今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ談話室でトシヤ君と音楽の話題で盛り上がった母。その日からある変化が見られます。■トシヤ君と喜びを共有していると…■座ることができない男性、話を聞いてみると…いじめに耐えられなくなり最悪の選択をしようとしたのですが…。母から聞いて知ったのですが、「アカシジア」という抗精神病薬による副作用があるのをご存知でしょうか。身体がムズムズしたりソワソワしたりして、じっと座っていたり、横になったりすることが出来ず、動きたくなってしまうのだとか。眼鏡の彼はそのアカシジアの副作用症状が出ていたため、座ることが困難で立ったまま会話したそうです。そして眼鏡の彼は、小学校~大学(か専門学生。ここはハッキリとわからないです)の間、ずっといじめらていたらしく、その精神的苦痛で最悪の選択をしようとしたそうですが…。参考: アカシジアについて/ 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く「母とうつと私」(全54話)は21時更新!
2021年08月10日■前回のあらすじ病院から逃げるという希望を失った母。何も言わずその場を立ち去ろうとしたその時、テレビから聞こえてきたのは…。■母に訪れた変化■談話室に通うようになった母母はトシヤ君とのお喋りが楽しかったため、翌日も談話室に向かいました。そして期待した通り、そこにはトシヤ君の姿が!トシヤ君にご飯を食べることが出来たことを嬉々と話したら、なんとトシヤ君もあれだけ喉を通らなかったご飯を食べることが出来たとの報告が…!お互いに趣味の話で盛り上がったことで、鬱々とした気分が少しマシになったのでしょうね…。うつの度合いが重い場合、他人に話しかける余裕はないとは思うのですが、母はまだその辺り誰かに話しかける余裕があったのかもしれませんね。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く「母とうつと私」(全54話)は21時更新!
2021年08月09日■前回のあらすじ「生き地獄だ」と話す男性に「一緒に逃げよう」と声をかける母。しかし男性の言葉にさらなる絶望が待ち受けます。■病院から逃げるという希望を失った母■テレビから聞こえてきた音楽に…母は大の音楽好きで、家ではしょっちゅう音楽を流していました。私たちは小さい頃から教育テレビと同じくらい音楽番組などのミュージックビデオを観せられていたのです。そんな母と、同じく音楽大好きのトシヤ君はたまたま流れたテレビの特集により意気投合。音楽の話で盛り上がったそうです。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月08日大人気マンガシリーズ、今回は作者(@_kuzuyu_)さんの投稿をご紹介! 「母の母役がうんざりなので娘をやめることにしました。」第4話です。 イイ子であろうと奮闘するものの、実は苦手なことも多く努力を重ねるしかない日々。そんなくずゆさんにお母さんは…?本当は苦手出典:instagramそんな私を母は…出典:instagram感じる違和感出典:instagramどうしてだっけ…出典:instagramある日お母さんから言われた言葉に愕然とし、モヤモヤするくずゆさん。無事に志望校に受かったけれど…?毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@_kuzuyu_)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年08月08日■前回のあらすじ談話室を訪れると廊下ですれ違ったあの男性の姿が…。思い切って話しかけると彼の口から病院に入ったいきさつが語られます。■生きているのが苦しくてしょうがない…■ここから出るのは絶対に無理…母が入院していたのは閉鎖病棟でした。入り口は鍵で施錠され、窓は患者自ら開けることが出来ないようになっていて、看護師からも監視されていました。そのようになっているのは、母以外にも病院から逃げ出そうとする患者が沢山いるからです。その事情を知っていたトシヤ君に「逃げるのは諦めて」と言われ、母は落胆します…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月07日大人気マンガシリーズ、今回は作者(@_kuzuyu_)さんの投稿をご紹介! 「母の母役がうんざりなので娘をやめることにしました。」第2話です。 性格に不一致により離婚した両親。 くずゆさんと弟さんはお母さんに引き取られ、新たな生活が始まりました。せわしなく働く母親出典:instagramよく怒るように出典:instagram一方で私には…出典:instagram毎日のように母親の愚痴を聞くくずゆさん。私が支えてあげなきゃ!と意気込みますが…毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@_kuzuyu_)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年08月07日■前回のあらすじ本格的に始まった母の入院生活。薬を拒否し、食事もままならないまま入院生活2日目を過ぎていきます。■「え…!? 大丈夫この人…」■談話室をすすめられた母は…ずっと食欲がなく落ち込んでいる母に、看護師さんは談話室に行くことをすすめました。しかし母の頭の中は病院から逃げ出すことばかり…。