柳楽優弥主演「二月の勝者-絶対合格の教室-」が10月16日からスタート。柳楽さん演じる黒木に「めっちゃ原作通り」「寄せ方がすさまじい」などの声が殺到、その“忠実度”が話題となる一方、自身の中学受験を思い出す視聴者からのコメントも多数寄せられている。舞台は難関校合格者を数名出してはいるものの、合格実績はあまりふるわない中堅中学受験塾「桜花ゼミナール」。そこにテコ入れのため、業界最大手の名門中学受験塾の元カリスマ講師が新たな塾長としてやってくる。その名は黒木蔵人…中学受験をリアルに描き、そこから“家庭問題”“教育問題”など現代社会の様々な問題に切り込む本作。「中学受験は課金ゲーム」「子供を合格に導くのは、父親の経済力と母親の狂気」など過激な言動で波紋を投げかけ、保護者を前に「絶対に全員志望校に合格させる」と断言するスーパー塾講師・黒木蔵人役で柳楽さんが主演を務める。元中学教師だがある事件をきっかけにドロップアウト、桜花ゼミナールにやってきた新人講師・佐倉麻衣に井上真央。超名門中学受験塾「ルトワック」のトップ講師で黒木の元部下だが、塾を辞めた黒木のことが許せず彼に執着する灰谷純に加藤シゲアキ。黒木と麻衣と同じ「桜花ゼミナール吉祥寺校」の塾講師役で橘勇作に池田鉄洋、桂歌子に瀧内公美、木村大志に今井隆文。塾講師たちが通う「井の頭ボウル」のマスター大森新平に加治将樹。桜花ゼミナール社長・白柳徳道に岸部一徳といったキャストが共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では桜花ゼミナール吉祥寺校に黒木が新校長としてやってくる。黒木は入塾説明会に集まった親たちに中学受験の厳しさを突きつける一方、全員の第一志望合格を約束すると断言。説明会の参加者全員を入塾希望者にする…というストーリーが展開。視聴者からは「柳楽優弥さんめっちゃ原作通りなんだけど(笑)」「柳楽優弥が原作の黒木のイメージピッタリ」「柳楽優弥の原作マンガキャラへのビジュアル面の寄せ方がすさまじい」などの反応が殺到。「原作の黒木先生の狂気さも凄いけど、柳楽優弥くんの黒木先生も「何考えてるか分からない」狂気感がすごい」「怪演!目の鋭さ、目力すごい!黒木先生役に完全にハマってる 柳楽優弥しかできない」といった声も多数投稿されており、柳楽さんの演技に高い評価が集まっている。1話では息子をサッカー選手にしたいと願う父と中学受験をさせたい母、サッカーと受験の両立に悩む息子という一家と黒木、麻衣らのストーリーが描かれたが「サッカーと中学受験…我が家のことをドラマ化してくれたとしか思えない」「自分も中学受験の半年前に剣道やめました。塾もスポーツもほぼ毎日入ってるのでスケジュールやばいですよね」と、自らの過去を重ねる視聴者からの投稿も。「学生時代にやってた塾講師のバイト思い出すなぁ…」「6年生から中学受験始めたマンだけど厳しい戦いだったなあ~」「息子の中学受験の頃を思い出しながら夫と見てる」等々、中学受験を経験した視聴者からの投稿も多数。なかには「もう一回中学受験したくなってきた」といった感想も寄せられている。(笠緒)
2021年10月17日映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)に出演する稲垣来泉の場面写真が8日に公開された。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。稲垣が演じるのは、石原さとみ演じる梨花の義理の娘で、泣き虫の"みぃたん"。稲垣はNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16年)や『アンナチュラル』(18年)、『糸』(20年)など立て続けにヒット作へ出演し、映画『漁港の肉子ちゃん』の主題歌として、吉田拓郎の名曲「イメージの詩」をカバーし話題をさらうなど、10歳にしてすでに活躍の場を多岐に広げている天才子役だ。今作では、キャリア初のシングルマザー役を演じる石原の娘役という注目度の高い役柄を見事、オーディションで勝ち取った。公開された場面写真は亡くなった母親に想いを馳せる様子や、愛称である"泣き虫のみぃたん"の由来にもなっているように、みぃみぃと大粒の涙を流し嗚咽する姿、大好きなママと一緒に大きな笑い声が聞こえて来そうなほどの笑顔を見せ合う幸せいっぱいのカットなど。本作の謎を解き明かす重要なヒントにもなっている“ピアノ”だが、永野演じる優子や、岡田健史演じる早瀬くん同様に、みぃたんもピアノと繋がりを持ち、その後の人生にも大きく関わっていく。稲垣自身はピアノ経験者だったが、ピアノを始めて習うみぃたんとして徐々に上達していく過程を表現するべく、未経験の永野や岡田と同様にレッスンへ参加した。自身初の母親役としてみぃたんの血の繋がらない母・梨花を演じた石原は、稲垣との共演について「思い出すだけでも愛おしくなるくらい可愛くて素直で感性豊かで、本当にいいご両親に育てられたんだなと思いました。撮影がない間もずっとみぃたんのことを思っていようとくるみちゃんとの2ショット写真を携帯の待ち受け画面にしていました。離れていても心の底から凄く好きになれた子です」と親子のような関係性を築いていたことを明かし、絶賛のコメントを寄せている。
2021年10月08日泉パークタウン タピオ(仙台市泉区/運営:三菱地所プロパティマネジメント株式会社)は、2021年10月16日に開業13周年を迎えます。日頃のご愛顧への感謝の気持ちを込めて、2021年10月8日(金)~24日(日)の期間中、『Kiitos Festival 2021』を開催いたします。詳細URL: 13周年感謝祭 ビジュアル13周年感謝祭 しりあがり寿作品展 ビジュアル今年は、2016年よりタピオの初売ビジュアルなどを手掛けていただいているアーティスト「しりあがり寿氏」による仙台初個展を行います。緊張が続くコロナ禍の日々に、一粒の笑いの種。ゆる~いタッチがほのぼのとした癒しのひと時を運んでくれる空間で、ほっこりお過ごしください。今回は「にっこり、たぴお森」をテーマに、しりあがり寿氏にセレクトいただいた作品を展示・販売。紙や木板に描いた作品を中心に絵皿なども並びます。また、お客様参加型のイベントとして、「しりあがり寿氏」ご本人によるライブペインティング企画も開催しさらに、館内50店舗以上によるスペシャルサービスの店舗協賛企画、素敵なプレゼントが当たる抽選会等も実施。■『しりあがり寿』 作品展 (開催場所:南館1階 ノースコート) ※観覧無料これまでに数々の賞を受賞しているアーティスト「しりあがり寿氏」は、4コママンガから長編ストーリーマンガ、アンダーグラウンドマンガなど様々なジャンルで独自に活動を続ける一方、近年では映像、現代アートなどマンガ以外の多方面で活躍。コロナ禍の日々に一粒の笑いの種。ゆる~いタッチがほのぼのとする作品ですが、2016年よりタピオの初売ポスターなどを手掛けていただいており、今回のタピオ13周年感謝祭 特別企画では「にっこり、たぴお森」をテーマに「しりあがり寿氏」にセレクトいただいた作品を展示・販売いたします。紙や木板に描いた作品を中心に絵皿なども並びます。ぜひ、皆さまに足をお運びいただき、癒しのひと時を運んでくれる「しりあがり寿氏」の仙台初個展となる作品展でほっこりお過ごしください。13周年感謝祭 しりあがり寿作品展 一例■タピオビジュアル アーカイブしりあがり寿氏 タピオ過去ビジュアル例■物販販売も併せて開催 ※一部商品以下のとおりしりあがり寿氏 販売グッズ代表商品■ミンナで作ろう、タピオの木&ライブペインティング2021年10月8日(金)~16日(土)の期間、お客様参加型イベント「ミンナで作ろう、タピオの木」を開催!センターコート内の記入コーナーで「今年、にっこりしたこと」を葉っぱの付箋に一言書いていただき、枝の絵が描いてあるパネルに貼り付けてタピオの木を作り上げていただきます。10月16日(土)・17日(日)の2日間で「しりあがり寿氏」ご本人が来館し、お客様が作り上げたタピオの木を使って成長や多様性、豊かな実りを感じさせるアート「にっこり、たぴお森」を仕上げます。目の前で展開するライブペインティングをお楽しみください。完成後の作品は感謝祭期間の10月24日(日)まで南館1Fセンターコートで展示いたします。◆ミンナで作ろう、タピオの木♪今年、にっこりしたことを記入いただき、お好きな枝に葉っぱを貼り付けて大きなタピオの木を作るアートイベント。皆さんで力を合わせて完成させましょう!どなたでもご自由にご参加いただけます。日時:10/8(金)~16(土)10:00~20:00会場:南館1F センターコート◆ライブペインティング「にっこり、たぴお森」♪お客様に作り上げていただいたタピオの木を使って「しりあがり寿氏」によるライブペインティングで完成!目の前で展開する筆使いなどお見逃しなく!日時:10/16(土)15:00~17(日)13:00~会場:南館1F センターコート■店舗協賛企画&13th Anniversary抽選会◆店舗協賛企画館内50店舗以上で13周年感謝祭を記念した協賛企画を実施。日頃ご愛顧頂くお客様への感謝を込めてお得にお買い物を楽しんで頂ける企画を多数ご用意。◆13th Anniversary 抽選会3,000円(税込・合算可)ご利用ごとに、1回ご参加いただける「13th Anniversary 抽選会」を開催。仙台ロイヤルパークホテルの「ラグジュアリーツイン ペア宿泊券」や、50,000円分のタピオお買い物券などが合計3,800名以上に当たります。■「泉パークタウン タピオ」施設概要所在地 :宮城県仙台市泉区寺岡6丁目5-1開業年月:2008年10月敷地面積:約26,600m2 (8,050坪)立体駐車場含む延床面積:約49,000m2(14,850坪)立体駐車場含む店舗面積:約5,000坪店舗数 :約80店舗駐車場 :約1,000台交通 :仙台市地下鉄「泉中央駅」から5km泉中央駅より宮城交通バス「寺岡一丁目北・泉アウトレット」下車仙台駅より宮城交通バス「寺岡六丁目・泉アウトレット」下車東北自動車道 泉ICより約4.5km東北自動車道 泉PAスマートインターより約2.5km営業時間:ショップ&サービス/10:00~20:00レストラン/11:00~22:00フードコート/10:00~21:00北館/10:00~22:00運営・管理 : 三菱地所プロパティマネジメント株式会社ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月08日柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が共演し、日本の原爆研究を軸に、戦時下に生きる若者たちの等身大の姿を描いた『映画 太陽の子』のBlu-ray&DVDが来年1月7日(金)にリリースが決定した。「ひよっこ」「青天を衝け」などを手掛けた黒崎博が監督・脚本を務めた本作は、太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆開発”の事実を基に、時代に翻弄されながら全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春群像物語。始まりは、黒崎監督が偶然目にした、若き科学者が残した日記の断片。そこには原子の力を利用した新型爆弾の開発という大きな任務に携わるかたわら、日々の食事や恋愛など、等身大の学生の日常が記されていた。長い年月と膨大なリサーチから書き上げたシナリオは、サンダンス・インスティチュート/NHK賞2015でスペシャル・メンション賞(特別賞)を受賞。このシナリオを基に、TVドラマが昨年に放送され、ギャラクシー賞を受賞。そして2021年、TVドラマとは異なる視点と結末で描き切る完全版として映画が公開された。キャストには、極秘任務に携わる科学者の兄・修を柳楽さん、戦地で心に傷を追った軍人の弟・裕之を三浦さん、そんな兄弟2人がほのかに想いを寄せる幼なじみの世津を有村さんが演じ、さらに、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也と豪華俳優が集結。また音楽には、アカデミー賞5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが参加、日米合作のビッグプロジェクトとなった。