長野県に移り住んだのは、ちょうど7年前のこと。以前は、神奈川の自宅から東京の会社まで往復3時間、満員電車に揺られての通勤の日々。深夜残業も多く、これでは生きるために仕事をしているのか、仕事のために生きているのかわからない……。妻と話し合い、自然に近い環境で自分たちのペースで暮らそうと地方への移住を決意。移り住んで2年目に子どもが生まれたのですが……。 育児休業は休暇じゃない移住者ゆえ、私も妻も両親が遠くに住んでいることから、夫婦だけの子育て。妻の負担を考え、私は半年間の育児休業を取ることに。産後まもなく子どもが母乳をうまく吸えずに粉ミルクに切り替えることになりました。 私ひとりで子どもを見る時間も多く、家事をしながらのおむつ交換やミルク作り、夜泣き対応にもうヘトヘト。ようやく眠ってくれたかと思い、ベッドに寝かせるとスイッチが入ったように泣き出し……。育児休業は休暇じゃないと痛感しました。 ある出会いが……町の広報誌に載っていた弓道教室の参加者募集の記事。興味を持った妻は気分転換にと通うことに。週1回、弓を手に的を目掛けて意識を集中。子育ての疲れと不安で暗かった妻の顔が少し明るくなりました。ある時、妻は弓道場に通う初老の女性に出会いました。彼女も移住者で隣村に住んでいる方でした。何度か会ううちに親しくなり、時々、わが家に絵本やおかずを持ってきてくれるように。いつも息を切らせながら自転車に乗って急な坂道を上ってやって来ます。彼女には東京に住む息子夫婦と孫がいるそうです。 もう1人のおばあちゃんやがて子どもは保育園に入り、少し子育ても落ち着いてきました。妻は弓道場に通わなくなりましたが、その後も隣村の女性との交流は続いています。コロナ禍前のこと、あるとき、保育園の祖父母参観の知らせが。 私たちの両親は遠くから来ることが難しく、どうしたものかと、その女性に話すと、「それなら私が行くわ!」とおばあちゃん役を買って出てくれました。保育園側も了承。きっと保育園の先生には本当の祖母のように映ったでしょう。後日、女性は息子の保育園での様子をにこやかに話してくれました。 もうすぐ小学校の入学を控える息子。自然豊かな環境でのびのびと育っています。ライフスタイルや家族のあり方が変わる中、血縁だけでない新しい家族のカタチがあります。移住先で出会った“もう1人のおばあちゃん”。彼女はペダルをこいで坂道を上ります。“もう1人の孫”に会うために。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 著者:鈴木俊輔元出版社勤務。長野県に移住して、地域おこし協力隊に。任期中に子どもが生まれ、育児休業を取得。ローカル紙の記者やニュースメディアサイトの副編集長を経て、現在はフリーライターとして活動中。
2023年12月06日金銭トラブルがないと言っていたはずなのに―…!主人公・花子と太郎は付き合って半年で想定外の妊娠が発覚。太郎は結婚に前向きだったけれど、親が借金に追われ、幼少期から苦しい生活を強いられてきた花子には、結婚相手に対して絶対に譲れない条件がありました。それは「金遣いが荒くないこと」「借金をしていないこと」。花子の不安を払拭するため、通帳・給与明細をすべて見せた太郎。借金は不要と考えられるほどの安定した収入があることを知り、何度も話し合いを重ねたのち、ふたりは結婚。ところが結婚生活に幸せを感じていたのも束の間、太郎のデスクから借入明細票を見つけてしまった花子。太郎を問い詰めると、義父の会社経営不振が理由で30万だけ借りたと話します。しかし、他にも明細票を見つけていた花子は「嘘つかないで!」と声を荒げ、数枚の明細票を突きつけます。総額はなんと150万…!このお話は作者3chaさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじ30万しか借りていないと言った太郎が嘘をついていると確信した花子は、その他に見つけていた明細票も突き出しました。借金総額はなんと150万…!説明を求めるも、太郎はモゴモゴしていて…。 ■隠していた理由は…?■父親も大事な家族だと話す太郎に…花子が借金に嫌悪感を抱いていると知っているからこそ言えなかったと言う太郎。花子の体も子どもも大事だけれど、父親も大切な家族だと力説する太郎でしたが、花子が怒っているのはそれだけではありません。家族だからこそ相談して欲しいと思うのが妻。しかし金額が金額なだけに、どう解決していくのでしょうか…?次回に続く「安心して結婚したはずなのに」(全47話)は22時更新!
2023年12月05日■前回のあらすじ妻・雪乃に見放され、離婚した直樹。ひとり暮らしを始め自由は手に入ったものの、ひとり暮らしをする能力もやる気もないため、部屋はどんどん荒れていく。ハウスキーパーに依頼して掃除をしてもらうも、収入が多いわけでもないため頻繁には頼めない。汚い部屋に家賃を払い続けて過ごすより、実家に戻ろうとひらめいた直樹だったが、実家には兄夫婦も住んでおり塩対応でー。ひとりですさんだ生活を送る中で、いかに妻にラクさせてもらっていたか、そして、いかに人と一緒に暮らすことが幸せだったかを思い知りました。ようやく自分が悪かったと反省し、可奈の保育園に行って妻にやり直したいと謝りましたが、妻は全く聞く耳を持ってくれませんでした。また家族3人で暮らせるように、心を入れ替えて今は少しずつ家事をしています。まずは社会人として、生活できるような水準に到達するのが目標です。といっても、まだ部屋はゴミ屋敷状態ですけど…。※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 田辺ヒカリ こちらもおすすめ!家事にも給料が欲しい!私は専業主婦ですが、家事が得意ではありません。私なりに頑張っているのですが、夫はその大変さを理解してくれません。世の中にはきっと、夫からもっと大事にされている人がいるのだろうと思うと、報われない自分がすごくかわいそうに思えてきて…。 漫画「家事にも給料が欲しい」1話目はこちら>>
2023年12月05日夫は運転上手で結婚前はドライブデートを重ねていました。私も安心して車に乗っていたのですが、結婚後に出かけた際、衝撃の事実が判明し……。 結婚後にドライブで遠方に出かけたら…夫が運転する車には結婚前のデートで何度も乗っていました。車庫入れがうまく、周りの車に道を譲るような安全運転。私も安心していました。 結婚後に少し遠出をしたときのこと。高速道路で渋滞に巻き込まれ、予想よりも道が混んでいました。すると、夫が目に見えてイライラし出したのです。気まずくなって「混んでるねー」と声をかけると、まさかの無視。少し間があいてから、「これだから休日に出かけるのイヤなんだよね」と呟きました。 その後も気まずい雰囲気で目的地に到着しても機嫌は直らず……。外食の予定でしたが、疲れたと言ってコンビニでご飯を買って食べることに。ご当地ならではの食事を楽しみにしていましたが、残念でした。 後日、運転中の態度について話し合いました。一応、私の気持ちを理解して気をつけるようになってくれたので良かったです。 ◇ ◇ ◇ 渋滞で進まない、前の車が遅いなどでイライラした経験がある人も多いのではないでしょうか。車内の雰囲気が悪くなると、せっかくの楽しいお出かけも台無しに。なかなか難しいですが、自分の気持ちをうまくコントロールできる方法を見つけられるといいですよね。 作画/さくら著者:ゆっきー
2023年12月04日金銭トラブルがないと言っていたはずなのに―…!主人公・花子と太郎は付き合って半年で想定外の妊娠が発覚。太郎は結婚に前向きだったけれど、親が借金に追われ、幼少期から苦しい生活を強いられてきた花子には、結婚相手に対して絶対に譲れない条件がありました。それは「金遣いが荒くないこと」「借金をしていないこと」。花子の不安を払拭するため、通帳・給与明細をすべて見せた太郎。借金は不要と考えられるほどの安定した収入があることを知り、何度も話し合いを重ねたのち、ふたりは結婚。ところが結婚生活に幸せを感じていたのも束の間、太郎のデスクから30万もの借入明細票を見つけてしまった花子。太郎を問い詰めると、義父の会社経営不振が理由で借りたと話しますが…。このお話は作者3chaさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじ義父の会社が経営不振で、致し方なく太郎名義でお金を借りることになったと話す太郎。借りたのは30万だけと言い切った太郎に対し「嘘つかないで!」と声を荒げる花子でしたが…。 ■太郎の反応を見るためにカマをかけた花子■借金はすでに150万まで膨れ上がっている…!?蓋を開けてみたら150万もの借金をしていた太郎。安心していられるわけがありません!もはや、本当に義父のためにお金を借りたのかすら怪しいですが、太郎はどう説明するのでしょうか…?次回に続く「安心して結婚したはずなのに」(全47話)は22時更新!
