くらし情報『【エンタメCOBS】気温が45℃になったら人間って生きられるの? -もしも科学シリーズ(39)』

2013年2月3日 12:20

【エンタメCOBS】気温が45℃になったら人間って生きられるの? -もしも科学シリーズ(39)

【エンタメCOBS】気温が45℃になったら人間って生きられるの? -もしも科学シリーズ(39)
NASA・ゴダード宇宙研究所は、2013年は過去最高の暑さになると予測した。今後も気温は上昇し続けるというから、年々と夏がつらくなる。

もしも地球が暑くなったら、人間は耐えられるのだろうか?上昇する体温は暑熱障害を引き起こし、脳細胞へダメージを与える。細胞のタンパク質変性が起きれば、回復はおろか生存の見込みもなくなる。
■ハードボイルドなオレ

2012年の地球の平均気温は14.5℃で、20世紀の平均よりも0.57℃高く、NASAの記録では歴代9位の高温となった。気温上昇は36年間続き、10年ごとの変化は1880年と比べて+0.06℃、1970年以降は+0.16℃と、加速度的に上昇している。

人間を含む恒温動物は熱を作り出すのと同時に、上がり過ぎた体温を下げる放熱をおこなう。メカニズムは大別して、汗による蒸発性熱放散(ねつほうさん)と、汗以外の非蒸発性熱放散の2種類に分けられ、後者はさらに、からだに触れた物質に熱を逃がす伝導、触れていない物質への放射、体温で温められた空気による対流の3つに分かれる。


無風状態ではおよそ60%が放射、20%が伝導と対流でまかなわれ、風や運動で触れる空気が増えると伝導/対流は大幅に向上する。

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