俳優の長谷川博己が、2020年放送のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に主演し、明智光秀を演じることがわかった。NHKが4月19日(木)、東京・渋谷の同局放送センターで行った制作会見では発表した。会見には長谷川さん、脚本を手がける池端俊策氏が出席した。■長谷川さん「感動しています」挨拶全文!「いまの気持ちですか?はい、感動しています。まだ実感が湧かなかったんですが、こうやってたくさんの方に写真を撮っていただいて(笑)。すごいことを引き受けたんだなと、いま実感しています」。「このお話をいただいたのは、朝ドラ(平成30年度後期『まんぷく』)の発表の後でした。それで(放送が)2020年ということで、いわゆる連投という形になるので、朝ドラの後に、そのまま大河の撮影に入るということなので、『これは難しいかな』と一瞬立ち止まったんですけど、『夏目漱石の妻』で池端先生とご一緒させていただき、本当にすごく楽しかったですし、役者としていい経験ができました」。「また、池端先生の作品に出たいと思っていたので、こんなに早くご一緒できること。加えて池端先生が描く明智光秀像が鮮烈に伝わってきまして、『これはやらなければならないな』と思いました」。「これから、本当に長旅になりますけど、これを乗り越えた後、誰も見られない景色が見られるんじゃないかと思いまして、しっかりやりたいと思っております。役者にとっては大河で主演を務めるのは、確実に大きな目標。とにかくきちんと大河の主演らしく、やり遂げたいなと思っています」。「まだ、朝ドラも始まっていませんが(笑)。明智光秀は三日天下ですけど、僕は大河をやり遂げた後、1年くらいは天下が欲しいなと(笑)思っております。よろしくお願いします!」。■「麒麟がくる」とは?大河ドラマとしては初めて智将・明智光秀を主役とし、そのミステリアスな半生に光があてるNHK大河ドラマ第59作。戦国初期の1540年代、群雄割拠の戦乱のなか、若き明智光秀、織田信長、斎藤道三、今川義元、そして、秀吉や家康ら各地の英傑たちが、天下を狙って戦う姿を、戦国時代を描く大河としては初めて4Kでフル撮影する。「本当の光秀はもっと魅力的で、神秘的な人物だったのではないか。その人物像を探っていきたいという思いが私の中で生まれてきました。これを長谷川さんと一緒にできるのは、幸せだと思っています」(池端氏)2020年大河ドラマ(第59作)「麒麟きりんが来る」は、2020年1月~より放送予定。2019年6月クランクイン予定。(text:cinemacafe.net)
2018年04月19日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!第9回アクマの辞典ラ行【ロ】▶「ロミオメール」(ろみおめーる)恋人と別れたことによりポエムの才能に目覚めたならプラスと言える今回のテーマはラ行から「ロミオメール」だ。ロミオメール、というのを皆さんはご存知だろうか、主に何故か別れた瞬間、ポエムの才能に目覚めてしまった元カレから送られてくる、自分に泥酔しているメールのことを指す。逆に元カノから送られてくるのは「ジュリエットメール」である。「ロミオ」と称される通り、大体別れた原因は己の浮気やギャンブル癖だったりするのだが、何故か彼の中では「運命に引き裂かれた」というようなストーリーになっており「俺は愛の翼広げて待っているから、いつでも帰ってきていいんだよ、素直になりな」と、いつのまにか許す側に回っているため、こちらは「も、もしかして私たち(立場が)入れ替わっちゃってる~!?」と驚愕するしかない。こんなメールを、愛情が残っていない相手から送られてきたら、怒りと不愉快さで爆発必至であり、すぐさま消去されるものがほとんどだろう。しかし、ロミオメールはポエムとしての完成度は高いのだ。この作品を、怒りに任せて、ゴミ箱に捨ててしまうのは、大きな文化の損失である。そんな己の感情より「文化財の保存」を優先してくれた者たちのおかげで、今でも多くのロミオメールが現存している。ちなみに保存方法は「ネットに晒す」である。ロミオメールのみならず、どれだけ心を込めたメールでも、相手から「どうでもいい奴」と思われていたら、全て「爆笑メール」として、晒していいものとされてしまうのだ。逆に好きな相手からなら、タイトル欄に「りょ」としか書かれていないメールでも、保護る、そんなものである。そんな、人の無慈悲さのおかげで、今でも「ロミオメール まとめ」などで検索すれば、多くの文化遺産を鑑賞できる。昔は私もこの美術鑑賞を趣味としていた時期があるが、今はもう見られない。人間関係、特に他人の恋愛のいざこざを笑って見られるのは、心身ともに元気がある若い時だけなのである。だから今はもう、ロミオメールは胃にもたれてしまい、見ることができず、「ギャンブルの借金で困っている人」など、あっさりしたものしか鑑賞することができない。「老後の楽しみ」という言葉もあるが、若い時にしか楽しめないものも、歴然と存在するのだ。そうなった時後悔がないよう、今のうちにロミオメールを鑑賞しておくといい。【ラ】▶ラブレター」(らぶれたー)昔は回し読みぐらいで済んだが、今は写真でネットに晒される、読んだら爆発する機能がない限りは、出さない方がいい【リ】▶「理系男子」(りけいだんし)メガネで細身の白衣が似合う賢いイケメン以外はただの理系【ル】▶「ルイボスティー」(るいぼすてぃー)何にでも効く、女にとっての進研ゼミ的存在つまりやっていてもそんなに効かない【レ】▶「レンタル彼氏」(れんたるかれし)「デートの練習などに」と書かれているが、彼氏にレンタル彼氏でデートの練習をしたと知られたら別れそう【ロ】▶「ロミオメール」(ろみおめーる)恋人と別れたことによりポエムの才能に目覚めたならプラスと言えるプロフィールカレー沢薫漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。
2018年04月06日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第8回アクマの辞典ヤ行【ヤ】▶「やけぼっくい」木の燃えカス、お前らのモトサヤ恋愛はそんなに美しいものではないと教えてくれる今回のテーマはヤ行から「やけぼっくい」だ。今まで「松ぼっくり」のようなものをイメージしていたが正しくは「木杭」と書き、文字通り木の杭や切り株などを指す。だからと言って、延々と木の燃えカスについて話せ、という意味ではないはずだ。むしろそれで1000文字書ける奴の方が怖い。おそらく「やけぼっくいに火がついた」の方について書け、ということだろう。逆にこの慣用句以外でやけぼっくいという言葉を聞いたことがない。「やけぼっくいに火がついた」とは「過去に関係があった者同士は、一度縁が切れても元の関係に戻りやすい」というたとえだ、特に男女に使われることが多く、簡単に言えば、よりを戻す、モトサヤだ。だが、元に戻りやすい、と言うが「男の恋愛はフォルダ別保存で女は上書き保存」と言われるように、男は昔の女をいつまでも覚えているが、女は次の男ができたら前の男のことはさっさと忘れる、とも言われている。つまり、女は一度好きでなくなった男を、もう一度好きになることはあんまりない、ということだ。しかし、現にモトサヤカップルは存在する、では一体どういう時に「やけぼっくいに火がつく」のか。一番美しいのは「別れて初めてお互いの大切さに気づいた」だろうが、それはTim Tamぐらいソースイートだ、確かに口ではそう言うかもしれないが、実際はもっと打算があるはずである。まず、別れた相手がアップグレードしていた場合だ。わかりやすく言うと「別れたヒモバンドマンがミュージックステーションに出てた」時である。同じデータをもう一回保存する気にはなれなくても、新しいデータになっているなら話は別ということだ。しかしこの段階で「あなたの大切さに気づいた」などと言っても、相手も馬鹿ではない、型落ち機に再インストールされてくれることは希で、すでに別のハイスペック機のものになっている場合がほとんどだ。次は「上書きしたデータの方がクソだった」バージョンアップが全て「改善」とは限らない、「改悪」の場合もままある。あとでじっくり鑑賞しようと「ファボ」しておいた破廉恥画像が、何故かフォロー先のタイムラインに表示されてしまう機能等、ツイッターがよくやるやつである。そんな時、誰しも思うだろう「前の方が良かった」と。つまり「別れて大切さに気づいた」のではなく「新しい男がクソすぎて前の男のマシさがわかった」パターンである。最後に「衰え」だ。年を取ってから、新しいゲームより、昔のゲームのリバイバルの方に魅力を感じることが多くなった。懐かしさもあるが、そういうゲームの一番の利点は「もう大体知っている」ことだ。つまり、もう新しい相手と一から関係を築いていく元気も時間的猶予もなく、それよりは性感帯の位置まで把握している相手ともう1回付き合うほうが手っ取り早いし楽、という時だ。以上のことから、例えに「木の燃えカス」が使われているのはこれ以上なく正しい、昔の人は偉大である。【ヤ】▶「やけぼっくい」木の燃えカス、お前らのモトサヤ恋愛はそんなに美しいものではないと教えてくれる【ヰ】▶「ヰキペヂア」何かと思ったらウィキペディアのこと、私のコラムはこれの知識のみで書かれている【ユ】▶「ゆるふわ」頭、もしくは股につけられる形容詞【ヱ】▶「ヱヴァ」かつて彼らと同年代が今35歳【ヨ】▶「欲求不満」金で解決するのが一番安全プロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。
2018年03月06日2018年後期の連続テレビ小説「まんぷく」(NHK総合)。そのヒロインの夫役に長谷川博己(40)が起用されたと、2月7日に発表された。 長谷川は大阪市内の同局で行われた会見で、「みなさまに幸せと希望をお届けできればと思います」と語っている。朝ドラは初出演で、「20代前半に何度もオーディションを受けて落ちてきた」と告白。ヒロインを務める安藤サクラ(31)とも初共演だが、「ずっと共演したかった女優のひとり」とダブルで念願が叶ったことに笑顔を見せた。また役に関しては、こう意気込んでいる。 「朝ドラも出たいという欲を捨てたときに出られたので、欲を捨てて臨みたい」 長谷川は以前も、“欲を捨てることで掴むことができた”と語っていたことがあった。それは昨年11月に受賞した「GQ MEN OF THE YEAR」だ。 授賞式の壇上で、長谷川は同賞が「目標にしてきた賞のひとつ」だったと告白。16年に大ヒットした映画「シン・ゴジラ」にも出演していたが、このときは受賞してなかった。 「『シン・ゴジラ』がヒットしてとれるかなと思っていたのにとれなくて……。今年は無理だろうと思っていたのにとれた。本当に嬉しいです」 16年に出演した「アナザー・スカイ」(日本テレビ系)では、役者人生の原点ともいえるスペインはバルセロナを旅した長谷川。20歳のときにこの地を旅した際、「もっと世の中って楽しんでいいんだ」と人生を謳歌すると決意。そして役者を志すようになったという。 この番組に出演したとき、長谷川は39歳だった。“不惑”を迎えるに際し、こう目標を掲げていた。 「40歳になって花を咲かせる俳優になりたい。僕にとっては40歳が大事だなって」 欲を捨てたことで、自然体になった長谷川。そんな不惑の決断が、追い風となっているようだ。
