放送映画批評家協会賞(Critics Choice Awards)のノミネーションが発表された。外国語映画部門の候補6 本の中に、『ゴジラ-1.0』と『PERFECT DAYS』の日本映画2本が食い込んだ。ほかの4本は、『Anatomy of a Fall』、『雪山の絆』、『ポトフ美食家と料理人』、『The Zone of Interest 』。長編アニメーション部門には、宮崎駿の『君たちはどう生きるか』が候補入りした。この部門のほかの候補は、『ウィッシュ』、『マイ・エレメント』、『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』。さらに、カズ・ヒロが特殊メイクを手がけた『マエストロその愛と音楽と』が、ヘア&メイクアップ部門に候補入りしている。作品部門の候補は『American Fiction』、『バービー』、『カラーパープル』、『The Holdovers』、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、『マエストロ:その音楽と愛と』、『オッペンハイマー』、『Past Lives』、『哀れなるものたち』、『Saltburn』。授賞式は来年1月14日。『ゴジラ-1.0』公開中(C)2023 TOHO CO.,LTD.『PERFECT DAYS』12月22日(金)公開(C)2023 MASTER MIND Ltd.『カラーパープル』2024年2月9日(金)公開(C)2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2023年12月14日12月10日(現地時間)、第49回ロサンゼルス映画批評家協会賞が発表された。作品賞を受賞したのは、ジョナサン・グレイザー監督の『The Zone of Interest(原題)』。次点はクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』だった。昨年は同賞を『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』と『TAR/ター』が受賞し、前者はアカデミー賞の作品賞にも輝いた。グレイザーは監督賞も受賞した。監督賞の次点は『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス。主演賞はサンドラ・ヒュラー(『The Zone of Interest』『Anatomy of a Fall』)とエマ・ストーン(『哀れなるものたち』)、助演賞はレイチェル・マクアダムス(『Are You There, God? It’s Me, Margaret.』)とダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(『The Holdovers』)。ロサンゼルス映画批評家協会賞は昨年より演技部門で性別による区分けを廃止している。アニメ映画賞には宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が選ばれた。昨年は同賞を『ギレルモ・デルトロのピノッキオ』が受賞し、その後アカデミー賞で長編アニメ映画賞受賞を果たしている。今年の受賞者は、2024年1月13日に開催される同協会の晩餐会で表彰される。第96回アカデミー賞のノミネーションはその10日後に発表予定となっている。(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2023年12月11日L.A.映画批評家協会賞が発表された。作品賞に輝いたのは、ジョナサン・グレイザーの『The Zone of Interest』。グレイザーは監督賞も受賞。また、サンドラ・ヒュラーは、この映画と『Anatomy of a Fall』の両方で主演賞を受賞した。さらに音楽賞も獲得している。作品部門の次点は『オッペンハイマー』。助演賞は『Are You There God? It’s Me, Margaret』のレイチェル・マクアダムス。アニメーション賞は『君たちはどう生きるか』。脚本賞は『異人たち』、撮影賞は『哀れなるものたち』、美術賞は『バービー』だった。文=猿渡由紀
2023年12月11日毎年世間から注目を集める、ユーキャンが主催する『新語・流行語大賞』。2023年は、『Twitter』の変更後の名称である『X』や、アーティスト名や曲名など、同年を彩った流行語が30項目ノミネートされていました。新語・流行語大賞にノミネートされた30項目が公開に!世間を賑わせた『あの人の言葉』も同年12月1日、ついに2023年の年間大賞が発表。見事1位に輝いたのは…『アレ(A.R.E.)』でした!『アレ』とは、プロ野球チーム『阪神タイガース』の岡田彰布監督が、ファンや選手が優勝をいい意味で意識しないよう表現した言葉。『アレ=優勝』を目指して戦い、見事優勝を果たした『阪神タイガース』の勇姿に、多くの人が心を動かされたでしょう。2023年、プロ野球の阪神タイガースが日本シリーズを制し1985年以来38年ぶり2度目の日本一となった。秘訣は「アレ」だ。今年のタイガースはチームスローガンを「A.R.E.(えーあーるいー)」とし、「アレ=優勝」への強い決意を表明した。そして日本シリーズでの優勝インタビュー、岡田彰布監督は「何とか達成できたので。アレのアレを」と話し敵地京セラドーム大阪も沸きに沸いた。岡田監督の言葉の力は人を動かす。四球を安打と同等の査定とし「四球を選べ」の言葉どおり四球数は12球団トップを記録、正力松太郎賞選出理由の一つともなった。日本シリーズ第1戦では対オリックス山本由伸投手攻略法「低めを打て」で見事勝利する。本質をついた飾らない昭和の野球人的な率直な話ぶりに、タイガースファンはすぐさま反応、「そらアレよ」「そらそうよ」「そらセーフよ」などの「そら〇〇」タオルを振って球場を盛り立てた。関西対決となったのは59年ぶり2度目。「アレ」効果で関西ダービーの熱戦は関東にまで熱く届いた。「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン 新語・流行語大賞ーより引用トップテンには、首振りダンスが若い世代に人気の4人組ダンスボーカルユニット『新しい学校のリーダーズ』や、好意を寄せる人に突然冷める『蛙化現象』などがランクイン。そのほかに選ばれたのは、以下の通りです。・OSO18/アーバンベア・生成AI・地球沸騰化・ペッパーミル・パフォーマンス・観る将・闇バイト・4年ぶり/声出し応援・I’m wearing pants!(選考委員特別賞)流行語大賞の発表に、「まさか大賞とは!岡田監督、おめでとうございます」「そらそうよ!」「予想通り…!」といったコメントが上がっていました。優勝を果たすだけでなく、流行語大賞でも1位に輝いた、岡田監督率いる『阪神タイガース』。来季の活躍にも、期待が高まりますね![文・構成/grape編集部]
2023年12月01日「『現代用語の基礎知識』選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞が、「アレ(A.R.E.)」に決定した。選手が優勝を意識しないようにという配慮から生まれた「アレ」という表現。「A.R.E.」は今年、プロ野球日本一となった阪神タイガースのチームスローガンで、同賞では「本質をついた飾らない昭和の野球人的な率直な話しぶり」で、ファンを沸き立てたことを評価した。1日、都内で行われた表彰式に登壇した阪神の岡田彰布監督は「オリックスでも使っていたんですけど、そのときはほんまに話題にならなかったです(笑)」と笑いを誘いながら、“A.R.E.”という表記について、「最終的には嫁さんが考えてくれたんです。それをちょっとアレンジしました」と明かした。トップテンには「アレ(A.R.E.)」のほか、「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」「OSO18/アーバンベア」「蛙化現象」「生成AI」「地球沸騰化」「ペッパーミル・パフォーマンス「観る将」「闇バイト」「4年ぶり/声出し応援」を選出。また、とにかく明るい安村の「I’m wearing pants! (アイム・ウェアリング・パンツ)」が、選考委員特別賞に選ばれた。○■「『現代用語の基礎知識』選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」ノミネート30語・I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)・憧れるのをやめましょう・新しい学校のリーダーズ/首振りダンス・新しい戦前・アレ(A.R.E.)・頂き女子・X(エックス)・エッフェル姉さん・NGリスト/ジャニーズ問題・オーバーツーリズム・推しの子/アイドル・OSO18/アーバンベア・蛙化現象・5類・10円パン・スエコザサ・性加害・生成AI・地球沸騰化・チャットGPT・電動キックボード・2024年問題/ライドシェア・ひき肉です/ちょんまげ小僧・藤井八冠・ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー・別班/VIVANT(ヴィヴァン)・観る将・闇バイト・4年ぶり/声出し応援・Y2K
