産業技術総合研究所(産総研)は9月29日、ダイレクトウェハ化技術により、転位など欠陥の極めて少ない気相合成単結晶ダイヤモンドウェハを作製できる低欠陥コピー技術を実証したと発表した。同成果は、同所 ユビキタスエネルギー研究部門 ダイヤモンドデバイス化研究グループの杢野由明研究グループ長、加藤有香子主任研究員、鹿田真一総括研究主幹らによるもの。詳細は、アメリカ物理学会誌「Applied Physics Letters」のオンライン版に掲載された。今回、ダイレクトウェハ化の種基板として、欠陥の極めて少ない基板を用いるとともに、このような基板に対応した結晶成長技術や基板表面処理技術を開発することにより、従来より一桁以上低い転位密度400個cm-2の単結晶ダイヤモンドウェハを作製したという。これにより、ダイヤモンドのパワーエレクトロニクス用材料としての可能性が示され、究極の材料特性をもつパワーデバイスによる省エネルギー社会の実現へ道を拓くことが期待されるとコメントしている。
2014年10月01日クラウド・コンピューティングをはじめとする新しい基盤技術の浸透を受け、DR(ディザスタリカバリ)やBCP(事業継続計画)など、最悪の事態を想定した企業ITのシステム対策も見直しの時期に入ってきた。2014年10月30日(木)に東京都千代田区で開催されるデータ保全セミナー「―ビックデータ、仮想化/クラウドのデータ保全まで―最新のデータ保護、DRのITプロジェクトの全容と最新の技術」(主催マイナビニュース)では、企業のコアになりつつあるデータの保全や復旧、BCPにスポットライトを当てる。基調講演では、IT分野専門のリサーチ&コンサルティングを行う株式会社アイ・ティ・アールのプリンシパル・アナリスト 金谷敏尊氏が登壇。クラウド移行計画やITコスト削減などのプロジェクトを手掛け、メディアでの執筆や講演実績も数多い同氏は、見直しが迫られるデータ保護やバックアップ、DRに関する企業の課題を最新動向を踏まえて解説する。デル・ソフトウェア株式会社テクニカルサービス マネージャ 下館英之氏によるセッションでは、DRとBCPにおけるITの課題と最新の技術動向に関して、重複排除の技術、増加する非構造データへの対応への具体的な解説も行われる。また、コニカミノルタ株式会社 IT業務改革部 ITアーキテクチャグループ 末崎琢之氏からは、東日本大震災以降に同社が取り組んだBCP/DR施策や、同社のこれからの取り組みについての特別講演も予定されている。同セミナーの詳細は以下の通り。タイトル:「―ビックデータ、仮想化/クラウドのデータ保全まで― 最新のデータ保護、DRのITプロジェクトの全容と最新の技術」開催日程:2014年10月30日(木)14:00~16:30(13:30受付開始)定員:100名申込締め切り:2014年10月29日(水) 18:00まで参加費:無料会場:株式会社マイナビ マイナビルーム2F-S(100-0003 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビル)主催:株式会社マイナビ マイナビニュースセミナー運営事務局協賛:デル・ソフトウェア株式会社
2014年10月01日川崎重工は、トルクメニスタンの国営公社であるトルクメンガスから、天然ガスを原料とし最新のガス液化技術により高品質ガソリンを製造する世界最大のガス・ツー・ガソリン(GTG)製造設備を、トルコの建設会社であるルネッサンスとのコンソーシアムで受注した。川崎重工はコンソーシアムのリーダーとしてプロジェクト全体のとりまとめと製造設備全体のエンジニアリングおよび機器の供給を担当し、ルネッサンス社は土木工事と製造設備の組み立てを行う。受注金額は約1500億円で、本製造設備は2018年の稼動開始を予定している。なお、本案件受注に際しては双日の協力を得ている。
2014年09月01日ポリプラスチックスは5月19日、従来の二重成形技術では接合が困難であった樹脂接合や異なる種類の樹脂接合を可能にする技術として、異材接合技術「AKI-Lock」を開発したことを発表した。材料を選ばない樹脂異材接合技術AKI-Lockは、1次成形品の接合部表面をレーザー処理した後に2次成形を行う二重成形技術で、これまで接合が困難であった樹脂や異材との接合を可能にする工法だ。1次成形品にガラス繊維強化材料を用い、レーザー処理によりガラス繊維を露出させることにより、2次成形材料がガラス繊維とのアンカー効果により強固に接合され、高い気密性を発現する。これらの性能により、組付け工数・部品点数削減によるトータルコストダウン、品質向上、異材結合による多機能成形品への応用が行えるとした。
