こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》第13回目になりました。前回はファッションの考えはどうやって構築されるもの?というお話でした。今回はビル・カニンガムのお話。 ビル・カニンガム。彼は『ニューヨーク・タイムズ』紙でストリートスナップを撮り続けた、伝説的なフォトグラファー。生涯現役を貫き通し、先日87歳でこの世を去りました。2013年に公開された映画「ビル・カニンガム&ニューヨーク」で名前を知った方も多いかもしれません。恥ずかしながら、私もその一人でした。ストリートスナップが盛り上がりをみせ始めた数年前より遥か昔、ファッションはストリートから生まれると最初に気づいた人。カメラ片手にNYの街を自転車で駆け回り、時には世界のファッションウィークへ飛び、40年以上 “ 素晴らしい着こなしの女性 ” を撮り続けてきました。彼がレンズを向けるのはハイブランドに身を包んだファッショニスタでもなければパパラッチが狙いたがるセレブリティでもありません。“I just loved to see wonderfully dressed women, and I still do. That’s all there is to it ”そう語るように、意思のある服を纏い、自分が生きる環境で最大限に魅力を引き出している女性に、心から惹かれ続けていたのでしょう。「ファッションは排除すべき軽薄なものだと思われがちだ。けれど、ファッションは毎日の生活を生き抜くための鎧だ。それは排除するわけにはいかない。文明をなくすのと同じことだからね」映画の中で語られた彼の言葉は、ファッションがお祭り的なイベントになり、もはやカルチャーのメインストリームではなくなってしまった今、まっすぐと心に響いてきます。パリで見た青いジャージ私がパリコレで会場外スナップを撮り始めるようになって4シーズン目の2014年9月、はじめて彼をランウェイで見かけました。朝一番(9時半!!)に開催されるJUNYA WATANABEのショー。ファッションウィーク中の戦闘服に身を包んだ業界人たちが並ぶ中、あの青いジャケットを着たおじいちゃんがフロントローに座っています。ちょうど対岸の右奥に座っていた彼をレンズ越しに見つけ、思わずシャッターを切ってしまいました。誰よりも真剣に楽しそうに服を見つめるその表情は、まるで生まれて初めて見た生き物を観察し愛でる子供のよう。何かのディテールに驚いたのか、口を開けてびっくりしている表情は思わずクスッと笑ってしまうくらい可愛い。そんな彼に、一度だけ写真を撮ってもらったことがあります。どんな写真だったのかは、ついに見ることはなかったけど。どんよりと厚い雲がパリの街を覆った、とても寒い日。日本から持ってきたレモン色のマフラーで顔まで覆ってショー会場の前をキョロキョロしていた時でした。(この写真はビルおじちゃんではなく、友人が撮ってくれたものです。チュイルリーにて不意打ち。)青いジャケットに映える白髪にしわくちゃの笑顔、キラキラと輝く小さな瞳。背の曲がったおじいちゃんが満面の笑みでちょこちょこと近づいてきたと思えば、カメラと人差し指をピンとあげ、1枚いい?とジェスチャー。「あ、ビルおじちゃんだ」突然現れたヒーローに一瞬身構えたけど、彼の笑顔につられてこちらまで口元が緩む。私が巻いていた黄色のマフラー、目がビジューでできたキツネの顔と尻尾がついた愉快なアイテムなのですが、彼はおそらくこれが気に入ったのでしょう。1枚パシャりと撮られると、私もすっかり彼の笑顔に癒されてしまって、顔の横でOKサイン(今思えばなんと馴れなれしいことか!)。そんな小娘の挙動にも同じようにOKサインで返してくれたあの時の笑顔は忘れることができません。「良かった、ちゃんと楽しんで服を着れてたんだ」と、その時ホッとしました。wonderfully dressed women に一歩近づけたの、かも。毎シーズンパリにやってくるわけではないので、一瞬でも同じ空気を同じ地で吸えたこと、まっすぐと目を見つめられたことを本当に嬉しく思います。たった一度しか会ったことはないけど、もう会えないと思うと本当に悲しい。そう思わせるだけのパワーって、単純にあの笑顔なんだと思う。彼のようにファッションと真摯に向き合いながら、カメラで切り撮るとは別の方法で wonderfully dressed women を考えていきたい。私はフォトグラファーではないけれど、ファッションは大好きだから、やっぱり次もオフランウェイに赴かねば。“ I knew from photographing people on the streets that the news was not in the showrooms. It was on the streets. ” − Bill Cunningham Text : Azu Satoh
