現代も人気の高い江戸時代末期の浮世絵師、歌川国芳の団扇絵をテーマにした展覧会『国芳の団扇絵―猫と歌舞伎とチャキチャキ娘』が6月1日(土)〜7月28日(日)、太田記念美術館で開催される。さまざまなジャンルを手がけた国芳作品のなかでも団扇絵だけを紹介するのは史上初のことだという。団扇は江戸っ子にとっても夏の暑さをしのぐための必需品であると同時に、色や形を楽しむおしゃれアイテムでもあった。歌舞伎ファンにとっては今で言う推し活グッズであり、団扇をつくるための浮世絵=団扇絵も流行したのだ。消耗品であることから残像数が少ないなか状態の良い美品を集め、初展示作品100点を含む220点を紹介する。ユーモラスな戯画やパワフルな武者絵のイメージのある国芳だが、団扇絵では役者絵や美人画が多い。代表作《鏡面シリーズ 猫と遊ぶ娘》や《猫の曲まり》をはじめ、店の宣伝のためにつくられたもの、謎解き尽くしのものなど、江戸の暮らしに溶け込むようなテーマが多く、当時の日常生活、情報や娯楽なども垣間見られる。愛嬌に溢れた国芳美人、猫の表情など、国芳の細やかな描写、あるいは裏表で絵柄を変えるアイデアなど隅々まで楽しめ、飽きることがない。歌川国芳《鏡面シリーズ猫と遊ぶ娘》(前期展示)さらに人気役者絵はブロマイド的なもの、芝居をする役柄に当てはめた役者絵など華やかで、現代と同様、憧れや応援の気持ちとともに、彼らと日常をともにする感覚にもつながっていたのかもしれないと思わせる。暑気払いにふさわしい展覧会だ。歌川国芳《夕寿豆美》(前期展示)<開催概要>『国芳の団扇絵―猫と歌舞伎とチャキチャキ娘』会期:2024年6月1日(土)~7月28日(日)会場:太田記念美術館時間:10:30~17:30(入館は17:00まで)休館日:月曜(7月15日は開館)、6月 26日(水)~28日(金), 7月16日(火)料金:一般1,000円、大高700円公式サイト:
2024年05月09日風景画の第一人者として名高い浮世絵師・歌川広重(1797-1858)が、諸国の山や海などの自然を題材にして描いた作品に焦点をあてた展覧会が、東京・原宿の太田記念美術館で、8月1日(火)から8月27日(日)まで開催される。幕末に大きな人気を集めた広重は、江戸の名所絵で名高いが、諸国の自然を題材にした作品も多数描いた。若い時期から、江戸から遠く離れた東海道の名所なども題材としていたが、特に 40 代頃からは甲州や房総など、実際に様々な場所へ旅に出ていた。旅先で自然を写した経験が、その後の作品に反映されていると考えられている。「山」と「海」をキーワードとする同展では、その呼び物として、晩年の広重が日本の山と海の美を求めて描いた揃物《山海見立相撲》全20図を公開する。このシリーズは、安政 5 年9 月にコレラで亡くなった広重がその直前に手掛けた絶筆のひとつで、最晩年の《名所江戸百景》などと並ぶ渾身のシリーズだ。全20図が一挙に公開されるのは、国内では初の機会となるという。そのほか同展では、《六十余州名所図会》をはじめ、 よく知られる名品から展示機会の少ない作品まで幅広い展観が行われる。特に興味深いのは、広重が実際に訪れた名所なのか、あるいは既存の地理書の挿絵をアレンジして描いた名所なのかなど、その作品制作の様子についての紹介があること。旅行中の広重の日記や、広重が参考にしていた淵上旭江の『山水奇観』 や谷文晁の『名山図譜』といった資料と作品によって、美しい風景画を生み出すために広重が行っていた様々な工夫を読み解く試みとなる。もうひとつ同展では、大自然に根付いた様々な信仰の読み解きも楽しめる。急峻な山や、海に面した岬といった大自然の絶景は古くから信仰の対照となってきたが、広重の諸国の景色には、しばしば寺の境内や神社や鳥居などが描き込まれている。富士信仰や大山信仰をはじめ、各地の山と海に関わる信仰のかたちについても、広重の絵を通して知ることができる。浮世絵に描かれた絶景を旅する気分で楽しみながら、 広重の画業をもっと深く知ることができる同展は、その美しい風景に旅心を刺激されるという意味でも、夏休みにぴったりの展覧会だ。<開催情報>『歌川広重山と海を旅する』会期:2023年8月1日(火)~8月27日(日)会場:太田記念美術館時間:10:30~17:30(入館は17:00まで)休館日:月曜料金:一般 800円、大高600円公式サイト:
2023年07月26日2020年に月岡芳年展を開催して好評を博したさいたま市のうらわ美術館で、3年ぶりとなる浮世絵展『奇想の絵師歌川国芳』が、4月22日(土)から6月18日(日)まで開催される。さいたま市の政令指定都市移行・区制施行20周年を記念し、総数約160点で国芳の魅力に迫る展覧会だ。歌川国芳(寛政9―文久元年/1797―1861年)は、幕末の浮世絵界で人気を分け合った歌川派三人のひとり。風景画で名声を得た広重と、役者や美人画で人気を博した豊国に対し、国芳はとりわけ勇壮な武者絵で名をあげた。後年は門弟を多数抱え、先の月岡芳年も国芳の高弟だった。中国の小説『水滸伝』を題材に、エキゾチックな異国の英雄たちをダイナミックかつカラフルに描いて人気を得た国芳は、持ち前の斬新かつ豊かなアイデアを次々に打ち出して、妖怪や怨霊・幽霊などと対決する英雄たちや、歴史や物語に登場する英雄たちをこれまた迫力満点に描き出した。