セーラー万年筆は、四季の色を楽しむ高級ボールペン「四季織々ボールペン」を発売すると発表した。発売日は9月4日。カラーは春空、万葉、名月、雪椿の全4色展開で、価格は各色7,560円。「四季織々ボールペン」は、今年6月の発売以来、約3カ月で2千本以上が出荷されたという「四季織々万年筆」に続く、同シリーズの新商品。"筆記具でも季節を感じてもらいたい"というコンセプトのもと、それぞれ趣のある"四季"をイメージにしたカラーを採用し、澄み渡る空のさわやかな水色を表現した「春空」、青々と茂る夏の緑をイメージした「万葉」、ススキの穂を照らす満月の黄金色を模した「名月」、真っ白な雪にのぞく椿の紅色を表した「雪椿」の全4色展開。それぞれラメやパールなどの素材を取り入れつつ、落ち着きのあるカラーに仕上がっている。いずれも本体サイズは直径17×133mm、重量は28.8g。ボール径は0.7mm。回転式で芯色はブラック。蓋・大先はPMMA樹脂となっている。
2015年08月27日数年前から大人気の消せるボールペンは、妙に早くインクがなくなり、すぐに書けなくなると思いませんか?それもそのはず。実をいうと消せるボールペンは、普通のボールペンの10倍の量のインクを使うのです。だから、10倍早く書けなくなるというわけ。ということで今回は、筆記具で書ける量を距離に置き換えてみたいと思います。■鉛筆は大体50キロメートルも書ける!最初に登場するのは、筆記界の帝王というべき鉛筆です。鉛筆の筆記距離は、なんと50キロメートル。東京駅から高尾山まで、もしくは山手線1周半に相当する距離です。だから大事に、長く使い続けることが可能。ある意味、鉛筆を使うのは究極のエコかもしれません。ところで蛇足ですが、鉛筆が6角形なのに対し、色鉛筆が丸型であることには、きちんとした理由があります。鉛筆は親指、人差し指、中指の3つの指で挟んで使うことが多い筆記具。そのため、持ちやすいように3の倍数の形にしてあるのです。一方の色鉛筆は、文字を書くというよりも、色を塗るためにいろいろな持ち方をしますよね。そこで、指当たりがいいように丸にしてあるということ。■消せるボールペンは100メートル以下さて、話を筆記具の距離に戻しましょう。次はいよいよボールペンについてです。製品によりますが、一般的なボールペンの筆記距離は、だいたい500~1,000メートル前後です。そして消せるボールペンは、先に触れたとおり特殊なインクを使っていることもあり、通常のボールペンの約10倍のインクを消費します。そのため、1本で書ける距離は約100~200メートルです(もちろん、こちらも製品によります)。特に軸が細いタイプは、インクの容量も小さいので90メートル前後にまで落ちます。つまり普通のボールペンの1/5~1/10程度。鉛筆とくらべたら1/500。使い方が悪いわけでも、不良品に当たったわけでもなく、「消せるボールペンはすぐにインクがなくなる」と感じるのは当たり前のこと。もともとそういう製品だからなのです。短い人生だけど、とても便利なもの。それが消せるボールペンなのかもしれません。(文/シール坊)
2015年07月01日毎日の仕事に欠かせないボールペン、何を使っていますか? 消せるボールペン「フリクションボール」を愛用している方もいれば、特にこだわらず、手元にあるボールペンを適当に使っている、という方も多いでしょう。ですが、毎日使うものだからこそ、こだわりの1本を持っておきたいもの。今回はボールペンのボディ(軸)に注目して、手にぴったり馴染む1本を探してみませんか? おすすめしたいのは、あたたかみがあって手馴染みのよいウッド素材でつくられたボールペンです。○ウイスキーの樽から生まれた木のボールペンまずご紹介するのは「PURE MALT(ピュアモルト)」。こちらはウイスキーを作るときに使用した樽を分解してできたオーク材から作られたボールペンです。ウイスキーの樽に使われるのは、樹齢100年以上のオーク。切りだされたオークはウイスキーの樽となり、50年~70年の間ウイスキーづくりに使われます。その役目を終えたあとに、分解された樽がピュアモルトに生まれ変わるのです。もちろん、木目は1本1本違った表情。自分だけの1本といった感覚で持つことができます。そしてウイスキーをつくってきた長い年月を彷彿とさせる、深い色合いが特徴です。新品でもはじめから使い込んだ風合いを楽しむことができますよ。曲線が美しいフォルムも絶妙。手に馴染む感覚がやみつきになって、ずっと書いていたくなるボールペンです。○フリクションを木軸で楽しむ多くの方が愛用している消せるボールペン「フリクションボール」にも木軸のモデル「フリクションボール3ウッド」「フリクションボール4ウッド」があります。どちらも3色、4色と多色タイプのボールペンで、持ち手の部分が木の素材。しっとりと手に馴染むカバ材です。明るめのカバ材とゴールドの軸が組み合わされた「ブラウン」や、ブラックと深いレッドのカバ材が組み合わされた「ディープレッド」など、カラーによって雰囲気の違いを楽しめます。同じフリクションボールでも軸をウッドシリーズに変えるだけで仕事中の気分が変わりそうですね。○まるで鉛筆のような六角形の木軸ボールペンウッド素材が使われたボールペンは太めのボディのものが多い印象ですが、このデルフォニックスの「木軸ボールペン」はスマートな六角形のボディ。しかも長さが 153mm と一般的なボールペンよりもミニサイズなので、持ち運びにぴったりです。さらに小さめの「木軸ボールペン ミニ」もあるので、用途に合わせて選んでみてください。カラーは全部で11種類。木の風合いをそのまま感じられる「ナチュラル」、さわやかな「スカイブルー」、真っ白でおしゃれな「ホワイト」などさまざまな色が揃っていますので、お気に入りの1本を見つけてください。天然の素材は私たちを知らず知らずのうちに癒してくれます。木のぬくもりを感じると、なんだかほっとするものですよね。触り心地もよく、手によく馴染むので、長時間の筆記もストレスになりません。ウッド素材のボールペンは見た目もおしゃれですから、使っていれば周囲から見たあなたの印象もグッとアップするのではないでしょうか。毎日の仕事の忙しさに追われて癒しの感覚を忘れがちになっている方も、ぜひウッド素材のボールペンを取り入れて、身近なところから木のぬくもりを感じ取ってみてはいかがでしょう。プラスチック軸のボールペンとはまったく違った温度感を、存分に楽しんでください。【今回紹介した文具】三菱鉛筆「ピュアモルト」PILOT「フリクションボール 3ウッド」デルフォニックス「木軸ボールペン」まき(福島槙子)文房具の魅力を発信するウェブマガジン
