学研プラスはこのほど、学研ヒットムック『浜内千波のやせるおかず』(920円・税別)を発売した。著者の浜内千波さんは、ダイエットに取り組み、1年間で50キロの減量に成功。その後のリバウンドもないという。浜内さんが実施したやせるおかずのルールは、「たんぱく質源となる肉や魚を100gと、野菜200gの主菜を食べる」という簡単なもの。「体をつくるたんぱく質は、代謝をよくするためにも必要な栄養素で、ダイエット中も充分にとらなければなりません」と浜内さんは話す。加えてビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な野菜を食べれば、糖質、たんぱく質、脂質の代謝が促されるという。さらに副菜で野菜200gを食べれば、糖質オフで充分に満腹感が得ることができるとのこと。同書では、たんぱく質源(肉・魚介・卵・豆腐)100gと、野菜200gで作るレシピや、野菜200gの副菜を掲載。レシピはたんぱく質源100gの材料と、200gの野菜が色分けして書かれているため、わかりやすいという。調味料も家にある調味料だけでいいとのこと。レシピのほか、ダイエットに成功するための「作り方・食べ方の8つのポイント」や、「海藻のヘルシーおかず」「残り野菜のお役立ちおかず」も掲載している。
2017年04月03日女優の波瑠(25)が16日、自身のブログを更新。ドラマ撮影中の居眠り姿を公開し、ファンから「かわいい」「癒やされました」などと反響を呼んでいる。きょう放送される金曜ロードSHOW特別ドラマ企画『北風と太陽の法廷』(日本テレビ系)に出演する波瑠。容赦なく相手を打ちのめす冷徹な弁護士・櫻川風香を演じる。「北風と太陽の法廷」と題したブログでは、無防備な"居眠り姿"を公開。「これは北風と太陽の法廷のロケ中。居眠りこいてます。基本的にはどこでもです。この頃はまだ一月でしたけど、日差しが気持ち良い日もありました」と撮影を振り返り、「ドラマ、お楽しみに」と呼びかけた。この投稿に、ファンから「居眠りしている姿も可愛」「寝顔、可愛い」「癒されました」「寝てる姿かわいいいいいいです」「居眠りめっちゃ可愛い」「綺麗だ」「何か一番無防備で一番素な感じでそそられます」「とっても気持ちよさそう~」「寝顔、超かわいいです!」などのコメントが多数寄せられている。
2017年03月17日普通の巻き髪ではできない、波ウェーブならではの魅力とは巻き髪ほど甘過ぎず、ラフなこなれ感が出せると人気の”波ウェーブ”スタイル!頑張り過ぎない大人の女性のカッコよさを演出できるのが、その魅力のひとつのように思います。今回は、そんな波ウェーブの質感を生かした、三つ編みアレンジをご紹介します。簡単!三つ編みとねじり編みで作るヘアアレンジのやり方① アイロンを使って、髪全体を波ウェーブにします。波ウェーブは、ストレートアイロンで髪を挟んで、外側・内側を交互に繰り返して毛先まで癖付けていくと簡単にできますよ。② 耳後ろを境にしてサイドを分け取ります。③ サイドを残して、バックを毛先まで三つ編みにします。④ ②で分けたサイドをねじりながらバックへ持っていき、バックの毛束の根元に巻き付けます。これで完成です。不器用さんでもチャレンジしてみてほしいアレンジスタイル三つ編みとねじり編みができれば作れるスタイルなので、アレンジに慣れていない人も簡単に作れると思います。普段使いのヘアアレンジのひとつとして、ぜひ取り入れてみてください。美容師/三澤悠美(serio issya)
2017年03月10日宗教団体「幸福の科学」への出家を表明した女優の清水富美加が、28日までに法名「千眼美子」名義でアメーバブログ内にブログを開設した。新たなブログのタイトルは「sengen777のブログ」で、記事はまだ投稿されていない。アカウント名はツイッターアカウントと同じ「千眼美子(本名・清水富美加)」で、プロフィール写真もツイッターと同じものを使用している。なお、清水は「あのさ.」という清水富美加名義の公式ブログを開設していたが、昨年3月5日を最後に更新が止まっている。
2017年02月28日波ウェーブができなくても大丈夫!編み込みシニヨンアップ最近人気のゆるふわヘアアレンジは、波ウェーブがベースとしてよく使われます。でも、自分で波ウェーブをやろうとすると、上手になみなみになってくれなくて、やっぱり難しいですよね。波ウェーブをせずにアレンジを作っても、ボリュームが足りず、なんだかお手本と違う感じ?……そこで今回は、波ウェーブを使わなくても、かわいく作れるシニヨンアレンジをご紹介します。 毛束を編んで丸めるだけ!ゆるふわシニヨンスタイルの作り方①トップの髪を取って、耳の高さくらいまで表編み込みにして留めます。 ②両サイドの髪を2段に分けて、後ろに向かって表編み込みにします。手順①で留めた位置で、アメピンを留めます。 ③残っっているの髪を3つに分け、それぞれを裏三つ編みにします。 ④真ん中の毛束をグルグルと巻いて、盆の窪(首の後ろ中央にあるくぼみ)辺りでお団子を作ります。左右の2本の毛束をお団子の周りに巻き付けて、アメピンで留めます。最後に、全体のバランスを見て、毛束を出してほぐせば完成です。シニヨンヘアは、組合せ次第で無限にアレンジできちゃう便利ヘア!このアレンジなら、波ウェーブができなくてもできますし、編み込んだ毛束がふわふわしていて、ボリュームもばっちりですよ!シニヨン系のアレンジは、ひとつのパターンを覚えてしまえば、三つ編みや編み込みのテクニックの組み合わせで、いろいろとかわいくアレンジができます。ぜひアレンジの引き出しのひとつとして、取り入れてみてください☆ 美容師/後藤一馬(Birth Day)
2017年02月08日滋味あふれる! 生湯波と和牛の豆乳しゃぶしゃぶ豆乳をじっくり煮たときの膜である湯波は、栄養豊かな大豆加工品。膜を箸から引き上げる薄くて柔かい京都湯葉と異なり、日光湯波は膜の中央から引き上げて二つ折りにしたものを巻き上げるので、厚みがあります。「星野リゾート 界 日光」の特別会席では、そんなしっかりした歯触りの湯波を生かして、栃木の和牛と共に、豆乳でしゃぶしゃぶ鍋にして味わえます。相性抜群の湯波とウニ! 季節の美味が次々にこの特別会席の最初に出る先付には、湯波の上にウニが乗って出て来ます。まったりしたウニとミルキーな湯波は相性抜群。わさびをつけていただきます。眠り猫や三猿など、日光東照宮を思わせる柄の美しく繊細な器に並ぶ季節の八寸の取り合わせは、どれから箸をつけるか迷ってしまいそう。地元栃木の名産を様々に使った夕食が堪能できます。取材・文/小野アムスデン道子店舗情報店名:星野リゾート界 日光TEL・予約:0570-073-011(界予約センター9:00~20:00)住所:栃木県日光市中宮祠2482−1
2017年01月22日女優の波瑠が19日、東京・丸の内の丸ビルで行われた「第33回全国都市緑化よこはまフェア」プレイベントに出席した。「全国都市緑化フェア」は、国土交通省提唱の下、毎年全国各地で開催され る花と緑の祭典。33回目となる今回は、3月25日~6月4日に横浜市で開催されることになり、そのPRイベントに波瑠が登場してフラワーアンバサダーに就任した。就任式では林文子横浜市長からバラのブーケを手渡された波瑠は「本当に可愛らしくて持っているとすごい香りもする素敵なブーケですね」と笑顔を見せ、アンバサダー就任に「全国都市緑化フェアという素晴らしいプロジェクトを応援する立場につけて光栄な気持ちです」と笑顔を見せた。3月25日からスタートする「全国都市緑化フェア」については「お話を聞いていると楽しみが散りばめられていますね。せっかく行くなら、自然がある里山エリアに行ってみたいと思います。行ったら(ブログ用に)いっぱい写真を撮りたいですね」と開催が待ち遠しい様子だった。波瑠にとっての横浜といえば、昨年日本テレビ系で放送されたドラマ『世界一難しい恋』のロケで訪れた地。「『世界一難しい恋』ではほとんど横浜にいました。大阪から帰ってきたばかりの頃で、すごく温かく迎えてくれて横浜の街が素敵ということもあり、景色が記憶に残る時間でした。夜は夜景が綺麗ですし、撮影しながら楽しんでいました」と振り返り、横浜の行きたい場所として「中華街に行って美味しいものを沢山食べたいです」と食いしん坊な一面も。また、横浜の理想のデートを問われた際は「出掛けるのも好きですので、お散歩したり夜景が見えるところでドライブに行ったら楽しいんじゃないかなと思います」と回答していた。なお、同イベントには林文子横浜市長のほか、俳優の三上真史、ノンフィクション作家の小松成美、チームラボ代表の猪子寿之も出席した。
2017年01月20日ミュウミュウ(MIU MIU)の新作アイウェアが2016年12月より発売される。今季はハートや波モチーフのほか、大胆なビジュー使いをしたデコラティブなデザインが展開される。ハート型のレンズハート型のレンズを2枚組み合わせた、なんとも可愛らしいデザインの「MU01SS」。メタルとセルのコンビネーションフレームもポイント、アクセサリー感覚で身につけて。カラーはスモーキーなピンクとブルー、そしてブラックの3色展開。波をモチーフにした曲線的なフレーム「MU50SS」は昨シーズン人気を博した、波のような輪郭を施したインパクトのあるアイウェア「セニューキュ」の新モデルとなる。今回はチューリップのような形の波をモチーフにした、曲線を描くゴールドフレームが特徴。また、レンズのカーブが少ないため、かけたときの存在感が強いアイテムだ。カラーはピンクのほか、シルバー、シャンパンゴールド、ブラックの4色で登場する。デコラティブなビジュー使い2016年秋冬コレクションのショーにも登場した「MU04SS」は、透明感あるキャットフレームに大ぶりのビジューをアクセントに付けた。キラキラと輝く印象的なモデルで、コーディネートのポイント使いにおすすめ。カラーはブラック、べっ甲、そしてクリアなライラックとスカイブルーの4色。フェザー風まるでアイウェアに翼が生えたかのようなデザインの「MU02SS」。同系色のグラデーションレンズを3枚組み合わせて作られている。「MU50SS」同様、コンビネーションフレームを採用し、テンプルに異素材が使われているのもポイントだ。【詳細】ミュウミュウの新作アイウェア発売時期:2016年12月価格:・ハートモチーフ「MU01SS」37,000円・波モチーフ「MU50SS」48,000円・ビジューデザイン「MU04SS」54,000円・フェザー風「MU02SS」37,000円取り扱い:全国の百貨店、およびミュウミュウ アイウエアの取扱い店舗【問い合わせ先】ミラリ ジャパンTEL:03-3514-2950