勇壮な武者絵の一方で、国芳はダンディな役者絵や鉄火肌の女性たちをとらえた美人画、さらに西洋の透視図法や陰影方法も取り入れた洋風の風景画なども制作した。また、洒落やユーモアにあふれた戯画や、猫やキツネ、タヌキなどの動物を擬人化した愛らしいパロディ作品も得意としている。奇想天外なアイデアを発揮した独特の画風から、のちに「奇想の絵師」と呼ばれるようになった国芳は、当時の浮世絵界を活性化させただけでなく、後世にも多大な影響を及ぼし、近年はさらに再評価が進んでいる。同展は、その国芳の多彩で変化に富んだ画業を、貴重な肉筆画なども合わせて、多様なジャンルの作品群で紹介するものだ。関連展示として、隣接する展示室では、うらわ美術館のコレクションから、木版画による作品を紹介。企画展と連動させて収蔵品を活用する試みとなっている。<開催情報>『奇想の絵師 歌川国芳』会期:2023年4月22日(土)~6月18日(日)会場:うらわ美術館時間:10:00~17:00、金土は20:00まで(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜(5月1日は開館)料金:一般620円、大高410円、中小200円※5月1日は入場無料公式サイト:
2023年04月19日今年2月22日、古舘佑太郎(Gt/Vo)と加藤綾太(Gt)に新メンバーとして森夏彦(Ba)と歌川菜穂(Ds、現在出産と育児のためライブ活動休止中)が加わり、新たなスタートを切ったTHE 2。山口一郎(サカナクション)の総合プロデュースのもと今年4月に新体制第1弾となる配信シングル「恋のジャーナル」をリリースすると、5月には渋谷クラブクアトロで3日間にわたるツーマンライブを開催。その後もイベントやフェスに次々と出演し、9月にリリースした最新曲「ミスサンシャイン」ではこれまでの彼らでは考えられなかったAORのサウンドを導入。あらゆる意味で生まれ変わったTHE 2は今も確実に進化を続けている。来年2月には大阪・心斎橋ジャニスと東京・リキッドルームでのワンマンライブ「新章-スプートニク-」の開催も決定。The SALOVERS、そして2を通して初めてのリキッドルームに向けて、古舘の気合も充分。そのライブのことも含め、変わり続けるTHE 2の今を古舘、加藤、森の3人に聞いた。THE 2――今年はフェスやイベントも含めライブをたくさんやっていますけど、手応えはいかがですか?古舘これはメンバーにも喋っているんですけど……今までは僕、あまりライブがそこまで大好きっていう感じではなかったんですけど、今は大げさじゃなく、今までのキャリアの中で一番楽しめている気がします。古舘佑太郎(Gt/Vo)――その要因は?古舘ライブっていうものに対する考え方が変わったんです。前は言い方悪いけど、お客さんって審判だと思っていたんです。○×の札を持ってて「今日は良かった」「悪かった」ってジャッジするような存在だって捉えていたんですよ。でも最近、それは違うなと気付けた。そもそもお客さんは審判じゃないし、たとえばフェスだったら30分、ツーマンだったら50分、その時間ぐらいは僕らとお客さんみんなでいつもと違う時間を過ごせたらいいなって思うようになったんです。加藤綾太(Gt)加藤古舘にそういう心境の変化が起きているのはやっていても感じます。僕たちとしては演奏者としてパフォーマンスの平均点を高く保つというか、ボーカルの魅力が伝わるような状態にはしたいなと思ってやっていますね。森夏彦(Ba)森ここ最近のライブ、すごくいいんです。それはボーカルが乗っているっていうのが大きい。やらされてる感じじゃなく、ある意味で引っ張っていくボーカルになっているので、そこに俺らは乗っかってやっていれば普通にいいライブができる状態になぜか今なってるんですよね。やっぱりボーカルの心境の変化っていうのは本当に大事なんだなっていうのをやりながらも感じることが多いですね。古舘あと、自分個人でのきっかけというところでいうと、自分が根本的な部分では人前に立つことが苦手なんだっていうことをちゃんと理解できたっていうのが逆によかったんですよね。そこから苦手を補うんじゃなくて、違うところでどうできるかを考えるようになった。さっき森の言った「やらされてる感がない」っていうのはそういうことだと思うんです。――どんどん自分を客観視できるようになっている感じですね。古舘それは大きいと思う。あと、最近はなんでライブがあるのかと言うことが直感でわかるようになってきて。自分たちは自分たちで、日常におけるダメな部分とか、情けない部分とか、つまらない時間とか倦怠感とかがあって、そういうのは大人になればなくなると思ってたけど根本的に変わらなくて。でもそんなやつらもステージに立てばお客さんがワーって一緒にのってくれるって、こんなにありがたい場所ってないなっていうことに気づけたし、逆にいうとライブに来てくれるみんなもここを求めている理由もじつは同じなんだなって最近思ったんですよ。森フル(古舘)は10代からやってるから、逆に今まで気づけなかったのかもしれないね。最近は特に、内向きのエネルギーというよりは外向きにっていうのを意識的にやっている部分があって。たとえば今まではやらなかったような手拍子をしたり、前に出たり、前みたいに硬派過ぎない感じでやっているフシはあるので、それだけでも結構反応は違ってきた気はしますね。