2015年06月23日ゼブラは7月6日、何度でも書き直せる「水拭きで消せるマッキー」の新色5色と極細タイプを新発売する。同商品は、「間違ったところは消したい」「何度も書き直したい」というユーザーの声に応えて開発したマーカー。ガラスやプラスチック、金属などのツルツルした面に書いたあと、濡らした布や紙で水拭きをすると消すことができ、何度でも書き直せる。通常のマーカーのインクには、書いた対象物に色材を固定するための樹脂製の固着材を含んでいるが、同商品のインクには水糊が入っている。書くと水糊で色材が対象物に固着するが、水で拭くと糊が溶け、色材がはがれるという仕組み。プラスチックのファイルや収納ボックスに直接書いてラベリングに活用したり、ホワイトボードマーカーとしても使用できるとのこと。ガラスやラミネートした用紙に書くこともできる。2014年6月の発売時には黒・青・赤という3色のインクで展開したが、「もっと色や太さのバリエーションがほしい」という要望を受け、今回新色と極細タイプを開発した。あわせて計16種のラインナップで展開する。全8色で価格は150円~180円(税別)。
2015年06月15日普段なにげなく使っているボールペン、あなたは最後まで使い切ったことがありますか?実は、ボールペンを最後まできちんと使う人は、周囲からの印象もよく、お金を貯める素質があると言われています。じゃあ、最後まで使い切らないタイプの人は……!?今回、「ボールペンを最後まで使い切ったことはありますか?」という質問を30代の男女300名にしてみたところ、意外にも60%の人が「使い切ったことがある」と回答!かなり多くて焦りませんか?過半数以上がボールペンひとつでも大事にできるなんて、できない人は一体どんな傾向があるのでしょうか?アンケートの詳細を見ていきましょう。■ボールペンを使い切ったことがない男女の違いまず、「使い切ったことがない」と答えた40%の人の約半数、45%を占めるのが未婚男性でした!「だらしないなぁ……」と思いきや、既婚男性の値はわずか13%と激減の結果に。どうやら男性は、結婚を境に劇的に意識が変わるようです。さらに興味深いことに、「使い切ったことがない」と答えた女性の内訳は、既婚女性が26%と未婚女性の16%を上回る結果に……。家族ができ、社会的な責任感を負う男性とは対照的に、女性は独身時代より気持ちに余裕ができるのでしょうか。結婚が男女の意識をこんなに変えるなんて、ちょっと驚きですね。■ボールペンを最後までしっかり使い切る方法インクが減っていき、最後にかすれて書けなくなる一瞬は感動もの……。そんな使い切る達成感を知っている人は冒頭の通り、計画性があって節約上手。確かに、インクが減ったペンを使っている人は書類なども丁寧に見る感じがします。これを裏付けるかのように、使い切った人のコメントは「いつも定位置にしまえば失くすことはない」「常に一本しか持ってない」「替え芯のおかげ」と、地道な工夫に堅実性を感じます。「いつの間にか失くなってしまう」という人は、これらのアドバイスをぜひ参考にしてみてくださいね。■ボールペンのインクが出なくなるNGな使い方ちなみに、使い切れない理由1位は「インクが途中で出なくなる」でした。この、意外と知られていない原因が雑な取扱いなのです。そこで、文具メーカー各社がまとめている取扱いの注意から興味深い情報をピックアップしてみました。「突き刺す道具、こじ開ける道具として使用した場合など、先端部に傷がついてしまい筆記不良やインク漏れの要因となることがあります」(by.ゼブラ株式会社)100円のボールペンであっても、ペン先はミクロン単位の加工精度。押し付けてしまうと先端部(チップ)に傷がついてしまいます。「ペン先を「火であぶったり、お湯につけると書ける」というお話を聞きますが、かえって品質を損ないます」(by.三菱鉛筆株式会社)火はともかく、お湯もNGだったとは!寒い日なんかはやりがちですよね。「(ペン芯の後ろにある)スポンジをインクに押し込むと、書けなくなります」(by.三菱鉛筆株式会社)ペン芯後ろにさりげなく入っている小さなスポンジ。これをぐいっと押し込むとインクが先へと押し出される感じがしますが、逆に芯の後ろに蓋をしてしまい筆記不良に。使う人の計画性や心がけを物語る、小さな1本のボールペン。最後まで使うことが資源を大切にするだけでなく、達成感や意識向上にも役立つとなれば、すぐにでもトライしたくなりますよね。この記事を参考にして、ぜひ最後まで使い切ってくださいね!(文/渋谷ふみ)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『リサーチプラス』調査期間:2015年3月25日(水)調査対象:全国30代の男女300名【参考】※ボールペンが書けない時は-ゼブラ株式会社※ボールペンが書けなくなった-三菱鉛筆株式会社※空気の通りが悪くなった場合-三菱鉛筆株式会社
2015年04月15日パイロットコーポレーションは、摩擦熱で筆跡を消去できる筆記具「フリクション」シリーズの新製品「フリクションボール3 038」を発売した。販売店舗は全国の有名文具店、百貨店および量販店。価格は税抜600円。「フリクション」シリーズは、同社が独自に開発した、熱で筆跡を消去できる筆記具。その利便性から、ビジネスユースや学習での使用だけでなく、建築家やデザイナー、作家などといったさまざまなクリエイターなどにも愛用者の多いシリーズとなっている。同製品は2011年に発売した3色タイプのボールペン「フリクションボール3」をベースとしており、ボール径は「フリクション」シリーズで最も細い0.38mmの超極細タイプのレフィルを装填。細かく書くことができるので、手帳などの書き込みにも適しているということだ。インキ色は黒・赤・青の3色。ボディカラーのラインアップはソフトピンク、ラベンダー、ミントグリーン、シルバー、グレーの全5色となっている。
