「お庭のお手入れに大活躍!毎年好評、高枝切りばさみ4点セットのご紹介です!」 このフレーズを聞くと、なぜか欲しくなる「高枝切りばさみセット」。特に「高枝切りばさみ」は果実つかみ刃が付いていて、柿の実を落とさずに取れるのがステキだ。「便利すぎる。もう買うしかない!」といつも思ってしまうが、記者の家には切る枝どころか庭もないのである。 それにしてもこのCM、子ども時代から見ているような気さえする。いったい、いつから売っていて誰が買っているのか知りたくなり、販売元の「日本直販」に聞いてみた。 「弊社オリジナル商品の『高枝切りばさみ』が最初に登場したのは’96年です。発売から何度も改良を重ね、20年以上も変わらずご好評をいただいております。軽量で操作も簡単と、女性や高齢者の方でもラクに扱えるのが大好評の理由でしょうか」(日本直販・広報担当者・以下同) ちなみに、これを買っているのはどんな人たち?「 「弊社の顧客層は、かつては50~70歳の方が多かったのですが、現在では60~80歳の方に多くお買い求めいただいております。男女比率は4:6で、今も昔もさほど変わりません。昨年からは、ロイヤルカスタマー(優良顧客)のお宅を訪問したり、お電話でのヒアリングを行うなどして、よりシニア層のニーズを満たす商品を開発しています」 「毎日飲むと飽きる」という愛用者の意見から、味のバリエーションを増やした「日本直販5種の青汁彩」などが生まれているという。 そんな日本直販の40年の歴史の中で、もっとも多く売れている商品を紹介! 【累計販売戸数第1位累計22万セット】「吐息は薔薇」 日本直販40年の歴史でいちばん売れたおは、’05年発売の“飲む香水”。ローズオイルほか天然成分たっぷりのカプセルをかみ潰すと、なんと息がバラの香りに……。口臭対策に! 【累計販売戸数第2位累計20万セット】「炭加工収納ケース10個セット」 炭加工でしっかり消臭! 「軽くて持ち運びもラク。使わないときには畳んでスリムになります。中身が一目瞭然で、’08年発売以降、10年ずっと人気です」(広報担当者・以下同) 【累計販売戸数第3位累計19万本】「〈R型アルファリポ酸新配合〉ハイパースリムアルファ・プレミアムプラス」 ’05年の発売からシニア世代の元気をサポート。 「抗酸化作用のあるアルファリポ酸、パワーの基礎となるBCAAやHMB-Caを配合。健やかライフを応援するサプリメンです」 【累計販売戸数第4位累計18万セット】「紀州南高梅完熟つぶれ梅お買い得セット」 ’08年の発売から10年間、売れ続けている梅干しセット。 「形に違いはあるものの、上品な味は大手百貨店の贈答用梅干しとまったく変わりません。蜂蜜のマイルドさが好評です」 【累計販売戸数第5位累計14万セット】「音波振動歯ブラシデンタルソニックプロ・リニア」 老若男女、誰でも簡単にピカピカの歯に! 「’05年に発売してから、短時間でラクに歯をみがけると人気です。付属の充電スタンドでブラシのUV除菌ができるのもポイントです」 【累計販売戸数第6位累計12万セット】「お買得高枝切りばさみ4点セット」 1.8~3メートルまで伸縮可能。高い枝のカットだけでなく、果実を落とさずに収穫できるのに感動!野口五郎や釈由美子など芸能人も「欲しい!」と衝動買いしたという超ロングセラー商品。 ロングセラー商品だけあって、どれも見たことある商品ばかりだ!
2018年02月24日桂吉弥、桂春蝶、桂かい枝による落語会『くしかつの会』が3月5日(月)、大阪・ABCホールで開催される。2度目の開催となる今回の公演に向けて、3人が意気込みを語った。「吉弥・春蝶・かい枝 くしかつの会」チケット情報桂吉朝に入門し、桂米朝のもとで内弟子期間を過ごした吉弥、三代目桂春團治に入門した春蝶、五代目桂文枝に入門したかい枝。3人は1994年に入門した同期であり、良きライバルで「今後の上方落語を引っ張っていく存在になれるように」と、本公演が昨年初開催された。昨年は、吉弥が『百年目』、春蝶が『芝浜』、かい枝が『三十石夢の通い路』と、東西を代表する大ネタを披露した。今回も「大ネタを堪能してもらおう」と、吉弥が『地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)』、春蝶が『たちぎれ』、かい枝が『子はかすがい』を口演する。『地獄八景亡者戯』は、時事ネタを織り交ぜて展開する“あの世”の話。「大ネタではありますが、他愛もない、今どきのお話。3人とも“四天王”といわれる人のもとで弟子を経験し、そのエッセンスを伝えるのは僕ら世代じゃないかなと。僕らが素敵やなと思うところを、初めて聴く方にもいかに分かってもらえるか、そういうことを考えながらやっていかなあかんなと思っています」と意気込む吉弥。若旦那と芸妓の悲恋を描いた『たちぎれ』について春蝶は「いつでも繋がれる今の時代、会えない哀しさを表現できるのは、実は古典なんじゃないかなと思う。『君の名は。』で心動かされた方は、ぜひ『たちぎれ』を聴きにきていただきたいですね(笑)」。また親子の情愛を描いた『子はかすがい』を披露するかい枝は「今回は人情噺。親子にまつわる事件が多い中、いつの時代でも通じるものがあると思います」とコメント。前回公演では「初めて落語を聴きに来られた方も多かったけど、喜んでいただけた」と、3人は手応えを感じた様子。刺激し合える3人だからこそ、成功に繋がった。「いつも意識するのはお客さんだけ。でもこの同期の会はふたりに負けたくない気持ちも生まれるので、疲れました(笑)」とかい枝。また春蝶は「世阿弥の『初心忘るべからず』という言葉は、“初心(=未熟な頃)に戻ってはいけないけど、たまには戻ることも大切”という意味。このメンバーとやるとものすごく緊張するし、地に足がついていない状態になる。そういう状況を年に一度でも提供してくれるこのふたりと、僕は老後まで続けていきたいなと思うんです」としみじみ語った。チケットは発売中。
2018年02月22日1月13日(土)今夜放送の「SWITCHインタビュー達人達(たち)」はモデルで女優の水原希子と写真家の長島有里枝によるクロストークをお届け。“撮られる側”である水原さんと“撮る側”である長島さんが語り合うなかで“共鳴”したこととは!?本番組は異なる分野で活躍する2人の“達人”が番組の前半と後半でゲストとインタビュアーが“スイッチ”、各々の「仕事の極意」を語り合うことで“発見”し合うクロスインタビュー番組。ミスセブンティーンに選ばれ「セブンティーン」誌でのモデル活動から女優へと活躍の場を広げ、『ノルウェイの森』や『ヘルタースケルター』などで注目されると、その後「失恋ショコラティエ」や「信長協奏曲」、そして2015年公開の『進撃の巨人』などでその評価を高めた水原さん。モデル、女優としてだけでなく400万人を超えるフォロワーをもつ“インスタグラムのカリスマ”としても知られ、その発信力、発言が大きな話題となることも少なくない日本のインフルエンサーの1人だ。一方の長島さんは1973年、東京都生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、文化庁新進芸術家在外研修員としてアメリカに留学し、2000年には第26回木村伊兵衛写真賞を受賞。写真だけでなく文筆にもそのクリエリティブの幅を広げ2010年には「背中の記憶」で第23回三島由紀夫賞候補、第26回講談社エッセイ賞を受賞。作品を通して家族や女性のあり方について問い続けている。10代のころからモデルとして活躍、自分らしさをいかに出すか模索してきたという水原さんは、多くのフォロワーがいるインスタグラムでも、ときに誤解を受けることもありながら、リアルな自分を伝えようと発信を続けている。そんな水原さんにとって自分、家族、仲間と身近な存在を題材にイメージやフィクションに縛られない姿を写し取ろうとする長島さんは刺激的な存在だといい、被写体とフェアな関係でありたいという長島さんの発言に“共鳴”する。被写体とフォトグラファーという関係性の2人が偽りのない表現の可能性について語り合うなかで見えてくるものとは。「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は1月13日(土)22時~NHK Eテレで放送。(笠緒)
2018年01月13日爆笑問題の田中裕二(52)が1月7日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演。すい臓がんのため4日に亡くなった、星野仙一さん(享年70)との思い出を語った。 元プロ野球選手で、中日、阪神、楽天の監督を務めた星野さん。2013年には楽天の監督として巨人との優勝争いを制し、楽天を初のリーグ優勝に導いた。中日での現役時代から“打倒巨人”を掲げていたことでも知られている。 スポーツ番組にて何度も取材に訪れていたという田中。「(星野さんは)僕が巨人ファンだというのをご存じで。いつも、『大変だな、仕事とはいえ。俺みたいなの、嫌だろ?』と気を遣ってくれて。星野さんはもともと(元・巨人選手の)王さんや長嶋さんに憧れていたので、そういうところがあるのでしょうけれども……。本当に優しい方で」と明かした。 続けて、「楽天が巨人との日本シリーズを制して優勝して胴上げされたところも、インタビューさせていただいたんですけれども、まあ、本当に嬉しそうで。初めて日本シリーズで巨人を倒すという、いちばんの夢をそこで成し遂げた。すごく印象に残っている」と振り返った。 番組内では、田中がレギュラー出演していた同局のスポーツ番組「S☆1」の映像を放送した。映像は、楽天が優勝を果たす前年である2012年7月に撮影されたもの。当時の星野監督のもとを訪れた田中が「楽天がちょうど生まれ変わっている過程を……」と話し、星野さんが「まだまだプロセスだと思いますし、来年もプロセスだと思います」と答えている姿を紹介した。
2018年01月07日米大リーグ・ヤンキースの田中将大(29)が6日、自身のツイッターを通じ、4日に亡くなった楽天・星野仙一球団副会長(享年70)についてコメントした。田中将大田中は、「あまりに突然のことで信じられません」と訃報を悲しみ、「楽天イーグルスで日本一になり、星野監督を胴上げできたことは、僕の野球人生の大切な思い出です」と懐かしむ。「メジャーでプレーすることを応援してくださいましたし、感謝の気持ちでいっぱいです」と恩師への謝意を示し、「心よりご冥福をお祈りいたします」と結んだ。このツイートは1万5,000以上リツイートされ、共感や悼む声も続々と寄せられている。中日のエースとして活躍後、中日、阪神、楽天の監督を務めた星野さん。2013年の楽天時代には球団初のリーグ優勝へと導き、当時エースで日本最後のシーズンだった田中は24勝0敗で日本一に貢献、被災地を大いに盛り上げた。
2018年01月06日普段は患者に笑顔で優しく接するスゴ腕の外科医だが、自分が信じる医療のためなら目的・手段を選ばない非情な一面も持ち合わせている医師・相良浩介を沢村一樹が演じる本格医療ドラマ「DOCTORS~最強の名医~」が、新春1月4日(木)にスペシャルドラマとして約3年ぶりの復活を遂げることが分かった。本作は、2011年10月クールに連続ドラマとしてスタートし、平均視聴率14.8%、最高視聴率18.5%を獲得。その後も連ドラシリーズのパート2、3、そしてスペシャルドラマ2本が放送され、沢村さんの代表作ともいえる大人気シリーズとなった。そして今回の新春スペシャルでは、スゴ腕外科医・相良と、高嶋政伸演じる“腕は確かだが人間性にやや問題アリ”な外科医・森山卓が、対立しながらも患者を救う医療のために尽力していく本作の魅力はそのままに、登場人物たちのキャラクターもますますパワーアップ!■「卓ちゃんのママ」を演じるのは松坂慶子!物語は、前院長の堂上たまき(野際陽子)が幸せの国・ブータンに渡り診療所をたちあげ、森山先生が堂上総合病院の新院長に就任。手伝いのために相良がブータンへ行って病院を留守にしている間に、堂上総合病院は森山“新”院長と、彼が連れてきたうさん臭い経営コンサルタント・猿渡圭介(手塚とおる)の手により大混乱に陥っていた…というところからスタート。またその頃、堂上総合病院に生体肝移植手術を求め、ひとりの女の子とその両親が相良を訪ねやってくる。帝楼会病院からの転院による手術ということもあり、院長の森山の了承を得ようとしたところ、帝楼会病院院長が伴財であるという理由からその手術を断るよう命じられるが、相良は理想の実現のためある策を巡らし…?さらに今回は森山新院長の“ママ”も初登場!これまで謎のベールに包まれていた「卓ちゃんのママ」を演じるのは松坂慶子。そんな母・日美子は、ある日腹痛を訴え、堂上総合病院に搬送されてくる。日美子の主治医になった森山だったが、病院スタッフが見ている前で自身のマザコンぶりがたびたび露呈してしまい大慌て!松坂さんと高嶋さんが繰り広げる「ママと卓ちゃんの日常」も必見だが、日美子に緊急手術の必要性が浮上し…と今回も気になる展開が待ち構えているようだ。■このドラマが続く限り、作品の中では野際さんが生き続けて行く実際撮影に入ってみると、不思議と久しぶりな感じがしなかったと言う沢村さんは、「高嶋政伸さん演じる森山先生の奇怪っぷりと珍行動は相変わらず、というかさらにパワーアップしていますし、今作で新たに登場する、松坂慶子さん演じる森山先生のお母さんもなかなか強烈なキャラクター。おふたりの絡みにはまったく違和感がないんです(笑)」と現場での様子を明かし、自身の役については「相良の策士ぶりもパワーアップしています。森山先生に対する“イジワル度”は前よりも増していて、翻弄させてやろうという強い意図を持ってやっている感じ。パート1のときの相良に戻っているような部分もあるので、そのあたりも楽しんでいただけたらと思います」と語った。また、今年6月に亡くなった野際陽子さんも出演していた本シリーズ。沢村さんは「野際さんが作品の中で大きな柱を担ってくださっていたのは間違いないですが、もしかしたら森山先生のあのキャラクターを作り上げたのも、野際さんだったのかもしれないな、と感じています。正直僕はまだ野際さんがいらっしゃらないこと、ピンときていないんです。『でもこのドラマが続く限り、作品の中では野際さんが生き続けて行くのだと思います』見てくださる皆さんにも、そんな気持ちを抱いていただけたら、と思います」と想いを明かしている。■卓ちゃんの代名詞「んんんっ」のバリエーションも見どころ!?一方、高嶋さんは「今回は卓ちゃんの代名詞でもある『んんんっ』のバリエーションが増えているんです。怒りや悲しみを表現し、もはや“言語化”したさまざまなパターンの『んんん』が飛び出しますので、視聴者の皆さんには是非楽しみにしていただければ…」と見どころポイントを語った。そして「まるで音楽を奏でるように、気持ちよくストーリーが展開していく脚本、そして撮影でも、コミカルなシーンも真剣に撮影されていて、ワンシーンごとに熱気、そして皆さんがこの作品を好きな気持ちが伝わってきて、それがとても素敵だなと思いながら参加させていただきました」と振り返る松坂さんは、「ときにコミカルな中にシリアスな心情をすくい上げる、とても見ごたえのある作品となっておりますので、皆さんも是非楽しみにしていただけたらと思います」とメッセージを寄せている。なお、キャストには比嘉愛未、正名僕蔵、伊藤蘭らお馴染みメンバーが集結するほか、松坂さんのほかにもゲストとして石橋蓮司、手塚とおる、鈴木梨央も出演する。「DOCTORS~最強の名医~新春スペシャル」は2018年1月4日(木)21時~テレビ朝日系24局ネットにて放送。(cinemacafe.net)
