主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が共演し、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄された若者たちの姿を描いた『映画 太陽の子』が8月6日(金)に全国公開される。この度、ハリウッドのスタッフたちが作品を語るフィーチャレット映像が公開された。太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。本作は、その事実を基にした青春グラフィティ。監督・脚本は、『青天を衝け』の黒崎博。柳楽、有村、三浦、そして田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、ピーター・ストーメアがキャストとして参加した。黒崎監督の「もっとほかの国の人たちとも、たくさんこの映画を共有したい」という思いから、本作はキャストのみならず、日米スタッフのタッグが実現。音楽には『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/ スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが参加。さらに主題歌を福山雅治が担当し、バラード「彼方で」で物語を彩る。本作は、東京・京都で撮影、ニューヨークで音楽を作り、トロントでナレーション録音を敢行、最後にロサンゼルスで仕上げられた。公開されたフィーチャレット映像は、その舞台裏をとらえたもの。ミューリー、ヴォウレス、カラリストのアロン・ピーク、ストーメアの姿が映し出される。ミューリーは、「エキサイティングなのは、1940年代が舞台であっても、作り方や見え方、全員の繋がり方が驚くほど現代的だ。曲を書くのは難しかったけどそれだけの価値はあったと思う」、ヴォウレスは「脚本にワクワクし、とてもいいアイデアだと思った」、アロン・ピークは「この映画をアメリカ人に勧めたいね。防御や告発の視点ではない、とても清潔で無垢な視点だ」と、それぞれが強く惹かれたのは物語だったと語る。そして、ハリウッド映画などを多く手がけてきたマットは、「本作はハリウッドアクションとは大きく異なり、全てが小さなディテールの積み重ねだ」と本作のサウンドについて説明し、アロンは「ベースはあくまで自然だった。できるだけ自然で正確な感覚を心掛けた」、ニコは「3人の表情を見つめ、彼らの物語に触れるリアルな感覚がある。作曲家として素晴らしい機会に恵まれた」と明かしている。そして、プロデューサーのコウ・モリも、「最初こそ距離感のあったアメリカのスタッフたちが、黒崎の情熱と才能に刺激されて、圧倒的な熱量を惜しげもなく放っていく姿に心を揺さぶられた」と振り返る。また、日本では『アルマゲドン』『ジョン・ウィック:チャプター2』などで知ら得る名バイプレイヤーのストーメアは、本作でアルベルト・アインシュタインの“声“役で出演。当初はスケジュールに空きがなく、監督は一度は諦めかけたというが、突然「明日、トロントに来てくれるなら」と提案されたことで、急遽トロント行きを決行。一切の妥協のないアフレコ現場で、「何度も『もう1回、もう1回』とリテイクするので、だんだん『どうなってるんだ』という空気になりました(苦笑)。でも繰り返していくうちに、彼らも火がついて、逆にアイデアを出してくれたり、良いテイクがどんどん出てきました」と、黒崎が振り返っている。本作に寄せて、日本、海外から、本作へのコメントが寄せられた。■アミール・ナデリ(映画監督、『CUT』『山(モンテ)』)「非常に繊細な主題を誠実に描いた作品です。優れた演出で作られ、観客は、1945年の世界に引き込まれて行き、歴史を体験することになります。今日の日本の若い方にぜひ見ていただきたい一作です」■べリーナ・ハス・ヒューストン(作家、南カリフォルニア大学演劇学部特別教授)「家族、自国への忠誠、そして善悪に関する己の倫理観への懸念を抱えながらも、ー原子分裂ーという科学者としての目標にむかい懸命に努力する主人公を通じ、人間の普遍的な複雑さを描く作品となっている。愛国心、良心、そして人としての思いやりを探求する感動的な作品である。」■岩井俊二「マンハッタン計画を余すところなく描いた『シャドー・メーカーズ』。戦闘機開発を描いた『風立ちぬ』。『太陽の子』はその同一線上にある作品だ。新兵器開発に挑む科学者、技術者たちの物語。本作においてその研究は失敗に終わる。この挫折には思わず安堵せずにはいられない。主人公たちのその後の人生の平穏なることを祈らずにはいられない。 」■兼重淳(映画監督、『キセキ ―あの日のソビトー』『泣くな赤鬼』)「イカロスは密猟で手に入れた鳥の羽根を蝋で固め、アポロンに近づこうと空を飛んだ。だが、太陽に近付き過ぎたため翼が溶け、海に堕ちて死んでしまった。人類が手にしてはいけない力がある。修の見た廣島の惨状が正にそれだった。」■北村龍平(映画監督、『あずみ』『ルパン三世』)「あたりまえの日常が、不条理に奪われた時代。 過酷な時代を懸命に生きる三人の若者それぞれの選択。 あたりまえがあたりまえでなくなった今この時代だからこそ、深く胸を刺す。」■城定秀夫(映画監督、『アルプススタンドのはしの方』『猫侍』)「戦争の狂気にのまれ、善悪の彼岸で蠢く科学者たちの業。核分裂の末に迎えた闇を、それでも照らす青春のきらめき。泣いた。」■深川栄洋(映画監督、『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』『神様のカルテ』シリーズ)「柳楽優弥は緑色の光を放っている。彼のエネルギーが尽き果てないように。」■前田弘二(映画監督、『まともじゃないのは君も一緒』『婚前特急』)「〈日本のために〉〈世界のために〉と信じ、突き進んでいく者たちの純粋な眼差し。果たして、何が正しいのか。自分の在り方に苦悩する彼らの姿に、胸が締め付けられました。そんな中、世津のある台詞があたたかくて、涙が出ました。その言葉は、正しいと思いました。」また、その他の著名人コメントもこの度あわせて公開された。※五十音順■赤ペン瀧川/映画プレゼンターこの映画に込められた想いをしっかりと受け止めなければいけない。未来を見つめて歩き出す勇気を与えてくれる映画だと思います。この映画に出会えて良かった!■東ちづる(俳優・一般社団法人Get in touch代表)過去を知る映画だと思っていたら、今と向き合う映画だった!今を生きる自分はどうしたいのか、どう生き抜くのか、マスクを濡らしながら考えた。大人にも、大人になる君にも、ぜひ観てほしい!■いとうまい子 (女優・研究者)研究者の多くは主人公の修と同じようにとてもピュアな心を持ち、未来に向かって研究を続けていますが、ふとした事をきっかけに思いもよらぬ方向へ突き進む事もある。青春とは。人生とは。色々と考えさせられました。■SYO (映画ライター)あの年、あの場所で生きていた人々がいた。映画の中で、生き抜いた役者たちがいた。70余年のときを越えて、つながった魂の結晶。 この映画の価値は、いまだけではなく永遠(とわ)なのだと思う。新たなる、不朽の名作が誕生した。■高田亮(脚本家「そこのみにて光り輝く」「まともじゃないのは君も一緒」)勝ちと負け、善と悪、理論と実証、自己犠牲、精神論、戦争の終結、未来への希望、それら全てを超越する科学者のサガ。青春の季節を、自らのサガに奪われていく青年の表情の移り変わりがひたすらに素晴らしい。■奈良橋陽子(作詞家・演出家・映画監督・キャスティングディレクター)黒崎監督は、柳楽優弥さんから最高のパフォーマンスの1つを引き出した。彼に適したこの役で、柳楽さんの純粋さが輝いている。この作品は多くの人が知り得てないであろう実話に基づいており、私たちは社会的、そして国際的な観点からもこの話を知る責任がある。■古川隆久(日本大学文理学部教授(日本近現代史))敗戦という歴史的極限状況の中で、生や真理といった永遠なるものに思いを馳せる人びと。こうした矛盾が静謐の中で共存する2時間は、自分や人類社会の過去と未来に思いを馳せる得がたい2時間になるだろう。■真木太郎(プロデューサー「この世界の片隅に」)戦時下という非日常のなかの日常。しかも大事な大事な青春期。だからこそ感じて欲しい日常の大切さ。そうでないと3人の主人公が報われない。ぜひ3人に寄り添ってください。■松崎健夫(映画評論家)光は人生を照らすが、分け隔てなく平等なわけではない。光があれば、必ず影もあるからだ。光が集まると熱を帯びる。熱は人々の善悪を揺らしながら瓦解させ、再び照らす光となる。そんな循環の中で、私たちは不条理と向き合い生きている。■安田菜津紀(NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)科学には「力」がある。それは時に、人の営みを根こそぎ奪うほどの威力を持つ。権力者たちは、その「力」を手にしようと躍起になり、その陰で翻弄され続ける人々がいる。この映画に描かれていることは、「過去」の話ではない。■柳澤 秀夫(ジャーナリスト)抗うことができない現実に押し潰されながらも、未来を信じ生き抜こうとする若者たち。その姿はあまりに切なくも愛おしい。戦後76年。戦争の実相が霞みがちな今を生きる私たちが何をなすべきか?鋭く問いかけてくる。『映画 太陽の子』8月6日(金)より全国公開。
2021年07月14日映画『映画 太陽の子』完成披露試写会舞台挨拶が7日に都内で行われ、柳楽優弥、有村架純、國村隼、黒崎博監督が登場した。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。柳楽と故・三浦春馬さんが兄弟役で、2人の幼なじみを演じた有村は「お二人とは1度共演したことがあったので、自然と幼なじみという関係性ができていて、現場もすごく穏やかでしたし、撮影の合間はすごく笑顔も多かったかなと思います」と振り返る。有村は「縁側で未来について語り合うシーンがあったんですけど、そこは裕之さんが戦地に戻る前夜ということで、もしかしたら3人で会える最後の夜かもしれないというとても切ないシーンでもあったのですが、未来に対する望みが詰まったシーンになったかなと思って。台本にはなかったんですけど、戦地に送り出す裕之、未来を作ろうとしている修に対して言葉じゃないもので伝えたいなと思って、2人の手を握らせてもらいました」と、自身の提案であることを明かす。「言葉じゃない人間の温かさ、ぬくもり、温度が伝わればいいなと思って提案させてもらって、作れたシーン。3人の空気感は穏やかで、微笑ましいシーンになって良かったなと思っています」と語った。朝ドラ『ひよっこ』でもずっと有村を撮影していた黒崎監督は「有村さんは普段理知的な雰囲気を醸し出している方だけど、演じる時になるとびっくりするような本能的なお芝居をされることがよくある。それはよく存じてましたので、あんまりびっくりしませんでした。『来たな』と思いました」と説明する。「ほんの少しですけど肌と肌が触れあってぬくもりを交換し合うことがどんなに大事か、伝わるシーンになったんじゃないかと思います。今、握手もできないじゃないですか。その時代であのお芝居が撮れたのは、あの瞬間だからできたのかな」としみじみとしていた。
2021年07月07日映画『映画 太陽の子』完成披露試写会舞台挨拶が7日に都内で行われ、柳楽優弥、有村架純、國村隼、黒崎博監督が登場した。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。印象に残ってるシーンについて柳楽は「僕が好きだったのは海のシーン」と明かし、「太陽の関係や衣装とか、とても難しいシーンで。海に入ったりするので、一発OKじゃないとだめだという緊張感がありました。前日にしっかりリハーサルして、映画の撮影現場なんですけど、緊張は舞台の本番の初日前みたいな。本編でもそういうシーンを見て、すごく良いシーンになったのはあの緊張感があったからだと、印象に残っていました」と振り返る。また、そのシーンで一緒に演技をした弟役の故・三浦春馬さんについて「春馬くんとは10代前半から一緒にオーディションをしていて、戦友というか、ライバルというか、今回兄弟のような関係で、色々関わらせていただいて」と語る。「春馬くんがこの作品に愛を持って参加してくれたように、僕自身も、今回参加したメンバー皆で、春馬くんをこれからもずっと愛して大切にしていきたいなと思っています。そう思える、大切なシーンです」と思いを表した。
