東映アニメーションと前田建設は、東京・練馬区にある遊園地「としまえん」にて、新アトラクション「マジンガーZの格納庫」建設を提案した極秘計画を発表した。完成目標は、東京オリンピックが開催される2020年予定。エイプリルフールの一環として発表されたこの企画は、他来園者層に比べて数の少ない40代~50代の男性を呼び込むべく計画され、大人向けのエンターテイメント施設として着想。また、『マジンガーZ』はヨーロッパ圏で人気が高く、2020年の東京オリンピックまでの完成を目指し、海外からの来場者増員を狙っているという。新アトラクションとなる「マジンガーZの格納庫」は、1972年に放送されたTVアニメ『マジンガーZ』の劇中で、2つに割れたプールの下からマジンガーZがせり上がり、操縦席となる"パイルダー号"と合体する出撃シーンを体験できるアトラクション。操作が容易な初心者向け「ホバーパイルダーコース」、より本格的な上級者向け「ジェットパイルダーコース」の2種類から用意されている。上部がプールで擬装された地下の格納庫から身長18,mのマジンガーZがリフトアップされ、アニメさながらにパイルダー号とマジンガーZの合体を忠実に再現。定員は各回1名に限定、料金については未定だが、もりもり博士の美容院代一回分程度が想定されている。さらに、マジンガーZになりきってリフトアップを体験できる「人サイズ格納庫」をプールエリアおよび豊島園"庭の湯"内に複数設置することも計画。庭の湯では、ガソリンスタンドの自動洗車機をヒントに開発された、リフトアップしながらのボディウォッシュやマッサージ機能を完備する考えもあるらしい。さらに本アトラクションの完成に伴い、園内を走行する模型列車をマジンガーZ、あしゅら男爵を模した新型車両に改造する案もあり、エイプリルフールネタにしてはかなり詳細まで企画されている。『マジンガーZ』の原作者・永井豪氏は、本プロジェクトに対して「完成を心待ちにしています!」とまんざらでもない様子で、「ジェットパイルダーコースでぜひ挑戦させていただきたいと思います」と喜びをあらわに。また、『マジンガー』シリーズなどのロボットを美少女キャラ化したアニメ『ロボットガールズZ』でZちゃん(マジンガーZ)役を演じる声優の本多真梨子も、「『ロボットガールズZ』の劇中でも、プールの中の格納庫からZちゃんが登場するシーンがあって、私もやってみたいと思っていました!」と期待を寄せている。アトラクションの建設は、空想世界にある建造物を現状技術および材料で建設する「思考実験的提案」を発表してきた前田建設工業のファンタジー営業部が担当。2003年に工期・工費について発表した72億円のプランがついに実現化されることになるが、超合金Zの調達法や、格納庫の背景として欠かせない富士山の練練馬移設が大きな課題となっている。また、『マジンガーZ』のファン層が企業経営を担っている世代の多いことから、法人利用のサービスも検討中。この企画ために世界最大級の巨大3Dプリンターを導入し、高さ18mの「社長像」「新任取締役候補像」「新商品」などを製作。マジンガーZの代わりにプールの中からリフトアップするサービスも提供されるという。これにより企業の成長性や業績向上を強く印象付ける会場として、株主総会や決算説明会の誘致も狙っている。(C)ダイナミック企画・東映アニメーション(C)松本零⼠・東映アニメーション(C)ロボットガールズ研究所
2015年04月01日ウララキューブは2月7日~3月22日、東京・銀座の「チーパズギャラリー」にて「松本零士原画展 キャラクターアートワーク」を開催する。同展は、『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』など数々のヒット作品を生み出してきた漫画家・松本零士氏の過去作品の原画を集めた展示となる。会場では、過去の雑誌連載で表紙を飾った作品を中心に、宇宙を舞台としたSFマンガの中から同氏による原画を展示する。また、イベントオリジナルグッズを販売するほか、原画を忠実に再現した「U-ARTCOLLECTION」(高精細複製画)を松本氏の直筆サイン・エディションナンバー付きで受注販売する。併設する「チーパズカフェ」では松本氏の壁画を作成し、「メーテル」「ハーロック」「おいどん」(各700円・税込)を描いた3種のラテアートを特別メニューとして提供する。カフェスペースには関連したグッズも展示されるとのこと。会期中には松本氏が来場し、サイン会とギャラリートークも実施する予定。参加条件の詳細については、2月上旬開設予定の公式HPにて発表する。同展の開催時間は各日10:00~19:00で、会期中無休となる。入場無料。
2015年01月21日ゼロエンタープライズ・ジャパンは12月8日、「零戦里帰りプロジェクト」の一環として「零式艦上戦闘機=零戦(ゼロ戦)」を完成状態で展示するための仮組みを開始した。「ゼロ戦」は、第二次世界大戦期における旧日本海軍の主力艦上戦闘機で、今回仮組みが行われている機体は飛行可能な状態のものだという。同機はアメリカのZero Enterprise Inc.(CEO: 石塚 政秀氏)が所有している。12月4日に航空機や部品の輸入販売・整備などを行っている日本企業・Japan General Aviation Service(JGAS)と同社との間で、同機を保管する格納契約が締結された。同機はエンジン・主翼操縦席部分・機体尾翼部分の3つのパーツに分解の上、アメリカから日本に輸送された。現在、完成状態で展示するための仮組みが、JGASの「鹿児島航空機整備センター」の格納庫内にて12月8日から行われている。同機は11月5日に入国が実現し、飛行可能な機体内部の構造などを見ることができる希少な状態であることから、11月21日~24日にさいたまスーパーアリーナで展示会が開催された。6,000人以上の人が会場に足を運んだという。ゼロエンタープライズ・ジャパンは、終戦70年目となる2015年の国内飛行を目指す中で今回の格納契約に至ったという。現在3つに分解されている機体を完成状態で展示するため、年内に仮組みを終える見込み。また、2015年初頭には米国A&P(米国航空機整備士)資格を有し、ゼロ戦の整備にも精通した整備士を招集する。有資格者のもと仮組み状態の機体を一旦分離し、飛行の実現に向けた本格的な組み立て作業を行い、2015年春までには完成させる計画とのこと。
2014年12月12日「零戦里帰りプロジェクト」を推進するゼロエンタープライズ・ジャパンは12月10日、日本人所有の飛行可能な零戦を完成状態で展示するための仮組みを開始したと発表した。同プロジェクトは、同社取締役の石塚正秀氏がCEOを務めるZero Enterpriseが所有するレストア済みの零戦を日本に移し、飛行可能な状態のまま保存するというもの。同機は米国からエンジン、主翼操縦席部分、機体尾翼部分の3つに分解され日本に帰国。航空機・部品の輸入販売・整備を手がけるJapan General Aviation Serviceの鹿児島航空機整備センターで仮組みが12月8日から開始された。年内には仮組みを終えて完成状態で展示が可能になる予定で、2015年初頭に米国から零戦に精通した整備士を招き、仮組み状態を一旦分離し、飛行の実現に向けた本格的な作業を行い、同年春までに完成させる計画だ。