2023年12月01日「『現代用語の基礎知識』選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」選考委員の漫画家・やくみつる氏が、「増税メガネ」をノミネート30語に選ばなかったことに言及した。「増税メガネ」は、ネット上を中心に岸田首相を呼称するあだ名で、国会の質疑でも飛び出す言葉に。やく氏は「有料と見なされていたであろう『増税メガネ』が外れていることに『忖度?』等の書き込みが相次いだ」と認める。選考委員会で付けられた仮点数も低くなかったというが、「これを候補語に推すのは躊躇(ちゅうちょ)もあった」と明かし、「ルッキズムに依拠するあだ名を全否定するものではないが、『増税メガネ』は首相のあだ名を超えて一人歩きしてしまっている。弱視等の理由でメガネを着用されている知人や子供たちを思ったとき、これを尻馬に乗っかって推すべきではないと選考委員の一人として考えます」とした。また、表彰式でやく氏は「ネットで物議を醸していろいろ取り沙汰されるのは、むしろありがたいんですが、朝日新聞の川柳でもそういったこと(忖度したのでは)を詠った川柳がありました。そういうふうに解釈されてもしょうがないかと思ったんですけど、選者の方までが“横やりが入ったんじゃないか”みたいなことを軽々におっしゃっている。新聞がこれを言うか?と思いました」と不満を漏らした。今年の年間大賞は「アレ(A.R.E.)」に決定。トップテンには、「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」「OSO18/アーバンベア」「蛙化現象」「生成AI」「地球沸騰化」「ペッパーミル・パフォーマンス「観る将」「闇バイト」「4年ぶり/声出し応援」を選出。また、とにかく明るい安村の「I’m wearing pants! (アイム・ウェアリング・パンツ)」が、選考委員特別賞に選ばれた。○■「『現代用語の基礎知識』選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」ノミネート30語・I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)・憧れるのをやめましょう・新しい学校のリーダーズ/首振りダンス・新しい戦前・アレ(A.R.E.)・頂き女子・X(エックス)・エッフェル姉さん・NGリスト/ジャニーズ問題・オーバーツーリズム・推しの子/アイドル・OSO18/アーバンベア・蛙化現象・5類・10円パン・スエコザサ・性加害・生成AI・地球沸騰化・チャットGPT・電動キックボード・2024年問題/ライドシェア・ひき肉です/ちょんまげ小僧・藤井八冠・ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー・別班/VIVANT(ヴィヴァン)・観る将・闇バイト・4年ぶり/声出し応援・Y2K
2023年12月01日ニューヨーク映画批評家サークル賞が発表された。作品賞に輝いたのはマーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』。この映画に出演したリリー・グラッドストーンも主演女優賞を受賞した。監督賞は『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン。主演男優賞は『Passages』のフランツ・ロゴフスキ。助演男優賞は『May December』のチャールズ・メルトン、助演女優賞は『The Holdovers』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフ。脚本賞は『May December』、長編アニメーション賞は『君たちはどう生きるか』、国際映画賞は『Anatomy of a Fall』だった。『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』公開中文=猿渡由紀画像提供 Apple TV+
2023年12月01日11月30日(現地時間)、第89回ニューヨーク映画批評家協会賞が発表された。作品賞は、マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、監督賞はクリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)、主演女優賞はリリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)、主演男優賞はフランツ・ロゴフスキ(『パッセージ』)、助演女優賞はダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(『The Holdovers』)、助演男優賞はチャールズ・メルトン(『May December』)、アニメ映画賞は宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が受賞した。「Variety」誌によると、ニューヨーク映画批評家協会賞作品賞を受賞した映画は、アカデミー賞の作品賞に候補入りすることがほとんどであり、2009年から今年まで候補入りを逃したのは『キャロル』と『ファースト・カウ』のみとのこと。スコセッシ監督がニューヨーク映画批評家協会賞で作品賞を獲得したのは、『グッドフェローズ』『アイリッシュマン』に続く3度目。80年以上の歴史を誇る同賞で、ほかに作品賞を3度受賞した監督は、ハリウッド黄金期に活躍したウィリアム・ワイラーとフレッド・ジンネマンだけである。(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibliキラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 2023年10月20日より世界同時劇場公開画像提供 Apple TV+
2023年12月01日ビヨンセの最新ツアーの模様を収めた音楽映画『Renaissance: A Film by Beyoncé』が、12月21日(木) に日本公開されることが決定した。最新アルバム『ルネッサンス』で全米アルバム・チャート7作連続全米初登場1位の女性アーティスト最高記録を達成。また2023年グラミー賞最多の9部門ノミネート4部門受賞を果たし、その通算受賞回数は32回という、前人未到・史上最多受賞記録を樹立したビヨンセ。本作では、2023年5月10日のストックホルム公演を皮切りにスタートし、日本での公演は残念ながら実現しなかった『ルネッサンス』ツアーのコンサート映像だけでなく、公演を通したバックステージや楽屋に密着した映像も収録。彼女のクリエイティブ制作に掛ける情熱や、「人種や性別を越えて、すべての人が自由になれる場所を目指した」と本人が語る『ルネッサンス』に込められた想いが映し出されている。さらに、公開されたメインビジュアルの近未来的で前衛的な衣装を始めとして、各公演ごとに変化し、ステージ上で目まぐるしく変わる衣装にも注目が集まる。『ルネッサンス』のアルバムジャケットでも象徴的に登場する馬をモチーフにした数々の煌びやかな衣装を提供したアレキサンダー・マックイーン、ツアーでも特に話題となった人の手が騙し絵のようにデザインされたキャットスーツを提供したロエベ、ビヨンセの愛称“クイーン・ビー”をイメージした近未来的コスチュームを提供したミュグレーなどを筆頭に、グッチ、ティファニー、フェラガモ、ルイ・ヴィトン、ミュウミュウ、ランバン、マーク・ジェイコブス、デヴィッド・コーマを始めとした、数々の有名ブランドが提供した煌びやかで多彩な衣装を、映画館の大スクリーンで細かなディテールまで堪能できる事も魅力のひとつとなっている。<作品情報>映画『Renaissance: A Film by Beyoncé』12月21日(木) 公開(C)2023 PARKWOOD ENTERTAINMENT
