直木賞作家・辻村深月の同名小説を映画化した『太陽の坐る場所』が10月4日に公開を迎え、主演の水川あさみに木村文乃、森カンナ、矢崎仁司監督が有楽町スバル座で行われた舞台あいさつに登壇した。『太陽の坐る場所』舞台挨拶その他の写真映画は、高校時代は女王のような存在だったが10年後のいまは地方局の女子アナとして充たされぬ日々を過ごす響子と、高校時代は地味だったが、いまは女優として成功を収めた今日子。“キョウコ”という同じ名を持つふたりの姿を通じて、女性特有の心理を繊細に紡ぎ出していく。実は、水川と木村と森の3人が劇中で顔を合わせる機会は一度もなく、この舞台あいさつでしか見られない貴重なスリーショットとなった。劇中では様々な思いを胸に秘めている3人だが、壇上に並ぶと和気あいあいとしており仲の良い3姉妹のよう。水川は、木村と唯一の共演シーンとなったクライマックスについて「自然に、その場の空気でああいうシーンが出来ました」と述懐。「何とも説明しづらいんですが、不思議と“キョウコ”でした。印象に残るシーンになりました」と語る。木村もそのシーンに触れ「違和感なく『高間響子だ』と思えました」と語る。普段の水川については「本当に太陽みたい!」とその明るいキャラクターを称賛する。水川も木村も、撮影時の厳しい寒さについて顔をしかめて振り返っていたが「ふたりとも『寒かった』と言ってますが、一番寒かったのは私!」と異議を唱えるのは、同級生を演じた森。「とにかく寒かった! セリフを話すと口から白い息が出るので氷を食べて体の中から冷さないといけなかった」と苦労を明かした。完成した映画について森は「女って切ない生き物だなと思いました。男の人から見たら、どうでもいいことに囚われているように見えるかもしれませんが…」と女性特有の感情のもどかしさを語り、木村も「小さい時や思春期の傷が大人になっても癒えない人はいる。周りに『そんなの何でもない』と言われても、そうじゃないということを丁寧に描いた作品」と登場人物たちの思いを代弁する。水川は「気持ちいい映画じゃないかもしれないけど、懐かしさや青臭さを感じていただければ」と呼びかけた。『太陽の坐る場所』公開中
2014年10月04日水川あさみと木村文乃が正反対の2人の“キョウコ”を演じる『太陽の坐る場所』が、舞台となった山梨の先行公開でヒットスタートを切り、10月4日(土)より全国でも公開となる。このほど、本作で、かつての高校時代の人気者から一転、現在では閉塞した日々を送るヒロイン・響子を演じた水川さんの、“転落”劇中ビジュアルが到着した。学校中の人気を集め、クラスの女王として君臨していた高間響子。自分の立場も、好きな人も、友達すらも、欲しいものは何でも手に入ると信じていた完璧な高校時代。彼女の傍にはいつも、同じ名前を持つ同級生の鈴原今日子がいた。しかし、高校生活も終わりが近づいてきた日、ある出来事をきっかけに、その光と影が逆転。10年後、響子(水川さん)は過去の輝きを失い、地元局のアナウンサーとして満たされない毎日を過ごしていた。一方の今日子(木村さん)は、東京で誰もが憧れる人気女優として成功。そんな2人の元に、クラス会の知らせが届く――。2012年にヒットした『ツナグ』の原作者で、直木賞作家の辻村深月の同名ミステリー小説を、『ストロベリーショートケイクス』『スイートリトルライズ』の矢崎仁司監督が完全映画化した本作。ほぼ全編、山梨でロケを行い、山梨出身の「レミオロメン」の藤巻亮太が、ソロとして初の映画主題歌を書き下ろしている。そんな本作で、高校時代の女王の座から転落し、鬱々とした日々を送る響子役を演じているのが水川さん。劇中では、セーラー服姿でお天気レポートをし、ラジオのディスクジョッキーとして番組をそつなくこなしてはいるが、その表情はどこか浮かない。過去に囚われ、同級生たちからのシビアな言葉に暗く落ち込むシーンでは、全く違う雰囲気をまとい、“光と影”の2面性を見事に表現しているという。水川さんは、響子という役について「いろいろな側面がある女性。その時々の仮面をかぶって、取り繕っているようなイメージを受けました。だから、響子という女性のことをすぐに理解はできなかったんです」と明かし、常に複雑な心理状態を抱える響子は、なかなかの難役であったことを告白。しかし、「だからこそ挑戦したかったし、信頼を寄せている矢崎監督のもとで演じたい」との熱意で、この役に挑んだという。その水川さん演じる響子と、かつては地味だったものの、いまでは華やかな人気女優となった、木村さん演じる今日子を中心に進む、ひと筋縄ではいかないミステリー。なお、本作では、そんな2人の“キョウコ”にちなみ、有楽町スバル座限定で“キョウコ”さん割引を実施。免許証、学生証、保険証のいずれかを劇場窓口で提示すると、劇場料金が割引される。『太陽の坐る場所』は10月4日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開、山梨にて先行公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:太陽の坐る場所 2014年10月4日より全国にて公開(C) 2014「太陽の坐る場所」製作委員会
