エイネット傘下のブランド「タクタク(tac:tac)」が5月24日、様々な出会いを生む空間として提案するイベント「サロン」の第1回をタクタク高円寺店で開催する。第1回のゲストとして登場するのは、Open Reel Ensembleの佐藤公俊と難波卓己。同ユニットは、表舞台から姿を消した古いオープンリール式のテープレコーダーを改造した楽器を用いて演奏を行っている。その場で声や音をテープに録音し、リールの回転や動作をコンピュータで制御したり、人力で操作することで不思議な音色を奏でる。その音色と楽曲性は高く評価され、昨年に発売されたNTTドコモのスマートフォン 「GALAXY S SC-02B」の「Space Balloonプロジェクト」にも音楽で参加している。今回のイベントでは、旧式のオープンリールデッキとヴァイオリンによる演奏が行われる。また、実際にオープンリールデッキに触れて体験することも出来る。一般参加可能で入場は無料。ウェルカムドリンクとフィンガーフードも提供される予定だ。【イベント情報】「サロン」第1回~ オープンリールデッキについて触れる ~会場:タクタク高円寺店住所:東京都杉並区高円寺北3-1-2会期:5月24日時間:18:00から22:00まで入場無料
2015年05月19日高円寺の秋野ダンススクール跡地に3月13日、エイネットの新ブランド「タクタク(tac:tac)」初の直営店がオープンする。この立地は14年11月のブランドデビューに合わせ、ポップアップストアをオープンした場所。着る人へ発見する楽しさを与えるディテールや、緻密なパターンによる特殊なカッティングを施したシャツ、ショップコート、デニムなどのアイテムを中心に展開していく。タクタクはデザイナー島瀬敬章と、パタンナー島村幸大太が手掛けるブランド。時計の音、目標を達成するためのタクティクスなどをその名の由来とし、ブランドネームタグには軸の無い壁掛け時計を配置する。このアイコンには服を選び、購入し、着るという行為に時間軸を持ってほしいという思いが込められている。
2015年03月12日音楽、ファッション、サブカルチャー、若者を中心とした中央線文化と、50年以上続く阿波おどりの伝統文化が混在する"日本のインド"こと高円寺。今回紹介するのは、そんな高円寺の「小杉湯」だ。JR高円寺駅から徒歩5分。にぎやかな商店街を通り、一本路地に入ったところに佇む、昭和8年(1933)創業の銭湯である。○ロビーにはギャラリースペースも伝統的な破風屋根と、シンボルでもある鯉の懸魚(げぎょ)は、昭和の風情そのまま。開店前から列をつくるほど地元に愛されており、ほかの銭湯では見かけないような若者も多い。まさに客層は老若男女だ。シャッターが開くと同時になだれ込む。フロント式で、男湯は右、女湯は左。メディア取材も多く、有名人の写真も飾られている。月替わりのアートギャラリーになったロビーは目玉のひとつ。このギャラリースペースは1カ月無料で利用できるのだが、予約はなんと2年待ちだとか! そのほか、ロビーにはドリンクやアイスのケース、また、手書きのPOPが添えられたマンガ本が並んでおり、湯上がり後のひとときもここでゆっくりできる。銭湯そのものは戦前の建築だが、大黒柱や格天井はそのままに、中は現代風に使いやすく改装済み。ロッカーは3面。中央に腰掛けがあり、境目は鏡張りだ。そのほか、体重計や血圧計、マッサージチェアなどが備えられている。高い天井と清潔な脱衣所はそれだけでも気分が晴れやかになる。○深井戸水を浄化した「自然回帰水」浴室も白を貴重としており、日中は特に明るい。正面には丸山清人絵師が描いた芦ノ湖のペンキ絵が。繊細で落ち着いた画風が特徴的だ。カランにはボディーソープ、リンスインシャンプーと固形石けんが常備されており、タオルも無料で借りられるので手ぶらで行っても安心。また、深井戸水を浄化した「自然回帰水」というやわらかい水を使っている。少しぬるっとしているのが特徴で、石けんの泡立ちも良く、美肌効果もあるとか。