2023年11月29日2021年、日本唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」(主催:KADOKAWA)の初大賞受賞作品であり、早くも“日本のホラー映画の歴史を塗り替える”と世界各国から注目を集める『みなに幸あれ』が、長編映画として2024年1月19日(金)に劇場公開決定、予告映像とキービジュアルが解禁となった。看護学生の“孫”は、ひょんなことから田舎に住む祖父母に会いに行く。久しぶりの再会、家族水入らずで幸せな時間を過ごす。しかし、どこか違和感を覚える孫。祖父母の家には「何か」がいる。そしてある時から、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が迫ってくる…。主演は、いま最も注目を集める俳優の1人で、確かな演技力で評価の高い古川琴音。自身初めてのホラー映画への出演となる。古川琴音メガホンをとるのは、「日本ホラー映画大賞」にて同名タイトルの短編映画として大賞を受賞した下津優太。商業映画監督デビューにして、早くも世界各国の映画祭で称賛を浴びており、これまでに観たことのない斬新な恐怖の世界を創り上げている。そして、日本ホラー映画界を牽引してきた清水崇が総合プロデュースを手掛けた。今回解禁となったキービジュアルは、田舎の田んぼの真ん中で、赤く充血した片目に血の付いた頬、髪を乱した古川さん演じる・孫が、普通ではない雰囲気を醸し出しながら振り返える姿が切り取られた印象的な1枚。そして、「地球上の幸せには、限りがある――」という意味深いコピーが添えられている。さらに、解禁となった予告映像は、孫(古川さん)が田舎の祖父母の家へ向かう途中、道で手助けをした老婆から不可解な言葉を投げかけられるシーンから始まる。祖父母宅に着き久々の再会を喜ぶのも束の間、祖父母や近隣住民の言動に違和感を抱き始めた最中、「この人のおかげで私たちの幸せが成り立っているの」と祖母に謎の言葉を投げかけられる。畳み掛けるように切り取られた本編シーンは、血だらけになった主人公、目と口を縫った男、痙攣する少年、目に血を滲ませ叫びながら迫り来る家族など、次々と常軌を逸した出来事に孫が巻き込まれていく。そしてラストで見せる孫の不可解な笑顔の意味とは…。本作の主題歌、「BASE BALL BEAR」の「Endless Etude(BEST WISHES TO ALL ver.)」と共に、体感したことのない恐怖へと物語は加速していくーー。すでに数々の海外映画祭で上映されている本作は、「強力なストーリー、独創的なアイデア、ダークユーモア、田舎暮らしという要素が、暗いホラー映画のレシピを完璧に完成させている(プチョン国際ファンタスティック映画祭最優秀アジア映画賞受賞)」「コントロールされた演出力をもつ下津優太は、Jホラーの伝統を受け継ぐにふさわしい監督である(Monsters Taranto Horror Film Festival最優秀監督賞受賞)」など、Jホラーの歴史を塗り替えると賞賛を集めている。『みなに幸あれ』は2024年1月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月26日安達祐実、倉科カナ、渡邊圭祐を主演に迎え、「第1回anan猫マンガ大賞」の大賞受賞作「三日月とネコ」(集英社マーガレットコミックス刊)の実写映画が決定。2024年5月に公開される。熊本地震をきっかけに出会った、恋人でも家族でもない、境遇もバラバラな猫好き男女3人暮らし。書店で働く40代の独身女性の灯(あかり)、30代精神科医師の鹿乃子(かのこ)、20代のアパレルショップ勤務の仁(じん)、みんなの愛猫のミカヅキと仲良く暮らしている。本作は、三日月の様に満ちていく途中の、迷えるオトナ3人といとしい猫の共同生活物語。メインキャラクター、戸馳灯役には、NHKドラマ「大奥」での田安定信役の熱演が記憶に新しい、今年芸歴40周年を迎えた安達祐実が演じ、三角鹿乃子役は主演ドラマ「隣の男はよく食べる」のほか、映画や舞台と幅広く活躍する倉科カナ。そして、近年、映画『わたしの幸せな結婚』、ドラマ「アオハライド」など話題作に出演し、活躍が著しい若手俳優の有望株、渡邊圭祐が波多浦仁役を演じる。脚本・監督は、ドラマ「夫を社会的に抹殺する5つの方法」や、杉花主演映画『市子』の脚本を担当するなど、注目の女性監督・上村奈帆。本作が商業映画デビュー作となる。実写映画化決定に併せて、原作漫画の世界から飛び出してきたかのような3人が並ぶ場面写真も解禁されている。主演の3名&上村奈帆監督、原作ウオズミアミからコメント到着【安達祐実】主人公の戸馳灯を演じることになりました! 灯、鹿乃子、仁、バラバラな三人が猫という共通点で繋がって、それぞれが新しい明日を模索していきます。共に時間を過ごすうち、自分らしさ、相手らしさを受け入れて、愛おしい三人らしさを見つけていくのです。ぜひ劇場で、すこし不器用で一生懸命な三人と、かわいい猫たちに癒されてください。【倉科カナ】この度、三角鹿乃子を演じさせていただきました。 わたしも熊本出身で、熊本が大好きなので今回のオファーをいただけてなにかのご縁を感じています。 迷えるオトナ3人と愛しいネコたちの共同生活物語、ほっこりと楽しんでいただけたら嬉しいです。【渡邊圭祐】波多浦仁を演じさせていただきました。すっかり犬派だった私もうっとりしてしまうくらい、とにかく可愛い猫との撮影の日々を過ごしながら、普通とはなにかを考えさせられる作品でした。心温まる歪な3人とネコの共同生活の物語がたくさんの方の元に届けば嬉しいです。是非ご覧ください。【脚本・監督:上村奈帆】ウオズミアミ先生の素敵な原作を、安達祐実さん、倉科カナさん、渡邊圭佑さんが魅力いっぱいに演じて下さいました。私は、この3人とネコたちの暮らしがとても好きです。思い描いた未来とはちがうけど、思いがけない出会いで満たされていく人生 ...。2024年は初監督映画が完成してからちょうど10年。大切な作品と迎えられることを心より嬉しく思います。【原作:ウオズミアミ先生】はちゃめちゃに嬉しいです。生きててよかった...楽しみすぎて公開まで眠れません。大事に推して下さった全ての人に感謝します。映画も応援よろしくお願いします!!『三日月とネコ』は2024年5月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月24日映画『猿の惑星/キングダム』が2024年初夏に日本公開されることが決定。併せて特報映像が公開された。高度な知能を得た猿たちの反乱、人類の文明崩壊、そして猿と人類の戦争、地球の支配者が変わりゆく激動の歴史のうねりを心揺さぶるドラマとともに描き、反響を呼んだ『猿の惑星』新シリーズ。その最新作となる本作の舞台は、人間と猿、地球の支配者の劇的な交代劇が起こってから何年も後の世界。高い知能と言語を得た多くの猿は文明的なコミュニティを築き、穏やかに発展する文化的なグループ、歪んだ教えを信じ急成長し帝国を築くグループ、他のグループを奴隷化するような過激なグループなど、まるで人間社会のような進化を遂げている。一方で人類は言語を失い、文化も、技術も、社会性も失い、野生生物のような存在となっている。公開された映像では、衝撃的な進化を遂げた猿たちの姿が映し出される。大自然(昔は高層ビルが立ち並ぶ大都会だった名残を残す)の中で穏やかに暮らす者、野生化した人間を狩る者、人間を餌付けする者、猿同士で争う者、人間を助ける者、指導者の下に武器を持ち集まる者たちと、最新作で描かれる“猿の惑星”となった地球、そして彼らの社会性は多様化している様が伺える。監督を務めるのは、『メイズ・ランナー』シリーズで知られるウェス・ボール。配役は明らかになっていないが、『To Leslie トゥ・レスリー』の熱演が話題となったオーウェン・ティーグ、Netflix オリジナルシリーズ『ウィッチャー』のフレイヤ・アーランなど注目されている若手俳優が出演する。『猿の惑星/キングダム』特報映像<作品情報>『猿の惑星/キングダム』2024年初夏 日本公開(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年11月08日日本最大規模の韓国映画祭「第9回大阪韓国映画祭」が、11月23日(木・祝)より開幕。日本初公開作品など、2022~23年公開の最新韓国映画6作品を上映する。今年で9周年を迎えた大阪韓国映画祭は、日本初公開作品を含む最新の韓国映画6作品を上映。先月10日に上映作品が公開された後、全国から約6,500件の応募があり、全上映会が定員を超えるなど注目を浴びている。オープニング作品は、第27回釜山国際映画祭(BIFF)の招待作であるハン・ソナ主演、キム・ミンジュ監督の『京都から届いた手紙』。釜山の影島(ヨンド)を背景にした作品で、母の過去を知り変わりつつある三姉妹の物語を描いていく。『京都から届いた手紙』このほかにも、同じくハン・ソナ主演のイ・サンジン監督作『窓の外は冬』。『窓の外は冬』イ・ソンミン×ナム・ジュヒョクのイ・イルヒョン監督作『復讐の記憶』。『復讐の記憶』ユ・ヨンソク、チャ・テヒョン出演、キム・ジュファン監督作『モンムンイ』(日本公開タイトル『マイ・ハート・パピー』)。『モンムンイ』(マイ・ハート・パピー)イ・ハニ主演のイ・ウォンソク監督作『キリング・ロマンス』。パク・ハソン、キム・ナムヒほか出演のキム・ヒジョン監督作『どこへ行きたいのですか』が上映される。『どこへ行きたいのですか』「第9回大阪韓国映画祭」は11月23日(木・祝)~11月26(日)、ナレッジシアター(グランフロント大阪 北館 4F)にて開催。(シネマカフェ編集部)
