アイドルグループ・ジャニーズWESTが1日、大阪松竹座にて一夜限りのスペシャルライブ「Johnny’s DREAM IsLAND 2020→2025 ~大好きなこの街から~」を生配信で開催した。先の7月28日を「なにわの日」とし、関ジャニ∞、ジャニーズWEST、関西ジャニーズJr.ら関西ジャニーズの総勢73人が、彼らの地元関西を象徴する「日本万国博覧会記念公園太陽の広場」に集結。2時間に及ぶ無観客ライブを、オンラインで有料生配信するという、初の試みを成功させた。このスペシャルライブを皮切りに、関西ジャニーズのグループが大阪松竹座で、単独ライブを無観客&生配信で届けていく。そのトップバッターを務めたのが、アルバム『W trouble』やシングル「証拠」のセールスが好調、勢いが止まらないジャニーズWESTだ。重岡大毅は「松竹座という劇場は、僕たちが10代から20代にかけて、お世話になっていた劇場です。毎年、春夏冬と公演をさせてもらっていました。稽古期間も全て合わせると約半年間くらいは松竹座にいたんじゃないかと思います。僕たちは、歌、ダンス、お芝居、バラエティ、全てのエンターテインメントの一歩目をこの松竹座で踏みだし、その道の過酷さ、苦しさ、夢、感動など全てを感じながら、歩き続けてきました。大人になった今になって思うことは、僕たちの『青春』というものは、松竹座にあります」と大阪松竹座への思いを語った。重岡が「青春の松竹座」と表現するように、彼らはこの場所で、関西ジャニーズJr.として春夏冬と毎年のように公演を行い、悲喜こもごもを仲間と分かち合ってきた。2014年にジャニーズWESTとしてデビューをしてからは、同年4月に行った「ジャニーズWEST コンサート デビュー記念なにわともあれ、ほんまにありがとう!」以来、7人揃っての凱旋公演は6年3カ月ぶりとなる。このライブは、オンラインでもファンのみんなとつながる「俺らの絆は深いんやー! ライブ」(名称は桐山照史が考案)というテーマのもと、ゼロディスタンスで一体感を味わえる、オンラインならではの工夫が施された内容になった。その一例が、ジャニーズのライブでは定番の「応援団扇」。星型のペンライトで装飾された客席を、このライブのためにファンが送ってくれた応援団扇が埋め尽くす。メンバーへのメッセージや似顔絵などが描かれた熱い想いが伝わる力作の数はなんと、10日間で約1万枚にのぼったという。全19曲を終えた彼らのパフォーマンスには、ジャニーズWESTがこの大阪松竹座で歩んできた年月の長さと重さ、そして成長がにじみ出ており、彼らのスキルと力強さが前面に押し出された約1時間40分に。2020年の夏には、Wドームライブも決定するほど大きくなったジャニーズWESTのホームであり原点、大阪松竹座。今後、関ジャニ∞、そして関西ジャニーズJr.の公演が続いていく。
2020年08月02日7月1日に芸能活動再開を発表したタレントの木下優樹菜(32)が6日、所属事務所を通じて、芸能界引退を発表した。事務所のサイトでは「木下優樹菜引退のご報告」と題し、「弊社所属・木下優樹菜は7月1日に活動再開を発表いたしましたが、今後の活動に向け慎重に協議を続ける中で、当社として今後同人との信頼関係を維持することが著しく困難であると判断し、また本人からの申し出を受けたため、専属マネジメント契約は解除、木下優樹菜は芸能界引退する事となりました」と発表。「木下優樹菜とは14年間の長きに渡り苦楽を共にしてまいりましたが、このような結果になりまして、当社として誠に不本意であり、マネジメント会社としての責任を痛感しております」とし、「長年にわたり、木下優樹菜を応援していていただいたファンの皆様、関係者の皆様には、このようなご報告となってしまい大変申し訳ございません。どうかご理解いただければと存じます」と呼びかけた。木下は昨年、実姉が働いていたタピオカ店の経営者に対し、恫喝まがいのダイレクトメッセージを送っていたことが判明。ネットを中心に炎上し、11月18日に活動自粛を発表した。そして7月1日、所属事務所を通じて活動再開を発表していた。
2020年07月06日お笑いコンビ・TKOの木下隆行が、所属事務所の松竹芸能を15日で退所することが5日、明らかになった。松竹芸能が発表した。今後はフリーとして引き続き芸能活動を行っていく予定。TKOは解散ぜず、相方の木本武宏は引き続き松竹芸能に所属する。松竹芸能は「今までご支援いただきましたファンの方々や、関係者各位の皆様には心より感謝申し上げます」とコメントした。木下は、週刊誌などで後輩芸人へのパワハラ行為が報じられ、テレビ出演もなくなっていた。
2020年03月05日2020年にハリウッド映画『GODZILLA VS. KONG』(原題)、2021年には『シン・ウルトラマン』と 大作特撮映画の公開が相次ぐなか、映画配給会社の松竹と東映が史上初のタッグを組んだ完全オリジナル脚本の大作特撮コメディ映画『大怪獣のあとしまつ』が、主演に山田涼介(Hey! Say! JUMP)、ヒロインに土屋太鳳を迎えて製作されることが決定した。“特撮映画” で倒された怪獣の “その後” とは?誰が、どうやって後始末している?ある日突然、この国を襲う大怪獣が、死んだ。ビックリするほど巨大な死体に、ガス爆発も時間の問題。片付けられなきゃ国家崩壊の危機!?この尻ぬぐい、誰が、どうやって...。未曽有の国家的危機の現場指揮の任務を背負わされたのは、首相直属の特殊部隊の帯刀(おびなた)アラタ。そんな彼の前に、環境大臣秘書で元婚約者の雨音(あまね)ユキノが現れて...。 ふたりは前代未聞の無理難題“巨大な死体の後片付け”に、知恵と工夫と愛(!?)で立ち向かうことに。誰もが知る“特撮映画” の、誰も見たことのない “その後の世界” を描く、 超インポッシブルなミッションを巡る空想特撮エンターテイメントが、いま、はじまる――。この超大型プロジェクトの監督・脚本を担うのは、ドラマ「時効警察」シリーズなどの映像作品や、「タモリ倶楽部」などのバラエティ番組で唯一無二の世界観を生み出し続けてきた映像作家・三木聡。山田涼介「全力でふざけて、面白く仕上げて行きたい」主人公の帯刀アラタ役に扮するのは、俳優として確固たるポジションを築く山田涼介。本格的なコメディ映画は初挑戦となるだけに、「すごく迷いがありました。ただ台本を読ませて頂いて、ふざけた情景のなかに超真面目な主人公のギャップ...これは面白い!と思い、ぜひ出演させて頂こうと思いました!」と打ち明け、「とにかく三木監督の期待に応えられるよう、全力でふざけて、面白く仕上げて行きたい」とコメント。初共演となる土屋さんにも「彼女の今作での“ツッコミ”が楽しみです」と語る。「松竹さんと東映さん、業界激震の前代未聞の初タッグがホントにこの作品で良いんですか!? と内心思いつつも、映画界の巨頭が組んで全力で“遊ぶ“ことにすごく意義があるなと!」と、自身でも楽しみな様子。土屋太鳳「全ヒーローへの恩返しを込め」さらに、ヒロインの雨音ユキノ役には、名実ともにトップを走る国民的女優・土屋太鳳。 「私はヒーローが好きです。特撮と呼ばれる作品には、人生において大切なことも、許されないことも、それをさえ許すことも、でも忘れてはな らないことも...たとえば現実を風刺するリアルな危機感も...ありとあらゆるものが含まれていて、ヒーローはその真ん中で輝き、苦しみ、闘って、たくさんの勇気を教えてくれました」と熱く語る。子ども時代、特撮映画に「のめり込み、衝撃的に感動した」と明かし、本作では「山田涼介さん演じる主人公を支えるチームの一員として、全ヒーローへの恩返しを込め、踏んばります!」と意気込む。三木監督はそんな2人に、「山田くんは欠落した過去を持つ主人公を、ときにクールに、また、ときに青い炎ともいうべき情熱を持って芝居づくりに臨んできてくれてますし、土屋さんは予想できない表情と的確なセリフトーンでやや負の面を持った新しい特撮もののヒロインを演じてくれる...はず」と期待を込めてコメント。また、前代未聞の初タッグに、東映の代表取締役社長・多田憲之氏は「松竹さんと手を組めるのであれば、大掛かりかつ面白い嘘がつけると東映内部でも話が進みました」とコメント、松竹の代表取締役社長・迫本淳一氏は「松竹の『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』シリーズに代表される“庶民的人情”と東映さんの“義理人情”。その両方の“人情”がぶつかると、どうなるのか?とても期待しております」と語っている。『大怪獣のあとしまつ』は今春撮影予定、2020年以降、全国公開予定。(text:cinemacafe.net)