2014年12月10日城下町・松本にあり、1300年前から親しまれてきたのが浅間温泉。古くは江戸時代、松本城主たちが愛し、明治になると竹久夢二、与謝野晶子など文豪たちも足しげく通った名湯です。長野県内でもトップクラスの湧出量を誇り、柔らかく肌になじむ泉質は多くの温泉ファンに好まれています。その浅間温泉の中でもひときわ現代性と日本ならではの伝統の意匠ある空間を持ち、デザイナーズ旅館として高い評価を受けているのが、「星野リゾート 界 松本」。新旧のアートに触れた後、ゆっくりとくつろぐのなら、こんなスタイルのある宿こそがふさわしいものです。伝統の技を各所に感じる館内「界 松本」のコンセプトは歴史と芸術に深く結びついた松本の歴史をたどるかのように、館内で新鮮さとクラシカルな美しさを秘めたアートワークを表現すること。それも職人たちの手仕事の技が光る本物を見せる。そんな宿の情熱が見え隠れします。ドームのような外観からガラスのアプローチを抜けた先にあるエントランスホールはまるで教会のような荘厳さ。その先には吹き抜けの廊下がドラマチックにゲストを出迎えてくれます。丁寧な細工が施された透け感が美しい組子障子は匠の技術あってのもの。陰影ある表情を持つのは天然土壁。波のような浮き上がりが力強い。このほか、伝統的な江戸の墨流しを用いた和紙、繊細な金箔をはりつけた細工、作家・川原信子氏によるカリグラフィーアートなどパブリックスペース、客室のあらゆる場所にこだわりが。伝統とモダンがとけあい、ときに共鳴しあってどこにもない「界 松本」ならではの華やかな美学へと昇華し、みごとです。 松本文化を表した星野リゾート 界 松本の「ご当地部屋」>>続きを読む 松本の文化を表したご当地部屋「オーディオクラフトルーム」「界」ブランドではその土地の魅力を極めてゲストに提供する「ご当地部屋」というコンセプトルームを設けています。もの作りが盛んな松本を象徴して「界 松本」では「オーディオクラフトルーム」を用意。工房アンダンテを主宰する木工作家・吉田直樹氏による音楽をテーマにした作品を室内に展示。クラシック、ジャズなど心をリラックスする音の世界を表現し、音楽を愛するゲストに好評。この部屋に泊まりたくて訪れる愛好家も多く、人気です。「オーディオクラフトルーム」制作クラフト作家 吉田直樹氏コメント「星野リゾート 界 松本」との出会いは今年の「クラフトフェアまつもと2014」でのことでした。そこからお話しがあり、「オーディオクラフトルーム」のための作品を依頼されました。最初はやはり、いろいろと考えましたね。客室というプライベートな場所でどんなものがゲストのみなさんの心の琴線に触れ、音楽を楽しんでいただけるのかと。そこで、ジャズとクラシックをテーマにした作品を選んでみました。やはり部屋の中ではリラックスしてもらうのが一番ですからね。松本は「サイトウキネン・フェスティバル」などアートと共に音楽とも深い絆のある街。「界 松本」にも音楽愛好家のゲストの方も多く、 この「オーディオクラフトルーム」はとても喜んでいただけているようで、本当に嬉しいです。私の作品は音と灯りと木のぬくもりが生み出す優しく、温かな空間が特徴です。どうぞ、作品に触れてみて、柔らかい木の肌触りを感じとっていただきたいです。また、バイオリンなどに用いる本物の木を使ったオリジナルスピーカーも「ご当地部屋」のために製作中です。チェックインすると室内には好みの音楽が流れている。そんな余韻のある「ご当地部屋」になればと思っています。 宿泊中は松本文化ならではの体験を >>続きを読む カンクラフトワークショップを体験「星野リゾート 界 松本」でもうひとつ体験したいのがゲストのためのクラフトワークショップ。松本でシンプルな美しい手作り家具を製作するKancraft(カンクラフト)直伝で技術を取得したホテルスタッフが指導。小さなカッティングボードやコースターなど気軽に作れる作品に挑戦。これが思わず集中してしまうほど楽しく、自分だけのクラフト作品に旅の思い出を刻んでいきます。夜にはエントランスロビーにてコンサート堪能教会のような荘厳な雰囲気のエントランスロビーでは毎夜、地元のアーティストによるゲストのためのコンサートを開催。フルート、ピアノ、サックスなど日によって異なる内容で、身近に楽器の音色、ライブな音楽の高揚感を味わえると好評。空間を活かし、高い天井に共鳴する響きは感動をおぼえるほどにドラマチックで「界 松本」での夜にふさわしい時間を演出してくれます。 特集「アートを旅する街、松本」
2014年11月28日11月、新国立劇場・中劇場にて『ブエノスアイレス午前零時』が上演される。演出を担当する行定勲と、原作者の藤沢周に話を訊いた。『ブエノスアイレス午前零時』チケット情報1998年に芥川賞を受賞した小説『ブエノスアイレス午前零時』を、行定は刊行当初から映画にしたいと熱望していた。「藤沢さんの描くハードボイルドな、ちょっと距離を置いて社会を見つめる視線というのは、僕の思う非常に〈映画的なるもの〉なんです。静かだけれど、つねに凶暴」と藤沢作品の魅力を語る行定。ノートを新しくするたび、今後実現させたい企画の筆頭に『ブエノスアイレス午前零時』の名はあり続けたのだという。これが舞台化に向けて大きく舵を切ったきっかけは、主演である森田剛からのラブコールだった。「行定さんの演出で舞台をやりたい」という森田の想いを行定はふたつ返事で受け入れた。そして彼に似合う作品を考えるうち、15年もの間温め続けていたタイトルが浮かんだ。「森田くんに、現実に縛られた男を演じてほしかった。そういう男が奥底にあるものを出す瞬間を演じたら、彼はすごく輝くんじゃないかと思ったんです。そのときに『ようやくあの作品ができる』と感じた」長年行定から映画化の構想を聞き続けていた藤沢は、そのキャスティングに最初は驚いたのだとか。それもそのはず、原作に描かれているカザマという男は、森田の風貌と決して似ているとはいいがたいのだ。しかし制作発表の場で森田と会い、彼がカザマを演じることに深く納得したという藤沢。「森田さんは静かなのに、心の中に刃を抱えている感じがする。彼に演じてもらうカザマは、静謐な男だけれど実は奥底でパッションが燃えている。ぴったりですよ」。原作者である藤沢は、行定の手による舞台化に全幅の信頼を置いている。「行定さんの映画って、たとえラブストーリーでもそのなかに冷酷なものや毒を孕んでいる。それが僕に共鳴する部分があるんです。『ブエノスアイレス午前零時』もいろんな読み方ができる小説ですが、書き手の核を確実に掴み取ってくださっている」。行定も「どう演出するか、いまの時点ではまったくわからない」と言いつつ、自信をのぞかせる。「藤沢さんの小説は、10年以上経ってもまったく色あせない。それは僕が映画をつくるときに目指しているところです。いくつか演劇に携わってきたけれど、こうして企画の段階から携わるのは初めての経験。プレッシャーはあります。でも、原作を初めて読んだ時の初期衝動のまま、この世界を描き出せれば」。果たして、行定によってこの作品がどのような形で立ち現れるのか、期待が募る。舞台は11月28日(金)から12月21日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場、12月25日(木)から29日(月)まで大阪・シアターBRAVA!で上演。チケットの一般発売は10月4日(土)午前10時より。取材・文/釣木文恵
