昨年10月に花田光司氏(46)と離婚した元フジテレビアナウンサーの河野景子さん(54)が、離婚後初の著書「こころの真実23年のすべて」(世界文化社刊)を3月5日に発売した。河野さんは同書で、2012年ごろにストレスから円形脱毛症になったことを告白。当時の苦悩から離婚原因までを赤裸々につづっているという。一部スポーツ紙によると、河野さんは「これまでの23年間のいろんな出来事に対して、私が抱いた“私の心の中にある真実”を書きました」とコメント。花田氏にも「読んでほしい」と希望しているという。花田家といえば母でタレントの藤田紀子(71)が01年に故二子山親方と熟年離婚し、離婚についての告白本「凛として…。」(文芸春秋刊)を発売。そして花田氏の兄で元若乃花でタレントの花田虎士(48)はタレントの花田美恵子(49)との間に4人の子どもをもうけるも、07年に離婚している。「いずれも結婚したのは夫が現役中で、引退後に離婚しています。現役中は夫を献身的にサポートしていますが、妻としてよりも女将としての責務が求められます。その重圧は、計り知れないものがある。そのため、引退後は反動が出てしまうのでしょう」(相撲担当記者)ちなみに花田氏の長男で靴職人・タレントの優一(23)も昨年12月、一般女性との結婚からわずか1年ほどで離婚している。花田家に嫁ぐことは、世間が思うよりもずっと大変なのかもしれない。
2019年03月06日欅坂46キャプテンの菅井友香が、11日放送のラジオ番組『レコメン!』(文化放送/毎週月曜~木曜22:00~25:00)で、アイドルグループ・けやき坂46が「日向坂(ひなたざか)46」へ改名したことに言及した。欅坂46の妹分的グループであるけやき坂46。番組中に「どうしても話したかったこと」として菅井は、同グループの単独シングルデビューが決定したことに触れたうえで「本当におめでとうございます!」と祝福した。さらに「いつデビューしてもおかしくないくらいグループとして力を付けていて、私たちもすごく助けてもらっていたので」と振り返りつつ、「ついに決まったんだなってうれしい気持ちです」としみじみ。一方で「でも、ちょっとだけ寂しい気持ちもあります、正直」と心境を吐露した。欅坂46とけやき坂46のチームカラーは、共に緑だったが、日向坂46は空色となる。このことについても、菅井は「すごく合ってる」と評したうえで、「でも、ロゴにもう緑がなくて」と、妹分の巣立ちに対して感傷に浸る場面も。しかし、「同じ坂道グループを一緒に盛り上げていけるように、私たちも頑張りたい」と前を向き、「これから表題曲が出来たら、歌番組にも出ると思うので、それで共演出来たらうれしいです」と期待感を抱いていた。
2019年02月12日昨年に元貴乃花親方の花田光司氏と離婚した、元フジテレビアナウンサーの河野景子が7日、都内で行われたTOKYO FM『Blue Ocean』(毎週 月~金 8:55~11:00)の公開収録イベントに登場した。宮崎県出身の河野は「(宮崎県は)パワースポットがたくさんある」と語り、「この間も行きました。今後の私の幸せをお願いしました」と笑顔で振り返った。番組パーソナリティーの住吉美紀が「昨年からいろいろと大変でしたね」と話を振ると、河野は「いろいろとお騒がせしましたけれども(笑)。新しく『河野』になりました」とコメント。続けて「円満離婚だし、スッキリしているとテレビでも見たんですけど…」と住吉が問いかけると、「本当にその通りです」と同意し、「やっと自分のための時間ができるようになったなというのが、私にとって新鮮なことですね」と語った。また、「河野景子のことばのアカデミー」の校長を務めるきっかけを、「ずっと立場上も"花田景子"で仕事してたじゃないですか。でも元夫が『河野景子で仕事したらどうだ』と。花田景子だと立場もあるので、素の部分が出せないと思ったのか分からないですが」と明かした。さらに自身がやっている健康の秘けつとして、「何年もやっているのは四股立ちです。プロに習いました」と笑顔を見せた。そしてバレンタインの予定を聞かれると、「ないです。義理チョコもないです」と答えていた。公開収録の模様は12日の『Blue Ocean』で放送される。
2019年02月07日作家・柴崎友香さんがチョコレートにまつわるエッセイを書き下ろしました。以下、『チョコレートのある世界』の全文です。なぜ、チョコレートだけが特別なのだろう。甘くておいしいものはたくさんあって、そのたくさんの中で、チョコレートはいつも特別だ。わたしには、チョコレートをとっておく癖がある。箱の中に、一つだけ。最後の一つを、食べてしまうのには、勇気がいる。深みのある褐色の、あの小さな一粒がいつまでもそこにあったらこのしあわせが続くのに、と思ってしまう。ところでわたしは、甘いものはそんなに得意ではない。「そんなに」というところが重要で、きらいではない。「好き」と言ってしまうと、とっても甘いのをたくさん食べられることになるが、そうではなくて、ちょっと甘いくらいのを、少し食べる。それが幸福を感じる時間だ。それもできれば、苦みや渋みのあるものといっしょに。お茶とかお酒とか。チョコレートは、甘いけど、苦い。その甘さと苦さの合わさったところ、同時に味わえるところに、限りない豊かさがある。チョコレートは融けるから、メインの季節は冬だということになっていて、空気がだんだん冷えて夜が長くなってくると、いつもと違うよそゆきのチョコレートにたくさん会える。気取って装飾品みたいに並んでいたり、ちょっとユーモアのある動物や身近なものをかたどっていたり、それが工夫を凝らした夢みたいな箱に入って届けられる。いろんな種類が詰められた箱をいただいたりすると、わたしはまず解説の小さな紙を熟読する。最初はまずシンプルなの、次は少し変わったフレーバーの、それから、と食べる順番に迷いに迷う時間さえ楽しい。好きなお茶を濃いめに淹れて、一粒一粒、それぞれの苦さと甘さに、驚いたりうっとりしたり。