2021年07月07日俳優の柳楽優弥が主演を務める映画『映画 太陽の子』(8月6日公開)の場面写真が27日、公開された。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。劇中で、療養のため戦地から一時帰郷した裕之を労うために振舞われるのが“ちらし寿司”。ちらし寿司の起源には諸説あるが、備前岡山初代藩主・池田光政が庶民の贅沢を戒める倹約令を出したことがきっかけとされる「岡山のばらずし説」が有力視されている。祭事以外の食事は一汁一菜に限るとしたこの倹約令に庶民は反発し、魚や野菜を目立たせないようにご飯に混ぜ、見た目を一菜にしたのがはじまりといわれている。そして、池田光政の命日である6月27日が“ちらし寿司の日”に制定された。今回この「ちらし寿司の日」を記念して、ちらし寿司を囲み久々の再会を喜ぶ幼馴染3人の場面写真&メイキング写真を公開した。修の弟・裕之の戦地からの一時帰郷を祝うために、母・フミと幼なじみの世津が心を込めたちらし寿司を振る舞うシーンで、久々の再会を皆で喜び語らう、作品の中で最も心安らぐシーンである。ちらし寿司の具材にはそれぞれ意味が込められており、「海老:腰が曲がるまで長生きできるように」「蓮根:穴が開いているので、将来の見通しがきくように」「豆:まめに(勤勉に)働き、まめに(丈夫で元気に)暮らせるように」「錦糸玉子:財宝がたまるように」「にんじん:根を張るように」などの意味があるといわれている。戦時中という時代設定のため質素ではあるものの、劇中にも愛情いっぱいのちらし寿司が登場。黒崎博監督は、フードコーディネーターの宮田清美について「生活を描くうえで、食べ物のシーンがいかに大切かよく分かっていてくださった。戦地から一時帰還した裕之のために母親が作るばら寿司ひとつにしても、材料がない中でいかに工夫して作ったかを表現するために、具を何にするか何度も何度もディスカッションを重ねました」と振り返った。(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年06月27日柳楽優弥の主演、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、“日本の原爆開発”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春群像劇『映画 太陽の子』が8月6日(金)に全国公開。この度、柳楽さん演じる石村修と“世界を変えられるかもしれない”極秘の研究に挑む、京都帝国大学の“物理学研究チーム”に実力派&若手注目俳優陣が集結していることが分かった。太平洋戦争末期に、実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実を基に作られたフィクション作品である本作は、時代に翻弄され、それぞれの葛藤や想いを抱え全力で生きた若者たちの、等身大の姿が描かれる。研究を進めていく“教授陣”には、実力派が揃った。「F研究」のリーダーを務める理学部の助教授・木戸貴一を演じたのは、お笑い芸人としてデビューし俳優に転向した経歴も持ち、『アウトサイダー』『Fukushima50』『朝が来る』などの話題作に出演、いまや日本映画界に欠かせない俳優の一人・三浦誠己。物理学研究室で助手として、葛藤する学生たちを兄貴の様に情熱的に支える清田薫には、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」ほか多数のドラマ、『罪の声』『バイプレイヤーズもしも100人の名脇役が映画を作ったら』など映像世界のみならず、舞台でも活躍している尾上寛之。研究室で工学系の助教授・岡野真三を、『罪の声』で昨年度日本アカデミー賞優秀助演男優賞をはじめ、キネマ旬報ベスト・テンなどで助演男優賞を受賞するなど活躍の場をさらに広げている名バイプレイヤー宇野祥平が演じている。そして、修と共に切磋琢磨し研究に勤しむ“学生役”には、いま出演作が続く俳優たちが出演。修と共に「F研究」に挑む学生・花岡喜一を、ミュージシャンとしても活躍する一方、俳優デビュー作の映画『色即ぜねれいしょん』で第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』、新ドラマ「イタイケに恋して」など俳優としても出演作品が続く渡辺大知。修と同学年で、結果を見いだせない研究に疑問を持ち戦地へ赴いてしまう堀田茂太郎を、映画『青空エール』『恋は雨上がりのように』『サヨナラまでの30分』などに出演、2018年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭ニューウェーブアワード賞男優部門を受賞するなど若手を牽引する葉山奨之。同研究室で彼らと共に研究に携わる村井正史を、劇団「赤堤ビンケ」を旗揚げ、映画『SR サイタマノラッパー』シリーズ3作目『ロードサイドの逃亡者』で映画初主演、『キセキあの日のソビト』『凪待ち』『37セカンズ』『きみの瞳が問いかけている』など、様々な作品で確かな存在感を示す奥野瑛太が演じている。この度到着した、研究室チームの姿をとらえた場面写真には、熱心に研究を指導する教授陣、科学者としてはまだ駆け出しで学生らしいあどけなさもみせる学生たちの姿、そして束の間の談笑など、様々なシーンが切り取られている。『映画 太陽の子』は8月6日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年06月13日8月6日(金)に公開する『映画 太陽の子』より、予告編とポスタービジュアル、主題歌情報が解禁となった。本作は主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、“日本の原爆開発”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春群像劇。パイロット版と言うべきTVドラマが2020年にNHKで放送され、大きな反響を呼んだ『太陽の子』がドラマ版とは異なる視点と結末が加わり、本映画でついに完結する。作・演出は、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』や、大河ドラマ『晴天を衝け』の黒崎博。『太陽の子』は太平洋戦争末期に、実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実を基に作られたフィクション作品で、極秘任務に携わる科学者・修を、今年『ターコイズの空の下で』『HOKUSAI』と主演作が次々に公開する柳楽優弥が演じる。そして、修とその弟がほのかな想いを寄せる幼なじみの世津を、大ヒット公開中の『花束みたいな恋をした』に出演した有村架純、修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を、『天外者』『ブレイブ -群青戦記-』に出演した三浦春馬。日米合作のスケールの大きさを覗かせる本作にはさらに、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也らが脇を固め、国際色豊かな演技派俳優陣が顔を揃える。解禁された映像は、笑顔で「いっぱい未来の話しよう」と固く手を結びあう3人の姿から始まる。まずは「今研究しているもんが完成すれば戦争は終わる。世界を変えられる」と未来への可能性を信じ、未知なる世界への研究に目を輝かせ「実験しましょう!」と夢中になる修(柳楽)。続いて「戦争が終わったら仕事する。結婚はその後や!」と現実をしっかり見つめ、未来への強い意志を持つ世津(有村)、「怖いよ、俺だけ死なんわけにはいかん」と戦場への恐怖をさらけ出す裕之(三浦)も確認できる。さらに「俺らがやってることは正しいことですか?間違ってるんですか?」と物理学の魅力を感じながらも、一方で多くの命を奪う兵器開発を担うという葛藤に抗う修の姿も。そして研究を続けようとする修に向かって「科学者とはそんなに偉いんか」と諌める母親・フミ(田中裕子)や「(戦争に)勝っても負けても何も変わらん!」と、強い怒りを顕にする世津、命を顧みず戦場へ向かおうとする研究生に「生きるんや」と強いまなざしで研究室へ残るように促す荒勝教授(國村隼)も映し出された。キービジュアルは1点を見つめる修・世津・裕之それぞれの表情が並ぶ。3人が見つめる先には一体何があるのか、それぞれの想いが溢れ出す、映画本編を観て確かめたくなる1枚だ。また6月4日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか、一部劇場を除く全国の上映劇場にて、特製クリアファイル付ムビチケも発売開始。そして主題歌は福山雅治「彼方で」に決定した。過去に原子爆弾が投下された故郷・長崎に現存する被爆樹木を通じ「平和への願い、生命の逞しさ」を発信する“KUSUNOKIプロジェクト”のプロデューサーでもある福山。本作品の修と世津、裕之の3人が時代に翻弄されながらも懸命に生きていく姿と、愛する者への思いを描いた本作に共感し、鑑賞後に製作陣とヒアリングや打ち合わせを重ねて製作されたという。福山雅治・コメント僕自身の祖父母、両親は、1945年8月9日の長崎を生きていました。奇跡的に大きな被害を免れましたが、それは恐ろしく苛烈な現実だったと聞いています。『映画 太陽の子』は、そんな過酷な時代を懸命に生きた人たちの物語。人間は、その生まれた時代や逃れられない現実によって、かくも美しく、と同時に、時に愚かな選択をしてしまうのかと。僕にとって本作は、遠い過去の話ではなく、自分ごととして、そして今に続く『平和な世界への願い』という人類の未来へ向けてのメッセージを受け取った映画でした。すべての生命が等しく生きられる世界、また、そういう時代へと、未来へと向かっていくための願いが込められた本作に、歌という形で関わらせていただけるこのオファーを、大切に、光栄に受け止めています。『映画 太陽の子』8月6日(金)公開
2021年06月02日映画『HOKUSAI』(5月28日公開)の公開直前ヒット祈願報告会トークイベントが26日に都内で行われ、柳楽優弥、田中泯、永山瑛太、玉木宏、瀧本美織、橋本一監督が登場した。同作は世界的アーティスト・葛飾北斎の知られざる生涯を描くオリジナル作。その才能は認められながらも、売れない絵師として葛藤の中で筆をとり続けた青年期の北斎を柳楽が、芸術家としての情熱を失うことなく孤独に自らの画才を磨き続けた老年期の北斎を田中がそれぞれ演じる。「人間・北斎」と、彼が描いた「三つの波の秘密」が生まれるに至った物語を描く。晩年の北斎が通ったと言われ、86歳の時に大絵馬に描いた晩年期最大級の肉筆画「須佐之男命厄神退治之図」を奉納したことでも知られる、墨田区にある牛嶋神社に一同揃って大ヒット祈願。関東大震災で現物は焼けてしまったが、神社には今も復元された絵が飾られており、その絵には様々な病気や凶事を起こす厄神たち十五体が須佐之男命にひざまずき、今後悪さをしないよう証文に手形を押されている様子が収められている。柳楽は「今日お伺いした牛嶋神社や先日訪れた小布施のお寺などで北斎の作品を見させて頂いたのですが、北斎の絵には悪いものを跳ね返して断ち切る力が本当にあると思います。大変な時期ですが、この映画の持つ力が悪いものを跳ね返してくれたらいいなと思います」、田中は「86歳の時に描いたと聞いてびっくりしています。凄まじいパワーを感じました」と、北斎の絵に圧倒されていたようだ。現在、一部エリアでは緊急事態宣言下で劇場休業している状況での公開となるが「こんな日だからこそやり遂げたいこと」について問われると、日本映画が大好きと語る柳楽は「映画館で映画を観たい」と願いを口にする。田中は「いつもと変わらずに1日をしっかりと生きることが大切」と語り、永山は「誠心誠意の演技をして日本の人を元気にしたい」、瀧本は「前向きな気持ちを発信し続けていきたい」、先日祖父が100歳を迎えたという玉木は「こんな時だから地方への行き来はできないですが、子どもも生まれたので祖父に会いに行きたい」、監督は「劇場に行きましょう、映画を観ましょう!」とそれぞれ、先の見えない時代だからこそのやり遂げたいことを挙げた。最後に本作を楽しみにしている人々に向けて作品を代表して柳楽が「こういう時期にもかかわらず、公開することができたことをありがたく思います。人はトンネルに入ったら出口を探すと思うんですが、芸術や映画はトンネルでのライトになりうる力があると思います。一日でも早くコロナが収束して皆さんの笑顔が戻ることを思って頑張っています」と真摯なメッセージ。田中も「北斎こそが人々を愛し、人々の体を描写した最初で最後の人だと思っています。ぜひ、北斎に愛されに、映画を見て欲しいです」と作品をアピールした。
