東京都現代美術館では、12月21日(水)より2023年の5月28日(日)まで『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』展が開催される。同展は、パリ装飾芸術美術館を皮切りに、ロンドン、上海、ニューヨークなど各地で開催されてきた展覧会の世界巡回展。日本展では、会場デザインを国際的な建築設計事務所OMAのパートナーである建築家、重松象平が担当し、日本文化へのオマージュを込めた展示空間を演出。創設者クリスチャン・ディオールから受け継がれる75年を超える創作への情熱にスポットを当て、ほとんどが初公開となる貴重なアーカイブピースの展示や日本との絆についても紹介される。会場では、ディオールを象徴する「バー」スーツをはじめ、過去から現在までのアクセサリーやオートクチュール モデルの数々を展示。クリスチャン・ディオール、イヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリなど、後継者である歴代のクリエイティブディレクターたちが考案した作品が勢ぞろいする。ほかにも、「ディオール レディ アート」や、「レディ ディオール アズ シーン バイ」などのプロジェクトで再解釈されたバッグ「レディ ディオール」や、「ミス ディオール」「ジャドール」といったフレグランスなども展示。さらには、会場となる東京都現代美術館が所蔵する貴重な作品や、日本人写真家・高木由利子氏が同展およびポスターのために撮り下ろした写真なども紹介される予定だ。【開催概要】『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』2022年12月21日(水)~2023年5月28日(日)、東京都現代美術館にて開催
2022年10月13日ベルリン国立ベルクグリューン美術館が所蔵する20世紀美術の名品が紹介される展覧会『ピカソとその時代ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』が、国立西洋美術館で10月8日(土)に開幕した。ドイツからやってきた97点の作品のうち、76点が日本初公開となる注目の展覧会だ。ドイツ生まれの美術商、ハインツ・ベルクグリューン(1914〜2007)は、パリで画廊を経営する傍ら、自分の気にいった作品を集め、世界有数の個人コレクションを作り上げていた。彼のコレクションを収蔵・展示しているのがベルリン国立ベルクグリューン美術館だ。同展はベルクグリューンが重点的に収集していたピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティを中心に、国立美術館所蔵の作品や資料も合わせて展示するものだ。見どころは、なんといっても第一級のピカソコレクションが鑑賞できる点だ。ベルクグリューンは画家本人とも交流を深め、コレクションを拡大させてきた。同展出品作も約半数がピカソの作品で、日本初公開の作品は35点に及ぶ。また、展覧会を構成する全7章のうち、3つの章がピカソを紹介する内容となっている。ベルググリューン画廊展覧会カタログ国立西洋美術館研究資料センター蔵1章「セザンヌ──近代芸術家たちの師」では、ポール・セザンヌに着目する。ベルクグリューンは、1990年代までセザンヌをはじめとするポスト印象派の画家たちの作品をコレクションしていた。晩年、コレクションの対象を20世紀美術に特化するために売却されたものの、20世紀美術の祖となるセザンヌの数点の作品は最後まで留められていたという。《セザンヌ夫人の肖像》もベルクグリューンが手放さなかった作品の一つ。実は、この作品をジャコメッティはかつて模写していた。同展では2つの作品を並べることで、画家同士の個性に着目することができる。セザンヌ夫人の顔立ちは若干面長になっているところにジャコメッティの特長が現れている。左:ポール・セザンヌ《セザンヌ夫人の肖像》1885〜86年頃油彩・キャンヴァスベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託右 アルベルト・ジャコメッティ《左:セザンヌの模写―セザンヌ夫人の肖像、右:レンブラントの模写ー窓辺で描く自画像》1956年国立西洋美術館蔵(皆川清彦氏より寄贈)続く2章から4章まではピカソにスポットを当てた章となる。2章「ピカソとブラック──新しい造形言語の創造」では、青の時代に描いた親友の肖像画《ジャウメ・サバルテスの肖像》や、バラ色の時代に好んで描いたアルルカンを描いた《座るアルルカン》など、ピカソのその当時の特徴がよくわかる作品を揃え、キュビスムに向かうピカソを追っていく。2章「ピカソとブラック──新しい造形言語の創造」展示風景続く3章「両大戦間のピカソ― 古典主義とその破壊」では、第一次世界大戦末期から1920年代初頭にかけて古典主義に回帰していったピカソが、シュルレアリストたちの刺激を受け、画風をさらに変化していく過程について、素描を中心にたどっていく。3章「両大戦間のピカソ― 古典主義とその破壊」展示風景4章「両大戦間のピカソ──女性のイメージ」では、1936年に描かれた《緑色のマニキュアをつけたドラ・マール》、1939年に作られた《黄色のセーター》、1942年制作の《大きな横たわる裸婦》と、2つの世界大戦の間で激しく変遷を重ねたピカソの女性像について着目していく。4章「両大戦間のピカソ──女性のイメージ」展示風景5章、6章ではクレーとマティスを紹介展覧会の後半は、クレーやマティスの作品を紹介していく。5章「クレーの宇宙」では、ベルクグリューン美術館が所蔵する約70点のパウル・クレーの作品のうち34点を展示する。作品ごとにタッチやモチーフを大きく変えるクレーの作品は、ピカソからも大きく影響を受けているという。5章「クレーの宇宙」展示風景左:パウル・クレー《植物と窓のある静物》1927年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託右:パウル・クレー《ネクロポリス》1929年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵左:パウル・クレー《暗い扉のある部屋の透視図法》1921年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵右:パウル・クレー《夢の都市》1921年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵ベルクグリューンはマティスの蒐集も非常に重要視した。6章「マティス──安息と活力」では躍動感や生命力に満ち溢れたマティスの作品を見ていく。デッサンや油絵、晩年の切り絵など、その展示作品はバラエティ豊かだ。6章「マティス──安息と活力」展示風景左:アンリ・マティス《レースの襟の絵馬》1915年国立西洋美術館蔵右:アンリ・マティス《家に住まう沈黙》1947年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵左:アンリ・マティス《雑誌『ヴェルヴ』第4巻13号の表紙図案》1943年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託中央:アンリ・マティス《植物的要素》1947年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵右:アンリ・マティス《ドラゴン》1943-44年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託最終章となる7章「空間の中の人物像―第二次大戦後のピカソ、マティス、ジャコメッティ」では、第二次世界大戦後に評価を確立したピカソとマティス、そしてこの時代に円熟期を迎えることとなったジャコメッティの作品で空間を構成する。ベルクグリューンが直接交流を持った3人の作品が一堂に会する空間を体験することで、彼の追求した美がどのようなものかを感じ取れるはずだ。7章「空間の中の人物像 ― 第二次大戦後のピカソ、マティス、ジャコメッティ」展示風景より左:アンリ・マティス《ロンドン、テートギャラリ−の展覧会(1953年)のためのポスター図案》1952年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵 右:アンリ・マティス《縄跳びをする青い裸婦》1952年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵ベルクグリューンの審美眼で選びぬかれた良作ばかりが並ぶ同展は、日本初公開の作品も多く、新しい発見と感動に満ちている。芸術の秋にぜひ訪れてみよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『ピカソとその時代ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』2022年10月8日(土)~2023年1月22日(日)、国立西洋美術館にて開催()
2022年10月12日近年、テレビなどのメディアにも多く出演し、今年は神戸ファッション美術館やそごう美術館(横浜)で展覧会を開催するなど、めざましい活躍を続ける新進気鋭の現代アーティスト「光彫り作家 ゆるかわふう」の個展を2022年10月13日(木)より、KONMASAビルにて開催いたします。ゆるかわふう個展背後からLED照明を透過させた建築用断熱材に凹凸をつけることで光の陰影を表現する世界初のオリジナル技法「光彫り(ひかりぼり)」。その技術を駆使して制作した暗闇で美しく光り輝く作品群を展示いたします。本展では、これまでの技法をさらに改良して制作した空や宇宙の風景を描いた新シリーズ「In the beginning」を中心に多くの新作を発表予定。小さな額縁の向こう側に、光に満ちた世界が奥行きをもって広がります。展示のタイトルは「はじまりの日」。額縁の向こう側には、この世界が始まった日の壮大な風景が広がります。パーテンションで小さく区切られたスペースに静かに佇み、鑑賞者それぞれが暗闇に開いた内なる宇宙(そら)の風景を感じて頂ければ幸いです。東京藝術大学で建築と庭園を学んだ作家ならではの視点から生み出される作品は、まるで大自然の風景を小さなフレーム内に収めた枯山水庭園のようにも見え、お寺の片隅から庭園をただじっと眺めているような不思議な感覚を覚えます。まさに現代の枯山水庭園ともいうべき、光の世界をぜひご体験ください。また、11月27日(日)にはライブ制作イベントを開催します。「断熱材」を彫るたびに光が立ち現れてくる制作現場の臨場感を間近でご観覧ください。【光彫り作家 ゆるかわふう個展「はじまりの日」概要】開催日時:2022年10月13日(木) - 2023年1月4日(水) 11:00-18:30 (水曜定休)入場料 :¥500(年末年始・年内12月27日(火)まで通常営業・年始1月1日(日)から通常営業)■会場KONMASA The Art Building名古屋市緑区有松1905 KONMASAビル■アクセス・電車でお越しの方名鉄名古屋本線 有松駅から徒歩約1分。・お車でお越しの方名古屋第二環状自動車道、有松インターチェンジより東へ約1分。Tel : 052-825-3477HP : Mail : art@konmasa.com Instagram: @konmasa■ライブ制作イベント 臨場感あふれる制作現場を間近でご観覧ください。11月27日(日)12時~ 15時~ 18時~ (予約制)各回定員7名所要時間 :約1時間参加費 :¥1,500(入場料込)ご予約Tel:052-825-3477■作家紹介光彫り作家 ゆるかわふう・1980年 大阪府出身・2005年 東京藝術大学美術学部建築科卒業・2008年 同大学院芸術学(美術解剖学)修了・-2011年 同大学院美術研究科教育研究助手発泡断熱材『スタイロフォーム」を使用した世界初のオリジナル技法「光彫り」を考案。神奈川県湯河原町を拠点に作品を制作。・2022年1月-3月 神戸ファッション美術館・2022年11月12日~12月25日 そごう美術館(横浜)・2023年5月-7月 福岡アジア美術館日テレ「ヒルナンデス」、読売テレビ「ミヤネ屋」NHK「おはよう日本」、フジテレビ「めざましテレビ」など、テレビ出演多数。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月11日ガラスメーカー「ハリオ(HARIO)」の直営カフェ「ハリオ カフェ 軽井沢安東美術館店」が、軽井沢の美術館「軽井沢安東美術館」内に、2022年10月8日(土)にオープン。ハリオ ランプワークファクトリー(HARIO Lampwork Factory)のサテライトショップとして、アクセサリーなども販売する。「ハリオ カフェ」軽井沢安東美術館内にオープン1921年の創業より多くのコーヒー器具を作ってきたガラスメーカー「ハリオ」の直営カフェが新オープン。画家・藤田嗣治の作品だけを常設展示する日本初の美術館「軽井沢安東美術館」の中に併設される。カフェでは、「ハリオ」の器具で淹れたスペシャリティコーヒーや紅茶を味わえる他、コーヒー・ティー器具を直に手に取って購入することも可能。「ハリオ カフェ」オリジナルアイテムも店頭に並ぶ。限定ガラスアクセサリーも販売また、「ハリオ カフェ 軽井沢安東美術館店」はハリオ ランプワークファクトリー(HARIO Lampwork Factory)のサテライトショップとして、ガラスアクセサリーも販売。職人の手仕事で仕上げた、表情豊かなガラスアクセサリーが揃う。乳白色のブラック、ホワイトカラーが上品なフープピアスやイヤリング、澄んだフラワーモチーフのネックレス、ピアス、メガネを象ったユニークなデザインのブローチなど、限定アクセサリーが展開される。【詳細】ハリオ カフェ 軽井沢安東美術館店※ハリオ ランプワークファクトリー サテライトショップオープン日:2022年10月8日(土)場所:軽井沢安東美術館 館内住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東43-10TEL:0267-46-8066営業時間:4月~10月 10:00~17:00/11月~3月 10:00~16:00休日:年末年始※オープン記念として、会計が税込2,200円以上の人にオリジナルグラスをプレゼント。■限定アクセサリー・フジタのフープピアス 乳白色ブラック(ピアス/イヤリング) 各10,780円・フジタのフープピアス 乳白色ホワイト(ピアス/イヤリング) 各10,780円・ネックレス 平和の聖母礼拝堂 フラワー 6,270円・ピアス 平和の聖母礼拝堂 フラワー 8,360円・イヤリング 平和の聖母礼拝堂 フラワー 8,360円・ブローチ フジタのメガネ ゴールド 4,950円・ブローチ フジタのメガネ ロジウムカラー 4,950円