2017年12月09日写真家・長島有里枝さんの回顧展ともいえる大規模な個展「長島有里枝そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」が東京都写真美術館で開催されるということで、ご本人に話をうかがいました。シャッターを切る勇気がでないこと、今でも、けっこうあるんです。長島有里枝さんが「写真家」になって四半世紀が経とうとしている。武蔵野美術大学在学中に家族と共にヌード姿で撮影したセルフ・ポートレートが話題を呼び、‘90年代は“ガーリーフォト”の火付け役に。‘01年には木村伊兵衛写真賞を女性写真家3人で同時受賞。実力と世の中の写真ブームとが相まって20代から時代を駆け抜けてきた。そしてこの秋、東京都写真美術館で彼女の回顧展ともいえる大規模な個展が開催される。「最初は40代で回顧展なんていいのかなと思いましたが、若いうちから働いてきたし、やってみようと。展示作品を260点近くに絞るのがとにかく大変で、25年分ある写真の整理に半年は費やしました。退色の進んだ昔のネガを修復するだけでもひと仕事。昔の彼氏でもなんでもみんな作品になっているから、いろいろ思い出しました(笑)。新作もあります。日記をつけるように、日々出会った人を撮影した200点ほどの写真をテーブルに並べた作品です。改札で撮ったものや振り向きざまの写真が多いのは、会えたことが嬉しすぎてカメラを向け忘れてしまったから。勇気がでずにシャッターを切れない時もけっこうあるんです」20代の終わりに出産。「母」として息子と過ごす時間を優先しながら作家活動を続けてきた。そんな中、自らの子供時代を綴ったエッセイ『背中の記憶』を上梓。写真家らしい視覚的な言葉で、長島さんの見た個人的な景色がまるで読み手の記憶であるかのように、イメージをくっきり思い起こさせる印象的な文章だった。今回の個展のタイトルもまた独特なので、ご本人に解説をお願いしてみると……。「オリジナルは英語でした。まず、写真を撮るのに必要なことをレシピみたいに書き出してみようと思ったんです。好奇心、勇気などに続いて、“ひとつまみの皮肉と、愛を少々。”という言葉があった。日本語に翻訳して、さらに短くしたら、なぜかそこだけが残っちゃったんです。わかりにくかったらどうしよう(笑)」ながしま・ゆりえ‘73年、東京都生まれ。‘01年『PASTIME PARADISE』(マドラ出版)で第26回木村伊兵衛写真賞受賞。‘10年には『背中の記憶』(講談社)で第26回講談社エッセイ賞受賞。東京都写真美術館東京都目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内開催中~11月26日(日)10:00~18:00(木・金曜は20:00まで)※入館は閉館時間の30分前まで毎週月曜休(祝日の場合は開館し、翌日休館)一般800円ほかTEL:03・3280・0099写真1枚目≪Self-Portrait(Brother #34)≫1993年東京都写真美術館蔵写真2枚目<not six>より2000年作家蔵※『anan』2017年10月11日号より。写真・上山知代子取材、文・吉田直子(by anan編集部)
2017年10月04日テレビ東京系にて10月より放送スタートする、沢村一樹主演ドラマ「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~」に、片瀬那奈、要潤、三宅裕司、和久井映見らの出演が決定。キャスト陣から意気込みのコメントも到着した。かつては一流広告代理店の売れっ子であり、時代の寵児とも言われたときもあった杉山(沢村さん)。自分の力を信じて、大手広告代理店を飛び出し独立を考えたが思い描いていたようにうまくは行かず、弱小会社「ユニバーサル広告社」に拾われる。不運は続き、会社の移転でたどり着いたのが港町の寂れたシャッター商店街…。だが、どんなに寂れて活気がない町でも、人が生きている以上、悩みがあり、小さな依頼だが仕事がある。新天地で弱小広告社の新たな奮闘が始まる――。直木賞作家・荻原浩の人気シリーズの1つ「花のさくら通り」を、連続テレビ小説「ひよっこ」の岡田惠和が脚色する本作。沢村さんが、弱小広告会社ユニバーサル広告社で働くコピーライター・杉山を演じ、彼の奮闘を描き出していく。そして今回、そんな杉山と共に商店街にやってくるユニバーサル広告社のメンバーが発表。冷静沈着で仕事が出来る経理担当・猪熊エリカ役を片瀬さん、猪熊となにかと衝突しがちな口だけ達者なサブカルこじらせ系WEBデザイナー・村崎六郎を要さん、個性豊かなメンバーを束ねるユニバ―サル広告社の社長・石井健一郎を三宅さんが演じる。さらに、ヒロインを務めるのは和久井さん。ユニバーサル広告社が引っ越してくる港町のさびれた商店街の純喫茶の看板娘・藤沢さくらを演じ、テレビ東京のドラマ初出演を果たす。今回の役柄について和久井さんは、「自分のかかえていること、自分の暮らす商店街に思うこと、いろいろありながら、このユニバーサル広告社の皆さんとの出会いによってまた人生が動き出す、好奇心も忘れない明るさも持った女性です」と明かし、「魅力的に演じられるよう頑張りたいです」と意気込み。また「珍しく寡黙です」と自身の役どころを語ったのは片瀬さん。「とにかく台本が面白くて読み入ってしまいます。ユニバーサル広告社のメンバーのキャラが、各々拗らせていまして、会話しているだけで楽しいです。そしてまた珍しくメンバー皆高身長。172cmの私にはとても落ち着ける現場です」とコメント。そして「ロックをこよなく愛し、少しヤンチャで、しかし仕事に対する情熱は人並み以上に持っている男です」と役どころを説明した要さんは、「仕事に行き詰まったり、人間関係で悩んだりしたときにはこのドラマを観て、クスッと笑ったり、ちょっと泣いたりして、また頑張ってください。そんなドラマです」と本作を語る。一方、「岡田惠和さんの創り出す面白おかしいセリフを大切にしつつ、楽しく演じたいと思っています」と意気込んだ三宅さんは、「出演者には、岡田ワールド体験者が多く、撮影初日から自然と和気あいあいとした楽しい雰囲気になりました。この空気は、きっとテレビの画面からも感じて頂けると思います」と話している。さらにレギュラーキャストとして、ユニバ―サル広告社のメンバーに負けず劣らず、相当な個性派ぞろいの商店街の住人たちも発表。さくらの父親で、純喫茶“ジュルビアン”のマスター藤沢宏役をでんでん、親が残した遺産をネットオークションで売ることで食いつないでいる城田光役をやついいちろう、やる気なくカフェを経営しつつ商店街の案内放送を担当している一の瀬始役を入江甚儀が演じる。金曜8時のドラマ「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~」は10月20日より毎週金曜日20時~テレビ東京系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月29日谷尻さんの巧みな話術にどんどんと引き込まれていく、沢村さん。連載最後となる今回は、谷尻さんが家をつくるときに大事にしている“愛着”の考えや仕事にまつわる思考法、そして建築家に家を建ててもらうときに押さえておきたいちょっとしたコツまで、幅広いテーマで語ってもらいました。最後に、男性必見のお話も⁉答えを出さないで考えさせることが、大事沢村一樹さん(以下、沢村さん):話を聞いていると、建築家という仕事は引き出しがたくさんないとできませんね。谷尻誠さん(以下、谷尻さん):そうかもしれませんね。とにかく、お施主さんとコミュニケーションをとらないとできない仕事です。変な話、1億円で家を建てたい人は3億円の要望を言ってきますし、3,000万円で建てたい人は5,000万円の要望を言ってきます。要するに、自分の持っているお金より低いオーダーをするお施主さんはいないんですよ。必ず、自分の持っているお金とゴール地点が乖離(かいり)しているので、それをどう調整するかが必要なんです。沢村さん:その妥協点を探りつつ、新たなアイデアを提案していく姿勢はすごいですよね。でも、誰でもできるわけではないと思います。谷尻さんの会社の方々は、皆さん、それができるんですか?谷尻さん:それができるようになる会社にしたいんです(笑)。沢村さん:どうやったらできるようになります?谷尻さん:僕が答えを出さないようにすることですね。沢村さん:なるほど。谷尻さん:どの仕事でも同じだと思いますが、結局、誰か上の人に聞けば答えが用意されているわけです。その答えを取りに来る人は、考えない人ですね。逆にデキる人は「僕はこう思いますが、どうですか?」と聞きに来る。そうすれば、その人が考えたことを軸にアドバイスができますよね。「どうしたらいいですか?」という質問は考えていない人の質問なんですよ。沢村さん:そういった人がいる場合は、どうするんですか?谷尻さん:無視します(笑)。だって、僕が返答する時間がもったいないですよね。沢村さん:メールの場合は?谷尻さん:返事すらしないです。スルーします。返事する価値がないですよね。沢村さん:直接、来られたら?谷尻さん:「考えてから、来て」って言います。沢村さん:なるほど。谷尻さん:“考える会社”にしたいんですよ。やっぱり、人の答えを借りてばかりだと、自分の力にはならないですよね。沢村さん:少し話が変わりますが、最近、谷尻さんがやきもちを焼きたくなるような才能を持った建築家さんはいるんですか?谷尻さん:ときどき、スポットではいますよ。僕を負かすような人材が出てこないと、ダメだと思います。沢村さん:役者は結構いるんですよ、すごい才能の持ち主が。谷尻さん:そういう人材がいると、背筋が伸びますよね。僕も敬意を払った上で、建築の諸先輩方の足元をすくっていきたいです(笑)。(一同爆笑)沢村さんが監督を経験して変わったこと沢村さん:僕らの仕事は、作品に関わる者同士が“ライバル”というよりも、一つの作品をつくるチームメートなんですよ。谷尻さん:なるほど。「自分で0からつくりたい」っていう気持ちにはなりませんか?“演じる”一つ手前の……例えば、脚本をつくりたいとか。沢村さん:「ストーリーをつくるところから作品づくりに関わってみたい」という思いはあります。ただ、活字でストーリーをつくることに才能がないのがわかっているので、そのためのアイデア出しの方が好きですね。谷尻さん:文章力より、構成力があるのかもしれませんね。構成を翻訳してくれる人がいたらいいわけだし。沢村さん:演出などもやってみたいという気持ちもありますね。1回、監督業をやったことがあるんですが、楽しかったなぁ。全部、自分で決めるんですよ。衣装さんとか美術さんもプロなので、やりとりが本当楽しかったですね。こちらの言う要望を全部かなえてくれるので。谷尻さん:でも、それをやることで演じ方も変わりそうですね。頼む側の思いが読めるようになる役者になるわけだから。沢村さん:監督さんから言われたことに対して、ある種、反抗が入ったような「何でですか?」という聞き返しが3分の1くらいに減りましたね。要は、コミュニケーションが増えました。監督業をやる前と、後では。愛着があるものなら、不満や不便さも我慢できる沢村さん:谷尻さんが考える“ちょっと楽しい空間をつくる工夫”ってありますか?例えば、お施主さんが何を考えているかを把握した上で、「これをやれば、もっと良くなるかもしれませんよ」と提案するとか?谷尻さん:僕がお施主さんと話し合うときは、「この人は何に愛着があるのかな?」という部分を見いだすようにしています。結局、家は便利な方がいいに決まっているわけです。みんな、今よりも良くしたい願望があるわけじゃないですか?でも、人間って結局わがままな生き物なので、その便利さを手に入れると、また違う不便さを見つけるんです。携帯電話なんて、その最たる例で。最初「すごいな」というものが出てきたとしても、それより新しいものが出ると、それはもう“古いもの”になる。その過程をどんどん繰り返して、便利なものを追求し続けるんです。これは、あらゆるものに当てはまるんですよね。住まいも同じで、今より良い所に移っても、また不満を見つけるんです。でも、“愛着”って、その考えを超えるんですよね。沢村さん:へぇ~。谷尻さん:究極、使いにくいものでも、自分が気に入ったものであれば、長く使いますよね。沢村さん:「この手間が逆にいい!」とか言っちゃうかも。谷尻さん:古い車に乗っている車好きのおじさんなんて、「故障は自分の名誉だ」みたいに語るじゃないですか。そのダメ自慢をし始める理由って、やはり愛着だと思うんですよ。住まいも、その人の愛着がどこにあるのかを見いだせれば、仮に他の人が使いにくくても、その人からすれば“価値”になるんです。沢村さん:谷尻さんに依頼する人は、どんなところに愛着を持っているんですか?何か傾向とかあります?木目が好きとか。谷尻さん:雰囲気でいえば木や石だと思うんですけど、パーツでいったら、自分なりに使いこなせるものがあるとか自分のアイデアが入っているとか……ですかね。自分のアイデアが入れば、仮に使いにくくなったとしても、自分が出したアイデアだからそれを使いこなそうとしますよね。でも、僕が提案したプランで使いにくかったら、「何だよ、プロなのに」ってなるじゃないですか。プロの意見だけではなく、お施主さんと一緒に切磋琢磨してつくり出したものの方が、愛着は生まれます。僕一人だけの意見でものをつくりたくありません。そう考えると、やっぱり、もどかしい状況が一番いいんです。谷尻流、アイデアの出し方谷尻さん:アイデアについて言うと、アイデアって“閃き”ですよね。金八先生みたいなことを言いますけど、この漢字は“門”の中に“人”がいるんです。人が来て門を開くから、“閃く”。