そんな中、談話室に入ってみるとそこには見覚えのある男性の姿があったのです。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月05日■前回のあらすじベッドに横たえられた母が目にしたデジャヴのような光景。恐怖心から看護師と激しく格闘することに…。■薬の服用チェックを受けるも…■嫌なことばかりが頭に浮かぶ…入院2日目も気分が落ち込みすぎて、全く食欲がなかったそうです。ほとんど何も食べられず、薬は一切飲まないように徹底していました。悪いことばかりが頭に浮かぶなか、気分転換で廊下に出た母。そこである男性とすれ違うのですが…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月04日■前回のあらすじ関係者に担がれながら病院に引き戻された母。その光景を目にした子どもたちは深いショックを受けます。■過去の体験がフラッシュバック■目を覚ますと…次回から、母の入院生活編が始まります!そしてここから流れが一気に変わることになるのです。乞うご期待を…!!※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月03日赤裸々な実体験がおもしろいと話題の、くずゆ@カップルエッセイ(@_kuzuyu_)さんの投稿は知っていますか? 今回から、新シリーズ「母の母役がうんざりなので娘をやめることにしました。」を紹介します。 まずは0話、物語の序章です!なぜくずゆさんは「娘」をやめることにしたのでしょうか?はじめに…出典:instagramどうしてこうなった!?出典:instagramたまたま本屋で運命の出会いが…出典:instagramいまだに悩むこともある出典:instagramだからこそ楽しい“今”がある!出典:instagramしっかり者で自信に溢れた学生時代だったのに、社会に出た途端つまずいてしまったくずゆさん。そこから垣間見えたお母さんとの関係性。どんなところが「毒」だったのでしょうか…?毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@_kuzuyu_)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年08月03日■前回のあらすじトイレからの脱出に成功したものの、母はさらなる恐怖を味わうことに…。偶然母の姿を目にした子どもたちに戦慄が走ります。■お母さんは可哀想…!?■母はこれからどうなるの?その後母は、2番目に重症な患者が入れられる観察室に入れられることになりました。母いわく入口のある壁は全面ガラス張りで、ナースステーションが見えていたそうです。何をしでかすかわからない患者だから監視体制のある部屋なんでしょうね。そして母は案の定、強い抵抗を繰り返します。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月02日■前回のあらすじ病院からの逃走を企てた母。この行動がさらに母を追い詰めることになるのですが…。■目の前には医師や看護婦たちが…!■待合室で子どもたちが目にしたのは…読んでいた漫画には一部グロテスクな描写がありました。読み終わったタイミングで病院の自動ドアが開き、「騒がしいなぁ」と思ったら…!そこには医者や看護婦に担がれてる母の姿がありました。私たち姉弟はただただ唖然とします。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月01日■前回のあらすじ警察署から逃走した母はあえなく捕まり病院へ。しかし病院でもあらたな問題を引き起こす予兆が…。■逃げ出せると思ったら…■助かった、でも先に見えた光景は…母は2階のトイレから落ちたことで頭を打ち、軽く脳しんとう起こしていたと思います。しかし追い詰められているため火事場の馬鹿力的な感じで何とか立ち上がることができたようです。とはいえ目の前には…という感じで、思いがけない光景を目の当たりにするのでした。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月31日■前回のあらすじ「病院に行きましょう」のひと言に危機感をおぼえた母。再びひと騒動を引き起こすことになります。■強い不安に襲われた母はこの後…■トイレに向かった母は…逃げ込んだトイレの窓に希望を見出す母。想像はつくかと思いますが、この後母は思い切った行動に出ます…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月30日■前回のあらすじ警察官に止められその場は収集がついたものの…。警察官のひと言で母はさらなる抵抗を始めます。■母が逃げ出した…!■警察官を振り切り逃げ惑う母母が警察署内を逃げ回ったり警察官に抵抗したりと…。私にとってこの出来事はあまりにも衝撃的でした。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月29日■前回のあらすじ父と母の言い分は真っ向から食い違い戸惑う警察官。そして2人の衝突はさらに激しくなり…■その場は収集がついたものの… ■強い決意で抵抗を始める母母はこの時、病院に行ったらもう最後だと思ってたみたいです。とはいえ子どものことは何より一番に考えていたので、「このままだと引き離されてしまう!」という恐れがあったみたいです。なんとしてでも阻止せねば…と母は抵抗することになります。