自分で辞書を作るなら「贅沢」の項目にこの時間のことを書こう、と思うくらいだ。宝石なみにきらきらしたチョコレートの一方で、毎日の時間に染み込んだ、地元の友だちみたいに気楽に付き合えるのもやっぱりチョコレートだったりする。スーパーやコンビニで売っている、定番の板チョコ、駄菓子的なチョコバー、毎シーズン出現する新商品。銀紙をわざと無造作に剥いて、ぱきっときれいに割れるとうれしい。いちご味にも弱くて、パステルピンクと焦茶色の組み合わせは何回食べても子供のころのもっとも無邪気な楽しい時間をすぐによみがえらせてくれる。パフェやパンケーキにかけるチョコレートソースになると、悪友的な存在感さえある。子供みたいに手や顔をべたべたにして食べたい誘惑にかられたりもする。ずっしり重みがあるチョコレートケーキも忘れてはならない。さんざんおいしいごはんを食べて満腹なのに食後のデザートを選ぶとき、よりによってあのほとんど黒に近い密度の高い一切れを選んでしまうのはなぜなのか。しかし運ばれて来たそれは、選択が正しかったことを毎回必ず実感させてくれるのだ。家にいるときは甘いものはたまにしか食べないのだけど、仕事をしているあいだは違う。特に小説が佳境にさしかかって、ここでがんばろう、というときに、いちばん「効く」のはチョコレートだ。ひとかけら口に入れると、充電という言葉がふさわしいくらい、そのほろ苦い甘い塊が融けて体内に入っていくのが感じられる。普段ならほんの二、三かけでじゅうぶんなのに、仕事をしているときはついつい、食べてしまう。脳がエネルギーを欲してるのだなあ、と思う。その疲労感も、チョコレートのためにある気もする。チョコレートだけが。ゆったりした憧れも、懐かしさも、ちょっとうしろめたい快楽も、繰り返しの毎日の中の小さな楽しみも、みんな味わわせてくれる。チョコレートだけがいつも特別だから、わたしは箱の中に一粒、そのしあわせを取っておきたくなる。しばさき・ともか作家。1973年、大阪府生まれ。2000年『きょうのできごと』でデビュー。近著に『つかのまのこと』(KADOKAWA)、『公園へ行かないか?火曜日に』(新潮社)など。’18年は、著書『寝ても覚めても』の映画化も話題となった。※『anan』2019年1月23日号より。写真・枦木 功(nomadica)スタイリスト・岡尾美代子撮影協力・AWABEES(by anan編集部)
2019年01月16日元フジテレビアナウンサーの河野景子が4日、アメーバでオフィシャルブログを開設した。昨年、元貴乃花親方と離婚し、新たなスタートを切った河野は、初投稿で「アメブロ、始めます!」と題して更新。「アメブロを始めることにしました。これまでは 環境的に いろんなことを考えると自分の言葉で何かを発信することに勇気がなかったのですが」と前置きし、「立場も変わりましたし、新しい年も迎えましたので、これを機にスタート致します」と開設の理由をつづった。そして最後は、「新たなことを始めたいと思います」と意気込み、「どうぞ宜しくお願いいたします!河野景子」と呼びかけて締めくくっている。
2019年01月04日今年10月に大相撲の元横綱・貴乃花こと花田光司氏(46)と離婚した元フジテレビアナウンサー・河野景子さん(54)が、12月28日放送のフジテレビ系「バイキング・ザ・ゴールデン」に出演する。景子さんが離婚発覚後、メディアに出演するのは同番組が初めて。一部スポーツ紙によると収録は今月中旬に行われ、坂上忍(51)のインタビューに1時間以上も応じたという。そのなかで23年間の結婚生活を振り返り、「つらいことも悲しいことも悔しいことも、たくさんありました。でもそれ以上に喜びとかうれしいこととか感動したこともありました」と涙を浮かべて語ったという。「離婚後初のテレビ出演。メディアの前でここまで語ったのも初めてです。フジテレビは古巣とあって、しっかりと“スクープ”を提供し、義理を果たしたといえるでしょう」(テレビ局関係者)というのも景子さんは今後、本格的にテレビ復帰せざるを得ない状況にあるという。「おかみさん時代は講演会をこなしていて、ギャラは1本50万円ほどだったと聞きました。しかしもうおかみさんを“引退”したので、講演会でも以前ほどのギャラを取れません。となると、自分の得意な“土俵”であるテレビに戻るしかないはずです。元夫・花田氏は日本テレビとテレビ朝日と蜜月関係にあると見られています。そうした事情もあり、やはり古巣であるフジテレビでの仕事がメインになりそうです」(芸能記者)年の瀬の放送でいったい何が語られるのか、注目される。
2018年12月24日欅坂46キャプテンの菅井友香が、11月26日放送のラジオ番組『レコメン!』(文化放送/毎週月曜~木曜22:00~25:00)で、先日、『週刊少年ジャンプ』での休載が発表された漫画『HUNTER×HUNTER』の作者で欅坂46のファンとして知られる漫画家・冨樫義博氏へエールを送った。番組では、「先日『HUNTER×HUNTER』の休載が発表されました。一部のファンから『連載再開の鍵は欅坂46』とも言われています。ここはメンバーでもあり、『HUNTER×HUNTER』のファンでもある菅井さんの力が必要です」というメールが紹介された。ちなみに、菅井は『HUNTER×HUNTER』読者であることを公言している。このメールを受けて菅井は「たくさんのファンの方が待っていますもんね。冨樫先生、本当に頑張って欲しい……」と呟いた。また、「菅井さんの力が必要です」という要望については、「いや、私の力でそんな、パワー出るかわかりませんし、おこがましいですけど……」と謙遜しつつも、「富樫先生、漫画、描いてください! 頑張ってください!」と激励のメッセージを送った。