つまり、一人で考えるよりも誰かが来た方がアイデアは閃くわけです。沢村さん:おぉ!谷尻さん:思いがけないことを言ってくれるから、自分の中のアイデアが開くんです。自分一人で悩んでいても、閃きは生まれない。額に拳をあてて悩むポーズがありますけど、あれは“悩んでいるポーズ”が好きなだけです。沢村さん:そう言いますよね。あのポーズをして物事を考えている人は、あまりいない。谷尻さん:考え始めるまでのアイドリングが長いだけなんです。早くゴールするには、いろんな人と話して答えを見つける方が早い。自分以外の人に球を投げれば、思いがけない球が返ってくる。結果、化学反応が起きて、ゴールに早く近づける。沢村さん:だから、人と話したり遊んだりするんですね。谷尻さん:「いつ何時も、君のことを考えているよ」という言葉がありますけど、実際、そんなことないじゃないですか。ただ、「僕が君と違う行動をしていても、その行動の内容を君にいつも伝えたいと思ってる」というニュアンスは、その言葉に含まれていると思います。だから僕の場合、遊んでいても他のことをしていても、いつも建築に全ての矢印が向いているんです。例えば、ライブに行ってみんなが盛り上がっていたとすると、僕は「この曲はこんなテンポだから、みんな踊るんだな」っていう風に考えます。人が「楽しい」って思う瞬間には必ず論理があるから。遊びながら、ロジカルに考えてしまう。沢村さん:谷尻さん、図書館で勉強はしませんよね?谷尻さん:しないですね。沢村さん:図書館で勉強ばかりしてたら、そういった感覚は生まれなそうだもんなぁ。谷尻さん:だって、静かな空間に一人だと、違うことをしたくなっちゃいますよ。沢村さん:僕も台本を読もうとすると、2分くらいで寝ちゃう(笑)。谷尻さん:「読まなければいけない」はつらいじゃないですか。でも、「読みたい」ときに読むと、内容が入ってきますよね。「haveto~」か「wantto~」の違いはあるなぁと。建築家に理想の家をつくってもらうための、コツ沢村さん:もし、LIMIAユーザーの方々が建築家の方に仕事を依頼するとき、どうしたら上手に相談できるんでしょう?どう相談すれば理想の家に近づけるのか、教えていただきたいです。谷尻さん:ほとんどのお施主さんが、今住んでいる家をベースにアップデートしたがるんです。例えば、日当たりが悪かったら日当たりの良い家に住みたいとか。問題解決型の要望が多いんですが、そういう問題はいったん置いといて、「本当に自分が実現したい暮らし方は何なのか?」の答えを見つけることが大事だと思います。沢村さん:それだと、場合によっては、お施主さんも考えたことがないような発想を思いつかなきゃいけないかもしれませんね。谷尻さん:そうですね。僕らはそれを、“施主力”といっています。お施主さんのオーダーがいまいちでもそれなりの家になるんですが、お施主さんのオーダーに切れ味があったら、すごくいい家になるはずなので。沢村さん:さっきの話(前編)にもあった「わがままを全部言ってもらう」のがポイントですね。谷尻さん:僕らは、どちらかというと、カウンセリングみたいな感じなんです。その人の要望を引き出していくというか。ちなみに、わがままは言ってほしいんですが、度が過ぎると「それはわがままです」ってちゃんと言います(笑)。沢村さん:そうですよね~(笑)。谷尻さん:自分が好きなものは何なのか、またなぜそれが好きなのかがわかっていると、一番いいですね。だから、僕は必ずご自宅へ伺ってお話します。家に行けば、その人の愛着がわかるんですよ。好きな理由を何となく探しに行くことが大事ですね、僕の場合。沢村さん:つくっているものは家ですけど、結局、人なんですね。自分に置き換えてみると……人間観察してないなぁ(笑)。谷尻さん:仕事をするときも女性を誘うときも、クリエイティブじゃないと成功しませんよね。「どうやったら相手がうれしいか」の探求は、結果、自分の喜びにつながるじゃないですか。そのためには、想像力もいるし、クリエイティビティもいると思うんです。いろいろなことを考えて「これだ!」と決断ができる人と、特に考えず思い込みで突っ走る人では、絶対にゴールが違うと思うんですよ。沢村さん:やっぱり、コミュニケーションは一番大事ですね。いやぁ~、プレゼンがうまい!谷尻さん:余談ですけど、女性をご飯に誘うとき、「ご飯を食べに行こうよ」と言うと、「僕とご飯を食べる」ということが前面に出るので、相手が自分に興味を持っていないと成功しません。そうではなく、「なかなか取れないレストランの予約が取れて、行く相手がいないから、申し訳ないけど付き合ってくれないかな?」と言うと、オブジェクトが“僕”ではなく“レストランの料理”になるわけです。そうすると、「行ってあげてもいいかな」という気持ちになる可能性が高い。同じ目的でも、プレゼンテーションによって食べに行ける人と行けない人に分かれるんです。沢村さん:それを言うなら、そんなにモテない人でも誘い方のプレゼンテーションによっては……。谷尻さん:結局、お金持ちの人がモテるのはその人の魅力が理由なのではなく、「その人といれば、レストランに行ける機会が得られるから」なんです。別に容姿がいまいちでもモテている人がたくさんいるのは、そういった理由なんですよ(笑)。沢村さん:それに価値を感じる女性も、世の中にはたくさんいますもんね。谷尻さん:女性の誘い方もクリエイティビティなんですよ。沢村さん:深い(笑)!谷尻さん:何事も、どうしたら人が「wantto~」になるかを考えるのが重要なんです。沢村さん:何か、谷尻さんのお話はすごく説得力がありますね。(連載、おわり)【沢村一樹(さわむらいっき)】1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身。今年4月からスタートした連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK総合)では、谷田部実役で出演中。10月スタートの連続ドラマ『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京系)では、主演の杉山利史役が決定。また、2018年1月からは大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合)に赤山靭負役での出演が決定している。【谷尻誠(たにじりまこと)】1974年、広島県生まれ。2000年、SUPPOSEDESIGNOFFICECo.,Ltdを設立。2014年より、吉田愛と共同主宰。JCDデザインアワード、グッドデザイン賞、INAXデザインコンテストなど多数の賞を受賞。現在、広島と東京を拠点とし、世界で活躍中。●Photographer:KenjiFujimaki●Stylist:MiyokoOnizuka(Ange)●HairandMake-up:INOMATA(&’smanagement)●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Writer:YasuyukiUshijima(NOTECH)●Editor:AyaKanaizumi,TakashiOtsubo(LIMIA)【衣装「CalvinKleinPLATINUM」】トップス:¥29,000(CalvinKleinPLATINUM/税抜き)●Tel:03-5476-5811(株式会社オンワード樫山・お客様相談室)【特集・沢村一樹さん】私のインテリアとDIY——2匹の愛猫との暮らし【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(前編)【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(後編)【特集・沢村一樹さん】建築家・谷尻誠さんと語る、住まいと暮らしと仕事のこと(前編)
2017年09月08日今回は以前、ある番組で一緒に仕事をしたことがある、建築家・谷尻誠さんと沢村さんの対談をお届け。前編では、お二人の出会いのきっかけをはじめ、お互いの仕事観や住まいにまつわる素朴な疑問について、沢村さんが鋭く切り込みます!建築家・谷尻誠との出会いと、わが家のこだわり沢村一樹さん(以下、沢村さん):お久しぶりです。実は、「初めまして」ではないんですよね。ある番組で3人の建築家に僕の家を建ててもらう企画をやらせていただいたんですが、その建築家のお一人が谷尻さんでした。あのときは、何か少年のような人だなぁ~と思っていましたが、今日はちゃんとして見えます(笑)。谷尻誠さん(以下、谷尻さん):だいぶ、まともになりましたかね?年齢とともに(笑)。沢村さん:まともになったかどうかはわかりませんが(笑)。あのときは、いい加減な人だなぁ……と。谷尻さん:いい加減ではなく、“良い”加減ってことで(笑)。沢村さん:うまい!座布団一枚!(一同爆笑)沢村さん:その番組では、予算と土地の広さが決まっていて、家を設計してもらうという内容でした。谷尻さん:場所も決まっていたので、現地調査にも行きましたね。沢村さん:あの家、本当いい家だったなぁ……。谷尻さん:今は、どのように暮らしているのですか?沢村さん:今はマンションですね。谷尻さん:何だかんだ、マンションが楽ですよね。僕は広島と東京に家があって、広島は買っていて、東京は借りています。沢村さん:雑誌で(ご自宅を)拝見しましたが、東京の方は内装をかなりいじっていましたよね?谷尻さん:実は、東京の物件は内装を自由にしていい賃貸にしたんですよ。普通だと、古い建物は魅力がないからみんな借りたがらないので、ずっと空き部屋になっているんですが、逆にそういった物件を探して、内装をいじりました。これは、不動産屋さんに大家さんと交渉してもらいましたね。僕たちが改修すれば、僕たちのあとにも間違いなく借りたい人が来るので。沢村さん:ちなみに、東京の家は改修するにあたって、どれぐらいのコストがかかりましたか?谷尻さん:600万円くらいかな。沢村さん:それくらいお金をかけても、気に入った場所にいたいですよね。谷尻さん:やっぱりそうですね。変な所にいると、毎日がつまらなくなってしまいます。沢村さん:洗面所やお風呂といった水回りはきれいにしたいんですよ。谷尻さん:僕もそれは一緒ですね。他はラフでもいいですけど、水回りはきれいであってほしいですね。“建築家”という職業のイメージ。そして、その仕事について沢村さん:建築の仕事はゼロからしなくちゃいけないので、大変ですよね。僕ら役者は監督がいて台本があって、その通りに演じればできるわけで……。谷尻さん:そうですね。いわば、“台本を作る側”の仕事ですからね。沢村さん:実際、どういった仕事内容なんですか?そして、何でそんなに売れっ子なんですか(笑)?谷尻さんって、他の建築家とどこが違うんでしょう?谷尻さん:普通、建築家って“いざというとき”にお願いしますよね。一生に一度とか。そして、頼む側も慎重になりますけど、いざ頼むってなっても、誰に頼んだらいいかわからないし、ちょっと敷居も高そうじゃないですか。沢村さん:確かに。谷尻さん:何か、先生って感じもしますよね?先生にお願いする、という感じじゃないですか。他の建築家の方は、先生は先生でも“ドクター”という感じだけど、僕の場合は“町医者”に近い感じ。さっきも言いましたが、建築家は敷居が高くて、堅苦しいイメージが世の中に定着していますよね。だとしたら、もう少し社会性を持つべき職業であって、いざというときではなく、普段からちゃんと関わりが持てるような位置にいたいと思っているんです。だから、僕は町医者のような、普段から気軽に相談できるようなポジションが自分に合っていると思ってますね。沢村さん:家を建ててもらった人も、谷尻さんがどんどん有名になっていくのはうれしいと思います。こんなにメディアに登場して、有名になるなんて。谷尻さん:昔頼んだ人からすれば、“先物買い”みたいな感覚かもしれないですね。ちゃんと頼んだ人が活躍するのは、自分でいうのもなんですが、うれしいことだと思いますよ。沢村さん:ご自身が「他の人と違うな」というところはありますか?谷尻さん:仕切らないということですかね?このカフェ(※)は、オフィスとカフェに仕切りがないんです。僕は、現代は“同居の時代”だと盛んに言っています。例えば、ピアノを習う。英会話を習う。この2つを実現しようと思うと、2つの時間がいるわけですよね。でも、今は英語でピアノを教えてくれる時代だと思うんです。沢村さん:例え話が上手ですね~(笑)。※今回の撮影・対談場所でもある、谷尻さんが代表のSUPPOSEDESIGNOFFICECo.,Ltdの新東京事務所と飲食店が一緒のスペースになった「社食堂」。谷尻さん:昔は家の土間で商いをやっていて、子育てをしながらお店をやっているという風景が日常でしたけど、いつの間にか子育てと商いが独立してしまったんです。でも、一周回って働くことと生活することがすごく近くなっていますよね。沢村さん:ちなみに、谷尻さんに設計を依頼される方は、どういった人たちが多いんですか?谷尻さん:僕がつくったものを見て来られる方もいますし、雑誌のインタビューなどを読んで来られる方もいますね。沢村さん:谷尻さんの考え方に共感した方が来るわけですね。谷尻さん:そうですね。そういう方が多いですね。沢村さん:じゃあ、今までの暮らしと全然別の暮らしをイメージできる人じゃないとつらいですよね。谷尻さん:やっぱり住宅メーカーに頼む人は、今までの暮らしの延長上だと思うんですよ。例えば、3LDKがいいとか。そのセオリーを自分に合わせると、僕らに頼む場合はセオリー自体を一緒につくるやり方なので、ある意味、0(ゼロ)から1なのか、1から10なのかという違いでもあると思います。沢村さん:今までつくってきた家で、「失敗だったなぁ」という家はありますか?谷尻さん:大きな失敗はないんですけど、小さな失敗はたくさんありますね。でも、その失敗は正直にお施主さんに言いますよ。今は、今できる最大の仕事をするけれど、それは成長の過程でもあるので、あとからできものがいいに決まっていますよね。負荷がかかれば、人はそれを乗り越えるために成長する沢村さん:話が変わりますが、やっぱり照明は大事ですか?僕は、インテリアは照明が肝だと思っていますけど。谷尻さん:大事ですね。やっぱり照明は、その場所の雰囲気をつくります。明るいダイニングレストランって、何か雰囲気良くないですよね。人は暗いと声が小さくなりますし、その分、親密な会話ができるんです。明るい場所で親密な会話って、できないですよね。沢村さん:へぇ~、やっぱりそういったことも考えているんですね。よく人のことを観察しているんだなと思います。谷尻さん:すごく、“人”好きですね。沢村さん:そういった思いやりが作品に出ていると思いますね。