1995年のヒット映画『ジュマンジ』が、ドウェイン・ジョンソンとケヴィン・ハートでリメイクされることになりそうだ。ジョンソンとハートは、今、ハリウッドで最も多忙な俳優で、スケジュールの調整が問題だが、実現の方向で進んでいるという。その他の情報ジョンソンとハートは、この夏北米公開されるアクションコメディ『Central Intelligence』でも共演している。先日のMTVムービー・アワードでもふたりは共同ホストを務め、好評を買っている。オリジナルの『ジュマンジ』には、ロビン・ウィリアムズ、キルスティン・ダンスト、ジョナサン・ハイド、ボニー・ハントらが出演。ジョー・ジョンストンが監督し、全世界で2億6200万ドルを売り上げた。リメイク版の監督は、ジェイク・カスダン。来年7月28日の北米公開が予定されている。文:猿渡由紀
2016年04月18日レオナルド・ディカプリオ主演映画『レヴェナント:蘇えりし者』が間もなく公開になる。本作を手がけたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督は、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と本作で2年連続でアカデミー監督賞を受賞しており、ディカプリオらが監督の魅力を特別映像でたっぷりと語っている。『レヴェナント:蘇えりし者』特別映像イニャリトゥ監督はメキシコの出身で、2000年に『アモーレス・ペロス』で長編デビューし、いきなりカンヌ映画祭で高い評価を集め、2006年の『バベル』では同映画祭で監督賞を受賞。これまで現代の都市を舞台に、そこで生きる人々の極限の状況と心情を、激しいタッチで描いてきたイニャリトゥ監督は、新作でアメリカ西部の未開拓の荒野を舞台に据え、熊にノドを裂かれて瀕死の状態に陥るも、仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまった主人公ヒュー・グラスが、死の淵から蘇り、フィッツジェラルドに復讐しようと壮絶なサバイバルに挑む姿を描いた。ディカプリオは映像で「映画づくりにおいて、アレンドロは真の天才だ」と語り、3年連続でオスカーに輝いた撮影監督のエマニュエル・ルベツキは「アレハンドロは他の監督と違って、わずかなセリフで印象的な映像を作る」と分析。監督の手腕は観客だけでなく、映画人からも高く評価されており、本作には世界からトップクラスのスタッフが集結している。そんな中で、監督は主人公グラスが旅する自然を“背景”以上の存在として描くことにこだわったようで、「自然がキャラクターのひとつとしてグラスを包んだり、変えたり、守ったり、脅したりする」と説明。キャラクターの激しい感情、緊迫感のある演出で観客を魅了してきたイニャリトゥ監督が、これまで舞台にしてきた都市を離れ、“自然”をどのように描き出すのか楽しみだ。『レヴェナント:蘇えりし者』4月22日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか 全国ロードショー
2016年04月15日J・K・ローリングが原作と脚本を手がける『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が今冬に公開されるのを記念して、今月28日(木)に東京・新宿で公開決定セレブレーション・イベントが開催されることが決定した。その他の画像本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した魔法使いのドラマで、1926年のニューヨークを舞台に、英国人で魔法動物学者のニュート・スキャマンダーの運んでいたトランクに入っていた“不思議な生き物”たちの数匹がカバンの外へ逃げ出したことから、大混乱が起こる様を描く。イベントは、映画の公開と、今月29日(金)から本作の特製ポスター付き劇場前売券が発売されることを記念して、東京の新宿ピカデリーで開催。前売り券購入者の先着1000人限定で、シリアル番号つき『ファンタステック・ビ―スト』ファン・カードがプレゼントされる。この番号で後日、抽選が行われ、1組2名が来日キャスト&スタッフに会えるバックステージパス番号になる。さらに先着200人は当日19時30分から新宿ピカデリーで開催される特別映像上映会&抽選会に参加できる。また、コスプレで参加した人にはマスコミ用プレスシートがプレゼントされる。イベントの整理券は同日の16時から劇場の1階で配布される。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー
2016年04月15日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のデジタル配信が4月27日(水)からスタートし、ブルーレイやDVDが収録されたMovieNEXが5月4日(水)に発売されるのを記念して、ボーナス映像に収録される未公開シーンの一部が公開された。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』MovieNEX 未公開シーン『…フォースの覚醒』は昨年末に全世界で一斉に公開され、全世界興収2000億円を突破する驚異的なヒットを記録した。MovieNEXにはメイキングや未公開シーンなどのボーナス映像が約2時間収録される。このほど公開になったのは、カイロ・レンがミレニアム・ファルコンと思われる船の中にいる場面や、トルーパーが村人に銃を向ける映像などで、MovieNEXには「フィンと村人」「報告」「Xウィング」「カイロ・レンとファルコン」「雪上でのチェイス」「心配するレイ」の6つの未公開シーンが収録される。またメイキング映像も、映画の制作過程を追ったドキュメンタリー「メイキング・オブ・フォースの覚醒」をはじめ、ドロイドたちの撮影風景をおさめた「BB-8の秘密」、特撮シーンの裏側に迫る「ILMの技術」、劇中の音楽の魅力を紹介する「ジョン・ウィリアムズの音楽」、映画のクライマックスの撮影現場に潜入した「雪のシーンの撮影風景」などが収録される予定。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』4月27日(水) デジタル配信開始5月4日(水) MovieNEX発売『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開