2016年06月29日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》第12回目になりました。前回は似顔絵を描いてもらった話でしたが、今回は少し真面目に、自分が身につける服は何を反映しているんだっけ?というお話。 いまこの文章を書いている私は、光沢のある赤いフレアのロングスカートとベージュのクロシェ編みの長袖を着ています。気温28度。いくらスケスケのクロシェ編みといっても、正直暑いです。なぜ私はこんな格好を選んだのか。それはどうしても「赤のロングスカートとスケスケのベージュ」の合わせにトライしたかったから。コレクショントレンドを追いかけるのが好きな方は、今のGUCCIと聞いたらパッとイメージが浮かぶかもしれません。GUCCI 2015-16AWコレクションのファーストルックを飾ったのが、まさに「赤のロングスカートとスケスケのベージュ」でした。スパンコールで作られたトロンプルイユのリボンタイや顔を半分覆うデコラティブなメガネ、動物や植物をモチーフにした派手な色柄などを用いた装飾満載なルックが多いなか、シンプルなこのルックがとても印象に残ったのです。これを唐突に思い出して“絶対に”着たくなってしまったのが、今日。たまたま該当アイテムがあったからいいものの、なかったら買いに行っているところでした。思い立ったら絶対にやらないと気がすまない、時には損な性格です。リアリティと理想の境目がわからない先日、あるトークショーでファッションとデザインの話を聞いていたとき、「リアリティ」という言葉がとても頭に残りました。デザインが生活に紐付いている以上、ファッション/ 洋服も自分の生きる環境、自分を構成してきた経験、自分が浸ってきた文化を反映しているはずです。ところが、何を反映すれば良いか分かりづらくなっているのが現代。「自分のリアリティ」を見失ってしまっている人が多いのだそう。リアリティを認識するためには、その輪郭を際立たせるための理想が必要です。越境するにも境目が必要、ということですね。でも自分っぽいもの、近い存在を探しやすい社会になってしまった今では、「現実と理想」の境目があまりにも曖昧。ゆえに自分の「リアリティ」がどこにあるのかわからない。例えばSNSの中という、ある意味「仮想現実世界」で満足してしまっている人は自分の「リアリティ」をそこに置いてけぼりにしてしまっているのでは、と思うのです。憧れの人とすぐに(たとえ一方的でも)繋がることができる、彼/彼女が買った物を身につけて投稿すれば何だか近づけた気がする、など、理想と現実が隣り合わせにある。私のファッションは私のリアリティに基づく話をGUCCIの真似っこコーデに戻しましょう。私がした真似っこはリアリティがあったのかといえば、そこには確かに地に足つく私のリアルがあったと思います。手持ちの服で、日本の街中を歩けるような格好に雰囲気だけ頂戴して落とし込んだ。ルックを完全に真似して乳を出していたわけでもないし(笑)私のリアリティは何処にあるんだろう、と考えた時に、やはり圧倒的にきらびやかな世界への憧れ、そしてそれを蚊帳の外からでも生で見てきた興奮が身に染み付いているのだと思いました。そこでの経験が、ファッションは遊んでもいいんだよということを教えてくれた。着飾る時は思いっきり着飾り、自分を出す時は出して、街に溶け込む時はじんわりと馴染む。この写真は馴染んでいるかわからないけど(笑)azさん(@azunne0217)が投稿した写真 - 2016 3月 10 1:35午前 PST 今年のパリコレ取材の帰り、頑張った自分へのご褒美としてGUCCIのエナメルシューズを買いました。同じようにパリコレでやってきたファッション業界人やセレブ(15足くらい広げてあーだこーだ言ってる)に囲まれながら履いたお店の中では確かに私の足で輝いていたのだけど、いざ持ち帰ってみるとなんだか眩しすぎて未だに一度しか履けていません。ファッションにおいて言うと、自分が囲まれてきた環境、肌で感じてきた文化、見てきたもの=リアリティを纏わずに理想だけすっぽり被っても、肌馴染みが実に悪いみたいです。私にとってGUCCIがリアリティに昇華できるまで、死ねない! Text : Azu Satoh
2016年06月23日彗星のごとくスーッと現れたかと思えば、異質で新しい音楽とビジュアルで、日本中を虜にしている水曜日のカンパネラ。謎めいた歌唱担当、コムアイさんにお話を聞きました。***――お休みの日は何を?コムアイ:夜はネットで『トリビアの泉』『マネーの虎』とか昔のテレビ番組を見てます。めっちゃ面白いですね。あとは、アイソレーションタンクに入りに行ったり。日焼けサロンみたいなカプセルに入って、濃度の高いに浮かぶんです。中は真っ暗で、無重力状態のようで感覚が遮断されます。すると、出たときに体がパーッと黄金色になったような感じがして、動けるようになるんですよ。夜遊びは…、ソファや畳があるクラブが好きなんですけど、最近は次の日の準備が心配で減ってますね。人間観察をするのが楽しかった。一番いいのは、スッピンの美人が多いところ(笑)。それが、いいクラブの評価軸になってます。踊り崩れているオシャレな人を見るのも好きだし、逆にハイブランドの服を着てる男の子が、全然動けていないのを見るのも、ある意味楽しい(笑)。――これから挑戦したいことは?コムアイ:サービスエリアでフェスをやりたい!みんな車で来て、飲まずに盛り上がって。次のサービスエリアに行くと、また別のアーティストがライブをしているという。