谷尻さん:ありがとうございます。いくら他の人の家を設計するといっても、自分が住みたくなるような家じゃないとダメなんですよ。変な話、お施主さんのオーダーをかなえることが仕事ですけど、我慢して自分が住みたくない家を設計するのと、自分が住みたいと思う家を設計するのでは、後者の方が誠実な気がして。だから、自分のわがままさとお施主さんの要望が入り混じっていないと、自分の作品じゃない感じがするんです。沢村さん:そこが、谷尻さんの個性にもなっているんでしょうね。谷尻さん:ある種、そうかもしれませんね。言われたことだけをかなえるのであれば、僕に頼まなくてもいいわけじゃないですか。沢村さん:それは、役者も一緒ですね。監督に言われたことを聞いてセリフを言うだけなら、僕じゃなくてもいい。だから、「俺の言う通りに、この台本通りにやってくれ」という監督とは仕事はしない(笑)。谷尻さん:機械的なのは難しいですよね。もどかしい中、何とか出来上がることに意味があるわけで。沢村さん:確かに、“共作”にならないと意味がないですね。谷尻さん:お施主さんとの会話の何気ない一言がアイデアの種になって、「おかげでこれができました」ってなることも多々ありますよ。沢村さん:そういうときに完成したものって、何か楽しいですよね。谷尻さん:全部思い通りになると、つまらないですもんね。沢村さん:何か、妥協して受け入れている自分が好きなときもあるし。谷尻さん:結局、人は負荷がないと成長しないんですよね。お施主さんから「全部好きにやっていいよ」って言われたら、逆に困ります。負荷がないと、限界の力が出せない。わがままとか無理難題を言ってくれるから、負荷がかかって、それを超えるアイデアが生まれると思うんですよ。沢村さん:もし、お施主さんがわがままを言ってくれなかったら、どうするんですか?谷尻さん:負荷がないときは、絶対にないですね。みんな、500円を持ってチャーシュー麺を食べに来るんですよ。本人は500円で食べられると思っているけど、実際は800円なんです。でも、「500円で800円のチャーシュー麺を食べさせてくれ」という人と、「500円しかないけど、一緒に新しいチャーシュー麺を作りましょう」という人だと、前者は“ただのわがまま”なので、そういった人の仕事はなかなかできません。ただ、後者の場合は、もしかすると“チャーシュー”を“鶏”に変えれば、もっとおいしいものができるかもしれないですよね。そういった可能性を一緒に探っていくことが大事なんだと思います。(後編につづく)【沢村一樹(さわむらいっき)】1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身。今年4月からスタートした連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK総合)では、谷田部実役で出演中。10月スタートの連続ドラマ『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京系)では、主演の杉山利史役が決定。また、2018年1月からは大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合)に赤山靭負役での出演が決定している。【谷尻誠(たにじりまこと)】1974年、広島県生まれ。2000年、SUPPOSEDESIGNOFFICECo.,Ltdを設立。2014年より、吉田愛と共同主宰。JCDデザインアワード、グッドデザイン賞、INAXデザインコンテストなど多数の賞を受賞。現在、広島と東京を拠点とし、世界で活躍中。●Photographer:KenjiFujimaki●Stylist:MiyokoOnizuka(Ange)●HairandMake-up:INOMATA(&’smanagement)●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Writer:YasuyukiUshijima(NOTECH)●Editor:AyaKanaizumi,TakashiOtsubo(LIMIA)【衣装「CalvinKleinPLATINUM」】トップス:¥29,000(CalvinKleinPLATINUM/税抜き)●Tel:03-5476-5811(株式会社オンワード樫山・お客様相談室)【特集・沢村一樹さん】私のインテリアとDIY——2匹の愛猫との暮らし【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(前編)【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(後編)【特集・沢村一樹さん】建築家・谷尻誠さんと語る、住まいと暮らしと仕事のこと(後編)
2017年09月07日前編(連載2回目)に引き続き、沢村さんとMinottiAOYAMAのインテリアプランナー・金子直人さんとの対談をお届けします。今回は、金子さんから家庭でもすぐ簡単に実践できる、インテリアをもっと良くするための“あるアドバイス”を伝授してもらいました。お見逃しなく!家具は最終地点をイメージして買いそろえていくのが正解沢村一樹さん(以下、沢村さん):ご来店されるお客さまも、多いんじゃないですか?金子直人さん(以下、金子さん):最近は徐々にお客さまが増えていますが、まだまだ一般的に見ると、インテリア自体に興味を持たれている方は少ないと感じています。沢村さん:僕は元々好きだったので興味はありましたが、まだまだ少ないんですね。金子さん:そうですね。興味を持つ方が多くなってくれることを願います。沢村さん:インテリアのトレンドについて、聞かせてください。毎年毎年、大きな変化はないと思いますが、多少なりともトレンドは変わりますよね?金子さん:〔Minotti〕では、イタリアのメーカーでは珍しく、ショールームの空間を新しくアップデートしています。でも、昨年出たものが古いデザインかというと、そうではありません。昨年といっても、古い歴史がある中の1~2年です。結局、バリエーションを増やしているにすぎません。そこが、ファッションのトレンドとは異なる点です。沢村さん:あぁ、なるほど。金子さん:今、私たちが座っているソファも2004年に発売されたものですが、〔Minotti〕では定番になりつつあります。男性の方は首筋がフォローされるのが良いそうで、支持を得ていますね。ただ、お客さまとソファの使い方について話していると、約半分の方から「ソファで横になることが、多い」と聞きます。女性の方はお座りになりますが、男性の方はソファに寝転がりながら使用されるケースが多いようです。沢村さん:僕も、本当にたまにですが、明日は何もなくてゆっくり寝られるなぁ……というときはブランケットを持ってきて、わざとソファで寝ています。朝、みんなが起きてきて、子どもたちが“わちゃわちゃ”やっているのを寝ながら耳で聞いていると、「ぜいたくな時間だな」って思うんですよね。金子さん:イタリアの家具はデザインだけだと思われがちですが、文化からライフスタイルまで、全て考えられているので、家具を配置すると、ある程度のライフスタイルが決まってくるんですよ。それはすごいなと思いますね。沢村さん:家具を購入することについて、何かアドバイスはありますか?金子さん:一人でいろいろ考えていると、好きな家具をどんどん購入していって、最終的に部屋や家の中の統一感がなくなると思うので、最終地点をイメージして購入した方がいいですね。沢村さん:ちょっと前まではカフェみたいなインダストリアルな家具とかが好きだったんですが、最近は年を取ったせいか、ラグジュアリーなテイストが好きになってきましたね。また、好みは変わっていくと思いますが……。金子さん:でも、インテリアは、そうやって楽しんでいってもらった方がいいですね。一つとして同じ部屋はありませんし、家具も置く部屋によって雰囲気が変わります。季節によって家具を買い替える人も、結構いるんですよ。モダンとクラシックの“いい、あんばい”=すてきな家具沢村さん:イタリア家具全体のトレンドはどういったものになっていますか?金子さん:毎年、イタリアのミラノで世界最大規模の家具の見本市である「ミラノサローネ」が開催されます。そこで発表されたトレンドは、昔のイタリア家具ほどギラギラしていないものが比較的多く見られました。どちらかというと、丸みのあるデザインが流行しています。色味的には、ざっくりしていますが、少しトーンが低めのイエロー、グリーン、オレンジを差し色に使うのがトレンドになっているようです。インテリアのトレンドはファッションと違って毎年変わるものではなく、2~3年に1度、ゆっくり変化していくので、面白いですよ。沢村さん:でも、いきなり変わるときもありますよね?『ELLEDECOR(エル・デコ)』を読んでいて一時期、壁から照明から、全てグレーがトレンドになったことがありました。金子さん:確かに、ありました。ちょうど2~3年前ですね。沢村さん:見たときは「何だコレ?」と思ったんですが、見慣れてくると、これがいいんですよ。で、ちょっと前からは、ゴールドが入っていて……。最初は「えっ?ゴールド?」って思いましたけど、見ていると「やっぱり、カッコイイなぁ」ってなってくる。金子さん:他のメーカーがどうかはわかりませんが、最近、〔Minotti〕ではブロンズ系がキテますね。よく〔Minotti〕では“タイムレス”という言葉を使います。インテリアだからこそ、長く使っていただきたい。流行に左右されない意味を込めて、“タイムレス”という言葉を使っているのです。沢村さん:新しいけれど、飽きないようにデザインされているんですね。でも、言うのは簡単ですけど実際に作るのは大変ですよね。金子さん:そうですね。結局、モダン家具といわれていても全部コンテンポラリーにしてしまうと、ちょっと違うイメージになってしまいます。元々、インテリアはクラシックなものとして発展し、今のモダンがあるわけです。だからこそ、モダンとクラシックがいい割合で入ったものが、すてきな家具になるんですね。沢村さん:それ、わかるなぁ……。でも、理解するにはやっぱり勉強が必要ですね~(笑)。セオリーを変えれば、インテリアの意識が変わる沢村さん:昔、ある番組で、映画『グラン・ブルー』でジャン・レノが演じたエンゾ・モリーナのモデルになったイタリア人の男性フリーダイバー——エンゾ・マイオルカの家に行ったことがあるんです。そのとき、彼は77~78歳くらいだったと思うんですが、その家がまぁ、カッコイイ。絶対、日本では実現できないような家でしたね。漆喰(しっくい)の壁があって、家の中は全部石で、古い木製のアンティークの家具があって……。イタリア人は、そういった感覚を持っているんですかね?金子さん:そうかもしれませんね。イタリアではインテリアコーディネーターという職業が建築家と同じように、とても重要な職業なんです。沢村さん:イタリアでは一般の人たちのインテリアに対する意識が高いから、そういった職種の人が注目されるのかもしれないですね。金子さん:私が思うイタリア人と日本人のインテリアの感覚の違いは、家に人を呼ぶか呼ばないかだと思うんですよ。見せるものに人は気を使うものですよね。人が集まる場所だからこそ、見てもらう場所だからこそ、よりすてきな空間にする。日本人は家に人を招き入れることが少ないので、そういった感覚の違いがあるのではないかと思います。沢村さん:やはり、ライフスタイルが違うんでしょうね。金子さん:最近は、日本でもホームパーティーを開く人が増えているので、そうなると、また日本人の感覚が変わってくるかもしれないですね。沢村さん:他人が訪れてきても恥ずかしくないすてきな空間づくりをするために、すぐ実践できることって何でしょう?金子さん:日本のリビングは誰が決めたのかわかりませんが、テレビやオーディオが中心となり、機器やものに寄りすぎています。つまり、それらを変えるだけでも十分、インテリアの意識は変わるんです。家族みんなが生活するからこそ、リビングやダイニングといった空間を大事にした方がいいと思いますね。例えば、ダイニングチェアとリビングのソファの張り地を同じにしてみる。これだけで、空間としての“仕上がり感”が出ます。家具をバラバラに購入していくと、配置したとき、どこかに違和感が出てしまうものです。あとは、ソファを目立たせたい場合、ソファよりも力の強いインテリアやアートを置いてしまうと、その空間が全部その色になってしまうので、気を付けた方がいいですね。ある程度、バランスは必要です。でも、置きたいものを置いちゃうんですよね(笑)。沢村さん:置いちゃいますよね~(笑)。照明を置く際のアドバイスはありますか?金子さん:照明をよく見せるのであれば、部屋全部を明るくするのではなく、必要な所だけ明るくするのがポイントです。そうすることで、雰囲気が出ます。簡単に実践できるインテリアをよく見せる照明テクニックとしては、最初に影をつくること。皆さん、とにかく部屋を明るくしたがります。「この部分は使わないから、いったん、影にしてみよう」。そうすると、他の明るい部分が際立つんです。沢村さん:僕は21時になったら部屋の明かりを消して、間接照明だけにします。「21時からは俺の時間だ!」と言って……。お酒を飲みながら部屋を見ているのが、好きなんです(笑)。金子さん:先ほど(連載2回目)も言ったように、ソファの前に置くセンターテーブルはリモコンやティッシュを置いているだけなら、不要だと思います。それがあることで日本人はソファを背もたれにして、床に座ってしまうんです。だから、そもそもセンターテーブルがない方がソファに座るんですね。サイドテーブルさえあれば、事足りるんです。沢村さん:面白いなぁ。そう考えると、インテリアの常識が変わってきそうですね。金子さん:セオリーを変えるだけで、インテリアはいろいろな角度から楽しめます。意識も変わると思いますので、試行錯誤してみてください。明日公開の連載4回目は、JCDデザインアワード、グッドデザイン賞、INAXデザインコンテストなど、多数の賞を受賞している建築家・谷尻誠さんが登場。沢村さんと「ちょっと楽しい暮らし」について、笑いも交えながら、語り合ってもらいます♪(つづく)【沢村一樹(さわむらいっき)】1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身。今年4月からスタートした連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK総合)では、谷田部実役で出演中。10月スタートの連続ドラマ『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京系)では、主演の杉山利史役が決定。また、2018年1月からは大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合)に赤山靭負役での出演が決定している。●Photographer:KenjiFujimaki●Stylist:MiyokoOnizuka(Ange)●HairandMake-up:INOMATA(&’smanagement)●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Writer:YasuyukiUshijima(NOTECH)●Editor:AyaKanaizumi,TakashiOtsubo(LIMIA)【取材協力「MinottiAOYAMA」】Minottistudioがデザインするアート的空間。●Address:東京都渋谷区南青山4-21-26●Tel:03-6434-0142●URL:【衣装「CalvinKleinPLATINUM」】ジャケット:¥45,000/シャツ:¥18,000/パンツ:¥19,000(全て税抜き)●Tel:03-5476-5811(株式会社オンワード樫山・お客様相談室)【特集・沢村一樹さん】私のインテリアとDIY——2匹の愛猫との暮らし【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(前編)【特集・沢村一樹さん】建築家・谷尻誠さんと語る、住まいと暮らしと仕事のこと(前編)【特集・沢村一樹さん】建築家・谷尻誠さんと語る、住まいと暮らしと仕事のこと(後編)