2016年04月15日デビッド・オイェロウォが、実話に基づく『Another Day In The Death Of America』に主演することがわかった。プロデューサーも兼任する。その他の情報原作は、今年秋、イギリスとアメリカで出版予定のノンフィクション本。著者は『ザ・ガーディアン』紙の記者、ギャリー・ヤング。2013年11月23日、アメリカ各地で、10人の子供が射殺された。一番下は9歳、上は19歳。だが、どれもニュースとして取り上げられることはなかった。アメリカでは、よく起こる事件だからだ。ヤングは、この日を無作為に選び、殺された子供の遺族を訪ねて取材をした。その結果、アメリカの銃犯罪の深刻な実情が見えてきたのだ。オイェロウォは、『グローリー/明日への行進』でインディペンデント・スピリット賞にノミネートされた。現在は、『American Express』を撮影中。共演はシャーリーズ・セロン、アマンダ・セイフライド、ジョエル・エドガートンら。文:猿渡由紀
2016年04月15日ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ズートピア』のジャパンプレミアが4月14日に、都内で行われ、日本語吹き替え版で出演する上戸彩、高橋茂雄(サバンナ)、主題歌『トライ・エヴリシング』の日本語バージョンを歌うDream Amiが駆けつけた。その他の画像ハイテク文明の粋を集めた動物たちの“理想の楽園”ズートピアを舞台に、夢を信じる新米ウサギ警官のジュディが、夢を忘れたキツネの詐欺師と協力し合い、動物誘拐事件を捜査する冒険ファンタジー。全米では『アナと雪の女王』『ベイマックス』のオープニング記録を更新した。主人公・ジュディの声を担当した上戸は、「一見、お子様向けに思えるかもしれませんが、メッセージ性が強く、胸に刺さる作品。夢を信じる力をもらえる」とアピール。アフレコは「3日間くらいで終わると思ったら、8日間もかかった」といい、「現場ではコテンパンにされて(笑)、まったく収録が進まず『これは公開できないぞ』と心配になった」と悪戦苦闘を明かした。高橋はジュディの同僚で、食いしん坊なチーターのベンジャミン・クロウハウザーを演じ、「まず、名乗るだけでも大変だった」とこちらも苦戦した様子。「どんな世代、境遇の人にも共感できる部分がある。いろんな“初めて”を思い出させてくれる」と作品の魅力を語った。本編上映後に、ライブを披露したDream Amiは「めちゃくちゃ緊張しました」。主題歌『トライ・エヴリシング』は、「聞けば励まされる楽曲。夢を追いかける皆さんにそっと寄り添い、背中を押せれば」と話した。『ズートピア』4月23日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年04月14日カンボジア映画界初の女性監督ソト・クォーリーカーが手掛けた『シアター・プノンペン』の予告映像が公開された。本作は、カンボジアの反政府組織“クメール・ルージュ”の圧政を背景にした母と娘の壮大な物語だ。その他の画像/予告映像クメール・ルージュとは、1975年より台頭した、指導者ポル・ポト率いるカンボジア共産党の別名で、1976年に民主カンボジア政府を発足し、反対派を大量虐殺するなどの過激な共産主義革命を行った組織だ。大量虐殺により、知識人はもとより一般人も含め、国民の4分の1が命を落としている。物語の主人公は、現代のプノンペンに暮らす女子大生ソポン。ある日彼女は、廃墟と化した映画館で、自分そっくりの少女が出演する映画を発見する。スクリーンに映るその女優は、実は若き日のソポンの母だった。ソポンは映写技師のソカから、この映画はクメール・ルージュがカンボジアを支配する前年に作られたが、内戦の混乱により映画の最終巻を紛失し結末を観ることができないことを聞き、母のためにも映画の最後を撮り直そうと思い立つ。自身もクメール・ルージュにより父親を亡くしているクォーリーカー監督は、「自国の歴史や自分自身をもっと知りたい」との思いから本作の製作を決意。本作の主人公は、映画のエンディングを作り直す過程で家族や国の歴史に出会っていくが、クォーリーカー監督も「映画を作りながら自国の歴史を発見することができました」と話す。一方で、カンボジアの現状を「“辛い過去は蒸し返さないで葬りましょう”という格言のようなものがあり、今まさにその状態」「(クメール・ルージュについて)学ぼうという子供は少ない」と問題視し、「過去を直視して生きなければならない」と語っている。本作は、タブー視されているテーマを扱っているにもかかわらず、カンボジアで興行収入歴代1位となるなど大ヒットを記録しており、重厚な人間ドラマとともに、語り継ぐべき歴史の真実が描かれた壮大な物語に仕上がっているようだ。『シアター・プノンペン』7月2日(土)より岩波ホールにて公開