2014年05月20日(画像はプレスリリースより)SEV技術との関係性明確化五反田・目黒・銀座の3店舗を運営するSEV技術導入のトータルボディケアサロン「メディケア」が、SEV技術と健康、美容の関係性をさらに明確にするためにオフィシャルサイトをリニューアルした。(画像はプレスリリースより)SEV製品の使用を詳細に説明「健康の先にある美しさ」をテーマにしている「メディケア」は、リラクゼーションなどの一時的なものではなくSEV技術で人間本来の力を引き出す方法で健康、美容を追求しているサロンだ。(画像はプレスリリースより)今回のサイトリニューアルでは、店内空間全体をSEV化した「SEV空間技術」の導入、メインメニューの「リンパマッサージ」における、SEVイオナイザーやSEVフリアなどのSEV製品の使用が詳細に説明されている。また、SEV製品を愛用している方向けの「SEVボディマッサージ」、その他、エンダモロジー、ラジオメタボなど多彩なメニューが用意されていることも紹介されている。あなたもトータルボディケアサロン「メディケア」をお試しあれ。【参考】・トータルボディケアサロン「メディケア」
2014年05月12日(プレスリリースより商品参考画像)製薬会社ならではの先進技術が“うるぷる唇”を実現!ロート製薬株式会社が6月30日、同社のエイジングスキンケアブランド「episteme」(エピステーム)より、唇美容液「エピステームリップエッセンス」を発売開始した。初めての唇の糖化に着目したアイテムで、理想の美唇になれる美容液として注目される。エイジングケアの美肌キープ術においては、近年、酸化や光老化とともに、“糖化”がキーワードとして話題になっている。ロート製薬のエピステームブランドでも、製薬会社ならではの先進的技術を生かし、加齢、光老化、酸化、糖化の4つに着目した、多角的アプローチのエイジングケアを提案している。リッチなローズの香り、寝ている間にもうるおいキープ!今回、ロート製薬における38年のリップの研究を元に、唇における糖化にも着目して、唇のエイジングケアという切り口から開発を行い、この商品が生まれたのだそう。年齢を重ねた乾燥しがちな唇も、うるおいとハリに満ちた、ふっくら明るい美唇へと導かれるという。糖化研究を通して組み合わせられた、ウメ果実エキスやエーデルワイスエキスなどによる「AGディープクリアコンプレックス」を配合。オイル処方設計で、さらに保湿効果を高め、塗るほどに潤うリップエッセンスとなった。先の形状に塗りやすいななめカットを採用したチューブが使いやすく、そのまま唇につけたり、指先やブラシにとって唇になじませればよい。香りはリッチなローズ。夜眠っている間にもうるおいをキープしてくれるから、ナイトケアにもおすすめだ。なお販売取扱は、伊勢丹新宿店、東武池袋店、阪急うめだ本店、高島屋大阪店、高島屋京都店、ロートビューティーヘルスサイエンスの5店舗の計10店舗となっている。【参考リンク】▼ロート製薬プレスリリース元の記事を読む
2013年07月01日美容外科の世界は日進月歩で技術が進むそうです。新しいアイデアがあると、あまり時間を置かずにそれが新しい治療法へとつながっていきます。今、最前線ではどのような技術があるのでしょうか。美容外科の第一人者、高須クリニックの高須克弥院長にお話を伺いました。■美容外科の世界でも「勝ち組」「負け組」がくっきり――最近の美容外科の傾向について教えてください。高須院長今まで美容外科というのは「切った張った」の世界だったわけです。名人と呼ばれるお医者さんがいて、その人にやってもらうことが良い結果につながっていたんです。でも、それが変わってきています。名人の磨いてきた技術を生かしにくいと言いますか……。――どういうことでしょうか。高須院長「切った張った」の「切る」の部分がもういけません。切ったりしないでできる治療じゃないと、患者さんに受け入れてもらえないんですよ。例えば10年ぐらい前から、「プチ整形」といって、二重にしたり、注射で隆鼻したりね。こういった切らない施術(手術ではない施術)がもはやメインですよ。患者さんも多いです。