指揮者、クラシカルDJ(クラシック音楽専門のDJ)として活動するアーティスト水野蒼生が、昨年結成した自身のバンド「水野電氣交響楽団」を率いて単独公演「The Dawn of Humanity」を10月28日に渋谷のライブハウス「WWW」にて行います。メインビジュアル水野蒼生は、2018年にクラシカルDJとして、名門クラシックレーベル「ドイツ・グラモフォン」からメジャーデビューし、同レーベルが主催するイベント「Yellow Lounge」の東京およびベルリン公演に出演。また、ヨーロッパで最もエキサイティングな音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」の本場、フランスはナントの公演にも出演を果たしました。指揮者としては昨年から今年にかけて葉加瀬太郎氏のオーケストラ全国ツアー「The Symphonic Sessions」に帯同するなど、国内外で精力的な活動を続けています。また、昨年春にリリースした自身の3rdアルバムではROTH BART BARONのフロントマン三船雅也氏や世界的に注目を集めるピアニスト角野隼斗氏らをゲストに迎えたアルバム「VOICE - An Awakening At The Opera -」も話題を呼びました。当アルバムのリリース記念として、昨年末にはアルバムに参加した総勢5名のアーティストをゲストに迎え開催した初のワンマンライブ「An Encounter At The Opera」(@渋谷WWW)は完売となりました。公演開催に伴う資金をクラウドファンディングで募り、開始から5日間で目標金額150万円を達成、最終的には238万5千円の支援を受けました。2021年WWWでの公演の様子この開催に合わせて、水野は、クラシック音楽を現代的アプローチで演奏する電子楽器による11人編成のバンド「水野電氣交響楽団」を結成。当バンドは、ギター、ベース、キーボード、ドラムに加え、エレキの弦楽四重奏とサックス、更にはリアルタイムでバンドサウンドにエフェクトをかけるダブワイザーで編成されており、現代的なグルーヴとシンフォニックな没入感を併せ持つ唯一無二なサウンドを生み出します。約1年ぶり、2回目となる本公演のテーマは「The Dawn of Humanity(人間性の夜明け)」。アルバム「Voice -An Awakening At The Opera-」に収録されている楽曲に加え、ベートーヴェンをはじめとする有名作曲家たちの作品を「もし作曲家が現代に生きていたら、どんな楽器や機材を使い、どんなサウンドを奏でていたのか」という妄想のもと、オーストリア国立ザルツブルク・モーツァルテウム大学で研鑽を積んだ水野が、現代の演奏手法をもとに再表現、再定義していきます。本公演に設けられたテーマ「The Dawn of Humanity(人間性の夜明け)」は、感情表現の拡張が見られた19世紀頃の音楽(ロマン主義音楽)へのオマージュでもあり、閉塞感に満ちた現代社会に対し、感情の解放を喚起するライブパフォーマンスとなります。「クラシック音楽の再定義」を目指す水野が、今回はどんな世界へ連れて行ってくれるのか。聴き逃せない一夜となります。乞うご期待ください。出演:水野蒼生(ボコーダー・指揮・シンセサイザー)水野電氣交響楽団Vn :西野絢賀、西原史織Va :世川すみれVc :渡邊ゆかりSax:笠村勇樹Pf :三好タケルGt :bejaBa :加藤由梨Dr :岩下奏Dub:韓雄万■Tickets前売り:4,000円 当日:4,500円(ともにドリンク代別)イープラスにて9月23日正午より販売中 ■ライブ配信決定!配信:2,500円(アーカイブ期間 11月4日 23:59まで)イープラスにて9月23日正午より販売中 ■Biography水野蒼生 指揮者/クラシカルDJ1994年東京生まれ。2018年に120年以上の歴史を持つレーベル「ドイツ・グラモフォン」から史上初のクラシカルDJ(クラシック音楽専門のDJ)としてメジャーデビュー。同レーベルが主催するイベント「Yellow Lounge」の東京、ベルリン公演に出演。 2021年と2022年の両年には葉加瀬太郎氏のオーケストラツアーに指揮者として帯同。2019年にはオーストリア国立ザルツブルク・モーツァルテウム大学オーケストラ指揮専攻及び合唱指揮専攻の第一ディプロム(学部相当)を首席で卒業。2021年と2022年の両年には葉加瀬太郎氏のオーケストラツアーに指揮者として帯同。現在は国内外でクラシック音楽の再定義とアップデートをコンセプトにした幅広い活動を続けている。Twitter : Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月29日岡本圭人が主演を務めるミュージカル『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』が、9月21日に有楽町よみうりホールで初日を迎えた。本作は、アメリカの人気作家リック・リオーダンにより2005年から2009年にかけて年一冊ずつ発行され、ニューヨーク・タイムズのベストセラーにも選ばれた人気ファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズの第1作を原作としたミュージカル。疾走感あふれるテンポの良いストーリーで、コメディー要素あり、笑いありの青春冒険物語となっている。出演者は岡本のほか、小南満祐子、水田航生、木内健人、宮原浩暢(LE VELVETS)、壮一帆らが名を連ねている。開幕に先立ち公開ゲネプロおよび取材会が行われ、キャストからのコメントが到着した。■岡本圭人 コメント子供の頃から大好きだったパーシー・ジャクソンを自分が演じることになるなんて、と最初は不安やプレッシャーでいっぱいでしたが、素敵なキャスト・スタッフの方々とお稽古をしていくうちに、パーシー自身の持つ勇気や強さが、自分自身の中にも湧いてきました。この勇気をたくさんの方に届けたいと思います。とてもギミックの多い作品で、稽古中みんなで話し合って創り上げていきました。そして、心に響く曲がたくさんあって、初めて生バンドの演奏で歌ったときに、感情が高まり、この作品の力はこれだ!と感じました。冒険の旅を届けられるよう、一生懸命頑張ります。劇場でお待ちしています。■小南満祐子 コメント今日初日を迎えられてとてもワクワクしています。普段は力強く正義感の強いアナベスですが、脆さや弱い部分もあって、仲間と旅に出ることで強くなっていくので、成長していく部分をお客様に伝えられるよう演じたいと思います。力強い役は初めてなのですが、素の自分で演じられていると思います(笑)。岡本さん演じるパーシーがお稽古場でも皆を引っ張ってくれていたので、相乗効果でエネルギーが高まっていい作品になっていると思います。12色の個性豊かな役が冒険を彩りますので、楽しんで頂けたらと思います。■水田航生 コメントこうして初日の幕を開けられることは奇跡のようなことで、とても幸せです。僕の演じるルークは、顔にも心にも傷がある半神半人ですが、作品に出てくる役の中で一番人間らしい役です。キャラクターへのアプローチの仕方など皆で意見を出し合いながら笑いの多い現場でした。ルークの人間くささを最後のシーンにぶつけたいと思います。「盗まれた雷撃」の如く、お客様の心を盗んでいきたいと思います!宜しくお願いします。■木内健人 コメントこの間稽古が始まったような気がして、今日が初日ということがまだ信じられません。役へのアプローチや感情の作り方などを皆でアイデアを出し合って、作品を作っていくクリエイティブなお稽古場でとても楽しかったです。パーシーの親友でありボディガードとしてパーシーのやり遂げたいことを叶えたい、そして一人前になりたいという臆病者を楽しんで演じていきたいと思います。■宮原浩暢 コメントこの作品はみんなで作る舞台で、芝居を根っこから学んできた圭人君が皆を引っ張ってくれていて皆が素晴らしく高めあって面白い作品となりました。僕は子供を演じませんが、茶目っ気のある良い先生だと思ってもらえるような先生を演じたいと思います。神々の話でありますが、難しい話ではないので、是非、親子で楽しんで観ていただきたいです。お客様の反応を感じながら幕が開いてからも成長していきたいと思いますので、どうぞ期待していてください。■壮一帆 コメントやっと初日を迎えられるという期待で胸がいっぱいです。お客様の反応を見ながら色々と変化していくんだろうなと思うととても楽しみです。マスクをしていますが面白いと思っていただければ笑って、ストーリーに参加していただきたいです。色々と迷いながら息子を愛していく、という役ですが、誰よりも早く稽古場にきて一番最後に帰る圭ちゃん(岡本圭人)を見守ってきた母として、役を深めていきたいと思います。母親役で我慢している分、他の役ではっちゃけている壮一帆を楽しんでいただければと思います。<公演情報>『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』■東京公演2022年9月21日(水)~10月5日(水) 有楽町よみうりホール※9月25日(日) 13:00、10月1日(土) 17:30、10月2日(日) 13:00の終演後にスーパーミニライブあり■京都公演2022年10月9日(日)・10日(月・祝) 京都劇場※10月9日(日) 15:00の終演後にスーパーミニライブあり原作:Rick Riordan楽曲:Rob Rokicki脚本:Joe Tracz翻訳・訳詞・演出:荻田浩一音楽監督:森亮平振付:三井聡出演:岡本圭人 / 小南満佑子 / 水田航生 / 木内健人 / 菜々香 / 小野妃香里 / 村井成仁 / Ema / 横山賀三 / 小原和彦 / 宮原浩暢(LE VELVETS)/ 壮一帆■バンドキーボード:森亮平ギター:坂田善也 / 原嶋純平ベース:花村智志ドラム:遠藤勝彦【東京公演】9月21日(水) 18:309月22日(木) 14:00 / 18:309月23日(金・祝) 13:009月24日(土) 13:00 / 17:309月25日(日) 13:009月26日(月) 休演日9月27日(火) 14:00 / 18:309月28日(水) 18:309月29日(木) 14:00 / 18:309月30日(金) 18:3010月1日(土) 13:00 / 17:3010月2日(日) 13:0010月3日(月) 休演日10月4日(火) 14:00 / 18:3010月5日(水) 14:00■チケット料金S席:10,000円(全席指定・税込)A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売:発売中チケットはこちら:※セブン-イレブンで直接販売【京都公演】10月9日(日) 15:0010月10日(月・祝) 12:00 / 16:30■チケット料金S席:10,000円(全席指定・税込)A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売:発売中問:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~16:00 ※日祝休業)公式サイト:公式Twitter:
2022年09月22日ミュージカル『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』の公開ゲネプロが21日に東京・有楽町よみうりホールにて行われ、岡本圭人、小南満佑子、水田航生、木内健人、宮原浩暢、壮一帆が登場した。同作はアメリカの人気作家リック・リオーダンによる人気ファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のミュージカル化作。オリンポスの神々やギリシャ神話に出てくる怪獣たちが次々と現れるファンタジー要素たっぷりなストーリーとなる。初ミュージカルとなる岡本は「子供の頃から好きだったパーシー・ジャクソンをやらせてもらえると聞いたときに不安やプレッシャーがあったんですけど、稽古を重ねるごとに素晴らしいスタッフの皆さん、たくさんの皆さんと一緒にどんどん変化をしていき、パーシー・ジャクソンの持っている勇気や強さが自分の中に湧いてきて、たくさんのお客様に届けられたらいいなと思っています」と意気込む。もともとHey! Say! JUMPのメンバーとして活動をしていたため、「人前で歌うのはいつぶりか」という質問に、「 ニューヨークでたまにストリートライブはしてたんですけど。留学してからだから、2018年ぶり?」と答えるが、まるで長生きをしているかのような響きに「4年ぶりです」と改めてアピールしていた。水田は「『盗まれた雷撃』なので、お客様の心を盗んでいきたいと思います」との発言で周囲を沸かせ、小南は「今まではカゴの中の鳥のような役が多くて、基本白い衣装を着せ褪せていたくことが多かったんですけど、今回はパンツスタイルで。普段サバサバしてるので、素の私のまま出ているような感覚もあった」と振り返る。木内も「毎日とてもクリエイティブな稽古で、日々みんなが『こういうおもしろいことやってみたい』と持ち込んだ」と様子を明かした。ケンタウロス役の宮原は「まさか自分が馬を背負いながら……」と苦笑しつつ、「もっとおもしろくしてやろう、もっとかわいくなるかなあと考えながらやっています。みんないじるんですよ、尻尾掴まれたり、抜かれたり、お尻叩かれたり。神経通ってないのでわからないんですけど」と意外な苦労もあった様子。岡本の母親役の壮は「圭ちゃんは誰よりも早く稽古場に来て、みんなが帰った後も1人残って稽古してるんです。それに釣られてみんなも入り時間が早くなり、キャスト全体に及ぼした影響って大きいんだな」と褒めつつ、ずっと見守っていたことを語った。岡本は「うちの母親も『圭ちゃん』って呼ぶんです」と共通点を見つけ、壮に対し「いつも会うとすごいテンション上がります。本番前にアップする場所がいつも隣同士で。いつもストレッチしながら、母さんといっしょにストレッチしてるのは素敵だなと思い」と"母親愛"を見せる。初ミュージカル挑戦については「誰にも相談しなかったです。なかなか人と相談することがない。でも、よく『した方がいい』って怒られます」と語りつつ、「僕自身歌うことも大好きですし、体を動かしながら歌って表現する、セリフを音楽に乗せるということについても、演劇留学した時にミュージカルの授業で学んでいたので、(挑戦は)夢でもあったので、その夢がこれから叶えられると思うと一生懸命頑張らないとと思います」と改めて思いを強くした。東京公演は有楽町よみうりホールにて2022年9月21日(水)~10月5日、京都公演は京都劇場にて10月9日〜10日。
2022年09月21日9月から10月かけて上演される岡本圭人主演ミュージカル『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』のオンライン公開稽古が行われ、併せてキャストからコメントが到着した。本作は、アメリカの人気作家リック・リオーダンによるファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズの第1作を原作としたミュージカル。2010年には『ホーム・アローン』や『ハリー・ポッター』シリーズで知られるクリス・コロンバスが監督、ローガン・ラーマン主演で映画化された。海の神ポセイドンの息子である主人公の少年パーシー・ジャクソンを演じるのは、『Le Fils 息子』や『M.バタフライ』に出演するなど、確かな演技力を培い、初のミュージカル出演となる岡本圭人。主人公と共に旅をするアテナの娘アナベス役に、連続テレビ小説『エール』でヒロインのライバル役を務めた小南満佑子。ヘルメスの息子ルーク役には、抜群の存在感と確かな演技力で数々の舞台やミュージカルに出演する水田航生。そして、パーシーをそばで支えるブラナー先生役は、男性4人のヴォーカルグループ「LE VELVETS」のメンバーとして活動しながら数々のミュージカルに出演する宮原浩暢が務める。また、パーシーの母親役は宝塚歌劇団雪組のトップスターを経て、2014年の退団後もミュージカルやストレートプレイ、朗読劇など幅広く活躍する壮一帆が務めるほか、木内健人、菜々香、小野妃香里、村井成仁、Ema、横山賀三、小原和彦が神やパーシーと共に旅をする仲間を演じる。演出はファンタスティックな世界観に誘う手法に定評があり、1994年から2008年まで宝塚歌劇団で演出を務め、退団後も音楽劇やミュージカルの演出を手掛けている荻田浩一が担当する。■パーシー・ジャクソン役 岡本圭人 コメントオンライン公開稽古という新しい試みで、たくさんの方に稽古を見ていただき、作品の良さが少しでも伝わると嬉しいです。ギリシャ神話をベースにした……、といっても、『自分は普通ではない⁉』と感じていた少年が、ある日突然、自分の父は神様だった! と知って仲間と冒険の旅に出る、という物語です。神話の世界の登場人物が親しみやすいキャラクターとして登場する、とてもテンポの良いコメディなので、とても分かりやすく描かれています。演出の荻田さんとは、意見を出し合ったり話し合ったりして、支え合いながら一緒に作品を作り上げている感覚があり、とても楽しく、刺激的です。ファンタジーの世界を、想像力とマンパワー、役者の体を使って表現する、ザ・王道のファンタジー! 疾走感あふれる冒険を楽しんでいただけると思います。稽古場では、共演の皆さんに本当に支えてもらっていて……! 感謝の日々です。皆様にこの作品を届けられる日が楽しみです。ぜひ劇場へお越しください! お待ちしています。■アナベス役 小南満佑子 コメントこの作品では、本読みに何日も時間をかけてキャストのみんなで理解を深め、共通認識を持てるよう演出の荻田さんが導いてくださいました。お稽古場で、キャストのみんなで試行錯誤しながら作品を作り上げている最中です。本日披露したM1は、とてもゆたかなストーリー性があり、キャッチーな楽曲となっています。他の楽曲も素晴らしく、お越しいただいたお客様もノリノリになっていただけると思いますので、楽しみにしていただけたらと思います。■ルーク役 水田航生 コメントコメディ作品を作るうえで、キャスト同士の性格を知ることがお芝居をするときに重要になってくると思うので、稽古初日から皆、コミュニケーションを取りながら、入り込んでお稽古していると思います。これからも空間的なディスタンスは取りつつ、心のディスタンスは取らないよう、心は密にお稽古に取り組んでいこうと思います(笑)。■グローバー役 木内健人 コメントみなさんもお話しされていましたが、キャストの皆さんと毎日楽しくお稽古しています。僕が演じるグローバーは、若くてドジで茶目っ気のある役です。パーシーとの関係性も大事な要素なので、パーシー役の岡本君と2人でわちゃわちゃやっていきたいと思っています(笑)。■ブラナー先生・ほか 宮原浩暢(LE VELVETS)コメント本日披露したM1の楽曲は、作品のスタートの曲で、まだまだ始まりの曲ですが、コメディの面白さがすでに匂ったのではないかと思います(笑)。ここからどんどんお話も楽曲も面白くなっていきます。キャストの皆さんも個性豊かなキャラばかりなのでこれから一層、僕も特徴を出せたらと思います。■サリー・ほか 壮一帆 コメントこの作品の予習をしてくださっている方は、ギリシャ神話は少し難しそう……など壁を感じていらっしゃる方も多いと思いますが、私たちの役柄をプレゼンするように演じられるよう、荻田さん含め皆で話し合いながら作品を作っています。その空間がとても心地いいなと感じる日々です。パーシーは自分の中で色々と葛藤している役なのですが、パーシーの母として感じることは、「かわいらしい!!(笑)」圭人君は、稽古場では寡黙ですが、芝居の中で、表情など表現がとても豊かで「饒舌」だなと感じます。圭人君とは芝居を通してもっと交流していきたいと思います!<公演情報>『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』メインビジュアル■東京公演2022年9月21日(水)~10月5日(水) 有楽町よみうりホール■京都公演2022年10月9日(日)・10日(月・祝) 京都劇場原作:Rick Riordan楽曲:Rob Rokicki脚本:Joe Tracz翻訳・訳詞・演出:荻田浩一音楽監督:森亮平振付:三井聡出演:岡本圭人 / 小南満佑子 / 水田航生 / 木内健人 / 菜々香 / 小野妃香里 / 村井成仁 / Ema / 横山賀三 / 小原和彦 / 宮原浩暢(LE VELVETS)/ 壮一帆■バンドキーボード:森亮平ギター:坂田善也 / 原嶋純平ベース:花村智志ドラム:遠藤勝彦【東京公演】9月21日(水) 18:309月22日(木) 14:00 / 18:309月23日(金・祝) 13:009月24日(土) 13:00 / 17:309月25日(日) 13:009月26日(月) 休演日9月27日(火) 14:00 / 18:309月28日(水) 18:309月29日(木) 14:00 / 18:309月30日(金) 18:3010月1日(土) 13:00 / 17:3010月2日(日) 13:0010月3日(月) 休演日10月4日(火) 14:00 / 18:3010月5日(水) 14:00■チケット料金S席:10,000円(全席指定・税込)A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売:発売中チケットはこちら:※セブン-イレブンで直接販売【京都公演】10月9日(日) 15:0010月10日(月・祝) 12:00 / 16:30■チケット料金S席:10,000円(全席指定・税込)A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売:発売中問:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~16:00 ※日祝休業)公式サイト:公式Twitter:
2022年09月10日小室圭さん。一刻も早く、合格して妻の眞子さんを安心させたいところだ。「結婚や恋愛において自由は尊重されるべきですが、眞子さんは将来的には天皇の姉となるのですから、国民に納得されるような結婚生活が送れるのが理想。まだまだ、小室さんはその途上だと思います」皇室ジャーナリストの近重幸哉さんはこう語る。過去にも、降嫁した女性皇族の夫が話題になることはあった。これまでの事例を振り返りつつ、その後の経歴を追ってみよう。■千政之さん(容子さん夫)三笠宮家次女の容子さんが結婚したのは、千政之さん。現在、千利休を祖とした茶道裏千家の家元である16代千宗室を名乗っている。「容子さんが4歳上の姉さん女房ということも当時は話題になりました」(近重さん)長男の妊娠が判明したときの本誌取材に、政之さんは《(生まれてくる子供の性別は)どちらでも……。ただ理想をいえば、男の子だと裏千家17代目ということになりますから、私も安心して飛行機に乗ることができます》と語った。願いはかなったが、「自由な発想をお持ちになっている」(皇室担当記者)という容子さんの性格を受け継いでか、長男は裏千家を継がずに詩人に。次男が家元修業中だ。■黒田慶樹さん(清子さん夫)「上皇陛下の長女、清子さんの夫・黒田慶樹さんは、秋篠宮さまの学習院初等科からのご学友。とはいえ、サラリーマン家庭に育ち、庶民感覚をお持ちです」(近重さん)三井銀行にいったん入行したが、31歳で退職し、東京都庁の職員に。「カメラが趣味で、都庁のある新宿のカメラ店に立ち寄ることもあるそうです」(近重さん)都内“億ション”を購入した際の、3000万円の住宅ローンも完済。都庁では都市整備部門を担当し、2021年に統括課長職へ出世した。■千家国麿さん(典子さん夫)「高円宮家次女の典子さんと、出雲大社の権宮司・国麿さんとの結婚は2014年。千家家は、皇室と同じように古い歴史をもつ家。歴史的な慶事と話題に」(近重さん)國學院大學文学部神道学科卒の国麿さんは、乃木神社、石清水八幡宮を経て、’05年に出雲大社へ。「結婚後、公の場で国麿さんの姿はあまりお見かけしません。でも、元気で仕事をしているという話も聞きます」(地元関係者)■守谷慧さん(絢子さん夫)高円宮家の三女・絢子さんと結婚した守谷慧さんは、日本生まれのフランス育ち。帰国後は私立高輪中学・高校、慶應義塾大学文学部を経て、2009年に日本郵船に就職。NGO「国境なき子どもたち」での活動を通じ、絢子さんの母・久子さまと慧さんの母・季美枝さんにご交流があった縁で2人は知り合った。2015年に季美枝さんは亡くなるが、母の遺志を継ぎ、慧さんは「国境なき子どもたち」理事に。2018年、2人は晴れて結婚する。仲むつまじく、8月には第2子が生まれる予定と報じられている。3人が旧華族、4人が学習院出身と同質的だった元皇族女性の結婚相手も時代を経るごとに多様になっている。新時代の小室圭さんと眞子さん夫婦がどのような道を歩むか温かく見守りたい。
2022年07月29日9月から10月かけて上演される岡本圭人主演ミュージカル『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』のメインビジュアルが公開された。本作は、アメリカの人気作家リック・リオーダンにより2005年から2009年にかけて年一冊ずつ発行され、ニューヨーク・タイムズのベストセラーにも選ばれた大人気ファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズの第1作を原作としたミュージカル。2010年には『ホーム・アローン』や『ハリー・ポッター』シリーズで知られるクリス・コロンバスが監督、ローガン・ラーマンが主演で映画化もされた。2014年にオフ・ブロードウェイで公演、2017年には新曲なども加わった改訂版がオフ・ブロードウェイ作品のトニー賞ともいわれているドラマ・デスク賞の3部門にノミネートされ、その後全米ツアーが行われた。主演は『Le Fils 息子』や『M.バタフライ』に出演するなど確かな演技力を培い、今回が初のミュージカル出演となる岡本圭人。共演者には小南満佑子・水田航生・宮原浩暢・壮一帆ほか、実力と個性あふれるキャストが脇を固める。<公演情報>『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』■東京公演2022年9月21日(水)~10月5日(水) 有楽町よみうりホール■京都公演2022年10月9日(日)・10日(月・祝) 京都劇場原作:Rick Riordan楽曲:Rob Rokicki脚本:Joe Tracz翻訳・訳詞・演出:荻田浩一音楽監督:森亮平振付:三井聡出演:岡本圭人 / 小南満佑子 / 水田航生 / 木内健人 / 菜々香 / 小野妃香里 / 村井成仁 / Ema / 横山賀三 / 小原和彦 / 宮原浩暢(LE VELVETS)/ 壮一帆■バンドキーボード:森亮平ギター:坂田善也 / 原嶋純平ベース:花村智志ドラム:遠藤勝彦【東京公演】9月21日(水) 18:309月22日(木) 14:00 / 18:309月23日(金・祝) 13:009月24日(土) 13:00 / 17:309月25日(日) 13:009月26日(月) 休演日9月27日(火) 14:00 / 18:309月28日(水) 18:309月29日(木) 14:00 / 18:309月30日(金) 18:3010月1日(土) 13:00 / 17:3010月2日(日) 13:0010月3日(月) 休演日10月4日(火) 14:00 / 18:3010月5日(水) 14:00■チケット料金S席:10,000円(全席指定・税込)A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売:2022年8月5日(金)チケットはこちら:※セブン-イレブンで直接販売【京都公演】10月9日(日) 15:0010月10日(月・祝) 12:00 / 16:30■チケット料金S席:10,000円(全席指定・税込)A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売:2022年9月4日(日)問:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~18:00 ※日祝休業)公式サイト:公式Twitter:
2022年07月26日俳優の岡本圭人が、ミュージカル『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』の主演を務めることが20日、明らかになった。同作はアメリカの人気作家リック・リオーダンによる人気ファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のミュージカル化作。オリンポスの神々やギリシャ神話に出てくる怪獣たちが次々と現れるファンタジー要素たっぷりなストーリーとなる。原作は2010年に映画化もされ、ミュージカル版は2014年にオフ・ブロードウェイで公演、2017年には新曲なども加わった改訂版がオフ・ブロードウェイ作品のトニー賞ともいわれているドラマ・デスク賞の3部門にノミネートされ、その後全米ツアーを行った。岡本はミュージカル初挑戦となり、ギリシャ神話の海の神ポセイドンの息子だと知らされる少年パーシー・ジャクソンを演じる。パーシー・ジャクソンと一緒に旅をする知恵と戦略を司るアテナの娘アナベス役に小南満佑子、幸運と富を司り知識者でもあるヘルメスの息子ルーク役に水田航生、パーシーをそばで支えるブラナー先生役に宮原浩暢(LE VELVET)、パーシーの母親役壮一帆が蹴って。さらに木内健人、菜々香、小野妃香里、村井成仁、Ema、横山賀三、小原和彦が神やパーシーと共に旅をする仲間を演じる。演出は荻田浩一が務める。東京公演は有楽町よみうりホールにて2022年9月21日(水)~10月5日、京都公演は京都劇場にて10月9日〜10日。○荻田浩一 コメントこの作品を初めて知ったのは映画でした。将来、自分が関わる事など露知らず、少年少女のアドベンチャーを楽しく拝見しました。アメリカンなヒーロー活劇がギリシャ神話の道具立てで展開されるのが面白かったですね。舞台版は物語のギミック感はそのままに、より想像力を膨らませて頭の中で遊んでもらう「お芝居」の大胆な面白さが際立っているようです。爽快な楽曲に乗せて、些か悪ノリの冒険譚を楽しんで頂けますよう取り組みます。○岡本圭人 コメント実は、この作品の原作である小説を幼い頃イギリスに留学していたときに愛読していたので、今回のお話をいただいたときに、不思議なご縁と使命感に駆られました。世界中の誰もが知っているパーシーを自分が演じるということにプレッシャーを感じましたが、僕も、彼のような人々を導いていくヒーローになれるよう一生懸命、パーシー・ジャクソン役を務めさせていただきます。今回が初めてのミュージカル出演になる為、正直なところ、僕自身が一番わくわくしています。このミュージカルの心が躍るような素晴らしい音楽に乗せて、パーシーの言葉を、そしてこのファンタジー溢れる素敵な物語を皆様に届けられる日を楽しみに、稽古に励んでいきますので、楽しみにしていてください。ファンタジーは想像力を豊かにしないと創れませんが、それを可能にできるのが劇場だと思っています。日常から離れて、リフレッシュしたい方、元気をもらいたい方、一人でも多くのお客様に、パーシーの世界をお届けしたいと思います。劇場で皆様と一緒にパーシー・ジャクソンの楽しい冒険に出かけられる日を心待ちにしています!○小南満佑子 コメント冒険をする作品に初めて挑戦するので、お稽古からどういう風に作り上げていくのか、とても楽しみです。素敵な出演者の方々ばかりなので、色々と刺激をもらいながら、賢く正義感のあるアナベスを、強く生きていきたいと思います。作品を作り上げていく過程は、ある意味冒険ですので、初日までみんなで切磋琢磨・試行錯誤しながら素敵な作品に仕上げていきたいと思います。日本初演ということでお客様の期待に応えられるよう、役としての成長や仲間意識などお稽古場から作っていきたいです。ギリシャ神話やファンタジー、冒険、コメディ、全てが詰まった盛りだくさんの作品となるので、楽しみにしていただけたらと思います。○水田航生 コメントこの度、出演させていただくことが決まり、とても光栄です。出演するにあたりブロードウェイ版の音源や映像を調べたのですが、良い意味で、真面目な神々の話なのになんてチープな作り方なんだ、と思いました(笑)。人が何か魅力を感じる“B級感”をこの作品でも感じていただけると思います。そして、この作品はコメディ要素もあるのですが、コメディは演じるのが難しい分、やりがいやお客様に伝わったときの達成感がとてもあるので、お稽古から果敢にトライしていきたいと思います。荻田さんがコメディをどういう風に演出されるのか今からとても楽しみです。B級感はありつつも、ミュージカルとしての素晴らしい楽曲や、圧倒的なパフォーマンスを楽しんでいただけるよう、後悔させない演劇をお届けしたいと思います。劇場でお待ちしています。○壮一帆 コメントサリー役を演じます、壮一帆です。今作では久しぶりの荻田さんの演出、久しぶりのファンタジーミュージカルになります。そしてお母さん役のプロになれるのではというくらい、何回目かになる母親役です(笑)。サリーは今まで演じてきた母親とは一味違うので、皆様に楽しんでいただけたらと思います。荻田さんは独特な世界観をお持ちで、ご一緒できることがとても楽しみなのですが、その分役者としてのスキルが問われるので、前回ご一緒したときよりスキルアップした自分で挑めるように頑張りたいと思います。ファンタジー作品はとても大好きで私の原点です。大人になったからこそ見える視点があると思うので、昔と違う角度でファンタジー作品に挑めることがとても楽しみです。皆様と一緒に冒険の旅に出て、わくわくできる、そんなひと時の夢を楽しみにしていただけたらと思います。
2022年06月20日俳優の渡邊圭祐が3日、都内で「渡邊圭祐 2022.4-2023.3 カレンダー」発売記念イベントを開催。イベント前に行われた取材会に応じた。今年のカレンダー撮影テーマは、ART&CULTURE ZINE「FOCUS」。渡邊の2022年は、日常の何に焦点をあてるか、何を目標とするか、何に気を配って生活するか…。その「何」にフォーカスしたさまざまな写真とテーマに沿った渡邊のメッセージとともに、渡邊をもっと好きになる仕上がりとなっている。そんな同カレンダーのこだわりを聞かれた渡邊は「男性目線からすると好きな芸能人だったり推してる人のポスターとかカレンダーとか、顔写真バーンというのを部屋に飾るのってちょっと恥ずかしかったりする」という理由で、「僕のカレンダーで僕メインではあるけど、僕メインではないみたいなところを目指して、"でもいるよね"ということで、今年も"日々の暮らしに渡邊を"ということで、テーマとしてはそんな感じで設定させていただきました」と説明。具体的には「映画のポスターってすごくオシャレですよねってなったときに、一枚絵で見られるような、絵として飾れるようなテンションのものを作れるように、雑誌の切り抜きなどからから着想を得て、今回は作らせていただきました。渡邊圭祐という部分を消していく作業にこだわりを持って、誠意を持って取り組みました」と明かした。お気に入りには3月の顔がブレているカットを挙げ「これもまさに渡邊圭祐であって渡邊圭祐ではないみたいな、1番目指していたところかなと思います。ぱっと見、誰だかわからなくて、これが飾ってあったら『この写真いいね』って会話の種にもなると思いますし、今回のカレンダーの中だと、僕が目指した部分がここに表れているのかなと思います」と紹介し、カレンダーに自己採点をするよう求められると「見出し的に100点って言ったほうがきれいですけど90点で。"また次に出すときのほうがいいよね"というテンションのことをきれいにまとめていただけると助かります」と今後の伸びしろに期待を込めた。また、写真のほかに文章も書かれているが、将来的にエッセイや小説執筆の可能性はあるか追求された渡邊は、1度目の緊急事態宣言時に時間ができ、ちょうど連載も始まったことから文章を書くことに興味を持ったそうだが「小説か何かを書いてみようと思って書き出してみたら、収拾がつかなくなってしまったので、より小説家の方の偉大さを知ったというか、文を扱う方の偉大さを知ったので、書かないと思います。書けないんだと思います」と小説家デビューの可能性を否定した。さらに、この4月から新たにチャレンジしたいことを聞かれると「例えば格闘技だったり、役が来たタイミングでやれたらいいなとかぼんやり思っていたんですけど、(役とは関係なく)そういうのをやっておくだけでも、次に仕事が来たときにそのままスッと入れたりするので、できることはできる限り触れていこうかなと思っています」と声を弾ませ、趣味として釣りも始めたいそうで「自分、子どもができたときに"お父さんってかっこいいんだな"って何となく思ってもらえるような、子どもも一緒に楽しめるような、結婚の予定は全然ないんですけど、そういうのを持っていたらかっこいいなと。それだけです」と理由を明かした。
2022年04月04日俳優の渡邊圭祐とお笑い芸人のヒコロヒーが初共演する、ハウスウェルネスフーズ「ラクシテ」の新CM「渡邊圭祐&ヒコロヒー登場編」が、4月1日より放送される。新CMでは、「さ、ラクシテこ!」というキャッチフレーズを用いて、ラクできない日々に同商品を取り入れて、日常生活での疲労感を軽減してほしいというメッセージを表現。ドラマや映画で活躍中の渡邊と、バラエティを中心に活躍中のヒコロヒーという、まさに「ラクできない」 二人が、根を詰めすぎず、ほどよく肩の力を抜いてラクシテいく様子が描かれる。■渡邊圭祐コメント毎日の生活でどうしても頑張りすぎてしまうことも多いと思います。今回のCMを見て、あ、もっとラクしてもいいんだ。と少しだけ肩の力を抜いてもらえたら嬉しいです。もうすぐ春の新生活も始まりますが、気負いすぎず、ラクシテいきましょう!■ヒコロヒーコメント商品名のとおり、リラックスした雰囲気の現場で楽しく撮影に臨めました。慌ただしくなってくると、ついつい余裕がなくなってしまいがちですが、そんなときこそひと息ついていきましょう。この春から新しい生活が始まるみなさんも。さ、ラクシテこ!