2018年02月08日2018年10月1日(月)よりスタートするNHK連続テレビ小説「まんぷく」の記者会見がNHK大阪放送局で行われ、俳優の長谷川博己がヒロインの夫・萬平役を務めることが発表された。会見では長谷川さんが自身初となるNHK朝ドラへの出演について意気込みを語る一幕があった。「まんぷく」は、チキンラーメン、カップヌードルを開発した実業家・安藤百福とその妻・仁子の半生をモチーフに、戦前から高度経済成長時代の大阪で生きる夫婦の苦労と成功を描くドラマ。タイトルは物語のヒロイン“福子”と、彼女の夫“萬平”の名前を合わせたもの。物語は、事業のためには生活を顧みない夫の背中を押し、家族を引っ張っていく福子の奮闘と成長を軸に描かれる。先日の会見ではヒロインの福子役に安藤サクラが起用されることが明らかになったばかり。一児の母が朝ドラのヒロインを演じることや会見で見せた涙も話題となった。長谷川さんが演じるのは、幻灯機製造や食品加工、金融業など次々と事業を手がけては失敗してしまう青年実業家の立花萬平。妻の福子に背中を押されながら、世界初のインスタントラーメン開発に挑むというバイタリティ溢れる男を演じる。会見で長谷川さんは「萬平という名前は気に入っています!」と笑顔でコメント。さらに「朝ドラは20代の頃に何度かオーディションを受けさせてもらいまして、何度も落ちておりまして(笑)」と若手俳優時代のエピソードを告白。続けて「40歳でヒロインの相手役を演じるのはどうかなと最初は迷ったんですが、安藤百福さんをモデルにした人物を演じられることと、自分の役者人生にとってのいい変化になるんじゃないかなと思って引き受けさせていただきました」と心境を語った。また今回初めての共演で夫婦を演じることになる安藤さんについては「安藤さんは本当に素晴らしい女優さん」と大絶賛。続けて「ぜひ共演したかったので、撮影現場で一緒に夫婦役を作り上げていけるのをすごく楽しみにしています」と撮影に向けての意気込みを明かした。平成30年度後期・NHK連続テレビ小説「まんぷく」は、2018年10月1日(月)より放送予定。(text:cinemacafe.net)
2018年02月07日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!第7回アクマの辞典マ行【マ】▶「魔性」(ましょう)容姿に優れない女が「個性」と同じぐらい欲しがるもの今回のテーマはマ行から「魔性の女」だ。人間的に良くない意味なのはわかる、しかし女として生まれたからには一度は言われてみたい、男だったら「エクスカリバー」に匹敵する「一度は授けられてみたい称号」であることは否定できない。では魔性の女と呼ばれるにはどういう要素が必要なのか。まず、容姿である。妖艶な美女にこしたことはないかもしれないが「特別容姿が優れているわけではないが、不思議な魅力に抗うことが出来ない」みたいな、群馬県人がデフォルトで持っている力を持っている女、というのも中二心的に魅かれる。つまり魔性の女たるもの、男にはモテなくてはいけない。まずこの時点でハードルが高い気がするが、尺が足りないので、3分クッキング方式で「もうモテている」ことにして話を進めるだが、ただモテて男が切れないだけではダメだ、魔性の女という称号がもらえると思ったら勲章に「ヤリマン」と彫られている恐れがある。つまり魔性の魔性たる所以「関わった男、及びその周りが破滅」しなければいけない。しかしここでポイントなのは魔性の女はその破滅に巻き込まれてはいけない、相手や周りだけ破滅させて、自分は無傷でそれを眺めて笑う、これこそが魔性の女だ、キマッた、カッコイイ。よって、不倫相手の家庭を崩壊させたが、自分もバッチリ慰謝料を請求された、では魔性の女としてダサすぎる。自分が倒した木の下敷きになる木こりと大差ない。よって、不倫はやめた方がよい。マジレスすると魔性の女と言えど、民法は敵に回さない方がいい、今まで「調停が不思議な力で覆った」という判例は聞いたことがない。自分の魔性を過信しすぎないのもデキる魔性の女だ。既婚者でなくても「人のものに手を出す」というのは破滅に巻き込まれる可能性が高くなる。そういうことをするのが魔性の女ではないか、と思われるかもしれないが、今は21世紀だし平成も終わる「リスク対策ができる」のが、現代の魔性の女だ。つまり、人のものでない男を相手にするのが良い。以上のことをまとめると「普通につきあった男が全員おかしくなる女」になる。いらない。魔性の女の称号いらない。純粋に、男を破滅させるのが好きで、意図的にそれをやっているなら良いが「自分では制御できない」という、中二垂涎の力で「魔性」な女はどうすれば良いのか。それも「破滅」などと言ったらまだカッコイイが、その内訳が「つきあった男が全員ラバープレイに目覚める」かもしれない自分もそういう趣味なら良いが「自分には全くその気がないのに、相手はそうなる」可能性も大いにある。「不思議な力」というのはそういうものだ。「魔性」持ってないから、良いものに見えるだけな気がしてきた。【マ】▶「魔性」(ましょう)容姿に優れない女が「個性」と同じぐらい欲しがるもの【ミ】▶「ミステリアス」(みすてりあす)褒め言葉と思い込みがちだが、他人はそのミステリ部分に対して興味がない【ム】▶「ムダ毛」(むだげ)日本では生えてる女に人権がない【メ】▶「メンヘラ」でも大体彼氏がいる【モ】▶「喪女」(もじょ/もおんな)「モテる」と自称しても叩かれるが「モテない」自称も叩かれる。日本では「女の自称」が法律で禁じられているプロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスのたしなみ』(太田出版)を2017年12月7日に発売。
2018年02月06日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第6回アクマの辞典ハ行【ヒ】▶「一目惚れ」(ヒトメボレ)した場所が重要、ハローワークなどだったら要再考。今回のテーマはハ行から「一目惚れ」だ。これが、乙女ゲーなら、一列に並んだ5、6人のイケメンキャラを一瞥して「お前に決めた(この間0.2秒)」となるのは良くあること、というか、いつものことだ。しかし、現実世界で一目惚れ、というのはなかなかないだろう、むしろ世の中には、一目惚れする奴としない奴がいて、する奴は何度でもするし、しない奴は絶対しないものだろうと思う。一目惚れなど絶対ありえない、と思っている人間からすると、一目惚れする人間というのは「なんで見た目だけで決められるんだよ」「もっと慎重になれよ」「虫かよ」と、非常に浅慮で短絡的な人間に見えるかもしれない。しかし、外見という一要素で決めてしまっているという点では「初デートでサイゼリアに連れて行かれたから、この男はない」と、即切りしてしまうのと、そんなに変わらないのではないか。むしろ、結婚するとしたら顔は一生見るのだから結構重要だ、その点サイゼリアには住むわけではないだろう。よって「新居探しでサイゼリアに連れて行かれた」というならその男はない、と言って良いかも知れないが、ただ1回のデートがサイゼだったからといってなしと判断するのは、顔で判断するより浅慮ではないか。そして「サイゼリアの男はない」以前に「そもそもサイゼリアがない県」に謝罪を要求する。しかし、ここで言う浅慮とは「世間や婚活コンサルの人が、初デートがサイゼリアの男はないと言っているから、ない」と判断してしまうことだ。相手が自分をどうでもいいと思っているからサイゼリアなのか、長く付き合いたいから最初からカジュアルな場所にしたのか、相手の態度を見て自分で判断し、その結果「ない」と思ったら「初デートでサイゼリアだったからなし」というのも短慮ではない。「デート経験がなく、イタリアンと言ったらサイゼリアしか思いつかなかった」という理由も一見マイナス要素だが「女慣れしてない」というのをマイナスに見るかプラスに見るかも自分次第である。「丸亀製麺」「さくら水産」「サイゼリア」で迷って、サイゼリアにしたというなら「センスは悪くない」「のびしろがある」と考えることができるし、逆に「さくらだったら即決だった」という場合もあるだろう。つまり完璧な人間など存在しないのだから、一つの要素で決めずに多方面から見てトータルで決めた方が良いのではないだろうか。…と、もっともらしい終わり方をしたいところだが、見た目一点買い、出会って4秒で合体したカップルは4秒で別れて、結婚相談所に高い金を払って丸4年精査を重ねて結婚したカップルは末永く暮らすかというと、そうでもなかったりするのである。結局、重要なのはきっかけや条件ではなく、続くように努力すること、あとは運、なのかもしれない。【ハ】▶「パンケーキ」今一番。写真だけ撮られて捨てられてると思われている食べ物、実は完食されている。【ヒ】▶「一目惚れ」(ヒトメボレ)した場所が重要、ハローワークなどだったら要再考。【フ】▶「不倫」(フリン)日本ではミサイル発射より先に取りあげるべき大事件。【フ】▶「変顔」(ヘンガオ)男に気どらない自分をアピールするテクと思われがちだが、実は同性に嫌われないようにするテク。【フ】▶「ぽっちゃり」男と女で、定義に30キロぐらい誤差があるプロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスのたしなみ』(太田出版)を2017年12月7日に発売。