2018年12月03日元・貴乃花親方の花田光司(46)との離婚が判明した河野景子(54)が11月28日、正式にコメントを発表した。各スポーツ紙によると景子さんは「23年間の結婚生活に終止符をうちましたことをご報告申し上げます」と報告し、「度重なる困難には二人三脚で乗り越えてきた自負もあります」とコメント。さらに「今後はお互い別々の道を歩むことといたしました」と明かし、「共に歩んできた元夫への尊敬の念と感謝の心は失うことなくこれからの人生を進んで参りたいと思います」と綴ったという。ネットでは、景子さんにエールが上がっている。《賢い人だし、責任感もあると思う 前向きに頑張ってほしい》《景子さんはご自身の第二の人生を頑張って欲しいです》《ご苦労様です。能力があるから、これからは1人で生きていく事には問題ないと思いますね。頑張って下さい!》スポーツニッポンが27日に明かしたところによると、花田は今回の離婚について夫婦を卒業するという意味で“卒婚”と表現しているという。卒業した2人は、まさにそれぞれの道を歩むことになる。「景子さんは元々アナウンサーですから、話術のスキルは申し分なし。結婚時から講演会に引っ張りだこでした。さらに息子・優一さん(23)のブログに登場すると、アクセス数が一気に伸びるほどの人気ぶりです。すでに獲得しようとテレビも動いていると聞きます。角界の厳しいルールから離れたことで、今後はより多くの場所で景子さんの姿を見かけることになるかもしれません」(角界関係者)
2018年11月28日欅坂46キャプテンの菅井友香が、10月29日放送のラジオ番組『レコメン!』(文化放送/毎週月曜~木曜22:00~25:00)で、乃木坂46、欅坂46、けやき坂46、それぞれにおけるグループカラーの違いを語った。坂道3グループのメンバーが共演する舞台『ザンビ』(11月16日から25日までTOKYO DOME CITY HALLで上演)。同舞台に出演予定の菅井は、普段あまり接点がない別グループのメンバーと稽古に臨んでいることについて「美少女たちに囲まれてすごく幸せ」と言いつつ「それぞれグループカラーが違うなって思うんですよ」と語った。菅井によると、欅坂46は「ちょっとたくましいところがある」、けやき坂46は「かわいくて元気」だという。乃木坂46については「乃木坂さんはすごい儚いんですよ」と形容し、「男だったらほんとに嫁にしたいというか、女でもすごい好きになっちゃうみたいな」とその魅力を伝えた。続けて「品があってすごく真面目で一生懸命で……でも、見てて綺麗過ぎて消えてなくなっちゃいそうな儚さがあるんです」と力説。最後には「こうやって一緒にいる中で、良い部分を吸収していきたいなと思います」と、改めて乃木坂46メンバー含む他グループとの共演を喜んだ。
2018年11月07日アイドルグループ・欅坂46の菅井友香、長濱ねる、渡辺梨加、渡邉理佐が11月1日、都内で行われた「永谷園×欅坂46 お茶づけで会いましょう!キャンペーン」発表会に出席した。永谷園は、欅坂46を起用したコラボキャンペーンを実施。期間中はメンバー18人と全員集合の1枚の計19種類とシークレットカードが封入された特別パッケージの「お茶づけ海苔」と「さけ茶づけ」が10月から販売されている。また、11月2日からは欅坂46の菅井友香、長濱ねる、渡辺梨加、渡邉理佐が出演した同キャンペーンのCM「お茶づけで会いましょう!」編が全国で放映スタート。2018年夏の全国アリーナツアーのライブ映像を交え、楽屋でお茶づけを食べながらくつろぐ姿を切り取った内容となっている。新CMについて菅井が「9月まで開催していたライブの映像をつかっていただいてうれしいです。ライブフォトがカードで採用されたのも初めてなので、発売を楽しみにしていました」と満足げ。すでに同商品を購入して5枚のカードを手に入れたそうで、「自分のシークレットカードとねるのカードを当てました。全部集められたらいいなと思っています」とコンプリートに意欲。「ねるの写真はすごいクールなんですよ。ねるは笑顔のイメージがあるからパフォーマンス中の眼力がかっこいいし、このカードを大切にしたいと思います」と長濱のカードを絶賛すると、長濱は「うれしいですね(笑)」と照れ笑いを浮かべた。23歳となる11月29日の誕生日まで1カ月を切った菅井は、誕生日の予定について「お仕事が入るかもしれないので予定はありませんが、もし時間があったら家族と一緒にご飯に行けたらいいなと思っています。いつも誰かしらの誕生日は家族4人で外食するので、外食できたらうれしいですね」と回答。また、残り2カ月となった2018年でやりたいことを菅井が「今年はまだ大好きな馬に会えてないので、馬に会って紅葉とかがある外で乗れたら気持ちいいんだろうな~と思います。お馬さんに乗りたいですね」と目を輝かせ、渡辺梨加は「私はさつまいもが大好きなので芋掘りをしたいです。小学生以来してないのでしたいんですよ。地元(茨城県)がさつまいもで有名なので、出来たら芋掘りをして焼き芋を食べたいな」と食欲の秋らしいコメントで会場の笑いを誘っていた。
2018年11月02日チェックがなくちゃ、始まらない! というほど、チェックアイテムが豊富にリリースされている今季。おしゃれ女子の間でも大人気でした!今回は、チェックパンツ、チェックスカート、チェックワンピ、それぞれのおしゃれ女子をスナップ。 まずはパンツコーデをcheck!こっくりブラウンとイエローのチェックが好相性。◆河野友香さん / 21歳・学生丈短トップスとハイウェストチェックパンツの旬度抜群のスタイル…!この秋のトレンドカラーとして、久しぶりに注目が高まってるブラウンの取り入れ方もとても上手。流行りのアイテム同士の組み合わせながら、バランスよく着こなしています。 こちらのボトムは「ベルシュカ」のもの。さすがのトレンド感ですね!トップスは「SLY」。足元は「コンバース」のオールスターを組み合わせ。 クリアピアスは「LOWRYS FARM」のもの。秋色コーデの中に、絶妙なぬけ感を醸しています。 続いて、スカートのコーデをcheck!古着のデニムとチェックのプリーツSKでレトロムード。