2015年03月27日日本生産性本部の「職業のあり方研究会」は24日、2015年度の新入社員の特徴を発表した。○新入社員の傾向を分析教育専門家などで構成される「職業のあり方研究会」は、企業・学校などの就職・採用関係者の協力をもとに、その年の新卒入社者の特徴や就職・採用環境の動向などについて調査研究を実施している。1973年の「パンダ型」(おとなしくかわいいが、人になつかず世話が大変)に始まり、2014年の「自動ブレーキ型」(何事にも安全運転、人を傷つけない安心感はあるが馬力不足)まで、新入社員は傾向をもとに様々なものに例えられてきた。○「消せるボールペン」の理由は?同会が発表した今年の新入社員の特徴は「消せるボールペン型」。理由は以下のとおり。「見かけはありきたりなボールペンだが、その機能は大きく異なっている。見かけだけで判断して、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を活用しなければもったいない。ただ注意も必要。不用意に熱を入れる(熱血指導する)と、色(個性)が消えてしまったり、使い勝手の良さから酷使しすぎると、インクが切れてしまう(離職してしまう)」(同会)新入社員に対して同会は、「若いうちは何度でも『書き直し』ができると思って、失敗を恐れず、のびのびとチャレンジをして職業人としての経験を積んで欲しい」とコメントしている。(※画像は本文とは関係ありません)
2015年03月26日日本生産性本部の「職業のあり方研究会」(座長:ライズコーポレーション 代表取締役 岩間夏樹氏)は3月24日、平成27年度の新入社員の特徴をまとめた結果を発表した。これによると、平成27年度新入社員のタイプは「消せるボールペン型」だという。同研究会は、「消せるボールペン型」について、「見かけはありきたりなボールペンだが、その機能は大きく異なっている。見かけだけで判断して、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を活用しなければもったいない。ただ、注意も必要。不用意に熱を入れる(熱血指導する)と色(個性)が消えてしまったり、使い勝手の良さから酷使しすぎるとインクが切れてしまったりする(離職してしまう)」と説明している。「消せるボールペン」は、「消える」のではなくインクの色を摩擦熱で透明にするため、車のダッシュボードや熱い飲み物の下など、温度の高いところに不用意に書類を置くと文字が透明になってしまうという。同研究会はこの特徴を新入社員になぞらえ、「新入社員を即戦力にしようと思って熱を入れる(熱血指導する)と、色(個性)を消しかねない。また、使い勝手の良さから酷使しすぎると、いわゆる"ブラック企業"と誤解され、すぐにインクが切れてしまう(早期に離職してしまう)危険性をはらんでいる」とアドバイスしている。逆に、新入社員に対しては、若いうちは何度でも「書き直し」ができると思って失敗を恐れず、のびのびとチャレンジをして職業人としての経験を積んでほしいというメッセージを送っている。日本生産性本部は毎年、その年の新入社員の特徴からネーミングを行っているが、平成26年度の新入社員は「自動ブレーキ型」、平成25年度の新入社員は「ロボット掃除機型」、平成24年度の新入社員は「奇跡の一本松型」、平成23年度の新入社員は「はやぶさ型」、平成22年度の新入社員は「ETC型」と名づけられている。
2015年03月25日今や誰もが必ず1本は持っていると言っても過言ではない文具「ボールペン」。日本では非常にポピュラーなこの筆記具、最初に発明されたのは実は海外だという。しかし、水性インキ・ゲルインキの発明からはじまり、近年定着してきた低粘度油性や消せるボールペンの開発など、特にインクの発達において、日本は世界のボールペンの技術をけん引していることをご存じだろうか。そう、日本のボールペン、これがなかなかスゴいのである。これまで、文房具好きにはおなじみの渋谷区表参道の「文房具カフェ」店長・奥泉輝氏には、「消せるボールペン」、「多色ボールペン」などさまざまな観点からボールペンを紹介してもらった。ボールペンシリーズラストを飾る今回は、さまざまなタイプがあるボールペンの中でも個性的な変わり種製品にフォーカスし、注目アイテムを選定してもらった。○"デコれる"ボールペン■サクラクレパスデコレーゼ・奥泉店長のひとこと仕事や学習で使うことの多いボールペンですが、マーカーのように装飾に使えるものも発売されています。この「デコレーゼ」は、ラメやパステルカラーといった色使いが特徴のボールペン。特殊なインクで、ゆっくりとペン先を動かすとぷっくり盛り上がるような筆致になります。紙だけでなくプラスチックやステンレスなどのつるつるした面にも書くことができるので、身の回りのアイテムのデコレーションにも使用できるボールペンです。○どんな向きでも書けるパワフルな1本■三菱鉛筆パワータンク・奥泉店長のひとこと野外や倉庫内などで立ってボールペンを使用するとき、壁に紙を押し付けて文字を書いているとインクが出なくなったりしませんか?。ボールペンのインクは、大気圧で押されることでペン先から出てくる仕組みなので、下以外の方向に向けてしまうと続けて書くことができないんです。また、その状態で書き続けてしまうとペン先から空気が入ってしまい、下に向けても書けなくなってしまうこともあります。そこでインクタンクに高い気圧をかけ、どんな向きでも書くことができるようにしたものが発売されていて、インクタンクに高圧ガスを封入したものがパワータンクです。高圧をかけることで書き始めにインクが出やすかったり、また湿った紙にも書きやすいという特徴もあるようですよ」○勉強量を可視化する学生向けボールペン■ゼブラサラサスタディ・奥泉店長のひとことこれは大手学習塾からもお墨付き、学生の皆さんにはお役立ちのボールペンです。なんとインク残量がわかる目盛り付きなので、勉強の達成感が得られるという優れもの。採用されているジェルインクは、さらさらとした書き心地で筆が進みやすく、また油性インクに比べると排出量が多いために減りが早いので、使っている実感が得やすくなっています。・筆者のまとめいかがだっただろうか。普段何気なく使っていたボールペンにも、驚くほどの技術と、開発者の努力が詰め込まれているのが垣間見えたかと思う。文房具売場でまずは試し書きをして、書き比べてみるのも面白いかもしれない。
