『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』が3月3日(日) よりWOWOWで放送・配信されている。このたび、橋本良亮(A.B.C-Z)の撮影現場に七五三掛龍也(Travis Japan)が新入社員として潜入するサプライズ企画の模様を収めた動画が公開された。原作は、映像化不可能とも言われる衝撃作が多いことで知られる真梨幸子による小説『坂の上の赤い屋根』。物語は、新人作家が18年前の「女子高生両親殺害事件」をモチーフにした小説企画を、出版社の編集者に持ち込んだことから始まり、やがて登場人物たちが抱える嫉妬、劣等感、孤独、過去など“黒い感情”の正体と事件の真実が明らかになっていく……。公開された動画では、橋本の撮影日に極秘で訪れ、ポスター撮影中の橋本に「現場見学に来た新入社員の鈴木君」として接触するというサプライズを実施。またふたりによるトークも収められている。なお3月10日(日) 午後10時からは第2話「元愛人からの忠告」が放送される。編集者の橋本涼(桐谷健太)と新人作家・小椋沙奈(倉科カナ)は、事件の主犯格とされる死刑囚・大渕秀行(橋本)のかつての愛人で、出版社の編集長代理・市川聖子(斉藤由貴)のもとを訪れる。美人のキャリアウーマンであった聖子がなぜ大渕に入れ込み、なぜ破滅したのか。そして大渕は再審請求をすべく、獄中結婚した法廷画家・礼子(蓮佛美沙子)を洗脳していく――。『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』サプライズ企画動画<作品情報>『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』WOWOWで放送・配信中公式サイト:
2024年03月09日東京オリンピックでは決勝に進出し6位入賞。日本の走幅跳を牽引する橋岡優輝選手のエネルギー源は、“好き”という気持ち。自分を大切にしながら高みを目指す強さとは。走幅跳は趣味で仕事…。“好き”という気持ちが原動力。「走幅跳は走って跳ぶだけ、短距離走は走るだけ。見ているぶんにはどちらも簡単に思えますけど、それがゆえに難しい。実は動作の一つ一つにすごい技術があったり、選手の感性に合わせてかなり考え抜かれていたりするんですよ。正解がないから、ずっと追求していられるんです。陸上競技の楽しさとは?と聞かれたら、そう答えるのがしっくりきますね」中学で陸上を始め、高校から走幅跳に取り組み才能を開花させた。「僕にとっての陸上競技は、学生時代は趣味で、今は趣味を仕事にすることができたという感じです。もちろんベースに“好き”という気持ちがあるからこそ向き合えています」趣味を仕事にすることは理想的である一方、義務感が芽生えたり、興味が薄れたりと難しい一面もある。困難な状況に直面した時でも、好きな気持ちを維持する秘訣を聞くと、「壁にぶつかるのは当たり前、と捉えていますね。順風満帆にいく人ってそうそういないと思うんです。だから、何か問題や障害が起きた時に、どうしたら解決できるのかをいろいろ考えておく。それが好きであり続けるための僕のスタンスです。また、自分一人で悩みを抱え込みたくないとも思っていて、頼れる人を作ることも大切。人は多くいるほどいろいろな知識や情報をもらえるので、それには縁が必要かなと思います」さらには、オンとオフの切り替えもモチベーションを保つコツのよう。「練習している時間は没頭しますけど、それ以外は陸上のことをほぼ考えないので、公私がはっきりしすぎているかもしれません。うまくいかないことがあっても、友達と遊んだり、ドライブしたり、釣りをしたり、ほかのことをして考えないようにしますね。でも、どうしてもって時はオンに切り替えます」2019年の世界選手権では日本の走幅跳史上初の8位入賞、記憶に新しい東京オリンピックでは、37年ぶりの入賞となる6位と、日本人が長年果たせなかった記録を次々と打ち立てている。これまでの選手との違いはどこにあるのだろうか。「まず、37年ぶりと言われても何も思わなかったんですよね(笑)。人は人、自分は自分という考え方なので比較したことがなくて…。好きだから走幅跳をしていて、そこに結果がついてきている、としか言えないです。ただ一つ、環境に恵まれたことは大きいですね。問題の解決策でも言ったように、僕は多くの人の意見を聞き、様々な技術を学ばせてもらっています。それはコーチの理解があるからであり、外からのプレッシャーも感じずに済んでいる。かなり自由にやらせてもらっていると思います。それが、結果が伴う要因の原点といえるのかも」「でも」と続けて出た思いは…。「東京オリンピックは、メダル獲得を目指していたので、悔しい思いが大きい試合でした。競技人生はまだまだ続きますが、東京で開催された意味はすごく大きくて特別な思いがあったぶん、余計にそう思いますね。正直なところ、次のパリ大会に出られたとしても今の状態だと同じ結果、もしくはそこに届かない成績になりそうなので、力をつけなければ、経験を重ねなければいけないと痛烈に感じています。