リバウンドしない「最後のダイエット」の提唱者であり予防医学研究者の石川善樹先生に、ダイエットを成功させる方法について聞きました。―先生が提唱されるダイエット法について教えてください。皆さん、ダイエットを始めても、ほとんどの場合リバウンドしてしまうという経験があると思いますが、これは、そもそものダイエットの前提が間違っているからなのです。多くのひとがダイエットでやせることに一生懸命になるのですが。やせた後にその状態をキープすることは考えないのです。人類のダイエットはなんと古代ローマ時代には行われていたのですが、その間ずっとやり方が変わらず、リバウンドを繰り返してきたのです。ダイエットにはほとんどイノベーションがなかったのです。―リバウンドしない方法があるのでしょうか?本来、ダイエットは、やり始めると自分の体に変化が出てくるもので、モチベーションさえ続けば継続できるものなのです。但し、ひとのモチベーションを保つのは、なかなか大変で、他人にやれと言われるとやりたくなくなるなど人間の心理というのは複雑です。そこで、モチベーションが低くなってしまっても、ダイエットをいかにして継続するかということが、リバウンドを防ぐポイントです。―どうしたらモチベーションが低くなってもダイエットが継続できるのですか?それは、ダイエットをいかに“小さな習慣”にできるかどうかによります。毎日の歯磨きなどはあまり苦にならずに続けていると思います。これは、歯磨きが特にモチベーションがなくても続けられる“小さな習慣”だからなのです。例えば英単語を覚える習慣や植物に水やりをする習慣など、ひとによって毎日続けている習慣があると思いますが、その習慣と紐づけると意外と続くものです。こうした習慣のタイミングに合わせて、スクワットをするなど簡単に体を動かすようなダイエット方法を自分なりに考えることが秘けつなのです。―食事についてはどうでしょうか?食事の制限をしようとしてもどうしても食べ過ぎてしまうというひとはいると思います。これは、味覚の問題である場合が多いのです。どうしても、現代人は濃い味に慣れてしまっています。この味覚を変えることから始めてみてはどうでしょうか?―どうしたら味覚が変えられますか?例えば、食べる順番を変えてみるというのがひとつの方法です。多くのひとは、おかずとご飯を同時に食べると思いますが、先におかずを食べるというのがひとつの方法です。おかずとご飯を同時に食べるとおかず自体の濃い味に気づかないのですが、おかずを単体で食べることで味の濃さに気づいて、徐々に塩分を抑えようと気を付けるようになります。濃い味の食事を続けていると脂や糖を多く摂取したくなるのです。こうした食事を続けていると自ずと肥満に繋がってしまいます。―食事の時間やタイミングについてはどのように考えればいいのでしょうか?ダイエットについては、様々な説がありますが、まったく根拠のない“ウソ”や根拠の明確でない“不明”なことが多くあります。「夜食べると太る」という説がありますが、実はこれは根拠がしっかりしていないので“不明”です。「8時間以内に全ての食事を集中して食べると太らない」という説なども“不明”と言えるでしょう。―それでは、ダイエットのための食事では何を気にすべきなのでしょうか?やはりカロリーですね。カロリーをしっかり管理すれば、やせられます。我々が一日に使っているカロリーのうち、全体の6割を占めるのが「基礎代謝」です。これは動かないで息をしているだけでも使っているエネルギーです。3割が「身体活動」、1割がDIT(食事誘発性熱産生)と言って食べ物を消化・吸収するときに使うエネルギーです。ダイエットでは、これら3つのエネルギーのカロリーが食べ物から摂取するカロリーより大きくなければいけません。―カロリー制限の目安はありますか?大雑把な目安ですが、減量しようとする「減量期」に1kgやせるには、合計で7000キロカロリー減らすと覚えておくと便利です。1カ月に1kg減らすなら1日あたり233キロカロリーです。その後、1kg減量した体重を保つための「維持期」には、1日40キロカロリー減らす習慣をつけるようにしてください。減量をシュミレーションする『シムウェイ』(というアプリがカロリーの管理に役立ちます。―他に気を付けるべきことはありますか?やはり睡眠が大事です。睡眠と肥満の関連性は大きいですね。