2023年12月04日■前回のあらすじ家事育児を放棄した直樹に対して説教をする妻・雪乃に対し、「そんなに家事できるやつがいいなら俺と離婚すればいい!」と勢いにまかせて言い放った直樹。冗談のつもりだったが、雪乃はすでに心の準備はできていた。慌ててご機嫌取りをしようとするが、雪乃はまったく受け付けない。どうしてこうなったのか…とひとりで思いをめぐらせる直樹だったが、最終的に自分は結婚に向いているタイプじゃなかったんだということに気づく。妻に怒られる日常からは解放されましたが、仕事から家に帰ってきても家事をせずダラダラと過ごしているとすぐに部屋は荒れていきました。部屋の掃除、食事の買い出しや料理に片付け、洗濯、ゴミ出し、風呂やトイレの掃除、出したものは元あった場所に戻す…妻がいなくなってから、家事とはこんなに種類があったのかと思い知ることになりました。家事を頻繁に外注するほどお金に余裕もなく、しばらく実家に帰って身の回りの世話はやってもらうことを思いついたのですが、実家ではすでに両親と兄夫婦が同居しており、家族からは塩対応。そして母からは予想外の一言が…。次回に続く(全11話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 田辺ヒカリ
2023年12月04日職人の夫と結婚して2年。給料は日払いだったのですが、段々と生活が苦しくなっていき……。あるとき、夫の車の中を見て驚きました。 仕事がないとは聞いていたけれど…夫は良くも悪くも、感情がすぐ顔に出る嘘のつけない人だと思っていました。ですが、入籍してすぐに借金が発覚。そのときは義両親が結婚祝いとして返済してくれました。 職人の夫からは「現場に出て1日いくらという日払いの仕事だから給料明細がない」と言われており、私は疑うこともなく信じていました。結婚して2年ほどたったころ、夫が「最近現場の仕事がないんだよ」と言ってきました。その月の給料は8万円、次の月は3万円。 さすがにこれはおかしいと思い、夜中に夫の車の中を探すことに。するとダッシュボードから給料明細が見つかり、給料は一般的な金額でしたが、○月○日○○円と前借りがずらーっと並んでいました。夫を叩き起こし、どういうことなのか問い詰めると「仕事帰りにパチンコへ行ってた」と言うのです。前借りだけではなく、消費者金融にも借金していることが分かり、心底呆れました……。 その後、義両親と私の両親が集まって話し合うことに。借金は義両親が返済しましたが、夫はギャンブル依存症から抜け出すためにカウセリングへ通いました。そして、私の両親と同居し、今は真面目に働いてくれています。 ◇ ◇ ◇ 一度でも嘘をつかれると、信頼関係が崩れてしまいますよね。円満に生活していくためにも嘘はつかず、何でも話し合える仲でありたいですね。 作画/さくら著者:堂本 晴
2023年12月03日金銭トラブルがないと言っていたはずなのに―…!主人公・花子と太郎は付き合って半年で想定外の妊娠が発覚。太郎は結婚に前向きだったけれど、親が借金に追われ、幼少期から苦しい生活を強いられてきた花子には、結婚相手に対して絶対に譲れない条件がありました。それは「金遣いが荒くないこと」「借金をしていないこと」。花子の不安を払拭するため、通帳・給与明細をすべて見せた太郎。借金は不要と考えられるほどの安定した収入があることを知り、何度も話し合いを重ねたのち、ふたりは結婚。ところが結婚生活に幸せを感じていたのも束の間、太郎のデスクから借入明細票を見つけてしまい青ざめる花子。太郎の帰宅後に問い詰めましたが…?このお話は作者3chaさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじ嘘をついてまで借金した太郎を問い詰めるも、しばらく何も話さない太郎。ようやく口を開いたかと思いきや「人のために借りたお金で、誰にも言わない約束をしている」と話し出し…。 ■義父のための借金…?■借りたのは30万だけなの?義父の会社の経営がうまくいかず、致し方なくお金を借りたという太郎。借りたのは30万だけだと言う太郎に、突然「嘘つかないで!」と怒りに震える花子。何か確信があるのでしょうか…?次回に続く「安心して結婚したはずなのに」(全47話)は22時更新!
2023年12月03日■前回のあらすじ産後クライシス真っ只中の直樹と雪乃。家事育児を放棄した直樹に対し、雪乃は直樹の分の食器や洗濯物を汚れたままにするなど反撃を開始。最初は「気にしないし」とやり過ごした直樹だが、耐えられなくなり雪乃に文句を言う。すると雪乃から「結婚はある程度自由がなくなるものなのに覚悟がない!」と叱られ、怒った直樹は勢いにまかせて「そんなに家事できるやつがいいなら俺と離婚すればいい!」と叫んでしまう。勢いにまかせて放った一言で、まさか妻が本気で離婚を突きつけてくるとは思いもしませんでした。俺は焦って引き止めようとしたものの、一人でゆっくり考えてみると確かに「自由」を失う覚悟が足りてなかったのかもしれない…。家ではダラダラしていたい。それに対して雪乃はずっと不満を抱え続け俺を怒り続ける。頭では協力しなければいけないことはわかっているけれど、俺は俺のスタンスを変えられない…。俺は結婚にも父親にも向いていなかったことに気付いたのでした。そして…。次回に続く(全11話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 田辺ヒカリ
2023年12月03日今回、ウーマンエキサイト編集部のライターがあらすじと独自目線で紹介する漫画は「SNS疲れママ」。主人公は32歳の真央。出産前はIT企業でバリバリ働いていたのですが、今は産休中です。待望の第1子とあって、妊娠中からSNSで情報収集をして理想を思い描きますが…。現実は、子どもの成長を他の子と比較しては落ち込んでしまいます…。■SNSで子育ての情報収集 理想と現実は妊娠中からSNSで子育てについて情報収集していた真央。産後についてあれこれ理想を巡らせます。しかし生まれてきた女の子・華は寝ずによく泣く子で…。お宮参りの時にも泣いてしまい、写真が撮れませんでした。■ママ友のSNS オシャレな投稿に嫉妬そんなある日、真央は、娘と同じ4月生まれの女の子の母親と仲良くなります。さっそくママ友のSNSを見ると、オシャレな投稿が…!しかも自分の娘には出来ない事も出来てしまう娘ちゃんに驚く真央。いいねを返さないといけないとは思うのですが…。こちらは投稿者のエピソードを元に、ウーマンエキサイトで公開された漫画です。ここからはネタバレかも!?ライターが気になった場面を紹介します。■焦りや劣等感が… SNSとの付き合い方いまや子育てだけではなくSNSから情報収集するのは当たり前の時代に。そんな便利なものだからこそ、楽しく使いこなしたいものですが、キラキラとしたオシャレな投稿を目にすると、自分と比べてしまったり…。色んな情報を見たいけど気持ちは焦るし嫉妬してしまって「いいね」を返すのにも疲れてしまったという経験はありませんか?今回、そんな真央にアドバイスをくれた高校の友人との場面を紹介します。子どもの成長は様々で、十人十色。同じ子は二人とていないということに気づかされます。「育児系垢をフォローしなくても、子育てに影響しない」とは、まさに!真央が何かに気が付いた表情も印象的です。SNSでの情報収集によって心が疲れてしまう前に、気持ちが落ち込んでしまったり、焦ってしまうアカウントはミュートするなど適度な距離を取るなど「それは本当に見たいものなのか?」と、改めて自問してみるのも良いかもしれません。この後のお話で、SNSとの付き合い方の更なるアドバイスも…!▼漫画「SNS疲れママ」
2023年12月03日金銭トラブルがないと言っていたはずなのに―…!主人公・花子と太郎は付き合って半年で想定外の妊娠が発覚。太郎は結婚に前向きだったけれど、親が借金に追われ、幼少期から苦しい生活を強いられてきた花子には、結婚相手に対して絶対に譲れない条件がありました。それは「金遣いが荒くないこと」「借金をしていないこと」。花子の不安を払拭するため、通帳・給与明細をすべて見せた太郎。借金は不要と考えられるほどの安定した収入があることを知り、何度も話し合いを重ねたのち、ふたりは結婚。義両親も優しくて、結婚生活に幸せを感じていたのも束の間、太郎のデスクから借入明細票が見つかり、青ざめるのでした…。このお話は作者3chaさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじ太郎の部屋で借入明細票を見つけてしまった花子。太郎の帰宅後、問い詰めると…!? ■動揺…!?話を逸らそうとする太郎■誰にも言わない約束…?30万もの大金を借りておきながら、花子に相談するどころか、誰にも言わない約束をしたと話す太郎。いったい誰のためにお金を借りたのか…?次回に続く「安心して結婚したはずなのに」(全47話)は22時更新!