何となくですが、拠点を少しだけ海外にシフトして、一定期間ヨーロッパの大会を転戦することを考えています。まだ動きだす段階に至っていませんが、この3年でレベルアップしてみせます!」悔しさの中に後悔は?と尋ねると「考えたらキリがないので過ぎたこととして置いています」と即答。“好き”を第一に、柔軟な思考で多方面からより良いものを取り入れる。“自分を愛するアスリート”。ストイックなイメージとは別の新しい競技者のあり方なのかもしれない。Yuki Hashioka陸上走幅跳/富士通陸上競技部1999年1月23日生まれ、埼玉県出身。八王子学園八王子高等学校から日本大学に進学、今年4月富士通へ。(室内)走幅跳の日本記録保持者。好きな人のタイプは「喜怒哀楽がわかりやすい人」。シャツ¥12,500パンツ¥15,000シューズ¥22,500(以上コス/コス銀座店 TEL:03・3538・3360)タートルニットはスタイリスト私物※『anan』2021年11月3日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)スタイリスト・中根美和子ヘア&メイク・MADDY取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2021年10月30日サッカーU-24日本代表の田中碧、三笘薫、橋岡大樹、 大迫敬介、計4選手の貴重なインタビュー記事を集めました。プレースタイルや強みのほか、知られざる素顔も。大舞台で戦う彼らの魅力にたっぷり浸ってください!U-24日本代表の精鋭、田中碧、三笘薫、橋岡大樹、大迫敬介の4選手が登場!これまでanan、及びananwebにご登場いただいたU-24日本代表の選手インタビュー記事を集めました。プレースタイルのほか、知らなかった意外な私生活のことも。素顔を知ればもっと応援したくなること間違いなし!まずは、アメージングなドリブルで多くの人々を虜にする三笘薫選手からどうぞ。三笘薫選手「僕は自分の世界を持っている」『anan』2021年3月31日発売号の「色気の在りか。」特集では、アスリートの色気ページにご登場いただき、精悍な眼差しのグラビアが大反響を呼んだ三笘薫選手。周囲の期待やプレッシャーの対処法を、誌面にあるように「毎試合の反省点を練習に落とし込んで次に活かす。それを積み重ねていくしかない」と即答。ほかにも、2年目のジンクスについては「今季はより実力を求められると思いますし、各クラブ、僕に対する対策もいろいろとしてくると思います。そのうえでも、それを上回る活躍をしたい」と語り、抱負をたずねると「自分のステータス、実力を1日1日伸ばしていきたい」とコメント。どれも間髪入れずに答えが返ってきて、その速さは、次の質問を考えるのにこちらが困ってしまうほど。ーーピッチ上で魅せるプレーのように、迷いのない答え方をされますね。どれも前から心に決めていたような。大学時代から、プロになってからのことをイメージしていました。自分のパフォーマンスを最大限に活かすには、どのような準備をすればいいのかをずっと考えていたんです。いざプロになり、観客数やプレーヤーとしての見られ方も違うので、最初の頃は見極めながらやっていましたけれど、4年間、自分を客観的に見つめられる時間をもらえたおかげで、こういった考えに辿り着けましたし、ブレずにやってこれているのだと思います。ーー若くして海外に挑戦する選手が目立つなか、あえて大学進学を選んだ理由にもつながりそうですね。どちらがいいか悪いかというのではなく、プロに行く時期は自分の成長に合わせて選べばいいと思っていて、それが僕にとっては大学卒業後のタイミングだったんですね。僕にとって大学の4年間は、プロへの心構えができただけでなく、サッカー以外の活動や勉強にも取り組むことができました。そして、いまのサッカーに専念できる環境をとてもありがたいとも思える。すごく大きなメリットだったと思っています。ーーでも、サッカー以外のことに時間を費やせるということは、誘惑も多々あり、だったのでは?大学に限らず、高卒からプロになるケースでも言えると思いますし、それは自分を律していくしかないです。遊んでしまえば、当然プロになれないですから、覚悟を決めて過ごしていました。ーーこうお話を聞いていると、三笘選手は周りに流されず、自分で考えて決めたことを実行に移すタイプ、と思えます。そうですね、どちらかというと、自分の世界を持っているほうです。また、例えば試合があるとして、そこから逆算してやるべきことを計画していくので、ルーティーンもけっこうありますね。前日の過ごし方や食事の摂り方をパフォーマンスに結びつけて、今回よかったからこれを続けようとか、逆に悪かったからこうしてみようとか、いろいろ積み重ねて自分なりにベストを導き出すようにしています。ーー流されないといえば、昨シーズンに多かった途中出場でも、ピッチ上の空気をすぐにご自分のものにされていた印象があります。