太陽系惑星の中で生物が存在しているのは、地球だけだと考えられています。ではなぜ、地球だけなのでしょうか?それはまずハビタブル・ゾーン(生命居住可能領域)と呼ばれる気温が安定している場所に位置しているためです。では、他の太陽系の惑星はどうなのでしょう?地球のように生物が存在できる環境って、本当にないのでしょうか?惑星の温度に焦点を絞って、考えてみましょう。■地球は時間や季節で気温が変わる地球の表面温度は、気温を測定する時間や、季節、そして場所によっても変わってきます。地球は約24時間に1回自転しますが、地球の片側には光が当たらない時間ができるため、昼には気温が上がり、夜には下がります。また、地球の傾斜軸は、太陽の黄道に対して約23度傾斜しています。そのため北半球と南半球は夏と冬の間、片方が太陽に近づきもう片方は離れるため、季節が真逆になります。季節の変化がない地域もあり、赤道上では平均気温が他よりも高く、雨季になると気温も少し変化しますが、寒暖の変化がほとんどありません。これは、赤道に到達する日光の量があまり変化しないからです。■最高気温と最低気温は163.9度差!地球表面の平均気温はおおよそ14度ですが、地域によってかなり差があります。記録的な最高気温は、イランのルート砂漠で観測された70.7度です。一方、記録的最低気温は1983年7月21日に、旧ソ連の南極観測基地であるボストーク基地で観測された-89.2度です。2010年8月10日には、人工衛星により、再び南極で-93.2度が計測されましたが、地表で計測されたものかわからないので、ボストーク基地での記録がいまだに歴史的最低気温になっています。それでは他の惑星はどうなのでしょう。■他の惑星はもっと極端な気温差が地球の気温は、1日の時間、季節、場所によって変動しますが、太陽系の他の惑星に比べるとかなり安定しています。水星の気温は、極端な暑さから極限の寒さまで幅広く変化します。これは太陽に近く、空気が無く、自転の速度が遅いせいです。気温は、太陽光のあたる側では465度まで上がり、あたらない側では-184℃まで下がります。金星は、二酸化炭素と二酸化硫黄を含む大気のおかげで、温室効果が生じるため、太陽系の中でもっとも熱い惑星です。気温が一番高い時で460度まで上がります。火星の表面の平均温度は-57度ですが、赤道では日中に20度まで上がり、両極では-153度まで下がります。気温差はあまりなく、ハビタブル・ゾーン(生命居住可能領域)のぎりぎりの外縁部に位置していますが、地球よりずっと寒く大気も薄いので、生物が熱を保つのには不十分です。木星は巨大ガス惑星で、地面が固体でなく、地表の温度を正確に測ることはできませんが、雲の上から測定すると、気温は推定-145℃です。土星は、平均気温-178℃の冷たい巨大ガス惑星ですが、傾斜しているので、南半球と北半球が別々に温められて、季節ごとに気温が変化します。天王星は、太陽系で最も冷たい惑星で、記録にある最低気温は-224度です。一方、海王星の上層大気の温度は、-218度まで下がります。このように、太陽系惑星の気温差には幅があります。その中で、地球だけが気温が安定していて、生命を維持できる環境を作り出しているのです。■地球ほど安定した気候の惑星ない地球は3.75億年前の太陽系の初期、太陽光は現在の25%ほど弱く、地球の大気はまだ形成過程でしたが、メタンガスと二酸化炭素の濃度によって、地球の原子大気は地表の温度を氷点以上に保持できていたようです。地球ではまた、2.4億年前に5度の氷河期を含む断続的な気候変動がありました。氷期と氷期の間には、間氷期があり、この時期に地球の気温は上がり、雪解けが起きました。二酸化炭素と温室効果ガスの濃度が上がったおかげで、20世紀半ば以降、地表の平均気温は安定して上がっていきました。しかしどれだけ長い氷河期を迎えても、他の惑星と比較すれば安定した気候と言えるのです。太陽系惑星の温度は、それぞれにかなり違います。しかしほとんどが極端に熱かったり、冷たかったりして、安定した気候を作っている惑星は地球以外には無いようです。やはり、今のところは地球だけが寒暖差が少なく安定した状態を維持できているので、生物が存在するのです。私たちが将来、生命体を発見できるとしたら、太陽系から遥かかなたにある惑星なのかもしれません。(文/スケルトンワークス)【参考】※What is Earth’s Average Temperature?-io9.com
