セイコーネクステージは、「ISSEY MIYAKE ウオッチ」プロジェクトの新商品として、岩崎一郎氏デザインによる新シリーズ「C」(シィ)を発売する。販売開始は6月10日を予定。バンド素材やカラーの異なる6つのラインナップ(基本カラーはブラックとホワイトの2色)での展開となる。価格は3万6,000円~(税別)。同製品は、各界で活躍するデザイナーとのコラボにより独創的なウオッチを生み出してきた「ISSEY MIYAKE WATCH」プロジェクト第14作目として発売される腕時計。デザインは、日本を代表するプロダクト・デザイナー岩崎一郎氏が手がけ、ウオッチ(クロノグラフ)デザインそのものに真正面から向き合い、馴染みある時計らしさと美しい文字板にこだわり、精緻な数字と目盛りが生み出す自然な視認性を追求した上質なウオッチを目指した「"線と数字"のクロノグラフ」となっている。また、デザインコンセプトに「DAY」というキーワードを盛り込み、時計の文字板色を象徴するブラックとホワイトの2色を基本カラーに、さまざまなバンドと交換しながら使い続ける中で愛着が育まれるように仕上がっている。主な仕様は、ケース外径42.4mmで厚さ12.2mm。全モデルともケース素材はステンレススチールを採用、時刻表示(時/分/秒)、ストップウオッチ機能(1/10秒計測60分間計)、常生活用強化防水(5気圧)、時間精度は平均月差±20秒(気温5℃~35℃において腕につけた場合)。価格は、バンド素材がステンレススチール(色はブラック/ホワイト)がともに4万3,000円、牛ヌメ革・黒(色はブラック)と牛ヌメ革・ブラウン(色はホワイト)がともに3万8,000円、そしてナイロン・グレー(色はブラック)とナイロン・濃ブラウン(色はホワイト)がともに3万6,000円(価格はいずれも税別)となっている。なお、岩崎一郎氏は1965年東京生まれ。ソニーデザインセンター勤務の後、渡伊。ミラノのデザイン事務所を経て帰国後、1995年にイワサキデザインスタジオ設立。国内外の企業と協働し、テーブルウェアや照明器具、家具などのインテリア用品から、デジタルカメラ、携帯電話などの精密電子機器まで、プロダクト全般のデザインを手がけている。グッドデザイン賞・金賞、iFデザイン賞・金賞、ドイツデザイン賞・Winner賞など、主要国際デザイン賞を多数受賞。東京藝術大学及び、多摩美術大学非常勤講師。同氏は、今回の「C」について「クロノグラフはクロノグラフに徹すれば徹するほど、美しくなるんじゃないかと考えた。他の要素をどんどん取り除いていって、純粋なクロノグラフを抽出したら、楽譜や数式のように、線や数字が際立ってきた。時代、地域、性別を超えて存在する、純粋な線と数字。 私が探していたクロノグラフ像、『線と数字のクロノグラフ:C 』」と述べている。
2016年03月22日Replicaのボーカル、浜崎なおこと、元ARBで現在甲斐バンドのギタリスト、田中一郎が新ユニット「なおこと一郎。」を結成。3月11日、下北沢のCLUB Queで開催されたイベント「電気がなくても歌は唄える~SHOWエネめちゃスゲエンターテイメント!!~」に出演した。【チケット情報はこちら】ジャンルもキャリアも異色なふたりが組んだ「なおこと一郎。」。ふたりの縁はずいぶん前からあり、昨年くらいから共演の機会が増えてユニット結成に至ったとのこと。この日のイベントでは、まずジャニス・ジョプリンの名曲『Piece Of My Heart(心のカケラ)』のカバーでスタート。その後はReplicaの曲や、1996年の解散後に浜崎が結成した「Naoco & The Infections」のナンバーも織り交ぜて進行。浜崎が「昔から歌いたかったけど、こんなロック・ギターの神様に弾かせるなんてと思いつつ」と前置きしてスタンダード曲『My Foolish Heart』を披露。ブルージーにジャジーに、ジャニスばりに妖艶なボーカルで圧倒する浜崎と、アコースティック・ギター1本で自在に多彩な歌世界を描く田中のパフォーマンスが秀逸だった。MCでは6月11日(土)に同会場で行われることが決定しているワンマンライブで、限定スペシャルCDを配布する事を話し、その後、このユニットのオリジナル曲も初披露した。田中が「今日は特別な日でもありますし…」と前置きして、東日本大震災からまさに5年目のこの日を意識した曲『Twilight Songs』も演奏された。TVアニメ『ヤマトタケル』のエンディング・ソングとしてリリースされた浜崎のソロ・ナンバーだが、癒しのメッセージとして場内に染み渡った。本編はReplicaの『BABY TOGETHER』で熱く激しく締めて、アンコールもReplicaのデビュー曲『SUGAR BABY’S GROWIN’』を、ふたりのみながらバンド演奏に負けないソウルフルなサウンドで魅了し、この日の出演を終えた。6月に行われるワンマンライブにも期待は高まる。チケットは発売中。取材・文:浅野保志(ぴあ)■なおこと一郎。「Breath! Whisper! Shout!」6月11日(土)下北沢CLUB Que(東京)料金:スタンディング-5000円(限定スペシャルCD付、ドリンク代別途必要)
2016年03月17日Replicaのボーカル、浜崎なおこと、元ARBで現在甲斐バンドのギタリスト、田中一郎が新ユニット「なおこと一郎。」を結成。3月11日、下北沢のCLUB Queで開催されたイベント「電気がなくても歌は唄える~SHOWエネめちゃスゲエンターテイメント!!~」に出演した。【チケット情報はこちら】ジャンルもキャリアも異色なふたりが組んだ「なおこと一郎。」。ふたりの縁はずいぶん前からあり、昨年くらいから共演の機会が増えてユニット結成に至ったとのこと。この日のイベントでは、まずジャニス・ジョプリンの名曲『Piece Of My Heart(心のカケラ)』のカバーでスタート。その後はReplicaの曲や、1996年の解散後に浜崎が結成した「Naoco & The Infections」のナンバーも織り交ぜて進行。浜崎が「昔から歌いたかったけど、こんなロック・ギターの神様に弾かせるなんてと思いつつ」と前置きしてスタンダード曲『My Foolish Heart』を披露。