デビュー55周年を迎える森山良子が、2022年4月27日に東京・Bunkamuraオーチャードホールにて『森山良子コンサートツアー ~My Story~』の東京公演を開催することを発表した。最近ではソロ活動のほか、フジテレビ系音楽番組『MUSIC FAIR』から誕生した女性4人組ユニット“LA DIVA”のパフォーマンスでも注目を集めている森山。コロナ禍で思うようにコンサートを実施することができなかった2020から2021年を経て、約1年4カ月ぶりにホームグラウンドでもあるBunkamuraオーチャードホールで公演を行う。チケットの一般発売は、森山良子の誕生日である2022年1月18日より開始される。<ライブ情報>『森山良子コンサートツアー ~My Story~』2022年4月27日(水) Bunkamuraオーチャードホール開場:16:00 / 開演 17:00【チケット料金】S席:7,500円 (全席指定 / 税込)A席:6,500円 (全席指定 / 税込)※未就学児童入場不可一般発売:2022年1月18日(火) 10:00~チケットはこちら:■森山良子 オフィシャルサイト
2021年12月20日「“スーパー大学生”という人がいるなら、愛子さまはそうなのではないかと思います」こう語るのは、愛子さまの学習院大学の同級生。弊誌『女性自身』12月28日号に掲載された記事「教授を驚愕させた愛子さまの○神質問」内の証言だ。同記事では、愛子さまの“秀逸な課題レポート”と“鋭すぎる質問”に教授が驚き、授業で参考例として取り上げたことを報じている。「内容は論理的で、新しい視点も盛り込まれていますし、素晴らしいとしか言いようがありません。レポートを拝見する限り、関連する学術書などもお読みになっているようです」(前出・同級生)実は、弊誌はそんな愛子さまの“レポート作成力”の原点ともいうべき“短編小説”を2015年に独占キャッチしていた。’14年、中学1年生のときに愛子さまが学内で執筆されたもので、翌年に学習院女子中等科、高等科の生徒に配布された『生徒作品集』(平成26年度版)の中に収められていた。当時の記事では、学習院関係者が「筆力はもちろん、深い想像力と小さな命に対する慈しみがある。何より読後に感じたのは、愛子さまの鋭い感性が、文学少女だった美智子さま譲りのものだろうということです」と絶賛している。さらに、立教大学教授で精神科医の香山リカさんもこう分析していた。「この物語には真っ白なカモメが最初に出てきますが、白い鳥は清純で理想的なものへの憧れ。思春期の少女の自立心の表れです。(中略)また、傷ついた動物たちに喜んでもらうというのは、愛子さまが常に立場の弱い者、小さき者へお心を寄せているということ。自分の思いを伝えられない。主張できない人々の力になりたいと――」絶賛された小説執筆から7年、「スーパープリンセス」へと成長された愛子さまの活躍からますます目が離せない。■愛子さまが書かれた物語全文私は看護師の愛子。最近ようやくこの診療所にも患者さんが多く訪れるようになり、今日の診療も外が暗くなるまでかかった。先生も先に帰り、私は片付けと戸締りを任されて、一人で奥の待合室と手前の受付とを行き来していた。午後八時頃だろうか。私は待合室のソファーでつい居眠りをしてしまった。翌朝眩しい太陽の光で目が覚め、私は飛び起きた。急いで片付けを済ませて家に帰ろうと扉をガラッと開けると、思わず落っこちそうになった。目の前には真っ青な海が果てしなく広がっていたのだ。診療所は、一晩でどの位流されたのだろうか?いや、町が大きな海へと姿を変えてしまったのかもしれない。助けを呼ぼうとしたが、電話もつながらない。私は途方に暮れてしまった。あくる朝、私は誰かが扉をたたく音で目を覚ました。扉の外には片足を怪我した真っ白なカモメが一羽、今にも潮に流されてしまいそうになって浮かんでいた。私はカモメを一生懸命に手当てした。その甲斐あってか、カモメは翌日元気に、真っ青な大空へ真っ白な羽を一杯に広げて飛び立っていったのであった。それから怪我をした海の生き物たちが、次々と愛子の診療所へやって来るようになった。私は獣医の資格は持っていないながらも、やって来た動物たちに精一杯の看護をし、時には魚の骨がひっかかって苦しんでいるペンギンを助けてやったりもした。愛子の名は海中に知れ渡り、私は海の生き物たちの生きる活力となっていったのである。そう。愛子の診療所は、正に海の上の診療所となったのだ。今日も愛子はどんどんやって来る患者を精一杯看病し、沢山の勇気と希望を与えていることだろう。
2021年12月17日「12月に入ってから、授業によってはテストも行われました。それで私たちの間では、“愛子さまがキャンパスにいらっしゃるのでは”という期待も高まっていたのです。でも結局はお見かけできませんでした。考えてみれば、万が一愛子さまがコロナに感染されれば、天皇陛下や雅子さまにうつってしまうかもしれません。お立場もありますし、仕方がないですよね」そう残念そうに話すのは、東京・目白にある学習院大学2年生、愛子さまの同級生だ。2月5日に、ティアラを着け、ローブ・デコルテをお召しになった愛子さまのお姿が報じられたこともあり、学習院の学生たちの間では、“愛子さまにお会いしたい!”という気持ちが高まっているようだ。愛子さまは昨年の4月に学習院大学文学部日本語日本文学科にご入学。学習院女子高等科からの同級生はこう語る。「愛子さまは、お友達からは、“トシちゃん”“愛ちゃん”と呼ばれています。大学から学習院に入学した学生たちも、『愛子さまとキャンパスで会うことができるのが楽しみ。お近づきになれたりしないかな』などと、心待ちにしていました。しかしコロナ禍のため、昨年は入学式も行えませんでした。現在はコロナも少し落ち着き、授業も対面かオンラインかを選ぶことができますが、愛子さまはずっとオンラインで受けられています」ご入学からすでに20カ月が過ぎた。しかし、その間に愛子さまがキャンパスに登校されたのは、新入生ガイダンスが開催された昨年10月24日の1日のみ。当時、ガイダンスに出席した学生はこう語っていた。「会場で学生は、学籍番号の近い人たちと1席ごとにスペースを空けて座りました。青いカーディガンを着ていた愛子さまも同級生たちと同じ列に並んで着席し、周辺に座っていた語学クラスごとに分けられている同級生たちと話をされていました。スマホでの撮影に応じたり、初対面の人には『お名前はなんといいますか?』などと、フレンドリーに交流されていたのです」それ以来、通学の機会をお持ちになれなかった愛子さまだが、実は着実に存在感を示されているという。■小学生から発揮されていた「優秀すぎるレポート作成力」前出の女子高等科からの同級生は次のように語る。「愛子さまが提出されたレポートが、授業のなかで教授に“参考例”として取り上げられることも少なくないのです。内容は論理的で、新しい視点も盛り込まれていますし、素晴らしいとしか言いようがありません。レポートを拝見する限り、関連する学術書などもお読みになっているようです。学生たちの間でも『愛子さまの課題のレポートすごいね』と、話題になることもあります」愛子さまの“レポート作成力”について本誌が初めて報じたのは’14年3月。学習院初等科の文集『小ざくら』に「藤原道長」というタイトルの4ページの歴史研究レポートが掲載されていたのだ。《授業で藤原道長について学習している時に、「御堂関白記」に少し触れ、また、学習する前にも新聞で「御堂関白記」がユネスコの記憶遺産に登録されたという記事を見たので、一度実物を見てみたいと思った》12歳で書いたとは思えないしっかりした文章だ。愛子さまは、大学2年生から「日本語日本文学系」を選択し、平安時代から近代にかけての日本文学を読みながら、文学を理解するうえでの知識を身につける日本文学講義などを履修されているというが、日本の古典へのご興味は小学生のころから芽生えていたのだ。愛子さまは学習院女子高等科の卒業に際しても、「平安時代の猫と犬—文学作品を通して—」と題したレポートを提出。400字詰め原稿用紙60枚近くという大作だったといわれている。愛子さまが才能を発揮されているのはレポートばかりではないという。前出のレポートについて教えてくれた同級生によれば、「愛子さまの履修されていた授業で、“課題図書を読んで感じた疑問を質問としてまとめてくるように”という宿題が出たそうです。そのときも愛子さまが提出された質問が授業で取り上げられたと聞きました。ほかの学生は思いつかないような“的確かつ鋭い質問”で、授業を担当している教授も驚いていたそうです。鋭いだけではなく文章も丁寧で、その飾らないお人柄が伝わってくるようだったとか。“スーパー大学生”という人がいるのなら、愛子さまはそうなのではないかと思います」レポートや“神質問”で、お姿を現さないまま、教授を驚かせている愛子さま。ご通学の日を待ち望む同級生たちの思いもますます募っているという。
2021年12月17日12月9日、58歳の誕生日をお迎えになられた雅子さま。愛子さまがご立派に成年を迎えられるまでの20年、振り返ればご自身の適応障害や愛子さまの登校不安などと闘いながら、母としての務めも果たされてきた。お二人の20年を写真で振り返ります。【’01年】宮内庁病院をご退院。生後1週間の愛子さまを穏やかに見つめられて。【’02年】那須御用邸に向かうご一家。駅頭では、愛子さまに教えられるように、手を持たれてご挨拶。【’04年】3歳ごろの愛子さま。このころ無表情などと噂されたが、明るいご様子のビデオなども公開された。【’05年】夏の高原に向かう長野駅。雅子さまのお隣で、愛子さまは笑顔で集まった人々と会話を。【’06年】5歳を前に健やかな成長を願う「着袴(ちゃっこ)の儀」で上皇ご夫妻から贈られたはかまなどを身に着けられて。【’12年】学習院初等科5年生、葉山御用邸へご静養に。2年生終盤から4年生までの登校不安も解消された。【’15年】小さなころからリンクコーデがお得意。那須塩原駅で、そろって淡い緑と白のコーデでお手振りを。【’16年】母娘で白いハイネックのセーターに厚手のコートをお召しに。中等科3年生を前に愛子さまは少し大人びた装いで長野のスキー場へ。【’18年】ブルー系と白の色合わせで、須崎御用邸の海岸に。愛子さまはこの夏、イギリス留学も経験された。【’20年】年々背丈も雅子さまに近づかれてきた。和服とワンピースの色みを合わせられて大相撲初場所に。愛子さまの相撲好きは有名。つらい時期も二人三脚で乗り越えられて……そこには母娘の強い絆がありました。
