株式会社コギトワークス(本社:東京都世田谷区、代表取締役:関 友彦)は「日本映画を世界のミニシアターへ届けること」を目標にさまざまなプロジェクトを展開しています。日本映画を世界のミニシアターへ(1)日本映画を世界のミニシアターへ直接配給する新たなルートを開拓日本独自のカルチャーが育んだ【ミニシアター系邦画】の世界上映を実現するために、世界各国17都市のミニシアターと直接交渉し、新たな配給ルートを開拓します。現代のマーケティング偏重な日本映画界に新しい風を吹かせるために、そして、作り手の創作意欲を絶やさないために。かなえたい挑戦<ミッション>●多種多様な日本映画文化を絶滅させないために世界にマーケットを広げること●作り手が直接、海外・国内の劇場と繋がる新たなルートを開拓し“産地直送”を実現すること●配給を介さず作り手が劇場に直接作品を届けることで「成功報酬制度」のビジネスを確立すること17都市のミニシアターと直接交渉プロジェクトの詳細はこちら▼ ※クリックするとGoogle ドライブが展開します。(2)ミッション達成に向けて、クラウドファンディングを展開世界各国17都市のミニシアターを訪問。自らの足で1劇場ずつドアノックして、契約を成立させるための費用の一部の支援を募っています。クラウドファンディングの詳細はこちら▼ 当該プロジェクトに関して、映画監督・俳優から激励の声が集まっています(動画はCAMPFIREプロジェクトページにて閲覧できます)。映画監督・俳優からの激励(3)新映画レーベル「New Counter Films」設立株式会社コギトワークスは、邦画業界における新しいビジネスモデル構築により、作品性・作家性を重視した良質な邦画を国内外に発表することを目的とした新映画レーベル「New Counter Films」を設立しました。現代のマーケティン偏重な日本映画界に新しい風を吹かせ、「誰もが観たい映画でなく、誰かが観たい映画をつくる」をミッションに活動していきます。New Counter Filmsは、作家性と収益性を両立する良質な映画製作に着手します。また、コギトワークス独自の配給網を活用した国内外のミニシアターへの配給と、映画公開同日の配信を目指します。作品を製作するだけでなく、作品を届けるところまでコミットすることで、これまでの日本映画界には無かった、全く新しいビジネスモデルを始動します。ニューカウンターフィルムズ【会社概要】株式会社コギトワークス設立 :2008年1月10日代表取締役:関 友彦 合同会社 New Counter Films(ニューカウンターフィルムズ)設立 :2022年9月16日業務執行社員:関 友彦本店所在地(いずれも)〒154-0017 東京都世田谷区世田谷1-14-18 恵宅建ビル2FTEL:03-6413-6664本プレスリリースPDF 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月15日第28回放送映画批評家協会賞のノミネーションが発表された。今年、製作・配給会社「A24」史上最大のヒットとなった『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が、作品賞、主演女優賞(ミシェル・ヨー)、助演女優賞(ジェイミー・リー・カーティス、ステファニー・シュー)、助演男優賞(キー・ホイ・クァン)、監督賞、脚本賞(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)など最多14ノミネート。スティーヴン・スピルバーグ監督の『フェイブルマンズ』が11、デイミアン・チャゼル監督の『バビロン』が10、マーティン・マクドナー監督の『イニシェリン島の精霊』が9と続く。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のファンは、「すごい。主要部門、ほぼ全部だ!」「この作品が賞レースで全ての賞を独占するのを我慢強く待っている」「その評価にふさわしい!」と期待と喜びの声を上げている。放送映画批評家協会のCEOジョーイ・バーリンは、ノミネーションについて、「この評価は、毎日、一年中、何百万人もの人々と映画やテレビに関して意見を交わしている600人以上の批評家や芸能レポーターからなる多様なグループによって行われています」と語っている。第28回放送映画批評家協会賞授賞式は2023年1月15日に開催。(賀来比呂美)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2022年12月15日ロサンゼルス映画批評家協会賞が発表された。今年の作品賞はミシェル・ヨー主演『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』と、ケイト・ブランシェット主演『TAR』の2作品が受賞した。1975年から48回行われているロサンゼルス映画批評家協会賞で、これまで作品賞が2作品選ばれたのは1975年の『カッコーの巣の上で』と『狼たちの午後』、1976年の『ネットワーク』と『ロッキー』、2013年の『ゼロ・グラビティ』と『her/世界でひとつの彼女』と3度あり、今回で4度目。ロサンゼルス映画批評家協会賞はアカデミー賞の前哨戦の一つであり、注目は集めているものの、作品賞がアカデミー賞の作品賞と重なることはあまりない。昨年作品賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)は、アカデミー賞では国際映画長編賞を受賞した。主な受賞者、受賞作品は以下の通り。作品賞『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『TAR』監督賞トッド・フィールド『TAR』主演俳優賞ケイト・ブランシェット『TAR』ビル・ナイ『生きる Living』助演俳優賞ドリー・デ・レオン『Triangle of Sadness』キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』脚本賞トッド・フィールド『TAR』アニメ賞『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(賀来比呂美)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2022年12月12日L.A.映画批評家賞が発表された。作品賞に輝いたのは、『TAR(原題)』と『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。主演賞は『TAR(原題)』のケイト・ブランシェットと、黒澤明の『生きる』のリメイク『生きる LIVING』のビル・ナイ。助演賞は『エブリシング…』のジョナサン・キー・クァンと『Triangle of Sadness』のドリー・デ・レオン。監督賞と脚本賞は『TAR(原題)』のトッド・フィールド。外国語映画賞は『EO』、アニメーション賞は『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』、美術賞は『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』だった。文=猿渡由紀
2022年12月12日北海道日本ハムファイターズの「きつねダンス」が「『現代用語の基礎知識』選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」トップ10入りを果たし、ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの尾暮沙織氏、FIGHTERS GIRLの濱野亜里紗氏、辻菜穂子氏、滝谷美夢氏、マスコットキャラクターのフレップ・ザ・フォックスが1日、都内で行われた表彰式に登壇した。ノルウェーの兄弟コメディアンYlvis(イルヴィス)の「The Fox」に乗せて踊る「きつねダンス」は、プロ野球チーム・北海道日本ハムファイターズの試合時に、FIGHTERS GIRLがイニング間で披露しているダンス。表彰式では、きつねのみみカチューシャとしっぽをつけたFIGHTERS GIRLとキタキツネのフレップが生パフォーマンスした。発案者の尾暮氏は、「きつねダンス」がトップテンに選出されたことについて「大変光栄に思っております」と喜びをあらわにし、「当初は球場一体となって楽しめるコンテンツを、という思いで作った『きつねダンス』ですが、プロ野球界を飛び越えてたくさんの方に知っていただき、楽しんでいただけたこと、大変うれしく思っております」と広くブームになっていることを振り返った。また来年、新球場の「エスコンフィールド北海道」が開場することについて「世界に誇れるボールパークにたくさんの方に足をお運びいただき、楽しかった、感動したと言っていただけるように、これからもさらに面白い球場演出やパフォーマンス、エンターテイメントを作っていきたいと思っております。ぜひみなさま、来年はエスコンフィールド北海道で『きつねダンス』をお楽しみください」とアピールした。講評では「『リン・ディン・ディン・ディン・ディンガ・リンガ・ディン!』このなにやら脳髄を刺激してくる曲がかかると、自然にからだが動いてくる。曲は、ノルウェーの兄弟コメディアンYlvis(イルヴィス)の『The Fox』。『みみカチューシャ』と「しっぽ」を付け、キツネの振り付けで踊るダンスは、BIGBOSS率いる北海道日本ハムファイターズのはちゃめちゃな陽気さにピタリはまった。チアリーダーが踊る、キタキツネのマスコット・フレップが踊る、ファンが踊る、選手が踊る、ゲストが踊る、他球団選手もちょっと踊る。ダンス動画ブームをうまくつかみ、ファミリーと、仲間と、あるいはソロで応援席から盛り上げる新しいプロ野球応援スタイルを示してくれた。2023年には日本初、大リーグ仕様の新球場『エスコンフィールド北海道』が開業する。BIGBOSS改めSHINJO監督のもと、きつねたちの応援でド迫力のプレーが見られそうだ」とコメントされている。|I@009.jpg,|I@010.jpg,トップテンには、「キーウ」(受賞者:東京外国語大学 名誉教授 中澤英彦氏)、「きつねダンス」(受賞者:株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント)、「国葬儀」(受賞者:中央大学文学部教授 宮間純一氏)、「宗教2世」(受賞者:一般社団法人 社会調査支援機構チキラボ)、「知らんけど」(受賞者:知らんけどを使用している皆さん)、「スマホショルダー」(受賞者:スマホショルダーを使用している皆さん)、「てまえどり」(受賞者:生活協同組合コープこうべ・神戸市、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会、消費者庁・環境庁・農林水産省・農林水産省(BUZZ MAFF撮影メンバー))、「Yakult(ヤクルト)1000」(受賞者:株式会社ヤクルト本社)、「悪い円安」(受賞者:日本経済新聞 編集委員 小栗太氏)が選ばれた。今年の選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、俵万智氏(歌人)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、『現代用語の基礎知識』編集長の大塚陽子氏。ノミネート30語は、以下の通り。「インティマシー・コーディネーター」、「インボイス制度」、「大谷ルール」、「オーディオブック」、「OBN(オールド・ボーイズ・ネットワーク)」、「オミクロン株」、「顔パンツ」、「ガチ中華」、「キーウ」、「きつねダンス」、「国葬儀」、「こども家庭庁」、「宗教2世」、「知らんけど」、「SPY×FAMILY」、「スマホショルダー」、「7青春って、すごく密なので」、「#ちむどんどん反省会」、「丁寧な説明」、「てまえどり」、「ヌン活」、「BIGBOSS」、「村神様」、「メタバース」、「ヤー! パワー!」、「Yakult(ヤクルト)1000」、「リスキリング」、「ルッキズム」、「令和の怪物」、「悪い円安」
2022年12月01日「『現代用語の基礎知識』選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞とトップテンが1日に発表され、「村神様」(東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆)が大賞を受賞した。講評では「10月3日、東京ヤクルトスワローズ対横浜DeNAベイスターズ戦、村上宗隆選手が王貞治さんの記録を超える日本選手シーズン最多の56本ホームランを放った。今期最終戦の最終打席に生まれたミラクル弾。この劇的瞬間は記録とともに人々の記録に強く刻まれた。プロ5年目の22歳、村上選手の記録を挙げるときりがない。三冠王、史上初5打席連続ホームラン、通算150本塁打、2試合連続満塁ホームラン……。そのすべてに『史上最年少』の冠がつく。序盤、中盤、終盤そしてサヨナラ。右に左にセンターに。特大アーチを量産する彼をファンは『神』とよび熱狂し、東京ヤクルトスワローズをリーグ優勝に導いた。打った瞬間打球を見上げ、しゃがみこんでから1塁へ走り出す『確信しゃがみ』に、そしてくじらの飛びこみを彷彿とさせる迫力のヘッドスライディングも大きな魅力。動画ですべてを見た気になっている今、球場のリアルで見たいビッグヒーローだ」とコメントされている。トップテンには、「キーウ」(受賞者:東京外国語大学 名誉教授 中澤英彦氏)、「きつねダンス」(受賞者:株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント)、「国葬儀」(受賞者:中央大学文学部教授 宮間純一氏)、「宗教2世」(受賞者:一般社団法人 社会調査支援機構チキラボ)、「知らんけど」(受賞者:知らんけどを使用している皆さん)、「スマホショルダー」(受賞者:スマホショルダーを使用している皆さん)、「てまえどり」(受賞者:生活協同組合コープこうべ・神戸市、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会、消費者庁・環境庁・農林水産省・農林水産省(BUZZ MAFF撮影メンバー))、「Yakult(ヤクルト)1000」(受賞者:株式会社ヤクルト本社)、「悪い円安」(受賞者:日本経済新聞 編集委員 小栗太氏)が選ばれた。今年の選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、俵万智氏(歌人)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、『現代用語の基礎知識』編集長の大塚陽子氏。ノミネート30語は、以下の通り。「インティマシー・コーディネーター」、「インボイス制度」、「大谷ルール」、「オーディオブック」、「OBN(オールド・ボーイズ・ネットワーク)」、「オミクロン株」、「顔パンツ」、「ガチ中華」、「キーウ」、「きつねダンス」、「国葬儀」、「こども家庭庁」、「宗教2世」、「知らんけど」、「SPY×FAMILY」、「スマホショルダー」、「7青春って、すごく密なので」、「#ちむどんどん反省会」、「丁寧な説明」、「てまえどり」、「ヌン活」、「BIGBOSS」、「村神様」、「メタバース」、「ヤー! パワー!」、「Yakult(ヤクルト)1000」、「リスキリング」、「ルッキズム」、「令和の怪物」、「悪い円安」