◆るみさん / 22歳・学生リボンブラウス、デニムJK、プリーツスカートの組み合わせは、ちょっとレトロなコーデを楽しむのにぴったり。古着が好きというるみさん。スカートは「ZARA」で購入、そのほかはすべて古着屋さんで見つけたそう。 プリーツ×チェックの端正な表情にグッときますね。このきちんと感は、他のアイテムにはなかなかない魅力です。 足元はタッセルローファーを。こちらは「Oriental traffic」で購入したもの。白ソックス合わせで引き締めます。 最後に、ワンピコーデをcheck!きちんと見えと今っぽさを叶える、グレンチェック。◆Y325さん / 会社員 チェックを楽しむなら、思い切ってワンピで面積広めに取り入れるのもおすすめ。グレンチェックなら、柄が大きめでアクセントが効きながら、グレーの分量も多いから実は着こなしやすいんです。黒のシンプルなニットと合わせて大人っぽく楽しみます。 こちらは「BAITHDAY BASH」のワンピース。胸元と裾がアシンメトリーなデザインになっています。太めのベルト、ボタンも可愛い。フェミニンな雰囲気にお似合いです。 ツイードのフラットシューズは「ZARA」。チェックとツイードで秋気分を満喫しているそう。この生地感、秋になると必ず欲しくなるアイテムですよね。 いかがでしたか?チェックアイテムを1点投入するだけでグンと旬度が上がること間違いなし!まだ持っていない人は早めにお店にGO。21日もやっているので、ぜひこのイベントにも足を運んでくださいね。
2018年10月21日2016年、各国の作家が集まるアイオワ大学のプログラムで、3か月ほど米国に滞在した柴崎友香さん。その体験を短編集にしたのが『公園へ行かないか?火曜日に』。「もちろん初めての体験です。よく状況をつかめないままいろんな出来事が起きるのが面白くて。それを読む人にも体感してもらうために、エッセイではなく小説で書きました」年齢もバックグラウンドも異なる作家たちと、公園まで散歩のつもりが予想外の遠出になったり、住居棟で非常ベルが鳴って避難したり…。「英語ができなくても大丈夫と言われていたんですが、初日に37人の参加者中、私が格段にできないと判明して、どうしようかと思いました(笑)。でも、せっかくの機会だしいろいろ聞きたい気持ちもあって、一緒に行動していました。少しずつ聞き取れるようになったかと思えば、翌日は全然分からなかったりと、波がありましたが、最後のほうの発表で“英語うまくなったね”と言われた時は嬉しかった」自身で撮ったカバーの写真はどれも素敵な環境だと分かるが、「部屋のカードキーが何度も使えなくなるし、自動販売機は壊れっぱなしで。そんな雑な感じが面白かったし、気楽でもありました」と、なんでも楽しめる柴崎さんのおおらかさもたっぷり味わえる。一方、後半ではニューヨークで大統領選挙という大きなイベントに遭遇するが、冷静に見ているのが印象的。「劇的な瞬間に居合わせたとは思いませんでした。私は選挙に参加したわけでもないし、本当に重要なのは、劇的な結果が起こる前の積み重ねだと思うから。むしろ、私はあの場所にいたけれど何も分かっていなかったなということを実感しますね。いい体験ができたとは思っています」ほかにはニューオーリンズの第2次世界大戦博物館で感じたことなどが、真摯に綴られ心に残る。「面白いことはまだまだあって、あと2~3冊は書けます(笑)。プログラムを経て、言葉にしても、生活や空間のスケール感にしても、自分の中の基準がちょっと変わった気がしますね。さんざん英語ができないことなどを晒していますが(笑)、自分も何か新しいことをやろうとか、めげずに頑張ろうと思ってもらえたら嬉しいです」『公園へ行かないか?火曜日に』33か国から作家たちが集まってきた、アイオワ大学のインターナショナル・ライティング・プログラムに参加した体験をつづる11編の小説集。新潮社1700円しばさき・ともか作家。1973年生まれ。著書に芥川賞受賞作『春の庭』(文春文庫)など。2010年に野間文芸新人賞を受賞した『寝ても覚めても』原作の映画が公開に。※『anan』2018年9月19日号より。写真・土佐麻理子(柴崎さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2018年09月13日欅坂46のお嬢様キャプテン、菅井友香さん。幼い頃からバレエに乗馬、多忙の今も隙あらば筋トレに励む。そのブレない体と心の秘密とは?そして得意のバランスボールでも、自慢の体幹力を発揮してくれました。発売されたばかりの写真集で初の水着&ランジェリーショットを解禁し、美しいくびれのある磨き抜かれた体を披露した菅井友香さん。欅坂46のキャプテンにしてグループイチのお嬢様。その体の基礎は、クラシックバレエと乗馬で鍛えたインナーマッスルにある。「バレエは幼稚園から、乗馬は小学5年生の時から。中学まで両方していましたが、乗馬とバレエでは体の使い方が真逆。バレエは外側に脚を開きますが、乗馬は馬の胴体に合わせて、内側に力を入れるんです。どちらかに絞ったほうがいいとなって、大好きな乗馬に専念することに決めました」日本馬術連盟の「馬術スペシャルアンバサダー」も務め、馬モチーフの小物を集める乗馬愛好家。でも優雅なイメージとは違い、実際の乗馬はハードなスポーツ。「馬の動きに合わせて全身の筋肉を使います。腹筋や背筋、手綱を引く腕力も。馬の突然の動きに合わせて反応するための瞬発力や落馬を恐れない度胸も求められますね。落馬は私自身も数えきれないほどしています」と、穏やかな笑顔の奥に芯の強さを覗かせる。乗馬で培ったタフな心と体は、ステージにも生きている。「欅坂46では、ハードなダンスの連続。でも体幹が強いせいかターンの時もブレないし、ちゃんと汗もかけています。何よりレッスン後も休憩なしでまた動ける。体の軸を鍛えると、代謝も持久力も上がるのかもしれませんね」実際、ライブでは激しい曲の直後でも息を乱さずMCを務める、キャプテンとしての頼もしい菅井さんの姿がある。