2014年10月03日アーティストの清川あさみは1979年9月15日生まれ。兵庫県淡路島出身。子供の頃から絵が好きだったという清水は、高校を卒業すると上京し、文化服装学院に入学。在学中にはモデルとして、『ジッパー(Zipper)』や『キューティ(CUTiE)』、『エイガアル(A-GIRL)』などのファッション誌で活躍していた。その後、卒業製作をきっかけに、布とミシンで絵を描くという独自の手法を考案。モデル事務所との契約を打ち切ると、アーティストとしての活動を本格的にスタートさせる。06年には写真を刺繍やCGで装飾した「美女採集」シリーズを発表。被写体となった女性のイメージにちなんだ動植物を組み合わせることで、女性自身を1枚のアート作品に仕上げている。以降はこれがライフワークの一つとなり、ライフスタイル誌『フラウ(FRaU)』で「美女採集neo」を連載。12年に「清川あさみ|美女採集」展を開催すると、表参道ヒルズの最多動員記録を塗り替えた。一方、美容雑誌『ヴォーチェ』では、「美女採集」の男性版ともいえる「男糸 DANSHI」シリーズを発表。その展覧会を13年に東京パルコで開催している。また、美術作品を発表する傍らで、衣装や映像、広告など幅広い分野でも活躍。CDジャケットやアーティストグッズのデザインを担当する他、ドラマや映画、CMのディレクションも手掛けている。06年からは絵本も発刊しており、12年に谷川俊太郎と共同で発表した「かみさまはいる いない?」は、ロンドンで開催された児童書の世界大会で日本代表に選ばれた。13年には『不思議の国のアリス』筆者のルイス・キャロル(Lewis Carroll)自らが子供向けに易しく書き直した『こども部屋のアリス』を題材にした「こども部屋のアリス」絵本原画展を開催。その他、BS日テレ系「TOKYO DESIGNERS WEEK.tv」では番組MCを担当。数々のテレビやラジオにも出演している。12年には通信販売を行う「ニッセン」のアートディレクターに就任。同社の衣装やカタログのプロデュースを手掛けた。13年には渋谷パルコのクリスマスイベントに、アレキサンダー・マックイーンのワンピース姿で登場。14年にはスターバックスカード「バタフライ」のデザインを描き下ろしている。
2014年09月15日「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」が、グラフィックデザイナーの永井一正とのコラボレーションによるシリーズを発表した。三宅一生が、永井の個展を見たことがきっかけで始まったこのコラボレーション。動植物を愛らしく時にユーモラスに手描いた「LIFE」シリーズのポスターをモチーフに、白い生地に色鮮やかな転写を施した「LIFE」シリーズ、動物からインスピレーションを受けた色を配した「LIFE-JOY-」シリーズ(路面店限定)、横向きにプリーツが掛けられているため動きに合わせて動物の表情が変わる「LIFE BOUNCE」シリーズなど3シリーズが登場。ワンピース(2万9,000円から3万4,000円)やトップス、パンツなどのウエアに加え、バッグ(1万8,000円から2万5,000円)やスカーフなどがそろう。本シリーズは、4月19日より富山県立近代美術館で開催される「永井一正ポスター・ライフ1957-2014」においても作品として展示され、館内ミュージアムショップで一部販売される。また、展覧会の情報や各デザインなどを紹介するスペシャルサイトもスタートしている。PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE / AOYAMAで4月17日から5月8日まで、ELTTOPB TEP ISSEY MIYAKE / GINZAで4月17日から5月7日まで、ウェブストアで4月17日から、PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE / ROPPONGI、ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / SEMBAで5月10日から30日まで販売し、6月5日より全国のPLEATS PLEASE ISSEY MIYAKEショップでも取り扱う予定。永井一正は1929年大阪生まれ。東京藝術大学で彫刻を専攻後、51年に中退してグラフィックデザイナーとして活動を開始。これまでに、東京ADCグランプリ、第1回ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞、紫綬褒章など数多くの賞を受賞している。
2014年04月16日国民的TVアニメ『サザエさん』の磯野波平役などで親しまれた声優の永井一郎さんが27日に亡くなったことを受け、生前に永井さんと親交のあった声優、俳優から続々と死を悼む声が寄せられている。声優、俳優の三ツ矢雄二は、28日付のブログで「永井一郎さんが亡くなられました。僕を声優界に導いてくれた大恩人です。業界の父の様な存在でした」と、永井さんに勧められたことをきっかけに、以降声優としてのキャリアを積んでいったエピソード(『超電磁ロボ コン・バトラーV』のオーディションを勧められ、主人公・葵豹馬役に抜てきされる)を綴り、「とても残念で悲しいです。ご冥福をお祈りします」と哀悼の意を表した。『宇宙戦艦ヤマト』や『YAWARA』、『ゲッターロボ號』をはじめ、さまざまな作品で永井さんと共演してきた声優の神谷明も28日にブログを更新し「ボクの心には、大きな穴が空いてしまいました。今は、どんな言葉を尽くしても、気持ちを表現することが出来ません。謹んでご冥福をお祈りするとともに、これまでのご厚情に感謝いたします」と惜しみながら、「見ていてわかるのですが、台詞(言葉)、そして、演技を大事にしていらっしゃる方でした。ですから、永井さんの口からは綺麗な日本語が、美しいメロディーとともに溢れてきていました」と、共演時に立ち返るようにその想いを綴った。『機動戦士ガンダム』や『ゲゲゲの鬼太郎』などで共演した女優の戸田恵子は、28日付のブログで「もちろん、言わずと知れた波平さん。私が声優としてド新人だった頃にご一緒した『機動戦士ガンダム』でのナレーション。私の代の『ゲゲゲの鬼太郎』での子泣き爺。思い出に残る素敵なお仕事をご一緒させて頂きました」と当時を懐かしみ、「永井さんは我が父と同じ年なんです。いつもそんな話題をしてました。いつだったか、数年前、街でバッタリお会いしたんです。『活躍してるねー!』って言ってくださった。『身体に気をつけてね』って言ってくださった。心よりご冥福をお祈り致します。このフレーズ、もう言いたくないよね…」と死を悼んだ。なお、Twitterでも哀悼メッセージが続々と寄せられており、永井さんの所属事務所・青二プロダクションの後輩にあたる古川登志夫は「謹んで哀悼の意を表します、幾重にも……幾重にもショックです。新年会でお話したばかりなのに…そんな…」と哀悼の意を表し、同じく同事務所の後輩・森田成一は「あまりの驚きに唖然として、わけがわからない」とショックを隠せない様子だった。また、アニメーション監督・演出家の難波日登志は「永井一郎さん ご冥福をお祈りいたします。富山敬さん 納谷悟朗さんと 酒盛りしてるかな。・・・合掌。」のツイートと共に、「お疲れさま 佐渡先生」「やっと艦長や古代と一緒に飲めますなぁ~」と『宇宙戦艦ヤマト』の古代進、沖田十三艦長、佐渡酒造のイラストを掲載。そのほかにも、多く関係者や親交のあった声優、俳優から、追悼メッセージが寄せられている。