2021年05月26日葛飾北斎の知られざる生涯を描く映画『HOKUSAI』の公開直前ヒット祈願イベントが5月26日、都内で行われ、北斎の青年期、老年期をそれぞれ演じた柳楽優弥と田中泯、共演する永山瑛太(柳亭種彦役)、玉木宏(喜多川歌麿役)、瀧本美織(コト役)、橋本一監督が出席した。代表作「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」をはじめ、生涯を通じ、約3万点の作品を残したとされ、19世紀には欧州でジャポニズムブームを巻き起こした江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎の知られざる生きざまを映画化。当初は2020年5月29日に公開予定だった本作が、1年の延期を経て5月28日から全国公開される。柳楽は「それもこの映画の運命だと思う」と1年越しの封切りにしみじみ。「僕自身、映画をはじめ、いろいろなアートを通して、勇気をもらってきたし、北斎も時代を超えて、僕たちに刺激を与えてくれる」と語り、「北斎の絵のように、この映画にも(悪い状況を)跳ね返す力があるはず。芸術や表現が、長いトンネルにライトをつけ、出口に誘導する力があると信じて頑張っていきたい」と決意を新たにした。緊急事態宣言の影響で、一部地域の映画館が休業を強いられる状況だが「映画が大好きですし、映画がもつパワーに憧れもしている。どんな状況であっても、映画館で映画を見たい」と力強く訴えた。同席した橋本監督は「個人の考え」とした上で、「基準も理屈もなく、一方的に映画館が開けられないのは、言語道断」と憤りを示し、「映画に触れられない人がたくさんいるのは、間違っているとしか思えない。開けたほうが世のためだと思う」と思いを打ち明けていた。「公開が近づき、かなり緊張しています。きっと届くものはあるはず」と語る田中は、「(芸術が)世界を変えられるかわからないが、それはどう受け止められるか次第」とも話し、「北斎という人は、その時代その時代で、常識と真っ向から対峙した。こんなときだからこそ、まともに常識と向き合うこと。僕らは常識に従順に生き過ぎている」と北斎からの“学び”を熱弁していた。同日、柳楽は晩年の北斎が通ったと言われ、86歳の時に大絵馬に描いた晩年期最大級の肉筆画「須佐之男命厄神退治之図」を奉納したことでも知られる牛嶋神社(東京都墨田区)にて大ヒット祈願を行った。取材・文・写真=内田涼映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年05月26日漫画雑誌『週刊ビッグスピリッツ』で連載中の人気漫画『二月の勝者』が、日本テレビで2021年10月からドラマ化されることが発表されました。\ #二月の勝者 特報映像解禁/主演 #柳楽優弥 が最強で最悪のスーパー塾講師 #黒木蔵人 を演じる映像が初解禁✨黒木蔵人の言葉は辛辣で超現実的。その強烈なキャラクターにどんどん入り込んでいく、柳楽さん‼️10月の放送をお楽しみに #井上真央 #加藤シゲアキ #日テレ #土曜ドラマ pic.twitter.com/FOXhmBw68R — 二月の勝者-絶対合格の教室-【公式】 (@2gatsu_ntv) May 20, 2021 高瀬志帆さん原作の『二月の勝者』は、中学受験をテーマに家族や教育など、現代社会が抱えるさまざまな問題に切り込む社会派漫画。本作の主人公であり、最強で最悪の塾講師・黒木蔵人を柳楽優弥さんが、黒木に反発する新任塾講師・佐倉麻衣役を井上真央さんが演じます。また、黒木の元部下であり過去に因縁をもつ灰谷純役に、アイドルグループ『NEWS』の加藤シゲアキさんがキャスティングされるなど、人気実力ともにトップクラスの俳優陣が集結しました。テレビドラマ『二月の勝者』出演者コメントドラマ放送決定に先駆け、ウェブサイト上では、出演者3人の本作にかける意気込みも公開されています。柳楽優弥さんコメントこのドラマで受験に挑むのは11歳くらいの子供たち。自分がちょうど事務所に入ってこの仕事を始めた頃の年齢です。今回その世代の子どもたちと30歳になった自分が一緒に仕事をするというのは感慨深いです。30代になって一発目の作品が「二月の勝者」になります。「俳優は30代からだ!」と言って下さる人も多いので、30代一発目、チャレンジしていきたい!気合十分で挑みたい!と思っています。二月の勝者-絶対合格の教室-ーより引用井上真央さんコメント受験を経験された方、これから迎える方がご自身と重ねながら共感し、皆さんで楽しんで頂ける作品になればと思っています。子どもたちと共に成長していく思いで頑張りますので、宜しくお願い致します。二月の勝者-絶対合格の教室-ーより引用加藤シゲアキさんコメント黒木の言動により、常識と非常識がぐらぐらと揺れていく心地よさをぜひ楽しんでいただきたいですし、灰谷初め周囲の人間がそれによってどう影響され、どう感じるか。きっとめくるめく展開に、目が離せなくなるはず。特に受験生たち。土曜の夜、この時間だけは勉強の手を休めて、さらに受験への意欲を高めて欲しいと思います。二月の勝者-絶対合格の教室-ーより引用[文・構成/grape編集部]
2021年05月25日世界で一番有名な日本人アーティスト、葛飾北斎の生涯を映画化した『HOKUSAI』。青年期を柳楽優弥が、老年期を田中泯が担当し、W主演を果たした本作では、北斎がその才能を開花させるまでのもがきと、人気絵師になってからがダイナミックに、肉厚に描かれている。北斎について、青年期についての資料はほぼ残されておらず、柳楽さんが演じる時代は、史実と照らし合わせながらも、オリジナル色の強い脚本に仕上がった。ゆえに、映画を観て「えっ」、「へ~」と多少の驚きと新鮮さを持って楽しめる。柳楽さんが演じたならではのスパイスも、たぶんに効いているのだが。「演じるにあたっては、監督と話し合って僕たちの北斎像を作り上げていきました。北斎は世界中にファンがいる日本を代表するアーティストなので、正直怖いという気持ちもありました(苦笑)。これまで過去に作らた葛飾北斎に関する映像作品を観た印象では、北斎は割と骨太で無骨な印象だったり、ワイルドなイメージが強かったんです。今回、演じさせていただくことが決まって、役柄を通して調べていくと、実は、知的で、情熱的な一面もあった人だったのではないかと思いました。“彼を突き動かしたその原動力は何なんだろう、すさまじいパワーを持つ人だな”と感じていました」。パワフルさは、柳楽さんが憑依したとも言いたくなる、北斎が一心不乱に筆を取る姿に現れている。実のところ、北斎は、当時人気を誇っていた歌麿(玉木宏)や写楽(浦上晟周)に追いつけず、嫉妬と自信喪失でさまよい、たどり着いた海で自らの才能と五感を呼び覚ましたのだ。柳楽さんの演技と北斎のアイデンティティが合体するような、強いインパクトを残す海のシーンは、必見だ。演じた海での出来事を、柳楽さんは北斎目線でやさしく言葉にした。「北斎は“今、すごくいい絵が描けるぞ” というモチベーションで、海に向かったわけではないのか、と僕は思ったんです。納得いかないとか、悔しいとか、ある意味、絶望的だったと思いますし、そこには、アーティストならではの感情がありそうな気がしたんです。監督と僕たちとで、“これだ”という気持ちを持って撮影しました」。「オリジナリティを大切にする」ことへの思い、と葛藤北斎を演じ切り、完成作を観て、ふと感じたこともあったと柳楽さんは話した。「以前、番組でアメリカの『アクターズ・スタジオ』に行かせていただいたのですが、演じる上で、自分自身が経験した哀しかったことや、少しネガティブな感情を引き起こして表現するという、メソッドアクティング(演技法)を勉強したことがあったんです。映画は、哀しい、淋しいという感情が共有されて、少しホッとする様なところがあって、それが良さでもあるのだと思うんです。アーティストや表現者たちは、一見ネガティブとも思える感情から、美しいものを生み出すことができるエネルギーを持っているんだなと、感じたんです」。そして、青年期の北斎は、「ただ描きてぇと思ったもんを、好きに描いただけだ」と言い、美人画が全盛の時代に、波と富士を主題にした「江島春望」で勝負に出て、結果、江戸を席巻していく。今の時代に望まれる、オリジナリティを大切にする、自分らしく、というワードとも通じている印象を受ける。「ニュースなどで“自分らしく生きるとは何か”という問いかけを見て、僕自身は、“自分らしく生きられている方なのかな…?”と思えることもありますが、俳優をやっていると、台本があって、セリフを読んで、そのキャラクターについて考えていく作業なので…日々、葛藤しています(笑)」。監督の望みに寄り添いながら、自分のオリジナリティを出すような演技も披露していく。一朝一夕にはいかない、高度な技術の話だ。「言われたことに応えるのは大事なことだと思っているので、僕は、 “演出されたい”と思うんです。その大切さを理解しながらも“AIのようにはなりたくない”と思うところもあって。2020年を機に、僕個人としての考え方をより明確にさせて、普段のインプットを充実させたいなと考えるようになりました」。そんな柳楽さんが今インプット、というよりも、気分転換にしていることといえば「ピアノ」だと即答した。「今月(※取材日、2021年4月)から始めたばかり。ピアノ教室に通っているんです。先生から“ここはもっと繊細に弾きなさい”と、指導していただいていますね(笑)」と、照れくさそうに微笑んだ。しかし、役者としての感覚を忘れないのも柳楽さんの特色。「俳優でよかったなと思うのは、(役として)いろいろ習う機会があることです。自分がどうステップアップしていくのかが、何となくわかるというか。“あ、できない…”という感じになると、“はいはい、きたきた、コレね!”と実感する瞬間があるんです!」、課題を課題とも思わず楽しそうに超えていく柳楽さんの話を聞くと、どことなく天才肌の北斎に通ずるところがあるような気がしてしまう。「褒められたらうれしい!」けど…引き締める気持ち、柳楽優弥の本音誰もが知る、実力派俳優と世間にも認識されている柳楽さんだが、20代の頃には、「どんな役であってもいただいた役を一生懸命やりきることで認められて、主演を勝ち取っていきたい。主演として呼ばれるようになりたい」という、強い意志も秘めていた。30代に入った今、有言実行を体現している。「10代のときは、ある程度の経験値と、想像力の引き出しを増やすことが必要だと思っていたので、“脇役をやりたい”と思う時期もありました」。「けど」と、柳楽さんは紡ぐ。「いざ、こうしてまた主演をやらせていただくようになってからも、怖いと思うことはあるので、あまり変わらないのだと思います」。演じるということに対して貪欲で、役や作品に対しての理解を突き詰めている、慣れないことへのプライドを持っていると、柳楽さんの言葉を聞いているとわかる。「もちろん、褒められたらうれしいです(笑)。でも、褒められて“ああよかった”と満足してしまうと、人って、怠けてしまうものじゃないですか?例えば、柔術の世界で帯の色が上がったとしても、改めて気を引き締めていきたいというか。自分の経験から常に気を引き締めないとていけないなと思っています」。(text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:HOKUSAI 2021年5月28日より全国にて公開©2020 HOKUSAI MOVIE