2016年11月18日華奢なカラダからは想像もつかないほど、パワフルな演技力で人々を魅了する波瑠さん。朝ドラをはじめ、次々にドラマ主演を果たすなど、夢を叶え続けてきた波瑠さんに、ご自身が考える“しあわせの法則”についてお聞きしました。***「モデルをしていた10代の頃は、自分がどんなことにしあわせを感じるかなんて、考えもしませんでした。周りにいた同年代の女の子たちと同じように、例えばちょっといい化粧品を買うのが当たり前の楽しみだとか、“みんなと同じ”ことがしあわせなんだって、勝手に思い込んでいたのかも」独特の存在感で見る人を惹きつける波瑠さん。10代を通してモデルや女優として活動し、昨年、NHK連続テレビ小説『あさが来た』のヒロイン役で一躍注目の的に。地道な努力で運を引き寄せた彼女に、自身の“しあわせの転機”を尋ねてみると…。「長かった髪をばっさり切って、一人暮らしをはじめた頃は、転機といえたかもしれません。自分で選んだものを周りに置いて、生活の仕方もちゃんと一人で選択していく。そんな経験は人生ではじめてだったので、勉強になることはたくさんありました。お仕事の環境も変わる中で、『みんなと同じ枠にいなくてもいいんだ』とか『私はこういうことをして過ごすのが好きなんだな』ということにも改めて気づけました」自分の好きな時間に、行きたい場所に行く。人付き合いだって、無理にしなくていい――そうやって、自らの心の声に耳を傾けてみるだけで、どんどん気持ちが楽になっていったという。「一人でいることが孤独だなんて、全然思いません。特に最近は日常のほんのちょっとしたことに気持ちが満たされる瞬間も多くて。例えば、洗顔料をふわっふわに泡立てて、そこに顔をうずめる瞬間や、作り置き用のおかずを作っているときや、お気に入りの柔軟剤を使って洗濯しているとき…。“しあわせ”って、実はそういう小さなことの積み重ねなのかもしれないですね」生活の些細なことに目を向けるだけで自分自身がしあわせになれる、と波瑠さん。やわらかな雰囲気の向こう側にある、芯の強いまなざしがとても印象的。「とはいえ、落ち込むことだってあるんです。心とカラダは繋がっているから、そういうときはカラダのケアが最優先。DVDを流しながらゆっくりお風呂に入ったり、キャンドルをつけてみたり。根本的な問題解決はできなくても、気分転換ができればいい。それだけで、『よし!明日も頑張ろう!』って思えるんです」これまでにもつらい経験はあったけれど、何があっても自分の夢だけは貫いてきた。その自信が、波瑠さんの今のしあわせを引き寄せる鍵となったのだろう。「12年もお仕事をしているので、いろんなことがありました。でも大学に進学せず、学業と仕事との二足のわらじにしないで、ちゃんと女優という仕事に向き合い続けてきて良かったなって。これまでのこと全てが、私にとっては必要な経験だったんだと思います」◇はる1991年6月17日生まれ。東京都出身。来年1月13日(金)より放送予定のNHKドラマ10『お母さん、娘をやめていいですか?』に出演。主人公の早瀬美月を演じる。ニット¥10,000(レイ ビームス/レイビームス 原宿 TEL:03・3478・5886)ショートパンツ¥38,000(Sea New York/ブランドニュース TEL:03・3797・3673 )ストール¥30,000(スティーブン アラン/スティーブン アラン トーキョー TEL:03・5428・4747)※『anan』2016年10月26日号より。写真・杉江拓哉(Tron)スタイリスト・明石恵美子ヘア&メイク・今井貴子取材、文・瀬尾麻美
2016年10月19日女優の波瑠が13日、東京・代官山のTENOHA代官山で行われたキリンビバレッジの期間限定イベント「NAMACHA URBAN PICNIC」オープニングに登場した。キリンビバレッジは、お茶の新しい楽しみ方を体験できる期間限定のイベント「NAMACHA URBAN PICNIC」を、10月13~23日の11日間にTEHOHA代官山で開催。会場では同社の「キリン 生茶」をフルーツやハーブなどでアレンジした5種類のフレーバー生茶を無料で楽しむことができる。初めて訪れた同場所について波瑠は「全然知らなくてビックリしました。こんなに緑の多いオシャレな空間ができてビックリですよね。癒されるというか、スタンドみたいなのもあったりして癒される空間になっていると思います」と好印象。イベント中は、同会場で提供される生茶のフレーバー作りにチャレンジして「すごくオシャレなものを作っている感じでいい気分ですね(笑)。オシャレなお店で働いているような気分で楽しかったです」とご機嫌で「お買い物とかの休憩に寄っていただけるとうれしいです」とアピールしていた。イベントが行われた代官山は「オシャレなお店も多いですしお買い物しに来たりカフェでお茶したりします。友だちとか母親とお茶を飲みに来たりしますよ」と頻繁に訪れるとか。また、ドライブ好きの波瑠は「毎年、今年こそは紅葉を見に行くぞと思っているうちに冬になって行けないんです。今年こそは生茶を持参して行きたいですね」と誓いを立てながら「今は仕事で名古屋にいることが多いので、名古屋ならではのスポットを見つけられたらと思っています」と意欲を見せていた。
2016年10月13日「ダウンタウン」の浜田雅功が司会を務め、ゲストのマル秘私生活を発見するバラエティー「浜ちゃんが!」が9月7日(水)今夜放送され、「超新星」のユナクと女優の森川葵がゲストで登場する。今回の放送はみんなでショッピングモールへ。ユナクさんの母親は節約家で、ユナクさんの部屋を訪れてはコンセントを全部抜いてしまうほど。化粧品もサンプルを使っているという母のためにユナクさんは化粧品を購入するという親孝行ぶり。さらに、いまソウルでは市内を流れるハンガン川にテントを張り、そこでビールを飲んだりチキンを食べるのが流行しているということで、テントとダイエットと筋力アップのための筋トレグッズも購入する。一方の森川さんは「高校時代、服を全部捨てた事がある」と告白。気に入らない自分の持ち物を大胆に処分するという“驚き”の性格を明かす。最近も靴下を全部捨ててしまったそうで今回は靴下を購入。続いて撮影中のドラマのスタッフの暑さ対策に“ひんやりスプレー”を。さらに「いま、欲しいものがあって…」とホーロー鍋も購入する。最後に2人はアシスタントMCを担当するサバンナの八木真澄とジャンケン対決。進行に徹して封印していたギャグを連発する八木さんとの対決を制し、2人は自腹を避けることができるのか?ユナクさんはこの12月に上演されるミュージカル「プリシラ」に出演する。3人のドラァグクィーンたちのドタバタ珍道中を描いた本作は1994年公開の同名映画が原作。世界で活躍する宮本亜門を演出に迎え、ミュージカル界のプリンスとの呼び声も高い山崎育三郎が主演。陣内孝則、ユナクさんは「Lead」の古屋敬多とともにダブルキャストでの出演となる。森川さんは10月22日(土)より公開の映画『金メダル男』に出演。内村光良が初の原作・脚本・監督・主演と務め、知念侑李(Hey! Say! JUMP)とW主演することでも話題。内村さん演じる主人公を惑わせる5人の“女神(ミューズ) ”のひとりに森川さんが登場する。「浜ちゃんが!」は9月7日(水)今夜25時59分~日本テレビで放送。(笠緒)
2016年09月07日毎週火曜日放送中の波瑠主演ドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」が、ついに9月6日(火)に最終回を迎える。波瑠さんが民放連続ドラマ初主演となる本ドラマは、心に「ある闇」を抱えた新人刑事・藤堂比奈子(波瑠さん)が、個性豊かなメンバーと共に不可解な殺人事件の犯人と対峙していく猟奇犯罪ミステリードラマ。先日放送の第8話では、捜査一課の刑事・片岡(高橋努)が脱走した殺人犯・佐藤都夜(佐々木希)を追って比奈子が滞在するホテルに駆けつけるが、そこで待ち受けていたのは都夜ではなく、突然現れた謎の女性に首を切りつけられてしまう。「比奈子、久しぶり」 目深にかぶった帽子を取ってそう語りかける姿を見て絶句する比奈子。彼女こそが、高校時代比奈子に「自分らしく人を殺せばいい」と言ってナイフを手渡した因縁の相手・真壁永久(芦名星)だった。さらに拉致・監禁されてしまった東海林(横山裕)を救うため、永久によって比奈子は最悪の窮地に陥ってしまう。殺人者とそうでない者の境界線に立つ比奈子は、かつての永久の進言通り殺人者になってしまうのか? 闇を抱える女刑事の物語は驚愕のクライマックスを迎えることになる…。比奈子の因縁の相手として芦名さんが出演した前回。第8話のラストでは、突然片岡が切りつけられてしまうショッキングな展開に加えて、突如登場した真っ青な目をした彼女に、「芦名星ちゃん、殺人鬼似合い過ぎ、美しすぎ」「芦名星ちゃんかー。綺麗で怖い」「目が青くて怖い芦名星さん最高」などと、SNS上では驚きの声も挙がっていた。永久との再会をきっかけに、比奈子はどんな答えを見出すのか。結末はどうなるのか楽しみだ。「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」は毎週火曜日22時~フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2016年09月01日ブリトニー・スピアーズ(34)が、波に襲われて溺死しそうになったという。ハワイの美しい海で海水浴を楽しんでいたブリトニーは、6フィート(約1.8メートル)の波に巻き込まれ息ができなかったようで「海に入って、波のあるプールみたいって思ったし、『とても良いじゃない、すがすがしいし美しいわ』なんて感じだったの」「でも予期していなかったことは引き返すとき波が強くなるってことだった。5分ぐらい水中にいたのよ。溺死しそうだったわ。『ボディーガードはどこ? ここで死んじゃうわ』って思って怖かったわ。また波がきて水の中にいたわ」と当時の様子を振り返った。24日に放送されたBBCラジオ番組内のスコット・ミルズとのインタビューで音楽業界についても語ったブリトニーは、同業界には「自分だけが主役と思っている人」が多くいると明かした。「たくさんの人がエンターテインメント業界にいて、一緒に仕事をしたりプロジェクトを立ち上げようとしても、たくさんすっぽかされるわ。この業界には主役がたくさんいるの。大変よ」と続けた。一方、新作アルバム『グローリー』について「とてもゆったりしている」と以前ブリトニーは明かしており「とても楽しみだわ。1年半かけてこのアルバムを制作していて、もうじき2年になるからとても大切な作品なの。宝物よ。ちょっぴりメローであまりポップな作品ではないわ」「リラックスしていて、とてもゆったりとしているアルバムよ。私って古風なの。60年代のクラシックロックが好き。ザ・ローリング・ストーンズがお気に入りなの。ザ・ルミニアーズはとてもクールだわ。シャーデーも素敵ね。80年代の音楽も好きよ」と話していた。(C)BANG Media International