2016年04月14日第88回アカデミー賞で作品賞&脚本賞に輝いた『スポットライト 世紀のスクープ』に出演するレイチェル・マクアダムスが初来日を果たし4月14日に、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見を行った。記者会見の模様実話をもとに、ボストン・グローブ紙の特集記事“スポットライト”を手がける敏腕記者チームが、カトリック教会が長年隠し続けた牧師による児童虐待事件を追求する姿を描いた社会派ドラマ。マクアダムスは唯一の女性記者として、ねばり強い取材を通して、被害者の信頼を獲得するサーシャ・ファイファー役で、助演女優賞にノミネートされた。役作りのため、映画のモデルとなった実在の女性記者と対面したといい、「一筋縄ではいかない職業ですね。現代ではジャーナリズム精神は失われつつあると言われていますが、やはり素晴らしい仕事であること変わりはない」と尊敬の念。「取材が的外れに終わるかもしれないなか、まるで暗闇で手探りしながら、真実を求める信念は本当に素晴らしい」とたたえていた。また、映画が大反響を呼び、アカデミー賞作品賞を受賞した結果については、「影のヒーローである彼らの仕事に、文字通り“光”が当てられるのは非常に喜ばしいこと」と誇らしげ。「それ以上に感銘を受けたのは、“声なき者たち”である被害者に声をあげる勇気を与えることができたこと」と真摯に語っていた。マイケル・キートン、マーク・ラファロらと共演し、「私が出演した作品の中で、一番素晴らしいキャスト陣だと言い切れる。まるで家族のような結束感があった」と断言。自身は『きみに読む物語』『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』などで、“ラブロマンスの新クイーン”として注目を集めているが、「今回、普段とは違うテイストの硬派な作品に出演し、女優として大きな勇気を得られた」と手応えを示していた。『スポットライト 世紀のスクープ』4月15日(金)、TOHOシネマズ日劇ほか全国公開取材・文・写真:内田 涼
2016年04月14日『プリズナーズ』『ナイトクローラー』のジェイク・ギレンホール主演映画『サウスポー』の新ポスターが公開になった。本作はボクサーが再起をかけて奮闘する姿を描いた作品で、すでに実施されているマスコミ・関係者向けの試写会では参加者の9割以上が「泣ける」と回答しているという。その他の写真本作は、自分の過ちで妻を失ったライトヘビー級元世界王者のボクサーが、娘との絆を取り戻すため、これまでの自分と向き合い、再びリングへ上がろうともがく姿を描いたヒューマンドラマ。自身もボクサーだった経歴を持つアントワーン・フークア(『トレーニング デイ』『イコライザー』)が監督を務め、レイチェル・マクアダムス、フォレスト・ウィテカーらが出演する。今月実施したマスコミ向けの試写会で、本作の“泣ける度”を調査したところ、号泣、ボロボロ、じんわり泣けると回答した人が全参加者の92.1パーセントを記録。『ロッキー』『チャンプ』『ザ・ファイター』『クリード』などボクシングを題材にした作品は“感動作”が多く、『サウスポー』も公開後には人気を集めそうだ。『サウスポー』6月3日(金)ロードショー
2016年04月14日現在制作準備中のリブート版『スパイダーマン』に、マイケル・キートンが悪役で出演交渉をしているようだ。Variety.comが報道した。原作コミックに登場するどの悪役になるのかはわかっていない。その他の情報キートンは過去にDCコミックの映画化でバットマンを演じており、久々のアメコミ映画復活となる。今回のリブートは、ピーター・パーカーの高校生活に焦点を当てるもの。アメリカ時間昨日、ラスベガスでの興行主向けコンベンション、シネマコンで、正式なタイトルが『スパイダーマン:ホームカミング(原題)』となることが発表されたばかりだ。新しいピーター・パーカーに選ばれたのはトム・ホランド。ホランドのスパイダーマンは、近々公開される『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初のお目見えをする。『スパイダーマン:ホームカミング(原題)』の北米公開は来年7月7日。
2016年04月14日今夏に公開になるアニメーション映画『ペット』に同時上映で、『ミニオンズ』の短編が公開されることが決定した。ボスのためなら何でもする黄色い不思議な生き物ミニオンズが今度はボスのために最高の“何か”を入手するため奔走する。『ペット』×『ミニオンズ』コラボ映像『ペット』は、テリア混ざりの雑種犬“マックス”を主人公に、飼い主が知らないペットたちの日常をユーモラスに描いたアニメーションで、ミニオンを生み出したユニバーサル・スタジオとイルミネーションが製作。同時上映の短編は『ムーアミニオンズ(原題)』というタイトルになる。また、今回の発表を記念してミニオンズのボブと犬のマックスが、じゃれあう様子を描いた映像が公開になった。ボブが「パピー!」とおなじみのミニオン語を発しながらマックスを抱きしめると、マックスは無邪気なミニオンに戸惑う。映画の中で両者が共演することはなさそうだが、ふたりのキャラクターが楽しめる愛らしい映像になっている。『ペット』同時上映『ムーアミニオンズ(原題)』8月11日(木・祝)全国ロードショー
2016年04月14日マーベルの最新映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』がついに完成し、現地時間12日にロサンゼルスのドルビーシアターでワールドプレミアが行われた。会場には主演のクリス・エヴァンスをはじめ、ロバート・ダウニー・Jr、本作から登場するスパイダーマンを演じたトム・ホランドらが登場。会場には全世界から4500人のファンがつめかけた。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』/その他の画像映画は、これまで共に戦ってきたアベンジャーズのメンバーが意見の違いから、ふたつのチームに分かれて対立する緊迫感あふれる作品。これまで“ヒーロー”として敵と戦ってきたキャラクターが禁断の戦いを繰り広げるとあって、注目するファンも多く、会場には世界中から250人以上もの取材者が集まり、ファンと共に作品の“お披露目”を見届けた。会場にはキャプテン・アメリカ役のエヴァンスや、アイアンマン役のダウニー・Jrら12人のキャストが集結。本作からスパイダーマンを演じるホランドは「ワオ!僕がアベンジャーズの一員だなんて信じられない!ロバートもクリスも最高にクールだよ!」と興奮気味に語り、ダウニー・jrは「トムがチーム アイアンマンに入ってくれて嬉しいよ。なんてったって、こちら側に人気者が集合しているからね!」とコメント。劇中では対立するがエヴァンスも「トム・ホランドは素晴らしいよね! 彼以上にいい役者は見つけられないよ」と演技を高く評価した。本作は、アメリカの一般公開よりも早く29日(金)から日本で公開される。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』4月29日(金) 全国ロードショー