そして美しい立ち姿もその軸あってこそ。インタビュー中も椅子の背にもたれずに、まっすぐな姿勢をキープ!「うふふ、ありがとうございます。そういえばヒールの時にぐらつかずに歩けるのも体幹があるせいかも。でも私、猫背になりやすいんです。よく母が『猫背ってるよ!』って注意してくれます(笑)。猫背で顎が前に出ると、フェイスラインもたるみやすくなると聞いたので気をつけなくちゃ」多忙の合間を縫って、毎日の筋トレも欠かさない。この日はバランスボールで軽々ときれいなポーズを決めてくれた菅井さん。家でもバランスボールで“ながらエクササイズ”を実践中。「不安定なところで行うことでトレーニングの強度が上がるからと、乗馬の先生に勧められてバランスボールを愛用しています。テレビを見ながらぼよんぼよんって乗ってます(笑)。電車での移動中は、お腹に力を入れて立って、いかに揺れずにいられるか試したり。楽しんでエクササイズしています」すがい・ゆうか1995年11月29日生まれ、東京都出身。欅坂46キャプテンで乗馬を愛する筋金入りのお嬢様。ファースト写真集『フィアンセ』(講談社)が発売されたばかり。愛称・ゆっかー、菅井様。小さなバランスボールを使った腹筋を使うエクササイズ。片脚を上げるだけでも効くけれど、上級者の菅井さんは両脚を浮かせて絶妙なバランスをキープ!タンクトップ¥3,290ブラトップ¥3,290(共にアディダス/アディダスグループお客様窓口 TEL:0570・033・033)ショートパンツはスタイリスト私物※『anan』2018年6月13日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)スタイリスト・高垣鮎美(LOVABLE)ヘア&メイク・paku☆chan(Three PEACE)インタビュー、文・大澤千穂(by anan編集部)
2018年06月12日アイドルグループ・欅坂46の菅井友香が5日、東京・新宿の福家書店 新宿サブナード店で写真集『フィアンセ』(発売中 1,800円税抜き 講談社刊)の発売記念イベントを行った。写真集『フィアンセ』の発売記念イベントを行った菅井友香欅坂46のキャプテンとして活躍している菅井友香。そんな彼女の記念すべき初めてとなる同写真集は、フランス・パリでロケが行われ、"お嬢様初めての海外旅行"に帯同するかのような上品でいて欲張りな内容で、初めての水着姿やランジェリー姿といったセクシーなショットも掲載されている。白のワンピース姿で登場した菅井は「今回、初めてフランスに行かせてもらい、芸術の街でもあるパリで撮影させてもらいました。パリは映像でしか見たことがなく、ずっと行ってみたい街だったので、感動の連続でした」と初めて訪れたフランスに満足げで、「自分のすべてが詰まっています。少しでも見ていただいて、元気になってもらえる1冊になればと思っています」と写真集をアピール。初めての水着姿やランジェリー姿は「すごく恥ずかしかったです。学校で着るスクール水着でも恥ずかしくて、見えないようこそこそ泳いでいるぐらいですから(笑)。今回まさか自分の水着やランジェリー姿をたくさんの方にお見せするとは思いませんでした」と撮影前は不安を感じていたようだが、「スタッフさんが本気で良い物を作ろうと考えてくださっているのを感じて、私もその気持ちに精一杯応えたいと思い、撮影中は自分から提案しました。フランスの街で開放的になった自分がいたりします」と振り返った。欅坂46のメンバーには既に見てもらったそうで、「胸がすごいねって褒めてくれました。メンバーにも水着姿を見せる機会がないので、メンバーに見せるのは恥ずかしいですね(笑)」と苦笑い。タイトルにちなみ、「どんなフィアンセがいい?」という質問には、「安心感のある方が素敵だと思います。優しくて受け入れてもらえるような方で、美味しそうにご飯を食べてくれる方がいいです。美味しそうに食べている姿を見てみたいですね」と大食漢が好みだという。そんな男性に振る舞う料理は「(アイドルの)活動をしつつ花嫁修業中なので、それがあまり(笑)。やっとご飯を炊いたりお味噌汁やケランチムを作れるようになったぐらいです。レベルとしては怪しいですね(笑)。上手になりたいです」とまだまだ修行が必要のようだ。
2018年06月06日芥川賞作家・柴崎友香による恋愛小説を映画化した『寝ても覚めても』が2018年9月1日(土) 、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国の劇場で公開される。柴崎友香による恋愛小説を実写化ミステリアスな自由人・麦(バク)と、心優しくそして誠実なサラリーマン亮平という、同じ顔をした二人の男と、その間で揺れ動く朝子の8年間を描く。主演・東出昌大が1人2役に東出昌大は、運命的な恋に落ちながら姿を消す”麦”と、その2年後に朝子と出会う亮平の1人2役。ヒロイン朝子を演じるのは女優、モデルとして活躍する唐田えりか。オーディションで抜擢された。そのほか、亮平の会社のクールな後輩・串橋を、映画『ナラタージュ』などに出演する瀬戸康史が演じる。監督は濱口竜介監督を務めるのは『The Depths』『ハッピーアワー』『なみのおと』などをてがけてきた濱口竜介。『寝ても覚めても』を撮り終えて次のように話している。「”この人たちしかいない”と思える、とても素晴らしいキャストが集まった現場。役者さんたちの間に生まれた信頼関係が、お互いの魅力を引き出してくれたと思います。何より、東出さんの存在があったからこそ、ヒロインの唐田さんの輝きが増しました。自分の眼の前で、カメラの前で、とても素晴らしいことがたくさん起きた撮影でした。」音楽はtofubeats、主題歌「River」も書き下ろし『寝ても覚めても』の音楽を担当するのは、トラックメーカーのtofubeats。映画音楽を担当するのは初となる。書き下ろしの主題歌「River」も手掛け、作品を盛り上げる。