2020年02月27日大阪松竹座で1月3日(金)から27日(月)まで壽初春大歌舞伎がされる。昼の部は、幕末の京都を舞台にした『お秀清七 九十九折(つづらおり)』、変化舞踊の『大津絵道成寺』、世話物『艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)酒屋』の3本。夜の部は『義経千本桜 川連法眼館の段』『夕霧名残の正月』『大當り伏見の富くじ』。昼の部では『大津絵道成寺』が華やかな舞踊で、楽しい気分になる。江戸時代に庶民の間で流行した大津絵に描かれた藤娘・鷹匠・座頭・船頭・鬼の5役を、片岡愛之助1人で踊り分ける演出がみどころ。矢の根の五郎(松本幸四郎)も登場し、お正月らしさも満載だ。愛之助は夜の部『義経千本桜』の通称「四の切」で佐藤忠信/狐忠信も勤める。静御前は中村壱太郎、義経は片岡秀太郎。『夕霧名残の正月』は、「正月もの」ではるが、少し物悲しい。病によってこの世を去った遊女、夕霧の四十九日に、彼女の恋人であった藤屋伊左衛門(中村鴈治郎)が会いに来る。 すっかり落ちぶれていた伊左衛門は、初めて夕霧の死を知り、起請を香華の代わりに手向けようとすると、在りし日の姿の夕霧(中村扇雀)が現れるが、やがて夕霧は消えていく。『酒屋』も情緒あふれる上方らしい世話物。殺人を犯した夫半七をめぐり、半七の親、正妻お園、お園の親、そして正式な妻ではないが子まで生した三勝が、それぞれに半七を思いやる気持ちがやるせない。夜の部の最終演目は『大當り伏見の富くじ』。元となる作品『鳰の浮巣(におのうきす)』は、松竹新喜劇の『浮かれかご』になっているものを、2012年2月、松本幸四郎が中心となり松竹座で歌舞伎へと復活させた。「とにかくお目出度くて、とにかく笑える、2分に一回は場内が笑いに包まれるようなお芝居を創りたい」という幸四郎の情熱が伝わったか、文字通り「大當り」した本作が、同じ大阪で7年ぶりの再演が実現した。老若男女が笑って泣ける。初笑いで打ち出しという、初春にうってつけの演目といえよう。文:仲野マリ
2020年01月02日令和2年目となる2020年。東京オリンピックも控え、日本はどんな年になるのか興味津々。2020年のスポーツ、芸能について、どんな質問にもタロットで詳しく答えてくれると評判の彌彌告(みみこ)さんに聞きました。活躍しそうなアスリートやタレントは!?来年の日本は、「前半はかなり明るいカード。オリンピックも世界的な評価が高く終われそう。特に5~7月は景気も好調。9月になると状況は一変。平和ムードから激動の時代に突入しそう」と予測。様々な価値観がガラッと変化していきそうな一年になるとか。気になる東京オリンピックでメダルを取れそうな競技は?「柔道は金貨のカードが出ていて、メダルを取れそうな気配です。特にウルフ・アロン選手の調子が良さそう。ラグビーや女子バドミントンも、いいところまでいくでしょう。個人ですと、BMXの内野洋平選手、スケボーの堀米雄斗選手、野球ならソフトバンクの高橋礼選手の活躍も期待できそうです」不祥事や電撃婚などの芸能ニュースが相次いだ’19年。来年は、「2.5次元系からブレイクする俳優が。九州出身や伝統芸能からもスターが生まれそう。『天気の子』の声優を務めた森七菜さんは九州出身で、相手役の醍醐虎汰朗さんともどもいいカードが出ました。伝統芸能で注目なのは、落語家の笑福亭希光さん」。ユーチューバーは引き続き人気で、「ライブ配信アプリの『BIGO LIVE』や『17 Live』からもTVに進出するスターが飛び出す」との予言も。みみこ代官山の占いサロン『kotodama処 彌彌告』の人気占い師。評判のタロットは40分¥10,000~。西洋占星術のメニューも。完全予約制。TEL:080・2030・7078※『anan』2019年12月25日号より。イラスト・SANDER STUDIO取材、文・さかいもゆる(by anan編集部)
2019年12月19日松竹・松竹芸能・松竹エンタテイメントによる大型合同オーディション「松竹ジャパングランプリ 全国オーディション 2019」の最終審査&グランプリ発表会が17日に都内で開催され、神奈川県出身の古川あかりさん(13歳)がグランプリを受賞した。古川さんは涙を浮かべながら「幅広く活躍できるミュージカル女優になれたらいいなと思っています」と目標を掲げた。幼少の頃からミュージカルを学んできたという古川さんは、モーツァルトの『ダンスはやめられない』におけるコンスタンツェの歌を最終審査で披露。伸びやかな歌唱で会場を魅了した。グランプリを勝ち取った心境を問われると「いただけると思っていなかったので、本当に幸せな気持ちでいっぱいです」と喜びを語り「本番前に緊張してしまって、自分の力が出せるか心配だったんですけど、グランプリを獲れて安心しました」と襟元を開いた。「幼少期の頃から、お父さんとお母さんの影響で、ミュージカルを見ることが多くて、今も好きで見ています」という古川さんは、好きなミュージカル作品を問われるとモーツァルトや『レ・ミゼラブル』だと返答。自身がミュージカルに感じる魅力を問われると「ダイナミックに物語を伝えられるところが好きです」と語った。そんな古川さんは、映像作品や、ミュージカル以外の舞台作品などに対する意欲を聞かれると「いろいろなことに挑戦していきたいので、ぜひやりたいなと思っています」とニッコリ。ミュージカルを学んで「今年で8年目」とのことで、当日のパフォーマンスについては「95点」と自己評価。なぜ5点足りなかったのかについては「緊張して、少し力が入ってしまったところがあった」と冷静に振り返っていた。この日は、ともに松竹芸能に所属している木本武宏(TKO)と倉沢しえりがMCを担当。結果発表では、審査員特別賞(2名)を花岡芽佳さん(20歳/東京都)と戸谷莉菜さん(15歳/大阪府)が獲得した。
2019年11月18日映画『家族はつらいよ』の山田洋次監督と松竹新喜劇が初タッグ、脚本・演出助手に新喜劇で作・演出の経験があるわかぎゑふを迎え、大阪弁でおくる『大阪の 家族はつらいよ』の誕生だ。『家族はつらいよ』は、昨年1月に劇団新派により東京で舞台化、今年9月には大阪松竹座でも上演し、2か月後の11月に松竹新喜劇版が初お目見えする。大阪・谷町六丁目の平田家を舞台に、長男家族と次男と三世代暮らしの周造と富子夫婦に離婚騒動が持ち上がり…という物語のなか、現代の大阪の家族をユーモラスに描く。また、今回は2本立ての特別公演で、劇団の人気演目のひとつ『舞妓はんと若旦那』も上演。祇園の舞妓と薬問屋の跡取り息子の恋愛模様を描く物語を、劇団の若手3人が初役で挑む挑戦の舞台だ。『大阪の 家族はつらいよ』で、平田家の当主・周造を演じる松竹新喜劇劇団代表・渋谷天外と、次男・庄太役の藤山扇治郎の2人が、11月公演の意気込みを語った。「松竹新喜劇 錦秋特別公演」チケット情報「山田洋次監督に、うちの劇団を演出していただけると聞いて、夢のようです」と天外。映画『家族はつらいよ』に警官役で出演した扇治郎は、今回がわかぎとの初仕事だ。「こういう機会をいただけて、ほんとにありがたいです。でもセリフの量、多いですよね…」。大阪人はよくしゃべる。当然、セリフ量も会話のスピードも新派を超える。「映画がヒットし、新派でもやった。それを大阪の我々がどう料理するか。どうやって膨らまして、お客さんに感動していただけるか、それが私たちの使命。実演で人間のオーラを感じていただきたいですね」。そう意気込む天外だが、物語に自らが私生活で体験した出来事が重なり、身につまされるよう。「男の人が観たら、同じように身につまされて、気付かされるところが山ほどあると思います」。熟年離婚というテーマを入れ、家族の在り方を見せる芝居。扇治郎は「いい作品を残していけるような役者になりたい」と先を見据える。天外が「あと3回は再演したいなぁ。それに監督が続編書いてくれたらうれしいのに」と語れば、扇治郎も「『役者はつらいよ』とか『会社はつらいよ』とか」と重ね、「『私はつらいよ』もね(笑)」と会場の笑いを誘う天外。昔、天外も出演した、松竹新喜劇の名作『舞妓はんと若旦那』にも注目を。「植栗(芳樹)くんが、どれだけいいとこの若旦那の色気を出してくれるか、(成瀬)綾乃ちゃんはどこまで舞妓の可愛らしさを出してくれるか、(渋谷)天笑くんは若い大工のスッとした二枚目をどう演じ切ってくれるか。楽しみです。若手たちの芝居を観てやってください」。公演は11月13日(水)から24日(日)まで、大阪松竹座にて上演。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2019年10月04日昭和50年から、多くの古典芸能ファンに親しまれてきた「第46回NHK古典芸能鑑賞会」が、今年も東京・渋谷のNHKホールで開催される。日本の伝統芸能の各ジャンルを代表する方々の出演で、一夜限りの贅沢な舞台が繰り広げられる。