本誌の連載「あなたがいいならそれでいいけど」で、フラットな目線と語り口でアラサー女性の事象ワードを切る、お笑い芸人の土田晃之さん。 月刊誌で連載していた、サラリーマンからの悩みに答える連載が一冊の“ビジネス書”としてまとめられた。そのタイトルも『納得させる話力』。なるほど、出演しているテレビ番組での土田さんは、「いかに説得力があるか」「いかにふつうの話をおもしろく語れるか」というポジションのことが多い。その話力にいつも納得させられ、時にはユーモアを交えた熱っぽい語り口にひきこまれてしまう。 そんな“トークのプロ”土田さんだが、実は子供時代はとてつもなく人見知りだったという。 「恥ずかしがり屋で人前に出るのがすごく苦手でした。でも、小学校の卒業アルバムにも書いているんですが、お笑い芸人にはなりたかったんですよね。なぜかって、僕、根がおもしろかったんですよ(笑)。でも、クラスの先頭に立って何かやるかというと、面倒くさい、恥ずかしいで何もやらなかったんです」 そんな土田さんが芸人を目指して入った専門学校時代に、転機がやってきたという。 「タレント科っていうところに在籍していたんですけど、そこには歌手、レポーター、お笑い志望など、いろんなタイプのヤツがいたんです。このままじっとしていたら輪から外れてしまうと思って、片っぱしから話しかけていったんですよ。どうやってみんなの輪に入っていくか、自己プロデュースできるかどうかが、そこで試されたんです」 いまや芸歴20年以上。人間交差点のような芸能界で培ったスキルは、初対面の人との接し方から話題のふりまき方、プレゼン術、説明が苦手…などのビジネスから対人関係まで、コミュニケーションにおけるさまざまな悩みを解消するヒントとなって、本書にちりばめられている。 「どんな仕事の場でも、必ず人との接点がありますよね。そこをどう磨いていくか、どう自分に取り込んでいくか、なんです。初対面の人が苦手…、みんなそうですよ。だって、 相手のことを知らないんですから。 苦手じゃない人はこの世で、(明石 家)さんまさんくらいです!でも、誰もが持っている苦手意識って、ちょっとしたコツだったり、見方を変えることで、解消されることが多いと思うんです。この本の中で『ふーん』って思えることがあれば、参考にしてもらって、あとはどう思ってもらってもいいですよ」 つちだ・てるゆき芸人。『直撃LIVEグッディ!』(フジ月~金曜13:55~)金曜レギュラー、『そうだ旅に行こう』(テレ東火曜18:57~)レギュラーはじめ、出演番組多数。 トーク、交渉、プレゼン、コミュニケーション…。人間関係において大事な「話し方」のコツを、トークのプロらしい語り口で指南したビジネス書。実践テクニック編では、“ひな壇芸人”の本領を存分に発揮。双葉社926円 写真・土佐麻理子 ※『anan』2015年5月20日号より
2015年05月19日野村不動産アーバンネットはこのほど、 "同居"・"近居"をしている親世代・子供世代を対象に実施した、「同居・近居に関する調査」の結果を公表した。○親子の"ほどよい"距離感が理想?「どのような居住形態にしたいか」と質問した結果、"近居"をしている人については「今のままがいい」と回答した人が84%だった。"同居"をしている人については67.6%が「今のままがいい」と回答。"同居"よりも"近居"の方が満足度が高いという結果となった。「"近居"をしている人は、どういう理由で"同居"を選択しなかったのか」を聞いた。最も多かったのは「プライベートを保ちたいから」で63.8%だった。以下、「ライフスタイルが違うから」が52.4%、「夫婦水入らずで過ごしたい」が17.9%、「嫁姑問題が気になる」が15.0%で続いた。「"同居"をしている人に、"近居"について感じるメリット」を質問した。その結果、最も多かったのは「ほどよい距離感」で73.9%でだった。また、13.8%の人が「共働きが可能」ということにメリットを感じているという結果になった。「居住形態を選ぶにあたって妥協できない点」を、近居をしている年代別に質問した。「子視点」では、30歳~49歳、50歳~69歳の両年代共に一番多かったのが「親の様子が心配」で、61.6%と77%となった。また、両年代間で大きな開きがあったのは「共働きだから、子供の面倒を見てほしい」が16.2%差だった。一方「親視点」では、30歳~49歳で最も多かったのが「子供の様子が心配」「孫の側にいて、成長を見たい」という意見が共に40%となった。50歳~69歳では「孫の成長を見たい」が最多で47.5%だった。また、特徴的だったのは「経済支援をしてあげたい」が30歳~49歳では0%だったのに対し、50歳~69歳では8.2%となった。実際に近居している人は「どういったことが良かったと感じているのか」を質問した。その結果、「ほどよい距離感」「すぐに駆けつけられる」「(同居時にあった)関係の修復」「経済的なメリット」「嫁・姑問題の回避」といった回答が寄せられた。
