を予定する。Eマウント対応として最上位となるレンズシリーズ。新開発の超高度費球面レンズ「XAレンズ」の採用や最新のシミュレーションソフトを導入することにより、高い解像感に加え、年輪ボケを抑えた美しいボケを実現したという。また、独自のコーティング技術「ナノARコーティング」により、逆光時に発生しやすいフレアやゴーストの軽減するほか、高コントラストで黒が締まったクリアな描写が得られるという。また、防塵防滴に配慮した設計となっている。○FE 85mm F1.4 GM(SEL85F14GM)焦点距離85mm、F1.4の短焦点レンズ。4月発売予定で、推定市場価格は税別225,000円。αレンズとして初となる11枚羽の円形絞りによって自然なボケ表現が可能。3枚のEDガラスを配置し、軸上色収差補正する。また、2つの位置検出センサーで、フォーカスレンズ位置の検出精度を高めることで、高いAF精度を備えるという。このほかの仕様は、最短撮影距離はAF時が0.85m、MF時が0.8m。最大撮影場率が0.12倍。フィルター径が77mm。絞りリング、MFリング、AF/MFスイッチ、フォーカスホールドボタンを備える。本体サイズは最大径が89.5mm、全長が107.5mm、重量は約820g。フード、フロントキャップ、リアキャップ、ケースが付属する。○FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)FEレンズで初となる全域F2.8の標準ズームレンズ。4月に発売予定で、推定市場価格は税別278,000円。「XAレンズ」を含む3枚の非球面レンズを採用するほか、EDガラスとスーパーEDガラスで色収差を補正し、シャープな描写を実現するという。AFの駆動にダイレクトドライブSSMを採用することで、高精度かつ静粛性の高いAFが可能で、動画撮影時などで駆動音を低減できるという。絞り羽は9枚の円形絞り。このほかの仕様は、最短撮影距離は0.38m。最大撮影場率が0.24倍。フィルター径が82mm。MFリング、AF/MFスイッチ、フォーカスホールドボタンを備える。本体サイズは最大径が86.7mm、全長が136mm、重量は約886g。フード、フロントキャップ、リアキャップ、ケースが付属する。○FE 70-200mm F2.8 GM OSS(SEL70200GM)「FE 24-70mm F2.8 GM」と同じく、全域F2.8の望遠ズームレンズ。6月に発売予定で推定市場価格は未定。最短撮影距離0.96m、最大撮影倍率0.25倍の近接撮影性能を備える。αレンズで初めてズームレンズのフォーカスにフローティング機構を採用し、近接撮影時の諸収差を補正する。AF駆動はリングドライブSSMと2つのリニアモーターで行う。また、光学式手ブレ補正機構や着脱式三脚座を搭載する。絞り羽は11枚の円形絞り。このほかの仕様は、フィルター径が77mm。レンズ表面にフッ素コーティングを施している。本体サイズは最大径が88mm、全長が200mm、重量は約1,480g。フード、フロントキャップ、リアキャップ、ケース、三脚座が付属する。また、これにあわせてEマウント初のテレコンバーターレンズ「SEL14TC」(1.4倍)、「SEL20TC」(2倍)を用意する。こちらも発売は6月を予定。本体サイズと重量は「SEL14TC」が最大径33.6mm、全長62.4mm/167g。「SEL20TC」が最大径42.4mm、全長62.4mm/207g。
2016年02月19日キヤノンは2月18日、ミラーレスカメラ「EOS M3」に、「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」を同梱したレンズキットを3種類追加すると発表した。いずれも発売日は3月下旬を予定している。今回発表されたのは、標準ズームレンズのみ同梱した「EOS M3・EF-M15-45 IS STMレンズキット」、単焦点レンズ(22mm)と2本組になった「EOS M3・ダブルレンズキット2」、望遠ズームレンズ(55-200mm)と2本組になった「EOS M3・ダブルズームキット2」の3種類。