でも、一方通行だから、間違えたら大変だよね(笑)。あとは、ていねいにインプットをするということ。興味のあることに関しては、ちゃんと資料を調べたり、気になる人の本はちゃんと読むとか。これまで、その手順がていねいじゃなかったんですよね。人に聞いてわかったつもりになるのをやめる。――なぜ、そんな姿勢に?コムアイ:多分、自分の中で“ちゃんとしなきゃいけないな”ポイントがいっぱいたまったんじゃないですかね?表に出る仕事というのは準備が必要で、それができていないのを痛感したからかもしれない。逆に、それができるようになれば、弱みが減るわけだから。◇主演のコムアイ、音楽を手がけるケンモチヒデフミ、その他を担当するDir.Fの3名からなるユニットとして、2013年より始動。2014年11月に発売した『私を鬼ヶ島に連れてって』に収録された「桃太郎」がムーブメントを起こす。「ツイッギー」や「ラー」など、CM楽曲でも話題に。◇「チュパカブラ」など全7曲を収録した、メジャー1stアルバム『UMA』が6月22日に発売。Tシャツがついた初回限定盤は¥3,990、通常盤は¥2,500(共に税込み。ワーナーミュージックジャパン)。また6月25日から、全国7か所をめぐる「水曜日のカンパネラ ワンマンライブ2016“未確認ツアー”」が開催予定。※『anan』2016年6月22日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・宮川朋子インタビュー、文・重信 綾
2016年06月15日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。もはや毎週だけど、気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》第11回目。前回はドキドキ初香港紀行をお届けしました。今回は生まれて初めて書いてもらった似顔絵についてのお話。 ROBEの人気コンテンツはイラストコーデ。流行アイテムのコーデ紹介やランウェイトレンド、妄想シチュエーション着こなしなどをイラストで表現しています。写真の方がもちろん鮮明なのですが、ファッションイラストで表現することで「ここはどうなっているんだろう、こうだったら素敵だな」と、見る人が想像して楽しめる“余白”を残せるのがイラストの魅力だと思います。自分の顔を鏡や写真で見ることはあっても、他の表現で見ることはなかなかない。人に撮ってもらった写真や鏡の前ではこうじゃないああじゃないと悩んでしまうし、セルフィーの中ではいつだって現実の私と理想のワタシの間で漂っていられる。じゃあ他人のフィルターで見た私って、どんな感じなんだろう?イラストの記事を担当していたら、自分もイラスト化してもらいたくなってしまいました。イラストの私は清楚だった人気イラストレーター たなかみさき さんに似顔絵を描いてもらえるということで、自由が丘のKIAN ART GALLERYで開催中のアクセサリー展示販売会&イラスト展「AMAGOI DISCO」に行ってきました。Instagramで見かけて気になっていたたなかさんのイラストは、どこか懐かしさと儚さを感じさせる色使いと細い線が特徴。特に彼女が描く男女は胸キュン1000%の甘酸っぱさに潮風が吹いている感じ。初めて見かけた時、「パスワード探偵団」の挿絵を思い出してぐーっと懐かしさがこみ上げてきました。同世代ならわかるかな?人に自分の写真を撮ってもらうと、思いがけない表情をしていることがよくあります。自分が良いと思ってセレクトした写真と他人が良いと思った写真もだいたい異なっていたり。セルフィーの中の“いいね”な自分ではない。ましてやイラストなんて言ったら、他人のフィルター100%で私を描いてもらうわけだから、そこには正真正銘丸裸の私が現れます。そんな怖さも抱えながら、描いてもらった私がこちら。たまご型の輪郭、ニヤリとした口元、長い睫毛など、しっかりと特徴を描いていただきました。やっぱりここが特徴なんだなぁと改めて納得。自分で言うのは恥ずかしいけど。ただし実物より50,000倍清楚に見えるのでこの辺りがフィルター、つまり第一印象なのでしょうか。いや、多分違う、この清潔感はその日着ていたsacaiのシャツ通称LAWSONシャツのおかげ。たなかさん、素敵な似顔絵ありがとうございました!写真とイラストを並べてみた面と向かって似顔絵を描いてもらったことはこれが初めてですが、以前 T magazine でコレクション期間中に連載されている Damien Florébert Cuypers による SNAP SKETCH に登場したことがあります。2015年3月のパリコレでスナップをしていた瞬間。CHANELのショー会場、グランパレの前でした。このイラストを見つけた時には叫びました。まさかTmagazineに自分が載るなんて夢にも思っていなかった!これがどうやって描かれたのかはわかりません。