ブルージーにジャジーに、ジャニスばりに妖艶なボーカルで圧倒する浜崎と、アコースティック・ギター1本で自在に多彩な歌世界を描く田中のパフォーマンスが秀逸だった。MCでは6月11日(土)に同会場で行われることが決定しているワンマンライブで、限定スペシャルCDを配布する事を話し、その後、このユニットのオリジナル曲も初披露した。田中が「今日は特別な日でもありますし…」と前置きして、東日本大震災からまさに5年目のこの日を意識した曲『Twilight Songs』も演奏された。TVアニメ『ヤマトタケル』のエンディング・ソングとしてリリースされた浜崎のソロ・ナンバーだが、癒しのメッセージとして場内に染み渡った。本編はReplicaの『BABY TOGETHER』で熱く激しく締めて、アンコールもReplicaのデビュー曲『SUGAR BABY’S GROWIN’』を、ふたりのみながらバンド演奏に負けないソウルフルなサウンドで魅了し、この日の出演を終えた。6月に行われるワンマンライブにも期待は高まる。チケットは発売中。取材・文:浅野保志(ぴあ)■なおこと一郎。「Breath! Whisper! Shout!」6月11日(土)下北沢CLUB Que(東京)料金:スタンディング-5000円(限定スペシャルCD付、ドリンク代別途必要)
2016年03月17日村田製作所は2月17日、150℃を超える高温環境でも使用できる導電性接着剤対応の積層セラミックコンデンサ「GCBシリーズ」を開発したと発表した。同シリーズは、自動車のエンジンルーム周辺など過酷な温度環境に搭載される機器向けに開発されたもの。最高使用温度が200℃の製品がラインアップされている。外部電極に新たに開発されたNi/Pd電極を採用することで、高温環境下においても導電性接着剤との高い接合信頼性が得られた。また従来品と比較して、端子電極の耐腐食性が向上。同社はすでにサンプル出荷を開始しており、2016年中に量産を開始するとしている。
2016年02月17日村田製作所は1月26日、サイバーエージェント・クラウドファンディングと連携し、ハードウェア製作支援プログラム「IoTアイデアコンテスト」を開催すると発表した。同プログラムは、村田製作所のセンサと無線通信モジュールを活用したハードウェアの開発を目指す企業・個人を対象としたもので、審査通過者に対して試作品製作段階におけるセンサ、無線通信モジュールなどのサンプル提供や技術サポートを行う。また、審査を通過した対象者は、サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営する「Makuake」において、クラウドファンディングプロジェクトを実施することが可能。これにより、クラウドファンディングによって集めた資金を、製品の開発・改良にあてることができるほか、試作品開発段階でプロジェクトに支援をしたサポーターの意見を聞くことができる。募集期間は1月26日~2月29日。その後、書類による一次選考、ヒアリングによる二次選考を経て、4月22日に審査通過者が発表される。審査通過者は5月31日までにプロトタイプの開発を完成させ、6月にクラウドファンディングを開始させる予定となっている。なお、最優秀賞1組には賞金100万円、優秀賞2組には賞金50万円が授与される。
2016年01月26日村田製作所は1月25日、超小型0402サイズ(0.4×0.2mm)のフィルムタイプ高周波チップインダクタ「LQP02HQシリーズ」の量産を開始したと発表した。同製品は、同社製0402サイズのインダクタ「LQP02TQシリーズ」よりもさらにQ特性を向上させたもの。水平方向ではなく高さ方向に寸法を拡大することで、同社0603サイズの「LQP03TN_02」シリーズと同等のQ特性を有している。また、同社独自の最新微細加工技術を用いて最適なコイルパターンとL字電極構造を採用。さらに、高精度な積層加工技術を用いることで、世界最小のインダクタンス偏差±0.05nH(0.4~1.5nH)にも対応。ラインアップは0.4nH~22nHまでの57アイテム。同社は今後、インダクタンス値の拡大を進めていくとともに、さらなる小型化、High Q品の開発にも注力していくとしている。
2016年01月25日私たちが当たり前と思っている価値観を揺るがす問題作を発表し続けている村田沙耶香さん。新作『消滅世界』は、人工授精が発達したパラレルワールドの日本が舞台。そこでは夫婦間のセックスは“近親相姦”とみなされ、人々は結婚後も配偶者とは別に恋人を作るか、あるいは二次元のキャラクターを相手にして、娯楽としての恋を謳歌している。「以前『清潔な結婚』という、セクシュアルなことは一切しない夫婦を書いた短編がイギリスの雑誌に掲載された時、共感するといった声が多かったんです。じゃあそれがスタンダードになった世界をとことん書いてみようと思いました。変な世界はこれまでにも短編や中編で書いてきましたが、もっと枚数のある長編を書くことにも憧れがありました。そうした世界で人間がどう生きているのか、その光景を見てみたかった」主人公の雨音(あまね)の事情は複雑だ。彼女は珍しく、父親と母親がセックスをして生まれてきた子供だ。母に男女が性交するのは当たり前だと言われて育った彼女は、恋をすれば必ずセックスを望み、時に相手に拒絶されてしまう。そんな彼女もやがて結婚し、夫以外の存在との恋を楽しむ。「主人公の体の中をいろんな価値観が流れていくようにしたかったんです。小さい頃はこの世界では非常識とされる価値観の中で育ち、成長して夫婦の間ではセックスはしないことが正しいと思い、そこからさらに実験都市へと行って、新たな価値観を知ることになります」そう、雨音と夫はやがて実験都市へ転居する。そこは家族単位ではない繁殖システムが導入されているエリア。男性も人工子宮をつけて男女が一斉に人工授精し、生まれた子はみなで育てている。そのため、親も子も均質化していく。「人工的な繁殖を箱の中で実験してみました、というのがこの都市のイメージ(笑)。ムラ社会のように、大人たちがみんなで子供を育てて、子供たちが自分は世の中から愛されていると思える世界を想像しました。