2014年01月28日国民的TVアニメ『サザエさん』の磯野波平役で親しまれた声優の永井一郎さんが27日、広島市内の病院で死去した。82歳だった。所属事務所・青二プロダクションの公式サイト上で発表されている。青二プロダクションによれば、永井さんは26日午後に広島市の放送局にて仕事をし、市内のホテルに宿泊。本日午前中にホテルの部屋の浴槽で倒れているのを従業員に発見され、病院に搬送後死亡が確認されたという。通夜および告別式は、後日執り行われる。永井さんは、1969年より『サザエさん』において波平の声を担当し、「バカモ~ン!」と叱る声は多くの人に親しまれた。そのほか『ゲゲゲの鬼太郎』の子泣き爺、『宇宙戦艦ヤマト』の佐渡酒造と徳川彦左衛門、『じゃりン子チエ』の小鉄、『未来少年コナン』のダイスなどの声を演じ、人気を博した。また『機動戦士ガンダム』では、冒頭の有名なナレーションをはじめ、デギン・ソド・ザビ、マッシュ、ティアンム、デミトリー、ドレン、エルラン、赤鼻、ゴップ、コンスコンといった数十人におよぶ役柄を担当。特撮作品においては、『秘密戦隊ゴレンジャー』の野球仮面、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のマスター・シャーフー、『美少女仮面ポワトリン』のおまじない博士などの声を演じ、アニメ、特撮、吹き替えなど幅広いジャンルで活躍していた。2009年には、「第3回声優アワード」功労賞を受賞している。
2014年01月27日映画『バイロケーション』の完成披露試写会が14日、都内で行われ、キャストの水川あさみ、滝藤賢一、酒井若菜、浅利陽介と安里麻里監督が出席した。法条遥の同名小説が原作の同作は、"もう1人の自分"であるバイロケーションに命を狙われるサスペンス・ホラー作品。覚えのない偽札使用の容疑をかけられた桐村忍(水川)は、刑事の加納(滝藤)からバイロケーションの存在について聞かされる。突如現れ凶暴化していくバイロケーションに、忍たちは追い詰められていく――というストーリーで、映画はエンディングが異なる2作品("表"は18日~、"裏"は2月1日~)が全国公開される。オリジナルとバイロケーションの2役を演じた主演の水川は、「1人の役を演じ分けるので、私が私と対峙する時も、1人でやらなきゃいけない。複雑だったけど、貴重な体験でした」と初体験に刺激を受けた様子。また、狂気じみた役を熱演している滝藤は、「普段は3人の親なのでとても穏やかなんです」と釈明しつつ、「(狂気を)見るのも演じるのも好きなので、とても楽しくやらせてもらいました」と満足げに語った。イベントでは、「痩せすぎ!」と水川に突っ込まれた滝藤が、「病気じゃない。役づくりだから心配しないで!」と返して笑いを誘い、巨大なマイクに「ツボにはまっちゃった」と笑いが止まらない酒井につられて水川も爆笑するなど、和気あいあい。最後は、集まった観客の多数決で"表"と"裏"のどちらかを上映するという企画も行われ、「観終わった後の気分が全然違う。個人的には"表"が大好き」(安里監督)、「終わってもモヤッとする"表"が好き」(水川)というアピールによって、試写会では"表"が上映された。
2014年01月15日渋谷パルコにて14日、アーティストの清川あさみ、ミュージシャンで俳優の金子ノブアキを迎えたクリスマスオブジェの点灯式が行われた。今年は、清川プロデュースのグラフィックやオブジェを施した巨大プレゼントボックス、「デコマックス(DECO MAX)」が出現。点灯時間は10時から24時までで、期間は12月25日まで。この日の清川は、赤地に黒の模様が施された「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)」のクリスマスらしいワンピースに、黒いブーティという装い。一方、金子は細身のダークカラーのスーツに、白シャツと赤ネクタイ、サングラスというファッション。2人が登場すると、会場は一気に華やいだ。約5年前から友達同士である2人は半年に一度は食事に行くそうで、清川は金子について「人として男前。プライベートも男前」と絶賛。さらに今回のクリスマスオブジェについて、「空から降ってきたイケメン(金子)が収まる“ボックス”をイメージした」と語った。また、この巨大ボックスには清川セレクトの「クリスマスソング」を視聴できる10個のイヤホンジャックを設置。自分のイヤホンを差し込むことで、金子が作詞・作曲したパルコキャンペーンソング「シグナルズ(Signals)」や、英バンド・フェアーグラウンド・アトラクション(Fairground Attraction)の「パーフェクト(Perfect)」など計5曲を聴くことができる。同じ曲が流れるジャックが二つずつあるので、「カップルや友達と一緒に、どうせなら全曲聴いてほしい」と清川。清川と金子がスイッチを押すと、巨大ボックスのポップでカラフルな電飾が点灯。同時に、ボックスの中から雪やドライアイス、シャボン玉が飛び出した。この日は、グリーンランド国際サンタクロース協会の公認サンタクロースであるパラダイス山元も登場し、プレゼントの配布も行われた。清川が総合ディレクターを務めるクリスマスキャンペーン「ラブ・マックス・クリスマス(LOVE MAX! XMAS!)」は、全国のパルコ19店舗で展開中。金子やモデルの「点子」を起用した店頭ビジュアルやテレビCMが話題を呼んでいる。
