女優の有村架純が出演する、はごろもフーズ「シーチキン」の新CM「シーチキン食堂2021『おみそ汁』」編が、1日より放送される。新CMの舞台は、住宅街と商店街の真ん中にひっそりたたずむ、「シーチキン食堂」というのれんがかかった一軒のお店。 有村はその食堂の女将としてエプロン姿で登場する。おみそ汁を食べたお客さんの「なんで味がこんなに深いのかしら」という問いに、「ひみつです!」と微笑む有村。そして最後は、「また来ます」と店をあとにするお客さんを「お待ちしております」と見送る。シーチキンに関する思い出について、有村は「シーチキンは、私の生まれたときから家庭にあったもので、母親がこれを使ってよく料理をしてくれました」と回顧。「シーチキンの他に山菜やポン酢、バターが入った母親お手製の和風パスタは、私もよく作っています」と明かした。
2021年10月01日『新聞記者』などのスターサンズ・河村光庸プロデューサーによる、有村架純と志尊淳出演のドキュメンタリー『人と仕事』より、新たな場面写真が解禁となった。有村架純と志尊淳の2人の俳優が、「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる人々に取材し、声なき仕事人達の現状をレポートする本作。『さんかく窓の外側は夜』の森ガキ侑大が監督をつとめ、コロナ禍と仕事を通して、現代社会と向き合い、私たちが生きていく上で切っても切り離せない仕事の価値を、改めて見出していく。この度解禁されたのは、有村さんと志尊さんがコロナ禍で打撃を受けたエッセンシャルワーカーの職場を取材・体験する新たな場面写真。ある農家の元を訪れた2人は、実際に作物の収穫を体験。人々の生活の基盤である「食」を支える農家の仕事を、実際に体験した姿が写し出されている。この日は落花生の収穫とその仕分け作業を体験した。2人は作業を体験するだけでなく、このコロナ禍が農家という仕事に与えた影響についても取材。緊急事態宣言の発出の影響で出荷先などが無くなってしまい、苦しい経営状況に立たされた農家のリアルな声を聞いた。また、有村さんは都内の児童相談所を取材。2020年、警察からの児童虐待通告は全国で過去最多を記録。その背景にはコロナ禍による環境の変化をきっかけとする家族間不和があると、取材先の職員も語っている。また、児童相談所という仕事についての話も聞いた有村さん。「様々な人の心の感情と向き合うことになる児童相談所の仕事は、心を表現する役者という仕事にも通ずる部分がある」と、取材の中で語った。本作では一般に定義されているエッセンシャルワーカーだけでなく、人と触れ合うことで成立する職業に従事する人も取材しており、志尊さんは、このコロナ禍で差別や偏見の目を向けられた「夜の街」でホストクラブの経営者を取材。夜の仕事に従事する人々が、このコロナ禍において何を感じているのか、その生の声に真摯に耳を傾ける。ほかにも本編では、介護福祉士や保育士など様々な職種のエッセンシャルワーカーを取材しており、2人は取材や体験を通して自分たちの生活の根底を支えていたエッセンシャルワーカーが、いまどんな想いで仕事をしているのかを聞くことになる。そんな取材の中で有村さんと志尊さんは一体どんなことを感じたのか…。2人の想いに耳を傾けるとともに、「仕事」について個々に見つめ直したくなる、いま必見のドキュメンタリーとなっている。『人と仕事』は10月8日(金)より全国にて3週間限定公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:人と仕事 2021年10月8日より3週間限定上映©︎2021『人と仕事』製作委員会
2021年09月25日ドキュメンタリー映画『人と仕事』の完成報告トークイベントが昨日9月16日(木)に神楽座にて行われ、有村架純、志尊淳、森ガキ侑大監督が登壇し、映画への思いを語った。今回ドキュメンタリー映画初挑戦となった有村さんは「右も左も分からないまま、前にだけ進んでいく状況だったけど、無事に森ガキ監督をはじめ、皆さんがこの映画を作ってくれまして、この日を迎えられました」と語り、志尊さんも「このようなご時世ですが、このような完成披露の場を設けていただき、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶。当初、保育士を題材にした劇映画の製作が予定されていたが、それが頓挫し、その後キャスト・スタッフをそのままに、今回のドキュメンタリー映画への製作へとシフトした。有村さんは「こう言った状況になって、日々順応しなきゃいけない覚悟はあるけど、撮影できなくなったのはショックだし、自分も心の準備はしてたけど、それをドキュメンタリーにって言われたときに、自分の中でどう咀嚼しながら進めるのかって、不安でした」とシフトチェンジ当時の心境を明かす。また志尊さんは「作品を絶やしたくない。作品を絶やさないためにも精一杯取り組みたい」とオファー時の熱い思いを語った。一方、森ガキ監督は「これ成立するのかなってドキドキしてて」と手探りで迷いながらの撮影だったという。本作で2人は、コロナ禍によって苦境に立たされたエッセンシャルワーカーに取材、その仕事を実際に体験した。インタビュアーに挑戦するにあたり、有村さんは「自分の好奇心だったり相手に興味を持つことを大事にして、そこから話を広げられたらいいなって思った。寄り添いたい気持ちだけでした」とふり返り、志尊さんは「人と人との会話なので、テンポ間が大事だと思いました。あとは自分がされて嬉しいことをしようと思いましたね。それぞれの職業の方を調べて、相手のことを知ろうとしました」とコメント。保育士の体験をふり返って有村さんは「とても楽しい時間を過ごさせていただいて、子供と触れ合ってすごいエネルギーをもらって元気になって帰った」と話しながらも、「毎日朝からお子さんが帰られるまで、帰ってからの事務作業までされていると、より大変なんだろうな。好きって気持ちがないと仕事は続けられないなって思いました」と楽しいだけではない、仕事について感じたことを語った。そして緊張した場面については、「皆さんに会う時は緊張します。喋りはそんなに得意じゃないので、監督にも心配事言いながら。皆さんと喋る時は緊張してました」(有村さん)、「渋谷でゲリラで行こうって森ガキ監督となったんですけど、映ってませんけど10人くらいに無視されて、もう心が痛くて。そういう気持ちで、街頭インタビューされてる方っているんだろうなっていうことがわかりました」(志尊さん)とそれぞれ告白。劇中には、有村さんと志尊さんの2人に完全に託され、エッセンシャルワーカーへの取材や体験を通して感じたこと語り合うシーンが登場。監督は「どうすれば2人が本音を語ってくれるのかなって。そこでカメラだけを置いて、ハラハラしながら2人に託した。その時に2人が真摯に映画に向き合ってる姿を見たときに河村さんと、新しい映画ができたかもねって話をしました」と自信を見せる。一方で志尊さんは「森ガキ監督からは『全然カットカットする』と言われたんですよ。それなら本音でぶつかってみてもいいかなと思ったんですけど、観たらもうガッツリ使われていて笑」と笑いを交え、有村さんも「結構使ってんなって思いました笑」と同意していた。『人と仕事』は10月8日(金)より3週間限定劇場上映。(cinemacafe.net)■関連作品:人と仕事 2021年10月8日より3週間限定上映©︎2021『人と仕事』製作委員会
2021年09月17日ドキュメンタリー映画『人と仕事』(10月8日公開)のトークイベントが16日に都内で行われ、有村架純、志尊淳、森ガキ侑大監督が登場した。同作はスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画したドキュメンタリー映画。有村と志尊が出演する映画『保育士T』の制作が頓挫したことから生まれた作品で、コロナに打ちひしがれた日本の職場で「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる保育士、介護士などの人々、その他、声なき仕事人達の現状をレポートする。監督は、大学在学中にドキュメンタリーを制作しその腕前を森達也監督らから激唱された森ガキ侑大が務め、2人の俳優が、一仕事人として現代社会と向き合い、仕事の意味を再発見していく。作品には、監督がカメラを置いて出て行き、有村と志尊が本当に2人だけで話している様子も収められた。森ガキ監督は「カメラを向けるとどこか構えてしまうし、本当の2人をもうちょっと見てみたかった。どういう方法だったら2人が緊張せずに本音を語ってくれるのかなと考えて、カメラだけを置いて、実験的にハラハラしながらも2人に託した」と意図を説明する。志尊は「森ガキさんが『もう、ほぼ使わない。記録用だから2人でぶっちゃけトークして! もう全然カットするカットする! 何話してもいいから!』みたいな感じで、それだったら色々本音でぶつかれるかなと思ってぶつかったら、すんごい使われました」と苦笑。有村も「『けっこう使ってるなあ』と思いました」と同意しつつ、「作品をやっていると現場の待ち時間だったりで志尊さんともたくさんコミュニケーションをとることができたんでしょうけど、このドキュメンタリー映画に関しては数回しか直接お会いしてない。短い時間の中で本音で喋るってハードルが高いんじゃないかなと思ったんですけど、1回扉を開けて話してみたら私も言葉が出てきて」と効果的だった様子。「もしかしたら志尊さんは『こんなこと思ってんのかよ』と思っていたかもしれないけど」と言いつつも、納得しているようだった。
2021年09月16日森田剛が、有村架純が保護司役に挑む映画『前科者』に出演することが決定。有村さん演じる主人公が寄り添う、罪を犯した“前科者”を演じる。この度、原作にはない完全オリジナル作品として描かれる映画の追加キャストに森田剛が決定。『ヒメアノ~ル』以来、約6年ぶりに映画出演となる森田さんが演じるのは、職場のいじめが原因で同僚を殺めてしまった男・工藤誠。工藤は出所後、有村さん演じる阿川佳代の元で更生し社会復帰へ近づいていたが、ある日、忽然と姿を消し、再び警察に追われる身となってしまう。「トラウマを背負って戦っている人たちを描いている物語」本作のオファーを受けた際、森田さんは「本作の脚本を読ませていただいた時に、自分に何かできるのではないかと直感的に惹かれました」と率直に話し、また、脚本を読み「今回演じた工藤誠を始め、何らかのトラウマを背負って戦っている人たちを描いている物語で嘘が無い脚本だと思いましたし、一人でも嘘があると成立しないとも思いました」とコメント。「少なからず、自分自身もそういう思いを持って生きているのを感じているので、すごく難しくもありますが、勝負をしてみたいと思い、出演をさせていただくことになりました」と作品への意欲を明かす。そして有村さんとの共演シーンでは、「台本にない部分で気持ちがつながった演技ができました。自分の中でも大切にしていたシーンだったので、集中して出し切れたなと思っています」と手応えを込めてふり返った。主人公の保護司・阿川佳代役の有村架純また、岸善幸監督は森田さんの演技について「この映画にとって、罪を犯してしまった人間の存在感がとても重要だと考えていました。森田さんの設計する誠は気弱で優しく、常に罪悪感を背負っていました。それは本作品にとって大きな力となりました」と語る。さらに本作へ森田さんを起用した理由を、WOWOW 加茂義隆プロデューサーは「俳優・森田剛の魅力に取り憑かれ、いつか一緒に作品を作りたいと長く強く思い続けていました。本作の企画中に観劇した舞台『FORTUNE』に心打たれ、工藤誠役は森田剛しかいないと確信しました」と話す。解禁された映画版の第1弾ビジュアルは、保護司と前科者、過去と未来を対比するものとなっており、この物語、そして社会への向き合い方にも一石を投じるような内容となっている。映画『前科者』は2022年1月、全国にて公開。WOWOWオリジナルドラマ「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」は11月20日より毎週土曜22時30分より放送・配信(第1話無料放送/全6話)。各話放送後、WOWOWオンデマンド・Amazon Prime Videoにて見逃し配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:前科者 2022年公開予定
