凸版印刷は10月23日、組織標本から全自動でがん遺伝子の変異型の検出を行う小型全自動遺伝子解析システムを開発したと発表した。現在、抗がん剤の効果予測などのために、ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)サンプルからがんの遺伝子変異の検出が行われているが、DNAを分離し取り出す操作が、非常に煩雑であるとともに、劇物薬品の取り扱いも必要となるため、熟練した技術が要求され、検査センターや一部の病院検査室で行われている。今回、同社は、理化学研究所、理研ジェネシスと共同開発してきた全自動小型遺伝子型解析システムを応用し、FFPEサンプルから、がん組織細胞の遺伝子変異を全自動で検出するシステムを開発した。これにより、検査工程の大幅な簡易化を実現し、検査時間を従来方法の約4分の1となる、約2時間に短縮することができるという。また、10月下旬からがん研究会有明病院と共同で、臨床検体を用いた本解析システムの実証試験を実施する予定だ。同社は「今後も臨床現場でのニーズが高まっている解析困難な遺伝子検査、たとえば、血清中に存在する極微量のがん遺伝子の変異を検出できる全自動解析システムの研究開発にも着手していく」とコメントしている。
2014年10月23日(画像はプレスリリースより)植物が持つ生命力を研究し生まれたスキンケアブランド植物が持つあふれるほどの生命力の高い効果に着目して作られた、本格的オーガニックスキンケアブランド「オーガニックハブ」から、クリームタイプのメイク落としとオーガニック石鹸が誕生しました。「オーガニックハブ」の商品は、全成分の95%以上がオーガニック認証を受けた原料と、大自然の中で育まれた自生植物原料を中心として作られ、あふれるほどの生命力を肌で感じることのできる商品となっています。美しい肌作りはクレンジングから!潤いを保ちながらメイクをすっきり落とす「クリームクレンジング」は、洗い流し、ふき取り両用タイプで、エイジングケア成分も配合され、乾燥や肌荒れからお肌を守りながら、メイクや汚れを落とします。オーガニック認証成分を配合し、釜焚き製法で丁寧に作られた「エッセンスソープ」は、古い角質や汚れをさっぱりと落とし、しっとり潤って透明感のあるお肌に導きます。「クリームクレンジング」は、内容量150gで1,500円(税抜き)、「エッセンスソープ」は、100gで、1,200円(税抜き)となっています。【参考】・株式会社ドウシシャプレスリリース/PRTIMES
2014年10月11日猫を飼う上で、ぜひ配慮したいのが、猫が安全に生活できる空間を用意することです。近年は庭でガーデニング、室内で植物を育てる方も増えていますが、なんと猫にとって危険な植物は、700種類以上もあることをご存じですか?代表的なものを一覧で紹介します。■アジサイ紫色の花が美しいアジサイですが、そのつぼみが猫にとっては危険です。大量摂取すると、こん睡状態に陥り、死亡してしまうことも。少量であれば嘔吐(おうと)などの症状が出ます。元気がないなど気になる症状があれば、すぐに専門家に相談しましょう。■キキョウキキョウに代表されるキキョウ科の植物には、他にロベリアやセイヨウキョウチクトウなどがあります。キキョウの根、そしてロベリアなどを食べると、嘔吐や下痢、ひどいときには呼吸困難や心臓まひを引き起こします。■ジャガイモ、トマト、ナス一見何の共通点もないようの思える野菜たちですが、これらはすべてナス科の植物です。比較的簡単に育てることが可能なので、自家栽培する方も多いのではないでしょうか。ジャガイモは芽や緑色のイモに毒が含まれています。トマトは葉や茎、熟していない実、ナスは芽や葉が危険です。嘔吐や腹痛などを引き起こします。■アンズ、ウメ、スモモ、モモ、リンゴ庭の見た目を良くしてくれるだけでなく、食べる楽しみもあるこれらの植物は、人間にとっては良いことずくめ。しかし猫にとっては危険です。未成熟の果実や種の中身を食べてしまうと、呼吸困難やけいれんの原因に。遊んでいるうちにかじってしまうケースも多いので、注意が必要です。■チューリップ、ヒヤシンス、タマネギこちらはユリ科に属する植物の仲間です。これらは、庭の畑や猫の活動エリア内のプランターなどに植えられていることも多いものです。皮膚の炎症の他、大量に摂取してしまうと心臓まひを引き起こします。■キンポウゲ、クリスマスローズ、フクジュソウ猫を飼うときには、こちらのキンポウゲ科の植物にも注意しましょう。草のすべての部位に注意が必要ですが、特にクリスマスローズやフクジュソウは、根の毒が強いです。嘔吐や下痢、腹痛、皮膚炎の原因となります。■サツキ、つつじ美しい色彩で、人の目を楽しませてくれるこれらの花は、植栽としても人気が高いです。しかしツツジ科の葉や茎は、猫にとって危険なものです。嘔吐や下痢、しびれの他、視力障害や筋力低下などが起きることも……。中でもサツキの毒性は強く、大量に摂取したときには死亡する危険性があります。見た目が美しい植物は、人間の癒やしとなってくれます。しかし、猫との相性は悪いことも多いと心得ておきましょう。今回紹介したのは、毒性が強く猫の命を脅かすリスクがあるものばかりです。猫との生活を安心して楽しむために、是非意識してみてください。(画像と本文は関係ありません)