○「別府鉄輪温泉」に「ミルク風呂」も湯にも工夫が多く見られ、左のジェットバスは「別府鉄輪温泉」の湯の華を使った白い濁り湯。中央、少し熱めのバイブラバスは日替わりで、薬草やゆずなどの香りのあるお湯になっている。そして、小杉湯といえばやはり「ミルク風呂」。なめらかで少しぬるめに設定されており、女性にも人気が高い。客のほとんどが水風呂と交互に温冷浴をしており、ついつい長湯をしてしまう。ちなみに、小杉湯はiPhoneアプリ「小杉湯詣で」をつくっている。このアプリはポイントカードのようなもので、来店につき1ポイントもらえ、一定回数貯まると"いいこと"があるそう(詳しくは小杉湯でご確認を)。また、小杉湯内で音楽ライブをやっていることもあるなど、お祭りが大好きな高円寺らしく、次々に新しい試みにチャレンジしている。一度訪れてみれば、この土地で長く愛されている理由が分かるはずだ。※記事中の情報は2015年2月時点のもの。イメージ図は筆者の調査に基づくもので正確なものではございません○筆者プロフィール: 高山 洋介(たかやま ようすけ)1981年生まれ。三重県出身、東京都在住。同人サークル「ENGELERS」にて、主に都内の銭湯を紹介した『東京銭湯』シリーズを制作している。
2015年02月18日デザイナー島瀬敬章と、パタンナー島村幸大太によるブランド「タクタク(tac:tac)」が、14-15AWよりエイ・ネット(A-net Inc.)から新ブランドとしてデビューする。ブランドネームは、“チクタク”と鳴る時計の音、特定の目標に達するためのプラン“タクティクス(tactics)”、デザイナー“たかあき(Takaaki)”の名前に由来し、同じ言葉を2回繰り返すことによる連続性や記号性も兼ねる。ブランドネームタグに用いたアイコンモチーフである軸の無い壁掛け時計には、服を選び、購入し、着るという行為に時間軸を持って意識して欲しいという意味が込められている。タクタクはデビューのスタート地点として、デザイナー自身が偶然見つけたという築50年の東京・高円寺にあるアパート1階 秋野ダンススクール跡地(東京都杉並区高円寺北3-1-2)に、プレゼンテーションを兼ねたポップアップストアをオープンさせる。会期は11月22から30日までで、一般客への販売も行う。その後は12月4日から、カバンドズッカ南青山店にてポップアップストアを展開。14-15AWコレクションのルックはメンズモデルのみを起用しているが、15SS以降のイメージビジュアルにはウィメンズモデルを加えるという。今回のポップアップストアで販売される商品も女性の着用が可能なサイズを用意した、ジェンダーレスな提案をしている。島瀬敬章は、2008年エスモード大阪校在学中、その翌年の09年に行われた「神戸ファッションコンテスト」にてグランプリを受賞。特賞として11年にエスモードパリ校へ留学し主席で卒業。同じくエスモードパリ校を主席で卒業した島村幸大太は、ファッションブランド「コムーン(commuun)」でヘッドパタンナーとして従事し、12年に帰国。2人は同時期をパリで過ごしていたことをきっかけに、島瀬が帰国した13年よりともに「タクタク」を設立し、14SSより活動を開始。「自分たちは表現する主体ではなく、単なる媒体でありたい」という発想のもと、“ひょっとした”発見をする楽しみや喜び、1人ひとりの特別な気分、その中にある新しい共感性・共有性・刺激をベースに、みんなが集う「場」としてのブランドを、少しずつ盛り上げていきたいというのがコンセプト。これまでのルック撮影やスタイリングなども、志を同じくするチームにて行っており、14-15AWコレクションでは、若手イラストレーターのShun SudoとコラボレーションしたTシャツも発表している。世の中にモノが溢れ、膨大な情報量の中で取捨選択を迫られている消費者の立場を捉え、未来に向け良い流れを作るため新しい共感性を発見する作業が必要になると案じ、シンボリックに自分を語れるものや、過程や流れもデザインすることなどを、伝えていきたいとの思いが込められている。