2021年09月13日有村架純と志尊淳が、コロナ禍の現代社会と向き合うドキュメンタリー映画『人と仕事』より、2人が子どもたちと触れ合う場面写真が公開された。有村さんと志尊さんが、そのままの自分として様々な職業に従事している人々のもとに赴き、体験し、演技ではないありのままの言葉や表情で、感じたこと、考えたことをレポートしていく本作。元々、保育士をモデルにした劇映画の企画から始まっていた本作。しかし、それが頓挫し、今回のドキュメンタリー企画が始動。2人は劇映画の中の“役”として保育士を演じるのではなく、コロナ禍で打ちひしがれた現実社会で「一仕事人」として保育士の仕事を体験した。今回の場面写真では、リモートでは出来ない、そこにいなければできない仕事に従事する“エッセンシャルワーカー”である保育士の仕事を体験する2人の姿を写し出す。有村さんは、子どもたちの手を引きながらお散歩を、志尊さんは、教室内で子どもたちと椅子取りゲームをする様子が切り取られている。なお本作では、保育士だけではなく、ほかの職業も体験し、いまの世の中を体感していく。『人と仕事』は10月8日(金)より3週間限定劇場上映。(cinemacafe.net)■関連作品:人と仕事 2021年10月8日より3週間限定上映©︎2021『人と仕事』製作委員会
2021年09月12日森ガキ侑大監督によるドキュメンタリー映画『人と仕事』より、本作に出演する有村架純と志尊淳からコメントが到着した。ドキュメンタリー映画への出演は、本作が初めてとなる有村さんと志尊さん。本作では、役としてではなく、“一仕事人”として現代社会と向き合う姿が映し出される。公開にあたり、有村さんは「自分の仕事は、様々な職種、人物を生きること。常に皆様が就いておられるお仕事と密に関係していて、"お仕事"そのものが自分の人生に影響を与えている存在です。なくてはならないものです。私もこの作品を観て、仕事という価値や意味を、少しずつ咀嚼しているところです」と語り、「協力してくださった皆様には心から感謝しております。そして、その皆様の想いが、たくさんの方に届くことを願っております」とコメント。元々、保育士をモデルにした映画が製作予定だったが、それが頓挫。映画製作を断念せざるを得ない状況から生み出されたのが本作。「まさか作品が撮れなくなる事態になってしまう世の中を想像していませんでした。したくありませんでした」と思いを明かした志尊さんは、「この一年、皆さんの楽しみや大事な行事が失われました。それでも表現者として、一人間として、届けられるものはあるのではないか。制作の皆さんの“諦めないで、伝えられる事を”と探求する姿に胸を打たれ、志尊淳として参加させて頂きました」と今回参加にあたっての気持ちを吐露。そして「今の世の中に対する想い、境遇は多種多様です。それぞれの価値観です。そんな中、一人一人のお話を聞かせて頂き、心に触れて、色々な想いが湧き上がってきました。知ること、感じることの大きさを肌で感じました。皆さんと共有したいです」とメッセージを寄せている。さらに、本作のメインビジュアルも到着。大きな打撃を受けたある農家に取材に訪れたときの写真となっており、実際に仕事を体験する中で、リモートワークができない農家という職業に従事する人の思いを真剣な眼差しで聞く2人の姿が写し出されている。『人と仕事』は10月8日(金)より全国にて3週間限定劇場上映。(cinemacafe.net)■関連作品:人と仕事 2021年10月8日より3週間限定上映©︎2021『人と仕事』製作委員会
2021年09月02日「この度、有村昆と丸岡いずみは、協議離婚したことをここにご報告させて頂きます」こうコメントを発表したのは映画コメンテーターの有村昆(45)とフリーアナウンサーの丸岡いずみ(49)だ。7月29日、離婚を発表した2人。各メディアによると「私的な事で、多くの方にご心配をおかけしてしまいましたが、何卒ご理解頂き、今後とも温かく見守って頂けたら幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます」とコメントを結んだという。有村と丸岡は12年8月に結婚し、18年1月には代理母出産により男児が誕生している。しかし今年5月、『FRIDAYデジタル』によって有村の“浮気未遂”が発覚。さらに彼が女性を口説く際、性行為にちなんだクイズを出題したり、昼間から「アヒージョって言葉の響きがエロい」と言ったりしていたと報じられ顰蹙を買っていた。有村はその後、全てのレギュラー番組を降板。そして芸能活動を当面の間、自粛するとも発表した。それから約2ヵ月半後、離婚する形となった。ネットニュースに「有村昆 離婚」との言葉が躍るなか、意外な反応が。というのも、ナンセンスなラップ芸でお馴染みのユニット・ジョイマンを連想する人たちが続出したのだ。彼らはこうツイートしている。《有村昆離婚てジョイマンみがある》《有村昆離婚のジョイマン感》《有村昆離婚ってジョイマンのネタにありそうだな》《有村昆離婚てそんな、ジョイマンじゃないんだから》本家であるジョイマン・高木晋哉(40)もTwitterで《有村昆 離婚》と早速呟いている。しかもその投稿は、なんと「有村昆 離婚」の第一報が報じられてから約20分後のこと。その素早さにネットでは《「有村昆離婚か〜」って、なんかジョイマンみたいだなと思ったらすでに呟かれていた》《ジョイマン高木「有村昆 離婚」ってツイートしようと思ってたのに先されてた》と驚く声が。また《有村昆の離婚をジョイマンから知らされた》《ジョイマン高木さんの“有村昆 離婚”ツイートネタではなくガチやった》《ホントのことだったのですね。調べちゃいました》と高木のツイートで有村の離婚を知った人たちもいたようだ。高木のリプライ欄には《離婚、もめたら遺恨》《不謹慎 ご乱心》《いずみ 離婚済》といった“大喜利”ツイートも並ぶ事態に。さらに同日、大島優子(32)が林遣都(30)との結婚を発表したためTwitterでは《優子けっこーん?》《優子が結婚、有村昆離婚って言うとってもジョイマンな日でしたね》との声も上がっている。高木のツイートは大きな反響を呼び、投稿から約7時間で2万もの“いいね”を記録。相方である池谷和志(40)の「なんだコイツ〜!」ツイートにも期待できそう?
2021年07月30日有村架純と松本穂香が、伊藤園「お~いお茶」の新CM「真夏の火入れ大作戦」でCM初共演。朝ドラ「ひよっこ」などでも共演した同じ所属事務所の先輩、後輩である2人それぞれのキャラクターを活かした、絶妙な掛け合いが見どころとなっている。新CM「真夏の火入れ大作戦」は2分47秒もの長尺映像で、映画『さんかく窓の外側は夜』なども手掛けるCMディレクターの森ガキ侑大が監督。主なターゲットとしている20代~30代の若年層にむけ、これまで伝えきれなかったお茶の魅力を、コミカルかつ熱量あふれる形で描いている。有村さんは、2015年より「お~いお茶」のCMに出演しており、プライベートでも茶道をならっているそう。そして松本さんは、2021年6月に実施した#茶レンジャー募集キャンペーンの第1弾「#茶畑エクスプレス」のCMにも出演している。今回の撮影は、梅雨時期のある古民家の和室にて行われた。現場に登場した有村さんはしなやかにお辞儀をしながら、松本さんは明るくハキハキとした表情で挨拶する様子が印象的。2人共、リハーサル時から監督の指示を忠実に表現し、本番もスムーズにOKカットを重ねていった。冒頭のシーンでは、有村さんがペットボトルを手に持ちながら「お~いお茶」と言う様子があまりにも可愛らしく、現場では各所で思わず笑みがこぼれる様子が。その直後、松本さんが「茶レンジャーですから!」と言い切るシーンでは、強い意志を感じさせる力強い眼差しがとても印象的で、その迫真の演技にすぐにOKカットとなった。松本穂香、有村架純の「癒し効果がはんぱなくて」事務所の先輩と後輩の間柄である2人は、撮影の合間も楽しそうに談笑し、松本さんが有村さんにアドバイスを求める様子はまるで姉妹のようだったそう。「ドラマでは2回共演させていただいているので、もうお馴染みっていう感じで何も緊張することなく、いつも通りの私とまつもっちゃんの雰囲気で進めていけたかなと思います。楽しかったです」と有村さんは言うと、「緊張していました」と松本さん。「(一緒に)CM撮影したのが初めてで。上京したての時に架純さんの撮影の現場とか見学させてもらったりしていたので、不思議な気持ちがしました。(有村さんは)癒し効果がはんぱなくて、犬の可愛さと同じものを感じていました。(今まで)話せなかったこととかも合間で聞いていただいたりして。私の中では前よりも近づけたかなと思っています」とコメント。CMでは「まつもっちゃん」「架純さん」だったが、普段の呼び名について尋ねると、有村さんは「私はまつもっちゃんです」と応じ、松本さんは「今はまだ悩み中。有村さんって言ってみたり、架純さんって言ってみたり。いないところでは架純ちゃんって言ってみたり(笑)」と打ち明ける。また、2人がいま“チャレンジ”したいことについて、松本さんは「英語とか。やろうと思わないとできないこと」と回答。有村さんは「何も考えない時間を過ごすとするなら、編み物が最適なのかなって最近思うようになって」と明かし、「無心で出来そうじゃないですか。だから始めてみたいなという気持ちはほのかにあります」と語っていた。伊藤園 お~いお茶Web-CM「真夏の火入れ大作戦」編は公開中。(text:cinemacafe.net)
2021年07月26日女優の有村架純と松本穂香が、26日に公開された伊藤園「お〜いお茶」の新CM「真夏の火入れ大作戦」でCM初共演を果たした。手作業で茶葉を選別し、火入れする松本を有村が見守るCM。想いが強すぎるあまり、松本がお茶の葉の神様になりきってしまう一幕も。松本がお茶の葉を「あーん」と有村の口元に運ぶシーンや、完成した興奮で倒れてしまう熱演ぶりに注目だ。同じ所属事務所の先輩、後輩で、プライベートでも仲の良い2人。撮影の合間には楽しそうに談笑したり、松本が有村にアドバイスを求めたりと、姉妹のような姿を見せた。そんな2人のコメントは以下の通り。――CM初共演でしたが、撮影はいかがでしたか。有村:ドラマでは2回共演させていただいているので、もうお馴染みっていう感じで何も緊張することなく、いつも通りの私とまつもっちゃんの雰囲気で進めていけたかなと思います。楽しかったです。松本:緊張していました。お会いするのも? 久々っていうのもありましたし、(一緒に)CM撮影したのが初めてで。上京したての時に架純さんの撮影の現場とか見学させてもらったりしていたので、不思議な気持ちがしました。(有村さんは)癒し効果が半端なくて、犬のかわいさと同じものを感じていました。(今まで)話せなかったこととかも合間で聞いていただいたりして。私の中では前よりも近づけたかなと思っています。――CMでは“まつもっちゃん”“架純さん”でしたが、普段の呼び名は何ですか?有村:私はまつもっちゃんです。松本:今はまだ悩み中。有村さんって言ってみたり、架純さんって言ってみたり。いないところでは架純ちゃんって言ってみたり(笑)。――2人が真夏にやりたいことは何ですか?有村:スイカが好きなんでスイカを食べたいです。暑いのが苦手なんですね。だからまず外には出られないんです。そうするとスイカ食べるくらいしかない(笑)。線香花火とかいいかもね。松本:バーベキューとか……川で。川に行きたいです。――2人が今“チャレンジ”したいことはありますか?松本:英語とか。やろうと思わないとできないこととか。有村:何も考えない時間を過ごすとするなら、編み物が最適なのかなって最近思うようになって。美術とか絵を書いたりとか本当に苦手なので、自分には向いてないと思ってたんですけど、無心で出来そうじゃないですか。だから始めてみたいなという気持ちはほのかにあります。
2021年07月26日『るろうに剣心 最終章 The Beginning』大ヒット舞台挨拶が12日に都内で行われ、佐藤健、有村架純、大友啓史監督、Taka(ONE OK ROCK)が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。週末興行収入ランキングは1位、2位を獲得し、2作合わせて44億円を突破したという大ヒットスタートに。剣心の元妻・巴役で出演した有村は「ずっとドキドキしていたんですが、いろんな方から感想をいただいて、少し自分の荷が下りたと言いますか、ほっと胸をなで下ろしています」と安心。「こんな大作に少しでも参加できたことが自分にとって大きな経験だたと思います。ありがとうございます」と佐藤に向かって感謝すると、佐藤は気付いておらず「ああ、俺に!?」と驚いて、2人で照れ笑いを浮かべていた。リモートで大友監督、そしてシリーズを通して主題歌を担当するONE OK ROCKのTakaも登場したが、佐藤は「ONE OK ROCKの皆さんが誰よりも先に映画を見るんです。僕がまだ完成したかなあってドキドキしてる段階で『めっちゃ良かったよ』って、Takaから聞くんです」と告白。「『京都大火編/伝説の最期編』の時はアメリカで作曲して日本に帰ってきて、ウキウキで3曲くらい聞かせてもらったんですよ。『好きなの選んでいいよ』といわれて、カウンターで聞きながら、その場でけっこう泣いた」と明かし、「その中でも悩みながらも『Heartache』のTakaの声が好きだなって。ボーカルが前に来てる曲を選びました」とエピソードを披露した。そんな戦友としてのTakaの存在を言葉で表してほしいという要望に、佐藤は「嫁です」ときっぱり。「嫁1(Taka)、嫁2(有村)です」と指すと、MCから「薫は……」とつっこまれ、「薫は嫁1.5です」と語る。それを受けたTakaは「嫁1から転げ落ちないように頑張っていきたいと思います。友達でもありますし、同士でもあると思ってます。僕が嫁なら(佐藤は)夫になるわけですけど、その逆もあるなと思って、すごくいい関係で仲良くさせていただいてるなと思います」と笑顔を見せ、なぜか大友監督は「アツアツの健くんとTakaの関係を見てると幸せになりますね。すごい幸せ」と喜んでいた。