さらに、主題歌は福山雅治が担当している。今回のリリースでは、豪華版を含めた4形態で展開。豪華版には、本編ディスクのほか、三方背ケースやフォトブックレット、特典ディスク付きの仕様。特典ディスクには、撮影の舞台裏やキャスト・監督のインタビューを収めたメイキングや、各種イベント映像を収録。なお、豪華版を対象とした先着予約購入特典として、【オリジナル一筆箋】を用意。さらに、Amazonや楽天ブックスなどの店舗別予約購入特典で【L判ブロマイド3枚セット】もプレゼントされる。(cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年10月08日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が共演した『映画 太陽の子』のBlu-rayとDVDが2022年1月7日に発売されることが決定した。太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。本作はその事実を基にした青春グラフィティだ。監督・脚本は『青天を衝け』の黒崎博。柳楽、有村、三浦、そして田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、ピーター・ストーメアがキャストとして参加している。黒崎監督の「もっとほかの国の人たちとも、たくさんこの映画を共有したい」という想いから、本作はキャストのみならず、日米スタッフのタッグが実現。音楽には『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー / スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが参加。さらに主題歌を福山雅治が担当し、バラード『彼方で』で物語を彩る。発表されたBlu-rayとDVDは豪華版を含めた4形態で発売。豪華版は本編ディスクの他、三方背ケースやフォトブックレット、特典ディスク付きの仕様でまさに永久保存版だ。特典ディスクには撮影の舞台裏やキャスト・監督のインタビューなどを収めたメイキングや貴重な各種イベント映像が収録された特典映像も多く収録されるという。また豪華版を対象とした先着予約購入特典として「オリジナル一筆箋」が用意されている。さらにAmazonや楽天ブックスなどの店舗別予約購入特典で「L判ブロマイド3枚セット」もプレゼントされるので、ぜひチェックしてほしい。■リリース情報『映画 太陽の子』豪華版Blu-ray:7,480円(税込)BIXJ-0374豪華版DVD:6,380円(税込)BIBJ-3504通常版Blu-ray:5,280円(税込)BIXJ-0373通常版DVD:4,290円(税込)BIBJ-3503<Blu-ray&DVD豪華版・共通特典>【仕様・封入特典】・三方背ケース ・ブックレット【映像特典】・メイキング・イベント映像集・予告集※特典ディスクはDVDとして付属。
2021年10月08日アメリカ中西部の3州にまたがるイエローストーン国立公園内には、100℃近い熱泉が多数存在している。この内の1つ、「メイデンズ・グレイヴ・スプリング」に10月4日、女性が飛び込み、意識不明の重体に陥っている。PEOPLEなどが報じている。イエローストーン国立公園の発表によると、この日20歳のライハ・スレイトンさんは父親と車を降りて公園内を散策していたという。この時、車内から飼い犬が飛び出してメイデンズ・グレイヴ・スプリングに落下。スレイトンさんは愛犬を救うために泉に飛び込み、肩から足にかけて重い火傷を負ってしまった。犬も重度の火傷が原因で間もなく命を落としたと、PEOPLEは伝えている。公園のレンジャーによると、メイデンズ・グレイヴ・スプリングの温度は93℃前後あったという。スレイトンさんの妹は、姉の医療費を賄うためGoFundMeに募金ページを開設。プロジェクトの紹介文には、「姉の手のひらは完全に無くなってしまっていて、大掛かりな手術が必要になるでしょう。緊急手術を受けましたが意識は戻っていません」とあり、状態の深刻さが伺える。イエローストーン国立公園は事故を伝えるプレスリリースの中で、「ペットから目を離さないでください」と、訪問者に対して注意を促している。
2021年10月07日芸人・ビートたけしの原点であり、師匠である深見千三郎と過ごした日々を柳楽優弥と大泉洋を迎えて描くNetflix映画『浅草キッド』から、ティザー予告映像とティザーアートが解禁。桑田佳祐による「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」が予告映像を彩っている。本作は、ビートたけしを敬愛してやまない劇団ひとり監督が脚本も務め、初監督作品『青天の霹靂』に続き昭和の浅草を舞台に、2度目のタッグとなる大泉さん、そして柳楽さんを主演に迎えた笑いと涙に溢れる青春映画。解禁となったティザー予告映像では、タケシが深見に「(芸は)何が出来る?」と聞かれ、「ジャズが好きです!」「やれるのか?」「いや、聞くだけ」「聞いてどうすんだバカヤロー!」と突っ込まれるテンポの良いやりとりから始まる。浅草フランス座のエレベーターボーイをしていたタケシは、やがて深見のコントに惚れ込み、人生をかけて芸人をやっていこうと決意し、弟子入りを志願する。歌手を目指していた踊り子・千春(門脇麦)に「その青春真っ只中みたいな顔、恥ずかしくないの?」と茶化されるシーンや、頑固で口うるさい深見を支える妻・麻里(鈴木保奈美)から「あの男と四六時中一緒にいんのよ私、どう思う?」と愚痴のようなノロケ話を聞かされても嬉しそうに「師匠を尊敬します!」と答える場面など、夢に向かって走るタケシの姿が映し出される。さらに、コントでホステスを演じるために過剰な厚化粧を施したタケシに向かって深見は、「バカヤロー!芸人なら芸で笑いを取れ!笑われるんじゃねぇぞ、笑わせるんだよ」と一喝。深見の芸人としての矜持が伺える印象的なセリフで、タケシの芸人魂が芽生える瞬間が切り取られている。劇団ひとり監督が熱烈オファー!桑田佳祐の新曲が主題歌に劇団ひとり監督からの熱烈なオファーを受けた桑田さんは、本楽曲を制作中に完成前の本作を鑑賞。深見とタケシの2人に通ずる精神性や時代背景など、楽曲と本作の不思議な近似性に「楽曲の世界観がより深まったように感じた」と共鳴し、楽曲提供が実現した。エネルギッシュでアップテンポな曲調に、「命がけで今日も生きてるんだよ心は土砂降り雨の中」という歌詞が、挫折を繰り返しながらも人生を懸けて芸人を目指すタケシと重なる。大泉さんは「タケシと師匠深見千三郎の切ないストーリーを最後に笑い飛ばすかのように流れる、明るくて、どこか懐かしいメロディがこの作品をとても前向きな、また違う次元に連れて行ってくれる気がしました」とコメント。柳楽さんは「今日までに本編を3回観ましたが、3回ともエンディングまで観るくらい『とても好きな曲がまたひとつ増えた!』と感じています。『浅草キッド』の世界観にとても合っていて、高揚感が高まり元気をもらえる曲です。Netflixはエンドロールで次の作品をオススメしたがりますが、ぜひエンドロールも楽しんでください」と語っている。また、ひとり監督は「最後に凸と凹がピタリと合わさるような爽快感です。素晴らしい主題歌をありがとうございました。本作の色々な想いを一つにまとめて頂きました」と感謝の気持ちを寄せた。同時に解禁となったティーザーアートは、一度細かく折ったような跡がデザインされ、どこか懐かしさを感じるレトロな雰囲気となっている。Netflix映画『浅草キッド』は12月9日(木)より全世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年09月14日現在連載中の漫画を原作に、最強で最悪なスーパー塾講師・黒木蔵人を柳楽優弥、新任講師・佐倉麻衣を井上真央が演じる、中学受験を舞台にした人生攻略ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」。この度、柳楽さんと井上さん、2人のクランクイン時のコメントが到着した。2人がクランクインしたのは、8月某日。最初は、原作でも印象的な入学試験会場での黒木と佐倉の出会いのシーンが撮影された。ドラマタイトルにもある“二月”。雪が降る中傘もささず、表情も変えず、試験会場の学校の門前で名門中学受験塾「ルトワック」の腕章をつけて佇む黒木と、中堅中学受験塾「桜花ゼミナール」の新任講師として生徒の応援に来た佐倉の2ショットが公開。設定は2月だが、撮影日は8月。気温30度を超える真夏日に、ダウンコートや手袋を着用して撮影に挑んだ2人。柳楽さんは「真夏にこのシーンの撮影は自分との戦いでした。(笑)」と、井上さんも「真夏に真冬のシーンから始まるという過酷なスタートでした!一年を通し描いていく作品なので、冬を迎える頃に夏のシーンを撮影しているかもしれません(笑)」と初日をふり返る。また「今日が初めての井上真央さん演じる佐倉との撮影でしたが、とても安心感がありました。このチームで力強くワンクール駆け抜けたいなと思いましたし、とても前向きな気持ちになれる初日でした」(柳楽さん)、「体調管理に気をつけながら、スタッフ、キャストのみなさんと一緒に頑張りたいと思います。柳楽さん演じる黒木先生にとって最初は頼りない存在の佐倉ですが、徐々に成長しながら良い相棒になっていきたいです」(井上さん)と改めて意気込みを語っている。「二月の勝者-絶対合格の教室-」は10月16日毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年09月06日柳楽優弥が最強で最悪のスーパー塾講師を演じる中学受験を舞台にした人生攻略ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」のビジュアルがこのほど公開。併せて、追加キャストも発表された。今回到着したビジュアルでは、柳楽さんが演じる最強で最悪のスーパー塾講師・黒木蔵人をはじめ、黒木に反発する桜花ゼミナールの新任講師・佐倉麻衣(井上真央)、黒木に執着し続ける超名門中学受験塾のトップ講師・灰谷純(加藤シゲアキ)と、メインキャスト3名が集結。柳楽さんは「無事に撮影の日が迎えられて嬉しく思います。気持ちとしては、一年がかりで準備して、ようやく撮影に挑めるなという感覚です。今回、ようやく井上さん、加藤さんと3人で会えて、みなさんと一緒に良い作品を作り上げていきたいなと改めて思いました!」と心境を明かし、井上さんも「ようやく今日の日を迎えられてほっとしています。(放送決定後も)会えそうで会えない、始まりそうで始まらない中でもずっと頭の片隅で作品について考えていたので、やっと皆さんにお会いでき、スタート出来ることが嬉しいです」とコメント。加藤さんは「中学受験をテーマにしたドラマではありますが、そこに描かれる様々なキャラクターの人間ドラマがたくさんありますし、僕演じる灰谷は黒木先生の謎を暴こうとするミステリー要素もあります。色んな要素が複合的に絡まった作品になっています!ぜひご覧ください」とメッセージを寄せた。また今回、追加キャストも発表。黒木や佐倉と同じ「桜花ゼミナール吉祥寺校」の塾講師として、橘勇作役に池田鉄洋、桂歌子役に瀧内公美、木村大志役に今井隆文。塾講師たちが通う「井の頭ボウル」のマスター大森新平役を加治将樹。そして桜花ゼミナール社長・白柳徳道役は岸部一徳が演じる。「二月の勝者-絶対合格の教室-」は10月16日より毎週土曜日22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年09月01日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が豪華共演する太平洋戦争末期の青春グラフィティ『映画 太陽の子』。この度、本作が11月12日より全米公開決定。さらに、3人それぞれの想いを秘めた表情が胸に迫る新ビジュアルが解禁された。全米ではロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコなどでの公開を予定。併せてインターナショナル版予告とビジュアルも解禁、科学の行く末にあるものが希望なのか絶望なのか、緊迫感あふれる映像になっている。