2017年09月06日連載2回目となる今回は、沢村さんも憧れていたというイタリアの高級家具メーカー〔Minotti(ミノッティ)〕のショールーム——MinottiAOYAMAを訪れ、インテリアプランナーであるMinottiJapanの金子直人さんにショールームを案内していただきながら、お話を伺いました。金子さんの的確なアドバイスによって、沢村さんのインテリアに対する考えも変わったようです。〔Minotti〕の魅力の秘密は、イタリア人の“休暇”や“遊び”にあり?沢村一樹さん(以下、沢村さん):本当に、すてきな空間ですね。金子さんはMinottiAOYAMAでどんなお仕事をされているのですか?金子直人さん(以下、金子さん):ありがとうございます。〔Minotti〕はイタリアの家具メーカーなので、ある程度の組み合わせは本国から指示がありますが、基本的にこのショールームのインテリアは、私が考えています。もちろん、お客さまのご対応の一環で、より良い空間をつくるアドバイスをすることもあります。沢村さん:そうなんですね。ここで見て「いい」と思ったら、すぐに購入できるんですか?金子さん:家具は全て注文後、イタリアで作るので、ものによってはお手元に届くまで4~5カ月かかってしまいます。沢村さん:商品が届くまでに気分が変わってしまったら、大変ですね(笑)。でも、本当に全部きれいな仕上がりなんですよね。このサイドテーブルの脚とか。金子さん:金物はイタリアの職人がこだわりをもって、仕上げています。ここのショールームには日本の金物職人の方も足を運んでくださるのですが、「この仕上がりは真似できない」と言われますね。沢村さん:イタリアの職人はすごいですね。あまり仕事をされているイメージがないんですが(笑)。金子さん:そうですね。夏休みなんて1カ月くらい、まるっと休みを取るときもあるので、そこでオーダーがストップしてしまいます(苦笑)。沢村さん:でも、どんなに頑張っても、日本人にはこういった雰囲気や柄とか色は出せないですよね。金子さん:確かに、ファブリック一つとっても、日本人には出せないカラーが多いですね。沢村さん:目に映る色が根本的に違うんだなと思いますね。もちろん、太陽の光も違うでしょうし。パーツなどで日本の職人しか作れないようなものはあるんですか?金子さん:基本的に無垢の木材などは日本の職人の方が上手ですが、金物やガラス、レザーの加工に関しては、イタリアの職人にはかないませんね。沢村さん:よく、こんなすてきな仕上がりになりますよね。やっぱり、仕事ばかりではなく“休暇”や“遊び”も大切なんですかね(笑)。金子さん:そうかもしれません。あとは、家具の歴史が全く違いますよね。日本人は一般的に庶民が家具を使い始めて約400年といわれていますが、イタリアは1000年以上の歴史があります。沢村さん:イタリアの都心部を訪れた経験はないのですが、南部のシチリアは訪れたことがあって。家があまり密集していなくて、家同士の間隔も広い。どの家にも2階に大きなデッキがあって、とても優雅に感じました。固定概念を捨てて、家具を揃える沢村さん:(指差しながら)あのローテーブルはすてきなんだけど、ウチには大きすぎるかなぁ。金子さん:何となく、思い込みで「ソファの前にはテーブルがなきゃいけない」と思っていませんか?沢村さん:そうですね。確かに、そういった刷り込みはあります……。ウチにも大きなローテーブルがソファの前にありますが、箱ティッシュが置いてあるだけで……(苦笑)。金子さん:それがすごくもったいないと思うんですよ。そこにスツールが一つあれば、ソファから投げ出した足を置くオットマン代わりにもなるし、トレーを置けばテーブル代わりにもなる。ローテーブルがあると、逆に空間として使いにくくなる場合もあります。沢村さん:あぁ~、そうかぁ……。金子さん:そういった発想の転換も、ときには必要なんです。刷り込みだけで家具をそろえるのは、ナンセンスだと思います。家具はサイズをしっかり確認してから購入しないと、後々大問題に……沢村さん:革のソファやクッションもすてきですよね。金子さん:こちらは、ソファと同様にファブリックを張り替えることができます。500種類ほどのデザインの中から選んでいただけるんですよ。沢村さん:金子さんも全てを把握するのは、大変なんじゃないですか(笑)?金子さん:そうですね(笑)。実はある程度、あらかじめ組み合わせたデザインをご用意しているので、そちらをご提案しています。沢村さん:確かに、これだけの買いものだとかなり迷うし、慎重になりますよね。金子さん:ご家族でご来店されるお客さまもいらっしゃいます。皆さんがそれぞれいろいろな意見を出されますが、やはり一つしか選べないので、最終的な決断まで、時間はかかりますね。洋服の場合、個人が着るのですぐに決まるんですが、ソファなどは、みんながかなり長い時間使うので、悩まれる方が多いですね。沢村さん:確かに。掃除のことを考えると、この色はすぐに汚れるんじゃないかとか。僕はホワイトとかグレーの明るい色が好きだから、すぐに決めちゃいそうですけど。汚れたら張り替えればいいじゃん!……とはならないですよね。金子さん:いろいろなお客さまがいらっしゃいますが、すごいピリピリムードになることもありますよ(笑)。沢村さん:本当は、家族みんなで意見を出し合って一緒に決めるのも、楽しみの一つなんですけどね。でも、〔Minotti〕でお買いものする方は経済的に余裕のある方が多いですよね?金子さん:普段は、「最近、雑誌や何かの媒体で見て、興味があった」と言われることが多いですね。奥さまと娘さまが平日にいらっしゃって、週末に旦那さまを連れて再来店し購入されるというパターンも多いです。沢村さん:じゃあ、旦那さまは「うん、好きにすればいいじゃない……」みたいな?金子さん:そうなんですが、旦那さまもやはり一言意見を言いたいらしく……。でも、その意見を言ったがゆえに、ひと悶着があったり……(笑)。沢村さん:(笑)。どんな職業の方が多いんですか?金子さん:職業はいろいろですね。日々忙しくお仕事をされていて、週末家にいるときは豊かな空間でゆっくりしたいと思われている方が多いように思います。インテリアや家具にもこだわりを持った方が多い印象ですね。この話は東京に限ったことではなく、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地のお客さまに当てはまるかもしれません。沢村さん:全国各地から!関西や九州には店舗はないんですか?金子さん:東京にしか、ありません。でも、東京で3店舗ありますので、東京にさえ来ていただければ、いろいろとご覧いただけます。逆に都内は、都心にお住まいでタワーマンションの上階に住んでいらっしゃる富裕層の方の場合、欲しい家具があっても、(大きい家具を指差して)このサイズの家具がマンションのエレベーターには乗らないんです。だから、搬入ができなくて泣く泣く諦められる方も多いんですね。だから、地方の一戸建てに住んでいらっしゃる方は、サイズ関係なくご購入される方が多くいらっしゃいます。沢村さん:ウチもマンションの5階に住んでいたときに、ソファが運べなくて。階段でもエレベーターでも無理で諦めようとしたんですが、ピアノを格安で運ぶ業者さんに頼んで、クレーンを使ってベランダから入れてもらいました。ただ、その搬入した3カ月後に引っ越しだったので、またクレーンを呼んで……っていう(笑)。金子さん:地方では、搬入時は入ったものの、玄関などをリフォームされて搬出時に出なくなるなんてこともあるようですよ。沢村さん:もうこれは、ラグジュアリーな家具ならではのエピソードですね。(後編につづく)【沢村一樹(さわむらいっき)】1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身。今年4月からスタートした連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK総合)では、谷田部実役で出演中。10月スタートの連続ドラマ『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京系)では、主演の杉山利史役が決定。また、2018年1月からは大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合)に赤山靭負役での出演が決定している。●Photographer:KenjiFujimaki●Stylist:MiyokoOnizuka(Ange)●HairandMake-up:INOMATA(&’smanagement)●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Writer:YasuyukiUshijima(NOTECH)●Editor:AyaKanaizumi,TakashiOtsubo(LIMIA)【取材協力「MinottiAOYAMA」】Minottistudioがデザインするアート的空間。●Address:東京都渋谷区南青山4-21-26●Tel:03-6434-0142●URL:【衣装「CalvinKleinPLATINUM」】ジャケット:¥45,000/シャツ:¥18,000/パンツ:¥19,000(全て税抜き)●Tel:03-5476-5811(株式会社オンワード樫山・お客様相談室)【特集・沢村一樹さん】私のインテリアとDIY——2匹の愛猫との暮らし【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(後編)【特集・沢村一樹さん】建築家・谷尻誠さんと語る、住まいと暮らしと仕事のこと(前編)【特集・沢村一樹さん】建築家・谷尻誠さんと語る、住まいと暮らしと仕事のこと(後編)
2017年09月05日俳優として多数の作品に出演し、さまざまな顔を見せてくれる沢村一樹さん。家に帰れば子どもを持つ父親として、家族が住みやすい環境づくりに気を配っています。連載1回目は、そんな沢村さんが普段どんなライフスタイルを送っているのか、伺ってみました。インテリアは買うのはもちろん、見るのも大好き——ライフスタイルを豊かにするという点から、インテリアにこだわっていることはありますか?沢村一樹さん(以下、沢村さん):多少なりとも、こだわりはあります。インテリアは買う・買わないは別として見るのが大好きなので、よく画像検索をしていますね。画像を見ていると、自分の家のインテリアを写真で撮るとどうなるのか、試したくなるんです。自分で自分の家の写真を撮るのが好きなんですよね。流行りのインスタグラマーみたいにはいきませんが、どうすれば写真写りが良くなるのかな?って考えながら、照明などにこだわって撮っています。インテリアショップなどに行くと、そのときいいと思ったショールームのレイアウトなどを撮ることもありますね。自分のスマホには、インテリアのインスピレーションとなるような写真がたくさん保存されています。——インテリアはどんなテイストが好みなんですか?沢村さん:ずっと、インダストリアルっぽいテイストが好みでした。アイアンとか味のある木材みたいなテイストが好きだったんですが、一度、ちょっと奮発してイタリア製の家具を一つ購入したんです。その家具を部屋に置いてみると、やはり違うんですよね。何か、“すてき”なんです。でも、予算があるからいくつも買うことはできません。欲しいものはキリがないので、本当に必要なものだけを厳選するようにしています。あと、ウチにはちょっとした問題もあって……。——どんな問題ですか?沢村さん:1年半前から2匹のかわいい猫(アメリカン・ショートヘアとアメリカンカール)を飼い始めました。廊下に出ないようにしつけているんですが、ドアを開けっ放しにしていると、絶対出てくるんですよね。好奇心が強いみたいで、何か新しいものがあるとすごい興味を持つんです。だから、かわいくてもインテリアにとっては天敵。ガリガリやられちゃうんで(苦笑)。壁にテープを貼ると汚れるので、DIY用の小さな釘を打ち付けて、タイルカーペットを貼って、対策しています。わが家をより良い空間にするためのDIY——沢村さんご自身でDIYをされると聞きました。沢村さん:ものすごい時間をかけて、自分一人でやりますね。家族だけが帰省して、僕が仕事で留守番をしているときは、空いている時間にコツコツDIYをしています。家族が帰ってきたら、壁が全部珪藻土(けいそうど※)になっていたことも(笑)。家族が帰ってきて部屋が変わったことに何分で気付くか、時間を計るんです。子どもは最初に気付くけど、奥さんは気付かない(笑)。でも、次の日くらいには、気が付いてくれて。「あなた一人でやったの?」って言われるのが好きなんですよ。※珪藻(植物性プランクトン)の死骸が化石化→堆積してできた泥土のこと。環境にやさしい壁材として注目されている。——そんなお父さんがいたら、みんなほっこりしますね(笑)。壁にも、何かこだわりがあるのですか?