――そんな中で曲としてはここまで2曲リリースしてきました。2曲ともかなり新しいというか、ユニークな曲になっているんですけど、新しい曲に対する手応えはどうですか?古舘でもやっぱりお客さんはちょっと変わった感じがします。全員じゃないですけど、今まで応援してきてくれた人が結構離れたっていうのはありますね。――そっち?(笑)古舘でもそれも嫌いって別れる感じじゃなくて、なんか「おめでとう」って送り出されたみたいな感じなんです。だからこそ逆にめっちゃ切ないんですけどね。でももちろんそれも僕らはわかってやっていたし、別れもあるけど、THE 2から好きになりましたっていう出会いもまた同じように実感できるので。加藤そもそも賛否両論を求めてやってきたんですよ。でも「恋のジャーナル」はわりとみんな受け入れてくれて。(山口)一郎さんのプロデュースと今までの2の感じのバランスがよかったのかなと思うんですけど、「ミスサンシャイン」は結構わかりやすく分かれているので、そこはやっぱり嬉しいですね。否定的な意見を見るとちょっと心は泣きますけど(笑)、ライブでやっていてもいい感触はあるので、出して正解だなって思います。――「ミスサンシャイン」については僕はライブで最初に聴いたときから最高だと思っていたんですけど、それはまさに実験がさらに深まっているからなんですよ。ここまで踏み込めたんだなあって思って。でもなんでAORだったんですか?古舘あの曲はP(加藤)が最初に作ってきた段階から、ほぼ完成形だったんです。加藤だから一郎さんはこの曲に関してはあまりタッチしていなくて。サウンドメイクはサカナクションの江島(啓一)さんに手伝ってもらったんですけど、フレーズとかは僕が作った状態のまんまなんです。もともと自分たちも山下達郎さんとか大好きなんですけど、そういう音楽が佑太郎くんの声に合わさったら何か新しいジャンルになるんじゃないかと思ってやってみたら、やっぱりおもしろかった。――森くんはどうでしたか、この曲を最初に聴いたとき。森単純に曲としていい曲だなって。僕もAORとか大好きなんでドンピシャだなと思ったんですけど、フルは無理かもって思ったんですよ。でも「それが違和感になる」っていう話を突き詰めていったときに「一番いいかも」と思いました。フルは宇宙のリズムを持っているので(笑)、こういうのる感じのやつってすごく苦手なんですけど、それをあえてやるというのもおもしろいんじゃないかなと思ったし、完成したら実際おもしろくて。ライブでも最近は妙に馴染んできて。おもしろい化学反応が起きていると思います。古舘「恋のジャーナル」を出す前からこの曲はあったんですけど、一郎さんが一番反応したのがこの曲だったんですよね。「これは絶対出したほうがいい」って言っていて。もしかしたら僕らだけだったらシングルとして出してない可能性もあったと思うんです。でも一郎さんが総合プロデューサーとして「これは絶対出したほうがいい」と。THE 2が今までやってきたことから脱皮したいのであれば、こういう曲を推し曲として出すべきだって言ってくれて。それが結構後押しになりましたね。――歌詞を書く作業はどうでしたか?古舘まったく、何の悩みもなく書きました。僕、歌詞ができるのめちゃくちゃ遅いし、超悩むんですよ。嫌気がさすぐらいずっと考えちゃうんですけど、この曲に関してはマジで脳みそ使わないで書きました。「恋のジャーナル」はめっちゃ悩んだんですけど。――それは何が違ったんですか?古舘「恋のジャーナル」のときに今までの悩みスタイルでやって、最終的にもうわけわかんなくなったんですよ。あまりにも時間がかかりすぎて「もういいや」と思って、最後の最後でノリで書いたんですよ。それで出したら結構おもしろいって言ってもらえたから、もう悩むのやめようと思ったんです。加藤めちゃくちゃ好きですね、この歌詞。すごく景色が浮かぶし。1回歌詞のことで「感覚的なことでもいいのかな」って言ってて、「全然いいと思うよ」って話したんですよ。そのニュアンスがやっぱり僕たちがいいっていうものなのかなって。熟考せずに出た描写がいいほうに作用してるのかなって思います。――そんな中、来年のワンマンライブも決まっています。東京はバンド史上最大キャパシティのリキッドルームです。古舘もう発表してからずっと、僕、情緒がダメですよ。ずっとビビってる。だって一度もやってないし、ずっとクアトロだって言ってたわけじゃないですか。そんな男が、みんなが背中押してくれたとはいえ、リキッドルームを押さえちゃったから。ずっとメンタルおかしかったですね。ようやくちょっとずつ落ち着いてきました。もうやるしかねえなって。――いや、今年春のクアトロ3デイズのときにステージで自分で言っていたじゃないですか、「1年以内にリキッドルームでやる」って。古舘そうなんですけど……僕らは売り切れることの大変さと過酷さっていうのをずっと味わってきたんで、夢見心地ではいられないんですよ。でもこないだクアトロ3デイズやれたっていうのもあるし、リキッドはもう頑張るしかないっていう。だからそこまでネガティブでもないです。今はライブ1本1本で、お客さんを2月のワンマンに誘導できているような感覚がすごくあるので。――ワンマンをやる頃には新曲も増えていたりするんですかね?