2016年08月29日半世紀前、日本の女優で初めて「007」に “ボンドガール” として出演を果たした、浜美枝さん。4児(!)の母として幸せな家庭を築き、現在も美しく心豊かな人生を謳歌されている浜さんが、最近『孤独って素敵なこと』(講談社)という潔いタイトルの著書を上梓しました。その中には、子育てや生き方に悩む女性にぴったりの珠玉の言葉がたくさん。育児中はストレスで、心因性のアレルギーに悩まされたそうですが「母親としての幸せだけでなく、一人の人間としての幸せも手に入れたい」と願っていたとか。そして、自分が社会で求められることに喜びを感じ、「何かを乗り越えて達成していくおもしろさ」を手放さずに生きていきたい、と思い続けてきたそうです。そんな浜さんに、育児中の母親たちへのアドバイスも含め、お話を伺いました。■一度、ゼロに戻って考えることも必要。育児中、大事なのはまず睡眠!―― 30代半ば頃、何もかもうまくいかない時期があったそうですね。「次女が0歳で長男が2歳、長女が3歳の頃、毎日ワイドショーに出演していて、子育てでもへとへとなのに眠れなくて、自分が空っぽみたいな空虚な精神状態になってしまって…。何をやってもダメ。99.9%決まってた仕事もキャンセルになっちゃう。そういうことが重なってなぜだろうと思った時、自分に何か問題があるんだわ、と思ったんです」―― そんなにお忙しかったら、当然かと思うのですが…。「自分の何がいけないんだろう、って考える性格なんですね。わりあい冷静に自分を客観視してみて、自分では認めたくないことだけれども、きっと今、私は美しくない。世の中から求められる状態の浜美枝じゃないんだわ、と思ったんです。で、これは一度まっさらになって、まず睡眠を取ろう、健康的になろうと自分で順番を決めました。三人の子どもを両親に見てもらって東京と行ったり来たりしながら、仕事も中途半端にするくらいなら辞めよう、と。もちろん経済的な影響はすごく大きかったのですが、私は6畳一間で子ども時代を過ごしていますから、そういうことに執着しなかったんですね」―― 女優さんとしてのステイタスは? 個人的な話で恐縮ですが、かつてゴダールからの映画出演の依頼を断った、とご著書で読んだ時は、思わずのけぞりました。「いえいえ、本当にそうだったんです。キャリアが大事とかそういうこと、あんまり思わないんですよね(笑)。そして、ゼロになってみたら、意外に心地よかったんです。精神的なストレスもだいぶ取れていった。そこから新たにスタートした感じです。やはり、それ以前は疲れた顔して、笑顔もそんなに出ないで、ゆとりもなかったんだと思います」―― 女性は、自分の好きな自分でいないとうまく立ち行かないものですよね。「私、4番目の子を妊娠6ヵ月半で流産したのですが、その時はもうどうすることもできませんでした。自分の力では何をどう努力しても、自分の感情をコントロールできないんです。その時、たまたま仕事で南アフリカに行き、お休みが1日あったので、ヨハネスブルクまで自分で運転して喜望峰へ足を延ばしました。大海原に足を踏み入れた途端、心身がスーッと浄化され、失った命のことは忘れられないけれど、そこで立ち止まってはいけない、丁寧に生きていかなくては…と思えたんです。自然の大きさは何より人の心を癒してくれるのではないでしょうか。旅もまた、苦しみや悲しみを浄化して、生きる気持ちを取り戻させてくれる、と私は信じているんです」本当に辛い時、自分を癒す方法を知っているか否かで、人生はずいぶん違ってくると思います。浜さんの言葉は私たちに生きる勇気を与え、エールを贈ってくれます。 ■「妻に家事を求めて、結婚するな」と息子を育てた。男の子の教育が肝心! 現在は、住み始めてから40年になるという箱根の森の中の古民家で、大自然に囲まれながらお好きな美術品や選び抜かれた道具たちと、美意識が隅々にまで活かされた暮らしを楽しんでおられる浜さん。「食べることが大好き!」で、育児中も料理だけは手を抜かなかったという彼女は、次男夫妻と同居する中、ランチだけは手作りするとか。「家にいる限り、お昼ご飯を作るのは私の役目なんです。それがものすごく楽しみ。お昼はしっかり食べて、夜は軽く…。あらゆるものを作ります。次男のお嫁さんも子供がまだ小さいし、家で仕事をしていますから、長時間かけてコトコト煮たり…なんていうのは土日以外はできません。なので月曜から金曜までは、一週間で冷蔵庫のものを使い切ることを前提に、私が買い物もします。金曜日には冷蔵庫がきれいになっているように(笑)」―― 浜さんのお得意の料理は何ですか?「煮物だと思います。煮魚とか。今、イワシやサバが美味しいから、サバの味噌煮とかね。それからパエリアみたいなものもします。複雑なものはしません。お嫁さんがパンとかお菓子がすごく上手なんです。私はお菓子はどうも苦手。几帳面じゃないんですね。お嫁さんはきちっと計って作る。パンも美味しいし、スノーボールなんて絶品なんですよ」―― スノーボールが絶品とは、素敵なお嫁さんですね。「うちは息子二人ともいい嫁に恵まれて、娘が四人いるみたいな感じです」―― 嫁姑円満の秘訣は?「お互いにあんまり干渉しないんですよ。嫁も、私が出かける時、何時に帰るか聞かれるのが嫌なタイプだって知ってますから。私から、何時に帰りますってメールするくらいで。お互いに立ち入らないの。距離を保つ。同居していても知らないことがいっぱいあります。嫁に言ったから息子に伝わるとは限らないし、その辺のところは非常に合理的な家族です。風通しがいいんですね。だから、私は世の中でいう嫁姑での嫌な思いって、したことがないです。長男の嫁は全然タイプが違いますけど、彼女もとてもチャーミングなんです」―― 育児に関して、夫や義理の両親と価値観が合わない場合もあると思うのですが…。「それは、最初から決めてできることではないと思うんですね。私たちもそうですけど、同居してどんなふうになるのか、彼らに子供がいない時から、生まれてからも手探りなんです。そういう中で、お互いの一番いい空気感というか、関係性を日々作りあげていくことだと思います。相手が嫌なことはしない。してもらって嬉しいことは『ありがとう』って言う。そういう柔軟性がないと、あんまりがんばり過ぎてもいけないし。私は、息子にそれだけはきつく言ってきたのが、『料理や洗濯をしてくれる人と結婚するわけじゃないのよ』と。そういうことは自分でやって、その上で『共に歩む人と、結婚てするものよ』。だから、小さい時から料理もさせたし、洗濯も洗濯機の中にパンツ突っ込んじゃうだけ、なんてことは絶対させませんでした。自分の下着は、お風呂場で自分で洗わせて…」―― 男の子は、“自分で洗濯機に入れるだけでも上出来” と思ってはいけないですか?「とんでもない! 逆に女の子は、私はほうっておいてもいいと思ってるんですよ。女の子って、愛してる相手であれば、してあげたいじゃないですか。美味しい料理を作ってあげたいし、基本的には、女性は人を愛する、命を育むっていうものを持ち合わせていると思うんです。そこを大事にして、男性がしてあげれば女性は変われるし、優しい気持ちでいられるじゃないですか。だから大切なのは、 “男の子の教育” ですよ。息子は家事も育児も全部やります。子どもにご飯も食べさせるし、おしめも替える。同等です。それだけは、私が唯一、子育てでしてきたこと。もうそれだけですね。やっぱり、男次第。絶対そう思います。働く女性と結婚したら特にそうですよね。育児まっ最中、母親だけが大変ではいけないです。日本の男性に変わってほしい、もっともっと!」浜さんがお嫁さんと仲良しなのも、そんなふうに育てた息子さんが選んだ女性だから…、と思わずにおれません。男の子の育て方、参考にしたいですね。祖父母が甘やかす場合、関係が険悪にならないよう配慮しつつ、浜さんみたいに育てられるといいのですが。 ■お嫁さんには、“一人になれる時間” をちょっとでも持ってほしいもともと民芸や骨董が大好き。たまたま仕事で訪れた山陰の旅の途中、人の悲鳴のような声が聞こえて車を降りたら、古い家の解体現場で使われるチェーンソーの音だった…これをきっかけに古民家の廃材を集めて、いまの箱根の家を建てたという浜さん。そこに “新たな命” を吹き込んで次世代へつなげたい、と日々の暮らしを大切に営んでいます。―― 育児でいっぱいいっぱいだと、目の前のことしか見えなかったりしますが、「どう生きるかは、どう暮らすか」と本書に書かれていてハッとしました。「30~40代って、一番その辺が悩むことじゃないでしょうか。愛する家族を大切にすると同時に、よりよい自分でありたいと思うなら、どうにかして “自分の時間” を作る。たとえば映画でも音楽でも、落語でもいいから “自分が感動すること” に絶えず身を置くことです。これを面倒だと思わないことね。私、最近のブログに書いてますけど、『裸足の季節』という映画、本当に感動しました。疲れた時こそ自分を解放してあげる。美術館でもいいし、半日の小さい旅でもいい。日常から少しだけ自分を解放してあげるのは、生活の知恵として悪くないと思うんです」―― 最後に、100万回聞かれてらっしゃると思いますが、「美貌の秘訣」を教えてください。「よく眠って精神的なストレスを溜めなければ、30~40代は十分美しいです。一番大事なのは精神的なこと。人を愛してドキドキしたり、何か感動したりということが健康には一番いいと思います。わかっていても、なかなかそれができないんですよ。あと、『さざなみ』という映画もよかったです。あれ、男の人に観てほしい。私、2度観ちゃいました。男性の監督なのに、どうしてここまで女心がわかるのかしらって、ブログに書いちゃいました(笑)。育児中のママたちも、なるべくたくさん映画をご覧になって、心を解放して、いろんな生き方があることを知っていただきたいです」―― 映画どころか、お茶一杯まともに飲めない状況のママもいると思うのですが…。「そうね。だから私もお嫁さんに、ちょっとでも一人の時間をあげたいと思っています。一人になる時間がないということがどんなに辛いことか、よくわかっていますから、お嫁さんにはそういう思いをさせたくないです。育児中こそ、なるべく女性がゆとりを持てて、自分のことも考えたりできるといいなあと思うんです。お嫁さんは今、編み物をしたくても難しいけれど、 “かぎ編み” だったらできる、と。ミシンを使ったりする時間はないけれど、かぎ編みは楽しめている。じゃあ、読みやすい本があったら紹介してみよう、とかね。優しさを持っているお嫁さんだから、私も優しくなれる。幸せなことです」―― 一家に一人、浜さんにいらしてほしいです(笑)。どうもありがとうございました。別れ際、「最近のジェームズ・ボンド役、ダニエル・クレイグをどう思いますか?」と伺ったら、「自分が出演した後の『007』は観てないの。それ以前も観てないけど。『007は2度死ぬ』で共演させていただいたショーン・コネリーさんが、一番素敵だと思ってるから」と答えて、恥ずかしそうにニッコリ。とても可愛い女性なのです、浜さんは! 浜美枝 (はま・みえ)1943年、東京都に生まれる。1960年、バスの車掌をしていたときに受けた東宝のコンテストを経て女優デビュー。1967年、映画『007は2度死ぬ』に、日本人として初めてボンドガール役として出演。その後、テレビの「小川宏ショー」「いい朝8時」「日曜美術館」などの司会としても活躍。女優業のかたわら、40代から箱根に古民家を移築し、4人の子どもを育てる。農林水産省「食アメニティを考える会」会長、近畿大学総合社会学部の客員教授を歴任。現在は、文化放送ラジオ「浜美枝のいつかあなたと」のパーソナリティのほか、農政ジャーナリストとして国土庁・農林水産省の各種委員会のメンバーを務める。新刊: 『孤独って素敵なこと』(講談社)