2022年12月01日すべての指導者に贈るサッカーのい・ろ・は株式会社カンゼンは、サッカー専門誌『フットボール批評issue38』を12月6日より発売いたします。特集は「【永久保存版】高校サッカーの名将は死なない」です。古沼貞雄、小嶺忠敏、本田裕一郎、大山照人など、高校サッカーを代表する名将が思考するサッカーの本質に迫りました。また、“御三家”静岡・広島の現代史、記憶に鮮やかな名勝負、戦術の変遷など、永久保存版に相応しい濃厚な企画が満載となっています。『フットボール批評issue38』書影特集:【永久保存版】高校サッカーの名将は死なないすべての指導者に贈るサッカーのい・ろ・は2019年に講談社から刊行された『高校サッカー100年』の7年前、100年史の予行演習版のような『高校サッカー90年史』が出版されていることをご存じだろうか。90年史の制作に携わった関係者に出版の真意を聞くと、「早めにやっておきたかった企画もあったので」という答えが返ってきた。“早めに”が何を言わんとするかはそれぞれの想像に任せるとして、高校サッカーの名将から発せられる言葉は、時にサッカーの、時に人生の本質を抉ってくるものが多い。もちろん、その言葉には本音と建前が混ざり合っている。表と裏を使い分けているからこそ、高校サッカーの名将たちの言葉は生き続けていくのだろう。サンプルページ●Interview:古沼貞雄(帝京高校前監督)平野貴也●高校サッカーを愛し、愛された小嶺忠敏とは何者だったのか?藤原裕久●Interview:大山照人(武南高校前監督)河野正●“王国”静岡の今昔吉田太郎Contents『フットボール批評issue38』Contents【好評連載】●現代サッカーの教科書河岸貴●フットボールの主旋律Op.2~カオスに抗うアナリスト~庄司悟●成り上がり監督のリアルシュタルフ悠紀リヒャルト(AC長野パルセイロ監督)【特集:高校サッカーの名将は死なない】●Interview:古沼貞雄(帝京高校前監督)平野貴也●高校サッカーを愛し、愛された小嶺忠敏とは何者だったのか?藤原裕久●Interview:本田裕一郎(国士舘高校テクニカルアドバイザー)松尾祐希●Interview:大山照人(武南高校前監督)河野正●“王国”静岡の今昔吉田太郎●Conversation:藤井潔(広島県立安芸南高校監督)×柴村直弥(広島県立広島皆実高校OB)柴村直弥●Interview:悦勝公豪(賢明学院高校前監督)孫勝基●選手権ベストマッチ10選土屋雅史●高校サッカー戦術クロニクル国吉好弘●出身大学別高校サッカー監督見取り図【フットボールの深海】●大澤英雄大学サッカー界の巨頭が来た道〈中〉清水岳志●ネットでは探せない蹴人伝北原由(都立武蔵高校・附属中学校)●「フットボールとは何か?」を考えるConversation:今井慧(世田谷ユナイテッド前COO)×井筒陸也(クリアソン新宿ブランド戦略担当)●高校サッカーブックリスト【連載&コラム】●蹴人のジレンマ龍岡歩●Stats Football常識を変える近未来のデータ分析結城康平●汚点横浜フリューゲルスはなぜ、消滅しなければならなかったのか田崎健太●世界サッカー狂図鑑金井真紀●フットボーラー経歴マニアックス土屋雅史●一生蹴念サッカー論を進化させる平岡和徳●再構築「世界一」からの脱却籾木結花●サッカー文化異論武田砂鉄●青年監督の本棚河内一馬●書架へのロングパス陣野俊史●サッカー洋書時評実川元子●サッカー本新刊ガイド書誌情報書名:フットボール批評issue38(季刊誌3月、6月、9月、12月刊行)ページ数:160判型:B5判定価:1,760円(本体1,600円+税)出版社:カンゼン発売日:2022年12月6日amazon : Rakutenブックス : 書誌情報 : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン営業部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月30日韓国映画を“酒の肴”に、日本でも人気の豪華K-POPアイドルと、映画人や映画評論家ら専門家が、毎月、楽しい映画トークをほろ酔い気分で繰り広げる「ナッスル~韓国映画ほろ酔いトーク~」が、スターチャンネルEXとBS10スターチャンネルに毎月1話ずつ日本独占配信&放送されることになった。「ナッスル」とは「昼間から呑む」という意味。各回で取り上げるのは、スターチャンネルが11~12月に日本初公開を実現させた韓国映画。これまで日本未公開だったため、ネットで検索しても日本語での情報はほとんど皆無だった作品についてたっぷり語られる。『秋の郵便局』©2015. SYCOMAD all rights reserved.番組に登場するのは「Pink Fantasy」のモモカ、「SECRET NUMBER」のレア、「NU’EST」出身キム・ジョンヒョン(JR)、「KARA」のギュリ、「Wanna One」出身ユン・ジソン。全員が10月末~12月頭にかけ本国にて新曲活動を展開しており、日本のK-POPファンの間でも注目が高まっているところ。解説は『愛に奉仕せよ』『シークレット・ミッション』を手掛けた映画監督チャン・チョルスが務める。「今回はお酒を飲むために集まったわけではないのに...」(ギュリ)、「お酒のせいか危うく番組の趣旨を見失いそうになりました」(チャン・チョルス監督)とのコメントが到着しており、韓国映画の魅力とK-POP、お酒が取り持つ縁を楽しむことができそうだ。日本未公開の韓国映画を紹介第1回『治外法権』(2015)韓国カルト教会という、政治と癒着し“治外法権”状態の組織に、韓国警察きっての札付き問題児デカ2人が殴り込む。痛快バディムービー。第2回『秋の郵便局』(2017)K-POPアーティストのトップに君臨するBoA主演。遠い親戚である年下男子との美しい田舎町でのマッタリ恋の行方に、予測不能な結末が!第3回『花の手』(2018)映画祭でしか出会えない、地味だが素敵な珠玉作。亡き祖母の故郷を散骨のため訪れた若者たちと、地元老人達の心温まる交流。チュンサ国際映画祭芸術映画特別賞、ソウル老人映画祭オープニング作品。「ナッスル~韓国映画ほろ酔いトーク~」は12月22日よりPrime Videoチャンネル「スターチャンネルEX」にて配信開始(※新エピソード毎月1話配信)。2023年1月より、BS10スターチャンネルにてTV放送開始(※新エピソード毎月1話放送)。(text:cinemacafe.net)
2022年11月25日日本とチリの修好120周年記念事業として製作された、映画界史上初となる日本&チリ合作映画『GREEN GRASS~生まれかわる命~』が、11月1日より公開に向けての活動を開始。N.Y.で活躍中のイシザキ マサタカを主演に、西岡徳馬、小澤征悦が共演する。日本人のイシザキ マサタカとチリ人で監督のイグナシオ・ルイスが2010年にカンヌ国際映画祭で出会い、両国は地球の真裏に位置しているものの、共に「地震・津波多発国」のため「震災による死者への想い」を抱えている国民性であることから、「命」をテーマにした作品づくりの企画がスタート。本作は、震災に巻き込まれて死後の世界に旅立った息子・近藤誠と、息子を失った父親の近藤清の2つの視点で人生が描かれていく。死を受け入れられない若者の葛藤、遺された家族の悼みなど複雑な心模様を独特の映像美で綴り、死後の世界でめぐり合う人々との体験を通じて、青年が成長していく姿を映し出した内容となっている。主演で息子の誠を演じているイシザキさんは、監督したショートフィルム『NO REASONS』が現在N.Y.で上映され、国際的に活躍中。父親・清役には、ドラマ、映画、舞台など多岐に渡りマルチに才能を発揮している日本の名優・西岡徳馬。清の秘書・福永佑介には、俳優にとどまらずコメンテーターなどでも定評のある小澤征悦。また、映画『Matar a un hombre』(原題)でサンダンス映画祭にてワールドシネマ審査員賞を受賞しているダニエル・カンディア、チリの代表的な女優であるヒメナ・リバスなどが共演する。監督・脚本は、アニメーターとしても作品を数多く手掛け、映画『Humanoide No Robot』(2011年)でチリ映画産業界“ Pedro Sienna”賞を受賞し、同年“Person of the year in arts”(今年の人)に選ばれるなど、国際映画祭でも評価を得ているイグナシオ・ルイス。また、ワールドプレミアは10月に行われた第32回Cine Ceara Film Festival(ブラジル)にてコンペ部門で正式上映され、監督と主演のイシザキさんが参加、撮影賞を受賞している。この度完成した映画を鑑賞した、駐日チリ共和国大使リカルド・G・ロハス氏よりコメントも到着した。<駐日チリ共和国大使リカルド・G・ロハス コメント>日本とチリ、両国の皆様が協力しあえたことで映画が完成し、心から喜ばしく思います。私にとっても、史上初となる日本とチリの合作映画の完成に立ち合えて、素晴らしい経験となりました。『GREEN GRASS~生まれかわる命~』は、とても繊細な映画です。メランコリックなアプローチで、日本人の死生観を軽妙に描いております。“映画”を共通の言語にしながら、2国間の文化交流を深めていけたらと思います。完成、本当におめでとうございます!(text:cinemacafe.net)
2022年11月10日11月10日(木)、ベビーカレンダーで初の開催となる「ベビカレマンガ大賞2022」を発表しました。現代のママたちの妊娠・出産・子育て事情は、コロナ禍の情勢も加わったことで人との関わりが少なくなり、孤独を感じるママたちが増えてきています(Q1・Q2参照)。気軽に人と会う機会が減った今、孤独感や閉塞感を感じる子育て中のママたちは、SNSなどのインターネットに多くの時間を充てるママも多いようです。 そんな令和のママたちには、「共感を得られるマンガ」が大変よく読まれる傾向にあります。コロナ禍での妊娠出産エピソードや夫婦関係の悩み、人間関係トラブルといった共感系マンガがママたちに支持され、ベビーカレンダーで最も人気のコンテンツとなっています。 そこで、今年ママたちに人気だったマンガを発表することとなりました。その名も「べビカレマンガ大賞」! 今年初開催となります。 「べビカレマンガ大賞」とは?ベビーカレンダーで月間500~600本以上配信されるマンガ記事のなかで、みなさんから多くの共感や反響を呼び、盛り上がった作品がランクイン! ぜひママやパパだけでなくすべての方に読んでいただきたいです。マンガのテーマ別に上位5作品、そして11月10日(木)に「べビカレマンガ大賞」及び2位~10位までの入賞作品を発表しました。※ マンガ大賞の選考対象:2022年1月1日~9月30日に公開したマンガ作品から、主にページビュー数によって算出 4920万人に読まれた!驚異的な人気作『僕と帰ってこない妻』大賞受賞! 記念すべき第1回「べビカレマンガ大賞」を受賞したのは、webマンガ家・ちなきちさんが描く『僕と帰ってこない妻』。幸せだった夫婦。しかし妻は妊娠をきっかけにマタハラにあい退職、夫は家庭を顧みず仕事ばかりになり、やがて離婚危機に。夫婦の葛藤やすれ違いを緻密に描き多くのママたちから共感の声が寄せられていました。ベビーカレンダーでは2021年8月から連載を開始し、大好評につき11月からは毎日更新を開始。1年以上毎日更新を続けるもベビーカレンダーでは圧倒的人気を誇る話題作となっています。 べビカレマンガ大賞受賞!ちなきちさんコメント「べビカレマンガ大賞2022」に入賞したとのことで、ありがとうございます!本当に嬉しいです!これもひとえに多くの皆様に作品をご覧いただけたおかげです。これからも皆様に楽しんでいただける作品をお届けしたいと思っておりますので、今後ともお付き合いいただけたら嬉しいです!(作者:ちなきちさん) ベビーカレンダー編集長コメント家族のために頑張っているつもり、妻のためにやっているつもり…パパの独りよがりの「つもり」が誤解を生み、夫婦の溝を大きくしていき、ついには離婚危機に陥ってしまいます。家族になるとはどういうことなのか、本当に大切なことは何なのかを改めて考えさせられました。ママはもちろんのこと、パパにこそぜひ読んで欲しい作品です。夫婦がお互いに向き合う時間が増え、より幸せな家庭を築くきっかけになると嬉しいです。(ベビーカレンダー編集長 二階堂 美和)マンガ11テーマ別入賞作品TOP5発表!ベビーカレンダーで人気の11テーマをピックアップし、入賞作品を選定・算出しました。各テーマTOP5を発表しています。『僕と帰ってこない妻/作者:ちなきちさん』は「夫婦関係マンガ」部門で1位とW受賞!そのほか、『2人目は巨大児でした/作者:ミロチさん』、『私がSNSを辞めた理由/作者:あこさん』、『ママをやめた日/作者:yokaさん』など、ビッグベビー出産体験談マンガやママたちが日々葛藤しながら子育てをするなかで起こるトラブルや悩みに関するマンガがよく読まれており、各テーマ部門1位を受賞しました。ベビーカレンダーで配信された記事は、サイト本体やアプリのほか、多数の外部連携先からも配信されるため多くの方に見ていただいております。実際に、SNSに投稿していたマンガをベビーカレンダーから配信したことでフォロワーさんが50倍に増えたマンガ家さんも! また、人気マンガの電子書籍化実績もあります。InstagramやTwitterでマンガを投稿する際、「#べビカレマンガ」のハッシュタグをつけて投稿してください。掲載させていただきたいマンガ家様へ編集部からご連絡させていただきます。 ベビーカレンダーではこの11月、人気のマンガ記事を増量配信中! 夫婦関係の悩みやママ友トラブル、妊娠出産エピソードなどさまざまなテーマのマンガを毎日配信しています。ぜひチェックして、お気に入りのマンガを見つけてくださいね。<調査概要>マンガ大賞に関する調査調査対象:ベビーカレンダーにて配信したマンガ記事 調査期間:2022年1月1日(土)~2022年9月30日(金) <調査概要>孤育てに関する調査調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2021年8月22日(日)~8月25日(水)調査件数:931件
2022年11月10日昨年、全国5都市で初開催され、日本ではなかなか観る機会のない貴重な日本初上映作品をラインアップし、大盛況となった「香港映画祭2021」。今回、香港映画ファン待望の「香港映画祭2022」が日本初上映19作品(短編を含む)で開催されることになった。2022年は、映画『男たち挽歌4Kリマスター版』、ウォン・カーウァイ監督のリマスター作品『WKW4Kウォン・カーワイ4K』、カンヌ国際映画祭でサプライズ上映された『時代革命』、香港が誇る七人の監督による『七人樂隊』、デビュー作で台湾アカデミー賞を席捲した『少年たちの時代革命』、山形国際ドキュメンタリー映画祭大賞を受賞した『理大囲城』、「Making Waves - Navigators of Hong Kong Cinema香港映画の新しい力」開催など、新旧多くの香港映画が公開され話題を呼んでいる。香港映画に沸いた2022年の総決算、インディペンデント映画から海外映画祭を席捲した大ヒット映画までラインアップ『風景第一部:始まりの終わり』昨年は日本未公開の香港映画7作品を、全国5大都市のミニシアターにて巡回上映。「香港映画祭2022」は、新人監督の作品から、トップスターが出演する作品まで幅広いラインアップ。香港トップスター故アニタ・ムイの伝記映画『アニタ』で香港アカデミー賞(香港電影金像奨)最優秀女優助演賞を受賞したフィッシュ・リュウが出演する『風景』、ジャッキー・チェン映画でもお馴染みの名バイプレーヤーのタイポー(太保)が優秀男優賞受賞した『ソク・ソク』(原題:叔・叔)。『ソク・ソク』90年代を代表するロレッタ・リー(李麗珍)の久しぶりのカムバック作であり、香港映画を代表するフランシス・ン(呉鎮宇)が主演する、実際の事件をベースにした『香港の流れ者たち』(原題:濁水漂流)。香港の流れ者たちまた、デビュー作の映画『少年たちの時代革命』(12月よりポレポレ東中野にて公開)で台湾アカデミー賞を席捲したレックス・レン監督とラム・サム監督の短編集、注目新人女性監督特集も上映される。「今の日本はおそらく世界中で一番香港映画を観ることができる国」映画監督で本映画祭のキュレーターであるリム・カーワイは、「そもそも香港映画祭がはじめたのは、香港の社会と政治の変化を反映した香港映画が多く制作されているのにも関わらず、日本の映画祭や配給興行の傾向と合わず、日本に紹介されない作品が多くあったことが、大きな理由であった」と明かしつつ、「そうした香港映画の多様性と魅力をもっと沢山の日本の映画ファンに届けたいという思いから、本映画祭ははじまった。今年も同じ趣旨で開催するつもりだったが、1年経たないうちに日本における香港映画の受容状況に変化があることに気付いた」と語る。『風景第二部:終わりの始まり』「エンタテイメント映画、インディペンデント映画、香港では上映禁止となった映画、黄金期の香港映画など、多くの香港映画が日本では次々と劇場公開されており、リバイバル上映、特集上映なども大変賑わっている。映画祭や特集上映や配信を含め、今の日本はおそらく世界中で一番香港映画を観ることができる国となっている。この映画鑑賞状況は、実に健全で素晴らしいことだ。それでも日本で紹介されていない素晴らしい香港映画がまだ数多くあるはずだと思い、作品選考、配給会社や監督たちとの交渉を重ねた結果、短篇映画を含め、昨年よりも多くの未公開作品(なんと19本!)を本年の映画祭で上映することが決まった」。『四月の変奏』さらに、「今回上映される映画の主人公たちは、今まで日本で紹介されたインディペンデント映画や商業映画でも、あまり主役になったことがないキャラクターと彼らの物語になっている。例えば移民、年寄りのゲイ、差別を受けた女性、ホームレス、アンダーグラウンドの芸術家たち、社会運動に参加する人、デモで逮捕された人など…。こうした社会的マイノリティな人々に視線を向けた映画監督の多くは、若手の新人監督たちだ。『香港映画祭2022』を通じて、未知の才能を発見すると共に、香港映画の裾野の広さを知ることになるだろう。またこれらの作品から、香港国家安全維持法やコロナ禍などがもたらした変化が、むしろ香港映画の可能性と豊かさをより広げたのではないかと感じて頂けたら幸いです」とコメントを寄せている。『クイーンのワンペア』「香港映画祭2022」は11月26日(土)より全国5都市にて順次開催。(text:cinemacafe.net)