名前も職業も書いてあるからきっと私が答えたんだろうけど、果たしてそんな瞬間あったのだろうか...?Paris – Champs Elysées Clemenceau. #PFW, #Fashion, #France, #FW15, #Moda, #Mode, #Model, #Paris, #Street, #nofilter #trendfortrend #Week, #Woman, #Women Photo © #WayneTippetts Now live on www.waynetippetts.comWayne Tippettsさん(@waynetippetts)が投稿した写真 - 2015 5月 5 11:24午前 PDTそして実際の写真がこちら。偶然同じタイミングでフォトジャーナリストの Wayne Tippetts さんに撮られていたようです。この日はとても寒く小雨が降っていたので、友人に借りたストールとハットにパリの古着屋で買ったコートという即席スナフキンコーデ。イラストと見比べると、ストールやコートのボリューム感、スニーカーのディテールまでしっかりと再現されています。イラストの方が可愛らしく描かれているのは、きっと私が子供のように見えたからでしょうか。心なしか心配そうな表情の理由は、自分自身でも今では思い出せません。でも、写真が映し出す疲れた表情が彼にとっては悲しそうに写ったのでしょう。 それもそのはずです。この写真を撮られた数分前に階段から落ちて尾てい骨を骨折しています。翌日にはトランジット含め20時間近いフライト。まさに生き地獄。 盛り盛りのセルフィーのように自分を良く見せる写真ばかりではなくて、たまには他人にまるっきり委ねて、私そのものを描いてもらうのも良いなーと、思ったのでした。えぇ、もちろん“アイコン”にします。Text : Azu Satoh
2016年06月14日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》、なんとか4回目に突入です。前回は旬なキーワード《Tacky=悪趣味》な小物たちを題にファッションは自由だ!と叫んでみました。今回は目にも優しいお花のお話。どうぞよろしくお願いします。 「春のトレンド大予想!今年は小花柄がなきゃ始まらない!」みたいなうたい文句、よく雑誌などで見かけます。春といえば花柄、秋といえばチェック。鶴といえば亀、みたいに、二つは切っても切れない関係なのです。今年はというと、例に漏れずどのお店も花柄は置いてあるよう。私はCOACHが発表していた70’sな小花柄のパッチワークが気になってMy Wardrobeを探してみたのですが、なんと花柄が見当たらない。よくわからない宇宙船柄や歪んだギンガムチェックなど、変な柄や摩訶不思議な形の服はたくさん持っているのに、定番モノがほぼ皆無。よくよく考えると花柄は着たいものの、似合わないからあまり買っていないんだった。誰にでも、苦手な柄、形ってありますよね。みんなが着ていて可愛いから無理して買ってみたものの、奇跡的にしっくりこない形や色とか。昭和記念公園で花柄を学ぶ攻略したいならば研究せよ、ということで苦手な花柄を克服すべく向かったのは、立川にある国営昭和記念公園。GWを目前に、ちょうどポピーやチューリップが満開です。白、黄色、オレンジのポピーが一面に揺れる花畑。丸っこい花柄ならガーリーになりすぎず着こなせるかも。でもドット柄も苦手だ...ネモフィラの青、ポピーのオレンジ、リナリアの紫の3色合戦。この配色をそのままもやっとした小花柄ワンピースとかにしたい。そうか、抽象的な花柄ならいけるかもしれない。でもそれってもはや花柄ではないのか...チューリップ畑も満開。赤白黄色に収まらない100種類以上ものチューリップが花の絨毯を作ってます。実物は綺麗だけど、布にチューリップがズラーッと並んだ小花柄は想像しただけでなかなかきつい。紫×新緑の色合いが大人ムードの参考になりそうな彼らの名前は「クイーン オブ ナイト」。高々と咲き誇るその深い紫を見れば納得のネーミングです。他にもムーンウォーカー、ピンクインプレッション、ホワイトハート、レッドリバイバルなど、チューリップは戦隊系もしくは技系の名前が多いようです。クッキーアンドクリームみたいなこちらの花は「ローダンセマム・アフリカンアイズ」という、これまたかっこいい名前。この配色ならポップになりすぎないから着たいかも。どうやら小花柄より大ぶりの方がしっくりきそう。今度は花一つ一つに注目。大ぶりの花を逆さから見るとディズニープリンセスにも対抗できそうなドレスの出来上がり。こちらは目一杯広げた手のひらほど大きいボタンでございます。視点をひっくり返すとウェディングドレスの集団が。このくらいボリューミーなスカートを着こなすにはトップスはどうしようか...お、花柄論から脱線している。花柄とは関係ないですが、花的精神論としてはやはりたんぽぽ推しです。何度踏まれても立ち上がるんだ!頑張れ!哀愁漂うダンデライオン。しっくり花柄は写実的公園を一周りして考察した結果、私の「しっくり花柄」はやはりコレだと確信。今日履いてました!2014年に購入した「AKIRA NAKA」のタイトスカート。柄はインクジェットプリントなので写真のように鮮明。うっすら重ねられたチェックも相まって、花柄にありがちな野暮ったさがないんです。次の秋冬もとんでもなく可愛い花柄を見つけてしまったので、買おうか検討中。