沢村さん:ロケや仕事を通じていろいろな宿に泊まらせてもらって、いろいろな建物やインテリアと出会う機会にも恵まれているのですが、あるとき、やっぱり家具も大事だけど床や壁も大事だなぁって気が付いたんです。簡単にはがせるものはいくつもあるので、壁材などを買ってきては、いつ貼ろうかなと見計らっています(笑)。——インテリアで大切にしているポイントは何ですか?沢村さん:雰囲気を良くするために、照明には気を使っていますね。(ショールームなどで見かける)机の下から間接照明を入れるやり方は、実践しています。ホームセンターなどに行くとLEDの薄い照明が売っているのですが、それを両面テープで机の下に張り付けるんです。すると、照明にセンサーが付いているので、手をかざすとフッと点灯するんですよ(笑)。ソファの前にあるローテーブルの下に仕込んでおくと、足先をかざすとパッとつくので、便利なんです。——何だか、おしゃれですね(笑)。沢村さん:ムーディーな照明はファミリーで使うものではないんですけどね(笑)。それを写真で撮って、家具ブランドのカタログと見比べながら、「ウチはどこが間違っているんだ……」なんて答え合わせをして、楽しんでいますね。インテリアの好みが変わった、ある出会い——沢村さんのご自宅は、あまりものを置かないようにしているとか……。沢村さん:そうですね。できるだけものは少なくしています。——そのこだわりは、これまでいろいろなものを見てきたからこそ生まれた考えなのでしょうか?沢村さん:今、そういったテイストが好みなだけで、ちょっと前までは、最近のカフェみたいなインダストリアルなアイアン素材の家具とか、古い味のある木材を組み合わせて作ったテーブルや棚が好きでした。けれども、今はシンプルなテイストで統一しています。ただ、奥さんが気に入っているというテーブルだけが残っていて……う~ん、これが僕的には雰囲気に合わない(笑)!——家族間のインテリアの好みは本当、命題ですよね(笑)。好みが変わったことに、何か理由があったのですか?沢村さん:ある番組でイタリアに行って、ある方のご自宅に招かれたとき、壁も天井も高くて……すごい雰囲気のある家でした。窓一つとっても、日本の建築とは違うんです。大きな窓を木枠にしたり、アイアン素材にしてみたり。それが、きっかけだったのかもしれませんね。今は、自宅の部屋を眺めているのが好きになりました。——それは、沢村さんにとってのリラックスタイムですか?沢村さん:そうですね。自分が作ったインテリアの空間で家族が生活をして、自分が思った通りの使い方をしているのを見るのが楽しいし。全く違った使い方をしているのも、見ていて面白いですよ。——沢村さんの理想の休日を教えてください。沢村さん:もし覚えなきゃいけない台本もなくて、完全フリーだったら……う~ん、そうですね……朝起きて、プロテイン飲んでひと休みして。インテリア雑誌(『ELLEDECOR(エル・デコ)』)を見て、10時くらいからジムに行って、有酸素運動をして。お昼はちょっと庭の雑草をやっつけて、コーヒーを飲みながら1時間ほど日なたぼっこして、夕方またジムに行きますね。体力が余ってたら、その間に(ゴルフの)打ちっぱなしに行きたいです。で、夜は映画かな。これが今現在の理想ですね。半年後には、「ボケ~っと昼間からワインを飲みたい」って言ってるかもしれません(笑)。明日公開予定の連載2回目では、沢村さんが憧れていたイタリアのある高級家具メーカーのお話を、お届けします。(つづく)【沢村一樹(さわむらいっき)】1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身。今年4月からスタートした連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK総合)では、谷田部実役で出演中。10月スタートの連続ドラマ『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京系)では、主演の杉山利史役が決定。また、2018年1月からは大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合)に赤山靭負役での出演が決定している。●Photographer:KenjiFujimaki●Stylist:MiyokoOnizuka(Ange)●HairandMake-up:INOMATA(&’smanagement)●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Writer:YasuyukiUshijima(NOTECH)●Editor:AyaKanaizumi,TakashiOtsubo(LIMIA)【衣装「LANVINCOLLECTION」】シャツ:¥28,000(税抜き)●Address:東京都渋谷区神宮前6-18-13浅間ビル4F●Tel:03-3486-1573【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(前編)【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(後編)【特集・沢村一樹さん】建築家・谷尻誠さんと語る、住まいと暮らしと仕事のこと(前編)【特集・沢村一樹さん】建築家・谷尻誠さんと語る、住まいと暮らしと仕事のこと(後編)
2017年09月04日「三匹のおっさん」「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」「警視庁ゼロ係」など、味あるドラマを生み出すテレビ東京・金曜夜8時枠で、沢村一樹主演の「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~」が10月よりスタートすることが決定。直木賞作家・荻原浩の人気シリーズをNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の岡田惠和が脚色する。かつては一流広告代理店の売れっ子であり、時代の寵児ともいわれたときもあった杉山(沢村一樹)。自分の力を信じて、大手広告代理店を飛び出し独立を考えたが、思い描いていたようにうまくは行かず、弱小会社「ユニバーサル広告社」に拾われる。不運は続き、会社の移転でたどり着いたのが、港町の寂れたシャッター商店街…。だが、どんなに寂れて活気がない町でも、人が生きている以上、悩みがあり、小さな依頼だが仕事がある。新天地で、弱小広告社の新たな奮闘が始まる――。作品ごとに幅広い演技を見せる実力派俳優・沢村さんが今回演じるのは、弱小広告会社ユニバーサル広告社で働く、コピーライター・杉山。港町の寂れたシャッター商店街に事務所を移転した彼の奮闘を描き出す本作は、2016年12月29日に放送されたドラマスペシャル「ダメ父ちゃん、ヒーローになる!崖っぷち!人情広告マン奮闘記」が好評を博したことから連続ドラマ化が実現。沢村さんは、テレビ東京の連続ドラマ初主演。これにより、在京民放キー局すべてで連続ドラマ主演を務めたことになる。原作となるのは、累計37万部を売り上げた直木賞受賞作家・荻原浩が、自らの広告マン時代の経験を基にしたという「ユニバーサル広告社」シリーズの1つ「花のさくら通り」。さらに脚本には、沢村さんがヒロイン(有村架純)の記憶喪失の父親役を務め、高視聴率を維持する朝ドラ「ひよっこ」の岡田さん。「ひよっこ」以後、初めてのドラマ脚本となる。沢村さんは、「今回は特番からの連ドラということで、より一層気合を入れて臨みたいと思います。岡田作品は『ひよっこ』に引き続きなので、岡田さんの世界観を表現するための準備は 十分整っています!荻原先生の人情味溢れる原作を、岡田さんがいかに肉付けしてくれるか、いまから楽しみです」と気合い十分。さらに在京キー局連ドラ主演制覇については、「20年コツコツとやってきたなかで、周りのスタッフや 今回脚本の岡田さんはじめ、支えて下さった方々との出会い、そしてテレビの前で応援して下さった方々のおかげだと思っています。でも正直、僕自身は制覇という実感は全くありません(笑)」と謙虚にコメントする。自らの広告会社勤務時代の体験を綴った原作の荻原さんは、「自分も周囲もみんなおバカで、なんとなく負け組で、毎日死ぬほど忙しく、それなのにとっても面白い日々でした。ドラマでもそんな雰囲気を感じてもらえたら嬉しいです」と期待を込めて語る。また、脚本の岡田さんは、「同時代を生きてきた同じ物書きとして荻原浩さんの作品にはいつも強く共感させていただいてきました」と明かしながら、「私は、沢村一樹さんの演技が大好きなんです」と告白。「真っ直ぐで繊細で気取りがなく、美しい演技をする俳優さんです。何度でも仕事がしたい、書きたい、沢村さんとの仕事、とても楽しみにしています」と、べた惚れのコメントを寄せている。「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~」は10月、毎週金曜20時~テレビ東京系列にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年08月28日尾瀬の登山者から渓流釣りの愛好家まで、アウトドア好きが集まる山奥の村、檜枝岐村。ここで、アクティビティを思う存分満喫できる新しいイベントが誕生します。開催日程は2017年8月26日(土)・ 8月27日(日)の2日間。メイン会場は檜枝岐村の七入りオートキャンプ場です。気になる詳細を早速チェックしてみましょう!尾瀬の麓で山遊び三昧のイベントが開催エイ出版社が主催となりキャンプインで楽しめるアウトドアイベント「フィールアース」。今年から新たなイベントが誕生します。会場となるのは「フィールアースウインター」が開催されたことでも記憶に新しい、檜枝岐村にある「七入りキャンプ場」です。開催日程は2017年8月26日(土)・ 8月27日(日)の2日間。尾瀬に近い好立地を生かしたキャンプ場で、フライフィッシングや沢登りなど数々の山遊びを体験しましょう。大自然を満喫できる!盛りだくさんのコンテンツはコチラ●ハイキング会場を拠点に尾瀬沼までの日帰りハイキングが実施予定です。檜枝岐村まで訪れたなら、ぜひ尾瀬の湿原を一度歩いてみましょう。会場周辺を子どもと散策できるコンテンツも盛りだくさんです。●フライフィッシング会場のすぐ脇に渓流が流れているので、フライフィッシングの体験ができるコンテンツが用意されています。当日はベテランの釣り人がガイドするので、未経験者でも参加OKです。●川魚つかみ獲り子どもから大人まで楽しめる川魚つかみ獲りは、会場周辺の川にたまりを作って実施されます。獲った魚を塩焼きにすることもできるので、小腹が空いた人もぜひ参加してみましょう!●アウトドアヨガイベントの朝の時間帯には、プロのインストラクターによるヨガタイムを実施。解放的なアウトドア空間で体をほぐせば、全身がリフレッシュするはずです。●沢登り会場周辺の渓流にて、沢登りの体験コンテンツが実施予定です。沢登りのノウハウはもちろん必要な道具のレンタルも用意されるので、これを機に挑戦してみてはいかがでしょうか。●アウトドアサウナ「Sauna Camp.」ブースでは、フィンランド生まれのテントサウナが体験できます。火、水、風と全身で自然を感じる心地良さに、やみつきになること間違いありません。イベントをさらに楽しめるポイント●美しい会場装飾は「CHIKAKEN〈ちかけん〉」がプロデュース大自然を生かした会場装飾を担当するのは、「竹あかり」の演出制作・プロデュース会社「CHIKAKEN〈ちかけん〉」。崇城大学にて出会った、「ちか」と「けん」を中心としたユニットです。竹に穴を開けてあかり(ろうそくやLED)を灯す「竹あかり」の演出制作・プロデュースを手掛けます。熊本を拠点に全国各地で「竹あかり」を灯し、その土地にしかない“風景”と“物語”を創りつづけています。美しい会場の装飾が、フェスをますます盛り上げます。●ナイトパーティーも開催8月26日(土)には、ナイトパーティーが行われます。アウトドアスタイルクリエイター四角友里さんをゲストに迎えたトークショーや、このステージに合うアーティストによるミュージックライブも実施予定です。この歴史ロマンあふれる空間で、特別な夜を過ごしましょう。●キッズスペースで安心乳幼児を抱えるファミリーが安心できるベースとして、会場内にキッズブースが常設されます。遊びの合間にちょっと休憩したり、授乳やおしめを変えたりする際にとっても便利。ブース内では子ども向けのワークショップも実施されるので、こちらも気になります。●ドッグランで愛犬も一緒に会場内にはドッグランスペースが常設されるので、愛犬との来場も安心です。犬用ウエアブランド「アイコンズ」による運営なので安心して楽しめます。大自然の中で充実のコンテンツがたっぷり楽しめる「フィールアース尾瀬檜枝岐マウンテンフェス」。公式ウェブサイトでは最新情報が随時更新されています。こちらも是非チェックしてみてください。【詳細情報】フィールアース尾瀬檜枝岐マウンテンフェス開催日時:2017年8月26日(土)・ 8月27日(日)公式サイトURL:
2017年08月22日台湾発のスイーツ店「MeetFresh 鮮芋仙」が、2017年8月8日(火)に東京・吉祥寺にオープン。「MeetFresh 鮮芋仙」は、伝統的な製法による無添加の台湾スイーツを提供する店。台湾のみならず、オーストラリアやニュージーランド、カナダ、アメリカといった欧米にも進出しており、中でも中国には493もの店舗を持つアジア屈指のスイーツ店だ。日本には2店舗が出店しており、吉祥寺は日本3号店となる。「MeetFresh 鮮芋仙」の代表メニューは、緑豆やハト麦、タピオカ、小豆などのヘルシー食材を盛り込んだ「芋園(いもえん)」、「豆花(とうふぁ)」、「仙草(せんそう)」と呼ばれる3つのスイーツ。ほかに、抹茶クリームかき氷や、きな粉黒蜜かき氷といったビッグサイズのかき氷、タピオカドリンクなど、台湾で人気のスイーツが豊富に揃っている。さらに、タピオカドリンクを冷たくアレンジした「フローズンタピオカドリンク」が、吉祥寺北口店限定で販売される。【詳細】MeetFresh 鮮芋仙 吉祥寺北口店オープンオープン日:2017年8月8日(火)住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-7-1営業時間:10:00~22:00TEL:0422-27-5939