2015年09月12日イオンは7日、"その日の国内最高気温×1万円"を毎日1人にプレゼントするキャンペーン「イオン気温ジャンボ」を開始した。○暑くなるほどプレゼント金額が上がる!東京都心では8月6日に観測史上初の7日間連続猛暑日を記録するなど、日本各地で猛烈な暑さが続いている。今回開始したキャンペーンでは、"その日の国内最高気温が39.0℃なら39万円をプレゼント"というように、暑くなれば暑くなるほどプレゼント金額が上がる仕組みとなっている。特設サイトでは、この夏、より高い気温を多く記録し、「イオン気温ジャンボ」に貢献した地域ランキングを紹介。 その日の国内最高気温を記録した町には1℃=1ポイントが与えられ、集計結果は毎日閲覧できる。また、これまでの賞金総額や前日までの国内最高気温地域もアーカイブするほか、夏を快適に過ごすためのアイテムも紹介する。キャンペーン期間は2015年8月31日までとなり、当選者数は25人(1日1人×25日間)。パソコンまたはスマートフォンから特設サイトにアクセスし、応募フォームに必要事項を入力して応募する。応募は対象日1日に付き、1人1回まで可能で、当選回数は期間中1人1回のみ。当選者の発表は9月上旬に当選通知を持って代える。
2015年08月07日春になると眠くて仕方ないという人もいるはず。睡眠欲が湧いて仕方なくなってしまう理由は、気温の変化が人間の身体に大きく関係しているのだとか。今回は、睡眠欲が湧きあがるメカニズムについて、春の気候と合わせてご紹介します。春の眠気の原因は気温の変化寒い冬は、身体が冷えてなかなか寝つけなかったという人がいるかもしれません。でも、春になってポカポカ暖かい気候になると今度は、「いつも眠い」「疲れがとれない」と感じてしまうことがあるんです。春の眠気は暖かさが関係しているのですが、ただ暖かい陽気だから眠いというわけではありません。実は、身体のなかでは気候や気温の変化に対応するために複雑なメカニズムが働いた結果、対応しきれずに眠気を引き起こしているそうなんです。どうして強烈な眠気が訪れるのかがわかると、春でもシャキッと活動できるはず。まずは、この季節のだるさと眠気の原因について見てみましょう。自律神経の乱れを招くのは気温差私たちの身体は寒さに耐えようと、冬の間は交感神経を活発に働かせています。春になると昼間は特に暖かい陽気になります。気温が高くなると身体はリラックス状態になり、副交感神経のほうが活発になるのです。冬から春へと季節が変わるとき、私たちの身体はなかなか気温の変化に対応できません。さらに、春は日中と夜の気温差が大きくなりがちな季節なので、交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、眠気やだるさを感じてしまうといいます。また、日照時間が長くなることも春の眠気を引き起こす原因だとか。朝の早い時間から明るくなることで、睡眠ホルモン・メラトニンの分泌量が減ってしまい、ぐっすり眠れないことがあるようです。夜勤でも質の高い睡眠をとるコツは?上記のように春の眠気は、私たちの身体が気候や気温の変化についていけないことが原因。気温差のせいで交感神経と副交感神経のバランスが乱れがちになり、日中もなんとなく眠いままという状態が続いてしまいます。つまり、自律神経を整えてあげることが、この季節にシャキッと活動するためのポイントなんです。自律神経は眩しい光や音、生活リズムの影響を受け、乱れてしまうといいます。夜は早めに電気を消して寝る、夜更かしをしないといった対策を心がけるだけでも原因のひとつを取り除くことができるはず。時間のあるときには、ゆっくりお風呂に入るなど自分なりのリラックス法を見出しておくのも大切です。気温差が激しい春は強烈な眠気が襲う季節。その原因である自律神経の働きを整え、活動する時間帯と寝る時間帯にメリハリをつけましょう!Photo by lauren rushing