最初はユートピアのつもりでしたが、書いているうちに子供を工場生産しているようにも思えてきて、自分が期待していたような良い世界にはなりませんでした(笑)」ここに描かれるのは、シリアスな恋愛が消え、家族が消え、親子の繋がりが消え、さらには人々の個性まで消えていってしまう世界。「最初はセックスがないだけの世界を書くつもりだったんです。夫婦の間にも、小学生が外で遊んでおうちに帰ったらお母さんが迎えてくれるのと同じような、愛情や信頼が存在する関係にするつもりでした。でも夫婦間の行為がなくなっただけで、いろんなものがあやふやになってしまって。抵抗して嘘の家族愛を書くことはできませんでした。私にはコントロールできなかったんです」著者も制御できなかった世界で、最後に広がるのはどんな光景か。衝撃的な予言の書である。◇むらた・さやか1979 年生まれ。‘03年「授乳」で群像新人文学賞優秀賞を受賞。‘13年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞受賞。エッセイ『きれいなシワの作り方~淑女の思春期病』(小社刊)も好評。◇人工授精が発達した、パラレルワールドの日本。そこは家族から性行為が排除された世界。ただ、雨音は両親がセックスした結果生まれた子供だった。河出書房新社1600円。※『anan』2016年1月27日号より。写真・岡本あゆみ(村田さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2016年01月22日●「サムスンの動向は気にしていない」ソニーグループの役員である高木一郎氏は、米ラスベガスで開催された「CES 2016」においてインタビューに答え、「テレビ事業は黒字を維持できる体質が整った。今後も感動を直接届けられる音と映像にフォーカスしていく」などと語った。高木氏は、ソニービジュアルプロダクツ社長およびソニービデオ&サウンドプロダクツ社長も兼務する。○テレビ事業の黒字化達成と今後の方針ソニーはテレビ事業について、黒字化を最優先してきた。高木氏は、「2014年度にテレビ事業は黒字化した。この体質であれば、為替が劇的に変化するといった極端なケースがない限り、黒字を継続できると考えている。テレビ事業の黒字化はコミットしたものであり、この約束は必ず守る。そして、この方針は3年間は変えない」と語った。だが、「2015年は計画を超えた実績であり、その点では100点満点といえるが、目線はもっと高くしていきたい。8000億円規模で黒字が出ているという状況では、目線が低い。そして、1年黒字化しただけである。さらに上を目指していく必要があるが、具体的な経営指標を打ち出すには時期尚早」とし、手綱を締めた。また、「感動をお届けする」というスローガンを掲げ、画質や音質において究極のリアリズムを追求するなど、商品強化にも取り組んできた。高木氏は、「トップシェアの韓国サムスンの動向は気にしていない。出荷台数でソニーは、サムスンの5分の1の規模に留まっており、コンペティションにはならない。我々が重視するのはソニーのポジション。数を追わずに、価値を提供するのがソニーの手法。最もきれいなテレビはブラビアであるといわれる商品づくりをしていきたい」と述べた。ソニーが展開するプレミアム領域においては、米国や中国は75型以上が主力となり、欧州では55~65型、日本は49~55型が中心になる。「日本は大画面化よりも、4K化に関心が集まっている。一方で、インドはプレミアム領域の需要が少ない。地域にあった製品を投入していく」との方針を示した。○有機ELは? 4K HDRは? Android TVは?有機ELテレビについては、「生産設備を持たないという方針を前提とし、ディスプレイデバイスの選択肢のひとつとして考えている。ただし、高画質化や大画面化を進められるメリットがなければ、有機ELは採用しない。今回、Backlight Master Driveという技術を展示したが、これに比べてメリットがあるのか。コストがうまくはまれば、有機ELという可能性もあるだろう」とした。今回のCES 2016では、UHD Allianceによる「UHD Premium」が注目を集めたが、ソニーは同アライアンスに参加していながらも、UHD Premiumのロゴは使用せずに、独自の「4K HDR」ロゴを使用する姿勢をみせている。そして、このロゴは、他社に供給するものではなく、ソニーだけが使用する。この点について高木氏は、「UHD Premiumロゴは、標準化団体によって決定したものであり、リスペクトしている」と前置きしながらも、「ソニーは、顧客に対して、4Kというわかりやすさを訴求してきた。4K HDRロゴは、4KとHDRに対応していることを、ダイレクトに訴求できるものであり、ソニー全体の戦略にあっている。テレビだけをやっているメーカーとは違う」とした。2015年から投入したAndroid TVについては、あくまでも選択肢のひとつとであるとのスタンスを明確にした。「Androidは選択肢のひとつ。Googleと、強力なパートナーシップを組んだというつもりはなく、それは彼らも同じだろう。我々は、Android OSを使い切ることができるかが課題である。テレビ向けに最適化した機能がなければ、我々はAndroidをやらないということも、Googleには言っている」と述べた。●米国ではウォークマンは伸びない○欧米でハイレゾを広げるためには今後、ソニーにとっての大きなテーマがハイレゾオーディオ。日本ではもちろん、海外での普及戦略は大きな課題だ。高木氏は、「ハイレゾオーディオは、3年前に事業をスタートした時点で、欧米市場では、日本以上に時間がかかると考えてきた。昨年8月から、Best Buyの70店舗において、ハイレゾ対応のウォークマンとヘッドホンの店頭展示を強化した。Best Buyも戦略的にハイレゾを取り扱いはじめている」という。また、「日本では、2015年におけるソニーのオーディオ機器の出荷金額の40%がハイレゾ。今年中に50%を超える。米国では10%以下だ。日本において、ハイレゾ比率が高いことは、欧米市場に対して刺激になりはじめている。