2014年10月08日自然の植物を五感で感じて欲しいという思いから生まれたオーガニックコスメブランド『VITAL MATERIAL』が誕生。10月上旬より専門店およびセレクトショップなどで販売する。ビューティー情報満載! ニュース記事一覧肌にのせた瞬間から植物が本来もつ透明感やみずみずしさを感じられるように、また人間の内なる生命力を最大限に高めるために、原料だけでなく製法にもこだわったという。第1弾として、ハンドクリーム、ハンドジェル、ハンドソープ、オードトワレ、リードディフューザーの5アイテム10商品を展開する。植物本来の香りを引き立たせる独自のオリジナルブレンドで調香したハンドクリームや、手になじませるだけで除菌と保湿機能を備えたオーガニック衛生ジェルなど、これからの季節に嬉しいアイテムも。天然素材のドライハーブやドライフルーツを贅沢にボトルの中に閉じ込めたリードディフューザーなど、部屋をスタイリッシュに見せてくれるアイテムはプレゼントにも喜ばれそう。こだわりのオーガニックアイテムで毎日をHAPPYに。【商品詳細】※すべて税抜『ハンドクリーム/ジャスミン、ベルガモット、ダマスクローズ』(50ml)価格:2300円『ハンドジェル レモン』(50ml)価格:1500円『ハンドソープ ベルガモット』(300ml)価格:2500円『オードトワレ/アン、ドゥ』(75ml)価格:7500円『リードディフューザー/ネロリ、ベルガモット、ダマスクローズ』(400ml)価格:7500円
2014年10月05日生来無精者で、テレビ番組を毎週観たりするマメさに欠けるTVオンチの私が、久々にハマったのが「植物男子ベランダー」(BSプレミアム)という番組。いとうせいこうさんの原作「ボタニカル・ライフ 植物生活」は読んでいたし、いとうさんの植物愛にも関心はあったけれど、これをテレビ化するという時点でまずびっくり! ハンパない挑戦だと思いましたね。ベランダーとは、いとうさんがガーデナーに対抗して作った造語。この番組は、田口トモロヲさん演じる、都会の片隅でひっそりと暮らす中年のバツイチ男、自称「ベランダー」が、自分勝手なやり方でベランダで植物を育てることを無上の喜びとしながらも、世話に翻弄されたりする、こっけいな姿を描くドラマなのです。田口トモロヲさんと松尾スズキさんにハートをワシづかみフリーライターであるらしい彼は、都心のなかなかお洒落なマンションに住み、リビングルームはベランダに面していて日当たり良し。そこで、ビール片手に植物を愛で、ああでもない、こうでもない、と独自の思い込みと偏愛で世話に没頭。基本的には、ベランダと馴染みの花屋ぐらいしかシーンが展開しないのですが、それで、ここまでハラハラドキドキさせられるとは! 恐るべしトモロヲさんの悲哀感あふれる魅力に開眼。ちなみに、隣人の植物学者、田中役の古舘寛治さんも落語でいうフラがある人という言葉がぴったりで、持って生まれたようなおかしみや愛嬌があって大好物です。音楽がまた的を射て感動的で、さあ、始動という時はドアーズの「ハロー、アイ・ラブ・ユー」、花屋で片思いの店員さんに会うシーンではシューベルトの「野ばら」と、出囃子的なBGMも秀逸。ワスレナグサにまつわるエピソードの回で、エンディングに大橋トリオ featuring 矢野顕子の「窓」が流れた時は、思わず不覚にも落涙しちゃいました。第2話で、もといた会社の先輩だという盆栽好きの茂木梅吉を演じる松尾スズキさんが登場した時、完全にヤラレタ! と思いましたね。突然、訪ねてきて盆栽について薀蓄を垂れたり叱ったりするのですが、ハマリ役というか、もはや演技に見えない!スタッフブログでも「圧倒的怪演で視聴者を慄然とさせた…」とありましたけれど、実にその通り。トモロヲさんと松尾さんにハートをワシづかみされ、耳元には、松尾さんの「盆栽、いいよ~、盆栽…」とつぶやくリフレインがいつまでも消えませんでしたよ。6月25日、いとうせいこうさんの出演は見逃せない! それで、番組のHPやブログをたまにチェックするようになったんですが、何と6月25日、原作者のいとうせいこうさんがカメオ出演するというではありませんか! 浅草の植木市で盆栽を売る店主の役だとか。