2021年05月24日昨年、放送延期が発表されていた柳楽優弥主演ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」が、10月に放送されることがついに決定。特報映像も公開された。本作は、柳楽さんが最強で最悪のスーパー塾講師・黒木蔵人を演じる、中学受験を舞台にした人生攻略ドラマ。念願の放送決定に柳楽さんは「とてもドキドキしています。『二月の勝者』という作品に主演として取り組めることがとにかく幸せです」と思いを語り、「正直まだ手探りな部分がありますが、これから放送に向けて“黒木蔵人”を自分なりに完成させていきたいと思います!(黒木蔵人は)痛烈な言葉をズバッというキレ者です。その魅力的なキャラクターをしっかり掴んでいきたいです。黒木のストイックな部分を自分の中に組み込んで、しっかり表現できるように意識していきたいです」と意気込む。また、黒木との出会いと塾での経験を通して成長していく新任講師・佐倉麻衣役の井上真央は「延期となってからのこの一年、受験の世界や家庭内にも様々な変化があったと思います。今、このドラマを通してどのようなメッセージをお届けできるのか、教育という大きなテーマに改めて向き合い、挑んでいくことに微かな緊張も感じております。柳楽さん、加藤さんと共にいろいろな世代の方にも楽しんで頂けるドラマにしていけたらと思います」とコメント。なかなか撮影ができずやきもきしていたという、黒木の元部下で超名門中学受験塾のトップ講師・灰谷純役の加藤シゲアキも「その間も進んでいた原作漫画を面白く読みながら、このドラマに参加できる喜びをずっと温めておりましたので、ようやくこのプロジェクトが動き出すことにわくわくが止まりません。自分なりに、灰谷という役に、これまで感じた思いを込められたらと思っております」と話し、「先行きの分からない生活に多くの方がぐったりしているかと思いますが、そんな方々に、受験を乗り越えようと頑張る受験生の姿や、それを支える家族や講師の姿が、なにかしらの励みになればと思います。受験生にとっても、そうでない方にとっても、楽しい土曜夜10時になるよう、誠心誠意、演じさせていただきます」と語っている。そして今回の放送時期の決定と合わせて、黒木の特報映像も公開された。新土曜ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」は10月期、毎週土曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年05月21日映画『HOKUSAI』(5月28日公開)の大波トークイベントが13日に東京・江戸東京博物館で行われ、柳楽優弥、田中泯、紫舟(ゲスト)が登場した。同作は世界的アーティスト・葛飾北斎の知られざる生涯を描くオリジナル作。その才能は認められながらも、売れない絵師として葛藤の中で筆をとり続けた青年期の北斎を柳楽が、芸術家としての情熱を失うことなく孤独に自らの画才を磨き続けた老年期の北斎を田中がそれぞれ演じる。「人間・北斎」と、彼が描いた「三つの波の秘密」が生まれるに至った物語を描く。イベントには世界的書家・紫舟が登場し、北斎の青年期を怨じた柳楽について「筆の所作がものすごく美しい。プロになると呼吸と筆が合ってくる。線を引くときは息を吐きながらじゃないと引くことができない」と絶賛。「呼吸をしながら、手にもしっかりと目がついているような美しい筆の所作だと思い、見とれてしまいました」という紫舟に、柳楽は「汗かいてきちゃった」と照れつつ、「東京芸大の先生が2人現場に来て下さって練習しました」と明かした。一方、田中について紫舟は「目に見えないものが書けるようになった瞬間、風を見つけたときの北斎の泯さんの狂気に満ちたような笑顔がずっと出てきます。熟練された表情だなと思って」と讃える。田中は「笑顔の練習はしたことないんです」と笑わせつつ「風はたしかに目には見えないもので、踊りも本当は目に見えないことが暗躍してるわけですね。そういう意味ではひょっとしたら踊りに対する目線が近いのかもしれません」と自身に寄せて答えた。さらに汗が止まらない柳楽は「僕、すごい汗かいてて、やっぱり北斎の熱量が……。後で誰かハンカチをください」とリクエストしていた。紫舟のライブパフォーマンスも行われ、完成した作品について「この映画を見て、生きる力、もう1回立ち上がってみようか、踏ん張ってみようかという思いを感じました。大きなうねりや波を起こし、太陽のような明るい赤や、降り注いでる光の黄色などを使いながら多くの人に届きますように、『生き抜け』というメッセージを掲げました」と説明する。柳楽は「圧倒される。生き抜けという言葉もこの時代にすごく響く言葉ですし、北斎を通じて生命力を感じられています」、田中「いやあ、いいですね」とそれぞれ感動を表した。
2021年05月13日浮世絵師・葛飾北斎の人生を描く映画『HOKUSAI』の公開を控え5月13日、北斎の生誕の地でもある東京・墨田区にある江戸東京博物館にてトークイベントが開催され、劇中で青年期、老年期の北斎をそれぞれ演じた柳楽優弥と田中泯が登壇。さらに書家の紫舟もゲストで登場し、本作をテーマにしたライブパフォーマンスを披露した。柳楽は北斎について「90歳まで生きて、絵を描くことに人生を集中して、満足しないで絵と向き合い続けた、その姿がかっこいい」と語る。さらに柳楽は舞踊家として76歳のいまも踊り続ける田中に対しても「泯さんは、10代の頃からずっと踊り続けていて、そうやってひとつのことに向き合い続けている大先輩の姿に勇気をもらっています」と尊敬の眼差しを向ける。そんな柳楽の言葉に田中は「(北斎とは)比較にならないんですが…(苦笑)」と照れつつ、北斎の晩年までの創作意欲について「驚異的ですね。あと5年あったら、もっといい絵が描ける――きっと95歳になっても同じことを言ってたんじゃないでしょうか? 果てしないものに立ち向かっていて、想像を絶します」と感嘆する。書家の紫舟は、本作を見てすぐに創作意欲がわき上がってきたそうで「一気に70枚くらいの書を書き上げました。生きる力をたくさんもらえた映画でした」と語る。特に柳楽、田中がそれぞれ体現した北斎を絶賛! 青年期の“柳楽北斎”については「最も難しい筆の所作が美しい! プロになると呼吸と筆が合ってくるんですが、柳楽さんの筆は呼吸をしているようで、美しい所作に見とれてしまいました」と絵師としての姿にお墨付きを与える。一方、晩年の“田中北斎”については「映画の中で、北斎が目に見えないもの――風を捉える瞬間があるんですが、狂気に満ちた笑顔で、さすが熟練された表情でした。北斎の中で表現したいもの、目に見えないものがしっかりとつながって、あの狂気の笑顔になったんじゃないかと思います」とこちらも絶賛していた。この日、紫舟は黒、赤、青、黄、緑のインクを使って、北斎の“大波”をイメージした絵をライブパフォーマンスで完成させた。「生き抜け」と力強く書かれたこの絵について、紫舟は「私たちはいま、困難な中にいますが、この映画を見て生きる力――『もう1回立ち上がってみよう、踏ん張ってみよう』という思いを感じました。大きなうねりや波、太陽の赤や降り注ぐ光の黄色を使い、多くの人に届くように『生き抜け』というメッセージを書きました」と説明。柳楽は「圧倒されました。『生き抜け』という言葉も時代に響くと思います。北斎を通じて、生命力を感じています」と興奮した表情を見せ「改めて、『生きる』ということを考えさせられるこういう状況でも、強く生きていきたいと思います」と自らを奮い立たせるように語っていた。取材・文・写真=黒豆直樹『HOKUSAI』5月28日(金)公開
2021年05月13日柳楽優弥が青年期、田中泯が老年期の葛飾北斎を演じる『HOKUSAI』。この度、北斎が若き天才絵師、東洲斎写楽に追い越され、悔しさを滲ませる本編映像が解禁となった。今回解禁されたのは、絵の本質を掴めず才能がくすぶっている葛飾北斎(柳楽さん)と、彗星の如く現れた天才絵師・東洲斎写楽(浦上晟周)が火花を散らす緊迫のシーンを切り取ったもの。希代の版元、蔦屋重三郎(阿部寛)が目をつけた無名の写楽が、舞台役者の「大首絵」で一躍有名になり、闇雲に絵を描き続けるも未だ蔦屋に認められない北斎もその名を聞きつける。「どんなやつか会ってみたくねえか?」と蔦屋に誘われ宴に向かうも、大ヒット作を生み出した写楽が自分よりも年下の少年だったという事実と、周囲から才能をもてはやされていることを目の当たりにし、嫉妬や悔しさで打ちひしがれる北斎。写楽は「ただ道楽で描いたまでです。いつの間にか筆を持ち、興じているうちに描くようになりました。私はただ、心の赴くままに描くだけです。何かお気に障りましたか?」と、見下すようなひと言に思わずイライラ。憤りを隠せない北斎と、そんな北斎を哀れむかのような天才・写楽は険悪なムードに包まれるが、この「絵に関しては誰にも負けたくない」という気持ちこそが、北斎の成長の源になっていく。写楽との屈辱的な対立シーンを演じて「歌麿は先輩で写楽は後輩。その写楽がみんなから称賛されているのを見て、悔しさを感じ、その勢いで写楽に対してキツく当たったら、さらに大きなしっぺ返しをくらってしまうんです(笑)」と柳楽さん。「写楽から言われたことに対して、北斎自身も合ってるかもしれないと、悟ってしまったんだと思います。台本には言い合いの後に『座る』と書いてありましたが、そういう状況の中で座ってしまったら、気持ちが落ち着いてしまうんじゃないかとおもったんです。あのシーンは、言ってみれば喧嘩です。実際に現場に入ってみると、立った勢いで去っていくくらいの気持ちになりました」と明かす。才能が開花し、誰もが認める”葛飾北斎”になるまでがむしゃらにもがき続けた北斎を自身に投影し、感情の赴くままに演じ切った柳楽さんによる青年期の北斎は必見となっている。『HOKUSAI』は5月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HOKUSAI 2021年5月28日より全国にて公開©2020 HOKUSAI MOVIE
2021年05月11日5月28日(金)に公開を控える映画『HOKUSAI』から、主演・柳楽優弥演じる葛飾北斎と浦上晟周演じる東洲斎写楽が登場する新たな本編映像が公開された。代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が新千円札のデザインやパスポートに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト・葛飾北斎。ゴッホ、モネなど名だたる印象派アーティストたちに大きな影響を与え、米 LIFE 誌“この 1000 年で偉大な功績を残した100人”に選ばれた唯一の日本人である北斎の知られざる生涯を初めて描いた映画『HOKUSAI』が公開となる。今回公開されたのは、絵の本質を掴めず才能がくすぶっている北斎(柳楽)と、彗星の如く現れた天才絵師の写楽(浦上)が火花を散らす緊迫のシーンを切り取ったもの。希代の版元、蔦屋重三郎(阿部寛)が目をつけた無名の写楽が、舞台役者の「大首絵」で一躍有名になり、闇雲に絵を描き続けるも未だ蔦屋に認めらない北斎もその名を聞きつける。「どんなやつか会ってみたくねえか?」と蔦屋に誘われ宴に向かうも、大ヒット作を生み出したのが自分よりも年下の少年だったという事実と、周囲から才能をもてはやされていることを目の当たりにし、嫉妬や悔しさで打ちひしがれる北斎。これまでの常識を超えた写楽の浮世絵に、納得のいかない北斎は「あれが絵だってのか、あんなものをあんたは欲しがっていたのか?冗談じゃねえ!あんな絵を描くやつは絵師とは呼ばねえ。顔も手も、大きさなんかでたらめじぇねえか!顔だって見ろ、どいつもひょっとこみたいな面してやがる」と蔦屋に声を荒げるのだった。興奮冷めやらぬまま、門下にも属さず、師匠も持たない写楽がどうして絵を描けるのか尋ねると、写楽は「ただ道楽で描いたまでです。