古舘そうなるように頑張りたいです。ストックはあるので、やりたいなと。そういえばちょうど今日、そのワンマンのタイトルを決めました。「THE 2 ONEMAN LIVE 2023 新章-スプートニク-」っていうタイトルにしました。「スプートニク」っていうのは2のときからやっていた曲の名前なんですよ。ライブではやっているんですけど、ずっと音源化してなくて。ファンの人からも「いつ出すんですか」ってずっと言われてきた曲で、過去からやってきたことと今のやりたいことが混在しているような曲なんです。それを改めてみんなと一緒にやれたらなっていう思いを込めて、ライブのタイトルにしました。――そういう意味では2の時代とTHE 2のこれからがちゃんと繋がるライブになりそうですね。古舘あと、これはまだどうなるかわからないんですけど、菜穂ちゃんにこのタイミングで1曲でも叩いてもらえたらいいなと思っていて。1年越しにまた4人が揃うので、新しい始まりになればいいなと思っています。Text:小川智宏Photo:吉田圭子<リリース情報>THE 2 デジタルシングル「ミスサンシャイン」Now On SaleTHE 2「ミスサンシャイン」MV配信リンク: 2 デジタルシングル「恋のジャーナル」Now On SaleTHE 2「恋のジャーナル」MV配信リンク:<ライブ情報>THE 2 ONE MAN LIVE 2023 新章-スプートニク-『THE 2 ONE MAN LIVE 2023 新章-スプートニク-』告知画像2023年2月2日(木) 大阪Music Club JANUSOPEN19:00 / START19:302023年2月22日(水) 東京LIQUIDROOMOPEN18:30 / START19:30チケット料金:前売3,900円 ※別途ドリンク代必要チケット情報はこちら: Back presents「HAVE LOVE TOUR 2022」11月17日(木) 福井CHOPOPEN18:00 / START18:302022年11月18日(金) 上越EARTHOPEN18:00 / START18:30Spotify O-Crest presents “2と4”11月24日(木) Spotify O-CrestOPEN18:00 / START18:30出演:THE 2 / Suspended 4thO.A:CAT ATE HOTDOGS関連リンク公式サイト::::
2022年11月01日映画『沈黙のパレード』(9月16日公開)の)ジャパンプレミアイベントが31日に都内で行われ、福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、飯尾和樹、戸田菜穂、田口浩正、川床明日香、出口夏希、岡山天音、檀れい、椎名桔平、西谷弘監督が登場した。同作は東野圭吾による人気シリーズの実写映画第3弾。変人でありながら天才的な頭脳を持つ物理学者・湯川学(福山)の活躍を描き、2007年より連続ドラマ『ガリレオ』(第1シーズン・第2シーズン)、映画『容疑者xの献身』(興行収入49.2億円)、『真夏の方程式』(興行収入33.1億円)とヒットを続けている。作品のイメージカラーにちなんだ"イエローカーペット"にリムジンで駆けつけたキャスト陣。柴咲は大きく背中の開いたドレス、戸田は真っ赤なドレス、檀はシースルーでシックにまとめたドレスと、華やかに登場する。柴咲は「帰ってまいりました! みなさんと直接お会いできて本当に嬉しいです」と喜び、「出来上がった作品を観た時に、心の奥底のあたたかい部分が震えまして、人を愛すること愛されること、それが貫けないことの悲しみ憎しみ、いろんな思いが湧き起こって、いろいろな感覚を揺さぶられるような映画になっていると思います」と自信を見せる。映画の出来については、北村も「この映画、最高です」と太鼓判。「ここにいるみんなが試写を見た時にグータッチするくらい、最高の出来になっています」とアピールした。
2022年08月31日“世界初”となる歌川国芳(うたがわくによし)のミュージアム「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館」が岡山・倉敷に開館。浮世絵師・歌川国芳とは歌川国芳は、江戸時代末期を代表する浮世絵師の一人。江戸日本橋の染物屋の家に生まれ、15歳の頃に初代歌川豊国の弟子になり修行をスタートした。長い下積み時代を経て、30歳を過ぎた頃に中国の伝奇時代小説「水滸伝」をモチーフにした「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」シリーズを発表。同作品で一躍脚光を浴び、“武者絵の国芳”と呼ばれるほどの人気絵師となった。その後は、武者絵にとどまらず、役者絵や美人画、風景画、ユーモアあふれる戯画など幅広いジャンルを手掛け、江戸期の浮世絵だけにとどまらず近代以降の日本画にも影響を与えた。“世界初”歌川国芳のミュージアムで約100作品を公開そんな歌川国芳の“世界初”となるミュージアム「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館」では、デビュー作から代表作まで約100作品を公開。