2014年09月30日●2人で挑んだ初めてのキスシーン中条あやみと森川葵が共演した映画『劇場版 零 ~ゼロ~』が26日から公開をスタートした。人気ホラーゲーム『零』シリーズを原案に、『呪怨 黒い少女』(09年)、『リアル鬼ごっこ3~5』(12年)、『バイロケーション』(14年)などで知られる安里麻里監督がメガホンをとった。舞台は山間にたたずむ女子学園。学園のカリスマ的存在の少女・月守アヤが寄宿舎の自室にこもるようになってから、周囲の生徒が1人、また1人と姿を消していく。『渇き。』(14年)や『チョコリエッタ』(15年)など話題作が続く森川に対し、中条は本作が初映画で初主演。呪いの当事者と疑われる少女・アヤを中条が、呪いに翻弄される風戸ミチを森川が演じた。ファッション誌『Seventeen』の専属モデルを務める2人。武井咲や桐谷美玲、橋本愛といった今を時めく女優たちを輩出したことでも知られるこの"登竜門"で、2人の才能はどのように育まれているのか。今回の対談では、それぞれの魅力と共に仕事と向き合う姿勢も自然と見えて来る。――中条さんは、映画初出演で主演。森川さんは現場で、どのような印象を抱きましたか。森川葵(以下森川):私が言うのも何なんですが、すごく堂々としてて。常に全力というか。監督のいうことに対して応えようという気持ちをすごく感じました。中条あやみ(以下中条):いやぁ…ジタバタしてましたよ(笑)。心の中ではすごく焦ってました。地方ロケがあったりすることもあって、撮影は台本の順番と関係なくバラバラです。役的にも前半の閉じこもっている時はミステリアスですが、後半は自分の意志が見えてきます。そうやってキャラが違うので、演じ分けることが難しくて。ちゃんと場面に合った演技をするようにと監督から怒られることもありました。――いきなりの大役ですからね。監督の期待も多きかったはずです。中条:映画に出たかったので最初にお話をいただいた時はうれしかったんですけど、他の人より演技経験が少ない分、『がんばらないと』という思いがありました。その上、さらに怒られたりして…心では分かってても体が動かなかったりすることが悔しかったです。――森川さんも、最初の映画が初の主演でしたね。気持ちは分かりますか。森川:作品の規模が全然違いますので、プレッシャーも全然違うと思います。その映画は、ひたすら走っているだけだったので、何にも心配することがなかったんですよ(笑)。――お二方はセブンティーンのモデルを務められています。森川さんが先輩にあたるわけですが、初対面の印象は?中条:私が入ってすぐの2011年頃で…その時から小っちゃかったので(笑)。森川:うるさいよ(笑)!中条:かわいらしい先輩だなと思ってました。その時は小悪魔みたいな魅力があって、男子にモテそうな小動物キャラでした。森川:そっちこそ、静かなお人形さんみたいだったよ。全然、印象違います。すっごい面白いです(笑)。中条:あなたもです(笑)。――舞台あいさつなどで中条さんのことを「天然キャラ」とおっしゃっていましたが。中条:私は変わっていると自分自身では思ってないんですが…。森川:この顔で急に関西弁しゃべり出したりするんですよ。そこからなんか違うというか。――モデルなどの現場で接する機会はあるんですか。森川:セブンティーンの時は…。中条:たまにだよね。――普段の会話は敬語?中条:わりとゴチャゴチャだよね(笑)。森川:たまに(敬語を)使ってきます。――例えば同じセブンティーンモデルの西内まりやさんとかだと敬語になるんですか。中条:ゴチャゴチャです(笑)。森川:私は完全に敬語。たぶん、お互いの距離感によって変わるんだと思います。私は、まりやちゃんと会う機会が全然ないので敬語なんですけど。中条:私は結構会います。プライベートでも仲良くさせていただいているんですが、友だちというよりも頼れるお姉さんという感じです。――じゃあ、中条さんと森川さんの距離感は近いわけですね?中条:たぶん…近いと…。森川:なんで、"たぶん"なの(笑)。――そんな2人のキスシーンがありましたね。撮影はどのような雰囲気で行われたんですか。中条:生徒から石を投げられて部屋のガラスが割れるシーンの直前の撮影は張り詰めていたんですけど、その後は全然違いました(笑)。現場に入る前から『私たちキスシーンするんだよね』と話していたので、どんなシーンになるのかなと思ってましたけど、やってみたら割りとライトに。スッて終っちゃったよね(笑)?森川:うん(笑)。中条:こんなちょっとでいいの?みたいな感じでした。いろんな角度から撮っていたので、何回かはしたんですけど、でもカメラの位置を変えて本番になったら、ほぼ一発で撮り終えていました。――これまでキスシーンを経験したことは?中条:初めてでした。森川:私はシーン自体はありますけど、ギリギリのところで止めていたので初めてになります。中条:2人共、女の子が。森川:初めて(笑)。●森川「模索中」 中条「目標は大きく」――今回は全編フィルムでの撮影でした。フィルム撮影ならではの特徴は?中条:音が鳴る。カラカラカラって。森川:それが録音部さんには、やめて欲しい音みたいで。中条:だからカメラマンさんは何枚も毛布をかぶって。――そういう失敗が許されない状況だと、かなり現場がピリピリしていそうですが。中条:私は自分で精いっぱいで。でも、日によるよね?森川:うん。ピリピリしている時は結構ピリピリしてて。でも、そうじゃない日もありました。――中条さんは監督から怒られたとおっしゃっていましたが、森川さんは?森川:シーンによって、ミチの明るさがすごく違うんですよ。テンションが上がったり下がったり。『ここはもうちょっと明るく。そんなに暗くならなくていいから』みたいなアドバイスはしていただきました。順序がバラバラで撮っているので、全然分からなくなるんですよ。――どのような役作りをしましたか?中条:台本に"華奢(きゃしゃ)な体"と書いてあったので、ちょっとだけ体重を落としました。――おっ、すごいですね。何キロぐらい?