手術の方が特殊なものになっちゃった。――そうなんですね。高須院長だから、昔ながらの「名人の手術」を売りにしている病院には患者さんは来なくなっていますよ。おすし屋さんじゃないですが、ガンコおやじの名人芸が好きなお客さんには来てもらえるでしょうけどね。――高須院長ご自身はいかがなんですか(笑)?高須院長僕なんかもガンコおやじの方ですよ(笑)。腕を一生懸命磨いた世代の人間だもの。「高須さんにやってもらいたい」って言われるためにはね、やっぱり腕が良くないといけないんです。現在は、経営的なこと考えると最新の施術機械、最新の施術薬をどんどん入れないとお客さんが来てくれない。その意味では美容外科は大変です。「勝ち組」と「負け組」がはっきりしてきていますね。■お客さんには「時間」が最重要である!高須院長最近の患者さんはね、何より「自分の時間」を大切にしています。――すぐ結果が出ないとダメということでしょうか?高須院長治療を受けて、少し腫れたりして、そこから結果が出て、なんていう今までみたいな時間がかかるものはダメですね。この「少し腫れて」なんていう時間を「ダウンタイム」と呼ぶんですが、ダウンタイムをいかに短くするかです。例えば、週末に治療を受けて、翌週の月曜日に出社した時にはキレイになっている。こういったダウンタイムがウイークエンドの「1、2日」、これでもかかり過ぎっていう感じです。――1日、2日でも長いんですか?高須院長最近はですね、施術にかかる40分、60分、施術室を出たらすぐにキレイになってないといけません。例えば、キレイになるための服を注文して、半年も待っていられますか!? それと同じです。■わずかな時間の施術で皮膚のたるみを消す!――今、人気の最新技術というと何でしょうか?高須院長『ウルセラ』ですね。これは「フェイスリフティング」を行う際の技術です。――フェイスリフティングって何ですか?高須院長人間は年を取ると皮膚がたるんでくるんです。しわが目立つようになるでしょ? 昔は、たるんでいる皮膚の余分な部分を切って、皮膚を引っ張って、という手術をしていたんですよ。――それは大変そうですね。高須院長大事(おおごと)になるでしょ。なので、次に出てきたのが、切らないでたるんでる部分を糸で持ち上げるっていう技術。金の糸とか溶ける糸とかを使ってやるんです。でもね、効果はあるんだけど、皮膚だけやっても厳しいんです。皮膚の下の「表在性筋膜」をなんとかしないといけない。この表在性筋膜に直接働きかける方法が最近編み出されたの。それが「ウルセラ」。――具体的に何をするんでしょうか?高須院長高密度の超音波を当てる。皮膚を通り越して表在性筋膜に焦点が合うようになってて、熱エネルギーを表在性筋膜に与えてこれを引き締める。そうすると皮膚もひっぱられて「しわ」や「たるみ」がなくなります。――切ったり、縫ったりは「なし」ですか?高須院長そうそう。高周波のハンドピースを当てるだけですよ。これのいいのはね、施術後、さらに皮膚がしまること。3カ月、6カ月たったらさらに上がるの。これを「タイトニング」と言うんだけど、ウルセラだとそういう効果もあるわけ。――それは人気が出そうですね。高須院長人気なんだってば(笑)。だってさ、奥さん同士で施術を受けに来て、先に入った友達が出てきたら、皮膚のたるみが消えて「若返ってる」んだよ。それを見た、後の人は「おおっ!」って言うよね。――ではその施術は混んでそうですね。高須院長毎週金曜日がウルセラの施術日なんだけど、本当に混みますよ。――先ほどの名人芸ではないですが、この最新の施術にもうまい人とそうでない人というのがあるんでしょうか。高須院長あるんですよ(笑)。うちのクリニックに加王(かおう)先生という方がいるんですが、この人はうまい。左右の皮膚のたるみの微妙な違いも丁寧に見て、タイトニングの後の結果まで読んで実施できる腕があるんですよ。だから彼に施術された人は本当に喜びますよ。――お客さんから指名されたりするんでしょうか。高須院長僕よりも人気があるからね。――それはイヤな感じですね(笑)。高須院長うんイヤな感じ(笑)。でも彼は本当にうまいですよ。■iPS細胞の技術を美容外科にも!――高須先生が注目している技術があったら教えてください。高須院長やっぱり「iPS細胞」でしょう。美容外科で使えるようになる時代がやがて来るでしょう。今は「ガン化」するのが怖いからまだ人間で実験されていませんけれども。でも、試験が行われて安全が確認されたら、どっと使われることになるでしょうね。特に「歯」と「毛髪」はね。――やはり歯と毛髪でしょうか?高須院長歯は一生使いたいし、毛だってね(笑)。あるに越したことないでしょ。血液と皮膚も大事だよね。いつまでもみずみずしい肌でいたいし。網膜や角膜の再生にも使えたらこんなにいいことはないでしょう。どれほどの人が助かることか! iPS細胞は美容外科でも重要な役割を果たすと思いますね。そう遠くない未来じゃないでしょうか。肌のたるみを取る技術がこんなに進歩しているとは全く知りませんでした! 美容外科の世界はどんどん進んでいくんですね。(高橋モータース@dcp)