2022年10月10日企画展「鹿児島市立美術館 名品展」が、長野の松本市美術館にて、2022年10月8日(土)から11月27日(日)まで開催される。鹿児島市立美術館所蔵の名品を一挙紹介「鹿児島ゆかりの画家たちの作品」、「19世紀末から現代につながる西洋美術」、そして「郷土の風土に取材した作品(桜島コレクション)」などの収集方針のもと、約4,350点の作品を所蔵している鹿児島市立美術館。企画展「鹿児島市立美術館名品展」では、鹿児島市立美術館が所蔵する日本や西洋の近代美術の名品を紹介する。日本の近代美術では、黒田清輝や藤島武二、和田英作をはじめ、東郷青児、海老原喜之助などの洋画家の作品を展示。また、夏目漱石『吾輩ハ猫デアル』(初版本)の装幀を手がけた橋口五葉の多方面にわたる画業も紹介する。一方、西洋美術では、黒田清輝などの洋画家がパリで師事した画家ラファエル・コランに始まり、モネ、セザンヌ、ピカソ、マチス、そしてダリなどの作品を通して、印象派の時代から現代に至る流れを通覧する。展覧会概要企画展「鹿児島市立美術館 名品展」会期:2022年10月8日(土)〜11月27日(日)会場:松本市美術館 企画展示室住所:長野県松本市中央4-2-22開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)観覧料:大人 1,200円、高校生・大学生・70歳以上の松本市民 800円、中学生以下 無料※障がい者手帳の携帯者およびその介助者1名無料※20名以上の団体は各200円引き※高校生、大学生・70歳以上の松本市民は、観覧当日、証明書(学生証、免許証など)の呈示が必要※画像の無断転載を禁ずる。【問い合わせ先】松本市美術館TEL:0263-39-7400
2022年10月09日ニューヨークの四大美術館の1つであるニューヨーク近代美術館(以下MoMA)。この世界的に有名な近現代美術の殿堂で、小室眞子さんが目撃されたのは9月下旬のこと。MoMAは、ピカソの『アヴィニョンの娘たち』やゴッホの『星月夜』など美術史に残る多くの作品を所蔵しており、現在は著名な写真家であるヴォルフガング・ティルマンスの回顧展も開催中で、日々、多くの観客が足を運んでいる。しかし眞子さんの、この日の目的は、そうした超有名作品群の鑑賞ではなかったようだ。彼女は個々の作品よりも、むしろ展示スペースのレイアウトなどに目を配っていたという。何か思いついたことや、疑問に感じたことがあるたびに、同行者らと声を潜めながらも活発に意見を交わしていたのだ。実は眞子さんと一緒にいたのは、彼女がつながりを持っているメトロポリタン美術館(以下MET)のスタッフたちだった。眞子さんが夫・小室圭さんと渡米してから11カ月。ついに学芸員としての仕事を本格的に始動したようだーー。このMoMAでの目撃情報をキャッチする以前から、NYの美術関係者への取材を進めてきたが、眞子さんがほぼ同時期に複数の美術館を“視察”していることが判明した。NY在住の日本人ジャーナリストはこう語る。「ホイットニー美術館やブルックリン美術館にも、眞子さんは訪れていました。いずれもNYでも有数の美術館です。この2カ所にも1人ではなく、METのスタッフたちが同行していたのです。両美術館の職員たちも、眞子さんの顔で気づいたというより、METのスタッフがチームで動いていたので印象に残っていたそうです。同行スタッフたちは、“年下に見える”眞子さんにかなり気を使っている様子だったとか」また眞子さんが現れたのは有名美術館だけではなかった。NYの有名ギャラリーや、美術関係者の会合、または食事会などにも顔を出すようになっているという。■美術館スタッフたちは“プリンセス・マコ”と呼んでいて実際に眞子さんと会ったNYの美術関係者は、彼女の印象について次のように語った。「小柄で、若々しく、礼儀正しく、笑顔が美しいチャーミングな女性という印象を受けました。日本では皇族として、どのように人々と接していらしたのか……、そんなことも考えさせられました。ただ失礼ながら、眞子さんがNYで道を歩いていたとしても、ほとんどの人が“日本のプリンセス”とは気がつかないと思います。世界的大富豪、超人気スポーツ選手に映画スター……、それだけNYには著名人があふれているからです」だが、そんな“一見ふつうの”眞子さんに、世界三大美術館の1つであるMETが、常に複数のスタッフをつけ、“大名視察”をサポートしているのも事実なのだ。その破格の待遇と理由についてMETの関係者はこう明かす。「METスタッフの間では、彼女は“プリンセス・マコ”と呼ばれることもあります。彼女は半年以上前にMETが所蔵する日本画の解説文を書いていますが、当時はいかにも“見習い”といった存在でした。METが彼女に、いわゆる英才教育を施すため、“チーム・マコ”を結成したのはこの夏のことです。チームのメンバーのなかには日本美術部門のトップで、解説文の“翻案”を務めたキュレーターのジョン・T・カーペンター氏もいます。現在、眞子さんはNY中の美術館の視察を行っています。それはどんな展覧会にどのような人々が訪れているのか?などを肌感覚で知ってもらうためです。またスタッフたちも人脈を駆使して、自分が知る美術関係者に眞子さんを紹介しています。それだけ彼女の“将来性”にMETは期待しているのです」眞子さんは日本では博物館に勤務していたが美術館職員の経験はない。だがこの関係者によれば、「将来的に、眞子さんには日本の美術品の買い付けや、企画展の開催を担当してもらいたいというMETの思惑があるのです。眞子さんは、元内親王であり、日本の人間国宝たちを中心に組織されている日本工芸会の元総裁です。その肩書は、日本での買い付けや美術品の借り出しの際にも威力を発揮すると、METは考えているのです」また、この全面支援の陰には眞子さん自身の変化もあるようだ。「“名門美術館の顔”となり、展覧会を開催するためには、パーティや食事会などに出席することも必要です。渡米当初、眞子さんはそうした生活を送ることに躊躇していたようですが、最近は“美術館職員としてNYで生きていく”ことの覚悟を決めたようなのです」夫・小室さんの司法試験の合格発表は10月下旬だが、その結果を待たずに仕事を本格的にスタートしていた眞子さん。“もう夫はアテにしない”という意思表示にも思えるが、彼女の決断は今後の小室夫妻のNY生活をどう変えていくのだろうか。
2022年10月07日●東京都公園協会賞とは公益財団法人東京都公園協会では、東京を緑豊かな都市にするため、「緑と水」の普及啓発等に参加・貢献した個人または団体を対象に「技術」「論文」「実施記録及び報告」「ボランティア・社会貢献活動」の4部門に分けて作品を公募し、優れた作品を表彰しています。この賞は東京市の公園課長や当協会の2代目理事長を務めた(故)井下清氏の寄付を基金として、1964年(昭和39年)に制定されました。1965年4月に第1回贈呈式が行われて以来、毎年実施しており、今回で58年目を迎えます。過去の受賞者は様々な分野で中核的・指導的役割を担って活躍されています。第57回東京都公園協会賞贈呈式の様子第57回東京都公園協会賞最優秀賞受賞作品 安本 萌恵(画像提供:安本様)1 応募締切令和5年3月31日(金)必着2 募集部門(1)技術東京都内の公園緑地、都市緑化、水辺(主に河川や港湾部においての親水に関するもの)に関するものであって、個人や企業などの団体による「緑と水」の計画、設計、施工及び管理等の技術向上に寄与するもの。(2)論文(一般の部・学生の部)東京都内の公園緑地、都市緑化、水辺に関する論文であって、「緑と水」の普及啓発に寄与するもの。(3)実施記録及び報告東京都内の公園緑地、都市緑化、水辺において、参加・提案・実施した活動記録及び報告であって、市民や公共団体及びこれに準ずる団体や職員による「緑と水」の普及啓発に寄与するもの。(ただし、ボランティアの活動を重視したものは除く)(4)ボランティア活動・社会貢献活動東京都内の公園緑地、都市緑化、水辺において、市民が積極的に参加協力したボランティア活動及び社会貢献活動であって、「緑と水」の普及啓発に寄与するもの。3 応募資格技術部門、論文部門については、過去2年間に作成したもので未発表のものとします。(学内や社内等での発表については未発表扱いとして応募が可能です。)4 応募方法部門別に必要な下記資料を添付のうえ、専用応募フォームよりお申込みください。専用応募フォームURL (技術部門)位置図:計画、設計、管理箇所等、施工場所がわかるもの3枚まで図面:A2版着色平面図写真:主要部のカラー写真4枚程度をA4版台紙にまとめたもの要旨:内容を簡潔にまとめたものA4版1~2枚(論文部門)論文:論文のコピー(全文)A4版1部要旨:内容を簡潔にまとめたものA4版1~2枚(実施記録および報告部門)位置図:実施した場所がわかるものA4版1~2枚報告書:実施した活動記録等の内容がわかるもの1部写真:代表的な箇所の施工前・施工後等をA4版台紙1~2枚にまとめたもの(ボランティア活動・社会貢献活動部門)報告書:ボランティア活動及び社会貢献活動の内容がわかるもの1部写真:活動の様子を撮影したカラー写真4枚程度をA4版台紙にまとめたもの団体組織の概要など:緑と水の市民カレッジ事務局が作成した様式A4版※報告書の一部が冊子等の場合、別途郵送等にて審査用に8部ご提出ください。送付の際、東京都公園協会賞のホームページよりダウンロードできる応募用紙に必要事項を記入し、同封してください。※応募の詳細については東京都公園協会賞のホームページをご覧ください。 =個人情報の取り扱いについて=ご応募の際に頂いた個人情報につきましては、東京都公園協会賞に関わるご案内のみに使用します。また、お預かりした個人情報は、その保護について万全を期すとともに、ご本人の同意なしに第三者に開示提供することはございません。但し、法令等により開示を求められた場合を除きます。5 表彰■審査令和5年5~6月■発表令和5年6月緑と水の市民カレッジホームページに掲載すると共に、本人へ通知します。■表彰令和5年7月頃実施予定【各賞】最優秀(1点) 副賞 10万円優秀賞(数点) 副賞5万円奨励賞(数点) 副賞3万円6 発表受賞作品については、受賞者が作品の要旨を作成し、当協会が発行する専門誌「都市公園」に掲載、広く情報を公開します。また、緑と水の市民カレッジ事務局内「みどりの図書館 東京グリーンアーカイブス」においても公開します。※著作権について※受賞作品の著作権は受賞者に帰属します。公益財団法人東京都公園協会が発行する「都市公園」に掲載された受賞作品の著作権は著作者に帰属しますが、運用については公益財団法人東京都公園協会が代行します。ただし、著作者が自己の著作物を他の著作物に利用する場合はこの限りではありません。7 応募および問い合わせ先公益財団法人東京都公園協会緑と水の市民カレッジ事務局〒100-0012東京都千代田区日比谷公園1-53F電話03-5532-1306受付時間:9時~17時休館:日曜・祝日および年末年始(12/29~1/3)緑と水の市民カレッジについて・緑と水の市民カレッジ講座緑と水に関する知識が学べる講座を実施し、多くの方々にご参加いただいています。講座はカレッジ講座教室のほか東京都内の公園や緑地、河川などのフィールドでも行っています。 ・みどりの図書館東京グリーンアーカイブス動植物や環境、公園、庭園、都市計画等に関する図書、雑誌だけでなく、東京を中心とした公園に関する貴重な古写真、図面などを所蔵している緑の専門図書館です。窓口では、図書、資料探しのお手伝いをするレファレンスサービスや資料複写(有料)、図面資料等のデータ貸出を行っています。その他所蔵している貴重な資料の一部を特別公開する所蔵資料紹介コーナーを設置しています。