全米公開が決定したことを受け、プロデューサーの森コウは「製作当初から多くのアメリカの方に見ていただきたいという気持ちがあり、今は公開が本当に待ち遠しいです。手応えは既に感じていて、賞レースに絡む可能性を高く持っていると思います。アメリカ人の原子爆弾の捉え方は日本とは全然違うものですが、意識としては同じくとても高いもので、間違いなく興味を引くものだと思っています」とコメント。「しかし、最も重要なのはその興味の部分ではなく、実際に作品をご覧いただいて、ストーリーや俳優のみなさんの演技がアメリカでどう評価されるのか。そこに期待しています」と展望を語った。また、公開2週目を迎えた本作から、新たなビジュアルが登場。激動の時代の中で、“原爆研究”の密命を受けた科学者の石村修(柳楽さん)は、研究の葛藤を秘めながら決意を感じさせる表情を見せ、石村兄弟が密かに思いを寄せる思われ人・朝倉世津(有村さん)は優しいほほえみにわずかな切なさを感じさせ、戦地から帰郷し束の間の休息に心を休める弟の石村博之(三浦さん)は、空を仰ぎ遠くを見つめる。各キャラクターそれぞれの想いと迫りくる時代のうねりが交錯し、胸に迫る新ビジュアルとなっている。なお、この新ビジュアルが使用されたA5サイズのポストカードが8月21日(土)より全国の公開劇場にて、数量限定での配布が決定している。『映画 太陽の子』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年08月17日『映画 太陽の子』の全米公開が11月12日(金)に決定。インターナショナル版予告とポスター、合わせて新ビジュアルが公開された。主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』が現在全国で公開中。太平洋戦争末期に「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”が存在したという事実を基に、3人の若者たちの青春を描く。本作の監督・脚本は『青天を衝け』など多くの話題作を手がける名手・黒崎博。彼が10年間大切に温め続けたこの企画に共鳴し、主演の3人の加え、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、そしてピーター・ストーメアが参加。音楽にはアカデミー賞(R)5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが続々と参加。さらに主題歌を、製作陣の熱い想いを受け止めた福山雅治が担当し、心に沁みるバラード「彼方で」で物語を深く彩る。この度、そんな本作の全米公開が11月12日(金)に決定。ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコなどでの公開を予定している。併せてインターナショナル版予告とビジュアルも公開となった。科学の行く末にあるものが希望なのか絶望なのか、緊迫感あふれる映像になっている。全米公開が決定したことを受けてプロデューサーの森コウは、「製作当初から多くのアメリカの方に見ていただきたいという気持ちがあり、今は公開が本当に待ち遠しいです。手応えは既に感じていて、賞レースに絡む可能性を高く持っていると思います。アメリカ人の原子爆弾の捉え方は日本とは全然違うものですが、意識としては同じくとても高いもので、間違いなく興味を引くものだと思っています。しかし、最も重要なのはその興味の部分ではなく、実際に作品をご覧いただいて、ストーリーや俳優のみなさんの演技がアメリカでどう評価されるのか。そこに期待しています。」とコメントを寄せた。また公開2週目を迎え、新たなビジュアルが登場。激動の時代の中で、“原爆研究”の密命を受けた科学者の石村修(柳楽優弥)は、研究の葛藤を秘めながら決意を感じさせる表情を見せ、石村兄弟が密かに思いを寄せる思われ人・朝倉世津(有村架純)は優しいほほえみにわずかな切なさを感じさせ、戦地から帰郷し束の間の休息に心を休める弟の石村博之(三浦春馬)は、空を仰ぎ遠くを見つめる。各キャラクターそれぞれの想いと迫りくる時代のうねりが交錯し、胸に迫ってくる新ビジュアルとなった。なお、このビジュアルが使用されたA5サイズのポストカードが8月21日(土)より全国の公開劇場にて、本作を鑑賞する観客へ、数量限定での配布が決定している。配布劇場についての詳細は、作品公式ホームページをチェックしてほしい。『映画 太陽の子』インターナショナル版予告『映画 太陽の子』公開中
2021年08月17日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』。この映画の公開を記念したスペシャルトークイベントが8月14日、8月15日の2DAYSで開催された。8月14日のイベントには『青天を衝け』など多くの話題作を手がける黒崎博監督とプロデューサーの森コウが登壇。全国公開が始まって丁度一週間目のイベントということで、登場した黒崎は「緊張感が続いている。明日は終戦記念日(14日時点の発言のため)。この時期に観てもらえるのは、色々な意味を持っていると感じている」、プロデューサーの森は「元々、8月6日を越えたら、改めてここがスタートという気持ち。緊張感を持っている」と、それぞれの思いを明かし、トークイベントがスタートした。企画のきっかけは、黒崎が広島の図書館で出会った若い科学者の日記からだったことは多くの場で語られているが、出来上がった脚本について、森は、「凄くセンシティブな内容。作った後どうなるんだろうか、ということを考えると日本国内では躊躇することが多いなと危惧した。だからこそ2019年だからこそ、海外との共同制作でできるのではと、進めた」と、内容の扱いの難しさと実現のための過程を振り返る。キャスティングについても公開前から評判になっているが、オファーに至ったきっかけや理由を改めて質問。黒崎は、「柳楽さんは、『ディストラクション・ベイビーズ』で黙って人に殴りかかってくる役、『変態仮面』(HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス)の柳楽さんも、素晴らしいですよね、撮影前後で何回も観ました(笑)。この振れ幅は素晴らしいなって」と、柳楽の演技力にかねてから注目していたことを明かす。また「有村さんは、(佇まいが)柔らかく、人間を決めつけない。田中裕子さんが作ってくれる現場の空気は、静かな、その時間を暮らしている空気を流してくれる。田中さんと演じることは、いい意味で緊張感があるけれど、それを受け止めてくれていたから、有村さんでよかった」とコメント。「三浦さんは、『真夜中の五分前』の佇まいが素敵だったことと、あとは舞台。オファー前後だったかと思うが、「キンキーブーツ」や「罪と罰」を観て、身体の動きに感情を乗せてしまうんだ、と感動した」と、卓越した表現力を改めて認識したという。本編シーンについては、修(柳楽優弥)が大きなおにぎりを黙々と食べるシーンが話題にあがった。撮影について黒崎は「リハーサルも段取り取だけで、“よーいどん”で演じてもらっただけ。とにかくおにぎりを食べましょうと、と進めた。(撮影は山の上で)生で撮った虫や鳥の音も入っていて、(生命が)生きているから音に満ちている、世界は同じように生きている、戦争に関係なく命に満ちているということを主人公にフォーカスしようとした」と話す。まさに物語の展開を握る鮮烈なシーンとなっており、ぜひ劇場で見届けてほしい。視聴者からは「科学と戦争の倫理についてはどう思うか」と質問が。森は「科学者が戦争を起こしているわけではない。科学者が進めていることの先にあることは、誰がその発明を利用するかで変わってきてしまう。科学者たちのモチベーション、それが必ずしも結びつくものではなく、戦争というのは科学とは別の理由で起こる。自分が劇中で、一番好きなセリフがあって、世津(有村架純)ら3人が縁側で話すシーンで、自分が働いている工場で手伝っている幼い女の子たちに将来のことを聞くと、“お嫁さんになってぎょうさん子ども作ってお国に捧げる”と言われたことを振り返って、『間違っている。大人たちが決めたこと、社会が彼女たちにそう言わせている』と反発する。ここが当時考えなければいけなかったことなんだな、と。まさに、社会を作っている大人たちに責任があると思う。」と答える。また黒崎は「答えがないものなので、だから難しく、だからこの映画を作りたいと思ったという面もある。原爆開発が、戦争を早く終わらせた側面も結果としてあるが、それを勝った側と負けた側に分けてジャッジしてしまうと、どうしても、どちらか偏った結論に落ち着いてしまう。何が正解かわからないのものだから、日米合作にしたかったのもその理由で、勝者と敗者のストーリーにはしたくなく、それを飛び越えた視点に持っていきたかった。だからこの映画は独特で、誰かが勝った、間違えていた、とかを突き詰めていくものはない。それを選んだのは、どちらかを描いてしまえば、必ず“描けなくなったもの”があったから。だから、そこがこの映画の出発点だった」と続け、それぞれ、答えを出すのではなく、映画が持つ問いかけに対して、想像力を持って受け止めてほしいと、今観るべき作品として、熱い思いを語った。さらに終戦記念日の8月15日に開催されたイベントには、プロデューサーの浜野高宏も急遽飛び入り参加。本作の製作秘話、“8月の今”観るべき意味にも迫り、熱いトークが繰り広げられた。初公開のメイキング映像として最初に紹介されたのは、有村演じる世津が工場での労働で炉に石炭を入れるシーンの様子。この日が有村にとっては撮影初日となったが、森は「ものすごく暑い日だったんですが、有村さんの初日ということで現場もすごく緊張感がありました。(炉の)火はガスで燃やしていて、そこに石炭を入れていくんですが、閉めきっての撮影ですごい温度で、そこにいるだけでクラクラしちゃうくらいでした。有村さんはすごくストイックで、そんなに言葉は多くないけど、ポイントですごく鋭いことを言う、頭の良い方で、女優としての深さを感じました。この暑さの中で、監督は必死の表情を引き出すために長回しをするんですけど、有村さんは何度やっても『暑い』とか『苦しい』といった言葉をひと言も言わないんですね。感服しました」と絶賛する。黒崎は「そもそも撮影のスケジュールは助監督が組むのですが、最初に何を撮るかってすごく大事なんです。(助監督の組んだスケジュールを見て)なるほど、ここからやるのかというスタッフの意思を感じました。実際に(本編で)使うのは30秒くらいなんですけど、10~15分くらいずっとやってて、『よーい、どん』でお芝居を始めて、だんだんお芝居をしているという感覚がなくなって、『手が痛い』とか『暑い』とか『息ができない』とかを通り越して出てくる表情があるんですね。有村さんはそれをわかってくれているから、2分を超えたあたりから『これ来たな…』と思っていたと思います(苦笑)。カットがかかったときは、鼻まで煤で真っ黒でしたが、当時は小学生からみんな、当たり前にそれをやっていたんですね。せめて最初にこういうテイクがあってもいいんじゃないかと思ってやっていました」と意図を明かし、それを理解した上で見事にやり切った有村への感謝と敬意を口にした。続くメイキング映像では、柳楽演じる修が数式を延々と書き続けるシーンを紹介。黒崎は柳楽が劇中で着用しているメガネについて言及。「キャラクターを決めていく中でいろいろ試して決めました。このメガネに白衣の扮装をすると柳楽さんにスーッと役が降りてくる瞬間があるのを僕も感じていました」と語る。さらに柳楽について「目がとてもよくて、鋭いけど優しいピュアな目をしていて、それを撮りたかった」とこの数式のシーンを入れた意図を明かしたが「申し訳ないことに、このシーンは撮影当日の朝、思いつきました」と告白。現場の物理監修の協力者に数式の作成をお願いし「ごめん、これ全部覚えて」と柳楽をはじめとする研究チームのメンバーに撮影直前に紙を渡したと明かし、客席は驚きに包まれていた。そして最後に紹介されたのが、三浦演じる裕之と修、そして世津が久々に家で顔を合わせ、兄弟で食卓を囲むシーン。映像からは和気あいあいとした現場の雰囲気が伝わってくる。森は「柳楽さんと三浦さんはこの映画の中では腹違いの兄弟ですが、元々、二人は小さい頃からオーディションで会ったりして、お互いに知ってるんですね。