2023年12月02日私の夫はプライドが高く、ささいなことでも機嫌を損ねやすい人です。その原因が私でなくても、八つ当たりされることはしばしば。楽しい旅行の最中でもそれは同じで……。旅先の飲食店で起きたある出来事に気分を害した夫。その後の行動に価値観の違いを感じて嫌気が差した話です。高圧的な夫。でも普段は仲良しで……わが家は夫が私より13歳年上の年の差夫婦です。子どもはいません。夫は気が短く、ちょっとしたことでもすぐ機嫌が悪くなってしまいます。そして機嫌が悪いと私への高圧的な発言も増えるのですが、反省したふりをして聞き流したり、できるだけ早く夫の気分を変える工夫をしたりでなんとかうまくやっていました。そんな夫ですが機嫌のいいときは仲良く過ごせていますし、比較的収入も安定していて買い物や食事のときによくプチぜいたくをさせてもらっているので大きな不満はありません。連休には2人で旅行に出かけ、その土地ならではのおいしいものを食べ、のんびり観光するのが定番です。ある冬、私たちは函館に2泊3日で旅行に出かけました。定番の五稜郭や函館山からの夜景を楽しんだり、ハンバーガーやラーメンなどのグルメを味わったりと仲良く過ごしていたのですが、2日目の夜に事件は起きてしまうのです。おすすめされた寿司屋で、大将の態度にキレた夫その日の夕食は事前に計画しておらず、ホテルでおすすめのお店を聞いて行ってみることに。ホテルからほど近いところに、小さいけれどおいしいお寿司屋さんがあると教わったので歩いて出かけました。お店に到着し入ってみると、時間がまだ早かったこともあってカウンターに常連のような男性客が1人いるだけでした。テーブル席に座り、とりあえずビールだけ注文したのですが、メニューが見当たりません。店の大将は常連客との会話に盛り上がっているようです。どう注文すればいいのかわからなかったので、夫が「味噌汁はありますか? あとは何がおすすめですか?」と大将に声をかけました。すると大将は、「ありますけど……もう味噌汁ですか?」と。この言葉に即、夫のイライラスイッチが入りました。「は? だめなんですか?」と返事をした夫。それを聞いた大将は「まぁ、だめじゃありませんけど」と言って店員の女性に味噌汁を出すように指示。しかし、夫はその態度が許せなかったようで「もういい、出よう」と私に言います。店員が呼び止めようとしていましたが、夫は「もう結構です」と言い、ビール代だけ置いて店を出ました。気を取り直して別の店を探すことにしましたが、夫の不機嫌オーラがビシビシと伝わってきます。ただ夫はこれまでに飲食店で店員を怒鳴りつけることが何度かあったので、私としてはそこまでのことになる前に店を出られたことに少しホッとしていました。気分を変えようと頑張る私に夫がかけた言葉は…私たちはとりあえず近くにあった、カウンターがメインの海鮮居酒屋に入りました。注文を済ませ料理を待っている間、私は不穏な空気を晴らすために笑顔で夫に話題をふります。しかし夫は気のない返事をするばかり。そして挙句の果てには……。「こっちがイライラしてるのにバカみたいに話しかけてきてなんなの? 余計にムカつくわ」怒りの矛先が私に向けられたのです。私はせっかくの旅行だから楽しくしたいと頑張っていたつもりでした。しかし夫には、自分のイライラに共感せず能天気に話しかけてくる私の態度に腹が立ったようです。私は「バカみたい」と言われたことにとても悲しくなり、黙ってうつむきました。食事が運ばれてきましたが、店員になんだか心配そうな顔で見られ、余計に悲しくなりました。その後はほぼ無言で食事を済ませ、ホテルに戻りました。ホテルに戻った夫はまだ腹の虫が治まらず、私がいれたお茶の濃さに文句を言ったり、荷物を置く場所が悪いと移動させられたり、いつも通り私を高圧的な発言で攻撃してきます。そして夫は、「あー、本当にあの寿司屋、腹が立つわ。口コミ書いといてやる」と言うと、スマホに集中し始めました。途中で私に先に休むように言ってきたので、簡単にお風呂を済ませ、ベッドに入りました。もちろんなかなか寝付くことはできません。結局夫は30分以上、口コミサイトにクレームを書いていたと思います。まとめ最初に入った寿司屋の態度は、私も残念には思いました。ですが私は雰囲気を壊してまでそこに執着するより、切り替えて楽しんだほうがよほど有意義だと思います。しかし夫はプライドも高いため、店員の軽くあしらうような態度が余計に許せなかったのでしょう。せっかくの旅行の最後の夜、私と楽しい時間を過ごすことよりクレーム投稿をすることに時間を割く夫の、心の狭さや優先順位のつけ方に、悲しさや情けなさを感じました。今後もこんな夫とうまくやっていけるのか、つらい思いを我慢してまで付き合う意味があるのか考えさせられました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/きびのあやとら著者/菅田のぞみ(37歳)発達がのんびりな男の子と、自我爆発中の女の子を育てています。田舎で暮らしながら育児と仕事に奮闘中です!
2023年12月02日■前回のあらすじ産後クライシス真っ只中の直樹と雪乃。直樹に続き、雪乃も育児休暇を終え共働きになっても、直樹はすべての家事育児を雪乃に押し付けたままだった。仕事も育児も家事も一人で担い、直樹に対して不満を抱えていくも、何を言っても協力しようとしない直樹に対して「もう期待しない方がラクだ…」と諦めはじめる雪乃。そんなある日、呑気に夕飯を要求しながら「時短なんだからうまくやってよ」と言った直樹に対し怒りが込み上げた雪乃は…。食器の洗い物も一緒にやってくれればいいのに、わざわざ俺の分だけ汚いままにするなんて…よくそんな暇があるなと思ったのですが、嫌がらせに屈すれば自分でやることになるのでこっちも意地になっていました。しかし洗濯物もくしゃくしゃのまま放置され、さすがに我慢できなくなり文句を言うと、予想以上に反論されてしまい…。妻に説教されるのはもうウンザリだ! と思った俺は、言ってはいけない一言を言ってしまったのです。すると妻はー。次回に続く(全11話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 田辺ヒカリ
2023年12月02日日ごろから私の話を真剣に聞いていない夫。注意しても「そんなことないよ」「はい、はい」「わかった、わかった」の空返事。どんなときでも私の話を真面目に聞いてくれない夫に対し、イライラしていたときに起きた夫婦ゲンカのお話です。娘が入浴中に逃走いつもは私とお風呂に入る4歳の娘ですが、私がぎっくり腰になったことで夫とお風呂に入ることになりました。いつものお風呂の温度は38度ぐらいで、大人の私が「少しぬるいな」と感じる温度にしています。 夫には「お風呂の温度が熱いと嫌がるから気をつけてね。少しぬるいなと感じるぐらいがちょうどいいよ。シャワーは顔にかからないようにね」と言ったのですが、いつものように「はい、はい」の空返事です。 お風呂に入るとさっそく、娘の「熱い」と泣いている声が聞こえてきます。しかし、腰が痛くて動けない私はどうすることもできず、「そのうち娘も夫も慣れるだろう」と軽い気持ちで寝ていました。そして、夫とお風呂に入るようになった数日後、シャンプーを洗い流さないまま、娘がお風呂から逃走して私に抱きつき、「パパ大っ嫌い」と泣いていてびっくりしました。 娘が泣いている理由に怒り爆発娘は「何度もお風呂が熱い、シャワーが熱いと言っても変えてくれない」と泣いています。お風呂へ一緒に行き、シャンプーを洗い流す前にシャワーの温度を確認。シャワーの温度も浴槽のお湯の温度も、私の伝えた温度より5度ぐらい高い温度になっていました。この温度を見た私は、怒り爆発です。 「なんで私の言ったことをやらなかったの!?」「注意してと伝えたよね!?」と聞いても、夫は「そこまで熱くないよ」という返答。「大人でも熱いと感じる温度なのに」呆れて言葉が出ませんでした……。 初めて聞いた夫のごめんなさい結婚して8年になりますが、夫婦ゲンカをして夫から謝られたことは一度もありません。そんな夫が謝ったのは、私の言葉に反省したのではなく、娘の言葉でした。4歳の娘は泣きながら「人の話はちゃんと聞かないとダメなんだよ」と……。 この言葉を聞いた夫は娘に「ごめんなさい」と謝り、「これから気をつけるね」とひと言。謝る姿を見た私は、今まで何度とケンカしては消化できない夫への不満が少し軽くなった気分になりました。 このケンカから夫は、娘の意見は受け入れるようになりました。今まで私の意見を受け入れなかった夫が変わってくれたのはうれしいことです。今では私の意見を娘に伝え、娘が夫へ伝えるようにしています。面倒ですがこの方法にすることで、夫婦ゲンカの回数が減りました! 夫へのイライラも軽くなり、助かっています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:半澤真弓4歳の女の子のママ。ファッションやコスメが好きで、前職は百貨店に勤務。現在は夫の仕事の関係で東北在住、ワンオペ育児中。
2023年12月02日金銭トラブルを感じさせない彼と幸せな結婚生活…!?主人公・花子と太郎は付き合って半年で想定外の妊娠が発覚。太郎は結婚に前向きだったけれど、親が借金に追われ、幼少期から苦しい生活を強いられてきた花子には、結婚相手に対して絶対に譲れない条件がありました。それは「金遣いが荒くないこと」「借金をしていないこと」。花子の不安を払拭するため、通帳・給与明細をすべて見せた太郎。借金は不要と考えられるほどの安定した収入があることを知り、何度も話し合いを重ねたのち、ふたりは結婚。義両親も優しくしてくれて、結婚して良かったな…と感じていた花子でした。このお話は作者3chaさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじ何度も話し合いを重ね、お互い納得の上結婚することになった花子と太郎。優しい義両親にも恵まれ、結婚して良かったな…としみじみ感じていた花子でしたが…。 ■太郎のデスクから出てきたものは…■すぐに夫と話し合い太郎のデスクから出てきたのは、まさかの借入明細票…。あれだけ借金が嫌だと話し、借金をしていないと確認をとったはずなのに、こんなことが起こるなんて…!果たして、太郎の言い分は…?次回に続く「安心して結婚したはずなのに」(全47話)は22時更新!