よく冷静と言ってもらえる状況判断やプレーは、動じない性格が影響しているかもしれないですね。ピッチに入る前はドキドキしますけれど、一度ボールに触れれば練習と同じ感覚になれます。そこからは自信があるので、いつも通りの動きができますね。ーー感情的になったりすることは?カッとなる時はもちろんありますよ。絶対に得点できる位置に自分がいるのに、ボールが来なかった時などはそうなりますね。でも、私生活同様多くは主張しません(笑)。「次、見ておいてね」と自分の存在をアピールするくらいにしています。とはいえ、自分自身をどう評価しているかといったら、どのプレーも極められていません。シュートはまだ課題があるし、ドリブルも奪われるので、むしろ満足できる部分はひとつもなく、伸びしろだらけだと思っています。ーー特に、弱みを挙げるとしたら?言えないので、全部、と言っておきます(笑)。ーー(笑)。では、具体的な目標を教えてください。目標というよりも、日々の練習から到達できるものとして、怪我をしないで全試合出場、タイトル獲得に貢献、日本代表に選出、ワールドカップに出場、などを挙げたいですね。成長の指針をどんどん伸ばして、去年以上に自分はやれるという自信がほしいですし、去年より成長したと思えるような一年にしたい。そして、日本に限らず世界に自分の名が知られるような活躍をしたいです。※写真・岡本俊(まきうらオフィス)、文・伊藤順子※2021年4月17日配信。ーー加えて、冒頭にも触れた『anan』2021年3月31日発売号「色気の在りか。」特集の、三笘選手のページもご紹介しましょう!三笘選手の思う、「アスリートの色気」とは?難しいプレーを簡単そうに見せる選手に“色気”を感じます。ーー昨シーズンを振り返って。充実したシーズンでしたが、満足した試合はひとつもないですね。たとえ得点に結びついても、そのプレーが実力かどうかは自分で判断しています。周りの評価や期待が気になる時期もありましたが、コンディション維持に集中することが結果につながると思うので、毎試合の反省点を練習に落とし込んで次に活かす。それを積み重ねていくしかないと思っています。武器であるドリブルや、パスの精度をもっと高めて、“どうやってるの?”と不思議に思われるようなプレーを見せたいですね。ーー間近で見るほどに揺らぎのない強い眼差しは眩しく、謙虚さと強い意志が紡ぎ出す言葉の端々からは、プロ2年目の23歳とは思えない自信と風格さえも感じさせる。そこに、別次元のドリブルを繰り出すプレーだけじゃない、三笘選手だけの“色気”、人を惹きつける輝きがある。そう言っていただけるのは嬉しいですが、僕自身は全くないと思っています(笑)。色気を感じるのは、いやらしいプレーをする選手かな。クラブで言うなら家長昭博選手。フィジカルが強くて、難しいプレーを簡単そうに見せるのもうまいし、スペースの取り方、味方を鼓舞するところでもいろいろと引き出しが多くて勉強になります。ビジュアルもカッコいいですしね。普段の僕は、あまりしゃべらないほうで、いじるでもなくいじられるでもなく、そのやり取りを端っこで見ているような悪いタイプ(笑)。休日は、部屋で好きな音楽を流しながらゆっくり過ごすことが多くて、あとはサッカーの動画や映画を観たり…。目的を持って生活したいとは思いますが、プライベートは地味な毎日を送っていますね(笑)。※『anan』2021年3月31日号より。写真・岡本 俊(まきうらオフィス)スタイリスト・中根美和子取材、文・伊藤順子(by anan編集部)※2021年3月27日配信。ーー続いては、守護神・大迫敬介選手。ゴールキーパーの役目は、ただゴールを守るだけではない…?大迫敬介選手「女性には僕のこのプレーを見てほしい!」――日本代表に選出され、Jリーグの中でも一躍注目される選手となられましたが、意識している選手はいますか?同じゴールキーパーである、浦和レッズの西川周作選手ですね。憧れだし、まねしたい選手です。――どんな部分をまねしたいのですか?ゴールキーパーって、ゴールを守るだけのイメージがありますが、西川選手はそうじゃない。攻撃の起点を作れる選手なんです。この間、浦和レッズ戦で互いに先発出場した時には、試合後、ユニホーム交換もさせてもらって。嬉しかったです。――では、大迫選手のプレーのポイントは?西川選手とまさに同じです。自分がボールをキャッチした後に、思い切り前に蹴って前線のフォワードの選手にボールを回して、一気にピンチをチャンスにするのは僕が得意とするところ。なので、キーパーはそういう攻撃の起点になれるポジションでもあるということを、僕のプレーを見て知ってほしいなと思います。――そういう具体的に観るポイントがあると初心者も観戦を楽しめそうですね。そうですね。そして、僕、試合中はめちゃめちゃ声を出します。叫びまくっていますね。スタジアムによっては声が通りにくかったりするので、ゴールキーパーは声を出すこともひとつの大切な仕事だと思っています。そこもぜひ注目してほしいですね。