2023年11月04日anan秋の「カラダにいいもの大賞2023」が始まりました。ここでは、見事グランプリに輝いた商品を紹介します!【ふんばるず】見た目以上に効果があります。お腹アプローチで背筋スッキリ!?ほのぼのとしたルックスで、可愛さをアピールするぬいぐるみたちが、2023年秋のグランプリに決定です!決め手は、座っている時の美姿勢をサポートしてくれる、献身的なその働きっぷり。肩や首のコリ、腰痛、だるさ、冷え、むくみ、胃腸不良、PMS…。誰にでも一つは思い当たる不調の原因は、悪い姿勢からくる血流の悪化です。特に座り時間が長い人にとって、姿勢矯正は不調改善に欠かせないテーマ。骨盤を立てて座れる矯正椅子なども話題になりましたが、「ふんばるず」が画期的なのはお腹側からのアプローチ、という視点。さらに、その絶妙なフォルムと大きさです。ちょっと猫背な独特のフォルムは、デスクとあなたのお腹の間にしっかりハマります。ぬいぐるみの中には芯になるクッションが入っているので、潰れることなくあなたを支えてくれ、ぬいぐるみを落とさないようしっかり挟み込めば、自然と姿勢が整うという仕組み。作業の邪魔にならない、ちょうどいい大きさなのもポイントです。優しい触り心地だからストレス解消にも役立ち、ナマケモノにアザラシ、ハリネズミのほか、あなたの相棒にふさわしい動物が勢ぞろい。殺伐としたオフィスに“美姿勢”と“和み”をもたらす、お仕事時間の必需品です。ふんばるず 各¥2,970(Lサイズ)ドリームズオンラインショップトップス¥7,500パンツ¥12,800(共にルルレモン TEL:0800・080・4090)※『anan』2023年11月8日号より。写真・多田 寛スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・浜田あゆみモデル・メイ・パクディ(スペースクラフト)文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2023年11月02日長編アニメーション映画『めくらやなぎと眠る女』が、2024年初夏に日本で公開されることが決定した。『めくらやなぎと眠る女』は、音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデス監督が村上春樹の6つの短編(『かえるくん、東京を救う』『バースデイ・ガール』『かいつぶり』『ねじまき鳥と火曜日の女たち』『UFOが釧路に降りる』『めくらやなぎと、眠る女』)を翻案した作品。なお村上の作品がアニメーション映画化されるのは今回が初となる。監督にとって初の長編アニメーションで、2022年6月、アヌシー国際アニメーション映画祭でプレミア上映された本作は、審査員特別賞を受賞。2023年3月に新しく始まった新潟国際アニメーション映画祭では見事第1回目のグランプリに輝いた。同映画祭の審査員を務めた押井守は本作の受賞理由として、「現代文学を表現する最適のスタイルなんじゃないかということで、3人の審査員の意見が一致した、唯一の作品」とコメントしている。また、本作は監督が「ライブ・アニメーション」と名付ける実写撮影をベースにしたアニメーション制作技法で作られており、村上作品の不思議かつ生々しいリアリティを再現。近作では『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)や『バーニング』(イ・チャンドン監督)などと並べて紹介されるほか、東日本大震災を背景にした作品として、ヨーロッパでは新海誠監督の『すずめの戸締まり』と併映されるなど、世界での公開後も広がりを見せている。■ピエール・フォルデス監督 コメント『めくらやなぎと眠る女』が日本で公開されると聞いて、とても幸せな気分です。この映画は、純粋なひらめきと野心の両方から生まれました――史上最も偉大で最もインスピレーションに溢れた作家の作品から得たひらめきと、アニメーションにおいてテクニックだけではなく語り方をも一新しようとした野心の産物なのです。この映画は、様々な物語とキャラクターを絡み合わせつつ、2011年の地震と津波という大きな出来事が、登場人物たちをいかに目覚めさせ、自分の人生を生きようと試みさせるのかを探っていきます。私が村上春樹の小説を読んでいるときに感じたような、そしてこの映画を作っているときに感じたような大きな刺激を、観客に感じてほしいと思っています。私にとってこの映画は、控えめに言っても近年作られた最も革新的な長編アニメーションなのです。この映画が、優れたアニメーションを生み出すことで知られた国で公開されることに興奮しています。私はこの映画の脚本を、新幹線の中でお弁当を食べながら書き終えたのですから、なおさらです!<作品情報>『めくらやなぎと眠る女』2024年初夏 公開公式サイト: Cinéma Defacto – Miyu Prodcutions – Doghouse Films – 9402-9238 Québec inc. (micro_scope – Prodcutions l’unité centrale) – An Origianl Pictures – Studio Ma – Arte France Cinéma – Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
2023年10月16日デザイナー・コシノアヤコ(小篠綾子)の物語を映画化。映画『コシノアヤコの生涯』(仮題)として、2025年に公開される。日本のファッションデザイナーの草分け的存在・コシノアヤコ映画『コシノアヤコの生涯』(仮題)は、2011年の連続テレビ小説「カーネーション」でも題材とされた、コシノアヤコの生涯を映画化した作品。日本のファッション界に革命をおこし、昭和から平成を駆け抜けたデザイナーの“草分け的存在”であるコシノアヤコの物語を描く。コシノアヤコは、娘たちもまたファッションデザイナーとして活躍していることで広く知られている。コシノヒロコ、コシノジュンコ、コシノミチコの三姉妹が、それぞれ自身のブランドを立ち上げて国際的に活動している。映画『コシノアヤコの生涯』(仮題)の発表に際し、コシノヒロコは「お母ちゃんにまた会えるから、嬉しいなあ」と喜びをコメント。また、コシノジュンコは「お母ちゃんのパワーすごいよ!」と作品への期待を語り、コシノミチコは「この作品で、お母ちゃんにカンヌ映画祭に出てもらいます!」と意気込みを見せている。【作品詳細】映画『コシノアヤコの生涯』(仮題)公開時期:2025年製作総指揮:瀬古口精良脚本:池田テツヒロ監督:榎本次郎音楽:フジパシフィックミュージック撮影:曽根剛製作:TM JAPAN・テンダープロ・日本映画振興財団・日本TOYOエグゼクティブプロデューサー:井内徳次 ・ 友田ゆうき