2015年03月11日NASA・ゴダード宇宙研究所は、2013年は過去最高の暑さになると予測した。今後も気温は上昇し続けるというから、年々と夏がつらくなる。もしも地球が暑くなったら、人間は耐えられるのだろうか?上昇する体温は暑熱障害を引き起こし、脳細胞へダメージを与える。細胞のタンパク質変性が起きれば、回復はおろか生存の見込みもなくなる。■ハードボイルドなオレ2012年の地球の平均気温は14.5℃で、20世紀の平均よりも0.57℃高く、NASAの記録では歴代9位の高温となった。気温上昇は36年間続き、10年ごとの変化は1880年と比べて+0.06℃、1970年以降は+0.16℃と、加速度的に上昇している。人間を含む恒温動物は熱を作り出すのと同時に、上がり過ぎた体温を下げる放熱をおこなう。メカニズムは大別して、汗による蒸発性熱放散(ねつほうさん)と、汗以外の非蒸発性熱放散の2種類に分けられ、後者はさらに、からだに触れた物質に熱を逃がす伝導、触れていない物質への放射、体温で温められた空気による対流の3つに分かれる。無風状態ではおよそ60%が放射、20%が伝導と対流でまかなわれ、風や運動で触れる空気が増えると伝導/対流は大幅に向上する。これに加え、吐く息(呼気)や皮膚から放出される水分も放熱に役立っている。気づかないうちに蒸発するので不感蒸泄(じょうせつ)と呼ばれ、標準的な成人は皮膚から600ml(ミリ・リットル)、呼気から300ml、合わせて1リットルほどの水分が知らぬ間に1日で放出され、体温調節をおこなっているのだ。体温は腋(わき)や口で測るのが定番だが、生死の局面では直腸など中枢(ちゅうすう)体温が決め手となる。中枢体温は外側に熱を逃がすので、肌の温度は中枢体温よりも低くなければコントロールできない。気温32℃以下なら無風状態でも問題ないが、これを超えたり運動で体温が上がると、気化熱で肌温度を下げるために汗が出る。水1g(グラム)が蒸発すると約0.58kcal(キロ・カロリー)を放熱できるので、人間の比熱=約0.83に当てはめると、体重60kgの人間の体温1℃は60×0.83÷0.58=約85.9gの汗で下げられる。もしも気温が上がり続けたらどうなるか?中枢体温は35.5~37.5℃なら正常、病気や激しい運動による一時的な発熱でも40℃程度は問題ないが、41℃を超えると生命の危険が始まる。41~44℃になると暑熱障害が起き、血流を増やそうとする末梢血管が拡張による熱失神、電解質や塩分不足から起きる熱けいれん、激しい渇きや脱力感を感じる熱疲弊(ひへい)が起きる。体力がないひとが42℃に達すると、10時間程度で死亡するから要注意だ。44~45℃は生存限界の境界線で、気合と根性で頑張っても数時間しか耐えられない。人体でもっとも熱に弱い脳には、体温が上昇しても熱い血液が届かないシステムが備えられているのだが、冷却そのものがままならぬ気温では、熱い血潮が脳を破壊する。45℃を超えると細胞のタンパク質が変性し、回復はおろか生存の見込みも薄い。ゆで卵を冷やしても生卵には戻らない。同様に、皮膚や筋肉が変性してしまうと二度と戻らない。「固ゆで」が語源のハードボイルドは、からだには要らない。生きざまだけで結構だ。■飛び出すな青春汗や不感蒸泄で失う水分も大きな問題だ。体重に対して失うおよその水分と症状をまとめると、・2~4%…強い渇き、不快感、食欲減退・6~8%…腕手足の打診痛、よろめき、頭痛・10~12%…筋のけいれん、全身無力、腎不全・14~16%…皮膚のしわ、眼球陥没、排尿痛18%を超えると皮膚に亀裂が生じ、尿も作れなくなる。20%失うと生存限界に達し死亡する。体温を下げるための汗も、身を削った自衛手段にすぎない。しかも、流れ落ちる汗は肌の温度をまったく下げないので、常に不快な汗ダク状態を維持しなければならない。ふかない方が早く汗がひくと言われているのはこのためだ。滴(したた)る汗に意味がないなら、青春ドラマの主人公は浮かばれない。■まとめ2003年の猛暑による死者はヨーロッパだけで5万2千人に及ぶというから、気温上昇は近代の疫病とでも呼ぶべきだろう。もっとも高温でも活動できる生物は、アリ(Cataglyphis bicolor)の55℃。乾燥に強いクマムシも150℃まで耐えられるのに、人間は地球の庇護なしでは生きられない。来たるべき今年の猛暑に向けて、そろそろゴーヤの種をまこうか。(関口寿/ガリレオワークス)