2016年07月27日俳優のマイケル・ケイン(83)は、セリフを1,000回も練習するようだ。過去115本以上の映画に出演し、オスカー賞に6度ノミネートされているマイケルは、セリフを完璧に覚えるためにどこにいようと練習時間をもうけるそうで「1人で練習するよ。撮影前までに最低1,000回はセリフを復唱するようにしているんだ」「鏡は使わず、ただ復唱しているよ。座って練習しているんだ」と話す。また、撮影当日に初めて共演者のセリフを聞きたいというこだわりがあることから、台本を覚える時に人に協力を求めることはないという。「会話だからね。他の俳優たちがセリフを発した時、私はそのセリフを初めて聞くってわけさ。それがうまくいくコツなんだ」「相手がなにを言うのか知っている状況にはしたくないんだよ」「自分の受け答えはそりゃ知っているさ。1,000回言っているからね。だから相手が言うことを聞いて、そうすることで、変化が生まれるんだ」「その点と、自分はセリフを忘れないと自覚している自信を持つこと(が大事なんだよ)」と『60ミニッツ』の番組内で説明している。そんなセリフを徹底的に覚えるというマイケルだが、台本を覚えるのにかつてより苦労しているといい、「年をとるとどうなるか想像がつくと思うけど、私の場合、セリフは忘れないけど覚えるのに倍の時間がかかるよ。とても長い時間がね」と続けた。そして、仕事以外の時間も練習を続けるマイケルに妻のシャキーラは理解を示しており、「彼は練習に練習を重ねているわ。どこにいてもセリフことを考えているの」「映画が2週間かかるものでも2カ月かかるものでも彼は同じ努力をしているわ。セリフを何度も何度も練習するの」「マイアミで浜辺を歩いたり、南仏でボートに乗ったり、自宅の庭を歩いたり、池のアヒルに餌をやったり、孫と過ごしたりしながらね。彼はセリフを繰り返し練習しそれが彼の生き方になったの」「もう慣れたわ。でも私も彼も彼の偉業は懸命な努力があってこそだって気づいているの」と語る。(C)BANG Media International
2016年07月11日来週から放送開始となる、波瑠主演の新ドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」。この度、新たに篠田麻里子が制服警官役で出演することが決定した。藤堂比奈子(波瑠) は、警視庁刑事部捜査第一課に配属された新人刑事。事件の情報をイラストに描きとめれば決して忘れない彼女は、上司の 厚田巌夫(渡部篤郎) にその驚異的な記憶力を買われ、先輩刑事の 東海林泰久(横山裕) 、倉島敬一郎(要潤) らと共に、ある変死体発見現場に向かう。そこには、かつて起きた未解決殺人事件の容疑者だった男の変わり果てた姿が。現場の状況、さらに監察医・ 石上妙子(原田美枝子) による解剖所見からも男は自殺したと推測される。しかし、それは到底自ら行ったとは考えられないほど凄惨な死に方で、しかも男が容疑をかけられていた殺人事件と同じ方法だった! これは本当に自殺なのか?それとも…。不可解な自死事件の謎が深まる中、さらなる殺人事件が発生!比奈子は捜査中に出会った心療内科医師・ 中島保(林遣都) にアドバイスを求めるが――。原作は、内藤了の「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズ(角川ホラー文庫刊)。「第21回日本ホラー小説大賞」読者賞受賞作を受賞した「ON」のストーリーをベースに、続編である「CUT」「AID」「LEAK」に加えて、ドラマオリジナルのストーリーも展開し、捜査班の活躍を描いていく。今回篠田さんが演じるのは、波瑠さん演じる比奈子の親友で同僚、交通課巡査の鈴木仁美役。明るく社交的な性格で、異性との出会いを求めて合コン三昧の日々を送っており、合コンが苦手な比奈子も度々誘われている。また、署内の事情にも詳しく、東海林泰久(横山裕)が違法捜査に手を出しているといううわさも知っていて、東海林に気をつけるよう比奈子に注意を促しているという役どころだ。自身初の警官制服に身を包み、普段とは違うロングヘアで仁美を演じる篠田さんは「この制服ってなかなか着れることがないので、すごく貴重な体験ですし、意外に動きやすいんだなって思いました(笑)。ぜひこの姿で逮捕したいなって思います!」とコメント。またドラマの出演が決まった感想については「波瑠さんの親友役と聞いて光栄だなと思って、速攻でやりたいなって思いました!」と喜んだという。波瑠さんとは今回がドラマ初共演。「透明感があってほんわかしていて…。自分もショートカットなんですけど、波瑠さんって本当にショートが似合うなって思っていたんです」と波瑠さんの印象を語っていた。次々と猟奇的な事件が起きる本作で、仁美と比奈子の親友コンビのやり取りはホッと一息つく場面となりそうだ。「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」は7月12日(火)22時~フジテレビ系にて放送。(初回、21時~2時間スペシャル)(cinemacafe.net)
2016年07月08日意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する、雑誌『anan』で連載中の「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「重力波」についてです。***今年2月、全米科学財団と国際研究チームは、重力波天文台「LIGO(ライゴ)」が、世界で初めて、重力波の観測に成功したと発表しました。各新聞の一面を飾ったので、印象深く覚えている方も多いでしょう。そのくらい、歴史的な快挙なんですね。質量のあるものが動くとき、「時空の歪み」がさざ波のように伝わる現象、この波が重力波なのですが、歪みの伸び縮みはとても微細。太陽と地球ほど離れた距離で水素原子1個ぶんほどと、気が遠くなる小ささなので、塵や振動によっても観測は制限されてしまいます。ですから、実際に検出するのは不可能だろうと言われてきました。それがこのたび、地球から13億光年離れた場所で、2つのブラックホールが衝突、合体したことにより、大きな歪みが生じて初めて観測ができたのです。ブラックホールが合体した瞬間は、太陽の全質量の3倍くらいのエネルギーが放出されたのだとか。どれだけ大きなものだったか、想像を超えますね。重力波は、1916年にアインシュタインが一般相対性理論でその存在を予言していました。ですから、100年かかって、アインシュタインの宿題を解いたようなものなんですね。この成功は宇宙の解明に大きく貢献するでしょう。重力波はあらゆるものを貫通し、何を通過してもほとんど影響を受けないのだそうです。これまで光や電磁波で調べていた宇宙も、重力波を使えるようになれば、もっと深く正確に調査することができます。ブラックホールの解明や、宇宙の起源、ビッグバンの謎を解き明かすこともできるようになるだろうと言われています。ちなみに電磁波の存在が理論的に証明されたのは1864年。1888年にハインリヒ・ヘルツさんによって、放射する電磁波の観測が可能になりました。周波数を示す単位「ヘルツ」は彼の名前に因んでいます。その後、電磁波が通信や医療、電子レンジなどで家庭でも使われるようになったのが約100年後。重力波も今から100年後には身近になっているかもしれませんね。ドラえもんが生まれたのが2112年。その頃には「どこでもドア」も実現可能になっているのかも?◇ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年6月8日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年06月07日7月期のフジテレビ系火曜22時放送の新ドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」にて、女優・波瑠が民放連続ドラマ初主演を果たすことが明らかになった。波瑠さん本作で自身初となる刑事役に挑戦する。藤堂比奈子(波瑠)は、警視庁刑事部捜査第一課に配属された新人刑事。事件の情報をイラストに描きとめれば決して忘れない彼女は、その驚異的な記憶力を買われ、ある変死体発見現場に向かう。そこには、かつて起きた未解決殺人事件の容疑者だった男の変わり果てた姿が。現場の状況から男は自殺したと推測される。しかし、それは到底自ら行ったとは考えられないほど凄惨な死に方で、しかも男が容疑をかけられていた殺人事件と同じ方法だった。これは本当に自殺なのか?敏腕先輩刑事やオタク鑑識官、さらには死神と呼ばれる女性監察医など個性豊かなメンバーたちに支えられながら、次々と起こる不可解な猟奇殺人事件の捜査にあたる比奈子。心に“ある闇”を抱え、殺人者の心理に興味を持つ彼女の運命が、様々な犯罪者との出会いにより大きく動き出していく――!原作は、内藤了の「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズ(角川ホラー文庫刊)。「第21回日本ホラー小説大賞」読者賞受賞作を受賞した「ON」のストーリーをベースに、続編である「CUT」「AID」「LEAK」に加えて、ドラマオリジナルのストーリーも展開し、捜査班の活躍を描く。主演は、連続テレビ小説「あさが来た」で主人公を演じ、現在放送中のドラマ「世界一難しい恋」では、主演・大野智のヒロインを好演するなど、いま最も波に乗っている波瑠さん。今回彼女が演じる藤堂比奈子は、警察学校を優秀な成績で卒業し、刑事部に配属された新人刑事。母親の形見である「進め!比奈ちゃん」と書かれた七味缶をお守りとして常に持ち歩き、何にでもその七味を振りかけ、周りから変わり者扱いされている。一見すると、明るく真面目な比奈子だが、彼女には誰にも明かしていない心の闇があったのだ。比奈子が刑事になった理由、それは 「人を殺す者と殺さない者の境界はどこにあるのか?」という疑問を解決するため。凄惨極まりない猟奇殺人現場でも平然と捜査に取り組んでいくが、強すぎる探求心から時に単独で殺人犯に接近しようとする危険な一面をのぞかせることも。今回の決定に波瑠さんは「刑事役も初めての経験ですが、喜びも苦労も全部思いっきり味わいたいです!」と意気込み。「比奈子は食べ物や飲み物に必ず七味をかける不思議な女の子ですが、そういう部分も含めて少し謎めいた一面があります。ドラマの中で徐々に明らかになっていくものがあると思いますので、私も今後どうなっていくか楽しみです」とドラマについて語り、「人の美しさだけではない、傷や苦しみ、怒りなどの感情も描かれていく作品になると思います。藤堂比奈子の歩む道がどんなものになるのか、皆さんに見届けていけたら嬉しいです!」とメッセージを寄せた。またプロデューサーの河西秀幸は、「これまで波瑠さんが“芯の強い女性”“純真無垢な女性”“ミステリアスな女性”など様々な女性を魅力的に演じる姿を拝見してきました。