欧米市場におけるハイレゾ普及には、まだ、2、3年はかかるだろう。だが、あきらめることなく、力を注ぎたい」とした。ハイレゾの広がりにおいて、米国市場で重視するのは、ウォークマンよりもスマホやヘッドホンになるそうだ。「米国では今後も、ウォークマンの販売数が増えることは想定していない。一方で、スマホはハイレゾ対応モデルが普及しはじめている。そうしたなかで、ヘッドホンが重要な鍵になる」と高木氏は考えている。今年春から米国で「h.ear」シリーズの販売を開始するのも、「米国ではワイヤレスヘッドフォンが主流であるため、今回のワイヤレス対応製品の登場を待って、米国市場に初めて投入した」とタイミングを見計らってのことである。一方で、PlayStation VRが注目を集めているなか、今回のCES 2016では、一切展示をしなかった。ソニーの平井一夫社長は、ゲーム関連製品はゲーム関連イベント(E3など)で展開することを示している。高木氏は、「プレイステーションVRは、エンターテインメント分野において、独自の世界を確立する製品になるだろう。没入できる、新たなエンターテイメント空間として広がっていくだろう」と期待を寄せた。
2016年01月14日村田機械は1月14日、VPNルーターの新製品「GriDRIVE GDR-1250」を1月18日に発売すると発表した。同製品は産業機械の遠隔保守サービス事業者や社内管理部門と対象の産業機械・機器との間にアクセスが必要な時だけテンポラリーに簡易VPNを構築し、セキュアな通信を担保する基本機能に加え、制御装置(MCプロトコル対応PLC)から稼働情報を収集してメモリに保存する機能を搭載。遠隔保守サービス事業者や社内管理部門が必要に応じてこの情報を取り出すことで、機器の稼働状況を容易に監視することが可能となった。また、収集する稼働情報にしきい値を設定することで、トラブル時にはアラートメールを自動送信する機能も搭載している。さらに、セキュアな双方向通信を通じたPLCの設定変更による機器の制御が可能で、産業機械・産業機器の「監視」と「制御」の双方を含む遠隔保守システムを容易に構築することができる。機器間通信はMVMO SIMの3G通信に対応。「GriDRIVE GDR」シリーズとしては、先行発売したLTE通信モジュール(KDDI回線対応)内蔵の「GDR-1150」に、SIMフリー・3G回線利用の「GDR-1250」が加わった形となる。今後同シリーズは、 海外各国の通信規格に対する機器認証に対応したモデルの販売や、 対応PLCの拡大を計画しているとしている。「GriDRIVE GDR-1250」の価格は24万8000円(税別、取付費用別)で、同社は年間300セットの販売を計画している。
2016年01月14日米メジャーリーガー・川崎宗則選手が7日、都内で行われた映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年3月25日公開)の応援団就任イベントに出席し、自身の去就について語った。ブルージェイズをFAになった川崎選手は、バットマンのコスプレで登場。自身の去就について、「決まってないですね。早く報告したいんですけど」と明かし、「僕が探せないので、代理人に今日電話しておきます」と話した。そして、元旦も休まず練習していると言い、「自主トレとか休んだことない。毎日野球やっています。大好きです」と笑顔を見せた。また、ドジャース入りが決まったと報じられている前田健太選手について、「マエケンはいいピッチャーだからぜひ対戦したい」とコメント。「日本でも打った記憶がない。それくらいやられまくっているのでマエケンを研究したい。秘策はあります!」と語った。さらに、映画にちなんで、野球界での自身にとってのヒーローを聞かれると、「イチロー選手」と即答し、「イチロー選手の大ファンで、彼が僕の中のバットマンです。それくらいイチロー選手のことを尊敬しています」と相変わらずのイチロー愛を炸裂させた。「チェスト!」とつづった書き初めもお披露目。「出身の鹿児島の言葉で、『頑張れよ』『明日からも前を向いてしっかり頑張ろう』という意味が込められています。今年の僕の決意です!」と力を込めた。(c) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
2016年01月07日米メジャーリーガー・川崎宗則選手と浦和レッズ所属のサッカー日本代表・槙野智章選手が7日、都内で行われた映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年3月25日公開)の応援団就任イベントに登場。川崎選手はバットマン、槙野選手はスーパーマンのコスプレを披露した。川崎選手は、メジャーリーグで数々の苦難に立ち向かう姿がバットマンと重なることから、槙野選手は、肉体とルックス、七三分けの髪型がスーパーマンに似ていることから、応援団に抜てき。イベントでは、それぞれのキャラクターのコスプレで登場し、初対面にも関わらず、終始息の合ったかけあいで盛り上げた。本作でバットマンとスーパーマンのどちらが勝つと思うか聞かれると、2人とも自分がコスプレしたキャラクターだと主張し、川崎選手が「バットマンはみんなが知らないところで頑張っている」とアピールすると、槙野選手は「川崎さんの普段と一緒ですね」とコメント。自身についても「実は悪役なんじゃないかという声が聞こえる中でも自分を貫き通すのは、ちょっと僕に似ている」と語り、「ぴったりの2人を用意してくれた」と今回の抜てきを喜んだ。また、劇中、スーパーマンの七三の髪型が崩れないことにちなみ、同じく七三ヘアの槙野選手がヘディングを実演。「この髪に出会って5年。雨にも、風にも、ヘディングの摩擦にも、水にも負けない…そんじゃそこらのボールをヘディングしても崩れることはない」と自信満々の槙野選手は、力強いヘディングを見せ、「崩れてない」と証明した。さらに2人は、書き初めで新年の抱負を発表。川崎選手は「チェスト!」と披露し、「出身の鹿児島の言葉で、『頑張れよ』『明日からも前を向いてしっかり頑張ろう』という意味。今年の僕の決意です!」と熱く語った。槙野選手は「MVP」と発表し、「僕のMVPは、宗則・ブルージェイズ・プレーヤー」と笑いを誘った上で、「槙野・ビクトリー・パートナー」と訂正し、「今年は良いパートナーを見つけたい。ピッチ外でも結果を残したい」と気合。川崎選手に「今いないんだよね?」と聞かれると、「いない」と答えた。最後に川崎選手は「バットマン着させてもらってパワーをもらいました。このパワーを今シーズンにつなげる! 今年はバットマンになる!」と爆笑宣言。槙野選手に「Who are you?」と言われると、再び「バットマン!」と答え、会場を沸かせた。(c) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