2023年10月16日フィンランドから、ド肝を抜くアクション映画がやってくる。タイトルは『SISU/シス 不死身の男』。すでに公開された国で大絶賛。アメリカの作品レビューを集計するサイト「Rotten Tomatoes」では、映画批評家からの支持がなんと一時98%を超える高評価を得た。これは年に一本あるかないかのレベル、かなりの高さだ。本国フィンランドでは1月の公開以降、5ヶ月連続で興行ベストテン入りするロングラン・ヒットを記録している。この「スゴイじいさん」が暴れまくる映画、日本でもいよいよ10月27日(金)から公開だ。『SISU/シス 不死身の男』フィンランドといえば、「世界一幸せな国」といわれている。毎年発表される世界幸福度ランキングで、6年連続首位を維持しているし、ガイドブックをみると、「ムーミンの故郷へようこそ」「サンタクロースが住む北部のラップランドでオーロラ見物はいかが?」なんて書かれているし、癒しのサウナもこの国の定番。福祉もしっかりしていて、ペットにも格別優しい。そんな国で、超過激なアクション映画が登場し、大ヒットした。このギャップが面白すぎる。フィンランドの若者は実はヘヴィメタが大好き、という嗜好と無縁じゃない気がする。第二次世界大戦末期のフィンランドで、ナチス・ドイツにたったひとりで刃向かった男の話。最初から最後まで、息もつかせぬ怒涛のノンストップ・アクションなのだが、称賛されている理由はそれだけではない。映画が生まれた背景を知ると、なるほどと腑に落ちる深い内容でもあるのだ。まず、タイトルの『SISU』とは、第一次世界大戦中に生まれた、フィンランド人の魂をゆさぶる言葉なのだそうで、『我慢強さ』『あきらめない姿勢』といった“精神性”を意味するのだが、映画の主人公・アアタミの姿が、まさにそのSISU魂なのである。もうひとつ。フィンランドの国民性として、無口な人が多いといわれるけれど、アアタミは無口も無口。最後の最後でひとこと気の利いたセリフを発するだけ。しかしこれが、たくさんの言葉より、ずっと心揺ゆさぶられる。無骨な男はこれでなくては。ちょっとだけ、映画の舞台になっている第二次世界大戦末期までのフィンランドの戦争事情を記しておくと──。1939年にソ連の侵攻で「冬戦争」が始まったが、善戦むなしく破れ、領土をソ連に奪われた。続く「継続戦争」では、ナチス・ドイツと手を結び、再びソ連と戦ったが、これにも敗退。ソ連と休戦協定を結ぶ際、自国からナチスの追放を求められて、ドイツとの「ラップランド戦争」が始まった。ナチスは、北部ラップランドの街を焼き払って、財産を奪い、人質をとりながら撤退する作戦をとっていた。本作は、このさなかの物語。アアタミは、ラップランドの荒野で愛犬のウッコとツルハシひとつで金鉱堀りの仕事をしている。運良く金脈をみつけ、掘り当てた金塊を運ぶ途中、ナチスの戦車隊にそれを奪われそうになり、やむなく兵のひとりを殺してしまう。いや、瞬殺!目を見開いていてもわからないほどの殺し方。この男、ただものではない。そんないきさつから、ドイツ軍とめちゃくちゃ強い老人1人(…と1匹)の戦いが始まる。その戦う姿は、まさに『あきらめない姿勢』、SISUの権化。機銃掃射をされても、地雷原に追い込まれても、縛り首に合いそうになっても、絶対に、絶対に負けない。戦車に食らいつき、飛行機にもツルハシ一本で飛び乗る。敵の武器をフル活用して、鬼神のように、強烈に戦う。この男は何者?戦車隊に捕えられていたフィンランド女性が、彼のことを知っていた。アアタミは、冬戦争に参加した元兵士。家族をソ連に殺され、復讐の鬼と化し、単独行動で300人ものソ連兵を殺した「伝説の兵士」だという。それを聞いて、ナチス兵は怯むけれど、時すでに遅し。「継続戦争」を描いた『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』(2017)という、人口554万人のフィンランドで100万人を動員した大ヒット映画があった。あの作品の主人公も家族思いで、軍の方針に刃向かうことも辞さない勇敢で有能な兵士だった。家族がもし同じような目にあったら、彼は、このアアタミになったのだろう。フィンランド人は本作を観て、そう受け止めたと思う。監督・脚本はヤルマリ・ヘランダー。CMの監督のかたわら、短編で、主人公が銃を手に敵をぶちのめすアクション作を自主製作していたそうだ。長編デビュー作は『レア・エクスポーツ〜囚われのサンタクロース』(2015)。続いて、米大統領(サミュエル・L・ジャクソン)の専用機がテロにあい、フィンランド山中に不時着するという『ビッグ・ゲーム 大統領と少年ハンター』(2015)。そして本作。「物語の背景にあるアイデアはシルヴェスター・スタローンの『ランボー』に似てる。豪胆無比な男が過酷な大自然の中で、圧倒的な力を持つ敵に立ち向かう。『SISU』はあそこまでシリアスな映画じゃないけど、ダークで暴力的な作品。主人公が凄く独創的で風変わりな方法を駆使してサバイバルをする。とてもクールだよ」と監督は語る。アアタミ役はヨルマ・トンミラ。フィンランドの名優で、ヘランダー監督とは短編映画時代からのタッグ、長編2作にも出演している。ナチスの兵隊役にトンミラの息子オンニ・トンミラが出演。彼も『ビッグ・ゲーム 大統領と少年ハンター』で米大統領を救う少年ハンター役を演じたヘランダー組だ。同じくナチスの中尉役を演じているのはノルウェー出身のアクセル・ヘニー。女性は出番が少ない映画だが、捕虜役で出演のミモサ・ヴィッラモには、カッコいい見せ場が用意されている。この映画のロケは、北極海に近いラップランドでも最北の町、ヌオルガムで行われた。メイキング映像でみると、木々が生えていない、見渡す限り砂漠のような荒野。西部劇にでてくるような土地だ。サンタクロースのようなメルヘンにはほど遠い。そう、たしかにランボーだけど、西部劇、それもマカロニウェスタンを彷彿とさせる雰囲気もあるのがいい。60年代風のタイトルロゴ、チャプター表示、そして上映時間91分という短さもいい。ぐいぐい引っぱられ、痛快丸かじりのうちにエンドロール。すごいエンタテインメント作品です。文=坂口英明(ぴあ編集部)【ぴあ水先案内から】池上彰さん(ジャーナリスト、名城大学教授)「……フィンランドを、まるで擬人化したような映画です……」池上彰さんの水先案内をもっと見る()渡辺祥子さん(映画評論家)「……ナチスに捕まり、首吊り処刑されても死なないタフガイぶりには仰天……」渡辺祥子さんの水先案内をもっと見る()植草信和さん(フリー編集者、元キネマ旬報編集長)「……「そんなこと、アリエルの!?」だが、観る者はその痛快さ、彼の不死身ぶりに拍手喝采せずにはいられなくなる。……」植草信和さんの水先案内をもっと見る()(C)2022 FREEZING POINT OY AND IMMORTAL SISU UK LTD.ALL RIGHTS RESERVED.
2023年10月16日映画『変な家』が、2024年3月15日(金)に公開される。間宮祥太朗、佐藤二朗のW主演。雨穴のYouTube動画に端を発した『変な家』映画『変な家』は、白いお面をかぶった謎の人物・雨穴(うけつ)によって2020年10月にYouTubeに投稿された1本の動画をベースとする映画だ。元の動画はネット上で瞬く間に拡散され、総再生回数は1500万回を突破するほどの人気を呼んだ。動画は、雨穴本人が知人から、一見普通の民家の「間取りに不可解な点がある」と相談を受けるところからスタート。間取りを注意深く見ていくと次々と謎が謎を呼び、その裏に隠された驚愕の真実に迫っていく。観ているとゾクッとしながらも引き込まれる、新感覚のミステリー作品となっている。『変な家』の動画の人気を受け、その前身である同タイトルのウェブメディア記事と動画の内容をもとに雨穴自身が物語の続きを大幅に書き加えて2021年7月には書籍化。今や単行本として異例の70 万部を突破するほどの発行部数を誇っている。また、2023年7月には、朗読劇として上演された。“違和感だらけ”の間取りを巡るミステリー、待望の映画化へそんな『変な家』が満を持して映画化。並べられたふたつの間取り図の間から覗く、一軒のありふれた家。しかし、“違和感だらけ”の間取りをめぐる事件に主人公たちは巻き込まれていく。謎が謎を呼ぶ前代未聞のミステリーに、主人公たちがどのように迫っていくのかに注目だ。間宮祥太朗×佐藤二朗が新たな“名バディ”に映画『変な家』では、映画『東京リベンジャーズ』シリーズの間宮祥太朗演じる雨宮と、『はるヲうるひと』では原作・脚本・監督も務めた佐藤二朗演じる栗原による新たな名バディが、違和感だらけの“変”な間取りの謎に挑む。さらに、キーパーソンのヒロインを川栄李奈が演じる。加えて、Creepy NutsのDJ松永や石坂浩二、斉藤由貴、髙嶋政伸、根岸季衣、瀧本美織、長田成哉といった俳優陣もキャストに名を連ねる。主人公・雨男/雨宮…間宮祥太朗オカルト専門の配信をする売れないユーチューバー。マネージャーからある家の間取りについて相談を持ち掛けられ、栗原をバディに“変な家”の真相解明に動く。主人公・栗原…佐藤二朗雨宮と共に間取りの謎に迫る設計士。ミステリーの愛好家で、冷静沈着だが一風変わった妄想家。雨宮とバディとなり不可解な間取りの謎を解明していく。宮江柚希…川栄李奈物語の鍵を握るヒロイン。雨男(雨宮)がアップした“変な家”の動画をきっかけに雨宮や栗原と共に行動するようになり、その間取りについて心当たりがある様子の謎めいた女性。