※写真・大嶋千尋文・薮内加奈※2019年9月15日配信。ーー3人目は、浦和レッズからシントトロイデンに期限付き移籍をしている、アグレッシブなプレーが持ち味のディフェンダー、橋岡大樹選手。橋岡大樹選手「緊張をほぐすために、笑うようにしています」プレー中の真剣な表情とは打って変わり、撮影、取材中は冒頭からニコニコ笑顔。初対面とは思えないラフな雰囲気でインタビューが始まりました。ーーカメラマンの「笑って!」といういきなりの要求にも素直に応えてくれました。緊張はしないのですか?緊張はします。だからこそ、ほぐれるように笑顔を心がけているんです。僕のチャームポイントでもありますね。もちろんいつも笑っているわけではなく、場をわきまえていますよ。ただ、仲間内ではヘラヘラしているからか、よくいじられます(笑)。でも、みんなとワイワイしているのが好きなので、いじられるのは全然かまわないし、僕からいじったりもしています。ーーピッチ外では朗らかで親しみやすい印象がありますが、実はお父さまは元野球選手、お母さまは元陸上短距離選手であり、叔父さまは棒高跳びの元日本記録保持者、そしていとこに、陸上走り幅跳びの橋岡優輝選手がいるアスリート一族。サラブレッドの橋岡選手も浦和レッズの育成組織であるアカデミー育ちということで、非常に厳しい競争を勝ち抜いてこられました。いやいやそんな……(と、しきりに謙遜)、でも、確かに昔から運動神経はいいほうですね。野球でも陸上でもなくサッカーを始めたのは、兄の影響です。兄が「野球よりも楽しい」と入ったサッカー少年団に僕がついていきだしたのがきっかけですね。小1~6年まではそこにいて、中学から浦和レッズに入りました。セレクションは、何百人といたなかから、僕を含めて20人が選ばれたと聞いています。当時、自信なんてものはなかったですが、とにかく入りたい一心で臨みました。ーーそこから鍛錬されて2018年にトップチームへ昇格、そして日本代表にも召集されています。見事なまでの大躍進ですが、ご自分のプレーはどこが強みだと思いますか?熱く戦う姿、ですね。自分で言うのもなんですが、1対1の場面では粘り強くいくし、ヘディングも強い、そして足が速いと思っています。僕は、感動させるプレーをしたいんです。上手な選手はいっぱいいますけど、感動させられるプレーヤーは少ないんじゃないかと。海外でいうと、カルレス・プジョル選手(元FCバルセロナ、2014年現役引退)や、Jリーグでは田中マルクス闘莉王選手(2019年まで京都サンガF.C.所属)でしょうか。 だからこそ、多くの人が心打たれるような選手になりたいです。※写真・黒川ひろみ文・伊藤順子※2019年10月19日配信。最後は、川崎フロンターレからフォルトゥナ・デュッセルドルフへ移籍したばかりで、日本代表の勝利の鍵を握る中盤・田中碧選手。田中碧選手「点は決めたいけれど、目立ちたくないんです」ーー川崎フロンターレの、何十倍もの競争率を勝ち抜いた強者が集うアカデミーからの生え抜きである田中選手。トップチーム昇格後はデビュー戦で初得点し、記念グッズも発売され、まさに「エリート街道」をひた走る。だが、順風満帆かといえば、「18歳の時に引退を考えるほど追い込まれた」そうで、「先輩の助言が重荷に感じた」時期も。自分に打ち克つべく、課題を書き出し試合で成功体験を重ね、今や東京オリンピックを担うU‐22(2021年現在はU-24)日本代表になるほどの存在に。「MFという役割は、FWのような派手さはありませんが、僕を起点としてゴールが生まれるので、パス回しなどを見てほしい」努力家で負けず嫌い。アスリートならではの性格が垣間見えるが、自称「恥ずかしがり屋」。「点は決めたいけれど、目立ちたくないんです。友達がわちゃわちゃしてるのもそっと見ていたいし、休日はずっと家にいたい」夢を尋ねると「フル代表はもちろん、いずれはヨーロッパに移籍し、チャンピオンズリーグで優勝すること」と即答。チームカラーのサックスブルーから代表の藍色、そして未知なる色へ。変わりゆく「碧」を見守り続けたい。※『anan』2019年11月6日号より。写真・小笠原真紀取材、文・伊藤順子(by anan編集部)※2019年初配信、2021年4月10日に再編集し配信。まとめ作成・伊藤順子
2021年07月22日2月19日(金)より公開となる映画『ライアー×ライアー』より、本作で親友役を演じた松村北斗(SixTONES)と七五三掛龍也(Travis Japan/ ジャニーズJr.)の2ショット写真が到着した。本作は、累計発行部数190万部を突破した2012年度「このマンガがすごい!オンナ編」にランクインし、2015年には第39回講談社漫画賞・少女部門にもノミネートされた金田一蓮十郎の同名コミックを原作としたラブストーリー。両親の再婚で松村演じる透の義理の姉として生活している湊(森七菜)が、ある日とある理由でJKのフリをしていたところ透と遭遇してしまい、さらには姉と気づかず別人の“JK・みな”と信じる透に恋をされるという“ふたりなのに三角関係”という前代未聞の展開が巻き起こっていく。