2022年03月30日俳優の田中圭が主演を務める、映画『女子高生に殺されたい』(4月1日公開)の予告映像が29日、公開された。同作は漫画家・古屋兎丸の画業20周年記念作品として発表された同名コミックの実写化作。女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人(田中)の9年間に及ぶ、前代未聞の “自分”殺害計画を描く。この度、本編映像の第1弾が公開された。新年度がスタートした二鷹高校に新しく赴任してきた、34歳の日本史教師・東山春人(田中圭)のスマートで端正なルックスに色めき立つ女子生徒たちのなかで、春人はたちまち校内の人気者となり、恋を夢見る彼女たちの熱いまなざしを一身に浴びていく。そんな生徒たちの中には、心優しくも引っ込み思案で、どこか影のある正統派美少女・真帆(南沙良)、男子ウケ抜群の快活な美少女・京子(莉子)、強くなりたい一心で、ひたむきに柔道の稽古に打ち込む孤高の美少女、愛佳(茅島みずき)が映し出される一方、保健室のベッドの上では、対人関係が苦手で、親友の真帆にだけ心をひらく異端の美少女・あおい(河合優実)が、何かを予見し怯える姿が。「僕は殺されるために、この学校に赴任してきた」という春人の心の声と共に、春人が実行しようとしている完全犯罪の4人の“登場人物”が揃い、“自分”殺害計画の始まりを予感させる映像となっている。(C)2022日活
2022年03月29日俳優の渡邊圭祐が、3月下旬に『渡邊圭祐2022.4-2023.3カレンダー』(アミューズ 2,600円/卓上)を発売することが4日、わかった。4月スタートのフジテレビ系ドラマ『やんごとなき一族』や映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』などへの出演で話題を集める渡邊。最新カレンダーとなる同作は、「ART&CULTURE ZINE『FOCUS』」をテーマに撮影。2022年は、日常の何に焦点をあてるか、何を目標とするか、何に気を配って生活するかの「何」にフォーカスしたさまざまな写真が、テーマに沿ったメッセージと共に掲載される。4日(18:00~)からオンラインショップ「アスマート」で特典付きで予約がスタート。また、カレンダーの発売を記念して、20日には地元である宮城・HMV仙台E BeanSで対面式特典会の開催も決定した。東京での開催も現在調整中で決まり次第、発表される。コメントは以下の通り。■渡邊圭祐"渡邊圭祐のカレンダー"感を薄めつつも大切にして制作いたしました。ひと月毎のレイアウトやコンセプトにこだわりを持ったが故に、発表が3月まで食い込んでしまいました。今年もまた部屋に飾っていただいた時の様子を想像して、知らない方がみても素敵な印象を与えられるよう心がけたつもりです。もし気が向いたら、今年も日々の暮らしに渡邊をということで。是非。
2022年03月04日田中圭主演『女子高生に殺されたい』が2022年4月、全国公開されることが決定。さらに田中圭が演じる高校教師・東山春人のスペシャルビジュアルと超特報が解禁となっている。本作は『ライチ☆光クラブ』や『帝一の國』などの鬼才・古屋兎丸の画業20周年記念作品として発表され、衝撃的な内容かつ圧倒的な読み応えで話題を呼んだ同名コミックが原作。物語は女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人の9年間に及ぶ、前代未聞の“自分”殺害計画が描かれる。主人公・東山春人を演じるのは『総理の夫』や『そして、バトンは渡された』、『あなたの番です 劇場版』など話題作への出演が続く田中圭だ。一見、常識的な人間でありながら、自らに潜む衝動を抑えられない男という難しい役どころを、不気味さと色気を併せ持つ狂気を孕んだキャラクターとして体現。見てはいけない人間の深層心理まで浮かび上がってくる様だ。監督はVシネマから劇場公開映画まで幅広いジャンルを手がけ、2020年公開の『性の劇薬』や『アルプススタンドのはしの方』で立て続けにヒットを飛ばし、今後も今泉力哉監督とタッグを組んだ監督作『愛なのに』と脚本作『猫は逃げた』の公開を控えるなど、注目を集め続けている城定秀夫。自身の脚本で原作を映画的に大胆にアレンジし、映像美と上質なストーリーテリングで怪作を誕生させた。解禁されたビジュアルは眼鏡をかけ、スーツ姿でネクタイに手をかけた春人が、華麗な花の上に横たわり、意味深な表情でこちらを見つめる。彼の瞳の先には、一体何が写し出されているのか……。今後も続く、出演キャストなどの情報に期待しよう。<田中圭(東山春人役)・コメント>皆様メリークリスマス!どんなイブを過ごされているでしょうか。「女子高生に殺されたい」という、クリスマスに発表するようなタイトルではない映画が公開されます!そんな物騒なタイトルではありますが、初めて台本を読んだ時撮影に入るのが物凄く楽しみになった、ワクワクする台本でした。不気味なのにカッコいい雰囲気が漂うスタッフさんの画作りや、監督のこだわりに唸っていた日々を思い出します。新たな役と出会い不思議な毎日を過ごしていたらあっという間に撮影が終わってしまい…。しばらくフワフワしていたら、最初の5分を編集した場に立ち会ったプロデューサーから、「田中さん、これ傑作です」という言葉を頂きました。田中、色々やらせていただいておりますが、たった5分で傑作と言わせる作品に出会ったことはありません。これはより完成が楽しみだなと、今からわくわくしています。なかなか見る事のできない邦画好きにはたまらない作品になっていると思います。是非楽しみにしてください!!「女子高生に殺されたい」とは、どういう意味なのか。不思議なサスペンスを味わってください!!<監督:城定秀夫・コメント>古屋兎丸先生の漫画はガロでのデビュー作『Palepoli』からリアルタイムで読んでおり、あの繊細な線が紡ぎだすダークな世界に、当時映画を志す大学生だった僕は魅了されていたわけですが、まさか将来自分が古屋漫画原作の映画を監督できるとはゆめゆめ思ってもいませんでした。しかも主演は田中圭さんです。田中さんが女子高生に殺されたくて殺されたくてたまらないマッドティーチャー東山春人を生き生きと演じているわけですから、これはもうオモシロイに決まってますよ!受動型猟奇願望を扱った従来のサスペンス映画にはない古屋先生の発明的物語と、まだ誰も見たことのない田中圭さんをお披露目できる日が今から楽しみで仕方ありません。<原作:古屋兎丸・コメント>「もしも僕が映画を撮るとしたらどんな物語にするか」このお題を元にこのお話は出来ました。勿論自分で撮ることは出来なかったのですが今回こうして最強の布陣で映画化されることを嬉しく思います。城定監督はこれまでメジャーとマイナーの垣根を越えて数多くの映画を生み出してきた方でその立ち位置が僭越ながら自分と共通する部分を感じていて、この映画化にはピッタリな方だと思います。監督が執筆されたオリジナル要素を足した脚本も「こうすれば良かった」感ありましたし、撮影現場での職人的な手際の良さにも感嘆しました。そして主演の田中圭さんはいい人役のイメージがあったので強烈な二面性と狂気が漂う今作の春人役でどんな演技を見せてくれるのか楽しみにしてます。誰にも言えない二面性と願望。異様だけど儚く美しい。そんな今作を皆様も楽しみに待ってて下さい。『女子高生に殺されたい』2022年4月公開
2021年12月24日小室圭さんの母親の金銭トラブルについて、元婚約者・X氏の代理人が18日、X氏が解決金を受け取ったことを明らかにした。409万3,000円が11月15日付で入金されていたといい、振込人の名義は小室圭さんではなく「ベンゴシ ウエシバ」だったという。元婚約者が解決金を受けとったことにより、およそ4年間にわたり国民の関心事となっていた小室さんの母親の金銭トラブルは解決をみたといえるだろう。とはいえ、12日に話し合いが行われてから週末をはさんで6日後の公表となり、振込人の名義についてTwitter上では《なぜ弁護士名義?》《つまりは弁護士事務所に借りたって事なのかな?》などと憶測を呼ぶことになっている。その疑問を小室圭さんの代理人・上芝直史弁護士にぶつけてみたところ、事実関係について以下のように答えた。「先方から解決金の振込先となる口座の連絡を受けてすぐ、先週末には提示された額の振り込み手続きを行いました。振り込みに使った口座は、『ベンゴシ ウエシバ アズカリキン』というもので、当事者から預かったお金を扱うために業務で使っているものです」小室さん夫妻が羽田からニューヨークに向けて旅立った14日までには、X氏の口座への入金手続きは行われていたという。また“当事者”はこの場合、小室さんの母親になるが、少なくとも上芝氏が代わりに用意した金銭ではないということだ。
2021年11月20日秋篠宮家の長女・小室眞子さんと夫の圭さんは11月14日、ニューヨーク州に到着した。小室圭さんはすでにニューヨーク州の弁護士事務所に就職している。眞子さんも就職を考えており、共働きで夫婦生活を営む予定だというが、眞子さんが仕事を始めるまでは圭さんの収入で家計を支えていくことになる。だが圭さんは、7月に受験したニューヨーク州の司法試験で、まさかの不合格。弁護士になれば1年目から年収は2,000万円を見込めるが、法律事務員のままなら推定年収は600万円ほど。物価や家賃が高いニューヨークでの2人暮らしには心もとない収入だ。本誌記者は、11月12日の小室圭さんと元婚約者の面会直後、圭さんの代理人・上芝氏から話を聞いている。400万円を超えるとみられる解決金を支払ってもなお新婚生活は成り立つのか質問したところ、上芝氏は次のように答えた。「その点については留学するときから手当てはできているようです。若干の見込み違いはあったとしても、アメリカで暮らすにあたってお金が足りなくなるということはないと思います」司法試験に不合格となった圭さんにも、経済的に不安はないというのだ。さらに圭さんの“再受験”についても上芝氏は太鼓判を押す。「渡米後は来年2月に行われるニューヨーク州の司法試験での合格を目指し頑張るしかありません。仕事をしながらの勉強で大変だとは思いますが、前回合格しなかったのは学力の問題ではないので、体調を万全に整えて臨むことになると思います」不合格は「学力の問題ではない」とはどういうことなのか。批判が殺到しても結婚を諦めなかった圭さんは“鋼のメンタル”と称されることもあったが、実は眞子さんや佳代さん同様、体調を崩していたということなのか。「わたしは眞子さんと、あたたかい家庭を築いていきたいと思います」と結婚会見で語っていた小室圭さん。その夢を叶えるためにも、来年2月の試験は落とせないが――。
2021年11月16日漫画家・水野英子さん(81)といえば、女性が描く少女漫画のパイオニアだ。代表作は『白いトロイカ』『ファイヤー!』『星のたてごと』など、どれも当時の先進的なテーマばかり。そんな水野さんは駆け出しのころ、手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、寺田ヒロオといった昭和を代表するマンガ家が青春時代を過ごした「トキワ荘」で暮らした。研鑽を積み、その後「赤塚不二夫、石ノ森章太郎と合作で、少女マンガを描きませんか」という依頼を引き受け、迷わず引き受けた。「いまでこそ少女マンガの描き手は女性という認識ですが、当時は男性が描いていたんです」そんな水野さんだが、トキワ荘を出たあと、人気シリーズを数多く手がけつつも思いもよらない逆風にさらされたこともある。『女のくせに生意気だ』という視線は、少なからずあったというのだ。■著作権の勉強会の影響でヒット作は打ち切り。未婚の母になったことに後悔は一度もない7か月過ごしたトキワ荘で十分実力を蓄えた水野さんは、その後、次々に話題作を発表していく。60~62年、『少女クラブ』(講談社)に描いた『星のたてごと』は、少女マンガで初めて、男女の恋愛を描いたと、話題になった。「女性には、タブーだらけの時代です。『女のくせに』『女はこうあるべき』という圧力を常に感じていましたね。なぜ、男性に許されることが、女性は許されないのか、それが不思議で不満でした。少女マンガで恋愛はご法度。男女の手が少しでも触れ合うとか、スカートがめくれる程度でも描き直しを命じられたものです」64~65年には、『週刊マーガレット』(集英社)で、帝政ロシアを描いた少女マンガ初の歴史ロマン『白いトロイカ』を発表。その後に続く歴史マンガの礎となった。衣装も斬新だった。昔の男性作家が描くヒロインは、常に同じ衣装で着たきりだ。しかし、水野さんはキャストによって、ドレスや衣装を絶妙に描き分ける。衣装でもキャラクターを表現した第1号のマンガ家だったのだ。その後の『ブロードウェイの星』では、アメリカを舞台に、人種差別問題やベトナム戦争など、当時の社会的テーマを重層的に描いた。69年、ロックミュージックとカウンターカルチャーをテーマに、『週刊セブンティーン』(集英社)で『ファイヤー!』の連載を開始。当時の洋楽界を席巻したジミ・ヘンドリクスやジャニス・ジョプリンの「現体制をぶっ壊す」という強烈な思想に共感した水野さんは、アメリカやヨーロッパで取材をし、怒濤のように描き続けた。人気投票は常にトップ。70年、小学館漫画賞を受賞する。水野さんは31歳。いつしか少女マンガのパイオニアとして若い世代に慕われる存在になっていた。水野さんはマンガ家を目指す少女やファンが、いきなり自宅に訪ねてきても家にあげ、おおらかに対応する姉御肌。新人からもさまざまな相談ごとを持ちかけられた。マンガ人気の高まりとともに、マンガ家を取り巻く状況が大きく変わり始めた時期でもあった。「雑誌社は当たりそうなテーマとノウハウで、マンガを量産するようになりました。そのために、描ける新人を安価なギャラで囲い込む。ところが『よその雑誌に描いてはダメ』と言いながら、その後の仕事がありません。新人は大勢出ましたが、デビューしても生活できない人が多かったのです」まだ、著作権の考え方が普及していない時代だ。水野さんも、赤塚やちばてつやから著作権の意味を初めて教えられ、驚いたという。「著作権を知ることは、とても大切なことだと思いました」そこで、ごく親しい友人に声をかけ、自宅で著作権勉強会を開くことになった。5~6人の仲間で、赤塚らから話を聞くだけのつもりが、集まったマンガ家は30人を超えていた。「みんな同じ不安を抱えていたんでしょう。家の居間はあふれんばかりの状態でした」ところが後日、この勉強会のことが雑誌社に漏れ伝わり、首謀者は水野さんと決めつけられた。「労働組合を作って、雑誌社に圧力をかけようとしたと捉えられたようです。参加した人は皆、編集に相当絞られ、マンガ家をやめた人もいました。フリーの仕事の私たちに組合なんて作れるわけがなくて。ただの勉強会だったんです」水野さんの『ファイヤー!』も突然、連載が打ち切りになった。「多分、勉強会が影響していたと思います。結局、女がやったから『生意気』ということ。でも、私は悔いていません。男女関係なく権利を主張できる社会になるための先駆けになれた。マンガ界の役に立てたという思いがあります」連載終了後しばらくして妊娠に気づく。「うれしかったです。私にもようやく人間らしいできごとが訪れたという思いが込み上げてきました」72年3月、未婚のまま出産。シングルマザーへの世間の風当たりはいまとは比べものにならないほど冷たく、厳しかったが、水野さんは右手にペン、左手に乳飲み子を抱いて描き続けた。「でも、長男が物心つくまで、長編連載は断念し、短編や短期連載でしのぐしかありませんでした」収入は最盛期の4分の1まで落ち込んだ。「ただ、子どもを持ったことを後悔したことは一度もありません。作風も変わりました。以前は激しく切り捨てるような描写もしていました。ですが子どもと向き合って、全てをゆったりと受け入れるしかないんだなと気づいたのです。日が昇り、日が沈む、ありのままに、自然のままに(笑)」とはいえ、仕事で妥協しない姿勢は微動だにしていない。86年から『別冊婦人公論』で連載を開始した『ルートヴィヒII世』では、ドイツまで3度、自費で取材に赴いた。ライフワークという思い入れもあったが、連載途中で雑誌が休刊。それでも水野さんは屈しない。「自分にしか描けないテーマと筆致がある」そう信じて、00(平成12)年ごろからしだいに自費出版にシフトしていった。10年には、日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を受賞した。「いまでもやりたいことは山ほどあります。プロットが入道雲のように頭のなかに湧いてくる。マンガ家とはそういうものです。描いていれば幸せという人にしか、マンガ家は務まりません」■自費出版でのデジタル処理は息子さんが担当。いまでも描きたいテーマは湯水のように湧いてかつての水野さんが暮らし、手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、寺田ヒロオといった昭和を代表するマンガ家が青春時代を過ごしたことで、マンガの聖地となった「トキワ荘」が再現されている「トキワ荘マンガミュージアム」(東京都豊島区)。そのミュージアムの前で水野さんの写真撮影をしていたときのこと。