柳岡(やなおか)…DJ松永(Creepy Nuts)雨宮に間取図の相談を持ち掛けるマネージャー。監督は石川淳一、脚本は丑尾健太郎監督は、「リーガルハイ」シリーズ、「絶対零度~未然犯罪潜入捜査」をはじめとする人気ドラマや映画『ミックス。』など話題作を手掛けてきた石川淳一。脚本には『七つの会議』や「半沢直樹2」の丑尾健太郎が担当している。主題歌はアイナ・ジ・エンド「Frail」映画『変な家』の主題歌は、アイナ・ジ・エンドが描き下ろした楽曲「Frail(フレイル)」。“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバーとして活動し、解散後ソロアーティストとして幅広い活躍を見せるアイナ・ジ・エンドが、実際に『変な家』の本編を鑑賞して制作した楽曲だ。映画『変な家』あらすじ“雨男”の名前で活動する、オカルト専門の動画クリエイター・雨宮は、マネージャーから、引越し予定の一軒家の間取りが“変”だと相談を受ける。そこで雨宮は、自身のオカルトネタの提供者である変人設計士・栗原さんにこの間取りの不可解な点について意見を聞いてみることに。次々と浮かび上がる奇妙な“違和感”に、栗原さんはある恐ろしい仮説を導き出す。そんな矢先、ある死体遺棄事件が世間を騒がせる。その現場は、なんとあの【変な家】のすぐ側だった。 事件と家との関連性を疑った雨宮は、一連の疑惑を動画にして投稿することに。すると、動画を見た「宮江柚希」なる人物から、この家に心当たりがあるという連絡が入る。【詳細】映画『変な家』公開日:2024年3月15日(金)原作:雨穴『変な家』(飛鳥新社)監督:石川淳一脚本:丑尾健太郎出演:間宮祥太朗、佐藤二朗、川栄李奈、長田成哉、DJ松永、瀧本美織、根岸季衣、髙嶋政伸、斉藤由貴、石坂浩二
2023年10月09日『私のプリンス・エドワード』『縁路はるばる』『星くずの片隅で』など、日本で連続公開されている新世代香港映画の到達点ともいわれ、香港映画の歴代興行収入記録を更新(※1)した映画『毒舌弁護人~正義への戦い~』が、10月20日(金)より日本公開決定。本ポスターが解禁された。50代の治安判事ラム・リョンソイは、新しい上司の気分を害したことで、職を失ってしまう。友人の勧めもあり、法廷弁護士として復活したラムがはじめて手掛けた事件は、児童虐待事件。だが、事件は予想外の展開を見せ、ラム・リョンソイとパートナーの女性法廷弁護士のフォン・カークワンは、大きな権力闘争に巻き込まれていく――。2023年の旧正月に合わせて公開された本作は、香港映画史上初の1億香港ドル(約17億円※2)を突破し、最終的に1.21億香港ドル(約22億円※3)を記録する大ヒットに。中国本土の映画市場の急成長によって、迷走し続けてきた香港映画界。この数年間、大きな変化が起こり、激動の社会変化を経験した香港市民は“香港”という街に対する帰属意識が強くなっているといわれている。その勢いを体現し、香港映画の“新記録”を生み出すかたちとなった本作。香港のヒーロー弁護士の活躍を通じたエンタメ大作が誕生した。監督・脚本を務めるのは、香港のアカデミー賞と呼ばれる香港電影金像奨に過去4度ノミネートされているジャック・ン。ジャック・ンは、香港映画のヒットメーカーであるダンテ・ラム監督作品の脚本を何作も担当し、2021年にはリョン・ロクマン監督の話題作『アニタ』でも脚本家として参加。監督としては本作がデビュー作となる。また、主演を務めたのは香港の国民的スター、ダヨ・ウォン。近年主演した映画『棟篤特工』(原題、2018年)、『6人の食卓』(原題:飯戲攻心、2022年)などヒット作に連続で出演している。『毒舌弁護人~正義への戦い~』は10月20日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。※1)2023年9月1日時点※2)2023年2月21日時点※3)2023年6月16日時点(シネマカフェ編集部)
2023年09月14日皆さんは隣人とトラブルになったことはありますか? 今回は「祖父母が遺した庭を相続した結果」を紹介します!イラスト:エトラちゃんは見た!祖父母が大切にしていた庭幼いころからよく祖父母の家に遊びに行っていた主人公。祖父母の家には日本庭園のような立派な庭があり、祖父母が大切に管理していました。そんな庭で祖父母と過ごすのが、主人公の大切な時間でしたが…。祖父母が亡くなる出典:エトラちゃんは見た!それから月日は流れ、祖母が亡くなり、祖父も後を追うように亡くなりました。主人公は祖父母から家を相続することになりますが、庭を自分で管理するのは難しく…。そこで主人公は庭を少しだけ残し、家は建て替えることにしました。しかしそのことを聞きつけた隣人は、庭をなくすことに大反対。隣人は祖父母の庭を鑑賞して楽しんでいたそうで「庭はすべて残せ」と主張します。主人公が拒否すると、隣人は嫌がらせをしてくるようになり…。我慢の限界に達した主人公は、祖父母の土地を売却したのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※この物語はフィクションです。(lamire編集部)
2023年09月13日絶賛公開中の『オオカミの家』よりレオン&コシーニャ監督のメッセージ動画が到着。日本での大ヒットに喜びのコメントを寄せている。ピノチェト軍事政権下のチリに実在したコミューン【コロニア・ディグニダ】にインスパイアされた本作は、監督のほかに脚本、美術、撮影、アニメーションなどを務めたレオン&コシーニャが実寸大の部屋のセットを組み、等身大の人形や絵画をミックスして制作したストップモーションアニメ。わずか3館での公開ながら、8月19日よりシアター・イメージフォーラムを中心に満席回が続く大ヒットスタートを切り、9月6日時点での公開館数はいまだ全国9館と小規模ながら、9月3日までの16日間で累計動員13,000人、累計興収は2000万円を突破した。このたび公開された映像で、クリストバル・レオンは「『オオカミの家』が日本の映画館で温かく迎えられたことを大変嬉しく、誇りに思います」と喜びを語り、ホアキン・コシーニャは「実は、日本の皆さんにこの映画が響くはずだと予想していたんです。なぜかはよくわかりません」と独特のコメントで日本での大ヒットを祝福。日本での反響をとても喜んでいる様子が伝わるメッセージ動画となっている。『オオカミの家』はシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開中。(シネマカフェ編集部)
2023年09月06日ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』が、第96回アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品として出品されることが分かった。日本映画製作者連盟が発表した。7名の選考員が、8作品の中から選出したという。近年、同部門に出品された作品には早川千絵監督の『PLAN 75』、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』、河瀬直美監督の『朝が来る』などがある。海外メディアも報じており、「The Hollywood Reporter」は「日本からこの部門に、日本人以外の監督が手掛けた作品が出品されるのは初めて」と報じている。ヴェンダース監督は『パリ、テキサス』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』などの名作を世に送り出してきた映画界の巨匠。主演の役所広司は今年のカンヌ国際映画祭で、日本人俳優としては『誰も知らない』の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞する快挙を成し遂げた。また、本作は同映画祭でエキュメニカル賞も受賞した。監督はドイツ人だがキャストは日本人で言語も日本語。役所さんのほか、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、三浦友和、田中泯が出演している。『PERFECT DAYS』は、10月23日から11月1日に開催される第36回東京国際映画祭のオープニング作品に決定しており、ヴェンダース監督がコンペティション部門の審査員長を務めることも明らかになっている。日本公開は12月22日。(賀来比呂美)■関連作品:PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.