2018年01月06日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第5回アクマの辞典ナ行今回は「ナ行」から「寝取り」である。みんな、寝取ったり、寝取られたり、または自分が「単身赴任中に貞淑な妻が知らないおっさんの肉便器にされてました」の肉便器側になったことがあるか。寝取られ経験については気づいてない可能性もあるが、少なくとも私は、寝取りと肉便器はやったことがない。エロゲーの世界では「晴れのち曇り」ぐらいよく起こることだが「寝取り」というのは現実でやるには意外と高度なことなのである。まず「寝取る」とはどういう意味なのか。【寝取る】他人の配偶者や恋人と情を通じて、自分になびかせること。文字通り寝ただけではなく、その行為により気持ちまで奪わなければならない。よって、寝るビフォア時点では相手にとってはただの浮気かもしれない、だがアフターには「俺、こいつのこと彼女より好きかも」と思わせないといけないのだ。つまり、かなりセックスにかかっている。貞淑な妻を肉便器に変える知らないおっさん力が求められるのである。寝さえすれば、こちらに情がうつるはずなどと思うのはおイッヌ殿の発想であり、それではいつまでもセカンド、サード、ホームに戻って1点入ってしまうぐらいの、予備扱いだ。そもそもセックスしているという条件は、正妻も同じだし、むしろ向こうのほうがメチャクチャセックスしている、条件が同じそれどころか数の利が相手にあるなら、質で勝負するしかあるまい。黒ヒョウがいても気づかぬような暗室で行われる旦那との週一正常位しか知らなかった貞淑な人妻に、パロスペシャル※みたいな体位をかまして「もうあなたなしじゃ生きていけない」と言わせなければならぬのだ。つまり寝取りが出来るというのは、かなりのモブおじさん力、万人にわかるように言えば、セクシャリティな能力、魅力が高いということである。こんな誰でも持っているわけではない力があるというのに、わざわざ「セックスで心が左右しちゃう男」と付き合うなんてもったいないことである。仮に自分が「寝取り」に成功して、その男と付き合いだしたとしても、もうその時点で相手は、浮気をするタイプであることがわかっているし、さらにセックス如何で心まで動くタイプだと大判明しているのだ。自分が取ったということは、もっとスゴ技の女に取られる可能性があるし、逆に拙い女に魅力を感じてそちらにいくこともある、とにかくセックスで取った男はセックスで取られることがあるし、その男はセックス如きで取れる男なのだ。もったいない。どうせ男と付き合うのなら、知らないおっさん側ではなく、貞淑な妻にパロスペシャル※をかけられる旦那、の地位を目指したほうが良いだろう。※パロスペシャルとは、プロレス技のひとつ。【ナ】▶「ナース服」(なーすふく)仕事内容人間関係のハードさがトップクラスな戦場で生きぬき、また収入的に男いらず、離婚暦があるものが多い戦闘集団が着ているユニフォーム【ニ】▶「苦手な女」(にがてなおんな)周囲に言質を取られる危険性を考慮した上で表現された「嫌いな女」のこと、「悪い人じゃないけど苦手」等さらに逃げ道を作った言い方もある。【ヌ】▶「沼」(ぬま)所在地が二次元か三次元かで幸、不幸が真逆【ネ】▶「寝取り」(ねとり)武勇伝と勘違いしている者もいるが、逮捕歴と同じぐらい言わないほうがよい【ノ】▶「惚気」(のろけ)別れたとき周囲に爆笑されるための前フリプロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスの本懐』(太田出版)を2016年11月16日に発売。
2017年12月07日俳優の長谷川博己が、今年最も輝いた男性を表彰する「GQ MEN OF THE YEAR 2017」に選出され22日、都内で行われた授賞式に出席。「ずっと意識していた」という念願の賞に輝いた喜びを語った。「GQ MEN OF THE YEAR」は生き方、仕事、スタイルにおいて、男性向けファッション・カルチャー誌『GQ JAPAN』読者をインスパイアし、各分野において圧倒的な活躍を見せた男性に贈る賞。今年で12回目となる。長谷川は「本当にうれしい」と喜び、「この賞をずっと意識していて、いつか出られたらいいなと思っていた」と強い思いを告白。「演劇出身で地味な感じだったので、こんな華やかなところに出られるなんて想像もしていなかったんですが、最近は国を守るような役が続いたからかなと。あと、男性が魅力を感じる役を演じられるようになってきたということなのかなと思います」と分析し、「これからもこの賞に恥じぬよう頑張っていきたい」とさらなる活躍を誓った。今年は長谷川のほか、元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾、俳優・Filmmaker・モノクロ写真家の斎藤工、棋士の佐藤天彦、レーシングドライバーの佐藤琢磨、RADWIMPS・illionの野田洋次郎、お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次が受賞。9人がステージに並ぶと、長谷川は「この中に自分がいるというのが信じられない」と感激の様子で、「去年『シン・ゴジラ』がヒットして、もしかしたら(同賞を)とれるかなと思ってたんですけどとれなくて、今年は無理だろうなと思っていたらとらせてもらえてよかったです」と笑顔を見せた。また、「正義感の強い役が続きましたし、僕はあまり先のことは考えないで流れに任せるという感じでやっている。自分のイメージがつくのは嫌なので、また1回ぶち壊して、ニュートラルな状態から一つ一つの作品に向かい合っていきたい」と今後についてコメント。さらに、同賞にちなんで理想の男性像を聞かれると、「男とは優しくあるべき」と答え、「男の中にある女性らしさが魅力」と話した。
2017年11月23日2018年1月2日(火)に放送されるTBSの新春ドラマスペシャルが、高嶋哲夫・原作の「都庁爆破!」に決定。長谷川博己に吉川晃司、リリー・フランキー、寺島しのぶ、渡部篤郎という超豪華キャストが競演する。原作は、2001年9月11日米同時多発テロの直後に発表された、「TSUNAMI 津波」「富士山噴火」などで知られる高嶋哲夫による「都庁爆破!」。世界中いたるところでテロが起きている現在。人々の日常を引き裂き、家族の絆を、愛する人たちを引き裂くテロ。もしも、東京で起きてしまったら…?大切な人が巻き込まれてしまったら…?本作ではクリスマスイブの日、都庁が突然火を噴き、展望台にいた客がテロリストたちに人質に取られる。都庁を爆破したテロ組織は日本政府に要求を突きつけるが、未曾有の事態にどう対応するのか、政府と東京都は対立。刻々と迫るタイムリミット…。家族を人質にされた1人の男・元自衛官の本郷裕二は妻と娘を助けるため、テロ組織に挑み、テロリストたちに立ち向かう!自分は家族をこの手で幸せにできるのか、自信をなくしていた本郷。しかし、テロによって家族の愛しさ、尊さを痛切に感じ、テロリストたちと戦う強さを得ていく。彼はテロリストに引き裂かれた家族の絆を取り戻すことができるのか?■長谷川博己、妻と娘を救うためテロリストに立ち向かう元自衛官で、爆弾処理隊の隊長だった本郷裕二を演じるのは、『シン・ゴジラ』でも主演を務めた長谷川さん。「人の命を守りたい」「国を守りたい」という強い思いで自衛官になったが退官し、人生に対し熱意がなくなり失意の中にいる自分が、妻と娘を幸せにできるのか、と悩んでいる、という役どころ。爆破された都庁に潜入する。「PKO活動中に起きた事故により心に傷を負い、本来の職務から離れた元自衛官の役です。虚無感に苛まれた本郷が、東京で起きたテロにより、家族や人、そして国家に対する思いがどの様に変化していくのか、役を通して私自身も体験していきたいと思います」と長谷川さん。「目を背けたくなる現実を前にしたとき、人々はどういう選択をするのか?決して他人事ではないこの悪夢は、視聴者の皆様にも問いかける作品になるのでは」と見どころを語り、「新年早々、過激で、息もつかせぬエンターテイメント作品をお見せできるようスタッフキャスト一丸となって努力したいと思います」とアピールする。■吉川晃司、頭脳明晰な米・国防総省情報次官吉川さん演じるケイン高村は、アメリカで生まれ育った日系三世で、米軍、CIAを経て、米国国防総省の担当情報次官。かつてイラク派遣時に本郷(長谷川さん)が彼の部下を助けて以来、友人関係にある。頭脳明晰。冷静沈着。今回、ある情報を得て日本を訪れ、友人である本郷と行動を共にする。長谷川さんとは共演はあるものの、がっつりと組むのは初という吉川さんは「彼の持っている色はちょっとアーティスティック。カッコイイヤツだなあと思ってたので、今回一緒にやれるのが楽しみ」という。「僕が演じるケインはちょっとねじれてた方がいいかなと思っています。日本で生まれ育ったわけじゃないので『和を以って貴しと為す』ようなところはないんじゃないかな」と自身のキャラクターについて言及し、「国の舵を取る方たちにぜひ見ていただきたいですね。こういう世の中ですから、みなさんがスカッとするようなドラマになるといいな」と期待を込めた。■寺島しのぶ、都民第一の都知事大池由紀子は総理に対する東京都知事。強い女性政治家像を打ち出し、圧倒的な支持率を武器に、常識にとらわれない政策を次々と打ち出している首都東京の顔。そんな強い女性リーダーを演じた寺島さんは、「性別に関係なくリーダーになるということは大変な責任があることなのだと実感しました」とコメント。「お正月から危機的なドラマですが、そこの裏にある人間それぞれの模様を視聴者の方に読み取っていただけると幸いです」と視聴者にメッセージを送る。■リリー・フランキー、テロ対策の主導権を握ろうとする総理政治家一族に生まれた内閣総理大臣を演じるのは、リリーさん。都民人気におされた都知事の強硬姿勢に辟易しており、テロ対策の主導権を自ら握ろうとするという気になる役どころだ。■渡部篤郎、国際的テロリストそして国際的なテロリスト集団「IF」の中心人物で、狂信的な支持者を集めるテロリストを演じるのは、渡部さん。カリスマ的な統率力を持ち、これまでにも数々の国際的なテロを企ててきたという危険な男に扮する。「日本ではあまり考えられない題材ですが、海外ではよく見かける題材だと思います。リアリティをどう見せるかが、出演者、スタッフの力の出しどころだと思います」と渡部さん。「実際にはあってはならないことですが、エンターテインメントとして、見ごたえのある作品にしたいと思います」と気合い十分。新春らしく超豪華キャストが顔を揃えた本作。テロが起きたとき、“大切な人を守る”とはどういうことなのか?“平和を守る”とは?さまざまな問題を親子愛、夫婦愛、友情が乗り越えていくエンターテインメントドラマとなりそうだ。新春ドラマスペシャル「都庁爆破!」は2018年1月2日(火)21時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月13日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第4回アクマの辞典タ行【タ】▶「玉の輿」乗った女は全人類から転落を祈られる今回のテーマはた行から「玉の輿」だ。今は「ハイスペ婚」と呼ばれるのだろうか、今も昔も変わらぬ女の夢である。…などと言うと物言いがつく世の中になった。もちろん「相手が低学歴低収入だろうと愛があれば幸せになれる」などという、スイーツ二郎レンニュウマシマシみたいな思想が今更はびこりだしたわけではない。男に依存した人生は危険であり、ハイスペ男に気に入られる自分磨きよりも、自分一人でも生きていけるスキルを身につける方が肝要である、という考え方である。確かにハイスペ婚をしたはいいが、浮気、モラハラ、果てはDVを受け、かといって自分に生活力がないから離れることもできない、というハイスペ婚不幸話は事欠かない。むしろあまりにもそういう話ばかりで、ハイスペ婚は百発百中不幸になるようにすら思えてくる、犬と結婚した方がまだ幸せになれるのではないか。しかし、本当にハイスペ婚は不幸なのか。そんなことはないだろう、必ず幸せになっている奴はいる。つまり、ハイスペ婚は不幸になる。ではなく「俺たちがハイスペ婚女を不幸にしたい」のだ。俺たち、とは「ハイスペ婚♪」と聞いた瞬間、口内にタンが充填されてしまうタイプのことである。そのメンバーは主にハイスペじゃない男、ハイスペ婚を狙っているのに上手くいかない女そして、「ハイスペ婚♪」と口にしただけで蜂の巣にされる系女子である。そんなイカれたメンバーたちが「よし今日は、ハイスペ婚した専業主婦の習い事とエステ、ペット、外食記録のみ書かれているブログを読破するぞ」などとはまず思わないのである。何が見たいかというと、ハイスペ婚、と調子をこいていた女が旦那の浮気やモラハラで苦しむ姿だ。