中条:まぁ、2キロぐらい…。――本当に"ちょっと"ですね。中条:はい(笑)。運動して落としました。森川:私は特にありませんでしたけど…髪型を変えると気持ちを切り替えることができて、その役の気持ちになれる気がします。衣装合わせの時に監督と話し合って少しだけ切ったりしました。――先日、映画『人狼ゲーム』を観たんですが、森川さんはその時と別人ですね。森川:確かにそうですね(笑)。『零』ではラインを引いたりマスカラしたりしてるんですけど、『人狼ゲーム』は一切していなくて。そのせいだと思います。――観る作品ごとに印象が違うので、一体どれが本人なんだろうと。森川:全部、ウソでいいんです(笑)。――森川さんは以前、「芝居をする楽しさが分からない」とおっしゃっていたそうですが、今はいかがですか。森川:今は楽しさが分からないというより…すごく忙しい時とすごく暇な時があるので、朝から夕方までバイトして安定した生活を送っていた方が楽しいんじゃないかと想像したりします。そして、バイト先で出会った男性と結婚して、子ども産んで、家庭を作って。その方が、楽しいんじゃないかなって。最近、暇な時間が多くて考えちゃってます(笑)。中条:あはははっ! なんだろう…そういう奇抜な考え方だからさ(笑)。森川:普通じゃないの(笑)?中条:そんな感じだから、逆にその生活は向いてないかもよ。しかも、考えが結構変わるタイプじゃない?森川:変わる! すごい変わるんですよ。今はそっちの生活をしてみたいなって。中条:でも、その気持ちはすごく分かる。――芸能の世界で生きる人でも学業に専念したり、一時は離れる方もいますしね。森川:そうですね。でも、結局現場に行きたいなって思ってしまいます。きっと現場が好きなんです。だから、やめたくないという気持ちもあります。中条:私も、決められた時間で生活したらどうなるんだろう…想像しちゃいますね。――お二方はセブンティーンのモデルになったことで第2の人生がはじまりました。「セブンティーンモデル」という肩書についてはどう思いますか?森川:セブンティーンは"モデルの森川葵"。映像系は"動いている森川葵"。それぞれ別なので、演技のお仕事のときに"セブンティーンモデルの"と紹介して頂くことが多いですが、別の存在としてやらせていただいているので特に違和感はないです。中条:私も同じですね。ファンレターをいただいたり、「憧れています」と言われたらうれしいですし。そういう立場にいるからこそ、体重管理とかきちんとしなきゃいけないと思っています。――今後はどんな人生を歩んで生きたいですか。森川:模索中です。ただ身長が低いのでモデルを続けていくのは難しいだろうなと思います。中条:でも、森川さんぐらいの身長のモデルたくさんいるよね。森川:うん。でも、並んだらチンチクリンですもん(笑)。中条:私は目標は大きく。モデルとお芝居どちらでもいいので、海外でも活躍できる人になれればいいなと思います。とにかく、いろんなことをやっていきたいです。<プロフィール>■中条あやみ1997年2月4日生まれ。大阪府出身。2011年、女性ファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン」でグランプリに選ばれ芸能界入り。翌年にはドラマ『黒の女教師』(12年TBS系)で女優デビューを飾った。2013年には、山下智久主演の月9ドラマ『SUMMER NUDE』(13年フジテレビ系)に出演。その他、日本最大級のファッションショー「東京ガールズコレクション」にも出演するなど、モデル、女優として活躍している。本作がスクリーンデビューとなる。■森川葵1995年6月17日生まれ。愛知県出身。2010年、女性ファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン」でグランプリに選ばれ、モデルとして芸能界入り。2012年『LOVE ToRAIN』でスクリーンデビューを果たし、同年のドラマ『スプラウト』(12年 日本テレビ系)ではヒロインを演じた。その他、『スクールガール・コンプレックス-放送部篇-』(13年 主演)、『渇き』(14年)などの映画に出演。公開を控える『チョコリエッタ』(15年 主演)では、役作りのために坊主にしたことが話題になった。(C)2014「劇場版 零~ゼロ~」製作委員会
2014年09月27日劇場上映の公開初日を迎えたアニメーション作品『ロボットガールズZ』の初日舞台あいさつが31日、東京・新宿バルト9で行われ、主要キャスト8人が登壇した。舞台あいさつには、Zちゃん役の本多真梨子、グレちゃん役の水瀬いのり、グレンダさん役の荒浪和沙、ガラダちゃん役の森下由樹子、ダブラスちゃん役の東山奈央、ガイちゃん役の高岡香、ダンダン役の喜多丘千陽、バラたん役の辻あゆみの8名が登場。さらに、アニメ化を記念して実施した「フルボッコにされたいキャラクター募集キャンペーン」で選ばれ、新作映像に出演することになった、いまいち萌えない娘(コスプレイヤー)とコレジャナイロボも応援に駆けつけた。この数時間前には、神奈川県・横浜ブルク13でも舞台あいさつは行われていたが、チームZの全員集結は新宿が初めて。水瀬の「ついにそろったよ、チームZ!」をはじめ、満員の観客を前にした8人は感慨深げの様子だった。両手にダブラスM2ハンドパペットを装着してあいさつに臨んだ東山は、多くのファンがパペットを振って応援していることに感動し、「ダブラーがいっぱい! なの~♪ なのなのなの~♪」とパペットを揺らしてみせ、ファンとの交流を楽しんでいた。イチオシのシーンやセリフについて高岡は、ガッキーがバリアントアンカーに乗っているシーンを挙げ「公式サイトの4コマ漫画ではバラたんに奪われたんですが、アニメ(4話)でちゃんと乗っていたのでホっとしました」と解説。また、辻がグレちゃんとバラたんが本編でお菓子を争うシーンを挙げると、水瀬が辻に歩み寄り、アニメを再現するかのごとく睨みあう状態に。このまま激しく激突か!? と思いきや、2人が笑顔でハグをして、会場から暖かな拍手が送られていた。荒浪は、5話でグレちゃんが泣いてる時の「グレちゃんさん……」を挙げたが、「ジェットファイアーP1」にやられた"小股チョップ"のシーンもうっかり紹介してしまい、「うちの親も来ているから、小股チョップなんて言いたくなかったよー!」とはにかみ、会場は大爆笑。そのほか、東山が「劇場版で新たに追加された各話の間にダブラスちゃんが登場しますが、『よい子は見ちゃいけません』のシーンの補完もあるので注目してください!」とアピールしていた。また、劇場版で初登場したいまいち萌えない娘は「素晴らしいイマイチっぷり。これはフルコース食べていたらうまい棒が出てきたみたいな感じ。イマイチの完成形です」と大絶賛。そして、わざわざ香港から応援に駆けつけたというコレジャナイロボは、いまいち萌えない娘がコメントの中継役になり、「トイレに行きたいそうです!」「話が何も聞こえない」など"ロボジャナイ感"たっぷりの発言で会場を賑わせた。最後に本多は「ロボットガールズZは、笑いを提供しつつ、いろんな美少女をフルボッコにしていきたいと思います。皆さんの応援で続くかもしれないので、よろしくお願いします!」と、続編への意欲を示していた。『ロボットガールズZ』は、2014年1月より東映チャンネルにて放送されたのTVアニメ。永井豪原作の『マジンガーZ』『グレートマジンガー』『UFOロボ グレンダイザー』を美少女キャラ化した作品で、マジンガーZ娘のZちゃん(CV:本多真梨子)や、グレートマジンガー娘のグレちゃん(CV:水瀬いのり)、グレンダイザー娘のグレンダさん(CV:荒浪和沙)たちロボットガールズが、町内征服をたくらむあしゅら男爵や機械獣少女たちをぶっ飛ばす爽快なアクションとテンポの良い展開が魅力で人気を博している。(C)ダイナミック企画・東映アニメーション(C)松本零士・東映アニメーション(C)ロボットガールズ研究所