この映画の中では、いい感じの兄弟でありながらライバル心もあったりする絶妙な関係性なんですが、それは日々、二人だけで構築していったものです。もっと二人を一緒に見たかったなって思います…」と言葉を詰まらせる。このシーンについて話を振られた黒崎だが、涙で言葉が出てこず、その様子に客席からもすすり泣く声が。浜野は「この作品の舞台になった夏もきっと暑かったと思います。周りでは人がいっぱい死んで、さらに原爆で大変な思いをしている人たちがたくさんいて…ということを主役の3人は一生懸命考えたんじゃないかと思います。それを監督がまとめていってこういう映画ができました。我々としてはそれをちゃんと未来に繋いでいく――いろんなことを考え、懸命に演じてくれた3人がいて、残してくれた作品があって、それを僕らが伝えて、観てくださる方々がいて、それをまた次の人に繋いでいくということになったらいいなと思って作った映画です」と改めて本作に込めた想いを口にする。黒崎は言葉を詰まらせながら「このシーンは、和やかに見えて、実はすごい緊張感がありました。(裕之が)帰ってきて初めてご飯を食べているところで、どれくらいの温度感でやったらいいのかをみんなが探り合っているんですね。僕も、あの時の演出家としての緊張感はいまでも覚えているんですが、春馬くんが現場に振りまくエネルギーが毎回、こういう(明るい)感じで、それにすごく救われたし、役とピッタリなんですよね。映画の中で弟の裕之に兄貴が引っ張られていきますが、まさにその通りで、柳楽くんもそこに心地よく身を委ねて演じていたし、有村さんも2人の様子を静かに見ながらリアクションしていくという、いいコラボレーションが生まれた現場でした。『いい兄弟だなぁ…』と思いました」と撮影の日々に思いを馳せていた。森は最後に「8月15日の終戦記念日ということで、先日、柳楽くんがすごく良い言葉を言っていて、僕もその言葉がずっと胸に突き刺さって、改めて共有させていただきたいと思うのですが、8月6日の広島、9日の長崎…忘れちゃいけないことがあると思います。僕らはここに出てきたキャラクターたちをこうして作品に投影させたので、みなさんずっと覚えていって下さればと思います。そうすれば彼(三浦さん)の思いも報われると思うので…」と声を詰まらせながら呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。未来について考え続けることが大切になっている今、ぜひ映画本編を鑑賞して、それぞれが考えるきっかけを見つけてほしい、という願いもこめて2DAYSイベントは終了した。【『映画 太陽の子』スペシャルトークイベント 概要】(1) 配信トークイベント日時:8月14日(土) 20:00~21:00配信プラットフォーム:共感シアター( )登壇者:黒崎博(『映画 太陽の子』監督)、森コウ(『映画 太陽の子』プロデューサー)(2)トークイベント「太陽の子部屋」日時:8月15日(日) 12:30~13:00場所:渋谷HUMAXシネマ(渋谷区宇田川町20−15)登壇者:黒崎博(『映画 太陽の子』監督)、森コウ(『映画 太陽の子』プロデューサー)、浜野高宏(『映画 太陽の子』プロデューサー)『映画 太陽の子』公開中
2021年08月16日柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が豪華共演、“日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちを演じる青春グラフィティ『映画 太陽の子』。柳楽さん演じる主人公の科学者・修たち3人が、激動の時代の中でそれぞれの未来に向かって進もうとする姿を描いているが、中でも最も先進的で、誰よりも“未来”を見据えていたのは有村さんが演じた世津という女性だった。修(柳楽優弥)、幼なじみの世津(有村架純)、修の弟・裕之(三浦春馬)で戦争が終わったあとの話をしている時、世津は、自分が働いている紡績工場で手伝いをしてくれている子どもが「早く結婚して、たくさん子どもを産んで、お国のためにささげたい」と無邪気に将来の夢を話していたことに触れ、「そんなのおかしい、絶対おかしい。周りの大人たちがそう言わせている」と語気を強めに悔しそうにするシーンがある。そして、「戦争が終わったら、私は仕事する。教師になる。戦争が終わって子どもたちが学校行けるようになったら、今、疎開している先生たちが戻ってくるまで、誰が子ども達の面倒を見るの?戦争が終わった後、必要になるのは、人。そのために必要なのは、教育!」と、戦後を見据え、なすべきことを明らかにする。そんな世津の言葉は、戦時下に限らず、現代にもつながっていて私たちの胸に響いてくる。価値観を押し付けられ、それに従うだけになってしまわないように、“自分で選択する”ために知ること・学ぶことの機会がいかに大切かというメッセージとなっている。黒崎博監督は、有村さんにこの役を演じてほしいと当初から思っていたそうで、「未来を見据えているのが、世津という人物で、この物語のなかで大切な存在。当時、男性が強くて女性が虐げられているいう文化だったと思うが、原始的に“生きてないとだめでしょう”と、世津(に代表される)女性が言ってくれることが、人間にとって強いことなのではないかと思った。当たり前に大事なことをまっすぐに言ってくれる女優さんが僕にとっては必要で、それが有村架純さんだった」と話している。今回は、そんな有村さんの現場での様子をとらえたメイキング写真も到着。世津という役に真摯に向き合っている様子が伝わってくる。『映画 太陽の子』は全国にて公開中。“未来を見つめ、自分で選択する力”を女性たちの映画から…閉塞感を感じることも多いいま、世津のように未来を見つめ、“自分で選択する”ことの大切さを考えるきっかけになる、映画が続々公開されている。過去、ある事件によって約束された未来をふいに奪われたことから、ある企てをする『プロミシング・ヤング・ウーマン』(公開中)。妊娠した少女とそのいとこが、中絶に両親の同意が必要ないニューヨークへと向かう、勇敢な旅路を描いた『17歳の瞳に映る世界』(公開中)。地中海に面する北アフリカの国モロッコを舞台に、それぞれ孤独を抱える2人の女性がパン作りを通して心を通わせていく姿を、豊かな色彩と光で描いた『モロッコ、彼女たちの朝』(8月13日公開)。修道院に通う主人公のセリアが、友人たちとの新たな経験を通して思春期への扉を開け、家族を、そして自分自身を知っていく様を描いた『スクールガールズ』(9月17日公開)など、どれもいまの社会を振り返り、未来を見つめるための気づきや力を与えてくれる作品となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年08月12日映画『映画 太陽の子』(8月6日公開)の公開初日舞台挨拶が6日に都内で行われ、柳楽優弥、有村架純、黒崎博監督が登場した。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。柳楽は「僕と春馬くんが川沿いを走ってるシーンで、春馬くんがすごいタフで、僕がなかなか追いつけなかったのが、キャラクターとちょっとリンクして、すごい好きなシーンです」と、故・三浦春馬さんとのシーンを振り返る。黒崎監督も「春馬くんは体力が無限にあるのかなというくらいすごい。長いロケの間、柳楽くんもタフだったけど、唯一3テイク目まで走りきったときに『もう無理っす』と言うくらい、すごいエネルギーで抜きつ抜かれつしていた」と明かした。また有村は柳楽について「周りを巻き込む力がすごい強い方。そこに居るだけで周りがどんどんこう引っ張られていく」と表す一方、三浦さんについては「色んな個性のある空気をすべて調合してまた新しいものを作ってくれるという雰囲気を感じて、どういうところにいっても皆が気持ちよい場を作れる役者さん」と印象を語る。黒崎監督は「正直に申しますと、『足りないじゃないか』と思います。なんで春馬くんがここにいないんだろう、悔しすぎるという思いもあるんですね」と心境を吐露。コメントするのはとても難しくて、すごく悔しい気持ちもあるんですけど、見ていただいた皆さんに感じていただけたら嬉しいのは、スクリーンの中に一緒に走りきった姿が完全に残っていること。今でもリアルタイムにお互いを感じながら話をできるのがすごく幸せだなと思ってます」と続け、「とにかくどんな難しい状況でも最後は生きて生きて生き抜くしかないということ。ストレートなメッセージが少しでも皆さんに届いたら、こんなに嬉しいことはないなと思っています」と言葉を投げかけた。有村は「今は正直先行きが不透明でなかなか考えるのも疲労してしまう状況だとは思うんですけども、そこで考えることを諦めてしまうのは、私としては心苦しいなと思う。春馬さんもよくおっしゃっていたけど、『自分たちの役目は想像力を届けること』だということを改めて一緒に皆さんと一緒に考えていけたら1番嬉しい」とメッセージ。柳楽は、広島の原爆式典で印象に残ったという小学生のスピーチに触れ「『別れるというのは、出会えなくなることではなく、忘れられること』とおっしゃっていて、個人に対しても、歴史に対しても、忘れていくことが1番怖いなと、今日感じました。映画を通してみなさんに伝えることが、改めて本当に平和への第一歩なのかなと感じました」と平和への思いを語った。
2021年08月06日俳優の柳楽優弥が主演を務める『映画 太陽の子』(8月6日公開)の特別映像が5日、公開された。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。今回公開されたのは、福山雅治が歌う主題歌「彼方で」に乗せた特別映像。動画では、柳楽演じる修、有村演じる世津、三浦演じる裕之3人の想い・絆にスポットをあて、彼らが未来へ向けて駆け抜けた300日の日々を紡いでいる。波間を漂うボートの上でどこか遠くを見つめる主人公・修の姿が映し出され、音楽がスタート。修と、幼馴染の世津、修の弟・裕之の3人で過ごすひと夏を切り取った映像とは対照的に、時折挟みこまれる戦時中の記録映像が、戦争の凄惨さや人類の愚かさを突きつける。最後は、「いっぱい未来の話しよう」と固く手をつなぎ合う3人の姿で締めくくられた。同作は日本とハリウッドのキャスト&スタッフが集結した日米合作映画としても話題になっているが、特別映像でも国を超えたコラボレーションが実現した。編集を手がけたのは、MTVビデオミュージックアワードにノミネートされた8億回を超える再生数を叩き出したマシュメロの『Happier』のミュージックビデオや、MGM製作『スターゲイト オリジンズ』シリーズなどを手掛ける、アンジュム・アグラマ。ロサンゼルス出身のアグラマはかねてより親交があったプロデューサーの森コウづてで見た本作に大きな感動を覚え、今回のミュージック動画の制作を買って出た。○アンジュム・アグラマ コメント『映画 太陽の子』を拝見し、すぐさまに、核軍拡競争の史実を伝えながらも、非常に感動的で人間的なアプローチをとっていると感じました。この映画は個人的な問題と世界規模での問題、両方のバランスが上手くとれており、シュウ、ヒロユキ、セツの挑戦と夢に向かう姿に共感することができ、とても楽しむことができました。このプロジェクトに参加できると伺いワクワクしましたし、福山雅治さんの美しい曲に合わせて、『映画 太陽の子』の映像をアレンジするというアイデアがすぐに気に入りました。「彼方で」は、本作の主人公が体験する愛、ノスタルジア、喪失という生身の感情を完璧に捉えているため、編集者としての私の仕事は非常に苦労の少ないものでした。歴史的にとても重要な時代を背景に、シュウ、ヒロユキ、セツの人生の個人的な側面を中心にこのビデオを形作ることができ、とても嬉しく思います。この作品をご覧になる全ての人が、何らかの形で自分自身の人生の点とこの作品の点を繋ぐことができることでしょう。○森コウ プロデューサー コメントこの映画は主題歌「彼方で」があってこそ完成されており、曲の大切さを考えた時に、曲単体で何か形として残したいと思いました。「彼方で」が持っている意味とメッセージを捉えた時に、本作で描かれる若者たち三人の物語を、この曲を通して伝えたいと思い、修、世津、裕之にフォーカスすることをテーマにアンジュムさんとディスカッションしながら、彼女が感じたことを映像に表現してもらいました。