2013年11月15日東京・新国立劇場 中劇場にて今夏上演される舞台『激動-GEKIDO-』で、水川あさみが舞台初主演を務める。共演の別所哲也とともに、作品にかける思いを訊いた。舞台『「激動-GEKIDO-」川島芳子の物語』チケット情報過去に共演経験もあり、取材開始直後から打ち解けたようすを見せる水川と別所。まず別所が「あさみちゃんは何の色にでもパッと飛び込んでいける、チャレンジ精神豊富な女優さん。しかも本当に明るい人なので、今回も現場のムードメーカーにとどまらず、主演として作品そのものを引っ張っていってくれると思います」と切り出すと、水川は「怖い~」と苦笑い。水川は別所について「何でも包み込んでくれる、懐の大きい方」と表し、「別所さんがいてくれてとても安心ですし、いろんなことを勉強させてもらいたいです」と、別所に全幅の信頼を寄せる。本作で描かれるのは、“男装の麗人”として一世を風靡しながら、最期にはスパイとして中国で処刑された川島芳子の生涯。その芳子を水川が、芳子の養父であり、芳子への複雑な愛に苦悩する川島浪速を別所が演じる。水川は「女性っぽさと男性っぽさ、その二面性みたいなものがとても面白い。謎の多い女性ではありますが、それがまた彼女の魅力にもなっていて…。芳子という女性の切なさ、芯の強さみたいなものを、観た方に伝えられたらなと思います」と抱負を明かす。また浪速という男について別所は、「芳子に対して、愛情と憎しみが入り混じっている。自分が育てたのに、出来が良過ぎると逆に嫉妬してしまうというか…。さらに浪速を始め、芳子を取り巻く人々がどういう時代を生き、なぜこんなにも“激動”だったのか。演じることを通して、体で感じていきたいです」と、作品に対する期待感を募らせた。今年30歳を迎える水川。8年前の初舞台について「あまり面白みを見出すことができなかった」と振り返るが、「新たなチャレンジをしたい!」という思いが、水川を再び舞台へと駆り立てた。「私にとって舞台はとても大きなチャレンジですし、ぜひそのチャレンジを見届けて欲しいです」と水川。その表情は大きな壁を前にしながらも、非常に楽しそうだ。そんな水川に「やっぱり生水川、これは事件です!」と語気を強めるのは別所。さらに「せっかくですから、やっぱりドキドキする舞台にしたいですよね。僕らもお客さんと一緒に、この物語の中で心拍数が上がるような…。そういうグッと胸が熱くなる、胸に迫る作品にしたいなと思います」と続けると、水川も大きく頷いた。舞台『「激動-GEKIDO-」川島芳子の物語』は8月23日(金)から9月2日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場にて上演。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2013年08月20日8月に東京・新国立劇場 中劇場で上演される舞台『「激動-GEKIDO-」川島芳子の物語』の製作発表が7月25日、都内で行われ、舞台初主演の水川あさみをはじめ、出演者10人とブロードウェイの演出家ダニエル・ゴールドスタインが会見に出席した。『「激動-GEKIDO-」川島芳子の物語』チケット情報清朝の王女として生まれ、男装の麗人ともてはやされながら、後にスパイとして処刑される川島芳子の波乱の生涯を描く作品。本作が舞台初主演となる川島芳子役の水川は「芳子の歴史を追うというよりは、彼女の激動の人生を私なりに、その時その時の感情で演じられればいいなと思う。舞台は初めてのようなもので、わからないことがたくさんありますが、しっかり地に足をつけて頑張りたい」と挨拶。そんな水川扮する芳子の養父・川島浪速役の別所哲也は「父親でありながら、娘を女性として愛してしまう、ちょっとドキっとするような役です。水川さんを共演者みんなが舞台の上でメチャメチャにしてしまう。それでも水川さんは強い女性を演じてくれると思う」と期待を寄せる。演出のダニエル・ゴールドスタインは「演劇的な手法を多用しながら、セットはシンプルで美しい舞台にしたい」と意気込みを語った。会見の最後には、前日30歳になったばかりの水川に、バースデーケーキとバラの花束を贈るサプライズイベントも。「ありがとうございます」と何度も感謝の言葉を口にした後、「30歳になってからの初仕事。精一杯頑張ります」と決意を新たにしていた。会見にはほかに、細貝圭、佐々木喜英、神永圭佑、原嶋元久、田中茂弘、浜丘麻矢、愛名ミラ、奈良坂潤紀が出席した。舞台『「激動-GEKIDO-」川島芳子の物語』は8月23日(金)から9月2日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場にて上演。チケット発売中。
2013年07月26日nissen(ニッセン)は、アーティストとして幅広く活躍中の清川あさみをアートディレクターに迎え、カタログ誌面ビジュアル構成を2013年春号カタログから毎号の巻頭をプロデュースする。ニッセンは、写真に刺繍を施すという独特な手法で現在注目を集め、そして幅広い年齢層から支持を集めているアーティスト清川あさみを、2013年春号カタログからアートディレクターに迎えた。今回清川は、カタログ誌面やビジュアル構成のプロデュースに加え、洋服もプロデュースしている。最新号の2013年春号カタログ巻頭でモデル香里奈が着こなしている洋服は、清川あさみプロデュースアイテム。着やすいけれど、決してシンプルすぎない、がコンセプトの可愛さやこだわりが詰まったアイテムとなっている。ニッセンは12月9日(日)に、主力のレディースアパレルとペットアパレルでコーディネートされた、モデルとペットのファッションショーを横浜BLITZで開催したりと、カタログ通販にとどまらず、新たなコラボレーションやイベントなどを積極的に行っている。【清川あさみプロデュース商品概要】※写真左から商品名:レースブラウスカラー:オフホワイト、黒の2色展開価格:S~L¥2,990(税込)LL¥3,190(税込)商品名:レース付カーディガンカラー:キャメル×黒、グレー×黒の二色展開価格:S~L¥2,990(税込)LL¥3,190(税込)商品名:裾プリーツワンピースカラー:黒、グレー×ボーダーの二色展開価格:S~L¥3,990(税込)LL¥4,290(税込)元の記事を読む