2014年11月17日東京都杉並区高円寺の高円寺氷川神社、高円寺南口駅前広場、高円寺南中央公園で、串料理の祭典「串串バトルin高円寺南まつり」が行われる。開催日は11月8日~23日まで。○サラダやスイーツなどの変わり種「串料理」も同イベントは、串ものの店が多い高円寺を"串の街"として盛り上げていこうと昨年から開催されているもの。今年は、11月8日~23日まで「串串バトル&ラリー」、11月22日~23日まで「串串フードコート」を開催。期間中はそのほかにも、高円寺南口駅前広場での「串串オンステージ」、高円寺南中央公園での「高円寺手づくり市」などのイベントが行われる。「串串バトル&ラリー」では、高円寺各所の参加店が300円未満の串料理を販売。グランプリ・アイデア・コストパフォーマンスの3部門で来場者が投票し、高円寺ナンバーワンを決定する。焼き鳥、焼きとん、串カツなどの定番料理や、サラダやスイーツなどの変わり種も登場する予定とのこと。また、「串串フードコート」では、高円寺の氷川神社に串自慢の店舗が出店し、串料理やドリンクなどを提供。そのほか、串串バトル参加店の串メニュー紹介、アコースティックライブ、お笑いライブを開催する「串串オンステージ」や、おもちゃを「串」で釣る「おもちゃ串釣りゲーム」など、子ども向けコーナーも用意されている。なお、11月22日の夕方には、南口駅前でイルミネーション点灯式も行われるとのこと。
2014年11月05日高円寺フェス実行委員会は11月1日と2日に、「高円寺フェス2014」の一環として「第3回にゃんこエイド」を開催する。○猫との相性がいい高円寺で猫を考える2日間同イベントでは、3つの会場と、商店街の店舗などにて、作家による物販、ワークショップや各団体による展示、着ぐるみの「とめちゃん」、ストリートライブなどが行われる。第1会場「庚申文化会館」の所在地は、東京都杉並区高円寺北3-34-1。物販、ワークショップ、猫募金コーナーなどが行われる。開催時間は、1日が11時から18時まで。2日は17時までとなる。第2会場「猫の額前」は、同区高円寺北3-5-17。チャリティーイベント「猫のために出来ること」を行う。開催時間は、両日共に13時から17時までとなり、雨天の場合は中止となる。第3会場「稲生座前付近」は、同区高円寺北2-38-16。「にゃんこエイドチャリティーライブ」が行われる。開催時間は、両日共に13時から17時までとなり、雨天の場合は中止となる。期間中、商店街の飲食店などでは、「キットパスで描く猫画廊」を開催している。また、「着ぐるみパフォーマーとめちゃん&ウクレレアフタヌーン」が、商店街を練り歩く。さらに、動物愛護団体の「ぼいす」「高円寺ニャンダラーズ」「自然と動物を考える市民会議」の活動も同イベントを通じて紹介する。
2014年10月22日東京都・杉並区の高円寺。多様な商店が軒をつらね、細い路地にも昔ながらのお店が並びます。街ゆく人も個性的で、ギターを背負った女性が足早に駆けていきました。活気あふれる人々の姿を横目に、猫を探してぶらりと散歩に出掛けました。最初に訪れたのは、猫雑貨&ギャラリーのお店、「猫の額」。高円寺でお店を始めてから10年目で、今春に高円寺駅南口の店舗から現在の北口の店舗に移動したそうです。イラストレーター、フェルト作家の寺田佳代さんの個展「福来軒へようこそ!~からあげ定食はじめました~」が開催されていました。「福来軒」とは、寺田さんが描く猫マンガの中のラーメン屋。猫の店主や猫のお客さんなど、かわいい猫がたくさん登場します。「リアルでありながらも、漫画の中の猫が立体化した感じを出したかった」と寺田さん。「猫の額」の看板猫「チャットくん」と、店主である木村さんの愛猫「ジャッコさん」がモデルのオブジェは、それぞれ高さが51センチ、43センチの大作です。また、お店には羊毛で作られた猫の肉球ストラップや、淡いグリーンの瞳の猫ストラップもありました。柔らかでふわふわの手触りです。ほかにも、個展の題名にもなっている福来軒が舞台の漫画やイラストの展示、商品の購入者にくじ引きのサービスがあるなど、楽しみがいっぱいの展示会です。