主人公の比奈子は、一見すると感情豊かですが、ある“心の闇”を抱えており、それを周りに気付かれないよう巧みに生きています。そんな二面性を持つ女性だからこそ、波瑠さんに演じていただけたら」と起用理由について語った。最高にゾクゾクする猟奇犯罪ミステリードラマとなっていく本作。波瑠さん扮する刑事ドラマ史上最も“異常な”ニューヒロインの誕生に期待大だ。「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」は7月より毎週火曜日22時~フジテレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年05月21日女優の波瑠が、今夏放送の日本テレビ系『24時間テレビ39』のチャリティーパーソナリティーに決定したことが27日、明らかになった。波瑠は初のチャリティーパーソナリティーとなる。波瑠は、昨年10月から半年間、NHK朝ドラ『あさが来た』の主演を務め、これに続く形で、4月スタートの日テレ系ドラマ『世界一難しい恋』にヒロイン役として出演。『24時間テレビ』のチャリティーパーソナリティーは、2014年を杏、2015年を松下奈緒が務めており、今年の波瑠で、NHK朝ドラ主演女優が3年連続で担当することになる。波瑠は「今回チャリティーパーソナリティーに選んでいただけて、正直なところ不安もありますが、光栄な気持ちです」と喜びを語りながら、「24時間テレビを通して、本当に大切なものは何かということを考え、伝えていけたらなと思います」と抱負。「見てくださるみなさんの近くにいるつもりで、この番組を楽しみたいと思います!」と意気込みを示している。岩下英恵総合プロデューサーは、波瑠を「老若男女、誰からも愛され、凛とした存在感が非常に魅力的な方」と評した上で、「優しさと芯の強さで感じた『愛』を、波瑠さんらしく表現してもらい、伝えていただきたく、24時間テレビチャリティーパーソナリティーをお願いさせていただきました」と起用理由を話している。今年のテーマは「愛 ~これが私の生きる道~」で、"愛"に支えられ、強く前向きな、"生きる道"を選んだ人々にスポットを当てて放送。メインパーソナリティーは、アイドルグループ・NEWSが7年ぶりに務める。
2016年04月27日前回に引き続き、2013年開校の「駿台・浜学園」をご紹介。「算数の実力差が受験を制す」と、4教科の一般コース以外に算数のみの特訓コースもあり、テストの回数が多いのが特徴だ。今回はさらに詳しい塾の体制と、関西トップ塾が関東に進出した理由をご紹介する。○家庭学習しやすい仕組みが充実中学受験において、親の関わりが難しいと感じることの1つに、「家庭学習」があるのではないか。その点頼りになるのが、授業のポイントやアドバイスを示した同塾の「学習計画表」だ。ポイントを記した箇所には、テキストのページ数も書かれているため、復習しやすい。インターネットも活用しており、欠席時の講義や公開学力テストの解説、テキスト全問題の講義などがオンライン上で視聴可能。塾がないときでも子どもたちが自ら勉強できる環境を作るためのサポートがしっかりしている。テスト結果も随時見られるので、保護者も安心。また、学力に即した講義と少人数指導を徹底させているのも特徴だ。一般コースでは学力に応じたクラスが3種類あり、復習テストと公開学力テストの総合成績で2カ月ごとにクラス分けされる。クラスが上がれば頑張りの評価に、クラスが落ちても、次回への目標につながるとともに、学力に即した講義が受けられる。1クラスの人数は10名程度と少ないので、一人一人に先生の目が行き届く。講師については現在、関東だけでなく実績のある関西からも3分の1以上呼び寄せているという。さらに、オリジナル教材も学習内容を深く理解させるための工夫が満載だ。教材には、繰り返し学習した単元を、学年をまたがって内容を高度にしつつも再度学習する「スパイラル方式」という仕組みを採用している。この教材を使うことによって、ただ問題をこなすのではなく、意味の理解に導いて定着をはかり、効率的に勉強を進めていくことができるとのことだ。○合言葉は”満足していただける受験”関東と関西の指導体制に大きな違いはない。しかし、関西では入学試験が3教科(国語・算数・理科)でも受験できる学校が多数であるのに対し、関東は社会を含めた4教科が多いので、小4から社会の授業を実施するなどの対策をとって対応している。また、記述式の問題が多い都立の中高一貫校対策も抜かりない。2016年は見事、小石川中等教育学校(都立の中高一貫校)に合格者を輩出した。第1期生は21名と少ないが、開成中や渋谷教育学園幕張中、お茶の水女子大学附属中、女子学院中など超難関有名校の合格者も多数輩出している。同塾では、合言葉を”満足していただける受験”とし、利用者が満足感を持って受験に取り組める環境づくりを心がけているという。中学受験は親子の受験。親のサポートなしでは勝ち得ないのが実情だ。そのため、講師と子ども、もしくは講師と保護者、あるいは3者面談というかたちで、希望があれば面談を実施してくれる。申し込めば期間や回数に関係なく、相談に応じるサポート体制が整っている。子どもと親の主張が一方通行になり、コミュニケーションを円滑に取ることが難しくなったときに、間を埋めてくれる役割も担ってもらえそうだ。○少子化などの影響で関東進出少子化や受験率の低下を実感し、2003年には東海地方、そして関東進出を果たした同塾母体の「浜学園」。関東でのブランド力を高めようと、実績がありながらも中学受験部門の強化を検討していた「駿台」とタッグを組んでの開校となった。「算数指導」を看板に掲げる浜学園と理数系に強い駿台の方向性が似ていたというのもある。今回の取材先、お茶の水教室が入ったビルは「駿台」がメイン看板を掲げている。「駿台・浜学園」は3Fの全フロア。取材に応じてくれた同塾の竹森勝俊 代表取締役は、「ゆくゆくは、2歳半から入れる幼児教室(はまキッズ)から「駿台・浜学園」、大学受験で「駿台」へと1つのビルで完結する形を取りたい」と抱負を語ってくれた。今後も1年に1~2校のペースで開校していくという同塾。既存の教室の地固めも必要なので、無理な広げ方はしないそうだ。今後の展開が楽しみである。
2016年04月13日朝ドラ「あさが来た」のヒロイン・波瑠がクランクアップ後初のバラエティー番組となる「とんねるずのみなさんのおかげでした~波瑠が来たから春がきた!超豪華特大3時間半SP~」に、人気子役の寺田心らと参戦。「とんねるず」が一般人の夢をかなえるために突然訪問する企画「とんねるずは突然に」コーナーにスタジオから出演する。1988年の番組スタート以来、高い人気を博している「とんねるずのみなさんのおかげでした」の2016年最初のスペシャルは、「とんねるずは突然に」&「博士と助手細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の超豪華2本立て。昨年のクリスマスイブSPの放送で、「とんねるず」の石橋貴明と木梨憲武が一般人の夢をかなえるために突然訪問を行った「とんねるずサンタは突然に」が大好評だったため、今回のスペシャルでも「とんねるずは突然に…日本縦断スペシャル」として全国各地の一般家庭を突然訪問する。今回は全国から5万通以上の応募が殺到し、その中から選ばれたのは5軒に突撃。もちろん事前連絡などはなし、訪れるのは木曜日か金曜日という情報しかないため、2人の突然の訪問には予想外のハプニングが続出!それでも、選ばれた5軒では「とんねるず」と至福の時を過ごし夢を叶えていた。そのスタジオに、朝ドラ「あさが来た」で日本初の女子大学設立者である明治の実業家・広岡浅子を好演した波瑠さんが登場。“五代さま”ことディーン・フジオカというブレイク男子を生み、“姉”・宮崎あおいや“夫”・玉木宏、“娘”・小芝風花ら、ヒロイン・あさを見守る家族や社員たちの魅力も相まって、24週連続の視聴率20%越えと好評を博している。「とんねるず」に突然訪問された家族たちのVTRを見た波瑠さんは、「親子、家族の絆が見られて楽しかったです!」と感想を述べ、もし自宅に突然「とんねるず」がやって来たら、「力仕事を手伝ってほしい」と、超多忙な日々を終えたプライベートがしのばれる“夢”を語っていたという。さらに、もう1本は今回で22回目を迎える名物コーナー「博士と助手細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」。全国予選を勝ち上がってきたツワモノたちが、ほかでは見ることができない渾身のモノマネを披露する。審査員はおなじみ石橋さん、木梨さんに関根勤、「バナナマン」の2人。今回は、3月いっぱいで解散するコーナー常連組だった「弾丸ジャッキー」のラストステージや、史上最多のオーディションから厳選された新人勢が大活躍、シリーズ最高の大激戦となっている。「とんねるずのみなさんのおかげでした~波瑠が来たから春がきた!超豪華特大3時間半SP~」は3月24日(木)19時57分~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月24日アインシュタインが100年前に予言した「重力波」が、ついに発見された。重力波とは何なのか、どのようにして見つかったのか、そして重力波で宇宙を見る「重力波天文学」の将来について、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の村山斉機構長にうかがった。第3回では「重力波で宇宙を見る『重力波天文学』への期待」についてお聞きする。○重力波天文学で期待されること---重力波が発見されたことで、重力波で宇宙を見る「重力波天文学」が幕を開けた、といわれていますが、重力波を使うことで何が見えるようになるのでしょうか。村山: まずひとつは、今回見つかったようなブラックホールや、また中性子星といった重い星が合体するときに出る重力波を見るというのがターゲットとなります。ただ、他にもいろんな計画があります。たとえば欧州では「LISA」[*4]という計画があります。LISAには光を出す人工衛星と、鏡で受け止める人工衛星があって、3機が編隊で飛行して空間の歪みを見ます。LISAでは、LIGOが見ることができるものとは周波数が異なる重力波、宇宙のずっと初期に起きたような現象から来た重力波が見えるのでは、と言われています。もっと周波数の低い重力波が見られると、宇宙が始まった直後の「インフレーション」が見られるようになります。バクテリアぐらいの大きさの宇宙が、一瞬にして銀河サイズにまで引き伸ばされるということが起きたというものです。もしそれが起きたとすると、ぐわんぐわんとなりますよね。その空間のゆがみが今も宇宙を伝わっていて、その重力波が捉えられれば、インフレーションが起きたという証拠になります。このために、我々がリーダー格を務めている計画で「LiteBIRD」[*5]というものがあります。