いずれも、ボディカラーがブラックの場合は黒、ボディーカラーがホワイトの場合はシルバーのレンズを同梱する。価格はオープンで、直販価格は、EOS M3・EF-M15-45 IS STMレンズキットが71,800円、EOS M3・ダブルレンズキット2が85,800円、EOS M3・ダブルズームキット2が96,800円(すべて税別)。EOS M3は、昨年2月に発表されたミラーレスカメラ。2,420万画素のAPS-Cサイズセンサーと画像処理エンジン「DIGIC 6」を搭載している。これまでに提供してきた18-55mmズームレンズを同梱する3種類のレンズキットに、今回の3種類が新たに加わり、計6種類のレンズキットを展開する。
2016年02月18日リコーイメージングは2月18日、Kマウント対応の超広角ズームレンズ「HD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR」を発表した。4月下旬の発売を予定しており、希望小売価格は税別250,000円。HD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WRは、同日発表されたペンタックス初のフルサイズ一眼「PENTAX K-1」で超広角撮影を楽しむために開発されたズームレンズ。焦点距離は15~30mm。絞り開放値はF2.8通し。レンズ構成は、非球面レンズ3枚、EDガラス3枚を含む13群18枚で、色収差や歪曲収差、コマ収差を徹底的に補正したという。同社独自のHDコーティング技術により、逆光下のゴーストやフレアを抑制。シーリングによる防滴処理を施している。「クイックシフト・フォーカス・システム」により、AF合焦直後にピントをマニュアルで調整できる。AFの駆動には超音波モーター(SDM)を用いている。その他の仕様は以下の通り。最短撮影距離:0.28m最大撮影倍率:0.20倍絞り羽根:9枚、円形絞りサイズ:最大径98.5mm×長さ143.5mm重量:約1,040g
2016年02月18日ニコンイメージングジャパンは、3月1日からNIKKORレンズと1 NIKKORレンズ、スピードライトの出荷価格および希望小売価格を改定すると発表した。原材料の調達価格が大幅に上昇しており、現行価格での販売継続が困難になったため。このたび、価格改定の対象になるのは交換レンズやスピードライトといった販売期間が比較的長期にわたるもの。原材料の調達価格が上昇し、現行価格での販売継続が困難になったため、今回の値上げに踏み切った。対象となる製品は「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」や「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」「1 NIKKOR AW 10mm f/2.8」「1 NIKKOR 32mm f/1.2」「スピードライト SB-700」など。対象製品や改定後の価格の一覧はニコンイメージングジャパンのWebページを参照のこと。
2016年01月28日ドスパラは、一眼レフカメラのレンズ用ケース「DN-13491」を、同社直営の「上海問屋」限定で27日に販売開始した。価格は、9cmモデル、16cmモデルともに1,799円。カメラバッグに入らない予備のレンズ入れに役立つ、一眼レフカメラのレンズ用ケース。内部は厚さ1cmほどのスポンジで覆われ、レンズを保護する。衝撃やキズの防止にも有効とのこと。本体はマジックテープのベルトループを備え、カメラバッグなどに取り付けられるほか、カラビナやキーホルダーを付けられるループも用意する。対応レンズは、直径9cmまでのレンズ。直径約9cm×長さ約9cmの9cmモデルと、直径約9cm×長さ約16cmの16cmモデルの2種類を用意する。重量は、9cmサイズが約90g、16cmサイズが約143g。