2022年11月09日今回、ご紹介するのは、映画『シグナチャー~日本を世界の銘醸地に~』。日本のワイン業界を牽引した麻井宇介(本名:浅井昭吾)の想いを受け継いだ醸造家・安蔵光弘の半生を描いた人間ドラマです。安蔵を演じた平山浩行さんに、お話をうかがいました。「最近はワインしか飲んでいません(笑)」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 125映画『シグナチャー~日本を世界の銘醸地に~』は、日本のワイン業界を牽引した麻井宇介(本名:浅井昭吾)の想いを受け継ぎ、日本を世界の銘醸地にするために奮闘する醸造家・安蔵光弘の半生を描いた物語です。1995年、東大大学院を卒業した安蔵は、ワインを作りたいという希望を叶えるために山梨県勝沼町にあるシャトーメルシャンに入社。ある日安蔵は、会社の大先輩でもあり日本ワイン業界を牽引する麻井宇介と出会い、その見識の高さと人柄に傾倒していきます。安蔵は、麻井の助けを得て理想のワイン造りを追求していきますが、その一方で、麻井には病気の魔の手が迫っていました……。安蔵光弘役には、本作で映画初主演を飾る実力派俳優の平山浩行さん。妻となる安蔵正子役には、パリ国際映画祭にて最優秀女優賞を受賞した竹島由夏さん、麻井宇介役に榎木孝明さん。丸藤葡萄酒の専務(現:社長)大村春夫役に辰巳琢郎さん、ソムリエの田邉公一さんらが出演。さらに、本作と同様に、柿崎ゆうじ監督が脚本・監督を手がけた、日本ワインにかける青年たちを描いた映画『ウスケボーイズ』の出演者である渡辺大さん、伊藤つかささんや和泉元彌さんも本作に登場しています。1年でもっともワインをおいしく楽しめる季節と称される秋にもってこいの、芳醇なヒューマンドラマとなっています。ーーこの作品のオファーをいただいたとき、どう思いましたか?平山さん役者になる前、バーテンダーのお仕事をしていたんです。本作への出演をきっかけに、新しいワインの世界について勉強できるかもしれないと思い、ワクワクしました。ーーバーテンダーのお仕事をするきっかけは?平山さんお酒について、勉強したいと思ったんです。カジュアルではなく、オーセンティック・バー(お酒の知識を持ち合わせたバーテンダーが所属している本格的なバー)で働いていましたので、お酒にまつわるさまざまなことを学びました。もし、俳優になっていなかったら、バーを開業していたかもしれません。それほど、好きなお仕事でした。ーー初主演映画で、再びお酒に巡り合うとは、興味深い偶然ですね。平山さん運命を感じました。ーー過去の経験は役作りに役立ちましたか?平山さんグラスの持ち方やテイスティングの仕方、赤ワインと白ワインをそれぞれ口にふくんだときにどういった飲み方をするのかなど、過去に学んでいたので、すっと役に入ることができました。ーー安蔵をどのように演じたいと思いましたか?平山さんモノづくりという部分では、役者も醸造家も同じだと思います。実在の方を演じる難しさはありましたが、共通点を感じながら演じることができました。ーー個性豊かな方々が出演されています。特に印象に残った方を教えてください。平山さん麻井宇介さんを演じた榎木孝明さんです。ほかの作品でご一緒したことはあったのですが、今回ほどしっかりと関わらせていただいたことは初めてでした。映画の後半で、麻井さんが安蔵さんに声をかけるシーンがあるんですが、とても印象的で。安蔵さんは麻井さんを、そして僕は榎木さんを信頼していますから、きっと安蔵さんも僕と同じ気持ちだっただろうと思いました。榎木さんが僕を見つめるまなざしが、今でも脳裏に焼き付いています。ーー過去にお酒の席で、印象に残った先輩方は、いらっしゃいますか?平山さんデビュー作のテレビドラマ『高原へいらっしゃい』で佐藤浩市さんと共演させていただいたんです。その際、ドラマの舞台となったホテル(ロケ地は、八ヶ岳高原ヒュッテ/旧尾張徳川邸)のバーに誘っていただいて。デビューしたてで、右も左もわからない僕の気持ちを察してくださったようで、一杯飲ませていただき、励ましてくださいました。今でも忘れられない想い出です。僕も後輩に対して、そういう先輩でありたいなと思います。ーーこの作品に出演して、もっとワインが好きになりましたか?平山さん最近はワインしか飲んでいません(笑)。どっぷりと日本のワインの世界に浸かっています。撮影では短い時間しかワインを知ることができないので、ワイン造りのすべての工程を知りたいという気持ちからプライベートで監督と一緒にブドウ狩りに参加したほどです。ブドウ狩りと言っても、おいしいワインを造るためには、ただ収穫するだけでなく、悪い部分を丁寧に剪定しなければならない。ひと房のブドウを収穫するまでに、結構時間がかかります。大変なお仕事だなと思いました。ーー最後に、本作の見どころや本作を楽しみにしているファンの方々へメッセージをお願いいたします。平山さん醸造家の方はどのようにして、ワインを造っているんだろうという、素朴な疑問から入っても良いと思います。その過程で、日本ワインに興味を持っていただき、安蔵光弘さんについても知っていただけたら、嬉しいです。インタビューのこぼれ話かつて、平山浩行さんが勤務されていたバーの常連客のひとりだったのは、石橋貴明さん。俳優となった平山さんが石橋さんと番組で再会した際にそのことを告げると「“そうだったんだ!”と驚いてくださって。瞬時に壁のようなものが取り払われて、打ち解けた気持ちになりました。お酒にはそういう不思議な力があると思います」(平山さん)。Information映画『シグナチャー~日本を世界の銘醸地に~』11月4日(金)より、新宿武蔵野館ほかにて全国公開出演:平山浩行竹島由夏徳重 聡山崎裕太篠山輝信榎木薗郁也堀井新太渡辺 大出合正幸伊藤つかさ和泉元彌/田邉公一黒沢かずこ(森三中)/板尾創路大鶴義丹辰巳琢郎/長谷川初範/宮崎美子榎木孝明©2021 Kart Entertainment Co.,Ltd.写真・安田光優文・田嶋真理ヘアメイク・佐藤由佳写真・安田光優 文・田嶋真理 ヘアメイク・佐藤由佳
2022年11月02日「楽器店大賞2022」(主催:一般社団法人全国楽器協会 楽器店大賞 2022 運営委員会)の商品部門「全国楽器店員がお薦めする今年の楽器」において、ローランドの電子ドラム『Vドラム TD-17シリーズ』、デジタル管楽器『Aerophoneシリーズ』がそれぞれ大賞を受賞しました。また同商品部門において、その他3製品が第2位、第3位を受賞しました。「楽器店大賞2022」 商品部門にて大賞を受賞した『Vドラム TD-17シリーズ』(左)/『Aerophoneシリーズ』■楽器店大賞について「楽器店大賞」とは、全国の楽器店員が選ぶ「今年、お薦めする楽器」と、楽器店員と一般のお客様とで選ぶ「今、世に広めたいイチ押しプレイヤー」「今年、楽器の楽しさを伝えてくれた人」を決める賞です。子どもから大人までの幅広い世代が、一人でも、また仲間とアンサンブルでも楽しめる趣味として人気が高まっている楽器演奏。全国楽器協会は、「楽器の素晴らしさをもっと世の中に広めたい」「楽器を始める人を一人でも多くつくりたい」という想いのもと、2021年より同賞を開催しています。「楽器店大賞」詳細: ■当社の受賞製品商品部門 「全国楽器店員がお薦めする今年の楽器」●打楽器部門 大賞 電子ドラム『Vドラム TD-17シリーズ』第3位 電子ドラム『Vドラム・アコースティック・デザイン VAD706』●シンセ・電子楽器部門 大賞 デジタル管楽器『Aerophoneシリーズ』第3位 シンセサイザー『FANTOM-0シリーズ』●音楽制作・配信機器部門 第2位 サンプラー『SP-404MKII』■製品の詳細●電子ドラム『Vドラム TD-17シリーズ』高品位なサウンドや、堅牢でありながら自然な演奏感のパッド類で、プロからも絶大な信頼を得ている「Vドラム・シリーズ」のミドルクラスの機種。アコースティック・ドラムと同様の演奏性と表現力を備え、スマートフォンとBluetooth(R)でワイヤレス接続して楽しく効率的に演奏技術を磨くことができます。自宅での練習に最適なモデルです。詳細ページ: 『TD-17KVX-S』<投票者の推薦コメント>(抜粋)・スネアの大きさ、ハイハットスタンドを使った構成、シンバルが最初から追加されているので、価格帯を考えると初心者の方にも案内しやすい。・販売から数年経っているものの、価格、品質面で一番ちょうどいい。自宅でドラム練習をするならこのモデルと薦めやすい。・スネア部分の径の大きさ、実際のハイハットスタンドを利用してのセット等こちらのモデルからよりリアルなドラム体験が出来るようになる点。●電子ドラム『Vドラム・アコースティック・デザイン VAD706』ローランドが長年にわたって電子ドラム「Vドラム・シリーズ」で培ってきた高品位な「音」と「演奏表現力」に加えて、アコースティック・ドラムさながらのデザインを実現した「Vドラム・アコースティック・デザイン・シリーズ」(「VADシリーズ」)の最上位モデル。アコースティックのドラム・セットと同等のサイズに設計/配置したことで、自然な演奏感を実現。臨場感のあるドラム演奏体験を提供します。詳細ページ: 『VAD706』●デジタル管楽器『Aerophoneシリーズ』サックス、木管・金管楽器、弦楽器、シンセサイザーなどさまざまな音色を1台で奏でられ、リコーダー感覚で気軽に楽しめる管楽器。初代のモデル「Aerophone AE-10」(2016年発売)に始まり、エントリーモデル「Aerophone mini」(2019年発売)、シンプルに演奏できる「Aerophone GO」(2018年発売)、スタンダード・モデル「Aerophone AE-20」(2022年発売)、最高峰モデル「Aerophone Pro」(2021年発売)で展開しています。詳細ページ: 『Aerophoneシリーズ』<投票者の推薦コメント>(抜粋)・「まずはやってみたい」という方が気軽に手を出せる金額であること。リコーダー感覚で始める方も多くここから次へつながっていくモデルだと思います。・音色の多さ、音質の良さ、MIDI音源での演奏までカバーできる器用さがウリです!・歴代エアロフォンの最新モデルであり、進化したモデルであること、店頭でも多くの方がチョイスするモデルであること。●シンセサイザー『FANTOM-0シリーズ』プロ・ミュージシャンから高い評価を受けているローランドの最高峰シンセサイザー「FANTOMシリーズ」のサウンド/アプリケーション/操作性を軽量ボディに搭載。ライブ演奏、楽曲制作、スタジオワークのすべてに高いパフォーマンスを発揮するシンセサイザーです。詳細ページ: 『FANTOM-0シリーズ』●サンプラー『SP-404MKII』ビートメイキング(ヒップホップなどの楽曲制作)やDJプレイのほか、舞台やテレビ・ラジオ放送の現場で効果音の再生機として多く使われている当社サンプラーの最新モデル。一台であらゆる音の録音/再生、さまざまな音声の加工ができ、楽曲制作やパフォーマンスの表現の幅を広げます。詳細ページ: 『SP-404MKII』※ 製品画像は、ニュースリリース・ページ よりダウンロードいただけます。※ 文中記載の会社名および製品名などは、各社の登録商標または商標です。※ Bluetooth(R)のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc. が所有する登録商標であり、ローランドはこれらのマークをライセンスに基づいて使用しています。※ このニュースリリースに掲載されている製品情報や発売時期などは、発表日現在の情報です。発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。■製品に関するお客様のお問い合わせ先ローランド製品サポート: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月19日田中裕子が主演する映画『千夜、一夜』が、「第27回釜山国際映画祭」にて国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)を受賞したことが分かった。日本映画としては22年ぶりの快挙となる。世界の映画関係者が注目するアジア最大級の映画祭「釜山国際映画祭」。正式出品となったニューカレンツ・コンペティション部門は、釜山国際映画祭唯一の国際コンペティション部門で、アジアの新進気鋭の映画監督による第1~2作目が対象。本作の監督・久保田直は『家路』(’14)に次ぎ、長編映画2本目となる。国際映画批評家連盟は、世界の職業的映画批評家および映画ジャーナリストの各国組織で構成され、「映画文化の推進と発展、および職業的利益の保護のために」存在する組織でカンヌ、ヴェネチア、ベルリンなどをはじめ世界各国の国際映画祭にて賞を発表。釜山国際映画祭においては、前進的な精神を反映した、上質な作品と評価された作品が選ばれる。海外の批評家からの高い評価を意味する同賞。日本映画が同賞を受賞するのは、行定勲監督の『ひまわり』(’00)以来、実に22年ぶりの快挙だ。日本では年間約8万人が人知れず消え、そしていまもどこかで誰かを待つ人がいる。本作は、「失踪者リスト」から着想を得て、その事象に興味を持ったドキュメンタリー出身の久保田監督が、青木研次のオリジナル脚本により映画化。受賞を受けて久保田監督は「この作品は、コロナ禍による中断もあり、企画を立ち上げてから完成まで8年という時間がかかってしまいました。途中何度か心が折れそうになりましたが、最後までやり遂げたことによってこのような栄えある賞をいただくことができました。心から感謝をするとともに、この賞に恥じない映画人としてこれからも頑張っていきたいと思います」と喜びのコメントを寄せている。『千夜、一夜』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:千夜、一夜 2022年10月7日よりテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開(C)2022 映画『千夜、一夜』製作委員会