いつの間にか筆を持ち、興じているうちに描くようになりました。私はただ、心の赴くままに描くだけです。何かお気に障りましたか?」と北斎を見下すような一言に思わずイライラ。憤りを隠せない北斎と、そんな北斎を哀れむ天才写楽は険悪なムードに包まれるが、「絵に関しては誰にも負けたくない」という気持ちこそが、北斎の成長の源になっていく。年齢やキャリア関係なく、才能を同じ土俵にあげて切磋琢磨させる蔦屋重三郎の厳しさもまた、北斎、歌麿、写楽など錚々たる浮世絵師たちを世に生み出した、名プロデューサーの手腕といえるだろう。写楽との屈辱的な対立シーンを演じて「歌麿は先輩で写楽は後輩。その写楽がみんなから称賛されているのを見て、悔しさを感じ、その勢いで写楽に対してキツく当たったら、さらに大きなしっぺ返しをくらってしまうんです(笑)。写楽から言われたことに対して、北斎自身も合ってるかもしれないと、悟ってしまったんだと思います。台本には言い合いの後に『座る』と書いてありましたが、そういう状況の中で座ってしまったら、気持ちが落ち着いてしまうんじゃないかとおもったんです。あのシーンは、言ってみれば喧嘩です。実際に現場に入ってみると、立った勢いで去っていくくらいの気持ちになりました」と明かす柳楽。才能が開花し、誰もが認める“葛飾北斎”になるまでがむしゃらにもがき続けた北斎を自身に投影し、感情の赴くままに演じ切った柳楽による青年期の北斎に注目してほしい。映画『HOKUSAI』本編映像映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年05月11日柳楽優弥と田中泯がW主演を務める映画『HOKUSAI』が5月28日(金)に公開となる。この度、本作より新たな本編映像が公開された。代表作『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』が2020年2月に新たに刷新された新パスポートや2024年度から使用される千円札のデザインに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト葛飾北斎の生涯を描いた本作。19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人で、米LIFE誌「この1000年で偉大な功績を残した100人」にも唯一の日本人として選ばれている北斎は表現者たちが自由を奪われていた時代に、ひたすら絵を描き続けていた。この映画では、抑圧に負けず自分の道を貫き、表現の自由を求めた北斎の姿を通して、今を生きる人々にメッセージを届ける。台湾では葛飾北斎の作品も扱われた展示「江戸風華-五大浮世絵師展」が2020年に1月から4月まで台北市で開催され、北斎の絵を一目見ようと10万人を超える来場者が訪れる大盛況を見せた。本作がどう受け入れられるのか注目したい。さらにアジアや中南米、ヨーロッパ、北米での公開も準備中ということで、ますますの広がりも期待できるだろう。公開となったのは、阿部寛演じる耕書堂の店主・蔦屋重三郎が逆境にも負けずに勝機を見据え、前へ進もうと力強い決意を見せる本編映像。蔦屋重三郎と言えば葛飾北斎はもちろん、喜多川歌麿や東洲斎写楽など世界中に名を轟かせる、数々の絵師をこの世に輩出した江戸時代の名プロデューサー。レンタルビデオ・書店大手企業である“TSUTAYA”は、彼の名プロデューサーぶりにあやかって名付けられたとも言われる。日本独自の町人文化が栄えた頃、華やかな浮世絵は当時、庶民の間でも圧倒的な人気を誇っていた。しかし幕府の弾圧によりその状況は一転、版元や絵師は創作の自由を奪われていった。本映像では、禁制を犯したとして幕府にいち早く目を付けられた耕書堂の作品たちが無情にも燃やされ、店中も乱されて荒れ果てた場面が映し出される。その光景に立ち1枚の絵を手に取る重三郎は、汚されてもなお妖艶な魅力を纏う喜多川歌麿の作品に改めて感嘆し、「全くありがてえもんだ、出る杭は打たれるってな。つまりうちが江戸で頭一つ抜けた版元だってお墨付きを貰えたってことだ」と今後の商いが危ぶまれそうな非常事態にも臆していない様子。さらに、「こいつは恵の雨ってもんよ。これで江戸中がうちの出方に目凝らしやがる。種を植えるには、またとねぇ折ってことよ」と、ピンチな時こそ勝機と捉えており、決意を込めたその眼力も凄まじく、江戸随一の名プロデューサーたる堂々とした姿だ。阿部は蔦屋重三郎について「いろいろな才能を集めて自分で育てていく、先見の明があったと思うんですよね。今で言うプロデューサー的な人。いろんな世界に入っていってどんどん新しいことを作り出していく、この人がいたから色んな才能が開花したのだと思います。幅広い人脈を大事にしながら交流の場を多く持って、様々な才能を見つけ出し、世界に発信していきたいという夢を持ちながらも、夢半ばで亡くなっていったんですよね」と語り、演じるにあたり葛飾北斎や喜多川歌麿の絵が展示されている美術館に足を運んだことも明かす。さらに「重三郎によるプロデュース後の北斎や歌麿が描いた作品の中にも、素晴らしい作品が多数あるんですよね。『あぁ、これを見ずして散っていったんだな』と思いました。それらの作品を目にした時に『きっとこういう才能のある人はすごく孤独だったんだろうな』と今はそう思っています」ともコメント。また橋本一監督も自身が出演したラジオ番組で「絵を描くということ自体は当然ですが、一番は北斎の不屈の心を描きたいと思っていました。期せずしてですが、コロナで大きな打撃を受けている現代やそれを取り巻く状況において”負けてはいけない”という強い心は不変であり、何度でも立ち上がれるのが人間だ、というメッセージを強く込めました」と本作への思いを語り、未曽有の事態に直面している今だからこそ、あらゆる逆境に立ち向かい、道を切り開いていく大切さを感じさせてくれる。さらに劇中には人生を懸けて絵を描き続けた葛飾北斎や、希代の名プロデューサーとして若き才能たちを発掘し育て、「絵は世の中を変えられる」と熱い信念を貫いた蔦屋重三郎など、一時代を築き今も人々を魅了する、名匠たちの金言が溢れている。ぜひ彼らの生き様と魂揺さぶる熱い言葉を映画遺憾で堪能してほしい。映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年05月05日俳優の柳楽優弥が主演を務める映画『太陽の子』(8月6日公開)の場面写真が30日、公開された。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。このたび本作の場面写真9点を一挙解禁。戦争が終わった先にある人生を考えている世津に背中を押され、「いっぱい未来の話、しよう」と3人で手を取り合うカットや、原子核爆弾の開発という極秘任務に携わる科学者・修が一科学者として目の前の研究に没頭し、黒板をはみ出してガラス戸にまで数式を書き連ねる姿などが解禁された。他にも、教授を囲み実験に臨んでいる研究室の様子、戦地から戻ってきた笑顔の裕之、海辺で修と裕之を抱きしめる世津の姿、戦地へと向かう息子の頬に優しく触れる母・フミの切ない表情など、時代に翻弄されながらも毎日を生きている修たちの、様々な表情と揺れ動く気持ちに迫った場面写真になっている。
2021年04月30日公開日が8月6日(金)に決定した『映画 太陽の子』の場面写真が一挙公開された。本作は主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、“日本の原爆開発”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春群像劇。パイロット版と言うべきTVドラマが2020年にNHKで放送され、大きな反響を呼んだ『太陽の子』がドラマ版とは異なる視点と結末が加わり、本映画でついに完結する。作・演出は、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』や、大河ドラマ『晴天を衝け』の黒崎博。『太陽の子』は太平洋戦争末期に、実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実を基に作られたフィクション作品で、極秘任務に携わる科学者・修を、今年『ターコイズの空の下で』『HOKUSAI』と主演作が次々に公開する柳楽優弥が演じる。そして、修とその弟がほのかな想いを寄せる幼なじみの世津を、大ヒット公開中の『花束みたいな恋をした』に出演した有村架純、修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を、『天外者』『ブレイブ -群青戦記-』に出演した三浦春馬。日米合作のスケールの大きさを覗かせる本作にはさらに、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也らが脇を固め、国際色豊かな演技派俳優陣が顔を揃える。そしてこの度、本作の場面写真9点が一挙公開された。戦争が終わった先にある人生を考えている世津に背中を押され、「いっぱい未来の話、しよう」と3人で手を取り合うカットが感じさせるのは、戦下の中前向きに生きる彼らの強い決意と絆。また、原子核爆弾の開発という極秘任務に携わる科学者・修が、一科学者として目の前の研究に没頭し、黒板をはみ出してガラス戸にまで数式を書き連ねる姿は、“実験バカ”と周りから言われている彼の個性を垣間見ることができる。他にも、教授を囲み実験に臨んでいる研究室の様子、戦地から戻ってきた笑顔の裕之、海辺で修と裕之を抱きしめる世津の姿、戦地へと向かう息子の頬に優しく触れる母・フミの切ない表情など。時代に翻弄されながらも毎日を生きている修たちの、様々な表情と揺れ動く気持ちに迫った場面写真となっている。激動の時代にそれぞれの悩みや葛藤を抱えながらも精いっぱい生きる若者たちの姿を描く『映画 太陽の子』。1945年、広島市に原子爆弾が落とされた8月6日(金)に公開される本作で、平和への思いを馳せてほしい。『映画 太陽の子』8月6日(金)公開
2021年04月30日柳楽優弥、有村架純、三浦春馬といった豪華共演で贈る日米合作『映画 太陽の子』。この度、本作の特報映像とティザービジュアルが公開された。本作は、日本の原爆開発を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの姿を描いた青春群像劇。本作のパイロット版というべきTVドラマは昨年放送され、反響を集めた。太平洋戦争末期に実際に海軍からの密命を受け、京都帝国大学物理学研究室が行っていた「F研究」の事実を基に作られたフィクション作品となっており、極秘任務に携わる科学者・修を柳楽さん、修とその弟がほのかな想いを寄せる幼なじみの世津を有村さん、修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を三浦さんが演じ、ドラマ版とは異なる視点と結末が加わり、ついに物語が完結する。到着した特報映像では、「いっぱい、未来の話しよう」と、修、世津、裕之が手を取り合うシーンからスタート。研究者として純粋に実験に没頭しながらも、国の運命を左右する極秘任務に向き合い苦悩する修、「俺だけ死なんわけにはいかん」と、兵士であることへの葛藤を見せる裕之、そしてそんな兄弟を包み込むような笑顔を見せ、「戦争が終わったら仕事する」と誰よりも未来を考る世津…それぞれの思いが感じられる。同時に公開されたティーザービジュアルは、青空と海、そして白い砂浜が美しい場所で、3人が未来を見据えて歩みを進める姿が写し出されている。『映画 太陽の子』は8月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年04月14日柳楽優弥と有村架純、三浦春馬さんが出演した青春群像劇『映画 太陽の子』が8月6日(金)に全国公開することが決定。あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。