2016年04月13日『冬の小鳥』で高い評価を得たウニー・ルコント監督の6年ぶりの新作『めぐりあう日』が7月に公開されることが決定した。30年の歳月を経てめぐりあう母と娘のドラマが描かれる。ルコント監督は孤児になるも養子としてフランスに旅立つ少女のドラマ『冬の小鳥』を実体験を基に描き、日本でも好評を得た。新作では、産みの親を知らずに育った理学療法士の女性エリザが、自身の運命を見つめながら、少しずつ母に近づいていく過程を描いていく。『君と歩く世界』『灼熱の肌』のセリーヌ・サレットが主演を、仏映画界を代表する撮影監督キャロリーヌ・シャンプティエが撮影を務めている。『めぐりあう日』7月30日(土)より 岩波ホールほかにて全国順次ロードショー
2016年04月13日現在製作準備が進められている『Kingsman: The Golden Cycle』に、エルトン・ジョンが出演交渉をしているようだ。役柄はわかっておらず、本人役で登場かとの憶測もある。その他の情報1作目に出演したタロン・エガートン、マーク・ストロングは戻ってくる予定で、コリン・ファースも再登場するのではないかとささやかれている。ほかに、新しく、ジュリアン・ムーア、ハル・ベリー、ペドロ・パスカルの出演が決まっている。監督は1作目に続きマシュー・ヴォーン。ヴォーンは、ジェーン・ゴールドマンと脚本の共同執筆も担当している。ロケはロンドンで行われる予定。北米公開予定は来年6月。1作目は昨年2月に北米公開され、北米で1億2800万ドル、全世界で4億1400万ドルを売り上げるスマッシュヒットとなった。文:猿渡由紀
2016年04月13日クロエ・グレース・モレッツが主演を務めるSF大作『フィフス・ウェイブ』が23日(土)から公開になる。本作は、英国出身の新鋭J・ブレイクソンが監督を務めており、“宇宙からの侵略者”という繰り返し扱われてきた題材を新たな視点を交えて描いている。その他の写真ブレイクソン監督は、1977年に英国で生まれ、大学で映画を学び、2009年に『アリス・クリード失踪』で監督デビュー。脚本も手がけた同作は緻密なストーリーテリングが高く評価され、ロンドン批評家協会賞の新人英国人フィルムメーカー賞の候補になるなど注目を集めた。『フィフス・ウェイブ』では、地球外生命体“アザーズ”が様々な策を講じて人類を滅亡させようとする過程と、そんな状況下で離れ離れになってしまった弟に会おうと熾烈な旅に出る平凡な女性のドラマ、人類のために立ち上がる者たちのドラマが描かれる。地球外から来た侵略者を描いた映画はこれまでも数多く登場したが、ブレイクソン監督は「この映画では、エイリアンは地球を使って人類を攻撃しているんだ。ただ単に空からレーザー光線を当てて爆破するんじゃなくて、いってみれば人間の弱点を利用している。エイリアンが来なくても世界でもともと起きている災害、僕らが既によく知っている災害。それらを巨大化して、人類を攻撃してくるんだ」と説明。映画では、ウィルス、電磁波、自然災害など人間がすでに知っている“恐怖”を巧みに使って、地球を侵略する過程が生々しいタッチで描かれる。一方で監督は「僕が大切にしたのは世界がいかに悲惨であるかを描くことではないんだ。世界がいかに美しいか、その美しい世界をどう保ちたいか、ということを描いきたかった」とコメント。壮大なスケールの設定でありながら、個々のキャラクターの内面や行動を丁寧に描いた、これまでにないSF作品になりそうだ。『フィフス・ウェイブ』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月12日数々の傑作を残し、映画ファン、映画作家たちから愛され続けているサミュエル・フラー監督の作品が近年、日本各地で上映され、好評を集めている。今週末には福岡で作品が連続上映され、今月末にも人気作が35ミリフィルムで上映される。その他の写真サミュエル・フラーはアメリカの映画監督で『最前線物語』『ショック集団』『ホワイト・ドッグ』など数々の名作を残した。現在、各地で旧作が上映されており、17日(日)には福岡の清川リトル商店街で『チャイナ・ゲイト』『裸のキッス』『ショック集団』が上映され、29日(金・祝)から福岡市総合図書館で行われる第37回PFF in 福岡では、フラー監督最後の映画作品『ストリート・オブ・ノー・リターン』が上映される。ちなみに都内でも29日(金・祝)から新文芸坐で“夜更けの慟哭”と題した特別レイトショーが開催され、『チャイナ・ゲイト』『裸のキッス』『ショック集団』が上映される。サミュエル・フラー福岡連続上映!日程:4月17日(日)会場:清川リトル商店街※名古屋、京都、鹿児島、神戸などでも上映予定あり第37回PFF in 福岡」4月29日(金・祝)~5月1日(日)福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ上映プログラム:コンペティション部門「PFFアワード2015」招待作品部門『ストリート・オブ・ノー・リターン』