幸せな女の記事はシャットアウトして不幸な女の記事ばかり見ているのだから、そりゃ「ハイスペ婚は不幸」という結論になってしまう、というか、そういう結論にしたいのだ。もちろん私も、自動タン充填マシンなので、そういう記事を見てプギャーっと喜んでいたのだが、結局自分が望む「ハイスペ婚の末路」を選んで見ていただけだと気づき、このテーマで書くなら、嫌だけど一度、ハイスペ婚でサクセスした女も見ておくかと思い、「ハイスペ婚 幸せ」でググって見た。トップに出てきたのは「ハイスペ婚したけど幸せじゃない」という記事だった。オーケー、俺の調べ方が悪かった。よって「ハイスペ婚 幸せになった」でググりなおしたところ今度は「ハイスペック男性と結婚した女性の苦労話4選」が出てきた。どうした、グーグル先生、反抗期か?その後「ハイスペ婚 成功」などで調べてみたが出てくるのは「ハイスペ婚失敗談」である。どうやらグーグル先生もハイスペ婚女が大嫌いのご様子である。おそらく実際はハイスペ婚で不幸になった女より、幸せになった女の方が多いのではないかと思う。しかし世間からは妬み嫉まれ、グーグルにまで嫌われる存在であることは確かなので、したとしても自分から「ハイスペ婚しました」とは口が裂けても言わない方がいい。【タ】▶「玉の輿」乗った女は全人類から転落を祈られる【チ】▶「血祭り」女に起こる月に1度の祭祭中に不用意な発言をした男も血祭りになることで有名【ツ】▶「釣った魚」俺の金で知らない間にエサを買って食っている【テ】▶「天然」自分でそう名乗る女は養殖【ト】▶「友達」「わかる」だけ言ってくれる人間プロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスの本懐』(太田出版)を2016年11月16日に発売。
2017年11月06日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!第3回アクマの辞典サ行【セ】▶「セッ◯ス」ないと人類が滅亡するが、あると戦争が起こり死人が出る今回はサ行だが、そんなものは「セッ◯ス」一択に決まっている。むしろ「さしすせそ」と言えば「さてセ〇クス、してセッ〇ス、すわセック〇、セ〇〇ス、そして〇ックス」だ。先日、セッ◯スの雄「an・an」の方に会ったが、何故「セッ◯ス特集」が長年支持されているかというと「みんなセッ◯スの話がしたいし、聞きたいのだ」という。つまりセッ◯スというのは「武勇」なのだ、武功を立てたなら誰かに語りたいものだ、聞く方も「俺も昔はワルで」という話なら開始一秒で腹痛を理由に席を立つが、セッ◯スの話とあらば「いざ鎌倉」である。もちろん興味ない人も嫌いな人もいるだろうし、そういう人が「セッ◯スが嫌いな奴はいない」という暴論が元のセクハラ被害にあっているのは由々しきことだが、ただ多数決で言うと興味がある人間のほうが多いし、人類史始まって以来、セッ◯スの支持率が過半数を割ったことはない、だから今まで人類は滅亡しなかったのだ。しかし、人類の半数以上が「セッ◯スが好き」、と言っても全員が同じ視点で好きなわけではない。例えば、全世界で2兆部売れている漫画があるとしよう。その漫画を好きな人間が多いことは疑いようがない。しかしどう好きかは人によって全然違う。ストーリーが好きという人もいればキャラが好きという人もいるだろう。キャラが好きという人の中にもBL視点で好きな人も入れば、キャラと自分の恋愛を夢想する夢視点な人もいる、またBL視点だとしても「○○×△△」というカップリングが好きで逆に「△△×○○」は許せない、という人もいる。つまり「セッ◯スが好き」と言っても、自分の嗜好に合わぬ逆カプの如きセッ◯スは、苦痛でしかないのだ。むしろセッ◯スほど細分化されているジャンルはないのではないだろうか。また、漫画の気に入らないカップリングなら徹底的に避けることができるが、セッ◯スはそうはいかない。一応、配偶者やパートナー以外としてはいけないことになっているのに、その相手と「セッ◯スに関してどうにも解釈違い」であることに悩んでいる人間、特に女は多いそうだ。その悩みの深刻さは、解釈違いもそうだが、それを「ごめん、私それ地雷なの」と相手に告げられない点にある。言うと相手が気分を害す恐れがあるからだ。よって「我慢」という形で、逆カプ同人誌を読むかのようなセッ◯スをしているのだ。よって「an・an」のセッ◯ス特集は、全てが痛快セッ◯ス武勇伝ではない。そこには上手くいっていないセッ◯スの悩みも多数掲載されている。ただし、ほとんどの答えが「そのことをパートナーにちゃんと話しましょう」というものになってしまうし、事実そうなのだが、言えぬという気持ちもわかる。自分が腐女子や夢女であることを人に告げるときは少なからず勇気がいる。己の嗜好を晒すというのは、どんなことでも恥ずかしいものなのだ。ジャンルと言うのは規模が大きければ大きいほど揉め事が起こりやすくなる。最大手「セッ◯ス」であれば、毎日どこかで戦争が起きているのだ。【サ】▶「再会」3年間何も良いことがなかったクラスの同窓会になぜ良いことがあると信じて行ってしまうのか【シ】▶塩対応婚活の場で年齢か年収を言った途端されはじめるもの【ス】▶すっぴんなぜかわざわざSNSに載せられるもの、フォトショは化粧に入らない【セ】▶セクシー他人から見ればセクハラ【ソ】▶相思相愛利害が一致している状態例「体目当てと金目当て」プロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスの本懐』(太田出版)を2016年11月16日に発売。
2017年10月06日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第2回アクマの辞典カ行【コ】▶「告白」言ってすっきり、相手どんより。今回のテーマはカ行から「告白」である。これは、年代によって受け取り方や意味が全く異なる言葉だ。中高生だったら「愛の告白」以外に思い浮かばないかもしれないが、私にしたら「今年になってソシャゲにつぎ込んだ金額」である。若いころは甘酸っぱい言葉だったかもしれない、それが加齢と共に酸っぱさオンリーになっていき、特に結婚した後は「良い意味での告白」はほぼ皆無になる。10代の頃は、打ち上げ花火を下から見るか横から見るかで悩めたかもしれないが結婚後は「借金告白、直接言うか、LINEで言うか」みたいな告白しかなくなるのである。また「愛の告白」にしてもティーン、とサーティンでは全く趣が違う。ティーンの告白というのは、とにかく交際がゴールだろう、中には好きと伝えられただけで満足という場合もあるかもしれない。しかし大人になると、このような言いっぱなしジャーマンでは終われない、ビジネスで言うと「好きだ」という「報告・連絡」で終了しているのだ。いい年をして「ホーレンホーレンホーレンホーレン ホーレンホーレン(合いの手)」とソーラン節調で言い逃げしていくのは社会人のすることではない。むしろ重要なのは「相談」部分だ。交際をしたいという明確な意思表示が必要だし、相手も三十を過ぎていたら、その交際が結婚を視野にいれたものか提示すべきだろう、さもなければ相手に無駄な時間を過ごさせる恐れがある。また結婚前提なら結婚した場合のビジョンも示さなければいけない。このように「告白」は年を取るにつれ「カミングアウト」から「プレゼン」になっていくのである。よって「何のとりえもない私だけど」みたいな告白は愚の骨頂だ、何のとりえもない商品を顧客に勧める奴があるか、という話だ、逆にとりえがなくても、プレゼン段階ではあるように言うべきだ、何だったらパワーポイントで資料を作ってもいい。ただ年収のように明確な数字が出ているものを偽るのは、4バイトしかない商品を4テラですと言って売るようなものなので、詐欺罪に問われないためにも、そこに自信がない場合は内面とか、ぼんやりした部分をアピールしたほうが良いだろう。メリットだけを言い、デメリットは聞かれない限り答えないのもビジネスである。また告白する際にはリスクヘッジも必要だ。ティーンなら、フラれても、失恋ソングを聴きながら、砂糖入りホットミルクをカブトムシみたいに舐めて3日ぐらい部屋に閉じこもれるかもしれないが。大人には仕事他、日常業務がある、失敗後のダメージ計算は不可欠だ。ダメージを減らすために「告白」という明確な手段はとらず「流れ」での交際を目指す大人は非常に多い。また同じ会社の人間相手に失敗した場合はその後の業務に支障が出る可能性がある。よって「職場内の人間は避ける」など。逆にリスクから相手を選ぶという方式をとっている人間もいるのだ。このように、社会人になったあたりから、告白からロマンはどんどん消えていく。しかしガッカリしなくても良い、最初に言ったとおり、結婚後は「隠し子発覚」など、告白は「プレゼン」から本来の「カミングアウト」の意味に戻り、ドキドキも復活する。ただ何度も言うが「悪い意味」でである。【カ】▶「顔」「内面で勝負」と言っても、まず内面を見てもらえるかがここにかかっている【キ】▶「キュン」浮気をしたのはパートナーにこれが足りなかったせいで自分のせいではない【ク】▶「クズ(男)」顔も年収もいいくせに自分を好きになってくれない男【ケ】▶「結婚」崩壊した神話。ハルマゲドンのはじまり。プロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスの本懐』(太田出版)を2016年11月16日に発売。
2017年09月04日裏社会を描いた人気シリーズの最新作、青木玄徳を主演に描く『闇金ドッグス7』から、この度予告編とポスタービジュアルが到着。あわせて、青木さんと逢沢りなのキスシーンを始め、本作の場面写真が公開された。山田裕貴と青木さんのコンビで裏社会を描いてきた人気シリーズ『闇金ドッグス』の最新作となる本作は、現在公開中の山田さん主演『闇金ドッグス6』と連続公開となる。『闇金ドッグス7』では、パート3・5に続き、青木さんが主演を務め、逢沢さん、加藤歩(ザブングル)、藤田記子、前山剛久、ムートン伊藤、佐藤貢三、山田さんが脇を固める。公開された予告編では、半ケツ姿でお腹を鳴らし横たわる司が映し出されスタート。逢沢さん演じるNo.1ホステスのエマや、加藤さん演じる悪質顧客、そして安藤忠臣役の山田さんら登場人物が登場している。さらに同時に、「愛は罪か?銭は罪か?」というコピーが書かれたポスタービジュアルも到着。司とエマの2ショットと共に、その下には登場人物たちが写し出されている。『闇金ドッグス7』は9月2日(土)よりシネマート新宿ほかにて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月30日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラムがリニューアルして登場!日常にあふれる様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!第1回アクマの辞典このコラムは「アクマの辞典」と題し、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードを取り上げる、というコーナーだ。