本作は太平洋戦争末期に実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実を基に作られたフィクション作品。2020年にNHKで放送されたパイロット版と言うべきテレビドラマも大きな反響を呼んだ。極秘任務に携わる科学者・修を『ターコイズの空の下で』や『HOKUSAI』と主演作が次々に公開する柳楽優弥、修とその弟がほのかな想いを寄せる幼なじみの世津を『花束みたいな恋をした』に出演した有村架純、修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を『天外者』や『ブレイブ -群青戦記-』に出演した三浦春馬さんがそれぞれ演じる。葛藤や想いを抱え全力で生きた若者たちの物語が、ドラマ版とは異なる視点と結末でついに完結する。さらに日米合作となる今回は田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也など国際色豊かな演技派俳優陣が顔を揃える。監督・脚本は『ひよっこ』(2017年)、そして現在放送中で、高視聴率をたたき出している『青天を衝け』の黒崎博。音楽はアカデミー賞5部門ノミネートの『愛を読むひと』(2009年)のニコ・ミューリー、サウンドデザインに同賞8部門ノミネート、主題歌賞を受賞した『アリー/ スター誕生』(2018年)のマット・ヴォウレスと、ハリウッド最高峰のステージで活躍するスタッフが集結した。そして『アルマゲドン』(1998年)、『ジョン・ウィック チャプター2』(2017年)で知られる名バイプレーヤーのピーター・ストーメアがアインシュタインの声で出演。10年以上の年月をかけ構想し、日米最高峰のスタッフ、キャストにより誕生した、今夏最注目の作品がいよいよ劇場公開となる。公開された特報映像には修と世津、裕之、それぞれの表情が切り取られている。単純に“未知の世界”へのあくなき探求心で研究者として純粋に実験に没頭しながらも、国の運命を左右する極秘任務に向き合い苦悩の表情を浮かべる修、兄弟ふたりを包み込むような笑顔を見せる一方で「戦争が終わったら仕事する、ふたりは考えないの?」と力強く話し、誰よりも未来を考えている世津、そして「俺だけ死なんわけにはいかん」と兵士であることへの葛藤に涙を見せる裕之。3人3様の思いを抱えながらも、「いっぱい未来の話、しよう」と、固く手をつなぎあうとき、彼らが見つめている先にあるものとは。ティザービジュアルは、青空・海・白い砂浜が並び、未来を見据えて歩みを進める姿がまさに“青春グラフィティ”を思わされる。夏の海で3人が未来を信じ、どのように過ごしたのか、想像が膨らむ1枚だ。『映画 太陽の子』8月6日(金)公開
2021年04月14日柳楽優弥と田中泯がW主演を務める映画『HOKUSAI』が5月28日(金)に公開となる。この度、本作が台湾でも今夏に公開されることが決定した。代表作『冨嶽三十六景神奈川沖浪裏』が2020年2月に新たに刷新された新パスポートや2024年度から使用される千円札のデザインに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト葛飾北斎の生涯を描いた本作。19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人で、米LIFE誌「この1000年で偉大な功績を残した100人」にも唯一の日本人として選ばれている北斎は表現者たちが自由を奪われていた時代に、ひたすら絵を描き続けていた。この映画では、抑圧に負けず自分の道を貫き、表現の自由を求めた北斎の姿を通して、今を生きる人々にメッセージを届ける。台湾では葛飾北斎の作品も扱われた展示「江戸風華-五大浮世絵師展」が2020年に1月から4月まで台北市で開催され、北斎の絵を一目見ようと10万人を超える来場者が訪れる大盛況を見せた。本作がどう受け入れられるのか注目したい。さらにアジアや中南米、ヨーロッパ、北米での公開も準備中ということで、ますますの広がりも期待できるだろう。今回の公開決定を受けた配給会社ifilmからのコメントは以下。配給会社ifilm・コメント弊社は今までたくさんの日本映画を配給させていただきました。是枝和裕監督や三谷幸喜監督の作品、また阿部寛さん主演の『テルマエロマエ』、アニメ映画に関しても新海誠監督の『君の名は。』をはじめ、細田守監督の『未来のミライ』、『バケモノの子』などを配給しました。今回の『HOKUSAI』に関しては、まず北斎という人と彼の作品は世界的に有名ですごく人気があります。台湾でも一番よく知られている日本人だと思います。昨年行われた台湾の北斎展覧会では、初めて彼の作品が台湾の人たちにお披露目となり、大変人気を博していました。『HOKUSAI』という映画はあまり知られてない北斎の生涯、また同じ江戸時代に活躍した絵師たちのことも描かれていますが、この映画を通じで台湾の人達に浮世絵だけではなく、その絵の裏にある背景をもっと深く理解してもらうことができると思います。これが私たちが配給したいと思った一番の理由です。また『HOKUSAI』は豪華なキャスティングで、柳楽優弥さん、田中泯さん、阿部寛さんをはじめ、台湾の観客によく知られている俳優さんたちばかりなので、とても期待しています。映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年04月13日孤高の絵師・葛飾北斎の知られざる生涯を、柳楽優弥と田中泯のW主演により初めて描く映画『HOKUSAI』。新型コロナウイルスの感染拡大による丸1年の公開延期を経て5月28日(金)に公開することが決定。新予告&新ポスターとともに、柳楽さん、田中さんから公開に向けたメッセージが到着した。今回解禁された映像は、いまもなお、幅広く様々なジャンルで世界中に多くの影響を与え続けている天才絵師・葛飾北斎(田中泯)が若かりし頃を回想するところから始まる。人気浮世絵版元(プロデューサー)・蔦屋重三郎(阿部寛)に向かって「北極星にちなんでつけたんだ」と、決して動かぬ星であることが自身の名前の由縁であると真っすぐな瞳を向けて語る人物こそが若き日の葛飾北斎(柳楽優弥)。腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に目をつけた重三郎。しかし、絵を描くことの本質を捉えられていない北斎をなかなか認めず、“絵を描く意味”を問いかける。また、勝ち負けにこだわる北斎は、喜多川歌麿(玉木宏)や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまい、もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさを見つける。そして、北斎は重三郎の後押しによって、ついに唯一無二の独創性を手にする。しかし、江戸時代後期は幕府によって浮世絵や戯作などの風俗が厳しく取り締まられており、蔦屋が営む耕書堂や、武士の家系であることを伏せて筆を取り、北斎とタッグを組んでいた戯作者の柳亭種彦(永山瑛太)も弾圧の対象に。彼もまた自問自答し、「先生は絵のために全てを捨てられますか?」と北斎に問いかけるも、北斎の気概や諦めない姿を目の当たりにし、己の信念を最後まで貫き通すことを決心する。一方で、志を共にする表現者たちを失い続けてもなお創作意欲が衰えることのない老年期の北斎は、筆一本を手に黙々と描き続けた絵で、誰よりも雄弁に“表現の自由”を求め、時代に抗い続ける。厳しい弾圧の中、「こんな日まで絵を描くのか」と問われても、「こんな日だからだ」「今だから見えるものがある」と内に秘める熱い想いを言葉にする北斎の姿は、まさに“今だからこそ”感じることができる多くの共感や勇気を与えるメッセージとも受け取れる。合わせて解禁された本ポスターでは「絵で世界は変わるのか?」という、北斎が生涯をかけて貫き通したその生き様から気付かされるような力強いキャッチコピー。さらに、青年期・北斎を演じる柳楽さん、老年期を演じる田中さんに続き、蔦屋重三郎を演じる阿部寛、柳亭種彦を演じる永山瑛太、歌麿を演じる玉木宏、北斎の妻・コトを演じる瀧本美織、高井鴻山を演じる青木崇高らのキャラクタービジュアルが収められている。また、葛飾北斎の本作の題字によって表現されている壮大さや豪然たる勢いと存在感、これらすべてが相まって、作品の世界観やストーリーのスケール感が表現されたものとなっている。柳楽優弥「この時代においてとても必要なエンターテイメントの力に」「2021年という今だからこそ、この作品をご覧いただき、より一層、北斎の持つ力強さやパワーを感じて頂くことができるのではないか」と語る柳楽さん。「北斎の持つ力強さ、目標や夢に向かって自分を信じ突き進んでいく力は、今この時代においてとても必要なエンターテイメントの力になるのではないかと思います。今この時代を生きる人たちの背中を押してくれるような北斎の強い信念とエネルギーを感じて頂けたら」と大きな期待を込める。田中泯「北斎は本当に憧れの素晴らしい男」「撮影中の興奮は、いまだに僕の中に残っていてたくさんのことが思い出されます」と田中さん。「北斎は本当に憧れの素晴らしい男」と断言する。「現在、世界中で悶々とし、ムカムカとし、そして落ち込み、今私たちはとても苦しい時間のまさにその渦中にいるわけです。北斎は、そうゆうものに対して立ち向かったわけです。常識破りでもあったと思います」と思いを馳せながら、「(人は)数年経てば、こうだと思っていたものも自分の中で壊れ、あるいは自分でぶち壊し、常に生まれ変わるようにして生きている。北斎は、家を変え名前を変え生きていた。あるいは彼の眼に見えるものも変化していったかもしれない。でも、一人の人間としてこれが当たり前なんだと、僕は強く言いたいと思います」とコメント。「僕たちはほんとに見習わなきゃいけない」「ほんとに好きなことを探し、やらなきゃならないことを自分に課して生きていくようなことを、北斎みたいにやってみたい」と、改めて尊敬を込めて語っている。『HOKUSAI』は5月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HOKUSAI 2021年5月28日(金)より全国にて公開。©2020 HOKUSAI MOVIE
2021年03月19日新型コロナウイルスの感染拡大により、公開延期となっていた映画『HOKUSAI』の新公開日が5月28日(金)に決定し、W主演を務める柳楽優弥と田中泯からメッセージが到着。さらに、再始動した本作の新予告と新ポスターが公開された。代表作『冨嶽三十六景神奈川沖浪裏』が2020年2月に新たに刷新された新パスポートや2024年度から使用される千円札のデザインに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト葛飾北斎の生涯を描いた本作。19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人で、米LIFE誌「この1000年で偉大な功績を残した100人」にも唯一の日本人として選ばれている北斎は表現者たちが自由を奪われていた時代に、ひたすら絵を描き続けていた。この映画では、抑圧に負けず自分の道を貫き、表現の自由を求めた北斎の姿を通して、今を生きる人々にメッセージを届ける。今回公開された映像は、今もなお、幅広く様々なジャンルで世界中に多くの影響を与え続けている天才絵師・葛飾北斎(田中泯)が若かりし頃を回想するところから始まる。人気浮世絵版元(プロデューサー)蔦屋重三郎(阿部寛)に向かって「北極星にちなんでつけたんだ」と、決して動かぬ星であることが自身の名前の由縁であると真っすぐな瞳を向けて語る人物こそが若き日の葛飾北斎(柳楽優弥)だ。腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に目をつけた重三郎。しかし、絵を描くことの本質を捉えられていない北斎をなかなか認めず、“絵を描く意味”を問いかける。勝ち負けにこだわる北斎は、歌麿や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまい、もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさを見つける。