「水野先生ですか?会えるなんて夢みたいです!」高揚した声で近づいてきたのは、2人のファンの女性だった。「私は『白いトロイカ』『すてきなコーラ』『ハロー・ドク』が大好きです。昭和30年生まれで、まさにリアルタイムで読んでいました」恐縮しながら話し続ける彼女たちに、水野さんは気さくにうなずき、求められるままサインをした。キュートな文字の「水野英子」はデビュー当時から変わらない。現在、ミュージアム1階で特別企画展「トキワ荘の少女マンガ」を開催中。11月7日には、サイン会とオンラインでのトークショーが開かれる。水野さんの後輩にあたるマンガ家の里中満智子さん(73)は語る。「初めて読んだ水野先生の作品は、男性がとても魅力的に描かれて、それまでの少女マンガにはない画期的なものでした。私たち次世代のマンガ家は、水野先生の作品に憧れて、一生懸命描いたものです」里中さんも少女時代、水野さんにファンレターを送った1人だ。「自分で描いたイラストを同封して、マンガ家になれるか相談したら、きちんとお返事をくださった。『作品ができたら送ってね。見てあげる』とあって、ワーッと感激して、さらに懸命に描きました。私がデビューした後も、先生は常に世の中をリードするテーマを手がけ、そのスケールの大きさには、ただ圧倒されるばかりです。ですから、水野先生は、私たちの道を切り開いてくださった、ずっと大切な憧れの存在なのです」昨年、画業65周年の節目に、デビュー当時からの主な作品を収めた『薔薇の舞踏会水野英子画集』(玄光社)が出版された。原画はすでに紛失していたため、掲載誌から起こして、デジタル処理で修復するという膨大な作業の末に完成した画集だった。その修復を一手に引き受けたのが、一人息子の春暁さんだ。美大出身の春暁さんは、樹木洋二のペンネームで、画家、マンガ家、イラストレーターとして活躍。水野さんの自費出版の作品も、HPなどに掲載する際のデジタル処理は、春暁さんの存在なしにはできないことだ。「私が作業中に張りついて、あれこれ注文をつけるので、ときどき侃々諤々(かんかんがくがく)となって(笑)。でも、根気強く付き合ってくれています。家族だから、できることですね」一瞬、優しい母の顔になった。いまでも描きたいテーマは湯水のように湧いてくる。「クラシック音楽をテーマに据えた作品は描きたかったですね。私には、音楽を感じさせる絵を描く自信がある。読者が、どんな音楽か想像するほうが、音が飛躍して、きっと面白いはずです。私じゃなければ描けません」ひとつとして同じ音楽を作らない吟遊詩人が主人公。同じ気概が水野さんのなかで燃え盛る――。
2021年10月31日「本当によく再現されています」玄関のたたきをあがるとすぐに続く木製の広い階段を、ゆっくりと上りながら、水野英子さん(81)は感慨深げにつぶやいた。一段上るたびにギシギシとたわむ階段、ミシミシ軋む廊下の薄暗さ、ガスコンロやブリキのタライ、木製の洗濯板が雑然と置かれた共同炊事場、男女共同のくみ取り式和式便所……。隅から隅まで昭和30年代当時の面影が残る。ここは「トキワ荘マンガミュージアム」(東京都豊島区)。手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、寺田ヒロオといった昭和を代表するマンガ家が青春時代を過ごしたことで、マンガの聖地となった「トキワ荘」が再現されている。水野さんは、ここで暮らした紅一点のマンガ家だ。「『ここに女のコが住んでいたの?』と、何度、驚かれたことでしょう。私はずっとジーパンで過ごしていたから、女のコとして見られていなかったのです」老朽化を理由に、1982(昭和57)年11月末、解体されたトキワ荘が、全国のマンガファンの4千筆もの署名や地元商店街の要望で蘇ったのは、昨年7月7日のことだ。元の設計図も何もない状況で、当時を知る水野さんら、かつての住人の記憶を手がかりに、40年ぶりに再現された。2階の中央に広めの廊下、その両側に四畳半の部屋が並んでいる。「私の部屋は石ノ森さんの部屋の真向かいでした。自分の部屋にいても、後ろを振り返ると石ノ森さんが机に向かって描いている姿が見えるという具合でしたよ」「水野英子の部屋」も、もちろんある。机上には、サジペンが置かれていた。「私が使っていたのはこのサジペンです。Gペンは私の次世代の人たちが使ったのですよね」くるりと部屋を見渡すと、開け放されたドアの先には、石ノ森の部屋がたしかに見える。「とにかくみなさん、ドアも開けっ放し。誰でもいつでもウエルカムだった。私も、赤塚さんのお母さんに『寝るときぐらいは鍵をかけなさいね』と言われて、ああ、そうかと思ったくらいでしたね」水野さんは当時18歳。懐かしそうに目を細めた。「本当に贅沢な時間でした」■貸本屋で出合った手塚治虫の『漫画大学』がバイブル。手塚の推薦でマンガ誌デビュー1939(昭和14)年、水野さんは、山口県で生まれた。両親は旧満州で結婚したが、戦況の悪化で、妊娠中の母だけが帰国。故郷の下関市で水野さんを出産している。「満州の高官をしていたという父の写真1葉だけが家に残っていましたが、戦後の混乱で父は帰らず、私には父の記憶はありません」仕事で不在がちな母に代わって育ててくれたのは、祖母と、水野さんより12歳年上の叔父だった。マンガとの出合いは、小学校2年のころ。銭湯の真向かいに貸本屋があり、学校から帰ったらすぐ、カバンを放り出してマンガを借りて帰るのが日課になった。「小学校3年のときに貸本屋で借りた手塚治虫先生の『漫画大学』は衝撃でした。初心者が使いやすい画材など、マンガの描き方が懇切丁寧に説明されていたのです。掲載されていた5~6編の中編マンガもミステリ、西部劇、メルヘン、SFなど、新鮮なテーマのものばかり。悪人も単なる悪人ではなく、その人の背景や人生が深く描かれ、考えさせるものでした」水野さんは、一気にマンガにのめりこむ。小学校5~6年ごろには、『漫画大学』をバイブルに、コマ割りをし、ペンを使って、本格的なマンガを描くようになっていた。「家族みんな絵心があったんです。叔父は美術部でしたし、母も自治会に頼まれて、非常に綿密な紙芝居を作っていた記憶があります」その母も、中学2年生のときに早世してしまい、水野さんはますますマンガに没頭。尊敬する手塚が審査員を務めていた『漫画少年』に投稿を始めた。ほどなく14歳で描いた『赤い子馬』が佳作に選出される。「その作品は雑誌には掲載されませんでしたが、手塚先生が気に入って、家に持ち帰ってくださっていたんです」運命の歯車が回り始めていた。『少女クラブ』(講談社)の編集長・丸山昭氏が、打ち合わせで手塚の仕事場を訪ねたときのこと。 仕事場の天袋に積まれた手塚の漫画原稿のなかに紛れていた『赤い子馬』に目を留めた。「これは誰の作品ですか?」丸山氏が尋ねると、「この子、なかなか描けているから、マルさん、育ててみたら」と、手塚が推してくれたのだ。ほどなく丸山氏から、下関の水野さんに連絡が入った。「もっと、あなたの作品を見てみたいから、送ってほしい」すぐさま送った『赤っ毛子馬』が『少女クラブ』でのデビュー作。16ページの西部劇だ。中学卒業後、水野さんは下関の漁網工場に就職し、魚を取る網を作り、補修する仕事についていた。昼は、40kgもの大網を抱えて階段を上り下りする重労働をこなし、帰宅後、夜半からマンガを描く生活に疲れ果て、マンガ1本に絞ることを決断。57年には初の連載『銀の花びら』が始まり、このころ丸山氏から思いがけない依頼が届く。「赤塚不二夫、石ノ森章太郎と合作で、少女マンガを描きませんか」水野さんは迷わず引き受けた。「いまでこそ少女マンガの描き手は女性という認識ですが、当時は男性が描いていたんです」女性の手による本格的な少女マンガが嘱望されていた。■トキワ荘には赤塚の母など女性も出入りして。24時間マンガ浸りの生活は天国だった水野のM、石ノ森のI、赤塚のA。3人の頭文字をとり、「うまいや」にひっかけた“U・マイア(MIA)”をペンネームに、3人の合作マンガの連載が始まった。すでに、赤塚と石ノ森はトキワ荘の住人だったが、水野さんは下関。メールもFAXもない時代、この遠距離を、郵送と長距離電話のやりとりで埋めつつ、作品に仕上げていたという。「丸山さんと石ノ森さん、赤塚さんが打ち合わせをし、石ノ森さんが構成とネームを担当。コマ割りとアタリ(鉛筆の下描き)を入れ下関に郵送し、私が主人公にペン入れをして送り返すという手順です」まさに離れ業だ。こうして生まれた『赤い火と黒かみ』は、大きな反響を呼び、1作で終わるのは惜しいという声があがる。と同時に、トキワ荘に1室、空きが出た。58年3月、上京を心配する祖母を「3カ月だけ」と説き伏せ、水野さんはバッグ1つで汽車に乗り、トキワ荘の住人となった。おかっぱ頭に丸眼鏡、ジーンズ姿の水野さんを出迎えたのは、色白でほっそりした青年だ。「いらっしゃい。赤塚です」赤塚は、水野さんの部屋を掃除しておいてくれるなど、なかなか気の利く青年だった。石ノ森は顔一面にニキビが満開。手塚治虫にあやかってか、茶色のベレー帽をかぶっていた。「おふたりの作品を『漫画少年』で見ていたためか、初めて会った気がしませんでした」赤塚の母親が何くれと世話をやいてくれ、炊事も担当。時間になると3人分の食事ができている。水野さんはマンガだけに専念できた。「24時間マンガ浸りの生活は天国のようでした。とにかく私は描いてさえいられれば幸せですから」石ノ森の姉、藤子不二雄両氏の母や姉も、付き添っていたという。トキワ荘には思いがけなく多くの女性が出入りしていて、ホッとしつつ、伸び伸びとマンガに没頭できたようだ。「石ノ森さんの部屋はいつも乱雑で、ちゃぶ台もありました。石ノ森さんが机に向かい、私と赤塚さんはちゃぶ台で、顔を突き合わせて描いていました」個室はあったが、四六時中、石ノ森の部屋でマンガを描いて、「そろそろ休んだら?」と、言われて午前2時ごろ部屋に引き揚げる。銭湯へ行くのも3人一緒。いつも先に出た2人が、水野さんを待っていてくれた。気がつくと、トキワ荘の滞在期間は祖母との約束を大幅に過ぎて、7カ月に及んでいた。水野さんは仕方なく一度、故郷に戻ったが、早々に祖母を説き伏せて再上京。しかしトキワ荘に入りたい者は列を作って待っていたため、すでに空室はなく、荘に真っすぐ向かいの目白通りの下宿に住んだ。「トキワ荘で勉強になったことは数えきれません。私たちは、動かない絵で、映画と同じように、物語をいかにドラマチックに表現しようかと日夜考えていました。石ノ森さんは、左右2ページにわたる見開き画面いっぱいに、バーンと見せ場を描いたり、コマを斜めにスパッと切り取ったりと、画面にリズムをもたせる手法を使い始め、目を奪われたものです。あの7カ月で、自分の画力が飛躍的に向上したのが実感できました」トキワ荘で得たものは数知れず。その後続く長い作家人生では『白いトロイカ』『ファイヤー!』などヒット作を連発し、いまなお描きたいテーマは湯水のように湧いてくる。「クラシック音楽をテーマに据えた作品は描きたかったですね。私には、音楽を感じさせる絵を描く自信がある。読者が、どんな音楽か想像するほうが、音が飛躍して、きっと面白いはずです。私じゃなければ描けません」ひとつとして同じ音楽を作らない吟遊詩人が主人公。同じ気概が水野さんのなかで燃え盛る――。
2021年10月31日秋篠宮家の長女・眞子さまは10月26日、ついに小室圭さんと結婚される。秋篠宮さまは、結婚について「多くの人が納得し喜んでくれる状況」になるように求めていた。しかし、まだその状況に至っていないと判断された秋篠宮さまは、「納采の儀」をはじめとする結婚に関する儀式を執り行うことをお許しにならなかった。皇室系ユーチューバーらが結婚反対デモを決行するなど、いまだにお二人の結婚には根強い反発の声がある。一方で、報道各社の世論調査を見ると、この1カ月で結婚賛成派が急増していることがわかる。毎日新聞が社会調査研究センターと合同で9月18日に実施した世論調査では、眞子さまの結婚を「祝福したい」との回答が38%で、「祝福できない」の35%をわずかに上回っただけ。この時点では賛否が拮抗していた。しかし、読売新聞が10月4~5日に実施した世論調査では結婚を「よかったと思う」が53%と半数を超え、「思わない」の33%を大きく上回った。さらにANNが10月16~17日に実施した調査では、結婚を「お祝いしたいと思う」が61%で、「思わない」は24%となった。結婚賛成派が反対派にダブルスコアをつける結果となったのだ。「もちろん3つの調査は別々の報道機関によるもので、設問も異なるため単純な比較はできませんが、この1カ月で結婚に賛成する国民が急増しているのは間違いないでしょう」(皇室担当記者)9月末には、小室さんの就職先がニューヨーク州の法律事務所「ローウェンステイン・サンドラー」だと判明するなど、謎に包まれていた留学の“成果”が見える形になった。さらに10月1日には宮内庁から結婚の正式発表と複雑性PTSDの症状についての説明があり、眞子さまの結婚の意志が極めて固いことも国民に伝わった。一方で、結婚延期の原因となった金銭トラブルは未解決。体調不良の母・佳代さんに代わって、小室さんが元婚約者男性と対話する意向で、結婚後も交渉を続けていくとみられる。結婚賛成派は6割を超えたが、それでも秋篠宮さまは「多くの人が納得し喜んでくれる状況」になったとはお認めにならないのだろうかーー。
2021年10月26日「田中圭チャレンジしよ!」ほにゃぴ(@honyaoO)さんは、弟さんからこのように誘われたといいます。『田中圭』とは、もちろん俳優の田中圭さんのこと。では、『田中圭チャレンジ』とは何を指すかというと…。弟が田中圭チャレンジしよ!って言ってきて何かと思ったらあみじゃがで田中圭の文字に合わせてかじってくらしいwwwww pic.twitter.com/2epY89HFmG — ほにゃぴ (@honyaoO) October 20, 2021 すごい!でも『田中圭』…じゃなくて『田中主』…!ほにゃぴさんが弟さんに聞くと、お菓子の『あみじゃが』を、『田中圭』の文字に合わせてかじったのだとか。もともとのお菓子の形は、網模様をした円形。それを、文字に合わせてかじった…器用でないとなせない技といえます。しかし、『圭』になるには、一画足りていません。弟さんが鍛錬を重ねた結果、成功した『田中圭』がこちら!やっと!田中圭チャレンジ成功しました #田中圭チャレンジ #あみじゃが pic.twitter.com/K3cXUZHNO8 — ほにゃぴ (@honyaoO) October 21, 2021 これで『田中圭』の完成ですね!器用にかじりながら、田中圭さんのことを想う弟さんの姿が目に浮かぶことでしょう。『田中圭チャレンジ』に、「天才の発想ですね」「ほほえましい…。このお菓子を買ってやってみようと思います」と、多くの人が反応してました。田中圭さん本人がこのチャレンジを知ったら、どのような反応をするか…楽しみにしておきたいですね![文・構成/grape編集部]