2021年06月12日先日、映画コメンテーターの有村昆さん(44)がセクシー女優との不倫未遂を週刊誌にスクープされ、そのガツガツとした口説き方に失笑が集まりました。これを受け、有村さんは活動自粛を発表。現在は妻と子どものケアに尽くしているといいます。有村さんといえば、元々“ボンボン”エピソードを多数披露しており、明るくハイテンションな性格が親しまれていました。その明るさで妻の丸岡いずみさん(49)との共演も多く、新婚当時はラブラブエピソードを披露していましたから、今回の一件によるイメージダウンは避けられません。「あんなに仲が良さそうだったのに」と思った方もいるかもしれませんが、そういえば最近、同じく元々ラブラブをアピールしていた元卓球日本代表の福原愛さん(32)も、浮気をスクープされていました。浮気自体良くないことですが、ラブラブアピールからの浮気はさらにダメージも大きいものです。しかし芸能人に限らず、スタート時にはラブラブの熱々だったのに、気づけば温度が下がり、そして関係に興味を失っている人はかなり多いのではないでしょうか。それが自分のパートナーだったら避けたいところですが、その心理はどこにあるのかみていきます。■恋愛初期はボーナスタイム人というのは誰しもが恋愛のスタート時には熱量が高まり、ラブラブな時間に突入します。「あばたもえくぼ」で相手のすべてが良く見え、相手のすべてが愛しく感じる時期が、恋愛のスタート時といえます。しかしこのボーナスタイムは、人によって短くて1カ月ほど、長くても3年くらいで収束していきます。また、夫婦2人の時は仲が良かったけれど、子どもが生まれて親という役割を求められたところで、相手を異性として見られなくなり、関心を失うケースも多いです。ボーナスタイムが何年で終了するかは人それぞれですが、今回取り上げたような、アピールが激しいタイプの人は、そもそも相手から異性として求められ、満たされ、加えて周りから祝福される状態が恋愛であると考えているフシがあります。そうなるとスタート時のボーナスタイムが終わったところで相手への関心を失い、別の相手を見つけたほうがまた刺激的で満たされる。そんな風に思い、浮気に走ってしまうのです。■恋愛の目的が、信頼関係構築か欲求を満たしたいのかなぜこんな風に考えてしまうのかというと、恋愛やパートナーシップで満たしたいことがずれているからということもあるでしょう。本来だと恋愛やパートナーシップなど親密な関係はラブラブな時期も経験して通り過ぎた上で、さらに時間をかけて本当の意味で相手と自分の信頼関係を構築していくことに意味があったりします。しかしこうした恋愛初期段階で熱量が冷める人というのは、恋愛は「自分の満たされない欲求を満たし合うもの」だと思っている場合があります。もっと褒めてほしい。存在を肯定してほしい。寂しい気持ちを埋めてほしい。性欲を満たしたい。こんな気持こそ恋愛で満たすものだと考えており、そして恋愛初期には自然と満たされるものです。しかし関係が落ち着くと、だんだん相手はこうした欲求を満たしてくれなくなります。その結果、「なんかもう相手のことが好きじゃないかも。前みたいな刺激が足りない」みたいな感覚になり、別れを決めたり、「妻(夫)は家族」というカテゴリに入れ、恋愛枠の相手を新たに探し始めるのかもれしれません。■浮気性の中にある「寂しさ」いわゆる恋愛体質という人の心の中を紐解いてみました。浮気する側を養護するわけではありませんが、彼らもある種、可哀想な人であると、筆者は思います。恋愛体質が強すぎる人はそもそも生まれて初めて「愛」というものを実感するとされる幼少期に、不安定な愛情を受けて育ち、「満たされない」「寂しい」という感覚を心の中に大きく抱えているケースもあるからです。例えば、普段から養育者である親の情緒が不安定だったとか、理由もわからず、親が家に居たり居なかったりしたとか。他にも、普通の家庭環境だったとしても、言葉やスキンシップでの愛情のやり取りが十分なされないだけで、幼少期の子は寂しさを抱えてしまうといわれています。こうした小さい頃から抱えた満たされない感覚が、後に人前で過剰にラブラブアピールしたり、手っ取り早く愛情を求めて浮気する癖につながっていくケースはあります。有村さんや福原さんがどうだったかはわかりませんが、皆さんの周りの浮気性の人はどうでしょうか。浮気の被害者は当然、された側のパートナーです。しかし浮気する心理を紐解くと、する側も可哀想な側面があるのかもしれません(だからといって、それを手放しに許しましょうと言いたいわけではありませんが)。現在、有村さんはご家族のケアに向き合っているそうです。この向き合う時間が、夫婦の新たなパートナーシップの形成にプラスになること。そして新たなハイテンションアリコンとしての復活を、祈るばかりです。(文:おおしまりえ)
2021年05月25日「有村さんはこの番組を降板することになりました。正直、すごく驚いていて、まだ戸惑っています……」『FRIDAYデジタル』によって、ラブホ密会が報じられた映画コメンテーターの有村昆(44)。“下ネタで猛アタック”などが明かされ非難轟々となっている彼は、レギュラー番組『地方創生プログラム ONE-J』(TBSラジオ)を降板することに。そこで共にパーソナリティを務めていた女優の本仮屋ユイカ(33)は5月16日、番組で冒頭のようにコメント。さらに放送中、有村の謝罪文を読み上げながら彼女が涙ぐむ一幕もあった。「本仮屋さんは伊集院光さん(53)やジェーン・スーさん(48)の大ファン。そのため、彼らがレギュラーを持つTBSラジオは憧れの放送局でした。生放送ラジオのレギュラーは初めてで、さらに番組は32ものラジオ局で放送。また経産省が後援しており、本仮屋さんは当初から気合が入っていました」(TBS関係者)そんな彼女が頼りにしていたのが、有村だった。しかし『ONE-J』が始まったのは先月4日のこと。それから、たった1ヵ月半で彼は降板となった。「有村さんはラジオ番組の経験が豊富。ですから、本仮屋さんは“百戦錬磨”の彼に一目置いていました。さらに『有村さんは優しい』といい、放送中は彼の存在が心強かったそうです。2人は番組でクイズをしたり、ご当地グルメを楽しんだり。さらに番組以外でも親交を重ね、本仮屋さんは有村さんのclubhouse(招待制の音声SNS)に参加。いっぽう彼女の主演ドラマを観た有村さんが、感想をTwitterに投稿するなど信頼関係を築いてきました。短い間とはいえ頼りにしていた分、本仮屋さんはショックを隠せないでしょうね……」(前出・TBS関係者)放送終了後、《沢山のメッセージ、ツイートに力を頂きました。ラジオで繋がって下さった全ての方に感謝します》とツイートした本仮屋。数多のエールは、今の彼女にとって一番の支えとなっているだろう。
2021年05月16日映画コメンテーター・有村昆(44)が女性に交際を申し込んでいたと5月13日に報じられた。しかし、その口説きぶりがネットで大炎上となっている。有村は12年8月、フリーアナウンサーの丸岡いずみ(49)と結婚。そして、18年1月には代理母出産によって第一子が誕生している。そんな有村だが、『FRIDAYデジタル』によるとバーで働く女性に「キミの彼氏になりたいな ムラムラした時はいつでも呼んでくださいね!」と発言したという。さらにディナーの際には、性行為にちなんだクイズを出題。また「何もしない」と約束をしたものの、ホテルで下半身を露出。別の日には、昼間から「アヒージョって、言葉の響きがエロい」など下ネタを連発したという。出会って間もないころから、女性に下ネタで猛アタックした有村。ネットでは下品な言動の数々に、「セクハラ!」など非難の声が殺到している。《有村昆ダッセぇな。とんでもないセクハラじゃんか》《下品な下ネタ言ってくるあたり、女バカにしすぎな?》《気持ち悪…セクハラオヤジやん》《女なめすぎ》有村は同件を受けて14日、芸能活動を自粛すると発表。さらに『地方創生プログラム ONE-J』(TBSラジオ)などのレギュラー番組を降板することも明らかになっている。騒動の余波はまだまだ広がりそうだが――。はたして、自粛で禊を済ませることはできるだろうか?
2021年05月14日菅田将暉、有村架純、神木隆之介、仲野太賀という同じ1993年生まれの俳優に、菅田さんの楽曲「虹」のMVにも出演している最注目俳優の古川琴音が加わり、青春群像劇を繰り広げている「コントが始まる」。今作は文字通り、毎話ドラマのトップシーンが菅田&神木&仲野演じるお笑いトリオ「マクベス」のコントから始まり、そのコントが残りの物語の重要な伏線に繋がっていく。この「マクベス」の一ファンとして、「言動がオタク」「ガチファン」と視聴者の共感を呼んでいるのが、「マクベス」が集うファミレスでアルバイトをする中浜里穂子役の有村さん。前回第3話では約15分にも及ぶ独白シーンで火を噴き、「マクベス」にドハマりするほど(!?)落ち込んだその理由が明かされた。売れないお笑いトリオに夢中になるオタクに同世代の菅田さん、有村さん、仲野さん、神木さんは、今作では4人とも実年齢である28歳の役を演じている。それぞれが主演級、黄金世代の芸達者ばかりが集う中、有村さんは、映画『花束みたいな恋をした』で5年交際した後に別れる恋人役でがっつり共演し、今作では主演を務めている菅田さんから「僕ら世代を代表するフロントマン」と一目置かれている存在だ。そんな有村さん演じる中浜里穂子はファミレス「メイクシラーズ」で働くアルバイト。たまたま隣のマンションに住んでいる高岩春斗(菅田さん)、美濃輪潤平(仲野さん)、朝吹瞬太(神木さん)が売れないお笑い芸人トリオ「マクベス」と知った彼女は、店でネタ合わせをする常連客の3人をそっと見守る。彼らを“推す”ことは、人生の支えとなっている。だが、ようやく初めて彼らの生ライブに行くことができたのに、そこでトリオ解散を知らされ、呆然と帰路についたところに春斗から声をかけられる。「どうして解散しちゃうんですか!?」と想いの丈を直接伝えるという機会を得たが、実は1年半前に里穂子は春斗と出会っており、自身がコント「水のトラブル」のネタ元になっていたことが判明。それでも、いまの自分がどれだけ「マクベス」に支えられているのか涙ながらに訴え、春斗の心を揺らした。また、里穂子は、潤平が匿名でとりとめのないことを綴っていたブログで“春斗に1つだけ秘密にしていること”や、プロゲーマー時代の瞬太が「27歳までしか生きない」と答えていたインタビュー記事までもチェックしていた。そのガチオタクぶりは結果的に、「マクベス」のピンチを救う鍵となっていく。“推し”とは、売れたら売れたで手の届かない場所へ行ってしまったような気がして寂しくなるが、全く花開くことなく解散してしまったら、それもまた最高に悲しくて、寂しすぎるではないか。世代を代表する俳優陣の中でも存在感が際立つそうはいっても、彼らはもう20代後半。売れないままではいられないし、結婚や家族のことも気になってくる。そんな岐路に立つ5人を演じる、同い年の菅田さんや有村さんたちの密度の濃い演技が1話ごとに楽しめるのは今作の大きな魅力。演技の巧い彼らがお互いの様子を見ながら足し算したり、引き算したり、ときに掛け算もして、それこそコントのように次はどう出てやろうか、何をしてやろうかと探る局面にも立ち会っているような贅沢な時間だ。特に圧巻だったのが、第3話。そこそこ有名な大企業の食品メーカーに務めていた里穂子がなぜ、ファミレスでアルバイトをしているのか、そして妹のつむぎ(古川さん)がなぜ常に姉を気にかけているのかが明かされた。しかも、5人でタコパをしているシーンで…。推しとタコパだなんて、どんな心境でいればいいのかとも思うが、ここで1年半前、春斗と初めて出会った夜に、会社を辞めて泥酔していた里穂子の事情を彼女自身が語り始めたのだ。彼氏に裏切られ、善意から手伝った取引先とのトラブルの全責任を負わされることになったこと、そして「私が頑張るからだめなのか、頑張り方が間違ってるのか、分からなくなってしまった」と、言いよどむわけでもなく淡々と話していく姿には、視聴者からもそのしんどさが「分かる」「辛い」といった声が多く上がった。「正直、いまでも頑張るのが怖い」「何かを頑張ろうとする気持ちを抑えてきた」と、約15分、涙を流しながらの独白を演じ切った有村さんは凄まじかったが、菅田さんをはじめとする4人が表情だけで受け止める演技も素晴らしかった。