どうやら私のしっくり花柄は「大ぶり・リアル」がキーワードらしい。そういえばこの企画で着た私物の花刺繍ガウンも大ぶりでした。帰りにお花を買って帰ろうと思い、表参道ヒルズのDILIGENCE PARLOURに寄ってみました。いろんなブランドさんの展示会などで見かけていて、ずっとお邪魔してみたかったのです。自分用にお花を買うのってドキドキ。公園で見たボタンが綺麗だったので大きなお花を買いたいなーと、芍薬を連れて帰ることに。大きく咲いて、花びらがボトっと落ちる姿も綺麗なんだとか。スカートと同じ、白い花も添えて。定番の柄や形を選ぶときって、選択肢がありすぎて無難なものを選びがち。でも、本当にそれ、しっくりきていますか?Trial & Errorを繰り返して、自分にとってベストなスタンダードを見つけましょう。Text. Azu Satoh
2016年06月10日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載のはずだった《水曜のケセラセラ》、GWも懲りずに続けます。前回はいくらファッション好きでも苦手な色形ってあるよね、という話で無理やり花畑に行きました。今回はファッション業界・デザイン業界を騒がしているあの問題を、幼少期の記憶と絡めて。どうぞよろしくお願いします。 私が小学生だったころ、ジュニアブランドブームが巻き起こりました。ブームを築きあげたのは「メゾピアノ」や「エンジェルブルー」「ポンポネット」など、ナルミヤインターナショナルが展開するブランドたち。他にも「ベティーズブルー」や「3年2組」「ラブラビ」など、たくさんのジュニアブランドが小中学生向けファッション誌とともに勢いをつけていた時代でした。同世代女子はきっと記憶にあるかと思います。(ちなみに一時期勢いを失っていたナルミヤさんですが、今再びECで力を取り戻しているそう。子供は成長が早いからすぐ着られなくなってしまう分購買サイクルが早いので、簡単に購入できるECが伸びているんだとか。あと、返品対応の良さ!)私はというと例に漏れずガーリーな世界観のメゾピアノにどハマりしていた「メゾラー」の一人。もちろん小学生の頃は自分のお小遣いだけでは服を買えず、全国模試でいい点数を取ってご褒美を狙ったり、コツコツお年玉を貯めたりして「憧れのメゾピアノ」を着ていました。 さて、幼少期において社会の闇に直面する瞬間は、突如としてやってくる。「メゾ派」の私がお気に入りのデニムミニスカをプリプリいわせながら、合わせる服を求めに近所のスーパーへ出かけた時のこと。「あれ...見たことあるぞ?」一体のトルソーが着ていたトップスを見た時、衝撃が走りました。「これ、メゾピアノの服と全く同じデザインでは...!!!」趣味といえば雑誌、カタログ(写真は自宅にあったメゾピアノ2003AWのもの。今見ても超可愛い。)、ブランドHPを眺めることだった私は、その「スーパーのトップス」がメゾピアノの新作に酷似していることを一瞬で見破りました。色も柄もシルエットも本当にそっくりそのまま。違うところといえば、ロゴとキャラクターの部分だけです。小学生ながら「これはいけないことだぞ!」と、とても悲しくやるせない気持ちに。自分が大好きなブランドの服、一生懸命頑張ってやっと手に入る服が、1/3の価格で売られてるんですから。デザインがほぼ同じと言えど、これはメゾの服ではない!なぜメゾぶってるんだこいつは!と、怒り心頭。 でも、その時私は思い出したのです。「そういえば、図画工作の授業で隣の子の絵、パクったわ」と。当時はここまでで考えが止まっていたけど、今思い返すと「スーパーのトップス」と「授業で描いた絵」で行われたパクリの違いはなんだろう?と考えさせる出来事でした。メゾのパクリはNGで、絵のパクリはOK?デザインを盗用したことで利益が発生する/しない?他人の目に触れる機会が多い/少ない?NGの境界線ってどこだろうか。街中では有名ブランドのデザインを真似し過ぎている「っぽい服」が平気で並んでいます。「流行」という言葉の力が強い業界なので、NGの境界線が曖昧なのは事実。実際、私が知っている限りでも、売れているデザイナーズブランドのディテールをそっくり真似して、自社のオリジナル商品として半値で売ったりするセレクトショップなどもあります。これって、「いま流行の形だから」では済まないよと思う。様々なブランドのデザイナーと話す機会もあって、生み出す苦労を知っている分、余計腹が立ちます。もし私がパクった絵で市のコンクールに入選していたら、パクられた本人はやりきれない気持ちだったでしょう。彼女にデザイン力はあっても、画力はなかったのだから。(その節はごめんなさい。)同様に、小さなブランドの場合デザイン力はあってもたくさん生産する経済力やビジネス力がないのだから、一度アイデアを取られてしまえば大きな企業に勝てるわけがないのです。この問題は買う方も考えなければいけません。もちろん「可愛いから買う!」でいいのだけど、じゃあそれはどんなイメージで作られたのかな?とか、オリジナルを見つけた時にそのブランドのことを調べるとか、「根っこ」のとこまで考えるべきだなと思う。ちょっと考えるだけでいいんです。