2022年ぐらいに打ち上げたいと思っています。ちょうど光で言えば、可視光から赤外線、電波、X線といったように広がっていたように、重力波も、色々な装置で観測することで今まで思いもしなかったものが見える可能性があります。--具体的にはどのようなものが見つかると期待されているのでしょうか?村山:探していなかったもの、予期していないものが見つかることですね。もう少し具体的なことをいうと、元素のうち、鉄までは超新星の中でできたことはほぼ間違いないといわれています。でも、鉄よりも重い元素、たとえば鉛や金、銀、プラチナなどは、どこから来たのかまだわかっていないんです。候補として挙げられているのは、中性子星の合体で、そのときに新しい元素が作られて宇宙にちりばめられたのではないかと考えられています。でもまだ証拠はないんですね。中性子星同士の合体は重力波天文学で見えるはずですから、まずそれを捉える。そしてその場所を他の光学望遠鏡やX線望遠鏡で見ることで、そこでどういう物質がどういう反応を起こしているのかが見えてくる。そういうことから、確かにここで金が作られているぞ、といったことがわかるわけです。そういう風に発展していく可能性は十分にあると考えています。あと、ダークマターは小さなブラックホールなのではないか、という説があります。少し筋が悪い説で、そうではないと思われてもいるのですが、仮にそうだとして、一部でもブラックホールでできているとすると、その合体から発生する重力波もあるはずです。(この説が)どれくらいの可能性があるのか、あるいはないのかが調べられます。そういうことにも応用が広がると思います。こうした話をしていると、「見えないものの話をしているけれど、本当にそんなことわかるの?」と言われますが、原子だって19世紀に見た人は誰もいないわけです。でもメンデレーエフが周期表を作って、誰も見たことがないのに「水はH2Oだ」とわかったわけです。科学というのはそういうことができるんです。見えなくても、いろんな証拠から考えてこうに違いない、と割り出すことはずっとやってきたわけです。見えないからわからない、というのは思い込みで、見えなくてもいろんな手段がありますから、それらを組み合わせて、総合的に「こうに違いない」と判断してきた例はたくさんあります。極端なことを言えば、光だって見えてはいません。光というのは、人間の網膜を光が叩くと、網膜にある電子が動かされて、その電子が動いた電流を神経が拾うから我々は見た、と感じるわけですけれど、光そのものを見たわけではないんですね。「見る」ということは、実はすごく間接的な証拠を積み重ねた結果なんです。--よくご著書などで、「宇宙はどこまで広がっているのか、終わりはあるのか」、「宇宙の始まりはどんなものだったのか」、「宇宙は何でできているのか」といったことを追い続けていると書かれていらっしゃいます。重力波天文学で、そうした謎へ近づけるでしょうか?村山:たとえば、LiteBIRDでインフレーションの直接の証拠が見つかれば、「宇宙は確かにインフレーションで始まったんだ」ということがわかります。これはものすごいことです。現在の138億光年の宇宙の広がりが、宇宙が生まれたときには原子1個分よりもはるかに小さいところから始まったということになります。今のところはまだ夢ですけれど、何を見ればよいかわかっているわけですから、その答えに近付いている段階にあります。たとえば音楽でいうと、いろんな音程、つまり波長の音が混ざって音楽になっていますよね。それを詳しく調べると、それぞれの波長の割合や音の大きさの比率がわかるわけです。インフレーション起源の重力波も、ある波長はこれくらい、また別のある波長はこれくらいといった、形のようなものが予言されています。それに合うかどうかが重要なポイントになります。ですから、すごく大きな空間から重力波が来ているということが見つかるだけではだめで、それが本当にインフレーションの特徴的なパターンに合致しているかどうかまで見て、おそらくこれはインフレーション起源の重力波だろう、と結論付けることになると思います。もしかしたら2020年代に、それが見られるかもしれません。私の夢は今、実現に向かっているところにあります。【脚注】*4: 「LISA」(リサ)……欧州宇宙機関(ESA)が計画している宇宙に浮かぶ重力波望遠鏡。3機の衛星を100万kmずつ離して編隊飛行させ、その間にレーザー光を飛ばして、重力波による衛星間の距離の変化を調べる。2015年12月には、LISAの実現に必要となるさまざまな新技術の実証を行う「LISAパスファインダー」が打ち上げられ、現在も試験が続けられている。現在、LISAはまだ正式にプロジェクトとしてスタートはしていないが、2034年の打ち上げが計画されている。*5: 「LiteBIRD」(ライトバード)……「インフレーション」と呼ばれる、宇宙ができた直後の姿に関する仮説を検証することを目的とした衛星計画。初期の宇宙は超高温、超高密度の状態(ビッグバン)であったとされ、これは1965年に裏付けられているが、さらにそれよりも前には、宇宙は素粒子よりもはるかに小さなところから、ごく短時間に大きく膨張し、そしてビッグバンになったのではという仮説が、1981年に佐藤勝彦氏、Alan Guth氏らによって提唱された。このインフレーションによっても重力波が発生したと考えられており、それを捉えることができれば、インフレーションが確かにあったという証拠になる。【参考】・Arianespace - Press Release - VV06: with Arianespace, Vega successfully places ESA’s LISA Pathfinder technology demonstrator into orbit・Arianespace - Mission Update - The sixth Vega success supports European science with launch of the LISA Pathfinder space probe・LISA Pathfinder overview / Space Science / Our Activities / ESA・LiteBIRDLite(Light) Satellite for the Studies of B-mode Polarization and Inflation from Cosmic Background Radiation Detectionインフレーション宇宙を検証するLiteBIRD計画の現状片山伸彦(Kavli IPMU/総研大)
2016年03月18日アインシュタインが100年前に予言した「重力波」が、ついに発見された。重力波とは何なのか、どのようにして見つかったのか、そして重力波で宇宙を見る「重力波天文学」への期待について、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の村山斉機構長にうかがった。第2回では「重力波はどのようにして見つかったのか」についてお聞きする。(第1回はこちら)○重力波の発見は運が良かった?--そしてついに昨年9月、米国の重力波望遠鏡「Advanced LIGO」[*1]が、2つのブラックホールが合体した際に生じた重力波を捉えることに成功しました。LIGOが改良されて「Advanced LIGO」になったことで見つかったわけですが、やはり発見できた理由はこの改良をしたことが大きかったのでしょうか?村山: 本当のところはまだわからないのです。と言うのも、Advanced LIGOの設計をするときに、ブラックホールの合体というのはたぶん見えるだろう、とは思われていましたが、どれくらいの頻度で起こるかはよくわかっていなかったんです。設計時は、ブラックホールになり切れなかった別の重い星、「中性子星」をターゲットとしていました。この中性子星同士が合体する際に生まれた重力波は捉えられるのだと思われていました。また、宇宙に中性子星がどれくらいあるかというのはある程度わかっているので、年に数回は捉えられるだろうとも言われていました。でもブラックホールは見えないので、どれだけの数があるのかもわかりませんし、どれだけの数が連星になっているかもわかっていませんでした。今もわかっていません。ですから、ある意味で今度の発見はすごく運が良くて、スイッチを入れた瞬間に見つかったというもので、めったに起きないものがたまたま起きて、今回運良く検出できた可能性はあります。もちろん、がんばって性能を上げたというものありますが、それだけでなく、運が良かったのも間違いないでしょう。--LIGOの検出感度が上がったという話でしたが、具体的にどのようにして上げたのでしょうか?村山:LIGOなどの重力波望遠鏡は、レーザー干渉計というものを使って重力波を捉えます。これはレーザー光線を行ったり来たりさせると、その距離が重力波のせいで伸び縮みするので、それを検出するというものなのですが、まずそのレーザー光の強度を20倍ぐらいに強くしました。こうした装置にとって一番まずいのは、振動です。まわりで少しでも地面を揺らす出来事があると、装置に影響が出てしまいます。とくに、ルイジアナ州に置かれたレーザー干渉計で苦労したのは、数十km先で木を切っているとか、他にも車が通ったとか、誰かが歩いたとか、そうしたことがすべて雑音になってしまうということです。そのため、まわりが揺れていても、装置の中を行ったり来たりしているレーザー光線や、それを反射させる鏡には影響が出ないようにしました。この「振動から隔離する」というのが肝でした。それまでLIGOを運用した中で、どういうところがうまくいかないかということは学んでいますから、きちんと設計をやり直して、作り直したわけです。他にも、信号をどうやって読み出すかとか、細かい改良を積み重ねて、これで当初の計画通りLIGOの10倍まで感度が上げられるはずだという目処が立ち、現在はとりあえず3倍まで実現しました。LIGOはまず5年間運用されましたが、そこでの知見を踏まえて新しい装置をつくりましょうとなり、Advanced LIGOができました。そのAdvanced LIGOができてすぐに重力波が検出できたというのがびっくりでした。それだけ、初代LIGOの5年間で学んだことがあったのでしょうね。--検出したあと、今回の発表まで、検証作業はどういうことが行われたのでしょうか?村山:まず、今回の場合は装置を動かし始めてすぐに検出されましたから、そのときの装置が本当に正常だったかというのを調べます。そのあとも装置は動かしていますから、その状態と様子を比べて、違いがないかどうか、そうした安定性を調べなくてはなりません。また、LIGOは遠く離れて置いた2つの望遠鏡から構成されていて、今回はその両方で信号が検出されました。その2つでそれぞれ検出された信号のつじつまが合っているかどうかも調べます。距離が離れていますから、若干、重力波が届くのに時間差ができます。装置の向きもわざと45度変えてあるので信号に違いが生じるはずで、それが期待通りのものだったのかを調べました。