2016年01月07日CA Technologiesの日本法人である日本CAは1月6日、2016年4月1日付けで反町浩一郎氏が同社代表取締役社長に就任することを発表した。現社長のポール・フォルケンシュタイン氏は会長に就任する。なお、反町氏は2016年1月1日付けで、COO(チーフ・オペレーティング・オフィサー)に就任する。反町氏の前職は、SAPジャパンのゼネラルビジネス事業部門のバイスプレジデント(VP)で、それ以前も日本マイクロソフトの大手・中堅企業部門の業務執行役員や公共事業部門、経営企画部門における要職を歴任した経歴を有している。なお、新会長に就任するポール・フォルケンシュタイン氏は、反町氏の社長就任に対し、「強力なリーダーシップを備えた同氏の新社長就任は、当社の日本市場に対する強いコミットメントの表れだ」とコメントしている。
2016年01月07日東京都・二子玉川の静嘉堂文庫美術館は、俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一にまつわる書画工芸を一堂に展示する「金銀の系譜 ― 宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界」を開催している。会期は12月23日まで(月曜休館、ただし11月23日は開館し、翌24日休館)。開館時間は10:00~16:30。入館料は一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料。同展は、修理を終えた国宝・俵屋宗達「源氏物語関屋・澪標図屏風」、重要文化財・尾形光琳「住之江蒔絵硯箱」(後期展示:11月25日~12月23日)の2点を公開するとともに、宗達・光琳・抱一にまつわる書画工芸の数々を一堂に展示するもの。「源氏物語」の第十四帖「澪標」と第十六帖「関屋」を題材とした同作は、宗達の作品中、国宝に指定される3点のうちのひとつとなる。絵具の剥落や画面の亀裂等の損傷がみられたため修理が行われ、約10年ぶりに公開されるということだ。また、重美の尾形光琳「鵜船図」、酒井抱一「波図屏風」をはじめとする同館所蔵の琳派の名品が一堂に展示され、「波図屏風」付属書簡・自筆句稿『軽挙館句藻』など、門外不出の抱一自筆資料をはじめ、関連版本もあわせて公開される。そのほか、制作から約300年を経て劣化がすすんでいた重要文化財・尾形光琳「住之江蒔絵硯箱」が修理後初公開される(展示期間:11月25日~12月23日)。「住之江蒔絵硯箱」は、本阿弥光悦作の硯箱を模して制作したものと知られており、光悦の特色をよく受け継ぎながらも独自の創意を加えた光琳蒔絵の頂点を示す名作と言われている。また期間中、自然光によって様々な表情を見せる国宝「曜変天目(稲葉天目)」重要文化財「油滴天目」や、松花堂昭乗「勅撰集和歌屏風」や重文の野々村仁清「色絵吉野山図茶壺」、原羊遊斎「雪華蒔絵印籠」など、琳派の画家たちを取り巻く同時代の優品もあわせて紹介される。また、関連企画として、京都美術工芸大学学長・河野元昭氏による講演会「これであなたも琳派通!」が開催される。開催日時は11月21日13:30~。参加費無料、ただし当日有効の鑑賞券が必要となる。
2015年11月19日村田製作所は9月30日、福井県鯖江市と共同で試作したスマートグラスのコンセプトモデル「Cool Design Smart Glass」を発表した。「Cool Design Smart Glass」は、ウェアラブル機器のHMI(Human Machine Interface)向けにスイッチモジュールの開発を進める村田製作所と眼鏡産地として有名な鯖江市の共同プロジェクトにより製作されたもの。テンプル部にスイッチモジュールを搭載することでレンズ部のARディスプレイやスマートフォンなどの機器を操作することができる機能を備えながら、鯖江の眼鏡デザインおよび製造技術によりファッション性とかけ心地も追求されている。なお、同コンセプトモデルは10月7日~10月10日に開催される「CEATEC JAPAN 2015」にて展示およびデモンストレーションが行われる予定だ。
2015年09月30日宮城県大崎市の岩出山中心商店街で9月12日~13日、同地域で若かりし頃過ごした伊達政宗にちなむ「第52回 政宗公まつり2015」が開催される。○「伊達武将隊」も登場同イベントは、戦国大名・仙台藩主の伊達政宗公が仙台城へ移る前の12年間、同地域に住んだことにちなみ、また、昭和39年(1964)に仙台城の「政宗公平和像」が岩出山城跡に移されたことを契機に始められた。12日に開催される「宵まつり」では、スポーツ少年団、伊達神輿会による「みこしパレード」や岩出山地域女性団体、遊美YOSAKOIおどり隊などが参加する「おどりパレード」などが行われる。13日に開催される「本まつり」では、同地域各団体による神楽、太鼓演奏、豊年田の草踊りのほか、同祭りのみどころである騎馬武者・甲冑武者隊・若武者隊・自前甲冑隊が街を練り歩く「伊達武者行列」が行われる。なお、行列には奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」が参加し、祭りを盛り上げる。開催時間は、12日が12時から21時(宵まつりは18時30分~21時)、13日は13時10分から17時(伊達武者行列は14時~16時)までとなる。