2021年10月21日水野美紀と矢島弘一がタッグを組んで上演する舞台『2つの「ヒ」キゲキ』が10月7日(木)から新国立劇場 小劇場で開幕。初日の舞台に先駆け、ゲネプロ・囲み取材が行われ、水野と矢島に加え、和田雅成、剛力彩芽が公演への意気込みを語った。本作は、水野と矢島が「悲喜劇」をテーマにそれぞれ脚本を書き下ろし、1幕と2幕でひとつの作品として上演。その2つの別々の物語がリンクしていく2作品同時上演作品だ。矢島が手がける1幕は「パンティーアナキズム」と題した女子高生の物語。この時代に馴染めない桜子は、同級生からはイジメられ、家族とはうまくいかない毎日を送っていた。隕石が衝突して燃え尽きるように、周りの人と衝突し、「私は誰からも支配されたくないし、誰のものでもない」という思いの中に生きていたある日、桜子はクラスメイトのパンティーを手にする。その時から、何かが変わり始める。1幕では、閉塞的な学校生活、そして思春期の悩みや戸惑いが、苦しいくらいにじっくりと描かれた。それは、きっと誰しもが感じたことのある息苦しさで、共感を覚える人も多いだろう。ある出来事をきっかけに、そこから抜け出し、“成長”していく桜子の姿に、自らの生き方も改めて考えさせられる。また、笑顔が魅力的な剛力が、1幕では笑顔を封印し、葛藤し続ける主人公をみずみずしく演じる姿も印象的だ。続く2幕は、水野による「テクタイト」が上演される。本作の舞台は、とある舞台公演の千秋楽。謎に包まれた主演俳優の過去が暴かれ、混乱する中、幕が開く。しかし、ある瞬間から、時間の狭間でみんなが劇場に取り残されてしまう。舞台を観に来た謎の「小田島」と呼び合う集団と主演俳優たち、それぞれの過去や想いが交錯していく。1時間強の作品でありながら、タクトだけでなく小田島たちの過去まで丁寧に描かれ、群像劇のような重厚さを感じる2幕。重くどっしりとした物語が中枢にありながらも、小田島たちのもたらす笑いがスパイスを与える。ドタバタな“おばちゃん”たちの母性と愛が光っていた。また、タクトを演じる和田の熱演も見どころのひとつ。難しい役どころを、表情をコロコロ変えて演じきり、観客の目を惹きつける。脚本・演出/小田島愛役/小田島水役:水野美紀コメント「今回は、矢島さんの作品と私の作品という全く違う毛色の2本を並べて上演するという珍しい試みを行っています。読み応えのある短編小説を2編読んだような、そんな読後感を味わっていただけたらと思います。私は、通常は2時間弱の脚本を書きますが、今回は1時間強に凝縮して詰め込むという挑戦をしています。そのスピード感は今の時代にも合っているのかなと思いますし、きっと楽しく観ていただけるのではないかと思います。脚本、演出、出演を担当したので、ずっと鼻血が出そうでしたし、禿げそうで、切り替えが思うようにいかないことがありましたが、キャストの皆さんに助けてもらってここまで楽しく作り上げられました。とても観やすい尺になっています。劇場に来られるのが難しい方は配信でも、ぜひ観ていただけたらと思います」脚本・演出/舞台監督役:矢島弘一コメント「私の書いた1幕は、校内のヒエラルキーに巻き込まれた女子高生が、とある事件に遭遇し、それをきっかけにして成長していく姿を描いた物語です。主演は剛力さんで、桜子という世間でいうと面倒臭いタイプの女性の役です。彼女は、生きにくい世の中で自分自身がどう生きていこうか、ずっと葛藤しています。世の中に対する皮肉を盛り込んだ作品です。今回、どちらもエネルギッシュな作品になっていると思います。お客さまにはこれが応援歌になるかはわかりませんが、この時代にあった『生きるとはなんぞや』という作品2つが1つになっていると思います。総合して、両方セットで楽しんでいただけたらいいなと思っています」内山正晴役/タクト・望役:和田雅成コメント「矢島さんの作品では、主人公・桜子のクラスメートの男子を演じます。中盤では桜子に影響を与える人物です。矢島さんには、自分たちが隠している嫌な部分や人間のリアルな部分を引き出していただき、人間ってこうだよなというのをお芝居で教えていただきました。水野さんの作品では主人公のタクトを演じています。水野さんはパワーがある方なので、演出されている時も、舞台上にいらっしゃる時も引っ張っていってもらいました。今、僕の持っているものすべてで勝負させていただいている作品になっていると思います」中村桜子役/小田島X役:剛力彩芽コメント「私が矢島さんの作品で演じるのは、常に何かに葛藤している女の子です。それは誰しもが持っている感情だと思うので、バランスよく表現できたらいいなと思います。久しぶりの制服なので、大丈夫かなと思いましたが(笑)、衣装合わせで『全然いける』と言っていただいたので安心して女子高生になりきろうと思います。水野さんの作品の役柄は、難しい役ではありますが、根底にあるものは母性です。今回は、真逆なキャラクターを演じさせていただいているのでやりがいがあります。どちらの作品も感情がきちんと伝わったらいいなと思ってお芝居しています」【公演概要】 タイトル:舞台『2つの「ヒ」キゲキ』脚本・演出:1幕「パンティーアナキズム」矢島弘一2幕「テクタイト」水野美紀キャスト:水野美紀和田雅成剛力彩芽富田翔真凛椎名鯛造宮下貴浩福田ユミ水原ゆき南部麻衣竹内真里久保田武人西野優希永松文太猪俣利成中原果南竹若元博(バッファロー吾郎)日程:2021年10月7日(木)~10月14 日(木)劇場:新国立劇場 小劇場東京都渋谷区本町1丁目1番1号チケット料金:S席12000円A席8000円高校生以下5000円※ご来場特典付き※全席指定・税込【ご来場者特典】本公演は、国が新型コロナ対策として効果を認めている光触媒の抗菌コーティングを提供している、株式会社バベル様にご協力を頂いております。みなさまが少しでも安全に過ごせます様、ご自身でお手軽に抗菌出来る本公演限定ルミコートをご来場特典としてプレゼントさせて頂きます。 * チケット好評発売中!Confetti(カンフェティ): 配信決定!!本公演をPCやスマートフォンでお楽しみいただけます! ※WEB予約のみでの受付となります。カンフェティチケットセンターでの電話受付はございません。<10月8日(金)18:30公演>[配信期間]10月8日(金)18:30~10月15日(金)23:59<10月12日(火)18:30公演>[配信期間]10月12日(火)18:30~10月19日(火)23:59[視聴券販売期間]10月7日(木)12:00~各配信終了4時間前まで※※セブンーイレブン決済時の支払締切は各配信終了3時間前です。公式サイト:2-hi-kigeki.com公式Twitter: お問い合わせ: 2hikigeki@gmail.com 宣伝衣装協力:ISSEY MIYAKE INC.企画・プロデュース:宮下貴浩・水野美紀・矢島弘一共同プロデューサー:中道正彦主催:水野美紀×矢島弘一『2つの「ヒ」キゲキ』企画 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月08日田中圭と中谷美紀が夫婦を演じると聞いて、どんな関係の夫婦かとワクワクする人が多いだろう。しかも、その夫婦が「日本初の女性総理大臣(妻)とその夫」と聞けば、いったい何が起こるのか? と想像を膨らませずにはいられない。原田マハによる同名小説を映画化した『総理の夫』が公開を迎える。田中が演じるのは、妻が日本初の女性総理に選出されたことで、思いもよらぬ騒動に巻き込まれていく主人公・相馬日和。中谷は、日和を深く愛し、信頼すると同時に、強い信念で日本を引っ張っていく女性リーダー・相馬凛子を演じている。久々の共演を果たしたふたりに話を聞いた。――タイトルから非常にインパクトが強いですが、最初にこのタイトルを聞いた時、さらに脚本を読んで抱いた印象、感想などを教えてください。田中:『総理の夫』と聞いて全然ピンとこなくて、自分の(演じる役の)ことだとも思っていなく「俺、何役だろう?」って思っていたんです。脚本を読んで「あぁ! “総理の夫”ってそういうことか!ていうか、僕!?」って気づくくらい、最初はピンときていませんでした。脚本を読んで最初に「おぉっ!」と思ったのが、日和が本当に何もしない主人公なんです。僕はそこがすごく好きでした。なかなかないんですよ、そういう主人公って。普通は何かを解決したり、人の気持ちを揺さぶったり、何かやらかしたりするものだけど、(日和は)何もしない(笑)。そういうのが中心にいて、周りでみんなが動くって、あんまりない形で、「面白そう!」って思ったし、凛子をはじめ、周りのみんなのキャラクターがすごく立っていて。実際、お芝居を一緒にさせていただいてもすごく面白かったし、映像で観たら現場にいた時以上にみなさんがすごく立ってて、よかったなぁって思いました。中谷:タイトルは単純に考えたのは「男性の総理大臣の夫が男性」ということなのかな? と。それも圭くんにピッタリだなと思いましたけれど。(脚本を読んで)ある意味、ファンタジーといいますか、この1年くらいで少し機運が変わってきていますが、脚本をいただいた時点では「どう考えても無理だろう」と。ジェンダー平等という意識がそこまで浸透していなかったので、ファンタジーというか「そんなことあったらいいよね?でも絶対に無理だよね」という意識で読んでいましたが、「働く女性が子供を産み、育てやすい社会をつくる」という、自分では絶対にできないことを凛子が実現しようとしてくれるので、凛子の夢に乗って演じたいなと思いました。『総理の夫』――久々の共演ですが以前、共演された際の印象について、また今回、夫婦役で再共演されてみての印象の変化などがあれば教えてください。田中:女優としての中谷さんは、現場での佇まいだったり、お芝居に対する取り組み方だったりに関して、すごく真面目に取り組まれるというのは、以前の現場でも見せていただいていたし、そこは全然変わらず「さすがだな」というのはありました。ただ、今回はカメラが回っていないところでもお話させていただく機会が多かったんです。基本的には、その(前の現場で抱いた印象のままの)中谷さんなんです。上品で、何かしたら怒られるんじゃないかな? と…言葉は難しいけど若干ビビっていたんですが(笑)、思っていた以上に――といっても、これまでの中谷さんのイメージが壊れることなく――フレンドリーで気さくで、意外と天然なことを言っていたりという“おまけ”の中谷さんの姿を教えてもらえたので、すごく楽しかったです。中谷:前回もとても空気を読んで、ご自分が求められていることを的確にキャッチして、求められていることをお返しするという…。何と言うのでしょう? “余計なことをしない”と言うと語弊があるかもしれませんが、エゴで何かを捻じ曲げようとしない方という印象でした。今回もそれはより強く感じられて、シーンによって、ものすごく気持ちの切り替えをしてくださって、楽しいシーンはとても楽しい空気を作ってくださるし、心のひだを大切に演じるシーンではそういった雰囲気を作ってくださって、ご一緒していてとても楽だったんですね。これもまた誤解が生じる表現かもしれませんが(苦笑)、“人畜無害”といいますか、本当の人畜無害ではないのですが、“気配を消せる”というのか、“愛を乞う人ではない”というのか…何かを証明したり、自分の実力を示して注目を得ようとする方ではないんですよね。ご自身の中で確固たる積み上げてきたものがあるので、そんなに証明する必要がないんでしょうね、とてもフラットな方だと思いました。田中:そうなんですか(笑)?中谷:どうなんですか?すごく柔軟な方だなと思いました。無用なケンカもしないんだろうなぁと。田中:しないですね。中谷:監督と戦ったりもしないんだろうなと。それは恐らく、監督が求めていらっしゃるもの、ある意味、各々の監督の器といったものまで的確に見極めていらっしゃるからなんだろうなと。どんなに議論をしても、どんなに捻じ曲げても、監督のキャパシティー以上のものは作れないじゃないですか。最終的に神の視点をもって編集するのは監督なのだということをわかってらっしゃる方だなと。田中:そこまで考えてないです(笑)。でもそういうふうに見えますか?中谷:きっとそうなのだろうなと。田中:じゃあそうなんでしょうね。――それって作品の中の日和と近いのかなと…。中谷:いえ、日和とは全然違います! 全く違いますよね?田中:そうですね。日和要素は全くないです、僕の中に。――田中さんと日和の間の決定的な違いとは…?田中:まず日和は「凛子のために」というのがあるじゃないですか? 僕、そもそもなくて(笑)!中谷:ははは。田中:何て言えばいいんですかね? 結婚したばかりの頃とか「家族のために」とか「お仕事、また頑張れますね?」とよく言われたんですが、そもそも「家族のために頑張る」気なんてさらさらないですという。中谷:あ、そうなんだ?好きだから励んでいたことがたまたまうまくいった感じ?田中:そうですね。自分が自分のために頑張ったことが結果的に家族のためになればいいなとは思っていますし、自分が頑張りたくないから、それで家族が食べていけなくなっても困るじゃないですか? 「家族にご飯を食べさせないといけないから仕事する」何て感覚は一切ないですね。中谷:なるほど。田中:凛子のために引っ越すとか、凛子のために出張に行けないとか、俺だったら絶対に文句を言いますね。「なんでだよ!」って(笑)。中谷:奥さんが急に「田舎暮らしいがいい」と言い出したら…。田中:「行ってこい! 行ってこい!」って言いますね。「田舎に城買ってやるぜ!」って(笑)。中谷:すごい! 城ですって(笑)。スケールが違いますね。田中:そう言って送り出しつつ、自分は行かないという感じですね(笑)。――中谷さんから見て「日和と田中さんは全然違う」というのは…?中谷:「人畜無害」と言いましたが、本当の人畜無害ではないですので。本当に人畜無害だったら、いまのポジションにはいないでしょうし、野心もあるし、やりたいこと、夢もあるのでしょうけど、それをあまりひけらかしたりはしない方ですよね。日和くんは鳥さえ観察していれば幸せなので、恐らく「目標」や「野心」がないと思うんです。――日和のほうは本当の意味で人畜無害だと(笑)?中谷:はい(笑)。だから全く違うんですよね。田中:確かにそうですね。鳥さえ観察していれば幸せですね(笑)。中谷:高級レストランでおいしいものを食べたいなどという思いもなくて、原作では、お弁当は、実家にいた頃は、運動会でも高級料亭の幕の内弁当が出てきて、結婚後も凛子はお弁当を作っことは一度もなくて、(映画の中で)るい(松井愛莉)に作ってもらったのが初めての手作りのお弁当だったと。「久しぶり」ってセリフを言ってるけど、実は言ってみただけで、本当は手作りのお弁当は初めてだったと。――河合勇人監督から、この映画をどういう作品にしたいなどといった話は?田中:コメディ要素を大事にというか「楽しい映画にしたい」というのは衣装合わせで言われましたね。コメディは監督自身が好きだと思いますが、とはいえ過剰なことはしないんですよ、演出も。すごくバランスがいいなというのは思いました。中谷:凛子の総理大臣像については、肩肘張るのではなく、マスキュリンにするのでもなく、柔らかくしましょうと意見が一致していました。基本的には、私たちを自由に泳がせつつ、でも手綱はしっかりと握っていらして、編集でいかようにもできるという自信がおありだったんじゃないかと思います。きっと監督の中で、物語の流れや緩急がある程度計算されていて、その枠にさえハマっていればあとは自由にしていいと。それは器の大きさと自信の表れですよね。田中:監督の演出について、一個だけ思い出しました! 終盤の凛子の会見のシーンで、僕が家を飛び出すじゃないですか。あの道がすごくデコボコで。走ったら、足元を見ないとグキッといくんじゃないかってくらい。それで「監督、これ下を見てもいいですか?」って聞いたら「下は見ないで!」って。「え? 全力?」(田中)「全力!」(監督)って(苦笑)。「下を見ないで全力か……、よっしゃぁ!」って思いました(笑)。――日和と凛子のなんとも“いい感じ”の夫婦の雰囲気は自然と現場で生まれたのでしょうか??中谷:でもその“いい感じ”の雰囲気を作りたいというのは監督のこだわりで、後半、凛子が総理大臣になってから、ふたりの関係にすれ違いやすきま風が生じるので、その前の部分をとても良い雰囲気にしたいというのは大事にされていましたよね。――特にコミュニケーションを意識した部分などは?田中:変に「しゃべらなきゃ!」と意識してしゃべっているというわけでもないですし、自然とですね。いままではガッツリとご一緒させていただいたわけでもなかったですし、今回は夫婦役というこの作品での関係もあったと思いますが、そうやって一緒にお話をさせていただく機会がたくさんあったということですね。中谷:別にずっとしゃべっていたというわけでもないですしね。――カメラが回ってないところでも“夫婦”の空気を出そうと意識するわけでもなく?中谷:「本番」と言われたらそういう空気を出せばいいだけのことですので。仕事ですからね。それなりに長くこの仕事をやってきましたものね(笑)?田中:そうですね(笑)。中谷:ずっと一緒にいなくとも、そういう空気を瞬時に作るように様々な現場で鍛えていただきました(笑)。――田中さんは、中谷さんが凛子を演じるということについてはどのように感じられましたか?田中:僕はやっぱり「ぴったりだな」と。おそらく映画を観てくださる方のほとんどが「中谷さん、ぴったりだな」と思うじゃないですか? そういう感じなんですけど、でもふとした時に「おいおい、この人ちょっと、おかしな発言してるぞ…」みたいな…。中谷:え? 何? どういう発言(笑)?田中:いやいや、たいしたことじゃないですよ(笑)。ただ、たまに抜けたところを見せてくれて、それが嬉しかったり、こんなこと考えたりもしているんだなぁ…というのは楽しかったですね。――中谷さんは、演じられる前から、周囲にそこまで「ぴったりだ」と見られていて、逆にプレッシャーなどはなかったですか?中谷:こういう作品って、それこそファンタジーですよね。もちろん、どうしたら(観客に)信じていただけるか? というすり合わせは監督とさせていただきましたし、例えば「ヒステリックに叫んでもいまの日本では総理大臣になれないのではないか」といった話は丁寧に重ねましたが、一方で、そもそもそう見えるように本も書かれているわけですし、衣装や照明なども含めて、みなさんのおかげでそう見えるように神輿をかついでいただけているので、そこに乗っていれば、無理に変なことしなくてもいいだろうと。威厳や存在感は出そうとすると失われていくものだなと思うので、変に気負ってもしかたがないなと思っていました。あとはバランスですよね。田中圭さんが日和の“何もしない”キャラクター…本当は何もしていないわけではなく、陰ながら凛子を支えてくれているんですけど、そこに徹してくださっていたからこそ、凛子の総理大臣としての存在感が出てくるはずだと信じていたので、ひとりで作るものではなくて、そこはみなさんに委ねていました。――女性総理大臣を演じる上で、スピーチや佇まいなど、どなたかモデルにした人物などはいましたか?中谷:ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、ドイツのメルケル首相、EUのウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長など女性リーダーは海外にはたくさんいらっしゃいますし、特に参考にさせてもらったのはアンガーマネジメントでしたね。