今回の日米合作はとても高いレベルで、そのクオリティを考えた時に、今回の動画には技術と情熱とを併せ持つクリエイターが必要で、独特のエッジを持つアンジュムさんがまっさきに浮かびました。彼女はハリウッドのセンスを生かしながらも日本人の感覚も見事に掴んで、楽曲と本作の魅力を最大限に引き出してくれました。何よりアンジュムの作品と歌への思いは非常に熱いものでした。ぜひこの動画で何かを感じていただけたら嬉しいです。(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年08月05日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』ついに今週、 8月6日(金)に公開となる。太平洋戦争末期に存在した「F 研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。 その事実を基に、3人の若者たちの青春を描く本作の監督・脚本は『青天を衝け』など多くの話題作を手がける名手・黒崎博。彼が10年間大切に温め続けたこの企画に共鳴し、柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、そしてピーター・ストーメアが参加。音楽にはアカデミー賞(R)5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー / スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが続々と参加。さらに主題歌を、製作陣の熱い想いを受け止めた福山雅治が担当し、心に沁みるバラード「彼方で」で物語を深く彩る。本作と同様、時代に翻弄されながらも懸命に生きる若者の姿を描いたという点で共通点があるのは、2016年に大ヒットした『この世界の片隅に』だ。18歳で嫁いだ主人公・すずが、戦時下の困難の中にあっても工夫を凝らして心豊かに生きる姿を描いた『この世界の片隅に』。実は『映画 太陽の子』も激動の時代の中、“若者たちの青春姿”が印象的だ。まず共通するのは戦争映画というと戦地での戦闘シーンや、空襲を受けるシーンなど、極限状態に追い込まれ暗く重たい描写が多いが、本作は幼馴染み3人が海に出かけるシーンや縁側で“未来”について語るシーンもあり、当時も今の私たちと何ら変わらない日常がそこにあったこと、そしてその日常がどれほど愛おしいものか、気づかせてくれる点である。また、『この世界の片隅に』で印象的なシーンの一つが料理のシーン。少ない配給の中、野草を使ったり、お米をかさ増しする炊き方を実践したりと、すずが様々な工夫を凝らしながら笑顔で食事を作る姿に、思わず胸がほっこりする和やかなシーンとなっている。同じように、日々の暮らしの営みを丁寧に描くことを大事にしていた『映画 太陽の子』。だからこそ、幼馴染みの世津と修の母・フミがばら寿司を作ったり、おにぎりを握ったりするシーンは、その一つ一つがどれくらいこの物語にとって大事か、スタッフもキャストも理解しており、特にフードコーディネーターの宮田清美は、当時の配給で何が手に入ったのか、白米と玄米との配合なども丹念にリサーチした。少ない食材で子どもたちのためにどこまで考えるか、当時の母親たちと同じように考え抜き工夫を凝らした料理のシーンは、心温まること間違いなしだ。さらに『この世界の片隅に』の主人公・すずの好きなものといえば、絵を描くこと。迷子になった時ですら道に絵を描いてしまうほどだが、戦時下でも好きなものに夢中になる姿や、すずの絵を通じて家族や姪っ子との関係を深める様子は、より一層、すずの存在を身近に感じることができる。一方、『映画 太陽の子』の主人公・修が夢中になってしまうものは“実験”。軍から新型兵器開発の極秘任務を受けた京都帝国大学の学生で、原子物理学を志す科学者である修は、周囲から「実験バカ」と呼ばれるほど情熱的に研究に没頭してしまう。その姿は狂気すら感じるが、修というキャラクターから目が離せずにはいられない。足早く『映画 太陽の子』を鑑賞した『この世界の片隅に』のプロデューサー・真木太郎も、本作で描かれている“日常”に注目。「戦時下という非日常のなかの日常。しかも大事な大事な青春期。だからこそ感じて欲しい日常の大切さ。そうでないと3人の主人公が報われない。ぜひ3人に寄り添ってください」とコメントを寄せている。『映画 太陽の子』8月6日(金)より公開
2021年08月03日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、“日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』。本日7月22日(木・祝)の「海の日」に合わせ、本作のロケ地でもある京丹後の美しい海を捉えたメイキング画像が到着した。京都府は盆地にあるため、海のイメージはそう多くないかもしれないが、その北部は日本海に面している。京丹後、天橋立、伊根、舞鶴など、透明度の高い北部の海は関西屈指ともいわれ、多くの作品のロケ地として人気の地。今回解禁された画像には、原爆研究の密命を受けた科学者の修(柳楽さん)と幼馴染の世津(有村さん)、そして戦地から一時帰郷した修の弟・裕之(三浦さん)が、束の間の休息で訪れた海での様子が映し出されている。この海のシーンは、悩みや葛藤を抱える3人が子どものころに戻ったかのようにはしゃぎ、友情を再確認する、本作を語る上でとても重要なシーン。メイキング画像では、真剣に監督の言葉に耳を傾ける柳楽さん、有村さん、三浦さんの姿や、撮影の合間に楽しく過ごす3人の様子をとらえている。“この時期じゃないと見られないブルー”が収められている実はこのロケ地探しは一筋縄ではいかず、かなり苦労したことを黒崎博監督が明かす。「なかなか、これぞという浜辺が見つからなかったんです。別のエリアの海を探したこともあったんですけど、京都の海といえば京丹後の海。やっぱりその土地で探すのがいい」とこだわり抜き、なんとスタッフが兵庫の近辺から京都を超えるあたりまで海岸線をしらみつぶしでロケハン。ようやく、異国情緒思わせるエメラルドグリーンがかった独特なブルーをした京丹後の浜辺を見つけ出した。「日本の海の色じゃないブルーが出ていて不思議だなぁと思っていたら、地元の方が“この時期じゃないと見られないブルーだよ”と教えてくれて、ラッキーだったなと思いました」と監督が語るように、撮影が行われた9月半ばから下旬にかけてしか見られない、“奇跡のブルー”であったことが判明。類まれな美しさだからこそ、戦時下を懸命に生き抜く3人の青春が刹那に輝く印象的なシーンとなっている。『映画 太陽の子』は、8月6日(金)より全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年07月22日俳優の柳楽優弥が主演を務める映画『映画 太陽の子』(8月6日公開)の場面写真、及びメイキング写真が22日、公開された。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。22日が海の日(※東京オリンピック開催に伴い日付が移動)ということで、本作のロケ地でもある京丹後のメイキング画像が公開された。南北に伸びる京都府の北部は日本海に面しており、京丹後、天橋立、伊根、舞鶴など、透明度の高い北部の海は、関西屈指ともいわれ、多くの作品のロケ地として人気となっている。今回解禁された場面写真には、原爆研究の密命を受けた科学者の修(柳楽)と幼馴染の世津(有村)、そして戦地から一時帰郷した修の弟・裕之(三浦)が、束の間の休息で訪れた海での様子が映し出されている。この海のシーンは、悩みや葛藤を抱える3人が子どもの頃に戻ったかのようにはしゃぎ、友情を再確認する、本作を語る上でとても重要なシーンとなっており、真剣に監督の言葉に耳を傾ける柳楽・有村・三浦や、撮影の合間に楽しく過ごす3人の様子をとらえた。実はこのロケ地探しは一筋縄ではいかず、かなり苦労したことを黒崎監督が明かす。「なかなか、これぞという浜辺が見つからなかったんです。別のエリアの海を探したこともあったんですけど、京都の海といえば京丹後の海。やっぱりその土地で探すのがいい」とこだわり抜き、なんとスタッフが兵庫の近辺から京都を超えるあたりまで海岸線をしらみつぶしでロケハン。やっとの思いで、異国情緒思わせる、エメラルドグリーンがかった独特なブルーをした京丹後の浜辺を見つけ出した。「日本の海の色じゃないブルーが出ていて不思議だなぁと思っていたら、地元の方が“この時期じゃないと見られないブルーだよ”と教えてくれて、ラッキーだったなと思いました」と監督が語るように、撮影が行われた9月半ばから下旬にかけてしか見られない、“奇跡のブルー”だったという。
2021年07月22日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が共演し、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄された若者たちの姿を描いた『映画 太陽の子』が8月6日(金)に全国公開される。この度、ハリウッドのスタッフたちが作品を語るフィーチャレット映像が公開された。太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。本作は、その事実を基にした青春グラフィティ。監督・脚本は、『青天を衝け』の黒崎博。柳楽、有村、三浦、そして田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、ピーター・ストーメアがキャストとして参加した。黒崎監督の「もっとほかの国の人たちとも、たくさんこの映画を共有したい」という思いから、本作はキャストのみならず、日米スタッフのタッグが実現。音楽には『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/ スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが参加。さらに主題歌を福山雅治が担当し、バラード「彼方で」で物語を彩る。本作は、東京・京都で撮影、ニューヨークで音楽を作り、トロントでナレーション録音を敢行、最後にロサンゼルスで仕上げられた。公開されたフィーチャレット映像は、その舞台裏をとらえたもの。ミューリー、ヴォウレス、カラリストのアロン・ピーク、ストーメアの姿が映し出される。ミューリーは、「エキサイティングなのは、1940年代が舞台であっても、作り方や見え方、全員の繋がり方が驚くほど現代的だ。曲を書くのは難しかったけどそれだけの価値はあったと思う」、ヴォウレスは「脚本にワクワクし、とてもいいアイデアだと思った」、アロン・ピークは「この映画をアメリカ人に勧めたいね。防御や告発の視点ではない、とても清潔で無垢な視点だ」と、それぞれが強く惹かれたのは物語だったと語る。そして、ハリウッド映画などを多く手がけてきたマットは、「本作はハリウッドアクションとは大きく異なり、全てが小さなディテールの積み重ねだ」と本作のサウンドについて説明し、アロンは「ベースはあくまで自然だった。できるだけ自然で正確な感覚を心掛けた」、ニコは「3人の表情を見つめ、彼らの物語に触れるリアルな感覚がある。作曲家として素晴らしい機会に恵まれた」と明かしている。そして、プロデューサーのコウ・モリも、「最初こそ距離感のあったアメリカのスタッフたちが、黒崎の情熱と才能に刺激されて、圧倒的な熱量を惜しげもなく放っていく姿に心を揺さぶられた」と振り返る。また、日本では『アルマゲドン』『ジョン・ウィック:チャプター2』などで知ら得る名バイプレイヤーのストーメアは、本作でアルベルト・アインシュタインの“声“役で出演。当初はスケジュールに空きがなく、監督は一度は諦めかけたというが、突然「明日、トロントに来てくれるなら」と提案されたことで、急遽トロント行きを決行。一切の妥協のないアフレコ現場で、「何度も『もう1回、もう1回』とリテイクするので、だんだん『どうなってるんだ』という空気になりました(苦笑)。でも繰り返していくうちに、彼らも火がついて、逆にアイデアを出してくれたり、良いテイクがどんどん出てきました」と、黒崎が振り返っている。