今回はさっそく「ん」だと言ったらやる気のねえ、しりとりみたいで面白いが当然「ア行」からだ。お題の方は担当がピックアップしてくれた、まずアがこちらだ愛、愛情、朝、明日、アスパラ、頭、新しい、アップル、熱い、暑い、厚化粧、アクアリウム、悪意、悪妻、悪魔、悪女、後味、天の邪鬼、アラサー、アラフォー、アルコール、慌てる、泡アだけでこれだ、これがオまで続いている、多すぎて逆に全く選べない、むしろ1個しか選ばれないのに、よくこれだけ出してきたと思う、当然来月はカ行に移行し選ばれなかったア行の数十個は藻屑と化す。しかしすでに、トップに避けては通れない、ワードが出て来てしまっているではないか、アスパラではない「愛」だ。【ア】▶「愛」即効性がなく 効果は個人差あり 保険外みんな、誰かを愛しているか、もしくは愛されているか?答えはどうでもいい、何故なら愛は完全に自己申告制だからだ。彼とはラブホどころか、最近は自分の軽自動車の後部座席でしか会わないし、そのたびに財布から2、3枚抜かれるが愛されている、もしくは、俺は働かないし、あいつの為に指一本動かすつもりはないが、愛している、と言われたら、そうかとしか言いようがない、目に見えぬもの故そういう相手を論破するのは難しいし、時間がもったいない。でも、ないよりはあった方がいいだろう「愛」しかし、中高生ならまだしも、大人になると愛だけで相手を選べなくなるのは確かだ。相手の年収や職業を気にするのは、さも悪のように言われるが、良い年して全く気にしていない女は正直、詐欺師の懐に自ら飛び込んで行くカモみたいなものだ。その状況って怖くないだろうか。愛があれば金なんてというか逆だ、自分に金があれば、相手の年収なんて気にしなくていい、そして持っている金が多ければ多いほど、相手が金のかかる趣味を持っていようが、ギャンブル狂だろうが関係なくなる、つまり金があれば愛だけで結婚することができるのである。しかし、愛があれば金なんて、が全くなりたたないわけではない、金はあるが、愛のない相手に一生モラハラを受けて暮らすなら、金はなくても愛がある相手と結婚した方が幸せかもしれない。しかし、金がないのはないのでやはりツライことだ、よって、それが愛でカバーできることなのかちゃんと考えておくべきだろう。しかし、ここで想像する貧乏像を「食うものがない、電気を止められる」等、漠然としたテンプレ貧乏にするのは危険だ。漠然とした貧乏像であるがゆえに、愛という漠然としたもので乗り切れるような気がしてしまうからだ。よって、水や食い物等、万人が必要とするものではなく、自分にとっての必需品が買えない、または節約しなければいけない状態を考えた方が良いだろう。私なら、ロキソニンと便秘薬だ。わかる人にはわかるだろうが、わからない奴には全然わからない物だ。確かに命に別状はない、だがこれがないと、苦痛で不愉快な時間を月に数度確実に耐えなければいけないのである。そして苦痛かつ不愉快な状態で、隣には、その原因の一端を担うパートナーがいる、持続できるだろうか、愛を。しかも自分にとっての必需品なので相手にわかってもらえない可能性も高い「ウンコぐらい根性で出せ」と根性論を持ち出されたら、そこでライフイズオーバーだ。この人と一緒なら、電気水道止められても平気、みたいな極論で考えると逆に想像力が働かなくなってしまうのだ。「この人と一緒ならコンタクトの保存液買えなくても平気」とか、もっと身近なもので考えてみた方が良いだろう。【イ】▶「いい男」顔や年収だけではなく、家事能力も求められる『女がなにもしなくて‘いい男’』のこと【ウ】▶「占い」今の不調を自分以外の何かのせいにしてもらいにいくところ。
2017年08月12日長谷川博己が主演を務める、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描いていく警察エンターテインメントドラマ「小さな巨人」。6月18日(日)に大好評のうちに最終回を迎えた本作だが、この度、“総合視聴率”が発表され、本作の最終回総合視聴率が25.7%、総合視聴率平均が21.3%を記録し、今期の民放連続ドラマ1位を獲得したことが分かった(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。これまでの刑事ドラマとは一線を画し、事件の推理や解決よりも、警察という巨大組織に翻弄されながらも、信念に基づいて行動することで自らの正義を貫く警察官たちの姿を描き、圧倒的な話題を呼んだ本作。主演の長谷川さんが演じるのは、実力で“未来の捜査一課長間違いなし”と呼ばれるまでの活躍をする捜査一課の刑事で、捜査一課長を目指してきた香坂真一郎役。しかしある日、取り調べの際に一つミスを犯してしまい、これまで評価してくれていたはずの捜査一課長の証言により、所轄へと左遷。そこで香坂は刑事としての使命・本当の正義に悩みつつも、自分の“正義”を信じ、“悪”と対峙していくという役どころだ。そして長谷川さんのほかにも、香坂のライバルで彼と同じく捜査一課長を目指す刑事・山田春彦役を岡田将生が演じたほか、香川照之、安田顕、春風亭昇太、駿河太郎、手塚とおる、木場勝己ら豪華キャストたちが出演したことでも話題に。第6話からの“新章”では梅沢富美男、和田アキ子、ユースケ・サンタマリアらが加わり、「学校法人早明学園」を巡る不正とその裏に潜む“警察の巨悪”に立ち向かう香坂らとそこに立ちふさがる小野田を軸にストーリーが展開。最終回ラストでは、17年前の事件の証拠を手元に抱えたまま、香坂を正面から捉えたカットでドラマが終了すると、ネット上では賛否両論が巻き起こり、また本作の見どころの一つ、長谷川さんと香川さんのオーバーともいえるほどの「顔芸」にも注目が注がれるなど、最終回も盛り上がりを見せていた。(cinemacafe.net)
2017年06月27日OL兼漫画家として唯一無二の作風で活躍するカレー沢薫さんの連載コラム登場!徹底した猫至上主義の価値観で考える「猫と男」とは?その辺のダメ男に引っかかっている女性陣。出会いがないと嘆いているあなた。猫の前では男なんて無価値かも?■第6回「猫を飼う責任の重さ、男と付き合うカジュアルさ」突然だが今回が最終回である。短い間だったが「猫と男」というテーマで書いてみてわかったことは、まず猫をテーマにするなら引き合いにするのは、宇宙、とかでないとつり合いが取れない、男はバランスが悪すぎたような気がする。つまり、猫は宇宙であり、むしろ猫の中に宇宙があるという話をしたかったのだが、そういう話だったらおそらく6回すら続かなかっただろう、もちろん私は100回ぐらい続けられる自信があるが、周りや病院、警察関係者に許される気がしない。そして、これだけおキャット様のことを賛美しておいて恐縮だが、私は猫を飼っていない。何故かというと、まず家の中に宇宙を飼うのは無理だ、多分宇宙の方が私の家よりでかい。つまりおキャット様という存在がでかすぎて逆に飼えないのだ、おキャット様を飼うことによって得られる5京円の精神的経済効果より、おキャット様を飼うという責任の重さ、そしておキャット様に何かあったら、私の生活と自我が崩壊することが確実なので逆に飼えないのだ。猫カフェなどに行っても、おキャット様に粗相がないようにするにはどうしたらいいか考えるといつも「指一本触れない」「即刻退場する」という結論になってしまい、全く触れないぐらいなのだ。好きすぎて関わりたくないのだ。それに比べたら、男はまず家に入るサイズだし、何かあったらその時考えようと思えるし、無駄に寿命が長いため、死別もリアルに想像できない、死別までいかなくても、別れる可能性はいくらでもあるのに、なぜかつきあう時はその可能性を考えない場合が多い。このように男はおキャット様や宇宙より小さいため、あんまり先のことを考えないどころか、通常よりも知能指数が下がるので、ハッピーな気分でつきあえるという利点はあるような気がする。よって私は、おキャット様を飼わないという選択をしているのだが、重要なのは、猫を飼う飼わない、男と付き合う付き合わない、結婚するしない、ではなく自分でそれを考え、選べるという状態にあることかもしれない、1人でいるのもまた悪いことではない。私も今は猫は飼わないという結論だが、いつか飼うという選択をするかもしれない。その時とは、宇宙を受け入れる覚悟が出来た、とかではなく、おキャット様よりすでに自分が早く死ぬ段階で、さらに自分の死後おキャット様の面倒を見る人間が確保できた時であろう。前者は割と簡単だ、今からでも出来る、しかし後者はなかなか難易度が高い。このようにおキャット様に対しては自分の死後のことまで考えなければいけない、だが相手が男だったら、あとは勝手にやってくれと思える。カジュアル、という点ではやはりおキャット様より男の方が上かもしれない。プロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスの本懐』(太田出版)を2016年11月16日に発売。
2017年05月29日俳優の長谷川博己が21日(フランス現地時間)、第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品された主演映画『散歩する侵略者』(9月9日公開)のワールドプレミア上映に、共演の松田龍平、黒田清監督とともに登場した。同作は劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの同名舞台を映画化。長澤は、数日間行方不明になっていた夫が侵略者にのっとられて帰ってくるという事態に巻き込まれる主人公・加瀬鳴海を演じ、夫を松田龍平、ジャーナリスト・桜井を長谷川博己が演じる。公式上映時の挨拶では、黒沢監督は「本当に嬉しいです。この2人の大好きな俳優とこの舞台に立てたことがまるで夢のようです。カンヌ映画祭がこの映画の”個性”のようなものを目ざとく発見して選んでくれたのだと思っています。”個性”を発見されること が映画にとって一番名誉なことだと僕は考えています」とスピーチした。また「緊張しています」と話した松田には、観客からは温かい拍手が起こった。松田は改めて「黒沢監督と長谷川さんと3人で、ここでみなさんとお会いできたことをとても幸せに思います」と挨拶。長谷川は「ボンジュール。コモサバ? ジュマペール、イロキ アセガワ。ですが、本当の名前はヒロキハセガワです。『H』(アッシュ)を発音して下さい」とフランス語で自己紹介し、会場を沸かせた。3人が観客とともにワールドプレミアを鑑賞すると、場内では何度も笑い声や歓声が起こり、上映後はスタンディングオベーション。「ブラボー!」という声が飛び交い、大盛り上がりとなった。上映後の会見では、松田は「前回(2000年公開『御法度』)から17年ぶりで、当時はまだ子供だったので、実はあまり覚えていないのですが、あの時からカンヌも自分も変わりましたね」と振り返った。「また来たいか?」という質問には「また来たいに決まってるじゃないですか」と笑顔に。「ただ、呼んでいただく身なのでそれに恥じない仕事をしないといけないと思います」と決意を新たにした。長谷川も「映画って劇場でお客さんが入って、一つまた変わるんだなと感じました」と感慨深げな様子。「特に今回は海外のお客さんだったということもあり、その変化を肌で感じられたのは、すごくいい経験だったと思います」と、普段とは違う反応に喜びを表した。