出世作「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」シリーズはもちろん、巨大な骸骨を描いた代表作『相馬の古内裏(そうまのふるだいり)』も紹介する。月岡芳年や歌川芳艶の作品もさらに、国芳の弟子たちの作品も展示。“血みどろ絵師”と呼ばれた月岡芳年をはじめ、歌川芳艶や歌川芳員、河鍋暁斎が手掛けたダイナミックな浮世絵も楽しめる。なお、「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館」は、倉敷美観地区から浮世絵の魅力を世界に向けて発信するプロジェクト「UKIYO-E KURASHIKI」第1弾として、倉敷美観地区を一望できる旅館を再生してオープンした。【詳細】ミュージアム「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館 」オープンオープン日:2021年3月31日(水)住所:岡山県倉敷市本町1-24開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:火曜日(祝日の場合は翌日に振替)観覧料:・一般 1,300円(1,000円)・大学生・高校生 1,000円(800円)・中学生・小学生 500円(300円)※()内は20人以上の団体料金TEL:090-8242-1443
2021年05月03日葛飾北斎・歌川広重・歌川国芳の浮世絵デザインのミントタブレット、ヒントミント「浮世絵クラシックコレクション Vol.1」が、2020年9月9日(水)より東京・銀座三越 地下2階和菓子・菓遊庵コーナー(特別ブース)にて販売スタート。浮世絵デザインのミントタブレット「ヒントミント」アメリカ・ロサンゼルス生まれのミントタブレット「ヒントミント」が、東京国立博物館とコラボレーションし、浮世絵デザインの限定タブレットを展開。ヒントミントは、上質な原材料とナチュラルな美味しさにこだわったタブレットを展開するミントブランドで、そのスタイリッシュなパッケージから、アカデミー賞、エミー賞などの国際的なレセプションで公式ギフトとしても採用されている。葛飾北斎・歌川広重・歌川国芳の浮世絵パッケージ今回は、東京国立博物館の収蔵作品の中から、葛飾北斎・歌川広重・歌川国芳のマスターピース6作品をセレクト。タブレットを取る仕草まで美しくみせる、こだわりのスクエアパッケージに、葛飾北斎・歌川広重・歌川国芳の作品を大胆にのせた。浮世絵を額に入れて見ているような気持ちになるよう、職人がゴールドのフレームやエンボスを1つ1つ手作業で施している。経年による和紙のシミやくすみ・退色の補正も行い、美しいデザインパッケージを完成させた。選べるデザイン&フレーバーまた、パッケージデザインだけでなく、全てタブレットのフレーバーが異なるのもポイント。葛飾北斎の“赤富士”と称される「冨嶽三十六景・凱風快晴」にはスパイシーな刺激がたまらない「シナモンミント」を、歌川広重の「名所江戸百景・亀戸梅屋舗」には、フルーティーで甘酸っぱい「ザクロ&アサイ」を、歌川国芳のネコをモチーフにした「鼠よけの猫」には、カカオのやさしい香りが楽しめる「チョコレートミント」をセレクトした。【詳細】ヒントミント限定プレミアムラベル「浮世絵クラシックコレクション Vol.1」全6種 各23g 各972円(税込)発売日:2020年9月9日(水)取り扱い店舗:銀座三越地下2階和菓子・菓遊庵コーナー住所:東京都中央区銀座4-6-16<フレーバー>【葛飾北斎】冨嶽三十六景・凱風快晴「シナモンミント」、冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏「ペパーミント」【歌川広重】名所江戸百景・亀戸梅屋舗「ザクロ&アサイ」、名所江戸百景・両国橋大川ばた「ペパーミント」【歌川国芳】鼠よけの猫「チョコレートミント」、江戸自慢程好仕入・よしのかんとう「シトラス&ジンジャー」【問い合わせ先】銀座三越TEL:03-3562-1111(大代表)
2020年09月05日展覧会「もうひとつの歌川派?! 国芳・芳年・年英・英朋・朋世」が、2020年1月7日(火)から3月29日(日)まで、弥生美術館にて開催される。“もうひとつの歌川派”に着目「もうひとつの歌川派?! 国芳・芳年・年英・英朋・朋世」では、歌川国芳や月岡芳年から、右田年英、鰭崎英朋、神保朋世へと受け継がれていった系譜を辿る。歌川豊春から始まる浮世絵界最大の派閥「歌川派」の中に埋もれた、“もうひとつの歌川派”に着目する展覧会だ。会場には、浮世絵、原画、関連資料など合計約300点が集結。最も多くの門人を抱えていたと言われている歌川国芳の浮世絵や、激動の時代を生き抜いた月岡芳年の作品をはじめ、明治・大正・昭和の時代にそれぞれ活躍した年英・英朋・朋世の貴重な作品を多数展示する。生誕140年を迎える英朋の幻の日本画「焼あと」も初公開される。浮世絵の衰退期から挿絵興隆期の狭間を、群を抜く画家としての力量とともに駆け抜けた年英、「鏑木清方と双璧」と称され、挿絵黄金期を牽引した英朋、歌川派の系譜を引いた「最後の浮世絵師」の名にふさわしい、シャープで美しい挿絵を数多く描いた朋世と、それぞれの時代背景に思いを馳せながら観賞するのも面白い。【詳細】もうひとつの歌川派?! 国芳・芳年・年英・英朋・朋世~浮世絵から挿絵へ……歌川派を継承した誇り高き絵師たち会期:2020年1月7日(火)~3月29日(日)※作品保護のため、会期中一部展示替えあり。会場:弥生美術館住所:東京都文京区弥生2-4-3TEL:03-3812-0012休館日:月曜日(ただし、1月13日・2月24日(月祝)開館、1月14日・2月25日(火)休館)開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)入館料:一般 900円/大・高生 800円/中・小生 400円※団体20名以上の場合、1人100円引き※併設の竹久夢二美術館も併せて観覧可能。※高畠華宵の常設ルームも観覧可能。