2016年01月27日ケンコー・トキナーは、カメラやレンズの汚れをふき取れるウェットシート「激落ちカメラレンズクリーナー」を1月22日に発売する。希望小売価格は税別860円(30包入り)。サービスセンターなどで行われるアルコール拭きサービスを、自宅でも手軽に行える製品。アルコールは揮発性が高いため、これまでウェットシートとして持ち運ぶのが難しかった。そこで、ケンコー・トキナーは「激落ちくん」シリーズを発売するレックと協力。クリーナーを1枚ずつアルミ個別包装することで製品化した。シートには超極細繊維の三菱製紙ナノワイパーを採用。レンズ表面を傷つけることなく、ナノサイズの繊維で汚れを拭き取る。アルコールは速乾性のため、脂汚れ・指紋といった汚れを落としつつ、拭きスジや拭き跡は残しにくい。プラスチックレンズ、マルチコートレンズにも使用できる。
2016年01月20日ケンコー・トキナーは18日、ライカMマウントレンズを富士フイルムのXマウント採用カメラに装着するためのマウントアダプター「ケンコー Mマウントアダプター フジフイルム Xマウント用」を発表した。1月20日から発売する。税別価格は17,800円。製品の設計から製造までを一貫して日本国内で行っており、装着可能なレンズかどうかを判別するチェックゲージが付属。チェックゲージを使うと、レンズのピントリング位置が∞の時に、レンズ最後端と接触するかどうかを確認できる。使用時の注意点としては、撮影メニュー内の「レンズなしレリーズ」の設定が必要で、オートフォーカスは機能しない。デジタルカメラ側で絞り値の設定も行えず、レンズで絞りを設定する必要がある。また、デジタルカメラ側には設定した絞り値は表示されず、撮影した画像データのExifにレンズの情報は残らない。「焦点距離設定」と「歪曲収差補正」は使用不可。使用するレンズの焦点距離は、約1.5倍換算となる。本体サイズはW60×D58×H15mm、重量は58g。
2016年01月19日ドスパラは1月18日、スマホのカメラレンズ部分に装着すると、3D映像が撮影可能になる3D撮影レンズ「サンディー(DN-13619)」を、同社運営の「上海問屋」にて発売した。価格は税込1,299円。サンディーは、右目と左目で見える画像を、左右同時に並べて表示する「ステレオペア」方式の3D映像を撮影するための拡張レンズ。使い方は簡単で、iPhoneやandroidスマートフォンのレンズ部分を付属のレンズクリップで挟み、通常通り撮影するだけ。撮影した動画は、スマートフォン用のヘッドマウントディスプレイ(別売)を使用することで、立体的に見ることができる。本体サイズは、レンズが約横6.7×縦3.7cm、クリップが約横6.5×縦1.9cm。重量は約30g。レンズとクリップは分離してコンパクトに持ち運べる。
2016年01月18日タムロンは1月15日、「第12回 タムロン マクロレンズフォトコンテスト」の審査結果を発表した。グランプリ作品には、鈴木彦三さんの「ウォーミングアップ」が選出された。タムロンは同コンテストを2004年から実施。メーカー問わず、マクロレンズで撮影した作品を募集している。第12回となる今回は応募のべ人数1,665人から合計4,489点の作品応募があった。審査員にはネイチャーの部に石井孝親氏、ノンジャンルの部に岡本洋子氏を迎え、全入賞作品29点を選出。グランプリは福島県の鈴木彦三さんの「ウォーミングアップ」が受賞した。全入賞作品はタムロンのWebページにて発表されている。
2016年01月16日ライカカメラは1月15日、ライカMレンズの新製品として「ライカ ズミクロンM f2/35mm ASPH.」「ライカ ズミクロンM f2/28mm ASPH.」「ライカ エルマリートM f2.8/28mm ASPH.」の3モデルを発表した。いずれも光学設計を見直しており、これまでのモデルより優れた描写性能を持つ。全モデルに角型のフルメタルレンズフード(ねじ込み式)と、フードを外した際にレンズ前面にねじ込む保護リングが付属。レンズキャップもメタル製となり、堅牢性を向上させた。○ライカ ズミクロンM f2/35mm ASPH.ライカ ズミクロンM f2/35mm ASPH.は焦点距離35mmの単焦点レンズで、ブラックとシルバーの2色を用意。発売は2月末で、価格(税込)はブラックが378,000円、シルバーが399,600円。開放絞りがF2と明るく、なめらかで自然なボケが特徴だ。主な仕様は、レンズ構成が5群7枚、最小絞りがF16、絞り羽枚数が11枚。