2014年06月01日3月22日、23日に東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2014」にて、永井豪原作『マジンガー』シリーズを美少女キャラ化したアニメ『ロボットガールズZ』のステージイベントが行われた。イベントには、チームZ・Zちゃん役の本多真梨子、グレちゃん役の水瀬いのり、グレンダさん役の荒浪和沙、チームG・ゲッちゃん役の内田真礼、ジーグさん役の津田美波、チームT・ガイちゃん役の高岡香、ダンダン役の喜多丘千陽と、総勢7人が初めて一堂に集合。7人はそれぞれのキャストのコスプレで登場し、ファン投票で選ばれた台詞やミニライブのほか、チームZとチームGによる本作の主題歌「きかい♡少女隊」を5人そろって初披露した。『ロボットガールズZ』のヒロイン・チームZとチームGがそろってイベントに登場するのは今回初。高岡香と喜多丘の小気味良い司会で幕を開けた本イベントだが、『ロボガ』コスプレ初披露の内田と津田は「めっちゃ恥ずかしい!」とはにかみ気味。ファン投票で選ばれた、地上波では流すことのできないシーンの台詞披露コーナーでは、荒浪が「痛いのと恥ずかしいの、どっちがお好みかしらぁ」とグレンダさんらしいドS台詞で先陣を切り、続く本多の「てか、ぶっちゃけあんたら(チームT)知名度ないっつーか」との台詞には、ほかのキャストからは「ひどい!」と集中砲火。司会のチームTの2人は「(Zちゃんが攻められているけど)こっちもダメージをうけてるんだから!」と思わず吐露した一幕もあった。そして『ロボットガールズZ』のオンラインゲーム化の発表を知った7人は大盛り上がり。しかし、荒波の「拡散希望!」に会場は沈黙すると、水瀬から「会場にこんなにたくさんの人がいるのに(反応がないなんて)絶好調ですね」と本作とは違い荒浪がいじられる場面も。 さらに、Blu-ray&DVDに収録される、新作映像に出演することが決定したコラボキャラクター6キャラクターのうち、いまいち萌えない娘は寿美菜子、ピクシブたんは大空直美が、ミヤリーは橘田いずみが、レルヒさんは稲田徹が声優を担当することも発表された。今回は、その中から代表して「宇都宮市特別PR担当」のミヤリー、声優を務める橘田が特別ゲストとしてステージに。ミヤリーは登場するやいなや、持っていたステッキを投げる、毒舌を連発など、その外見とは違いやりたい放題。宇都宮のギョウザ大使もつとめる橘田はギョウザのバックを持って登場し、ミヤリーの印象について「私にないダークな一面を持っているので、ミヤリーといると落ちつく」と語っていた。ミニライブでは、赤いサイリウムを持って応援するファンの前でチームZとチームGによる「きかい♡少女隊」、そして本作のオープニングテーマ「ロボットガールズZ」を全員そろって初披露。「練馬! 練馬!」や「群馬! 群馬!」以外でも合いの手を入れるファンに、本多は「合いの手が入らないところでも合いの手が入ってきて楽しかった!」と喜びをあらわにしていた。最後に、今回のイベントについて内田は「せっかくこんなかわいい衣装を作ってもらったから、またやりたい!」、津田は「わたしたち(チームG)は1話しか出てない。それってどうなの? もっと出たいよ」、荒浪は「ライブをやっていて気持ちよかった!」、水瀬は「応援してくれるみなさんにありがとうの気持ちがいっぱい!」とそれぞれに喜びを語った。最後に本多が「こんなに大勢の方に来ていただけることが本当にうれしいです。これからも皆で力を合わせてがんばっていきます!」と締めくくり、大盛況のイベントは幕を閉じた。その後も「Anime Japan 2014」限定劇場鑑賞前売券購入者へのプレゼントお渡し会や、共演が決定したうーさー様との撮影など、引っ張りだこの1日を過ごした『ロボットガールズ』チーム。5月31日からは全国10館で本作が上映され、6月13日にはBlu-ray&DVDの発売も控えている。(c)ダイナミック企画・東映アニメーション(c)松本零士・東映アニメーション(c)ロボットガールズ研究所
2014年03月24日日本のアニメ史上に輝く金字塔を、最新3Dアニメーションで復活させた『キャプテンハーロック』の公開を記念し、28日、都内の劇場で原作者である松本零士氏と、本作の挿入歌を担当する加藤登紀子がトークショーを行った。松本氏が直々にオファーをし、実現した今回のコラボレーション。加藤は書き下ろしの新曲『愛はあなたの胸に L’amour dans ton coeur』を松本氏と観客を前に生披露した。その他の写真加藤は1980年、松本氏原作の「元祖大四畳半大物語」が映画化された際にテーマ曲を手掛けた経緯があり「今回もやはり加藤さんでないとダメだった。胸を打つのを通り越して、その中に自分が入り込める。それが登紀子さんの歌です」(松本氏)。加藤は「メーテルのような女性から、戦う孤独な男たちへのメッセージ。男は戦いに突き進んでしまうけど、結局、宇宙や地球は回っている。どこまでいっても同じ繰り返しだから、あなたの心にある愛に気付いて…、という思いを込めた」と楽曲への思いを語った。同曲はフランス語で作詞が行われたようで、「先生からのリクエストでした。私はシャンソンからスタートしたので、フランス語の歌はとても好きですね。ただ、フランス語での作詞は初めてだったので、自分の気持ちをフランス人の方に伝えて、フランス語に置き換えてもらいました」(加藤)。松本氏は「情感に訴える迫力と、感情的な心にしみ込んで来る部分を感じて感動しました」と感謝の意を表していた。本作は地球への居住権をめぐって紛争が繰り返される未来を舞台に、かつて英雄と呼ばれた男が政府に叛旗を翻し、地球人から恐れられる“宇宙海賊キャプテンハーロック”として戦う姿を描いている。監督は荒牧伸志(『アップルシード』)。すでに海外の76の国と地域から公開オファーが届いている。小栗旬がハーロックを、三浦春馬が物語のカギを握る青年・ヤマを演じる。『キャプテンハーロック』9月7日(土)超拡大ロードショー