2015年09月09日村田製作所は7月29日、積層セラミックコンデンサの表面に撥水処理を施した撥水コンデンサを発表した。撥水コンデンサは、コンデンサ表面の撥水処理膜が持つ撥水性によって水滴が点在する状態を維持することにより、結露による外部電極間をまたぐ水滴の成長を遅らせることでイオンマイグレーションの発生や外部電極の金属が水滴へ溶出(イオン化)することを抑制する。同製品はすでにサンプル出荷が開始されており、年内の量産開始を予定している。
2015年07月29日村田製作所は5月14日、世界で初めて表面実装型のMEMS角加速度センサを開発したと発表した。同センサは加速度センサ、ジャイロセンサをはじめとする慣性センサの設計技術と、MEMSプロセス技術を融合することで実現したもので、世界最小サイズとなる5.2×2.5mm typ. ×0.8mm max.を達成した。また、1kHz以上の検知周波数帯域を保有し、加速度換算ノイズ実効値は1rad/s2rms以下となった。なお、この表面実装型MEMS角加速度センサについては現在、国内外で10件以上の特許を申請中だという。
2015年05月14日大人気の刀剣育成シミュレーションブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』より、フィギュア『ねんどろいど 三日月宗近』の予約受付が、現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて実施中。予約締切は4月22日21:00で、同サイト限定の予約特典として『ねんどろいどぷらす ラバーストラップ 三日月宗近 のほほんVer.』も用意されている。『ねんどろいど 三日月宗近』は、平安貴族を思わせるような優美な衣服、月の満ち欠けを意匠化したような鞘乃デザインなど、デフォルメサイズながらもしっかりと造形。ゲーム内では、見られない背面のデザインも堪能することができる。流麗な造形の髪の毛は、グラデーションのかかった彩色で仕上げられている。表情パーツには、妖艶な「通常顔」や凛とした「戦闘顔」のほか、"おじいちゃん"の愛称からイメージした「のほほん顔」を用意。愛刀は納刀・抜刀状態を再現でき、月の満ち欠けをイメージした鞘も忠実に再現されている。さらに穏やかな一時を思わせる「湯呑み」のほか、刀剣男士の手入れには欠かせない「打粉(うちこ)」も付属。「手入」の疑似体験も楽しめるという、ゲーム外でも審神者気分を楽しめる「ねんどろいど」となる。商品価格は3,889円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約締切は、2015年4月22日21:00。商品の発売および発送は、2015年8月を予定している。さらに、本商品を収納して持ち歩くことができる『ねんどろいどおでかけポーチ 寝袋 三日月宗近Ver.』も2015年8月に発売され、価格は1,500円(税別)。商品名のとおり「ねんどろいど」シリーズを入れて持ち歩くことができる寝袋型のポーチで、「三日月宗近」をイメージした和風のデザインに。キーホルダーのように取り付けられる金具もついているため、鞄などいろいろなところに取り付けることができる。こちらも現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注で、価格は1,500円(税別)。(C)2015 DMMゲームズ/Nitroplus
2015年04月20日すみれはこのほど、同社が販売しているアイケアサプリ「鮑の光プレミアム」の親善大使にメジャーリーガー・川崎宗則選手を起用したことを明らかにした。それに伴い、4月13日にテレビCMも放映開始した。「鮑(あわび)の光プレミアム」は、あわびを配合したアイケアサプリメント。あわびは、目のショボショボ感をケアするビタミンB群、くっきり成分のためのカルシウムや亜鉛、内側からサポートするタウリンやアルギニンなどの機能性成分を豊富に含んでいる。川崎選手は、アメリカメジャーリーグ「トロントブルージェイズ」に所属し、"ムネリン"の愛称で親しまれている。マイナー契約の10倍以上の契約金を日本で提示されたにもかかわらず、あえてマイナー契約の困難な道を選んだ。川崎選手は目のトレーニングに加え、内側からのアイケアとして「鮑の光プレミアム」を使用している。今回、川崎選手が同商品を愛用していることはもちろん、マイナー契約で挑むという向上心が同社のチャレンジスピリットとマッチしていることから、商品の親善大使に起用された。テレビCM放映に合わせ、川崎選手の独占インタビューを公開する特設サイトもオープンした。サイトで川崎選手は、「大リーグのマウンドから繰り出される球は150~160キロ。瞬時に球種を見極めるために、重要なのは視力です。目の衰えは筋力の衰えよりもずっと怖い」と、アイケアの重要性を語っている。と同時に、サプリメントの効果を実感しつつも「(「鮑の光プレミアム」を飲むことは)ダサくて恥ずかしかった」という、ムネリンならではの爆弾発言もしている。特設サイトは、川崎選手のオフィシャルサイトで公開している。TVCMは、川崎選手の生まれ故郷である鹿児島県から、4月13日に放送開始する。※川崎宗則選手の正式名称は「崎」の右側が、「立」と「可」
2015年04月13日村田製作所は3月31日、温度補償用積層セラミックコンデンサの0603サイズ(0.6×0.3mm)、CH/C0G特性、25V品で世界で初めて1000pFの商品化を実現したと発表した。同製品は1005サイズ(1.0mm×0.5mm)からの小型化により、通信機器、モジュールのさらなる小型化に貢献するほか、容量範囲が拡大したことで回路設計の自由度アップが期待できる。また、温度変化・DCバイアスに対し、容量変化が小さいという特徴ある。主な用途としては携帯端末機器、通信モジュール、ワイヤレス装置などが想定されており、既に量産を開始している。