画角(35mm判換算)は対角線63度 / 水平54度 / 垂直38度、撮影距離は0.7m~、最大撮影倍率は1:17.4。フィルター径はE39。レンズフードなしの場合、サイズは最大径が約53mm、長さが35.7mm、重量は252g。○ライカ ズミクロンM f2/28mm ASPH.ライカ ズミクロンM f2/28mm ASPH.は、焦点距離28mmの広角単焦点レンズ。ブラックのみを用意。発売は2月末で、価格は507,600円(税込)。光学系を見直したことで歪曲収差が低減、周辺部でも高い解像力を発揮するという。主な仕様は、レンズ構成が6群9枚、最小絞りがF16、絞り羽枚数が10枚。画角(35mm判換算)は対角線74度 / 水平65度 / 垂直46度、撮影距離は0.7m~、最大撮影倍率は1:21.9。フィルター径はE46。レンズフードなしの場合、サイズは最大径が約53mm、長さが41.4mm、重量は257g。○ライカ エルマリートM f2.8/28mm ASPH.ライカ エルマリートM f2.8/28mm ASPH.は、ライカMレンズの中で最もコンパクトなモデル。ブラックのみを用意。発売は3月で、価格は270,000円(税込)。レンズフードなしで175gと軽量なため、ストリートフォトやルポルタージュ撮影に適しているとする。主な仕様は、レンズ構成が6群8枚、最小絞りがF22、絞り羽枚数が10枚。画角(35mm判換算)は対角線75度 / 水平65度 / 垂直46度、撮影距離は0.7m~、最大撮影倍率は1:22.2。フィルター径はE39。レンズフードなしの場合、サイズは最大径が約52mm、長さが30.7mm、重量は175g。
2016年01月15日ケンコー・トキナーは25日、APS-Cデジタル一眼レフカメラ用の交換レンズとして、大口径広角ズームレンズ「AT-X 14-20 F2 PRO DX」を発表した。キヤノン用とニコン用を用意。発売はキヤノン用が2016年2月5日、ニコン用が2016年3月初旬。希望小売価格は税別120,000円だ。ズーム全域で開放F値がF2.0と明るい、焦点距離14~20mmの大口径広角ズームレンズ。プラスチック非球面レンズの面精度を追求し、ゴーストフレアに強い設計を採用している。広角時の周辺までクリアな描写を得られるよう、反射防止コートも最適化。後群レンズには、超低分散ガラスモールド非球面レンズを2枚配置。各種収差を補正し、ズーム全域で高解像や低ディストーションを実現した。全長が伸びないインターナルフォーカスを採用。ワンタッチフォーカスクラッチにより、マニュアルフォーカス時に適度なトルク感を得られ精密なピント合わせに役立つ。主な仕様は(以下の数字はいずれもニコン用)、焦点距離が14~20mm、開放絞りがF2.0、最小絞りがF22、レンズ構成が11群13枚、画角が91.68度~71.78度、絞り羽枚数は9枚、最短撮影距離が0.28m、マクロ最大倍率は1:8.36。フィルターサイズは82mm。花形フード「BH-823」が付属し、本体サイズは最大径が89mm、全長が106mm、重量は735g。
2015年12月25日イタリアでも新年を祝うための、いくつかの定番があります。詰め物をした豚足とレンズ豆を食べるというのも、そのひとつ。12月も半ばを過ぎると、食品店やスーパーにはこの2つが山のように積まれます。なぜそれらを食べるのか、いわれは諸説あり。豚は、子だくさんなことから、昔から一家繁栄や幸せのシンボルとされてきました。また、この時期にもっともおいしくなるので、絞めて食べる習慣もあったようです。栄養価の高い豚肉は、庶民にとっては高価なごちそう。そのため、豚足に余った部位を詰めて作ったソーセージを、新年の祝い料理として食べる習慣ができたのでしょう。レンズ豆は「お金持ち説」が有力です。その名のとおり、レンズのような丸い形をしていますが、それはコインの形にも似ているということ。お皿に盛られたレンズ豆を山盛りのコインに見立て、来る年もお金に困りませんように……と、願いを込めます。さて、この豚足とレンズ豆は、大晦日の夜、または元旦にいただきます。今年のおせち料理に加えて、イタリア流に新年を祝ってみては?