【チケット情報はこちら】幕開きは箏曲で宮城道雄作曲の「越天楽変奏曲」。昭和3年、昭和天皇即位の大典の奉祝曲として作られた大合奏曲だ。雅楽の「越天楽」を主題にしており、令和に改まった年に相ふさわしい作品を、牧瀨裕理子ほか宮城合奏団の演奏で堪能できる。続いて、舞踊・清元「四季三葉草」。「式三番叟」を「四季三葉草」ともじった題名にし、四季の草花を詞章に詠み込んだ曲で、歌詞は「とうとうたらり」や「おおさえおおさえ」など、「三番叟」の定型句に、さまざまな草花をあしらい、洒落のきいたものだが、舞踊としては、ほかの「三番叟物」同様、品格を保った御祝儀的色彩の濃い作品となっている。今回は、芸術院会員の花柳壽應の翁、花柳壽輔の三番叟、花柳ツルの千歳という配役にて、素踊りで演じられる。次は、大蔵流の狂言「髭櫓」。新天皇が即位した際に行われる大嘗会にまつわる、夫婦の喜劇だ。立派な髭ゆえに大嘗会の犀の鉾の役を任された夫だが、妻と夫婦喧嘩となり、怒った妻は近所の女たちに加勢を頼み、夫の髭を剃ってしまおうと計画する。人間国宝の山本東次郎演じる夫を中心に、おおらかな笑いが繰り広げられる。そして最後は、文楽座特別出演による歌舞伎「義経千本桜・川連法眼館の場」で締めくくる。狐が親を思う情愛を描いた名作「川連法眼館の場」は、人形浄瑠璃文楽を先行作品として歌舞伎で繰り返し上演されているが、今回は一夜限りの豪華な舞台として、歌舞伎俳優と文楽座の共演が行われるのが、大きな話題だ。次々と大役を勤め、芸域を広げる尾上菊之助の忠信、立役・女方ともに芸を極める中村時蔵の義経に、文楽太夫の最高峰、豊竹咲太夫の浄瑠璃、華麗な撥さばきをみせる鶴澤燕三の三味線という配役が見どころだ。取材・文:七海友信
2019年08月20日古き良きの日本の風情を現代に伝え続け、創立130年を迎える劇団新派。庶民の日常を人情喜劇として上演し、創立70周年になる松竹新喜劇。歴史ある2劇団が競演を果たす『二月競春名作喜劇公演』が、2月の新橋演舞場に登場する。この公演に出演する松竹新喜劇のホープ、藤山扇治郎に話を聞いた。チケット情報はこちら昨年はNHK連続テレビ小説『まんぷく』に出演。藤山が演じた、ヒロインに何かと缶詰をプレゼントする料理人・野呂幸吉は、“野呂缶”の愛称がつくほど視聴者に愛された。その経験について尋ねると「今まで舞台のお知らせを送っても一切何も言ってこなかった同級生が、朝ドラに出たとたん急に連絡をしてきたり。通りすがりのおばちゃんに「見てるで!」と声をかけられたり(笑)。テレビの影響って大きいですね」とニコリ。ただし浮ついた気持ちは一切ない。「舞台はやはり“今、どの劇場で何をやっているか”という情報をを積極的に掴んでいただかないと足を運んでもらえないので。人に顔を知っていただくという意味でも大きな経験でした」と、あくまでも劇団員らしいコメントだ。言葉の端々から松竹新喜劇への愛情がこぼれ出る藤山だが、もともとは「大学を卒業して“東京の芝居”がやりたいと思って上京してきた」そう。だが「初めてのひとり暮らしでホームシックになりかけていた時に新喜劇のDVDを観たんです。その時に、なんて素晴らしいお芝居なんだ、と思ったんです」と話す。何が、彼の心をそこまで掴んだのだろう。「新喜劇は庶民のもの。描かれるのは嫁姑の問題や家族の問題といった、自分の普段の生活と比較して共感できる物語です。面白いお芝居は世の中にたくさんありますが、新喜劇は“共感のお芝居”。道徳や人情、人に対する思いやりが感じられます。そこは新喜劇が一番です。今の若い方も、観ていただいたら面白いと感じてもらえると思いますよ」。2月の公演で上演される演目は2作品。『華の太夫道中』(『太夫さん』より改題)は新派の、『おばあちゃんの子守唄』(『船場の子守唄』より改題)は松竹新喜劇の名作だ。藤山は両作品とも出演は初めてながら、縁は深い。前者は伯母である藤山直美が、後者は祖父である藤山寛美がそれぞれ当たり役にしていたからだ。「おじいさんは僕が3歳の時に亡くなっていますのでほとんど記憶がないのですが、映像で観た『~子守唄』の最後の場面がめちゃくちゃ面白くて。大笑いしながらも家族愛が描かれていて、これぞ松竹新喜劇だなという作品です。『太夫さん』は直美のおばさんがずっとやられていた演目。それに私のひいおじいさんは「関西新派」でお芝居をしていましたので、新派さんとも縁が深いんです。僕はまだぺーぺーですが、両劇団とも先輩方が長年培ってきたものがある。師匠から弟子へ、親から子へ伝えてきたものというのは、良いものだからこそなんです。そういう作品に出演できることは本当に嬉しいです」。出演は水谷八重子、波乃久里子、渋谷天外、藤原紀香ほか。公演は2月2日(土)から23日(土)にかけ、東京・新橋演舞場にて行われる。チケットは発売中。
2019年01月31日水谷八重子、波乃久里子らが所属し、創立130年を迎える劇団新派。藤山寛美ら名優たちを輩出し、創立70周年になる松竹新喜劇。歴史ある2劇団が競演を果たす『二月競春名作喜劇公演』の製作発表会見が12月12日、都内にて行われた。登壇は新派より水谷と波乃、松竹新喜劇より渋谷天外と藤山扇治郎、そしてゲスト出演する藤原紀香。チケット情報はこちら明治・大正・昭和の古き良き日本の美しさを現代に伝える新派、笑いと人情の詰まった演劇を届ける松竹新喜劇、合わせると200年の歴史を持つ2劇団による合同公演。上演するのはいずれも両劇団を代表する名作演目2本だ。松竹新喜劇の演目『おばあちゃんの子守唄』に新派から参戦する水谷は「責任でぶるぶる震えています」と少々気弱な発言。というのも「初めてこの演目を観たのは藤山寛美先生が演じていたもの。寛美先生がセリフを言うたびにお客さまがワッと受けて、これは私のできるものじゃないと思った」そうで、しかしながら「小さい命の大切さから、人情というものをお客さまにわかっていただければなんとかなるかなと。どれくらい子どもに好かれるおばあちゃんになれるかが勝負です」と意気込みを。もう1作品は、新派の名作『華の太夫道中』。当たり役である遊郭の女将・おえいに再び挑む波乃は「6回目のおえい役。5回は、藤山直美さんがどうしてもこの作品をやりたいと誘ってくれてやりました。その直美さんが演じた喜美太夫を今回は大好きな藤原紀香さんが演じてくれる。こんな嬉しいことはない。大事に大事に演じていきたい」と嬉しそうに語る。藤原は「こんなに素晴らしい公演のゲストに呼んでいただいて光栄です。役者として、幸せな機会をいただきました。京塚昌子さん、水谷八重子さん、藤山直美さんが演じてきた役。プレッシャーもありますが、皆さんの真似は出来ませんので、自分の中で模索し、稽古をしていきたい」と気を引き締めていた。意気込みを問われ、新喜劇の代表である渋谷天外が「新派勢に負けてなるものか!」と話せば、波乃が「負けてるわよ、歴史で」と即座に返すなど、会見でも息のあったところを見せ会場を沸かせていた両劇団。藤山寛美を祖父に持ち、直美を叔母に持つ松竹新喜劇の若きエース藤山扇治郎も「おじいさんもおばさんも、新派のお芝居と歌舞伎は観なさいとよく言っていた。家訓のようなものです。素晴らしい先輩がたと共演することが、一番の糧になる。いっぱい吸収したい」と話した。公演は2月2日(土)から23日(土)まで、東京・新橋演舞場にて。チケットは12月25日(火)に一般発売を開始する。
2018年12月13日東宝と松竹によるイベント、『ショービズ ☆(スターズ)in 銀座』が25日、二十五世観世左近記念 観世能楽堂で行われた。同イベントは銀座・丸の内・日比谷地域のさらなる活性化・街づくりを見据えて、エンタテインメント企業の東宝・松竹がジャニーズ事務所の協力を得て連携し、PRを超えた理念を発信するために開催。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、同地域が「日本エンタテインメントの街」となることを目指すという。毎年9月に東宝主催・製作により帝国劇場、松竹主催・製作により日生劇場にて行われるジャニーズ公演、及び他月に新橋演舞場・シアタークリエでも公演が行なわれている。9月には帝国劇場で『ジャニーズ YOU&ME アイランド』、日生劇場で『少年たち ~Born TOMORROW~』が上演される。両舞台の出演者として、Mr.KINGの平野紫耀、永瀬廉、高橋海人、Princeの岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹、HiHi Jetの橋本涼、井上瑞稀、高橋優斗、東京B少年の那須雄登、佐藤龍我、金指一世、SixTONESのジェシー、髙地優吾、京本大我、松村北斗、森本慎太郎、田中樹、Snow Manの岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、宮舘涼太、佐久間大介、阿部亮平のジャニーズJr.24名、そして東宝 取締役 池田篤郎、松竹 取締役副社長 安孫子正が登場した。