2012年12月06日20代最後の記念に女優の水川あさみが2日、自身約10年ぶりとなる最新写真集「29」(ワニブックス)を発売、出版記念イベントを開催した。東京・福屋書店新宿サブナード店で行ったこのイベントには、本人も登場し、報道陣にお気に入りのページなどを披露する場面も見られた。タイトル通り、彼女は現在29歳で、久々の写真集は20代最後の記念のものともなっている。素の彼女の魅力が引き出された日常を切り取ったようなショットや、大人の女性としての色気を感じさせるセクシーショットまで、多彩な“今の彼女”の美しさが表現されており、自然体で撮影に臨んだ様子がうかがえる。感想は「老けた」?!約10年ぶりということもあり、写真集を見て、本人は老けたなと思うともコメント。だが、一方で大人になったなと自分の成長も感じると語ったそうだ。自身も20代最後の思い出として宝物にしたいと、仕上がりに満足している様子も見せた。“老けた”と自嘲ジョークがナチュラルにできるのは、むしろ今、彼女が魅力を増して輝いているからこそ。気になるクリスマスの予定は、ドラマの収録で埋まっているといい、結婚も遠ざかっていく感じというが、こればかりは焦っても仕方ないとコメントしている。これからまだまだ多彩な表情で美しさをみせてくれそうな彼女。今後のさらなる活躍に期待したい。元の記事を読む
2012年12月04日宮沢賢治『銀河鉄道の夜』『風の又三郎」』を原作とした映画、『グスコーブドリの伝記』が7月7日より全国公開される。『あらしのよるに』の杉井ギサブローが監督、声の出演は小栗旬、忽那汐里、佐々木蔵之助など実力派が勢ぞろい。その『グスコーブドリの伝記』とコラボして絵本を制作したのが清川あさみ。「Zipper」「CUTiE」などで人気雑誌のモデルを務めながら、女優たちに刺繍をほどこし動物に変身させる「清川あさみの美女採集」など、アーティストとして人気を博している彼女。その華麗で繊細な世界観が、若い女性を中心に大きな支持を集めている。今回、映画を清川あさみ流に絵本にした「宮沢賢治作『グスコーブドリの伝記』」は、彼女の第五作目にあたり、6月27日(予定)に発売される。これを記念して、絵本の原画を展示した“清川あさみ展Another World~宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」~”が同時開催されるので注目したい。“清川あさみ展Another World~宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」~”では、清川の絵本の原画だけでなく、映画の原画も公開される。また、清川は映画をイメージした限定コラボビジュアル『budori』も制作。美しい繊細な刺繍が、映画の世界をより魅力的に引き出してくれる。映画『グスコーブドリの伝記』を観て、清川は次のコメントを寄せた。「この物語はひとりの小さな勇気あるブドリという男の子が立派に成長していくお話。自然というものは最も美しく、最も厳しいという事をこの物語に教えられました。このようなタイミングで日本の美学を表現出来た事を嬉しく思います。イーハトーブの森と幻想的な美しい日本の風景を愛に溢れるブドリと一緒に体感して下さい」【ストーリー】イーハトーヴ森の木樵りの息子として両親と妹と穏やかに暮らしていたブドリは、森を襲った冷害のため家族を失くし、一人ぼっちに。それでもブドリは、生きるために一生懸命働き、やがて成長し火山局に勤めるようになる。そこに再び襲ってきた大きな冷害。あの悲劇を繰り返さないため、ブドリは決心する。みんなのために、自分ができることを行いに―。作品情報声の出演:小栗 旬、忽那汐里、柄本 明ほか原作:宮沢賢治監督・脚本:杉井ギサブロー主題歌:小田和正「生まれ来る子供たちのために」公開:7月7日(土)、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー 映画公式サイト
2012年05月25日フィンエアーの「クオリティハンター」というプログラムご存知だろうか。フィンエアーを利用して、ヨーロッパやアジア、アメリカなど就航都市を2カ月かけて次々と旅し、フライトの快適性や空港施設、観光、食などの観点から調査し、評価するプログラムだ。昨年10月~12月にかけて、世界各国から選ばれた7名(最終的には8名)のクオリティハンターが世界中を旅してまわっていた。旅行中、専用ウェブサイトにてそれぞれの体験を報告し、また同サイトではSNSを通して一般の人々もディスカッションに参加できる。アジアからは日本人の永井あさみさんが選出。クオリティハンターはそれぞれ、「交流」「サービス」「飲食」など担当カテゴリを持ち、永井さんは「ショッピング」を担当した。ヘルシンキをはじめニューヨーク、チューリッヒ、ベルギー、ロンドン、バルセロナなどを旅していった永井さん。全行程終了後には、クオリティハンターによるプレゼンテーションを行い、ここでは実現可能なアイデアが求められたという。フィンエアーのプレオーダーサービスを実際に旅行中に使っていた永井さんは、「プレオーダーのシステムの簡略化・アジア言語での対応」を提案し、さらにはフィンエアーの拠点となるヘルシンキ空港についても次のように提案した。「アジアからの乗客にヨーロッパへの玄関口であることを強くアピールするために、ヘルシンキ空港に他のヨーロッパの国の一流デパートを出店してもらい、ヨーロピアン・ショッピング・モールをつくってはどうか。ヘルシンキに到着した段階でハロッズやプランタンを見れば、ヨーロッパに来たという実感がわくだろうし、帰国のためのトランジット時間に、買いそびれたものを購入してくれる可能性もある」。フィンエアーとしては、実際の利用者からの生の声を聞くことがサービス向上への最善策と考えており、クオリティハンターのレポートやSNS参加者からの意見はフィンエアーの製品開発部門スタッフによって検証され、今後のサービス等の向上に何が必要かを知る上での参考材料になるという。