2015年12月06日ケンコー・トキナーは4日、米Lensbaby製の交換レンズ「レンズベビー コンポーザープロIIエッジ50」を発表した。発売は2016年1月30日。ニコンFマウント用、キヤノンEFマウント用、ソニーAマウント用、ソニーEマウント用、ペンタックスKマウント用、富士フイルムXマウント用、マイクロフォーサーズ用を用意。価格はオープンで、推定市場価格(税別)は52,000円前後。35mmフルサイズをカバーする焦点距離50mmの交換レンズ。最大15度までのティルト撮影が可能で、レンズを傾けるとピントの合ったシャープなエリアが、ボケで縁取られたように切り取られる。ティルトさせずにレンズをまっすぐ前に向ければ、一般的な単焦点レンズと同様に使用できる。鏡胴は金属製で、先端の絞りリングを回すことで開放F3.2からF22まで調整可能。レンズを引き出すとマクロ撮影モードになり、レンズ先端から最短203mmまで接近して合焦できる。なお、電子接点を持たないマニュアルフォーカスレンズだ。レンズ構成が6群8枚(マルチコーティング)、フィルター径が46mm、絞り羽枚数が9枚。本体サイズは全長63.5×最大径82.5mm、重量は約283.5g。○レンズベビー Velvet 56 Limited Editionケンコー・トキナーは、2015年6月に発売された米Lensbaby製の交換レンズ「レンズベビー Velvet 56」の限定カラーモデル「レンズベビー Velvet 56 Limited Edition」も発表した。ニコンFマウント用とキヤノンEFマウント用を用意。発売は12月11日。価格はオープンで、推定市場価格(税別)は74,000円前後。世界で400本(ニコン用とキヤノン用合わせて)のみの限定モデルで、「Velvet 56」のシルバーモデルがベースとなっている。レンズキャップと絞りリング、をカッパーカラーのアルマイト加工で仕上げている。さらに、アメリカで手作りされた木製のギフトボックスに封入されて届けられる。レンズとしての機能や仕様は、既発売のVelvet 56と同様だ。
2015年12月04日富士フイルムは12月1日、富士フイルムサービスステーションで実施している「レンズレンタルサービス」のラインナップに、Xマウント用「フジノンレンズ XF35mmF2 R WR」を追加した。当日返却であればレンタルは無料だ。レンタル実施場所は、富士フイルム東京サービスステーションと富士フイルム大阪サービスステーション、富士フイルム福岡サービスステーションの3カ所。レンタル期間は最大7泊8日まで。当日返却する場合は無料だが。1泊2日以上で有料となる。貸し出しの条件は以下の通り。レンタル料金など詳細は富士フイルムのWebページを参照のこと。東京/大阪/福岡サービスステーションの店頭で貸し出しと返却が可能なユーザーアンケートへの記入身分証明書(顔写真付き)とクレジットカードの提示(所有していない場合は、保証金として10,000円を預ける)レンタルサービス利用規約への同意フジノンレンズ XF35mmF2 R WRは、焦点距離35mm(35mm判換算で53mmの画角に相当)の大口径単焦点レンズ。2枚の非球面レンズを採用した光学設計により、シャープで解像感に優れる画質が得られるとしている。11月19日に発売され、価格はオープン。発表当時の推定市場価格は税別45,000円前後。
2015年12月01日富士フイルムは11月26日、製造ラインの製品検査や計測などで使用するマシンビジョンカメラ用レンズ「FUJINON HF-XAシリーズ」を12月中旬に発売すると発表した。価格はオープン。今回発表した「HF-XA」は、2/3型の大型センサー・3メガピクセルに対応した高性能固定焦点レンズで、焦点距離の異なる5機種が用意されている。画像の中心部から周辺部まで均一かつ高い解像性能を発揮し、撮影距離や絞り値の変動による解像力低下も抑制し、製造現場の多様な設置・撮影条件下でも、高い解像性能を実現できる。また、同社は「HF-XA」は、全5機種で外径寸法φ29.5mmと、一般的な小型マシンビジョンカメラと同等のサイズを実現しているため、システムの小型化に貢献するとしている。同シリーズの製品名と焦点距離は以下の通り:
2015年11月26日●被写体を選ばない画角と端正な描写高速な新AFと簡易な操作性でフジノンレンズ群の魅力的な描写を手軽に味わえる、富士フイルムのプレミアムミラーレスカメラ「X-T10」。カメラ本体と標準ズーム、あるいは望遠ズームは手に入れたけれど、次に選ぶ一本は? と考えたとき、真っ先に候補に挙がるのは単焦点レンズだろう。そこで今回は、前回の「フジノンXF56mmF1.2 R APD」に続き、広角の大口径単焦点レンズ「フジノンXF16mmF1.4 R WR」のレビューをお届けする。このレンズも、2016年1月13日までのキャッシュバックキャンペーン対象商品だ。○被写体を選ばない画角と端正な描写まずは外観から。ボディやマウントは金属製で、高級感がある。サイズは最大径73.4mm×長さ73.0mm。XF56mmF1.2 R APDよりコンパクトで、X-T10への装着バランスはいい。ピントリングは操作しやすい太さ。前後にスライドさせることで、AFとMF(マニュアルフォーカス)が切り替わる。AFとMFを瞬時に切り替えられるのは便利だ。距離指標を刻印したフォーカスリングが現れた状態が、MFモードとなる。被写体との距離を目測し、指標を使ってピントを合わせられるほか、被写界深度の目安となる目盛りも刻まれているので、これを参考に絞り値を決定することができる。実のところ、新AFシステムで合焦点の速度と精度が高く、有機ELを使用した見やすいEVFが被写界深度も反映してくれるため、現実的にはこれら指標や目盛りが活躍することはあまりないかもしれない。しかし、クラシックかつ精緻な雰囲気をひときわ重視するXマウントユーザーにとって、マニュアルカメラ時代を思わせる、この計測機器な雰囲気は外せない要素なのだ。デジタル全盛時代でも、カメラやレンズに機能と性能だけでなく、機械的な美や情緒も求める人は少なくない。「カメラは、ただ写真を撮るだけのものではない」ということだ。●広角写真の新しい可能性を指し示してくれるさて、XF16mmF1.4 R WRの特長は、なんといっても広角レンズでありながら背景を大きくぼかした写真が撮れること。絞って撮るのが常識だった広角の常識を覆す(最小絞り値F2.8未満の)レンズが近年レンズメーカーを中心に発売されているが、その流れに沿った一本といえるだろう。パースの付いた広角でありながら、まるでポートレートレンズで撮影したかのように被写体が立体的に浮かぶ様は、広角写真の新しい可能性を指し示してくれる。ただ、そのボケにはややクセがあるので注意したい。というのも、背景の木もれ陽や点光源により、二線ボケの玉ボケが発生してしまうことがあるからだ。背景の条件によっては、四隅の流れも気になる。これは絞り開放付近でのみ見られる傾向であり、ポートレートではこれらを逆手にとって演出とすることもある。普段の街中や室内では大きくボケて美しく感じられる背景を得られるので、撮影時に多少気を配ってあげると、レンズの良さを引き出せるだろう。絞り開放値F1.4というスペックから、ボケのほうに目が行きがちだが、このレンズの魅力は自然かつ端正な描写力にあると思う。背景の美しさが際立つのも、ピント位置の精緻な描写あればこそ。画像で見ると若干過剰にも思われるシャープさだが、(富士フイルムが基準としているであろう)大判プリントにおいて、この高い解像感は心強い。レンズ表面には「HT-EBC(High Transmittance Electron Beam Coating)」コーティングに加え、独自開発のナノGI(Gradient Index)コーティング技術を採用しているためか、逆光下でも効果的にフレアやゴーストを低減してくれる。まったく出ないわけではないが、嫌味のない、むしろ画作りに利用したくなると感じるフレアやゴーストだ。また、真逆光でも被写体のコントラストが低下しないのもポイントである。16mm(35mm換算で24mm)という焦点距離は、風景写真にもスナップにも最適で、ポートレートレンズとしても好評だ。最短撮影距離が15cmと非常に短いのも特長で、自分の隣を歩くパートナーも、周囲の風景とともに撮影できる。「撮るために離れる」プロセスを必要としない、むしろ被写体との距離を縮めてくれるレンズだ。実売価格は11万円前後(筆者調べ)。便利なレンズレンタルサービスでも借りることができる。機材撮影:青木明子