また、インターネット上から約13万点の資料を検索することができます。 図書館へのお問い合わせはこちらE-mail : green-archives@tokyo-park.or.jp ・HIBIYA PARK BIZ公園の中のマイルームとして、ワーク&スタディにご利用ください。緑と水の市民カレッジ開館時間内にご利用いただけます。・カウンターテーブル席(電源あり)5席・ソファ席3席※現在、新型コロナウイルス感染予防のため、座席数を減らしています。 ◆交通案内【開館時間】9時~17時【休館日】日曜・祝日・年末年始(12月29日~1月3日)【住所】千代田区日比谷公園1-5【交通】・東京メトロ丸ノ内線・千代田線・日比谷線・霞ケ関駅下車 B2・C1出口徒歩3分・都営地下鉄三田線内幸町駅下車徒歩5分・JR山手線有楽町駅下車徒歩15分【入館料】無料【問い合わせ先】緑と水の市民カレッジ事務局電話:03-5532-1306緑と水の市民カレッジ位置図地図 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月06日ピッチ上のカオスを「一枚の絵」で表す株式会社カンゼンはカタール・ワールドカップを前に、 これまで現代のフットボールの最先端の現代サッカーを"異端用語"を駆使して「一枚の絵」で解いてきた異端のアナリスト庄司悟氏によるフットボール批評の骨太連載を『現代フットボールの主旋律ピッチ上のカオスを「一枚の絵」で表す』というタイトルで待望の書籍化‼『現代フットボールの主旋律』書影これを読まずして現代サッカーを語ってはいけない“異端のアナリスト”庄司悟はこれまでピッチ上で起こる様々な「主旋律」を、誰もが一目でわかる「一枚の絵」で表してきた。「2軸」「非対称」「皿と団子」「同期・連動」「連動→連鎖→連結→連続」「志・智・儀」といった“異端用語”を駆使しながら、ペップ・グアルディオラ、ユルゲン・クロップ、ユリアン・ナーゲルスマン、ハンス=ディーター・フリックたちが標榜する世界最先端の現代サッカーを「一枚の絵」で明らかにする。サンプルページ「一枚の絵」の変遷「現代フットボール」の時系列Op.1 第4楽章 90分のコンセプトを「一枚の絵」で表すOp.2 第1楽章皿と団子Op.2 第3楽章修正→構築→継続目次目次Ouverture〈序曲〉はじめにPraludium〈前奏曲〉・起源・クロップ魔法陣Op.1〈第1楽章〉ゲーゲンプレス2.0〈第2楽章〉複数で突っ走る〈第3楽章〉「レコード」は「データ」にあらず〈第4楽章〉90分のコンセプトを「一枚の絵」で表す〈Zugabe〉木を見て森を見ずPause〈休憩〉Jの主旋律Op.2〈第1楽章〉皿と団子〈第2楽章〉有効性か効率性か〈第3楽章〉修正→構築→継続〈第4楽章〉情報≠知見〈Zugabe.1〉志・智・儀〈Zugabe.2〉ハイブリッド型0局面Das Finale〈終曲〉おわりにプロフィール庄司悟(しょうじ・さとる)1952年1月20日生まれ、東京都出身。1974年の西ドイツワールドカップを現地で観戦し1975年に渡独。ケルン体育大学サッカー専門科を経て、ドイツのレコード配信会社IMPIRE(現Sportec Solutions、ブンデスリーガの公式データ、VARを担当)と提携し、ゴールラインテクノロジー、トラッキングシステム、GPSをもとに分析活動を開始。著書に『サッカーは「システム」では勝てないデータがもたらす新戦略時代』(ベスト新書)。書誌情報書名:現代フットボールの主旋律ピッチ上のカオスを「一枚の絵」で表す著者:庄司悟ISBNコード:978-4-86255-664-6定価:1,980円(本体1,800円+税)判型:四六判ページ数:248P発売日:2022年10月17日出版社:カンゼンamazon : Rakutenブックス : 商品情報 : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン営業部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月05日東京都では、シニア世代の健康で心豊かな生活を応援するため、囲碁、将棋、健康マージャン、カラオケ、ダンススポーツの5種目による「2023東京都シニア・コミュニティ交流大会“TOKYO縁(エン)ジョイ!”」を開催します。多くのシニア世代の皆様のご参加をお待ちしております。TOKYO縁ジョイ! ロゴ■開催概要<開催日(令和5(2023)年)・種目・会場>・1月17日(火)種目 :ダンススポーツ会場 :武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ参加費:1ペア 1,000円・1月24日(火)種目 :囲碁/将棋/健康マージャン会場 :武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ参加費:1人 1,000円・2月4日(土)種目 :カラオケ会場 :ルネこだいら中ホール(小平市民文化会館)参加費:1人 1,000円<参加要件>都内在住の60歳以上の方(令和5年4月1日時点)ただし、ダンススポーツは1組(ペア)のうち1名は都内在住<募集人数>事前申込制 種目全体で1,000名程度(※応募者多数の場合は、抽選となります。)<募集〆切>令和4年12月9日(金)(必着)<縁(エン)ジョイサポーター>種目ごとに「縁ジョイサポーター」を起用し、大会PRを行います。・吉原由香里さん(囲碁)吉原由香里さん・田中寅彦さん(将棋)田中寅彦さん・井出洋介さん(健康マージャン)井出洋介さん・山本リンダさん(カラオケ)山本リンダさん・キンタロー。さん(ダンススポーツ)キンタロー。さん<申込方法>(1) 大会ホームページからの申込み( )(2) 参加申込書の送付(郵便)※募集案内・参加申込書の送付をご希望の場合は、下記の大会事務局へご連絡ください。<主催>東京都、東京都シニア・コミュニティ交流大会運営実行委員会<大会ホームページ> ■初心者からベテランまで、どなたにも入賞のチャンスあり!競技を楽しみながら交流できるよう、経験や強さを考慮した組合せやグループ分けなどの工夫を行うとともに、上位入賞のほか特別賞も設定します。※内容・時間等の詳細は、随時大会ホームページでお知らせいたします。■新型コロナウイルス感染症対策本大会では、感染症対策に関する各種ガイドラインを遵守し、三密回避など基本的な感染対策を講じるほか、会場入場時のワクチン接種済証の提示のお願いや、会場内で換気機能の強化に取り組むなど、安全・安心な大会となるよう感染症対策を徹底していきます。■主な感染対策<会場入場時にお願いすること>・ワクチン接種済証、(少なくとも3回以上接種したことが分かるもの、写し可。※社会情勢の変化により推奨する接種回数は変更になる場合があります。)PCR検査陰性証明書(検査料は自己負担)の提示・健康チェックシートの提出(大会前14日間の体調等のチェック)・検温へのご協力(平熱より高い発熱のある方はご入場をお断りします。)<参加者にお願いすること>・不織布マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、手洗い・うがい・手指消毒の徹底、発声の抑制、直行直帰の徹底など■実施内容・申込方法等に関するお問い合わせ、参加申込書送付先<東京都シニア・コミュニティ交流大会事務局>電話:03-6272-6099(土日祝日・年末年始を除く10:00~17:00) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月30日「TOKYO ART BOOK FAIR 2022(東京アートブックフェア 2022)」が、2022年10月27日(木)から30日(日)までの4日間、東京都現代美術館にて開催される。「TOKYO ART BOOK FAIR 2022」東京都現代美術館で開催開催12回目を迎える「TOKYO ART BOOK FAIR 」は、日本で初めてアート出版に特化したブックフェア。2022年は、独創的なアートブックを出版する出版社やギャラリー、ZINEを制作するアーティストなど、国内外から約200組が出展する。恒例企画「Guest Country」ではフランスの出版文化に焦点特定の国や地域の出版文化を紹介する恒例企画「Guest Country」では、世界の中でも独立系の書店や出版社の数が多いフランスを特集。優れた慧眼を持つことで知られるギャラリスト、イヴォン・ランベールの活動を通してフランスのアートブックシーンの歴史を学ぶ展示、パリの風物詩のひとつとして愛されるブキニスト(古本やポスターを販売する屋台)を模した什器に並ぶアートブックやポスターなどを通して、その魅力に迫る。ボッテガ・ヴェネタの特別展、リソグラフ特集など様々な企画このほか、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)や資生堂(SHISEIDO)による特別展、昨今のアートブックシーンで注目を集めるリソグラフ作品を紹介するプログラム、フランスと日本の絵本を自由に読むことができる初の子ども向けコンテンツ「Kids’ Reading Room」、ゲストを招いて行われるトークショー&ワークショップなど、アートブックの今を知ることができる様々な企画が用意されている。開催概要「TOKYO ART BOOK FAIR 2022(東京アートブックフェア 2022)」開催日時:・2022年10月27日(木)17:00〜20:00・2022年10月28日(金)〜30日(日) 10:30〜19:00会場:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)入場料:一般 1,000円※事前予約制。チケット販売は10月半ばよりスタート予定。詳細は公式WEBサイト(、SNSにて告知。
2022年09月25日セイコー プレザージュ(SEIKO Presage)から、現代の名工・岸 久がオーナーを務める銀座のバー「STAR BAR」とのコラボレーション腕時計が登場。2022年10月21日(金)に発売される。現代の名工が作るカクテルに着想を得た腕時計100年を超える腕時計づくりのノウハウを駆使し、世界に向けて日本の美意識を発信しているセイコー プレザージュ。今回は、日本の素材を巧みに活かしたオリジナルカクテルを創り続けている現代の名工・岸 久とコラボレーション。進化を続ける都市空間の中にクラシカルな趣が残る「東京」に着想を得た新作カクテルを、2本の腕時計として表現した。クラシカルな趣を残す「東京」を表現オリジナルカクテル「イルーミン(Illumine)」に着想を得た「SARY221」は、ライトアップされた東京駅の駅舎に映える白い光を、ライトゴールドのダイヤルで表現した一本。一方の「SSA457JC」は、2つ目のオリジナルカクテル「レッドブリック(Red Brick)」がモチーフ。光の当たり方により表情を変えるレンガ造りの駅舎を、ダークレッドからブラックへと変化するグラデーションダイヤルでデザインに落とし込んでいる。いずれのモデルも、カクテルの水面に波紋が広がる様子を、時計の心臓部「てんぷ」を中心にした円弧の抜き形状で表現。ダイヤル越しには、華やかなゴールドに装飾された新ムーブメント「キャリバー4R72」の、躍動感あふれる動きを眺めることができる。商品情報<セイコー プレザージュ>カクテルタイム STAR BAR限定モデル発売日:2022年10月21日(金)価格:69,300円国内取扱店舗:・「SARY221」セイコー プレザージュ取扱店 ※世界限定5,000本(うち国内300本)・「SSA457JC」セイコードリームスクエア(オンライン含む)、セイコーブティック ※世界限定5,000本(うち国内50本)【問い合わせ先】セイコーウオッチ(株)お客様相談室TEL:0120-061-012(通話料無料)
2022年09月25日2021年8月から改修工事のために休館していた宇都宮美術館が、9月25日(日)より、約1年ぶりに展覧会活動を再開する。改修後の初の展覧会『これらの時間についての夢』は、開館25周年を記念して、1997年の開館時から現在までに収蔵された名品を「時間」というテーマで多角的に紹介するもの。全館を使った、大規模なコレクション展となる。宇都宮美術館は、20世紀以降の美術・デサイン作品を中心に約6,800点を収蔵し、例年3回のコレクション展を様々な切り口で開催してきた。今回は、同館の25年の企画展ポスターをまとめた年譜を導入部とし、記念すべき第1回コレクション展の再現展示で誕生時を振り返る。続く展示もまた、コレクションの特徴をよく伝えるものだ。時間という目に見えないものに色と形を与えてデザインした時計やカレンダーの作品群は、デザインを収集の軸のひとつとしているこの館ならではのもの。また自然との調和を重視する館らしく、充実した風景画コレクションが一堂に会する。また館を代表する作家マルク・シャガールの生涯を特集する展示も楽しみだ。時間というテーマを設定したことで、これまでにない組み合わせの作品群と出合えるのも魅力だ。たとえば、世界が戦争の恐怖に包まれた両世界大戦間の25年間に制作された日本とドイツの作品を並べて見ることで、新たな気づきが生まれることだろう。コレクションから約200点を精選して展示する同展のもうひとつの呼び物は、大巻伸嗣、髙橋銑、力石咲という現役アーティスト3名が、同展のための新作を発表することだ。外光が差し込む吹き抜け空間でインスタレーションを展開する大巻、同館での下見から着想した映像、写真、彫刻を出品する髙橋、色鮮やかな毛糸でオブジェや建物を編み包む従来を発展させ、糸をほどく様子も見せる新作を構想している力石。三者が三様に、宇都宮美術館の歴史に新たな視点をもたらしてくれるに違いない。力石咲《ニット・インベーダー in 常陸多賀》2016年撮影:木奥恵三 ©︎KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭髙橋銑《Cast and Rot No.25》2022年Photo by Ichiro Mishima, Courtesy of LEESAYAペーター・ベーレンス《電気時計「シンクロン」》1907~08年高橋由一《中洲月夜の図》1878年清水登之《丘に憩う》1933年【開催概要】開館25周年記念全館コレクション展『これらの時間についての夢』会期:2022年9月25日(日)~ 2023年1月15日(日)会場:宇都宮美術館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(10月10日、1月9日は開館)、10月11日(火)、11月4日(金)、11月14日(月]~ 18日(金)、12月29日(木)~1月3日(火)、1月10日(火)料金:一般1,000円、大高800円、中小600円公式サイト:
2022年09月16日こんにちは!hugmugブロガーの木村です☺︎今回は、先日の休日に夫婦2人で東京都美術館に行ったときのお話を書こうと思います。普段からよく美術館には足を運ぶのですが、夫婦2人だけで行くのは実は初めてで、とっても新鮮で不思議な感覚でした!笑"フィン・ユールとデンマークの椅子"展で北欧家具に触れる元々北欧家具が大好きで、実際我が家でも多く採用し身近な存在でもある北欧デザインの椅子たち。見た目はもちろん、座ってみれば分かる、腰掛けたら離れたくなるデザイン。この素敵な作品が出来上がるまでに、デザイナー達の歴史や背景をなぞりながらまわる展示がとても面白かったです!フィン・ユールを知る当時の家具デザイナー達の多くは、家具の専門学校や家具工場の出身が多い中、フィンユールは建築やインテリアデザインを学んでいたそう。その中で家具のデザインへと進んでいく。やっぱり建築と家具・インテリアはこの時代から密接な関係にあるんだなあ〜素敵だな〜としみじみ共感。笑と、まあ難しい話は置いて。バイアスかけずに各々が好きなように楽しむのが美術館のまわり方だ!と私は思っていますので、夫婦だろうが家族だろうが、見るスピードもまわり方も別々!!笑とくに私は活字を読むのが苦手なので、展示された文章を読み終えるのに驚くほど時間を割きます。笑なのでその間、主人はどんどん先へ進んでいき、あっと言う間に見当たらない笑夫婦で美術館デートとはよく言ったものです。笑前半部分は完全に単独で楽しみました!!笑このコーナーがすごく好みだったなあ♡建築と家具の関係性30歳の時に自邸を設計、建築したフィン・ユール。私たち夫婦も同じく30歳で家を建てたので、このことを知って急激に親近感が湧きました。笑自分自身が生活する上で、"身近な存在で居られる"そんな、椅子に込めた思いが感じ取れるデザインだからこそ、こんなに年月が経っても未だ愛され続けられているんだなと、感動。名立たる名作家具に触れ、実際に椅子に座る体験ができるこの展示では、デンマーク家具の名作椅子に実際に触ったり、座ったりする事ができます◎名作シリーズがズラリと並べられていて、見ているだけでも感無量の空間♡♡織田コレクションこのフィン・ユール展でありとあらゆるところに記されていた"織田"という人。夫婦2人で"織田"とは誰なんだ?と終始疑問に思っていました笑"織田憲嗣氏"とはなんと、椅子研究者として長年にわたり研究資料として収集しているすごい方なんだそう。実際に所有しているものを今回の展示の為に数々の名作を貸し出してくれていたんです!展示内のインタビューで織田さんが、"長年収集してきた家具に合った環境、景色の為に家を建て、実際に家具と暮らして「毎日敬意を持って家具と接する」そうすればどんなに古いものでも長く使える"という言葉に感動。人が住む。ではなく、家具の為に建てた家。というのがすごい..私も毎日の生活の中に少し"敬意"を持ってもう少し丁寧に暮らしていこう..と思いました(;o;)初めての夫婦美術館、"どの椅子が好みだったー?"とか2人して織田さんの虜になったりとか、"やっぱりあの名作が欲しい!"だとか、普段の生活に密な関係の「椅子」だからこそ夫婦で見に行けてとても良かったです!次は現代美術館の"ジャン・プルーヴェ展」へ行きたいです!皆さまも是非、芸術の秋を楽しんでみてください♡東京都美術館「フィン・ユールとデンマークの椅子」
2022年09月15日10月1日の土曜日、東京・丸の内に新たなアートスポットが誕生する。長らく世田谷区で美術館活動を展開してきた静嘉堂文庫美術館が、東京駅にほど近い「明治生命館」の1階に展示ギャラリーを移転、「静嘉堂@丸の内」の新たな愛称とともにオープンするのだ。開館記念展の『響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき―』は、国宝・重要文化財を多数含む名品が勢揃いする豪華な展観となる。現在の三菱グループの礎を築いた実業家・岩﨑彌之助とその長男・小彌太の蒐集品を核とする同館は、日本と東洋の古美術と古典籍を中心とする優れたコレクションを誇る。その作品群をより多くの人々が鑑賞できるよう、アクセスの良い立地への移転が決まったが、丸の内にミュージアムをつくるという構想自体は、すでに創設者・彌之助が抱いていたものだという。移転施設の明治生命館は、1934年竣工、古典主義様式の堂々たる風格をもつ名建築。当時の西洋近代建築の最高傑作とも言われ、昭和の建築物では初めて国の重要文化財に指定されている。今回の大きな見どころは、その「重要文化財」の建物の中で、7件の「国宝」を含む館の代表作の数々が鑑賞できること。世界に3件しか存在しない曜変天目茶碗のひとつ、国宝《曜変天目(稲葉天目)》をはじめとし、館の所蔵するすべての国宝が出品されるのは稀な機会。また最先端の展示・照明技術を駆使した新ギャラリーが、素晴らしい鑑賞体験をもたらしてくれることも間違いない。同展では、彌之助の名高い茶道具コレクションから、信長・秀吉・家康の「三英傑」に伝来したという来歴でも知られる2件の唐物茄子茶入や、千利休が所持したと伝わる茶道具も登場。また日本美術では、宗達、光琳、抱一、其一ら、琳派の華麗な傑作が並ぶほか、コレクションの根幹をなす中国美術、刀剣、書など、いずれも眼福となる名品が揃う。ぜひこの貴重な機会に、新たな美しい展示空間で、同館の名宝の美を堪能したい。静嘉堂文庫美術館展示ギャラリー(ホワイエ)完成予想図資料提供:竹中工務店重要文化財明治生命館昭和9年(1934)竣工国宝俵屋宗達《源氏物語関屋澪標図屏風》のうち関屋図江戸時代・寛永8年(1631) 静嘉堂文庫美術館蔵 前期(10/1~11/6)展示国宝俵屋宗達《源氏物語関屋澪標図屏風》のうち澪標図江戸時代・寛永8年(1631) 静嘉堂文庫美術館蔵 前期(10/1~11/6)展示余崧《百花図巻》 清時代・乾隆60年(1795) 静嘉堂文庫美術館蔵 後期(11/10~12/18)展示余崧《百花図巻》 清時代・乾隆60年(1795) 静嘉堂文庫美術館蔵 後期(11/10~12/18)展示【開催概要】開館記念展Ⅰ『響きあう名宝ー曜変・琳派の輝きー』会期:2022年10月1日(土)〜12月18日(日)※会期中展示替えあり会場:静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)時間:10:00~17:00、金曜は18:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜、11月8日(火)、11月9日(水)料金:一般1500円、大高1000円公式サイト:
2022年09月14日東京都台東区浅草にある常温ヨガスタジオ「Studio Asile(スタジオアジール)」は、オープンから1周年を迎え、2022年9月より「秋のトライアルチケットキャンペーン」を開始しました。南向きで真白い外壁とシンプルでスタイリッシュなデザインの新築ビル3階にスタジオはあります◆Studio Asileの特徴◆(1) 通常のヨガ以外にも布を使って行うエアリアルヨガ、ピラティスのレッスンが受けられます。(2) 入会金や年会費等一切不要。好きな時に誰でも「1レッスン 2,610円(初回体験利用料金は1,500円)」で受けられる低価格設定と手軽さが好評です。(3) 多くのお客様がヨガ、エアリアルヨガ、ピラティスの初心者でした。少人数制レッスンなのでヨガ初心者にも安心です。またお客様の年齢層は20代~60代と幅広く、男性も気兼ねなく通えます。(4) 豊富なレッスンメニュー。ヨガ初心者から中級者以上の方にもご満足いただけるように、クラスごとに運動量の目安を決めておりますので、ご自身の希望に合わせてクラスを選べます。少人数制のレッスンならではの安心感と◆大人気エアリアルヨガの魅了と効果◆・布を使って効果的に筋力、柔軟性を身につけられます。・自重で布の圧を全身に加えることでリンパの流れ、血液の流れをスムーズにさせマッサージ効果が得られます。・頭部が心臓よりも下にくる逆転(逆立ち)のポーズを簡単に行うことができます。エアリアルヨガは即効性が高く、レッスン直後から手足の温かさや肩周りのスッキリした感覚、むくみ解消、腰痛改善の効果を感じやすいです。(個人差がございます。)また最大の魅力は「子供の頃に戻ったように、大人でも無邪気に楽しんで運動ができることです!!」布を効果的に使いストレッチと筋力トレーニングができます◆秋のトライアルチケットキャンペーン実施中◆はじめてスタジオをご利用になる方に向けて、お得な「秋のトライアルチケットキャンペーン」を行っております。「4,000円で3回レッスンが体験できるチケット」を販売中です。(通常価格:体験利用料金1,500円+1レッスン分2,610円×2回=合計6,720円分)ヨガ、エアリアルヨガ、ピラティスの全てのクラスが体験できて、約1レッスン分無料となるこの秋限定のお得なチケットです。販売期間は2022年10月20日までとなります。「秋のトライアルチケットキャンペーン」がスタート◆Studio Asile(スタジオアジール)◆所在地 : 東京都台東区入谷2-1-3 フィルパーク入谷3階アクセス : 日比谷線入谷駅1番出口より徒歩5分、つくばエクスプレス線浅草駅A出口より徒歩7分HP : 予約サイト: Instagram : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月13日「くらし、えがく。ちひろのアトリエ」が、ちひろ美術館・東京にて2022年10月8日(土)から2023年1月15日(日)まで開催される。子どもの本の画家・いわさきちひろいわさきちひろは、生涯子どもを描き続けた日本を代表する絵本画家。「世界中の子どもの平和と幸せ」をテーマに描かれた多くの美しい水彩画の作品は、彼女がこの世を去った今なお多くの人々に愛され続けている。いわさきちひろのアトリエから見る“くらし&絵”戦争の中で一度は夢を見失いながらも、戦後、懸命に絵を描き、子どもの絵本画家として奮闘したちひろ。同時に家族とのくらしもちひろにとってかけがえのないものだった。画家としての出発点である「神田の下宿」、家族と暮らした「練馬の自宅」、そして信州の黒姫高原に建てた「黒姫山荘」3つのアトリエはちひろやちひろの作品を知る上で重要な場所だ。本展では、ちひろの“アトリエ”にフォーカス。くらしと仕事を大事にしながら、絵本画家としての自分の人生を切り拓いたちひろの生き方を、それぞれのアトリエで描かれた作品や彼女自身のことば、資料などを紹介する。【詳細】「くらし、えがく。ちひろのアトリエ」開催期間:2022年10月8日(土)~2023年1月15日(日)会場:ちひろ美術館・東京 展示室1・2・3・4住所:東京都練馬区下石神井4-7-2開館時間:10:00~16:00(最終入館は15:30まで)休館日:月曜日(祝休日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始(12月28日~2023年1月1日)入館料:大人1,000円/高校生以下無料/年間パスポート3,000円※10名以上の団体、65歳以上、学生証の提示者は800円※障害者手帳所持者、その付添者1名まで無料【問い合わせ】TEL:03-3995-3001(テレホンガイド)TEL:03-3995-0612(代表)