2013年08月29日俳優の岡田准一が22日、都内で行われた主演最新作『永遠の0』の完成報告会見に出席した。本作で“海軍一の臆病者”と呼ばれた謎多き天才零戦パイロットという難役に挑み「重たい役ですし、眠れない日々が続きました。襟を正して丁寧に演じた」と述懐。劇中では丸坊主も披露し「戦争を描いた作品ですし、(坊主になるのは)わかっていたので。ぜひ記者の皆さんには『気合いの表れ』と書いていただければ」と余裕も見せた。その他の写真会見には共演する三浦春馬、井上真央、メガホンを執った山崎貴監督、原作者の百田尚樹氏が出席した。100万部を突破したベストセラー著書を映画化した本作は、現代を生きる青年(三浦)が、太平洋戦争の時代を生きた祖父(岡田)の足跡をたどり、60年間封印されてきた真実に迫る。以前から山崎監督とのタッグを熱望していたという岡田は「細かい描写まで、とにかくこだわりがすごい。他の監督からは『CGが多いと、芝居の技量も出るぞ』と言われたが、監督の的確な演出のおかげで何とか乗り切れた」と振り返った。一方、岡田演じるパイロットの妻を演じた井上は「作品を観て感動と衝撃を受け、私自身は女優として幸せを感じている。映画に描かれる愛と真実が、若い世代にも受け継がれれば」と感無量の面持ちだった。また、三浦は「役者として成長できた。それにこの作品をきっかけに、自分の祖父が(特攻隊の)予備学生だったと知った。ぜひ自分のルーツを知る機会にしてもらえれば」とアピール。劇中では今年5月に亡くなった故夏八木勲さんと共演しており「素晴らしい時間を過ごさせていただいた。現場ではとてもパワフルで、ご病気を抱えている素振りは一切見せなかった。ですから、この映画を観終わった後は、言葉にならない思いを感じましたし、空に向かって感謝の気持ちを放ちました」と故人をしのんだ。山崎監督は「以前から特攻に関しては関心があり、映画監督としても一度戦争と向き合い、取り組んでみたいと思っていた」と本作への思いを語り、「素晴らしい原作の感動に負けないように、いつもよりハードルを上げ、CGスタッフにはかなり厳しいことを言ったが、本当によくやってくれた」と手応え十分。百田氏は「これまで映画化のオファーは、ずっと断り続けてきた」といい、それだけに「こんな素晴らしい作品に仕上がり、感無量。試写では隣に岡田さんがいるのに、ボロボロ泣いてしまって…」と感激しきり。岡田は「隣に百田先生がいるので緊張していたが、涙を見て安心しました。涙のせいで、ちょっと集中できませんでしたが(笑)」と安堵の表情だった。『永遠の0』12月21日(土)、全国東宝系ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2013年07月22日松本零士の傑作コミックを約27億円を投じて映画化する『キャプテンハーロック』の主題歌が、ロックバンドONE OK ROCKの『Be the light』に決定した。その他の写真本作は、松本零士の『宇宙海賊キャプテンハーロック』を荒牧伸志監督や福井晴敏ら日本のトップクリエイターが総力をあげて新構築するもの。宇宙進出が進み、地球への居住権をめぐって紛争が激化した未来を舞台に、かつて英雄と呼ばれた宇宙海賊ハーロックの戦いを描く。主題歌に決まった『Be the light』は、3月に発売されたONE OK ROCK(ワンオクロック)6枚目のアルバム『人生×僕=』(ジンセイカケテボクハ)に収録されている楽曲。プロデューサーの池澤良幸は「映画『キャプテンハーロック』が持つ重要なテーマに“再生と継承”があります。絶望の危機に瀕しても前に進んでいく男がいる、ということを伝えたい、とこの映画のプロジェクトは立ち上がりました。そしてそれを私たちの世代も継承していかなくてはいけないと」と話し、楽曲の起用理由について「映画の製作が山場を迎えているとき、『Be the light』を初めて聴きました。自然と涙が流れてきました。それはただ単にこの曲とPVの素晴らしさに感銘を受けたということだけでなく、同じようなことを憂いて、叫んで、語りかけているONE OK ROCKさんに『自分も何かをしなくちゃいけない』という想いにかられたからだと思います」と語っている。今回の起用を受けONE OK ROCKは「世界中で起きている人間の力ではどうにもならない悲しい出来事に対して、バンドマンとして、ひとりの人として、自分たちの気持ちを表現した曲です。この映画と交わることで、ONE OK ROCKだけの世界観とはまた違った形で色々な人達の暗闇が光に変わることを心から願っています」とコメントを寄せている。『キャプテンハーロック』9月7日(土)全国ロードショー
2013年05月21日人類のために戦う宇宙海賊の勇姿を描いた松本零士の代表作が『キャプテンハーロック(仮題)』として今秋にアニメーション映画化されることが発表され、そのインターナショナルトレーラーが公開された。インターナショナルトレーラー1977年に発表された漫画『宇宙海賊キャプテンハーロック』は、地球連邦政府に叛旗を翻しながら、人類のために戦う宇宙海賊キャプテンハーロックと、無敵の宇宙戦艦アルカディア号に乗り込んだ40人の仲間たちの物語。これまでにも、繰り返し映像化されてきた『宇宙海賊…』だが、今回は東映アニメ史上最高額となる総製作費3000万ドル(約27億円)をかけ、原作総設定に松本、監督に荒牧伸志(『アップルシード』)、脚本に福井晴敏(『亡国のイージス』)、武内清人を迎えて映画化される。報道陣向けに配布された資料によると本作は「単なる過去作品のリメイクではなく、昔の『バットマン』と、『ダークナイト』などのノーラン版バットマンの関係に似て、外伝とも言える世界を再構築しており、リメイクというより“リブート(再誕)”と言えるかもしれない」と記載されており、原作の魅力とハーロックというキャラクターの陰影を最大限引き出すため、現代社会が持つテーマを投影したストーリーと設定を再構築するという。『宇宙海賊キャプテンハーロック』はフランスを始めヨーロッパでも国民的アニメとして圧倒的な支持を得ており、池澤プロデューサーは「このコンテンツの主要な市場は世界です。スタッフは世界で戦うアニメ日本代表なんです」と高らかに宣言。日本だけでなく世界各国での公開を視野に入れた上で製作が進められているようだ。本作は、今秋に日本公開される。『キャプテンハーロック(仮題)』今秋、全国ロードショー