松竹 我孫子副社長は「ジャニー喜多川さんと色んな話をし、日本の伝統的なエンタテインメントの場所である銀座地区をこれからも華やかにしていきたい」と説明。「東宝さんとも両座で公演があるときに、一緒に記者会見をしたらいいなということで実現しました」と今回の趣旨について語った。日生劇場『少年たち』に出演するSixTONES、Snow Manは羽織袴で登場。ジェシーは、緊張のためかマイクをオンにするのを忘れるハプニングもありつつ、今回の会見を「僕たちのショービズへの決意表明」と表し、日本の伝統芸能をショーの中で表現していくと語った。一方、『ジャニーズ YOU&ME アイランド』陣は白スーツで決め、平野は「2020年の東京オリンピック、パラリンピックに海外からも多くのお客様がいらっしゃいます。僕たちにしかできないエンタテインメントをお届けしたいと思います」と宣言した。ジェシーは「もしかしたら、東宝さんのMr.KINGなど色んな方が、『少年たち』に遊びに来る可能性があるかもしれないですし、僕たちが帝国劇場さんに遊びに行く可能性も」と公演中の交流を示唆。永瀬も「帝劇でもJr.だけの公演を行うのも初めてのことなので」と頷き、ジェシーは「もしかしたら。できるかもしれない。タイミングが合えば、行きたいです」と希望を述べた。また、2020年の活躍について話が及ぶと、那須は「金指君は13歳で、これからどのような才能が生まれてくるかわらかないので、期待して欲しいです」と紹介した。金指が「がんばります」と語ると、ファンからは悲鳴が漏れる。さらにチャレンジしたいことを聞かれた金指が、「チャレンジ、なんだろう」と悩むと、岩橋が耳打ち。金指が「ファンのみんなを幸せにすることです」と言うと、ファンからは大きな歓声が上がり、周囲のメンバーたちもガッツポーズで喜んでいた。最後に平野は改めて「3年後のオリンピックに向けて、いろんなところで協力して、一丸となって盛り上げていきたいです」と意気込みを語った。
2017年08月25日9月7日(木)に初日を迎える「松竹新喜劇新秋公演」。この度、浅草公会堂前スターの広場にて公演PRイベントが行なわれ、『新・親バカ子バカ』に出演する渋谷天外、藤山扇治郎、久本雅美、梅垣義明の4人が出席。それぞれが公演への意気込みを語った。松竹新喜劇新秋公演 チケット情報「松竹新喜劇新秋公演」の目玉は、昭和34年にテレビドラマとして放映、最高視聴率は58%を記録した伝説の作品『親バカ子バカ』に、現代の風潮を取り入れ、新たに復活させた『新・親バカ子バカ』。5月の巡業でも好評を博した同作は、今回が松竹新喜劇への5回目の参加となるワハハ本舗・久本雅美、そして初出演となる梅垣義明も参加し、益々パワーアップしてのお披露目となる。今イベントではそれぞれが『新・親バカ子バカ』の衣装で登場し、色紙に書いた意気込みを紹介した。ワンマン社長を演じる渋谷が書いたのは『ぼちぼちいこか』。「このぼちぼち行こか、は『ゆっくり行こうか』ではなく、大阪弁で『準備はできた、ぼちぼち行こかぁ!』という意味になります。公演に向けて、勢いづいていけたら(渋谷)」と話す。続いてその息子を演じる藤山の色紙には『今年も演舞場で(藤山)炎舞場します』。「この炎舞場は燃えたぎるように、お客様に喜んでいただけるように一生懸命やれたらと。あと滝沢演舞場と藤山炎舞場をかけてみました(笑)負けないくらい藤山炎舞場したいなと、がんばりたいと思います!(藤山)」と、話した。また松竹新喜劇では下ネタを封印していると話した久本は、色紙では『やる気元気歯ぐき!!よろチクビー』と、らしさ全開。「本当に大好きな松竹新喜劇にまた出られるので嬉しいです。元気いっぱい頑張りたいと、心をこめて書かせていただきました。下ネタは言わないといいましたが、ここだけは言わせてください!(久本)」と笑わせた。梅垣は、達筆な『一生懸命』を見せ、「みんな真面目に書くって言っていたのに、こんなに笑いを取ると思わなかった」と呆れ顔。「真面目に、一生懸命、と書きました。がんばりますのでどうぞよろしくお願いいたします(梅垣)」と話した。またフォトセッションでは、藤山扇治郎が、祖父であり喜劇王・藤山寛美の手形と、自身の手を比べてみる場面も。『親バカ子バカ』で一躍有名となった祖父の手形を見て、「おじいさんの手が意外と小さいなと思いました。久本さん、梅垣さんとの共演も嬉しいですし、自分も楽しみながら、お客さんを楽しませられるようがんばります」と意気込みを語った。「松竹新喜劇新秋公演」は9月7日(木)から9月24日(日)まで、東京・新橋演舞場にて上演。チケットは現在発売中。
2017年08月24日ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。■5位:黒木メイサ、4歳長女の転園先は、超難関アメリカンスクール『女性自身』が黒木メイサ(28)、赤西仁(32)夫妻の子育てを報じた。黒木は先月26日に第2子の妊娠を発表したばかりだが、それ以前に長女の転園を極秘決断していたという。12月初旬の早朝、赤西は車で長女(4)を某アメリカンスクールへ送り届けた。1年前はインターナショナルスクールに通っていたが、転園先は「日常会話もすべて英語で日本語厳禁」「大半が大使館関係者や外国人ビジネスマンの子ども」という都内最古のアメリカンスクール。「より高度な英語の英才教育をしたい」ということだろう。夫妻は何度も離婚危機が報じられてきたが、長女誕生後、赤西は一転して教育熱心な父親に。それも「将来の海外移住を目指したものではないか」とみられている。その第一歩が「長女の英語スキルアップ」ということなのか。それにしても、「授業料が年間300万円」「人工芝グラウンドや400人超収容の劇場がある」「小学生でも単位を落とせば進級できない」など、入園できただけでも凄いレベル。親同士のつき合いも含め、ハードルが高い場所に挑む姿勢は、いかにもスターらしい。■4位:くりぃむ・有田哲平が結婚発表! 高橋ひとみ似の女性と"合コン婚"5日放送の『しゃべくり007』で、くりぃむしちゅーの有田哲平(45)が11月29日に結婚したことを発表。相手は『FRIDAY』が4月に熱愛を報じた一般女性で「戸田恵梨香似」と書かれていたが、有田によると「高橋ひとみ似」で、出会いから2年間の交際を経てのゴールインという。プロポーズの言葉を聞かれた有田は、「この番組でも話してきましたが、(ちゃんとしたプロポーズを)しなくてもいい方が良かったので、何気なく『そろそろ発表しようと思うんだけど婚姻届持ってきてくれない?』と。(相手は)"はい"って」と明かした。ただ、これまで有田は深田恭子(34)、安田美沙子(34)、ローラ(26)などとの浮き名を流してきたモテ男。最後に結婚相手として選んだのが一回り以上年下の一般人だったのは、「アラフィフに突入し、安定した生活を望んでいるから」なのか……。4月の交際報道時は、3億円超の豪邸やポルシェなどリッチな様子が明かされていたが、今回の「出会いは"友達の紹介"とか"よく行く店が一緒で"とか言いたいけど、正直言うと合コンです」というぶっちゃけコメントは好感度が高い。■3位:SMAP、「5人で最後の熱唱」で中居が嗚咽。紅白出場の目はあるか?『女性セブン』が12月1日にフジテレビ・湾岸スタジオで行われた『SMAP×SMAP』の収録をリポート。26日に放送される最終回のものであり、「今後、歌の収録予定はない」ため、5人で歌う最後の機会となる。ラストソングとして選ばれたのは、『世界に一つだけの花』。独立・解散報道に揺れた今年、ファンが購買運動を起こしていまだに売れ続けているだけに、5人の思いもひとしおだろう。歌い終えてスタッフの「オッケーです」という声が飛んだ瞬間、中居正広(44)が帽子で顔を押さえるようにして後ろを向き、肩を震わせて嗚咽をもらす。木村拓哉(44)も顔を伏せたまま、約30秒間にわたって動かなかったという。そう言えば、中居は森且行(42)の脱退時や、5人で初めて旅行したときにも号泣していた。メンバーの中でも特に"SMAP愛"が強いだけに、「これで終わりにしたくない」という思いが頭をよぎったのだろうか。『紅白歌合戦』はベテラン勢の出演を見送り、出場枠を大幅に減らしてまでSMAPの出場時間を確保していると噂されているが、現時点でその可能性は低い。■2位:朝の顔、『グッド!モーニング』のアナウンサー同士がまさかの不倫12月に入っても『週刊文春』のゲス不倫スクープはとどまるところを知らない。ここまで数々のタレントをスクープしてきたが、今回はアナウンサー同士の不倫だった。