2021年12月11日12月1日に20歳の誕生日を迎え、成年皇族となられた愛子さま。誕生日当日は大学の授業があったため、ご成年儀式の大半は5日に執り行われた。愛子さまは午前中に皇居・宮中三殿を参拝された後、宮殿で天皇陛下から「宝冠大綬章」の勲章を授けられた。午後には天皇皇后両陛下に成年のあいさつをされ、その後、報道陣が待つ宮殿の西車寄に姿を見せられた。正装の白いロングドレス「ローブ・デコルテ」姿を、初めて披露された愛子さま。この日のために上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんから借りたティアラと、陛下から授けられたばかりの勲章を身につけ深々と一礼をされた。記者から「おめでとうございます」とお祝いの言葉をかけられると、愛子さまは「ありがとうございます」と笑顔で返答されたのだった。「成年を迎えるにあたって、愛子さまは3種類のドレスを新調されました。宮中三殿での参拝は『参拝服』、陛下による勲章親授では肌の露出が少ない長袖の『ローブ・モンタント』をお召しになられました。そしてティアラとともにお召しになられた『ローブ・デコルテ』は、公式行事で着用される最も格式の高いドレス。元日に行われる『新年祝賀の儀』や宮中晩餐会で着用され、ティアラや勲章とともに“公務の必需品”とされています。一方、コロナ禍での国民の暮らしを案じる愛子さまは、ティアラは新調しないことを決意されたのです」(皇室ジャーナリスト)成年皇族となられた愛子さまの正装姿は、誕生日が近づくにつれて多くの国民の間で期待が高まっていた。待ちに待った愛子さまの「ローブ・デコルテ」姿に、SNS上では歓喜の声が広がっている。《「麗しい」という言葉は、こういうお姿を形容するんだなぁ…と心から思ったよ。天皇陛下、皇后陛下も感無量だろうなぁ。本当に素晴らしい愛子内親王殿下、万歳!》《本当にお美しい凛とした、品位とはこういうことだと納得です。天皇皇后両陛下の面影にも、嬉しくて涙が出てきました。本当におめでとうございます》《面差し、歩の進め方、皇后陛下に良く似ていらっしゃいます。瑞々しくたおやかな成年皇族の誕生。愛子さま、これからもお健やかに》宮内庁を通じて公表された文書では、《全ての方に、平穏で彩り豊かな暮らしが一日も早く訪れることを願うとともに、また以前のように皆様とお会いし、お話しできるようになる日を楽しみにしております》と綴られた愛子さま。学業がひと段落する来年3月には、成年にあたっての会見に臨まれる見通しだ。多くの国民がその日を待ち侘びていることだろう。
2021年12月07日12月1日に20歳の誕生日を迎えられ、成年皇族となられた愛子さま。天皇家の皇族が成人を迎えるのは、上皇ご夫妻の長女・黒田清子さん以来32年ぶりとなった。成年に当たってのご感想で、愛子さまは《これからは成年皇族の一員として,一つ一つのお務めに真摯に向き合い,できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております》と綴られている。今後は学業を優先しつつも、本格的にご公務にも臨まれることとなる愛子さま。《日頃から思いやりと感謝の気持ちを忘れず,小さな喜びを大切にしながら自分を磨き,人の役に立つことのできる大人に成長できますよう,一歩一歩進んでまいりたいと思います》と意欲を示されている。成年皇族としての心構えを綴られた愛子さまだが、その変化は“外見”にも表れていた。宮内庁が公開した近影では、ブラウンのワンピースにグレンチェックのジャケットをお召しになられていた愛子さま。ナチュラルなメイクをされ一層大人っぽくなられた印象だが、最も注目を集めたのは口元だった。愛子さまの柔和なスマイルは以前とは変わらないものの、歯並びが整えられていたのだ。昨年のお誕生日の際に公開された近影では、笑顔の愛子さまの口元からは八重歯が少し覗いていた。そのことからTwitter上では、「歯列矯正をされたのでは?」といった声が上がっている。《愛子さま矯正したのかな。内側から美しい感じになったね》《愛子さまお綺麗になられて、横顔がお母様の雅子さまそっくり歯の矯正もされたみたいで一気に大人っぽく気品に溢れる女性になってる》《愛子さま矯正してたんだ〜!八重歯も可愛いかったけど、すごく上品で綺麗な雰囲気になってて良い笑顔》ご成年行事に臨まれるにあたり、コロナ禍であることに配慮しティアラを新調されないご決断をされた愛子さま。成年皇族として歩まれるその足取りを、多くの国民が見守っている。
2021年12月06日2021年12月5日、天皇、皇后両陛下の長女である愛子さまが、成年行事に臨まれました。東京都千代田区にある皇居の宮殿『鳳凰(ほうおう)の間』で両陛下にあいさつを行い、報道陣に姿を見せた愛子さま。美しい純白の『ローブ・モンタント』を身にまとい、ティアラと勲章を着けた、女性皇族の正装姿で「おはようございます」と述べました。愛子さまが身に着けているのは、この日に天皇陛下から親授された、『宝冠大綬章(ほうかんだいじゅしょう)』。授与が女性のみに限定された日本唯一の勲章であり、古代の女帝の冠を模した宝冠を中心に、周囲には真珠と竹枝、桜の花葉がデザインされています。愛子さまの気品あふれるお姿に、ネットからは「お美しい」「凛としたたたずまいが素敵」といった声が上がりました。産経ニュースによると、両陛下は、愛子さまが成年皇族として健やかに歩まれることを願われているといいます。同月1日に20歳の誕生日を迎えられた、愛子さま。両陛下は1人の親として、我が子の幸せな人生を心から祈っていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年12月05日12月5日に成年皇族としての行事に臨まれる愛子さま。先だって、12月1日の誕生日に写真と映像が公開されると、《こんなに立派に成長した愛子さま。泣ける。》《愛子さまって内面からの美しさが溢れ出過ぎていて見ているだけで涙がでてくる》など、SNS上では愛子さまのご成長ぶりに感動の声が多く上がった。成年皇族となられたことで、今後は皇室行事やご公務などにも取り組まれることとなる。これまでは、天皇皇后両陛下のお出ましに同行された際など、お姿を拝見できる機会は限られていた。そんななか、リラックスされたお姿を拝見できたのがご静養だ。皇室担当記者は語る。「天皇ご一家が夏の海を楽しまれるのが、静岡県の須崎御用邸です。愛子さまはよく浜で水泳の練習をされていて、帰京されるときには真っ黒に日焼けされているほど。また、御用邸近くの三井浜では、幼少期に上皇ご夫妻や秋篠宮ご一家と散策をされたり、平成最後の夏にもご一家で貝殻を拾って歓談されたりと、たびたび報道陣にお姿を公開されています。また、栃木県の那須御用邸でも例年のんびりとした時間を過ごされています」(皇室担当記者)また、ご静養の際に利用されるJR那須塩原駅や伊豆急下田駅では、集まった人々とお話しされるのも恒例行事だ。「一時期は笑顔が少なかったり、人見知りをされることもありましたが、高校生になられたころから明るいご様子で交流されるようになりました。愛子さまの高校最後の夏休みには、那須塩原駅で同学年の女子高生と盛り上がったことも。大学受験に向け勉強しているという女子高生に対し、夏休み明けに試験を控えていた愛子さまは『私も8科目くらいテストがあります。お互い頑張りましょうね』と励まされていました」(前出・皇室担当記者)こうしたご交流やご静養は、コロナ禍である現在は自粛されている。次回ご静養に向かわれる際には、愛子さまが成年皇族となられたことも相まって、駅頭は大いに盛り上がりそうだ。
2021年12月05日12月1日、20歳の誕生日を迎えられた愛子さま。宮内庁を通じて公表された文書では、《天皇皇后両陛下には、これまで愛情深く大切に育ててくださり、どのようなときも一番近くで支えてくださいました。また、上皇上皇后両陛下には、幼い頃より私を優しく包み込み、お導きくださいました。心より有り難く思っております》と、感謝の気持ちを綴られた。愛子さまは現在、学習院大学の2年生。今後は学業を優先しつつ、成年皇族としてご公務を担われることとなる。これからのご活躍が楽しみな愛子さまだが、これまで学業と両立して続けてこられたものがある。それは蚕の飼育だ。養蚕は明治以降の歴代の皇后に受け継がれる皇室の伝統だが、愛子さまも美智子さまと雅子さまに倣って10年以上も続けてこられたのだ。「愛子さまが養蚕を始められたのは、学習院初等科3年生のころ。学校の授業で育てた蚕を持ち帰られて以来、学業の合間を縫って続けてこられたのです。幼いころから生き物好きだった雅子さま譲りなのでしょう、卵から孵化させるなどとても大切に育てられています。蚕が病気にならないよう、2つのグループに分けるといった工夫もされていると聞きました。愛子さまの蚕は今年も無事に成虫となり、卵が採取されました」(皇室ジャーナリスト)愛子さまが熱心に取り組まれている養蚕だが、日本国内では蚕糸業は衰退傾向にある。今年6月に農林水産省が発表したデータによると、平成元年には57,230戸あった養蚕農家が昨年は228戸にまで激減している。「おもな理由は生産者の高齢化や後継者が不足していることです。蚕糸業者の間では、『皇室を最後の養蚕農家にしてはいけない』との声も上がっていると聞きました。愛子さまはそんな危機を目の当たりにして、皇室だけではなく日本の伝統をも守り抜こうという責任感をお持ちなのかもしれません」(前出・皇室ジャーナリスト)成年皇族を迎えるにあたって、《人の役に立つことのできる大人に成長できますよう、一歩一歩進んでまいりたいと思います》とも綴られていた愛子さま。10年以上も続けられている養蚕の“キャリア”は、将来、日本の伝統を紡ぐ希望となるはずだ。