本作に寄せて、日本、海外から、本作へのコメントが寄せられた。■アミール・ナデリ(映画監督、『CUT』『山(モンテ)』)「非常に繊細な主題を誠実に描いた作品です。優れた演出で作られ、観客は、1945年の世界に引き込まれて行き、歴史を体験することになります。今日の日本の若い方にぜひ見ていただきたい一作です」■べリーナ・ハス・ヒューストン(作家、南カリフォルニア大学演劇学部特別教授)「家族、自国への忠誠、そして善悪に関する己の倫理観への懸念を抱えながらも、ー原子分裂ーという科学者としての目標にむかい懸命に努力する主人公を通じ、人間の普遍的な複雑さを描く作品となっている。愛国心、良心、そして人としての思いやりを探求する感動的な作品である。」■岩井俊二「マンハッタン計画を余すところなく描いた『シャドー・メーカーズ』。戦闘機開発を描いた『風立ちぬ』。『太陽の子』はその同一線上にある作品だ。新兵器開発に挑む科学者、技術者たちの物語。本作においてその研究は失敗に終わる。この挫折には思わず安堵せずにはいられない。主人公たちのその後の人生の平穏なることを祈らずにはいられない。 」■兼重淳(映画監督、『キセキ ―あの日のソビトー』『泣くな赤鬼』)「イカロスは密猟で手に入れた鳥の羽根を蝋で固め、アポロンに近づこうと空を飛んだ。だが、太陽に近付き過ぎたため翼が溶け、海に堕ちて死んでしまった。人類が手にしてはいけない力がある。修の見た廣島の惨状が正にそれだった。」■北村龍平(映画監督、『あずみ』『ルパン三世』)「あたりまえの日常が、不条理に奪われた時代。 過酷な時代を懸命に生きる三人の若者それぞれの選択。 あたりまえがあたりまえでなくなった今この時代だからこそ、深く胸を刺す。」■城定秀夫(映画監督、『アルプススタンドのはしの方』『猫侍』)「戦争の狂気にのまれ、善悪の彼岸で蠢く科学者たちの業。核分裂の末に迎えた闇を、それでも照らす青春のきらめき。泣いた。」■深川栄洋(映画監督、『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』『神様のカルテ』シリーズ)「柳楽優弥は緑色の光を放っている。彼のエネルギーが尽き果てないように。」■前田弘二(映画監督、『まともじゃないのは君も一緒』『婚前特急』)「〈日本のために〉〈世界のために〉と信じ、突き進んでいく者たちの純粋な眼差し。果たして、何が正しいのか。自分の在り方に苦悩する彼らの姿に、胸が締め付けられました。そんな中、世津のある台詞があたたかくて、涙が出ました。その言葉は、正しいと思いました。」また、その他の著名人コメントもこの度あわせて公開された。※五十音順■赤ペン瀧川/映画プレゼンターこの映画に込められた想いをしっかりと受け止めなければいけない。未来を見つめて歩き出す勇気を与えてくれる映画だと思います。この映画に出会えて良かった!■東ちづる(俳優・一般社団法人Get in touch代表)過去を知る映画だと思っていたら、今と向き合う映画だった!今を生きる自分はどうしたいのか、どう生き抜くのか、マスクを濡らしながら考えた。大人にも、大人になる君にも、ぜひ観てほしい!■いとうまい子 (女優・研究者)研究者の多くは主人公の修と同じようにとてもピュアな心を持ち、未来に向かって研究を続けていますが、ふとした事をきっかけに思いもよらぬ方向へ突き進む事もある。青春とは。人生とは。色々と考えさせられました。■SYO (映画ライター)あの年、あの場所で生きていた人々がいた。映画の中で、生き抜いた役者たちがいた。70余年のときを越えて、つながった魂の結晶。 この映画の価値は、いまだけではなく永遠(とわ)なのだと思う。新たなる、不朽の名作が誕生した。■高田亮(脚本家「そこのみにて光り輝く」「まともじゃないのは君も一緒」)勝ちと負け、善と悪、理論と実証、自己犠牲、精神論、戦争の終結、未来への希望、それら全てを超越する科学者のサガ。青春の季節を、自らのサガに奪われていく青年の表情の移り変わりがひたすらに素晴らしい。■奈良橋陽子(作詞家・演出家・映画監督・キャスティングディレクター)黒崎監督は、柳楽優弥さんから最高のパフォーマンスの1つを引き出した。彼に適したこの役で、柳楽さんの純粋さが輝いている。この作品は多くの人が知り得てないであろう実話に基づいており、私たちは社会的、そして国際的な観点からもこの話を知る責任がある。■古川隆久(日本大学文理学部教授(日本近現代史))敗戦という歴史的極限状況の中で、生や真理といった永遠なるものに思いを馳せる人びと。こうした矛盾が静謐の中で共存する2時間は、自分や人類社会の過去と未来に思いを馳せる得がたい2時間になるだろう。■真木太郎(プロデューサー「この世界の片隅に」)戦時下という非日常のなかの日常。しかも大事な大事な青春期。だからこそ感じて欲しい日常の大切さ。そうでないと3人の主人公が報われない。ぜひ3人に寄り添ってください。■松崎健夫(映画評論家)光は人生を照らすが、分け隔てなく平等なわけではない。光があれば、必ず影もあるからだ。光が集まると熱を帯びる。熱は人々の善悪を揺らしながら瓦解させ、再び照らす光となる。そんな循環の中で、私たちは不条理と向き合い生きている。■安田菜津紀(NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)科学には「力」がある。それは時に、人の営みを根こそぎ奪うほどの威力を持つ。権力者たちは、その「力」を手にしようと躍起になり、その陰で翻弄され続ける人々がいる。この映画に描かれていることは、「過去」の話ではない。■柳澤 秀夫(ジャーナリスト)抗うことができない現実に押し潰されながらも、未来を信じ生き抜こうとする若者たち。その姿はあまりに切なくも愛おしい。戦後76年。戦争の実相が霞みがちな今を生きる私たちが何をなすべきか?鋭く問いかけてくる。『映画 太陽の子』8月6日(金)より全国公開。
2021年07月14日映画『映画 太陽の子』完成披露試写会舞台挨拶が7日に都内で行われ、柳楽優弥、有村架純、國村隼、黒崎博監督が登場した。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。柳楽と故・三浦春馬さんが兄弟役で、2人の幼なじみを演じた有村は「お二人とは1度共演したことがあったので、自然と幼なじみという関係性ができていて、現場もすごく穏やかでしたし、撮影の合間はすごく笑顔も多かったかなと思います」と振り返る。有村は「縁側で未来について語り合うシーンがあったんですけど、そこは裕之さんが戦地に戻る前夜ということで、もしかしたら3人で会える最後の夜かもしれないというとても切ないシーンでもあったのですが、未来に対する望みが詰まったシーンになったかなと思って。台本にはなかったんですけど、戦地に送り出す裕之、未来を作ろうとしている修に対して言葉じゃないもので伝えたいなと思って、2人の手を握らせてもらいました」と、自身の提案であることを明かす。「言葉じゃない人間の温かさ、ぬくもり、温度が伝わればいいなと思って提案させてもらって、作れたシーン。3人の空気感は穏やかで、微笑ましいシーンになって良かったなと思っています」と語った。朝ドラ『ひよっこ』でもずっと有村を撮影していた黒崎監督は「有村さんは普段理知的な雰囲気を醸し出している方だけど、演じる時になるとびっくりするような本能的なお芝居をされることがよくある。それはよく存じてましたので、あんまりびっくりしませんでした。『来たな』と思いました」と説明する。「ほんの少しですけど肌と肌が触れあってぬくもりを交換し合うことがどんなに大事か、伝わるシーンになったんじゃないかと思います。今、握手もできないじゃないですか。その時代であのお芝居が撮れたのは、あの瞬間だからできたのかな」としみじみとしていた。
2021年07月07日映画『映画 太陽の子』完成披露試写会舞台挨拶が7日に都内で行われ、柳楽優弥、有村架純、國村隼、黒崎博監督が登場した。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。印象に残ってるシーンについて柳楽は「僕が好きだったのは海のシーン」と明かし、「太陽の関係や衣装とか、とても難しいシーンで。海に入ったりするので、一発OKじゃないとだめだという緊張感がありました。前日にしっかりリハーサルして、映画の撮影現場なんですけど、緊張は舞台の本番の初日前みたいな。本編でもそういうシーンを見て、すごく良いシーンになったのはあの緊張感があったからだと、印象に残っていました」と振り返る。また、そのシーンで一緒に演技をした弟役の故・三浦春馬さんについて「春馬くんとは10代前半から一緒にオーディションをしていて、戦友というか、ライバルというか、今回兄弟のような関係で、色々関わらせていただいて」と語る。「春馬くんがこの作品に愛を持って参加してくれたように、僕自身も、今回参加したメンバー皆で、春馬くんをこれからもずっと愛して大切にしていきたいなと思っています。そう思える、大切なシーンです」と思いを表した。
2021年07月07日俳優の柳楽優弥が主演を務める映画『映画 太陽の子』(8月6日公開)の場面写真が27日、公開された。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。劇中で、療養のため戦地から一時帰郷した裕之を労うために振舞われるのが“ちらし寿司”。ちらし寿司の起源には諸説あるが、備前岡山初代藩主・池田光政が庶民の贅沢を戒める倹約令を出したことがきっかけとされる「岡山のばらずし説」が有力視されている。祭事以外の食事は一汁一菜に限るとしたこの倹約令に庶民は反発し、魚や野菜を目立たせないようにご飯に混ぜ、見た目を一菜にしたのがはじまりといわれている。そして、池田光政の命日である6月27日が“ちらし寿司の日”に制定された。今回この「ちらし寿司の日」を記念して、ちらし寿司を囲み久々の再会を喜ぶ幼馴染3人の場面写真&メイキング写真を公開した。修の弟・裕之の戦地からの一時帰郷を祝うために、母・フミと幼なじみの世津が心を込めたちらし寿司を振る舞うシーンで、久々の再会を皆で喜び語らう、作品の中で最も心安らぐシーンである。ちらし寿司の具材にはそれぞれ意味が込められており、「海老:腰が曲がるまで長生きできるように」「蓮根:穴が開いているので、将来の見通しがきくように」「豆:まめに(勤勉に)働き、まめに(丈夫で元気に)暮らせるように」「錦糸玉子:財宝がたまるように」「にんじん:根を張るように」などの意味があるといわれている。戦時中という時代設定のため質素ではあるものの、劇中にも愛情いっぱいのちらし寿司が登場。黒崎博監督は、フードコーディネーターの宮田清美について「生活を描くうえで、食べ物のシーンがいかに大切かよく分かっていてくださった。戦地から一時帰還した裕之のために母親が作るばら寿司ひとつにしても、材料がない中でいかに工夫して作ったかを表現するために、具を何にするか何度も何度もディスカッションを重ねました」と振り返った。(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年06月27日柳楽優弥の主演、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、“日本の原爆開発”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春群像劇『映画 太陽の子』が8月6日(金)に全国公開。この度、柳楽さん演じる石村修と“世界を変えられるかもしれない”極秘の研究に挑む、京都帝国大学の“物理学研究チーム”に実力派&若手注目俳優陣が集結していることが分かった。太平洋戦争末期に、実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実を基に作られたフィクション作品である本作は、時代に翻弄され、それぞれの葛藤や想いを抱え全力で生きた若者たちの、等身大の姿が描かれる。研究を進めていく“教授陣”には、実力派が揃った。「F研究」のリーダーを務める理学部の助教授・木戸貴一を演じたのは、お笑い芸人としてデビューし俳優に転向した経歴も持ち、『アウトサイダー』『Fukushima50』『朝が来る』などの話題作に出演、いまや日本映画界に欠かせない俳優の一人・三浦誠己。