2016年04月12日『アナと雪の女王』『ベイマックス』のディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』が4月に公開される前に、報道陣にアニメーション・リサーチ・ライブラリーが公開された。1920年代から現在までのディズニーの長編映画のために描かれた原画、背景などが保管されているディズニーの“レガシー(遺産)”が集まった施設だ。その他の写真ライブラリーのマネージメントを務めるフォックス・カーニーは「僕らのコレクションは、ストーリー・スケッチ、コンセプト・アート、アニメーション・ドローイング、背景画など約6500万点のプロダクション・アートとプロダクション・マテリアルから成り立っています」と語り、「アートを出来る限り最高の状態で保存すること」がミッションだという。そのため、施設内の湿度と温度は厳重に管理され、施設の場所も非公開だ。しかし、ディズニーのフィルムメイカーであれば、この施設を自由に利用することができる。「もし、こういったドローイングが存在しなかったらと想像してみてください。完成した映画を観る以外に、アーティストたちは何を参考にすればよいでしょうか? でも、彼らは線画のドローイングを実際に見ることが出来て、これらのキャラクターがどのように描かれたかといった基本的な性質を見ることが出来るんだ。これが僕らのレガシー(遺産)だよ」。新作映画『ズートピア』のスタッフも、この施設で『ジャングル・ブック』や『ロビン・フッド』の原画や背景を見て、キャラクターを生み出すための想像力の源にしたそうだ。「彼らは動物だけど、どこか人間のように振る舞っている。だからアニメーターたちは、たとえコンピューターで仕事をしていても、線画のドローイングを見て参考にしたんだ。これらのキャラクターたちをコンピューターでどう動かすかについてのアイディアを得るためにね」ちなみにこの施設に保管されているのは、ディズニーの“長編映画”に関するものだけで、短編映画やサウンドに関する資料などは別の施設で大切に管理されている。ディズニーにおいて遺産は、“過去”の集積ではなく、“未来”を生み出す源泉として機能しており、カーニーは「短編は数分、長編は60分から90分しかないけど、そのために多くのアートが描かれ、それらひとつひとつが博物館ほどの価値があるんだ。でも、それらの“遺産(レガシー)”の上に、自分たちのアートを作って、作品を加え続ける人々に大きな価値があるんだ」と語った。『ズートピア』は、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語で、全米でこれまでのディズニー・アニメーションの記録を塗り替え、全世界でも大ヒットを飛ばしている。『ズートピア』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月11日MTVの視聴者が投票するMTVムービー・アワードの“ムービー・オブ・ザ・イヤー”に、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が選ばれた。同作品では、ほかに、デイジー・リドリーがブレイクスルー・パフォーマンス賞、アダム・ドライバーが悪役賞に輝いている。『スター・ウォーズ』その他のニュース&画像実話にもとづく映画に送られる“リアル・ストーリー”賞には、『ストレイト・アウタ・コンプトン』、ドキュメンタリー賞には『AMY エイミー』が選ばれた。男優賞は『レヴェナント:蘇えりし者』のレオナルド・ディカプリオ、女優賞は『マッドマックス怒りのデス・ロード』のシャーリーズ・セロン。コメディ演技賞は『デッドプール』のライアン・レイノルズ、アクション演技賞は『ジュラシック・ワールド』のクリス・プラット、ヒーロー賞は『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』のジェニファー・ローレンスが受賞した。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』4月27日(水) デジタル配信開始5月4日(水) MovieNEX発売文:猿渡由紀
2016年04月11日J・K・ローリングが原作と脚本を手がける『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の新たな映像が公開になった。1920年代のニューヨークを舞台に、魔法と冒険が描かれる壮大な作品になりそうだ。その他の情報/新映像本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した魔法使いのドラマで、1926年のニューヨークを舞台に、英国人で魔法動物学者のニュート・スキャマンダーの運んでいたトランクに入っていた“不思議な生き物”たちの数匹がカバンの外へ逃げ出したことから、大混乱が起こる。このほど公開になった映像は、ニュートがニューヨークにやってくる場面や、現実とはほんの少しだけ違う1920年代のニューヨークが登場。写真が動く魔法の新聞や、レンガの壁に偽装された奇妙なドア、ティナとクイーニーの姉妹が魔法を駆使して食器をテーブルに運ぶ場面など魅力的なシーンも次々に描かれる。また、ニュートのトランクはどこかに通じているようで、新映像はニュートがトランクの中に入っていくシーンで締めくくられる。劇中に流れる音楽も、おなじみのメロディをアレンジしたもので、これまで世界中の人々を魅了してきた世界観を引き継ぎながら、新しいドラマが描かれることを予感させる内容になっている。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー(C)2015 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2016年04月11日『スター・ウォーズ』サーガの知られざる物語を描く映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の特報映像が解禁になり、全世界の映画ファンの注目を集めている。これまでのシリーズの世界観、デザインを引き継いだ作品だが、映像の質感やテイストはこれまでの作品とは少し異なっており、“まだ誰も知らないドラマ”であることを強く印象づける内容になっている。