不当な扱いを受けても直情的に反応するのではなく、常に冷静に感情をコントロールしているからこそ周囲の人たちが付いてくるのでしょうし、だからこそ時に本当に(強い気持ちを)見せないといけない時に、その発言が際立つんだと思います。例えばメルケルさんも一度、議会で声を張って、コロナ禍における政策の実現について激しくおっしゃったことがありましたし、ニュージーランドでもテロがあったとき、アーダーンさんが「イスラム教徒に対する迫害は、我々の問題である」とおっしゃったことがありました。凛子もヒステリックに声高に何かを叫ぶのではなく常に柔らかく言うことを心がけていました。――先ほど、田中さんが日和と近いか否かという話がありましたが、田中さんは作品ごとにいつも全く異なるタイプの役柄を演じられていて、同一人物が演じていると思えないような驚きを観る者に与えてくれます。とはいえ、見た目をガラっと変えるという感じではないですが、いつもどのように役作りをされているんでしょうか?田中:おっしゃるように見た目はそんなに変えたことなくて、変えたいんですが、その機会がなかなかないままにやってきたのが正直なところで。そもそも、あんまり役作りをしないというか、「役作りって何?」という感じで。当然、台本は読みますし、頭の中で「これはこうなって…」と組み立てたりはするんですけど、でも“役作り”って何なのかがいまだにわかっていなくて、結局、想像でしかないじゃないか? と思ってるんですよね。見た目の部分で思い切り太ったり、痩せたりとか、実在の人物であればその人について調べて…ということはできるとは思いますが…。それこそ医者をやるといっても、役作りで患者さんを切ることなんてできないし、犯罪者だってそうですよね?そういう意味で、僕ひとりでやれる役作りなんてたかが知れてるなと思っているので、そこまで「これが僕の役作りです!」みたいなことは、一切していないんです。――それで毎回、役ごとに切り替えられるところがすごいですが…。田中:逆に周りのみんながどんな感じでやっているのかわからないし…そういっても、そこまでみんな、してないでしょ(笑)?って。――今回、こうして政治をテーマにした作品に出演されて、改めて感じた「政治に期待すること」などがあればお願いします。田中:コミュニティの規模として「夫婦」のことであれば夫婦で決めればいいし、「クラス」の問題であればクラス内で話し合って決めること。「会社」であれば、社長や取締役が何かを決定したり、そういう小さな規模のコミュニティであれば、物事をガラッと変えることも可能だと思うんです。でもそれが大きくなればなるほど大変になっていくし、それが「国」となると、やはり舵取りをしていくのは政治家の役目ですよね。それは大変なことだと思うけど、「面白い」トップの人たちが政治の世界にも現れてくれたらいいなとは思います。中谷:難しいですよね…。凛子のような政治家がいてくれたらいいなと思いますけれど。田中:それは最高ですよ。中谷:私たちではできないことを凛子がやってくれているのでね。ポピュリズムにはしらずに増税も断行したり、いまの自分の立場を守るためではなく、国民の未来を守るために動いてくれる政治家、リーダーがいてくれたらいいなと思いますけれど…。民間から登用したほうがいいのかな? とも思わなくもないですけれどね…(苦笑)。コスト意識もあって視野も広いイノベーター――「名声やお金のため」ではなく志のために政治を司ってくださる方に任せるほうがいいのかなと。そういう意味では、やはり経済的な基盤も重要かもしれません。田中:難しいところですね(苦笑)。中谷:ただ、経済的ゆとりがあることが良いかというと、原作の中でも日和が日記に「“うらやましい”が“妬み”になってはいけない」という意味のことを書いてましたし…。日本人の感情として“平等”を求める部分も強いので、そのあたりも難しいですよね。ぴあのアプリ(無料)をダウンロードすれば、アプリ読者限定写真が見られます!ダウンロードは こちら(dpia-app://contentAll?contentId=8f965a8e-00e0-4b10-b8dd-1deb8c5597d1&contentTypeId=2) から『総理の夫』9月23日(木・祝)全国ロードショー(C)2021「総理の夫」製作委員会取材・文:黒豆直樹撮影:伊藤彰紀(aosora)、AKINORI ITO(aosora)田中圭スタイリスト:伊里瑞稀ヘアメイク:花村枝美(MARVEE)中谷美紀スタイリスト:岡部美穂ヘアメイク:下田英里衣装協力=ドレス/バイ マレーネ ビルガー(エスアンドティ)イヤリング/ヴァンドームブティック(ヴァンドームブティック 伊勢丹新宿店)ブレスレット/ハム(エスケーパーズオンライン)パンプス/スタイリスト私物エスアンドティ 03-4530-3240ヴァンドームブティック 伊勢丹新宿店 03-3351-3521 エスケーパーズオンライン 03-5464-9945
2021年09月21日女優であり、演劇ユニット<プロペラ犬>の主宰も務める水野美紀と、2016年放送、TBSテッペン!水ドラ!『毒島ゆり子のせきらら日記』(主演:前田敦子)で全話の脚本を手がけ、第35回向田邦子賞を受賞し、その後もドラマ・舞台など多くの脚本を手がける東京マハロの矢島弘一がタッグを組み上演する舞台『2つの「ヒ」キゲキ』。和田雅成、剛力彩芽、富田翔、真凛、椎名鯛造、宮下貴浩ら、注目のキャストが名を連ねる本作のメインビジュアルが公開された。本作は、共通のテーマ「悲喜劇」に応じて、水野美紀と矢島弘一の2人がそれぞれ脚本を書き下ろし、1幕と2幕でひとつの作品として上演。その2つの別々の物語がリンクしていく2作品同時上演作品となる。今回、メインビジュアルとともに、それぞれの作品のタイトルも発表された。1幕は矢島弘一による脚本・演出で、タイトルは「パンティーアナキズム」。そして2幕は水野美紀が脚本・演出を担当する「テクタイト」。キャストはこの2つの物語にそれぞれ異なる役に挑戦する。2つの全く違う脚本が、どのようにリンクしていくのか、注目である。そんな2つの作品の脚本・演出を担当している水野美紀と矢島弘一が、それぞれの作品についてコメントを寄せた。「パンティーアナキズム」脚本・演出矢島弘一コメント「この子は何がしたいのか?この子はどこへ向かうのか?この数ヶ月、この物語の主人公・中村桜子のことばかり考えています。静かに激しい子であり、冷たくて熱い子。流されたいけど泳ぎたくなくて、歌いたいけどマイクは持たない。いつも目には見えない何かと戦っている。向こう側へ行くか、こっち側へ来るか。パンティーを履くか、パンティーを脱ぐか。これは喜劇か、さもなくば悲劇か。」「テクタイト」脚本・演出水野美紀コメント「悲劇と悲劇を重ねてエンタメスパイス放り込んで捏ねて焼き上げたら喜劇になってました。70分に詰め込みまくりました。歌に踊りに殺陣に悲劇、結果喜劇!劇場に集まった複数人の小田島に、カリスマ舞台俳優の隠されていた過去。時が歪んだ劇場で、終演を待つ不気味な影。全員が交じり合い、カーテンコールに向けて再び時が進みはじめた時、皆の抱える心の叫びが溢れ出す。」【公演概要】タイトル:舞台『2つの「ヒ」キゲキ』脚本・演出:1幕「パンティーアナキズム」矢島弘一2幕「テクタイト」水野美紀キャスト:水野美紀和田雅成剛力彩芽富田翔真凛椎名鯛造宮下貴浩福田ユミ水原ゆき南部麻衣竹内真里久保田武人西野優希永松文太猪俣利成中原果南竹若元博(バッファロー吾郎)日程:2021年10月7日(木)~10月14 日(木)【タイムテーブル】10月7日(木)18:3010月8日(金)18:3010月9日(土)12:00/17:0010月10日(日)12:00/17:0010月11日(月)18:3010月12日(火)13:00/18:3010月13日(水)13:00/18:3010月14日(木)11:30/16:00※開場は開演30分前劇場:新国立劇場 小劇場東京都渋谷区本町1丁目1番1号チケット料金:S席12000円A席8000円高校生以下5000円※ご来場特典付き※全席指定・税込【ご来場者特典】本公演は、国が新型コロナ対策として効果を認めている光触媒の抗菌コーティングを提供している、株式会社バベル様にご協力を頂いております。みなさまが少しでも安全に過ごせます様、ご自身でお手軽に抗菌出来る本公演限定ルミコートをご来場特典としてプレゼントさせて頂きます。 * チケット好評発売中!Confetti(カンフェティ): 公式サイト:2-hi-kigeki.com公式Twitter: お問い合わせ: 2hikigeki@gmail.com 宣伝衣装協力:ISSEY MIYAKE INC.企画・プロデュース:宮下貴浩・水野美紀・矢島弘一共同プロデューサー:中道正彦主催:水野美紀×矢島弘一『2つの「ヒ」キゲキ』企画 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月18日俳優・田中圭は、愛される天才だと思う。9月17日から配信がスタートする痛快ミステリードラマHuluオリジナル『死神さん』。そこで田中圭が演じたのは、「死神」と呼ばれる曲者刑事・儀藤堅忍。誰とも群れず、誰からも愛されない孤高のダークヒーローだ。けれど、田中圭自身は、儀藤とは正反対。人なつっこくて、あっという間に距離を縮め、周囲の心を掴んでいく。どうして田中圭は愛されるのか。彼自身の信条から、その理由が見えてきた――。台詞覚えは地獄です(笑)ウェーブのかかった髪に、大きなホクロ。そして、独特の喋り口調。これまでたくさんの役を生きてきた田中圭だが、その多数のフィルモグラフィの中でも儀藤堅忍は極めて独特だ。特徴的な台詞回しや前のめりの姿勢など、外側の部分に関しては、監督の堤幸彦からもらったアイデアをベースにつくり上げていったという。「息継ぎのポイントや抑揚のつけ方が独特で、完成したものを家で観ているときに、『これ、どうやって練習したの?』って聞かれました。それぐらい特殊なキャラクターではありますが、僕自身は全然何も意識していなかったというか。難しいと感じることもあまりなく、自然に、何も考えずにやっていたら、ああなりました」唯一苦戦したのは、長台詞。思えば、8月に上演された舞台『もしも命が描けたら』でも、前半はほぼ一人芝居と言ってもいいくらい膨大な台詞量だった。忙しい毎日の中でどうやって覚えているのかと聞いてみたら、コツは「ない!」ときっぱり言い切った。「特別なことはやってないです。本当に1文字ずつ覚えているだけ。基本は黙読です。黙読で覚えて確認で声を出すという感じ。でもひとりでやっていても覚えているかどうかわからないので、現場に入るまでいつも不安なんです」と言いつつ、今作でも台詞が飛んでNGを出すことはほぼなかったそう。「自分でもわかりませんが、なんとかできているみたいで。でも台詞覚えは苦行です。地獄です(笑)。台詞を言うということは、それを覚える作業が必要ですけど、その覚える時間を事務所もスタッフも考えてくれていない。そこはどうにかしてくれと思っています(笑)」こんな人いそうだな、と思いました。これまで多くの作品で多くの役を生きてきた。どちらかと言うと、日常の延長線上にある題材が多く、その役がどこかで本当に生きていると感じさせる人物造形を得意としてきた田中圭にとって、儀藤堅忍というキャラクター性の強い役は新鮮な印象もある。「新鮮は新鮮ですけど、やっぱりどこまで行っても僕だなと。良くも悪くもキャラクターが立ちすぎていないというのは、自分で見て感じました。僕がやるとフィクションになりきらないというか、実際こんな人いそうだなってなるんですよね」そう答えてから、付け加えるようにこう続けた。「それは日頃から自分の武器だと捉えてはいますが、ここまで強烈な役をやってもそうなるのかと。だったらもっと大げさにやってみても良かったかなと思ったので、できれば続編というか、もう1回、儀藤をやりたいです」自分に対するジャッジは常に厳しめ。簡単に及第点をつけないから、俳優・田中圭の進化は止まらないのだ。ペットボトルの分別をしない人は許しません芝居に対しては一切妥協を許さないが、素の人柄はどこまでも親しみやすい。「逃げ得は許しません」が儀藤の決め台詞。では、田中圭が許せないことと言えば何だろうか。「結構ありますよ。ペットボトルのラベルを、明らかにみんな外して捨ててあるところに、取らずに捨てる人を見ると腹立ちます。見たらわかる!っていう(笑)。別にそんなに分別にうるさい方とかではないですけどね。ちゃんとキャップもラベルも分けているところに、そのまま捨てていく人を見ると、『いやいやどうして?気づかなかった?』ってなります(笑)」また、今作は各話ごとに儀藤の相棒が替わるのも見どころのひとつだ。「毎話相棒が替わるからこそ感じる刹那的なものがある。短い時間の中でもお互いの間に一瞬でも生まれる何かが確実にあって、演じていてもすごく楽しいです。お芝居の達者な方々が勝負しに来てくれているので、僕自身、迎える立場として、来てくれている人に儀藤を楽しんでもらえるようにいようとは毎回思っていました」ちなみに、田中圭自身の相棒を聞いてみると…?「嫁です。嫁しかいないです(笑)。物で言ったら、結構いろいろあるかも。ケータイとか財布とか、あとは目薬とか、今だったら蜂蜜味ののど飴も。カバンの中には、これは手放せないっていうものがいつも入っています」“楽しんでいるやつが一番強い”と思うんです堤幸彦監督とは、2007年に公開された映画『包帯クラブ』以来のタッグ。こうした再会が、田中圭の原動力のひとつとなっている。「お互い違う現場で吸収したり修行したりして、またどこか別の現場で再会する。それが、僕がこの仕事が好きな理由のひとつです。仲が良いからつながっていくのではなくて。何て言うんだろう。久々に再会したときに、そこで『この会っていない何年間の間に何をしてきた?』っていうのをやり合えることがうれしいんです。それはスタッフもそうだし、俳優同士もそうだし」そう語る言葉の温度がぐっと上がる。好きなことを話しているときの田中圭は、ものすごく素直な顔をしている。「堤さんとも、さすがに14年も空くと、ほぼ初めましてと変わらないみたいなところもありましたが。それでも懐かしさみたいなところもあったし、自分自身もあのときとは違いますよと。いい意味で新鮮で、刺激的で、チャレンジな毎日を過ごすことができました」今から約14年前。あの頃の田中圭はどんなことを考えながら日々現場に立っていたのだろうか。「何を考えていたんですかね、あの頃の自分は。みんなすごいなあと思いながらやっていました。それこそ石原さとみちゃんが監督から急に今までと違うオーダーをもらって、でもそこですぐに芝居を切り替えて涙を流しているのを見て、『すごい、こうやって泣けるんだ女優さんって』って思ったりとか。基本的に過去のことを覚えていない人なので、14年も前となるとより覚えていないですけど、考え方も、蓄積しているものも、全然違うんだろうなとは思います」積み重ねた時間の分だけ俳優として成長した。久々の再会でそれを感じると同時に、あの頃と変わっていないものも見つけることができた。「堤さんの、監督自ら第一線で楽しそうに現場にいてくれるところが僕はすごく好きで。何だろうな、合うんですよ、自分とベースの部分が」そう言って、田中圭が話しはじめた信条は、彼自身の魅力がたっぷりつまったものだった。「そもそも自分の考え方で、“楽しんでいるやつがいちばん強い”というものがあるので。撮影中ってしんどいことが押し寄せてくると思うんです。というか、生きているだけでしんどいこととか山ほどあるし。でもその中で、まずは楽しむ。その姿勢が、周りの士気を上げてくれる。堤さんはそういう人で。そんな堤さんを見て、僕も楽しもうと思ったし、もっと監督を楽しませたいなって思いました」ここ数年、ドラマ、映画、舞台と出演作が切れ目なく続く。傍目から見ていても、時々心配になるほど多忙な日々を送っている田中圭が、それでもまるで色褪せないのは、どんな状況でも楽しむ気持ちを忘れないから。ハードなスケジュールも、膨大な台詞量も、「まじか…」と言いつつ、最後は楽しんで乗り切ってしまう。そんな姿に人は惹かれていく。「そう考えたら、『包帯クラブ』をやっているときも、監督から無茶振りをいっぱいされて、それに応えると監督がケラケラ喜んでくれて。監督が喜んでくれるから頑張ろうと思っていたなって、今思い出しました。そこは今もあの頃も変わらないかも。ただ、あの頃とはっきり違うのは、無茶振りされるたびにイヤ~なプレッシャーはあるけど(笑)、当時はただのイヤなプレッシャーだったのが、今は監督の無茶振りに乗った上で、そう来るならこう動いていいですよねって自然な流れでそこから派生する動きや感情を出せるようになった。この『死神さん』は、そうやって『あのときの自分とは違うぞ!』って自分を鼓舞しながらやれた現場でした」この取材が行われたのは、9月7日に生配信された記念イベントの後。ひっきりなしに続く取材の最後で、時間はすでに22時をまわっていた。それでも田中圭は疲れなんて感じさせないように、カメラの前でおどけたポーズをとる。それを受けたカメラマンが「元気ですね」と声をかけると、「空元気っす」と笑った。これもまた楽しむことを大切にする田中圭らしい一コマだ。ピンチも、プレッシャーも、疲労すら、楽しむ。だから、田中圭は愛されるのだ。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント田中圭さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!Huluオリジナル『死神さん』は9月17日(金)より配信スタート撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