一見、小粒な気もするが、当事者2人が朝の報道・情報番組『グッド! モーニング』に生出演中の"顔が見える職場不倫"である上に、女性が「まだ入社2年目で、局の期待が大きいホープ」だけに衝撃は大きい。その2人は田中萌アナ(25)と加藤泰平アナ(33)で、年の差8歳の先輩後輩という間柄。加藤アナは3年前に一般女性と結婚しているため、不倫として大きなニュースになってしまった。田中アナは入社1年目から看板番組に抜擢されるなど、テレビ朝日にとって期待の星。清楚で愛くるしいルックスから男性ファンも多く、「よりによって何で不倫?」という声が上がっている。ただ2人の関係は局内で噂になっていたようで、そこはさすが『週刊文春』。11月25日に行われた番組の打ち上げ後に、加藤アナが田中アナの自宅マンションを訪れ、翌朝に帰る姿を撮られてしまった。当然と言うべきか、2人からのコメントはなし。テレビ朝日広報部は「プライベートなことですので、コメントは控えさせていただきます」と回答したが、その後、「報道・情報番組ということもあり、出演を当面見合わせることにしました」としている。不倫に厳しい風潮が強くなる中、アナウンサーという職業を続けるのは至難の業。ナレーションでの出演ですら嫌悪感を示す人もいるだろう。2人とも会社員だけに部署異動という道もあるが、若い田中アナは「退社してタレントになる」という大バクチもアリか。■1位:成宮寛貴が芸能界引退!「罠に落ちた」「消えてなくなりたい」先週末、日本中を驚かせた成宮寛貴(34)の薬物疑惑報道。今週も『FRIDAY』が第2弾となるスクープを報じた。先週は成宮の友人がコカインなどの薬物使用を告発。白い粉の入った袋に手を伸ばす写真も掲載されたが、成宮と所属事務所は全否定していた。それを受けての第2弾は、コカインを要求する肉声データ。友人との会話で、コカイン売買の際に隠語として使う"チャーリー"というフレーズのほか、「2個(ほしい)。1万4000円?」という生々しい価格帯まで残っているという。記事には、編集部から取材を申し込まれた所属事務所が「何も答えない」と言いつつも、「どんな記事を作るのか知りたい」と探りを入れるなど要領を得ない対応が書かれていた。尿検査では陰性だったようだが、本人が会見を開かない限り、全面的に信じてもらえないのでは……。そう感じた直後、所属事務所から成宮の芸能界引退が発表された。成宮の直筆コメントは、「全ての原因を作ったのは自分自身だと承知しております。心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました」「この仕事をする上で人には絶対知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされてしまい、このまま間違った情報が拡がり続ける事に言葉では言い表せないような不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです」「今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません。今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい」「今後芸能界の表舞台に立つ仕事を続けていき関係者や身内にこれ以上の迷惑を掛ける訳にはいかない。少しでも早く芸能界から去るしか方法はありません」「元々何もない自分をここまで育ててくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました」「応援してくださったファンの皆様、こんな形で去っていく自分を許してください。本当にごめんなさい。そして、ありがとうございました」。「裏切り」「罠」「絶対知られたくない」「不安と恐怖と絶望感」などのフレーズを見る限り、成宮が極限まで追い詰められていることは明白だ。この全文から疑惑の真相は分からないが、成宮の状態が心配でならない。□おまけの1本「元日本代表・柿谷曜一朗が、グラドル丸高愛実と結婚」8日、元サッカー日本代表で、2014年のブラジルワールドカップにも出場したセレッソ大阪の柿谷曜一朗(26)が、グラビアアイドル兼女優の丸高愛実(26)との結婚を発表。2人は共通の知人を通じて知り合い、交際期間は2年半で、柿谷が昨年末にスイスのチームを退団してセレッソ大阪に復帰した直後から同棲しているという。まったくバレなかったのか、それとも報道を見送られていただけなのか……。挙式は未定だが、今月中にもモルディブへの新婚旅行を予定。柿谷はシーズンオフに入ったばかりであり、「やっと2人でのんびり過ごせる」というところか。美男美女のカップルに違いないが、ともに仕事でのブレイクスルーが求められている立場。丸高は"アスリートの妻タレ"としてサポートに徹するのも、出産で"ママタレ"への道を狙うのもアリ。柿谷が日本代表に復帰して2018年のロシアワールドカップに出場したら、丸高も売れているだろう。■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。
2016年12月11日常盤貴子、松雪泰子、竹内結子といった人気女優を輩出してきた芸能事務所・スターダストプロモーションが、芸能1部では初となる女優オーディションを開催する。求めるのは、芝居への意欲や興味があり、個性が「魅力的」に見える人材。「魅力的な人」とは、「オーディションでお会いした時にもっとその人の話が聞きたい、もっとその人を知りたいと思わせる人間的魅力を持った方」のこと。所属が決まると無料で演技レッスンを受けることができ、最優秀者には映画デビューのチャンスも。応募資格は13歳から23歳ぐらいまでの女性で、経験は不問。WEBと郵送で応募することができ、6月30日が締め切りとなっている。詳しくは同事務所の告知サイトにて。常盤貴子、松雪泰子、竹内結子、ミムラ、本田翼、坂井真紀、片桐はいり、森川葵、藤本泉、岡本あずさ、中村ゆりか、葵わかな、永野芽郁、早織など芸能1部には第一線で活躍中の女優がずらり。タレントの個性に合わせて育成していくマネージメントに定評があり、同事務所も「タレントとマネージャーの関係を一番に考え一緒に頑張っていくという会社です。女優として長く活躍できることに重点を置いているのもスターダストの特徴」とアピールしている。
2016年06月03日歌舞伎役者の市川染五郎が7日、アメリカ・ラスベガスから都内の会場に向けて、擬似3Dによる遠隔舞台あいさつを行った。松竹と日本電信電話(NTT)による技術実験で、4月29日~30日に行われたイベント・ニコニコ超会議内の「超歌舞伎」に続き、イマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」を使用している。現在ラスベガスで『KABUKI LION 獅子王』公演を行っている染五郎は、擬似3D虚像による立体表示で都内会場に登場。擬似3Dとは、平面映像を使いながら錯覚で立体的に見せることで、被写体抽出技術と組み合わせ、演者がその場にいるかのような映像をリアルタイムに届けた。「超歌舞伎」では「分身の術」として披露されている。染五郎は「この映像技術、伝送技術等々、歌舞伎の技術として一つのジャンルになるのではないかとも感じています」と新たな技術に期待を寄せた。また、映像技術と歌舞伎はは「色彩の豊かさ、美しさというものが、共通言語」と語り、「生という武器は、舞台には大事なものだとは思いますけども、あえて映像の中で画面を見ることによって初めて成立する歌舞伎もあるのではと思います」と今後の展望を示した。NTT代表取締役副社長 篠原弘道氏は、今回の取り組みを「共同実験のスタート」として「2020年、その先も含めて」視野に入れていると発言。ただし「主役は歌舞伎」であり、「ICT技術はあくまでも黒子です。どんどんチャレンジしてまいりたいと思います」と語った。また、舞台天井、花道なども含めて360度で映像を同期し、実際の舞台の感覚で中継を見ることができる4Kマルチ映像、ヘッドマウントディスプレイによる視聴など、様々な技術が紹介された。