2019年12月23日浮世絵師・歌川広重の展覧会「広重展」が、2019年10月26日(土)から12月8日(日)まで、長崎の佐世保市博物館島瀬美術センターで開催される。歌川広重は、旅人の哀歓や自然風物を詩情豊かに作品の中に描き出し、風景画の名手と呼ばれた江戸文化を代表する浮世絵師。広重の風景画は、フランスの後期印象派画家にも影響を与え、中でも強く影響を受けたとされるフィンセント・ファン・ゴッホは、広重晩年の名作「名所江戸百景」シリーズの「亀戸梅屋敷」「大はしあたけの夕立」を模した作品を残している。展覧会では、東海道の宿場を描き出した広重の名作「東海道五拾三次」全作品をはじめ、上空から見下ろすようにして描かれた鳥瞰図「五十三次名所図会」の比較展示、「名所江戸百景」などを四季の雪月花になぞらえて紹介。約160点の浮世絵作品を展示する予定だ。【詳細】広重展会期:2019年10月26日(土)~12月8日(日)場所:佐世保市博物館島瀬美術センター住所:長崎県佐世保市島瀬町6-22入館料:一般 1,200円、大学・高校生 800円、中学生 400円※前売、団体(20名以上)は、それぞれ200円引き。※未就学児、小学生は無料。市内中学校に配布の「中学生無料券」を持っている中学生は無料。※精神身体障がい者手帳持参者と付き添い1名は無料。【問い合わせ先】佐世保市博物館島瀬美術センターTEL:0956-22-7213
2019年06月03日府中市美術館1階のミュージアムショップでは「歌川国芳 21世紀の絵画力」でしか手に入らないグッズを取り扱っています。庶民でも手元に置けるアート、浮世絵。その良さを現代でも堪能しましょう!自分のお気に入りを見つけられる50種類ものポストカード国芳の浮世絵がポストカードに。親しみやすい猫がモチーフのものや、「きん魚づくしぼんぼん」などキャッチーでかわいい作品はもちろん、代表作多数取り揃えています。ポストカード70円。猫がかわいい!「相馬の古内裏」がA4クリアファイルに美術の教科書でこの絵を観た方も少なくないはず。「相馬の古内裏」、表には「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」が描かれたA4クリアファイル200円も! 種類は全部で2種類あり、もうひとつは袴を着た猫たちがマリを蹴っているデザイン。愛猫家にはたまりません。鑑賞後も展覧会図録でじっくり楽しめる国芳の絵画を家に帰ってからも思う存分楽しめる展覧会図録は2,808円。丁寧な説明書きといっしょに色鮮やかに作品を楽しむことができる図録は、国芳の魅力の決定版です! 開いてみると、江戸時代にタイムスリップした気持ちになりますよ。ご紹介した「歌川国芳 21世紀の絵画力」の限定グッズ以外にも、国芳の作品をモチーフとしたマスキングテープや切手など、女子の心をくすぐるグッズが豊富に揃っています。お気に入りの「国芳画」を見つけましょう!取材・文/鈴木美希イベント情報イベント名:歌川国芳 21世紀の絵画力催行期間:2017年03月11日 〜 2017年04月09日住所:東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)電話番号:03-5777-8600
2017年03月25日江戸っ子から現代っ子まで広く愛される歌川国芳京王線府中駅からちゅうバス(多摩行き)に乗り、「府中市美術館」で下車すると、子供たちで賑わう府中の森公園の隅っこにひっそりと佇む建築物があります。その横に長く伸びる特徴的な建築が府中市美術館です。江戸時代末期の庶民の人気者、歌川国芳。当時の人気はさることながら、ここ近年、国芳ブームが到来しています!「なぜ今、国芳なのか?」その答えをおよそ240点の作品と共に探る展覧会は、歴史好きの女性の心をくすぐること間違い無し!会場は少し薄暗く目に優しい黄味がかったライティング。浮世絵の状態維持のために配慮されたものだそうです。浮かび上がるように照らされている作品の数々が、当時の笑いや愛嬌、にぎわいを臨場感たっぷりと伝えてくれます。猫好きにはたまらない!「国芳画の楽しみ」「19世紀の国芳」では猫が主役の作品が多く展示されています。国芳自身、大の愛猫家だったこともあり、自画像では懐に猫を抱き、絵を描いている作品もあるのだとか。近頃の猫ブームに負けず劣らず、猫愛が感じられる展示物は一見の価値ありです!第1章「19世紀の国芳」、第2章「21世紀の国芳」の2部構成。絵画の中に込められた力強い表情、豊かな発想、斬新なデザイン…枠にとらわれない自由な発想が込められた作品の魅力を存分に感じられます。取材・文/鈴木美希イベント情報イベント名:歌川国芳 21世紀の絵画力催行期間:2017年03月11日 〜 2017年04月09日住所:東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)電話番号:03-5777-8600