2021年09月17日舞台『Le Fils 息子』のフォトコールが30日に東京芸術劇場 プレイハウスにて行われ、岡本圭人、岡本健一、若村麻由美、ラディスラス・ショラー(演出)らが取材に応じた。日本初上演となる同作は、2018年にフロリアン・ゼレール作、ラディスラス・ショラー演出でパリのシャンゼリゼ劇場にて初演を迎え、タイムズ紙やデイリーテレグラフ、ファイナンシャルタイムズなど各紙の劇評でも絶賛された傑作。今年4月にHey! Say! JUMPを脱退し、俳優への専念を発表した圭人にとって本作は初舞台で単独初主演、そして親子役を務める実の父・健一との舞台初共演となる。劇中では2人が激しい口論の末、健一演じる父・ピエールが、圭人演じる息子・ニコラの胸ぐらを掴み、馬乗りになるシーンも。稽古は主にZOOMで行われ、直接顔を合わせられるようになったのは2週間前だという。ショラーは「特殊な環境下ながら、私の指示を100%完璧に行ってくれる非常に優秀な役者の方々と仕事ができて幸せでした」とキャストを称賛し、圭人と健一の親子共演について「稽古では1人ひとりの役者として接していたので、実の親子であるということを忘れていました。親子の絆を感じ始めたのは劇場での稽古に入ってから。作品にプラスアルファを生む効果があることを知りました」と評する。ショラーからは「実際の息子と共演するというリスクを引き受けてくれた」と感謝もあったが、健一は「リスクは何もないです。いただいた仕事は何でも有り難く受ける姿勢ですし、昔から圭人は『パパと一緒に舞台をやるのが夢』だと言っていたので、早く叶えちゃったほうがいいんじゃないかなと。夢はどんどん消化していくべきものですから」と笑顔。続けて「物語自体がとても素晴らしく、万国共通で心に訴えるようなテーマ。コロナ禍で一緒に過ごす時間が増える家族もいるなか、逆に心を病んでしまうこともあると聞く。社会を作る親や子どもたちを僕らが助けてあげられないかと考えたとき、この作品を届けるのは1つの使命なんじゃないかなと。劇中にはつらい場面もあるけど、現実にはもっとつらいこともあると思う。実の親子である僕らが演じることで、リアルに伝えられることは強みになるんじゃないか」と、自分たちの強みも分析した。また、劇中でニコラに激昂するピエールの姿について「やっぱり、怒っちゃダメですよね。僕も普段はしっかりしてないのですが……」と語ると、記者が「そんなことないですよ」とフォローし、健一は「普段の僕を知らないでしょ」と逆にツッコむ。するとすぐに圭人が「せっかく聞いてくださってるんだから、そういうこと言わないの!」と咎め、息の合った親子ぶりを垣間見せた。共に舞台に臨むにあたって、親子間での決まりごとがあったかという質問には、健一が「俺、何かいいこと言ってたよね?」と圭人に問いかけ、圭人は「いいことは常に言っているけど、自分で言ったことなんだから覚えておいてよ」と苦笑しつつ「(稽古場に)朝は別々に入って、帰りは一緒に帰る」という習慣を明かす。「帰りは舞台のことを全部取っ払って、好きな音楽の話をしたり。今までの人生でここまで親子で話すことはあまりなかったので、素敵な時間を過ごしています」と説明した。ニコラの母親・アンヌ役を演じる若村は「普段は『親子じゃないよね』と思っちゃうくらいですが、ニコルとピエールになると、濃密な親子になる。役者だな、と感じていました」と2人の印象を話し、「『あなたとパパは違う』というセリフがあるんですけど、役者としてもタイプが違うので、実感を込めて言うことができました。健一さんはすべてを引き回すような“パワー全開タイプ”で、圭人くんはひたむきで純粋な……健一さんが純粋じゃないというわけではないんですけど」とフォローを入れながら2人の役者としての一面を語る。圭人も「ジャニーズ事務所に入ったときから『あなたとパパは違う』とずっと言われていたので、このセリフは『分かってくれる人がいたんだ』とすごく胸に響きます」と頷き、「ニコラは優しくて繊細な子。考えていることや父親に言ってしまったことに共感できるところがありました。ピエールは『自分の言ってることは間違ってない』という頑固な父親なんですけど、ちょっと(健一に)似ている部分がある。これまで言えなかったことが、舞台上だったら言えてしまう……これが親子共演のリスクなのかもしれません」と笑いを誘った。改めて健一の魅力を聞かれた圭人は「『稽古場に入ったら俳優として見る』と言ってもらえてすごくうれしかった。あとは……かっこいいですよね」と絶賛。健一は「わざわざここで言わずに、帰って家で言えばいいじゃん」と照れた様子だった。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて8月30日〜9月12日、北九州公演は北九州芸術劇場中劇場にて9月17日〜19日、高知公演は高知市文化プラザ かるぽーと 大ホールにて9月22日〜23日、能登公演は能登演劇堂にて9月26日、新潟公演はりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館劇場にて9月29日〜30日、宮崎公演にてメディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場) 演劇ホールにて10月3日、松本公演はまつもと市民芸術館 主ホールにて10月9日〜10日、兵庫公演は 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて10月14日〜10月17日。
2021年08月30日舞台『Le Fils 息子』のフォトコールが30日に東京芸術劇場 プレイハウスにて行われ、岡本圭人、岡本健一、若村麻由美、ラディスラス・ショラー(演出)らが取材に応じた。日本初上演となる同作は、2018年にフロリアン・ゼレール作、ラディスラス・ショラー演出でパリのシャンゼリゼ劇場にて初演を迎え、タイムズ紙やデイリーテレグラフ、ファイナンシャルタイムズなど各紙の劇評でも絶賛された傑作。今年4月にHey! Say! JUMPを脱退し、俳優への専念を発表した圭人にとって本作は初舞台で単独初主演、そして親子役を務める実の父・健一との舞台初共演となる。初の親子共演、そして単独初主演となる圭人は「もう少しで夢が叶う気がしています」と晴れやかな笑顔。「ん? まだ舞台に立っていない? 今舞台には立っているか?」と混乱しつつも、「すごくドキドキしています。でも自分の性格的に1つ何かが終わったら次に向かっちゃうので、初日を迎えられたという奇跡的なことに感謝しているんですけど、初日が終わった後にどんな景色が見えてくるのかということにもワクワクしています」と現在の心境を語った。また先日、ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川さんの姉で同社名誉会長の藤島メリー泰子氏が亡くなったことについて、健一は「自分の母が16、17歳くらいのときに亡くなってから、メリーさんは母親以上に母親みたいな感じで接してもらっていて。圭人も生まれる前から、生まれてからもお世話になっていた。でも93歳まで好きなことをやって、素敵な人たちに囲まれて大往生だったんじゃないかなと思います。この舞台のことも知っているので、今日はどこかで見てくれていると思います」と追悼。圭人は「僕にとって太陽みたいな存在。子どもの頃から大人になるまでFAXで手書きのメッセージをやりとりをしていたのは、とても楽しい時間でした。きっとこの舞台を見に来てくれると思っているので、メリーさんにも喜んで頂けるように頑張りたいです」と思いを表した。今作への意気込みを聞かれると「僕は俳優の道を選んだことを、自分の仲間に応援してもらいました。この選択を応援してくれた皆様に自分の思いを届けられるよう、1日1日覚悟を持って過ごしてきた」と圭人。主演として「こういう状況の中で、舞台ができるのは本当に奇跡的なこと。たくさんの方々にこの物語の素晴らしさや生きる意味を感じていただけるように、キャスト一同、スタッフ一同、精一杯……」と精悍な顔つきで語るも、「精一杯……の後、何て言うの?」と途中で健一を見上げ、2人で笑い合ってしまう。そのままショラーが「マスクをしながらの稽古など厳しい状況のなか、そしてキャンセルになってしまった公演もあるなかで、初日を迎えることができたことを幸運に思っています」と語り、考える時間を与えられた圭人は「……精一杯やっていきたいと思います」と無事にコメントを締めていた。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて8月30日〜9月12日、北九州公演は北九州芸術劇場中劇場にて9月17日〜19日、高知公演は高知市文化プラザ かるぽーと 大ホールにて9月22日〜23日、能登公演は能登演劇堂にて9月26日、新潟公演はりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館劇場にて9月29日〜30日、宮崎公演にてメディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場) 演劇ホールにて10月3日、松本公演はまつもと市民芸術館 主ホールにて10月9日〜10日、兵庫公演は 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて10月14日〜10月17日。
2021年08月30日岡本健一と岡本圭人の親子が、劇中でも親子を演じる舞台『Le Fils(ル・フィス) 息子』が8月30日に初日を迎える。開幕前に報道陣向けのフォトコールと記者会見が行われ、岡本圭人、岡本健一、共演の若村麻由美、演出を務めるラディスラス・ショラーが出席した。両親の離婚によって環境が変わる中で悩み、戸惑い、傷つきながら自らを見つけていく17歳の青年・ニコラの姿を中心に現代の“家族”の在り方を問う本作。この日はニコラが一緒に暮らす父・ピエールと激しく感情をぶつけ合うシーンなどが報道陣に公開された。舞台『Le Fils(ル・フィス) 息子』より舞台『Le Fils(ル・フィス) 息子』より舞台『Le Fils(ル・フィス) 息子』より父との舞台での共演は以前から「夢」だったと語る岡本圭人は、開幕を前に「いまはすごくドキドキしています。今日(の初回上演が)終わったとき、どんな景色が見えてくるのか? ワクワクしています」と感慨深げ。「こういう親子での会見もなかなかないので新しい経験をさせていただいています」と笑顔を見せる。一方、父・健一は「基本的に来た仕事はありがたく何でも受ける姿勢ですので、その中で偶然、ある種、奇跡的な感じで一緒にできるんだなと。圭人は昔から(親子共演が)『夢だった』と言ってたので、早く叶えちゃった方が良いのかなと(笑)」と冷静に淡々と語り「よりリアルさを……というか『リアルさ』もなにも、リアルに親子なので(笑)、考えなくても親子の物語として伝えられるのは強みだと思います」と語る。舞台『Le Fils(ル・フィス) 息子』よりニコラの母でピエールの元妻・アンヌを演じる若村は、岡本親子について「稽古場ではどうしても親子と思えない(笑)。逆に『親子じゃないよね?』と思っちゃうくらいなんですけど、物語の親子になると本当に濃密な親子なんです。役者だなぁ……と稽古場でつくづく感じます」と印象を明かし「『あなたとパパは違う』と言うセリフがあるんですけど、(健一と圭人は)役者としてもタイプが違う役者だなと感じていて、実感を込めてそのセリフを言うことできました。岡本(健一)さんは、全てを引き回すような、パワー全開にしていくタイプだけど、圭人くんはひたむきで誠実で、純粋……いや、(健一が)そうじゃないと言ってるわけじゃないけど(笑)、物語へのアプローチの仕方も違うなと思います」と語る。この言葉に圭人もうなずき「『あなたとお父さんは違う』というのは、僕もジャニーズ事務所に入った時から言われてきた言葉」と語り「ピエールは、すごく頑固で自分は間違っていない、息子のためにこれだけのことをしている! という口調で、少し(健一と)似ているところはあるのかな(笑)? (父に)言えなかったことを舞台上で言えるようになったところはありますね」と自らと本作を重ねる。健一からは本作に入る前に「お前のことは俳優として見る」という言葉をもらったとのこと。「子どもの頃から尊敬している俳優さんなので、そう言ってもらえるのは嬉しかったし、すごくカッコいいですよね……」という圭人の本音に父・健一は「そういうことは家で帰ってから言えばいいじゃん(笑)。公の場で言う必要ないじゃん!」と照れくさそう。ちなみに、稽古が始まってからのルーティンとして、圭人は「朝は別々に入って、帰りは一緒に帰ってます。帰りはピエールとニコラという関係を取っ払って、親子として好きな音楽の話なんかをしています。ここまで親子でかかわったり、話したりってなかったので、素敵な時間を過ごさせてもらっています」と嬉しそうに明かしてくれた。また先日、ジャニーズ事務所の藤島メリーさんが93歳で亡くなったが、健一は「僕の母が16、17歳くらいで亡くなってからはお母さん替わりの存在で、母親以上に母親のように接してもらいましたし、圭人が生まれる前からお世話になっていました。本当に好きなことをやって、素敵な人たちに囲まれて、大往生だったんじゃないかなと思っています。今日もどこかしらで見てくれていると思います」と思いを口にしていた。舞台『Le Fils(ル・フィス) 息子』記者会見より、左からラディスラス・ショラー、岡本健一、岡本圭人、若村麻由美公演は9月12日(日)まで、東京芸術劇場 プレイハウスにて。その後北九州・高知・能登・新潟・宮崎・松本・兵庫にて上演を予定している。取材・撮影・文:黒豆直樹
2021年08月30日ドラマ『推しの王子様』で、外見は乙女ゲームの理想的なキャラクターそっくりなのに、中身は残念という役どころを演じている渡邊圭祐さん。自身の恋愛をひもとくと、初恋は小学生の頃。相手は学校の先生だった。「おそらく20代後半の方で、子どもの僕から見ると、ものすごく大人の女性に感じました。その先生は、隣のクラスの担任だったので、休み時間のたびに隣のクラスに行っていましたね。大義名分としては、友達と話すためなんだけど、本当は先生に会いたかった。これが、好きって気持ちなんだなって初めて自覚しましたね」学生時代は、年上に惹かれる傾向があったそう。でも、もう年齢は関係ないとキッパリ。「学生時代の1歳差ってものすごく大きいじゃないですか。大学1年生にとっては、スーツを着て就活している3年生や4年生がものすごく大人に見えていました。でも、社会人になって、学校という括りがはずれると、関係性がもう少しフラットになりますよね。もちろん先輩/後輩、上司/部下という関係は存在するけれど、置かれる環境が変わったことで、人を見る時のモノサシも、『どう仕事に取り組んでいるか』に変わりました。僕、人を見るのが好きなので、効率のいいやり方をしているなとか、無意識に動きやクセを見ていますね」そして、恋愛において何よりも大事にしているのが、互いに尊重し合える関係性であること。「自分色に染めたいとか、そういう願望はまったくないです。自分のあり方は自分で考えたいし、相手もそうあってほしいから、僕から何か言うこともないですね。そりゃ、小さいことは言うでしょうけど。『トイレットペーパー、替えといてよ』とか(笑)。恋仲で一番大事なのは、信頼関係の上にそれぞれが自分らしくいられることだと思うんです。お互い好きになった理由があるはずなのに、相手に何かを強いたり、自分を曲げたり、我慢しながら生きても、全然楽しくないですよ。楽しむことが僕のモットー。恋愛に限らず、楽しいことじゃないと続かないと自分でわかっているので、この仕事も楽しめなくなった時点で辞めていると思います。もちろん、役を生きるのが苦しいこともあります。でも、苦しさも含めて芝居が今はすごく楽しいんです。10年後も20年後も、そうあれたら。そして、男性からも憧れられる人になりたいですね。僕が憧れているのは、窪塚洋介さん、長瀬智也さん、舘ひろしさん。窪塚さんや長瀬さんは、我が道を行くところがカッコいいですね。色気があって、人としての奥行きを感じます。舘さんは一度お会いして、こうなろうと決めた人。すっと立ち上がり『舘です』とご挨拶してくださったのがあまりにもカッコよくて、僕も『渡邊です』と言うようにしています。憧れに近づく第一歩は、真似からかなって」読者アンケートで、付き合う決め手として「落ち込んだ時に支えになってくれる」という回答が多かったと伝えると、「気をつけて!」と渡邊さん。