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』特報映像『スター・ウォーズ』サーガは、“エピソード”で束ねられた物語だけでなく、そこでは描かれることがなかったドラマや物語が、映画、ドラマ、小説、コミック、アトラクションを舞台に描かれてきたが、『ローグ・ワン…』は、最初に劇場公開された映画『スター・ウォーズ』でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の巨大要塞“デス・スター”の設計図を反乱軍が入手するまでの熾烈な戦いを描いた作品だ。このほど公開になった映像では、数々の犯罪を重ねながら孤独に生きてきた主人公のジン・アーソが、反乱軍の中に入り、作戦を率いる立場になって、帝国軍が開発を進めている宇宙要塞の設計図を入手するべく行動する過程が描かれる。主演のフェリシティ・ジョーンズやドニー・イェン、フォレスト・ウィテカーらも登場し、これまでの『スター・ウォーズ』で描かれてきたキャラクターやデザイン、おなじみの音楽も登場する。一方で、これまでのシリーズ以上に接近格闘や集団バトルなどハードなアクションが描かれ、登場人物はみな“ひとクセ”ありそうなキャラクターばかり。これまでの作品はすべてフィルムで撮影されたが、本作は最新のデジタルカメラ“Arri Alexa 65”で全編を撮影しており、シャープで陰影に富み、寒色に寄せた色づかいの映像が新鮮に感じられる。昨冬に公開された『…フォースの覚醒』は全世界に熱狂的なファンをもつサーガの伝統を継承し、そこに現代的なテイストを融合をさせることで、記録的なヒットを飛ばしたが、『ローグ・ワン…』ではこれまでのシリーズを愛するファンにとっても新鮮な魅力があり、これまでのシリーズを観ていなくても飛び込んでいけるような作品になりそうだ。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』4月27日(水) デジタル配信開始5月4日(水) MovieNEX発売『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開
2016年04月08日シャーリーズ・セロンが『ワイルド・スピード8』に出演することが正式に決まった。その他の情報制作側は早くからセロンの出演を希望していたが、まだ脚本が完成しておらず、セロンは出来上がった脚本を読んでから決めると答えていたらしい。セロンは完成した脚本を気に入ったが、今度は、別の主演作『The Grey Man』の撮影との兼ね合いがあった。しかし『The Grey Man』の脚本の手直しに多少時間がかかることになり、両方への出演が可能となったようだ。『ワイスピ8』での彼女の役柄はわかっていないが、悪役ではないかと想像されている。撮影は、今年の夏スタートする。セロンの次回作は、今月北米公開予定の『スノーホワイト氷の王国』。また5月のカンヌ映画祭でプレミアされるショーン・ペン監督作『The Last Face』にも主演している。文:猿渡由紀
2016年04月08日国内の海外ドラマブームの火付け役となった『X-ファイル』が6話限定の新シリーズとして、13年ぶりに復活。俳優の風間杜夫と女優の戸田恵子が、モルダー捜査官(デビッド・ドゥカブニー)、スカリー捜査官(ジリアン・アンダーソン)の声優として復帰を遂げた。その他の画像「あのテーマ曲が流れた瞬間、変わらぬ世界観に一気に引き込まれ、私自身も何の戸惑いもなくスカリーを演じることができた。13年というブランクはまったく感じませんでしたね」と声を弾ませる戸田が新作、その名も『X-ファイル 2016』(読み:エックスファイル ニー・ゼロ・イチ・ロク)への思いと期待を語る。超常現象をテーマに、1993年から2002年まで放送され、映画化もされた『X-ファイル』の新シリーズ。今年1月24日(現地)に米FOXで放送され、約2000万人が視聴。過去10年間で1時間もののドラマとしてナンバーワンの記録となり、人気の根強さを証明した。「ファンとして新作が見られるのはもちろん、再びスカリーを演じられるのが純粋にワクワクしました。風間さんはモルダーを見て『老けたな』って笑っていましたけど、ジリアンさんの姿はさほど変化がなくて、それもうれしかったです。何より思わぬ展開とスケール感、そして真実味がある描写という、X-ファイル本来の魅力が失われずにいてホッとしました」(戸田)モルダー&スカリーのコンビネーションも健在で「ご存じのとおり、最初は正反対だった彼らが、さまざまな事件を追う過程で信頼関係を築いていった。今回は13年という歳月を経て、政府の陰謀がより根深いものになった分、絆が強くなっていますね」。スカリーの人物像も掘り下げられており「母親や兄弟も登場し、私も知らなかったことがたくさん描かれていますよ」と新たな発見に胸を踊らせる。今回、おなじみのキャッチフレーズ“The truth is out there”(真実はそこにある)に“still”という単語が加えられた。「そう、真実は“まだ”あるんですよ。そうでなければ、ふたりが再会することもないですから。本当に驚く真実が待っているので、じっくり堪能してほしいですね」(戸田)『X-ファイル2016』6月1日(水)よりデジタル配信7月2日(土)ブルーレイ&DVDリリース『X-ファイル』コレクターズブルーレイBOX(57枚組)発売中取材・文・写真:内田 涼