2015年02月23日今や誰もが必ず1本は持っていると言っても過言ではない文具「ボールペン」。日本では非常にポピュラーなこの筆記具、最初に発明されたのは実は海外だという。しかし、水性インキ・ゲルインキの発明からはじまり、近年定着してきた低粘度油性や消せるボールペンの開発など、特にインクの発達において、日本は世界のボールペンの技術をけん引していることをご存じだろうか。そう、日本のボールペン、これがなかなかスゴいのである。今回はボールペンの隠れた必需パーツ・「クリップ」部分に優れた付加機能を持つ製品にフォーカスし、おなじみ渋谷区表参道の「文房具カフェ」の店長・奥泉輝氏に注目アイテムを選定してもらった。○ボールペンクリップにも注目これまで「消せるボールペン」、「多色ボールペン」などカテゴリごとにボールペンをセレクトしてもらってきたが、今回取り上げるのは「ボールペンクリップ」。インクや本体デザインだけでなく、クリップ部分も「実は"進化"しています」と奥泉店長は語る。続けて、奥泉店長は、「ちょっと厚めの資料にボールペンをさしているうちに、気がついたらクリップが折れてしまっていた」、あるいは「鞄のポケットやノートにさそうと思ったら、思いのほか厚くて挟めなかった」など、ボールペンクリップを使うときの"あるある"エピソードを列挙した上で、「実はそんな悩みを解決するボールペンが発売されているんです」と話してくれた。さまざまなメーカーから"進化"したクリップを搭載したボールペンは発売されているが、共通した強みは、クリップの部分が本体とつながった固定状態のものではなく、可動式であること。「負荷がかかっても通常のクリップより折れにくく、また厚みのあるものにもはさむことができ、ヒンジ部分が厚みに合わせて可動したり、収納時にポケットを汚さないようクリップを開くと自動的にペン先を引っ込めるしくみになっていたりと、この辺りも各社工夫を凝らしています」と奥泉店長。今回はクリップに工夫を凝らした3種類を紹介する。■ゼブラタプリクリップ可動式バインダークリップを採用したことにより、厚みのあるボードなどにもはさみこむことができるボールペン。0.4、0.5、0.7、1.0、1.6とペン先の太さも複数用意され、従来のノック式替え芯と比べて40%増量(同社比)しているため長く書くことができる。■三菱鉛筆クリフター「クリフター」のクリップ部分は、はさむ対象の厚みによってクリップの支点部分がスライドして奥まで入り込み全体で固定できるようになっている。同社が行った「繰り返し挟みテスト」で、10万回挟んでもクリップが破損しないことを実証しているとのこと。■パイロットパティント同社が開発した開閉式「リフトクリップ」は、耐久性を重視した構造で、さまざまな場所にはさんでも長く使えるようになっているとか。この製品ならではの特徴としては「セーフティ機能」を搭載しており、クリップを押して「はさむ」動作を行うことでペン先が収納されるため、ボールペンをはさむ場所としてよく見られるワイシャツなどの胸ポケットや鞄のポケットなどをインクで汚すのを防いでくれる。
2015年02月09日今や誰もが必ず1本は持っていると言っても過言ではない文具「ボールペン」。日本では非常にポピュラーなこの筆記具、最初に発明されたのは実は海外だという。しかし、水性インキ・ゲルインキの発明からはじまり、近年定着してきた低粘度油性や消せるボールペンの開発など、特にインクの発達において、日本は世界のボールペンの技術をけん引していることをご存じだろうか。そう、日本のボールペン、これがなかなかスゴいのである。今回は、そんな日本のボールペンの中でも定番のタイプである「多色ボールペン」など多機能な製品について、おなじみ渋谷区表参道の「文房具カフェ」の店長、奥泉輝氏に選定してもらった。○自分流の組み合わせを楽しむ「多色ボールペン」「多色ボールペン」は、搭載できるリフィルの種類がとても多いのが特徴。さらに、油性・水性・ゲルといったインクの種類を選べたり、15色から選択可能なものもある。奥泉店長は、「一本で複数の機能を持つ便利な多色ボールペンですが、最近は各社とも自分流に好きなリフィルを組み合わせてカスタマイズできるタイプをそろえてきていて、こちらも激戦区となっています」と市場のいまを話してくれた。また、多色ボールペンの先駆けで、黒・赤・青のインクがあらかじめ1本にまとめられた「3色ボールペン」も定番だ。奥泉店長は、「多色ボールペンは自分でリフィルを選択できるため、例えば赤ではなくピンクを入れたり、黒の代わりにブルーブラックを選択したりと、自分ならではの色の組み合わせが楽しめます。そのほか、黒を2本入れて一方は宛名書き用に太字、他方は手帳用に細字、というような自分の使い方ならではの組み合わせも選ぶことができますよ」と、その利便性を語る。ではさっそく、各社のラインナップから「多色ボールペン」製品をいくつかピックアップして紹介する。■ゼブラ プレフィール■文房具カフェ・奥泉店長のひとことインク色やボール径のバリエーションが豊富なだけでなく、油性・ゲル・エマルジョン・シャープペンシルの4つの異なったリフィルから選べるのがプレフィールの特徴です。ボールペンだけでなく、シャープペンシルも一般的な0.5mmのほか0.3mmや0.7mmと、3種類の太さから選べるのもうれしいですね■ぺんてる アイプラス■文房具カフェ・奥泉店長のひとことカスタマイズ可能な多機能ボールペンはどちらかというと女性向けのデザインの軸が多いのですが、このアイプラスはシンプルでユニセックスなデザインになっているため、男性も使いやすいと思います。スリッチーズ、ビクーニャ、エナージェルという同社の人気ボールペンをリフィルとして採用しているのでボールペンとしての性能も申し分ありません。■パイロット ハイテックCコレト■文房具カフェ・奥泉店長のひとこと昔からコアなファンの多い、ハイテックCのカスマイズ多色ボールペンバージョンがこのコレト。ハイテックCの書き味はもちろん、ノック部分の色でペン先の色が判断できたり、リフィル交換が上部からできるなど、とても使いやすい構造となっています。DSなどの感圧式タッチパネル用のタッチペンユニット(スマホやタブレットには使用できません)や、消しゴムユニットが用意されているのはちょっと他にない特徴ですね。○デジタルにもお役立ち!タッチペン付きボールペンスマホやタブレットを使うときに、あると便利なのがタッチペン(スタイラスペン)。手袋をする季節や、爪の長い女性の方には必須アイテムと言えるかもしれない。各社からタッチペン機能付きのボールペンが発売されているが、ここでは奥泉店長が「最近触ってみてちょっと感動したもの」を紹介していく。■三菱鉛筆 ジェットストリーム スタイラス■文房具カフェ・奥泉店長のひとこと一般的なタッチペンはペン先をぐっと画面に押し当てて使いますが、このジェットストリームスタイラスは独自開発した「Agファイバーチップ」によって触れるようなタッチで反応します。実際に使ってみましたが、驚くほど滑らかな操作感でいいですね。もちろんボールペン部分は滑らかさに定評のあるジェットストリームですので、1本で紙にもデジタルデバイスにもどちらにも滑らかに書けてしまうというボールペンです。■パイロット フリクションボール3 スマートチップ■文房具カフェ・奥泉店長のひとことフリクションボールの3色ボールペン、フリクションボール3の先端部分に、UNUS PRODUCT SERVICE(が独自開発した「E-TIP」を採用。「通常よく見られるようなペンの後ろの部分がタッチペンになっている形態でなく、先端部分がタッチペンになっているためスマホやタブレットをノートなどと一緒に広げて使う際など紙に書きながらでもスムーズに画面操作することができます」