さらに「猫の額」では、隔週でさまざまな猫作家さんの個展、グループ展を開催しており、常時100人以上の猫作家さんの作品、雑貨を置いています。小さな雑貨から、絵画や立体造形まで猫づくしのアート空間は、どれだけ見ていても飽きません。お店の奥では看板猫チャットくんの姿も。事故にあって重傷を負ったものの保護され、現在は元気に暮らしています。静かにお昼寝をしていたので、写真を撮ることはできませんでしたが、寺田さんの作品にそっくりなので、まだ会ったことがないという方もぜひ会いに来てください。なお、「猫の額」では12月14日から開催される「子供たちの描いた猫展・9」の作品を募集中。3~15歳までの子供たちの描いた猫の絵を募集しています。参加者全員に記念品のプレゼントがあるそうです。■店舗情報店名:猫雑貨&猫ギャラリー 猫の額場所:東京都杉並区高円寺北3-5-17営業時間:12:00~20:00。木曜休(祝日営業)。次に足を運んだのは、高円寺の北側にある庚申(こうしん)通りの商店街。話題のドーナツ屋「floresta」があります。三毛猫をはじめとした、動物柄のドーナツが人気を集めています。2年前の「こんなドーナツあったらいいなコンテスト」をきっかけに、動物柄のドーナツが誕生したそうです。高円寺店では、21種類の動物たちのデザインがあり、季節やコラボなど期間限定の動物ドーナツが販売されています。ドーナツはテークアウトのほか、店頭のテーブルでもいただくことができます。今回は「しろ」と「とら」、それからももジュース(300円)をオーダー。カフェラテ味のとらは油っこさがなく、ほのかな苦味とあま味がひろがります。ホワイトチョコ味のしろはふわふわの生地に、コーティングされたチョコの食感が加わって楽しい一品。高円寺の景色とともに、ぜひお楽しみください。■店舗情報店名:floresta高円寺店場所:東京都杉並区高円寺北3-34-14営業時間:9:00-21:00。不定休。次は、高円寺らしい裏路地を歩きます。この日は小柄な猫ちゃんに出会いました。日なたぼっこをしながら、優雅に毛づくろいをしていました。高円寺の裏路地は、猫たちの遊び場です。ゆっくりと歩いて日当たりのいい場所を眺めてみてください。きっと猫たちの姿があるはず。そんな裏路地の雰囲気にぴったりの展示が、ギャラリー「たまごの工房」で開催されていました。その名も「高円寺裏通り猫展」。作家のさとうみよさんが手がけた切り絵のポストカードには、シャム猫やトラ猫など、さまざまな種類の猫ちゃんが描かれていました。色彩も鮮やかで目に楽しい作品です。作家Ayumiさんがデザインした紫色の猫も登場。ぬいぐるみの製造・販売を行う内藤デザイン研究所が制作したそうで、大小さまざまな大きさの人形が展示されていました。小さなスペースながら、ゆったりと落ち着けるギャラリー「たまごの工房」。高円寺を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。■店舗情報店名:ギャラリーたまごの工房場所:東京都杉並区高円寺南3-60-6営業時間:12:00から19:30(日曜18:00まで)、月曜休、火曜不定休何気なく散歩していても、雑貨屋さんや洋服屋さんにも猫のデザインのものが多い高円寺。新たな発見があるかもしれません。裏路地に入ると猫たちに会えるお散歩をどうぞお楽しみください。<著者プロフィール>一色千里ハンドメイドや動物、街歩きや旅をテーマに撮影と執筆を手がける。著書に「東京手づくり市マップ」「東京ねこ街案内」(角川グループパブリッシング刊)などがある。新著「カワイイ動物カフェへようこそ!」が日本工業新聞社より2012年11月2日に発売!猫情報を配信するちまたの猫暮らしを運営するほか、物語で街と人をつなぐ「本のカケラ」など街イベントも積極的に企画。ホームページ、ツイッターも運営中。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日