しかも、部屋に上がる際に足を洗った潤平がその足を拭いたタオルを里穂子に渡し、里穂子がそれで涙を拭って皆からツッコまれる、というオチ付き。有村さんは、これまで『何者』や『花束みたいな恋をした』などで共演した菅田さんには「安心感がある」と絶大な信頼を寄せている。また、神木さんとも『フォルトゥナの瞳』で恋人役を演じ、「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」「11人もいる」『3月のライオン』とブレイク以前から多数共演してきた仲。仲野さんとも、初共演とは思えないほど馴染んでいる。さらに、真面目すぎるゆえ人に助けを求められない姉・里穂子に危うさを感じていた、つむぎ役の古川さんも、朝ドラ「エール」やTBS火曜ドラマ枠「この恋あたためますか」などで注目され、有村さんの“妹”を演じることは必然ともいえる期待の存在。この5人でつくり出す空気感は、至高の名シーンしか生まない。そんな中、有村さん演じる里穂子は、自宅で飼っている熱帯魚3匹に「マクベス」3人の名前を付けていることも発覚し、オタク道を頑張ることは止められない様子。オタク道を極めながら、「マクベス」との距離が縮まっていく彼女は本当に“疫病神”なのか。そして、マクベスは解散するのか、しないのか。次回のコントも気になるばかりだ。第4話コント「捨て猫」幕開けは、コント「捨て猫」。ステージに現れる段ボールに入った捨て猫役の春斗と、野良猫役の瞬太。マクベスによるとりとめのないコントの前フリが流れて――。潤平は、高校の担任・真壁(鈴木浩介)を呼び出し、彼女の奈津美(芳根京子)と共に昔話に花を咲かせていた。その中で、トリオ名「マクベス」の名づけの由来に真壁が関わっているという話になり、高校時代、瞬太の車に「マクベス」の3人と真壁が共に乗った1日のことを想い出す。一方、里穂子は自宅で一生懸命に熱帯魚の世話をする妹のつむぎを見て、同じく昔のことを思い出す。姉のことを献身的に支えてくれる現在の日々もそうだが、つむぎは昔から面倒見がよく、傷んだ人形で遊んだり、捨て猫を拾ってきたり、とにかく傷ついた存在を放っておけない性格だったーー。土曜ドラマ「コントが始まる」は毎週(土)22時~日本テレビ系にて放送中。(text:Reiko Uehara)
2021年05月08日4月17日(土)明日スタートの菅田将暉主演青春群像劇「コントが始まる」より、菅田さんと有村架純の2ショット場面写真が初公開された。菅田さんと有村さん、仲野太賀、神木隆之介という93年生まれの同世代俳優が揃い、実年齢でもある20代後半の役柄を演じる本作。今回公開された場面写真は、有村さん演じる里穂子のアルバイト先であるファミレス「メイクシラーズ」と思われる場所での2ショットや、夜の路上での2ショットだ。菅田さん、神木さん、仲野さんが演じるお笑いトリオ「マクベス」の3人は、「メイクシラーズ」の常連客。彼らがネタ作りに励む姿を見るうちに、里穂子はいつの間にか「マクベス」の隠れファンとなり、「マクベス」の存在はいつしか生きがいのようになっていた。そしてある日、里穂子はこっそりと彼らの単独ライブに客として向かう。そのステージ上から里穂子の存在に気づいた春斗(菅田さん)は、ライブ後、里穂子に初めて声をかけ、そこから、“ファミレス店員とお客さん”という関係が変わり始める。また、春斗には里穂子に話かけた理由がまた別にあるという。「コントが始まる」は4月17日(土)22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年04月16日有村架純主演作品「有村架純の撮休(#1)」と『劇場版 そして、生きる』が、3月15日から開催される「第12回Asian Pop-Up Cinema」で上映が決定。そして両作品が評価され、日本人初となる「BRIGHT STAR AWARD」を受賞することが明らかになった。「Asian Pop-Up Cinema」は、アジアの選りすぐりの映画を紹介する、アメリカ・シカゴで毎年春と秋の年2回開催される映画祭。今年で5年目を迎える同映画祭は、過去には『サバイバルファミリー』や『カメラを止めるな!』などが上映され、『翔んで埼玉』は観客賞を受賞した。そして今年は、東日本大震災後のボランティア活動で出会った2人が、運命に翻弄されながらも強く美しく生き抜く姿を描く、ドラマの再編集版『劇場版 そして、生きる』。ドラマや映画の撮影期間に突然訪れた休日、通称“撮休”をどう過ごすのかを、各界のクリエイターたちが妄想を膨らませて描き、有村さんが“有村架純”を演じる1話完結のオムニバスドラマ「有村架純の撮休」を上映。本作で主演を務め、今回日本人初となる快挙を成し遂げた有村さんは、「この度、第12回アジアン・ポップアップ・シネマ、ブライトスター・アワードを頂戴しました。本当にありがとうございます」とまず感謝を述べ、「自分にとってもものすごく大切な作品」「とても新鮮でしたし、本当にいろいろなことに挑戦できたのでとても楽しかった記憶しかありません」と、今回上映される2作品について語っている。なお本来、映画祭へ招聘されるところだが、今回は映画祭特設サイトでビデオメッセージを寄せている。有村架純コメントこの度、第12回アジアン・ポップアップ・シネマ、ブライトスター・アワードを頂戴しました。本当にありがとうございます。今回、映画祭では私の主演させて頂いている作品2本、上映致します。まず一つ目は、「劇場版そして、生きる」です。この作品は、東日本大震災後のボランティアをきっかけに様々な運命に翻弄されながらも懸命に生きていく女性を演じています。東日本大震災から10年の時が経つんですけども、この作品を経てあらためて災害について考えるきっかけとなればいいなと思いながら作品にさせてもらいました。自分にとってもものすごく大切な作品となりました。もう1本目は、「有村架純の撮休」の第1話目です。この作品は、突然、撮影がお休みなったら、女優は何して過ごす?フェイクドキュメンタリーの作品になっています。私は、本人役で出演させて頂きましたなかなかない企画のお話しだったので、とても新鮮でしたし、本当にいろいろなことに挑戦できたのでとても楽しかった記憶しかありません。是枝監督と初めてご一緒して、とても心地のよい時間を過ごさせて頂きました。機会があったら、是非ご覧ください!連続ドラマW「そして、生きる」(全6話)、「有村架純の撮休」(全8話)はWOWOWオンデマンドにて配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 そして、生きる 2019年9月27日よりイオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開Ⓒ2019 WOWOW
2021年03月03日菅田将暉、有村架純が共演し、観客動員&興行収入共に異例の初週超えで2週連続NO.1を記録した映画『花束みたいな恋をした』。2月11日(木・祝)、本作の大ヒットを記念して、映画オリジナルのラブストーリーを手掛けた脚本家・坂元裕二登壇のトークイベントが行われた。興行収入ランキング15週連続1位の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を抑え、初登場No.1の大ヒットスタートを切ると、2週連続NO.1となった本作。「坂元裕二は本当に恐ろしい。土井裕泰の繊細な演出も見事だし、菅田将暉と有村架純のリアルな存在感も凄かった」「今まで見た日本の恋愛映画で一番好きかも。坂元裕二さんの作品の世界観は間違い無いね」といった声が贈られている。この日、坂元さんは集まったファンに向け、「上映が終わったばかりで、映画の余韻に浸れないよという方もいらっしゃるかもしれません。朝帰りした日に麦くんとの良い思い出に浸っていた絹ちゃんが、両親に邪魔されたときのように、僕が登場して上書きするのが申し訳ないなという気持ちです。耳障りな方はイヤホンをしてください(笑)」と、劇中のエピソードに寄せて挨拶。すると会場は大きな拍手で応じた。坂元裕二、TikTokの“再現”動画を楽しむまずは本作の大ヒットに対し、どんな気持ちかと問われると「TikTokを見ていたら、高校生の男の子3人がトイレットペーパーを抱えて走り回っている動画をアップしていたり、カップルが多摩川を歩きながら、自分たちでナレーションをつけて動画を作っていたり、色々な人達に楽しんでもらっているんだなと思うと、こんなに嬉しいことはなかなかないです」と、映画を再現する動画を楽しんでいる様子。思わず語りたくなる映画として、SNSでも様々な感想が広がっている中、「皆さん解釈がそれぞれ違っていて、自分と照らし合わせる方もいれば、一歩引いて観る方もいるし、男女で考える方や、おひとりおひとりが自分の思い出と重ねる場合もある」と話し、「TVドラマだと皆がこう思っているから、と参考にしてその続きを書いたりもしますが、映画だと僕の手からはもう離れているので、こうやって観た人ひとりひとりの物語になっていくんだな、この映画はお客さんの映画になれたんだな、と感じてすごく嬉しいです」と喜びを噛み締めて語る。「30代の麦と絹が観たい」土井監督に続編計画!?観客の感想には、自身の過去や経験と置き換えたものも多く、「この仕事は長いですが、作った作品が誰かのものになることはこんなに幸せなことで、このために作っているんだな、って初めて知って、尋常じゃない興奮をしています」と数多くのヒット作を手掛けながら、映画初のオリジナルラブストーリーを通じてこれまでにない感情が沸き立ったという坂元さん。「なんで皆映画好きなのかな?って思っていたんですけど、こういう楽しみがあるんだなと気づきました。お話を頂けたら、またやってみたいなと思います」と、再度、映画脚本を手掛ける可能性も示唆。さらに「土井監督は『花束みたいな恋をした』の続編をやりたいって言っていました。30代の麦と絹が観たいそうですが、5年後なんてあっという間ですからね。30代の恋というのもなかなか辛いものがあると思うので、『それはきついんじゃないですか?』と伝えたんですけど、土井さんはあまり普段こういうことを言わないのでよっぽどやりたいんだと思います」とまさかの続編計画も!?菅田将暉&有村架純を「すごい」と思った瞬間とは?本作の好きなシーンを尋ねられると、「いっぱいありますけど、絹ちゃんの転職について麦くんと喧嘩するシーンで、転職先の“遊びを仕事に、仕事を遊びに”というポリシーを麦くんが『ダサ』って言うんです。それに対して絹ちゃんが『ははっ』て笑うところが絶妙なんです!」と坂元さん。「あ、これ聞いたことある! 怒りながら気を遣われているときの笑い声だ! と思いました。台本には『(微笑って)ま、そこはダサいとは思う』って台詞を書いていて、有村さんが考えて演じていたのか、自然とそういう演技になったのか、分からないですけどすごいですよね。有村さんに聞いてみたいですけど、秘密にされそうです(笑)予め設計してお芝居をされている方も存在しますが、有村さんはどういう考えで演じているのか分からないのが素敵ですね」と、再度注目して観たくなるような細かいポイントを挙げる。「二人の5年間の日記をA4、40枚くらい書きだした」ことが始まりまた、本作は当初全然違った企画で進んでいたようで「『ブルージャスミン』や『ヤングアダルト』のようなちょっと困った人というか、世間と上手くいかない後ろ指刺されるような人たちを描こうと思っていて、土井監督と『世界に一つのプレイブック』のような作品を想定しながら話をしていたんです」と打ち明ける。「でもそういう役を演じる菅田さんと有村さんが自分の中で上手く動き出さなくて、何か違うなと3、4ヶ月経ってしまいました。そのときプロデューサーの方に、『ゆっくり考えて、一筆書きで書いてみたらいいんだよ』って言って頂いて、この二人の5年間の日記をA4、40枚くらい書きだしたら映画になるんじゃないかな?と思って、そこからは一週間ほどで完成しました。映画に登場するモノローグも日記を参考にしています」と、本作のベースが麦と絹の日記であったことを明かす。結果的にごく普通の男女たちによるラブストーリーになった本作。「この作品の台本を執筆している最中に一度菅田くんと遭遇したことがあるんです。なんか青いシャツを着ている人がいるなと思っていたんですけど、その方が菅田くんだと気づいたのは1時間後ぐらいで、素晴らしい俳優さんはオーラを自在に操れるんだなと思いました」とふり返る。「有村さんも『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』で施設を回っていたときにお会いしたんですけど、そのときも有村さんだと気がつかなくて。普段はキラキラした俳優さんなのに、この映画でも普通の子として映っていて、すごいなと思いました」と目には見えない内側からの演技を称賛する。最後に、「次回は(麦による)『劇場版ガスタンク』を皆で焼きおにぎり食べながら観たいですね」と坂元さん。「期せずしてこの一年間、文化は私たちの中で何なのかということを問いたださないといけない時期を過ごし、映画や音楽、演劇界の中でも色々な岐路に立っています。その一端を担う映画となれたら嬉しいです」と、“カルチャー”への思いを語ると「また何かの機会でゆっくり、オールナイトでお話できる機会がくることを楽しみにしております」とファンに向けてメッセージを贈っていた。『花束みたいな恋をした』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花束みたいな恋をした 2021年1月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