その信号ずれを計算に入れて重ね合わせてみるとほぼ一致したわけです。逆に、完全に一致していたら科学者は信じません。雑音は必ずあるはずなので、もしぴったり合ってしまえば、それは人工的すぎる。もしかしたら誰かが偽の信号を入れたんじゃないかと疑うわけですね。むしろ、少々ずれているほうが自然ですから、そうしたところを定量化して、このくらい合っていて、このくらいずれている、ということを評価します。そうしたいろんなことを組み合わせて、どうやらこれは本当らしい、と納得がいくまでには時間がかかります。私は、今回の検出から発表までの5カ月というのは早いほうだと思います。--LIGOチームの発表が早かった理由には、他の重力波望遠鏡に先を越されたくないという焦りやプレッシャーがあったのでしょうか?村山:「重力波が見つかったようだ」という噂が流れてしまっていましたから、プレッシャーはあったでしょうね。でも、これは間違いなさそうだ、という確信は、おそらくかなり早い段階からあったと思います。それだけ波形がはっきりしていますしね。ただ、やはり先ほど述べたような手順を踏まないと、科学的に発表できるほどの内容になりませんので、チェックはやらなきゃいけないわけですね。今回、期待していたより大きな信号がたまたま来てくれたおかげで、これだけはっきり見えています。確信を持ちやすい、わかりやすい信号が来てくれたというのが、発表が早かった理由のひとつでもあると思います。--発見から5カ月が経っていますが、この間、2つ目、3つ目の重力波というのは発見されていないのでしょうか。村山: 発見されているんじゃないかという噂はあります。あくまで噂ですが、根拠のひとつは、LIGOチームが光学望遠鏡の使用を予約していることです。実は昨年9月に重力波が発見された際、彼らはチリにある欧州南天観測所の光学望遠鏡の使用権をすぐに予約して、重力波が来たと考えられる方向を観測しています。何か写るのではと思ったのでしょうね。そして、実は昨年12月にも2回予約しています。ですので、また何か信号を捉えて、検証作業をやっているのでは、と思われます。ただ、公式には何も発表されていません。検証の結果、重力波の信号ではなかったという可能性もありますので。--今回の発表に対しては、ライバルでもあるはずの日本の研究者の方も大変喜んでおられました。やはり人類共通の謎が発見されたということで、国などは関係なく、自分のことのように嬉しく思われるものなのでしょうか。村山: 研究者というのはそんなに人間ができているわけではないです。みんな自分が勝ちたいと思って、いつも競争しています。けれども、今回の重力波に関して言うと、重力波を「見る」ということよりも、「使う」ということのほうが意味が重いんです。みんな重力波があるのは間違いないと思っていて、あとはそれを見つけることが技術的に可能なのかという問題がずっとありました。それさえ克服すれば、そこから重力波を使った新しい観測ができるようになって、想像もしていなかったような発見があるに違いないと思っていたわけですね。技術的に難しいことはわかっていますから、本当に可能なのかと心配しながら見ていました。今回、とりあえず見つかったことで、ホッと胸をなでおろしたという気持ちが強いですね。観測できることはわかったので、これから日本のKAGRA[*2]や欧州のVIRGO[*3]も、がんばって装置を完成させれば、自分たちにも検出はできる。そして、できたあとで何を見つかるかが勝負だ、という気持ちが強いと思います。確かに、重力波を見つけるという点ではLIGOチームが先を越しましたが、これからLIGOに加えて、VIRGOやKAGRAが同時に観測を行う時期がやってきます。たとえば何か新しい信号が見つかるとき、そうした信号はノイズの中に埋もれているわけですから、見つけることができるかどうかは解析の技量によるわけです。だから、他のグループが同じ信号を見ていても拾い上げることができず、自分たちのグループが最初に発見するということは十分ありえるわけです。また、あるグループが「こういう信号があったぞ」と発表したときに、他のグループが自分たちのデータを見直して、「気がつかなかったけれど、確かに自分たちの望遠鏡も捉えていたよ」ということになるわけですね。そしてすべてのグループのデータを総合してみると、三角測量ができるので、どこの銀河から来た重力波かがわかるわけです。今回の「重力波の発見」そのものがノーベル賞を受賞するかはわかりませんが、これからこそ、ノーベル賞に値するような大発見がある可能性が十分にあります。【脚注】*1: 「LIGO」(ライゴ)……米国のカリフォルニア工科大学とマサチューセッツ工科大学が共同で設立した重力波望遠鏡。ルイジアナ州リヴィングストンと、ワシントン州ハンフォードに1台ずつの観測装置を設置し、観測を行っている。初代LIGOは2002年から2010年まで運用され、重力波は検出できなかったものの設備の運用に関する多くの知見を獲得。それを活かして改良が行われ、2015年9月に「Advanced LIGO」が完成。運用を開始した直後、まだ試験運転を行っている最中に、今回の大発見が行われた。*2: 「KAGRA」(かぐら)……岐阜県飛騨市神岡町にある神岡鉱山跡で建設が進められている日本の重力波望遠鏡。東京大学宇宙線研究所を中心としたチームによって運用される。2015年10月に第一期実験施設が完成し、2015年度中に重力波の試験観測を行うことが計画されている。また、第二期実験施設が完成する2017年度には、重力波の本格観測を開始することが計画されている。*3: 「VIRGO」(ヴィルゴ、ヴァーゴ)、イタリアのピサに建設された重力波望遠鏡。イタリア、フランス、オランダが共同で観測を実施する。LIGOと同様、また共同で、同時期に観測を行ったものの重力波の検出はできず、現在は検出感度を上げた「Advanced VIRGO」の建設が進んでいる。今回のAdvanced LIGOによる重力波の発見には、VIRGOの研究者チームも大きく貢献している。【参考】・重力波とは? « KAGRA 大型低温重力波望遠鏡・Physics - Focus: A Fleeting Detection of Gravitational Waves・LIGO Scientific Collaboration News・Advanced LIGO・Virgo – website次回は3月18日に掲載予定です)
2016年03月16日NHK連続テレビ小説『あさが来た』で注目を集める女優の波瑠が、夏公開の映画『それいけ!アンパンマンおもちゃの星のナンダとルンダ』のゲスト声優を務めることが決定した。その他の画像毎夏に公開され、人気を集める『アンパンマン』の第28作目は、おもちゃの国からやってきたゼンマイ仕掛けのお姫様ルンダが、アンパンマンたちに出会い、成長していく姿を描く。ルンダの声を演じる波瑠は「子どもの頃、劇場版『ばいきんまんの逆襲』のVHSを持っていて何度も見ていたのでアンパンマンの声優に選んでいただいた時は、とてもうれしかったです。好きなキャラクターはどんぶりまんトリオです。(アフレコも)楽しみながら頑張れたらと思います」とコメント。彼女が劇場版アニメーションで声優を務めるのは初となる。また、少しわがままなルンダが困ったときに頼りにしている優しいロボット・ナンダの声を中川家の弟・礼二が、海が汚れないように守る海の主ヌラの声を中川家の兄・剛が務めることもあわせて発表になった。ふたりとも私生活では子をもつ父親で、“パパ代表”として抜擢された。昨年公開になった『それいけ!アンパンマンミージャと魔法のランプ』はシリーズ最高のヒットを記録しており、新作映画も人気を集めそうだ。『それいけ!アンパンマンおもちゃの星のナンダとルンダ』7月2日(土)よりロードショー
2016年03月10日BS11は、宮城県が製作した復興情報発信アニメ『そして、この浜から』を、13日の『ウィークリーニュース ONZE』(毎週日曜18:00~18:52)で放送する。復興情報発信アニメは、東日本大震災の復興支援に対する謝意と、記憶の風化を防止するため、宮城県が昨年から製作しているもの。第2弾となる『そして、この浜から』は、被災した浜での人々の心の再生を目指した、コミュニティハウスの物語をモデルにした、2分55秒の短編作品だ。制作は、宮城県白石市にスタジオを構える旭プロダクションで、キャストは、安室夏、大坂ともお、小畑次郎という地元・宮城県出身の声優が務める。(C)宮城県
2016年03月09日東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)はこのほど、米国の重力波観測所「LIGO」の観測チームが2月11日(現地時間)に重力波を発見したと発表したことに関し、同機構の村山斉 機構長と大栗博司 主任研究員のコメントを発表した。「重力波」は、重力により時間と空間が歪み、その歪みが周囲に伝わっていくという現象で、「時空のさざなみ」とも呼ばれる。アルベルト・アインシュタインが100年前にその存在を予測していたが、これまで観測されていなかった。Kavli IPMUの村山機構長、大栗主任研究員のコメントは以下の通り(Kavli IPMUのFacebook公式アカウントより)。・村山斉 Kavli IPMU機構長「Advanced LIGOがブラックホールの合体からくる重力波を検出したと聞いて大変興奮しています。アインシュタインの予言である、時空が震えることができることが確認されました。しかも鏡がわずか10-16cm(陽子の大きさの1000分の1)動くという小さな小さなさざ波を捉えたという、技術的にもとんでもない離れわざです。こうしてみることのできないブラックホールを重力波を使って『聞く』ことができるようになり、天文学の新時代が幕をあけました。これはまた、私たちの仲間が作っているKAGRAにとっても素晴らしいニュースです。KAGRA、 LIGO、 そしてヨーロッパのVIRGOの組み合わせでこうした現象の場所を特定できるので、すばる望遠鏡を使って光でも対象をフォローすることもできるようになります。これから驚くべき発見が次々とあることを期待します!」・大栗博司 Kavli IPMU主任研究員「アインシュタインが重力波を予言して100周年の記念の年に、LIGOによってブラックホール連星の合体による重力波の直接観測が達成され、宇宙を探求する新しい窓が開けたことは素晴らしい。強い重力場における一般相対性理論の検証としても重要だ。今後、日本のKAGRAなどとの連携により、重力波天文学は大きく発展するだろう。LIGOの皆さんに、心からお祝いの言葉を送ります。」(編注: KAGRAは東京大学宇宙線研究所が岐阜県飛騨市神岡町で建設中の大型低温重力波望遠鏡。)