2023年12月01日■前回のあらすじお互いに育児休暇中の直樹と、その妻の雪乃。直樹は育休期間中、家事全般を担う約束だったが、適当な家事ばかりで雪乃はいちいち注意しなければならない。雪乃に何度も怒られているうちに、直樹は「子どもが生まれる前の、自分のことだけしていればよかった頃に戻りたい」と感じるようになる。雑な家事を続けていけば、雪乃が諦めて全部やってくれるようになるのではと考えた直樹は、わざと手を抜いた家事をするようになり、雪乃もそれに気づ気、呆れ返るのだった。【妻SideStory】私が職場に復帰しても、夫は「自分の気が向いたとき」にしか家事をやってくれませんでした。どちらかがやらないと毎日が回らないので、結局私がやらなければいけない毎日が続きました…。娘のこともすべてが雑な人に安心して任せることができないので、当然娘もあまり夫に懐かずママっ子になっていきました。「もう期待しない方がラク…」消化しきれない不満がどんどん溜まっていくなか、何を言っても無駄な夫に対して自分の心を閉ざして過ごしていたある日…。「時短で帰ってるんだからうまくやってよ」と夫に言われ、私の中の何かが切れました。この人に優しくする必要ない。そして私はある行動に出るのですー。次回に続く(全11話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 田辺ヒカリ
2023年12月01日女性の更年期は誰もが知っていますが、男性にも更年期があることはまだあまり知られていないのではないでしょうか。「最近、夫がいつもと違う」「夫婦関係がぎくしゃくしている」と感じたら、夫の更年期が原因であることも。そこで、泌尿器科医でありメンズヘルスにも詳しい窪田徹矢先生に「男性更年期」について聞きました。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。男性更年期とは?男性ホルモンが低下する時期日本人女性の閉経年齢の平均は50.5歳とされ、更年期は閉経年齢の前後5年、一般的には45歳~55歳といわれていますが、男性はどうなのでしょうか。「女性ホルモンは急激に分泌が減りますが、男性ホルモンはゆっくり、少しずつ減っていくのが特徴です。30代後半から減り始め、40代、50代にかけて減っていきます。ただし、これには個人差があって、例えば運動を定期的におこなっている人や肉体労働をしている人などは筋肉量が多いため、男性ホルモンが維持されやすいことがわかっています。クリニックに相談に来られる方は40代後半から60代前半くらいまでの方が多いです。男性更年期は、働き盛りでストレスが多い時期と重なります」(窪田先生)。男性更年期の症状は?「精神」「体」「性機能」が変化男性ホルモンが低下すると、どんな症状が表れるのでしょうか。「男性ホルモンのテストステロンは、大きくは丈夫な筋肉・骨を作る性機能を高める認知機能を高めるといった働きをします。ですから、テストステロンが減ると性機能の低下性欲低下記憶力、集中力、モチベーションの低下精神不安定(うつ、イライラなど)肥満骨粗しょう症発汗、ほてり疲れやすくなる不眠といった症状が見られます。ただし、その度合いや感じ方は人それぞれです。テストステロンが落ちても症状を感じない人もいます」(窪田先生)。症状は改善できる?メンズヘルスを扱う医療機関で相談を窪田先生によれば、例えばうつっぽい症状があって心療内科や精神科へ行ったものの、改善できずに悩んでいる男性は多いと言います。「正真正銘のうつと、うつっぽい症状を混同される方は多いですね。ただ、自分でその違いを見極めるのは難しいです。まず心療内科などで相談するのは良いのですが、しばらく通院しても改善されない場合は違う原因を考えたほうが良いでしょう」(窪田先生)。40代以降の男性なら、男性更年期の可能性もあるということですね。「そうですね。メンズクリニックを標榜している医療機関に相談してみると良いでしょう。診察は問診と血液検査をおこない、テストステロンの数値を調べます。保険診療で薬を出すことも可能なので、気軽に受診してみてはいかがでしょうか」(窪田先生)。まとめパートナーは、男性更年期症状に当てはまる項目はありましたか。症状が出ていても、自分では気付いていないことも多いもの。客観的に見ている妻だからこそできることがあると思います。気になることがあれば、メンズヘルスクリニックの受診を勧めてみてはいかがでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(50歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/窪田 徹矢 先生くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
2023年12月01日金銭トラブルを感じさせない彼と、ついに結婚…!主人公・花子には付き合って半年の恋人・太郎がいます。ある日、想定外の妊娠が発覚し、恐る恐る太郎に打ち明けると、すぐに結婚の準備にとりかかろうと話してくれた太郎。太郎が結婚に向けて前向きになってくれたことは嬉しかったけれど、親が借金に追われ、幼少期から苦しい生活を強いられてきた花子には、結婚相手に対して絶対に譲れない条件がありました。それは「金遣いが荒くないこと」「借金をしていないこと」。花子の不安を払拭するため、通帳・給与明細をすべて見せた太郎。借金もナシ、安定した収入があることを知り、安心した花子の決断は…。このお話は作者3chaさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじ金銭面に対して不安のある花子に、給与明細・メインバンクの通帳すべてを見せた太郎。「納得できるまでいくらでも話すから、結婚して欲しい」と改めて花子にプロポーズしたのでした。 ■話し合いを重ね、ついに結婚へ…!■優しい義両親にも恵まれ…納得できるまで何度も話し合いを重ねた結果、ついに結婚を決断することができた花子。義両親もとても親切にしてくれて、結婚して良かったと心から思っていました。無事に臨月を迎え、出産に向けて順調に進んでいるように思えたのですが…。次回に続く「安心して結婚したはずなのに」(全47話)は22時更新!