物理学研究室で助手として、葛藤する学生たちを兄貴の様に情熱的に支える清田薫には、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」ほか多数のドラマ、『罪の声』『バイプレイヤーズもしも100人の名脇役が映画を作ったら』など映像世界のみならず、舞台でも活躍している尾上寛之。研究室で工学系の助教授・岡野真三を、『罪の声』で昨年度日本アカデミー賞優秀助演男優賞をはじめ、キネマ旬報ベスト・テンなどで助演男優賞を受賞するなど活躍の場をさらに広げている名バイプレイヤー宇野祥平が演じている。そして、修と共に切磋琢磨し研究に勤しむ“学生役”には、いま出演作が続く俳優たちが出演。修と共に「F研究」に挑む学生・花岡喜一を、ミュージシャンとしても活躍する一方、俳優デビュー作の映画『色即ぜねれいしょん』で第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』、新ドラマ「イタイケに恋して」など俳優としても出演作品が続く渡辺大知。修と同学年で、結果を見いだせない研究に疑問を持ち戦地へ赴いてしまう堀田茂太郎を、映画『青空エール』『恋は雨上がりのように』『サヨナラまでの30分』などに出演、2018年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭ニューウェーブアワード賞男優部門を受賞するなど若手を牽引する葉山奨之。同研究室で彼らと共に研究に携わる村井正史を、劇団「赤堤ビンケ」を旗揚げ、映画『SR サイタマノラッパー』シリーズ3作目『ロードサイドの逃亡者』で映画初主演、『キセキあの日のソビト』『凪待ち』『37セカンズ』『きみの瞳が問いかけている』など、様々な作品で確かな存在感を示す奥野瑛太が演じている。この度到着した、研究室チームの姿をとらえた場面写真には、熱心に研究を指導する教授陣、科学者としてはまだ駆け出しで学生らしいあどけなさもみせる学生たちの姿、そして束の間の談笑など、様々なシーンが切り取られている。『映画 太陽の子』は8月6日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年06月13日東洋思想で健やかに美しく2021年9月1日、株式会社ポーラは、健康食品「健美三泉シリーズ」を発売する。このシリーズは、東洋思想に基づいた健康食品を展開する。心も身体も健やかで美しい状態に導いてくれる。シリーズ共通で、ポーラ独自の成分オシャグジタケのエキスが配合されている。この植物は砂漠で生育している生命力の高い植物で、中国では古くから滋養によいと言われてきた。ポーラ独自成分を豊富に配合このたび誕生するのは、3種類。それぞれパッケージカラーが違い、黄色が「健美三泉バイタルベース」、赤が「健美三泉サーキュリンクベース」、青が「健美三泉シールドベース」だ。「バイタルベース」は、タンパク質「ロイヤラクチン」や高麗人参エキスなどが含まれており、イキイキとした活力をサポートする。「サーキュリンクベース」は、密花豆、ガジュツなどを含んで身体の巡りを整える。「シールドベース」は、霊芝エキスやクローブ、緑茶エキスといった成分が配合されており、ため込まないすっきりとした心と身体をサポートしてくれる。この3種類がセットになった「健美三泉コンプリートベース」も発売される。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ポーラのニュースリリース
2021年06月11日8月6日(金)に公開する『映画 太陽の子』より、予告編とポスタービジュアル、主題歌情報が解禁となった。本作は主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、“日本の原爆開発”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春群像劇。パイロット版と言うべきTVドラマが2020年にNHKで放送され、大きな反響を呼んだ『太陽の子』がドラマ版とは異なる視点と結末が加わり、本映画でついに完結する。作・演出は、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』や、大河ドラマ『晴天を衝け』の黒崎博。『太陽の子』は太平洋戦争末期に、実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実を基に作られたフィクション作品で、極秘任務に携わる科学者・修を、今年『ターコイズの空の下で』『HOKUSAI』と主演作が次々に公開する柳楽優弥が演じる。そして、修とその弟がほのかな想いを寄せる幼なじみの世津を、大ヒット公開中の『花束みたいな恋をした』に出演した有村架純、修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を、『天外者』『ブレイブ -群青戦記-』に出演した三浦春馬。日米合作のスケールの大きさを覗かせる本作にはさらに、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也らが脇を固め、国際色豊かな演技派俳優陣が顔を揃える。解禁された映像は、笑顔で「いっぱい未来の話しよう」と固く手を結びあう3人の姿から始まる。まずは「今研究しているもんが完成すれば戦争は終わる。世界を変えられる」と未来への可能性を信じ、未知なる世界への研究に目を輝かせ「実験しましょう!」と夢中になる修(柳楽)。続いて「戦争が終わったら仕事する。結婚はその後や!」と現実をしっかり見つめ、未来への強い意志を持つ世津(有村)、「怖いよ、俺だけ死なんわけにはいかん」と戦場への恐怖をさらけ出す裕之(三浦)も確認できる。さらに「俺らがやってることは正しいことですか?間違ってるんですか?」と物理学の魅力を感じながらも、一方で多くの命を奪う兵器開発を担うという葛藤に抗う修の姿も。そして研究を続けようとする修に向かって「科学者とはそんなに偉いんか」と諌める母親・フミ(田中裕子)や「(戦争に)勝っても負けても何も変わらん!」と、強い怒りを顕にする世津、命を顧みず戦場へ向かおうとする研究生に「生きるんや」と強いまなざしで研究室へ残るように促す荒勝教授(國村隼)も映し出された。キービジュアルは1点を見つめる修・世津・裕之それぞれの表情が並ぶ。3人が見つめる先には一体何があるのか、それぞれの想いが溢れ出す、映画本編を観て確かめたくなる1枚だ。また6月4日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか、一部劇場を除く全国の上映劇場にて、特製クリアファイル付ムビチケも発売開始。そして主題歌は福山雅治「彼方で」に決定した。過去に原子爆弾が投下された故郷・長崎に現存する被爆樹木を通じ「平和への願い、生命の逞しさ」を発信する“KUSUNOKIプロジェクト”のプロデューサーでもある福山。本作品の修と世津、裕之の3人が時代に翻弄されながらも懸命に生きていく姿と、愛する者への思いを描いた本作に共感し、鑑賞後に製作陣とヒアリングや打ち合わせを重ねて製作されたという。福山雅治・コメント僕自身の祖父母、両親は、1945年8月9日の長崎を生きていました。奇跡的に大きな被害を免れましたが、それは恐ろしく苛烈な現実だったと聞いています。『映画 太陽の子』は、そんな過酷な時代を懸命に生きた人たちの物語。人間は、その生まれた時代や逃れられない現実によって、かくも美しく、と同時に、時に愚かな選択をしてしまうのかと。僕にとって本作は、遠い過去の話ではなく、自分ごととして、そして今に続く『平和な世界への願い』という人類の未来へ向けてのメッセージを受け取った映画でした。すべての生命が等しく生きられる世界、また、そういう時代へと、未来へと向かっていくための願いが込められた本作に、歌という形で関わらせていただけるこのオファーを、大切に、光栄に受け止めています。『映画 太陽の子』8月6日(金)公開
2021年06月02日映画『HOKUSAI』(5月28日公開)の公開直前ヒット祈願報告会トークイベントが26日に都内で行われ、柳楽優弥、田中泯、永山瑛太、玉木宏、瀧本美織、橋本一監督が登場した。同作は世界的アーティスト・葛飾北斎の知られざる生涯を描くオリジナル作。その才能は認められながらも、売れない絵師として葛藤の中で筆をとり続けた青年期の北斎を柳楽が、芸術家としての情熱を失うことなく孤独に自らの画才を磨き続けた老年期の北斎を田中がそれぞれ演じる。「人間・北斎」と、彼が描いた「三つの波の秘密」が生まれるに至った物語を描く。晩年の北斎が通ったと言われ、86歳の時に大絵馬に描いた晩年期最大級の肉筆画「須佐之男命厄神退治之図」を奉納したことでも知られる、墨田区にある牛嶋神社に一同揃って大ヒット祈願。関東大震災で現物は焼けてしまったが、神社には今も復元された絵が飾られており、その絵には様々な病気や凶事を起こす厄神たち十五体が須佐之男命にひざまずき、今後悪さをしないよう証文に手形を押されている様子が収められている。柳楽は「今日お伺いした牛嶋神社や先日訪れた小布施のお寺などで北斎の作品を見させて頂いたのですが、北斎の絵には悪いものを跳ね返して断ち切る力が本当にあると思います。大変な時期ですが、この映画の持つ力が悪いものを跳ね返してくれたらいいなと思います」、田中は「86歳の時に描いたと聞いてびっくりしています。凄まじいパワーを感じました」と、北斎の絵に圧倒されていたようだ。現在、一部エリアでは緊急事態宣言下で劇場休業している状況での公開となるが「こんな日だからこそやり遂げたいこと」について問われると、日本映画が大好きと語る柳楽は「映画館で映画を観たい」と願いを口にする。田中は「いつもと変わらずに1日をしっかりと生きることが大切」と語り、永山は「誠心誠意の演技をして日本の人を元気にしたい」、瀧本は「前向きな気持ちを発信し続けていきたい」、先日祖父が100歳を迎えたという玉木は「こんな時だから地方への行き来はできないですが、子どもも生まれたので祖父に会いに行きたい」、監督は「劇場に行きましょう、映画を観ましょう!」とそれぞれ、先の見えない時代だからこそのやり遂げたいことを挙げた。最後に本作を楽しみにしている人々に向けて作品を代表して柳楽が「こういう時期にもかかわらず、公開することができたことをありがたく思います。人はトンネルに入ったら出口を探すと思うんですが、芸術や映画はトンネルでのライトになりうる力があると思います。一日でも早くコロナが収束して皆さんの笑顔が戻ることを思って頑張っています」と真摯なメッセージ。田中も「北斎こそが人々を愛し、人々の体を描写した最初で最後の人だと思っています。ぜひ、北斎に愛されに、映画を見て欲しいです」と作品をアピールした。