2017年07月29日Twitterから火がついたADHDのマンガ家レトロな画風で、ちょっぴり泣ける1ページマンガをTwitterで発表していくうちに人気に火がついたマンガ家、史群アル仙(しむれ・あるせん)さん。彼女は、その作風や自画像からは意外な印象も受ける20代の女性作家で、ADHDと不安障害の症状も抱えているとのことです。そんな彼女の自身の不安障害と、統合失調症との"誤診"による体調悪化、入院、そしてADHDの診断に至るまでといった紆余曲折の苦悩の日々を綴ったマンガ、『史群アル仙のメンタルチップス~不安障害とADHDの歩き方~』が、秋田書店より発売となりました。『史群アル仙のメンタルチップス』中身を一部ご紹介!Upload By 発達ナビ編集部学校を卒業後に引きこもり状態となった作者。その状態を抜け出して一人暮らしをはじめ、アルバイトも順調だったものの突然調子を崩し、初めて精神科にかかることとなりました。この後も幾度となく、調子のアップダウンを繰り返してしまいます。Upload By 発達ナビ編集部誤診と処方薬の乱用であいまいになる作者。作者は自ら「ゴミクズ時代」と表現しています。Upload By 発達ナビ編集部底つきを迎え精神病院に入院することになった作者を支えたのは、後書きにも登場するイラスト教室の恩師でした。Upload By 発達ナビ編集部イラスト教室での挙動不審な様子に対し、恩師からの一言。この一言が作者の運命を変えるきっかけとなります。Upload By 発達ナビ編集部作者につきまとっていた生きづらさの正体が姿を現わした瞬間です。Upload By 発達ナビ編集部ADHDという診断を受けた作者のこれから本のタイトルには「tips(チップス)」「歩き方」とありますが、この本では大人になってからの診断に至るまでの、学生時代のいじめ、引きこもり、誤診、二次障害、自殺未遂、入院…といった波乱万丈な日々を中心に綴られており、作者がようやく未来に向かって歩きだしたばかりのところでお話は終わります。診断を受けた作者は、「診断を受けても何か変わるワケではない」「診断は免罪符にはならない」とは綴っています。しかし診断を受けたことは作者にとって自分を知っていくきっかけとなり、以前より前向きに行動を起こすようになったようです。「前向きにとりくんでいると不思議と特技なんかも見つかったりします」「もちろんすぐにはうまくいきませんでも諦めなければ何かがおきます」傷つき、模索し、自暴自棄にもなる日々の中で、作者がようやく出会ったのはADHDの診断と、希望。渾身の力を振り絞り、自らの半生を綴った、とても熱量のある作品です。史群アル仙のメンタルチップス ~不安障害とADHDの歩き方~
2017年05月17日台湾スイーツショップ「MeetFresh 鮮芋仙(ミートフレッシュ・シェンユイシェン)」が日本初上陸。2017年4月8日(土)、東京・赤羽に日本1号店がオープンする。世界で505店舗を展開する「MeetFresh 鮮芋仙」は、台湾の伝統的なスイーツである「芋園(イモエン)」「仙草(センソウ)」「豆花(トウファ)」を、添加物を使用せず、手作りにこだわり続けて提供する台湾でもっともポピュラーなスイーツ店。「芋園(イモエン)」「芋園(イモエン)」は、お芋から作ったカラフルでモチモチとした芋園(お団子)や、ごろっと大きいタロ芋・さつま芋・小豆・ハト麦・タピオカ等を黒糖シロップのかかったかき氷の上にトッピングした一品。「仙草(センソウ)」「仙草(センソウ)」は、台湾のハーブ(仙草)で作ったゼリーのデザート。仙草汁と黒糖シロップを混ぜてシャーベット状にしたかき氷の上に、滑らかでぷるぷるとした食感のゼリーとタロ芋・さつま芋・小豆・ハト麦・タピオカ等をトッピング、仕上げにフレッシュミルクをかけていただく。「豆花(トウファ)」大豆から丁寧にとった豆乳で作る「豆花(トウファ)」は、台湾人のソウルフード。タロ芋・さつま芋・小豆・ハト麦等のトッピングと合わせて頂くヘルシーなスイーツだ。定番タピオカミルクティーなどドリンクも豊富に台湾発祥のタピオカミルクティーを始め「MeetFresh 鮮芋仙」オリジナルのプリンミルクティー、仙草ゼリークリームティー、日本限定の抹茶タピオカミルク、杏仁タピオカミルクなど、ホットとアイスドリンクを含めて30種類以上のドリンクも楽しめる。店舗情報「MeetFresh 鮮芋仙(ミートフレッシュ・シェンユイシェン)」オープン日:2017年4月8日(土)住所:東京都北区赤羽2-21-2 SD.Build-1FTEL:03-5939-9500営業時間:11:00~21:00<価格帯>芋園 800円仙草 800円豆花 700円かき氷 1,200円ドリンク 400円〜
2017年04月08日1994年に入門した同期、桂吉弥、桂春蝶、桂かい枝が『吉弥・春蝶・かい枝 くしかつの会』を3月29日(水)、大阪・ABCホールで開催する。『くしかつの会』とは、“94年から活動を始めた”ことにちなんで命名した。「吉弥・春蝶・かい枝 くしかつの会」チケット情報吉弥は桂吉朝に入門し、桂米朝の下で内弟子期間を過ごした。春蝶は三代目桂春團治の下へ、かい枝は先代の五代目桂文枝の下へ入門。3人とも上方落語四天王と呼ばれる噺家に育てられた。「師匠から教わったこととか、何となく共通する部分のある3人です。何か一緒にやりたいと話していた数年後、一門や所属事務所の垣根を越えてこういう会をやらせてもらえて。我々3人が今後の上方落語を引っ張っていく存在になれるよう、そこを目指す会だと思っています」とかい枝。現在、東京に拠点を移し、アウェイで上方落語の発展に心血を注いでいる春蝶。東京では今、若手から中堅を中心にした落語ブームが再び起こっている。「東京でやっていて思うのは、上方の落語家は向こうに全然負けていなくて、倍ぐらいの力がある人が多い。でも、残念ながら東京の宣伝力が関西の10倍はあるんです。ということは、力が倍あっても、東京の宣伝力は10倍なので、結果的には5倍負けているんですよね。なので、何とかして大阪でも様々なブームを作っていきたい」と、『くしかつの会』がその先駆けになればと意気込む。ネタは吉弥が「百年目」、春蝶が「芝浜」、かい枝が「三十石夢の通い路」といずれも東西を代表する大ネタだ。春蝶が口演する「芝浜」は東京の噺。それを春蝶は上方から江戸に引っ越してきた魚屋夫婦という設定に置き換えた。「自分の持っている古典の大ネタとして、一番聞いてほしかったもの。上方の噺家が東京の代表的なネタをやったら、こんなふうになるんやでという、大阪のイズムみたいなものも聞いてほしい」と春蝶。一方、「三十石夢の通い路」を演じるかい枝は「ふたりは重厚感のある噺なので、その間をスルスルと行くような、“楽しかったな、面白かったな”と思ってもらえたらと思って」選んだ。ネタ順は当日、舞台上で決定する。ネタの順番によっても聞き応えが異なるだけに、当日が楽しみだ。これからの上方落語界の担い手と嘱望される、名実ともに磐石の3人が集った。新たな時代の潮流をその目でぜひ確かめてほしい。チケットは発売中。
2017年03月09日元フィギュアスケーターで現在は振付師として活躍している村主章枝が13日、東京・護国寺の講談社で1st写真集『月光』(2月15日発売 3,500円税抜き 講談社刊)の出版記念会見を行った。フィギュアスケーターとして冬季五輪に2度(ソルトレイクシティ五輪、トリノ五輪)も出場し、2003年にはGPファイナルで優勝を飾って日本中を沸かせた村主章枝。そんな彼女が、自身にとって特別なプログラムである『月光』をテーマにした初めての写真集をリリース。68年ぶりとなるスーパームーンの昨年11月に三宅島を訪れてロケを行い、2カ月間かけて鍛え抜いたという裸体をフルヌードで披露するなど、リリース前から大きな話題を集めている。村主は「本当にこういうチャレンジができてとても良かったです。写真集のお話が来た時はもうビックリでした。オリンピックに2回出ましたが、メダルを獲った選手ではなかったので、お話をいただいて本当にありがたかったです」とオファー時を振り返り、「最初は緊張しましたね。お気に入りのシーンは前半に撮ったんですが、なかなか表情が硬くて(カメラマンの)アンディ・チャオさんも苦労されたと思います(笑)」と照れ笑い。とはいえ、「今回は動きの中で写真を撮りたいということで、静止画ですが動きを感じていただければと思います。それと頭のテッペンから足の指先まで研ぎすませた写真を撮ったので、細かいところまで見て感じていただきたいですね」とアピールした。オールヌードも披露したことについては、「最初は脱ぐという企画ではなかったんです。初めてのチャレンジなので色んなものを撮るという話から、脱いだ写真があったという感じですね。あまり抵抗はありませんでした」と明かしつつ、「すごい話題にしていただいて、こんなことになるとは思いませんでした(笑)」と多くの報道陣を前に驚いた表情。その彼女は現在36歳で恋愛や結婚も気になるところだが、「色んな番組で私が18年間彼氏がいなくてお見合いさせていただいたりしましたが、今年こそは真剣にパートナーを見つけられるように頑張りたいです」と決意を新たにしていた。
2017年02月13日スターバックス コーヒー 鹿児島仙巌園店が、登録有形文化財の「旧芹ヶ野島津家金山鉱業事業所」を活用し、桜島、錦江湾の雄大な景色が目の前に広がる国の名勝に指定された仙巌園に隣接オープンする。開店日は2017年3月29日(水)。スターバックス コーヒー 鹿児島仙巌園店は、「歴史と現代の融合した特別な空間に招待する場所(Salon de Siren)」をコンセプトに、歴史ある建物をモダンにリノベーションした店舗。気になる内装は、薩摩切子とスターバックスのロゴに描いている人魚の鱗の表情からインスパイアされたデザインを全ての部屋に施し、薩摩の歴史にスターバックスの新たな息吹を吹き込む佇まいに。2階建ての洋風木造建築の店舗内は、1階にバーカウンターと3部屋の客席を備え、2階に1部屋の合計4部屋で構成。店内は65席、テラスには14席を配置し、ゆったりとした時間を過ごすことができる。なお、「旧芹ヶ野島津家金山鉱業事業所」は、1904年に鹿児島県北西部のいちき串木野市の芹ヶ野金山に、島津家の金鉱山事務所として建造し、1986年に現在の地に移設されている。【店舗情報】スターバックス コーヒー 鹿児島仙巌園店開店日:2017年3月29日(水)住所:鹿児島県鹿児島市吉野町9688-1営業時間:8:00~21:00店舗面積:241.05㎡席数:79席(店内65席 テラス14席)
2017年01月28日沢村一樹のテレビ東京ドラマ初主演作となり、広末涼子、鈴木梨央、小堺一機、杉本哲太らが共演するドラマスペシャル「ダメ父ちゃん、ヒーローになる!崖っぷち!人情広告マン奮闘記」が、12月29日(木)今夜21時~放送となる。原作は「海の見える理髪店」で第155回直木賞を受賞した荻原浩による人気シリーズ「ユニバーサル広告社シリーズ」。今回はシリーズのなかから「なかよし小鳩組」をドラマ化。本作で沢村さんが演じるのはユニバーサル広告社のコピーライターでバツイチの杉山利史。以前は大手広告代理店の広告マンをしていたが家庭を顧みなかったため妻子に愛想を尽かされ、そのため情熱も野心も失せた冴えない中年になってしまった。そんな彼の“人生の再起”の物語が本作となる。そして杉山に愛想を尽かし離婚、現在は横浜・元町で雑貨屋を営む元妻の石原幸子を広末さんが、別居中だが突然杉山のもとに転がりこんでくる娘の早苗を鈴木さんが、杉山が勤務する広告会社の社長、石井を小堺さんが、石井が持ってきた案件のお目付け役としてユニバーサル広告社に常駐するヤクザ・河田薫を杉本さんがそれぞれ演じるほか、勝気で毒舌な女性社員の猪熊エリカ役で臼田あさ美、自称ミュージシャンのやる気ゼロ社員・村崎役で柄本時生、ユニバーサル広告社に無理な依頼をする小鳩組組長役で伊武雅刀、小鳩組の組員の西脇勝也役にで上杉柊平らが共演。『映画ひみつのアッコちゃん』や「全開ガール」などを手掛けた川村泰祐が監督を務め、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」を手掛ける岡田惠和が脚本を担当している。物語は倒産寸前のユニバーサル広告社で働く杉山に社長の石井が“ヤクザの小鳩組”のイメージアップを考えるという案件を持ってきて、さらにお目付け役として広告社には強面ヤクザの河田まで常駐することに。そんななか杉山のもとには離婚後別居中の娘・早苗が転がり込んでくる。別れた妻や娘との家庭問題に会社の存続…父親のプライドを賭けて中年広告マン杉山の一世一代の再起への奮闘が始まる――というストーリー。先日まで放送されていた「レンタル救世主」でも家族や仕事の問題に向き合う中年パパを演じた沢村さんが、今度は家庭を失い仕事でも窮地に陥る広告マンを演じる。「ダメ父ちゃん、ヒーローになる!崖っぷち!人情広告マン奮闘記」は12月29日(木)今夜21時~テレビ東京系にて放送。(笠緒)
2016年12月29日俳優の沢村一樹と山崎育三郎が、来年1月23日スタートのフジテレビ系月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(毎週月曜21:00~21:54 ※初回15分拡大)に出演することが27日、明らかになった。このドラマは、宮園いづみの同名コミックが原作。主演の西内まりや演じる「専業主婦になりたい女」と、俳優デビューを果たすロックバンド「flumpool」の山村隆太演じる「絶対に結婚したくない男」という価値観の会わない2人が出会い、次第にひかれ合いながらリアルな恋愛模様を繰り広げる姿を描く。沢村が演じるのは、山村演じるイケメン人気アナウンサー・名波竜を高く評価する、アナウンス室室長の「結婚した男」。山崎は、外資系銀行のエース営業マンで、西内演じる高梨あすかにアプローチを掛けてくる「結婚に利益を求める男」だ。ほかにも、あすかと気の合う会社の先輩役で中村アン。視聴率のためには手段を選ばないテレビ局の編成局局次長(結婚したくなかった男)役で杉本哲太。名波の同僚アナウンサーで、山賀琴子、鍵本輝(Lead)。名波のメイク担当として加藤諒。あすかの女子会仲間で岸井ゆきの。あすかの先輩で名波の親友でもある「結婚したい男」に森田甘路が出演。あすかの家族は、父親役に古舘寬治、母親役に石野真子、弟役には若手俳優の葉山奨之を起用する。