2016年02月12日米国の重力波観測所「LIGO」(ライゴ)を中心とする国際研究チームは2月11日(現地時間)、宇宙で発生した重力波を初めて直接観測することに成功したと発表した。アインシュタインが重力波の存在を予言するきっかけとなった「一般相対性理論」を発表してから100周年となる今年、その正しさが裏付けられるとともに、「重力波天文学」という新しい宇宙研究の扉が開いた。発表によると、観測に成功したのは日本時間2015年9月14日18時51分(米東部夏時間同日5時51分)のことで、今から約13億年前に、質量が太陽の29倍と36倍もある2つのブラックホールが合体したときに生成された重力波であったとされる。その後、今年1月までかけて検証が重ねられ、今回の発表となった。重力波は、質量をもった物体がある法則で動く際、そのまわりの時空をゆがませ、さらにそのゆがみが波のように伝わるとされる現象で、別名「時空のさざ波」とも呼ばれている。重力波の存在は、物理学者のアルベルト・アインシュタインが1918年に、その2年前に発表した「一般相対性理論」を基に予言した。これまで計算や中性子星の動きの観測などから、間接的にその存在は証明されていたものの、直接観測に成功した例はなかった。今回観測に成功したLIGOは、レーザー干渉計という観測機器を使って観測に挑んだ。これはレーザーの光を直交するふたつの方向に向けて発射し、それぞれの反対側に置いた鏡で反射させて戻し、その2つの光を合成させて見比べるということを繰り返す。光は重力波によってゆがんだ空間に沿って飛ぶという性質があり、もし重力波によって時空がゆがめば、その分だけ光の飛ぶ距離が変わるため、合成した際に光の明るさが変化する。LIGOはワシントン州のハンフォードと、ルイジアナ州のリヴィングストンの2か所に置かれたレーザー干渉計からなり、それぞれ1辺4kmのL字型のトンネルをもち、その中をレーザー光が何度も往復している。2005年から2010年にかけても観測が行われたが検出できず、その後検出能力を上げる改良が加えられ、昨年9月から観測が再開されていた。また観測には、フランスとイタリア、オランダが開発した重力波観測所「VIRGO」(ヴィルゴ)、英国とドイツの重力波観測所「GEO 600」(ジー・イー・オー)の観測チームなども参加し、今回の世紀の大発見を支えた。今後、LIGOと同様に改良されたVIRGOや、日本の「KAGRA」(かぐら)も順次観測を開始する予定で、重力波のより詳しい研究が進む。また、重力波で宇宙を見る新しい研究が始まることで、これまで知られていた宇宙の現象に、また別の姿が見られたり、あるいは想像を超えるまったく新しい現象が見つかったりするかもしれないという期待も高まっている。【参考】・News | Gravitational Waves Detected 100 Years After Einstein’s Prediction | LIGO Lab | Caltech・Detection | LIGO Lab | Caltech
2016年02月12日米国の重力波観測所「LIGO」の観測チーム、カリフォルニア工科大学、マサチューセッツ工科大学は2月8日(現地時間)、2月11日に「重力波の探索に関する新しい情報を発表する」と明らかにした。発表内容は不明だが、アルベルト・アインシュタインが100年前にその存在を予測するも、未だ発見されていない「重力波」の検出に成功したという発表なのではないかという見方が強まっている。発表は日本時間2月12日0時30分(米東部標準時2月11日10時30分)から、米ワシントンD.C.にあるナショナル・プレス・クラブで実施される。発表文には「今年はアルベルト・アインシュタインが重力波の存在を予測してから100周年となります。それを記念し、現在も行われている重力波の観測に向けた挑戦について話します」とのみ記載されており、具体的な発表内容については明らかにされていない。また、LIGOと共同観測を行っている欧州の重力波観測所「VIRGO」も、同所にてLIGOと同時に会見を開くとしている。重力波は別名「時空のさざ波」とも呼ばれ、重力は時空を歪ませており、その重力をもつ物体が動くと、その歪みが光の速度で周囲に伝わっていくとされる現象。今から100年前にアルベルト・アインシュタインが発表した一般相対性理論の中でその存在を予測し、これまで間接的に証明されたことはあるものの、未だ直接には検出されていはいない。もし検出に成功すればノーベル賞級とされるほか、重力波を使ってブラックホールや中性子星、超新星爆発など、さまざまな天体や宇宙現象を観測することで、これまで知られていた宇宙の現象に、また別の姿が見られたり、あるいは想像を超えるまったく新しい現象が見つかったりするかもしれないと期待されている。米国や欧州、日本では1990年代から重力波を検出するためのレーザー干渉計の開発を進め、試験的な観測を実施しているが、現在まで検出はできなかった。その後、性能向上の改良を経て、昨年から再び観測が本格化しつつある。先月には、物理学者のローレンス・クラウス氏がTwitterに「LIGOが重力波の検出に成功したようだ」と書き込んだことで大きな話題となった。その後、別の物理学者も、重力波の検出成功に関して書かれた論文を盗み見たと証言するなどし、その信憑性が増しつつある。なお、LIGO、VIRGOは、このうわさに対して沈黙を続けている。○重力波の検出への挑戦重力波の検出をめぐっては、1965年に米メリーランド大学の科学者ジョセフ・ウェーバーが、巨大なアルミニウムの円柱をぶら下げて設置し、重力波が通過した際に円柱がゆがむのを検出することで重力波の存在を証明しようとしたのがそのさきがけである。1968年から69年にかけて、この2台が同時に「検出に成功」したとされるが、その後、第三者による追試など検証が行われた結果、何かの間違いだったと考えられている。レーザー光を使って空間のゆがみを検出する「レーザー干渉計」という観測機器の実用化の目処が経ち、1992年から米国で「LIGO」(ライゴ)という計画がスタートした。LIGOはワシントン州のハンフォードと、ルイジアナ州のリヴィングストンの2か所にレーザー干渉計を設置して同時観測するというもので、2005年から観測が開始された。しかし検出はできず、2010年にいったん観測を停止して改良工事を実施。そして検出能力を10倍にまで高めた「アドヴァンストLIGO」が完成し、昨年9月から運用が始まっている。またフランスとイタリア、オランダは、イタリアのピサに「VIRGO」(ヴィルゴ)を建設。VIRGOもLIGO同様、検出はできず、2011年に観測を停止し、検出能力を10倍も高くする「アドヴァンストVIRGO」への改良が進んでいる。英国とドイツは、ドイツのハノーファーに「GEO 600」(ジー・イー・オー)を建設し、こちらも検出能力を高めた「GEO-HF」に生まれ変わっている。また日本でも、1991年ごろから宇宙科学研究所(現JAXA/ISAS)や東京大学、国立天文台に実験的なレーザー干渉計が作られ、やがてより大型の「TAMA300」という干渉計による試験を経て、現在はニュートリノの観測でも知られる岐阜県飛騨市の神岡鉱山跡に大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」(かぐら)が建設されている。すでに重力波の観測に必要な最低限の工事は終わっており、2015年度中に重力波の試験観測を始め、また施設全体が完成する2017年度からは本格観測を開始する予定となっている。参考・LIGO Scientific Collaboration - Media Advisory for Feb 11, 2016・FEBRUARY 11th: Scientists to provide an update on the search for gravitational waves - Advanced Virgo・真貝寿明. ブラックホール・膨張宇宙・重力波 一般相対性理論の100年と展開. 光文社, 2015, 340p.・特集 重力波天文学が拓く宇宙 - 国立天文台・重力波とは? « KAGRA 大型低温重力波望遠鏡
2016年02月10日クロエ・グレース・モレッツが謎の知的生命体との驚愕の心理戦と壮絶なバトルに挑むSFミステリー『フィフス・ウェイブ』。このほど、第1の波=暗黒、第2の波=崩壊、第3の波=感染、第4の波=侵略に続く“第5の波”を意味する本作に合わせ、4月の公開まで毎月5日が<フィフス>の日となることが決定。まずは、主演のクロエから日本のファンに向けたメッセージ特別映像が到着した。ある日突然、圧倒的知能を持つ生命体により4度にわたる攻撃を受け、人類の99%が死滅した地球。生き残った女子高生のキャシー(クロエ・グレース・モレッツ)は、離ればなれになってしまった弟を救うため、たった一人、子どもたちが拉致された基地へと向かう。いつまた来るかわからない襲撃の恐怖と、人間の中に紛れ込んだ“アザーズ”により敵も味方も分からないという旅の途中で、キャシーはある男性に命を助けられ、惹かれていく。その彼をも心から信頼できないまま、ともに基地へ向かうのだが…。弟を“アザーズ”に連れ去られ、恐怖や孤独と戦いながら生き延びようとするキャシーを、「2015年世界で最も美しい顔」7位にも選出されたクロエが演じる本作。人類滅亡を意味する第5の波<フィフス・ウェイブ>が迫る中、“アザーズ”の正体や彼らの目的に迫っていくSF ミステリーで、極限の恐怖や不安と闘いながらも果敢に立ち向かう姿を披露する。そんな中、今回届いたのはクロエからの新年最初の映像!「“フォースが覚醒する”って感覚を知りたければ、私が演じる『フィフス・ウェイブ』のキャシーに注目よ! 絶対観てね!」とメッセージを寄せている。全世界を熱狂の渦に包んでいる“あの映画”で分からなかったフォースのパワーが、本作で判明するのか!?どうやら、圧倒的なパワーを持つ知的生命体を前に、恐怖と孤独に翻弄される主人公・キャシーの心の中に“何か”が“覚醒”するらしいのだが…。世界を魅了するクロエが牽引する2016年の“フィフス”イヤーに、引き続き注目していて。『フィフス・ウェイブ』は4月23日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月05日博報堂DYミュージック&ピクチャーズとゲームゲートは、「App Store」と「Google Play」において、「ごちうさアラーム~千夜編~」(以下、千夜アラーム)の配信を開始した。価格は720円(税込)。「千夜アラーム」は、TVアニメ『ご注文はうさぎですか?』の登場キャラ「千夜」が時間を知らせてくれる、目覚ましアプリ「ごちうさアラーム」の第4弾。70種類以上用意されたボイスの中から好きなボイスを最大3つまで組み合わせてセットすることが可能で、自分の好みのシチュエーションで千夜に時間を知らせてもらうことができる。そのほか、毎週・毎日設定やスヌーズ機能も用意されている。今回ももちろん「千夜」役の声優・佐藤聡美による録り下ろしで、「千夜アラーム」限定のオリジナルボイスを楽しむことができる。(C)Koi・芳文社/ご注文は製作委員会ですか?
2015年12月15日