そして、北斎は重三郎の後押しによって、遂に唯一無二の独創性を手にするのであった。しかし、江戸時代後期は幕府によって浮世絵や戯作などの風俗が厳しく取り締まられており、蔦屋が営む耕書堂や、武士の家系であることを伏せて筆を取り北斎とタッグを組んでいた戯作者の柳亭種彦(永山瑛太)も弾圧の対象に。彼もまた自問自答し、「先生は絵のために全てを捨てられますか?」と北斎に問いかけるも、北斎の気概や諦めない姿を目の当たりにし、己の信念を最後まで貫き通すことを決心する。一方で、志を共にする表現者たちを失い続けてもなお創作意欲が衰えることのない老年期の北斎は、筆一本を手に黙々と描き続けた絵で、誰よりも雄弁に“表現の自由”を求め、時代に抗い続ける。厳しい弾圧の中、「こんな日まで絵を描くのか」と問われても、「こんな日だからだ」「今だから見えるものがある」と内に秘める熱い想いを言葉にする北斎の姿からは、若き日に重三郎に自身の名前の由来を語った青年の時と変わらぬ北極星のように、生涯決してブレることのない強い信念を持ち続けた人物であったことが伺える。また、何があっても絶対にあきらめず、自分を信じ、絵を描き続けた北斎の人生は、コロナ禍で多くの自由を奪われた人々に“今だからこそ”感じることができる多くの共感や勇気を与え、時を超えた北斎からのメッセージとも言えるだろう。また、合わせて公開された本ポスターでは「絵で世界は変わるのか?」という、北斎が生涯をかけて貫き通したその生き様から気付かされるような力強いキャッチコピーが特段目を引く。さらに、主役級の超豪華キャスト揃い踏みのビジュアルは必見。それぞれの時代を生きた北斎の人生が垣間見られるような青年期・北斎を演じる柳楽、老年期を演じる田中に続き、蔦屋重三郎を演じる阿部、柳亭種彦を演じる永山、歌麿を演じる玉木宏、北斎の妻・コトを演じる瀧本美織、高井鴻山を演じる青木崇高らのキャラクタービジュアルが収められている。また、本作にとって欠かすことのできない葛飾北斎の本作の題字によって表現されている壮大さや豪然たる勢いと存在感。これらすべてが相まって、作品の世界観やストーリーのスケール感が表現されたものとなっている。90年の生涯で3万点以上もの作品を描き続け“画狂人”とも言われるほどに、何があっても絶対に諦めることなく、命が尽きるその時まで自身の信念を貫き通し、絵を描き続けた北斎の知られざる人生、そして彼の人生に深く関わってきた登場人物たちが、それぞれの人生に置いてどのように北斎と接し、交わっていくのかを数少ない資料から徹底的に調べ上げた充実に基づくオリジナルストーリーも見どころの一つ。謎に満ちた北斎の人生の物語が170年の時を経て描かれる映画『HOKUSAI』に引き続き注目してほしい。■映画『HOKUSAI』予告映像(90秒)■映画『HOKUSAI』予告映像(30秒)●柳楽優弥(青年期・北斎役)<コロナの影響により、約1年後の今年5月28日公開に決定した本作。公開間近される本作への今のお気持ちをお聞かせください。>2020年に(僕自身の作品も)延期が続いたので、少し悔しい思いもあったのですが、2021年という今だからこそ、この作品をご覧いただき、より一層、北斎の持つ力強さやパワーを感じて頂くことができるのではないかと思います。ぜひ多くの方にご覧頂きたいです。<本作の持つメッセージは、この時代だからこそ響くものだと思うのですが、「いまだからこそ伝えたい」ことは?>世の中の色々なことが様変わりしている中、僕自身もまた新たに一つずつ積み重ねて、ニューノーマルを作り出して行かなければと感じています。北斎の持つ力強さ、目標や夢に向かって自分を信じ突き進んでいく力は、今この時代においてとても必要なエンターテイメントの力になるのではないかと思います。今この時代を生きる人たちの背中を押してくれるような北斎の強い信念とエネルギーを感じて頂けたらと思います。<映画をご覧になる方へのメッセージ>“目標や夢に向かって突き進んでいっていい”ということを、北斎は物凄いエネルギーを持って突き進んで証明していたのだと思うし、その生き様から勇気をもらえると思います。映画『HOKUSAI』は、皆さんの背中を押せるような作品になっていると思いますので、ぜひ劇場でご覧頂きたいです。●田中泯(老年期・北斎役)<コロナの影響により、約1年後の今年5月28日公開に決定した本作。公開間近される本作への今のお気持ちをお聞かせください。>撮影中の興奮は、いまだに僕の中に残っていてたくさんのことが思い出されます。いよいよ今年5月に公開ということになりました。たくさんの人たちが見てくださる、そしてその感想をみんなが話しあい、だべり、つまみにされるかもしれませんが、そんなことで人々の言葉の中に北斎がまた生き返ってくるというか、生まれてくるといったらいいのか、そんなことが起きると思います。北斎は本当に憧れの素晴らしい男です。そして演じているのが僕ということが本当に不思議な話で、こんなことが現実に起こるんだなっていまだに驚いています。でも、実際に皆さんがご覧になる北斎はかなりスゴイです。楽しみにしていてください。<本作の持つメッセージは、この時代だからこそ響くものだと思うのですが、「いまだからこそ伝えたい」ことは?>映画の中でも北斎は、自分が生きている時代を「こんな時代」「いやな時代」だと言っています。現在、世界中で悶々とし、ムカムカとし、そして落ち込み、今私たちはとても苦しい時間のまさにその渦中にいるわけです。北斎は、そうゆうものに対して立ち向かったわけです。常識破りでもあったと思います。一人の人間が90歳になろうとしているのにもっともっと生きたい、まだまだやることがある、死にたくないとはっきり思う。これは今でも僕たちはほんとに見習わなきゃいけないと思います。生き生きと死んでいくというか、死ぬまで生き生きとしてそして死んでいく。でもどんなに計画的に生きていても、なかなか思い通りにはならない。数年経てば、こうだと思っていたものも自分の中で壊れ、あるいは自分でぶち壊し、常に生まれ変わるようにして生きている。北斎は、家を変え名前を変え生きていた。あるいは彼の眼に見えるものも変化していったかもしれない。でも、一人の人間としてこれが当たり前なんだと、僕は強く言いたいと思います。たしかに北斎は天才だと思いますが、天才だから出来たのではなく、自分が最も生き生きと感じるその生を生きるべきだということです。これは架空のことでもなく見果てぬ夢でもない。僕たちは自分を卑下することなく、夢を追いかけ続けることだけで、もっと生き生きとしていられるはずです。自分も、そんなにもういつまでも生きられるわけじゃない。でもやっぱりダラダラと生きたくはないと思っています。ほんとに好きなことを探し、やらなきゃならないことを自分に課して生きていくようなことを、北斎みたいにやってみたいと思っています。<映画をご覧になる方へのメッセージ>とにかくがんばって生きましょう!想定外なんて言葉はもういらないです。想定外なんてもうこれから延々と続くと思うんです。僕は、人類全体が大冒険をしなきゃならない時代にさしかかっていると思います。一人の人間の生きる生き方みたいなものがもっともっとたくさんになって、それで世の中が動いていったらスゴイだろうなって思います。本当は、人間分だけ生きるパターンがなくちゃいけないはずなんです。そしてお互いを尊敬したり、しっかりと保護したり、あるいは激励しあって、生きていけるようになったらすごくいいんじゃないかなって思います。映画を見ていただければ、皆さんにも絶対わかっていただけると思うんですが、北斎は「ちがう!人間はそんなもんじゃない!」っていうようなことが、毎日のように自分の中でうごめいていたんだろうと思います。その北斎が、歳を取っても変わらず生き続けられた。これはもうどう考えたって憧れるしかないじゃないですか。でも単に憧れるだけじゃなく、自分の中に一体何がムカムカするものとしてあるのかっていうのは、皆さんと一緒に考えてみたいし、あるいはこの映画からみなさんが一体何を受け止めるのかっていうのはものすごく大事なことのような気がしています。なんせ北斎ですからね。スゴイです。映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年03月19日柳楽優弥の初の海外合作主演映画となる『ターコイズの空の下で』(英題:UNDER THE TURQUOISE SKY)から、本邦初公開となる海外版予告が解禁。また、2月19日(金)より先行プレミアム上映と舞台挨拶が行われることが決定した。日本・モンゴル・フランス合作となる本作は、資産家の祖父を持つ青年タケシが、終戦後に生き別れとなった祖父の娘を探すためにモンゴルに送り込まれ、馬泥棒のモンゴル人アムラと出会い、果てしなく広がる青い空の下、言葉も通じない、価値観も異なる2人の詩的でユーモラスな旅を描いたロードムービー。約3週間におよぶモンゴルでの過酷ロケを経験、柳楽さん自身が本作を「僕自身の成長記録」「『誰も知らない』以来となる即興演技を楽しんだ」と語っている。初公開された映像には、主演の柳楽さんがモンゴルの壮大で美しい大自然のなか、大地や人々が放つエネルギーに圧倒されながら、様々な出逢いと経験を経て、自らを解放していく姿が切り取られている。また、公開1週間前となる2月19日(金)に、新宿ピカデリーにて日本初上映となる先行プレミアム上映&舞台挨拶の実施も決定。舞台挨拶ゲストには、主演の柳楽さん、柳楽さん演じる主人公の祖父で大企業社長(麿赤兒)の秘書役を演じたサヘル・ローズ、そして、柳楽さんが「とにかく面白い監督!」と太鼓判を押す脚本・プロデューサーも兼ねたKENTARO監督も登壇する予定。『ターコイズの空の下で』は2月26日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ターコイズの空の下で 2021年2月26日より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開(C)2020 TURQUOISE SKY FILM PARTNERS
2021年02月16日大泉洋と柳楽優弥がW主演するNetflix映画『浅草キッド』の製作が決定。ビートたけしが作詞作曲した「浅草キッド」、そして同名自叙伝を原作に、劇団ひとりが脚本&監督を務め映画化する。本作は、たけしさんの原点であり、師匠である深見千三郎と過ごした青春時代を描く映画。舞台は昭和40年代の浅草。大学を中退し、“ストリップとお笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、伝説の芸人・深見千三郎に弟子入りしたたけし。当時、独特な指導で、舞台上だけでなく日常生活においても芸人たる心構えを求めた深見は、東八郎、萩本欽一といった大人気芸人を育てあげていた。その深見の元、たけしは芸人としての成功を夢見て“笑い”の修行に励んでいたが、テレビの普及と共に演芸場に足を運ぶ人は減る一方…。厳しさと愛情に溢れる師匠との日々、個性と才能に溢れる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描いた青春ドラマだ。そして今回、初共演となる大泉さんと柳楽さんが、深見千三郎とビートたけしをそれぞれ演じることに。大泉さんは「あのたけしさんが『笑い』を師事した幻の浅草芸人、深見千三郎さんを演じさせていただくというのは、この上ない喜びとともに重すぎる重圧を感じております」と語りつつ、「子供の頃、憧れて見ていた昭和の芸人さんの世界を柳楽優弥くんを初めとする素敵な共演者の皆様とスタッフ、ひとり監督とともに、いきいきと表現出来ればと思っております」と意気込む。また「たけしさんは、僕にとってバイブルのような存在」と語る柳楽さんは、「悩んだときは、たけしさんの本やインタビューを読み、映画を見て元気づけられてきました。ご本人役をいただき、正直『どう演じればよいのか?』と怖い気持ちもあります。単なるモノマネにしてしまって、作品が持つ力強さやメッセージ性を消してしまうわけにはいかない。