2021年12月05日「本当に生まれてきてありがとう、という気持ちでいっぱいになりました」雅子さまは、生まれたばかりの愛子さまを目にしたときのことを、ご出産後初の記者会見でかみしめるように語られていた。一人娘の立派な成長ぶりに、万感の思いを抱かれていることだろうーー。12月1日、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは20歳の誕生日を迎えられる。当日は大学の授業があるため、ご成年の儀式の大半は5日に行われる。「学習院大学では対面授業が再開されつつありますが、愛子さまはいまも登校を控えられ、もっぱらリモートで受講されています。ほかの学生と違い、愛子さまが登校すれば複数人の護衛官も同行する必要があります。感染リスクを抑えるためにも、外出は控えられているのでしょう。それでも、学業はおろそかにしないというご姿勢を貫かれているのです」(宮内庁関係者)コロナ禍で迎える成年という節目、愛子さまは大きな決断をされていた。ティアラを新調しないことにされたのだ。新調しない代わりに、愛子さまは上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんからティアラを借りることになった。公費で作られたティアラは結婚に伴って国に返すことになっているが、清子さんのティアラは上皇ご夫妻の私費で作られたため、いまも清子さんの所有となっていた。「清子さんには、愛子さまご本人が相談され、快諾の返事をいただいたそうです。清子さんは愛子さまが3歳だった’05年11月に皇室を離れたため、これまで深い交流はありませんでした。しかし、“天皇の娘”として成年を迎え、上皇ご夫妻を支えた清子さんの半生は、愛子さまの今後の指針ともなるでしょう。清子さんとしても、姪であり“後輩”でもある愛子さまをサポートしたい思いがあったのでしょう」(皇室担当記者)愛子さまは清子さんと同じ学習院大学文学部に通われている。また、9月に赤坂御所から引っ越しされた皇居の御所では、清子さんが使っていた部屋に愛子さまがお住まいだといわれている。■清子さんが切り開いた“働く内親王”の生き方皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんも「愛子さまの“お手本”になるのは清子さん」と語る。「同じ天皇の娘という立場だった清子さんから心構えを学ばれる、よい機会になったでしょう。清子さんは4年制大学に進学した初の内親王です。海外への公式訪問は8回を数え、盲導犬のチャリティ支援など、社会的な活動にも力を入れました。一方で、山階鳥類研究所に、結婚まで13年間にわたって勤務し、社会人としてのキャリアも築いています。以前は内親王や女王は20歳前後で結婚して皇室を離れるのが当たり前でしたが、ご公務と自分の仕事を両立するロールモデルを示したのが清子さんなのです」清子さんは元祖“働く内親王”だったのだ。政府が設置した皇位継承に関する有識者会議は「女性皇族が結婚後も皇室に残る案」を国会に提言するという。この案が実現すれば、愛子さまは生涯、皇室に残られることに。また“愛子さまを天皇に”という期待の声も根強い。「愛子さまは10年以上前から蚕の飼育を続けられています。養蚕は、明治以降の歴代皇后が引き継いできた皇室の伝統です。愛子さまはこのように、小学生のころから皇室の歴史や文化に関心を持たれてきたのです。それは“天皇の娘”としての自覚と矜持ゆえでしょう。今回、清子さんにティアラを借りる“直談判”をされ、その思いはさらに強まったのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)清子さんは、皇室を離れる前、36歳の誕生日に際してこう綴っていた。《両陛下の、お立場に対する厳しいご自覚や国民の上を思い、平和を願われるお姿、そして昭和天皇や香淳皇后に対する深い敬愛のお気持ちなどは、日常の様々なところに反映され、自然に皇族であることの意味を私に教えたように思います》清子さんが上皇ご夫妻のお姿を見て“皇族の役目”を学んだように、愛子さまも天皇陛下や雅子さまのなさりようを、20年間しっかり目に焼き付けてこられたはずだ。清子さん、そして両陛下に学び、愛子さまは成年皇族として歩みだされる。
2021年12月03日12月1日、20歳の誕生日を迎え、成年皇族となられた愛子さま。宮中三殿へのご参拝や、ティアラを付けローブデコルテをお召しになっての両陛下へのご挨拶など、主な成年行事は誕生日当日ではなく12月5日に行われる。宮内庁によると、このご日程となったのは、誕生日当日は平日であり、愛子さまの大学の授業があるからとのことだった。学業優先の姿勢を、いち早く示された形となった。愛子さまは現在、学習院大学文学部日本語日本文学科の2年生。ご入学直前に深刻化したコロナ禍の影響で、一度も大学で講義を受けられていないが、現在はどのような学生生活を送られているのだろうか。「愛子さまは、学習院幼稚園時代から名簿などには敬宮(としのみや)愛子と記されていて、お友だちからは敬ちゃん、愛ちゃんと呼ばれています。それは大学生になってもお変わりありません」と明かすのは、学習院の生徒。愛子さまは、皇族というよりも同級生の一人としてご友人たちとお付き合いされてきたのだ。■TPOに合わせてお召し替えを授業をオンラインで受けられるなか、学習院大学の目白キャンパスに登校されたのは新入生のガイダンスに出席された昨年の10月24日のみ。登校時には、グレーのスカートに紺のジャケットを合わせたややかしこまった装いで報道陣の取材をお受けになった。愛子さまは、「大学では新しい知識を得たときに感じられる喜びを大切にしながら、様々なことに取り組んでいければと思っております」と、マスクをされていても笑顔とわかる表情で学生生活の抱負を語っていらした。その後、ガイダンスに出席された際には、紺のジャケットではなく淡いブルーのカーディガンにお召し替え。学生らしいカジュアルな装いで臨まれた。「ガイダンス会場では、学生は1席ごとに空けスペースをとって座りました。愛子さまもほかの新入生と同じ列に並んで着席し、周辺に座っていた何人かの同級生と話をされていました。記念撮影に応じたり、初対面の人には『お名前はなんと言いますか?』などと話しかけて交流するなど、フレンドリーに接されていました」(前出・学習院生)学生たちにも心を配られながら、交流を楽しまれていた愛子さま。愛子さまが通われている日本語日本文学科は2年生になると日本文学系と教育系に分かれる。学部のHPの説明を見ると、〈本学科では、古代から現代に至る日本語・日本文学を中心とする日本の文化(日本語日本文学系)、及び日本語教育(日本語教育系)に関心のある学生を受け入れ、研究と教育を行っています〉とある。愛子さまは日本文学系を選択されたという。■課題からもわかるスーパープリンセスぶり授業はオンラインでも、課題やレポートの提出に真剣に取り組まれているようで、愛子さまの“スーパープリンセス”ぶりが発揮されているそう。「愛子さまが提出したレポートが、授業のなかで教授に取り上げられることも少なくないです。内容は論理的で新しい視点も盛り込まれていますし、素晴らしいとしか言いようがありません。その上、文章から謙虚なところもうかがえるのです。真面目な生徒の間でも『愛子さまの課題のレポートはすごいね』と話題になることもあります」(前出・学習院生)こうしたところにも、誠実でまじめな一面がうかがえる。また、勉強にかける時間が長く、コロナ禍で外出も完全にお控えになっているため、時間のあるときには、職員たちとバレーボールやバドミントンなどをされ、軽い運動を心がけているという。「新型コロナウイルスの感染拡大が終息し、みなさまが普段通りの生活や活動ができるようになることを心より願っております」昨年10月、こう話されていた愛子さま。1日も早く、大学に自由に通い、新しいご友人たちと過ごせる日が来ることを願いたい。
2021年12月01日森山直太朗が、現在放送中のドラマ『スナック キズツキ』のエンディングテーマ「それは白くて柔らかい」を、明日11月24日に配信シングルとしてリリースすることが決定した。『スナック キズツキ』は益田ミリの人気漫画を実写化した作品で、主演の原田知世はじめ豪華キャストが出演。ちょっと変わった店“スナック キズツキ”でちょっと変わった店主のトウコが、日々溜め込んでしまいがちなちょっとした“キズ”を訪れる客と一緒に発散する物語となっている。「それは白くて柔らかい」は、台本を読み原田知世演じるトウコの不思議な温かさに触れた森山が、同ドラマのエンディングのために書き下ろした楽曲。アコースティックなサウンドとシンプルな言葉を丁寧に歌い上げる森山の歌声が、人々の傷に寄り添うナンバーとなっている。併せて、タイトルになぞらえた“白くて柔らかそうな犬”が写されたジャケット写真が公開された。また、配信開始日の24日18時には「それは白くて柔らかい」特設サイトもオープンし、「#これが白くて柔らかい」をつけてSNS投稿すると同サイトで投稿が掲出され、LINE MUSICでの再生数に応じたオリジナル特典が抽選で当たるキャンペーンも開始される。<リリース情報>森山直太朗配信シングル「それは白くて柔らかい」2021年11月24日(水) リリース※テレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』エンディングテーマ「それは白くて柔らかい」配信ジャケット配信リンク:<番組情報>テレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』毎週金曜24時12分~(全12話)ドラマ『スナック キズツキ』メインビジュアル出演:原田知世 / 成海璃子 / 平岩紙 / 塚地武雅 / 小関裕太 / 徳永えり / 西田尚美 / 丘みつ子 / 堀内敬子 / 吉栁咲良 / 八嶋智人 / 浜野謙太公式サイト:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 Instagram::森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:
2021年11月23日明日11月5日(金)から劇場公開&Netflix配信される森山未來主演映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』より、メイキング映像が到着した。公開されたメイキング映像では、主人公佐藤役の森山さんのギプスに、かつての恋人かおり役の伊藤沙莉が、森山さんの似顔絵を描く様子が映し出されている。なぜ、劇中で佐藤がギプスをしているのかというと、ある理由で事故に遭ったから。そしてかおりは、それに寄りそうのだ。そんな劇中で一瞬映るギプスに描かれているお見舞いイラストは、伊藤さん本人が描いたものだったというのが今回の映像で明らかに。気合を入れてペンで書き込むが、完成した森山さんの似顔はイラスト感の強いものに仕上がり、スタッフも一緒になり笑い合う、とても和やかな雰囲気が伝わってくる。伊藤さんはこのときのことについて、「私が現場で悩んでしまった時に『沙莉ちゃん』と呼ばれて行ってみたら、『なにか描いてよ』って言われたんです。それで絵を描いてたら悩んでいたことをすっかり忘れちゃって。『全部委ねよう』と思った瞬間でした」とふり返っており、それまでの撮影の緊張がほぐれる特別な瞬間だったことが分かる。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開、Netflixにて全世界配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ボクたちはみんな大人になれなかった 2021年11月5日よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開&Netflixにて全世界配信©2021 C&Iエンタテインメント
2021年11月04日森山直太朗が、10月27日に配信リリースする楽曲「カク云ウボクモ」のジャケットが公開された。今回ジャケットをデザインしたのはSNS、WEBメディアを中心に漫画作品を発表しているうえはらけいた。「僕」を主人公としたやさしい日常の物語を創作しており、コロナ禍においてSNSで発表した漫画「コロナが明けたらしたいこと」が第12回コミチ漫画大賞を受賞。同作品で描かれた日常と「カク云ウボクモ」の世界観に相通じるものを感じた関係者が、ジャケットデザインをオファーし実現に至った。森山は、27日20時より「カク云ウボクモ」の配信リリースを記念して「MUSIC VIDEO先行上映会」と題した生配信イベントをYouTubeで公開する。イベントでは「カク云ウボクモ」の生歌唱やMVが初披露されるほか、スペシャルゲストとして柄本佑が登場。本楽曲を主題歌として書き下ろした映画『心の傷を癒すということ<劇場版>』で共演し、プライペートでも仲の良い柄本との映画での共演裏話やプライベートトークが予定されている。<配信イベント情報>「カク云ウボクモ」配信リリース記念!MUSIC VIDEO先行上映会日時:2021年10月27日(水) 20:00~21:00予定司会:クリス智子出演:森山直太朗 / 柄本佑(スペシャルゲスト)森山直太朗 OFFICIAL YouTube CHANNEL<配信情報>「カク云ウボクモ」2021年10月27日(水) 配信リリース作詞・作曲:森山直太朗「カク云ウボクモ」配信ジャケット配信リンク:森山直太朗 太陽 / にっぽん百歌【富士山】関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 Instagram:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:
2021年10月26日森山未來主演のNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』より、場面写真が初公開された。今回到着したのは、90年代から2020年代と、時代の変化を彩るキャラクターたちの劇中写真。90年代。文通を通じて出逢った佐藤(森山さん)と、かおり(伊藤沙莉)の初々しい写真をはじめ、2010年代では、同棲相手・恵(大島優子)の母への挨拶を兼ねた大切な場面を写し出す。2000年代、失恋したばかりの佐藤の前に現れた、バーテンダーのスー(SUMIRE)が、都会のネオンをバックに写るカットも到着。そして1999年代、佐藤と“最後の言葉”を交わした後のかおりの姿といった、佐藤を中心とした様々な出会いと別れが切り取られている。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開、Netflixにて全世界配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ボクたちはみんな大人になれなかった 2021年Netflixにて全世界同時配信予定©2021 C&Iエンタテインメント
2021年09月28日森山未來が主人公を演じるNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』が、「Netflix」での配信に加え、劇場公開もされることが決定。本ビジュアルとキャストコメントが到着した。燃え殻による同名デビュー作を実写化する本作。主人公・佐藤を演じる森山さん、忘れられない初恋の人・かおりを伊藤沙莉が演じているほか、SUMIRE、東出昌大、萩原聖人、篠原篤、大島優子が出演している。森山さんは「『大人』になるのは悪いことだけではない、と考えていた時間でした」と撮影の日々をふり返る。そして伊藤さんは「今までで一番悩み、葛藤と共に生きた役」と語り、「皆で意見やアイデアを出し合って作り上げた時間はとても濃厚なものでした。この大好きな作品に携われたこと、かおりを生きれたことは人間、役者伊藤沙莉にとってとても貴重で有り難いものだったと思っています」とコメントしている。さらに今回到着した本ビジュアルでは、青春時代を過ぎた40代の佐藤が大きく写しだされ、佐藤の人生に大きな影響をもたらした6人も登場している。またほかにも追加キャストが発表。佐藤が勤めるテレビのテロップ制作の会社が、レギュラーで請け負っていたご長寿番組で長年司会者を務めたベテランタレント役にラサール石井。その番組制作のバブルの名残を感じさせるプロデューサーを高嶋政伸。原作で「東京という街に心底愛されたひと」と題して時代の荒波の中でしぶとく生き残り続ける実業家・佐内慶一郎を平岳大。パーティで出会うグラビアアイドルを片山萌美が演じていることも分かった。キャストコメント全文森山未來歳を重ねる中で、どこかに何か落としものをしてしまうことは誰しもが経験すること。何かを落としてしまったことに向き合う、もしくは向き合うことから逃げて、何かしらの折り合いをつけられることを「大人」と呼ぶのだとすれば、この映画の主人公である「ボク」は本当に「大人」にはなれなかったのか。落としものをしてしまったことによって生まれた痛みを抱え続けるからこそ、人の痛みをわかってあげられる。そのことを「大人」だと呼ぶのだとすれば、「ボク」は「大人」なのかもしれない。「大人」になるのは悪いことだけではない、と考えていた時間でした。伊藤沙莉この作品のかおりという女性は正直、今までで一番悩み、葛藤と共に生きた役でした。佐藤が掴みきれなかった女性がその状態のまま描かれているということで本当にヒントが少ない状態だったからです。だけど、だからこそ、私なりのかおりを、私なりの答えを出したいと密かに思っていました。それを監督や未來さんを始め皆で意見やアイデアを出し合って作り上げた時間はとても濃厚なものでした。この大好きな作品に携われたこと、かおりを生きれたことは人間、役者伊藤沙莉にとってとても貴重で有り難いものだったと思っています。この作品を沢山の方に観て頂きたいですし、その沢山の方の胸がギュウってなる気がしてとても楽しみです。萩原聖人大人になりたくてもなれない人、大人になりたくないのになってしまった人、そんな人達が集まって作った作品なんだと思います。だから、なろうがなるまいがどっちでもいいんです。そう言うことです。僕自身はどっちかよく分かりませんが、作中に生きてる人達もきっとそうです。そう言うことなんです。大島優子“あの時のあなた”は、切り取った一枚のポストカードのように記憶に残り、思い出に変わっていく。“あの時の感情”は、身体に刻みこまれているかのように、鮮明に想い出す。現在はやがて過去になり、普通に歩んでいく。東出昌大もう10年以上会っていない友人との最後の挨拶は「さようなら」じゃなく「またね」だったように思う。歪で曖昧で、劇的でもないけれど、過ぎ去った掛替えのない日々を愛でる映画になっていると思います。SUMIRE本作の台本を読んで、想っている人と実らなかったり仲間といる楽しさ、青春というモノを思い出しました。そんな昔を懐かしむ自分がいたことで、シーンの中ではスー役としても甘酸っぱい思い出や人と人とのつながり、思いやりをより強く感じられた作品です。どこかに自分を重ねたり、あるいは懐かしい気持ちになるシーンがあると思うので、観ていただく皆さんにとって心温まる作品でありますように。篠原篤七瀬の抱いた感懐とその眼差しは、僕にも覚えがあるものでした。どうしようもなくて、照れ臭くて、嬉しくて、苦しくて、不安や孤独がいっぱいに詰まったごった煮みたいなあの想いが、今となってはとても愛おしいです。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開、Netflixにて全世界配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ボクたちはみんな大人になれなかった 2021年Netflixにて全世界同時配信予定©2021 C&Iエンタテインメント