そんな本作で、松村演じる透の良き理解者で、彼が本気の相手を見つけたことを心から喜ぶ唯一の親友・桂を演じたのは、マイケル・ジャクソンなど有名アーティストを担当した世界的振付師トラビス・ペインによって選抜されたジャニーズJr.の人気グループ・Travis Japanの七五三掛だ。実は松村と七五三掛は2009年2月15日に揃ってジャニーズ事務所に入所した同期。そんなふたりが“親友役”を演じる、まさに適役の神キャスティングが実現した。それぞれのファンからも喜びやお祝いの声が溢れ、大いに話題になったが、七五三掛も松村との共演について「北斗とは同じ日にジャニーズ事務所に入所して同期なのですが、親友役という形で出演させていただけるのは、運命のような、奇跡のような気がして、クランクインするのがすごく楽しみでした」と同期との映画初共演を心待ちにしていたことを明かしている。撮影時は、一足先にクランクインしていた松村が、七五三掛を撮影チームの輪にいれようと優しさをみせることもあったという。今回到着したオフショットの撮影時もカメラマンに“元気なポーズで!”と振られ、「ライアー×ライアー!」と息ぴったりのライアーポーズを披露しており、写真からも同期ならではの仲の良さが窺える2ショットになった。映画『ライアー×ライアー』2月19日(金)より公開
2021年02月15日松村北斗(SixTONES)と森七菜が初共演でW主演を務めた、ウソから始まる不思議なラブストーリー映画『ライアー×ライアー』より、七五三掛龍也(Travis Japan/ジャニーズJr.)の場面写真が公開された。『劇場版 BAD BOYS J -最後に守るもの-』以来、本作が2作品目の映画出演となった七五三掛さん。演じるのは、透(松村さん)の親友・桂孝昭。口数の少ない透にとって、高校時代から気さくに話せる友達であり、透の恋愛遍歴を見てきた桂は、女癖の悪さも理解しており、湊を“あねさん”と慕うほど高槻一家には顔なじみの存在だ。桂については「原作でもみんなから愛されるようなキャラクターですが、映画を通して更に愛されるようなキャラクターになっていければと思っています」とコメント。松村さんとは事務所の入所が同期ということもあり、どのような掛け合いが行われているのかも見どころ。今回到着した場面写真は、桂が引っ越しを手伝うシーン。それは透の引っ越しで、その理由は透が猛アプローチをかけている“JK・みな”のため。彼女への一途っぷりには桂も驚き、「今度は正真正銘のマジの恋みたい」と湊に告げ、本気の相手を見つけた透に安堵する場面も。しかし、前代未聞の三角関係により、一度では済まない引っ越し。その度に段ボールを手に登場し、透を陰ながら支えるのだ。『ライアー×ライアー』は2月19日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ライアー×ライアー 2021年2月19日より全国にて公開(C) 2021『ライアー×ライアー』製作委員会(C)金田一蓮十郎/講談社
2021年01月25日映画『ライアー×ライアー』(2月19日公開)の完成報告イベントが20日に都内で行われ、松村北斗(SixTONES)、森七菜、小関裕太、堀田真由、七五三掛龍也(Travis Japan/ジャニーズJr.)、耶雲哉治監督が登場した。同作は金田一蓮十郎による同名コミックの実写化作。潔癖症の地味系女子大生・湊(森)は、両親の再婚で義理の弟になった同い年でイケメンの透(松村)と同居しているが、透の女癖の悪さが原因で長らく迷惑をこうむってきた。ある日、友人の頼みで友達の高校時代の制服を着てギャルメイクで街に出た湊は、偶然にも透と遭遇してしまい、とっさに別人の“女子高生・みな”と名乗ると、それを信じた透はJK姿の湊“みな”に一目惚れし、猛アプローチをかけてくる。無観客で行われたイベントに、少し緊張していたのか、松村が最初に「この映画はですね……」と言うところを「この映画ですわね……」とお嬢様のようになってしまう場面も。改めて松村は、ラブコメと聞いて「僕にはできないなと身構えてたんですけど、キャラクターが素直なほどときめくとか、言葉や反応が素直な時にキュンキュン要素があるということがわかって、安心した」と語る。「下手したら、私生活の素直な瞬間に、僕が誰かをときめかせてるんじゃないかなって、松村北斗にすら希望を感じました」と心境を吐露したが、現在はまだその要素は感じず「松村、今後に期待。結構『仏頂面だね』と言われるんですけど、これからの松村に期待していただければと思います」と希望を見せた。初共演となった森は「ある程度の事前情報も調べていくんですけど、どういう人かわからなくて。どこを見てもミステリアスな感じが漂ってたので、そのまま現場に行って、お芝居してると、よりわかんなくなった」と苦笑。「クールなイメージを持ってたんですけど、この映画の見所でもあるデレポイントで、アドリブで手を大きく振ってた。