2015年03月31日現在爆発的な人気を誇るブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場する「三日月宗近」が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、2015年8月に発売されることが决定した。現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注で、価格は3,889円(税別)。「三日月宗近」は、『刀剣乱舞-ONLINE-』天下五剣の中でも最も美しい刀剣男士。今年2月に開催された「ワンダーフェスティバル2015[冬]」にて「ねんどろいど」化がアナウンスされ、1月14日にサービスインしたばかりの『刀剣乱舞』の立体化は大きな話題をもって迎えられた。『ねんどろいど 三日月宗近』は、平安貴族を思わせるような優美な衣服、月の満ち欠けを意匠化したような鞘乃デザインなど、デフォルメサイズながらもしっかりと造形。ゲーム内では、見られない背面のデザインも堪能することができる。流麗な造形の髪の毛は、グラデーションのかかった彩色で仕上げられている。表情パーツには、妖艶な「通常顔」や凛とした「戦闘顔」のほか、"おじいちゃん"の愛称からイメージした「のほほん顔」を用意。愛刀は納刀・抜刀状態を再現でき、月の満ち欠けをイメージした鞘も忠実に再現されている。さらに穏やかな一時を思わせる「湯呑み」のほか、刀剣男士の手入れには欠かせない「打粉(うちこ)」も付属。「手入」の疑似体験も楽しめるという、ゲーム外でも審神者気分を楽しめる「ねんどろいど」となる。商品価格は3,889円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約締切は、2015年4月22日21:00。商品の発売および発送は、2015年8月を予定。なお「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約特典には、『ねんどろいどぷらす ラバーストラップ 三日月宗近 のほほんVer.』が用意されている。(C)2015 DMMゲームズ/Nitroplus
2015年03月24日村田製作所は2月17日、920MHz帯無線通信モジュールのアンテナ内蔵タイプ「LBAA0ZZ1BR」とアンテナ外付けタイプ「LBAA0ZZ1BS」において、Wi-SUN Allianceが発行する国際無線通信規格「Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)」に準拠した認証を取得したと発表した。3月から量産を開始する。同モジュールは、スマートメータとHEMS機器をBルート無線通信として接続することを目的とし、Wi-SUN Allianceの定める規格であるWi-SUN Profile for Echonet Route Bをサポートしている。村田製作所は、Wi-SUN Allianceの設立当初からプロモータメンバーとして参画しており、他社製品との相互接続性についてWi-SUN Allianceの接続試験の場を利用して確認してきた。また、同モジュールは、小型・低背を実現すると同時に、回路設計を最適化することにより省電力を実現している。これにより、機器の設計自由度の向上と無線通信の省電力化が図れる。加えて、アンテナ内蔵タイプとアンテナ外付けタイプの2タイプがラインナップされており、ユーザーの要望にマッチした提案が可能である。いずれのタイプも920MHz帯域特定小電力無線機器として日本の技術基準適合証明を取得している。この他、ファームウェアをモジュール内に搭載し、ユーザーの機器への導入が容易な仕様を実現している。
2015年02月18日村田製作所は1月9日、面実装タイプでは世界最高クラスの精度を実現した小型・低背のロータリポジションセンサ「SVK3」シリーズを発表した。2月より量産を開始する。近年、自動車市場や家電市場での電子制御化が進展している。これにより、駆動モータのフィードバック制御装置や自動車のエアコンの温度・風量調整スイッチなどで電子式回転スイッチ装置の搭載が進んでいる。これらの装置には、モータやスイッチの回転状況(角度)を検出するためにロータリポジションセンサが使われている。市場では、セットの機能を高めるため、よりきめ細やかなモータ制御やスイッチ調整への要求が高まっている。そこで、従来製品からさらに高精度化を実現した同製品が開発された。同製品は、これまで制御が困難だったHUD(ヘッドアップディスプレイ)スクリーンの微妙な視認性の調整や、エアコンの温度調整スイッチにおける小数点以下のきめ細かな温度設定など、より高度な制御を実現できる。具体的には、従来品の「SV03」シリーズより精度が2倍高められおり、リニアリティ±1%を実現している他、車載向けに要求される-40℃~125℃の使用温度範囲、300kのサイクル寿命に対応している。また、11mm×12mm×2.1mmサイズと小型・低背であるのに加え、0.4gと軽量で、セットの小型軽量化に貢献する。そして、「SV03」シリーズと共通のサイズと重量のため、設計変更なく置き換えが可能となっている。
2015年01月14日村田製作所は1月9日、面実装タイプでは世界最高精度となる小型・低背(W11×L12×T2.1mm)のロータリーポジションセンサSVK3シリーズを開発したと発表した。同製品は従来品であるSV03シリーズ比で2倍の高精度となるリニアリティ±1%を実現。車載要求の仕様温度範囲(-40℃~125℃)、寿命(300kサイクル)に対応した。また、SV03シリーズと共通の外観形状(同サイズ/同重量)のため、設計変更無く置換えが可能となる。同社は同製品により「これまで制御が困難だったヘッドアップディスプレイスクリーンの微妙な視認性の調整や、エアコンの温度調整スイッチにおける小数点以下の細かな温度設定など、より高度な制御を実現することが可能となると」コメントしている。SVK3シリーズは2015年2月から量産を開始する予定で、1月14日~16日に東京ビックサイトで開催される「国際カーエレクトロニクス技術展」にて展示される予定だ。