2016年12月27日沢村一樹が主演、「ジャニーズWEST」藤井流星、志田未来、中村アン、勝地涼らと“期間限定”で依頼者の「救世主」となり活躍するドラマ「レンタル救世主」の最終回が12月11日(日)今夜放送される。レンタル救世主とは期間限定で依頼者の“救世主”となり、どんな危険にも命がけで立ち向かうという仕事。物語は沢村さん演じる主人公の明辺悠五が、莫大な借金を背負い会社もクビになったことを家族に隠したまま「レンタル救世主」に再就職したことからスタート。「ジャニーズWEST」藤井流星演じる葵伝二郎や、中村アン演じる秘書・秦野いろは、勝地涼演じるメカニック担当の紀伊ロイ、そして明辺たちに助けられた縁で救世主となった志田未来演じる百地零子らと共に依頼者の悩みを解決してきた「レンタル救世主」だったが、小出恵介演じる零子の兄・千太郎と大杉漣演じる「レンタル救世主」社長の黒宇寛太が裏で組んでいたことが発覚、存亡の危機に。さらに明辺自身も離婚の危機に加えガンが発覚。人生最大の危機を迎える。今夜放送の最終回では、余命3か月を宣告をされた明辺に3億の保険金がかけられていることがわかる。ただし保険金がおりるのは明辺がレンタル救世主の業務中に死んだ場合だけ。明辺は妻の紫乃(稲森いずみ)に3億円を残すためレンタル救世主の仕事を再開しようと決意する。しかしレンタル救世主の代替アプリ「ヘルプール」が普及してレンタル救世主への依頼は皆無になっていた。一方、市長選に立候補した千太郎だが、犯罪グループ“プチテロリスト”から暗殺予告が突き付けられ、100人態勢の警備が付けられることに。明辺は黒宇から千太郎の警備に加わってほしいと頼まれ、命を落とす覚悟で千太郎の警備を引き受ける。明辺の最後の覚悟に気付いた葵、零子、ロイ、いろはたちはレンタル救世主のオフィスに集合する…というストーリーが展開する。先日クランクアップした本作。3か月に及ぶ収録を終えた沢村さんは「個人的には今回の作品、色々やらされましたね(笑)」と撮影をふり返り、「それでも楽しく演じることができたのは、支えてくれるスタッフさんの陰ながらの支えと努力あってこそのものだと感じております。クランクイン当初から既にチームワークが良かったですし、作品を作るうえで、なくてはならない一体感があったからだと思います」とスタッフへ感謝のコメントを寄せた。同日に別現場でクランクアップを迎えた志田さんは「ラップに苦しめられた3か月でした。今解放された気持ちになりホッとしています」と番組名物となった“ラップ”についてコメント。一方で「ただやはりそれほどに濃い月日でしたので寂しい思いもやはりあります」と作品との別れを惜しんでいた。「レンタル救世主」最終回は12月11日(日)今夜22時30分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年12月11日俳優の沢村一樹が主演を務める日本テレビ系ドラマ『レンタル救世主』がこのほど、クランクアップを迎えた。最終回はきょう11日(22:30~)に放送される。沢村演じるダメ男が、救世主として危機を解決していく同作。最後の撮影は、沢村と藤井流星のシーンで、ラストカットがかかると割れんばかりの拍手が響き、2人は固い握手を交わした。沢村は「個人的には今回の作品、いろいろやらされましたね(笑)」と苦笑いしながら、「それでも楽しく演じることができたのは、支えてくれるスタッフさんの陰ながらの支えと努力あってこそのものだと感じております」と感謝。「大きなケガや病気など無く終われたこと、本当によかったです」とねぎらった。ほかにも、都内某所の屋上では、志田未来、福原遥、稲葉友がクランクアップ。志田はこの日も名物となったラップシーンを撮影したが、「ラップに苦しめられた3カ月でしたので、今解放された気持ちになりホッとしています」と心境を吐露した。また、東京・北区で撮影を終えたのは、勝地涼。1人のシーンでのクランクアップだったが、先に撮影を終えたサプライズで駆けつけた志田から花束を受け取り、笑顔で現場を後にした。
2016年12月11日沢村一樹主演、「ジャニーズWEST」藤井流星、志田未来、福原遥、中村アン、勝地涼ら共演のドラマ「レンタル救世主」第9話が12月4日(日)今夜放送される。最大のピンチを迎えたレンタル救世主、そして明辺の運命は――。レンタル期間中はどんな危険なことでも命がけで助け、依頼者にとっての「救世主」となるのがレンタル救世主。会社の元同期に騙されて1億円超えの借金を背負うことになった明辺悠五(沢村さん)がレンタル救世主に入社、葵(藤井さん)、ロイ(勝地さん)、いろは(中村さん)、誘拐されたところを彼らに助けられたことで自らもレンタル救世主となった百地零子(志田さん)、そして社長の黒宇(大杉漣)と共に様々な難問を解決していく…というのがこれまでのストーリーだった。しかし前回のラスト、実は「レンタル救世主」という会社自体が、零子の兄の千太郎(小出恵介)と黒宇が裏で組んで作った“期間限定”の会社だということが発覚。レンタル救世主のメンバーは突如逮捕され、仕事場であるレンタル救世主がピンチとなるなか、離婚の危機を迎えた明辺には膀胱ガンが発覚。明辺は人生最大のピンチを迎えることになった。今夜の第9話では、離婚届を妻の紫乃(稲森いずみ)に預けて家を出た明辺は病院で手術を受けることに。葵、ロイ、いろはらが逮捕されてしまい世間でのレンタル救世主のイメージは失墜する。レンタル救世主を潰そうとする千太郎(小出恵介)と手を組んだ黒宇(大杉漣)の裏切りにより、葵(藤井流星)、ロイ(勝地涼)、いろは(中村アン)が冤罪で逮捕されてしまった。世間でのレンタル救世主のイメージは失墜。零子(志田未来)は葵たちの無実を訴えるが、孤立無援だった。零子だけになったレンタル救世主のオフィスに、明辺に1億円の借金を背負わせた張本人である柿本(梶原善)がやってくる。医者から余命を宣告されたという柿本は、死ぬ前にやりたい5つのことをレンタル救世主に手伝ってほしいと零子に依頼。一方、千太郎が開発したレンタル救世主代替アプリ「ヘルプール」は大ヒット。会社を零子に譲り市長になる計画を進める千太郎に、零子は会社を引き継ぐ条件として葵たちの釈放と、黒宇がなぜレンタル救世主たちを騙していたのかを説明することを求める。釈放される葵たち。久々に集結したレンタル救世主のメンバーのもとに黒宇が現れ、レンタル救世主を設立した経緯とその役目が終わったことと告げる…というストーリーが展開。またしても仕事を失う危機に加え、離婚にガン発覚と人生最大のピンチを迎えた明辺は、どうこの苦境を乗り越えるのか…「レンタル救世主」第9話は12月4日(日)今夜22時30分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年12月04日沢村一樹が主演、「ジャニーズWEST」藤井流星、志田未来、中村アン、勝地涼らが共演するドラマ「レンタル救世主」の第8話が11月27日(日)今夜放送される。物語は沢村さん演じる明辺悠五が、勤めていた会社の元同期に騙されて1億円超えの借金を背負うことになり“レンタル救世主”に転職。藤井さん演じる葵伝二郎や、志田さん演じる百地零子、中村さん演じる秘書の秦野いろは、勝地さん演じるメカニックの紀伊ロイらと共に、レンタル期間中、どんな危険なことでも命がけで助ける、依頼者にとっての「救世主」となるレンタル救世主として奮闘していくというもの。前回の放送では菊池亜美がゲスト出演。「バーガー村」という市の施設の移転問題にまつわる収賄で逮捕寸前の、菊池さん演じる市議会議員の星子からの、高校時代のチアリーディング部のチームメイトに再会したいという依頼を受けた彼らの活躍が描かれた。今夜の放送では、前回のバーガー村移転問題に関わったのをきっかけにレンタル救世主が世間の注目を浴びることになりオフィスには問い合わせが殺到、依頼も急増することになるが、一方で明辺は妻の紫乃(稲森いずみ)に離婚を切り出され落ち込む。仕事場では明るく振る舞うも、様子がおかしいことにレンタル救世主の仲間たちは気付き、明辺が帰宅した後、オフィスに明辺の娘・彩芽(莉帝)が来て両親の離婚を止めてほしいと依頼されたレンタル救世主は、その依頼を引き受けることになる。数日後、オフィスに零子の兄・千太郎(小出恵介)が現れ、レンタル救世主を買収すると言い出す。レンタル救世主の流行に目を付けた千太郎は新しいアプリを開発。そのアプリが実用化されればプロのレンタル救世主が必要なくなるといい、会社買収後はメンバーに元レンタル救世主として自分の会社の宣伝に協力してもらうという千太郎。さらに零子が千太郎から会社を引き継いで社長になると聞かされ驚くレンタル救世主一同だが、社長の黒宇(大杉漣)は千太郎の申し出をきっぱり断る。そして明辺は紫乃から離婚したい2つの理由を聞かされる。離婚したいのは自分のためであり、明辺のためでもあると言う紫乃。離婚を避けたい明辺はレンタル救世主を辞めると紫乃に告げる。さらにかかりつけの医師・金城(堀部圭亮)からもショッキングな事実を知らされ、明辺は人生最大の危機に立たされる…というのが今夜のストーリー。想像を超えた衝撃の展開を迎える「レンタル救世主」第8話は、11月27日(日)今夜22時30分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年11月27日沢村一樹がテレビ東京ドラマ初主演を果たすドラマスペシャル「ダメ父ちゃん、ヒーローになる!崖っぷち!人情広告マン奮闘記」。この度、本作の新たなキャストとして、広末涼子、鈴木梨央、小堺一機らの出演が決定した。倒産寸前の広告会社で働く杉山(沢村一樹)の元に、社長の石井(小堺一機)が大きな仕事を持ってきた。しかし、その仕事というのは、“ヤクザの小鳩組”のイメージアップを考えるという代物。さらに、お目付け役として、広告社に強面のヤクザ・河田(杉本哲太)が常駐することに…。そんな中、杉山のもとに離婚後別居中の娘(鈴木梨央)まで転がり込んでくる。別れた妻(広末涼子)や娘との関係という家庭問題を抱えながら、会社の存続と父親のプライドを賭けて中年広告マン杉山の一世一代の再起をかけた奮闘が始まる――!原作は、先日「海の見える理髪店」で第155回直木賞を受賞した、注目の作家・荻原浩の人気シリーズ「ユニバーサル広告社シリーズ」。今回はその中から、「なかよし小鳩組」を映像化する。監督には『映画ひみつのアッコちゃん』や「全開ガール」などを手掛けた川村泰祐。脚本は平成29年度前期の連続テレビ小説「ひよっこ」手掛ける岡田惠和が担当する。すでに主人公・杉山利史役に沢村さんが決定しているが、物語の重要な柱の1つ、「家族の再生」を語る上での重要な役どころである杉山と離婚した元妻・石原幸子役に広末さん、杉山の娘・石原早苗役に鈴木さんがキャスティング。沢村さんと十数年ぶりに共演という広末さんは、「まさかの元妻役ということで大変光栄でした」と話し、「撮影の際に、沢村さんからも『感慨深い』とお言葉をいただきました」とお互い共演を喜んだ。「沢村さん演じる主人公・杉山の変化や成長がこの物語の鍵だと思うので、とても楽しみにしています。また、沢村さんと小鳩組組員河田役の哲太さんの掛け合いを一度も見られていないのですが、それがとても楽しみでとても期待しています」とコメント。鈴木さんは「お父さん役の沢村一樹さんは、撮影の待ち時間の間にいっぱいお話ししてくださったので、コミュニケーションはばっちりでした。今回のドラマでは、沢村さんと杉本哲太さんと一緒のシーンが多く、とても楽しかったです」と撮影をふり返った。また、もう1つの柱である杉山が勤務する倒産寸前の弱小広告会社「ユニバーサル広告社」のメンバーとして、社長・石井役に小堺さんが決定。さらに、勝気で毒舌な女性社員・猪熊エリカ役に臼田あさ美、自称・ミュージシャンのやる気ゼロの社員・村崎役に柄本時生。「ユニバーサル広告社」に無理な依頼をする小鳩組・組長役に伊武雅刀、見張り役として広告社に常駐することになる小鳩組の組員・河田薫役に杉本哲太、同じく小鳩組の組員・西脇勝也役に上杉柊平も登場する。「ダメ父ちゃん、ヒーローになる!崖っぷち!人情広告マン奮闘記」は12月29日(木)21時~テレビ東京系にて放送。(cinemacafe.net)
2016年11月17日女優の田中美奈子(49)が、15日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『今夜くらべてみました』(毎週火曜23:59~)で、同じくゲスト出演した俳優・沢村一樹(49)の本名を暴露した。田中は「No Friends No Lifeな女たち」のテーマで、お笑い芸人の渡辺直美(29)、モデルの大石絵理(22)と共に出演。バブル全盛期の人間関係を「男友達が多い」と思い返し、「ねっ! こうぞう!」と沢村に話し掛けた。周囲が「えっ? こうぞう?」と戸惑う中、沢村は苦笑いを浮かべながら「僕です。『野村耕蔵』が本名なんです」と説明し、スタジオからは「えー!」と驚きの声。MCを務めるチュートリアル・徳井義実(41)は「初代学長みたいな名前ですね」と例えて笑いを誘い、沢村も「そうなんです」と認め、「古臭いから何とかしようと思って」と付け加えた。沢村は、連続ドラマデビュー作となった『続・星の金貨』(96年)で田中と共演。田中が「家が近いから、同じ時間に終わると耕蔵を乗っけて送って行った」と思い出話を披露すると、沢村は「全然色気がない。中身がオスなんです」と田中のプライベートな一面を明かして盛り上げた。
2016年11月16日女優・広末涼子が、沢村一樹主演のテレビ東京系スペシャルドラマ『ダメ父ちゃん、ヒーローになる!崖っぷち!人情広告マン奮闘記』(12月29日21:00~)に出演することが14日、わかった。同作は小説家・荻原浩の人気シリーズ「ユニバーサル広告社シリーズ」の中から『なかよし小鳩組』を映像化。沢村演じる倒産寸前の下町の広告会社で働くダメダメ広告マン・杉山が、ヤクザの”小鳩組”イメージアップを考えていく。脚本は2017年度前期連続テレビ小説『ひよっこ』等を手がける岡田惠和。広末は杉山と離婚した元妻役を演じ、また2人の娘を子役・鈴木梨央が演じる。広末は「沢村さんと十数年振りにご一緒させて頂き、まさかの元妻役ということで大変光栄でした」とコメント。「撮影の際に、沢村さんからも『感慨深い』とお言葉をいただきました」と明かした。また広末は「娘役の鈴木梨央ちゃんがとにかく可愛いかった!」と感嘆の声を寄せ、「こんなにしっかりした小6がいるんだなと驚きました。彼女の演技も見どころです!」とアピールした。鈴木は「お父さん役の沢村一樹さんは、撮影の待ち時間の間にいっぱいお話ししてくださったので、コミュニケーションはばっちりでした」と撮影を振り返る。「今回のドラマでは、沢村さんと杉本哲太さんと一緒のシーンが多く、とても楽しかったです。テンポを大切に、お芝居しました」と、さすがの役作りを見せた。また、杉山が勤務する弱小広告会社「ユニバーサル広告社」社長に小堺一機、女性社員役に臼田あさ美、自称ミュージシャンのやる気ゼロ社員役に柄本時生が決定。さらに、小鳩組・組長を伊武雅刀、組員を杉本哲太、上杉柊平が演じる。(C)テレビ東京
2016年11月14日