それが作り手への敬意であるし、着ているもののルーツを知ることで、それに込められた表現が自分に返ってきやすくなると思うからです。(だいたい、野菜や果物の生産者の名前や生産地にはこだわるのに着てるものに対してはそれがどこ出身かなんて気にしないってのがおかしな話なんだ!と常々思っている。)(ベティーズブルーの雨の日限定ショッパー。当時は斜めがけのビニールバッグがショッパーとして定番でした。ショッパー収集癖があります。)では、よく聞くオマージュとパクリの違いって何なのか。一つは元の作品に対して敬意があるかないか、だと思います。ただ単に「こいつをパクったら売れそうだぞ!」とか、「ギリギリのラインでいい感じに仕上げよう」とか下心がある作品は、なんとなくその汚さが滲み出るんですよね。敬意を表したオマージュの素敵な例が、この前訪れた「旅するルイヴィトン展」で見つけたこちらの作品たち。3つとも、似ていますよね。真ん中の小さなトランクは2015-16秋冬、両端が1930年に作られたトランクです。どれもぱきっと対角線に走る太いラインが印象的。全ての作品が同じルイヴィトンという歴史あるメゾンの中で作られたものなので、そもそもパクリかそうじゃないかという議論ではないんですけど、ここでは違うクリエイターが一つのアイデアを元に作った作品、という意味でオマージュの例としてあげさせていただきます。元となるイメージを今の時代に合うように再解釈して作ったもの、それもオマージュと言える一つのポイントなのかな。それにしても最新作のモダンっぷりったら。このサイズですよサイズ。おにぎり入れたい。こんなことを考えたのも、先日5/1に放送された情熱大陸で話題になった弁護士・水野祐さんの対談(The FLAGより)を拝見したからです。スナイデルなど大人気ブランドを展開するマッシュホールディングス社長・近藤さんとのリアルな事件を絡めたトークは必見。明日から、パクリもんパトロールに出てきます。ではでは、また来週か再来週。Text. Azu Satoh
2016年06月10日GW中にやる気まで消化した模様。こんにちはROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》ついに第6回目です。前回は90年代生まれにとって懐かしい話題でちょっとしたエモさをお送りしました。今回は美味しいお話です。どうぞ宜しくお願いいたします。 クッキー、大好きなんです。お菓子は全面的に愛しているのですが、とりわけチョコレートとクッキーが大好き。チョコレートに関しては以前ROBEの企画でもチョコレートをカカオ豆から作ろう!ということで、15時間くらいかけて作ったほど。クッキーは素朴なものからリッチなサンド系までなんでもいけます。学生時代は高級洋菓子店でマカロンの使者として地域の皆様にカロリーと笑顔をお届けし、パリ留学時代はクレープアイドルとしてパリ4区でトンボを毎日くるくる回していました。とにかく糖分にまみれた人生。洋服の次(いや同じくらい?)大好きな甘いものたちへの愛が抑えきれず、暇すぎたGW中に唐突に閃き「東京可愛いクッキーの旅」へ。前から気になっていた3店舗を巡ってきたので美味しいをおすそ分けいたします。やきがしやSUSUCRE三軒茶屋にある「やきがしや SUSUCRE」はまるで森のクッキー屋さん。階段を降りると目の前に広がるクッキー畑に思わず顔がほころぶ。さくホロ食感の素朴な味はどこか懐かしさを伴って、口いっぱいに広がります。全ての焼き菓子が保存料不使用な上、種類によっては上新粉を使ったり砂糖不使用など、健康にも優しいクッキー。ハリネズミくんや鯉のぼり、アイスやバラまで、表情豊かなクッキーたちは50種類以上なのでギフト選びにも手こずる嬉しい多さ。SAC about cookies富ヶ谷の住宅街にぴょこんと現れるのは色とりどりのアイシングクッキーが豊富な「SAC about cookies」カリッと固めの生地はザクザクと頰張りたくなる食感。スイートな見た目とは裏腹に、アイシングの甘さは意外にもさっぱりしてるので何枚でもいける。食べるのがもったいない可愛さだけど、すぐ食べちゃうよね、目の前にあると。個人オーダーもできるみたいなので誕生日や記念日に頼んでみようかなと妄想が進みます。Maison romi-unie学芸大学「Maison romi-unie」はクッキーとジャムのお店。お家型のギフトボックスはバターの優しい香りが広がるバターガレット、太陽のように輝くレモンクッキーなど6枚入り。とろりと思わずにやけるような。ひまわりみたいな。サクサクの幸せがぎゅっと詰まっています。自宅用の包装紙も家型で可愛い。商品以外のこうした小さなデザインとかユーモアが心に残っていくんだな、と改めて思いました。人に見せたくなっちゃうしあげたくなっちゃう。 ふと思い立ったGWクッキーの旅。目黒駅から3店舗を回り渋谷駅まで歩くこと約15キロ。ちなみに撮影用にそれぞれギフトボックス入りを購入し、味見用に数枚ずつ購入したところ合計4,000円も使っていた。GWで学んだのは「幸せはお金で買えたけど、歩いてたどり着けば5割増し」ってこと。Text. Azu Satoh