2017年05月23日現在TBSにて放送中の長谷川博己主演ドラマ「小さな巨人」。この度、5月21日(日)放送の第6話から、和田アキ子が出演することが分かった。和田さんが民放連続ドラマにレギュラー出演するのは、1991年放送の「スクールウォーズ2」以来26年ぶりとなる。本ドラマは、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描いていく警察エンターテインメントドラマ。第6話より「後編」がスタートする本作だが、今回出演が明らかになった和田さんは、グローバル化の名の下に海外から留学生を多く招き入れ、国内の優秀な人材を根こそぎ引き入れているがしかし、実は元々埋立地であった土地を、何らかの形で安く購入し建てられたとうわさされている、今回の新たな舞台となる学校法人「早明学園」の理事長・金崎玲子役で参加する。新章では、「早明学園の事務局で経理課長を務めている夫の裕一が失踪したから探して欲しい」と相談された香坂(長谷川博己)は、捜査のため山田(岡田将生)らと早明学園に向かう。その学園の専務・富永(梅沢富美男)は、元警視庁捜査一課長であり刑事部参事官にまでなった男で、退任後に天下りでこの職に就いていた。また、小野田(香川照之)を一課長の座に引き上げた人間であると同時に、捜査一課で勤務していた香坂の父・敦史(木場勝己)を所轄へと異動させた過去を持つ。香坂は、新人警察官時代に世話になった富永と久々の再会を果たすと、そこで理事長の金崎玲子(和田アキ子)を紹介される。金崎と富永から失踪事件の聴取をすると、「横沢は横領していたが、長年学園の成長を支えてくれた。学園の一大プロジェクトが始まった大事な時期に公にしたくないから示談にする」と言われるのだった。しかし、この横沢の失踪騒ぎは、のちに日本警察を大きく揺るがす大事件へと発展し…。TBSの日曜劇場は前から見続けているという和田さんは、「まさか自分が出演することになるとは」と驚きを隠せない様子。また「しかもタイトルが『小さな巨人』!私は現実の巨人ですよ」と笑いつつ、「現場が良い雰囲気なので、いかに自分が金崎玲子という役に入り込めるかが大事だと思っています。昔からの鉄則なのですが、お芝居をするときは演出の方にお任せして、私は皆さんにご迷惑をお掛けしないことを心掛けています。久しぶりに緊張しながら楽しめるお仕事なので、頑張ります!」と意気込みを語った。長谷川さんとは初対面だそうで、「素敵な方でした。一緒のシーンも多いので楽しみです」と対面した感想を話し、「ほかの共演者の方々とお会いするのも楽しみですね。ストーリーもいまの時代に合っていて面白いですよ」とコメントした。「小さな巨人」は毎週日曜日21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年05月12日毎週日曜日TBSにて放送中の長谷川博己主演ドラマ「小さな巨人」。この度、歌手で俳優、さらにバラエティ番組への出演などマルチに活躍する梅沢富美男が、元捜査一課長役で本作に出演することが明らかになった。梅沢さんのTBSドラマ出演は、2015年7月放送の「ナポレオンの村」以来となる。本ドラマは、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描いていく警察エンターテインメントドラマ。刑事・香坂役を長谷川さんが演じるほか、同じく刑事・山田春彦を岡田将生、さらに安田顕、春風亭昇太、駿河太郎、手塚とおる、木場勝己、香川照之ら豪華キャストたちが熱演を繰り広げている。本作は、5月21日(日)放送の第6話より「後編」がスタート。香坂は横沢亜美から「早明学園」の事務局で経理課長を務めている夫・裕一が失踪したから探して欲しいと相談される。その学園の専務・富永は、元警視庁捜査一課長であり刑事部参事官にまでなった男で、退任後に天下りでこの職に就いていた。また、小野田(香川照之)を一課長の座に引き上げた人間であると同時に、捜査一課で勤務していた香坂の父・敦史(木場勝己)を所轄へと異動させた過去を持つ。香坂は捜査のため山田らと早明学園に出向き、新人警察官時代に世話になった富永と久々の再会を果たすが、失踪事件の聴取をすると「横沢は横領していたが、長年学園の成長を支えてくれた。一大プロジェクトが始まった大事な時期に公にしたくないから示談にする」と言われるのだった。しかしこの横沢の失踪騒ぎは、のちに日本警察を大きく揺るがす大事件へと発展することになる…というストーリー。そんな中、今回出演が明らかになった梅沢さんが演じるのは、早明学園の専務・富永拓三役。彼は、元捜査一課長で大きな権力を持ち、小野田や香坂の父・敦史の過去を握っているという役どころだ。梅沢さんは、「いまのドラマは原作物が多い中、警察組織を舞台にした完全オリジナルの作品ということでとても楽しみにしています」と今回の出演を喜び、「途中から出てくる富永は何者なのか?どのように香坂にかかわってくるのか?後半に向けて物語はますます面白くなってくると思います。ぜひご覧ください」とコメントしている。後半の事件の舞台となるのは、グローバルの名の下に海外から留学生を多く招き入れ、国内の優秀な人材を根こそぎ引き入れている「早明学園」。しかし、実は元々埋立地であった土地を何らかの形で安く購入し建てられたとうわさされているという。昨今、世間を騒がせている学校法人問題に一石を投じるような今回の物語。後半のストーリーをさらに熱くすること間違いなしのようだ。「小さな巨人」は毎週日曜日21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年05月08日先日放送スタートした長谷川博己主演のドラマ「小さな巨人」。この度、“謎の女”という役で出演する佐々木希の役柄がこのほど明らかになり、またドラマ出演者より結婚を祝福するサプライズが行われた。本ドラマは、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描いていく警察エンターテインメントドラマ。刑事・香坂役を長谷川さんが演じるほか、同じく刑事・山田春彦役を岡田将生、さらに安田顕、春風亭昇太、駿河太郎、手塚とおる、木場勝己、香川照之ら豪華キャストたちが集結している。そして今回、これまで謎の女役と公表されていた佐々木さんの正体が判明!彼女の正体は、会員制バーのオーナー・ 山本アリサ。実は、第1話で起きた誘拐事件の引き金となった、風見京子(富永沙織)の死の真相を握っており、事件を追う香坂たちはそんなアリサが真相を握っていることに気づき、バーを訪れるのだが…と物語は展開していく。果たして、アリサが隠していることとは…!?また、先日結婚を発表し幸せいっぱいの佐々木さん。その発表数日後にドラマの撮影が行われ、現場ではキャスト・スタッフから佐々木さんに向けて一斉に「おめでとうー!」と祝福の声が上がり、拍手の嵐に。目を丸くして驚く佐々木さんに、長谷川さんから花束を渡されると、恥ずかしそうに「ありがとうございます」と一言。さらに、安田さんは「私の役名 “渡部”っていうんです」と周囲の笑いを誘い、「これだけ言いたかったんです。他人事に思えなくって…」。それに対して佐々木さんも、「私も台本を見たとき『あっ』って思いました(笑)」と一番の笑顔で応えた。「小さな巨人」は毎週日曜日21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年04月22日アカデミー賞俳優・長谷川博己を主演に岡田将生、芳根京子、安田顕、春風亭昇太、香川照之ら豪華キャストで、巨大組織“警察”の中でもがき奮闘する男たちの戦いを描くTBS日曜劇場「小さな巨人」が4月15日(土)今夜より放送開始となる。本作はこれまでの謎解きを重視した警察ドラマとは一線を画し、警視庁と所轄の確執や警察内部の戦いといった“リアルな警察の姿”、そして“人”を克明に描く警察エンターテインメント。警視庁捜査一課強行班1係長の香坂真一郎が今年三度目の捜査本部事件を解決。その祝勝会と称し、前捜査一課長でいまは所轄署長の三笠洋平と料亭で会食していると、そこに現捜査一課長の小野田義信が現れる。香坂の優秀さを評価する三笠と小野田だが、一方で互いの捜査理論の違いから腹の底ではいがみあっている。会食を終えた香坂は料亭の前でナカタエレクトロニクス社長・中田隆一の飲酒運転を疑い取り調べるが、その際偶然にも隆一の車を傷付けてしまう。翌朝大手ニュースサイト・ゴーンバンクの見出しに“宴席帰りの刑事、行き過ぎた捜査で車を破損”と記事が掲載。香坂は警察官による不正を調査する監察官・柳沢に呼び出され、宴席の直後に取り調べをしたのではないかと問いただされる。黙秘を続けた香坂だが、小野田が日本酒を飲んだことを明かしたため、警察の名誉を傷付けたとして所轄への異動を命じられる。香坂が異動先の芝署にやってくるとゴーンバンク社の社長・中田和正の誘拐事件が発生。捜査一課のときのように捜査をしようとする香坂だったが、これまで部下であった警視庁捜査一課長付運転担当の山田春彦に「所轄は後方支援。現場は本庁に任せてください」と釘を刺される…というストーリー。捜査一課長を目標に数々の事件を解決していくが、突如人生が転落する主人公・香坂役の長谷川さんをはじめ、同じく捜査一課長を目指す香坂の元部下・山田春彦役に岡田さん、警察犬のブリーダーに憧れて入庁するも人事に配属された三島祐里役に芳根さん、香坂が異動した芝署の刑事で香坂と対立する現場たたき上げの刑事・渡部久志役に安田さん、前の捜査一課長で香坂の恩人でもある三笠洋平役に昇太さん、ノンキャリながら捜査一課長に登りつめたカリスマ的存在ながら小野田義信役で香川さんといった主要キャストに加え、香坂の転落のきっかけとなるナカタエレクトロニクス社長の中田隆一に加藤晴彦、中田の車に乗っていた謎の女役で佐々木希、第1話で誘拐される日本最大手IT企業・ゴーンバンク社の社長で隆一の父・中田和正に桂文枝、また香坂の妻・美沙役で市川実日子も出演。長谷川さんと市川さんは昨年夏公開の『シン・ゴジラ』でも共演しており、今作での再共演に注目が集まっている。転落した香坂のもとに残されたのは問題だらけの所轄刑事のみ。香坂は窮地を脱することはできるのか?日曜劇場「小さな巨人」は4月16日(日)21時~TBS系で放送、初回25分拡大。(笠緒)