2021年02月12日菅田将暉と有村架純がW主演し、大ヒット中の映画『花束みたいな恋をした』の土井裕泰監督が、“映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」に初登場。脚本家・坂元裕二との再タッグや、世代を代表する俳優、菅田さんと有村さんの魅力を語った。本作は、東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った男女の、5年間を描いたラブストーリー。土井監督はTBSドラマ「カルテット」で坂元氏と組んで以来、映画では初タッグとなる。MCの映画ライター・SYOとのトークは、監督の幼少期の思い出話に触れるかたちでスタート。広島出身の土井監督は、映画館が身近にある環境で育ったそう。数多くの映画を観て過ごしたなか、いまだに記憶に残っているのが、ロバート・デ・ニーロ主演の『ディア・ハンター』を初めて劇場で観たときのことなのだという。「電車で観に行ったのですが、帰りは電車に乗る気になれず、歩いて帰りました。家に帰ってからは、『花束みたいな恋をした』の序盤の絹(有村さん)ちゃんのようでした」と、自作を引き合いに出して当時の記憶をふり返る。大学進学のために上京してからは、演劇にのめり込んでいたようだ。さらに「幼少期から、カルチャーへの感度がすごく高い方だったのだなと感じます。そういった点は、本作の麦(菅田さん)くんと通じる部分があるように思うのですが、いかがでしょう?」との問いかけに、監督は「初めて台本を読んだときに、『この人たちのことが、とても分かる』と思いました」と言う。「ただ、僕自身のノスタルジーなどを、あまり彼らに重ねない方がいいんじゃないかとも思いました。あくまで2015年から2020年を生きている若い男女の物語。僕は離れたところから見ている存在であればいいなと」と、初めてシナリオを読んだときのことをふり返る土井監督。以前、本作について別のメディアにて土井監督にインタビューをしたというSYOさんは、監督の「これは挑戦作であり、問題作になる可能性がある」という言葉が印象に残っていたようだ。「当初は小規模での公開を想定していたので、坂元さんとは“普段テレビでできないようなことをやってみたい”という共通の考えがありました。ところが公開規模が大きくなり、こういったミニマルなタイプの作品は、結果として挑戦的なものになってしまったんです(笑)」と明かす。坂元氏が主演の2人に当て書きしている点については、「彼らは若手俳優の中でもトップランナーですよね。それでいて、ものごく身近なところにいそうな気がするというか……やっぱりそういう感覚を持ち続けられているということが、いまの時代のある種のスターなのだなと思わされます」とコメント。「彼らが表現したものが、その時代を体現しているのかなと。彼ら自身がそういう力を持っているので、僕自身の持つ何かを投影するべきではないと考えました。彼らがやること自体が、いまの時代に繋がっているのかなと思います」と、土井監督は菅田さんと有村さんの魅力について語る。また、本作の大きな特徴である2人のモノローグによる演出の裏側やキャスティングについても監督が語っており、注目だ。『花束みたいな恋をした』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花束みたいな恋をした 2021年1月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
2021年02月09日菅田将暉と有村架純が初のW主演、好きな映画や音楽が同じで、あっという間に恋に落ちた2人を描く映画『花束みたいな恋をした』から、菅田さんと有村さんが演じた“麦と絹”のウォッチリスト&プレイリストが明らかになった。大学生の山音麦(菅田さん)と八谷絹(有村さん)。2人の日常には様々な映像作品や音楽、本、漫画などが生活必需品のようにあたり前に存在し、劇中には実在するコンテンツが散りばめられ、瑞々しいカルチャートークが繰り広げられている。それらのポップカルチャーは2人の恋にとっても重要なカギを握るものだ。▼麦と絹のウォッチリスト『毛皮のヴィーナス』(13)『毛皮のヴィーナス』は、ドイツの作家マゾッホの背徳小説「毛皮を着たヴィーナス」を舞台化しようとしている演出家と、その作品ヒロイン、ワンダ役のオーディションに現れた謎の女性とのやり取りを絶妙に描いたブラック・コメディ。出会ったばかりの麦と絹が、“映画の半券を文庫本のしおりにするタイプ”という共通点で意気投合し、そのとき麦の文庫本に入っていたのがヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞したこの作品の半券だった。『自由が丘で』(14)ホン・サンス監督による『自由が丘で』は、韓国人の元恋人を追いかけて日本からソウルへやって来た日本人男性の姿をユーモラスに描く韓国映画で、主演は日本を代表する俳優・加瀬亮。麦と同じように文庫本に映画の半券を挟んでいた絹が使用していた半券が、シネマート新宿で鑑賞した『自由が丘で』だった。『希望のかなた』(17)アキ・カウリスマキ監督・製作・脚本によるフィンランドのコメディ・ドラマ映画。劇中では2017年のクリスマスデートに、渋谷のユーロスペースで麦と絹が鑑賞するシーンで登場。客席で静かに高揚する絹に対し、仕事に忙殺され今まで好きだったカルチャーに興味を示せなくなってきた麦がボーっと映画を眺めている様子は、2人の距離が少しずつズレてきていることの表れ。ほかにもNetflixオリジナルシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(16~)や『シン・ゴジラ』(16)など、劇中には思わず反応してしまう様々な作品が登場している。▼麦と絹のプレイリスト「クロノスタシス」/きのこ帝国ボーカルの佐藤千亜妃率いるバンド「きのこ帝国」が2014年10月に発表したアルバム「フェイクワールドワンダーランド」に収録される1曲。明大前駅で終電を逃した麦と絹が出会った夜に、カラオケで熱唱。その後も缶ビール片手に「クロノスタシスって知ってる?」と楽し気に歌いながら真夜中の甲州街道を2人で歩くシーンは、過去の似た経験を振り返る人も多く、エモさ溢れるシーン。「きのこ帝国」は麦と絹の恋が始まった2015年にメジャーデビューし、2019年に活動休止。麦と絹の恋路に不思議と重なる時間の流れは、思わず胸が締め付けられる。「NIGHT TOWN」/フレンズボーカルのおかもとえみを始めとする男女混成5人組バンド「フレンズ」の「プチタウン」というアルバムに収録される1曲。麦と絹がある決意をした夜、カラオケで熱唱するシーンで登場。ポップな曲調に合わせ笑顔で歌う麦と絹だが、お互いの真意を伺うかのような「僕らは同じ気持ちなのかい?」という歌詞に2人が重なり、心に秘めた決意にも意味を持たせる重要な楽曲となっている。菊地成孔の「粋な夜電波」ジャズミュージシャンの菊地成孔がパーソナリティを務めるTBSラジオの音楽番組。軽妙なトークと菊池さん自身がセレクトした楽曲で展開され、カルチャーに敏感な人たちや著名人らにも愛される名物番組だったが、2018年12月に惜しまれつつ終了を迎えた。もちろん麦と絹も愛聴しており、2人が好きな音楽や映画を語らうシーンでは、「菊地成孔の『粋な夜電波』って聞いてます?」「え? あ、勿論聞いてます」というやりとりがあり、当時のリスナーなら思わずニヤリとしてしまうかも。そのほか、「スチャダラパー」や「ナンバーガール」などの音楽Tシャツを愛用していたり、「cero」高城晶平が東京・阿佐ヶ谷で経営するカフェバーRojiについて盛り上がっていたりと、麦と絹の音楽好きが感じられる描写は至るところに。さらに公式からは劇中登場曲プレイリストをはじめ、本作のインスパイアソングである「Awesome City Club」の「勿忘」と大友良英が手掛けたオリジナル・サウンドトラックを集めたプレイリストなど、「はな恋」関連プレイリストも作成されている。劇中ではここで紹介した以外にも、時代と共に数多くのカルチャーが登場。麦と絹を繋ぎ、本作を語る上で外せないこれらのエッセンスにも注目してみてほしい。『花束みたいな恋をした』はTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花束みたいな恋をした 2021年1月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
2021年02月07日2021年1月24日に、タレントの有村藍里さんがTwitterを更新。自身の見た目に対して、寄せられたある指摘について、コメントを述べました。有村藍里「年齢を重ねれば人は変化していくよ」有村さんは2019年に美容整形をしたことを告白しています。口元にコンプレックスを抱いていた頃は、人前で笑うことが怖かったという有村さん。不安を感じながら、「変わりたい」という一心で行った美容整形後は、自信を持てるようになったそうです。整形を告白した有村藍里ブログの文章に「泣いた」「考えさせられる」の声美容整形から2年の時が経ち、有村さんはたまにネット上で「整形が崩れてきた?」「顔が戻った?」という言葉を目にする機会があるといいます。そういったコメントに対し、有村さんは「確かにそうかもしれない」と不安になる一方で、こんな自身の考えをつづりました。整形崩れてきた?顔戻った?という言葉をたまに目にします。正直「確かにそうかも…どうしよう」と不安になる時もあります。手術して2年以上経っていますが、大体3年から5年かけてダウンタイムが抜けていき、それに加齢現象も加わるそうです。年齢を重ねれば人は変化していくよ。整形関係なくてもね— 有村藍里 (@arimuraairi) January 24, 2021 そういう風に言えるまで少し時間が必要だったけど、今の自分もこれからの自分も受け入れて、出来る限りのアンチエイジングを楽しみつつ年齢を重ねていきたいです☺️もちろん見た目のことだけじゃなく内面を磨いて!美しくありたいです。— 有村藍里 (@arimuraairi) January 24, 2021 例え、顔が手術する前に多少なりとも戻ったとしても、これからの自分ならきっと笑顔でいられる気がする。たくさん考えて悩んで挑戦したからこそ、その心の余裕がほんの少し生まれたと思うから。それは確実に自信へと繋がったし、まだまだ足りないことはいっぱいあるけど少しずつ歩こうかなあって— 有村藍里 (@arimuraairi) January 24, 2021 有村さんは「整形は関係なく、年齢を重ねれば人は変化していくもの」という想いをTwitterに投稿。さらに、そういった境地にいたるまでには、時間が必要だったことを明かします。きっと、美容整形を経て自信が持てるようになり、「ありのままを受け入れながら年齢を重ねること」を恐れなくなったゆえでしょう。投稿に対し、ネット上ではさまざまな反響が寄せられています。・自分も昔と比べたら老けたけど、ありのままを受け入れて生きたいです。みんなで歳を取りましょう!・一部からの心ない声は、気にしなくていいと思います。美容整形を経て、自信を持って笑っている姿が素敵です。・加齢は誰にでも訪れるものなので、受け入れたほうが幸せだと思います。時間は見た目だけでなく、内面にも変化をもたらすものです。自分が歳を重ねる中でつちかった経験は、自信につながることも。歳を重ねた先にある、ありのままの自分の姿を、素直に受け止めて大切にできたら素敵ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月25日菅田将暉と有村架純がW主演し、恋人役に挑戦する『花束みたいな恋をした』の完成報告イベントが開催。菅田さん、有村さん、そして土井裕泰監督が登壇し、本物のカップルのようと話題沸騰となっている2人の撮影秘話などが明かされた。偶然に出会い、恋をした2人の5年間を描くラブストーリー。