2016年06月10日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》第9回目になりました。前回は大人の恋の話について。見返すとこっぱずかしい。今回は仕事のパートナーたちをご紹介します。どうぞ宜しくお願いいたします。 ライター / 編集者をしています。時々、カメラマン。主に便利屋。ファッション周辺で動いていると、キラキラした先輩たちを見るたびに「私はこんな所にいていいのだろうか...私みたいなカスが...」と思うのです。そんな場面でも胸を張って頑張る/戦わねばならない自分のお尻を叩いてくれるのは、いつだってテンションを上げてくれる可愛い小物達。改めて見返すと、カバンの中はコーディネートなんて無視した自分ワールド全開になっていました。フロシキシキの名刺入れ働きマンの必須アイテム名刺入れはファーストインプレッションで勝負。PVC素材でできている「フロシキシキ」の名刺入れはその名の通り風呂敷のように包んで収納するのが特徴です。お値段も1000円以下とお安めなのにキャッチーで可愛いので、かれこれ2年ほど愛用。mameのPVCバッグと相性が良いのも選んだポイント!ファッション業界おかぶり率が割と高めのアイテムです。ANNA SUIのステンドグラスミラービューティーケアはANNA SUIのステンドグラスミラーで。今は普通に手に入るけど、高校生の時に必死の電話予約で手に入れた魔法の鏡です。女の子だもん、いつだって可愛くいたいでしょ!と言いたいのだけど、実はそれほど見ません。持っているだけで可愛くなれる気がするので、御守り的に携帯しています。「なれるかも」という気の持ちようは大切ですよね。取材ノートとフリクション取材ノートはライターにとって命の次に大事なもの。気になったことを速記しながら話を聞いたり、とにかくメモを取り続けます。(恐ろしく字が汚いのでたまに解読不能なのが悩み。)いつでも持ち歩けるよう、選ぶのは手のひらサイズ。最近変えたばかりのノートはキレイなミントグリーンの配色がお気に入りです。「I’ll put on PANTS today」という変なセリフも愛おしい。スカート派なんでけどね。ペンはもっぱらフリクション!消したいものは消す。 楽しい仕事をさらに楽しく乗り切るために、身の回りからラブいもので固めていく!精神安定剤のチョコレートも忘れずに。Text. Azu Satoh
2016年06月10日水曜日のカンパネラが11月18日(水)東京・赤坂 BLITZより、自身2度目のワンマンツアーを開催する事が決定した。【チケット情報はこちら】同ツアーは11月11日(水)発売のアルバム『ジパング』のリリースに伴い実施。12月23日(祝・水)沖縄・沖縄 ガンガラーの谷・ケイブカフェまで、全国7会場で行われる。水曜日のカンパネラは1992年生まれの女性シンガー、コムアイを中心に2012年より活動開始。今年の6月から7月にかけて行われた初のワンマンツアーは全公演ソールドアウト。また、今年は「ヤフオク!」のCMに出演し、CMソングも務めるなど人気を高めている。全国ツアーのチケットの一般発売に先がけて、オフィシャル先行を実施。受付は9月11日(金)昼12時から23日(水)午後11時59分まで。■水曜日のカンパネラワンマンライブツアー「ジパング」11月18日(水)赤坂 BLITZ(東京都)11月27日(金)umeda AKASO(大阪府)12月4日(金)mole(北海道)12月6日(日)仙台CLUB JUNK BOX(宮城県)12月12日(土)Fukuoka BEAT STATION(福岡県)12月18日(金)名古屋クラブクアトロ(愛知県)12月23日(祝・水)沖縄 ガンガラーの谷・ケイブカフェ(沖縄県)※ゲスト有り
2015年09月10日「サラベス」の都内3店舗(新宿/代官山/品川)は6月10日までの水曜日限定で、バナナクリームパイをイメージした「バナナクリームワッフル」を提供する。○"ワッフル・ウェンズデー"で楽しく元気な1週間を"NYの朝食の女王"と評されるレストラン「サラベス」発祥のアメリカでは、1週間を元気に楽しく過ごせるよう週半ばの水曜日に家族や会社の同僚、友達でワッフルやマフィン、ピザなどを食べる習慣があり、"Waffle Wednesday"、"Muffin Wednesday"、"Pizza Wednesday"というネーミングで親しまれているという。日本でも、楽しく元気な1週間を過ごしてもらおうと、昨年11月から"ワッフル・ウェンズデー" と題して、水曜日限定のスペシャルワッフルの提供を開始。今回はその第4弾となる。バナナをふんだんに練り込んだ生地でカスタードクリームをサンド。サクサクした食感のパイをトッピングし、チョコチップ入りのホイップクリームを添えた。バナナとチョコのベストコンビを楽しめるとのこと。販売期間は、4月29日~6月10日の水曜日限定。販売店舗は、ルミネ新宿店/代官山店/品川店の各店。大阪店では販売しない。価格は1,450円(税込)。