2012年12月24日JR東日本は22~23日、間もなく開業を迎える東京駅丸の内駅舎にて、保存・復原工事の完成記念イベントとして最新技術を用いた映像スペクタクルショー「TOKYO STATION VISION -トウキョウステーションビジョン-」を開催する。このイベントでは、建物の形状に合わせた映像をプロジェクターで投影することにより、特殊な視覚効果を生む映像表現技術「プロジェクションマッピング」を使用。創建当時の姿によみがえった駅舎をスクリーンに、幅120m、高さ30mの巨大なスケールで、「時空を超えた旅」をテーマにしたオリジナル映像を上映するという。超高輝度プロジェクター46台を使用し、蒸気とともに登場するSLや徐々に組み上がる建物、和風のモチーフで彩るモダンなレリーフ、さらには未来を予感させる華やかな光景などを高精細フルCG映像で描き出す。上映開始時刻は20時、20時20分、20時40分で、上映時間は各10分。入場無料で、丸の内駅舎前広場が観覧場所となるが、混雑時には入場規制や入れ替えを行う場合がある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日ユニバーサル映画100周年を記念してブルーレイ化が決定したスティーヴン・スピルバーグ監督の傑作『ジョーズ』の特別映像がこのほど公開され、最新のデジタル技術を駆使して公開当時の画質が甦らせるための地道な修復作業の過程が紹介されている。『ジョーズ』の特別映像『ジョーズ』は、1975年のアメリカ映画。平和な観光地アミティに凶暴な人喰いサメが出現し、警察署長のブロディ、海洋学者のフーバー、サメ狩り達人のクイントが、人喰いサメを相手に壮絶な戦いを繰り広げるパニック・アクション。全世界で大ヒットを記録し、アカデミー賞3部門を受賞。スピルバーグ監督の名を広く映画ファンに知らしめた傑作だ。本作の撮影は35ミリフィルムで行われたため、オリジナルのネガは時間の経過とともに劣化。作業するごとに傷がつき、静電気などの影響で変色してきた。修復スタッフは本作を完璧な状態でソフト化するため、全世界で保管されている『ジョーズ』のプリントの状態を調査。特殊な溶液によって傷を修復し、1フレームずつデジタルスキャンした後に、そのすべてのカットで傷やゴミを取り除き、色を劇場公開時の様子に復元していく。映画は1秒間に24コマで撮影されており、『ジョーズ』の上映時間は約124分(約7440秒)。想像するだけで膨大な作業だ。サウンドトラックも同様で、公開時はモノラルだった音声をすべてデジタル化した上で、セリフの音、効果音、ジョン・ウィリアムズが作曲した音楽のバランスをとりながら7.1チャンネルに再構成した(ブルーレイにはオリジナルの雰囲気を楽しめるモノラル音声と、5.1チャンネルの日本語吹替版も収録されている)。とは言え、フィルム撮影の色味やテイストに強いこだわりのあるスピルバーグ監督が監修を務めただけあり、本作の修復作業は“オリジナル版”を最大限に尊重して行われたようで、修復された『ジョーズ』が再び35ミリフィルムに焼かれて保管庫に収められたことからも、スタッフたちが過剰な修正や改悪を行わず、1975年の『ジョーズ』を現代に甦らせるべく作業したことが伝わってくる。このほど公開された特別映像は、今回の修復作業に関わったスタッフとスピルバーグ監督の証言、修復作業の現場をおさめた8分超の貴重な映像で、『ジョーズ』ファンだけでなく、すべての映画ファン必見の内容に仕上がっている。ブルーレイ『ジョーズ』コレクターズ・エディション8月22日(水) 発売5040円(税込)発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
2012年06月18日