いよいよお披露目となる本作について「今日はこんな状況の中、表舞台でご挨拶できることを感謝しております」(菅田さん)、「無事にこの映画が皆様に届くと思うと、とても楽しみです。無事に公開できることがこんなにありがたいことなんだなと、ひしひしと感じています」(有村さん)、「実は去年の1月12日、今日からちょうど一年前がクランクインの日でした。思いもしないことが沢山起きた1年でしたが、完成を報告させていただけることが本当に嬉しいです」(土井監督)と挨拶し、それぞれ喜びを口にした。「日記のように積み重ねた」普遍的なラブストーリーこれまでも映画やCMなどで共演している2人だが、本作では恋人役に。「有村さんとは何かやりたいね、と話しながらもなかなか実現していませんでしたが、今回一番良いタイミングで、良い作品をやることができたと思います。同じ関西人で、同世代の有村さんとの現場は、とても新鮮な気持ちでした」と明かす菅田さん。有村さんも「貴重な同い年の役者さんなので、同じ舞台でお芝居をさせていただくことが嬉しかった」と語り、「『何者』から4年程経って、お互い色々な経験を積みながら、今回再会できたと思うので、おこがましいかもしれないけど、同志のように感じていました。お芝居の舞台に立っても、現実世界と地続きしているようにフラットに本番へ向かわれて、心強い役者さんです」と菅田さんとの再タッグを振り返る。また、完成した作品を観て菅田さんは「現場は順撮りでやらせてもらったので、本当にただただ二人で生活して、思い出を作って育んだものが、爆発するという流れがリアルに描かれていました」と率直に言及。有村さんも「撮影の一ヶ月半、すごく濃厚で充実した時間を過ごせたので、映画を観たときにも私の中にまだ絹がいて、ずっと続いていくんだろうなと不思議な感覚になりました。坂元(裕二)さんが脚本をされている台詞や空気感は、今生きている人たちにものすごく刺さるような作品になったんじゃないかなと思いました」と、演じた絹の心を宿しながら作品を楽しんだよう。そして土井監督も「麦と絹という二人の主人公が、本当にどこかの町でちゃんと生きている人たちに見えるよう意識しました。出会ってから告白し、付き合って、暮らし始めるまで。彼らには毎日自由に演じてもらったし、ひとつひとつの場面に嘘がないよう日記のように積み重ねていけば、最終的には沢山の人に伝わる普遍的なラブストーリーになるかなと、描いていました」と、丁寧に本作を作り上げたことを語った。菅田将暉&有村架純揃って“信号待ちでのキスシーン”にドキドキ恋人としての菅田さん&有村さんの姿にキュンとするファンも多い本作。菅田さんが一番ドキドキしたシーンは信号待ちでのキスシーン。「一回キスした後に、『こういうコミュニケーションは、頻繁にしたいタイプです』という有村さんの台詞。あれは名言です、言われてみたいですねえ」と答え、会場は笑いに包まれる。なんと有村さんも同じ信号待ちでのキスシーンにドキドキしたそうで、「(『信号はまだ変わらなかった』『押しボタン式信号だった』『サンキュー、押しボタン式信号』というモノローグについて)押しボタン式信号って、こういう風に使うことがあるんだ! と思いました(笑)」と、劇中のシチュエーションに思いを馳せながら笑顔に。土井監督は「僕は最後のファミレスのシーンです。菅田くんともファミレスってこういう話してるよなあ、家ではなくファミレスで話すことに意味があったよね、と話していたんです。家だと話がまとまらないから、ファミレスで世間の人と繋がりながら、自分を律しながら冷静に話さないといけない。見ていてヒリヒリしました」とグッときていた様子。その後、本作にちなんだ“花束占い”でも互いを信頼し合う姿を見た土井監督は、「撮影も8割、9割が二人のシーンで、気がついたら川見ながら話していたり、一緒にブランコ漕いでいたり、ずっと二人で過ごしていたんですけど、今のやり取りを見ていても、関係性が撮影のときと近いというか、とっても自然体でいられるんだなと思いました」と、麦と絹の姿を重ねたよう。最後に、このような社会状況の中でも映画の公開を心待ちにしている方に向け、菅田さんは「坂元さんも仰ってましたが、この映画は恋愛自体の面白さや楽しさ、滑稽さや可愛さがすごく丁寧に描かれています。結末以上に、二人の人間がどのように出会って、何を共通言語に二人の時間を育んだのか? 恋愛経験がある人は、過去の色々な思い出がほじくられて、こしょばくも愛おしくなるような映画です。この映画を観て、ぜひ温まってください」とコメント。有村さんは「この物語は男女問わず、世代問わず皆様の中にもしまってあるような思い出だったり物語があるのかなと思います。この作品を見終わった後に、眩しい記憶に想いを馳せて、少し口角を上げて帰っていただけたら嬉しいです。恋愛の醍醐味ってこうだよな、ということが沢山詰まっているので、温かく麦と絹を見守って観てください」とメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。『花束みたいな恋をした』は1月29日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花束みたいな恋をした 2021年1月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
2021年01月12日有村架純主演「姉ちゃんの恋人」が12月22日の放送で最終回を迎えた。有村さん演じる桃子と林遣都演じる真人のクリスマスツリーの下でのキスと江ノ島でのプロポーズをはじめ、登場人物たちの幸せなラストに感動の声があふれている。有村さんがヒロインを務めた連続テレビ小説「ひよっこ」の岡田惠和が脚本を担当。両親を事故で亡くし、一家の大黒柱として3人の弟たちを養ってきた主人公・安達桃子を有村さんが演じ、桃子が勤務先のホームセンターの配送部に勤務する、恋人を守るため傷害事件を起こし服役した過去を持つ吉岡真人と出会い、恋に落ちる…というストーリーが展開してきた本作。真人を林さんが演じるほか、桃子の弟たち3兄弟の長男で大学生の和輝を「King & Prince」高橋海人が、和輝と惹かれあっていく桃子の幼馴染・浜野みゆきを奈緒が、桃子の上司・市原日南子を小池栄子が、真人の同僚で日南子と親しくなっていく高田悟志を藤木直人が、真人の母・貴子を和久井映見が、桃子の親戚で真人の保護司でもある川上菊雄を光石研がそれぞれ演じる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回では、真人とみゆきを招いて安達家でクリスマスパーティーが開かれ、その後、和輝とみゆきが正式に恋人に。また悟志が桃子たちが働くホームセンターの新社長だと判明。悟志は就任の挨拶で“家族みたいな人も連れてきていい”就任パーティーを開くという。登場人物たちそれぞれに幸せが訪れるなか、パーティーに現れたみゆきにも新たな仕事が見つかり、真人は桃子に「桃子は俺みたいな人と結婚したほうがいい」と“プロポーズ”する…というストーリーだった。悟志の就任パーティーのあと、ホームセンターのクリスマスツリーの下で桃子に「キスしていいかな」と問いかけ唇を重ねる真人。その後の江ノ島デートで“プロポーズ”…桃子と真人の幸せそうな姿に「もう優しいキスがまたいいよ」「キスシーンも、プロポーズシーンも温かくて優しさが溢れていて、めちゃくちゃ良かった」「江ノ島デートが実現した」「真人くんがあったかい場所見つけられてよかった」などの声が殺到。一方、クリスマスプレゼントに同じマフラーを選んだ和輝とみゆきはお互いをマフラーで包み込み、和輝がみゆきにキス…そんな2人の“マフラーキス”には「確実にファン増えただろ マフラーキッスの破壊力」「マフラーシーンを見て天に召されました」といった反応が。そして社長となった悟志はスーツ姿に花束を抱え日南子にプロポーズ。こちらにも「全部が読める展開なのにこのドキドキ感なに」「視聴者の「こんな藤木直人が見たいな!」が全部詰め込まれてて良き」「ベタ過ぎたけど、嫌いじゃない!(笑)」などの投稿多数。多くの視聴者が登場人物たちを祝福しながら、幸せな気分に浸っている模様だ。(笠緒)
2020年12月22日12月22日(火)、最終回を迎える有村架純主演のドラマ「姉ちゃんの恋人」の全ての撮影が無事に終了。有村さんをはじめ林遣都、奈緒、高橋海人(King & Prince)、日向亘、南出凌嘉の6人がそろって撮影を終えた。約3か月に及ぶ撮影期間の最後は、有村さん主人公・桃子が暮らす安達家で行われるクリスマスパーティーのシーン。ラストカットのOKが出ると、無事にクランクアップを迎えた6人は監督からそれぞれ花束を渡され、拍手に包まれた。その後のあいさつで、有村さんは「皆さん、本当にお疲れ様でした。こういう世の中になった中で、大きなトラブルもなく、毎日順調に撮影を進めることができ、無事にこうして終わる日を迎えられて何よりです」と、座長としてコメント。続いて、「主演をやらせていただくときは覚悟や責任をしっかり背負っていかなきゃいけないと思っていたんですけど、結局皆さんに助けてもらうことが多く、やっぱり自分は周りとの出会いや学びによって生かされているんだなと感じました」と、周囲の共演者やスタッフに感謝した。そして、主演として作品に向き合い続けた日々を振り返り、「きっと私たち役者にとっても、現場のスタッフにとっても挑戦だったのかなと思います。ですから、その挑戦を一緒にゴールしてくださったことを心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました」と、約3か月に渡る“挑戦”を無事終えたことを満足げに語った。有村さん演じる桃子の恋の相手・真人を演じた林さんは「本当に素敵な出会いがいっぱいあって、幸せな3か月間でした」とコメント。「この物語に出ているみんなが本当に大好きで、辛いことはほとんどなくて…本当に居心地がいい現場でした。心から皆さんに感謝しています。ありがとうございました」と、撮影を振り返って感謝の言葉を口にした。桃子の親友で、桃子の弟・和輝(高橋さん)の彼女となったみゆきを演じたのが奈緒さん。「本当にどのシーンも楽しくて、どのセリフもひとつひとつ大好きでした。脚本をもらうたびに、『人ってこんなに幸せになっていいんだな』と、幸せに希望を持てるドラマでした。現場も初日からずっと笑顔であふれていて、すごく楽しかった思い出ばかりです。本当にありがとうございました」とコメント。安達家の長男・和輝を演じた高橋は、「安達和輝を演じさせてもらうことは、僕にとっては大きなチャレンジでした。しかし、キャストやスタッフの皆さんが期間中ずっと鼓舞してくださったおかげで頑張れました。本当に…やばい、主演じゃないのに泣いちゃいそう…」とあいさつの途中に涙ぐむ瞬間もあったが、周囲がほほ笑ましく見守る中、「素敵な皆さんと出会えてよかったです。もしよかったら、またご一緒にお仕事させていただきたいなと思います」と、次なる機会を望み最後は笑顔で締めくくった。そして、安達家の二男・優輝を演じた日向さんも、「暑い夏から寒い冬まで、素晴らしいスタッフの皆さんと豪華な共演者の皆さんと、こんなに素敵な作品を一緒に作り上げることができ、すごく光栄に思います。またいつか皆さんとご一緒できるように頑張りたいと思います」、三男・朝輝を演じた南出さんは「8月に初めて皆さんとお会いしてから本当の兄弟のように接していただいて、とてもうれしかったです。この撮影に来るのが毎回楽しみで、あっという間の撮影期間でした」と、感謝とともに笑顔で挨拶。ハロウィーンからクリスマスにかけて繰り広げられる、恋と家族愛の物語を描いたドラマも、いよいよ最終回。安達家で行われるクリスマスパーティーでは、毎年恒例の「あること」の発表を全員行うことに…。さらに、桃子の職場ではクリスマスイヴに幸せの連鎖が巻き起こる! 誰しもが幸せを願わずにはいられない登場人物たちの、素敵な結末に注目だ。最終話あらすじ安達家でクリスマスパーティーが開かれるその日、桃子を守り抜いた真人は、笑顔で安達家の門をくぐる。家では、和輝)、優輝、朝輝に加え、みゆきも2人の帰りを待っていた。温かく迎えられ、クリスマスの飾りに彩られた部屋で、家族のぬくもりと幸せな空気に包まれた真人は胸を熱くする。世帯主として桃子による乾杯のあいさつを皮切りに始まったパーティーでは、安達家の恒例行事として全員が一人ずつ「あること」を発表することに…。その頃、悟志(藤木直人)の秘密を偶然知ってしまった日南子(小池栄子)は、大きなショックを受けていた。そんななか、ホームセンターではクリスマスイヴの閉店後、社員や家族、友人たちを招き、簡単なクリスマスパーティーを開くことが従業員たちに知らされる。 迎えたクリスマスイヴ。それぞれの恋心と家族愛と友情が組み合わさり、ハロウィーンから始まった幸せの連鎖の先に待ち受ける結末とは?「姉ちゃんの恋人」最終回は12月22日(火)21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。※高橋海人の「高」ははしごだか(text:cinemacafe.net)