2015年01月19日今や誰もが必ず1本は持っていると言っても過言ではない文具「ボールペン」。日本では非常にポピュラーなこの筆記具、最初に発明されたのは実は海外だという。しかし、水性インキ・ゲルインキの発明からはじまり、近年定着してきた低粘度油性や消せるボールペンの開発など、特にインクの発達において、日本は世界のボールペンの技術をけん引していることをご存じだろうか。そう、日本のボールペン、これがなかなかスゴいのである。今回は、そんな日本のボールペンの中でもインクに着目した注目の製品を、おなじみ渋谷区表参道の「文房具カフェ」の店長、奥泉輝氏に選定してもらった。○書き味なめらかな「低粘度油性」タイプのボールペン前回は、フリクションボールをはじめとした"消える"ボールペンについて語ってもらったが、今回店長がピックアップしたのは「低粘度油性」タイプの製品。油性ボールペンが持つ乾きの早さなどの利点を継承しつつ、従来よりも書き始めからなめからかに書くことができることが特徴となっているそう。紙との摩擦が少ないので、長い文章を書いていても疲れないのが最大の利点だ。■三菱鉛筆 ジェットストリーム■文房具カフェ・奥泉店長のひとこと近年のボールペンのヒット作のひとつが、この「ジェットストリーム」。ボールペンの歴史の中では最も古くかつオーソドックスであった油性ボールペンに「低粘度油性」という新しいカテゴリを作り出した、エポックメイキングなボールペンです。世界販売本数はなんと年間約1億本と言われています。インク自体の技術だけではなく、先端のボールの工作精度やインク逆流防止の工夫など、総合的な技術力が必要な低粘度油製ボールペンですが、ジェットストリームの登場後、日本の文房具メーカーは各社競ってこのジャンルに新商品を投入してきています。○「低粘度油性」タイプのボールペン奥泉店長が言うように、各社が「低粘度油性」カテゴリのボールペンを市場に投入し、選択肢がは充実してきている。ここでは、その中から4つの製品を紹介する。■パイロットアクロボール(アクロインキ)細身のボールペン「アクロボール」に使われている「アクロインキ」は、パイロットの従来の油性インキに比べて約1/5の粘度。さらに潤滑剤を配合したことで、「なめらかで濃い筆跡」と「油性インキならではの優れた耐水性」を両立しているという。■ゼブラスラリ(エマルジョンインク)「スラリ」に使われているエマルジョンインクは、油性インクのしっかりとした手ごたえと、水性ジェルのさらさらとした軽さを兼ね備えたもの。このインクをボールペンに搭載したのは、同社によれば世界で初めてだったとのこと。■ぺんてるビクーニャ(ビクーニャインキ)「ビクーニャ」は、筆記時の気持ちよさを大切にした油性ボールペン。書き心地の良さの追求に加え、ボールペンで最もよく使われる色と言っても過言ではない「黒」の再現性にこだわり、顔料と染料をブレンド。テカらず深みのある黒を実現したそうだ。■トンボリポータースマート(超低粘smartインク)ビジネスシーンでの利用をテーマにした「リポータースマート」は、スリムな多色式ボールペン。インクは低粘度にこだわった「超低粘smartインク」。インクの逆流を防ぐ機構と、先端からの漏れを押さえるためのスプリングが内蔵されている。どれもなめらかな書き味の油性ボールペン(正確にはエマルジョンインクは、油性と水性を乳化させたもの)という点では一致しているが、実際に使ってみるとそれぞれの書き味は微妙に異なるそう。ぜひ店頭で書き比べてお気に入りの1本を見つけてほしい。
2014年12月02日ハンドメイド作品の通販・販売サイトminne(ミンネ)より、「ハグハグフェレット」が販売されている。同作品はボールペンや筆ペン等の文具が立てられる、フェレットの形をしたペンスタンド。歯ブラシも立てられる。○細長いものならなんでもハグしちゃう? 「ハグハグフェレット」同作品を制作するのはギャラリー「RHKTAKASHI’S GALLERY」。動物をモチーフにしたさまざまな文具を制作している。フェレットがモチーフになった文具には、同作品の他テープカッターの「フェレずきんちゃん」、ペンケースの「ハングリーフェレットα」、のりケースの「フェレノリ」等がある。同ギャラリーでは似顔絵フィギュアやペットそっくりなストラップ等、オリジナル雑貨やフィギュアのオーダー製作・修理も行っている。同作品のサイズは高さ11cm×幅3cm。価格は900円(税込み)。詳細は公式サイトを参照のこと。
2014年11月29日今や誰もが必ず1本は持っていると言っても過言ではない文具「ボールペン」。日本では非常にポピュラーなこの筆記具、最初に発明されたのは実は海外だという。しかし、水性インキ・ゲルインキの発明からはじまり、近年定着してきた低粘度油性や消せるボールペンの開発など、特にインクの発達において、日本は世界のボールペンの技術をけん引していることをご存じだろうか。そう、日本のボールペン、これがなかなかスゴいのである。今回は、そんな日本のボールペンの中でも、近年爆発的に普及した"消える"ボールペンについて、おなじみ渋谷区表参道の「文房具カフェ」の店長、奥泉輝氏に選定してもらった。○大ヒット!「消せる」タイプのペンの代表選手★パイロットフリクションボール■文房具カフェ・奥泉店長のひとこともう、ご存じない方はいないのではないでしょうか。消せるボールペンの代表格・フリクションボールです。発売当初よりバリエーションも増え、現在ではビジネスユーザー向けにデザインされたメタリックボディのライン「フリクションボール ビズ」や、銀座の老舗文房具店「伊東屋」さんのオリジナルにも採用されています。