2016年04月08日『ソウ』『インシディアス』のジェームズ・ワン監督が手がけた『死霊館』の2作目が『死霊館 エンフィールド事件』という邦題で、7月9日(土)より日本公開されることが決定し、場面写真が公開になった。映画は“史上最長期間続いたポルターガイスト現象”として心霊史に記録されている実在の事件が基になっている。その他の画像『死霊館』では、1971年にアメリカのロードアイランド州にある屋敷で実際に起きた出来事が描かれたが、2作目は1977年にロンドン北部のエンフィールドの家で実際に起こった不可解な現象が描かれる。前作に引き続き実在の心霊研究家ウォーレン夫妻をモデルとした人物が登場し、正体不明の音や不穏な囁き声、人体浮遊など、数々の不可解な出来事に苦しむ母親と4人の子どもたちを救うため、現地調査に訪れたウォーレン夫妻が再び恐怖の元凶と対峙する。前作でウォーレン夫妻を演じたベラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンが続投。ポルターガイストの恐怖に苦しむ少女ジャネットを、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』『Joy』など話題作への出演が続く注目の子役マディソン・ウルフが演じ、シングルマザーのペギーをフランシス・オコナーが演じる。『死霊館 エンフィールド事件』7月9日(土)新宿ピカデリーほか全国公開(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2016年04月07日1953年に製作され、多くの人に愛され続けてきた名作『シェーン』のデジタルリマスター版が公開になるのを記念して、東京の丸の内TOEI2で、公開初日の9日(土)初回上映終了後に、撮影時の裏話が収録されたオーディコメンタリー映像が上映されることが決定した。その他の画像/貴重映像本作は、南北戦争後のアメリカ西部を舞台に、悪徳牧場主に苦しめられていた開拓者たちと流れ者シェーンの友情、そしてシェーンの戦いを描いた名作映画。シェーンが馬に乗って旅立っていく背中に向かって少年が「シェーン!カンバック!」と叫ぶラストシーンが有名だ。丸の内TOEI2では9日(土)の10時30分の回上映終了後に、西部劇愛好家のウエスタン・ユニオンのトークショーと、本作を手がけたジョージ・スティーヴンスの息子J・スティーヴンスJrが作品の裏側や当時のエピソードを語ったオーディオコメンタリー映像を上映。さらに、入場者には日本版オリジナルの映画ポスターがプレゼントされる。また、オーディオコメンタリー映像の一部も公開になった。劇中で流れ者のシェーンが、少年ジョーイに銃の扱い方を教える場面で、J・スティーヴンスJrが当時の思い出や、監督の音に対するこだわりについて解説。大スクリーンで本編をすべて観賞した後に観ると、より楽しめる映像になっている。『シェーンデジタルリマスター版』4月9日(土) 丸の内TOEI2ほか全国順次ロードショーShane(tm) & Copyright (C) 2016 by Paramount Pictures Corporation. All rights reserved
2016年04月07日ワーナー・ブラザースが、2017年10月6日に北米公開を予定していた『ザ・ジャングル・ブック:オリジンズ(原題)』を、1年先の2018年10月19日に延期すると発表した。今月15日には、ディズニーが製作するジョン・ファヴロー監督の実写版『ジャングル・ブック』が北米公開されるが、これでもっと間をあけられるようになる。その他の情報ワーナーの『ジャングル・ブック』は、パフォーマンス・キャプチャーを使用するもので、アンディ・サーキスが監督する。出演は、クリスチャン・ベール、ケイト・ブランシェット、ベネディクト・カンバーバッチ、フリーダ・ピントら。公開延期のニュースを受けて、サーキスは、「作品を届けなければいけない日をワーナーが変更してくれて、個人的にとてもうれしい」とFacebookで喜びのコメントをした。今作は、パフォーマンス・キャプチャー史上、最も細かいニュアンスをもつ感情や心理の表現を見せるもので、「時間はあればあるほどいい」とも彼は語っている。サーキスの次回作は、来年北米公開予定の『猿の惑星』第3弾、『War of the Planet of the Apes』。文:猿渡由紀
2016年04月07日クロエ・グレース・モレッツが主演を務めるSF大作『フィフス・ウェイブ』が23日(土)から公開になる。本作は地球外から来た侵略者“アザーズ”によって壊滅状態になった地球が舞台だが、主人公は普通の女の子で、誰が味方で誰が敵かわからない中、未曾有の危機に立ち向かう。その他の画像映画は、予告なく現れた“アザーズ”が地球で暮らす人間たちを殲滅させようとするところから始まる。彼らはライフラインを破壊し、街を更地にし、ウィルスを仕掛けて人類を大半の死滅させた後に、人間と同じ姿で地球に降り立ち攻撃を開始する。主人公のキャシーは、平凡な女の子だが、運よくこの状況を生き延びることができた。しかし、愛する弟と離れ離れになってしまい、弟がいると予想される基地に向けてひとりで旅立つ。遠く離れた基地までは歩くしかなく、人間の姿が見えても、人間かアザーズかはわからない。途中で負傷をしたキャシーは、エヴァンと名乗る男に助けられ、共に基地を目指すが、キャシーは敵か味方かわからないエヴァンのことを信用できないでいる。映画は、圧倒的な破壊シーンやアクションシーンも描かれるが、最もスリリングなのは“目の前の人間はアザーズかもしれない”という恐怖で、最後の最後まで油断できない展開が待ち受けている。『フィフス・ウェイブ』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月07日ウィル・フェレルが主演で、実話にもとづく冒険コメディ映画の企画が進められている。フェレルが演じるのは、1968年に、思いつきで友達と北極への旅に出たミネソタの保険セールスマン。彼と医師の友人は、ホンダのセールスマン、地理の教師、カナダ人らを誘って、スノーモービルで北極への旅に出て、成功する。その他の情報映画はNew York Times Magazineに出た記事をもとにするもので、『シティ・スリッカーズ』や『団塊ボーイズ』のようなバディ・コメディになる模様だ。ソニー・ピクチャーズが製作配給する。フェレルの最近作は、マーク・ウォールバーグと共演した昨年末の『Daddy’s Home』と、今年2月北米公開された『ズーランダー2』。次回作は来年北米公開予定の『The House』。文:猿渡由紀