2020年12月19日有村架純が自身の主演ドラマ「姉ちゃんの恋人」第7話に向けたコメントを発表。ここまで“肝っ玉姉ちゃん”桃子を演じ、林遣都演じる真人との関係を紡いできた有村さんが、桃子のキャラクターや作品全体について率直な思いを語った。先週12月1日(火)放送の第6話では、真人(林さん)の逆告白を受け意気消沈の桃子(有村さん)が、和輝(高橋海人)ら3人の弟たち、叔父の菊雄(光石研)、親友のみゆき(奈緒)、さらには職場の先輩の日南子(小池栄子)や沙織(紺野まひる)からの優しさに触れ、改めて真人への思いを強くする。そして、真人を呼び出して乗り込んだ観覧車のなかで2人きりになった桃子は、「最後にお願いがあります」と語りかけ、事件についての真人の正直な思いを聞かせて欲しいと伝える。ゆっくりと言葉を選びながら、守ろうとした元恋人から事実とは異なる証言をされたことも含め、自分の思いの丈を初めて他人に吐露する真人。涙ながらに語るその姿と言葉に、桃子も涙ながらに自分の思いを口にする。「一緒に泣こう。一緒に笑おう。私の恋人になってください」。真人の過去を優しく受け入れる覚悟を持った桃子の告白を、真人は受け入れる…というストーリーだった。第7話は、晴れて恋人となった桃子と真人からの報告に、日南子や悟志(藤木直人)、菊雄、そしてホームセンターのメンバーも祝福。貴子(和久井映見)は涙を流し、息子が新たな一歩を踏み出したことを喜ぶ。桃子の幸せそうな笑顔に、和輝ら3兄弟も自分のことのように大喜びするが、真人の過去を知った和輝は、一人で出勤前の真人のもとを訪ねる。そして、桃子が選んだ道を応援すると告げたみゆき(奈緒)は、ついに和輝との関係を桃子に打ち明けることに…。桃子というキャラクターを、有村さんは「元々“肝っ玉”な性格だったわけでなく、“肝っ玉姉ちゃん”に『ならざるを得なかった』んだと思います」と分析する。「両親を失い、弟たちを養っていかなきゃいけない責任感、正義感、使命感によって、母性や愛情深さが形成されたのかなと感じています。一生懸命がゆえに、時に空回りして、それが雑に見えるところがありますが、その根本は生きるために必死だったことが大きいと思います。そんな桃子の一生懸命なところが映れば良いなと思いながら演じています」と語った。演じるにあたり、「桃子にも辛かったこと、苦しかったことがあったことを忘れちゃいけないなって思います」と言い、「桃子が笑うたびにその背景にある人間味を出せたらいいなと考えてきました。それは3人の弟たちと一緒にいる場面というより、真人さんや親友のみゆきや菊雄おじさんといった外の人との場面で本音が見えることで、うまくバランスを取れたらいいなって思いながら、これまで演じてきました」と胸の内を明かす。そして、作品については「私自身、このドラマは優しいとか温かいだけではなく、もっと先のテーマがあるはずだと思っていたのですが、岡田(惠和)さんが『祈りのようなドラマ』とおっしゃっていて、すごく腑に落ちた」と言う。「精神的なところで繋がることが大事だと思いますし、人の幸せを祈るって、やっぱりそこに愛がないと生まれない感情だと思うんです。“姉恋”の世界に生きている人たちは、みんながみんなの幸せを祈っていて、『どうか悪いことが起きませんように』と願っています。そんな登場人物みんなの祈りが重なり合うことで、自然とみんなが繋がっているような世界観が出来上がっているのかなと思います」と深いメッセージに触れる有村さん。そんな中、第7話ではどんな展開が待ち受けるのだろうか?「和輝との関係をいつ桃子に言うのか頭を悩ませていたみゆきにとっては、ようやくそれが解消される回になりますし、みんながハッピーで、笑顔が多い回です。だからこそ、一緒に『何も起きませんように』『幸せになって欲しい』って祈りながら見てもらえたらと思います!」と語った。「姉ちゃんの恋人」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。※高橋海人の「高」は、正しくは「はしごだか」(text:cinemacafe.net)
2020年12月08日女優の有村架純が18日、都内で行われた伊藤園「新商品・プロジェクト記者発表会」に出席した。人生100年時代に向けたプロジェクトに加え、日本初の「認知機能対策商品」を12月7日から全国で発売する伊藤園。その発表会にCMキャラクターの有村架純が登壇し、12月9日からオンエアされるCMやお茶にまつわるトークを行った。グリーンのワンピース姿で登場した有村は「今日はお抹茶ということでグリーンのお茶っぽいイメージにした衣装を着てきました。何着かご用意していただいたんですが、こちらを選ばせていただきました」とファッション解説し、MCからの「お茶の妖精?」という言葉に照れ笑い。有村が出演した新CMは12月9日から放送予定で、この日はスチール写真のみの披露となったが、着物で臨んだCMについて「つい最近撮ったばかりで私もまだどう繋がっているのか分かりません」としつつも、「着物もそうですが、撮影した場所も相まって、情緒ある雰囲気で撮影は静かに進みました。お抹茶を飲みながら新しいお抹茶の美味しさを美味しいけど美味しいだけじゃないという物語になっていたので、そういう気持ちを大事にしながら撮影しました」と振り返った。有村は、プライベートで茶道を習っているという。「大きな声では言えない経験値なので、まだまだ先生に教わりながらじゃないと分からないところがたくさんあります」としつつ、「この仕事を始める前から興味があり、仕事柄時代劇をやることだっだりするので、所作を学びたいなと思いながら踏み込ませていただきました」と始めた理由を明かした。続けて、「お茶が持つ力、茶道が持つ力をひしひしと感じていて芝居にも通じることがたくさんあると思ったので茶道を始めて良かったと思います」とし、「お茶をたてることだったり飲むことで心も落ち着きますし、若々しいエネルギーを持たている方がすごく多くいらっしゃるのかなと思います。今回のお話をうかがってお茶ってそういう効果や気持ちにさせてくれることを改めて感じたので、私ももっともっとお茶を知っていきたいなと思いました」と語っていた。
2020年11月18日「有村さんと脚本家の岡田(惠和)さんとは朝ドラ『ひよっこ』(’17年)を含め、今作で6作目のタッグ。すでに有村さんと製作陣の信頼関係がしっかりできていますね。有村さんは弟役の共演者たちに“リアルな姉弟感”を出すために、撮影前から『敬語はやめよう!なんでも相談してね』と優しく伝えていたそうです。有村さんが“タメ口宣言”したために、緊張感がほぐれた明るい現場だと聞いています」(ドラマ関係者)現在放送中の『姉ちゃんの恋人』(フジテレビ系)で2年ぶりの民放連ドラ主演を演じる有村架純(27)。早くに両親を亡くし、9年間女手一つで弟3人を養う27歳の肝っ玉姉ちゃん役を演じている。「有村さんはスタッフに『ふだんの私はこんなに明るくないから、この役を演じていて元気もらえる』と、言っていました。多忙を縫ってランニングするなど、“座長”として万全の体調管理をして久々の連ドラに挑んでいると聞いています」(前出のドラマ関係者)現場では明るくふるまい、後輩の共演者たちを気遣っている有村だが、月刊誌『MORE』11月号のインタビューで、自らの心境をこう吐露していた。《ここ2年ほど自分の気持ちをずっと消化しきれないというか、お仕事についても悩みがあって》彼女の仕事関係者によれば、主演映画『かぞくいろ―AILWAYS わたしたちの出発―』(’18年)の撮影現場から、彼女の苦悩の色を強く感じるようになったという。「もともと有村さんは『私、女優に向いてない……』と何度も悩むことがあったそうです。特に25歳の誕生日は、映画『かぞくいろ~』の現場で迎えました。この作品では、彼女は夫を突然亡くし、夫の連れ子の母親として生きる役を体当たりで演じました。心が折れそうになりながら、葛藤する役柄に影響されたのか、『こんな私は女優として本当に必要なのだろうか……』と悩むようになったといいます」有村は今年デビュー10周年を迎えた。今春のネットのインタビューで、この数年の葛藤を率直にこのように語っていた。《自分のお芝居について、迷いや不安を感じていたときだった。(略)私は等身大の役を演じることが多くて。自分の幅が狭まってきているんじゃないかという不安があったんです》《私は前に進んでいるんだろうか、次に進むためにはどうしたらいいんだろうと、ずっと考えていた》《特に2019年はずっとそういうことを考え続けていて、すごくしんどかった。私は考え込んでしまうタイプで、昨年はちょっと真面目に悩みすぎたかも》(『クランクイン!』3月8日付)だが、最近、彼女に心境の変化があったようだ。前出の『MORE』でこのように語っているのだ。《でも、最近、ふっきれたんです。方向性や目標がしっかり定まった、そんな感じ。思いがけない状況が続く世の中ではあるけれど、人間関係やお仕事のことなど、いろいろなものがシンプルになった気がしています》実は迷える彼女が出会った“運命の人”が、三浦春馬さん(享年30)だった――。2人は太平洋戦争末期を描いたNHKのドラマ『太陽の子』で共演。柳楽優弥(30)が核エネルギーの研究者、三浦さんはその弟、有村は兄弟が思いを寄せる女性を演じた。三浦さんは役作りにあたって、髪をそりあげて撮影に臨んでいた。7月8日、広島でおこなわれた完成試写会には3人とも出席。三浦さんはドラマを観賞後、神妙な面持ちでこう語っていた。「このドラマには戦争、そして平和という大きなテーマが掲げられていると思います。僕たちの仕事は想像力を皆さまに届ける仕事ですし、この作品を通して皆さんが戦争というものを考える大きなきっかけになればと思っています」それが、三浦さんの最後の公の場となった。亡くなる10日前のことだった――。三浦さんが亡くなった3日後、有村はインスタを更新して青空の写真をアップするとともに、《優しい春馬さん深呼吸、してくださいねどうか、朗らかに永遠に》とつづり、三浦さんを悼んだ。番組関係者は言う。「撮影中、3人で手を取り合うシーンがあったのですが、実は有村さんのアドリブだったんです。戦時の緊迫下、兄弟で戦争の話に没頭するなか、彼女が『戦後のことは考えてないのか!』と叱咤する重要なシーンです。彼女が台本には書いていないながらも、2人に“どうしても生きていてほしい”と手をとって温もりを伝える演技を、三浦さんが絶賛していたんです」8月8日、有村は『土曜スタジオパーク』(NHK総合)に生出演すると、三浦さんとの共演を涙ながらにこう振り返った。「春馬さんは自分自身が『これいい』と思ったら必ず伝えてくれるんです。(手をつなぐ)シーンが終わった日もわざわざ連絡を下さって『刺激をもらった。学ばせてもらった』って、背中を押してくれる一言を必ず掛けられるような方でした――」前出のドラマ関係者はこう語る。「演技に悩みがちだった彼女は、三浦さんの激励を受け、“自分らしく演じる楽しさ”に再度、気づかされたそうです。その矢先、三浦さんの突然の訃報が……。悲しみに暮れ、ほとんど眠れぬ日々が続いていたそうです。今回の2年ぶりの連ドラで、ふだんの自分とは異なる“明るい私”を演じることになり、“今は亡き三浦さんのためにも、前を向いて演技の道を続けよう”、そう強く決心したといいます」10月28日、当初は年内を予定していた三浦さんの「お別れの会」が来年7月を目安に延期になったことが発表された。だが、有村の記憶には、いまも三浦さんと共有した「手の温もり」が残り続けていた――。「女性自身」2020年11月17日号 掲載
2020年11月05日有村架純主演のラブ&ホームコメディードラマ「姉ちゃんの恋人」の主題歌が「Mr.Children」の新曲「Brand new planet」に決定。楽曲を使用した予告映像も公開された。本作は、ハロウィーンからクリスマスにかけて、女手ひとつで弟たちを養う“肝っ玉姉ちゃん”桃子(有村)と、“ワケあり男”吉岡真人(林遣都)、そして2人を取り巻く個性豊かな登場人物たちが繰り広げる、恋と家族愛の物語を描く岡田惠和のオリジナルドラマ。昨日10月20日(火)放送の「DIVER-特殊潜入班-」内で流れた告知映像で発表となった今回の主題歌。ドラマにとってこの楽曲は、恋によって“新たな日常”が始まった桃子の幸せへの期待感を盛り上げるような希望に満ちたナンバー。「コロナという形の見えない不安によって壊れかけた世の中に向けて、人やモノの“希望と再生”の物語を届けたい」というドラマ制作陣の思いを受けたアーティスト側が、熱烈なオファーを快諾し、本楽曲が提供された。主演の有村さんは主題歌決定に「Mr.Childrenさんの音楽がこの作品と共にあれることを、本当に幸せに思います、嬉しくて嬉しくて。この曲に力を貰いながら、この物語、皆さんと最後まで走り切りたいと思います」と喜びのコメントをしている。また主題歌のロングバージョンは、ドラマ第1話のエンディングで流れる。さらに、楽曲にインスパイアされ、ドラマでは桃子と真人を繋ぐキーアイテムとして「地球儀」が使用される。なお、新曲「Brand new planet」は、12月2日(水)にリリースされるニューアルバム「SOUNDTRACKS」に収録される。桜井和寿コメント身体を縮まらせるように過ごした2020年。その終盤に明るく健やかな未来への兆しを感じながら、「姉ちゃんの恋人」を観たいなぁ。新しい「欲しい」までもうすぐ!!Mr.Children 桜井和寿有村架純コメント自分にとっての青春ドラマには、必ずMr.Childrenさんの音楽がありました。幸せや悲しみ全てが包み込まれるようなあの感覚は、今後も忘れることはありません。そんなMr.Childrenさんの音楽がこの作品と共にあれることを、本当に幸せに思います、嬉しくて嬉しくて。この曲に力を貰いながら、この物語、皆さんと最後まで走り切りたいと思います。「姉ちゃんの恋人」は10月27日より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。※初回15分拡大Mr.Children New Album「SOUNDTRACKS」は12月2日(水)リリース。(cinemacafe.net)