2023年11月30日転勤族の私は、45歳にして初めて食堂のない単身寮に住むことに。今まで寮の食堂や妻の手料理頼みだった炊事を、初めて自分でおこなうことになりました。毎日3食外食を続けるわけにもいかない事態に困った私は、意を決して料理にチャレンジ! いざ始めてみると意外とハマってしまって……。初めて食堂のない生活をきっかけに自炊することに高校卒業後すぐに就職した私。転勤の多い職場で、短くて3年もするとすぐに引っ越しを繰り返すという生活も、もうじき30年になろうとしています。私の務めている会社は、独身寮と単身寮に食堂がついている場合が多く、寮を利用している間は食事の準備に困ったことがありませんでした。高校時代の同級生であった妻と結婚してからは、妻に食事を作ってもらっています。そういった事情もあり、実家を出てからこれまで、私はほぼ自炊というものをしたことがありませんでした。そんな私に、ある転機が訪れます。妻と離れて単身赴任することが決まったのです。しかも今回の住まいは、会社が単身寮として借上げている一般的なマンションの一室。食堂もなければ備え付けの家具や家電もありません。困った私は妻と相談し、新社会人の初めての1人暮らしのごとく、家電や家具など生活に必要なものを一通り買いそろえることになりました。その際、小さなフライパンや片手鍋など、袋ラーメンや冷凍食品が簡単に調理することができる程度のキッチン用品も購入。こうして45歳にして初めての自炊生活が始まったのでした。やっぱり外食が一番…と思っていたけど住み始めた当初は、好きなものを熱々でおいしく食べられる外食が一番良いと思っていました。妻に都合を聞かずに後輩と飲んで帰れたり、ふらっと立ち寄った居酒屋でひとりお酒を引っかけて帰ったりと、充実した単身赴任ライフを過ごしていた私。しかし、そんな生活も1カ月を過ぎるころには飽きてきて……。後輩にも家庭があるため、いつでもごはんに付き合ってもらえるわけではないことも、外食生活が行き詰った理由の1つでした。そうは言ってもおなかは減ります。「そういえば片手鍋を買ったんだっけな」困った私は、ふとキッチンの戸棚で眠っている、買った当時のまま一度も使っていない片手鍋のことを思い出しました。その日、私は初めて鍋でお湯を沸かして袋ラーメンを作りました。その作業が意外と楽しく、次には野菜を切って入れてみたり、付け合わせに買ってきた肉をフライパンで焼いてみたりと、家で作るたび、味を変えるためにしていた作業は少しずつ料理らしくなっていきます。さらに酒のつまみも作ってみようと、スマホで簡単なレシピを探して見よう見まねで作ってみると、驚くほどおいしいことに気付きました。妻が作っていたものや購入したものもおいしかったのですが、自分で作ると好みの味になることもあり、さらにおいしさが増すのです。ついに私は毎日自炊をするようになり、さらには週末に妻の待つ家へ帰ったときにも、自ら料理を作るようになったのでした。家でも料理するようになった夫に、妻の反応は?家に帰ったときにも料理をするようになった私の変化に、妻は驚きます。しかし、次第に「すごいね!」「これおいしいね!」「次はこんなものが食べたい!」と私のレベルアップしていく料理の腕前を褒めるだけでなく、次に帰ってきたときに食べたいものまでリクエストするようになったのです。妻の反応に気を良くした私は、平日は単身赴任先で料理の腕を磨き、週末は家に帰って成果を披露するという生活を楽しむようになりました。たまに仕事の都合で帰れないときがあると、妻から「今週は帰ってこれないの? ごはんどうしようかな、面倒だな」と笑いながら言われるようになったのは、さすがに私もうれしさとおかしさで笑ってしまいました。どうやら妻は私の作る料理にハマったらしく、できることなら毎日作って欲しいと思っているようなのです。妻にそう思ってもらえることは単純にうれしく、作った料理を褒めてもらえる気持ちよさや今まで任せきりだった炊事の大変さ、その仕事をいたわることの大切さに気付くきっかけとなりました。まとめ45歳にして初めて料理の楽しさや大変さ、食べた人に褒められるうれしさを知りました。こんなことがなければ、死ぬまで料理に挑戦することはなかったかもしれません。また、料理を毎日作ってくれていた妻が、毎回「おいしい?」と尋ねてくる気持ちを理解できたのも、今回の単身赴任が良いきっかけとなりました。今後は料理を続けながらも、妻に任せきりになっていた他の家事にも挑戦してみると、案外楽しさを見つけられるかもしれないなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/山本 さつきパパが大好きな息子と毎日格闘しているママライターです。たくさんの情報をわかりやすく伝えるべく、日々スキルを磨いています。
2023年11月30日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、出産のときに時々あるちょっと困ったパパについて教えてくれました。立ち会い出産の本当の目的は出産するママのサポートなはずなのですが……!? 立ち会い分娩はどれくらいの夫婦がしてる?「母親が望む安全で満足な妊娠出産に関する全国調査(2013年・厚生労働科学研究)」によると、分娩室で立ち会いをした「夫」は53%。経腟分娩に限れば、立ち会いをした「夫」は59%で、2006年の調査の39%から大幅に増加しています。しかし、強制するものではありません。実際の立ち会い分娩は、赤ちゃんが生まれてくる足元を見るものではなく、頭側にいてママをサポートするのですが、赤ちゃんに付着する出血などを見るのも苦手な男性も少なくありません。2人でよく話し合って、立ち会いをどうするか決めていくことが必要です。陣痛中は一緒にいて分娩時は外で待っててもらう、途中で気分が悪くなったり立ち会いが続けられない気持ちになったら外で待つなど臨機応変にするなどにしてもいいかと思います。立ち会いができ、それを望む場合に知っておいてほしいことをお伝えします。 立ち会い出産で何をすればいいの?立ち会い出産でパパの役割はたくさんあります。何をしたらいいかわからない場面も多いと思うので、助産師と相談しながら試してみましょう。ここでは陣痛中と分娩時のおすすめサポートを教えます。 【陣痛中】・腰などのマッサージ・腰やおなかを温める・お産が進まないときなど院内散歩の付き添い・お産が進んできて児頭が降りてくるとつらいので、おしり(肛門部分)の圧迫・吐いてしまうこともあるのでその介助・陣痛の合間に飲み物や食べ物がとれるように介助・精神的なサポートなど 【分娩時】・出産時いきむときの体勢になるようサポート・陣痛の合間に水分がとれるように介助・汗を拭いたり、うちわであおぐ・声をかけたり精神的なサポートなど 動画撮影のタイミングはいつ?赤ちゃんが生まれてくる大事な瞬間を記録に残しておきたいという気持ちはよくわかります。しかし、撮影は最低限にして、無事に出産できるように2人で頑張ってお産に集中することも大切です。陣痛のときに、撮影しているパパもいますが、痛みが強くなってくると余裕がなくなり撮影どころではなくなってくる場合が多いです。無痛分娩ではママに余裕があるため撮影をしているパパもいますが、お産が進んで分娩準備をするようになったら、動画撮影をしてもいいかと助産師に確認するようにしましょう。赤ちゃんが生まれた直後は写真撮影のみ許可という病院も多いです。出産後落ち着いてから、動画撮影ができる場合もあるのでそのタイミングも助産師に相談してみてください。立ち会い出産は、パパにも役割がたくさんあります。思い出の記録を残すことも大切ですが、無事に赤ちゃんが生まれてくるように2人で頑張ってほしいなと思います。動画撮影や写真撮影だけに集中しないようにして、家族の心の中に、新しい家族を迎えるいい思い出となるように、お産に取り組んでいただけると幸いです。監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年11月30日■前回のあらすじ妻の雪乃に怒られ、イライラしていた直樹は半ばヤケクソ気味でミルクを娘の可奈に飲ませようとするのだが、ミルクは冷めきっていないうえに哺乳瓶のキャップはしっかり閉まっていなかった。ミルクがこぼれて大泣きした可奈に驚いた雪乃は、さらに直樹を突き放し…。直樹は少し反省したものの、「こうしてわざとミスを繰り返せば雪乃は諦めて育児家事を全てになってくれるようになるのではないか」と企む。【妻SideStory】夫には、私と夫の育休期間にどうにか家事を覚えてほしいと思っていました。はじめての子育ては想像以上に神経を使うし、寝不足もいつまで続くかわからない…。子育てをしながらではこれまでのような家事はできないし、お互いに仕事が始まると何もしない夫に不満が溜まっていってしまうと思っていたからです。付き合っているときや新婚当時は、もう少ししっかりした人だと思っていました。元々私たちは職場で出会い、飾らない夫の人柄を知るうちに自分も素を出すことができたし、夫からの愛情表現もあったし、居心地の良さを感じていたのですが…。蓋を開けてみると「家のことは何もしない人」。表面上はやっていても、なるべくダラダラ過ごしたい、自分の好きなことだけして過ごしたい…そんな気持ちが透けて見えるようでした。そしてあっという間に夫の育休は終了してしまうのでした。次回に続く(全11話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 田辺ヒカリ