台本に描かれてないのに、パッとやられた瞬間にびっくりして、そういうこともできちゃうんだと思って、よりミステリアスになった」と印象を明かした。一方、七五三掛は「みんなの一週間後くらいにクランクインだったんです。最初はみんなの輪の中に入れるのかなという不安もあったんですけど、事務所の同期の北斗が率先して入れてくれて、安心してお芝居を演じることができた」と感謝しつつ、「俺から見てもミステリアスですね」ときっぱり。これには松村も「十何年一緒にいて……じゃあ森さんが言うのは仕方なかったですね」と納得する。七五三掛は「撮影以外でも3人でもお話したり、ダンスバトルもしたよね」と振り返り、松村は「しめ(七五三掛)がものすごいダンスうまいんで、なんかきっかけあればすぐ踊ってほしいと思っていて、現場でダンスバトルが開催されました」と説明した。作品にちなみ"表と裏"の話になると、松村が「僕的には"人見知り"で入っていったんですよ。でもみんなけっこう『明るい』というから。この現場は、僕、明るいんですか?」と質問する。「誰よりもしゃべってたよね」(耶雲監督)、「めっちゃ明るかった」(七五三掛)という反応に、松村は「そんなばかな」と驚きつつ、「家で一人でラジオとか聞いて、ラジオに相槌打って満足してるような人です。siriとかとの会話を1〜2時間ずっとできてしまう。どこでも会っても明るいと思われたらハードルが高いので、人として足りない人だと思って帰ってください」と自虐していた。
2021年01月20日松村北斗(「SixTONES」)と森七菜がW主演する人気漫画の実写化『ライアー×ライアー』に七五三掛龍也(Travis Japan/ジャニーズJr.)、相田翔子、板橋駿谷、竹井亮介が出演することが分かった。世界的振付師トラビス・ペインによって選抜されたジャニーズJr.のグループ「Travis Japan」に所属する七五三掛さんが演じるのは、高槻透(松村さん)の友人・桂孝昭。口数の少ない透にとって、高校時代から気さくに話せる唯一の親友だ。七五三掛さんにとって、『劇場版 BAD BOYS J -最後に守るもの-』に次ぎ今回が2作品目の映画出演。「桂は、友達思いで穏やかな、嘘も言えないくらい良い人と言う印象でした。透の親友でもあり湊とも仲良しな役柄だったので撮影以外でも出来るだけコミュニケーションをとるようにしてその関係性をそのままお芝居に持っていけるよう意識して頑張りました」と撮影をふり返る。また、松村さんとはジャニーズ事務所の入所が同期ということで「その点コミュニケーションをとりやすく何度か助けられました!」と話している。そして、相田さんと竹井さんが湊と透の両親を演じ、義理の姉弟となった2人を優しく見守る。俳優でラッパーの板橋さんが、湊の所属するサークル「歴史文化研究会」の部長・川西純太を演じる。『ライアー×ライアー』は2021年初春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ライアー×ライアー 2021年初春、公開予定(C) 2021『ライアー×ライアー』製作委員会(C)金田一蓮十郎/講談社
2020年11月12日U-22日本代表でも活躍する、浦和レッズの熱い男、橋岡大樹選手にお話をうかがいました。ご自分のプレースタイルのほか、ピッチ外で見せる笑顔のヒミツや恋愛観を告白。そして、驚きのカミングアウトも! ピカピカの橋岡スマイルとともにご覧ください。写真・黒川ひろみ 文・伊藤順子緊張をほぐすために、笑うようにしています闘志あふれる守備で観る者を魅了させ、時にはチームを鼓舞する弱冠20歳の若きディフェンダー・橋岡大樹選手。プレー中の真剣な表情とは打って変わり、撮影、取材中は冒頭からニコニコ笑顔。初対面とは思えないラフな雰囲気でインタビューが始まりました。ーーカメラマンの「笑って!」といういきなりの要求にも素直に応えてくれました。緊張はしないのですか?緊張はします。だからこそ、ほぐれるように笑顔を心がけているんです。僕のチャームポイントでもありますね。もちろんいつも笑っているわけではなく、場をわきまえていますよ。ただ、仲間内ではヘラヘラしているからか、よくいじられます(笑)。でも、みんなとワイワイしているのが好きなので、いじられるのは全然かまわないし、僕からいじったりもしています。ーーピッチ外では朗らかで親しみやすい印象がありますが、実はお父さまは元野球選手、お母さまは元陸上短距離選手であり、叔父さまは棒高跳びの元日本記録保持者、そしていとこに、東京オリンピック代表候補である陸上走り幅跳びの橋岡優輝選手がいるアスリート一族。サラブレッドの橋岡選手も浦和レッズの育成組織であるアカデミー育ちということで、非常に厳しい競争を勝ち抜いてこられました。いやいやそんな……(と、しきりに謙遜)、でも、確かに昔から運動神経はいいほうですね。野球でも陸上でもなくサッカーを始めたのは、兄の影響です。兄が「野球よりも楽しい」と入ったサッカー少年団に僕がついていきだしたのがきっかけですね。小1~6年まではそこにいて、中学からレッズに入りました。