今回のクオリティハンターからの提案により、ヘルシンキ空港でのアートギャラリーの設置とbook swapの実施が採用された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月23日美しき女性たちを素材として採集、アートに表参道ヒルズ本館B3階の「スペースオー」で4月27日から5月6日まで、現代アーティスト、清川あさみの作品展が開催される。この展覧会は「清川あさみ|美女採集」展と名付けられており、文字通り、さまざまな美女たちを“採集”して、つくられた作品群が見ごたえたっぷりに展示される。“採集”されているのは、広末涼子、黒木メイサ、吉高由里子、AKB48など、まさに現代を彩る、多彩な美しき女性たち。彼女らの写真を素材に、独創的な世界観で、新たな美しさの見出し、そして世界へのメッセージが込められた、独自のアートがつくりあげられている。(公式サイトプロフィールより参考画像)特別企画等も!アートに気軽に触れてみて展示される作品では、糸や布を自在に使用した作品をはじめ、空間デザインや映像、広告など幅広く手がける清川あさみらしく、モデル素材となった女性のイメージに合った、また、生まれるインスピレーションにそった技法で、動物や植物の装飾などがCGで施されている。先にあげた女性陣ばかりでなく、特別バージョンとしてエヴァンゲリヲン新劇場版の綾波レイや、男性版として金子ノブアキなどを被写体としたシリーズ作品も同時に展示されるとのこと。開催時間は11時~21時で、4月30日は20時、最終日となる5月6日は18時までとなっている。入場は無料なので、ぜひ気軽に足を運んでみてほしい。なお、特別協賛で参加するハーゲンダッツジャパンとのコラボレーションイベントも開催されるとか。このコラボを記念したオブジェ展示や、新商品の試食サンプリングもあるそうなので、こちらも楽しみに出かけてみるといいだろう。元の記事を読む
2012年03月19日世界文学史上に残る名作、ドストエフスキーの「罪と罰」。こちらを見事な翻案で現代に甦らせたことで話題騒然のコミック「罪と罰 A Falsified Romance」(落合尚之作)が、主演に高良健吾と水川あさみをむかえ実写映像化、4月29日(日)よりWOWOW連続ドラマとしてスタートする。ひきこもり、援助交際などさまざまな事象を巧みに取り入れ、歴史的名作を見事に現代社会と融合させた傑作コミック。独自の思想にとらわれ、罪を犯す主人公・裁弥勒(たち みろく)を演じるのは、2012年エランドール賞新人賞を受賞した若手の注目株・高良健吾。不幸中毒の一面と聖母像をあわせもつ複雑なヒロイン飴屋英知香(あめや えちか)役は、人気女優の水川あさみ。ほか、伊武雅刀、田中哲司らの実力派や、映画『告白』の橋本愛、映画『ヒミズ』の染谷将太ら注目の若手が脇を固める。「人はなぜ人を殺してはならないのか」「人間が他の動物と異なる存在である根拠は」人類普遍のテーマに挑む衝撃の問題作が、今、幕を開ける。作品情報連続ドラマW 罪と罰 A Falsified Romance4月29日(日・祝)スタート(全6話)[第1話無料放送]毎週日曜夜10:00出演:高良健吾、水川あさみ/伊藤歩、堀部圭亮、中尾明慶、橋本愛、染谷将太、朝倉あき/萬田久子、田中哲司、伊武雅刀 ほか
2012年02月23日現在放送中のNHK大河ドラマ「江 〜姫たちの戦国〜」が9月30日(金)、スタジオでの撮影最終日を迎え、主演の上野樹里に共演の向井理、水川あさみがNHKのスタジオでの最後の撮影に臨んだ。浅井長政の三女として数奇な運命を送った江の生涯を通して信長の勃興から豊臣家の滅亡、徳川による天下の安定までの戦国の世の流れを描いた本作。この日、乗馬姿で出かける江(上野さん)と夫の秀忠(向井さん)を、江の姉の常高院(=初/水川さん)が見送るという最終回(11月27日放送「希望」)のワンシーンの撮影が行われ、スタジオ内での撮影は全て終了した。水川さんにとってはこの日が本当の撮影最終日。「水川さん、オールアップです」という声がかかると、上野さん、向井さんとがっしりと抱擁。上野さんから花束を受け取り、さらにこのために駆けつけた乳母役の女優さんから花を手渡されると驚きつつも満面の笑みを浮かべた。1年にわたって大河ドラマに出演し「本当にこれで終わったという実感があるようなないような…不思議な感じです(笑)。12歳くらいからの初の一生を演じましたが、ここまでやれたのはスタッフのおかげ。達成感でいっぱいです。やってきてよかった」と充実した表情。話しながらこみ上げるものを我慢できずに「ヤバい、ヤバい」と声を詰まらせる一幕も。「樹里ちゃんありがとう」と“妹”への感謝を口にした。上野さんと向井さんは、この後もロケ撮影が残っているが、スタジオでの撮影はこの日が最後。向井さんは半年ほどの参加となったが「たくさんのスタッフで成り立っているということを痛感しました。また戻って来られるように頑張りたい」と語ると共に「今日で終わりとなるスタッフもいますが、ありがとうございました」とスタッフをねぎらった。上野さんも通い慣れたスタジオのセットとお別れとなるが、この1年をふり返り「全てが不安で、最初にセットを見たときに、高さがあって恐れ多くて震えてました。『こんなところで芝居できない!』って言って、リハーサルでやった動きをひとりでやったりしてましたが、いまでは自然になりました」と別れを惜しんだ。数日後に行われる長野でのロケでいよいよ最終日を迎えるが「秀忠と2人でのロケが残ってますが、気持ちよく締めたいです」とフィナーレに向けて意気込みを語った。■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.』原作者・葉田甲太×峯田和伸 ガチ対談!向井理、総立ちの客席と深作監督のメッセージに感激し絶句向井理インタビュー引き算の演技で魅せた“ヒーローじゃない主人公”向井理、思わず本音が!?「パルテノン神殿は汚いところだった」松坂桃李インタビュー照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”