2023年11月30日日常には、洗濯や料理、掃除などのように名前はついていませんがやらなければならない「名もなき家事」があふれています。これらは、“妻に任せきり”というケースも多く、夫婦げんかの火種になることも。そんな日常に潜む「名もなき家事」、なかでも今回は、「数秒でできるのになぜやらない……」とママたちが頭を抱える「名もなき家事」をピックアップ。男性の家事・育児参加について詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に話を伺いました。あなたの夫はいくつあてはまる?数秒で終わるのに夫がやらない「名もなき家事」日常に溢れる「名もなき家事」。数秒あれば誰でもできて、すぐに終わるのに、やらないと後でまとまった時間をとられてしまう家事がたくさん。パパがその場で気が付いてやってくれたら、私の負担も軽くなるのに……とママたちを悩ませているようです。実際、ママたちはパパのどのような行動に頭を抱えているのでしょうか。 ケース1.使い終わっても電気や電源をきちんと消さない洗面所やキッチンの電気、誰もいない部屋のエアコンや誰も見ていないテレビの電源をつけっぱなしにするパパ。電気代がもったいないし、家計のことも気にしてほしい! 電気や電源を消すなんて1秒でできるのに……。 ケース2.朝起きてベッドや布団を整えない朝起きたあと、ベッドや布団を整えることもせずぐちゃぐちゃのまま仕事へ行ってしまう。むしろ子どもの分を一緒にやってほしいぐらいなのに。布団やベッドがぐちゃぐちゃだと見た時にテンションが下がってしまいます。 ケース3.自分が使ったものをその場で片付けない使った爪切り、ハサミやボールペン、飲んだ薬などがダイニングテーブルの上に置きっぱなし。いつも子どもにおもちゃを使ったら片付けるように言っているのに、これでは示しがつきません。 ケース4.靴下を洗濯カゴに入れるとき、きちんと伸ばさない洗濯カゴに丸まった状態で靴下を入れられるとイラッとしてしまう。洗濯するときに丸まった靴下を一枚ずつ伸ばす作業は面倒だし、できれば洗濯前の汚れた靴下をあまり触りたくないのが本音……。なんだか子どもがもう一人いるような気分……。 ケース5. バサバサの歯ブラシを自分で交換しない新品の歯ブラシを買ってストックしておいているのに、どうしてバサバサになった歯ブラシをいつまでも使い続けるの!? 古い歯ブラシを捨てて、交換することくらいすぐにできるはず。自分で定期的に替えてほしいです。 ケース6. 食事の際、自分だけ席に座って待っていて一緒に準備しない食事が出てくるのを席に座って待たれるとモヤモヤしちゃう……。食事をよそったり、運んだりすることを一緒にやってくれたら早く食べられるのに! 食べはじめたあとの「あれ、箸は?」「コップは?」にもうんざりです。お客さんじゃないんだから……。 ケース7.食べ終わってもすぐに食器を水につけない食事が終わってもなかなか食器を下げずテーブルに放置するパパ。時間が経ってしまったせいでご飯がこびりついて食器洗いが大変に。洗わないならせめてこれぐらいは協力してほしい……。 ケース8. 洗濯を干すときにしわを伸ばさない洗濯物を干すとき、しっかりしわを伸ばさずそのまま干してしまうから、乾いたらシワシワ……。これでは恥ずかしくて着られず、アイロンをかけなくてはいけなくなってしまいます。これなら自分でやったほうがいい…! ケース9.使い終わってもハンドソープやシャンプーなどの補充をしないハンドソープやシャンプーを最後に使い切ったのに知らん顔。私が使うときにリンスがなくなっていて、慌てて濡れた体で詰め替えを取りにいったことも。次に使う人のことも考えてくれたらいいのに……。 家のことはママの仕事…?数秒あれば誰でもすぐにできることまで、ママの仕事にしてしまっているパパ。電気を消さない、靴下を丸まったままカゴに入れるなど「もう子どもじゃないんだから!」とママもイライラしてしまいますよね。 「パパには”家のことはママの仕事”といった認識があり、その認識がすぐにできる家事もやらないというパパの行動につながっているのかもしれません。これは、高度経済成長期にできた『男性は仕事、女性は家事と育児』という、性別を理由に家庭での役割を固定的にとらえる『性別役割分業意識』の考え方が現在も根深く残っているからでしょう。 しかし、家事や育児は生活するためのものなので、家庭によって役割分担は異なるとは思いますが、ママだけに負担が偏るのは考えもの。ましてや、自分のことなのであれば、自分でやってほしいとママが思うのはすごく自然なことだと思います。 1つ1つの家事は数秒で終わるものばかりですが、やらずに積み重なればまとまった時間が必要になりますし、『名もなき家事』を生んでしまいます。結果的にそのしわ寄せはママに行くことが多く、ママたちのストレスになっているようですね。もし、いくつか当てはまるなとパパたちが思うようなら、ぜひ意識を変えましょう。 『名もなき家事』は、家族みんなが気持ちよく生活するために欠かせないことばかり。使ったハサミやペンがダイニングテーブルに置いたままになっていたら、すぐに食事ができませんよね。また、乾いた洗濯物がシワシワだったら、出かけるときのテンションが下がってしまいます。生活の中で沁みついてしまっている行動を変えるのはとても難しいことではありますが、このことを念頭において、より強い意識をもって自分の行動を変えて、習慣化させていくことが重要です。 そして、ママが日頃、小さな家事をたくさんこなしてくれていることを知って理解すること自体が、ママたちのストレス軽減につながるでしょう。まずは、パパは、ママが日頃やってくれている家事に気が付いたら感謝の気持ちをきちんと伝えられると良いですね」(小崎先生) コミュニケーションを大切に「自治体のなかには、夫婦で家事や育児を分担するにあたり、まずはどんな家事や育児があるのか、主に誰が担当しているのかを確認するための『家事・育児シェアチェックシート』(※)などを作成して配布しているところがあります。ぜひ参考にして、一度夫婦で自分たちの家庭でおこなわれている『名もなき家事』を見える化してみるのも良いでしょう。『歯ブラシは毎月1日になったら自分で交換する』、『シャンプーは最後に使った人が必ず詰め替える』などとルールを作るのもおすすめです。 たった数秒でできる家事さえもやらないパパに対して、『どうせ何を言っても伝わらない』と思ってしまっているママもいるかもしれません。しかし、夫婦生活は、この先も長く続いていきます。 パパに対して察してほしい、わかってほしいと考えていることをママから具体的に伝える機会を作ってみてください。話し合いを通してお互いの気持ちに気が付いたり、問題点が明確になったりすれば、家族みんながもっと気持ちよく生活を送っていけるのではないでしょうか」(小崎先生) (※)参考:「家事・育児シェアチェックシート」,大阪市市民局ダイバーシティ推進室雇用女性活躍推進課監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校校長 小崎恭弘
2023年11月30日私は1歳の子どもを育てています。育児はほとんどのことを私一人でこなす毎日。一方で夫は母親である私が育児をして当然だと思っているようで……。夫の衝撃的な言葉ある日のこと、私は家事に追われながらも、子どものおむつ替えをしていました。すると、夫が私に向かって「お茶ちょうだい」と言ってきたのです。私は夫の言葉に耳を疑いました。 その他にも、私がご飯の準備をしているとき、子どもが泣いている様子を見た夫は「ねえ、泣いてるよー!」と言ってきたことも。まるで子どもが一人増えたようでした。そしてなんで他人事なの?とモヤモヤした気持ちに……。 「察してほしい」というスタンスではなく、やってほしいことを言葉にして伝えていかないと夫の行動は変わりませんし、自分が潰れてしまうと実感する日々です。伝え方や言葉選びには配慮しつつ、今後は夫にやってほしいことを具体的に伝えていこうと思います。 作画/まげよ著者:雨女晴男
2023年11月29日想定外の妊娠…!でもすぐには踏み切れない理由が―…主人公・花子には付き合って約半年の恋人・太郎がいます。体調が悪い日が続くことが気になり、妊娠検査をしてみたらなんと陽性反応が…!太郎に妊娠のことを打ち明けると、太郎はすぐさま結婚・出産の準備に取りかかろうと話します。太郎が結婚に向けて前向きになってくれたことは嬉しい反面、何やら煮え切らない様子の花子…。実は、親が借金に追われ、幼少期から苦しい生活を強いられてきた花子には、結婚相手に対してどうしても譲れない条件があったのです。このお話は作者3chaさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじお互いのことをまだ理解し合えていないうちに結婚することに躊躇する花子。親が借金に追われ、幼少期から苦しい生活を強いられてきた花子には、結婚相手に対しどうしても譲れない条件があって…。 ■花子の思いを聞いて太郎がとった行動は…■貯金額、収入を全て打ち明けてくれて…!?不安な花子に対して少しでも誠意を見せようと、メインバンクの通帳、給与明細をすべて見せてくれた太郎。貯金はないものの、収入も安定していて、借金もしていないだろうと花子は少し安心した様子。納得できるまで何度でも話し合いをしてくれると言ってくれた太郎に花子は…?次回に続く「安心して結婚したはずなのに」(全47話)は22時更新!