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月28日※今回の内容は、刺激の強い描写が含まれます。トラウマやフラッシュバックの可能性がある方、不安に思われる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじパトカーの乗せられ警察にやってきた母と子どもたち。母は警察からの事情聴取をうけます。■言い分が食い違う父と母 ■激しく衝突する父母私と弟は廊下の椅子に座って待っていたのですが、その頃両親は…、激しく衝突。戻ってきた警察官が止めに入ってくれたのですが…、掴み合いの喧嘩に。今思い出しても辛い記憶ですね。しかも喧嘩の内容が内容ですので尚更でした…。警察官が必死に止めに入ってくれました。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月27日■前回のあらすじおもむろにパトカーの窓を叩く母。母は一体何をしようとしているのでしょうか?■警察での事情聴取が始まる■父が駆けつけると…階段でボーッとしてたら父が会社からすぐ飛んで来たのでびっくりしました。電話取った父も驚いたでしょうね…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月26日■前回のあらすじ「今日は学校に行かなくていい」という母。果たして何を企てているのでしょうか?■パトカーに助けを求める母 ■家族はどうなってしまうのだろう…母親はパニックになってるし、連れてる子どもたちは泣いてるしで、かなりカオスな感じだったと思います。警察官もかなり驚いてましたね。まさか人生でパトカーに乗ることになるとは。この時、家族でパトカーに乗っているという事実が嫌過ぎて、とても惨めな気分になっていたことを思い出します。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月25日■前回のあらすじ薬の作用もあり呼吸困難に陥った母。このことをきっかけに父が意図的に母を死に追いやっていると勘違いを起こします。■母が企てた「逃亡」事件■母が起こした驚きの行動家から何も待たされず外に連れ出され、この時の私は「あーあ…お母さんまたおかしなことしだした」と半ば呆れたような気持ちを持っていました。病気に対する理解が無かったからですね…。家から出てすぐの側道を歩いていた時、ふと見つけた停車中のパトカー。母は助けを求めるため、真っ先にパトカーのドアを叩きに行きました。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月24日■前回のあらすじ紹介先の精神病院で診察を受けることになった母。さらなる事件の引き金になってしまうのでした。■母の思い込みが騒動の引き金に…!■母の言葉に嫌な予感がよぎる寝込んでいた母がこの日に限って起きてきて…。そして案の定、ひと騒動起こすことになるのでした。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月23日※今回の内容は、刺激の強い描写が含まれます。トラウマやフラッシュバックの可能性がある方、不安に思われる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ落ち着きを取り戻した母は父とともに病院へ。変わり果てた母の姿に医師が下した診断が運命を大きく変えていきます。■病院の待合室で奇行が止まらない■ますます壊れていく母母いわく、身体が勝手に動いてしまい、病院の待合室ではピョンピョンと子どもみたいに跳ね、「キャー」と奇声もあげてしまったととのこと。当時のことは記憶が残っていて、状況も何となく理解はしていたそうです。そして診察室に入ってすぐ寝かされた後、父と医者が話をしているのが気になったといいます。看護師に聞いたところ、母の声が聞こえていないかのような対応をされ、そのまま謎の注射をブスっと刺されてしまったみたいです…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月22日※今回の内容は、刺激の強い描写が含まれます。トラウマやフラッシュバックの可能性がある方、不安に思われる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ電話口で豹変した母親に異変を感じて帰宅した父親。明らかに常軌を脱した姿に言葉を失います。■なんとか落ち着きを取り戻し…■豹変した母に驚く医師当時母が通っていた病院は心療内科でも精神科でもなく、外科の先生が診察を行うクリニックでした。意味不明なことを話し、一人で笑う母の姿を見た医師は市外の精神病院に行くようにと紹介状を書いてくれます。しかし実はそれが誤診だったというワケなんですね…。これが母を更にエラい目に合わせるというか…これがキッカケでまた色々起こるわけです。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月21日※今回の内容は、刺激の強い描写が含まれます。トラウマやフラッシュバックの可能性がある方、不安に思われる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ極限状態に追い込まれた母は父に連絡を入れることに…。すると父の放った言葉が事件の引き金になるのでした。■変わり果てた母の姿■常軌を脱した行動に出る母…はい、ということで話は冒頭に戻ります。長い回想でしたが、ここからやっと話が進んでいきます。