2011年09月30日気鋭の劇作家・前田司郎の小説を映画化した『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』が5月14日(土)に公開を迎え、竹野内豊、水川あさみ、本田隆一監督が舞台挨拶に登壇した。新婚にして早くも倦怠期を迎えたカップルが、ひょんなことから“地獄”へと迷い込み、奇妙な人々との出会いや恐るべき体験を経て、夫婦の情熱を取り戻していく姿をコミカルに描く。公開を待ちわびた観客で埋め尽くされた客席を見渡し、満面の笑みを浮かべる竹野内さん。コメディ映画初挑戦となったが「ずっとやりたいと思っていたので、お話をいただいたときは素直に嬉しかったです。初めて台本を読んだときは『自分でいいのか?』と思いましたが踏み込んでしまえ!とやらせていただきました。これまでご一緒するチャンスのなかった俳優さんとお仕事ができて、刺激的であり、勉強にもなりました」とふり返った。これまでにも水川さんは、竹野内さんが役柄の信義にそっくりだと主張してきたが、この日も「クールで硬派で、あんまりしゃべらない方かと勝手に思っていましたが…お会いしてノブに似ていると思いました。優しくてどこかゆっくりしている感じが」と“信義=素の竹野内”説を展開。これに竹野内さんは「それは役作りしていたから!」と抗議すると、「じゃあ、さっき舞台に出てこようとしたのは?」と反論されてタジタジ。客席の様子をこっそり舞台袖から覗こうとした竹野内さんを、水川さんが「まだだよ!」と止めるというやり取りが裏であったそうで、“リアル大木家”のような2人の掛け合いに会場は温かい笑いに包まれた。2人と個性豊かな共演陣とのコミカルなやり取りも本作の大きな見どころだが、演じた2人は笑いをこらえるのが大変だったそう。特に、荒川良々は笑い上戸の水川さんを笑わせようと、様々な“仕掛け”を施してきたそうで、水川さんは「後ろから撮られているシーンでは、笑わないように目をつぶってました」と告白。また、樹木希林と片桐はいりが揃って登場するシーンは「勝手に3Dみたいな迫力!」(水川さん)と形容するほどで、この2人による“攻撃”も相当だったようだ。竹野内さんも思わず「テーブルの下でひざをつねって笑いを我慢していた」とのこと。だが、竹野内さんと水川さんがせっかく我慢しても、監督やスタッフが思わず笑い声をあげてしまいNGとなることもあったそうで、文字通り笑いの絶えない現場となったようだ。『大木家のたのしい旅行新婚地獄篇』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。■関連作品:大木家のたのしい旅行新婚地獄篇 2011年5月14日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 映画「大木家のたのしい旅行新婚地獄篇」製作委員会■関連記事:竹野内豊×水川あさみインタビュー大木夫婦の意識を変えた“倦怠期”の奥深さ水川あさみ、安定した夫婦がうらやましい?竹野内豊、水川あさみ登壇『大木家のたのしい旅行』完成披露試写会に15組30名様ご招待シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第13回)逆境に強そうな戦う俳優は?竹野内豊、初コメディで“新妻”水川あさみと地獄旅行へ出発!?
2011年05月16日映画『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』の完成披露試写会が5月3日(火・祝)都内で開催され、竹野内豊に、水川あさみ、山里亮太(南海キャンディーズ)、柄本明、本田隆一監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。劇作家、小説家として活躍する前田司郎の小説を映画化した本作。新婚でありながらも倦怠期を迎えたカップルが、ひょんなことから新婚旅行として“地獄ツアー”に出発し、思わぬ珍道中を経験することになる。コメディ初挑戦となった夫・信義(=ノブ)役の竹野内さんは「素の僕が(信義に)似ていると水川さんにはよく言われましたが、全然、そんなことありません!僕の方がもっとかっこよくてしっかりしています」と前もって宣言した……が、水川さんはそんな言葉を気にすることなく「ノブによく似た竹野内さんと夫婦で旅行ができて楽しい経験になりました」とニンマリ。水川さんは先日、俳優の小出恵介との熱愛が報じられたが、本作では熱愛どころか新婚、しかも倦怠期の夫婦を演じることに…。劇中の信義と咲の夫婦について「理想的な夫婦。倦怠期から始まるけど、互いの良いところも悪いところも知っている。視点や目線を変えることで相手の良いところが見えてくるんですね。恋の始まりとは違った、安定した楽しさがある」と意味深(?)に羨望の気持ちを語った。山里さんは舞台挨拶中、再三にわたって「役者として来ています!」と“俳優”山里亮太を強調するも、なぜか客席からは失笑が。挙句に隣の水川さんから「今日、ここに来なくてもいいんじゃないかと…」、「何でいるんだろうと思った」などと言われるなど散々の舞台挨拶となった。『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』は5月14日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:大木家のたのしい旅行新婚地獄篇 2011年5月14日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 映画「大木家のたのしい旅行新婚地獄篇」製作委員会■関連記事:竹野内豊、水川あさみ登壇『大木家のたのしい旅行』完成披露試写会に15組30名様ご招待シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第13回)逆境に強そうな戦う俳優は?竹野内豊、初コメディで“新妻”水川あさみと地獄旅行へ出発!?