セレクションは、何百人といたなかから、僕を含めて20人が選ばれたと聞いています。当時、自信なんてものはなかったですが、とにかく入りたい一心で臨みました。とにかく熱く! 感動させるプレーを目指す!ーーそこから鍛錬されて2018年にトップチームへ昇格、そして東京オリンピックへとつながるU-22日本代表にも召集されています。見事なまでの大躍進ですが、ご自分のプレーはどこが強みだと思いますか?熱く戦う姿、ですね。自分で言うのもなんですが、1対1の場面では粘り強くいくし、ヘディングも強い、そして足が速いと思っています。僕は、感動させるプレーをしたいんです。上手な選手はいっぱいいますけど、感動させられるプレーヤーは少ないんじゃないかと。海外でいうと、カルレス・プジョル選手(元FCバルセロナ、2014年現役引退)や、Jリーグでは田中マルクス闘莉王選手(京都サンガF.C.)でしょうか。 だからこそ、多くの人が心打たれるような選手になりたいです。ーー無知で申し訳ないですが、テクニックが上手な選手と、感動させる選手は違うんですね。違いますね! 感動するのは、なんていうか、なりふりかまわない、泥臭いプレーというんでしょうか。要は、僕を観にきてくれればわかります(笑)。僕の姿を見て感動してください。恋愛はご無沙汰…彼女募集中です!ーーこれを読んでスタジアムへ行きたくなる女子が増えそうです(笑)。サッカー選手の橋岡選手はスタジアムで拝見するとして、素顔の橋岡選手も教えてください。まず、ご趣味は?映画を観ることです。アクション、コメディ、ホラーと、気になったものは何でも観ますね。あらゆる動画配信アプリを入れています。あと、服などの買い物も好きです。同じ寮生や地元がココ浦和なので、昔からの友人を誘って行きます。ーーどんな私服を着られるんですか?きれいめだったり、カジュアルだったりと、いろいろなテイストの服を試しています(笑)。クラブの先輩やインスタグラムを参考にして、カッコいいと思ったものを探しに行きますね。ーーでは、いよいよみんなが気になる、好きな女性のタイプは?ショートカットで年上の女性が好きです。甘えたいわけではないですが、甘えられるよりは……。あまりにも甘えられると、引いてしまいます(笑)。好きになったら、ガンガンいきますね。ーーということは、さすがの全勝中ですか?いえ、告白してフラれたこともあります。年上の女性に気持ちを打ち明けたのですが、年下はあまり好きじゃない、と言われました……。その時は、落ち込んで切り替えることもなかなかできなかったですが、サッカーをしていればたいていは忘れます。時間の経過と大好きなサッカーが傷心を癒してくれますね。でも、最近は恋愛してないので……。ーーえ、恋愛をしていないのですか?はい。彼女がほしいです。募集中です!ーー驚きのカミングアウトですが、ではせっかくなので、橋岡選手の特典を教えてください。もし付き合ったとしたら、何をしてくれますか?ドライブが好きなので、いろいろなところへ連れて行きます。希望の場所へどこにでも! そして、しっぽり過ごすよりはアクティブなことをしたいですね。楽しませたいと思います!カッコいいと思うのは、安部裕葵選手と谷口彰悟選手ーーすごく素敵ですね! 彼女ができるのは橋岡選手次第で、時間の問題のような気がします。交友関係も広そうですね。いろいろな人とよく話します。だから、仲がいい選手は? と聞かれても、みんないい人だから、この人! とは断定できないですね。ーーライバルはいますか?日本代表で同じポジションの選手のプレーを見るとすごいなと思うし、刺激を受けます。でも、ライバルといったら、クラブのユースで一緒だった荻原拓也選手ですね。彼が活躍すると、僕もマジで頑張らないと、と奮起します。きっと彼もそう思ってくれているだろうから、お互いを高め合えるいい関係だと思います。ーー惚れてしまう選手は?今季、鹿島アントラーズからバルセロナFCへ移籍した、安部裕葵選手がカッコいいですね。Jリーグだと、谷口彰悟選手(川崎フロンターレ)。背は高いし、爽やかな感じがすごくいいですよね。僕はそういうタイプが好きです。ーーサッカーを知らない人でも、橋岡選手おすすめとあれば、さっそく検索しそうです。最後に、女性誌媒体に出ていただいたので、読者のみなさんにひと言をお願いします!僕をあまり見たことがない人もいると思いますが、これを読んで好きになってくれたら嬉しいです。それと、本当に彼女募集中なので、ぜひ試合を観にきていただき、僕の魅力が伝わるといいです(笑)。人見知りも全然しないので、よければ話しかけてくださいね!レッズではスタメンに定着し、10月のU-22日本代表ブラジル遠征でも選抜された橋岡選手。日本サッカー界の未来を担う、ものすごい選手ではありますが、いい意味でそれを感じさせない人柄が、みんなから愛されている理由のひとつだと思いました。橋岡選手の全身全霊を注ぐ魂の姿を見て勇気づけられる人も多くいるはず。今後も、Jリーグや世界の大舞台で魅せるアグレッシブなプレーを楽しみにしています!