2021年05月26日葛飾北斎の知られざる生涯を描く映画『HOKUSAI』の公開直前ヒット祈願イベントが5月26日、都内で行われ、北斎の青年期、老年期をそれぞれ演じた柳楽優弥と田中泯、共演する永山瑛太(柳亭種彦役)、玉木宏(喜多川歌麿役)、瀧本美織(コト役)、橋本一監督が出席した。代表作「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」をはじめ、生涯を通じ、約3万点の作品を残したとされ、19世紀には欧州でジャポニズムブームを巻き起こした江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎の知られざる生きざまを映画化。当初は2020年5月29日に公開予定だった本作が、1年の延期を経て5月28日から全国公開される。柳楽は「それもこの映画の運命だと思う」と1年越しの封切りにしみじみ。「僕自身、映画をはじめ、いろいろなアートを通して、勇気をもらってきたし、北斎も時代を超えて、僕たちに刺激を与えてくれる」と語り、「北斎の絵のように、この映画にも(悪い状況を)跳ね返す力があるはず。芸術や表現が、長いトンネルにライトをつけ、出口に誘導する力があると信じて頑張っていきたい」と決意を新たにした。緊急事態宣言の影響で、一部地域の映画館が休業を強いられる状況だが「映画が大好きですし、映画がもつパワーに憧れもしている。どんな状況であっても、映画館で映画を見たい」と力強く訴えた。同席した橋本監督は「個人の考え」とした上で、「基準も理屈もなく、一方的に映画館が開けられないのは、言語道断」と憤りを示し、「映画に触れられない人がたくさんいるのは、間違っているとしか思えない。開けたほうが世のためだと思う」と思いを打ち明けていた。「公開が近づき、かなり緊張しています。きっと届くものはあるはず」と語る田中は、「(芸術が)世界を変えられるかわからないが、それはどう受け止められるか次第」とも話し、「北斎という人は、その時代その時代で、常識と真っ向から対峙した。こんなときだからこそ、まともに常識と向き合うこと。僕らは常識に従順に生き過ぎている」と北斎からの“学び”を熱弁していた。同日、柳楽は晩年の北斎が通ったと言われ、86歳の時に大絵馬に描いた晩年期最大級の肉筆画「須佐之男命厄神退治之図」を奉納したことでも知られる牛嶋神社(東京都墨田区)にて大ヒット祈願を行った。取材・文・写真=内田涼映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年05月26日漫画雑誌『週刊ビッグスピリッツ』で連載中の人気漫画『二月の勝者』が、日本テレビで2021年10月からドラマ化されることが発表されました。\ #二月の勝者 特報映像解禁/主演 #柳楽優弥 が最強で最悪のスーパー塾講師 #黒木蔵人 を演じる映像が初解禁✨黒木蔵人の言葉は辛辣で超現実的。その強烈なキャラクターにどんどん入り込んでいく、柳楽さん‼️10月の放送をお楽しみに #井上真央 #加藤シゲアキ #日テレ #土曜ドラマ pic.twitter.com/FOXhmBw68R — 二月の勝者-絶対合格の教室-【公式】 (@2gatsu_ntv) May 20, 2021 高瀬志帆さん原作の『二月の勝者』は、中学受験をテーマに家族や教育など、現代社会が抱えるさまざまな問題に切り込む社会派漫画。本作の主人公であり、最強で最悪の塾講師・黒木蔵人を柳楽優弥さんが、黒木に反発する新任塾講師・佐倉麻衣役を井上真央さんが演じます。また、黒木の元部下であり過去に因縁をもつ灰谷純役に、アイドルグループ『NEWS』の加藤シゲアキさんがキャスティングされるなど、人気実力ともにトップクラスの俳優陣が集結しました。テレビドラマ『二月の勝者』出演者コメントドラマ放送決定に先駆け、ウェブサイト上では、出演者3人の本作にかける意気込みも公開されています。柳楽優弥さんコメントこのドラマで受験に挑むのは11歳くらいの子供たち。自分がちょうど事務所に入ってこの仕事を始めた頃の年齢です。今回その世代の子どもたちと30歳になった自分が一緒に仕事をするというのは感慨深いです。30代になって一発目の作品が「二月の勝者」になります。「俳優は30代からだ!」と言って下さる人も多いので、30代一発目、チャレンジしていきたい!気合十分で挑みたい!と思っています。二月の勝者-絶対合格の教室-ーより引用井上真央さんコメント受験を経験された方、これから迎える方がご自身と重ねながら共感し、皆さんで楽しんで頂ける作品になればと思っています。子どもたちと共に成長していく思いで頑張りますので、宜しくお願い致します。二月の勝者-絶対合格の教室-ーより引用加藤シゲアキさんコメント黒木の言動により、常識と非常識がぐらぐらと揺れていく心地よさをぜひ楽しんでいただきたいですし、灰谷初め周囲の人間がそれによってどう影響され、どう感じるか。きっとめくるめく展開に、目が離せなくなるはず。特に受験生たち。土曜の夜、この時間だけは勉強の手を休めて、さらに受験への意欲を高めて欲しいと思います。二月の勝者-絶対合格の教室-ーより引用[文・構成/grape編集部]
2021年05月25日『星のカービィ』をテーマにした「カービィカフェ(Kirby Café)」から、「夢の泉のアフタヌーンティー」が再登場。2021年9月1日(水)から2021年11月10日(水)までカービィカフェ トーキョーとカービィカフェ ハカタで提供される。プププランドの“夢の泉”をイメージしたアフタヌーンティー「夢の泉のアフタヌーンティー」は、人気ゲームシリーズ『星のカービィ』の世界観たっぷりのとびきりキュートな1品だ。2021年6月に期間限定で提供され、好評を博したことから再登場となった。プププランド中から夢と希望が集まるという「夢の泉」をイメージし、カービィカフェオリジナルのハイティースタンドにデザートメニューと食事メニューを盛りつけている。1段目には、ゼリーとミルクプリンでできた「夢の泉」を中心にカービィマカロンやいちごのタルトが乗ったカラフルなデザートプレートをセット。2段目のフードプレートには、 たまごサラダとツナの2種類のクロワッサンに、カービィも大好きなマキシムトマトのスープを添えている。なお、今回の「夢の泉のアフタヌーンティー」は、スーベニアプレート(小)とドリンク付き。ドリンクは紅茶・コーヒー・ソフトドリンクから選ぶことができる。【詳細】夢の泉のアフタヌーンティー 2,948円提供期間:2021年9月1日(水)~2021年11月10日(水)提供場所/提供時間:カービィカフェ トーキョー:14:45の回~ラストオーダーまでカービィカフェ ハカタ:14:40の回~ラストオーダーまで※上記の時間からの入店者のみ注文可能。※カービィカフェ トーキョー、カービィカフェ ハカタのサイトからカフェ利用の事前予約が可能【店舗詳細】・カービィカフェ トーキョー(Kirby Café TOKYO)住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ イーストヤード 4F 9番地営業時間:10:00~20:00(19:30ラストオーダー)※定休日は施設に準ずる・カービィカフェ ハカタ(Kirby Café HAKATA)住所:福岡県福岡市博多区住吉1-2-1 キャナルシティ博多ノースビルB1F営業時間:11:00~20:00(19:30ラストオーダー)※定休日は施設に準ずる※営業時間は変更になる場合あり
2021年05月24日世界で一番有名な日本人アーティスト、葛飾北斎の生涯を映画化した『HOKUSAI』。青年期を柳楽優弥が、老年期を田中泯が担当し、W主演を果たした本作では、北斎がその才能を開花させるまでのもがきと、人気絵師になってからがダイナミックに、肉厚に描かれている。北斎について、青年期についての資料はほぼ残されておらず、柳楽さんが演じる時代は、史実と照らし合わせながらも、オリジナル色の強い脚本に仕上がった。ゆえに、映画を観て「えっ」、「へ~」と多少の驚きと新鮮さを持って楽しめる。柳楽さんが演じたならではのスパイスも、たぶんに効いているのだが。「演じるにあたっては、監督と話し合って僕たちの北斎像を作り上げていきました。北斎は世界中にファンがいる日本を代表するアーティストなので、正直怖いという気持ちもありました(苦笑)。これまで過去に作らた葛飾北斎に関する映像作品を観た印象では、北斎は割と骨太で無骨な印象だったり、ワイルドなイメージが強かったんです。今回、演じさせていただくことが決まって、役柄を通して調べていくと、実は、知的で、情熱的な一面もあった人だったのではないかと思いました。“彼を突き動かしたその原動力は何なんだろう、すさまじいパワーを持つ人だな”と感じていました」。パワフルさは、柳楽さんが憑依したとも言いたくなる、北斎が一心不乱に筆を取る姿に現れている。実のところ、北斎は、当時人気を誇っていた歌麿(玉木宏)や写楽(浦上晟周)に追いつけず、嫉妬と自信喪失でさまよい、たどり着いた海で自らの才能と五感を呼び覚ましたのだ。柳楽さんの演技と北斎のアイデンティティが合体するような、強いインパクトを残す海のシーンは、必見だ。演じた海での出来事を、柳楽さんは北斎目線でやさしく言葉にした。「北斎は“今、すごくいい絵が描けるぞ” というモチベーションで、海に向かったわけではないのか、と僕は思ったんです。納得いかないとか、悔しいとか、ある意味、絶望的だったと思いますし、そこには、アーティストならではの感情がありそうな気がしたんです。監督と僕たちとで、“これだ”という気持ちを持って撮影しました」。「オリジナリティを大切にする」ことへの思い、と葛藤北斎を演じ切り、完成作を観て、ふと感じたこともあったと柳楽さんは話した。「以前、番組でアメリカの『アクターズ・スタジオ』に行かせていただいたのですが、演じる上で、自分自身が経験した哀しかったことや、少しネガティブな感情を引き起こして表現するという、メソッドアクティング(演技法)を勉強したことがあったんです。映画は、哀しい、淋しいという感情が共有されて、少しホッとする様なところがあって、それが良さでもあるのだと思うんです。アーティストや表現者たちは、一見ネガティブとも思える感情から、美しいものを生み出すことができるエネルギーを持っているんだなと、感じたんです」。そして、青年期の北斎は、「ただ描きてぇと思ったもんを、好きに描いただけだ」と言い、美人画が全盛の時代に、波と富士を主題にした「江島春望」で勝負に出て、結果、江戸を席巻していく。今の時代に望まれる、オリジナリティを大切にする、自分らしく、というワードとも通じている印象を受ける。「ニュースなどで“自分らしく生きるとは何か”という問いかけを見て、僕自身は、“自分らしく生きられている方なのかな…?”と思えることもありますが、俳優をやっていると、台本があって、セリフを読んで、そのキャラクターについて考えていく作業なので…日々、葛藤しています(笑)」。監督の望みに寄り添いながら、自分のオリジナリティを出すような演技も披露していく。一朝一夕にはいかない、高度な技術の話だ。「言われたことに応えるのは大事なことだと思っているので、僕は、 “演出されたい”と思うんです。その大切さを理解しながらも“AIのようにはなりたくない”と思うところもあって。2020年を機に、僕個人としての考え方をより明確にさせて、普段のインプットを充実させたいなと考えるようになりました」。そんな柳楽さんが今インプット、というよりも、気分転換にしていることといえば「ピアノ」だと即答した。「今月(※取材日、2021年4月)から始めたばかり。ピアノ教室に通っているんです。先生から“ここはもっと繊細に弾きなさい”と、指導していただいていますね(笑)」と、照れくさそうに微笑んだ。しかし、役者としての感覚を忘れないのも柳楽さんの特色。「俳優でよかったなと思うのは、(役として)いろいろ習う機会があることです。自分がどうステップアップしていくのかが、何となくわかるというか。“あ、できない…”という感じになると、“はいはい、きたきた、コレね!”と実感する瞬間があるんです!」、課題を課題とも思わず楽しそうに超えていく柳楽さんの話を聞くと、どことなく天才肌の北斎に通ずるところがあるような気がしてしまう。「褒められたらうれしい!」けど…引き締める気持ち、柳楽優弥の本音誰もが知る、実力派俳優と世間にも認識されている柳楽さんだが、20代の頃には、「どんな役であってもいただいた役を一生懸命やりきることで認められて、主演を勝ち取っていきたい。主演として呼ばれるようになりたい」という、強い意志も秘めていた。30代に入った今、有言実行を体現している。「10代のときは、ある程度の経験値と、想像力の引き出しを増やすことが必要だと思っていたので、“脇役をやりたい”と思う時期もありました」。「けど」と、柳楽さんは紡ぐ。「いざ、こうしてまた主演をやらせていただくようになってからも、怖いと思うことはあるので、あまり変わらないのだと思います」。演じるということに対して貪欲で、役や作品に対しての理解を突き詰めている、慣れないことへのプライドを持っていると、柳楽さんの言葉を聞いているとわかる。「もちろん、褒められたらうれしいです(笑)。でも、褒められて“ああよかった”と満足してしまうと、人って、怠けてしまうものじゃないですか?例えば、柔術の世界で帯の色が上がったとしても、改めて気を引き締めていきたいというか。自分の経験から常に気を引き締めないとていけないなと思っています」。(text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:HOKUSAI 2021年5月28日より全国にて公開©2020 HOKUSAI MOVIE
2021年05月24日