2015年05月12日『未来世紀ブラジル』や『12モンキーズ』といった傑作を数多く生み出し、高い人気を誇るテリー・ギリアム監督。その最新作は、名優クリストフ・ヴァルツを主演に迎えて描いた近未来ヒューマンドラマ『ゼロの未来』。 舞台は、コンピューターが世界を支配している近未来。天才プログラマーのコーエンは、荒廃した教会に一人で暮らし、「人生の意味」を教えてくれるというある電話を待ちながら、「ゼロ」という難解な数式の解明に取り組んでいた。そんななか、パーティで知り合った謎の美女ベインズリーに惹かれはじめていくコーエン。人間嫌いで、閉ざされた世界に生きていたコーエンが他人に心を開くことで、彼の人生も大きく動き出すことに……。 今回主演を務めたクリストフ・ヴァルツは、はまり役でコーエンを熱演し、この作品に大きなエネルギーを与えています。そして、多くの俳優たちに敬愛されているギリアム監督だけに、ベン・ウィショーやティルダ・スウィントン、マット・デイモンといった錚々たる俳優たちがカメオ出演しているのも見逃せません。 また、本作のオープニングシーンは、ギリアム監督が初めて来日した際に秋葉原を訪れたときの体験が基になっており、そのときの秋葉原旅行そのものを描いたという。「あんなカルチャーショックを受けたのは生まれて初めてだった」と語るほど、電車を一歩降りたときに広がる秋葉原の騒音や映像、ダンスをしている姿などに衝撃を受けたとのこと。ぜひ、その注目のオープニングからラストまで、ギリアム・ワールドにどっぷり浸かってください。 「人は物事を自らの手によって複雑にしているだけで、本当の幸せはシンプルなものである」という本作のメッセージ。色んなものがあふれている現代だからこそ、大切なものを見失いがちなのかもしれません。様々なものに縛られている自分を解放したとき、自分にとって本当の幸せと生きる意味が見えてくるはずです。 イベントデータ: 『ゼロの未来』 公開表記:5月16日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館他にてロードショー 配給:ショウゲート © 2013 ASIA & EUROPE PRODUCTIONS S.A. ALL RIGHTS RESERVED.ALL RIGHTS RESERVED.
2015年05月10日『クロユリ団地』で渾身の絶叫を披露し、女優として着実に成長を遂げている前田敦子が、『苦役列車』の監督・山下敦弘と再びタッグを組んだ『もらとりあむタマ子』の劇場公開が決定。さらに、アジア最大の映画祭である釜山国際映画祭「A Window on Asian Cinema部門」に出品され、ワールドプレミアとなることが決まった。本作は、前田さん扮する「タマ子」という女の子の日常のひとコマを季節ごとにワン・シチュエーションで表現した、音楽チャンネル「MUSIC ON! TV(エムオン!)」のメッセージを伝えるイメージ映像(ステーションID)から生まれたプロジェクト。30秒のステーションIDから始まった作品が、今年4月放映の短編ドラマを経て、今回、長編映画として劇場公開されるだけでなく、国際映画祭に出品されるのは異例中の異例だ。主人公のタマ子とは、東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻り、就職もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、ただひたすら食っちゃ寝、食っちゃ寝の“残念な実家依存娘”。本作は、そんなタマ子が、ちょっとした一歩を踏み出すまでの秋から夏に至る1年が季節感たっぷりに描かれる。ボサボサ頭で毎日がほぼジャージ姿、家事を手伝うこともなくただひたすらロールキャベツや、カレーライス、アイスキャンディなどを食べまくり、中学生にまで同情されてしまうほどの自堕落な日々を送るタマ子を演じるのは、本作でも新境地に挑戦した前田さん。「タマ子は食べているか寝ているかで(笑)、仕事もしていないし実家でダラダラしている女の子という設定ですが、別に特殊な女の子ではなく、実は誰もが持っている気持ちの一部なんじゃないかなと思います。私もどこか共感してしまうところがあります」と、ちょっぴり“残念な”タマ子への思い入れの深さを語った。