2017年03月22日来年1月18日からTBSのテッペン!水ドラ!!枠で放送される剛力彩芽主演ドラマ『レンタルの恋』(毎週水曜24:10~24:40)の主題歌が、ガールズバンド・赤い公園の新曲「闇夜に提灯」に決定したことが4日、明らかになった。2010年に結成された赤い公園は、佐藤千明(ボーカル)、津野米咲(ギター)、藤本ひかり(ベース)、歌川菜穂(ドラマ)による4人組バンド。作詞・作曲・プロデュースを務める津野の才能がほかのアーティストやクリエイターから注目を集め、楽曲提供も行うなど幅広く活動している。今回、『レンタルの恋』の主題歌決定を受けて、赤い公園のメンバーがドラマ撮影中の剛力を表敬訪問。剛力と佐藤、藤本、歌川の3人は同い年とあって意気投合し、ガールズトークに花が咲いた。剛力は「赤い公園さんは本当にカッコ良くて、私が演じている高杉レミにマッチしていると思いました」とコメント。「実は、クランクイン前に監督と一緒に手探りでレミのイメージを考えていた時に、赤い公園さんの曲を聞いて"こういう雰囲気いいなぁ"と思い参考にさせていただきました」と明かし、「私、音楽ってすごく大事だと思うので、主題歌も楽しんでいただけたらなって思います。特にカワイイ女性が歌うハードな曲がカッコイイ! 私、そういう感じが大好きなんです」と絶賛した。一方、作詞・作曲を担当した津野は、「最初に台本をいただいて書き下ろさせていただいたんですけど、私もレミさんがどういう人なのかって考えた時に、最強の女子!! どうしても欲しくなってしまうような女子を探して歩く男の様を書いてみました。真っ暗な闇夜で、本当に切望していたもの(レミ=提灯)に出会うという意味で、タイトルも『闇夜に提灯』とさせていただきました」と主題歌について説明。また、藤本が「剛力さんのお色気シーンもいっぱい見られるんですか?」と問いかけ、剛力が「毎回、スケバンとかいろんなカッコに七変化します」と答えると、「観た~い!」と大盛り上がり。そして、硬い握手でドラマと主題歌の成功を誓い合った。(C)TBS
2017年01月05日日本人アーティストのwatabokuによるエキシビション「きみ、あなた、おまえ」が、12月9日から14日まで表参道ヒルズ同潤館3階の表参道ロケットにて開催する。watabokuは、15年よりInstagram、Facebook、TwitterなどのSNS上で、印象的かつノスタルジックな制服女子のイラスト作品を発表し、国内外で徐々に注目を集めているデジタルアーティスト。これまでにアーティストやモデルの他、アイドル、インフルエンサー、ファッションブランドとのイラストコラボレーション企画を行ってきた。これまでのコラボレーターは、アーティストの中嶋イッキュウ(tricot)や歌川菜穂(赤い公園)の他、モデルのうちだゆうほ、前田希美、アイドルのdrop、横井ほなみ(FES☆TIVE)など。今回の個展は、12月7日に発売される自身初のアートブック『wataboku 1st ART BOOK「感0」(かんぜろ)』(2,800円)の刊行を記念して開催されるもの。アートブックに収録されたイラストをキャンバスにプリントした作品の展示・販売の他、オリジナルグッ ズの販売や、個展ならではの特別企画などが実施される。【イベント情報】「wataboku first solo exhibition 『きみ、あなた、おまえ』」会場:表参道ロケット住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3階会期:12月9日~14日時間:11:00~21:00(日曜日は20:00まで、12月14日は18:00まで)入場無料会期中無休
2016年11月08日東京都・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムは、幕末の歌川派の人気浮世絵師、国芳と国貞の兄弟弟子による名品の数々を紹介する「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」を開催する。会期は2016年3月19日~6月5日。開館時間は10:00~19:00(金・土は21:00まで)。入館料は一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学・小学生700円。同展は、世界有数の浮世絵コレクションを誇るボストン美術館より、1万4,000枚超の中から選りすぐりの国芳・国貞作品170件(約350枚)を展示するもの。国芳・国貞の二人は兄弟弟子でありながらその作風は対照的で、国芳は豪快な武者絵と大胆な構図、国貞は粋な美人画や緻密な表現で一世を風靡した。展示される作品は、ボストン美術館のその膨大な収蔵点数ゆえに近年までほとんど一般公開されることがなかったため保存状態がよく、摺りたてのような鮮やかさを保っているという。