2023年11月29日■前回のあらすじ育児休暇をとっているのにも関わらず、子どもが産まれても家事や育児から逃げたいと思っている直樹。産後の妻に対して「優しく褒めて育ててほしい」と文句を言うと、妻は夜間授乳で寝不足だし、夫がミスをした家事の尻拭いをさせられているし、そんな余裕はどこにもない!と泣きながら怒る。泣いている妻を見ても、面倒くさいなあとしか思わなかった直樹は逃げるように娘にミルクを与えに行くのだが…。娘に熱いミルクがかかった瞬間は「やばい!」と思ったのですが、妻に近寄るなと怒られると、「だったらいっそ全て雪乃がやればいいじゃないか」という気持ちになり…。俺は、こうしてわざとミスを繰り返していけば、妻は俺に家事を託すのを諦めて全ての育児家事をやってくれるようになるのではという考えに至るのでした。次回に続く(全11話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 田辺ヒカリ
2023年11月29日共働きで夫が住居費、妻が食費と分担して払っていた夫婦。産休に入り、収入が見込めないと話す妻への夫の言動に驚いたエピソードをご紹介します。 夫の態度に、あ然…子どもが産まれる前、産休に入ったころの話です。月始めから休みに入ったため、その月の給料はほとんどでませんでした。当時、共働きだったため、夫が住居費、私が食費という分担で払っていました。給料日になり、「食費は?はやく払って。」と言った夫。事前に、給料はほとんど入らないことは事前に伝えていたのですが、「伝わらなかったのかな」よ思い、夫に「今月の給料、ほとんど入らなかったんだけど。」と言いました。 すると「でも、貯金あるでしょ?」と言った夫。そしてビールをあけて、飲み始めました。驚きのあまり「えっ、私が払うの…?」と聞くと「そうでしょ。分担って決めたし。」と言われてしまいました。 私一人の理由で休んでいるわけではないし、これから育児休業支援金が入るまでは、このような感じなのかなと思いました。夫婦別財布で大丈夫だと思っていた、新婚当時まで戻りたかったです。 ◇ ◇ ◇最近は共働きの家庭も多くなり、夫婦別財布という形も増えてきていますよね。今回の妻さんのように、お互いの認識のズレをご経験した方もいらっしゃるのではないでしょうか。結婚をする際に、お金ことはライフイベントを予想してより細かく定めておくのも手かもしれませんが、夫婦別財布をされているみなさんはどのように決めていましたか? 作画/大福著者:中村いりこ1児の母。出産前、そして仕事復帰後も学校で働いている。読書が好き。
2023年11月29日日常には「名もなき家事」があふれていますが、実は、「名もなき育児」にこそ、ストレスを感じ、パパに理解してほしいと思うママは少なくないようです。また、パパは名もなき育児=ママの仕事と思い込んでいる傾向にあるのだと語るのは、パパの育児参加について詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生。今回は、お正月などの季節の行事や、七五三や誕生日など子どもに関わるイベントに急増するママの負担に着目し、小崎先生にお話を伺いました。季節の行事や子どものイベントによって増える「名もなき育児」のリアルここで、季節の行事や子どものイベント時にママたちを悩ませる「名もなき育児」のリアルを紹介します。 ケース1:お正月やお盆の帰省準備毎年やってくるお正月やお盆は帰省することが多いですよね。実家への手土産を準備をしたり、実家が遠方の場合は、新幹線や飛行機のチケットの用意したりとやるべきことがたくさんあります。それなのに、自分の荷物だけをカバンに詰めて、新幹線や飛行機のチケットを取ったら、やるべきことはやったと満足してしまっているパパもいるようです。 子どもが小さければ、おむつ、おしりふき、ミルク関連のグッズ、着替え、移動中に使うおもちゃや絵本など準備する荷物が増えます。寒い時期であれば帰省当日に子どもが風邪を引かないよう体調管理をしたり、車移動の場合は、渋滞に巻き込まれた場合の対応も考えておいたりしなければなりません。また、電車や新幹線、飛行機の場合は、遅延や運休などを想定して準備をしておくことも大切でしょう。 さらに、子どもが緊急で受診できる病院が実家の近くにあるのかなどのリサーチをしたり、実家で料理などを準備してくれる場合には、子どもの苦手なものやアレルギーのある食材などをあらかじめ伝えておいたりすることも必要かもしれません。 このように、子どもがいる場合の帰省の準備はやるべきことがさらに増えるのに、「自分の荷物の準備さえ終わっていれば大丈夫」とパパたちが知らん顔では、ママたちが帰省準備に隠れた「名もなき育児」の多くの負担を背負うことに。 こうした「名もなき育児」にパパたちが知らん顔になりがちなのは、実家で過ごす時間が楽しければ良いと目の前の事しか見えていないことが原因かもしれません。そこで、夫婦でやるべきことを箇条書きにして共有し、役割分担をしてみるのが良いのではないでしょうか。分担を一度決めてしまえば、次の帰省のときにはパパも自分から準備をすることができるでしょう。 ここではお正月の帰省を例にとってみてみましょう。 お正月の帰省に生じる「名もなき育児」・交通手段の選定(新幹線、飛行機、電車、車など)・公共交通機関の場合、座席チケットの取得、経路の確認・車の場合、渋滞予想や当日の渋滞状況の確認・移動中の休憩するタイミングの決定や場所のリサーチ(授乳スペースやおむつ替えコーナーがあるかなど)・当日の出発時間を決める・当日の天気のチェック(雪が降ったときの対応)・荷物の準備(移動中のあやしグッズなどを含む)・子どもの体調管理・帰省先の病院のリサーチ・実家に子どものアレルギーや生活リズムなどを伝えておくなど このように、普段大人だけなら必要のない準備、つまり、子どもがいる場合ならではの準備が多数発生していることがわかりますよね。例えば、車の渋滞や公共交通機関の遅延が発生した場合、大人だけであれば、おしゃべりをするなどしてなんとか乗り切ることができます。しかし、子どもにとっては生活リズムが乱れて体調を崩したり、飽きてぐずったりする原因になることも。だからこそ、事前の特別な準備が重要になるんです。 あらゆる事態を想定して細かくリストアップしてみることで、パパも「名もなき育児」が多数存在することが理解しやすくなりますし、もしかすると、ママも帰省準備ではパパがやってくれていることがいろいろあるのだと気が付くことがあるかもしれませんね。情報収集をするのが得意、時間の管理が得意などとそれぞれの得意を生かして分担を分けてみると良さそうですね。 ケース2:お宮参り、七五三、誕生日など子どものイベント準備子どもが生まれると、お宮参り、お食い初め、七五三、誕生日、ひな祭り、子どもの日など、子どもにまつわる行事がたくさんあることに気が付きますよね。これらのイベントは、当日までに準備しておくことがたくさん。初めての子どもであれば、そもそもの行事の由来や、どこで何をしたら良いのかなどを調べる負担もあり、ママたちはそのたびに苦労しているようです。 一方で、そんなママたちの苦労を知らずにベント当日に参加をするだけのパパたちが多いと、ママたちから嘆きの声が聞こえています。 そこで、ケース1でもお伝えしたように、夫婦で役割分担をするとスムーズにイベントの準備が進めていけるのではないでしょうか。役割分担をする際には、見逃しがちな「名もなき育児」を含めてリストアップをして、見える化することがおすすめです。 ここからは、七五三にまつわる「名もなき育児」を例にとって見てみましょう。七五三は、子どもが無事に育ったことに感謝し、これからの健やかな成長をお祈りする行事。男の子は5歳、女の子は3歳と7歳でお祝いするのが一般的です。七五三に向けての準備としては、子どもの体調管理、神社決め、天気や家族の都合に配慮してスケジュールを立てることなどが挙げられ、やることがたくさんあります。 リストの具体例は次の通り。 七五三に生じる「名もなき育児」・家族のスケジュール調整(両親や義両親も)、日程決め・子どもの体調管理・神社決めと予約・神社が遠い場合は交通手段や移動時間の選定、座席チケットの取得・当日の天気のチェック・写真スタジオの予約・記念撮影のカメラ準備・子どもの衣装や小物の準備・当日の着付けやヘアセットの予約・食事会のためのお店の予約・上記に関して、どこまでやるのかの決定(予算決め)など このように、やることをすべてリストアップすれば話し合いも効率が良くなりますし、パパも1つのイベントに「名もなき育児」がたくさん存在していることが理解しやすくなると思います。 他の行事の準備が発生した際にも、役割分担をするというルールにしておけば、パパがママだけに準備の負担を押し付けてしまうことがなくなるでしょう。子どものイベント当日を無事に迎えることができるのは、事前の計画やきめ細かな準備があってこそ。ママとパパでしっかりとすり合わせをおこなって、準備の過程も夫婦で楽しめるといいですね。 ちなみに、日本は子どもの成長をお祝いする行事がとても多いことが特徴です。