また、ステーションIDと同様、本作のメガホンをとるのは『マイ・バック・ページ』『リンダ リンダ リンダ』など、国内外で絶大な評価を受ける山下敦弘監督。主演の前田さんを、「逆ギレが得意で、ぐうたらで、口だけ番長というどうしようもない性格のタマ子を前田さんは迷いのない目で演じ切ってくれた」と絶賛。今回、短編TVドラマから劇場公開作品となったのも、「“あっちゃんが素晴らしかったから!”の一言に尽きる」と、前田さんあってこその“タマ子”であることを話した。なお、脚本は昨年『ふがいない僕は空を見た』が高い評価を得た向井康介、主題歌は星野源が提供する「季節」と、こちらもTVからの続投する。『もらとりあむタマ子』は11月23日(土・祝)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:もらとりあむタマ子 2013年11月23日より全国にて公開(C) 2013『もらとりあむタマ子』製作委員会
2013年08月20日お笑いユニット「ザ・プラン9」のなだぎ武とお笑いタレントの友近が3月12日(金)、NHKで行われた「新ビバリーヒルズ青春白書」の完成披露試写会に出席。破局報道後、初の公の場で2人による同ドラマのパロディネタ「ディラン&キャサリン」の継続を宣言した。今月7日(日)に友近さんが生出演したラジオ番組で破局を報告したばかり。この日は2人でディラン&キャサリンとして登場し、冒頭、約1か月ぶりという同キャラのネタを披露。固い表情を浮かべるなど、ぎこちなさを感じさせた友近さんは、破局報道後、このネタはやりにくい?と聞かれると「やりにくいということは全然ない。ディラン&キャサリンは恐らく今後も別れずコントをしていくと思います。いま、決めました」とキッパリ。なだぎさんは「相談なしにいま、決めたそうだ」とディランの口調で笑顔で調子を合わせた。2人がキャラに扮したまま“破局会見”が続く。恋人関係が復活することは?と問われ、友近さんが「変な感じ。破局という言葉をキャサリンが使いましたが、“円満破局”という言葉を作りたい」と円満な別離を強調。なだぎさんは「その通り。これから先のことは分からないが、いまはこういう状態ということだナ」と説明し、「ひっついたり別れたり、あそこがひっついたりこっちが別れたり、っていうのが『ビバヒル』で、それをこの2人が反映しているんだ」と自分たちを指差し、復縁の可能性を感じさせた。デートはしている?との質問には、友近さんが「デートはしていませんがディランとキャサリンの愛はあります」。ディランとキャサリンの愛は持続する?との問いには、なだぎさんが「心の中でいつもキャサリンを想っているということだ」。友近さんも「ディランのことを心で想っているのと、キャサリンはいろんなところに行きたいんだけど、その欲求を満たしてくれるのがディランなの」と深い絆をうかがわせていた。最後の写真撮影では、「もっと寄って」、「顔を近づけて」と飛び交うカメラマンのオーダーに、2人はプロらしく応じて笑顔。退場時、円満破局はいつ頃?との声掛けに、友近さんは無言で立ち去った。「新ビバリーヒルズ青春白書」は4月3日(土)より毎週土曜23:00〜NHK教育にて放送。(photo/text:Yoko Saito)「新ビバリーヒルズ青春白書」【全24話】4月3日(土)より毎週土曜23:00〜NHK教育にて放送公式サイト:■関連作品:新ビバリーヒルズ青春白書 [海外TVドラマ] 2010年4月3日より毎週土曜23:00〜NHK教育にて放送【全24話】90210 © 2008/09 CBS STUDIOS INTERNATIONALビバリーヒルズ高校(青春)白書 [海外TVドラマ]© 2006 Torand Productions Inc.All Rights Reserved.CBS and related marks trademarksof CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. TM, (R)&(C)by Paramount Pictures.All Rights Reserved.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.142もうすぐ新学期!オススメ学園ドラマ第1回「ビバリーヒルズ青春白書」の最新版がいよいよ全米放映開始!「ビバリーヒルズ青春白書」2008年バージョン&『ダークナイト』最新情報ディランにたむけんが、なりきりインディ・ジョーンズ!関西系TV局の宣伝隊長就任「デスパレートな妻たち」に共感?RIKACO「ポジティブな“崖っぷち”で勝負!」
2010年03月13日