2022年09月08日演劇の企画製作を行う株式会社エアースタジオ(所在地:東京都墨田区)は、東京都港区赤坂の貸しスタジオ『赤坂drop』が7月に完成し、9月から稽古場貸し事業をスタートしましたことをお知らせいたします。広さ150m2、中劇場・小劇場サイズの稽古ができる環境を整えました。セットを仮組して本番さながらの稽古も可能です。14mの鏡を常設し、ミュージカルなどダンスシーンのある作品にもご利用いただけます。心を豊かにする「エンターテインメント」を創造するために、『赤坂drop』を是非ご利用ください。『赤坂drop』公式サイト: 稽古場写真■設立背景演劇製作していく中で、セットを構えて稽古のできる稽古場が都心になかなかない現状に悩んできました。そこで都心にしっかりとアクトスペースを確保できる稽古場を設立することで、自由度の高い創造の場を提供できればと思い、「赤坂drop」を設立しました。■特徴東京都港区赤坂に構える貸しスタジオ。広さ150m2で、中劇場・小劇場のサイズの稽古が可能。14mの鏡を常設し、ミュージカルなどのダンスシーンのある作品にも利用できます。2022年12月31日までオープン割引キャンペーンを行っておりますので、お得にご利用いただけます。料金表■施設概要スタジオ名 : 赤坂drop(演劇専用貸し稽古場)公式サイト : スタジオ所在地: 東京都港区赤坂2-8-5 若林ビルB1F連絡先 : airstudio.enjin@gmail.com 床 : リノリウム面積 : 149.35m2天井高 : 最高3.4m(梁までの高さ2.9m)■会社概要商号 : 株式会社エアースタジオ代表者 : 代表取締役 藤森 一朗所在地 : 〒130-0026 東京都墨田区両国2-18-7 ハイツ両国駅前B1F事業所 : 〒130-0026 東京都墨田区両国2-17-19 PAZ両国3F設立 : 2005年02月事業内容: 演劇・映像の企画・製作・販売 等資本金 : 300万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月08日データサイエンスと現代アートギャラリー事業がコア事業のNroom labo株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:前原 のりこ)は、Art-tech事業の一環として、2022年8月24日よりクラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREにて、現代アートアーティスト支援のプロジェクト“粋な「タニマチ」のように現代アーティストを応援するコミュニティを作りたい!”を開始いたしました。本プロジェクトは、9月25日まで実施します。TANIMACHI▼CAMPFIREクラウドファンディングページ 大阪谷町の相撲好きの医者が、力士の治療代を取らなかったところ始まった「タニマチ」。いわゆる「ひいき筋」や「後援者」ですが、現在でも歌舞伎や宝塚などの日本の芸能文化活動に、タニマチの存在は欠かせません。じつは絵画などのアーティストにも、タニマチが必要です。彼らは定期的に個展やグループ展を開く必要がありますが、アートだけで生計を立てられるのは一握りの人たちで、多くのアーティストは制作と作品の展示・発表を続けるために別の収入源が必要です。40歳でそこそこ名前が知られるようになっても、アートだけで生計を立てるのは難しいこともしばしばです。中には素晴らしい才能があってもアーティスト活動の継続が困難になり筆を折ることも。そんな現実を見るにつけ、現代アートギャラリーのオーナーとして残念に感じていました。近年、新型コロナウイルスの感染拡大によって社会は変化しました。世の中のDX化・IT化が進みあらゆるビジネス領域で、これまでリアル世界で行ってきたことが、アプリやプラットフォームを使って、オンライン上でもできるようになりました。またAIやVR/AR等の先端技術活用も盛んです。ギャラリーやアーティストはコロナ禍ではイベントの自粛により展示の開催が難しくなった時期があり、徐々にギャラリーが運営するアート作品のECショップも増えてきました。しかし、アートは元来手作りの一点ものが基本のアナログな領域です。他のビジネス領域と比べアート側からの内発的なテクノロジー活用の流れは緩やかで、さらに先端技術については導入が進みづらい分野でもあります。本来のアートの精神と本質を保ちつつ、テクノロジーを活用してタニマチを募りたい。そこでアート側からの内発的な試みとして、アーティストたちと一緒にアーティスト支援のプラットフォーム「TANIMACHI」を皮切りとして、メタバースやVR/AR等の先端技術の活用を進めることにしました。●作品購入だけではなくアーティストの支援へ日本はアート市場が小さく現代アート作品購入への世の中の関心も低いため、過去のギャラリー運営では主にヨーロッパで作品を販売していました。欧州では富裕層が無名の現代アーティストのスポンサーになり、一般の方もインテリアとして、また大切な人へのプレゼントとして、日常的にまだ価格も安価な無名アーティストの作品を購入する習慣があります。どちらも日本ではあまり見かけない心温まる光景です。しかし日本では富裕層が物故作家や有名作家の高額作品を投資対象として買うことはあっても、今生きているこれからのアーティストを人として支援する気運は乏しいように感じていました。当時のギャラリーは東京郊外の奥まった住宅地にあり、日々アートを愛好する人たちが集まってくる隠れ家のような場所でした。アーティストと顧客を交えて、夜な夜なアート談義をすることもしばしば。その精神を引き継いで「TANIMACHI」もアーティストと触れあえる支援型のサロンのような場にしたいと思っています。リアルとオンラインのハイブリットで「ヒト」が集れる空間を創造していきたいと考えています。【「TANIMACHI」でできること】・プラットフォーム上での支援者とアーティストの出会い・アーティストとのWeb座談会・動画での制作風景の紹介・リアルスペースでのイベント・アーティストの個展開催の際などの画材代の支援(1,000円位からの小口で)・アート作品の購入・アーティストが作成したインテリア小物の購入 etc.「TANIMACHI」の後続プランとして構想中:・個々人で楽しめるARプライベート展示空間・作品を観る人達が集って会話ができるメタバース展示スペース・リアル作品とデジタルハイブリッドでのNFT活用芸術作品との出会いが人生を変えることもありますが、アーティストとの出会いが人生を彩ることも少なくありません。ストイックに「美」を追い求める姿に、何度も励まされてきましたし、きっと「TANIMACHI」の参加者も勇気をもらえはずです。お気に入りのアーティストを見つけて、中長期的に育て応援して欲しいです。当ギャラリーが注目しているアーティストの一人であるリナさんは、中国から日本に留学してきている美大生です。彼女は「美大卒業後もアーティスト活動を続けていくには、経済的な問題をどうしたらいいのか……」と顔を曇らせるときがあります。中国の伝統的な水墨画を学びながらも「もっと自由に描きたい」と来日。日本画の伝統的な画材「岩絵具」に魅了され、ひたすら筆を握る彼女の素晴らしい作品を、これからもずっと見れるのだろうかと考えると、切ない気持ちになるのです。リナ 制作風景「アトリエ」リナ 岩絵具 絹本 57x51cm 2021●アート側のプラットフォームビジネスアプリやマッチングプラットフォーム開発には、通常1,000万円前後ほどかかります。ITやビジネス領域では、起業して間もない企業に資金を出資するエンジェル投資は大ブームですので、当初は投資家を募ろうと思いました。ただ、今のところ現代アートを理解してくれて一緒にアーティストを育てていけそうな投資家の方には出会えていません。芸術と投資のバランスは難しいのでしょう。そこで現在はクラウドファンディングで資金を集めています。代表 前原自身、ギャラリーの運営者であるとともに、データサイエンティストとしてIT業界にも身を置いており、たまたま芸術とITの両方を仕事にしているため、両業界の若者の格差を目の当たりにします。才能がITに傾いていれば、企画を通して数1,000万円、数億円の莫大なお金すら集められる人もいるのに、芸術だとかなりの才能を持っていても日々の数1,000円の画材購入も負担になってしまうのです。他方で、昨年からのNFTによってデジタルアートが活況を呈し、アートが注目されるきっかけのひとつとなったのは喜ばしいことです。しかしアーティストが買って欲しいのは、デジタルというよりやはり本来の手作り一点ものの作品です。NFTのマーケットプレイスの発案はIT業界やビジネス側からになることが多く、アート業界側が自らアートのプラットフォームビジネスをやるケースは少ないようです。「TANIMACHI」はアーティストとギャラリーが一緒になって、アート側から発信するプラットフォームビジネスです。現在まだ無名のアーティストとそんなアーティストを支援してくださる支援家の方が繋がれるオンライン上でのマッチングサイトの準備を進めています。プラットフォームを通じてタニマチになる。作品だけではなく、アーティストを通して芸術に関わっていく。そんな新しいムーブメントの始動にご支援いただきたく、クラウドファンディングプロジェクトを実施中です。■クラウドファンディング参加方法クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」よりお申込みください。 ■クラウドファンディング達成後の流れ2023年1月頃 α版リリース予定2023年4月頃 β版リリースNFTやVR/AR等の先端技術の活用や機能追加・改修も随時行っていきたいと思います。【会社概要】Nroom labo株式会社代表者 : 代表取締役 前原 のりこ所在地 : 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルディング1F設立 : 2019年10月事業内容 : ・データ分析サービス及びデータ活用に関するコンサルティング・人工知能の研究開発および産業活用支援・芸術×AIに関する企画及びアーティスト支援、現代アートギャラリー運営主要取引銀行: 三菱UFJ銀行URL : Nroom artspace現代アートギャラリー:埼玉県新座市東北2-31-13 ミュージション志木705Nroom artspace:現代アートギャラリー過去の活動記録 *クラウドファンディングの期間中、掲載作品の一部を新座の画廊でも展示予定です。(開廊日は土日中心。クラウドファンディングサイト、当社Website等で告知します。平日は予約制となります。詳しくはお問合せください) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月06日【2022年8月】派遣会社の東京都での最新求人件数と職種情報まとめ東京都での派遣会社の最新求人件数と職種を更新東京都内で派遣社員として働きたい方に、派遣会社登録の決め手となる求人件数と職種の8月最新の情報を公表。日本最大手の派遣会社と東京都に本社を持つ地元密着型の派遣会社の求人件数を隈無く確認したところ、最も多くの求人件数を有していたのが、テンプスタッフでした。東京都の傾向としては、地元密着型の派遣会社よりも全国展開する大手派遣会社の方が多くの求人を確保しています。東京都密着型の派遣会社一覧ベスト5の派遣会社は、こちら!1位:テンプスタッフ(全国)2位:アデコ(全国)3位:パソナ(全国)4位:リクルートスタッフィング(全国)5位:スタッフサービス(全国)東京都で一般事務系派遣会社ランキング東京都編 一般事務でおすすめの派遣会社は?1位:テンプスタッフ (全国)2位:スタッフサービス(全国)3位:アデコ(全国)東京都で製造・工場・軽作業部門派遣会社ランキング東京都編 工場・軽作業系でおすすめの派遣会社は?1位:日研e仕事(全国)2位:テンプスタッフ(全国)3位:アデコ(全国)派遣会社登録ナビ 最新の東京都の求人状況を更新【速報】派遣会社の東京都での最新求人件数と職種を更新! : instagram投稿 : ■特集 おすすめの派遣会社特集!都道府県ごと、職種、目的別におすすめを紹介派遣会社登録ナビ【2022年最新号】派遣会社おすすめ徹底比較24選 : 派遣会社登録ナビ運営会社:株式会社cielo azul概要会社名:株式会社cielo azul所在地:〒810-0004 福岡市中央区渡辺通5丁目14番12号 南天神ビル3F代表取締役:大泉 聡設立日: 2014年2月事業内容:WEBサイト制作/運営サポートWEB・SEOコンサルティングWEBの広告代理アフィリエイト/アフィリエイト支援青空ブランド:3つのwebメディアを運営。青空のように人々の不安を解消し、生きがいを守ることに貢献できるメディアを目指す。債務整理相談ナビ派遣会社登録ナビ興信所探偵ナビ債務整理でおすすめの弁護士・司法書士事務所ランキング19選!費用比較 : 【2022年最新号】派遣会社おすすめ徹底比較24選 : 浮気調査で探偵のおすすめは?探偵事務所比較ランキング : 株式会社cielo azulのビジョン人々の生きがいを守り、応援する力を高める!Twitter投稿 : <お問い合わせはこちら>運営会社:株式会社cielo azul 株式会社cielo azul公式twitter 株式会社cielo azul公式facebook 株式会社cielo azul公式インスタグラム 派遣会社登録ナビ公式インスタグラム 派遣会社登録ナビ公式twitter 債務整理相談ナビ公式インスタグラム 債務整理相談ナビ公式twitter 興信所探偵ナビ公式インスタグラム 興信所探偵ナビ公式twitter 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月01日ふくやま美術館にて、特別展「福山城築城400年記念事業 リアル(写実)のゆくえ 現代の作家たち 生きること、写すこと」を開催します明治期の日本は近代化する過程において西洋由来の新たな写実表現を受容していきました。