2016年05月07日ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞で報道された芸能ニュースをコラムニスト・芸能解説者の木村隆志が厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースを総ナメできる。■5位:カトパンが『めざまし』卒業! エイプリルフールはなし4月1日、今月いっぱいでフジテレビを退社する加藤綾子アナ(30)が、この日で『めざましテレビ』を卒業。加藤アナは「入社から7年半、朝の生活を続けてきましたが、ここまで続けられるとは思っていませんでした。東日本大震災に取材に行ったとき、みなさん大変なのに『めざまし、見ているよ』と温かい声をかけてもらって、『こんな私でも人の力になれることがあるんだな』と逆に元気をもらって、ここまでやってこられました」と涙まじりに話した。加藤アナは、2008年の入社から同番組に出演し、2012年4月からメーンキャスターに就任。人気トップクラスの女子アナとして番組を引っ張ってきただけに、「本当に幸せな8年間でした。ありがとうございました」の声に実感がこもる。「後輩アナのよき相談相手になっていた」というエピソードも明かされ、後任の永島優美アナ(24)も涙。このところ、視聴率で裏番組の『ZIP!』に負けることも多い同番組は今後巻き返せるのか。「脱カトパン」の新たなムード作りが求められる。4月1日の卒業だったが、エイプリルフールに引っかけたネタはほとんどなく、シンプルな言葉と爽やかな笑顔でまとめたのが、彼女が人気者たるゆえんか。■4位:古舘伊知郎が報道ステーション卒業。最後に毒を吐く古舘伊知郎(61)が12年間務めた『報道ステーション』を31日で卒業。最後のあいさつでは、「私が大変気に入っているセットとも今日でお別れとなってしまうわけです」「無遅刻無欠勤で12年やらせていただきました。ひとえにテレビの前で今見てくださっているみなさまのおかげと痛感しております」と感慨深げに語りはじめた。番組降板については、「一部で言われているような圧力がかかってやめるわけではありません。私のわがままです。お許しください」ときっぱり。ただ、「もっと普段着で、普通の言葉でやりたかったが、現実は甘くなかった」「報道番組で開けっぴろげにいろんな発言ができなくなりつつある空気は感じている」とチクリ。さらに、「ツルンツルンの無難な言葉で固めた番組などちっとも面白くありません」「人間は少なからず偏っています。だから情熱を持って番組を作れば多少は偏るんです。しかし全体的にほどよいバランスに作り直せばいいのではないか」と力を込めた。ラストの「死んでまた再生します」というフレーズが、いかにも皮肉たっぷりでこの人らしい。番組は11日から再開され、後任は同局の富川悠太アナ(39)が務めるが、視聴者の支持を集められるかは不透明だ。■3位:とにかく明るい安村に「安心できない」美女とホテル密会「安心してください、はいてますよ!」のパンツ芸でブレイクした、とにかく明るい安村(34)がまさかの不倫。やはり今回も“不倫ハンター”『週刊文春』のスクープだった。安村は3月26日の夜、東京駅付近のもつ鍋店で、本上まなみ似の美女と2人きりで食事したあと、徒歩でビジネスホテルへチェックイン。翌朝まで過ごしたあと記者の直撃を受けると、女性が妻ではないことこそ認めたものの、「不倫じゃない。お友だちです」「(パンツ)はいてました」と釈明した。所属事務所も、「女性は古い友だち。十数年ぶりに再会して思い出話で盛り上がるうち、つい遅くまでお酒を飲んでしまった。ホテルに行ってからも朝までお酒を飲んで過ごしたそうです」とフォローしたが、腕を組んでいたという情報もあるだけに説得力はない。ただ、最近は露出が減って、一発屋のイメージがつきはじめていただけに、安村にとってこの報道が吉と出る可能性はある。川谷絵音(27)、桂文枝(72)、乙武洋匡(39)と不倫騒動の収束に失敗しているが、安村は笑いに変えて再浮上できるか。■2位:高橋ジョージと三船美佳がついに離婚。親権はどっち?高橋ジョージ(57)と三船美佳(33)の離婚がついに成立。美佳が離婚と長女の親権を求め訴訟を起こしていたが、1年あまりの月日を経て解決した。親権は美佳が持ち、慰謝料はなし。ジョージは娘(11)に会うことはできず、美佳から「年2回カラー写真が送られるだけ」という。会見を開いた美佳は、「急展開で驚いていますが、うれしい結果」と笑顔。娘から「おめでとう」と祝福されたことを話しながら涙を流した。ただ、焦点の1つだったジョージのモラルハラスメントについてのみ口をつぐんだことが逆に、離婚成立への鍵となったことをうかがわせる。美佳の「結婚可能年齢な16歳の誕生日に結婚」という記録は、もちろん今後も並ばれることはあったとしても破られることはない。それ以上に、相手のジョージが40歳というインパクトも含めて、今後も芸能史のトピックとして語られていくだろう。■1位:愛之助と紀香がついに結婚!「彼の子どもを産みたい」31日、片岡愛之助(44)と藤原紀香(44)が紋付き袴と着物姿で結婚会見。約200人の記者が集まる中、「愛之助がデザインした」3カラットのダイヤが輝く婚約指輪を披露したほか、「プロポーズはまだ」と笑顔で話すなど幸せを振りまいていた。紀香は結婚後も芸能活動を続けるが、「一番大事なのは夫の仕事」「藤原紀香の芸能活動は許される範囲で」と話すなど終始、愛之助を立てる振る舞いは、梨園の妻になる決意表明のようだった。注目されたのは、交際スタートの時期。これまで2人がつき合いはじめたのは昨年8月と言っていたが、熊切あさ美(35)との二股騒動が持ち上がったのは5月だった。これについて愛之助は当時友人だったことをあらためて強調し、「両方の事務所から『交際していないのなら会わない方がいい』と言われた」ことで会うのをやめたが、「会わなくなって心にポッカリ穴があいた気がした」と報道がきっかけでつき合いはじめたと言い切った。今年は不倫騒動が多すぎるせいで、華やかな結婚会見がかすんでしまいそうだが、感極まったときにだけ使われる紀香の関西弁こそと「彼の子どもを産みたい」というフレーズが、何よりの幸せを象徴していた。□おまけの1本:「『ごきげんよう』と昼ドラが終了」31日の放送で、フジテレビの『ライオンのごきげんよう』が前番組の『いただきます』から数えて31年、昼ドラが52年の長い歴史に幕を閉じた。『ごきげんよう』はゲスト1万9,000人超、サイコロを振った数は1万9,459回。昼ドラは計214作、1万3,319話。あまりに偉大な数字だけに、しばらくはロスを感じる人も多いだろう。どちらも最後のセリフが素晴らしかった。『ごきげんよう』は、生放送で“1人サイコロトーク”を行った小堺一機(60)が、「最初ドッキリと思って始まったこの番組が31年も続きました。今日で長いドッキリが終わります」。昼ドラは最後のヒロイン・佐藤江梨子(34)が、子役とともに海に向かって「みんな、ありがとう~!」。両番組の終了によって、フジテレビは朝から夕方まで15時間にわたって情報番組を生放送することになる。他局も含めて、似たような番組が並ぶことにガッカリしている視聴者は多い。■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。
2016年04月03日ユニクロは松竹と協業し、日本を代表する伝統芸能である「歌舞伎」を、服を通じて現代のポップカルチャーとして世界に発信する「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」を始動。20日より順次世界に向けて展開する。○市川猿之助が監修同コレクションは、日本の伝統文化を、本物のジャパンポップカルチャーとして体現するため、ユニクロのUTクリエイティブディレクターであるNIGO氏が最適なデザイン、ボディ、素材を考え、歌舞伎の殿堂・歌舞伎座を運営する松竹と市川猿之助氏監修のもと商品を完成させた。多彩な演目から生まれたユニークな衣裳デザイン、歌舞伎独特の化粧法である隈取に加えて、プロジェクトアンバサダーである猿之助氏の屋号「澤瀉屋(おもだかや)」(※瀉のつくりは「わかんむり」)にまつわる紋や文様など、歌舞伎のアイコニックなモチーフをベースに、UTやSTETECO&RELACO、バンダナ、ストール、トートバックまで、全9種64型を展開する。中心となるTシャツコレクションでは、本物の衣裳を着る時のような感覚で身に付けてほしいという思いから、歌舞伎の代表的な演目で用いられている衣裳、独特の化粧法である隈取(くまどり)など一つ一つのモチーフや柄を、それぞれに込められた意味や特徴を忠実に再現し、色、素材、ディテールまで表現した。たとえば、歌舞伎の演目「お祭り(おまつり)」で使われる衣裳を元にしたTシャツでは、猿之助氏を表す紋である「三つ猿」をモチーフに使用。実際の衣裳と同じ「首抜き」と言われるデザインで、「三つ猿」の紋の中心をあえて少しずらして施すことで、粋なデザインに仕上げている。「黒塚(くろづか)」のTシャツでは、猿之助氏がみずからの汗と共に布に写しとった隈取をそのまま再現。写し取られた化粧を原寸で使用し、隈取の躍動感やかすれを忠実に表現する為、4色の異なる色を少しずつ重ねる事で、絶妙なかすれ具合を実現させたという。その他、「車引(くるまびき)」「身替座禅(みがわりざぜん)」「茨木(いばらき)」「天竺徳兵衛新噺(てんじくとくべえいまようばなし)」など歌舞伎の演目に登場する衣裳、文様などを元にした商品も展開する。同コレクションの発売を記念し、26日、ユニクロ銀座店オープン時(開店時間11時)に猿之助氏が登場。当日並んだ人先着100名に、猿之助氏の隈取を施したオリジナルの手ぬぐいをプレゼントする。さらに、全国のユニクロ店舗、およびオンラインストアにて、同商品を含め5,000円以上(税別)購入者に、先着でオリジナル扇子をプレゼントする。商品ラインナップは、「メンズTシャツ(16色15柄)」「ウィメンズTシャツ(10色9柄)」「ウィメンズチュニック(4色4柄)」が各1,500円、「ステテコ(6色6柄)」「リラコ(6色6柄)」が各1,290円、「ミニバック(4色4柄)」が990円、「トートバック(4色4柄)」が1,500円、「ストール(5色5柄)」が1,500円、「バンダナ(8色8柄)」が500円。※価格はすべて税別価格