2021年08月09日湯浅政明監督×脚本:野木亜紀子のタッグで贈るアニメーション映画『犬王』の主演を「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんと俳優・森山未來が務めることが決定。特報映像も公開された。本作は、室町の知られざるポップスター【犬王】から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。「平家物語 犬王の巻」を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く。主人公2人の声を担当するのは、『モテキ』以来、10年ぶりの共演となる「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんと森山さん。能楽師・犬王役のアヴちゃんは「まっすぐに、運命の映画だと言い切ることが出来ます。ああ!来年をおたのしみに!」とコメントし、バディの琵琶法師・友魚役の森山さんは「必然、ジェットコースターのような現場でした。世界最古のミュージカルと言われる『能楽』の豊かな可能性を感じられる映画になっているのではないでしょうか」とふり返っている。そして、アヴちゃんの歌声、森山さんのセリフ、大友良英の音楽が散りばめられた特報映像も公開。舞台は室町時代の京都。音楽フェスにも見えるシーンが次々と畳みかけ、そして友魚の「お前をなんと呼べばいい!」という問い、犬王の「実はもう決めてある!」というセリフに呼応するかのように、本作のタイトル『犬王』の文字が浮かび上がる。また本作が、第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出されたことも分かった。日本の長編2Dアニメーションが同部門に選出されるのは初で、他部門を含めても『風立ちぬ』(第70回ヴェネチア国際映画祭メインコンペティション部門選出)以来8年ぶり、フル3DCGアニメーションをあわせると『GANTZ:O』(第73回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門選出)以来5年ぶりの日本の長編アニメーション選出。今年9月に予定されている同映画祭での上映が、ワールド・プレミアとなる。『犬王』は2022年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partners
2021年07月27日門脇麦主演のドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」の放送が決定。森山直太朗が共演することも明らかになった。原作は、現在新作「うきわ、と風鈴。-友達以上、不倫未満-」が連載中の野村宗弘による「うきわ」。「最終巻は涙なくしては読めない!」と、2015年に完結した本作。社宅のベランダを舞台に、不倫まで壁1枚というお隣同士の危うい関係が描かれる。門脇さんが演じるのは、自称“可もなく不可もない”主人公・中山麻衣子。不倫に揺らぐ、人妻役に初挑戦。麻衣子の隣人で、麻衣子の夫の上司でもある二葉一役を森山さんが演じる。ベランダでの会話を機に、仲良くなる2人。そんな2人の共通点は、配偶者に浮気されていること――。お互いの傷に寄り添いあう中で、ベランダの時間は2人の楽しみになっていく。不倫を通して描かれる、麻衣子の中に眠っていた強さ、二葉夫婦の過去、不倫に走ってしまった人たちの背景も見どころな、ビターで切ない、大人のラブストーリーとなっている。門脇さんは本作について「裏切った人裏切られた人、どんな人にもそれぞれの事情があり、そしてどんな状況でも誰かにとって救いの存在になることができる。今作はそんな人間模様を否定も肯定もせず、優しいまなざしで切り取った作品のように思います」とコメントし、「何より、二葉さん演じる森山さん、最高です。良い作品をお届けできるよう、現場の皆様と力を合わせてがんばります。お楽しみに!」と呼びかける。一方、「毎日がクランクアップのつもりで挑んでいます」と語る森山さんは、「門脇さんはただ真っ直ぐ前を見つめている人。ただただ頼もしいです」と共演した印象を明かし、「テーマは普遍的で裏切りや一定の嘘が介在しているけど、人の持つ業を肯定する愛情に満ちた物語です。駄目で不器用な人たちだけど、"悪い人"が一人も出てこない理想の世界がそこにあります。誰かと語らえるようなドラマです」と作品について説明した。なお、脚本は「アライブ がん専門医のカルテ」で市川森一脚本賞を受賞した倉光泰子、監督は「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」を手掛けた風間太樹が担当する。「うきわ ―友達以上、不倫未満―」は8月、月曜日23時6分~テレビ東京系にて放送予定。Paravi&ひかりTVにて配信予定。(cinemacafe.net)
2021年07月02日細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』で、超巨大インターネット仮想世界<U>に歌姫ベルとして参加する主人公・すずを母親のように見守る合唱隊のメンバーに、森山良子、清水ミチコ、坂本冬美、岩崎良美、中尾幸世の5名が決定した。本作は、細田監督がかつて『サマーウォーズ』で描いたインターネット世界が舞台。そこで紡ぎ出すのは、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、もうひとつの“現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。先日、主人公すず(ベル)と竜の声優キャストに先駆け、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りらが、すずの同級生役を演じ、さらにすず(ベル)が<U>で出会う個性豊かなキャラクターに森川智之、津田健次郎、小山茉美、宮野真守と超豪華声優陣が決定している。今回解禁された5人は、すずの母親が所属していた合唱隊員で、その母の死後、すずを母親代わりのように見守ってきた人物たち。『思い出のマーニー』(2014)で声優初挑戦を果たした森山良子は、漁師として働きながらすずを見守り、合唱隊のリーダーも務める・吉谷さん役。さらに、芸達者なピン芸人として、数多くのドラマにも出演する清水ミチコが「ちびまる子ちゃん」や『サーフズ・アップ』以来の声優として、酒店を営む喜多さん役に。また、医師である中井さん役は、「姿三四郎」(1981年/テレビアニメ)以来の声優ながら、2006年から長年「おさるのジョージ」のナレーションとして活躍し、声を当てる仕事としてはこのメンバーの中で一番のベテランである、「タッチ」の主題歌でも知られる岩崎良美。大学講師の畑中さんを演じるのは、「四季~ユートピアノ~」(1980年/NHKドラマ)のヒロインに抜擢され、国内外の数々のテレビ賞を受賞し、エミー賞にもノミネートされた実力者にして、その後はラジオドラマや朗読会といった声の仕事で活躍の場を広げていった中尾幸世。そして演歌歌手として、圧倒的なキャリアを誇る坂本冬美が本作で初の声優に挑戦。農家の奥本さんを演じる。さらに5人は、本作の中で「Alle psallite cum luya(いざ、リラを奏でて歌わん)」という合唱曲も披露。「Alle psallite cum luya(いざ、リラを奏でて歌わん)」は、歌唱やコーラスにおいて百戦錬磨の森山さんでも苦戦するほど、特に難易度が高い合唱曲。5人はそれぞれ多忙の中、アフレコとは別日で全員が揃う歌録りの日を設け、その日のために各自が自主練習を重ねて本番を迎えたそう。当日は、はじめて5人で歌うということもあり緊張した様子でしたが、何度か歌っていくうちにすぐに圧巻のハーモニーがスタジオ内に響くようになり、スムーズに歌録りは終了。本作でしか聴くことのできない、まさに超貴重な歌唱シーンとなっている。その後の取材では、森山さんがほかの4人に、合唱曲をスローテンポにして覚えやすく編集した練習用の音源や、愛用しているのど飴をプレゼントした話が明かされ、森山さんの気遣いに4人も感謝しきりの様子。さらに、「またこのメンバーで集まるとしたら何をしますか?」という質問に対し、「新曲を歌いたい!」(清水さん)「アルバムリリースします!」(森山さん)「賛成!!」(一同)と盛り上がる一幕も。短い時間ながらも、劇中の合唱隊のように長年共に練習を重ねてきたような、和気あいあいとした絆や団結力を感じる収録が実現した。「鳥肌が立った」(坂本さん)と歌唱のプロフェッショナルたちも絶賛する、すず/ベル役の声にもますます期待が高まる。合唱隊メンバーコメント到着■森山良子:吉谷(よしたに)さん役割とコーラスに慣れているつもりなのですが、今回の合唱曲は中々覚えるのが大変でした。譜面をいただいた時には、何百年も前のメロディで、歌ったことが無い曲だったので、最初からつまずきそうになりましたが、こうしてレコーディングしてみると、今までにない、良い味を出している曲だなと思いました。次にまた5人で集まれたら…アルバムを作ります!(笑)細田監督は、本当にあたたかくて、優しくて、そして真摯な気持ちで丁寧に映画を作られていると思いました。きっとアニメーションを作っていく現場も日々すごいことが起こっていると思うのですが、この前向きさ、丁寧さが、素晴らしい作品を作って、前に進んでいくエネルギーなんだなと思いましたし、何よりそのお人柄に感動しました。すず役の方が、アフレコ現場に、見学にいらしていたのですが、本当に普通のお嬢さんという印象で、彼女の情報が未解禁なので「(周りの人に)すごく言いたい!」と言っていて、可愛らしかったです。■清水ミチコ:喜多(きた)さん役私はピン芸人なので、皆と一緒にというのがとても弱いんですよね(笑)でも、今日皆さんと一緒に歌ってみて、一つになれるって素晴らしいなと思いましたし、感動して、コーラスに参加する人の気持ちよさがすごく分かりました。次にまた5人で集まれたら…新曲を出したいですね!アフレコの時、皆がいる前で、ブースの向こうから「もう少しこうですよ!」と指示を出されるのって、結構キツイものがあるのですが、細田監督は、毎回毎回傍まで来て下さって、本人だけに聞こえるように注意して下さって、人を傷つけない方だなと思いました。私は普段ガサツなおばさんの役が多いので、今回もそうかなと思っていたのですが、今回やっていくうちに「あら、私のいいところが出てるじゃない!?」と思って、嬉しかったです(笑)■坂本冬美:奥本(おくもと)さん役演歌歌手なので、コーラスで合わせるということが今回初めてで、先輩方の声を聴きながらも、聴きすぎてつられないよう、そのあたりのコントロールが難しいなと感じながらやっていました。皆さん大先輩方ですが、黙っていても気を遣わないでいられる、とても良い雰囲気で、そこに参加できて幸せだなと噛みしめながら歌わせて頂きました。アフレコ自体も初めてだったので、とても緊張したのですが、細田監督は「こういった風にセリフを言った方がいいと思いますよ」と、本当に親切に分かりやすく教えて下さいました。