これで話が落ち着くのかと思いたいですよね。残念ながら、母の症状はますます悪化することになります。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月20日■前回のあらすじ5年間の単身赴任を終え、自宅に戻った父。そしてついにあの恐ろしい事件が起こることに…。■糸がぷつりと切れた瞬間■電話口の母が豹変電話越しの母は、まるで別人格のようだったそうです。父に対して、「お前」とか絶対言わなかったそうなので…。そんな母の異変に父は驚き、嫌な予感がしたのでしょう。すぐさま母の元へ駆けつけました。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月19日■前回のあらすじ小学校の卒業式でA君のお母さんからお礼を言われた母。そこから母のゲームに対する意識が少しずつ変わっていきます…。みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。今回は、前回で意外な展開のあった母と私のその後について書きたいと思います。■中学に入ると母は何も言ってこなくなった中学に入学すると、母がびっくりするほど何も言ってこなくなったことに気づきました。母が何も言わなくなったのは、中学生になると、親同伴で出かける機会が少なくなったことに加え、「手がかかるタイプの妹の誕生」と、「もう1から10まで親の監視下に置くのが不可能になった」からなのでは、と思っています。さらに当時を思い返すと、勉強を学校のほかに毎日5〜6時間やっても、驚くほど結果がついてこず、むしろ坂を下るように成績が落ちていき、勉強漬けの毎日に疲弊して、明らかに私の表情が暗くなったことも、影響しているかもしれません。私の記憶が正しければ、学年順位のワースト2位まで成績が落ち込んでいたことがあります。主要5教科をすべて足しても70点くらいの時もあった記憶が…。われながら恐ろしいですね。当時は、何も言われなくなった=もう諦められた、と思っていましたが、ようやく母も私もお互いに“なんとなく自由になれたタイミング”だったのかもしれません。とはいえ、母はすべて見放したわけではなく、私が調子に乗って朝方までゲームをしていて、学校に行く時間に起きられないと、全力で叱ってくれました。この頃から、母と私は、お互いにとって良い距離感が保てるようになったのだと思います。 ■自分が親の立場になって気づいた「母」のことそんな生活がずっと続き、ある日、母に「それ(ゲーム)楽しいの?」と聞かれたことがありました。私は少しビクビクしながら答えたのを覚えています。その頃になると、妹もシレッと私のゲーム機のスイッチを入れて、勝手にゲームデビューを果たしましたが、母は何も言いませんでした。正直、「なんで?」とは思いましたが、やはり母には聞けませんでした。怖いから。しかし、母が妹に対して甘く見えてしまうのは、私をものすごく必死に育ててくれていたからなのだと思います。子どもの頃は、まったくそれに気がつきませんでしたが、自分が子どもを持つ立場になってから、当時の母の気持ちがようやくわかるようになりました。母はただ一生懸命だったんです。次回に続く(全6話)毎日14時更新!
2021年07月19日■前回のあらすじ母の思わぬ告白に冷静に対応していた父は、その裏で多大なる仕事のストレスを抱えていたようで…。ついには父の態度も変わっていきました。■母の体調は悪化する一方■ついに限界を越えた…母は精神的に限界が来てしまい突然過呼吸に襲われます。苦しいし辛いしどうすればいいのかわからず、坂田のおばちゃんに電話をかけ、助けを求めました。その後、ある出来事をきっかけに母は恐ろしい姿に豹変してしまうのです。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月18日■前回のあらすじ絵に描いたような優等生だった母。娘の教育に対する意識も高く、幼稚園の入園が決まってからも、まるで難関校の受験生のような生活が続いたが…。みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。今回は、前回から時が進み、私の小学校編をお送りいたします。■ゲームの話は友だち作りに大いに役立ったつらかった小学校受験期を終え、どうにか母の希望通りの小学校へと進学することになった私。母の希望に添うことはできましたが、依然として私と母とゲームの関係性に変化はありませんでした。しかし、まだゲーム全盛期だった小学校時代。ゲームの話は友だち作りのきっかけに大変役立ちました。それまでA君とはクラスが違ったので、関わりがありませんでした。ですが、いざ会話をしてみると非常に大人っぽい子で、彼と話すきっかけになったゲームのことは今でも忘れません。そこから再び時は流れて、小学校の卒業式での出来事。ここで母と私に転機が訪れます。 ■A君のお母様から感謝された卒業式の合間に、私の母とA君のお母さんが初めて対面しました。A君のお母さんは、A君と私がゲームのおかげで意気投合して友だちになり、卒業まで仲良くしていたことに、とても感謝してくださりました。今思い返すと、A君はクールな一匹狼タイプで、ギャーギャー大騒ぎする子どもっぽい私とは真逆のタイプでした。A君は遠足や学校のイベントも一人で過ごすことが多かったように思います。A君のお母様が涙ぐみながら、母にお礼を言ったことで、母の「ゲームなんて悪いものだ!」という意識は、ここから徐々に変わっていきます。次回に続く(全6話)毎日14時更新!