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品また、『寝ても覚めても』は第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品。海外メディアからも好評を博した。あらすじ東京。亮平は、コーヒーを届けに会社に来た朝子と出会う。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながらも朝子は惹かれていきふたりは仲を深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだったのだ――。作品情報『寝ても覚めても』公開時期:2018年9月1日(土) テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)監督:濱口竜介出演:東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子製作:『寝ても覚めても』製作委員会配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス
2017年09月15日アイドルグループの欅坂46が21日、千葉・幕張メッセで全国握手会を開催。このライブ中に、菅井友香がキャプテンに、守屋茜が副キャプテンに就任することをサプライズ発表した。これは、ライブ中のMCの最中に発表。急きょステージが暗転し、スクリーンに「重大発表」の文字が表示された後、菅井と守屋の就任発表に、1万5千人の客席から拍手と歓声が送られた。2人は、サプライズでの発表に驚きの表情を隠せず、菅井は「私でいいのかなという気持ちもありつつ、こうして選んでいただいたからには、もっとメンバーのことにも気を配って、認めてもらえるようなキャプテンになれるように、精いっぱい頑張っていきたいと思います」と抱負。守屋は「びっくりしすぎて、まだよくわからないですが、何事も私らしく全力で気合で頑張ります!」と意気込みを示した。
2017年01月21日女優の石原さとみが、日本テレビ系主演ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(毎週水曜22:00~23:00)で見せるファッションチェック動画が9日、公開された。このドラマは、ファッション編集者を目指して出版社に入社したものの、地味な「校閲部」に配属された石原演じる河野悦子が、校閲の仕事を超えて大暴れしていく姿を描くもの。悦子は劇中でド派手なファッションを着こなしており、、ドラマ本編の場面転換の際に、悦子の全身写真が紹介される「ファッションチェック」のコーナーがある。今回公開された動画は、この「ファッションチェック」で紹介された39の衣装と、第5話までの名場面で構成された「悦子のファッションチェックSPムービー」。日テレオンデマンドや、YouTubeの日テレChannelで視聴できる。
2016年11月09日石原さとみが主演、共演に菅田将暉、本田翼らを迎え、地味だが出版物作りに欠かせない“校閲”の仕事をテーマしたドラマ「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」の第3話が10月19日(水)今夜オンエアされる。ファッション編集者志望で憧れの景凡社に採用されたものの、地味な校閲部に配属された石原さん演じる主人公の河野悦子。校閲とは、原稿を深く読み込み、間違いや矛盾、疑問点を指摘する文章の「内容」そのものをチェックする“校閲”は出版物作りで重要な役割を担っているが悦子の思い描いていたような仕事ではない。当初はショックを受ける悦子だったが「校閲の仕事で認められれば憧れのファッション誌の編集ができるかも」と持ち前のポジティブさを発揮。校閲の仕事に全力投球していく。悦子を取り巻く主な登場人物は、悦子が一目惚れする大学生ながら実は作家で悦子が憧れるファッション誌「Lassy」でモデルをすることになる折原幸人を菅田さんが、悦子の高校の後輩で「Lassy」の編集者をしている森尾登代子を本田さんがそれぞれ演じるほか、文芸編集部の売れっ子編集者で悦子とぶつかりながらも一緒に本を作っていく貝塚八郎に青木崇高。悦子の校閲者としての素質を見抜き採用した校閲部の部長・茸原渚音に岸谷五朗。また悦子と共に働く校閲部員、米岡光男に和田正人。藤岩りおんに江口のりこ。景凡社の受付嬢に足立梨花、曽田茉莉江。「Lassy」の副編集長に伊勢佳世。編集長に芳本美代子。悦子が住んでいるおでん屋の常連客にミスターちん、長江英和、店長松本とバラエティに富んだメンバーが出演する。また1話では大物ミステリー作家、本郷大作役で鹿賀丈史が登場。2話ではブロガー本を出版する主婦・亜季役でともさかりえが登場。悦子が校閲を担当する本の作家役で出演するキャストにも注目だ。前回放送の2話ではともさかさん演じる亜季が執筆する“節約術”をまとめた本に対し、校閲の立場を超えてアイデア出し、感謝されるも浮かれすぎて表紙で誤植をするというミスを犯してしまった悦子だが、校閲部の同僚たちのフォローで無事本は出版。次第に校閲という仕事に対する意識が変わっていく。そして1話で出会い一目惚れした菅田さん演じる折原幸人とも再会。幸人が景凡社のファッションイベントにモデルとして出演すると聞いて自らと接点があると知る。2人の関係もいよいよ動き出しそうだ。今夜放送の3話で悦子は幸人とファッションショーで再会。さらに幸人が作家・是永是之だと知り驚くことに。そして悦子は米岡が担当していた人気作家・四条真理恵の小説の校閲を任されることになる。四条の大ファンで感情移入し過ぎる米岡がミスすることを懸念し茸原が担当を悦子に替えたのだった。その後悦子は四条から、自分で気付かなかった作品の中の矛盾を指摘したことを感謝されるが、その矛盾を指摘したのは悦子ではなかった。悦子の知らない間に誰かが四条のゲラに矛盾を指摘した付箋を貼ったのだった。