2022年10月14日映画音楽の巨匠、故・エンニオ・モリコーネの葛藤と栄光に迫る『モリコーネ 映画が恋した音楽家』の公開日が来年1月13日(金)に決定し、本予告とポスタービジュアルが解禁された。本作は、2020年7月に逝去した伝説のマエストロ、エンニオ・モリコーネに『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督が密着した圧倒的音楽ドキュメンタリー。10月24日(月)より開催される「第35回東京国際映画祭」ガラ・セレクション特別上映も決定している。この度解禁された予告編では、「彼の音楽は革新的」「現代のベートーヴェンだ」と、クリント・イーストウッドやクエンティン・タランティーノら名だたる監督や俳優たちがモリコーネへの惜しみない賛辞を述べる。ペンと五線譜のみで作曲する天才音楽家であり、世界中の映画人から認められ、映画音楽の巨匠として知られるモリコーネ。しかし、モリコーネ自身は「最初、映画音楽を作るのは屈辱だった」こと、「私の師は“映画音楽”をバカにしてた」と、映画音楽の芸術的価値が低かった当時の苦しい胸の内を正直に明かす。その後続くのは、モリコーネが世界的に脚光を浴びるきっかけになった「『荒野の用心棒』(64)のイメージ」として、セルジオ・レオーネ監督から黒澤明監督『用心棒』を見せてもらった時のこと。「逃して悔やむのはこの作品だけ」と未だ残念がるスタンリー・キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』(71)とのすれ違い。『アンタッチャブル』(87)で3度目のアカデミー賞にノミネーションされたにも関わらず、『ラストエンペラー』(87)の坂本龍一らに敗れ、意気消沈する様子など“天才”と呼ばれた彼の人間味溢れた姿。そして、『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)をはじめ、彼が音で命を吹き込んだ傑作の名場面と最高の音響環境で再現された日本公演を含むワールドコンサートツアーの演奏の模様とともに映し出される。『アンタッチャブル』(87)のメインタイトルである“正義の力”、『ミッション』(86)より“ガブリエルのオーボエ”、『続・夕陽のガンマン』(66)からは“ジ・エクスタシー・オブ・ゴールド”、そして『ウエスタン』(69)の“ウエスタン”や『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)のメインタイトル、“トトとアルフレッド”ほか、本映像全編に渡って流れる珠玉の映画音楽の数々も眩い。波乱万丈ながらも、「妻に言った『映画をやめる』と」「でもやめられない、映画音楽のリベンジだ」といった、映画音楽への尽きせぬ愛を語る彼の言葉も印象的な予告となっている。併せて解禁されたビジュアルは、膨大な資料が溢れる仕事場で音楽を創作しているモリコーネの姿を捉えたもの。<ペンと五線譜のみ>で生み出される彼の音楽が、その背中から聞こえてくるような臨場感溢れるポスターとなっている。自らが自身の半生を回想して紡がれる告白の数々と数多の傑作の名場面、そしてワールドコンサートツアーの演奏とともにモリコーネの生涯を紐解いていく本作。クエンティン・タランティーノ、クリント・イーストウッド、ウォン・カーウァイ、オリバー・ストーンら70人以上の著名人のインタビューによって、モリコーネの仕事術の秘密が明かされる。モリコーネのメロディを聴くだけで、あの日、あの映画に胸を高鳴らせ涙した瞬間が蘇る…。同じ時代を生きた私たちの人生を豊かに彩ってくれたマエストロに感謝を捧げる、愛と幸福に満ちた音楽ドキュメンタリーだ。『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モリコーネ 映画が恋した音楽家 2023年1月13日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開©2021 Piano b produzioni, gaga, potemkino, terras
2022年10月12日フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトのドキュメンタリー映画『アアルト』が、2023年10月13日(金)に全国にて順次公開される。アルヴァ・アアルトの人生と作品に迫るドキュメンタリー映画『アアルト』は、アルヴァ・アアルトの人生と作品を巡るドキュメンタリー作品。世界的建築家、デザイナーとして活躍したアルヴァ・アアルトが2023年に生誕125年を迎えることを記念して公開される。“フィンランドのアカデミー賞”と称されるユッシ賞にて音楽賞、編集賞を受賞した映画だ。アルヴァ・アアルトは、建築や製品が、限られた人に向けたラグジュアリーなものではなく、デザインの力によってすべての人の暮らしが豊かになることを願い作品制作やデザインを手がけてきたアーティスト。使いやすさと優しさの共存する建築をはじめ、インテリア・家具・プロダクトデザインなどを制作し世に送り出した。アルヴァの妻・アイノとの物語にもフォーカス『アアルト』では、アルヴァ・アアルトの人生や作品にフォーカスするとともに、アルヴァと同じ建築家であった妻・アイノとの濃密な愛の物語も映し出す。アアルト夫妻が世界中にわたって物を創造していく過程とその伝説をどのように作り上げていったかを、アイノとの⼿紙のやりとりや、同世代を⽣きた建築家、友⼈たちなどの証⾔を盛り込みながら、まるで観客が映像ツアーに参加しているかのような独創的な映像で見せていく。作中には、スタッキング可能な3本脚が特徴の「スツール 60」や、イッタラのアイコンとも⾔える花瓶「アアルトベース」、初期の頃に⼿がけた建築デザインとして知られるヴィープリ(ヴィーボルク)市⽴図書館の様⼦など、様々なデザインの傑作が登場。アルテックの家具やイッタラ(iittala)の食器など、後世に残る名作の誕生秘話も必見だ。監督はヴィルピ・ スータリ監督は、フィンランドの映画監督ヴィルピ・スータリが務めている。ヴィルピ・スータリは、「幼い頃、アアルトが設計した図書館で過ごし、彼の建築の虜になった」と語り、長年アルヴァ・アアルトの映画を撮りたいと考えていたという。有楽町で“映画で旅するフィンランド特集”ヒューマントラストシネマ有楽町では、映画『アアルト』の公開を記念し、2023年9⽉22⽇(⾦)から9⽉28⽇(⽊)までの期間、“映画で旅するフィンランド特集”を開催。ムーミンを⽣み出したアーティスト、トーベ・ヤンソンの⼈⽣を映し出した『TOVE/トーベ』と、世界が忘れかけている“当たり前”の⼈間性を、⾟辣なユーモアと優しさを通じて描くアキ・カウリスマキの『希望のかなた』の2作品を上映し、フィンランドの魅力を発信する。【詳細】映画『アアルト』公開日:2023年10月13日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク 吉祥寺、シネ・リーブル梅田 ほか全国順次ロードショー監督:ヴィルピ・スータリ配給:ドマ原題:AALTO2020年/フィンランド/103分■『アアルト』公開記念「映画で旅するフィンランド特集」概要上映期間︓2023年9月22日(⾦)〜9月28日(⽊)上映作品︓『TOVE/トーベ』『希望のかなた』劇場︓ヒューマントラストシネマ有楽町 ※詳細は劇場まで問い合わせ
2022年09月16日特集は[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する株式会社カンゼンは、サッカー専門誌『フットボール批評issue37』を9月6日より発売いたします。今号の特集は[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義するです。ガンバ大阪の安田好隆ヘッドコーチによる3用語の再定義をはじめ、柔軟な発想でアプローチするサガン鳥栖の川井健太監督のインタビュー、現役プレーヤーが語る[プレースタイル]、日欧の[プレーモデル]最新事情、「最強の[プレーモデル]」とは何か、などを多面的に考察しました。曖昧な概念に輪郭を与える濃厚な企画が満載です。『フットボール批評issue37』書影特集:[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する流行りの横文字にだまされるな日本社会全体に横文字が氾濫しているのと同様に、サッカー界にも横文字は横溢している。日本サッカー協会が7月15日にホームページに公開した全55ページに及ぶ選手育成の指針名「ナショナル・フットボール・フィロソフィーとしてのJapan’s Way」からして、現状の趨勢を表しているといっていい。もちろん、本文中にもこれでもかと言わんばかりに、横文字が散りばめられている。小誌は今回、サッカーチームの指針ともいえる横文字[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]の再定義に挑んだわけだが、前記の「国民的蹴球哲学」(あ・え・て)ではこの3用語ではなく[プレービジョン](26~32ページ)という表現が使われている。ガクッ……。指針を表す横文字でさえ各所で統一されていない現状では、迷い人が量産されるのは目に見えている。「STOP 横文字被害!私はだまされない」。急場しのぎとして、ひとまずこの姿勢が重要かもしれない。サンプルページ「Jの異端」サガン鳥栖の熱源Interview:川井健太(サガン鳥栖監督)[プレースタイル]はマインドが作り上げる Conversation:稲垣祥(名古屋グランパス)×柴村直弥(SHIBUYA CITY FC)Contents【好評連載】●現代サッカーの教科書5BoS的ゾーンディフェンスとジャストタイミングでのアタック河岸貴●成り上がり監督のリアルシュタルフ悠紀リヒャルト(AC長野パルセイロ監督)Vol.2信州ダービーの熱狂木崎伸也●フットボールの主旋律Op.2~カオスに抗うアナリスト~〈Zugabe〉志・智・儀グループEを突破するための最重要ワード「ボール支配率35%」庄司悟【特集:[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する】●[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義するInterview:安田好隆(ガンバ大阪ヘッドコーチ)孫勝基●「Jの異端」サガン鳥栖の熱源Interview:川井健太(サガン鳥栖監督)言葉の定義に捉われない逆転の発想というメカニズム清水英斗●[プレースタイル]はマインドが作り上げるConversation:稲垣祥(名古屋グランパス)×柴村直弥(SHIBUYA CITY FC)選手のバックボーンがそのまま出る「最大の個性」柴村直弥●日本と欧州の最新[プレーモデル]事情Conversation:高橋秀人(横浜FC)×結城康平(新世代WEBライター)「不変の価値観」は歴史でしか作り上げられないのか?結城康平●世界最高峰の殴り合いから見る「最強の[プレーモデル]」再現性の低い無色透明なレアル・マドリーはなぜ勝てるのか?龍岡歩●中堅国の戦い方最前線ハンガリー&デンマークに見る「ザ中堅力」西部謙司●サッカークラブにおけるブランディングとゲームモデルの関係性なぜコンセプトが必要なのか河内一馬●スポーツチームの組織心理学Interview:山浦一保(立命館大学スポーツ健康科学部教授)人と人の関係に立ち戻る●育成年代へのプレーモデルの授け方選手権優勝監督長谷川大が語る、「見る眼」と「多様性」の重要性松尾祐希【フットボールの深海】●大澤英雄大学サッカー界の巨頭が来た道〈上〉国士舘に導かれし者清水岳志●※新連載ネットでは探せない蹴人伝第1回大西正幸(私立武蔵高校・中学校)超進学校を指導する意義平野貴也●「フットボールとは何か?」を考える⑩Today’s themeJリーガーのキャリア選択Conversation:近藤貫太(電通)×井筒陸也(クリアソン新宿ブランド戦略担当)理知的にいくか本能的にいくか、それが問題だ井筒陸也●『サッカー本大賞2023』への道【連載&コラム】●蹴人のジレンマ龍岡歩●Stats Football常識を変える近未来のデータ分析結城康平●汚点横浜フリューゲルスはなぜ、消滅しなければならなかったのか田崎健太●世界サッカー狂図鑑金井真紀●フットボーラー経歴マニアックス土屋雅史●一生蹴念サッカー論を進化させる平岡和徳●再構築「世界一」からの脱却籾木結花●サッカー文化異論武田砂鉄●青年監督の本棚河内一馬●書架へのロングパス陣野俊史●サッカー洋書時評実川元子●サッカー本新刊ガイド書誌情報書名:フットボール批評issue37(季刊誌3月、6月、9月、12月刊行)ページ数:160判型:B5判定価:1,760円(本体1,600円+税)出版社:カンゼン発売日:2022年9月6日amazon : Rakutenブックス : 書誌情報 : Twitter投稿 : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン営業部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月31日一般社団法人日本作曲家協議会『日本の作曲家2022 第2夜 acousticsの継承』が2022年11月16日(水)に東京オペラシティリサイタルホール(東京都新宿区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて9月1日(木)より発売開始です。カンフェティで9月1日(木)よりチケット発売開始 公式ホームページwww.jfcomposers.net吉田誠(Cl)大崎結真(Pf)周防亮介(Vn)辻本玲(Vc)による現代室内楽作品のコンサート。金子仁美、鷹羽弘晃、川島素晴、松波匠太郎、可知奈尾子、遠藤真理子、赤石敏夫 各作品を演奏予定です。【プログラム(曲順未定)】赤石 敏夫ピアノのための音楽「エス」遠藤 真理子L’espace de son Ⅳ~for Clarinet, Violoncello and Piano可知 奈尾子"Seeds of Life" for Violin and Cello金子 仁美3Dモデルによる音楽Ⅹ~クラリネットのための川島 素晴ピチェクラリン賛歌鷹羽 弘晃はじまりのために(Cl, Vn, Vc, Pf)松波匠太郎独奏ヴァイオリンのための《the End of ...》公演概要一般社団法人日本作曲家協議会『日本の作曲家2022 第2夜 acousticsの継承』公演日:2022年11月16日(水)会場:東京オペラシティリサイタルホール(東京都新宿区西新宿3-20-2)■出演者吉田誠(Cl)大崎結真(Pf)周防亮介(Vn)辻本玲(Vc)■スタッフプロデューサー: 松波匠太郎 / ステージ: 大澤重彦■タイムテーブル11月16日(水)19:00開演/21:00時終演※開場は、開演の30分前■チケット料金全席自由:3,500円(税込)■団体概要一般社団法人日本作曲家協議会300名以上の作曲家を擁する団体。アジア作曲家連盟日本支部として、音楽祭を開催。隔年で開催する「JFC作曲賞コンクール」などコンサート開催多数。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月25日オスカー、英国アカデミー賞、日本アカデミー賞など、国内外で数えきれないほどの賞を受賞し高い評価を受けている濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が、2022年の国際映画批評家連盟賞グランプリを受賞した。『ドライブ・マイ・カー』は、国際映画批評家連盟(FIPRESCI)の会員による2022年の最優秀作品としてグランプリに輝いた。最終候補には同作のほか、『リコリス・ピザ』(ポール・トーマス・アンダーソン監督)、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(ジェーン・カンピオン監督)、『Triangle of Sadness』(リューベン・オストルンド監督)、『わたしは最悪。』(ヨアキム・トリアー監督)が挙がっていた。同賞は1999年に設立。