2023年09月05日皆さんは隣人とトラブルになったことはありますか? 今回は「祖父母が遺した庭を相続した結果」を紹介します!イラスト:エトラちゃんは見た!『祖父母が遺した庭を相続した結果』大好きだった祖父母が亡くなり、家を相続した主人公。祖父母の家は日本庭園のような庭があって、主人公も大好きな場所でした。しかしこの庭を管理するのは、とても大変で…。人に頼むとなると…出典:エトラちゃんは見た!人に頼むこともできず、悩んでいた主人公。そこで庭を少しだけ残し、家は建て替えることにしたのでした。しかしこの案に、祖父母の家の庭を観賞して楽しんでいた隣人は大反対。「庭はすべて残しなさい」と文句を言い、拒否すると嫌がらせまでしてきたのです。嫌がらせはエスカレートし、我慢の限界だった主人公は土地を他人に売却しました。そしてそのお金で、違う土地にマイホームを建てたのです。「文句を言わなければ、庭は少し残ったのに…」と近所の人に言われ、隣人は白い目で見られるようになったのでした。身勝手な隣人自分は管理しないにもかかわらず、身勝手な理由で文句を言う隣人。そんな隣人に困り果て、相続した家を手放した主人公のエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※この物語はフィクションです。(lamire編集部)
2023年08月29日イギリス映画『きっと、それは愛じゃない』が、12月15日(金) に日本公開されることが決定した。『きっと、それは愛じゃない』は、『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』『ラブ・アクチュアリー』『ブリジット・ジョーンズの日記』の制作スタジオ、ワーキング・タイトル・フィルムズの最新作。マッチングアプリに様々なSNS、出会いの選択肢が無限にある現代を舞台に、“何がホントの幸せへの道なのかわからない”といった悩みを抱える人に贈る、新たな愛と人生のガイドブックムービーとなっている。ダメ男ばかりを好きになり恋の連敗を重ねる主人公・ゾーイは、映画『シンデレラ』で話題となったリリー・ジェームズ、家族のために親が選んだ相手と結婚しようと決意するカズは、TVシリーズ『スター・トレック:ディスカバリー』などで知られるシャザド・ラティフが演じる。また、ゾーイを心配し、交際相手を紹介しようとする母親役はエマ・トンプソン、カズの母親・アイシャ役はシャバナ・アズミ、カズの見合い相手であるマイムーナ役はサジャル・アリーが務めた。メガホンを取ったのは、アカデミー賞7部門にノミネートされた『エリザベス』で話題を集めたシェカール・カプール。監督を務めるにあたって、「愛とインティマシー(親密さ)は、最もよく使われる言葉でありながら、最も誤解されている言葉です。それでもなお、私たちはこれらの言葉を真に体験することを求め続けています。本作はこの二つの言葉を深く探究しながら、それを映画という枠に収めるチャンスでした。そして、それは素晴らしい旅路となりました。さあ今度は観客の皆さんの出番です。私たちと一緒に泣いて、笑って、探究してください。皆さん自身のために」とコメントしている。<作品情報>映画『きっと、それは愛じゃない』12月15日(金) 公開(C)2022 STUDIOCANAL SAS. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年08月29日「2023大韓民国消費者ブランド大賞」で脱毛・ビューティーデバイス部門に選定された株式会社スキンサイエンスのイオシカが7月、日本での本格的なオンライン販売を開始しました。韓国消費者評価院が調査・評価し消費者の信頼度、選好度を基に“将来的な成長期待度の高い企業”を発掘する趣旨で開催されている「2023大韓民国消費者ブランド大賞」での成果は韓国だけでなく日本での販売に一層自信を持たせました。スキンサイエンスのコ・ヨンサン代表は「今回の受賞は数年間積み重ねてきた経験と技術力を土台にしたイオシカのレーザー脱毛器とM1ビューティーデバイス製品が市場で認められた結果である」として「今後も持続的な製品開発と研究を通して消費者が家庭でより安全に脱毛と肌管理ができるよう努力したい」と話しました。2023大韓民国消費者ブランド大賞イオシカは「Eos(イオス)」+「Anika(アニカ)」の合成語で、夜明けの日差しのように輝く美しさをもたらすという意味で消費者に肌の美容総合ソリューションを提供するブランドで、韓国公式ホームページではすでにイオシカ製品を購入した韓国人顧客の製品に対する多様なレビューを確認できます。「ダイエット成功後初めてビキニを着るのですが、水着の間からしきりにはみ出るのが気になっていました。バカンス中ずっと悩んで遅くなりましたが購入しました。認証テストでは他のブランドと違って肌への刺激が少ない点が良かったです。私が使ったところレベル3までは大丈夫でした」「旅行を控えていてワックス脱毛を受けに行く時間がなくて急いで買ったのですが、思ったより満足できて驚きました」「以前からイオシカのレーザーを使っていましたが古くなったので捨てて、お得な値段で最新の機器を買いました」(レビュー出典: )軽くてコンパクトなデザインだけでなく、レーザーによる肌の損傷の危険性を減らしたAMP特許技術を適用してより安全に使用できる製品で、スキンサイエンスは今後もイオシカのような優秀な製品を発売するとともに、日本の消費者のニーズと顧客との活発なコミュニケーションのため日本公式Instagramを開設し、Qoo10公式ショップなど多様なチャンネルで顧客との接点を作ることができるよう最善を尽くす予定です。■公式Instagram公式Instagram ■商品画像(代表画像)家庭用脱毛器SIPL-2000M(1)家庭用脱毛器SIPL-2000M(2) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月26日ディズニープラスのスターにて昨年配信されたシーズン1が、米国の批評サイト「Rotten Tomatoes」にて批評家から100%フレッシュを獲得(7月12日現在)するなど、海外ドラマファンから絶賛を受けた「一流シェフのファミリーレストラン」(原題:「The Bear」)。シーズン2(全10話)が7月26日(水)より一挙独占配信されることに先駆け予告編が解禁された。シーズン1では、超一流レストランでシェフとして活躍していたカーミー(ジェレミー・アレン・ホワイト)が亡き兄マイケルの遺したシカゴのサンドイッチ店「The BEEF」を引き継ぐも、ギリギリの経営状態、気が強く、ひと筋縄ではいかないスタッフたち、ぎくしゃくした家族関係など問題が山積みの中で、店と自分自身を変えようと奔走。昔ながらのやり方に固執する喧嘩っ早いリッチー、カーミーの下で働きたいと店を訪れる新人シェフのシドニーなど、個性豊かなメンバーと時にぶつかり合いながらも、前に進んでいく。主演のジェレミー・アレン・ホワイトが並み居る名優を押しのけ、初ノミネートにしてゴールデン・グローブ賞テレビ部門主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。日本よりひと足早くアメリカで配信開始となった本作のシーズン2も、「Rotten Tomatoes」で同じく100%フレッシュの最高評価を獲得(7月12日現在)しており、大きな注目を集めている。シーズン2では、前作の最終回で予想だにしていない結末の後、店名を「The Bear」に改名し、カーミーたちは心機一転リニューアルオープンを決意するが…。新しい店をオープンするのは、経営よりも大変な大仕事。チームは、許可取りや請負業者との手続きなど面倒なお役所仕事と、メニュー考案というクリエイティブな仕事を同時にこなさなければならなかった。スタッフ全員がより一層団結し、能力や人間関係の限界に挑戦する中、料理・サービスを提供することの意味を学ぶことに。予告編では、リニューアルオープンに向けて時間のない中、必死に準備を進めるも、どこか空回りするカーミーたちが描かれる。新しいメニュー開発では激マズ料理が出来上がり、バイト募集もままならず、いつも通り(?)くだらないことでリッチーが言い争いを始め、オープンの日にちが刻々と迫る…。そして、映像のラストに登場するカーミーの目の前に現れた女性とは?キャストには、店のために奔走する主人公カーミー役のジェレミーをはじめ、カーミーの亡き兄の親友でカーミーとともに店を切り盛りするリッチー役にエボン・モス=バクラック、カーミーのもとで副料理長となる新鋭シェフのシドニー役をアイオウ・エディバリー、カーミーの姉であるシュガー役にアビー・エリオットら、シーズン1のメンバーが続投。さらに、シーズン2から新たに、『シアター・キャンプ』『ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー』などに出演するモリー・ゴードンをはじめとしたキャストに加わり、これまで描かれなかったキャラクターたちの一面が垣間見えるのか期待が高まる。「一流シェフのファミリーレストラン」シーズン2は7月26日(水)よりディズニープラス「スター」にて一挙配信(全10話)シーズン1は配信中(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月13日ホン・サンス監督最新作『小説家の映画』より本編映像が解禁された。