同展では、幕末の歌川派の人気浮世絵師、国芳と国貞の兄弟弟子による名品の数々を同一テーマで比較展示することによって、彼らが消費者に対し、いかにして創意工夫を凝らしてきたかを知ることができる。また、作品を通じて、江戸の粋と当時の人々の暮らしを味わうことができるということだ。さらに、身近な感覚をもって理解するために、江戸と現代をつなぐよう、歌舞伎の演目になぞらえた各章タイトルには「髑髏彫物伊達男(スカル&タトゥー・クールガイ)」や、「今様江戸女子姿(エドガールズ・コレクション)」などのように現代的でポップなルビがふられている。また同展では、浮世絵師たちの工夫・趣向のひとつ「色彩表現」においても、多様な作品を見ることができる。精巧で豪華な多色摺りの錦絵は、色別に彫られた版木をもとに一枚一枚を摺り、色を重ねていくという高い技術を要求されるものであったが、同展ではこれら錦絵のなかで1点、特異な「藍摺」と呼ばれる作品も紹介される。「藍摺」とは、当時西洋から輸入された化学顔料「ベロ藍」(プルシャンブルー)の濃淡と、ほんの少しの紅などで表された作品で、今までになかった鮮やかな青の世界に、江戸の人々は魅了されたという。また、豪華さを演出するために、無地背景に雲母粉を用いた「雲母摺」と呼ばれる作品も見どころのひとつとなっており、現在でも、そのキラキラとした輝きが残されているのを見ることができるということだ。
2016年01月04日サッポロホールディングスのグループ企業であるサッポロビールは6月15日頃より順次、三越限定お中元ギフト商品「<サッポロ>歌川広重画 ヱビスビール」を発売する。○昨年のお歳暮に続き、浮世絵のデザイン缶第2弾を発売同商品は、100年以上の歴史を持ち、プレミアムビールの先駆けとして知られるヱビスビールとのコラボで生まれた三越限定デザインのお中元ギフト商品。デザインは、歌川広重画「冨士三十六景 東都駿河町」の浮世絵をあしらった。その絵の中に描かれた越後屋(現三越)の店先を賑やかに歩く門付芸人たちと、その遠景に富士山を描いた粋な浮世絵を愛でながらリッチな一杯を楽しめるという。中味は、通常のヱビスビールと同様となる。セット内容は、350ml缶×12本と350ml缶×20本で、価格はそれぞれ3,240円(税込)と5,400円(税込)。配送は、6月15日頃より順次行う。
2015年05月31日三越伊勢丹は、銀座三越8階ギャラリー(東京都中央区銀座4-6-16)で、江戸時代後期から幕末にかけて活躍した浮世絵師・歌川広重の傑作復刻版画、ならびに現代美術家・山口晃氏の新・浮世絵版画を展示する「浮世絵に見る江戸東京今昔 広重 名所江戸百景 傑作復刻版画展」を開催している。同展では、歌川広重の代表作「名所江戸百景」の復刻版画と、山口晃氏の日本橋をテーマにした伝統的木版作品を展示。歌川広重が描いた、江戸時代の日本橋ならびに江戸の風景と、山口晃氏が描いた、現代の日本橋や移り行く東京の風景を紹介することで、その対比を楽しめる内容となっている。展示作品は、歌川広重「日本橋雪晴」、山口晃「新東都名所 東海道中 日本橋 改(にほんばし あらため)」など。開場時間は10時から20時(最終日のみ16時まで)、展示期間は12月31日までとなっている。詳細は、同店ホームページを参照のこと。写真:歌川広重「日本橋雪晴」(アダチ版木版画 約340mm×215mm)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月27日来年2月に開催されるEMIミュージック・ジャパン主催のロックイベント「EMI ROCKS 2012」の追加出演アーティストが発表された。「EMI ROCKS 2012」の公演情報今回出演が決定したアーティストは、赤い公園、ジェームス・イハ、Base Ball Bearの計3組。初出演となる赤い公園は、佐藤千明(Vo./Key.)、津野米咲(Gt./Cho.)、藤本ひかり(Ba.)、歌川菜穂(Drs./Cho.)の女子4名による“ポストポップバンド”。2012年2月ミニ・アルバム『透明なのか黒なのか』でメジャー・デビューする。また、初の洋楽アーティストの出演として発表されたジェームス・イハは、1987年から2000年まで、スマッシング・パンプキンズのギタリストとして活躍し、1998年にリリースされたソロ・アルバム『Let It Come Down』で、不動の評価と人気を獲得。来年3月には14年ぶりとなる待望のソロ・アルバムがリリースされることも発表されたばかりだ。「EMI ROCKS 2012」は、2月19日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催。チケットの一般発売は1月21日(土)10:00より。出演アーティストは今後も追加発表される予定だ。■EMI ROCKS 2012【開催日時】2012年2月19日(日)開場9:30 開演11:00 終演20:00(予定)【会場】さいたまスーパーアリーナ【出演アーティスト】赤い公園、ACIDMAN、9mm Parabellum Bullet、清 竜人、The SALOVERS、ジェームス・イハ、ストレイテナー、Base Ball Bear、雅 -MIYAVI- and more...(五十音順)
2011年12月21日