とてもお優しい方で、だからこそあんなにあたたかい映画になるんだろうなと感じました。ベル役の方の歌声を聴いたら、鳥肌が立って…。将来どれほど大きなアーティストになっていくんだろうと、これからが楽しみだなと思います。■岩崎良美:中井(なかい)さん役皆さんの足を引っ張ってはいけないと、自分の中でできるところまで練習してきたのですが、今日出来上がったものを聴いて、自分で言うのもなんですが、結構感動しました(笑)森山さんが、練習するための音源とのど飴をプレゼントでくださって、とても嬉しかったですし、それで結束力が高まりました。細田監督は、アフレコの時にわざわざ傍まで来て、一つずつ丁寧にセリフを教えて下さって、あたたかさを感じましたし、これは頑張らないと!という気持ちで挑みました。ベルの歌を最初に聴いた時には「誰だろう?」とびっくりしましたし、鳥肌が立ちました。お会いしてお話した時の声も、とても魅力的で、ぴったりだなと思いました。スター誕生の瞬間に立ち会えたような、そんな衝撃を受けました。■中尾幸世:畑中(はたなか)さん役皆さん素晴らしい歌唱力、表現力を持っているプロ中のプロの方々ばかりなので、私は大輪のバラの中に年代不詳の松が入ったような感じで…(笑)皆さんから静かな力をもらいながら、歌う喜びをとても強く感じさせて頂きました。今回2曲歌わせて頂いて、その内の1曲は、映画の重要なシーンで、最終的には世界中の皆さんとの合唱になると聞いて、本当に素晴らしいなと、最後の最後に感動がこみ上げてきました。細田監督は、1シーンが終わるごとに、そのシーンを演じた一人一人に、よかったところや、ここはもっとこうしてほしいというニュアンスを伝えてくれるのですが、ただ単に要求を伝えるだけでなく、一人一人に必ずなにか演出の痕跡を残していかれて、本当に懐が深くて、感動しました。『竜とそばかすの姫』は7月16日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:竜とそばかすの姫 2021年7月16日より全国東宝系にて公開©2021 スタジオ地図
2021年05月25日雅子さまが通過されてしばらくして、愛子さまが笑顔で手を振りながら皇居・半蔵門を通られた。5月6日、お二人は別々にお出かけになったが、雅子さまが皇居内の紅葉山で御養蚕始の儀に臨まれた後、宮内庁の厩舎で長年親しまれてきた愛馬・豊歓号(とよよしごう)に会われた。豊歓号は、天皇皇后両陛下がご成婚の翌’94年に中東を歴訪された際にオマーン国王から贈られたアラブ種のアハージージュ号の子で、’97年に生まれている。しかし、高齢となったため近く栃木県の御料牧場に移されることに。そこで、愛子さまがお別れの挨拶を希望されたという。かつて雅子さまは健康維持のため皇居の馬場で乗馬をされていたが、時おり愛子さまも同行し豊歓号に乗られていた。この日、にんじんをやり別れを惜しまれたという愛子さま。御料牧場での再会を約束されたことだろう――。「女性自身」2021年5月25日号 掲載
2021年05月15日いよいよ今年20歳を迎えられる愛子さま。ファッションの変遷を追うと、実は一貫して好まれているスタイルが。生まれたときからご成長を見守ってきたファッションライターの味澤彩子さんに解説してもらいました。題して、「レディに成長されても変わらない4つの法則」――品格の秘密は王道コンサバです!■清涼感あふれるブルー×ホワイト【’02年】生まれて初めて伊豆のご静養へフランスの子ども服ブランド、タルティーヌ エ ショコラは、幼少期の愛用ブランドの1つ。【’02年】須崎御用邸・三井浜で上皇ご夫妻・秋篠宮家と浜遊びは、ファミリアのロンパース、サンダルの全身同系色スタイルで。【’12年】東南アジアご訪問を終えられた天皇陛下をお出迎え母娘でリンクしたヘアアレンジが印象的。ボレロのリボンはワンピースと同色にされ、初々しくも洗練された装いに。【’16年】中学3年生の夏、初めて奈良・神武天皇陵へ愛子さまの肌の透明感を際立たせる淡いブルー。フロントのツイード生地でほんのり華やかさを。【’18年】当時16歳。初めて那須御用邸の敷地内で取材を高校生になられてのワンピース。あしらわれたパールボタンから、フレッシュなだけではない、大人の品格が感じられる。■華やかで愛らしい淡ピンク【’04年】3歳のお誕生日ジャケットとタイツのカラーリンクが愛らしい、赤坂御用地のお庭でのお姿。【’07年】モンゴルからお帰りの陛下をお出迎え丸襟、パフスリーブ、ワンピースが定番スタイルだった5歳ごろ。ファミリアのワンピースで。【’16年】ご一家で、昭和記念公園の桜をご覧にワンピースではなくセットアップで、ぐっと大人っぽくなられた印象。バッグまでも同系色でまとめられた王道のロイヤルファッション。【’20年】19歳のお誕生日。愛犬・由莉と御所内をお散歩ボウタイブラウス×ハイウエストパンツと、大学生らしいトレンドコーデ。この年の雅子さまのお誕生日写真も同じピンクベージュのブラウスをお召しで、母娘のリンクコーデが話題に。■クラシカルなチェック柄【’03年】那須塩原駅にて。1歳でお手振りもバッチリ愛子さまには珍しい、ビタミンカラーのチェック柄。雅子さまの服とケンカしない配色選びはさすが。【’09年】トルコへ発たれる陛下をお見送り小学1年生。愛らしい丸襟から、きちんと感が増すシャープな襟元を選ばれることも増えてきたころ。【’18年】平成最後の夏、ご一家で三井浜をご散策ご一家でさりげなくカラーリンク。統一感のあるコーディネートは、雅子さまの提案だとか。【’20年】学習院大学へ、半年遅れの初登校学生時代の雅子さまを彷彿とさせるようなプレッピーなジャケット。丈はコンパクトにすることでスタイルアップも。■気品をプラスするハンドバッグ【’04年】2歳の那須ご静養モノトーンのパンツスタイルには、ガーリーなチェック柄バッグで子どもらしさをほんのり。【’05年】3歳の那須旅行では、ちょっぴり人見知りTyのぬいぐるみは、持ち歩くほどのお気に入り。サマードレスはファミリア。【’15年】中学2年生。那須塩原駅でお手振りサマードレスにはカゴバッグを合わせるのが愛子さまの定番。お花のチャームがワンポイント。雅子さまのインナーとカラーリンク。【’16年】美術展で、ルノワールの絵画をご覧にお印・ゴヨウツツジが刺繍された格調高いバッグ。さりげなく持ちこなせるのは品格あってこそ。【’19年】17歳の春休み。スキー旅行のため、長野県へ美智子さまの精神を引き継ぐ真っ白なケープコート。バッグとともに小さいころから愛用され、成長とともにアップデートしてきたアイテム。■味澤彩子さんが語る、愛子さまスタイルの品格’01年、天皇ご夫妻の待望の第1子として誕生され、常に国民の注目を集めてこられた愛子さま。そのファッションからは、幼少期~大学生への過程で大人の装いになりながらも、皇族としてのブレない精神が感じられます。たとえば、愛子さまが幼少期、よくお召しになっていた「ブルー×ホワイト」の清涼感あふれるルック。お気に入りのサロペットは、涼やかなワンピースに変化しましたが、そのお好みは今でも健在。御用邸での静養時にご一家でお召し物をブルー系で統一されていたのも印象的です。また、華やかな場で選ばれるのは、決まってピンク。幼いころは、愛らしいワンピーススタイルが目立ちましたが、19歳のお誕生日写真では新鮮なパンツスタイルを披露してくださいました。シンプルなルックが多い愛子さまですが、柄物ならクラス感のあるクラシックチェックを好まれる一面も。また、幼少期からご自身でバッグを持たれることもあった愛子さま。おもちゃを入れていた愛らしいミニバッグは、いつしかトレンド感もある大学生らしいデザインや、フォーマルなものを持たれるように。美智子さま、雅子さまというお手本から学びながら培われたセンスと品格。今年、成人皇族となられ、ご公務が始まれば今まで以上にそのお姿を拝見する機会が増えると思うと楽しみでなりません。(味澤彩子さん)「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年05月05日森山直太朗が、女優の安藤サクラをゲストに迎えた「最悪な春 feat.安藤サクラ」の弾き語り映像を『森山直太朗のにっぽん百歌』にて公開した。『森山直太朗のにっぽん百歌』は、「ギター1本で、好きな曲を好きな場所で弾き語る」をテーマに一発撮りで楽曲を披露するYouTubeチャンネル。同チャンネルのコラボレーション動画第2弾に出演する安藤は、3月にリリースされた森山の両A面シングル『さくら(二〇二〇合唱)/ 最悪な春』でも共演しており、今回披露する「最悪な春」の朗読バージョンに参加していた。公開された映像は秋田県・田沢湖の絵に描いたような絶景のもと撮影が行われ、「最悪な春」を安藤の詩の朗読とともに森山がギター弾き語りでパフォーマンスしている。■森山直太朗 コメントYouTube「にっぽん百歌」にて安藤サクラさんをゲストに迎え「最悪な春」を朗読してもらい、田沢湖の湖畔で歌ってみました。去年4月の緊急事態宣言の際に作った「最悪な春」を一年後、再び出された緊急事態宣言の最中で発信するなんて想像もしていなかったけどサクラちゃんの朗読はそんな「やりきれなさ」にそっと寄り添ってくれた。この一年、この歌と向き合ってみてわかったのは、やはり口にすること、声に出すことが大事だということ。最悪なことは、最悪と言ってしまったほうが体にもいいと思う。詩として読むでもいい、歌ってもらうでもいい。やり場のない気持ちを逃がすために、この歌を使ってもらえればと。いつの日かこの最悪な春を懐かしむようにみんなで歌い合える時が来ることを心から願っています。■安藤サクラ コメント秋田はちょうどさくら満開でした。真冬の山梨で初めて’最悪な春’を朗読し、それから様々な環境で読んでいますが、毎度毎度新鮮です。おぉ今日はそうくるか!って驚くほどに新鮮です。だからわくわくするし、緊張するし、ときめきます。湖畔で直太朗さんと読んだ時間もこれまた特別で、とっても楽しかったです。「最悪な春 feat.安藤サクラ / にっぽん百歌【田沢湖】」■森山直太朗のにっぽん百歌:<リリース情報>森山直太朗 『さくら(二〇二〇合唱)/ 最悪な春』2021年3月17日(水) リリース●初回限定盤(CD+DVD):2,700円(税抜)●UNIVERSAL MUSIC STORE限定マスク盤:3,300円(税抜)※初回限定盤+オリジナル・デザインマスク付※完全数量限定●通常盤(CD ONLY):1,000円(税抜)【CD収録内容】1. さくら(二〇二〇合唱)2. 最悪な春(朗読:安藤サクラ)3. 最悪な春4. さくら(二〇二〇伴奏)※「さくら(二〇二〇合唱)」WEB版合唱譜面付※「最悪な春」は、2020年5月に配信された弾き語りバージョンではありません。【DVD収録内容】・「すぐそこにNEW DAYS in Blue Note Tokyo」配信ライブ映像しまった生まれてきちまった / レスター / 愛し君へ / 糧 / 風曜日 / することないから / すぐそこにNEW DAYS / 君は五番目の季節 / 最悪な春 / 生きてることが辛いなら / フューズ・カロリーメイトCM「見えないもの」篇 フルバージョン・「さくら(二〇二〇合唱)」レコーディング・ドキュメンタリー【特典情報】・3アイテム共通封入特典:初回プレス分「よくがんばりました」ステッカー・レコード店ご購入者全店特典:抗菌仕様ミニクリアファイル・Amazonご購入者特典:メガジャケ関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 Instagram:森山直太朗 Tiktok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:
2021年04月29日この春で、学習院大学文学部2年生となられた愛子さま。4月3日、入学式にオンラインで参加された。昨年、新型コロナウイルスの影響で中止になった令和2年度の入学生の式が、ようやく開催されたのだ。しかし、今年は感染対策のため各教室から式典の映像を視聴する分散型となり、オンラインでの出席も可能だった。皇族方は感染には特に気をつけなければならないだけに、愛子さまも慎重になられたのだろう。そんな愛子さまの成長アルバム。“幼稚園からの学習院ヒストリー”。【’06年】幼稚園天皇陛下、雅子さまと入園式に。園長先生から「敬宮愛子ちゃん」と呼ばれ、当時4歳の愛子さまは元気にお返事し起立された。【’08年】初等科ちょっぴり恥ずかしそうに看板の前にお立ちになったが、雅子さまの耳打ちで笑顔を。セーラー服に赤いスカーフを結ばれご入学。【’14年】女子中等科制服のスカーフを青に替えて入学式へ。門の前での取材では「楽しみにしています」と記者の問いかけにはっきりした声でお答えに。【’17年】女子高等科満開の桜のなか、黒いスカーフをされてご進学。「充実した高校生活を過ごすことができれば」と雨模様にも明るい表情で抱負を。12月のお誕生日には、いよいよ成年皇族になられる愛子さま。成年式では、ぜひ華やかなお姿を拝見したい。「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月12日展覧会「はじめての森山大道。」が、渋谷パルコ 8Fの「ほぼ日曜日」にて、2021年6月25日(金)まで開催される。森山大道の“入門編”となる展覧会展覧会「はじめての森山大道。」は、世界的に有名な写真家として60年ものキャリアを持つ森山大道の“入門編”となる展覧会。「写真家・森山大道のことをぜんぜん知らなかった人にこそ見にきてほしい」というコンセプトのもと、選りすぐりの写真作品を展示。例えば、“森山大道の代表作である「三沢の犬」はなぜ有名なのか?”など、森山大道や写真に詳しくない人こそが楽しめる内容となっている。写真作品に加え、写真集も可能な限り陳列し、過去の著作やインタビューにおける森山大道自身の発言も紹介。近年ではOAMC(オーエーエムシー)やワコマリア(WACKO MARIA)などともコラボレーションを行ったり、レトルトカレーやバイクなどにも写真作品が用いられていたりと幅広い活動を見せる森山大道の唯一無二の魅力に迫る。同フロアで森山大道のドキュメンタリー映画もさらに、「ほぼ日曜日」と同フロアにある渋谷ホワイトシネクイントでは、森山大道の素顔に迫るドキュメンタリー映画『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』を5月12日(水)より上映。映画と展覧会、あわせて森山大道の魅力を体感できるようになっている。【詳細】展覧会「はじめての森山大道。」開催期間:2021年5月14日(金)~6月25日(金)※当初は6月13日(日)までの予定だったが会期を延長。会場:ほぼ日曜日 渋谷PARCO 8階住所:東京都渋谷区宇田川町15-1時間:11:00~20:00料金:600円(小学生以下無料)※来場者に、森山大道フィルム風しおりと100nuts(100円分のお買いものチケット)をプレゼント。※開催期間・延期・中止となる可能性あり。詳細は、施設公式サイトを確認。■映画『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』公開日:2021年5月12日(水)~終了日未定※当初は2021年4月30日(金)より上映予定だったが、渋谷パルコの全館休業に伴い、上映を延期。会場:ホワイトシネクイントWHITE CINE QUINTO住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ8階出演:森山大道、神林豊、町口覚ほか監督・撮影・編集:岩間玄〈ストーリー〉スナップショットの帝王として知られる森山大道は、国内外の若手クリエイターから絶大な支持を集めてきた。本作は、カメラと一体化した写真家のみずみずしい身ぶりを大胆に捉え、いままで誰も見たことのなかった素顔を明らかにしていく。奇跡的なショットと魔法のようなシークエンスの連続に、観客はひたすら身を委ねるしかない。写真史上、最大の謎に迫る前人未踏のドキュメンタリー、ついに解禁。©『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい』フィルムパートナーズ
2021年04月08日桜舞い散る、学習院大学の正門。晴れやかな表情を浮かべキャンパスへと入っていく学生たち。しかし、そこに愛子さまのお姿はなかった――。4月3日、学習院大学では、昨年入学した学生のために1年遅れの入学式が開催された。昨年の4月は感染拡大のまっただなかであり、入学式は中止になってしまった。1年前から同級生と喜びを分かち合うことを心待ちにされていたはずだが、愛子さまはオンラインでの出席を選択されたのだ。「両陛下もまだワクチンは接種されておらず、万が一にも両陛下に感染させるわけにはいきません。愛子さまはご友人たちに会いたい気持ちを抑えて、感染拡大の防止を徹底されているのです。また、新2年生のための入学式を行っていない大学もあります。そういった学生たちの気持ちを考えれば、愛子さまもご自身だけが式に出席するわけにはいかないというご判断があったのでしょう。あくまでも“国民とともに”が天皇家のご姿勢なのです」(宮内庁関係者)愛子さまは入学後、たった一度しかキャンパスを訪れていない。昨年10月のガイダンスに出席されたきりだ。今後は少人数での対面授業が再開されるが、愛子さまの登校は最小限にとどめられそうだ。新年度にあたって、愛子さまについて気になるニュースがあった。《愛子さまのティアラ予算つかず》今年12月、愛子さまは成人を迎えられる。女性皇族は成人するにあたって、宮中晩餐会など公式の場で着けるティアラを制作することになっている。ところが、今年度の予算には愛子さまのティアラの制作費が計上されていないというのだ。ティアラの制作費はこれまで、どのように支出されてきたのか。宮内庁OBに話を聞いた。「前例をみると、平成元年に成人された黒田清子さんまではお手元金である内廷費や皇族費からティアラの制作費が支出されています。しかし、三笠宮家の彬子女王殿下よりあとに成人された女性皇族のティアラは、すべて公費である宮廷費から支出されています。宮廷費で賄われるようになった背景には、ティアラを着けて正装するのはご公務のときに限られる、皇族費から出すには高価すぎるといった事情があります」■眞子さまは5点セットで2,856万円ちなみに、眞子さまのティアラは指名競争入札で和光が落札。ネックレスなどを含む宝飾品5点セットで2,856万円だった。佳子さまが成人される際は5社の企画コンペによる公募入札が行われ、ミキモトが宝飾品一式を2,793万円で制作した。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんによると、「お手元金でお作りになったものは私物ですが、公費で作ったものは国有物品ですから、皇族でいらっしゃる間だけお使いいただき、ご結婚などで皇籍離脱の際には国に戻していただくことになります」皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんは、予算が計上されなかった背景には、天皇家のお考えがあると語る。「今はコロナ禍ですから、できるだけ華美なものにお金を使わないというお考えがあるのでしょう。眞子さまや佳子さまが約3千万円ですから、天皇家の長女である愛子さまならばそれ以上のものを作られることになるでしょう。もしくは、黒田清子さんのティアラはもう使われることはないですから、それをお使いになられるかもしれません。愛子さまが引き継がれるとしたら素敵ですね」たいへん高価なティアラだが、予算に計上されていない以上、天皇家の“生活費”から捻出されるか、これまでに作られたティアラを引き継がれることになる。天皇陛下と雅子さまは公費の支出を避けられたのだ。「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月08日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは歌手の森山良子さん。ラストとなる第4回は「不確定な未来だからこそ、強い姿勢を保ちたい。」。今年で歌手生活が55年になりました。今でもコンサートでリクエストが多いのが、『涙そうそう』『さとうきび畑』。皆さんももしかしたら聴いたことがあるかもしれない、沖縄が舞台の曲です。