但し、睡眠の習慣を変えるというは本当に大変なことです。私も睡眠のモニターで睡眠の管理を試みたことがありますが、なかなか続きません。そこで睡眠習慣でなく起きている間の生活習慣に着目しました。―起きている間の習慣ですか?そうです。実は、日々の生活の習慣化がうまいひととそうじゃないひととの行動の間に、ひとつ明確な違いがあったのです。何だと思いますか?それは、仕事や勉強を始める際に、終わりの時間を決めているかどうかの違いだったのです。これができているひととそうじゃないひとで大きな違いが出てきます。終わりの時間を決めずにだらだらと仕事をしているひとは、睡眠の習慣にも当然影響を及ぼしています。これは文化的な問題なのかもしれませんが、欧米では作業の終了の時間を決めているひとが多く、日本では終了の時間にルーズなひとが多いようです。―そうは言ってもなかなか習慣というものは変えられないものですよね?そうですよね。ひとはなかなか変わらないものなのです。現在世界中で「マインドフルネス」というトレーニングが流行ってきています。これは第三世代のメンタルトレーニングです。第一世代では「行動を変える」と人生が変わると考えられてきました。第二世代で「考え方を変える」というトレーニングが出てきました。それで、散々多くのひとに試みられたのですが結局、結論としては「ひとは変わらない」と。そこで、しっかり感情に「注意」を向けるトレーニングが登場しました。これが「マインドフルネス」なんです。「マインドフルネス」については、第二回で詳しくお話しします。【石川善樹先生に聞く第二回】はこちらPhoto by Natasia Causse
2015年12月14日白瀧酒造はこのほど、新商品「上善如水(じょうぜんみずのごとし) スパークリング」(税別700円)を発売した。同商品は、1990年に発売した同社の看板ブランドの日本酒「上善如水」に炭酸ガスを封入し、スパークリングタイプにしたもの。フルーティな酸味とやさしい甘味が特徴とのこと。約11度と高めのアルコール分ながらも、それを感じさせない軽快な味わいに仕上げているという。黒のボトルには、水色やピンク、白のラインをあしらった。パーティーシーンの最初の1杯としても使用でき、シャンパンやスパークリングワインを好む20~30代の女性にもおすすめとのこと。容量は、1人で気軽に楽しめるように360mlサイズとなっている。
2015年04月08日公開初日を迎えた映画『さまよう小指』の舞台あいさつが14日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、キャストの小澤亮太、我妻三輪子、竹葉リサ監督が出席した。竹葉リサ監督の初めての長編作品となる本作は、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」で最高賞を受賞し、ロッテルダム国際映画祭に出品を果たすなど、国内外で注目を集めている作品。ブスで超恋愛至上主義の桃子(我妻三輪子)が、幼い頃から片想いをしている涼介(小澤亮太)の小指からクローンを作ったことで、様々な事件が巻き起こる。片想いの男性を追い続ける桃子を演じた我妻は「割とぶっ飛んでいるとは思うんですけど、5歳の頃から振られ続けているので、クローンを作っちゃう気持ちは分からなくはないです。やらないけど…」と共感した様子で「私もすごく頑固なので、その辺は共感してやれました」と満足げ。その我妻が演じる桃子からずっと好意を抱かれるだめんず・涼介役の小澤は「涼介はクローンを使って狡賢いところというか、人に甘えるところがあり、そういう部分では似ていると思います。すごくピュアで素直なところも似ていますよ。頑張ってそうしました(笑)」と振り返った。劇中には小指のクローンが登場し、そのクローンをめぐって様々なことが展開するが、「小指みたいなクローンを作れたら?」という質問に小澤は「僕は自分のクローンを作りたいです。お互い働けば色んな仕事ができるじゃないですか。同じことを学べるし人生が二倍になると思いますよ」とアクティブな回答。一方の我妻は「ドラえもんが欲しいです! (クローンで)ドラえもんできるかな? ドラえもんを作って色んなところに一緒に行きたいです!」と"天然発言"で観客の笑いを誘っていた。
2014年09月15日