2016年04月06日これまで共に戦ってきたアベンジャーズのメンバーがふたつに分かれて対立する映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の公開を記念して、4月13日(水)発売の週刊少年マガジンに『FAIRY TAIL』『ダイヤのA』『七つの大罪』の“シビル・ウォー”ビジュアルが掲載されることが決定した。その他の写真今回の企画では、それぞれの作品の登場人物たちが二手に分かれて“禁断の戦い”を繰り広げるとしたら? というコンセプトで制作された。チーム分けはそれぞれの作品の作者が自ら行っており、『FAIRY TAIL』の真島ヒロは「本当にこのFT のメンツが戦ったらどっちが勝つのかワクワクします」、『ダイヤのA』の寺嶋裕二は「この2チームに分かれる理由や過程を想像してるのが楽しかったです」、『七つの大罪』の鈴木央は「『七つの大罪』版シビル・ウォーを皆さんの中で妄想していただけたら嬉しいな」とコメントしている。また、このビジュアルが使用されたポストカードが全国70万セット限定で映画の入場者に先着でプレゼントされることも発表になった。ポストカードセットには『FAIRY TAIL』『ダイヤのA』『七つの大罪』のポストカードのうち1枚がランダムに封入される。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』4月29日(金) 全国ロードショー
2016年04月06日主演のブリー・ラーソンが本年度のアカデミー主演女優賞に輝いた映画『ルーム』が今週末から公開になる。小さな部屋に閉じ込められていた母子が脱出し、世界に触れ、新たな一歩を踏み出す過程を描いた作品だが、監督を務めたレニー・アブラハムソンは、部屋の“中”の物語と“外”の物語のバランスをとることに最も力を注いだと語る。その他の画像本作は、小さな部屋に閉じ込められた状態で暮らす母と、部屋しか知らない息子が脱出をはかり、部屋の外の世界に踏み出していく物語。エマ・ドナヒューの小説が原作で、日本では“インサイド”と“アウトサイド”の上下巻で刊行されている(講談社文庫・刊)。アブラハムソン監督は「通常ならばパートナーや子どもの友達といった周りの人間や、学校などの機関があって子育てをするのですが、この極端な物語の中では、母親がその負荷を全部担っている」という。「教育だったりメンタル面だったり、子どもの世界のすべてを母親ひとりが提供しなければいけない、一緒に作っていかなければいけない状況に置かれているわけです。こういった極端な設定によって、子育ての大変な部分と素晴らしい部分のすべてを掘り下げて模索するドラマを描こうとしました」このような設定の物語であれば、部屋からの“脱出”が物語のクライマックスになると想像する人もいるかもしれない。しかし、本作では、部屋が世界のすべてだった前半と、現実の世界に触れる後半が同じウェイトで描かれる。「この映画を作る上で最大の挑戦は、部屋の内と外とのバランスをとることでした。部屋から逃げられたことで観客の興味が失われてしまったら、後半はおまけみたいなものになってしまいます。観客に後半にもついてきてもらうために必要なものを考えたとき、それはやはり前半部分で、いかに観客がこの親子とつながりを持てるかということでした」母と子が部屋を出ても、物語は続く。それどころか、部屋を出た後の方が、“部屋”の存在感は大きくなり、観客は母子から目が離せなくなるだろう。「そのため前半から後半へと移る際には、作曲家、編集と僕で独特なテンションを作りあげなければいけませんでした。それは(脱出を果たした)ふたりの再会の後からすでに、少しだけ感じられるようになっています。この部分は編集で一番時間をかけたかもしれません。特に後半に入ってからの最初のフェーズは、前半で作り上げたストーリーの要素を、改めて積み立てなおしてから後半へとつなげていくようにしました」小さな部屋に監禁された母子が暮らしている場面から始まるこの物語は、観客の予想外の方向へと展開するが、アブラハムソン監督は「普段目にはしないような極端な状況ではあるものの、普遍的な話でもあります。本作は、実は子育てという子どもと親の絆が掘り下げられている物語なのです」と語っている。『ルーム』4月8日(金)TOHOシネマズ 新宿ほか全国公開
2016年04月05日クロエ・グレース・モレッツが主演を務める近未来SF『フィフス・ウェイブ』の本編映像が公開になった。人間とまったく同じ姿をした地球外生命体“アザーズ”に脅えながら、弟を探して旅をする主人公の姿が描かれる緊迫感のある映像だ。その他の画像/緊迫の本編映像本作は、地球外生命体“アザーズ”の攻撃を受け壊滅状態となった地球を舞台に、主人公キャシーが、離れ離れになってしまった弟を救うため、人間同士も互いに不信感を抱く末期的な状況の中で生き抜いていく姿を描く。このほど公開になったのは、アザーズがしかける3つの“波(攻撃)”によって人類の大半が死滅し、いよいよアザーズたちが地球に降り立った後の場面。クロエ演じるキャシーは弟がいると思われる基地を目指して徒歩で旅を続けるが、アザーズの攻撃によって電気や水道などのライフラインは完全に停止しており、旅は非常に厳しい状況だ。森の中に入り、アザーズの監視をぬって行動するが、上空にはアザーズの監視船と思われる乗り物が飛び交い、人間と同じ姿のアザーズが森を巡回している。「実際に起こってもおかしくない、自然災害や社会のパニックが描かれている」と語るクロエは、常に周囲を警戒し、恐怖を感じながら行動するヒロインを演じており、アザーズの存在を近くに感じ、おびえる表情にも注目だ。『フィフス・ウェイブ』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月05日