これは、既存の写実方法や感性を新たに上書きする、もしくは書き替える作業であったことと思われます。今、日本においては、写実ブームが到来し、現代の作家が手がけた作品に先祖返りのような要素が見受けられます。これは、旧来の伝統的な写実が息づいている証であり、連綿と続く写実の流れが、いわば間歇泉の様に、息吹となって彼らの作品を介して噴出しているといえるでしょう。また、彼らの作品の中には近代的なものと伝統的なものが拮抗し、新たな写実を模索している姿勢も見出せます。このような傾向は、江戸末期から活躍した高橋由一まで遡ることができます。この時代は、明治期に西洋からもたらされたリアリズムが、日本古来の迫真的な表現と出会い、化学反応を起こし、日本独自の写実が誕生したのです。本展は、明治期の松本喜三郎らの生人形作品を導入として、日本を代表する福山ゆかりの彫刻家、平櫛田中の彫刻作品から、現代作家の平面、立体作品群まで、日本の近現代美術における写実表現のありようを紹介するものです。また、城下町福山においては、幕末から明治期に京都で学んだ画家を多数輩出しており、写実(作品)に対する意識が高いといえます。出品作から、現在の美術の動向などへの興味・関心をさらに深めていただくとともに、写実の多様性を広く知っていただくことを願って開催します。展覧会詳細展覧会名特別展「福山城築城400年記念事業 リアル(写実)のゆくえ 現代の作家たち 生きること、写すこと」会期2022年9月23日(金・祝)~ 11月20日(日曜日)月曜休館 ※10月10日(月・祝)は開館、10月11日(火曜日)は休館開館時間9:30~17:00※11月11日(金曜日)、12日(土曜日)、18日(金曜日)、19日(土曜日)は19:00まで開館観覧料一般1,000円(800円) 高校生以下無料*( )内は前売りまたは有料20名以上の団体料金特別展「福山城築城400年記念事業 リアル(写実)のゆくえ 現代の作家たち生きること、写すこと」 - 福山市ホームページ : 主催・制作協力主 催:(公財)ふくやま芸術文化財団 ふくやま美術館、福山市、中国新聞備後本社制作協力:NHKエンタープライズ中部関連イベント※新型コロナウイルス感染拡大等により変更があった場合は、ホームページや美術館公式Twitterでお知らせします。1)記念講演会1「リアル(写実)のゆくえについて」講 師:江尻 潔(足利市立美術館 学芸次長)日 程:9月23日(金・祝)14:00~15:30会 場:ふくやま美術館1階 ホール定 員:100名 *事前応募不要・先着順・聴講無料2)ギャラリートーク講 師:江尻 潔(足利市立美術館 学芸次長)日 時:9月24日(土曜日)10:00~11:00会 場:ふくやま美術館1階 企画展示室、ギャラリー*事前応募不要・特別展観覧券が必要3)記念講演会2「江戸・明治工芸にみるリアルの追求」講 師:原田 一敏(当館 館長)日 時:10月15日(土曜日)14:00~15:30会 場:ふくやま美術館2階 多目的室定 員:50名 *事前応募不要・先着順・聴講無料4)ワークショップ(ファミリー・アート教室)「金箔を貼る!自分だけの箸づくり」本展出品作家である若宮隆志氏が率いる漆芸アート集団「彦十蒔絵」より講師をお招きします。日本の伝統工芸のひとつ「輪島塗」の箸に、自分で漆を塗って金箔を貼る体験ができる貴重な機会です。作業は簡単なので、低学年のお子様でも気軽にチャレンジできます。完成した箸は持ち帰って、食卓で使えます。家族で協力しながら、あなただけの箸をつくってみませんか?講 師:高 禎蓮(たか ていれん)(漆インストラクター 彦十蒔絵マネージャー)日 時:10月8日(土曜日)(1)15:30 ~ 16:3010月9日(日曜日)(1)11:00 ~ 12:00、(2)14:00 ~ 15:00会 場:ふくやま美術館2階 工芸版画室定 員:小中学生とその保護者 各回6組 *応募者多数の場合は抽選参 加 費:1人 3,500円*材料費込み締 切: 9月18日(日曜日)必着応募方法:往復はがきまたは市HP電子申請システムに「住所」「電話番号」「参加される方の名前(保護者・子ども)」「子どものみ年齢・学年」「参加希望の時間」を記入し、ふくやま美術館「ファミリー・アート教室」係まで電子申請URL_QRコード↓電子申請往復はがきでの応募先〒720-0067 広島県福山市西町二丁目4番3号 ふくやま美術館福山市について福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、今年築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。福山市ホームページ トップページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月31日雪印メグミルク株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤 雅俊)の開催したオンラインイベント『夏休みオンライン自由研究「親子でミルク教室」』が、「こどもスマイルムーブメント」※1の取り組みである「こどもスマイル大冒険」集大成イベントにおいて「こどもスマイル大賞」(お家で楽しめた部門)を受賞しました。※1 東京都が幅広い主体(企業、学校、団体等)との連携により実施した取り組み表彰式は8月28日(日)に新宿パークタワーにておこなわれ、小池 百合子東京都知事より表彰状が授与されました。「こどもスマイル大賞」は、「こどもスマイルムーブメント」の取り組みの一環の「こどもスマイル大冒険」において、子どもたちのための素晴らしい取り組みや企画を実施した企業等を投票で選出し表彰するものです。今回、「こどもスマイルムーブメント」の参画企業・団体が実施するイベント・オンラインコンテンツ等の中から、投票期間中※2に、参加者が実際に体験して、学ぶことができたイベントや、自宅で楽しめたオンラインコンテンツ等に投票しました。(1)実体験(遊び・学び)部門 (2)お家で楽しめた部門 (3)体験してみたい部門の各部門で選出された3企業・団体が「こどもスマイル大賞」を受賞しました。※2 投票期間(2022年7月22日(金)~8月12日(金))当社が開催したオンラインイベント『夏休みオンライン自由研究「親子でミルク教室」』は、子どもたちに身近な“ミルク”を通じて、<食の大切さと尊さ>などを、親子で楽しく学んでもらうことを目的とし、この夏もたくさんの親子にご参加いただきました。雪印メグミルクは、牛乳・乳製品の価値をお伝えする食育活動やイベントを通じて、これからも、子どもたちの健やかな成長と未来を応援してまいります。◆「こどもスマイルムーブメント」とは(「東京都 こどもスマイルムーブメント」ウェブサイトより)・「チルドレンファースト」の社会を創出することを目的として、東京都をはじめ、区市町村、民間企業、大学、NPOなど多様な主体が連携し、「現在」「未来」の子供の笑顔につながるムーブメントを展開※「チルドレンファースト」の社会:「子供を大切にする」ことを最優先とする社会・「東京都こども基本条例」に基づき、「子供の意見」「子供の参加」など子供の目線を大切にした取組を推進URL: ◆「こどもスマイル大冒険」とは(「東京都 こどもスマイルムーブメント」ウェブサイトより)「こどもスマイルムーブメント」の取組の一環として、社会全体で子供を大切に育てる気運を醸成し、子供の笑顔につなげる夏の取組(夏休み期間中に子供が楽しめる、東京都都及び「こどもスマイルムーブメント」参画企業・団体のイベント、オンラインコンテンツ等)URL: ◆雪印メグミルク 『夏休みオンライン自由研究「親子でミルク教室」』小学1~4年生のお子様とその保護者の方(各回20組40名様)を対象とした夏休みに親子一緒で、身近な「ミルク」について学べるオンラインセミナー。「牛乳が給食に毎日出てくるのはどうして?」を一緒に考えたり、牛乳が届くまでや、「どんな牛さんがミルクを出しているのかな?」など、クイズをまじえて楽しく学習し、牛乳を使った「簡単アイスづくり体験」や、自由研究に役立つ知識を学びます。URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月31日ふくやま書道美術館にて、夏の所蔵品展2「かなの美 -現代のかな表現」を開催中概要1948年(昭和23年)、日展に書分野が新たに加わり、かな書の世界に変化が起こりました。従来の巻子や帖を主体とする机上の芸術から、屏風や額によって壁面で鑑賞する芸術へと発展した「大字かな」の出現です。それにより、平安朝の古筆に学び、かな特有のたおやかで優美な線を追求する世界から、広い紙面に気迫に満ちた闊達な筆力で表現される「新しいかな」が広がっていきました。本展では、古筆を中心とする伝統に立脚しながら、時代の流れに応じて作家の新しい感性と表現が加えられた多様な「現代のかな表現」を紹介します。展覧会名福山城築城400年記念協賛事業 夏の所蔵品展2「かなの美 -現代のかな表現」会期2022年8月26日(金曜日)~10月10日(月曜日・祝日)開館時間午前9時30分~午後5時※ただし、9月2日(金曜日)、3日(土曜日)、9日(金曜日)、10日(土曜日)は午後7時まで開館。休館日月曜日※ただし、9月19日(月曜日・祝日)と10月10日(月曜日・祝日)は開館、9月20日(火曜日)は休館。会場ふくやま書道美術館(広島県福山市西町二丁目4番3号)常設展示室、展示室観覧料一般150円(120円)、高校生以下無料※( )内は有料20名以上の団体料金福山市について福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、今年築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。福山市ホームページ トップページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月31日2002年より東京都写真美術館が毎年開催している、今後の活躍が期待される写真・映像作家を紹介する『日本の新進作家』が9月2日(土)より開催される。19回目となる同展では、写真・映像イメージの持つテクスチュア(手触り)を起点に、写されたイメージはもちろん、その支持体となるメディアそのものへの考察をうながす、5名の新進作家たちを紹介する。その5名とは、スケートボーダーとしての身体感覚を持って支持体に都市の記録を重ねる手法が代表的な水木塁、物事を認識する際に生じた些細な引っかかりから想像と迂回を繰り返し、それらを検証するプロセスを写真や映像作品に展開してきた澤田華、自らが撮影した写真表現を消す(削る、燃やすなど)という行為を通して、都市やそこに生きる人々の現実に対峙している多和田有希、社会制度やメディア技術の発展にともない、かえって曖昧になっていくものをあぶり出そうとする永田康佑、クレンジング(浄化・洗浄)をテーマに社会をシニカルに洗い出す岩井優。彼らの作品は、視覚はもちろん、物質としての生々しい手触りの感覚を観る者に思い起こさせてくれるだろう。また、写真や映像作品というと、フラットな平面に投影されたイメージの世界を連想する人は多いだろうが、今回は支持体自体が立体的なものもあり、美術館の展示空間を活かした大規模なインスタレーションで見せる作品も。既存の概念を覆す、新たな写真や映像の世界に、驚く人は多いに違いない。会期中には出品作家によるアーティスト・トークや、学芸員によるロビー・トーク(15分程度)、手話通訳付展覧会トークなども行われる。詳細は決定次第、公式ホームページで発表されるので、ぜひ興味に合わせて参加したい。水木 塁 《雑草のポートレートおよび都市の地質学(dubbed version 3)》2022 年永田康祐《Function Composition》2019年[参考図版]Courtesy of ANOMALY澤田 華《漂うビデオ(水槽、リュミエール兄弟、映像の角)》2022年多和田有希《I am in You》2018年 Courtesy of rin art association【開催概要】『見るは触れる 日本の新進作家 vol.19』会期:2022年9月2日(金)~12月11日(日)会場:東京都写真美術館 3F 展示室休館日:月曜(祝日の場合は開館翌平日休)料金:一般700円、大学560円、高中・65歳以上350円美術館公式サイト:
2022年08月29日軽井沢のセゾン現代美術館では、「セゾン現代美術館コレクション展Art belongs to everyone」を、2022年9月3日(土)から11月23日(水・祝)まで開催する。セゾン現代美術館のコレクションを紹介1981年8月に開館し、2021年に40年を迎えたセゾン現代美術館。建築の設計は菊竹清訓によるものであり、庭園全体のプランは戦後を代表する彫刻家・若林奮が制作した。広大な庭園には、数々の彫刻作品が点在している。「セゾン現代美術館コレクション展Art belongs to everyone」では、20世紀初頭から現代に至るセゾン現代美術館のコレクション作品を紹介。ワシリー・カンディンスキーやパウル・クレー、マルセル・デュシャン、マン・レイ、ジャクソン・ポロック、加納光於、中西夏之、横尾忠則、宇佐美圭司、大竹伸朗などの作品を展示予定だ。展覧会概要「セゾン現代美術館コレクション展Art belongs to everyone」会期:2022年9月3日(土)〜11月23日(水・祝)会場: セゾン現代美術館住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ケ沢2140開館時間:10:00〜18:00(11月は17:00まで)※入館は閉館30分前まで休館日:木曜日(11月3日(木・祝)は開館)入館料:入館料 一般 1,500円(1,400円)、高校・大学生 1,000円(900円)、小・中学生 500円(400円)※( )内は20名以上の団体料金■出品予定作家ワシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、マルセル・デュシャン、マン・レイ、ジョアン・ミロ、マーク・ロスコ、ジャクソン・ポロック、ロイ・リキテンスタイン、ジャン.ティンゲリー、イヴ・クライン、アンディ・ウォーホル、ジャスパー・ジョーンズ、アンゼルム・キーファー、菅井汲、堂本尚郎、加納光於、中西夏之、横尾忠則、荒川修作、宇佐美圭司、山本富章、大竹伸朗、中村一美、小林正人 ほか※出品作家は変更となる場合あり【問い合わせ先】セゾン現代美術館TEL:0267-46-2020
2022年08月22日株式会社ルネサンス(本社:東京都墨田区、代表取締役社長執行役員:岡本利治、以下「当社」)は、東京都の「地球温暖化対策報告書制度」における2021年度の報告において、「SSランク」の評価を受けたことをお知らせします。1.東京都 「地球温暖化対策報告書制度」 について「地球温暖化対策報告書制度(以下「本制度」)」は、東京都が都内の全ての中小規模事業所※のCO2排出量を把握し、具体的な省エネ対策の実施や、実質的に事業活動に伴うCO2の排出抑制を推進し、地球温暖化対策の底上げを図ることを目的とした制度です。本制度において、2020年度より地球温暖化対策の取り組み実績が優良な事業者を評価・公表する仕組みが導入され、一定以上の取り組み結果を達成した事業者は、「地球温暖化対策優良事業者」として認定されます。※「中小規模事業所」とは、燃料・熱・電気の使用量を原油に換算した合計の量が、年間1,500kL未満の事業所等です。東京都中小規模事業所を対象とした「地球温暖化対策報告書制度」について 2.「SSランク」の評価について当社が受けた「SSランク」は、直近5か年度における平均CO2削減率が1.3%以上、平均原単位改善率が2.6%以上の事業者が対象となる、「極めて優良な事業者」の評価となります。3.当社の地球温暖化対策への主な取り組み当社は、東京都内に約30か所展開している直営のスポーツクラブ、介護リハビリ施設におけるCO2削減の取り組みとして、以下の内容を実施しております。・施設内の水銀灯や蛍光灯のLED化・空調機の高効率空調への更新・給湯ボイラーの燃料の重油から都市ガスへの計画的な転換・スポーツクラブのジム、ロッカールームにおける全社基準での室温管理・季節に合わせた具体的な省エネの取り組み内容の社内発信など、従業員の省エネ意識を高める仕組みづくり4.ご参考当社の「地球環境への配慮」の取り組み 当社は、今後も、施設運営における電気設備の適切な稼働、再生可能エネルギーの活用の促進等を通じ、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを推進してまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月17日ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)の現代美術を展示するスペース「アトリウム ギャラリー」では、パリを拠点に活動する村上華子の個展『HIRAKU Project Vol.13村上華子「du désir de voir写真の誕生」展』が、9月17日(土)より開催される。2019年にアルル国際写真祭新人賞にノミネートされるなど、近年特にヨーロッパで注目されている村上華子は、初期から一貫して、網膜に映る像を他者と共有するための技術とその歴史、そして目の代替物として像を焼き付けるもの、その物質性に関心を持ち続けている。ダゲレオタイプのような古典技法による写真、100年前の未開封のガラス乾板に自然発生したイメージをとらえる作品、金属の活版を用いた作品、さらに詩作や映像作品など、その表現方法は多岐にわたる。それらはいずれも、歴史を往来する緻密なリサーチと卓越した言語感覚に支えられたものだ。ポーラ美術振興財団の助成を受けた作家の活動を紹介するシリーズ「HIRAKU Project」の第13弾となる展覧会で、村上は、現存する世界最古の写真を残したとされる、ニセフォール・ニエプス(1765-1833)の足跡をたどる。「写真」というニエプスの画期的な発明の裏にあった数え切れないほどの「失敗」。村上は、ニエプスの言葉を丁寧にひもとき、検証を重ねながら、そのいくつもの失敗を再現することを試みる。ニエプスのまなざしと、作家のまなざし、そして鑑賞者のまなざしが重なり合うとき、鑑賞者の目には何か写るのか。見るということの根源に迫る、村上の作品世界に注目したい。村上華子Photo:Nobuhiro Shimura【開催情報】『HIRAKU Project Vol.13村上華子「du désir de voir写真の誕生」展』9月17日(土)~ 2023年1月15日(日)、ポーラ美術館1Fアトリウム ギャラリーで開催
2022年08月05日画家、熊谷守一の旧宅跡地に建つ豊島区立 熊谷守一美術館で、同館のある池袋エリアにアトリエを構える画家・現代美術作家の松井えり菜が新作絵画作品を発表。ミニ展覧会『画家のおたく』を8月16日(火)より開催する。変顔をした自画像や自身の分身ともいえるウーパールーパーをモチーフにした作品を制作する松井は、2004年に自画像《エビチリ大好き》で「GEISAI ♯6」金賞を受賞。同作品はパリ・カルティエ現代美術財団のコレクションに収蔵され、これまで、カルティエ現代美術館(フランス)や大原美術館、鹿児島県霧島アートの森など、国内外の美術館で作品を発表。精力的に活動を続けている。約90年前、池袋には「池袋モンパルナス」と名付けられたアトリエ村が存在。松井は近年、そこからインスピレーションを受け、過去と現在の観念が混ざり合う作品を制作している。昨年、松井が在籍する芸術家ユニット「パルナソスの池」の作品公開制作イベントが熊谷守一美術館の近くで開催され、同館スタッフがそのイベントを見にいったことから交流がはじまり、今回展示を開催することとなったという。同展では、生前に熊谷守一が45年間暮らし、制作を行っていた旧宅跡地に建つ熊谷守一美術館を舞台に、新作絵画作品を公開。守一や松井が実際に使用した画材や松井のおもちゃコレクション、お気に入りの雑貨なども展示される。【アーティストステートメント】かつて家族団らんがあった熊谷邸跡地に建つ特異な存在である熊谷守一美術館。本展では、家族をテーマにした新作絵画作品に加え、守一さんと私が実際に使用している画材やモチーフのおもちゃなど、私が思わず集めてしまう家族に似ている”何か”を展示いたします。8月20日(土)、27日(土)に開催するワークショップは、名村大成堂さんの筆をモチーフに行います。同社は、かつて『池袋モンパルナス』と言われた地域の一部(雑司ヶ谷)に創業しました。ここ数年で何種類もの天然毛を素材とした筆が動物保護条約等により使えなくなりました。ハブとマングースのショーでお馴染みだったマングースも世界的に保護が進められています。その一方で、奄美大島では外来種として殺処分されています。人間の介入によりバランスを崩した生態系はじわじわと私たちの生活に影響を及ぼしつつあります。使える毛がどんどん少なくなっていく中で、いろいろな動物の毛を配合して理想のこしに近づける様子は、小さな筆の中に見たことのない動物を創り上げているように見えました。それではその動物はどんな姿でしょう?想像して描いてみましょう!!!身近なところから環境問題を考え、何気ない絵筆にも沢山の工夫が込められおり、大切に使ってみようという想いを込めています。近隣作家によるミニ個展とワークショップ、どうぞお気軽にお立ち寄りください。【開催概要】松井えり菜meets豊島区立熊谷守一美術館 ミニ展覧会&ワークショップ『画家のおたく』会期:2022年8月16日(火)~2022年8月28日(日)会場:豊島区立 熊谷守一美術館 3Fギャラリー時間:10:30~17:30(入場は17:00まで)休館日:8月22日(月)料金:無料(常設展観覧の場合は一般500円)公式サイト: ※ワークショップは定員に達しました。 キャンセル等による空きが出た場合は、美術館公式Twitter アカウント にてお知らせします
2022年08月04日千葉市美術館は、企画展「とある美術館の夏休み」を2022年7月16日(土)から9月4日(日)まで開催する。“日常と非日常のあわい”という視点から美術館を捉え直す誰にとってもいつもと少し違う時間に出会い、ささやかで特別な経験ができる「夏休み」。企画展「とある美術館の夏休み」は、まるで夏休みのような“日常と非日常のあわい”という視点から美術館そのものを捉え直していく展覧会だ。現代美術家の作品と所蔵作品を一緒に展示会場では、“美術館をときほぐす”“作品と出会い直す”“日常で表現する”という3つのテーマのもと、現代美術家やクリエイターなどの作品と、彼らが選んだ千葉市美術館の所蔵作品を展示。伊藤若冲、田中一村、河原温、杉本博司などの所蔵作品を、現代美術家、編集者、デザイナー、雑貨店などさまざまな表現者たちの目を通して紹介していく。中﨑透、ミヤケマイ、清水裕貴、津田道子も参加たとえば、中﨑透、ミヤケマイ、清水裕貴、津田道子の4名の現代美術家は、展示ケースや学芸員、監視員といった普段展覧会であまり意識されることのない存在を新作インスタレーションに組み込みつつ、千葉市美術館の所蔵作品と一緒に展示。作品そのものだけでなく、美術館をとりまく要素に着目し、美術館という場所を捉え直す。小川信治や目[mé]の新作インスタレーションまた、2017年と2019年に千葉市美術館で個展を開いた小川信治と現代アートチーム目[mé]は、その際に美術館に所蔵された自身の作品と再び対面。自身の作品と向き合いながら、新たなインスタレーションを制作する。日常生活の中で生まれる表現にも注目さらに、企画展「とある美術館の夏休み」では、日常生活の中でも多様な表現が生まれていることに注目して作品を紹介。日々の生活や感覚を日記で表現するきぐう編集室や、毎日決まった時間にコピー機に自分の顔や手を押し付けてプリントする井口直人、場所・時間・記憶を匂いという切り口で捉えて表現する井上尚子、長谷川義太郎が手掛ける雑貨店・文化屋雑貨店が参加し、日常の表現を見つめ直すことに繋がるような展示を実施する。展覧会概要企画展「とある美術館の夏休み」会期:2022年7月16日(土)~9月4日(日)休館日:8月1日(月)※休室日は7月25日(月)、8月15日(月)開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)※入場受付は閉館の30分前まで会場:千葉市美術館住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8観覧料:一般 1,200円(960円)、大学生 700円(560円)、小・中学生、高校生無料※障害者手帳所持者とその介護者1名は無料※( )内は前売り、市内在住65歳以上の料金※ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額※本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も鑑賞できる【問い合わせ先】千葉市美術館TEL:043-221-2311 (代表)