2015年01月09日村田製作所は1月8日(現地時間)、2016サイズの車載用水晶振動子「XRCGB-F-A」シリーズを発表した。同製品は、既存の水晶振動子にはない独自のパッケージ技術を用い、品質や量産性、コストパフォーマンスに優れている。さらに、水晶素子の設計を最適化することで自動車の一般的な動作温度範囲の-40~+125℃における周波数温度安定性を最小で-/+35ppmにまで縮めることに成功し、Ethernetなどの次世代車載LANや画像処理ECUにも対応できるようになった。また、車載電装部品の信頼性試験規格であるAEC-Q200に準拠し、RoHS/ELV指令にも対応している。なお、同製品はすでに1月より富山村田製作所にて量産を開始している。
2015年01月09日村田製作所の子会社Murata Electronics North Americaは12月12日(現地時間)、Peregrine Semiconductorの買収が完了したと発表した。Peregrineの独自プロセス技術である「UltraCMOS」は、高周波特性の良いRF部品を安価に提供する技術であり、同技術を採用したRFスイッチは、村田製作所のRFモジュールにもこれまで使用されている。また、Peregrineは村田製作所のRFフロントエンドモジュールにおける主要サプライヤの1社であり、これまでも協業により数多くの製品を開発してきた。今回の買収により、RF部品用の半導体プロセス開発、半導体設計、回路設計、モジュール設計まで一貫した開発体制が確立することが可能となり、今後、市場要求をより一層的確、かつ迅速に製品開発に反映させ、これまで以上に顧客ニーズに適合した最先端製品を、スピード感をもって提供していくことが可能になると同社では説明している。さらに、供給の柔軟性、供給力を確保することができ、この面においてもユーザーへ貢献していくとコメントしている。
2014年12月15日村田製作所は12月3日、車載・産業機器など、過酷な環境での使用を目的としたジャイロコンボセンサ「SCC2000」シリーズを発表した。近年、グローバル市場での車載セーフティ機能の普及や、さまざまな産業機器への慣性力センサの搭載に伴って、小型で高性能な加速度センサとジャイロセンサの一体型センサへの需要が高まっている。同製品は、クラス最高級の温度依存性、衝撃感度、バイアス安定性を有する。さらに、頑丈な構造を採用しながら、X軸・Z軸のいずれかの検出を選択できる角速度センサ、3軸低g加速度センサ、32ビットデジタルSPIによって構成されている。また、15.00mm×8.50mm×4.35mmのSMD実装サイズに適した24ピンプレモールド成形プラスチックのRoHS対応SOICハウジングで利用可能となっている。加えて、10Hzまたは60Hzをソフトウェアで選択可能なローパスフィルタを搭載している。この他、ISO26262(車載用ソフトウェアに関する安全規格)、AEC-Q100(車載アプリケーション用電子部品のストレス試験品質基準)に適合している。なお、11月よりMurata Electronics Oy(ムラタ・フィンランド)にて量産を開始している。
2014年12月04日村田製作所は11月27日、自動車、産業用電子機器、医療市場向けに、SMDタイプLC複合型のEMI除去フィルタ「BNX」シリーズを発表した。近年、セット機器の高機能化によりノイズ対策が重要になっており、より減衰効果の高いノイズフィルタの需要が高まっている。同シリーズは、幅広い周波数域に対応したDCラインノイズフィルタで、周波数特性に優れたコンデンサフェライトビーズを組み合わせた独自の回路構成により高い減衰特性を実現し、大きなノイズ減衰効果を得ることができる。大電流・高電圧にも対応しており、幅広い用途で利用できる。具体的には、挿入損失特性は15kHz~1GHzと広帯域で、35dB以上の高減衰を実現する。また、定格電流15A対応品のため、低周波数帯ノイズが発生しやすい電源回路に最適となっている。さらに、同シリーズのうち、定格電圧50V対応品の「BNX026H01/BNX027H01」は、高電圧対応が求められる自動車向けでも利用可能となっている。なお、すでに国内工場にて量産を開始している。
2014年11月28日村田製作所は、東京電波が提供する高品質の水晶素子を用いることで高精度化を実現した2016サイズ(2.0mm×1.6mm)水晶振動子「XRCGB-F-Pシリーズ」、ならびに1612サイズ(1.6mm×1.2mm水晶振動子「XRCFD-F/XRCMD-Fシリーズ」を商品化したと発表した。XRCGB-F-Pシリーズは、樹脂封止タイプながら周波数精度(初期公差+温度特性)±40ppmを実現し、ウェアラブル端末/モバイル機器で使用されるBluetooth low energy(BLE)、ZigBeeなど無線通信用途の対応を初めて可能にしたほか、XRCFD/XRCMD-Fシリーズは、周波数精度(初期公差+温度特性)±20ppmを実現し、Wi-Fi/Bluetoothに対応している。なお、同社ではこれらの製品について、既存の水晶振動子にはない独自パッケージ技術を用いることで、高い品質や量産性、コストパフォーマンスを実現したほか、小型化にも優れていることから、加速が進むセットの高密度実装化および薄型化への貢献を目指すとしている。
2014年10月29日村田製作所と横河電機は10月22日、プラントで使用される無線フィールド機器に搭載する通信モジュールについて、横河電機の技術およびライセンスの供与により、村田製作所が開発を行っていくことで合意したと発表した。無線フィールド機器は、測定したデータをフィールド無線規格に対応した信号に変換して送信する。このためには、測定データを規格で定められたプロトコルに変換する通信モジュールが必要となる。今回の提携では、横河電機がISA100 Wireless準拠の通信モジュールの技術およびライセンスを村田製作所に供与し、村田製作所が無線通信モジュールおよび無線通信モジュールのドライバソフトウェアを開発するという。携帯電話やパソコンなど、さまざまな機器における無線通信モジュールで実績がある村田製作所と、ISA100 Wireless準拠の無線フィールド機器、システムで実績のある横河電機の技術を融合することにより、無線フィールド機器メーカー、センサメーカーに対してグローバルに提供できる新たな通信モジュールを早期に開発することを目指すとコメントしている。
2014年10月23日