文字を消すために摩擦熱を利用するので、消しゴムのような消しカスが出ないのも良いですよね。○「フリクション」だけじゃない! "消せる"ペンのラインナップ★三菱鉛筆ユニボール ファントム■文房具カフェ・奥泉店長のひとこと実は、消せるボールペンはフリクションボールだけではありません。まだまだフリクションにおよばない点もありますが、逆にフリクションにない性能を備えたものもあるんですよ。「ユニボール ファントム」は、フリクションと同様、温度変化により文字の消去が可能なインクを使った消せるボールペン。キャップに消す機能をもたせているので、細かいところはキャップ先端で、広い範囲はキャップ側面でと書いたものを効率的に消すことができるのが特徴です。★三菱鉛筆ユニボール シグノ イレイサブル■文房具カフェ・奥泉店長のひとことフリクションは専用の消しゴムでないと消えませんが、「ユニボール シグノ イレイサブル」は市販の消しゴムで消すことのできるボールペンです。本体にも消しゴムが内蔵されていますので、このペン1本で書いて、消すことができます。★サクラクレパス消しゴムで消せるボールペン最後に紹介するのも、一般的な消しゴムで消せるボールペン。その名も「消しゴムで消せるボールペン」、シンプルな名前です。クレパス柄、クーピー柄、クレヨン柄と軸がレトロかつかわいいデザインなのが楽しいですね。いかがだっただろうか。「間違えたら書き直せない」というボールペンの特徴を完全に拭い去った"消せる"ボールペン、重宝するアイテムなのは間違いない。ただし、"消せる"タイプのボールペンは、結婚届などの重要な公的書類には使えないので要注意だ。
2014年11月21日昨年、英国で登場しネット上でも話題になった「Jackpen」。今年10月10日より国内でも正式に販売が開始された。イヤホンジャックに収納できる"ボールペン"で、ペンが見つからない時や、ちょっとだけ書く必要があるときにすぐ使えるのが利点だ。今回はさらに、書くだけじゃない使い方にチャレンジしてみた。○スタイラスペンが大好きな英国紳士がレストランで思いつくこの製品を発明したのは、Jackpenを販売するその名もJackpen LTD 社長のAndrew Jewson氏。9月に来日された際、その開発の経緯を伺った。Jewson氏はiPhoneがこの世に生まれる以前から(はるか以前から)Palmを愛用していた。Palmとは、付属のスタイラスで操作・入力を行う液晶画面搭載の小型情報端末のこと。カレンダー、アドレス帳、辞書機能などを搭載し、グラフィティと呼ばれる独自の文字入力など、小さな画面とスタイラスを使った独自の操作感で、2000年代中盤には先端を行くデバイスだったものだ。Jewson氏は比較的早い段階でiPhoneを利用し始めたが、iPhoneは指での操作が基本で、スタイラスを収納する機構は付属していなかった。スタイラスがないとどうも落ち付かないJewson氏は、iPhoneを使い始めてからもPalmを持ち歩いていたという。Jackpenのコンセプトを思いついたのはそんな時だ。Jewson氏「レストランでランチ中に、紙ナプキンにメモをしようとしたらペンがない。ウェイトレスに頼んでペンを借りた時に、ここにペンが入るんじゃないかと思いついたんです。」さっそく、すでに似たような商品がないか探し回り、特許も調べたがどこにもない。そこで、自ら作ってみることにした。Jewson氏「100個200個と試作の型を重ねるうち、自分自身でとても気に入ってしまい、友人にも見せたんです。そうしたらとても反応がいい。試しに、ロンドンで開催された小さなステーショナリーの展示会に出品しました。」これがブレイクの発端となった。Jackpenは予想をはるかに上回る反響を呼び、来場者やメディア取材がひっきりなしに訪れるためにJewson氏は「トイレに行く暇もなかった」。しかしこれがきっかけでJewson氏は現在のJackpen社のメンバーと出会い、会社を立ち上げるに至った。さらにこの時の報道が、後にJackpenが世界各国で販売されることにつながっているのだ。○歴代iPhoneでJackpen使い心地対決先日、海外から帰国する機内で通関申告の用紙に記入しようとして筆記用具がないことに気付き、まさに「こんな時にJackpenがあれば……」という場面に遭遇した。ペンを持っていない時でも、スマートフォンはだいたい持っているものだ。日頃の打ち合わせなどでもメモはPC・タブレットを使うことが多い現在、とっさに紙にメモする必要が生じた時に、テーブルの上にペンは出ていない。探すとなるとカバンの中で見つからない……。そう、必要な時にない、探すと見つからない。「ペンが欲しい」と思ったシチュエーションから誕生しただけあって、Jackpenはそのニーズをしっかり満たしてくれるのだ。しかし、スマートフォンのような板状のペンはこれまで使ったことがない。書き心地はいかがなものだろうか。実際にその使い勝手を試してみよう。歴代iPhoneでiPhone 4Sから6まで、3機種のiPhoneに取り付けて試してみた。ケースなしで使用した場合の書きやすさは、iPhone 5が一番良い印象だ。4は厚みと重さがちょっと気になる。6は側面がラウンド形状のため、ペン先の挿しこみ部分に隙間が生じて微妙なグラつきがある。5は"普通に書ける"という感じだ。長時間使うのは難しいかもしれないが、必要な用を足すには全く問題ないだろう。ボールペンとしては一般的な油性タイプ。書き出しは滑らかで、筆圧が弱めでも比較的くっきりとした筆跡が残る。ただし、紙に当てる傾きが大きいと線が細くなったりインクだまりができやすいようなので、垂直に近い角度で書くのがおすすめだ。小さな見た目に反して、このコンセプトはインパクト大。持っていれば話題作りにもなるし、これからのパーティシーズンにビンゴの景品やプレゼントアイテムとしても活用できそうだ。ちなみに、国内販売代理店KODAWARIのオンラインストアを見ると、ユーザーレビューのコメントとして「iPhoneのグリップ感向上に良い」との意見があった。確かに、iPhone 6/6Plusはサイズが大きく側面がラウンドしたために滑りやすい。これにJackpenを取り付けることで、小さな突起がホールドの際の手がかりになる、ということのようだ。○飾りを付ければ一石二鳥のアクセサリに実用系スマートフォンアクセサリとして注目されたJackpenだが、日本でイヤホンジャックに付けるものといえば、デコ系や動物・アニメなどのキャラクター系アクセサリが主流。スマートフォンが大型化している現在、挿して書くのではなく、あえて単体のボールペンとしての可能性を求めてみるのも良いのではないか。ということで、デコ系アクセサリとしての活用にチャレンジしてみた。材料材料のパーツは、ジュエリーパーツショップ、手芸店、ホームセンターなどで販売されている。チャームはジュエリー用パーツの他、100円ショップのピアスやペンダントを流用しても。作り方