2017年04月16日本日4月16日(日)よりスタートする、TBS日曜劇場「小さな巨人」。主演の長谷川博己、岡田将生、芳根京子、安田顕、春風亭昇太、香川照之ら豪華キャストの共演で話題を呼んでいる本ドラマの第2話のゲストとして、実力派女優・吉田羊の出演が決定した。警視庁捜査一課強行班1係長の刑事・香坂(長谷川博己)は、今年3度目の捜査本部事件を解決する活躍をみせていたが、あるミスにより、所轄の芝署への異動を命じられてしまう。日本経済のトップに立つIT企業ゴーンバンク社の社長・中田和正(桂文枝)が誘拐される事件が発生するも、これまで部下であった警視庁捜査一課長付運転担当・山田(岡田将生)から「所轄は後方支援。現場は本庁に任せてください」と釘を刺される香坂。彼は窮地を脱し、捜査一課に返り咲くことはできるのか!?本作は、これまでの警察ドラマとは一線を画した“リアルな警察の姿”、そして“人”を写し出し、警視庁と所轄の確執や組織の理不尽さといった、警察内部の戦いを克明に描く、いままでにない警察エンターテインメント。4月23日(日)放送の第2話で、吉田さんが演じるのは、とある会社の開発部に勤務する池沢菜穂役。事件を解決しようとする刑事の香坂、山田、渡部(安田顕)が、最高精度の監視カメラを開発している菜穂のもとを訪れる…というストーリーとなるが、吉田さん演じる菜穂は第2話の重要人物になるという。本作を「今期のドラマで一番注目して楽しみにしていたドラマ」と話す吉田さんは、「今回出演のお話をいただいて大変うれしく思いますし、自分の役割をきちんと果たしたいと思います」と真摯にコメント。「メインキャストの大半が男性ということで、現場の雰囲気はとても重厚で、むしろ怖いくらいです(笑)。その一方で、落語家さんも出演されていますので、落語家さんの俳優としての側面も楽しみにしています」と、撮影現場の様子を語る。「私自身、この先の展開がとても楽しみ」という吉田さん。4年前の日曜劇場「半沢直樹」の再来かと大きな注目を集める本作で、どんな役柄を演じているのか、見逃せない。日曜劇場「小さな巨人」は4月16日(日)より毎週日曜日21時~TBSにて放送。※初回25分拡大(text:cinemacafe.net)
2017年04月16日4月16日(日)よりスタートする長谷川博己主演の日曜劇場「小さな巨人」に、結婚を発表したばかりの佐々木希がある事件のキーパーソンとなる謎の女性役で出演。また、『シン・ゴジラ』で長谷川さんと共演した市川実日子が、彼の妻役を演じることになった。本作は、これまでの謎解きを重視した警察ドラマとは一線を画した、“リアルな警察の姿”そして“人”を写し出し、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描く警察エンターテインメント。警視庁捜査一課強行班1係長の香坂(長谷川さん)は、今年3度目の捜査本部事件を解決する活躍をみせていた。その祝勝会と称して、前・捜査一課長でいまは所轄の署長をしている三笠(春風亭昇太)と料亭で会食していると、どこで聞きつけたのか現・捜査一課長・小野田(香川照之)が現れる。三笠と小野田は優秀な部下の香坂を評価しているという共通点はあるが、互いの捜査理論の違いから腹の底ではいがみあっていた。会食を終えた香坂は、料亭の前で中小企業の社長・中田隆一(加藤晴彦)の飲酒運転を疑い取り調べた際、偶然に隆一の車を傷つけてしまう。すると翌朝、大手ニュースサイト・ゴーンバンクの見出しに「宴席帰りの刑事、行き過ぎた捜査で車を破損」と記事が掲載されていた。香坂は警察官による不正を調査する監察官・柳沢(手塚とおる)に呼び出され、宴席の直後に取り調べをしたのではないかと問いただされる。黙秘を続けるが、会食に同席していた小野田が呼び出され、日本酒を飲んだことを打ち明けられ、警察の名誉を傷つけたとして所轄への異動を命じられる。芝署に赴任した香坂だったが、今度はゴーンバンク社の社長・中田和正(桂文枝)の誘拐事件が発生。誘拐犯は身代金を要求している。捜査一課の時と同様に捜査をしようとする香坂であったが、これまで部下であった警視庁捜査一課長付運転担当・山田(岡田将生)に「所轄は後方支援。現場は本庁に任せてください」と釘を刺されてしまう…。長谷川さん演じる主人公・香坂が、捜査一課から所轄へ左遷されるキッカケとなる飲酒運転を疑った取り調べの際、中田隆一の車に同乗していた女性役として登場するのが、佐々木さん。やがて明らかになる、とある事件のキーパーソンであり要注目のキャラクターだ。また、市川さんが演じる香坂の妻・美沙は、結婚を機に専業主婦として家族用の公舎に住み、夫の激務を支えているという役どころ。家庭では美沙が実権を握っており、香坂は頭が上がらない。長谷川さんと市川さんといえば、昨年、興行収入80億円を突破し、賞レースで数々の賞を獲得した大ヒット映画『シン・ゴジラ』で共演。市川さんは同作で「毎日映画コンクール」女優助演賞を受賞している。そんな2人が本ドラマでは夫婦役として共演。さらに、同作で里見総理大臣臨時代理秘書・風越達雄役で出演していた神尾佑や、文部科学大臣・関口悟郎役の手塚とおるといった面々も本ドラマに出演しており、彼らの再共演にも注目が集まる。佐々木さんは、本作の出演を受け「警察内部での人間模様が描かれていて、誰が味方で誰が敵なのかわからなくなっていく話の展開に、演じながらも話の続きが楽しみでドキドキしています」とコメント。“謎の女”というだけに「どういった存在かがわからない不思議さを、少しでも感じていただけるように表現したいです」と語っている。市川さんも本作について、「人や自分を信じたり、疑ったり貶めたり。警察組織内で起こる人間模様に、ざわざわハラハラします」とコメント。「そんな中、香坂の信じていくものや言葉は、性別も職業も関係なく、人にとって大事なものなのではないかと感じました。香坂家のシーンが観てくださる方に少しでもホッとできるものになったらうれしい」と期待を寄せた。日曜劇場「小さな巨人」は4月16日(日)より毎週日曜日21時~TBSにて放送。※初回25分拡大(text:cinemacafe.net)
2017年04月10日4月16日(日)より放送スタートする、新日曜劇場「小さな巨人」に出演する長谷川博己と岡田将生が、TBSテレビの入社式にサプライズゲストとして登場。女性陣を中心に黄色い歓声が沸き起こり、新入社員を大興奮の渦に巻き込んだ。新ドラマ「小さな巨人」は、これまでの謎解きを重視した本来の警察ドラマとは一線を画した、“リアルな警察の姿”、そして“人”を描いた警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描く警察エンターテインメント。“未来の捜査一課長間違いなし”と呼ばれるまでの活躍をするが、あるミスを犯し左遷させられてしまう刑事・香坂真一郎役を主演の長谷川さんが演じるほか、香坂と同じく捜査一課長を目指す刑事・山田春彦役を岡田さん、さらに芳根京子、安田顕、春風亭昇太、駿河太郎、手塚とおる、木場勝己、香川照之ら豪華キャストたちが脇を固めている。本作において、長谷川さんは日曜劇場初主演、岡田さんはTBSの連続ドラマ初出演となり、今回の新入社員同様、日曜劇場のニューフェイス。この日、新入社員からは“新しい環境で対応する秘訣”を問われると、岡田さんは「僕も新しいドラマなどに入るときは、会ったことのないスタッフやキャストの方々とお仕事をさせてもらっていますが、毎回、コミュニケーションをとって信頼関係を作っています。恐れず、上司の方々とお話をしてください」とアドバイス。また長谷川さんは、「嫌なことや、つらいことがあるかもしれませんが、信念と志を強く持っていれば、何かの糧になって必ず自分のやりたいことが切り開かれます。若いときならやり直しはきくので、適度に挫折も経験した方が良いと思います。若さは何物にも変えられない宝物です。その若さでどんどん勝負をしてください」とエールを贈り、「皆さんが出世されたときに、僕のことを起用して頂けたら嬉しいです(笑)」と付け加え、会場を笑わせていた。「小さな巨人」は4月16日より毎週日曜日21時~TBSにて放送。※初回25分拡大(cinemacafe.net)
2017年04月03日主演の長谷川博己ほか、岡田将生、安田顕、香川照之ら豪華キャストが出演するTBSの新日曜劇場「小さな巨人」。この度、本作の新たなキャストとして、落語界の超大御所・桂文枝(六代)が参加することが決定。文枝さんがTBSドラマに出演するのは、2002年6月に出演した「水戸黄門」以来15年ぶりとなる。本作は、“未来の捜査一課長間違いなし”と呼ばれるまでの活躍をする、警視庁捜査一課強行班1係長の香坂真一郎(長谷川博己)が、取り調べの際に一つミスを犯してしまい、所轄への異動を命じられてしまう。そんな彼がやってきた所轄では、小さな事件でも己の正義を信じ事件に挑む同僚たちが。その姿を目にしたとき、香坂は刑事としての使命・本当の正義に悩みつつも、自分の“正義”を信じ、“悪”と対峙していくことになる…。これまでの謎解きを重視した本来の警察ドラマとは一線を画した、“リアルな警察の姿”、そして“人”を描いた警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描く警察エンターテインメントだ。今回文枝さんが演じるのは、日本経済界のトップに立つIT企業・ゴーンバンク社の社長・中田和正役。長谷川さん演じる主人公・香坂が警視庁から左遷されて芝署にやってくると、中田が誘拐される事件が発生。香坂が懸命に捜査を進めると、この事件の裏にはあって…というもの。また、香坂が左遷させられるキッカケとなった人物である中小企業の社長・隆一は、中田の息子。この親子が物語の大きな鍵を握っているという。まさに、本ドラマのキーマンとなる中田和正を、文枝さんがどのように演じるのか注目だ。役どころについて文枝さんは、「日本を代表する大企業の社長役ということで大変戸惑っております。何せサラリーマンの経験すらないのですから」と話しながらも、「ただ、日本を代表する企業家は、古くは松下幸之助さん、近年は孫正義さんにお会いしたことがあります。あの風格と品位はとても出せませんが、少しでも近づけられるよう頑張ります」と意気込みを語っている。「小さな巨人」は4月16日より毎週日曜日21時~TBSにて放送。※初回25分拡大(cinemacafe.net)