2021年07月18日■前回のあらすじセーブした父への思いが消えかけていた母。父を避けるような態度をとり、ついには別れを切りだすまでの最悪な状況に…。■父もまた精神的に追い込まれていた■父の態度が激変し…それまで余裕のある生活費を母に渡していた父ですが、母の告白からギリギリの生活費を渡すようになったそうです。経済的制裁を加えたということですね。そんな父に母は勿論反論することはできず…。そしてお金に余裕がないというストレスは計り知れないものだったそうで、働きに出ようとしたそう。しかし体調が悪かったためそれもできずどうしようもできなかったわけです。泥沼の夫婦関係、母のストレスは精神的にも肉体的にも身体を蝕んでいきます。そんな中で父から単身赴任終了の知らせ。このことが母をどん底へと突き落とし、あの事件に繋がることになるとは…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月17日■前回のあらすじファミレスでゲームから得た知識を披露してしまったところ、その日、母は私と口を聞いてくれなくなりました…。みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。前回でも母の熱血教育っぷりに少し触れましたが、今回はそんな母について掘り下げて書きたいと思います。■学生時代から何もかもが完璧だった母学生時代、運動神経抜群かつ成績優秀で高身長という、漫画キャラの設定か? と思うほどに完璧だった母。以前、祖母の家で母の学生時代の通知表を見せてもらったところ、まるで冗談のようにオール5の成績表でした。しかも休みもなく皆勤賞。私が子どもだった頃は、母が体調を崩して寝ている姿をほぼ見たことがなく、体も丈夫な人でした。しかし、時代とともに流れていくことができない、という部分が母の唯一の弱点でした。「携帯電話はひとりに1台」の時代になってからも「子どもにそんな高価な物はいらない」の一点張りで、学校のクラスで私一人だけが携帯電話を持っていない状況になったあたりで、「もうそろそろ不便だよねー」と、ようやく買い与えられました。なので、常に世間とのタイムラグが3~4年ある母だったと言えます。余談ですが、母は今ではよくある「お試しで数話無料で読める漫画サイト」などを「海賊版のやばいサイト」だと思っていたそうです。(そんなことはない)ただ、そんな母の教育に対する意識を高めてしまったのは、私の発達のはやさが一因になったと思います。発達が目覚ましかった私に「最高級の教育をしよう!」と思い立った母は、複数の幼稚園の見学に行きました。勉強に力を入れている幼稚園はもちろん、由緒ある歴史的な幼稚園や、英語や音楽の教育に重点を置いている幼稚園など…。中には通園に電車で1時間以上かかるところもありました。しかし、今親になった私の視点で考えてみると、通園に1時間以上ってとてつもないな…! と思います。家族みんなが5時起床になるなんて、ちょっともう、想像がつかないです…。 ■まるで難関校の受験生のような生活が続いた幼稚園の入園が決まってからも、それまでやっていた習い事(プール・ダンスなど)は継続。さらに、小学校受験対策の幼児塾にも通い始め、いつも幼稚園の帰りは眠くてたまらなかった記憶があります。とはいえ、この過密すぎるスケジュールに付き合う母もすごかったんだなと思います。しかし、学生時代に運動部だった母の体力はこの頃も健在で、のちに母から「もちこがゲームする時間を削れば全然いけるスケジュールだと思っていた」と言われました。トイレにABCの表やあいうえおの表が貼ってあったり、習い事と習い事の合間は、母に見張られながらファミレスで幼児用テキストをやる、という難関校の受験生のような生活が続くのでした。次回に続く(全6話)毎日14時更新!
2021年07月17日