『柳楽が演じる北野武』にしていかなければいけないと思っています」と正直な心境を明かし、「丁寧に取り組んでいきたいと思います」とコメントした。さらに、劇団ひとりさんは「脚本は6年前から準備していましたが、考えようによってはタケシさんに憧れて芸人を目指したあの日からが、この作品を撮るための準備期間だったようにも思います。僕が憧れた人、街、物語を皆さんと共有できる日が待ち遠しいです。今まで培ってきた全てを注ぎ込んだ作品にしますので、楽しみに待っててください」とメッセージを寄せている。Netflix映画『浅草キッド』は2021年冬、全世界同時配信予定。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年11月24日柳楽優弥の単独イベント「いちごいちえ」の第6回が、12月23日(水)に、オンラインにて開催されることが決定した。「いちごいちえ」は、柳楽優弥がファンとの交流の場として2016年より開催しているインベント。今年は、コロナウイルス感染拡大防止の観点から、初となる配信イベントとして開催されることが決定。オンライン配信ならではのプライベート感溢れる企画が予定されている。チケットは、スペシャルグッズ付き視聴チケットと視聴チケットの2種類が発売中。スペシャルグッズは柳楽の写真を型取ったスマホスタンドとなっている。配信はPIA LIVE STREAMで行われ、チケット購入者はイベント終了後から12月27日(日)12:00までアーカイブ視聴が可能。さらに、12月17日(水)までのチケット購入者には、イベント中に柳楽から生電話がかかってくるチャンスも。イベント会場を盛り上げるクリスマスモチーフや抽選で当たるミート&グリート企画、Q&Aコーナーで紹介される質問も受け付けているので、奮って応募してほしい。柳楽優弥第6回「いちごいちえ」2020年12月23日(水) 開場19:00 開演19:30PIA LIVE STREAM:アーカイブ公開:イベント終了後~12月27日(日)12:00チケット料金:(1)スペシャルグッズ付き視聴チケット 4,700円(税込) [スマホスタンド](2)視聴チケット 2,700円(税込)
2020年11月20日週末にやってきた義母は義父の悪口ばかり。聞き役に徹している律子は助けて欲しいが旦那の圭一郎は無関心。しまいには義母に「そろそろ二人目は?」とプレッシャーをかけられてしまう。結婚を決めたあの日、「温かい家庭を作ろう」って言って圭一郎は…。律子はモヤモヤした日々を送りながらも、PTAの集まりへ出かける。前回のおはなし※この漫画は書籍『「君とはもうできない」と言われまして』(漫画・モチ/監修・三松真由美)の内容を一部掲載しています。PTAで再開した中学校の同級生さっそくPTAの各当番を決めることに。そこで発見したのはイケメン!?PTAでイケメン発見!?PTAが終わった後、美保とお茶しに行くことに。みんなPTAで不倫してるの!?PTA不倫たるものがあるという事実を知って驚く律子に対して「みんな自分の旦那さんでは満たされないからじゃない?」と淡々と語る美保。そこで律子は美保に思い切って悩みを打ち明けてみようと決心する。次回に続く!■三松真由美さんの新著 『「君とはもうできない」と言われまして』 (モチ(漫画), 三松 真由美(監修)/KADOKAWA)
2020年09月24日柳楽優弥が主演する、日本・モンゴル・フランス合作映画『ターコイズの空の下で』の公開が決定。柳楽さんの初の海外合作主演映画となり、大部分はモンゴルの荒野で撮影されている。大企業の経営者・三郎を祖父に持つ、贅沢三昧で自堕落な暮らしを送るタケシ。ある日、三郎の競走馬を盗んだ罪で、モンゴル人の男アムラが逮捕される。第二次世界大戦終了時、モンゴルで捕虜生活を送った三郎には、現地の女性との間に生き別れとなった娘おり、このアムラとの出会いをきっかけに、三郎は娘を探すため、タケシをモンゴルへと送り出し、タケシとアムラの旅が始まる――。柳楽さんが演じているのは、裕福な家庭に育ち、自堕落な暮らしを送る青年・タケシ。「日本、フランス、モンゴルの合作映画主演のオファーを頂いて、とても光栄でしたし脚本を読んで『これはぜひやってみたい』と思いました」と当時をふり返った柳楽さんは、「主人公タケシが、様々な出来事に遭遇して大人になっていく道のりが、僕自身の成長記録とも重なっているように思います」とコメントしている。また、タケシの相棒となるアムラ役は、モンゴル・アカデミー賞で主演男優賞を3度受賞し、近年ハリウッドにも進出したアムラ・バルジンヤム。世界的舞踏家であり俳優の麿赤兒が、タケシの祖父役で出演。そして、俳優として活動する一方、音楽・ファッション・アート業界でPVやドキュメンタリーの制作を手掛けるなど映像作家としてキャリアを重ねてきたKENTAROが、今作で初の長編映画監督を務めた。なお本作は日本公開に先立ち、オープニング・フィルムとしてワールド・プレミア上映された「第68回マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭」にて、FIPRESCI賞(国際映画批評家連盟賞)と観客賞にあたる才能賞をW受賞している。『ターコイズの空の下で』は2021年2月26日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ターコイズの空の下で 2021年2月26日より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開(C)2020 TURQUOISE SKY FILM PARTNERS
2020年09月15日俳優の柳楽優弥が主演を務める映画『太陽の子』(2021年)の公開決定が9日、明らかになった。有村架純、三浦春馬が共演する。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。戦況が激化し、最終局面を迎えた1944年、「どの国よりも早く、原爆を作る」という依頼を受けた京大物理学研究室。そこで研究に勤しむ実験好きの若き科学者・石村修(柳楽)と研究員たちは、託された国の未来のために情熱的に核エネルギーの研究を進める一方で、科学者として兵器開発をすすめるべきなのか葛藤する。そんな中、戦地から修の弟・裕之(三浦)が一時帰宅し、そして、兄弟が秘かに想いを寄せる朝倉世津(有村)も家を失い、幼なじみである修の家に住むこととなる。映画『セカンドバージン』やNHK連続テレビ小説『ひよっこ』の黒崎博の監督のもと、音楽には『愛を読む人』のニコ・ミューリー、サウンドディレクターに『アリー/スター誕生』のマット・ヴォウレス、声の出演でピーター・ストーメア『ジョン・ウィック』など、ハリウッドの第一線で活躍するキャスト・スタッフが参加し、国際色豊かにハイクオリティな日米合作作品として注目となっている。○監督・脚本 黒崎博 コメント若者たちは今その刹那に命を燃やして生きる。その先に何が待っているかは誰にも分かりようがなく、だからこそ命は尊い。この映画にはそんな人生の一瞬一瞬が刻まれています。日本映画界の第一線を担う俳優たちと、「科学と人間」という巨大なテーマにじっくり向き合った、ひと夏の「格闘の記録」をぜひご覧ください。○柳楽優弥 コメントこのお話をいただいた時、戦争というものを僕達の下の世代にも伝えなければいけないと強く感じました。私が演じた修は、研究に対する情熱を燃やしながら自分の行為に疑いを持ち、葛藤していきます。彼の問いを意識しながら、監督と毎日話し合い、自分たちの中での答えを探しながら演じさせていただきました。前回のドラマでは、断片的だった物語の続きが映画ではしっかりと描かれます。科学者の苦悩や葛藤も描かれています。 当たり前だった日常や幸せを尊く思える今だからこそ、国内外多くの方にこの作品を見届けていただけたら嬉しいです。○有村架純 コメント戦時中、どれだけの想いを抱えて皆様が生きておられたか、想像してもしても、計り知れません。人々が繋いできてくれた歴史に沿って、自分は生かされているんだと、私はこの作品に参加し改めて感じることができました。きっと当時も、今自分が見ている景色と同じように、太陽の光や緑豊かな木々、何もかも鮮明に映し出され感じ取っていたに違いないと思うと、生きてゆく日々が当たり前でないことを痛感しましたし、再び惨劇の場とならないよう願いたいと思います。是非、ご覧頂き、一緒に考えていけたら幸いです。(C)ELEVEN ARTS Studios / 2021「太陽の子」フィルムパートナーズ
2020年09月09日柳楽優弥主演、共演に有村架純、三浦春馬らを迎えた日米合作映画『太陽の子』が来年、全国公開されることが正式決定した。戦況が激化し、最終局面を迎えた1944年。「どの国よりも早く、原爆を作る」という依頼を受けた京大物理学研究室。そこで研究に勤しむ実験好きの若き科学者・石村修(柳楽さん)と研究員たちは、託された国の未来のために情熱的に核エネルギーの研究を進める一方で、科学者として兵器開発を進めるべきなのか葛藤する。そんな中、戦地から修の弟・裕之(三浦さん)一時帰宅、そして兄弟が秘かに想いを寄せる朝倉世津(有村さん)も家を失い、幼なじみである修の家に住むこととに――。終戦記念日の8月15日、NHK総合で放送した国際共同制作特集ドラマ「太陽の子」は、戦時下の科学者の苦悩を描く青春群像劇。そんなTVドラマとは“違う視点”で描かれたのが本作、映画『太陽の子』だ。映画では、時代に翻弄された柳楽さん演じる修、世津、裕之、それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、原爆開発の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を臨場感たっぷりに、より深く描きだす。『セカンドバージン』や連続テレビ小説「ひよっこ」の黒崎博の監督のもと、3人のほかにもイッセー尾形、山本晋也、國村隼、田中裕子、声の出演でピーター・ストーメアが出演。音楽には『愛を読む人』のニコ・ミューリー、サウンドディレクターに『アリー/ スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドの第一線で活躍するスタッフも参加する。キャスト・監督コメント柳楽優弥このお話をいただいた時、戦争というものを僕達の下の世代にも伝えなければいけないと強く感じました。私が演じた修は、研究に対する情熱を燃やしながら自分の行為に疑いを持ち、葛藤していきます。彼の問いを意識しながら、監督と毎日話し合い、自分たちの中での答えを探しながら演じさせていただきました。前回のドラマでは、断片的だった物語の続きが映画ではしっかりと描かれます。科学者の苦悩や葛藤も描かれています。 当たり前だった日常や幸せを尊く思える今だからこそ、国内外多くの方にこの作品を見届けていただけたら嬉しいです。有村架純戦時中、どれだけの想いを抱えて皆様が生きておられたか、想像してもしても、計り知れません。人々が繋いできてくれた歴史に沿って、自分は生かされているんだと、私はこの作品に参加し改めて感じることができました。きっと当時も、今自分が見ている景色と同じように、太陽の光や緑豊かな木々、何もかも鮮明に映し出され感じ取っていたに違いないと思うと、生きてゆく日々が当たり前でないことを痛感しましたし、再び惨劇の場とならないよう願いたいと思います。是非、ご覧頂き、一緒に考えていけたら幸いです。監督・脚本黒崎博若者たちは今その刹那に命を燃やして生きる。その先に何が待っているかは誰にも分かりようがなく、だからこそ命は尊い。この映画にはそんな人生の一瞬一瞬が刻まれています。日本映画界の第一線を担う俳優たちと、「科学と人間」という巨大なテーマにじっくり向き合った、ひと夏の「格闘の記録」をぜひご覧ください。映画『太陽の子』は2021年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:太陽の子 2021年全国にて公開予定©︎ELEVEN ARTS Studios / 2021「太陽の子」フィルムパートナーズ
2020年09月09日