2015年11月20日カシオ計算機は19日、デジタルカメラ「EXILIM」シリーズの新モデルとして、35mm換算16mmという広角レンズと分離合体スタイルを採用した「Outdoor Recorder」(EX-FR100)を発表した。イエロー、ブラック、ホワイトの3色を用意し、12月11日から発売する。価格はオープン、推定市場価格は60,000円前後(税込)。EX-FR100は、2014年9月に発売された「EX-FR10」のセパレート形式を継承する。カメラ部と液晶モニタ付きコントローラー部を分離合体できることで、さまざまな撮影スタイルを提供。IPX8・IPX6相当の防水性能とIP6X相当の防塵性能、-5℃の耐低温、1.7mからの落下に耐える衝撃性能(合体時は1.3m)を備えるため、アウトドアでもラフに使える。カメラ部を色々な場所に設置し、コントローラー部やスマートフォンアプリから遠隔シャッターを切ることが可能だ。静止画と動画のインターバル撮影にも対応し、カメラ部を自分の身体に装着しておくと、アクティビティの最中でもハンズフリーで多くの写真を残せる。インターバル撮影した写真の中から、ブレや傾きの少ない1枚を自動的に選ぶ「インテリジェントインターバル」機能を持つ。また、撮影時のさまざまな情報を分析して印象的な写真・動画を選び出し、1本のダイジェストムービーを自動作成する「ハイライトムービー」機能(15秒/30秒/1分)、1枚のコラージュフォトを自動作成する「ハイライトフォト」機能も備える。「EXILIM エンジン HS Ver.3」を搭載し、快適な撮影レスポンスと高速連写を実現した。秒間30枚・最大30枚の高速連写や、240fpsのハイスピードムービーを撮影できる。カメラ部とコントローラー部、およびスマートフォンとは、Bluetooth 2.1+EDRまたはBluetooth Smart(Bluetooth Low Energy)で通信するほか、IEEE802.11b/g/n準拠のWi-Fi(無線LAN)もサポート。「エクシリム オートトランスファー」機能を利用すると、撮影した画像を自動的にスマートフォンへと転送できる。主な仕様は、撮像素子が有効1,020万画素の1/2.3型CMOSセンサー、レンズが30mmフィルム換算16mm F2.8、最短撮影距離がマクロモードで約3cm、液晶モニタが3.0型で約92万画素のタッチパネル式、記録メディアがmicoSD/SDHC/SDXCメモリーカード(および約49.9MBの内蔵メモリ)。動画はH.264/AVC準拠のMOV形式(音声はIMA-ADPCMモノラル)、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット/30fps)、640×480ドット/30fps、512×384ドット/240fps、記録時間は1回の撮影に付き最大29分となる。カメラ部、コントローラー部とも、電源は内蔵リチウムイオンバッテリーで、撮影枚数は約235枚(カメラ部だけの単体動作では約285枚)。本体サイズ/重量は、カメラ部が直径60.9×奥行き33.3mm/約76g、コントローラー部がW60.9×D19.4×H154.8mm/約103g、両者の合体時がW60.9×D38.7×H154.8mm/約214g。また、カメラ部やコントローラー部を各所に取り付けるアタッチメントとして、コントローラー用の「カラビナストラップ」、市販の三脚ネジに取り付ける「三脚ナット」を同梱している。アタッチメントはオプションでも豊富に用意され、リュックサックなどにカメラ部を取り付けたまま360度回転できる「マルチアングルクリップ(EAM-2)」(税別2,500円) 、カメラ部を手首や頭部に取り付けて360度回転できる「マルチアングルベルト セット(EAM-3)」(税別3,500円)、カメラ部をガードする水深20m対応(カシオの試験による)の防水ケース「防水ハウジング(EAM-5)」(税別10,000円)、伸縮可能な「マルチアングルスティック(EAM-4)」(税別8,000円)などがある。
2015年11月19日リコーイメージングは11月12日、中判デジタル一眼レフ用の単焦点広角レンズ「HD PENTAX-D FA645 35mmF3.5AL[IF]」を発表した。発売は12月4日で、希望小売価格は税別250,000円。HD PENTAX-D FA645 35mmF3.5AL[IF]は、従来製品の「smc PENTAX-FA645 35mmF3.5AL[IF]」をベースに、新設計の高性能ガラスモールド非球面レンズを採用するなどデジタル撮影への最適化を推進。低反射かつ高透過率を誇る独自のHDコーティングによって、逆光下での撮影性能を高めている。焦点距離は、35mm判換算で27.5mm相当(PENTAX 645Z/645D装着時)。最短撮影距離は0.3m、最大撮影倍率は0.25倍。絞り開放値はF3.5で、9枚羽根の円形絞りを採用している。付属のフードは、装着したままPLフィルターを操作できる窓を備えている。レンズ本体の最大径は88mm、長さは90mm、重量は約570g。
2015年11月12日