2015年05月10日水曜日のカンパネラが5月6日(水・祝)に東京・Shibuya WWWでライブイベント「水曜日の視聴覚室vol.3」を開催する事が決定した。【チケット情報はこちら】同イベントは昨年3月に初めて開催され、今回で3回目。水曜日のカンパネラとゲストの2組が、それぞれVJとともに映像などを用いてパフォーマンスを行い、観客が視覚・聴覚の両方で楽しめるライブを行なう。今回はゲストに沖縄出身の3人組バンド、cainoを迎える。水曜日のカンパネラは1992年生まれの女性シンガー、コムアイを中心に2012年より活動開始。昨年11月に4thミニアルバム『私を鬼ヶ島に連れてって』をリリース。同作を携えて初の全国ツアーを開催した。チケットの一般発売は3月25日(水)より。なお、チケットの一般発売に先がけて、オフィシャル先行を実施中。受付は3月16日(月)午後11時59分まで。■水曜日の視聴覚室vol.3日時:5月6日(祝・水)開場18:00 / 開演18:30出演:caino×VJ Yu Ishikawa / 水曜日のカンパネラ×VJ 中山晃子会場:shibuya WWW(東京都)料金:スタンディング前売3,000円 (税込・ドリンク代別)
2015年03月09日ニューヨーク出身の女性サラベス・レヴィーンにより創業された人気レストラン 「サラベス」が、週半ばの水曜日をハッピーな気分にしてくれるスペシャルなワッフル「ワッフル・ウェンズデー」を販売を開始した。「ワッフル・ウェンズデー」は、アメリカ本国で習慣づいている“Waffle Wednesday”や“Maffin Wednesday”、“PizzaWednesday”にちなんで、「おいしいワッフルを食べて、1週間を元気に乗り越えよう!という想いからスタート。「サラベス」国内3店舗(ルミネ新宿店、代官山店、アトレ品川店)で、11月26日(水)~12月24日(水)の期間中の水曜日限定で、スペシャルワッフル「ベリーグリーンホリデーワッフル」(1,450円)を提供する。「ベリーグリーンホリデーワッフル」は、クリスマスツリーをイメージしたワッフル。ほんのり緑色をしたワッフルの生地には、ピスタチオが混ぜ込まれており、トッピングのラズベリーやストロベリーの赤とクリスマスカラーを表現。そしてワッフル全体にふんわりと振りかけられた粉糖の白がまるで雪のよう。ホイップクリームと温かいミックスベリーシロップで、水曜日だけのほっこり幸せに包まれるスイーツタイムを楽しめる。クリスマスイブまでの限定メニューとなっているので、水曜日はぜひお店へ足を運んでみてはいかが?(text:Miwa Ogata)
2014年12月01日ナタリー・ポートマンが主演・製作総指揮を務めた家族の“絆”を再確認できるヒューマン・ドラマ『水曜日のエミリア』の予告編が、どこよりも早くシネマカフェに到着した。ニューヨークで弁護士として働くエミリア(ナタリー)。彼女は職場の上司で、妻子持ちのジャックに恋をしてしまう。ジャックが前妻と別れ、再婚したことで幸せになれるはずだったのだが…。“略奪女”というレッテルが貼られてしまったエミリアには、彼の連れ子・ウィリアムとの衝突をはじめ、様々な試練がふりかかり、徐々に家族との間に深い“溝”ができてしまう。実はエミリアには、ある“秘密”が――。こちらの予告編では、全力で“幸せ”へと向かって行くエミリアの表情が次々見られるが、結婚式を境にエミリアをとりまく環境は180度変わっていく…。ジャックの連れ子・ウィリアムとの確執をはじめ、家族との間に距離を感じたエミリアは、ついには、「黙りなさい!!」とウィリアムに怒鳴ってしまう始末…。自分と向き合い、家族と向き合うことを決意した彼女は、果たして再び“幸せ”を掴み取ることができるのか――。『ブラック・スワン』で第83回アカデミー賞主演女優賞を受賞したナタリー。さらに先日、妊娠と婚約を発表し、おめでた続きな彼女が今回テーマとしたのは“家族”。一足先に公開されるナタリー主演の『抱きたいカンケイ』でのハジケっぷりとは打って変わって、素朴な幸せを望むも、なかなか“幸せ”を手に入れられない等身大のヒロイン・エミリアを演じている。作品ごとに、見事に役を演じ分け、さらには製作もやってのけてしまうその多才な才能から、今後も目が離せない。『水曜日のエミリア』は7月2日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:水曜日のエミリア 2011年7月2日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© 2009 INCENTIVE FILM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED抱きたいカンケイ 2011年4月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:ナタリー・ポートマンが「セックス」を連呼?この叫びにアシュトンは…N・ポートマンが黒い狂気で舞う『ブラック・スワン』試写会に10組20名様ご招待独占!ナタリー主演作『抱きたいカンケイ』女性限定試写会に20組40名様ご招待【シネマモード】ドレス姿で受賞者がわかる!?オスカー・ファッションN・ポートマンディオールデザイナー、J・ガリアーノの人種差別発言に嫌悪感を表明
2011年04月12日