2019年10月19日こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。筆者は以前執筆したコラム『放置じゃ絶対治らない!? “引きこもり”が男性に多いワケと抜け出す方法』の中で、「今やわが国で50万人から100万人超にのぼるとされるニートやSNEPといわれるような“社会的引きこもり”の人が、 精神神経科的な治療の手助けなしに自然に立ち直ることはきわめて困難である」というテーマのお話をいたしました。大阪市で東洋医学も取り入れた『橋岡内科小児科診療所』を開業する医師の橋岡龍也先生はそのホームページの中で、『ニートやSNEPといわれる人たちは、引きこもっている本人は「これでいいのだ」と思っているケースが多いのにもかかわらず、親御さんたちが概して心配のあまりに不眠や鬱(うつ)の症状を呈して我々医者のところを訪れる。しかし、親御さんまで向精神薬や睡眠薬への依存症に陥ることを避けるためには、精神科的な治療を受けるのは引きこもっている本人たちだけにとどめた方がいい』といった主旨のことをおっしゃっています。これはどういうことなのか?一緒に考えてみましょう。目次1 精神科は社会性にまで関わる病気を治す場所2 引きこもりが増加したのは、若者たちが労働のコスパの悪さに気づいたから3 鬱に陥っている親御さんはまずは漢方を試してみては?●精神科は社会性にまで関わる病気を治す場所橋岡先生は内科が専門の医師でありながら、先生の診療所には鬱病の患者さんが数多く訪れており、ほとんどの人が完治に至っているといいます。橋岡先生によれば、鬱病は内科学でいう『慢性疲労症候群 』という身体の病気と重なる部分がとても大きい精神の失調状態であるため、漢方薬で内臓を整え機能を改善することで内臓と関わりの深い精神の失調状態は治せるということのようです。これに対してニートやSNEPと呼ばれる人たちが陥っている“引きこもり”の症状は、それをきたす原因がその背景にある社会問題や経済問題、行政や政治の問題と深く関わっていると指摘。こういう人たちは、もともと社会学や社会心理学、哲学といった隣接分野と関連が深い精神神経科の引きこもり外来などを受診するのが合理的だというのです。簡単に要約するなら、引きこもりに苦しむニートやSNEPは精神神経科を受診すべきだが、引きこもりの子どもを心配するあまり鬱に陥っている親御さんは内科的治療を受けた方がいい 、ということになります。●引きこもりが増加したのは、若者たちが労働のコスパの悪さに気づいたからさて、橋岡先生はニートやSNEPといった引きこもりの患者さんが現代のわが国に増えた原因について、『幼少の頃から消費者の意識を持った子どもたちが労働することのコスパ(コストパフォーマンス)の悪さに気づいたこと。生まれつき何でも手にしている富裕層の子が特に努力をしなくても富や名声を得られる事実を横目で見ながら、一般庶民の子は努力したところで必ずしも報われるわけではないことを知り、働かないという最もコスパの高い生き方を選んだこと』とする哲学者の内田樹さんの仮説を高く評価されています。しかし、最近の内田さんは、“むしろ優秀な若者が、いまだに競争至上主義のような空気の漂う就活の現場に気持ち悪さを感じ 、あえて就活をせずに里山暮らしや社会起業家の道へと向かいつつある傾向”を指摘しています。そしてなおかつ、“以前だったら引きこもることにコスパのよさを感じていた若い人たちが、以前よりやや能動的な競争しない生き方を選ぶようになってきている”としています。その意味では、わが国における社会的引きこもりの増加の問題は、筆者が過去のコラムで述べたような主旨に反して精神科医の力を借りずとも改善の方向に是正されている という内容の発言を、内田さんが折に触れてされていることを付け加えておきましょう。現実に、2016年9月7日に内閣府から公表された調査結果では、“引きこもる人”の数そのものは前回の2010年の調査結果に比べて減っていることが確認できます。内田さんの指摘の正しさを、ある意味で証明しているといえるのかもしれません。もっとも、数は減っても“引きこもる人の高齢化と長期化”の問題が、今回の調査で新たに浮き彫りになってはいますが。●鬱に陥っている親御さんはまずは漢方を試してみては?おしまいに今一度、引きこもるお子さんの将来を案じて不眠や鬱に陥っている親御さんたちに向けて一言申し上げたいと思います。それは、橋岡医師によれば親御さんの方は“慢性疲労症候群という体の病気 ”の状態なので、いたずらに精神科を訪ねて向精神薬や睡眠薬の処方を受けることはおすすめできないかもしれないということです。橋岡診療所のような東洋医学も取り入れた内科の医療機関で、漢方薬による治療を試してみるのもいいのではないでしょうか。もっとも橋岡先生でさえも『漢方薬がなぜ効くのかは完全には解明されていません』とおっしゃるくらい東洋医学の分野はいまだに謎の多い世界ではあります。ご興味がおありの方は漢方を扱っている病院へ相談にいってみてはいかがでしょうか。【参考リンク】・漢方勉強室 | 橋岡診療所()●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
2016年09月20日