米岡の仕業ではないかと考える悦子だが彼に聞いても、身に覚えがないという。そんな中米岡と一緒に四条のトークイベントに出席した悦子は、なぜか藤岩と出くわす…。「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」第3話は10月19日(水)今夜22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年10月19日●2014年度は1兆9,000億円 - 冷え込むAV・IT市場にソニーが見出す活路ソニーマーケティングの河野弘社長は、年末商戦の取り組みについて説明。「カテゴリー内での変革による市場活性化」をソニーの取り組み領域に定め、4Kテレビ、デジタルカメラ、ハイレゾリューションオーディオの3つの製品を重点的に販売していく姿勢を改めて強調した。国内コンシューマ向けAVおよびIT市場は、2010年度には4兆3,000億円であったものが、地デジ移行後のテレビ需要の低迷を背景に、2012年度以降は約2兆円で推移。2014年度は1兆9,000億円と、さらに縮小することが見込まれている。河野社長は、「ここ数年は新たなカテゴリーの製品が登場して、市場成長を牽引するといった状況ではない。既存カテゴリーにおいて、トランスフォーメーションを行うことで、いかに成長をしていくかを考えるフェーズにある」と前置きし、「ソニーはテレビ、デジタルカメラ、オーディオという3つの既存領域において、高付加価値戦略を打ち出し、年末商戦での成長を図る」と、2014年の年末商戦の基本姿勢を示した。○進む4Kテレビ化 - 台数ベースでの販売比率は10%までの引き上げを目指すテレビにおいては、4Kテレビを軸にした展開をさらに加速させる。ソニーマーケティングでは、今年9月に年末商戦向けの販売戦略について、量販店などと情報を共有する「総合提案会」を開催。ここで、4Kテレビの販売比率を台数ベースで10%にまで引き上げる方針を示したという。「2013年10~12月の4Kテレビの販売比率は1%。100台に1台しか、4Kテレビが売れなかった。直近ではこれが3%程度まで上昇している。しかし、2014年10~12月の年末商戦で4Kテレビを10%の販売構成比にまで引き上げれば、平均単価が上昇し、金額ベースでは前年実績を上回ることができる。最低でも6%の販売比率にまで4Kテレビを引き上げていきたい」と語る。4Kテレビが10%の構成比にまで拡大すれば、テレビ1台当たりの平均単価は、2013年第3四半期の6万7,760円から、2014年度第3四半期は7万5,100円と拡大する。「台数成長が望みにくい市場において、いかに4Kによる付加価値提案を行っていくかが鍵になる」とする。ソニーマーケティングでは、今年9月以降、販売店向けの勉強会を実施し、4Kテレビの訴求ポイントについての情報を共有する一方で、店頭においては2K(フルHD)テレビと4Kテレビの比較展示や、4Kのパーソナルコンテンツを活用した付加価値提案、細かい写真映像による地図データや、「4K仮面を探せ」という店頭用の販促コンテンツを用意して、4Kの高精細を訴求してみせた。その結果、11月最終週においては、4Kテレビの販売構成比が8.3%にまで拡大。46型以上の大型テレビの領域では、38.3%にまで拡大した。「現時点ではテレビ全体の10%にまで届いてはいないが、販売台数、販売金額ともに前年実績を超えており、狙い通りの結果が出ている。これから12月の年末商戦本格化に向けて、10%の販売構成比に進む手応えを感じている」と、河野社長は今後の4Kテレビの販売拡大に自信をみせた。○α7をはじめとする高付加価値モデルで立ち位置を作るデジタルカメラについては、「ソニーは、この分野ではまだまだ挑戦者である。カメラメーカーとしての立ち位置を作っていくことに力を注いでいく」とするものの、これまでの年末商戦前哨戦では一定の成果があがっているようだ。ソニーのカメラ戦略の柱となるフルフレームモデルを「α7シリーズ」として、それぞれに特徴を持った製品としてラインアップ。また、4Dフォーカス戦略を打ち出す「α6000シリーズ」や、イメージセンサーの強みを生かしたレンズスタイルカメラ、高機能コンパクトデジカメとしてラインアップを広げている「DSC-RX100シリーズ」といった製品群を取り揃えていることに加えて、αシリーズユーザーの撮影スキル向上、レンズ体感の場として、セミナーや撮影会を行う「αカフェ体験会」を全国各地で実施。「α購入者にどれだけ使っていただくか、といったところにフォーカスし、αファンを作っていくことに力を注いでいる」という。量販店の販売スタッフがαシリーズを使って撮影した写真を店頭に貼り出し、接客ツールとして利用するといった取り組みも展開。さらに店頭展示ではレンズのラインアップを重視するといったことにも取り組んだという。「ソニーはレンズのロードマップを公開し、本体の価値を上げることに力を注いでいることを訴えるのと同時に、安心して使ってもらえることを訴求した。2013年4月には、5%強だった交換レンズのシェアは、2014年9月には15%を超えるところにまで拡大し、10ポイントも上昇している。150万台を超えるαユーザーに支えられたことが大きい。カメラメーカーとしてのポジションを確立してきた」などと述べた。●広がる「ソニーといえばウォークマン」と「ハイレゾ=ウォークマン」の認識そして3つめのオーディオに関しては、ハイレゾオーディオが軸となる。なかでもウォークマンによるハイレゾ提案が今年の年末商戦の鍵になる。河野社長は、「ソニーから何を想起するかという質問に対しては、ウォークマン、あるいはオーディオと回答する若い人たちが増えている。これはソニーにとってうれしいことである」としながら、「2013年に発売したハイレゾオーディオは、まだコアユーザーや高音質にこだわる音楽好きのユーザーが中心だった。