これは、昔は生まれた子どもの多くが長く生きられず、亡くなってしまうのが当たり前だったということが背景にあります。時代は変わりましたが、こうした行事の背景を理解しつつ、子どもの健康や成長を祝う気持ちをママとパパや家族みんなが持ってイベントに参加できるといいですね。 行事やイベントを大切にすることは家族の絆を深めることにつながる季節の行事や子どものイベントごとの準備はやるべきことがたくさん。夫婦で協力しておこなってほしいですが、実際はママに準備の負担が偏りがち。 子育ての期間はあっという間です。パパにもぜひ、家族の大切な時間をつくるという意識を持って、積極的に行事やイベントの準備をしてほしいと思います。 それから1つだけ、パパにもママにも行事をおこなううえで特に気を付けてほしいことがあります。それは「子どもの体調管理」。というのは、行事やイベントごとでは、準備でバタバタとしたり、親のテンションが普段とは違ったりすることもあり、家族みんなの生活リズムが乱れがちだからです。その結果、イベント当日に子どもが熱が出てしまったなんてことも起こりうるんです。まずは、大切な行事やイベントを家族みんなで健康に迎えるということを第一に、子どもの体調面の管理は慎重におこなってほしいです。また、子どもの様子がいつもと違う、体調不良かな?と思ったらどんなに準備をしていても無理をせず中止にしましょう。 季節の行事や子どものイベントは、子どもの健やかな心を育んで家族の絆を深めてくれます。子どもの未来につながっていると考え、ぜひ準備の段階から夫婦で協力しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。(小崎先生)監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校校長 小崎恭弘
2023年11月29日想定外の妊娠…!でもすぐには踏み切れない理由が―…主人公・花子には付き合って約半年の恋人・太郎がいます。体調が悪い日が続くことが気になり、妊娠検査をしてみたらなんと陽性反応が…!太郎に妊娠のことを打ち明けると、太郎はすぐさま結婚・出産の準備に取りかかろうと話します。太郎が結婚に向けて前向きになってくれたことは嬉しい反面、花子にはどうしてもすぐに結婚・出産する気になれないある理由があったのです…!このお話は作者3chaさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじ太郎と付き合い始めて半年で妊娠してしまった花子。不安を感じつつも太郎に妊娠報告をすると、すぐさま結婚・出産の準備に取りかかろうと前向きで、それは嬉しかったのですが…。 ■結婚に対してある不安が…■絶対に譲れない「結婚相手の条件」父親が借金を抱え、生きていくのにやっとな暮らしをしてきた花子。自分の子どもに同じ思いは絶対にさせたくないと強く思っているため、「借金がないこと」「金遣いが荒くないこと」このふたつだけは絶対に結婚相手として譲れない条件だと話します。まだお互いのことを理解し合えていないから、結婚に踏み切るには時間がかかると話す花子ですが、花子の思いを聞いた太郎は、いきなり立ち上がり…?次回に続く「安心して結婚したはずなのに」(全47話)は22時更新!
2023年11月28日日ごろから塩辛い食べ物とお酒が欠かせない夫が、心不全で倒れて病院に担ぎ込まれるという騒動を経験しました。退院後に心臓病のための食事制限をしてから、検査数値も正常になり、私自身も中性脂肪値がグンと下がったという体験談を紹介します。夫が胸の苦しみを訴えて救急搬送33年の結婚生活で救急車を呼んだのは、次男が目をけがしたときと夫が苦しそうに倒れたときだけです。夫の家系はもともと心臓病が多い家系で、夫の母親は50歳のときに脳梗塞で倒れ、それから左半身不随になっています。そして、彼自身も若いころから高血圧の薬を飲んでいました。ある朝、仕事に出かけようとしていた夫が、急に苦しみ始めたのです。胸が締め付けられるようだと言って倒れてしまいました。これは尋常ではないと感じ、すぐに119に電話して救急車を呼びました。病院に搬送されて1時間ほど応急処置をし、ICUに移されました。新型コロナが蔓延している時期で、付き添っていた私も問診され、ICUに行くことができたのは搬送から2時間後のこと。意識はありましたが、「暑い、寒い」と繰り返しつぶやいていたような気がします。10分もしないうちに面会は終わり、必要なものを売店で揃え、そのまま帰宅させられました。心不全と診断される夫の故郷は雪国で、隣近所の皆さんはお酒が大好きで塩辛い食べ物も大好きな人たち。私はあまり塩辛い食べ物が好きではないので、常日ごろから醤油をかけ過ぎないようにとか、味も薄めに料理を作るほうです。 しかし夫は、私の作った料理が「味がない」と言っては醤油をたっぷりかけてしまうし、お酒も寝る直前まで飲んでいるという悪い習慣が身に付いていました。「いつかこの人倒れるかも」と思っていたのですが、実際にその日がやってきました。いつも喧嘩ばかりしている夫婦なので、そのときは「早く死んじまえ!」と心の中で思っていたのですが、いざこうなってしまうと涙があふれてくるのが不思議でした。入院中は面会もままならない状況でしたが、途中経過を伝える先生からの連絡があり、2週間ほどで退院できるということでひと安心。夫の病名は「心不全」で、原因は塩分のとり過ぎによって体内に水分がたまり、心臓が溺れている状態だったということ。そのため、顔も浮腫んでパンパンに腫れ上がっていたのです。 まず、食生活の改善が一番大切だと言われ、ネットで検索してみると心臓病には塩分制限が欠かせないという内容が多く出現。なんと、1日の塩分は6g程度しかとれないことがわかりました。塩分1日6gで野菜中心のメニューに改善退院してからの節制生活が始まりました。まず、0.1㎎単位のスケールを購入。今までなら肉や魚が中心のメニューでしたが、野菜中心にするため、何種類もの野菜を購入しました。肝心のメニューは、病人食をメインに紹介しているサイトに、月額料金が課金されるプランで会員登録をしました。バラエティに富んだメニューがあり、しかも短時間でできる手軽さです。最初はあまりの薄味に、私も物足りなさを感じましたが、慣れてくると外食の料理がいかに塩分豊富だったかを実感しました。塩を使わなくても、酢やカレー粉などを使って味わい深い料理ができることも学びました。 夫も慣れるまで大変でしたが、あのときの苦しさがよほど身に染みたのでしょう。この食生活になってから醤油をかけることもなくなりました。また、85kgあった体重が、今では8㎏減少して77㎏になり、検査でも良い数値が出ています。実は私も中性脂肪値が400mg/dL以上あったのが、今は200mg/dLまでに下がっています。若いときは少々の無理も体が調整してくれましたが、50歳を超えた今は素朴な食事がとても体に良いことを実感しています。まとめ普段から喧嘩ばかりしている夫婦ですが、いざ倒れてしまうと悲しいものだと思い知らされました。幸いにも命を取りとめた現在、私にできることは食事に気を付けることぐらいです。夫婦共々体質改善をするために、夫の退院後、減塩食に没頭。子どもたちからは「頑張り過ぎると長続きしないよ」と言われましたが、お互いの健康のため! と毎日孤軍奮闘しています。いつまで続くのかわかりませんが、健康食のメニューも増えて楽しくなってきたところ。さらに、結果が出ているので、やる気はいまだに持続しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/おんたま著者/Mrsjunko(55歳)結婚した当初から建築関係の会社を営み、2人の男の子と1人の女の子を授かる。45歳で子宮筋腫から子宮と卵巣を全摘、その後更年期が始まることに。体調の変化に四苦八苦しながらも、夫との2人暮らしを満喫している。趣味はおいしいものを食べて海外ドラマを見ること。
2023年11月28日■前回のあらすじパパ会に参加して「妻はもっと自分のことを褒めて伸ばすべきでは?」という思いを強くした直樹は、ドヤ顔でそのまま妻に伝えてしまい強い反撃にあう。妻は直樹に対してかなりの不満を抱えていたようで、「よくそんな甘えたこと言えるね…」という一言を皮切りに、夜の授乳で寝不足ななか、直樹が雑に済ませた家事について見えないところでイチからやり直していたことを直樹に話す。またも妻が感情的になって怒りはじめ、俺の耳はシャットダウン。泣かれてもどうにもならないし、まるで俺が悪者扱いされているみたいで面倒に感じました。そんなとき娘のミルクの時間になり、俺は逃げるように娘のミルクを作りはじめたのですが…まさかこのことが更なる亀裂を産むとは思っていませんでした。次回に続く(全11話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 田辺ヒカリ
2023年11月28日モラハラ、DVはもってのほかだけど、仕事で出世の兆しなし、脱いだ靴下はそのまま、食器も洗わない、もちろん子育てにも協力しない…。そんなダメ夫をイケてるパパに変えたいと思いませんか? あなたの夫がこれで変わる?かもしれない「ダメ夫改造マニュ…