2013年02月03日テイクアンドギヴ・ニーズは12月22日より、ウエディング業界初となる「年の差割」キャンペーンを開始した。同キャンペーンは、近年「年の差婚」が増えていることを受け、業界に先駆けて実施するもの。「年の差×1%」を挙式費用総額から割引する。例えば、挙式費用総額が400万円の場合、年の差5歳カップルなら20万円引き、10歳差カップルなら40万円引き、20歳差カップルなら80万円割引となる。なお年齢差は、4月~3月の学年単位でカウント。全国のT&G直営ゲストハウスで挙式するカップルを対象に割引を行うが、直営ゲストハウス以外の提携レストラン、提携ホテルでのウエディングは適用外となる。また、他プランとの併用は不可。キャンペーンは2013年1月31日までに来館し、契約した人が対象となる。詳細はキャンペーン特設サイトで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月26日近年、ブームとも言える年の差カップル。○歳差という表現にも、あまり違和感がないこのごろです。そこで、マイナビニュース読者のみなさんに、「年の差」恋愛の実態をお聞きしました。調査期間:2012/5/11~2012/5/14アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■禁断の恋のようでドキドキ異性と付き合う、結婚する場合、「年の差」を意識するのは何歳以上なのでしょうか。「5~10歳差」という答えが446票(44.6%)と最も多く、次いで「10~15歳差」が299票(29.9%)、「5歳未満差」が148票(14.8%)という結果になりました。また、実際に「年の差」を意識する相手と付き合ったことがある人は114人(11.4%)でした。ここで、その114人の「年の差恋愛ならではのこんな楽しさがある」、「こういうときにジェネレーションギャップを感じた」といった経験談をご紹介します。「7歳年上。自分が高校生のときに、社会人1年目と思うと禁断の恋みたいでドキドキする」(27歳/男性)「7歳年下。めちゃくちゃに派手で、極端に短いスカートをはいて来るのがうれしかった」(62歳/男性)「16歳年上。精神的に焦らず安定していて、こちらも安心した。何をしても許してくれるような空気が心地良かった」(24歳/女性)「12歳下の女性。久々に頑張っている自分になれた」(38歳/男性)「18歳年上の男性。好きだった音楽やテレビの話でギャップを感じたが、お互い知らない世代なので話すと面白い」(27歳/女性)お互いに成長できる相手と巡り合うことができたのはすてきです。なかにはこんなエピソードも。「9歳上。夜に飛行機の腹を見るという、オシャレな大人の遊びをした」(27歳/女性)うらやましいです。■甘えが出て自分がダメになる続いて、「ジェネレーションギャップを感じたエピソード」をお聞きしましょう。「10歳年上。カラオケで歌う歌が合わない」(25歳/女性)「3歳年下。教えることが多すぎて、頼りにならない感じがした」(28歳/女性)「12歳年下の女性。流行語がまったく理解できなかった」(38歳/男性)「彼女の友だちには敬語で、彼女には普通に話すという使い分けが必要なので、変に気を使う」(27歳/男性)愛だけでは乗り越えられない年齢の壁もあるようです。また、「12歳年上。甘えが出てしまいがちで自分がダメになる」(34歳/男性)という話は、少し切なく感じます。ほかに、「年上の女性と付き合っているときに、手と目じりのしわを見て、引いてしまった」(25歳/男性)「付き合っていた当時、彼は40代にさしかかったところ。加齢臭がし始めていた気がして、悲しくなった」(27歳/女性)「7歳年下。若いだけあってハードなデートが多い。カラオケやボーリング、ゲームセンターなど、とにかく動きまわる。途中休憩なしのノンストップ」(27歳/女性)年齢による体力の差は隠しきれないのかも。「年の差22歳。へたすると親子に見られる」(23歳/女性)「9歳年上。年齢が年齢なだけに、付き合う=結婚と考えている人だったので、まだまだ結婚願望がなかった私にとっては重かった」(31歳/女性)「11歳年上。自分が妹みたいな感覚だった」(21歳/女性)「時々校長先生の話を聞いている気分になる」(24歳/女性)など、周りの視線や結婚への意識について、年の差がギャップになった例もあります。愛に年の差は関係ないと言われますが、こうして見ると、ギャップを乗り越えて行くことが年の差恋愛の極意なのかもしれません。(岩田なつき/ユンブル)
2012年08月23日