2017年04月03日OL兼漫画家として唯一無二の作風で活躍するカレー沢薫さんの連載コラム登場!徹底した猫至上主義の価値観で考える「猫と男」とは?その辺のダメ男に引っかかっている女性陣。出会いがないと嘆いているあなた。猫の前では男なんて無価値かも?■第4回「男にかかるお金 猫にかかるお金」今回のテーマは「男にかかるお金猫にかかるお金」だ。つまりコスパ比較の話である。とにかく効率性を求める世の中においては避けて通れぬ話だ。まず、おキャット様を我が豚小屋にお迎えし、生涯を共にするにはいくらかかるのだろう。「おキャット様と暮らす」という僥倖を享受するには、まず心臓ぐらい捧げないと釣り合いが取れない気がするが、飼い主という名の下僕が心臓ヌキだと、おキャット様の生活に支障を来たす恐れがあるので、そこは金で解決していこう。いつも通りネット情報鵜呑みでいくと、おキャット様本体の値段は抜きにして、まず健康診断、ワクチン、設備投資など初期費用が3~5万程度、さらに食費、消耗品、また定期的な医療費などで、年間16万ぐらいはかかるという。もちろんそれは最低限の話であり、「この玩具を奉納すれば御キャット様の興を買えるのでは」「この衣服は我が御キャット様に着ていただくため存在するとしか思えぬ」という商品を目にするたびに軽率に買ってしまうだろうから、少なくとも年間20万はおキャット様費という名の玉串料が必要になる。おキャット様を飼う事による利益は年間2京円と言われているので、元は0.1秒ぐらいで取れる。むしろ黒字を出しすぎなので、下僕はSNSに主の写真を頻繁にアップする等、社会への還元が求められる。もちろん「愛猫とツーショット」と言いながら自分の方がでかく写っている写真をアップすると、どんな敏腕弁護士がついても無期懲役ぐらいにはなるので注意した方が良い。おキャット様に異物を混入してはいけないのだ。逆に言うと、年間20万を確実におキャット様のために出せる、という人間以外は飼ってはいけない。「なんとかなるだろう」という希望的観測で飼うのは一番のおキャット様に対する不敬罪である。男が、おキャット様より唯一優れている点は、上記のような絶対的自信や展望がなくてもつきあっていいという点だろう。全然好きじゃなくても、つきあっている内に好きになるかも、でつきあっていいし、相手が無職だろうが、メンバー募集中のバンドマンだろうが「だって好きなんだもん」でつきあっていい。おキャット様を飼うのに比べれは、全然深刻ではない。そのことにより自身が深刻な事態になっても、おキャット様に被害がない時点でどうでもいい。ではコスパ面はどうであろうか「ヒモを飼う」などというのは議論にすら値しないので、普通の定職についている男と同居した場合を考えると、生活費をどれだけ折半するかによるが、コスパ向上をはかれる可能性はある。しかしおキャット様が圧倒的癒しを与えてくれるのに対し、男とのつきあいは、ケンカしたり別れたりと、精神的損害を与えられるリスクがかなり高い。やはりおキャット様を飼うほうがコスパがいいと言いたいが、おキャット様も体調を崩されたりする時がある。そうなるとこちらも心配で涙と血尿が止まらなくなるだろうから、精神的な面でもおキャット様を飼うには覚悟が必要である中には高収入な男を捕まえ、大きな黒字を出しているという女もいるかもしれないが、ハイスペックな男を捕まえるには自分もハイスペックな女でないといけないだろうし、捕まえ続けるためには、それを維持していかなければならない。そのコストは金銭面だけではなくかなりの負担ではないだろうか。その点おキャット様は、最初、可愛かった下僕が、どれだけ腕毛スネ毛の生えたババアになろうとも、食事や寝床さえ与えてくれれば、文句を言わないのだ。むしろ最初からババアでも気にしないのである。さすが、おキャット様。年を取るのは当たり前なのにすぐ「劣化」だのと、あげつらう男とは懐の深さ、度量が違う。避妊手術を受けていても、心のキンタマがでかすぎる。何にしても、他人に頼って生きるというのはリスクが高いことだ。「ハイスペックな男に飼ってもらえる女」より「自分の金でおキャット様を飼う女」を目指すのが何よりのリスク回避だろう。プロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスの本懐』(太田出版)を2016年11月16日に発売。
2017年03月26日長谷川博己を主演に、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描く警察エンターテインメントドラマ「小さな巨人」。この度、本作の新たなキャストとして、香川照之の出演が決定。香川さんは、長谷川さん演じる主人公の刑事人生を大きく変える捜査一課長役で登場する。警視庁捜査一課強行班1係長の香坂(長谷川さん)は、祝勝会と称して前捜査一課長でいまは所轄の署長をしている三笠(春風亭昇太)と料亭で会食していると、そこへ現捜査一課長・小野田(香川照之)が現れる。三笠と小野田は優秀な部下の香坂を評価しているという共通点はあるが、互いの捜査理論の違いから腹の底ではいがみあっている。会食を終えた香坂は、料亭の前で中小企業の社長・中田隆一の飲酒運転を目撃して取り調べた際、偶然、隆一の車を傷付けてしまう。すると翌朝、大手ニュースサイト・ゴーンバンクの見出しに“飲酒状態の刑事、車を破損”と記事が掲載。香坂は警察官による不正を調査する監察官・柳沢(手塚とおる)に呼び出され、所轄への異動を命じられてしまう。そして香坂が署にやってくると、日本経済のトップに立つIT企業ゴーンバンク社の社長・中田和正が誘拐される事件が発生。捜査一課のときと同様に捜査をしようとする香坂であったが、これまで部下であった警視庁捜査一課長付運転担当・山田に「所轄は後方支援。現場は本庁に任せてください」と釘を刺されてしまう…。香坂のもとに残されたのは、問題だらけの所轄刑事のみ。彼は窮地を脱し、捜査一課に返り咲くことはできるのか――!?本ドラマは、これまでの事件解決の謎解きを重視した本来の警察ドラマとは一線を画し、いままでにない“リアルな警察の姿”そして“人”を写し出す警察エンターテインメントドラマ。キャストには、捜査一課長を目指す刑事・香坂真一郎役に長谷川さん、同じく捜査一課長を目指す刑事・山田春彦役を岡田将生が演じるほか、安田顕、春風亭昇太、駿河太郎、手塚とおる、木場勝己らが出演する。そして今回新たにキャスト発表された香川さんが演じるのは、捜査一課長・小野田義信。小野田は高卒のノンキャリだが、叩き上げで事件現場の最高指揮官である捜査一課長までのぼりつめた実力の持ち主。対立する前捜査一課長・三笠のお抱えである香坂を自分の部下に引き入れたのは、優秀な道具と認めたから。だが、そんな香坂が左遷される要因となる証言をしたため、2人の関係に亀裂が生じる…。香坂ら警察官たちが目指す最高峰のポジションは、小野田の手に握られており、小野田は己の正義を信じて全うしようとする香坂にとって最大の敵になっていくのだ。今後、ドラマのヒロインとして警察官たちの人事を握る人事課に配属された新人職員・三島祐里役に、いま最注目の若手女優が決定しているという本作。隠された配役の続報も楽しみだ。日曜劇場「小さな巨人」は4月期より毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年03月12日「稲沢朋子トークショー&ヘアショー」開催概要「髪STORY vol.4」及び「STORY」5月号の発売を記念して、2017年4月2日(日)14:30から、阪急西宮ガーデンズ4階ガーデンズホールにおいて、「稲沢朋子トークショー&ヘアショー」が開催される。同イベントには、3月27日に発売される「髪STORY vol.4」または、関西エリアにおいて3月31日に発売される「STORY」5月号を、ブックファースト 阪急西宮ガーデンズ店で購入した、先着100名が招待される。トークショーでは、STORY専属モデルとして活躍する稲沢朋子が、自身のヘアスタイルや、ファッション、美容などについて、熱く語る。さらに、神戸のヘアサロン「shiomi H」代表 潮海達矢によるヘアショーや、ヘアカット&スタイリング体験などのイベントも用意されている。MCは、STORYの読者モデルでもある、人気TVレポーター坂田陽子が務める。稲沢朋子のプロフィール1974年2月27日生まれの稲沢朋子は、現在43歳。血液型はA型。所属事務所はアミューズ。読者モデルとして活躍した後、2016年5月号から人気ファッション誌「STORY」のレギュラーモデルを務めている。趣味は、ドライブ、格闘技観戦、ゴルフ、マラソンなど。特技はマリンスポーツというアクティブ派だ。storyweb.jpで掲載中のブログ「どんなときもBIG SMILE!」も人気を集めている。(画像は稲沢朋子オフィシャルブログより)【参考】※storyweb.jp※稲沢朋子オフィシャルブログ※アミューズオフィシャルサイト稲沢朋子プロフィール
2017年03月12日俳優・長谷川博己が、4月スタートのTBS日曜劇場「小さな巨人」で主演を務めることが決定。共演には岡田将生、安田顕らを迎え、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描いていく警察エンターテインメントドラマとなるようだ。昨年、興行収入80億円を突破した『シン・ゴジラ』で主演を務め、「第40回日本アカデミー賞」優秀主演男優賞に選出された長谷川さんが本作で演じるのは、実力で“未来の捜査一課長間違いなし”と呼ばれるまでの活躍をする捜査一課の刑事・香坂真一郎役。彼は、捜査一課長を目指していた万年所轄刑事だった父・淳史のため、妻・美沙のため、そして自分のために捜査一課長を目指してきた。しかしある日、取り調べの際に一つミスを犯してしまい、所轄へと左遷。そんな所轄では、小さな事件でも、己の正義を信じ事件に挑む同僚たちが。その姿を目にしたとき、香坂は刑事としての使命・本当の正義に悩みつつも、自分の“正義”を信じ、“悪”と対峙していくことになる…という役どころだ。また、香坂と同じく捜査一課長を目指す刑事・山田春彦役には、TBS連続ドラマ初出演の岡田さん。山田は東京大学法学部を卒業後、 本来東大出身者はキャリアといわれる警察庁に入庁することが多い中、警視庁に入庁。しかも、彼の父親は警察庁次官から内閣官房副長官という官僚のトップに上り詰めた人物。そんな山田がノンキャリと呼ばれる警視庁を選んだのには、現場の総指揮官である捜査一課長となり、ある“未解決事件”の捜査の指揮をとるという理由があった…。第1話では、警視庁捜査一課強行班1係長の香坂は、祝勝会と称して前捜査一課長でいまは所轄の署長をしている三笠と料亭で会食していると、そこへ現捜査一課長・小野田が現れる。三笠と小野田は優秀な部下の香坂を評価しているという共通点はあるが、互いの捜査理論の違いから腹の底ではいがみあっている。 会食を終えた香坂は、料亭の前で中小企業の社長・中田隆一の飲酒運転を目撃して取り調べた際、偶然隆一の車を傷付けてしまう。すると翌朝、大手ニュースサイトの見出しに“飲酒状態の刑事、 車を破損”と記事が掲載。香坂は警察官による不正を調査する監察官・柳沢に呼び出され、所轄への異動を命じられてしまう。 そして香坂が署にやってくると、日本経済のトップに立つIT企業ゴーンバンク社の社長・中田和正が誘拐される事件が発生。捜査一課のときと同様に捜査をしようと する香坂であったが、これまで部下であった警視庁捜査一課長付運転担当・山田に「所轄は後方支援。現場は本庁に任せてください」と釘を刺されてしまう…というストーリー。長谷川さんは、「事件ものの刑事ドラマの枠にとらわれることなく見る方々それぞれの心に何かを残す普遍的な作品になると思います」と本作について話し、「様々なジャンルの出演者がどのような科学変化を起こすか、私自身も楽しみでなりません」とコメント。また自身の役どころについて岡田さんは、「誰かを蹴落としてでも上に登り続けることしか頭にない、向上心の塊みたいな人間」と説明し、「冷静かつ、寡黙なその顔が表の顔なのか裏の顔なのか、キャラクターを含め物語がすごく気になります。いままで演じたことがない役なのでとても楽しみですし、この役と共に長谷川さんに真正面から衝突していきたいと思っております。気合い充分です!絶対に面白くなるので、ぜひ、ご覧ください! 」と熱いメッセージを寄せている。さらに、香坂の異動先の所轄で同僚となる現場叩き上げの刑事・渡部久志役に安田さん、前捜査一課長で警察署の署長・三笠洋平役に落語家・春風亭昇太。そのほか駿河太郎、手塚とおる、木場勝己らが出演する。日曜劇場「小さな巨人」は4月期より毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月27日