2015年03月14日チームラボは、松竹の映画本編前に流れるオープニングロゴとブルーライン用オープニングロゴ、および同社の創業120周年記念ロゴを制作したことを発表した。このたび同社が制作を手がけたのは、松竹の映画作品の冒頭などで使われる「映画本編用オープニングロゴ」と、新たなクリエイターの発掘や若手監督・プロデューサー等の育成を目的した企画作品レーベルの「ブルーライン用オープニングロゴ」(2015年度よりレーベル名が「ブルーライン」となる)、そして2015年に松竹が創業120周年を迎えることを記念した「松竹創業120周年のロゴ」の3つの映像作品だ。また、映画本編用オープニングロゴは、松竹映画の伝統ある富士山をデジタル上の3D空間に構築し、伝統的な日本美術の平面にすることで「継承」と「発展」を表現。一方、ブルーライン用のオープニングロゴは、新たなクリエイターを感じさせる「創造性」と「先進的」をテーマに、このたび制作した映画本編用オープニングロゴの表面を剥がし、構造をむき出しにすることで描いているという。このほか、松竹創業120周年記念ロゴは、同社のブランド要素である「伝統」、「信頼」、「高クオリティ」を「松」と「竹」、「富士山」で表現したということだ。
2014年12月18日神奈川・箱根で温泉旅館をチェーン展開する一の湯は2015年1月12日~2015年4月30日、"芸者芸能体験"宿泊プランを販売する。箱根湯本の「芸能組合」は長い歴史を持つにもかかわらず、訪日外国人旅行を取り扱う旅行代理店の担当者にも認知されていなかったという。今回、「箱根で約100年続く伝統芸能を、約380年続く温泉旅館で体験してもらいたい」との思いから、同プランが販売される。老舗旅館の宴会場で、三味線の音色にあわせた唄・踊りやお座敷遊びを体験できるとのこと。芸者芸能体験は募集型のため、最少催行定員は10名以上となる。この制度により、宿泊料金に加えて1名あたり3,240円~5,400円というリーズナブルな価格での利用が可能となったとのこと。今回は期間限定で実施するが、同社では今後、プランの通年販売を目指すという。対象となる宿泊プランは、箱根塔ノ沢温泉で文化財登録されている「塔ノ沢 一の湯本館」と同系列のリゾートホテル「塔ノ沢キャトルセゾン」の2施設で提供する。海外からの旅行者利用も想定し、英語での司会(解説)も用意している。対象期間は2015年1月12日~2015年4月30日(金・土曜日除く)。※価格はすべて税込
2014年12月05日2012年に閉館し建て替え工事が行なわれていた「上野松竹デパート」跡地に4月26日、飲食総合ビル「上野の森さくらテラス」がオープンする。「上野の森さくらテラス」は、昭和・戦後の面影を残しつつ上野駅前・上野恩賜公園で半世紀以上親しまれてきた「上野松竹デパート」を、地上3階、地下1階建ての大型飲食店ビルに建て替えるもの。JR上野駅不忍口から上野恩賜公園への高低差をつなぐエスカレーターを備えた吹き抜け空間を中央に配置し、上野恩賜公園への玄関口の役割も果たすという。公園側の屋上には、オープンスペースが設けられる。また同ビルの両隣には、先行して建て替えの行なわれた「上野バンブーガーデン」と「UENO3153(さいごうさん)」が並び、上野駅前・上野恩賜公園入口に新たな景観を創出する。入居店舗は和洋中19の飲食店舗。延床面積は3,785.66平方メートル。
2014年03月14日芸能界ではなぜ「できちゃった婚」が多いのか。その理由には諸説あり、やれ芸能界はモラルが低いとか、やれ芸能界には教養がない人が多いとか、自由勝手に論じられている。特にモラルに関しては、芸能界に「できちゃった婚」が増えれば増えるほど麻痺していくに違いない。あの人もこの人もそうなのだから自分もそれでいいと思ってしまうのは人間の性だ。モラルとは価値観の多数派なのだ。さらに、僕はもうひとつ別の理由があると考えている。それは、芸能界の仕事は往々にして結婚のタイミングを見極めにくいから、これである。たとえば、ある芸能人カップルがいたとする。(以下、すべて空想です)男は連ドラや映画に多数出演している若手の人気イケメン俳優だ。最近はビジネス至上主義のクライアントからアニメの声優や洋画の吹き替え役を依頼されることも増え、それを軽い気持ちで引き受けたものだから、原作ファンに嫌われ、声優業界に妬まれ、ツイッターも炎上。しかし、だからといって人気に陰りがあるわけではなく、映画の撮影スケジュールは3年先まで埋まっており、来年には密かに小説を執筆しようと企てている。小説はまだ1枚も書いていないが、出版社はすでに決まっているから安心だ。一方、女は人気アーティストだ。大手レコード会社から異例の待遇でデビューしたのは5年前。ルックスが良かったためか、芸能界の重鎮に寵愛され、デビュー曲が話題の映画の主題歌になるわ、CMソングとして使われるわ、都市圏の歓楽街に看板が立つわ、宣伝カーが街中を走り回るわ、とにかく数億円の広告費がかかった一大キャンペーンを展開。その結果、デビュー半年で知名度が著しく向上し、現在はニューアルバムを製作中。来年早々から全国ツアーが控えており、終了後はなぜかセクシー写真集の撮影でサイパンだ。そんな二人は2年前に友人の紹介という名の合コンで知り合い、その夜から早くも付き合うようになった。以降は互いの所属事務所に内緒にしながら逢瀬を重ね、半年前から結婚を意識し始めた。しかし、結婚するためには互いの事務所の了解が必要で、二人ともマネージャーにそれとなく打診したものの、どちらも烈火のごとく反対されてしまう。特に逆風が激しかったのは、女のほうだ。実は彼女は数億円の出資のおかげで知名度こそ上がったものの、肝心のCDセールスはからっきしで、デビュー時の投資額の半分も回収できていない状態。一応、CDチャートには彼女のシングルがトップ10入りを果たしているが、それも本当は事務所がCDを大量買いをしているだけであり、利益が出るどころか投資額がますます増えていく悪循環に陥っている。言わば、虚飾の人気なのだ。だから事務所にしてみれば、もはや不良債権となった彼女をバラエティ番組に出演させたり、セクシー写真集を出したり、暴露本を書かせたりすることで、少しでも投資額を回収したいと目論んでいた。それなのに、このタイミングで結婚されたらたまったものではない。本当に質の高い音楽を提供できるなら、そのアーティストが独身だろうが既婚者だろうが関係ないが、それはあくまで理想論で、彼女の場合は数少ないファンのほとんどがルックス目当ての男性である。しかも現在契約しているCMは、彼女が独身の美しい女性というパブリックイメージだから成立するものばかりであり、既婚者になればCM降板どころか、莫大な違約金が発生する可能性だってある。だいたい、ここで結婚したら現在制作中のニューアルバムや来年の全国ツアーはどうなる。レコード会社との綿密な打ち合わせの末、ニューアルバムの全体コンセプトは「若い女性のピュアなラブソング」に決まっており、全国ツアーもその楽曲をメインに展開することになっているのだ。既婚女性ではイメージが合わなくなってしまう。そう考えると、このタイミングでの彼女の結婚は多方面に莫大な損失額を出すことになり、ただでさえ投資額を回収できていないのだから、ますますありえない。こっちは彼女を売るために散々苦労したというのに、ろくな利益も出さず、自分だけ幸せになりたいとは何事か。その幸せの陰で倒産する零細企業もあるんだぞ。それで無職になったオヤジにも妻と子供がいるんだぞ。それを考えたことがあるのか、ユーは。だんだんキャラが迷走してきたので、ここらでまとめます。(すべて妄想です)要するに、芸能人には上記のような複雑な事情が絡んでいることが多いため、周囲の人すべてが納得する婚期が訪れにくい。