2014年11月13日セーラー万年筆は4月4日に、有田焼の名窯「香蘭社」「源右衛門窯」とコラボレーションした有田焼ボールペンを発売する。このほど同社は、400年以上の伝統を継承する有田焼の名窯「香蘭社(こうらんしゃ)」、 「源右衛門窯(げんえもんがま)」とコラボレーション。香蘭社は2008年洞爺湖サミットで、日本政府がG8首脳に贈呈した有田焼の万年筆を手がけた。「もっと気軽に使えるボールペンタイプが欲しい」という声が高かったことから、今回の発売となった。磁器は焼成による伸縮性があるため、本来金属など他の素材との接合は難しいものとされている。そこで今回、東京、広島、 有田と場所を移しながら2年の月日をかけ、製品化にたどり着いたという。有田焼は、蓋と胴の部分に取り入れている。同商品のキャップリングは、高級感のある幅広タイプ。24金メッキを施しており、「香蘭社」、「源右衛門窯」それぞれのネームが打刻されている。レフィールは滑らかな書き味の低粘度インクを採用した。さらに香蘭社、源右衛門窯それぞれの仕上げによる筆休め(各一種)と、本場加賀白山紬(はくさんつむぎ)を生地とした筆包み(一種)が付属している。価格は、「香蘭社」が10万5,000円、「源右衛門窯」が21万円。全国のセーラー万年筆取扱大型文具店・百貨店で発売する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月04日書いた文字を、ペンの後ろについているラバー部分でこすることでキレイに消せるボールペン『フリクションボール』。2007年に発売されたこの画期的な商品はメディアなどで紹介され大ヒット!発売から約5年が経過した今でも、注目を浴び続けている商品です。さて、このフリクションボールですが、日本だけでなく海外でもヒットしている商品なのです。そこで今回は、発売元である株式会社パイロットコーポレーションの営業企画グループ・田中万理さんと筆記具企画グループ・二宮清夏さんに、海外での展開やフリクションボールの種類などのお話を伺いました。■発売は日本より海外から先だった――消せるボールペン『フリクションボール』の海外での展開について教えてください。田中さん フリクションボールの海外展開は実は日本より先なんです。日本では2007年の3月に発売されたのですが、海外ではそれより約1年早い2006年の1月に、フランスを中心としたヨーロッパ各国で発売をスタートしました。――日本よりも海外での発売が先だったんですね!? 先にフランスなどで発売をスタートした理由はどんなことでしょうか?田中さん ヨーロッパは小さい子供さんでもインクのペンで字を書く習慣があります。シャープペンシルはほとんど使わないんですね。ですので、「インクで書いた文字が消せる」ことのニーズが異様に高かったんです。――インクで字を書くことが当たり前の国だからこそ、インクの文字が消せることを必要としていたんですね。田中さん そうですね。――ヨーロッパではどれくらいの国で販売されているんですか?田中さん フランスやドイツ、イタリアなど40ヵ国で販売しています。――発売当初の注目度といいますか、売れ行きというものはどうでしたか?田中さん 非常に話題になりましたし、いきなり大ヒットでした。発売当初はバリエーションが1種類しかなかったこともあり、常に品薄の状態でしたね。――ヨーロッパと比べてアメリカでのニーズはどうなのでしょうか?田中さん 実はアメリカのニーズはそこまで高くないんです。アメリカでは小さい子供はエンピツを使うことが多く、大人はボールペンを使いますが、メモ程度なら修正液でキレイに消したりはしないんです。――習慣の違いが如実にニーズの差に出ているのですね。ちなみに海外では、これまでどれくらいの本数のフリクションボールが売れているのでしょうか?田中さん 海外だけの数字は出ていないのですが、日本と海外を合わせると、2006年1月の発売開始から2011年12月までの累計で4億4,600万本となっています。その内、フランスだけの売り上げは公開できまして、フランスでは約6,000万本となっています。――世界全体で4億本以上も売れているんですか……超が付くほどの大ヒット商品ですね!■さまざまなバリエーションがあるフリクションボール――ボールペン以外にも、いろいろと「消せる」シリーズの商品があるそうですが、現在どれくらいのシリーズ数を展開しているのでしょうか?二宮さん フリクションボールは現在10種類のシリーズがあります。まずはキャップ式のフリクションボール。こちらのタイプが最初に発売されたものです。芯のタイプが0.5ミリと0.7ミリがあります。次にノック式のフリクションボールです。こちらも0.5ミリと0.7ミリがあります。――芯の種類もいろいろとあるんですね。田中さん 海外と日本でも芯の細さでニーズが変わりますから。日本ではより細いタイプが好まれる傾向にありますし。二宮さん 芯が0.4ミリの『フリクションポイント04』という商品もあります。これは色のバリエーションも15色あります。――黒だけでなく、赤やピンクなどもあるんですね。これは女子高生とかに人気がありそうです。二宮さん 実際に中高生など、若い女性を中心に人気の商品ですね。ほかにも全部で24色のバリエーションのある『フリクションいろえんぴつ』や、24色の消せるカラーペンの『フリクションカラーズ』、また消せる蛍光ペンの『フリクションライト』などのラインナップがありますよ。――色のバリエーションが多いので子供にあげても喜んでもらえそうですね。田中さん そうですね。あとは最初に発売したキャップ式のフリクションボールがカジュアルなデザインだったので「ビジネスシーンでも使えるものを」という要望がやはりありました。それを受けて『フリクションボールビズ』という、ビジネスシーンにふさわしい落ち着いた見た目の商品の発売も行っております。――そんなにいろいろな種類があるんですか。日本でも大ヒットしていますし、このまま広く普及していけば「ボールペンの文字が消せる」ことが当たり前になりそうですね。二宮さん 「書く物」の未来がどうなるかはわかりませんが、1つの柱にはなると思っています。田中さん そうですね。1つのカテゴリーとして世間のみなさんに認知してもらえるようになればうれしいですね。ただ「消えないボールペン」の存在も重要だと私たちは考えています。消せるボールペンが広まることも大事ですけど、お互いがうまく住み分けできるようになればいいと思いますね。日本より海外での展開が先だったフリクションボール。インクで字を書く文化が浸透しているだけに、受け入れやすかったようです。日本では幅広いバリエーション展開もヒットの要因だとか。「消せる蛍光ペン」とか日本人は好きそうですもんね(笑)。みなさんはフリクションボール、使っていますか?(貫井康徳@dcp)(パイロットコーポレーション フリクションボールHP)