だが今年は、音楽好きユーザーのボリュームソーンにもハイレゾオーディオが広がると考えている」と、裾野の拡大に期待する。河野社長は「2014年11月に発売したウォークマンAシリーズは音にも、価格にも、デザインにもこだわるユーザーに対して訴求できる製品。年末商戦では、ウォークマンの販売台数のうち、4台に1台をハイレゾにしたい」と意気込んだ。ここでは、全国40カ所の販売店店頭において、ハイレゾ専用ブースを設置。来店客にコンテンツを視聴してもらえる環境を作った。「音は目に見えないため、体験してもらうことが重要。売り場には、ハイレゾ対応ヘッドホンも展示し、同時に体験してもらうことで、ハイレゾの良さを実感してもらえるようにした。さらに、moraによるハイレゾコンテンツのダウンロードランキングも最新のものを店内に掲載するようにした。こうした地道な取り組みが効果につながっている。販売店からも、オーディオ売り場を活性化する材料として、ハイレゾへの注目が高まっており、ハイレゾ対応ウォークマンを起爆剤にしたいという声もある」と、河野社長は語る。その一方で、ハイレゾに対する認知度も高まっており、そのなかでも「ソニーは、ハイレゾ」というイメージ作りが定着しはじめているという。「ハイレゾに関するつぶやきを見ていると、製品名では半数近くがウォークマンという名前に触れられており、moraをはじめとするダウンロードサイトに関する固有名詞についても、ずいぶん触れられている。ブランドという観点では、ソニーと書いてもらえるケースが70%を超えている。機器、コンテンツ、ブランドという点で、ハイレゾ分野におけるソニーの認知度が高まっている」と述べた。実際、年末商戦前哨戦では、ハイレゾオーディオの販売は好調だという。河野社長によると、11月上旬のウォークマンAシリーズの発売日を含む週にはハイレゾ対応製品の構成比が5割近くまで上昇。瞬間風速としては、購入されるウォークマンの2台に1台がハイレゾという状況になったという。11月最終週ではハイレゾの構成比は約3割だというが、「年末商戦に向けて、"ハイレゾ=ウォークマン"というトレンドができはじめている。音のカテゴリーにおいては、新たな音の提案によってトランスフォーメーションをしていく。ヘッドホンの販売も増加しており、ハイレゾが後押ししているのがわかる。既存領域において、ハイレゾという新提案によって、新たなビジネスが生まれていることの証」と語った。○ソニーファンが増えているという手応えを感じているソニーマーケティングでは、「カスタマーマーケティング」を事業戦略の中心に置いている。「これまでの手法は、メーカーによるプロダクトマーケティング、販売会社によるチャネルマーケティングが中心であったが、ソニーマーケティングが目指すのは、顧客を知ることにフォーカスしたカスタマーマーケティングだ」という。効果としては「プロダクトマーケティングとチャネルマーケティングの成果を最大化させることができ、マーケティングおよびセールスを次のレベルに引き上げることができる」と河野社長は説明する。また、「付加価値販売こそが、ソニーが市場で存在するための唯一の方法。カスタマーの価値を重視した取り組みを行っていく」とする。カスタマーマーケティングの具体的な戦略として、会員制度であるMy Sony Clubを中心としたカスタマリレーション活動の推進、製品オーナーへの使いこなし提案、東京、名古屋、大阪にあるソニーストアを通じた「濃い顧客体験」の提供をあげる。特に河野社長が言及したのが、製品オーナーへの使いこなし提案による成果だ。ここでは、社内で「P3」と呼ぶ活動を行っていることを明らかにした。P3とは、購入後3カ月(Post Purchase)のことを指し、この期間を購入者へのメール配信において、関心を惹くために重要な期間と位置づけている。河野社長いわく「購入した製品を使いこなしてもらい、製品の楽しさを最大化するためのダイレクトメールアプローチ」が、このP3ということになる。ここでは、製品購入のお礼とともに、製品を使いこなすための情報提供、開発者のこだわりなどの購入者に響く情報、さらには買い増しすると便利になる周辺機器などの情報を提供する。河野社長は、ソニー製品の購入者を対象に実施したP3の成果を初めて公開。ソニーユーザーが高いロイヤリティを持っていること、さらにはこの取り組みを通じて、新たな製品購入に結びついていることなどを示した。α7シリーズのユーザーを対象にしたP3では、4,340人にメールを配信。そのうち3,808人がメールを開封した。さらに、メールに掲載されたURLをクリックした人は3,214人に達したという。開封率は88%、クリック率は74%という驚くほど高いレートとなっている点が特筆できよう。また、これらのメールを受け取った人を追跡したところ、メール効果によって、レンズやアクセサリーを追加購入した金額は5億8,000万円に上ると算出した。同様にウォークマンの購入者を対象にしたP3では、2万8,002人にメール配信。2万1,036人が開封、1万1,546人がクリックしたという。開封率は75%、クリック率は41%と、これも一般的なダイレクトメールよりも、極めて高いレートとなっているのがわかる。そして、追加購入アイテムとしては、ワイヤレススピーカーや2台目のウォークマン、さらにはタブレットの購入が上位に入り、メール効果による追加購入金額は7億5,000万円に達したという。河野社長は最後に、「ソニー製品を購入していただいた方々に、いい製品を購入したと満足していただくと同時に、ソニーのひとつの製品だけのユーザーではなく、ソニー全体のユーザーとして、サービスを提供していきたい。ソニーマーケティングのミッションは、ソニーファンの創造。こうした取り組みを通じてファンを増やしていく。厳しい市場環境にあるが、同時に、ソニーファンが増えているという点での手応えを感じている」と語った。
2014年12月09日