『さとうきび畑』は21歳のときにいただいた歌で、当時は平和な時代に、戦争も知らない、しかも表現力もない私が歌える歌ではないと思いました。繰り返し歌ってきた中で今感じるのは、今も、世界のどこかで紛争が起きていて、いつ私たちも加担するか、巻き込まれるか、何が起こるかわからない、ということです。愛する人を失う悲しみは、どんなに時間が経っても、決して小さくならないんですよね。先のことは予測がつかない、だからこそ、未来に対して強い姿勢を持っていかねばならないと思います。私は反戦歌手ではないですが、だからこそ、この歌と出合った意味、そして課されたものがあると感じています。この先もずっと、歌い続けていきたいです。20~30代の女性にまず伝えたいのは、“眉毛は絶対抜いちゃダメ!”ってこと!(笑)私の若いときには細眉が流行ったので、抜いて抜いて抜きまくっていたら、ほとんど生えてこなくなっちゃった。おかげでお化粧に時間がかかる!とにかく、眉毛は抜かないこと。いちばん大事なのはそれ(笑)。あとはね、みなさんは今、叱られたり、傷ついたり、いろんなことを吸収したりしながら、社会の中で育っている時期だと思います。数々の出会いがあると思いますが、人を見るときって、ついつい嫌なところに目が行きますよね。でもそんな時間はもったいない。“この人と出会えてよかった”と思う人に出会えたら、どうしてその人がステキなのか、吸い取りましょう。人はいくつになっても成長できると感じます。自分らしく生きるのが一番。でも、決めつけず、様々な出会いの中から育てられていく面もたくさんある。皆さんのこれからを応援しています。もりやま・りょうこ歌手。1948年生まれ、東京都出身。’67年『この広い野原いっぱい』でデビュー。写真は2016年のライブより。森山さんのライブは、歌の素晴らしさは当然ですが、実はかなりトークが面白いと評判です…。※『anan』2021年3月31日号より。(by anan編集部)
2021年03月27日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは歌手の森山良子さん。第3回は「仕事を頑張る源は、今も昔も家族です。」。私は2度の離婚を経て、一人で2人の子供を育てました。とはいえ、両親と同居をしていたので、二人の助けがあったからこそ、だと思っています。歌手という仕事は不規則。例えば参観日の前日に地方でコンサートがあったら、夜行列車や深夜便の飛行機(当時はそういうのがあったのよ・笑)で明け方東京に戻り、子供の学校に行って行事に参加し、その足でまた地方へ…ということもよくある話でした。なるべく子供に寂しい思いをさせてはならぬと、私なりに頑張っていたんですが、あるとき娘に、「どうして他の家のママはおうちにいるのに、うちのママはいないの?」と言われ「歌うことが大好きだから」と言ったら、「おうちで歌っていればいいじゃない」と(笑)。今思うと寂しい思いをさせたと思います。家族には、私を支えている、なんて意識は皆無でしょうけれど、私にとっては家族が支えであり、活力源。それは今も同じです。義理の家族と仲良くする、私の秘訣とは?私の娘の夫、すなわち義理の息子はおぎやはぎの小木博明で、息子・森山直太朗も結婚をしておりまして、子供のお婿さん、お嫁さんからすると、私は“お姑さん”の立場です。読者世代の皆さんも、結婚となると、義理の母との関係に悩んだりするかもしれませんね。基本的に私は、義理の息子や娘はもちろん、誰もが“別個の人間”だと思っており、それぞれが異なる生活環境、感情、思考を持っている。だから、考え方がぶつかるのは当たり前。選ぶお花、料理、人との距離感など、同じなわけがない。だからこそ「あなたの文化は私のそれと違うから、ぜひ楽しませて!」という気持ちでコミュニケーションをとれば、お互いに有意義な時間を過ごせるはずです。よく娘が、「ママ、時代は変わってるよ」と言うのですが、本当にそのとおりだと思う。昔の風習やしきたりに従わせようとせず、探究心を持って新しい文化を学びたいです。若い世代の幸せは、我々の幸せですからね。もりやま・りょうこ歌手。1948年生まれ、東京都出身。‘67年『この広い野原いっぱい』でデビュー。代表曲に『涙そうそう』『さとうきび畑』などが。50代の頃の表情。充実した笑顔が印象的なお写真です。※『anan』2021年3月24日号より。(by anan編集部)
2021年03月21日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは歌手の森山良子さん。第2回は「フォークでデビューだなんて、想像外でした。」。声楽を習う一方で、私の伯父(ミュージシャンの故ムッシュかまやつ氏の父)がジャズの教室をやっていて、そこでジャズヴォーカルを習い、中学校ではカントリー&ウェスタンのバンドに参加。当時若者の間では、アメリカンフォークミュージックが大流行。学園祭で歌う私を見た同じ学園の大学生からフォークソングに誘われ、そこでも歌っていました。でもやっぱり一番好きなのはジャズ。高校を出たらジャズシンガーになると心に決めていたので、フォークは高校卒業まで…と思っていたのですが、“フォークを歌う森山良子”にスカウトがきて、作ったこともないフォークソングを作り、結局フォークでデビューすることに…。当時は、「こんなの自分らしくない。やりたくないのになんで!?」と思っていました(笑)。しかしまさか、そのときに作った『この広い野原いっぱい』という歌を、長く歌い続けることになるとは…。世の中、わからないものです(笑)。私にとって若さとは、反発力の強さ。私自身がまさにそういう若者でした。せっかくデビューしてもジャズを歌えない反発からコンサートで洋楽のカバーばかりを歌い、結局“ヒット曲を歌わない森山良子はもういい”と、お客様がどんどん離れた時期もありました。でも今思うと、望まない楽曲を歌うなどの経験すべてが自分の体に染み入り、地層のように積もり、今の私を作っているんですよ。それに、人から与えられる課題に答えることはスキルアップに繋がりますし、そのトライが、“好きな歌だけ歌っていてはたどり着けない場所”に連れていってくれることもある。結果私は、みなさまが求めてくれる曲を歌うことが私にとって必要だと気付きました。だからみなさんも、例えば与えられた仕事に対して拒絶反応があっても、“とりあえずやってみる”ことに、絶対に価値があります。とはいえもちろん、若いときはそんなことまったく考えられませんでしたけどね(笑)。もりやま・りょうこ歌手。1948年生まれ、東京都出身。’67年『この広い野原いっぱい』でデビュー。代表曲に『涙そうそう』『さとうきび畑』などが。写真はデビューライブでの一コマ。なんともキュートです。※『anan』2021年3月17日号より。(by anan編集部)
2021年03月16日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは歌手の森山良子さん。ご子息はミュージシャンの森山直太朗さん、娘婿は、おぎやはぎの小木博明さんです!第1回は「歌手になりたいと思ったのは、幼稚園のとき」。ジャズトランペット奏者の父と、オペラ歌手を目指していた母の間に生まれた私は、常に洋楽が流れている家に育ちました。そのおかげで自然に歌が好きになり、幼稚園に通う頃にはもう“歌い手になりたい”と思うように。小学校5年生だったかな、両親に「中学に行かないで歌手になりたい」と言いましたら、「音楽の世界はそんなに甘いものじゃない!」とそれはそれは叱られまして(笑)。その後中学に上がってから、「声を出す基礎を学ばないと、歌手にはなれません」と諭され、声楽の先生の元に通い、イタリア歌曲やカンツォーネ、日本の歌曲などをいろいろ勉強しました。クラシック畑の方と一緒に歌うときなど、当時習った曲がスッと出てくるので、若いスタッフは、私が『グノーのアヴェ・マリア』なんかを歌うと「え、なんでそういう曲を歌えるんですか?!」と驚きますが、実は私には、そんな過去があるんです。当時両親が声楽を習わせた裏には、“息の長い歌手になるために、基本をしっかり学んでほしい”という思いがあり、それを口うるさく言われたのを覚えています。中学2年で師事した坂上昌子先生は、今もご健在で変わらず私の師ですし、基礎を教えていただいたことで今日まで歩いてこられたのは事実。正直、歌と人生をそんなに重ねて考えたことはないですが、基本的な価値観を自分の中にしっかり保持していないと、ブレてしまう、という気持ちはどちらも同じ。人生はとても長く、本当に、本当にいろんなことが起こります。そこで壁にぶつかるたびに揺らいでしまっては、いつか自分自身がなくなってしまう気がします。私にとっては、人のせいにしてはいけない、上手くいかないことはすべて自分に起因している、という考え方が基本。私が悪かった、だから自分を変えよう、と思うことで、つらい経験を“自らを強くする機会”に変えることができるのです。もりやま・りょうこ歌手。1948年生まれ、東京都出身。’67年『この広い野原いっぱい』でデビュー。代表曲に『涙そうそう』『さとうきび畑』などが。WOWOWにて放送中の、清水ミチコさんとのトーク番組も人気です。※『anan』2021年3月10日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2021年03月07日幼いころと同じポーズで写真に写られる愛子さま。「とても楽しく、充実した学校生活を送ることができたと思います」と、感想をお話しになって学習院女子高等科を卒業されたのは、昨年3月22日のこと。それから10カ月あまりを経て、ようやく卒業アルバムが完成。愛子さまの顔写真の下には「敬宮(としのみや)愛子」とご称号とお名前が。また、所属していた3年北組では、子どものころから成長を感じる自分という視点でコラージュを作っている。このほか、2年生時の文化祭で愛子さまがグループでチアダンスを踊る写真なども掲載されており、下級生たちからの人気ぶりもうかがえる。学習院大学は現在春休みに入っているが、愛子さまの授業は1年間オンラインだった。しかし、春からは対面での授業が行われる見込み。いよいよ愛子さまのキャンパスライフもスタートできそうだ。「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月23日