2022年08月01日東京都は2022年6月29日に育休取得応援サミットを開催し、「育休」の愛称を「育業」とすると発表しました。「育休」には「休む」という漢字があるのでイメージを変えるためとのこと。一般の方に募集をかけ8800件を超える応募から選考委員によって選ばれたのが「育業」でした。「育業」にはどんな期待が込められているのでしょうか。これからどのように変わっていくのでしょうか……? 育休応援サミットの内容を詳しくみていきます。 なぜ「育業」に? 愛称変更の狙いとは?小池都知事は、「育休」の愛称変更の狙いのひとつにマインドチェンジがあると説明しました。「『育児のために仕事を休むのではなく、大事な仕事である育児に取り組む』とマインドをチェンジしたい。女性だけでなく男性にも、職場の業務と同じように育業してほしい」 これは「業」には「努力して成し遂げること」という意味があるからだそうです。育児はお休みではなく育「業」なので、育児のために仕事を休むという意味ではなく、育児という仕事に取り組む期間であるとマインドチェンジし、希望者みんなが育業できる社会を目指すとしています。具体的には、育児休業の取得率が低い男性について、東京都は2030年までに取得率90%を目指すと説明しました。 ちなみに、「育業」は多くの方から応募があった愛称とのこと。応募者の想いは、「出産したあとの子育ては業務を上回る尊い仕事。休業というネーミングで申請することにモヤモヤしていました」「私は2児の父ですが、私の勤める企業では男性の育休が浸透していません。男性が育休を取得しやすくなればと、微力ながら応募しました」などさまざま。またほかに今回候補に挙がった愛称には、「育児シフト」、「育児出向」、「育児留学」、「子育てワーク」、「はぐくミッション」、「はぐくみらい期間」などがあったそうです。 サミットに参加した著名人たちは…子どもとの接し方がわからないお父さんたち4人の子どもの父親でもある杉浦太陽さんは、父親の中には、子どもが大きくなったら子どもとどう接していいかわからない、家族の中の自分の立ち位置とは……と悩んでいる方がいると言いました。そして、父親が産後に育児休業を取ることが、そのような問題回避につながるのではないかと述べています。 「産後すぐに父親が育児休業をとることで、父親も育児の基礎を学べます。また家事も覚えますし、夫婦2人で料理や掃除を一緒にしていると、子どもたちのことを夫婦で会話する機会が日常生活の中で自然と出てきます。父親が家庭の事情を把握することはとても大切。また、子どもとのコミュニケーションがとれて、夫婦の絆も深まる……」 杉浦さんは、このように話し、これまでの育休中に、自分の立ち位置、役割も見つけていったと経験談を語りました。こういったことから、男性も育休をとった方がいいと強く感じているそうです。 そして愛称の変更についても深く賛同している様子。 「僕は、育休を取得したら『お休みでいいね』と言われたんです。『実際育児したことある? こんなに大変なんだよ』と思いました。だから『育業』はぴったりだと思います」 「男性こそ社会進出すべき」とは…!?サイボウズの青野社長は、3度育休を取得した体験を振り返り、仕事よりも大変だったと言いました。 「子育てが大変でびっくりしました。育休という言葉にだまされていたところがあり、普段ハードワークしてるんだから育児の方がラクだろうと思っていたんです。これが大きな勘違いで、育児は夜いきなり呼び出されますからね。どんなブラックな職場なんだってことですよね。しかも命がかかっているから疲れても次の日休むということができません。はるかに普段の仕事よりも大変でした。言葉が通じないのもつらいですよね。これはひとりでやることではない、夫婦で分担して、もっと言うと社会全体でやるべきことだと感じました」 さらに、育児をすることで、社会のことがわかったと言います。それは、保育園の自治体への申請、保育園への送迎、小学校へ行くこと、PTAをすること、病院に連れていくこと……。これらを通して社会ってこうなっているんだと学ぶことが多いと感じたのだとか。 「育休をとる前は会社の経験しかなかったから、子育ては社会勉強になりました。よく”女性の社会進出”なんていうけれど、男性こそ子育てを通して社会進出しないといけないと思います」と青野社長は言いました。 男性が育休をとることは妻と子ども2人の命を守ることワーク・ライフバランス小室社長は、産後の妻の死因の1位が自殺であることを取り上げ、防止には産後すぐに妻がひとりにならないことが大切で、男女ともに育休がとりやすくなるよう「誰が休んでも仕事が回る職場にすることが重要」と訴えました。 女性は妊娠と出産でホルモンバランスが崩れ、とくに産後2週間から1カ月の間は産後うつの発症率が高くなるそうです。「赤ちゃんがかわいいと思えない」「自分はダメな母親だと思ってしまう」など、症状はさまざま。そして幼児虐待は、核家族が増えて妻がひとりで育児をするようになってから件数が伸びてしまっていると説明しました。 そこで、「実は男性が育児休業を取ることは、妻と子ども2人の命を救うことにつながるということ」だと小室社長。産後うつを回避するには、妻がまとまった7時間の睡眠時間をとること、朝日を浴びて散歩してセロトニンを増やすことなどが大切なのだそうです。これらはひとりで育児をしていたら難しいので、ぜひ男性に育休をとってもらって一緒に育児をしてほしいと言いました。 「この愛称変更を機に、誰が休んでも回る職場を作っていただきたい」と小室社長はさまざまな企業に対しても呼びかけています。 「すいません、育休とります」はもう終わりに「『すみません、結婚することになりました』『すいません、出産することになりました』『すいません、育休をとることになりました』と、結婚・出産・育児休業に『ごめんなさい』がつくうちは少子化が止まらないと思っている」と小池都知事は言いました。また、次のようにも、新しい愛称に込めた思いについて語っています。 「『育業してきます』『育業中です』と胸を張って言える社会にしたいと思っています。なぜなら子育ては未来を担う子どもたちを育てる大切で尊い仕事だから。業務と同じように、周囲や職場の協力、チームワークが育児には必要です。これからは東京が率先して『育業が常識』という日本を作りたい。新しい名称とともに男女問わず誰もが育児にしっかり取り組む社会作りを進めていきたい」 子育てがしやすくなる社会を目指し、さまざまな取り組みをしている東京都。そのひとつが今回の「育休」から「育業」への愛称変更ということでした。「育業」という愛称には、社会全体が育児の理解を深めて、誰もが育業を取得できるようになればという願いが込められているのですね。みんなで子育てを支える社会になったらとても素敵ですよね。一方、愛称の変更に、「言葉だけ変えても……」という声もあったようです。言葉だけにならないように、私たち全員が他人ごとでなく自分ごととして捉えることが大切なのかもしれません。ベビーカレンダーもみんなが「育業」をとりやすい社会になるよう、応援していきたいと思います。
2022年07月31日東京都美術館で7月23日(金)より『ボストン美術館展芸術×力』が開幕、10月2日(日)まで開催されている。芸術を自らの力を示すため利用してきた、古今東西の権力者たち。「力」とともにあった芸術の歴史を約60点で振り返る。新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年に中止となっていた展覧会だが、このたびようやく開催の運びとなった。第1章展示風景より左:アンソニー・ヴァン・ダイク《メアリー王女、チャールズ1世の娘》1637年頃右:ロベール・ルフェーヴェルと工房による《戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像》1812年第1章展示風景より、左:長船長光《太刀 銘長光》13-14世紀右:来国俊《短刀 銘来国俊》13世紀後半第5章展示風景より狩野山雪《老子・西王母図屏風》17世紀前半ボストン美術館は50万点以上もの作品を有する世界有数の美術館。同展では、約10万点と膨大なコレクション数をほこる日本美術のほか、エジプトやヨーロッパ、インド、中国など世界各地の作品から「芸術と力」をテーマに約60点をセレクトし展示。その半数以上が日本初公開の作品となる。ロベール・ルフェーヴェルと工房 《戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像》1812年ボストン美術館蔵展覧会は5章構成。第1章「姿を見せる、力を示す」では、権力者の力を誇示するために制作された作品が展示される。《戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像》は、マントを羽織い、月桂樹の冠をかぶるナポレオンを描いた肖像画。その身にまとった服やポーズ、周囲に描かれた調度品など、すべてが権威を示す物だ。《ホルス神のレリーフ》 紀元前1971-紀元前1926年ボストン美術館蔵権威を示す手法は地域や時代によって大きく異る。ホルス神はエジプトの最も重要な神のひとりで、ハヤブサやハヤブサの頭部を持った男性の姿で表される。そして、現世に生きるエジプト王はホルスの化身とされていた。《ホルス神のレリーフ》はカイロから50キロほどはなれた場所にあるピラミッド複合体で見つかったものだ。《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》部分 13世紀後半ボストン美術館蔵《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》部分 13世紀後半ボストン美術館蔵同展のハイライトともいえる二大絵巻のひとつが《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》。平安時代末期、上皇と天皇の対立から巻き起こった「平治の乱」を描いた本作は、日本に残されていれば国宝に指定されていただろうと考えられている。注目点は、この動乱で重要な役割を担う後白河院が画面には一切登場せず、牛車でその存在を暗示するにとどまっていることだ。権力者の姿を威風堂々と描くヨーロッパとは異なり、天皇を描かない日本ならではの慣習によるものといえる。地上の統治者たちは、しばしば「神の代理人」としての役割を果たした。また、宗教的な儀式を行うことや、その地の宗教の支援を行う事もあった。第2章の「聖なる世界」では、権力者たちと宗教美術とのかかわりを扱う。ブオナッコルソの《玉座の聖母子と聖司教、洗礼者聖ヨハネ、四天使》は、金箔をふんだんに使い、照度を落とした展示室でも光り輝く祭壇画だ。ニッコロ・ディ・ブオナッコルソ《玉座の聖母子と聖司教、洗礼者聖ヨハネ、四天使》1380年頃ボストン美術館蔵エル・グレコの《祈る聖ドミニクス》はドミニコ会を創設した修道士聖ドミニクスを描いた作品。聖ドミニクスの敬虔さがドラマティックな構図で描かれている。エル・グレコ《祈る聖ドミニクス》1605年頃ボストン美術館蔵《大日如来坐像》は平安時代に制作されたもの。当時、権力者たちに広く受け入れられていた仏師、定朝の様式を踏襲して作られている。様式は、権威を表す機能も果たしていたのだ。《大日如来坐像》1105年ボストン美術館蔵続く第3章「宮廷の暮らし」では、統治者たちの暮らしぶりが垣間見える絵画や宝飾品などを紹介する。《灰色の枢機卿》は、現在もパレ=ロワイヤルとして現存するパリの宮殿の大階段が舞台の作品。カラフルな服を身にまとい、うやうやしくお辞儀をする貴族たちを、修道士は気にもとめず読書をしている様子が描かれている。修道士は、当時フランスの大権力者であったリシュリュー枢機卿のブレーンの一人。フランス王国の力関係がドラマティックな構図で描かれている。ジャン=レオン・ジェローム《灰色の枢機卿》1873年 ボストン美術館蔵《モンスーンを楽しむマハーラージャ、サングラーム・シング》は、統治者であるサングラーム・シングが郊外の宮殿を訪れたときの様子が描かれている。サングラーム・シングは画面上部と下部に描かれており、上部の屋上から妻とともに広大な領土を眺める様子や、下部の侍女を従えながら宮殿に入っていく描写から、その絶大な権威を見てとることができる。《モンスーンを楽しむマハーラージャ、サングラーム・シング》1720-1725年頃ボストン美術館蔵第4章「「貢ぐ、与える」、第5章「たしなむ、はぐくむ」へ統治者は、ときに他の統治者や家臣に贈り物をすることもある。第4章「貢ぐ、与える」では、権力者たちによる贈答品、あるいは権力者への貢物などを紹介していく。狩野永徳によるものと伝わる《韃靼人朝貢図屏風》は、韃靼人(モンゴル系騎馬民族)の一行が、位の高い人物に謁見するために、貢物を持って向かう様子が描かれている。この画題は中国の皇帝に謁見するために様々な民族が貢物を持って向かう「王会図」という画題に傚ったものだ。伝狩野永徳《韃靼人朝貢図屏風》16世紀後半 ボストン美術館蔵《銀の水差しと水盤》はイングランドの女王、エリザベス1世への贈り物、あるいは女王からの贈り物であったと考えられている。水差しと水盤の両方に歴代国王の略系図が彫り込まれ、水差しにはさら旧約聖書の物語も表されている。《銀の水差しと水盤》1567−68年ボストン美術館蔵そして、クライマックスとなる第5章「たしなむ、はぐくむ」では、芸術家のパトロンとしての権力者に焦点を当てる。同展で里帰りを果たした二大絵巻のひとつ、《吉備大臣入唐絵巻》は、全期を通して4巻揃って展示。奈良時代を代表する学者で官僚、遣唐使だった吉備真備と、唐で亡くなり、鬼となって現れた阿倍仲麻呂との物語が描かれる。現代の感覚ではかわいらしくユーモラスにも感じる内容だ。《吉備大臣入唐絵巻》展示風景《吉備大臣入唐絵巻》(部分)12世紀末ボストン美術館蔵《吉備大臣入唐絵巻》(部分)12世紀末ボストン美術館蔵展覧会の最後を飾るのは、同展のために修復が施され初の里帰りを果たした増山雪斎の《孔雀図》。雪斎は江戸時代に伊勢長島藩を治めた大名でありながら、画技にも秀でた文人大名だった。修復を経て色鮮やかに蘇った精緻な表現をじっくりと鑑賞して欲しい。増山雪斎《孔雀図》1801年ボストン美術館蔵はるか昔から密接に関わり合ってきた「芸術」と「力」。時代や国によって異なるさまざまな「力」の表現に注目しながら、権力とは何か、ということについて改めて考える機会ともなりそうだ。構成・文:浦島茂世【開催情報】『ボストン美術館展芸術×力』7月23日(土)~10月2日(日)、東京都美術館にて開催※日時指定予約制
2022年07月26日