これまでペドロ・アルモドバル監督(『オール・アバウト・マイ・マザー』)、ジャン=リュック・ゴダール監督(『アワーミュージック』)、ロマン・ポランスキー監督(『ゴーストライター』)、アルフォンソ・キュアロン監督(『ROMA/ローマ』)といった偉大な監督たちが受賞。今年の最終候補に挙がっていたポール・トーマス・アンダーソン監督は、『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ファントム・スレッド』で3回受賞を果たしている常連である。昨年は、『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督が選ばれた。(賀来比呂美)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2022年08月23日飼い主がどんなに気を付けていても、好奇心旺盛な犬は勝手にどこかへ遊びに行ってしまうことがあります。イギリスに住むポーラ・クロシエさんの愛犬のボニーも、庭から逃げ出してしまい、行方不明になりました。見つかった愛犬の首輪に付いていたものは?ポーラさんと家族がボニーのことを必死で探していた頃、ある男性が道路脇をうろついているボニーを発見します。海外メディア『BBC』によると、男性はジョン・ウィルマーさんといい、2匹の愛犬を地元で行われるドッグショーに出場させるために、会場に向かっている途中でした。急いでいたジョンさんは、ひとまずボニーを車に乗せて、そのままドッグショーの会場へ。そして彼は、「この犬はとても素敵だから、出場させてみよう」と思い、ボニーを『保護犬部門』でショーにエントリーさせることにします。すると、なんとボニーが3位に入賞したのです!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by People Magazine (@people) ジョンさんは、ボニーをドッグショーに連れて行く前に、Facebookで迷い犬を探すページにボニーのことを投稿していたそう。その投稿をポーラさんが見つけて、ボニーは無事に家に帰ることができました。ジョンさんがボニーを送り届けた時、ポーラさんはボニーがドッグショーで3位になったことを知ってびっくり!このエピソードは数々のメディアでも紹介され、海外メディア『People』のInstagramにはたくさんのコメントが寄せられています。・大笑いしたよ!最高に面白くて、心温まる出来事だね。・このかわいい犬は最初から、ドッグショーに出るつもりで逃げたんじゃないかな。・この話を映画化してほしい! View this post on Instagram A post shared by Paula Closier (@bonniedogbeagle) ポーラさんの家族になる前のボニーは野犬だったので、彼女は「ボニーがこのまま戻ってこないのではないか」と、とても心配したのだとか。自宅に戻った現在は、再び飼い主さんに見守られつつ、穏やかな暮らしをしていることでしょう。必死になって探していた飼い主さんの心配をよそに、親切な人に見つけてもらい、ドッグショーに出て、3位に輝いたボニー。ボニーにとっては、思いがけない冒険ができた1日だったのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2022年07月25日放送映画批評家協会(以下、CCA)が、第28回放送映画批評家協会賞授賞式を2023年1月15日に開催することを公式サイトにて発表した。場所はロサンゼルスのフェアモント・センチュリー・プラザ・ホテル、米CW局で生放送される。同授賞式は例年1月に開催されてきたが、2021年、2022年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月に開催されたため、CCAのCEOジョーイ・バーリンは「放送映画批評家協会賞授賞式をCW局で従来通り1月に開催できること、そしてこれまで以上に注目を集めていることに大変うれしく思っています」とコメントしている。放送映画批評家協会賞は、「歴史的にアカデミー賞のノミネーションを最も正確に予測する賞」と公式サイトで明言するほど、アカデミー賞の行方を占う重要な賞の一つ。CCAは放送映画批評家協会賞のほか、4つの賞の開催日についても発表。第7回ドキュメンタリー賞は2022年11月13日、第5回ブラックシネマ&テレビジョン賞は2022年12月5日、第2回ラテンシネマ&テレビジョン賞は2022年10月7日、そして初開催となるアジアンパシフィックシネマ&テレビジョン賞を2022年11月4日に行う。アジアンパシフィックシネマ&テレビジョン賞の立ち上げは、ミシェル・ヨーの主演作『Everything Everywhere All at Once』や「イカゲーム」「パチンコ―Pachinko」といったアジアの作品が大ヒットし、「これ以上ないタイミングとなった」という。(賀来比呂美)
2022年07月20日展覧会「脚本家 黒澤明」が、東京・京橋の国立映画アーカイブにて2022年8月2日(火)から11月27日(日)まで開催される。黒澤明の“シナリオ術”にフォーカス「脚本家 黒澤明」は、映画監督・黒澤明のシナリオ術に焦点を当てた展覧会。幾多の名脚本家たちとともに次々傑作映画を生み出した黒澤明は、自身もシナリオを執筆することで映画監督としての成長を遂げてきたのだった。「脚本家 黒澤明」では、黒澤明の“シナリオ作家”としての側面から、『七人の侍』(1954年)をはじめとする名作脚本の生成・変更の過程を分析し、他の監督たちに提供した脚本や、新たに発見された未映像化脚本について解析。黒澤明にインスピレーションを与えてきた文学作品など、“書く人”黒澤明の修業時代から後期作品までを紐解いていく。会場には、国立映画アーカイブの所蔵品に加え、黒澤資料の収集家、各地の資料館や黒澤作品の元スタッフ関係者などから貸与された資料が一堂に集結。新発見の脚本『ガラスの靴』をはじめ、映画化が実現しなかった幻の脚本や、黒澤自身で監督をせず、他の監督に提供した執筆脚本の数々も目にすることができる。『七人の侍』ストーリーはいかに構築されたのか?世界映画史において最高峰の1つである映画『七人の侍』のシナリオは、黒澤と橋本忍、小國英雄の3名による合作だった。侍たちそれぞれのキャラクターはどのように構想され、肉付けされていったのか、また、ストーリーの構造はいかに構築されたのかを、資料を通して解明。アイデアの源泉として注目されるソビエトの文学者ファジェーエフの小説にも触れながら、解説する。ドストエフスキーやシェイクスピアなど影響を与えた文豪たちまた、『白痴』のドストエフスキーや、『蜘蛛巣城』『乱』のシェイクスピア、『椿三十郎』『赤ひげ』『どですかでん』の山本周五郎など、黒澤の映画世界に大きな影響を与えた文学者たちの存在にも注目だ。文豪たちが生み出した物語や人間観は、黒澤映画の中にどのような影響をもたらしていたのかを考えるとともに、彼らと並び強い影響を与えたバルザックの小説についても、新たな考察を加える。【詳細】脚本家 黒澤明会期:2022年8月2日(火)~11月27日(日)会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6休室日:月曜日および9月6日(火)~9日(金)、9月27日(火)~10月2日(日)は休室。開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)※毎月末の金曜日のみ開室時間を20:00まで延長。※入室は19:30まで■チケット料金:一般 250円(200円)/大学生 130円(60円)※65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料。※料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含む。※( )内は20名以上の団体料金。※学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズ対象者は入室の際、証明できるものの提示が必要。※国立映画アーカイブが主催する上映会の観覧券(オンラインチケット「購入確認メール」)を提示すると、1回に限り団体料金を適用。※2022年11月3日(木)「文化の日」は、無料で観覧可能。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2022年07月15日日本映画界を牽引する監督たちの商業デビュー作を世に送り出してきた、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)の映画製作プロジェクト「PFF スカラシップ」。この度、過去のPFFスカラシップ作品の名作を35mmフィルム上映で振りかえる『PFF スカラシップ傑作選』が開催されることが決定した。1984年の創設から38年を迎えたPFF スカラシップは、PFFが新人監督のデビューをトータルプロデュースする長編映画製作プロジェクト。2022年の今夏には、このPFF スカラシップを受賞した『猫と塩、または砂糖』(7月23日公開)、『裸足で鳴らしてみせろ』(8月6日公開)が連続公開される。これを記念し、過去のPFF スカラシップ作品の名作を35mmフィルム上映で振りかえる『PFF スカラシップ傑作選』の開催が決定。現在、PFFや国立映画アーカイブ所蔵の上映可能な35mmフィルムから、各劇場がセレクトする【ミニシアターセレクション】形式で開催する。スカラシップ創設の1980年代〜2010年頃までは35mmフィルムでの上映が主流だったが、保管やメンテナンスが難しく、また映写機の設備がある劇場も少なくなり、フィルム上映が困難になってきている。だが、最近では、このフィルム独特の質感が若い世代にも見直されブームに。映画館でもクラシック作品の35mmフィルム上映をする企画が相次ぎ、往年の映画ファンから若い世代までが注目する人気の企画となっている。今回上映するのは、過去にPFF入選を果たした監督たちの商業デビュー作。東京では、渋谷・ユーロスペースにて、橋口亮輔監督『二十才の微熱』、李相日監督『BORDER LINE』、荻上直子監督『バーバー吉野』、内田けんじ監督『運命じゃない人』、石井裕也監督『川の底からこんにちは』の5作品を、7月16日(土)から7月22日(金)までの1週間上映。さらに、期間中の上映スケジュールに合わせて、橋口監督、李監督、荻上監督、内田監督が来場し、トークイベントを開催する予定となっている。また、本企画は東京で開催後、関西などの劇場でも順次開催予定。上映劇場及び各セレクション作品は公式サイトにて発表する。本企画では、35㎜フィルムならではの光や色彩表現をスクリーンで堪能できるのはもちろんのこと、上映するPFFスカラシップ作品の公開当時、劇場に駆け付けた映画ファンにとっては懐かしい体験と今見直しても色あせない名作の感動を、そして、若い世代にとっては、日本映画の第一線で活躍する監督たちの原点となるデビュー作ならではの熱を、公開当時と同じ35mmフィルム上映で追体験ができる、貴重な機会となる。渋谷・ユーロスペースでは、7月23日(金)からはPFF スカラシップ新作連続公開の1本目『猫と塩、または砂糖』が公開される。『<ミニシアターセレクション>35mmフィルムで蘇る!PFF スカラシップ傑作選』<ユーロスペース セレクション>上映期間:7月16日(土)から22日(金)まで※上映作品は以下の5作品※連日18:30~の回※監督が来場してトークイベント開催予定7/16(土)『二十才の微熱』7/17(日)『BORDER LINE』*李相日監督来場(予定)7/18(月・祝)『二十才の微熱』*橋口亮輔監督来場(予定)7/19(火)『運命じゃない人』*内田けんじ監督来場(予定)7/20(水)『川の底からこんにちは』7/21(木)『バーバー吉野』*荻上直子監督来場(予定)7/22(金) 『二十才の微熱』料金:一般¥1,500(税込)学生・シニア・会員¥1,200(税込)*ゲスト登壇者は予定につき、予告なく変更となる場合がございますので予めご了承くださいユーロスペース: (渋谷駅下車、Bunkamura 前交差点左折) 渋谷区円山町 1-5 KINOHAUS 3F企画サイト: 『猫と塩、または砂糖』7月23日(土)より公開『裸足で鳴らしてみせろ』8月6日(土)より公開
2022年06月28日株式会社カワダ(代表取締役社長:小林 正和/所在地:東京都新宿区)は、一般社団法人日本玩具協会が主催する「日本おもちゃ大賞2022」にて、新しいダイヤブロック「OKOMEIRO(オコメイロ)L」で、ベーシック・トイ部門において優秀賞を受賞いたしました。お米由来の環境にやさしい材料「ライスレジン」を使用し、さらに組み立てやすさ、遊びやすさ、片付けしやすい工夫が取り入れられていることが評価されました。■日本おもちゃ大賞2022「日本おもちゃ大賞」は2008年に玩具産業の活性化を図ることを目的に創設された賞で、今回で14回目になります。全7部門(エデュケーショナル・トイ/ベーシック・トイ/アクション・トイ/コミュニケーション・トイ/キャラクター・トイ/ハイターゲット・トイ/共遊玩具)ごとに大賞1点、優秀賞4点が選出されます。■ダイヤブロックOKOMEIRO(オコメイロ)LダイヤブロックOKOMEIRO(オコメイロ)Lは、発売から60周年を機に、3つのテーマ(サステナブルな素材・あそびやすいかたち・みんなうれしい容器)を元に設計された、人と環境にやさしくなった新しいダイヤブロックです。ベーシックトイ優秀賞メインイメージ<3つのテーマ>(1)サステナブルな素材お米(非食用)由来の国産バイオマスプラスチック「ライスレジン」を使用し、環境配慮でやさしい新素材になりました。ブロックのカラーリングは、素材の色を活かしながら、生活に溶け込む自然な色合いにしています。(2)あそびやすいかたちより組み立てやすく、はずしやすくなった「二重バネ構造と角丸形状」で、組み立てた際の印象もやさしく、踏んでも痛くないよう安全にも配慮しています。(3)みんなうれしい容器収納容器のフタの裏側はブロックポッチ付きであそびやすく、ちりとりのようなスロープ構造で、お片付けも簡単です。<商品概要>商品名:ダイヤブロックOKOMEIRO(オコメイロ)L売価 :メーカー希望小売価格 8,228円(税抜7,480円)発売日:2022年8月カワダ公式直販サイト他にて先行発売開始。一般発売2023年3月。■展示会出展情報2022年6月16日(木)~17日(金)に開催される東京おもちゃショー2022に出展します。6月16日(木)にはカワダブースにて、女優・タレントの乙葉さんをゲストにお招きし、プレス発表の開催を予定しています。乙葉さん【東京おもちゃショー2022】会期 : 2022年6月16日(木)9:30~17:302022年6月17日(金)9:30~17:00会場 : 東京ビッグサイト 西展示棟1・2ホール、アトリウム(東京都江東区有明3-11-1)主催 : 一般社団法人 日本玩具協会公式HP: <カワダブース>小間位置:東京ビッグサイト 西展示棟2ホール-3《プレス発表開催情報》2022年6月16日(木)12:30~カワダブースのステージにて乙葉さんの登壇を予定しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月14日「第31回日本映画批評家大賞」授賞式が30日に都内で行われ、受賞者が登場した。主演女優賞に輝いた瀧内公美は、胸元が大胆に開いた黒のドレスで登場し会場を魅了。コロナ禍での女優活動について「芸術文化というのが本当に必要なのが問われることがあって、私は普段ミニシアターで上映される映画に参加することが多いんですけれども、その劇場さんも潰れていってしまったり、どうなっていくんだろうと思っておりました」と振り返る。受賞作となった『由宇子の天秤』については「この映画もミニシアターから上映が始まったんですけど、多くのお客様が来場してくださって、お客様に育てていただいた映画だと思っています。ご来場いただいて、命がけで来てくださったお客さん。本当にありがとうございました」と感謝した。同作の春本雄二郎監督には自ら声をかけたという驚きのエピソードも。瀧内は「監督が撮られていた『かぞくへ』という作品を見て、この監督とご一緒したいと思って、お声がけさせていただいて、今日に至ると言いますか。今回も上映させていただいたユーロスペースで、監督の作品を観たらロビーにいらして、お声がけしました。『次撮りますか? よかったらご一緒できたら嬉しいです』と」と明かし、会場の驚きを誘っていた。○受賞一覧作品賞:『偶然と想像』(濱口?介監督)主演男優賞:古田新太『空白』主演女優賞:瀧内公美『由宇子の天秤』助演男優賞:鈴木亮平『燃えよ剣/孤狼の血 LEVEL2』助演女優賞:三浦透子『ドライブ・マイ・カー』監督賞:大友啓史監督『るろうに剣心 最終章 THE FINAL』『るろうに剣心 最終章 THE BEGINNING』ドキュメンタリー賞:『くじらびと』(石川梵監督)アニメーション作品賞:『フラ・フラダンス』(水島精二総監督/綿田慎也監督)アニメーション監督賞:庵野秀明監督『シン・エヴァンゲリオン劇場版』新人監督賞:穐山茉由監督『シノノメ色の週末』新人監督賞:阪元裕吾監督『ベイビーわるきゅーれ』新人監督賞:藤元明緒監督『海辺の彼女たち』新人男優賞(南俊子賞):佐藤緋美『ムーンライト・シャドウ』新人男優賞(南俊子賞):Fukase『キャラクター』新人女優賞(小森和子賞):伊澤彩織『ベイビーわるきゅーれ』新人女優賞(小森和子賞):石川瑠華『猿楽町で会いましょう』新人女優賞(小森和子賞):伊藤万理華『サマーフィルムにのって』新人女優賞(小森和子賞):?川洋子『いとみち』脚本賞:?川美和『すばらしき世界』編集賞(浦岡敬一賞):堀貴秀『JUNK HEAD』撮影賞:上田義彦『椿の庭』特別賞(松永武賞):小倉智昭ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):荒木一郎ダイヤモンド大賞:富司純子『椿の庭』