かくして、そうなると周囲の反対を押し切って結婚するしか手はなく、その最大の武器になるのが「できちゃった婚」というわけだ。さすがに純粋に愛し合っている者同士から「子供ができた」と告白されたら、よほどのことでもない限り、快く祝福してあげたいと思うのが人情だ。所属事務所をはじめ、関係各社に莫大な損金が出ることも珍しくないだろうが、そこは顔で笑って心で泣くのが業界を支える裏方たちの美徳なのかもしれない。痩せ我慢も日本人の粋である。したがって、僕は若い芸能人カップルの「できちゃった婚」のニュースを見聞きするたびに、裏方の苦労を察して違う意味で胸が熱くなる。もちろん僕の妄想がすべて正しいとは限らない(当然)が、少なくともそこにあるのは歓喜の涙だけではないはずだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月14日歌舞伎俳優の市川猿之助と市川中車が12月4日、都内で会見を開き、来年1月の大阪・松竹座「壽初春大歌舞伎」への意気込みを語った。大阪・松竹座「壽初春大歌舞伎」チケット情報今年6月、7月に東京・新橋演舞場で襲名披露興行が行われたが、来年からいよいよ大阪を皮切りに全国を回るツアーがスタートする。大阪・道頓堀で元旦から歌舞伎の幕が開くのは実に50年ぶり。四代目を襲名した猿之助は「襲名と正月のおめでたさを味わっていただきたい」とコメント。俳優・香川照之として活動しながら九代目を襲名した中車は「無事に初舞台を勤めることができましたのも四代目(猿之助)のおかげ。引き続き、精進していくことに変わりはございません」と歌舞伎俳優としての決意を語った。昼の部の『吉野山』、夜の部の『義経千本桜』(「四の切」)で狐忠信を演じる猿之助は「三代目(猿之助)の『四の切』は神業に近いと思っているので、それをやらせていただくことは非常にありがたいです。ただ、考えてみたら襲名で人間の役をひとつもやっていない。鬼か狐か鳥か」と笑わせ、「どこまでこの役を深めていけるか挑戦したいです」と意欲を見せた。中車は昼の部『楼門五三桐』で石川五右衛門役に挑戦する。同演目は7月の新橋演舞場で市川猿翁の真柴久吉、市川海老蔵の五右衛門で上演されたばかり。そのときは、父・猿翁の後ろで黒子として付いていた中車だが「海老蔵さんのハリのある声を後ろで聞いていたわけですが、まさか自分があそこに立つとは。いま、稽古をしながら古典の壁の高さを感じています。本当に未熟ではございますが、なんとか頑張っていま勉強している最中です」と心境を明かした。また猿翁との初共演については「いざそうなってみるとそういうことかという感覚ですね。大本にある役者としての感情は、6・7月の舞台や稽古を通して父と確認しあいました」と話していた。襲名興行だけにチケットの売れ行きを気にする猿之助は、中車が演じる五右衛門のセリフ“絶景かな”にひっかけ、「空席があると“絶景かな”とはなかなか言いにくいのですから、宣伝をよろしくお願いします」とマスコミに依頼する場面も。一方で、多くの観客に歌舞伎を見て欲しいという気持ちから「若者向けの芝居も必要。いろんな公演の形態があってもいい」と話す猿之助。映像の仕事が多かった中車は「(歌舞伎の舞台に立って)初めて舞台が面白いと思いました。猿之助の美しさとこの細いからだで背負っているものの大きさ。そういったものを見ると理屈でなく感動します」と歌舞伎の面白さをアピールしていた。公演は1月1日(火・祝) から1月26日(土)まで。チケットは発売中。
2012年12月07日昭和33年に開館した、演劇・映画専門の図書館、松竹大谷図書館(東京都中央区)が、運営資金調達を目的としたプロジェクト“歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。”を、オーマが運営するクラウドファンディング“READYFOR?”にて10月23日(火)まで実施することが発表された。その他の写真松竹大谷図書館は、松竹の創立者のひとりである大谷竹次郎が、昭和30年に文化勲章を受賞したのを記念して設立された図書館。演劇や映画に関する貴重な資料を後世に残し、一般に公開したいという思いのもと、歌舞伎やその他の演劇、映画の台本・ポスターなどを収集・整理・保存して一般公開している。なかでも映画『男はつらいよ』シリーズの第1作から最終48作までの台本など、他では見ることのできない貴重な資料もあり、約43万点所蔵されている。しかし、毎年9000点もの資料が増えていく中で、一点一点資料を整理して公開する作業は困難を極めていることから、現在は運営が厳しい状況にあるという。本プロジェクトは、そんな古きよき本図書館を運営の危機から守るために立ちあげられた企画。平成24年度の運営資金200万円を集めることを目的としており、支援希望者は一口3000円、5000円、1万円、3万円、5万円で参加できる。また、“READYFOR?”は既存の寄付とは異なり、支援額に応じて支援者は、3000円を寄付すると歌舞伎や映画の特製ポストカードがもらえ、1万円を寄付すると、本図書館に所蔵されている演劇や映画台本のうちの100タイトルから作品を選んで、その台本カバー(台本を保護するための手作りカバー)に名前を載せられる権利が与えられるというものだ。“日本の映画・演劇の歴史が刻まれた図書館を守りたい”という思いからはじまる本プロジェクトを、チェックしてみてはどうだろうか。“歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。”プロジェクト9月3日(月)~10月23日(火)
2012年09月03日芸能界復帰宣言のマリエのお勧め水着が素敵!昨年9月から渡米し大学でファッションデザインを学んでいたタレント、マリエが帰国し芸能界への復帰を宣言したと8月3日のマイナビニュースが報じている。写真は8月5日にアップされたマリエのブログより。『マリリン7日間の恋』の記念イベントに出席マリエが芸能界復帰宣言したのは都内で開催された映画『マリリン7日間の恋』のブルーレイ&DVD発売記念イベント。マイナビニュースによると「2週間前に帰国しました。すごく迷惑をかけて出て行ってしまったので、『今は行かせてよかったな』と言われるように芸能界で頑張りたい」と、コメントし、アメリカでの恋は?の質問にお持ち帰りできるほどの恋は無かったとジョークで返答したという。お気に入り水着をブログで紹介ファッションリーダーでもあるマリエのブログには、お気に入りの水着や洋服も紹介されており、マラのブランドの洋服を『ちなみにマリエこれちょーーーほしいいいいいい泣』とコメントしている。マリエお気に入りの水着などをチェックしたい方は下記の外部リンク「マリエ公式ブログ」まで。元の記事を読む
2012年08月06日いまだ世間を騒がすオセロ中島騒動2012年2月末に占い師からようやく離れることができたオセロの中島。(写真:松竹芸能タレント一覧より参照)この事件は、あの芸能界の大物「和田アキ子」から、様々な人を巻き込んだ大騒動だっただけに、いまだに多くの注目を集めている。(オセロ中島の占い師、和田アキ子も骨抜きに?)その真相が、3月26日の「とくダネ!」(フジテレビ)の独占取材で、「占い師」本人によって語られた。この独占取材の際、占い師は200万円のギャラを提示し、買いたたかれたものの100万円のギャラを受け取ったともされている。しかし、それだけの金額を受け取っていたにもかかわらず、放送後に占い師からフジテレビに猛抗議が寄せられたという。怒り心頭の占い師日刊サイゾーニュースが行った取材によると、舞台裏を熟知するテレビ関係者はこう話す。「放送後、番組ディレクターのところにI氏(占い師)が声を荒げて猛抗議したそうです。理由は潔白であることを証明するはずだったのに、オンエアでは落ち着かない手のアップや『中島さんが書いた』と主張するノートの筆跡鑑定をI氏に内緒で彼女の両親に頼んだこと、そして……下半身から推定Fカップの胸元まで何度も舐め回すように撮られたカメラワークに怒り心頭だったそうです」顔にモザイクをかけるのであれば、体の部分が画面に映し出されても当然といえる気がする。網タイツや胸元がみえる衣装を自らまとっていただけに、そうしたカメラワークは自業自得ともいえるのではないだろうか。また、証拠であるノートの筆跡を確認したりするのは、いたってまっとうな行為だとも感じる。果たして占い師の主張は通るのだろうか。編集部 鈴木真美【おすすめニュース】小池栄子と佐藤江梨子がダブルAV出演か小栗旬、山田優に「決めた」驚きの理由大森南朋に小野ゆり子を紹介したのは蒼井優だったAKB48板野友美「卒業したい」岡田准一と高岡蒼佑、ついにガチンコ対決かキス上手の秘密、AKB48大島優子元の記事を読む
2012年04月03日