2011年05月03日永井大が時代劇に初主演するBS時代劇「新選組血風録」が収録されている神奈川・緑山スタジオで1月27日(木)、土方歳三に扮する永井さんをはじめ、近藤勇役の宅間孝行、沖田総司を演じる辻本祐樹、芹沢鴨役の豊原功補らが取材に応じた。原作は司馬遼太郎さんの同名小説。幕末を舞台に、武士であることに異様ともいえる情熱を捧げた男たち「新選組」の激しく切ない生き様と、彼らを見守る女たちの姿をエネルギッシュに活写。4月3日(日)からBSプレミアムで全12回放送される。現在はロケ収録を終え、この日スタジオ収録初日を迎えた。永井さんは「誰もが知る歴史上の人物。緊張やプレッシャーもあった」と語るが、撮影前には土方がその最期を迎えた北海道・函館を訪れ、「一本木関門でご挨拶させていただいた。背中を押された気がしました」といまは背筋を伸ばし、撮影に日々邁進中だ。「まずは怪我がないように。そしていま、僕たちに何ができるのか、どんな気持ちで演じるのかが勝負」と永井さん。ちなみに函館ではタクシー運転手に「土方役が似合いそうだね」と太鼓判を押されたといい、より気持ちも高まった様子だ。局長・近藤勇を演じる宅間さんは「彼らは成り上がり。武士以上に武士らしく生きる姿が、いまも多くの人を惹きつけるのだと思う」。現場にはスタッフや関係者も含め“近藤さん”がおり、撮影中は宅間さんのことは“局長”と呼ぶルールがあるのだとか。「決まりを破ったら、罰金10円」と早くもリーダーの風格漂う宅間さんだった。一方、豊原さんは「芹沢は酒好きで女好きのムチャクチャな男。品行方正で汚れのない僕がどう演じたらいいのか。まぁ、僕はどうせ死にますので」と後ろ向きな発言!?沖田総司をフレッシュに演じる辻本さんは、「殺陣も含めて僕はまだまだで、訓練の余地が有り余る。ひとりでできるものではないので、みなさんと息を合わせて、沖田らしい殺陣をやっていきたい」。ここで会見に同席したNHKの後藤高久プロデューサーから「辻本さんの殺陣が終わった後、スタッフから拍手が起こった」と明かされると、照れくさそうな表情を見せた。また、前田亜季が土方に想いを寄せる料亭の一人娘・お美代、井上和香が芹沢の娼婦・お梅を演じる。「とにかく現場は熱いの一言。新選組のみなさんは思わず応援したくなるし、殺陣は近くで見ていても壮観」と前田さん。井上さんも「必死に生きて、命に代えても志を貫く姿は尊敬できる」と新選組にメロメロの様子。今回は初の京都弁セリフに挑むが「母が京都なので、半分、京女の血が入ってる。それをどうにか引き出して、魅惑の女を演じた」と気合十分だった。「新選組血風録」は4月3日(日)よりBS時代劇にて放送開始。
2011年01月27日女優の鈴木京香、水川あさみが3月17日(水)、東京・コンラッド東京で行われたWOWOWの最新連続ドラマとなるドラマW「パンドラII飢餓列島」の制作会見で、学者タイプの男性の印象を語り合った。食糧危機が訪れた現代の日本を舞台に、通常の4倍のスピードで成長する驚異の穀物・ゴッドコーンの開発に成功した農学者・鈴木護(佐藤浩市)が、その利権をめぐる企業や政府の争いに巻き込まれるヒューマンサスペンス。佐藤さんとW主演の鈴木さんはある事件の捜査で護と知り合うことになる警視庁捜査一課の女性刑事役、共演の水川さんは企業の秘書役。脚本を人気脚本家の井上由美子がオリジナルで書き下ろし、監督を河毛俊作が務める。佐藤さんは「脆弱なプライドに支えられているんだな、というところは似ているというか共感すべきかと思います。護は過去の体験から培ったものから生まれる正義感、理想を持って邁進してきた。周りに関係なく生きてこられたのはプライドがあったからこそなわけですが、企業や政府に揺さぶられると変わってしまう。その脆弱さは分かる気がしますね」と役柄にしみじみ共感。一方、佐藤さん演じる護のような、ひとつの物事に没頭するタイプの男性をどう思う?との質問に、鈴木さんは「私自身はこういう男の人、ステキと常々思っています。1つのことに集中して、周りが見えないのはよくないかもしれませんが、没頭の仕方、熱の入れ方が垣間見えるとステキだなって思います」とストライクゾーン(?)の様子。対照的に、水川さんは「護のような男性は手を差しのべたくなる。浩市さんが、子犬が雨に濡れて鳴いているような芝居をされているので、思わず守ってあげたくなりますが、それは浩市さんが演じているからそう思うのかな?と。何かに没頭するのもその人自身、エネルギーが要りますけど、いろんなことに分散してくれる人の方が…」とNGサイン。司会者からエネルギーを上手く分散する人の方がいい?と確認され「そうですね。上手に分けてくださる方が…」と即答し、佐藤さんをはじめ、共演の勝村政信、山本耕史、宅麻伸ら男性キャスト陣を苦笑させていた。「パンドラII飢餓列島」は4月18日(日)よりWOWOWにて放送開始。(photo/text:Yoko Saito)ドラマW「パンドラII 飢餓列島」4月18日(日)放送開始(全7話) 毎週日曜日22:00〜公式サイト:■関連作品:FLOWERS -フラワーズ- 2010年6月12日より全国東宝系にて公開
2010年03月17日