スタッフブログ(バックナンバー4/25)で見た写真では、文士風の粋な着流しスタイル。そこに、我らがトモロヲさんと松尾さんが絡むという…。日本のサブカル界を、いや、もはや日本のカルチャー界の王道を牽引する3巨匠(個人的には“愛すべき中年御三家”と呼ばせていただいております)が、一堂に会するとは!これはぜひともお知らせしたくなりました。この日は空けてあります(笑)。ドラマ以外にも、「多肉 愛の劇場」という多肉植物が擬人化されて昼メロ風に演じる愛憎劇(?)、草冠が付く漢字を松尾さんがアダルトな雰囲気で朗読する「愛しの草冠」、植物が登場する歌が流れる「植物SONGS」など、ミニコーナーも非常に充実。スタッフさんたちが仕事を超えて入れ込んでる感があり、毎回、ただならぬ熱気が伝わってくるのが楽しいです。この番組のポスターを見たら、いやがおうにもそれを実感できるはず。007ばりに、いえ、トモロヲさんがお好きなブロンソンばりに、嗚呼、銃でなく水やりのホースを銃撃ポーズで構えるハードボイルドなトモロヲさんが! 6月25日、OA予定の「初夏のパノラマ」の巻、今から首を長~くして楽しみに待ってます。・ 「植物男子 ベランダー」
2014年06月11日小平市の一角にある「東京都薬用植物園」。入場無料の開かれた植物園らしく、エントランスから透明感のある温室まで見渡せる。緑に囲まれたのどかな光景は、世界中の薬用植物を観賞できるこの植物園の一面にすぎない。ここは植物のもつ癒やしや美しさと同時に、その危険性も十分に学べる施設なのだ。○研究機関として脱法ハーブの分析もというのもこの「東京都薬用植物園」、実は東京都直轄の研究機関。法律によって禁止された植物を栽培研究するミッションを持っているのだ。日本ではあへん法等によって規制されている一部のケシを、都内で唯一栽培していることに加えて、園内にある試験室ではケシ、大麻、脱法ハーブの試験検査業務まで行っているという。近年、乱用による事件事故をニュース報道でも目にする「脱法ハーブ」の名前は、皆さんも聞いたことがあるだろう。東京都ではこの「脱法ハーブ」を調査しているというのだ。その調査において活躍しているのが、ここ東京都薬用植物園の研究員たち。「都庁の職員が、市場で流通している脱法ハーブを入手し、私たちのところへ持って来ます。私たち研究員は、その製品に危険な成分や違法な成分が含まれていないかをあらゆる技術を用いて分析します」と、答えてくれたのは主任研究員の阿部朋弘さん。その検査数は24年度だけでなんと502件。医薬学の専門家や学生が研修を行うことも多く、5月のケシ開花時期には、1カ月で14校1,071名もの学生に研修を実施したという。ボタンやカモミールといった、親しみのある植物たちのエリアを抜けて東エリアを歩いていくと突然、鉄条網に張り巡らされた不思議な一角に出た。フェンスの上にはセンサーらしき警備システムまで搭載されており、何かが内側にいる気配満点だ! しかし中をのぞくと、白い、ふんわりとしたきれいな花が、ただ風にそよいで揺れているだけ。鉄条網のすぐ近くには「ケシあへん法により栽培には許可が必要」の看板が。なるほど。この美しい花々がケシなのか。違法植物たちはこのフェンスの向こうで育てられているのだ。○きれいなバラにトゲ、かれんなスズランには毒更に少し足をのばすと、足元に咲き乱れるかれんなスズランが目にとまった。その愛らしい姿に「かわいいっ!」思わず触れそうになった筆者だが、横の看板に書かれた文字「有毒植物区」に気づくなり手を引っこめた。ええっ!? スズランって……有毒だったの!?恥ずかしながら、筆者は全く知らなかった。このエリアには、かぶれたりおなかを下すぐらいの軽い症状から、人一人が死んでしまうような重度の中毒症状を誘発する「有毒植物」までが栽培されているという。「私たちの生活圏内に200種類以上もの有毒植物があるんです。スズランもそのひとつ。スズランは清らかな美しい花を咲かせるので女性に人気ですが、実は全草に毒があるんですよ」(阿部さん)。全草に毒!?子供時代、庭先に生えたスズランをうれしそうにつんでいた従姉妹たちを思い出す。彼女たち、たぶん毒があることを知らなかったはずだ。「スズランをコップに生けて、その水を誤って飲んでしまい、中毒になった事例も報告されています。子供やペットが間違って口にしないよう、十分注意してくださいね」と阿部さん。そうか。人が生きていくためには、美しいものや安全なものだけではなく、危険なもの、日常に潜んでいる有害なものについての知識も習得する必要があるのだな。植物のもつ多面性と深さを体感できる施設「東京都薬用植物園」。是非一度訪れてみてほしい。●information東京都薬用植物園東京都小平市中島町21-1
2013年07月30日