2020年10月21日世界的人気ドラマ「コールドケース」の日本版、連続ドラマW「コールドケース3 ~真実の扉~」の豪華ゲスト第2弾が明らかになった。有村架純&松原智恵子が同役演じる――第3話「女優」新シーズン第3話は、工事現場で白骨遺体が発見されるところから始まるエピソード「女優」を放送。刑事・石川百合(吉田羊)らが現場に駆けつけ、遺体は1961年に失踪した若手俳優・野口雅之であることが判明。野口の弟・信夫が遺骨を引き取りに訪れると、失踪前日に兄が交際していたとされる銀幕の大スターであった女優・貴船美沙を「絶対に許さない」と言っていたと証言。それを受けて百合たちは、60年ぶりに日本の映画界へ戻ってきた美沙の元を訪ねる――というストーリー。フランスの映画祭で主演女優賞を受賞するなど、日本を代表する大女優・貴船美沙を演じるのは、主演ドラマ「姉ちゃんの恋人」の放送を控える有村架純。現代の美沙は松原智恵子が演じる。ほかにも、美沙を陰ながら支え続ける宣伝担当・城本光晴役に岩田剛典。献身的なマネージャーとなった現代の城本役に若林豪。若手俳優・野口雅之役に泉澤祐希。美沙の付き人・田川久子役に仁村紗和が決定。シリーズ史上初の35ミリの白黒フィルムで撮影された圧巻の映像美にも注目。仲村トオル&音尾琢真がゲスト――第4話「オルゴール」続く第4話のタイトルは「オルゴール」。あるスポーツクラブのロッカールームで事件が起き、百合たちが駆け付ける。現場の焼け跡に残されたものから、2年前のある事件と同一犯である可能性が高いと考えられた。そんな最中、新たな事件が発生。高原浩という男が捜査線上に挙がる。百合たちは、続く事件を阻止しようと次の標的とみられる銀行員の当麻渉に話を聞きに行く。すると2人の意外な繋がりが明らかに…。今回の事件の捜査線上に挙がる謎の男・高原浩役に仲村トオル。高原と意外な繋がりを持ち、事件と深く関わっていく当麻渉役は音尾琢真が演じる。【特報】第1~4話の映像公開!第1話から第4話までの映像を初公開する特報も到着。先日発表された江口洋介や、有村さんと岩田さんが白黒映像に登場しているシーンなどを確認することができる。キャストコメント有村架純以前のシリーズも拝見させていただいたのですが、映像、カット割り、どれもとても質の高い作品だなと思っていました。見るととても面白くて、役者さんのお芝居もシナリオも魅力的で。ワンカットの臨場感があるシーンも、撮影監督の山田康介さんが一緒にお芝居をしてくれているような感じで、それが作品に反映されているのだと思いました。なかなか普通のドラマでは作れないスケールの大きい作品だと思います。時代を跨いで作品を紡いでいくスタイルの作品は少ないですし、しっかりとその人の背景が目に見えて分かるからこそ、物語に引き込まれるのだと感じます。現場は最初緊張するんじゃないかなと思っていたのですが、(撮影監督の)康介さんも羊さんもいらっしゃるので、なんだかすごく懐かしいというか、以前からいるような感覚で(笑)。たった1話分の出演でしたが、それぐらい自分にとっては居心地の良い現場でした。過去の大女優を演じるにあたり、“説得力”が一番心配でした。当時の女優さんの佇まいは、やっぱり時代によって変化しているものですし、生き方、構え方の貫禄を出すにはどうしたらいいのかと考えました。ですが、若き美沙は22~3歳という年齢なので、まだ等身大の部分もある少女感と女性との狭間というか・・・だからそこまで大きく見せようとは思いませんでしたが、姿勢や笑い方など、そういったところを意識しながら演じていました。岩田剛典今回は城本という、大女優・貴船美沙を支える役柄を演じました。第3話のサスペンス部分の核となるとても重要な役だったと思います。劇中ではラブストーリーの要素もありましたが、現代パートにもその流れがしっかりと活きるよう、60年前の当時の城本と美沙を真摯に描けたらいいなと思いながら演じました。撮影自体は数日だったので、監督のディレクションを一番に頼らせていただきました。美沙役の有村さんとは(当時)初共演だったのですが、現場でたくさん気遣っていただき、大変演じやすかったですし、本当に優しい方だなと感じました(笑)。現場では他愛もない会話もたくさんすることができ、演じた物語は切ないものではありましたが、そのような中でも二人の空気感を反映できたのかなと思います。さらに、アメリカから取り寄せていただいた白黒フィルムでの撮影にもテンションが上がりましたね!これは過去パートだけの特権なので、贅沢な撮り方をしていただいて嬉しかったです。髪型や服装もオーバーサイズのシルエットだったり、時代に合わせた特徴的な物なので、そういう世界観の中に飛び込めるのは刺激的でした。時代劇の経験もなく、昭和の設定も初めてだったので映画館などレトロなロケーションでの撮影も楽しかったです。この第3話は「コールドケース」シリーズの真骨頂であるサスペンスドラマ要素がありつつも、その中で徐々に真実が明かされていくにつれて、とても切ない純愛が見えてくる話になっています。こんなにまっすぐな人間を演じたのは初めてかもしれません。ぜひ楽しんでいただければと思います。松原智恵子女優の役”を演じるということが、長い女優人生の中でも初めての経験でした。かつての美沙のパッと若い感じ、かわいらしい感じも残しつつ、現代となった今も女優として生きる姿を演じることができるのは、とても面白い役だなと思いました。昔、自分が女優を始めた頃なんかも少し思い返しながら、一貫してこの役に共感できるなと感じました。若林さん演じる城本は美沙にとってはいつも一緒で、もうなくてはならない存在になっている。美沙と城本、2人の間にはお互いにしか分からない関係性と絆があるんだと思います。3話の“女優”として、ゲストとして、精一杯演じましたので松原智恵子を見ていただければと思います。また脚本が瀧本智行さんなのもとても光栄でした。仕上がりを大変楽しみにしております。若林豪今回「コールドケース」に出演させていただき、すごく新鮮でした。脚本をいただいた時も、フランスドラマのような雰囲気のあるストーリーだと感じました。普段は刑事役が多かったりするので、今までやったことのないような地味な役ではありましたが、美沙との2人の間にも甘酸っぱさがあって、いままで2人でいろいろなことを乗り越えてきた、そんな雰囲気が出ていればと思います。松原さんとはもう何度も共演させていただいたことがあるので、今回もこの役でまたご一緒させていただけたのが嬉しかったですね。物語のとっかかりや入りはとても渋くて、途中からがっつりと物語が大きく動いていく、そんなうねりのあるストーリーなので、きっと皆さんにも楽しんでいただけるのではないかなと思います。仲村トオル今回は、仕事も家族も失うことになった、本当にかわいそうな人を演じましたが、現場の充実感はとてもありました。シリーズ作品の中で、ある回のある役、を演じる場合、レギュラーの方々が作ってきた現場の空気というものがあるので、転校生のような心持ちになります。その空気の中に入るのは難しい、と感じるんです。でも、今まで多くの現場を共有してきた内片監督の作品だったので、そういうことも全くと言っていいほど気にならなかったですし、むしろ居心地の良い現場でした。役の置かれた状況としては、辛いシーンも多かったんですが、現場では良い時間を過ごさせていただいた、と思います。演じた【高原】は、“この人を反面教師にしてください”というような生き方をしてしまった人、という印象です。僕らの世代は、いい大学に入って、いい会社に入れば、いい人生が約束される、と大方の人が考えているような時代だったと思います。それは今思うと、僕らの先輩たちが作ってくれた“いい世の中”“いい人生設計”だったのかも知れません。でも、そんな時代の中で、彼はそうはいかなかった。【高原】に僕がもし何か言ってあげられる言葉があるとしたら、“自分の価値観よりも柔軟性。そして信念みたいなものを貫くよりも、臨機応変に対応できる力があれば良かったのかもしれない”ということでしょうか…。視聴者の皆様は【高原】という人を反面教師にして“よりよい人生を歩んでいただきたい、と思います。音尾琢真いつ「コールドケース」に呼んでいただけるのかとずっと思っていました(笑)。念願が叶いました。しかし、ゲストという形で出る人物がたくさんいるので、そんなに個人個人の分量が多いというわけではないのですが、総合的にいろんな人と絡み合うことでうまくお話に溶け込めることができていたらいいなと思っています。出演した第4話は、不思議なお話でした。人の心は分からない、台本だけでは“何でこの人がこの事件をここまでやってしまったんだろう”と思いましたが、内片監督はシーンごとにしっかりとビジョンを持って挑まれる方だったので、それだけ考えている監督がいるからこそ、きっと自然と見ている視聴者の方々にも、うまいことしっくりくる作品がつくれるんじゃないかなと思いました。私と仲村トオルさんの2人の工場のシーンが、なかなか近年あまり見かけない長さのシーンだったので、注目して見ていただきたいです。加えて「コールドケース」シリーズ特有の“若返り”が私にもちょっと施されたりしているので、日本だってこんなに技術があるんだぞということを楽しんで見てもらいたいです。連続ドラマW「コールドケース3 ~真実の扉~」は12月5日より毎週土曜日22時~WOWOWプライムにて放送(全10話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2020年09月30日有村架純と岡田惠和が再タッグを組み、林遣都、奈緒、小池栄子、藤木直人ら豪華キャストが出演する新ドラマ「姉ちゃんの恋人」。この度、有村さん演じる“肝っ玉姉ちゃん”桃子をはじめとする4姉弟の家族写真が公開された。本作は、ハロウィーンからクリスマスにかけて、女手ひとつで弟3人を養う主人公と、個性豊かな登場人物たちが繰り広げる恋と家族愛の物語を描く、岡田さんオリジナルのラブ&ホームコメディードラマ。今回公開されたのは、桃子と3人の弟たちが仲良く並ぶ家族写真。長男・和輝役には「King & Prince」の高橋海人(正しくは、「高」は「ハシゴダカ」)がすでに決定しているが、今回新たに次男・優輝役として『太陽は動かない』で芝居デビューした日向亘、三男・朝輝役として『キングダム』「花のち晴れ~花男 Next Season~」などでメインキャラの幼少期役で出演した南出凌嘉の出演が決定。9年前に両親を事故で亡くし、父として、母として、姉として弟たちを養ってきた桃子。自分のことより愛する弟たちを優先させて生きてきた桃子のことを、弟たちは心の底から感謝しており、それだけに姉弟の絆は非常に深いのだ。今回解禁された家族写真は、そんな安達家が仲良く暮らす家の中で撮影されたもので、この日は4人が会社や学校に出かける前の朝食シーンを収録。山盛りの目玉焼き、ベーコン、サラダに、思わず桃子が「毎回姉ちゃん思うんだけど…合宿所かここは!」とツッコミを入れながら食事が進んでいく。クランクイン前から親睦を深めた4人は、撮影が始まってからも合間でコミュニケーションを取り合うなど、チームワーク抜群だ。そのほか、ホームセンターのホームファッション売り場で働く桃子の同僚として、阿南敦子、那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)、スミマサノリ、井阪郁巳が参加。さらに、無口でコワモテなホームセンターの警備員として西川瑞が出演する。「姉ちゃんの恋人」は10月27日より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2020年09月25日