2013年01月31日人類が作り出したもっとも低い温度は1兆分の450K(ケルビン)。絶対零(れい)度までわずか0.00000000045℃のこの記録は、2003年にマサチューセッツ工科大が打ち立て、ギネス世界記録にも認定されている。もしも絶対零度になったらどうなるのか?静止した原子、超伝導、超流動、体積がなくなるなど、想像を絶する世界が待ち受けているだろう。■理想と現実日常生活では温度にセルシウス度(℃)がもちいられ、摂氏(せっし)の名で知られている。セルシウス度は水が凍る温度を0℃、沸騰(ふっとう)する温度を100℃と定めているため、直感的にわかりやすいのが特徴だ。対して科学の世界では絶対温度(ケルビン)がもちいられ、Kであらわされるのが一般的だ。摂氏との換算は簡単で、℃に273.15を加えるとKとなる。0℃なら273.15K、100℃なら373.15Kといった具合だ。ただしKは0Kが最低と定めているので、数値はすべてプラスとなる。なぜ0K(-273.15℃)より低温にならないのか?これは熱気球のように、温度が高くなると膨張して体積が増え、逆に冷やすと体積が減ることに由来する。1℃下がるごとに、0℃時のおよそ273分の1ずつ小さくなっていくので、-273℃では体積がゼロとなる計算だ。ただしこの計算は理想気体と呼ばれる理論であって、現実に当てはまると-273℃の体積ゼロの状態では、分子や原子の体積すらなくなってしまう。冷やすとなくなり温めると出現するのでは勘定が合わない。そのため、-273.15℃を絶対零度とし、それ未満は存在しないと定めているのだ。さて、物体には固体~液体が変わる融点、液体~気体の沸点があるが、身近な物質の融点/沸点(℃)を見てみると、・水…0℃/100℃・海水(およそ)…-2℃/101℃・水素…-259℃/-252℃・窒素…-210℃/-196℃・ヘリウム-272℃/-269℃だ。■超伝導と超流動熱エネルギーを持った分子/原子は運動し続けている。水の場合、液体の状態でも水分子は常に動き回っているのだが、さらに熱エネルギーを加えると運動が活発になり、大気へ飛び出す蒸発が起きる。逆に0℃以下では互いに身を寄せ合って氷となるが、動き回る代わりに振動するように運動している。これらの運動は温度を下げる妨げとなるので、絶対零度に近づくためには、分子/原子を静止する必要があるのだ。そのため、光子をぶつけて原子の運動を止めるレーザー冷却、磁場を使って電子のスピン方向を揃える断熱消磁(しょうじ)などの方法がある。前者なら百万分の1K、後者は1兆分の1Kの世界が実現できる。極低温の世界で、電気抵抗がなくなる超伝導はご存じだろう。物質によって温度は異なるが、高いものでは70~80K、アルミニウムや水銀は数Kで超伝導体となる。電気抵抗がなくなることで強力なパワーを発揮できるため、医療用のMRIなどの電磁石に利用されており、リニアモーターカーへの応用も検討されている。超伝導状態では、外部からの磁場を打ち消す完全反磁性もあらわれる。磁石を乗せておくと、反発して磁石を浮かび上がらせるのだ。表面に電流が流れ、電磁石とおなじような働きをするというから、発電機の役割も果たす。すごいぞ、超伝導。超流動も極低温ならではの現象だ。これも物質によるが、およそ千分の1K以下では粘性がなくなり、摩擦がなくなるのだ。液体ヘリウムは、原子がやっと通れるような小さな穴を容器に開けておくと、冷やすと流れ出し、温めると摩擦が増え流出が止まるスーパーリークが起きる。寒いと潤滑油の粘度が高まるように、低温のほうが摩擦が増えるイメージだが、極低温の世界では逆の現象が起きるのだ。電気抵抗も摩擦もなく、発電もできるなら永久機関が作れそうだが、超流動はわずかな熱が加わるだけでダメなので、潤滑材としては使えないそうだ。残念。■まとめもしも絶対零度を下回るとどうなるのか?絶対零度は温度の下限と定義されているのだからバカげた疑問だが、力学では負の温度が存在する。しかもプラス無限Kを超えるとマイナスKの世界があるというからややこしい。長くなるので、続きは別の機会にご紹介しよう。(関口寿/ガリレオワークス)
2012年12月16日韓国出身の5人組バンド・FTISLANDの新曲『Neverland』(発売日未定)が、3月16日(金)より放送スタートするWOWOW開局20周年記念番組『オズマ』(深夜0時~)のオープニング曲に決定した。『オズマ』は、『銀河鉄道999』『宇宙戦艦ヤマト』などを生み出した漫画家・松本零士が1980年代にシナリオを執筆し、未公開のまま眠らせていたものを、今回、最新作として21世紀に蘇らせたSF大作。砂漠化した未来の地球を舞台に、謎の超巨大移動物体「オズマ」をめぐる重厚な人間ドラマと、謎が謎を呼ぶ緊迫のストーリーで、“生命の在り方”を問う。松本作品とのコラボレーションについて、FTISLANDのメンバーは「『銀河鉄道999』は韓国でも有名で、知らない人はいない」(チェ・ミンファン)、「松本零士先生の作品と聞いてびっくりしました。ご一緒できてとても光栄」(ソン・スンヒョン)と喜びのコメント。『Neverland』は、メンバーのチェ・ジョンフンが作曲に参加しており、「アニメに負けないように、頑張って曲を書きました」(チェ・ジョンフン)、「スピード感溢れるロックチューンです。未来にむかっているイメージで、アップテンポの曲なので、ライブで一緒に盛り上がりたいです」(イ・ホンギ)と話している。『Neverland』の着うた(R)配信も3月16日(金)よりスタートする。
2012年02月17日トータス松本の故郷・播磨での野外ライブ『歌う! トータス松本烈伝』が8月27日に行われた。今年で2回目の開催となる同イベントは、地元との連携や選曲など、よりトータス松本の強い思いが反映されたものとなった。トータス松本の公演情報オープニングはトータスの出身校である黒田庄中学校吹奏楽部の生徒達による演奏でスタート。同校校歌の歌唱へ。ちなみに、トータスが中学2年でエレキギターを買って、友人たちとバンドの練習をした場所が黒田庄中学校の音楽室だったという。制服を着た吹奏楽部の面々と赤いジャケットを着た派手な衣装のトータスとのコントラストが、時空を超えて交差しているようで、なんだかほほえましい。1曲目は『バンザイ~好きでよかった~』。トータスを含む7人編成のバンドは昨年の『マイウェイ ハイウェイ・ツアー』をベースにしており、アンサンブルには隙がない。そしてメンバーが着ている色とりどりのシャツこそは「播磨織」という西脇市を中心とした地場産業のブランド品だ。このあたりにもトータスの地元愛がにじみ出ている。中盤に差し掛かったあたりで、トータスはセンターステージへ移動。アコギ1本での弾き語りで数曲披露……する予定だった。ところが、1曲目の『借金大王』の途中でゲリラ豪雨に見舞われる。大粒の雫が身体を打ち、目の前の視界もおぼつかないほどの激しい雨に、それでもトータスは歌い続ける。2曲目には予定になかったRCサクセションの『雨上がりの夜空に』をすぶ濡れになりながら熱唱。自身が音楽を始めたきっかけでもある曲に、オーディエンスも大合唱で応える。ライブ終盤には、アカペラ・ツアーを共にしたコーラス隊「ハッピー・アワーズ」から3名が加わり『愛がなくちゃ』『クリア!』『ガッツだぜ!!』などを披露していった。ウルフルズ時代の曲とソロ曲、さらに予定外のRCサクセションのカバー曲と、トータス松本が辿ってきた道のりを凝縮したライブとなった。なお、トータス松本は10月より自身初となる弾き語りツアーを行う。また、11月3日(木・祝)に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールで開催されるぴあ主催の音楽イベント『ぴあ39th FAREWELL〝39-THANK YOU-〟~車輪小僧の大回転~』に出演が決定した。チケットは10月1日(土)より一般発売開始。チケットぴあでは、9月1日~9月8日(木)まで先行抽選(第3次プレリザーブ)を実施している。