2022年05月31日「第31回日本映画批評家大賞」授賞式が30日に都内で行われ、受賞者が登場した。MCは笠井信輔アナウンサー、政井マヤアナウンサーが務めた。主演男優賞の古田新太は「私のようなアングラ出身のチンピラ俳優がこんなところに呼ばれて、非常に緊張しています。 撮影中、????田恵輔監督とずっと2人で酒を飲みながら『褒められたいね』『褒められたいね』と。監督、褒められたよ!」と喜び、会場を笑わせる。また「毎晩のように飲んでたんですけども、(松坂)桃李が1回も飲みに行ってくれなかった。本気で嫌われてるのかなと思いました」とぼやきつつ、役作りに入っていた松坂について「ちゃんとしてるんですよ、あいつ 」と褒めていた。助演男優賞の鈴木亮平は、「2作品で評価していただいたわけですけど、今思うと同じ助演という立場でもだいぶ違った立場だったなと思います。一方は主役を引き立て土台で新撰組を支えるという役で、もう一方は主役を食いちぎらなければいけないという使命を負った悪役で、この2つを評価していただいて、助演男優賞をいただけたたということがとても嬉しく思います」と心境を明かす。「世の中の皆様に思っていただけてるほどいい人間じゃないので、もっといろんな悪い面を見せていきたいと思います」と新たな野望も見せた。助演女優賞の三浦透子は、世界中の賞を席巻した『ドライブ・マイ・カー』について「運転の練習をしてくださいということと、脚本を信じてくださいということ、2つだけを心に留めて前に進んだ先に、今日のような素晴らしい場所に立てているのは、恵まれているなと改めて実感しています」と喜びをあらわに。同作のために運転免許も取ったというが、実は「あまり乗っていません」と告白し、会場の笑いを誘った。○受賞一覧作品賞:『偶然と想像』(濱口⻯介監督)主演男優賞:古田新太『空白』主演女優賞:瀧内公美『由宇子の天秤』助演男優賞:鈴木亮平『燃えよ剣/孤狼の血 LEVEL2』助演女優賞:三浦透子『ドライブ・マイ・カー』監督賞:大友啓史監督『るろうに剣心 最終章 THE FINAL』『るろうに剣心 最終章 THE BEGINNING』ドキュメンタリー賞:『くじらびと』(石川梵監督)アニメーション作品賞:『フラ・フラダンス』(水島精二総監督/綿田慎也監督)アニメーション監督賞:庵野秀明監督『シン・エヴァンゲリオン劇場版』新人監督賞:穐山茉由監督『シノノメ色の週末』新人監督賞:阪元裕吾監督『ベイビーわるきゅーれ』新人監督賞:藤元明緒監督『海辺の彼女たち』新人男優賞(南俊子賞):佐藤緋美『ムーンライト・シャドウ』新人男優賞(南俊子賞):Fukase『キャラクター』新人女優賞(小森和子賞):伊澤彩織『ベイビーわるきゅーれ』新人女優賞(小森和子賞):石川瑠華『猿楽町で会いましょう』新人女優賞(小森和子賞):伊藤万理華『サマーフィルムにのって』新人女優賞(小森和子賞):⻄川洋子『いとみち』脚本賞:⻄川美和『すばらしき世界』編集賞(浦岡敬一賞):堀貴秀『JUNK HEAD』撮影賞:上田義彦『椿の庭』特別賞(松永武賞):小倉智昭ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):荒木一郎ダイヤモンド大賞:富司純子『椿の庭』
2022年05月31日「第31回日本映画批評家大賞」授賞式が30日に都内で行われ、受賞者が登場した。『ムーンライト・シャドウ』で新人男優賞(南俊子賞)を受賞した佐藤は「自分まだ芝居を始めて5年目なので、賞を獲るとは思ってなくて」と驚く。「自分でもびっくりしてて、これからたくさん人に会って行って、どんどん自分を出していければ」と意気込んだ。父である浅野忠信の反応について聞かれると、「まだ多分知らないと思います。まだ伝えてないです」と苦笑。「最初の舞台に出た時はアドバイスを聞いたりしたんですけど、お父さんも感覚でやってきてるので、とにかく自分で探して自分でそれを出していくというのは、教えてくれました」と父からのアドバイスについて明かした。また同賞を受賞したSEKAI NO OWARIのFukaseは、ビデオメッセージで登場。「ミュージシャンとしてデビューして12年やってきたんですけど、このタイミングでこんなに素敵な賞を獲ることができて光栄に思っています」と喜ぶ。「ただ、自分は殺人鬼役を1回やっただけなので、殺人鬼役のイメージがつきすぎております、もしよかったら、他の役をいただけたらそれも緩和するんじゃないかと思っていますので、よろしくお願いします」と会場を笑わせていた。○受賞一覧作品賞:『偶然と想像』(濱口⻯介監督)主演男優賞:古田新太『空白』主演女優賞:瀧内公美『由宇子の天秤』助演男優賞:鈴木亮平『燃えよ剣/孤狼の血 LEVEL2』助演女優賞:三浦透子『ドライブ・マイ・カー』監督賞:大友啓史監督『るろうに剣心 最終章 THE FINAL』『るろうに剣心 最終章 THE BEGINNING』ドキュメンタリー賞:『くじらびと』(石川梵監督)アニメーション作品賞:『フラ・フラダンス』(水島精二総監督/綿田慎也監督)アニメーション監督賞:庵野秀明監督『シン・エヴァンゲリオン劇場版』新人監督賞:穐山茉由監督『シノノメ色の週末』新人監督賞:阪元裕吾監督『ベイビーわるきゅーれ』新人監督賞:藤元明緒監督『海辺の彼女たち』新人男優賞(南俊子賞):佐藤緋美『ムーンライト・シャドウ』新人男優賞(南俊子賞):Fukase『キャラクター』新人女優賞(小森和子賞):伊澤彩織『ベイビーわるきゅーれ』新人女優賞(小森和子賞):石川瑠華『猿楽町で会いましょう』新人女優賞(小森和子賞):伊藤万理華『サマーフィルムにのって』新人女優賞(小森和子賞):⻄川洋子『いとみち』脚本賞:⻄川美和『すばらしき世界』編集賞(浦岡敬一賞):堀貴秀『JUNK HEAD』撮影賞:上田義彦『椿の庭』特別賞(松永武賞):小倉智昭ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):荒木一郎ダイヤモンド大賞:富司純子『椿の庭』
2022年05月30日直木賞&本屋大賞受賞作家・辻村深月の人気小説を原作に、アニメ制作の現場で働く人々が織りなすドラマを描いた映画『ハケンアニメ!』が先日、公開を迎えた。計441ページ(単行本)におよぶ原作小説を約2時間の映画として脚色したのが、ドラマ「死役所」、「レンタルなんもしない人」、「あのコの夢を見たんです。」など、一風変わった設定やシチュエーションの異色ドラマを数多く手がけてきた脚本家の政池洋佑である。新卒で一般企業に就職するも突如、サラリーマンとしての生活を捨て、脚本家を志したという政池だが、どのようにしてこの世界に入り、年に数本の連ドラを任される人気脚本家となったのか? いまの時代に、脚本家に必要とされる視点や能力とは? たっぷりと話を聞いた。――まず、政池さんが脚本家になられるまでの道のりについて伺ってまいります。大学卒業後、まず企業に就職されて、その後、エンタテインメントの世界に入られたそうですね。学生時代から脚本家になりたいという気持ちはあったんですか?いや、なかったですね。ただ、TVドラマは好きで、ドラマのプロデューサーや監督になりたくて、就職活動でTV局は受けていました。ただ、選考はわりと進むんですけど、最後の最後で落ちるんですよ。たぶん、薄っぺらさが伝わるんでしょうね…(苦笑)。実際、薄っぺらかったと思います。「ドラマが好き」と言いつつも、僕よりももっと好きな人はたくさんいたと思いますし、なんとなくノリだけで面接は進んでたんでしょうね。結局、TV局は全部落ちたんですけど、就活で受かったUSENで新卒で働き始めたんです。そこで毎朝、1時間ひたすらバナーの確認をするといった仕事をしてまして。1時間ずっと「F5」ボタンを押し続けて、特定の広告が何回出たのかをカウントするんですけど「これはつらいぞ…」と(苦笑)。僕、大学の頃にママチャリで日本縦断をしたことがあるんですけど、その頃の親友がTBSで働いていたんです。そのつながりである日、音楽番組の収録を見学させてもらったんですけど、なんて楽しそうな世界なんだろう!って。大学時代は2人ともあんなに楽しそうだったのに、一方はいまもキラキラ楽しそうにしてて、俺は「F5」を延々と押し続けてて…。加えてその頃、大失恋をしたんですね。そのイキオイで会社を辞めて「脚本家になろう」と思ったんです。――会社を辞める時は、この先、生きていく自信はあったんですか?いや、完全なノリですね。当時、付き合ってた彼女にフラれて「絶対にあいつを見返してやる!」って感じでそのままノリで辞めちゃいました(笑)。いや、こう言いつつ、僕はもともと、ものすごい安定志向なんですよ。メチャメチャ貯金するタイプだし。なのにイキオイで辞めちゃったんですね。つくづく、いろんな歯車が狂った結果として、いま、ここにいるんだなと思いますね(笑)。だから『ハケンアニメ!』を書くときも、主人公の瞳に感情移入できる部分は大きかったです。彼女は大学を出て、県庁で働いていたのに、退路を断ってアニメの世界に飛び込んでくるじゃないですか。自分自身を重ねながら脚本を書いていました。――会社を辞められて、その後、有名な放送作家の元に弟子入りしたと伺いました。そうです。当初から脚本家を目指してはいたんですが、構成作家にも興味があって一度、そちらも勉強してみたいなと思って、放送作家さんの弟子として働き始めました。――その後、すんなりと構成作家に?そうですね。構成作家というのはわりと人数が多い業界なんですね。いまも僕は朝の情報番組で仕事をさせてもらっていますが、わりと早い段階からいくつかの番組に入れましたね。――構成作家のお仕事というのは、ドラマや映画の脚本家とは全く違うものですか?違うと思われる部分が多いと思いますけど、僕は構成作家であることが、脚本を書く上ですごく活きているなと感じることが多いです。『ハケンアニメ!』もそうですね。今回の原作小説を読むと、3人の主人公たちが少しだけ時系列がずれているところで奮闘していて、それぞれがすごく良いセリフを口にするんですよね。それを俯瞰で見て「このセリフは絶対に大事にしなきゃ」とか「このシーンは大切だな」というふうに組み替えながら1本の映画として“構成”していくんです。僕はこの“構成力”が、脚本家として自分が得意な部分なのかなと感じていて、おそらく今回、僕を起用してくださった東映の須藤(泰司)プロデューサーもそこを評価してくださったんじゃないかと思います。――構成作家が具体的にどういうお仕事なのか詳しく説明していただけますか?やることはメチャクチャいっぱいあります。それこそ番組の企画書を書いて、その企画を会議で通して…、といったこともしますし。先ほどもお話した映画やドラマ脚本の仕事との類似という部分で言うと、例えば、ある俳優さんのことを、情報番組で紹介するとします。「昨日の映画のイベントに出席しました」とか「過去にこういう作品に出演しています」とか「インタビューの映像があります」とかいくつも“素材”があって、それらを決められた時間の中で、どういうふうに見せたら視聴者の興味を引くことができるか? というのを考えます。「オリンピック」であれば、「競技の映像」、「過去の映像」、「表彰式」や「インタビュー」の映像があって、それらをどういうふうに組み合わせて、どういうふうにVTRを終わらせたら、一番面白いか? カタルシスを感じられるか? といったことを考える仕事ですね。素材は決まっているので、“ゼロ”から“1”を作ることはできないんですけど、素材を並べて魅力的なVTRを作っていくということをやります。――構成作家として仕事をしつつ、どのように脚本家にシフトしていったのでしょうか?まずはシナリオセンターというところに通ってみました。その後、賞に応募したりもしたんですが、なかなかそこからは仕事につながらなかったんですよね。ただ、ある幸運な出会いがありまして…。サラリーマン時代にお世話になっていた先輩がいて、その人から「昼間に西荻窪で飲もう」ってずっと誘われてたんですね。最初のうちは何度か断ってたんですけど、5回目くらいにようやく行ったんです。そこになぜかリンボーダンスを踊る人たちがいて(笑)、そこで先輩に「お前も踊れよ」と言われて僕も「イェーイ!」ってメッチャ踊ったんですけど、なぜか先輩たちはすぐに帰っちゃって、せっかくリンボーダンスを踊ったのに、ひとりで寂しく飲んでたんですよ(苦笑)。――なかなか酷い展開です…。「もう帰ろう」と思ったら、隣に座ってた2人組の女性が「さっき踊ってたよね?」と話しかけてくれて、ひとりがドラマのAPをやっている方で、もうひとりは脚本家の大島里美さん(※「1リットルの涙」、大河ドラマ「花燃ゆ」など)だったんですよ! 僕は「1リットルの涙」が大好きだったので「えぇっ! 大島里美がいるよ! 嘘でしょ?」って感じで(笑)。「こんなチャンスはない!」と思って、そこから親しくさせていただいて、自分が書いたシナリオを送って読んでもらったり、一緒に飲みに行ったりするようになって、ある時、大島さんのピアノの発表会に行ったら、そこでテレ東のプロデューサーの方と知り合って、その出会いがきっかけで、脚本家として連ドラデビューすることになったんです。いま振り返ると、あそこでリンボーダンスを踊ったことがデカかったなって思います。リンボーダンスで人生変わりましたから(笑)。だから、若い脚本家の人と話をするとき、「何かあったら、自分から動けば人生変わるかもしれない」ってことはよく言いますね。――脚本家の金子ありささん(「恋はつづくよどこまでも」、「中学聖日記」など)に師事されていた時期もあったそうですね?そうですね。金子さんは大島さんの先輩で、大島さんから「いま、金子さんが弟子を募集してるけどやらない?」ってお話をいただいて、「やる!」と食い気味に行きまして(笑)、金子さんの下で1年ほど修行させていただきました。金子さんは本当に優しくて面倒見がよくて、とにかく脚本会議などの現場に常に連れて行ってくださって、そこで、僕が考えたプロットも発表する時間を持たせてくれるんです。もちろん僕のプロットなんて1ミリも使われないんですけど(苦笑)。まず会議で、金子さんがプロットをどうやって練り上げていくか? というシナリオ術と会議術を見ることができて、さらに会議の後にカフェで1~2時間ほど、金子さんが僕のプロットの何が悪いのか? どうしたら良くなるかということをマンツーマンで指導してくださるんです。