「すでに男性側はその情報をいろんなところで耳にしてるんで、なかには女性を“落とす”ための計算で寄り添う人がいるんですよ。そういう人の手のひらの上で踊らされないように、僕から注意喚起したい!そんなヤツに落とされる前に、女性から落としにいきましょうよ」話題を呼んだ『恋はつづくよどこまでも』では新人看護師、『恋はDeepに』ではイケメン3兄弟の三男役と、恋愛ドラマへの出演が続く。さまざまな恋愛を役として体験したことで、恋愛観に変化はあった?「あまり変わらないですね。今は完全に仕事モードで、恋愛から離れすぎた生活を送っているというのもあるんですけど(笑)。作品に入ってさえいれば、すぐにでも心から好きな相手に会いたいという気持ちで現場に向かえますし、役を演じることで満足できるんです。これまではピュアな役どころが多かったので、不倫する作品とかで、汚れ役を経験してみたいですね。ただの不倫じゃないですよ。情事を重ねまくる大不倫(笑)」俳優/渡邊圭祐(わたなべ・けいすけ)1993年11月21日生まれ、宮城県出身。地元でのモデル経験を経て、2018年『仮面ライダージオウ』でドラマ初出演。現在、出演ドラマ『推しの王子様』(フジテレビ系)が放送中。12月、『彼女を笑う人がいても』で初舞台を踏む。ジャケット¥48,000(サバイ/HEMT PR TEL:03・6721・0882)シャツ¥28,000(アポクリファ/サカス ピーアール TEL:03・6447・2762)パンツ¥33,000(ケンイチ/サカス ピーアール)シューズ¥18,000(スペース クラフト/HEMT PR)メガネ¥34,000(ビージェイ クラシック コレクション/アイズプレス TEL:03・6884・0123)写真家/マスダレンゾ1994年11月1日生まれ。「Helsinki Lambda Club」「MONO NO AWARE」などミュージシャンを中心に撮影。オルタナコレクティブ友達チーム「GROUPN」としても活動中。「カメラを通じて、圭祐さんとコミュニケーションを進めていく時間はとても心地よいものでした。よき時間をありがとうございました」※『anan』2021年8月25日号より。写真・マスダレンゾスタイリスト・八尾崇文ヘア&メイク・木内真奈美(Otie)取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年08月24日「これまでメディアに報じられた数々の疑問に対し、積極的に発信してこなかった小室圭さんは、秋篠宮さまが望まれた“多くの人が納得し、喜んでくれる”状況を作ることができませんでした。せめて“無収入で眞子さまをお守りできるのか”という非難をかわすためにも、司法試験には絶対に合格したいと考えているでしょう」(皇室ジャーナリスト)7月27日、28日の2日間にわたり、小室圭さんが米国ニューヨーク州の司法試験に挑戦する。米国の弁護士数は約135万人と、日本の弁護士数(約4万2,000人)の30倍以上。米国では州ごとに弁護士資格を取得する必要があり、特に国際マーケットの中心であるニューヨーク州は弁護士数が約18万人と全米でもっとも多い州だ。ニューヨーク州の弁護士資格を持ち、現地法律事務所での実務経験があるリッキー徳永さんが、司法試験を振り返る。「試験は年に2回、7月と2月にあります。3時間の試験が1日2回、2日間にわたって行われます。1日目は論述試験で、2日目が択一試験。ほとんどの学生が7月に受けます。受かる人は1回で受かるため、合格率は7月のほうが高い傾向です」合格率は例年7~8割程度。ただし’20年はコロナ禍により試験がリモート化されたことで合格率が約85%にまで上昇したという。日本の司法試験の合格率がおよそ4割だから、難易度が低いように思われるが――。信州大学特任教授・法学博士で、ニューヨーク州弁護士の資格も持つ山口真由さんはこう語る。「受験生はロースクール卒業生に限られています。非常に高いレベルの中で2~3割も落ちることを考えると、簡単な試験ではありません。特にニューヨーク州とカリフォルニア州は全米でもトップクラス。現在、米国副大統領を務めるカマラ・ハリスさんでさえ、カリフォルニア州の司法試験を1度、不合格になっているほどです」仮に小室さんが弁護士資格を獲得できたとしても、日本の30倍もの弁護士がいる米国で、仕事にありつけるのだろうか。「米国では日本の司法書士や行政書士、税理士に類する資格はなく、弁護士がすべて請け負うため、案件の範囲は非常に広い。さらに訴訟社会であるため、弁護士は日本より身近な存在です。仕事に困ることは、ほとんどありません」(リッキーさん)■「年収5千万円でも裕福と思えない」小さな個人事務所では、交通違反や過払い請求、家賃トラブルの対処などが主な業務で、年収1,000万円ほどは見込めるという。「ただし、インフレの続く米国では、弁護士以外の30代会社員でも年収1,000万円ほどになるので、それほど高収入とは言えません」さらに山口さんもこう指摘する。「私自身も学生時代に年間600万円の学費と、別途生活費がかかりました。2,000万円くらいの教育ローンを背負っている学生は、ロースクールでは珍しくないのです」小室さんは奨学金で学費は免除されたが、3年間で1,000万円以上の滞在費がかかったとみられる。さらに、母・佳代さんの元婚約者に対する約400万円の“解決金”も重くのしかかっている。また、ニューヨークの生活費は東京と比べても、格段に高い。「超高物価で、友人も『子どもが2人いたら、年収5,000万円でも裕福だとは思えないよ』と言っていました」(山口さん)古くて狭い一人暮らしのアパートでも、家賃は月20万円ほど。仮に眞子さまと生活するのであれば、セキュリティの整った物件に入居しなければならないため、最低でも月50万円、年間600万円の家賃を見積もる必要があるという。
2021年07月28日中川大志、新木優子、藤木直人が出演する、殺意と恋が入り混じるスリリング・ラブコメディドラマ「ボクの殺意が恋をした」に、鈴木伸之、田中みな実、中尾明慶、水野美紀が出演することが新たに分かった。鈴木伸之が演じるのは、殺し屋のプロ“デス・プリンス”こと八乙女流星。表の顔は世界をまたにかける人気モデル、裏の顔は芸術的な殺し方に強くこだわる天才肌の殺し屋。本作では、かなりのナルシストである彼の決めポーズ&セリフに注目だ。アナウンサーでありながら、「M 愛すべき人がいて」「生きるとか死ぬとか父親とか」などに出演し女優としても注目を集める田中みな実が演じるのは、ドラマの鍵を握るともいえる“大きな秘密”を抱える漫画家アシスタント・水瀬千景。美月(新木さん)のアシスタントを長年している千景は、絶賛婚活中で、仕事中でもやたらとマッチングアプリを気にして男漁りをしているキャラクター。だが、アシスタントとしては極めて優秀。また中尾明慶は、美月の担当編集者・風岡樹生役を演じる。友好的でお調子者ではあるが、鈍感な一面もあり、事態を思わぬ方向へ持っていってしまうことも。そして、警察官なのに殺し屋組織の責任者という、正反対の二面性のある役どころ、綿谷詩織を水野美紀が演じる。警察組織内に秘密裏に存在している、法では裁けない人間を闇に葬り去る殺し屋組織「Secret Operation Service」(通称:SOS)を束ねている彼女は、柊(中川さん)とは幼い時からの顔馴染みであり、何かと柊の面倒を見てきた。心優しい柊を見て、いまならまだ引き返せると殺し屋から身を引くように何度も諭そうとする人物だ。ほかにも、美月の漫画家アシスタントとして、動画配信マニアの江村隼也役で永田崇人、写経LOVEの皆川真希役で小西はるが出演することも決定した。キャストコメント●鈴木伸之殺し屋界のエース、デスプリンスこと、八乙女流星を演じます。流星の役どころについては、まだ撮影スタートしたばかりなので、なかなか、掴めてないところもあるんですが、スタッフの皆さんと、そしていろんなことで自分の役をつかんでいきたいなと思っています。日曜ドラマということで、気楽に、そして笑えて、スリリングさを味わえるような、週に1回の楽しみになったらいいなと思っています。台本を読んでみて、優雅さと、そして、ちょっと人と毛色が違う感じ。殺し屋のプロという、“プロ感”みたいなものが出せたらすごくいい八乙女流星になるんじゃないかなと思ってます。●田中みな実人気漫画家、鳴宮美月のチーフアシスタントで、ある秘密をもつ、水瀬千景を演じます。千景は明るく、感情表現が豊かであるようで、どこか本心がみえない、謎に包まれた人物だと感じました。そこをうまく表現していきたいです。新木さんとは以前も連ドラでご一緒していて、会うなり「みな実さ~ん!これ知ってます??」とオススメの美容グッズをプレゼントしてくれたりして、あまりの可愛さに日々キュンキュンしています。中川大志さんとお芝居の現場でご一緒するのは初めて。仔犬のようにかわいくてみんなの癒しです。和気あいあいとした楽しい現場でこの夏を過ごせることを嬉しく思います。幾度となく殺人を企てるという話なのに、ポップでコミカルで笑えます。物語の奥に潜む謎や陰謀を一緒に解き明かしてください! 日曜ドラマなので、月曜日に職場や学校で「ねぇ、あれって実はこうなんじゃない?」などと皆さんで話題にしていただけたら嬉しいです。●中尾明慶出世命のマンガ担当編集者、風岡樹生を演じます。風岡は、出世命ですが登場人物の中ではムードメーカーといいますか、風岡が出てくるとちょっと変わった面白いことが起きる、そんないい人なんです。出世は考えているけれど、根本的なところで人思いなところがあり、先生のこともすごく想っています。そして周りの皆さんのことも。出世命と言いつつ、そうでもない一面もあったりして、僕は非常に風岡という人間のことが好きです。台本を読んでみて、すごく大きなスケールで、迫力があって、これが日曜日のドラマで皆さんに見てもらえると思うと嬉しいですね。本に描かれているコミカルな感じとかそういったものを体現しなきゃいけないので、演じる側として、プレッシャーはありますけど、非常に楽しみだなあと思いました。日曜日の週末に、みんなでちょっとクスッと笑えて、楽しんでもらえたらなと思っているので、全力でやっていきたいです。●水野美紀殺し屋組織、シークレットオペレーションサービス、通称“SOS”の責任者、綿谷詩織を演じます。表向きは生活安全課の刑事ですが、その裏では警察の中にある殺し屋組織に属して、法で裁けない悪人を退治する、二面性のある役どころです。中川大志くん演じる柊ちゃんの親代わりのように彼の面倒をみている人間で、柊ちゃんとも藤木直人さん演じる丈ちゃんとも特別深いつながりのある人物です。台本はとても面白く、サスペンスの要素もありながら、恋愛の要素もガッツリあり、コメディーの要素もあるという独特のドラマ。展開も早くて、いろんな伏線が仕掛けられています。ジェットコースターのように飽きさせないで、どんどんグイグイ引き込まれて見られるドラマに仕上がると思います。話が進むにつれ、色んな仕掛けが明らかになっていくので、謎解きも楽しめるかと。あと柊ちゃんが子供の頃から間が悪くてドジを踏んじゃうという面白さもたくさんあるので、彼の右往左往、殺さなきゃいけないターゲットに恋をしてしまう面白さに注目していただけたらと思います。「ボクの殺意が恋をした」は7月4日より毎週日曜日22時30分~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年06月11日2021年5月30日、俳優の水野美紀さんはTwitterを更新。投稿された写真が話題になっています。この日、水野さんは俳優でイラストレーターの夫、唐橋充さんの誕生日を祝ったそうです。水野さんが止めたにも関わらず、唐橋さんは誕生日ケーキに「歳の数だけロウソクを立てたい」と聞かなかったようで…。大変なことになったケーキを写した1枚を、ご覧ください。律儀に歳の数だけ立てなくて良いと言ったんだ私は。大炎上するに決まってるじゃないか唐橋よ。「俺の誕生日なんだから俺の好きにさせてくれ」と言って聞かなかった唐橋よ。 pic.twitter.com/Q9YVI7BBQw — 水野美紀 (@mikimobilephone) May 30, 2021 大炎上…!44歳の誕生日だった、唐橋さん。ホールケーキの上にぎっしりと立てられたロウソクが勢いよく燃えています!水野さんは「大炎上するに決まっているやないか、唐橋よ」とツッコミの言葉をつづっていました。投稿を見た人たちからは「爆笑しました。景気よく燃えていますね」「だ、大胆ですね。お誕生日おめでとうございます」「正気の沙汰じゃないけど、最高」などのコメントが寄せられています。ここまでの火力だと、吹き消すのも大変そうです!夫の大胆すぎる提案に、呆れながらも付き合う水野さんの大らかさが、素敵ですね。夫婦の仲のよさが垣間見れる投稿に、多くの人が和まされたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年05月31日水野良樹(いきものがかり)が、歌詞について、また歌づくりについて14人のクリエイターと語り合った対談本『うた/ことばラボ 「うた」と「ことば」についての14の対話』(小社刊)の発売記念イベントが、5月30日、東京・渋谷のTSUTAYA SHIBUYA8Fイベントスペースにて行われた。テレビのワイドショーの取材カメラも多数居並ぶなか登壇した水野は、書籍発売の感想を問われて、約2年におよんだぴあアプリでの連載が書籍という形でまとめられたことの喜びとともに、コロナ禍という特別な状況のなかで歌がどんなふうに伝わっていくのか、どう伝えていくのかということについてあらためて考えた、ドキュメントのような1冊になったと思う、とその手応えを語った。その後に、「連載が始まったころは僕が太っていたんですけれど、2年の間にだんだん痩せていったという、訳のわからない経過も詰め込むことができて……」と、笑いを誘うエピソードを言い添えるのはいかにも水野流だが、来場者に向けての言葉を求められて「こんなんですみません、以上の言葉が出てこないです(笑)」と話して会場が和んだところで、トークゲストの関取花を迎え入れた。関取は、対談相手のひとりとして連載ならびに書籍に登場しているのに加えて、水野が運営するサイト「HIROBA」でエッセイを連載するなど、水野がその才能を高く評価するシンガーソングライターだが、まさに現役バリバリ、「うた」や「ことば」に日々向き合っているからこそのとまどいや喜びから生まれる質問を、書籍のなかで他のクリエイターたちが語った内容もしっかり踏まえながら投げかけて、まるで書籍で展開された14の対話に連なるボーナストラックのような、中身の濃いトークセッションになった。最初の話題は、書き方の変遷について。以前は、もっぱら自分のために書いていたという関取は、ここ数年の間に「誰かのために」という気持ちが強くなってきたそうだ。結果、出来上がる曲は歌詞もメロディもどんどんシンプルになっているという話に、水野は「カッコいい!」と感心することしきりだったが、関取にしてみると、それもこの本の橋口洋平(wacci)との対話で話されていた「表現をミニマムにしたい気持ちがある」という水野の言葉に共感したからだという。では、何をどう削ぎ落とすのか。そこでものさしになるのは歌ってみての感触、説得力ということだと確認したふたりの話は、他のアーティストへの楽曲提供の際の経験談から、これまたこの本に登場した作詞家、松井五郎の凄さへと続き、さらには「みなさんがそれぞれにもがきながらやっていることを知って勇気づけられた」という関取の一番の感想は「やっぱり、おもしろい人はいい歌詞を書くな」ということだった。もちろん、コロナ禍のなかでの音楽作りについても語られたが、それはコロナ禍ということだけでなく自分が置かれた状況との間合いの取り方という話になり、それがどんなふうに創作に反映されるのかという話へと広がっていった。「これだけいろんな情報がすぐに手に入れられて表現の画素数を上げようと思えばいくらでもできるし、そういう表現がもてはやされがちなのに、どうしてずっと変わらず、みんなが馴染めるメロディで、誰もがわかる言葉を歌うということをいきものがかりはやってくれるんですか」と関取が問うと、水野は「誰もがわかる言葉だと、みなさんがそこに自分の物語を立ち上げることができるから」と答えた。「関取さんが言ってくれたように、『何から何まで全部説明されたものでないと楽しめないよ』という流れがあるのはわかっているけれど、歌がおもしろいのは聴いた人が勝手に自分で解釈できるということだと思うから」。つまり、自分の歌が人のものになっていくことの喜びを水野は語り、関取もまさにそういう喜びが最近ようやくわかってきたと話した。イベントの最後には、来場者からの質問に答えて、「最近のお気に入りは柿ピー」という話やTwitterにおける言葉の作法について語られ、最後は「一緒に曲を作りたいですね」「ぜひ、やらせてください」という話に。ふたりの魅力的なソングライターの、今後の作品にあらためて注目せずにはいられないと思わせる、楽しくも濃密な時間だった。取材・文/兼田達矢『うた/ことばラボ「うた」と「ことば」についての14の対話』
2021年05月31日