『逃げた女』キム・ミニと『あなたの顔の前に』イ・ヘヨンの韓国二大女優が共演し、女性たちの友愛と連帯の物語を描く本作。この度解禁された本編映像は、イ・ヘヨン演じる小説家ジュニとキム・ミニ演じるギルスが、心を通わせるきっかけとなるシーン。映像では、映画界で成功を収めたにもかかわらず、このところ出演作が途絶えていた女優ギルスに、クォン・ヘヒョ演じる映画監督ヒョジンが「もったいない。なぜ映画に出ないのか」としつこく問いつめたのを受け、「何がもったいないの?自分のしたいことを楽しんで生きている人を尊重すべきよ!」と怒りにも似た強い口調でヒョジンに反発するジュニの姿が映し出される。ジュニはスランプに陥り、長らく執筆から遠ざかっている小説家だ。女優ギルスが投げかけられる言葉は、パク・チャヌク監督の『お嬢さん』(16)で一躍注目を集めながらも、以後はホン・サンス監督作品のみに出演を続けるキム・ミニ自身の境遇も彷彿とさせる。そして、ジュニがギルスに代わって映画監督を堂々と一喝するこの出来事をきっかけに、2人はたちまち打ち解け、ジュニはギルスを主演に短編映画を撮りたい、と予想外の提案を持ち掛けることになる。また、本作の公開を記念して、6月30日(金)より「フィルムメーカーズ 24 ホン・サンス」(発行:オムロ)が好評発売中。ホン・サンス監督作品の大ファンとして知られ、6月20日に開催された本作のトークイベント付き試写会にも登壇した筒井真理子が責任編集を務め、筒井さんが加瀬亮、深田晃司、町山広美と対談、菊地成孔のエッセイから荒井晴彦へのインタビュー、佐々木敦による論考のほか30本の作品論と、「作家論」と「作品論」を網羅した、ホン・サンス監督初の特集本となる待望の一冊となっている。「フィルムメーカーズ 24 ホン・サンス」は『小説家の映画』の上映劇場をはじめ、書店やAmazonでも7月より発売される予定だ。『小説家の映画』はヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開中。(シネマカフェ編集部)
2023年07月01日皆さんは、厄介なお隣さんに悩んだことはありますか?今回は「祖父母が遺した庭を相続した結果」を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!家と庭を相続祖父が亡くなり、日本庭園のような家と庭を相続することになった主人公。しかし広い庭は維持費だけでも相当かかり、主人公には管理できません。さらに庭は広いものの、家は子どものいる主人公にとって手狭だったのです。主人公は木を親戚の家に植え替え、家を建て直すことにしました。工事が入るので、お隣さんにも報告すると…。怒り出したお隣さん出典:エトラちゃんは見た!祖父母の庭で四季を感じ、いつも眺めていたお隣さんは、庭を潰されると勘違いして怒り出しました。そして庭をそのまま残すよう圧をかけ、嫌がらせを始めたのでした…。赤の他人が文句なんの関係もない隣人が嫌がらせをしてくるとは驚きです…。程よい距離感を保ちたいですね…。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月22日6月30日(金)より公開するホン・サンス監督最新作『小説家の映画』の日本公開を記念して、ユーロライブ(東京渋谷区)にて、6月20日(火)特別試写会を実施。上映後に、俳優の筒井真理子をゲストに迎え、聞き手に元東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦によるトークイベントが行われ、作品の見どころについて語った。主演映画『波紋』(荻上直子監督)でも注目を集める筒井さんは韓国の名匠ホン・サンス監督作品の大ファンとして知られ、6月28日(水)に発売が決定した「フィルムメーカーズ24ホン・サンス」(発行:オムロ)でも責任編集を務めている。迷いを抱えながら、人生の新たな可能性に向かって共に歩み出す女性たちの友愛と連帯を描く本作。筒井さんはすでに「3回鑑賞した」と言い、ホン・サンス監督の公私のパートナーであり、主演の「キム・ミニの笑顔が堪らない!」とコメント。矢田部さんも「あの笑顔を引き出せるのはホン・サンス監督だからですよね」と10作目となるキム・ミニとホン・サンス監督のコラボレーションを絶賛。さらに物語終盤にキム・ミニがみせる、多様な解釈が可能な複雑な表情について、筒井さんは「役者のリアル!キム・ミニに対するホン・サンス監督の信頼感がある」と、俳優としての視点から共感のコメントを寄せた。また、ホン・サンス作品への魅力を聞かれると、監督お馴染みの酩酊シーンが特に好きだという筒井さん。俳優たちは実際に撮影中に飲酒しているらしいという裏話を明かし、会場が笑いに包まれるひと幕も。そして「ホン・サンス監督は俳優に何をやってもいいという空間を創り出す。だから俳優たちは自分をさらけ出すことができるのではないか」と語り、「ホン・サンス監督作品は中毒みたいに観に行きたくなる」「常連のキャストが演じているので、自分の中で作品をつなげて物語を作ってしまう楽しみがある」とホン・サンス監督作品の魅力を語った。矢田部さんも約27年間の作家人生で30本もの映画を作り出す、ハイペースの製作スタイルを「こんな映画監督はホン・サンスの他に世界でひとりもいない!」とコメントした。そんなホン・サンス監督への並々ならぬ思いを抱える筒井さんが責任編集を務めた「フィルムメーカーズ24ホン・サンス」はその「作家論」と「作品論」を網羅した、ホン・サンス監督初の特集本となる1冊となっている。『小説家の映画』は6月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月21日株式会社ハナヤマ(本社:東京都千代田区/代表取締役:小林 邦広)は、2023年6月17日に発売する、『はずる ゼルダの伝説 マスターソード』が、日本おもちゃ大賞2023ハイターゲット・トイ部門で優秀賞を受賞したことをお知らせいたします。はずる ゼルダの伝説(1)■「はずるゼルダの伝説」とは?1983年に発売され、40年にわたり世界中で大人のパズルとして愛されているはずすパズル「はずる(HUZZLE)」を発売する株式会社ハナヤマが、1986年に第一作の発売から37年の歴史を誇る任天堂のゲームシリーズ「ゼルダの伝説」をモチーフとした「はずる」を初めて商品化しました。それが「はずる ゼルダの伝説」です。「はずる(HUZZLE)」ならではの金属の重厚感が飾っても映えるアイテムです。「ゼルダの伝説」の象徴的なアイテムをモチーフとして3種を同時発売いたします。「はずる ゼルダの伝説 マスターソード」ピースを回転し上下することで、台座からマスターソードを引き抜き、また元に戻すパズルです。ゲームの世界さながらに剣を引き抜くことができるでしょうか?難易度は6段階中最上の「6」です。「はずる ゼルダの伝説 トライフォース」内部の仕掛けられたロックをはずし、トライフォースをバラバラにし、また元に戻すパズルです。難易度は6段階中の「5」です。「はずる ゼルダの伝説 ハイラルの紋章」絡んだチェーンをくぐらせて、トライフォースをハイラルの紋章からはずし、また元に戻すパズルです。 難易度は6段階中の「4」です。はずる ゼルダの伝説(2)■「はずるゼルダの伝説」開発背景謎解き要素のある「ゼルダの伝説」と「はずる(HUZZLE)」に親和性があることから企画が進行しました。「ゼルダの伝説」の世界をどのように表現するか苦心しましたが、象徴的なアイテムを「はずる(HUZZLE)」のギミックに落とし込むことで完成しました。「ゼルダの伝説」の世界に浸りながら、「はずる ゼルダの伝説」をお楽しみください。はずる ゼルダの伝説(3)■東京おもちゃショー2023で展示2023年6月8日~11日まで東京ビッグサイト西展示場で行われる東京おもちゃショー2023の株式会社ハナヤマブース(1-24)で展示します。その他、日本おもちゃ大賞受賞商品展示コーナーにも展示します。■「はずる ゼルダの伝説」詳細商品名 :「はずる ゼルダの伝説 マスターソード」「はずる ゼルダの伝説 トライフォース」「はずる ゼルダの伝説 ハイラルの紋章」対象年齢:15歳~価格 :各3,300円(税込)発売日 :2023年6月17日(土)■「ゼルダの伝説」について(任天堂ホームページからの引用)1986年の第一作「ゼルダの伝説」以来、30年以上にわたりシリーズが発売されているアクションアドベンチャーゲーム。主人公リンクとなり、フィールドやダンジョンに隠された謎を解き、冒険を進めていく。ハイラルを舞台に紡がれてきたさまざまな時代の物語であり、ゼルダ、ガノンドロフとのトライフォースを巡る宿命を描いたリンクの冒険譚でもある。■株式会社ハナヤマについて社名 : 株式会社ハナヤマ代表者名 : 代表取締役 小林 邦広(コバヤシ クニヒロ)本社所在地 : 〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-25 秋葉原鴻池ビル6Fホームページ: 【消費者お問い合わせ先】株式会社ハナヤマ お客様相談センター(フリーダイヤル) 0120-910-922 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月09日