それは本当に貴重でありがたい時間でした。その時のメモは「一生忘れちゃいけないな」と思って大切にとってあるし、いまでもたまに見返してます。「あぁ、金子さん、このことを言ってたんだ!」って当時はわかってなかったことが理解できたりしています。――そもそも「脚本家になろう!」と思ったのはなぜだったんでしょう? 映画やドラマは昔から好きだったんですか?好きでしたね。ただ、学生時代にそういう創作活動は全くやってなかったんです。さっきも言いましたけど、学生時代にやったことと言えば、ママチャリで日本縦断ですから。後は遊び歩いてました。だから我ながら、よくこの仕事をやれてるなぁって思います。僕は「自分に才能がない」と認める才能があって、そのぶん、吸収力はハンパないと思うんです(笑)。他人が作った面白いストーリーから学んで、自分のものにしていくのが得意なんだと思います。いまでもいろんな作品から勉強させてもらって、自分の力にしていますね。――好きなドラマや影響を受けた作品はありますか?ドラマは好きでわりと何でも見てましたけど「やまとなでしこ」とか「マイ ボス マイ ヒーロー」、映画だと『耳をすませば』とかメチャメチャ好きでした。クリエイターで言うと古沢良太さんとかは本当にすごいなぁと思います。ただ、さっきも言いましたけど、僕の武器ってたぶん「普通」であることなんですよね。ドラマがメチャクチャ大好きで、メチャメチャ見ているという人もいるじゃないですか? でも、僕は「普通」に好きで、「普通」に見てるんですよね。だから就活の時、TV局を落ちたんだと思いますけど、それは弱点でもありつつ「普通の感覚を持っている」ことが自分の特徴なのかなと思います。なので「○○さんが大好きで、憧れて、追いかけてます!」みたいなのはないですね。――先ほど、お話に出た「武器」と通じるかと思いますが、これまでいくつもの作品を手がけてきて、ご自身の作風だったり、作品の特徴ってどういう部分だと思いますか?『ハケンアニメ!』はちょっと違いますけど、「ぶっ飛んだ設定」と「ぶっ飛んだキャラクター」ですね。ドラマ「スナイパー時村正義の働き方改革」(※)なんかはまさにそうですね。※「スナイパー時村正義の働き方改革」:2020年3月にCBCテレビで深夜枠で放送された連続ドラマ。情報機関の伝説のスナイパーと同機関の人事部のOLの2人だけで繰り広げられるシチュエーションコメディで、仕事一筋のスナイパーが社会の波を受け、ミッションのさなかに“残業ゼロの定時退社”や“デジタル化”といった働き方改革を強いられていくさまを描く。2020年日本民間放送連盟賞番組部門 テレビドラマ番組最優秀賞、令和2年度(第75回)文化庁芸術祭 優秀賞、JNNネットワーク協議会 特別番組賞などを受賞。ただ、こうして賞をいただいたりもしたんですけど、番組自体は全然見られていないんですよね…(苦笑)。――CBCでの深夜放送ということもあって、「見られなかった」という人も多いのかと思います。Paravi(パラビ)でも配信されてるんですけど、なかなかね…(苦笑)。ネットでバズることもなく、「月刊ドラマ」の5月号にもシナリオを載せてもらったんですけど、これもあんまり売れてないのかなぁ…(苦笑)?ちょっと話が脱線してしまうんですけど、今回、シネマカフェさんにこの「映画お仕事図鑑」でインタビューをしていただこうと思った理由が、この「スナイパー時村正義の働き方改革」がきっかけなんですけど、自分で自信のある面白いものを書いて、それが賞をとったとしても、意外と人々に届かないというのを感じたからなんです。民放連の最優秀賞をいただいた時に「よし、これで売れるぞ」「大ブレイクするな」と思ってたんですけど、この作品をきっかけにしたお仕事のオファーというのがひとつもなかったんです。そこにはもちろん、いろんな要素があると思うんですけど、“僕”という人間のコンテンツ力がメチャメチャ低いというのも原因のひとつだなと思ったんです。まず、僕自身が多少なりとも有名になることも大事なことだなと。この連載で、少し前に『罪の声』の野木亜紀子さん(「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」など)のインタビューが掲載されていましたが「野木亜紀子の新作!」となると、その時点で「絶対見る!」というファンの方が多くいると思いますけど、脚本家でなかなかあのレベル、あのゾーンに達するのって簡単なことではないですよね。もちろん、「面白いものを書く」というのが一番大切なのは言うまでもないですが、それと同時に違うアプローチ、違う戦い方も必要なんじゃないかと考えるようになったんですね。「スナイパー時村正義の働き方改革」のシナリオが「月刊ドラマ」に掲載されたのも、その一環で「今度、Paraviで配信されるので、載せてもらえませんか?」と自分から編集部に売り込んだんです。これまでは「面白いものさえ書いてれば、いつか評価される」と思ってた部分があったんですが、民放連の受賞をきっかけに、それだけじゃダメなんだって勉強させてもらいました。――ここまで話をうかがってきて、『ハケンアニメ!』の脚本を政池さんに任せようと考えた須藤プロデューサーが慧眼だなと思います。僕がお話をいただいたのは5~6年前かな? 当時はまだドラマは1本くらいしか書いてなかったと思います。実は、最終的に実現には至らなかったあるプロジェクトがあったんですけど、その作品のプロットを僕が書かせていただいたんです。それを須藤さんが読んで気に入ってくださって、そのことがきっかけで『ハケンアニメ!』で僕を抜擢してくださったんだと思います。――ここから今回の『ハケンアニメ!』の脚本の執筆に関して、詳しくお話をうかがってまいりますが、政池さんはこれまで、『ハケンアニメ!』以外のドラマ作品でも、漫画や小説の脚本家を手がけてきています。原作を脚本にする際に大事にしていること、心がけていることはありますか?一番大切にしているのは最初に読んだ時に「素晴らしい!」と思ったセリフやシーン、展開で、読みながら「おぉっ!」って心が動いた部分に関しては印を付けていくようにしています。で、脚本にする際に、その部分を確実に入れるということを大事にしています。それって当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、他の脚本家の方が書いた作品を見ていて「え? あの原作のセリフなくす?」「あのシーン、削っちゃったの?」って思うことってわりとあるんですよね。「ちょっと待って! あのセリフのためにここまでの展開があったんじゃないの?」という部分がバッサリなくなってたりしてると「この作品の面白さの“核”を理解してますか?」って思っちゃう。まあ、これは他人の作品だからこそ冷静に見られる部分もあると思いますけど(笑)。これはやはり、構成作家をやっている影響が大きいと思います。「このコンテンツがなぜ世の中で流行っているのか?」「この作品がなぜ多くの人の心を打つのか?」ということを考えていかなくてはいけない仕事なので。この原作の一番面白い部分はどこなのか? を的確に見つけて、それをきちんと脚本に組み込むことが大切だなと思います。――辻村深月さんの書かれた小説「ハケンアニメ!」を最初に読んだ時は、どんなことを感じましたか?とにかくキャラクターが魅力的過ぎるなと。全キャラクターが本当に魅力的で、これを2時間の映画にまとめるのはメチャクチャ難しいぞと思いましたね。あとはセリフのうまさが印象的でしたね。小説家もいろんなタイプの方がいらして、必ずしもセリフで勝負しない方もいると思うんですけど、辻村さんが書くセリフは本当に“刺さる”んですよね。これは一文字も変えちゃいけないな! と思わせるセリフが多いので、それは実際に原作のまま変えずに脚本にしています。中村倫也さんが演じた王子監督が新作発表の場で熱く語るシーンとかはまさにそうですね。――原作は、プロデューサーの有科香屋子(尾野真千子)、アニメ監督の斎藤瞳(吉岡里帆)、アニメーターの並澤和奈(小野花梨)をそれぞれ主人公にした3章の物語で展開します。この3つの物語をどのように1本の映画にしていったのでしょうか? また、映画では、同時刻に放送される瞳と王子(中村倫也)のアニメ対決が中心に据えられています。こうした構成はどのようにして生まれたのでしょうか?映画として作るとき、バトルとした方が見やすいだろうというのはありました。原作では瞳が手がける「サウンドバック 奏の石」と王子の「運命戦線リデルライト」は違う時間帯に放送されることになってるんですけど、“ハケン(覇権)”を争うということを考えても、同じ時間帯に放送されて対決するとした方が、わかりやすく多くの観客に刺さるだろうと思いました。原作の3章の物語は、つながってはいるけれど、時間軸がちょっとずれてるんですよね。それを同じ時間軸の物語にしつつ、対決させることで物語として見やすく、まとまるなと思いました。そうすることで、映画オリジナルのシーンとして生まれたのが、瞳と王子がアニメイベントで、それぞれの新作について語る対談のシーンです。僕自身、あのシーンが映画オリジナルであることを忘れてて(笑)、撮影現場にお邪魔して「良いシーンだな」とか思って見てたら、ちょうど辻村さんもいらして「こういうつくり方もあるんですね」とおっしゃって「そうか、俺が作ったんだ!」って(笑)。――原作では、瞳がアニメの世界を志すきっかけになった作品が、別の監督の作品だったのが、映画では王子のデビュー作という設定に変更されていますね。「憧れの監督との対決」となることで、瞳と王子のバトルがより運命的なものになっていると感じました。そうですね。そこは映画として2時間で見せる上で、ギュッとコンパクトにするというのもありましたし、そうすることで瞳の思いをより強く感じさせられるんじゃないかと思いました。――原作を読んで「キャラクターが魅力的過ぎる」と感じたとおっしゃっていましたが、この魅力的なキャラクターを映画で描く上でどんなことを意識されたんでしょうか?2時間の映画にする上で、どうしても描き切れないキャラクターというのは出てきてしまうんですが、それでも、そのキャラクターが放つ魅力的なセリフは短くても最大限活きるように――たとえワンシーンだけだったとしてもなんとか残したいなと思って、死守しました。映画では決して長くはないですけど、並澤と市役所の宗森(工藤阿須加)のやりとりはまさにそんなシーンですね。――特に政池さんの心に残っている大事なセリフやシーンを教えてください。一番を選ぶのは本当に難しいですが…やっぱり、王子が瞳との対談で“オタク”について熱く語るところですかね。僕自身、読んでてしびれたし、これを中村倫也さんが演じたら面白くなるなと。このセリフを辻村さんがどれほど大切に思って書いたかということも感じました。行城(柄本佑)が「うちは大手だからこそ、こういう作品を作る」ということを言うところも好きですね。あと、その少し前の瞳の独白で「人生には、何かを失っても、それでも何かを成し遂げたい時がある。やらなければならない時がある」というのがあるんですけど、これは瞳の人生、彼女のストーリーの全てが詰まっているような言葉だなと思いますね。――いま、話に出ました「サウンドバック」のプロデューサーである行城に関して、映画を観てファンになる人が多いと思います。原作では「ポロシャツにジーンズ」と描写されていますが、映画では一貫してスーツを着ていますね。こうした変更など含め、“キャラクターを立てる”ためにどういった工夫をされたんでしょうか?衣装に関しては、衣装合わせで監督や柄本さん、衣装スタッフさんが話し合って決めたんだと思います。行城のキャラクターに関しては、とにかく瞳を振り回す男にしたいなというのはありました。彼なりに「作品を届ける」という思いもあって、そうしているんですけど、それをイヤ~な感じで見せたいなというのがあって、映画オリジナルで瞳を振り回す描写をいくつか入れています。辻村さんが描いたキャラクターをより魅力的に見せるために一度、僕自身で飲み込んで、咀嚼して、自分に憑依させて「この男なら、こういうことをするんじゃないか?」「こうすると、辻村さんが描いたキャラクターの魅力が最大限に際立つな」と考えながら、行動を描いていきました。――先ほど、個人的に思い入れのあるセリフやシーンについて伺いましたが、登場人物で政池さんが最も感情移入したのは誰ですか?やっぱり瞳かな? 僕自身、この作品が初めての映画脚本で、吉野耕平監督は2本目なんですよね。だからこそ、長編アニメデビュー作のために奮闘する瞳の心情をここまで丁寧に描けたんじゃないかっていう内容の感想を試写会で映画を鑑賞したお客さんからいただいて「なるほど!そうかも」って思いました。仕事をしている中で「これは絶対に外しちゃダメだ!」という仕事ってあると思うんです。最近は僕もそれなりにお仕事をいただけるようになりましたけど、最初の頃ってそんなにチャンスをいくつももらえないんですよ。まさに野球でいうところの“代打”みたいな感じで、巡ってきたその1打席で結果を出さないといけないという。僕の場合、文字通り最初にいただいたテレ東のドラマの仕事は、別の方が降板しての代打でしたからね(笑)。代打って難しいんですよ(苦笑)! 誰かが作っていたものを引き継いだり、時間があまりなかったり、条件が決して良くない中で、その1回で結果出さなきゃいけないんですから。だからこそ瞳に感情移入する部分があるのかなと思いますね。――改めて、『ハケンアニメ!』の脚本執筆の中で、一番大変だったこと、苦労されたのはどういう部分ですか?原作でそれぞれ別の章で描かれている3人をきちんと絡めるという部分ですかね。原作では、有科と並澤ってそこまで深く絡む描写ってないんですけど、映画では有科が「リデルライト」の原画を並澤に頼みに行くシーンを描いてますし、あれは良いシーンになったなと思います。それから、瞳と有科がボクシングジムで偶然出会って、銭湯に浸かって…というシーンも映画オリジナルですね。原作はそれぞれの章が独立して素晴らしいので、あまり必要なかったんですけど、映画にする上で、3人の女性がそれぞれ戦いつつ、支え合うという描写は絶対に必要だなと思っていました。かといって、あまりに都合よく、無理やり描いてもよくないので、辻村さんの世界観を大切にしつつ、彼女たちをいかに絡めるか? 瞳と王子の対談のシーンを作ったのもそうだし、冒頭に雑誌の表紙を巡るシーンを入れたのをそのためです。最初に表紙のシーンがあるからこそ、並澤をそこできちんと出して、群像劇として描くことができたんです。そのあたりはすごく考えて、工夫しましたね。完成した映画と原作を比べてみると、時間軸を組み替えたり、オリジナルで加えたりしている部分は結構あるんです。でも、原作を読まれている方が見ても、都合よく変更したような無理やりな印象を受けることはないと思います。――映画は瞳を中心に進みますが、瞳だけでなく有科、並澤、王子、行城らに感情移入し、自身を投影する観客も多そうですね。本当にひとりひとりの人物が“脇役”ではなく、それぞれ“主人公”として丁寧に描かれていると思います。原作者の辻村さんが映画オリジナルのセリフで一番刺さったとおっしゃっていたのが、有科が王子に「私に(TV)局と戦えるだけの武器をください」というセリフなんですけど、出来上がった映像を見て、書いた僕もしびれましたね。“心で戦っている”というのを尾野さんと中村さんのお2人が表現してくださったなと思いました。実は、最初の時点で瞳を主人公にするか? それとも有科を主人公にするか? というのは、結構時間をかけて議論した部分でした。初見では有科のほうが入りやすいところはありました。最終的には須藤プロデューサーが瞳を中心に据えることを決めましたが、そういう議論があるくらい、全ての登場人物が本当に魅力的でした。――ここから再び、政池さんご自身のお仕事観などについて伺って参りますが、今後、やってみたいお仕事や目標などはありますか?昔は「朝ドラを書きたい!」とか目標はあったんですけど、最近はとにかく「誰も書いてないような話を書きたいな」と思っています。こんな話、1億回は見たなって話じゃなく、設定やキャラクターがぶっ飛んだ物語を作りたいです。