2011年09月02日『さや侍』の公開を控える松本人志の監督デビュー作『大日本人』がハリウッドのメジャースタジオのひとつコロンビア映画によってリメイクされることが発表された。松本監督自ら主演した本作。“6代目大日本人”として防衛庁の依頼を受け日本各地に出没する“獣”と戦うも、世間の厳しい目にさらされる主人公の悲哀を描き、90万人を動員し、興行収入は12億円を突破。既成概念にとらわれないオリジナリティあふれるその手法は大きな話題を呼んだ。松本監督は先日、NHKの番組に出演した際「3日後に重大発表がある」と語っていたが、それがこの『大日本人』ハリウッドリメイク決定の一報であるようだ。プロデューサーを務めるのは、映画製作会社「オリジナル・フィルム」の創立者で、世界的なヒット作となった『ワイルド・スピード』シリーズや、『アイ・アム・レジェンド』、『グリーン・ホーネット』などの大作を手がけてきたニール・H・モリッツ。『アイ・アム・レジェンド』、『グリーン・ホーネット』はいずれもリメイク作品であり、また、コロンビア映画もこれまでに、清水崇監督のホラー映画『呪怨』のリメイクにあたる『The Grudge』、続編『The Grudge 2』を製作している。彼の下で『大日本人』がどのような変貌を遂げ、ハリウッド作品として仕上がるのか楽しみなところ。脚本を担当するフィル・ヘイとマット・マンフレディは、2002年にはジョン・キャロル・リンチ出演の映画『バッグ』で数々の映画祭で受賞し、スリラー映画『イーオン・フラックス』、大ヒット映画『タイタンの戦い』の脚本も手がけてきた俊英コンビ。『大日本人』、2作目の『しんぼる』共に海外の映画祭で高い評価を受け、まもなく公開の『さや侍』もロカルノ国際映画祭においてインターナショナルプレミア上映が決定するなど、3作品で世界にその名を轟かせる松本監督。リメイクにあたってはハリウッドスターが主役を張ることになるのか?松本監督自身はどのように関わっていくのか?など大いに気になるところだ。■関連作品:さや侍 2011年6月11日より全国にて公開© 2011「さや侍」製作委員会大日本人 2007年6月1日より東劇、なんばパークスシネマにて先行公開、6月2日より全国松竹系にて公開©YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.2007■関連記事:“切腹を申し付ける!”『さや侍』音声ストラップを5名様プレゼント松本人志、『さや侍』で「理想の娘」を描くも子役からは主演男優に鋭いダメ出しが…待望の松本人志監督第3弾!!『さや侍』試写会に10組20名様ご招待松本人志監督『さや侍』予告編が到着!りょうや板尾創路らの姿も松本人志監督『さや侍』特報が解禁!メガネの主人公、いきなりふんどしで…
2011年06月06日昨年12月に「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの最新作である「SPACE BATTLESHIP ヤマト」が劇場公開され話題になりましたが、その原作者である松本零士先生がデザインした「ヒミコ」という水上バスが東京の浅草やお台場を運行しているのをご存じでしょうか?しかも、その水上バスは「銀河鉄道999」のキャラクターたちが船内アナウンスをしてくれるというものなのです!私は「銀河鉄道999」が放映された、だいぶ後の世代ではありますがミーハー心がうずうずしてきます。浅草といえば東京スカイツリーも見えるはずだし、行くなら今!と思い、女友達と3人で浅草~お台場観光に行ってきました!■いよいよ出港!浅草で「人形焼」や「あげまんじゅう」をたらふく堪能したあとで、いよいよ水上バスに乗り込みます!乗り場からはアサヒビールタワーやスカイツリーが見えるので、一緒に記念撮影をパチリ。乗船口の方へ通されると、すでに行列が!あ、あの未来的なデザインの船が「ヒミコ」か!と感動。船内は外観に比べ意外とシンプルですが、星野鉄郎、メーテル、車掌さんのパネルが船の前方に置かれていて特別感を盛り上げてくれます。そしていよいよ出港!車掌さんによる船内アナウンスが聞こえてきました。それから、鉄郎やメーテルの声も続々……。水上バスから見える、周辺の案内をしてくれます。セリフはアニメからの使い回しではなく、オリジナルの音声。マニアには垂ぜんモノ、大興奮に違いありません。私も、声優さんの声を聞いて「おぉ~!」と思わず感嘆の声が漏れました。■高層ビルや東京タワーを眺めながらのクルーズ隅田川を下るコースで、普段見ることのできない角度から橋を眺めることができ、次々と現れる高層ビルは圧巻!築地市場や東京タワーもばっちり見えます。このクルージングでは隅田川にかかる12の橋と、総武線の鉄橋、東京港に出てからレインボーブリッジ、と全部で14もの橋をくぐります。そしてお台場フジテレビの大きな球体が見えると、ゴールはすぐそこ。約50分の船旅は、新しい角度からの東京の再発見でした。隅田川を見ることはあっても、隅田川から東京の街並みを見る機会はなかなかないですしね。ちなみに「ヒミコ」という名前の由来は、外国人観光客も多く乗る船だから、分かりやすい名前が良いだろうと言うことで、日本最古の女王様である卑弥呼から名付けたのだとか。日本人のみならず、世界中から愛されるようにという願いも込められているのかもしれません。【Information】東京都台東区花川戸1-1-1(浅草乗船場)<問合せ先>フリーダイヤル:0120-977311(9:30~17:30)浅草発―お台場海浜公園経由、豊洲行き10:10(お台場海浜公園止まり)、13:20、15:20料金=浅草―お台場海浜公園は大人1,520円ほか。※休日は混雑が予想されます。また、季節や天候によって運行に変動がありますので、詳しくはウェブサイトをご確認いただくか、フリーダイヤルで確認してからお出かけください。東京都観光汽船ウェブサイト栗本千尋+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】「東京スカイツリー」完成前から盛り上がる地元のオモシログッズ【コラム】ベトナムの「メコンデルタ」の川下り体験記【コラム】コブスくんと行く浜松ぶらり旅
2011年01月09日