2013年02月01日プラチナ万年筆は25日、ハローキティ柄の極細ボールペン付きタッチペンを発売する。同商品は、手帳用の極細ボールペン(0.5mmボール)にタッチパネル用のシリコンパーツを装着。手帳やノートなど、紙への筆記に加え、デジタル機器のタッチパネル操作を可能にした二機能筆記具。爪の長い女性や付け爪の女性でも、スマートフォンやタブレットの操作を快適に行えるように設計されたタッチペン。画面をタッチする他にも、文字入力アプリ等で字や絵を描く時に非常に入力しやすく、ストレスのない入力で紙に文字を書く感覚で便利に使えるという。現在市場に出回るタッチペン製品は男性向けが多く、女性の選択肢が少ないことから、幅広い女性に愛される人気キャラクター、ハローキティをあしらったデザインとした。サイズは全長127mm・最大径6.4mm、重量6.4gの小型軽量設計で、軸色はブラック、シルバー、ブルー、チェリーの4色を用意。標準価格1,000円(税別)。詳細は「プラチナ万年筆のプレスリリース」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月19日パイロットコーポレーションは鮮やかな発色のカラフルなゲルインキボールペン、「ジュース」「ジュース パステルカラー」を発売した。同商品は、まるでジュースのように色鮮やかな発色が特長のボールペン。ペン先の乾燥を防ぐモイスチャー成分を高配合しているため、書き出しがスムーズ。耐水性のある水性顔料ゲルインキを使用しているため、水ににじみにくい。また、黒い紙や写真にも書くことができる。クリップの使いやすさも向上させており、10万回はさんでも壊れないように耐久性もアップ(同社試験データによる)。ストラップやアクセサリーの取り付けも簡単にできる。インクカラーは「ジュース」が24色。ペン先は超極細0.38mm、極細0.5mm、細字0.7mm、太字1.0mmの4タイプ。「ジュースパステルカラー」が6色でペン先は極細0.5mm。価格は1本105円。6色セット(ジュース、ジュースパステルカラー各630円)、12色セット(ジュース1,260円)もある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月30日セーラー万年筆は9月5日、就職活動の場面での使用を想定した「就活ボールペン」を全国のセーラー万年筆取り扱い文具店、大学生協等で順次発売する。このボールペンは、東京都市大学知識工学部経営システム工学科の学生チームと共同で開発したもの。同商品は、1本で3種類の字幅の書き分けをすることができる。「1.0mm(太字)」は封書の宛名書きやサイン等を書くとき、「0.7mm(細字)」は、企業説明会やセミナー時にメモなどをとるとき、「0.5mm(極細字)」は、手帳やエントリーシートなど狭い所やケイ線内に書くときなど、シーンや目的に合わせて使うことができるという。また、同じインク色でも、直観的に字幅が分かるよう、ノック部分と表示を工夫。使用頻度が多く、一番先に消耗する「黒0.7mm」の替え芯を予備に1本格納している。価格は、「3way」油性(ブラック)0.5mm・0.7mm・1.0mmが367円、「4way」油性(ブラック)0.5mm・0.7mm・1.0mm+(赤)0.7mmが420円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日プラチナ万年筆は20日より、持ち歩きにかさばらない手帳用極細ボールペンに、タッチパネル用の入力ペンを組み込んだ2機能の筆記具を発売する。近年急速に普及した、画面を指で操作するスマートフォンやタブレット端末は、思うようにアイコンや入力キーボードをタッチできず、何度も同じミスタッチを繰り返すことがたびたびある。しかし手書き入力のソフトも多く開発され、画面をタッチする他にも字や絵を描くことの多い昨今では、これらのタッチ操作にはペン型のタッチペンが非常に便利で、ネイルをする女性にも必須アイテムとなっている。今回発売する製品は、手帳用ボールペンにタッチパネル用のシリコンパーツを装着し、デジタル端末への入力と、手帳やノート等の紙への筆記を両方可能にした2機能筆記具。とくに持ち運びの携帯性を考慮し、同社製品でも最も細い金属軸を採用し、軽量且つ耐久性も確保。液晶へのタッチ部分は、シリコンの柔らかさで入力時に液晶部分を過度な筆圧から守る。手書きでの筆記シーンとスマートフォンの操作を両立させたこの一本は、プライベートからビジネスシーンまで活躍必至だ。同商品のカラ―展開はシルバー / ロイヤルブルー / シャドーメタルの3色。価格は630円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月10日毎年好評のミキモト チャリティーグッズが、今年も発売中だ。2011年度の商品は、ハートをアレンジし、ロマンティックに降る雪をモチーフにしたデザインが特徴的な、ボールペンとペンケースのセット。ミキモトチャリティー 2011 ボールペン&ペンケース \5,2502011年10月1日~2012年1月31日の、チャリティー期間中に商品をご購入いただくと、売上の一部が、公益社団法人 国土緑化推進機構を通じて、東日本大震災の復興事業に役立てられる。クリスマスプレゼントにもオススメな、ミキモトのチャリティーグッズ 是非チェックしてみて。お問い合わせ:ミキモト カスタマーズ・サービスセンター tel.03-5550-5678
2011年11月10日