最近、フジテレビで放送された「ここにタイトルを入力」という深夜バラエティでドラマを書いたんですけど「予算が足りなくて、撮影中にどんどんセットが減っていく」という設定のドラマなんです。徐々に会議室の机や椅子がなくなっていったり、主人公の男がパンツ一丁になってしまったりして、最終的に主人公とヒロインがパネルの写真になってしまって、会話もできなくなるんですけど、なぜかグッとくるという展開になってます。視聴者には事前に設定などは説明されないので、物語が進むにつれて「あれ?どうなってんだ、これ?」ってなると思います。こういう仕事をしている時に、自分はこういうのが好きなんだなって実感しました。誰もやらないようなクレイジーな話を書いてるとワクワクするんです。個人的に「笑って泣ける」話が好きなんですよね。くだらなくて「あははは!」って笑ってるのに、最後に泣けてきちゃって「え? なんで俺、これで泣いちゃってるの?」となるような。そういう話を書きたいです。――物語の着想を得るために大事にしていることやアイディアを考える上での自分なりの方法はありますか?よくあるのは「逆のことをぶつける」ってことですよね。「スナイパー時村正義の働き方改革」はまさにそうですけど、スナイパーという“働き方改革”とか関係なさそうな仕事にあえてそれをぶつけてみるという。アイディア帳という意味では、スマホのメモに10年以上前から「この設定、面白いな」と思ったことをメモするようにしています。――本作も人気小説の映画化ですが、最近の日本の映画やドラマでは、オリジナル脚本による作品よりも、どうしても人気漫画や小説を原作とした作品が多い傾向があります。脚本家としてはこうした傾向をどう感じていますか?原作ものが好まれるのもわかります。制作側からしても、オリジナルで連ドラ全10話を作るって、メチャクチャ大変ですから。とはいえ最近、またオリジナルの作品が少しずつ増えてきている気もします。そこはチャンスだと思うので、面白い企画を考えて、通していくしかないなと思いますね。――いま、脚本家になりたいと思っている人に「こういうことをやっておくといい」というアドバイスがあればお願いします。いまの時代、昔と比べて脚本家になりやすいかなりにくいかで言うと、なりやすいと思います。深夜も含めてTVドラマは増えていますから。とはいえ、狭き門ではあるので、なるための戦略は必要だと思います。いま、僕の下にひとりアシスタントがいるんですが、その子はYouTubeで漫画やシナリオを配信しています。そういうところでストーリーを作ることで脚本家としての“筋肉”をつけることはできるなと思います。昔よりはこうした“ストーリーコンテンツ”をアウトプットする場は増えているので、ドラマを書きたいなら、その手前にあって誰でも自分の作品を発表できるところで、ストーリーを作る筋力や技術を身に着けることは役に立つと思いますね。いまはNETFLIXやAmazonプライムビデオなど、配信事業も増えていて、コンテンツの量が増えているのはもちろん、自分が書いた作品が届く範囲も昔よりも広がっているので、そういう意味で“夢”を持てる業界でもあると思います。もちろん、大変なことはたくさんありますけど。コンテンツが増えるのは、ありがたいことですけど、TikTokとかと戦わなきゃいけなかったりするわけですから、大変ですよ!――政池さんご自身も配信作品や韓国ドラマ、海外のドラマなどもご覧になりますか?見ますね。「参考のために」というのもありますけど、見てるとやっぱり面白いですね。もちろん、韓国ドラマが何でも面白いというわけではないんでしょうけど、人気のある作品は日本の作品と比べてもバーンっと突き抜けてると思いますね。先ほども言いましたけど、僕は自分で見ていて心が「おぉっ!」って動いたら、一度止めて、なぜそう感じたのか? というのを分析し、メモしておくということを10年以上やっているんですけど、韓国ドラマを見てると「おぉっ!」というシーンの連続ですね。「愛の不時着」とか一時停止しまくってなかなか進まなかったです(笑)。あれは本当に勉強になりましたねぇ。――「愛の不時着」はプロの脚本家の方から見てもすごい作品なんですね?抜群に面白かったですね。僕の中で「やまとなでしこ」が長くNo.1ドラマだったんですが、久々に「やまとなでしこ」を脅かす…ヘタしたら陵駕するような作品が出てきたなと。大前提としてやはり、設定が面白いですよね。先ほどの「どうしたら見てもらえるか?」という話とも通じるんですけど、いまの時代、「見てみたら面白かった」じゃなくて、「見る前から面白そう」なコンテンツを作らないといけないんだと思っています。だからこそタイトル、設定が本当に大事なんですよね。意外とドラマを作っている人たちって、自分も含め、そのことを忘れがちな気もしてて。バラエティを作ってる人たちは「タイトル命!」というくらい、そこは大事にするんですけど、ドラマだと、わりとフワッとしたタイトルが多かったりしますよね。タイトル、設定に関しては以前から大事だけど、ここ数年、より大事になっているなと感じています。――お話を伺っていて、改めて「面白い作品を作る」ということが大事なのはもちろんですが、それをどう届けるか? 「面白そう」「見てみようかな」と感じてもらうためにコミュニケーション力やマーケター的な視点も必要なんだなということを感じました。そう思います。行城と同じですね。実際、行城が映画の中で言ってることは「わかる!わかる!」って思います。“クリエイター”というのは本来、そういう部分からもっとも遠い存在だと思うんですけど、もはやそういう時代ではないんですよね。最初の話に戻るんですけど、やっぱり自分は「才能がない」ことを認める才能があるからこそ、一歩引いた視点で物事を見ているんだと思います。今回の映画で言うと王子のようなタイプは、才能と寝食を忘れるほどの情熱で自分の作りたいものを作って、その作品が世間に称賛される天才ですけど、自分はそうじゃないんですよね。だからこそマーケター的な視点も必要だし、実際、この映画を通じて行城に教えてもらったことはすごく多いなと思いますし、瞳と一緒に成長させてもらえたなと感じています。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2022年05月26日第31回 日本映画批評家大賞 アニメーション作品賞 受賞!昨年12月3日(金)に全国公開しましたオリジナル長編アニメ映画『フラ・フラダンス』(配給:アニプレックス)。第31回日本映画批評家大賞アニメーション作品賞を受賞しました本作のBlu-ray&DVDが2022年8月3日(水)に発売決定しました。福島県いわき市に実在するスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム、通称〔フラガール〕。そのフラガールの新入社員・夏凪日羽(なつなぎ・ひわ)と同期の仲間たち、彼女たちを取り巻く人々との絆を描くオリジナルアニメ映画『フラ・フラダンス』。オリジナルアニメ映画初主演を務めるのは、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』(2023年後期)の主演で、オリジナルアニメ映画初主演の福原遥。加えて、美山加恋や富田望生ら実力を兼ね備えた女優としても活躍するフレッシュなキャスト、さらに「ウマ娘 プリティーダービー」にも出演中の声優・前田佳織里、「アイカツフレンズ!」出演の陶山恵実里といった人気声優も出演。さらには、映画・ドラマに活躍する山田裕貴や自信が福島生まれで本作に強い思いを持って収録に臨んだディーン・フジオカが、脇を固めます。総監督には「鋼の錬金術師」「機動戦士ガンダム00」の水島精二、監督に『劇場版アイカツスターズ!』「ガンダムビルドダイバーズ」の綿田慎也、脚本には「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」『きみと、波にのれたら』の吉田玲子、キャラクターデザインは「アイカツ!」「UN-GO」のやぐちひろこといった日本を代表するトップクリエイターが集結。「銀魂」や「アイカツ!」のBN Pictures制作で、新たなフラガールの歴史を紡ぎました。本作のBlu-ray&DVDの完全生産限定版特典には、キャラクターデザイン:やぐちひろこの描き下ろしジャケット・特製ブックレットに加え、映画本編内で登場し、実際に福原遥、美山加恋、富田望生、前田佳織里、陶山恵実里が歌唱した、劇中アイドル「いついろディライト!!」の楽曲「ありがとFOR YOU」のフルVer.や特典映像を封入するなど豪華仕様となっています。映画公開時にSNS上で「とっても元気をもらえた!」「感情移入して号泣…」「気持ちがポカポカした」とたくさんの温かい感想で溢れた本作の感動を、永遠に残るBlu-ray&DVDでお届けいたします。Blu-ray&DVD パッケージ仕様価格:完全生産限定版Blu-ray8,800円(税込)[品番:ANZX 14042]通常版Blu-ray6,380円(税込)[品番:ANSX 14042]通常版DVD5,280円(税込)[品番:ANSB 14042]仕様:完全生産限定版・ディスク2枚組(本編ディスク+特典CD)【完全生産限定版特典】・特典CD:挿入歌「ありがとFOR YOU」フルVer.収録・やぐちひろこ描き下ろしジャケット・特製ブックレット(水島総監督インタビュー、設定資料集ほか)・映像特典(特報、本予告、公開直前予告、Web PR映像ほか)【通常版】・本編ディスク・キービジュアルジャケット全形態共通:音声:2ch&5.1ch / 字幕:日本語バリアフリー字幕店舗特典【店舗共通購入特典】マルチクリアケース対象店舗にて、『フラ・フラダンス』完全生産限定版Blu-rayをご購入いただいたお客様に、先着で差し上げます。【対象店舗】ANIPLEX+、Amazon(【Amazon.co.jp限定】商品のみ対象)、アニメイト、楽天ブックス(特典付きカートのみ)、TSUTAYA、HMV、タワーレコード(一部店舗を除く)、WonderGOO/新星堂、キャラアニ.com、コーチャンフォー、ノイタミナショップ、エムズエクスポ盛岡店※特典内容は予告無く変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。※特典は商品のお受け取り時にお渡しいたします。※特典は無くなり次第終了となります。※詳しくは各店舗までお問い合わせ下さい。【店舗別特典】■ANIPLEX+:スマホスタンド兼アクリルチャーム■Amazon(【Amazon.co.jp限定】商品のみ対象):ビジュアルシート2枚セット■アニメイト:ブロマイド3枚セット■楽天ブックス(特典付きカートのみ対象):布ポスター■ノイタミナショップ:箔押しポストカード東北エリア店舗キャンペーン開催!東北エリアの キャンペーン対象店舗にて対象商品をお買い求めのお客様に抽選で豪華非売品グッズが当たります!ご購入時にプレゼント抽選応募券をお渡しします。■景品ラインナップA賞:日羽のラーメンどんぶりペアセット×10名様B賞:スポーツタオル(マイクロファイバー製)×15名様C賞:オリジナル不織布マスク3枚セット×30名様■対象商品2022年8月3日発売『フラ・フランダンス』完全生産限定版Blu-ray■プレゼント抽選応募券配布期間2022年8月2日(火)~※各店舗無くなり次第終了となります。■応募期間2022年8月2日(火)~2022年8月21日(日)■対象店舗は映画『フラ・フラダンス』公式サイトよりご覧ください。--------------------------■公式サイト ■作品公式Twitter --------------------------©BNP, FUJITV/おしゃれサロンなつなぎ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月14日韓国のドラマ、映画などの優秀作品を表彰する、栄誉ある総合芸術の祭典「第58回百想芸術大賞」の授賞式が5月6日(金)夜に行われ、受賞者が発表。日本の韓ドラファンも注目するTV部門は、大賞を世界的にも人気を博した「イカゲーム」、作品賞は「D.P. −脱走兵追跡官−」とNetflixオリジナルシリーズが初めて分け合った。「第58回百想芸術大賞」の対象となるのは、2021年4月12日から2022年3月31日まで、地上波・総合編成チャンネル・ケーブル・OTT(動画配信サービス)・ウェブで提供されたコンテンツ、および同時期に国内で公開された作品。MCに俳優のペ・スジ、タレントのシン・ドンヨプ、さらに除隊後初の活動となる俳優のパク・ボゴムに迎えて行われた今年。「イカゲーム」主演のイ・ジョンジェらを抑え、本国で大きな話題を呼んだ「赤い袖先」(原題)のジュノ(2PM)が男性最優秀演技賞、および一般投票によるTikTok人気賞を受賞。女性最優秀演技賞も混戦が予想されたが、「マイネーム:偽りと復讐」ハン・ソヒ、「未成年裁判」キム・ヘス、「赤い袖先」イ・セヨン、「恋慕」パク・ウンビンがノミネートされる中、「二十五、二十一」で高校生役を熱演したキム・テリが受賞。TikTok人気賞にも選ばれた。映画部門では、ホン・サンス監督作品に初めて出演したベテラン、イ・ヘヨンが『あなたの顔の前に』で女性最優秀演技賞を受賞。イ・ヘヨン『あなたの顔の前に』「イカゲーム」「今、私たちの学校は…」に相次いで出演し注目を集めたイ・ユミが『ヤングアダルト・マターズ』(原題)にて映画部門の女性新人賞に。7月1日(金)より公開、リュ・スンワン監督の『モガディシュ 脱出までの14日間』が大賞と作品賞を獲得した。『モガディシュ 脱出までの14日間』TVドラマ部門主な受賞結果大賞「イカゲーム」作品賞「D.P. −脱走兵追跡官−」演出賞ファン・ドンヒョク「イカゲーム」脚本賞キム・ミンソク「未成年裁判」男性最優秀演技賞ジュノ「赤い袖先」(原題)女性最優秀演技賞キム・テリ「二十五、二十一」男性助演賞チョ・ヒョンチョル「D.P. −脱走兵追跡官−」女性助演賞キム・シンロク「地獄が呼んでいる」男性新人賞ク・ギョファン「D.P. −脱走兵追跡官−」女性新人賞キム・ヘジュン「調査官ク・ギョンイ」TikTok人気賞ジュノ/キム・テリ映画部門主な受賞結果大賞『モガディシュ 脱出までの14日間』作品賞『モガディシュ 脱出までの14日間』監督賞ビョン・ソンヒョン『キングメーカー:選挙の狐』(原題)新人監督賞チョ・ウンジ『おそらく愛』(原題)脚本賞チョン・ガヨン、ワン・ヘジ『恋愛の抜けたロマンス』男性最優秀演技賞ソル・ギョング『キングメーカー:選挙の狐』女性最優秀演技賞イ・ヘヨン『あなたの顔の前に』男性助演賞チョ・ウジン『キングメーカー:選挙の狐』女性助演賞イ・スギョン『手紙と線路と小さな奇跡』男性新人賞イ・ホンネ『Hot Blooded』(英題)女性新人賞イ・ユミ『ヤングアダルト・マターズ』(原題)(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-手紙と線路と小さな奇跡 2022年4月29日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2021 LOTTE ENTERTAINMENT & BLOSSOM PICTURES CO., LTD. All Rights Reserved.あなたの顔の前に 2022年6月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2021 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reservedモガディシュ 脱出までの14日間 2022年7月1日より新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2021 LOTTE ENTERTAINMENT & DEXTER STUDIOS & FILMMAKERS R&K All Rights Reserved.恋愛の抜けたロマンス 2022年7月8日よりシネマート新宿ほか全国にて公開ⓒ2021 CJ ENM Co., Ltd., TWELVE JOURNEY ALL RIGHTS RESERVED
2022年05月07日