出産後、夫婦仲が急激に冷え込む状態を指す言葉として、昨今メディアで取り沙汰されることが多くなった「産後クライシス」。医学的にこの現象を説明することはできるのだろうか。産婦人科医で性科学者の宋美玄医師に、医学的知見から解説してもらった。○産後に起きる急激なホルモンバランスの変化「産後の女性に起こる変化として、まずは出産直前は平常時の150倍ぐらい出ていたエストロゲンが一気に低下します。そうなると、更年期と同じようなメカニズムでうつ症状が出ることがあります。産後うつやマタニティブルーとも呼ばれるように、精神的に不安定になります」。また、産後の妻は夫婦生活に消極的……という話もよく聞くが、これも女性の体のメカニズムを知っていれば、致し方ないこととわかる。というのも、「授乳をしていると、プロラクチンというホルモンが分泌されます。これは性欲が減退するホルモンなのです」。妻の妊娠中は仕方がないと我慢していた夫側は、産後は「そろそろ……」という気持ちになるだろうが、妻はといえば、身体的な準備がまだできていないということだ。さらには、「何より授乳などで寝不足で、それどころじゃないですよね(笑)」。それを"クライシス"などといって煽ることで問題視しすぎてしまい、過度の不安に襲われてしまうことでさらなる支障をきたす……といった悪循環をうむ可能性すらある。産後に起きる夫婦関係の変化は、ある意味正常なことと捉えておくくらいがいいのかもしれない。○宋美玄(そん みひょん)医師産婦人科女医・性科学者1976年兵庫県神戸市生まれ。2001年大阪大学医学部医学科を卒業。同年医師免許取得、大阪大学産婦人科入局。2007年川崎医科大学講師就任、2009年イギリス・ロンドン大学病院の胎児超音波部門に留学。2010年には日本国内の病院にて産婦人科医として従事する傍ら、「女医が教える本当に気持ちいいセックス」を上梓。50万部突破の大ヒットとなる。2012年には第一子となる女児を出産。現在、フジテレビ「とくダネ!」火曜日レギュラーコメンテーターとしても出演中。
2014年03月24日東京都は27日、新たな「東京の液状化予測図」を公開した。東日本大震災を受けて2011年度より見直しを進めてきたもので、改定は17年ぶり。今回の見直しに当たり、従来の約1.5倍となる約2万本の地質データを用いて地下水位や砂層の分布状況などを詳細に把握したほか、東日本大震災において液状化現象が多数発生した地域では、新たに地質調査を行った上でそのデータを基に判定方法を検証した。予測図では、震度6弱の巨大地震を想定し、「液状化の可能性が高い地域」をピンク色、「液状化の可能性がある地域」を黄色、「液状化の可能性が低い地域」を緑色に色分けして表示。このうち、「液状化の可能性が高い地域」は、23区東部や大田区など14区で約68平方キロメートルとなり、従来と比べて約4平方キロメートル広がった。「液状化の可能性がある地域」は、23区7市の約202平方キロメートルとなり、従来より約30平方キロメートル増えた。また、足立区、江戸川区、葛飾区の3区において、「液状化の可能性が高い地域」が区域の3割以上に上ることがわかった。予測図は、東京都土木技術支援・人材育成センターのホームページに掲載。住所による検索が行えるほか、予測に使った地盤の解析データや地形の変遷に関する図面も閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月28日白い雪の大地に天から神が降りてくる……かのように見える神秘の現象を、凍(い)てつく季節の北海道で目の当たりにすることができる。空と大地をつないでいるかのような不思議な光の柱が、ある一定の自然条件がそろった時に現れるのだ。「サンピラー」と呼ばれるこの大気光学現象は、北海道に暮らす人でもなかなか見ることができない。サンピラーは日本語に訳すと「太陽柱」。厳冬期、北海道の中でも特に寒い地域では、“ダイヤモンドダスト”と呼ばれる氷の粒が舞う現象が起こる。サンピラーはこのダイヤモンドダストに、一定の角度から太陽光が当たった時に発生しやすい。早朝や夕方近くの時間帯に発生することが多いとされているが、運が良ければそれ以外の時間帯に見られることもあるらしい。何せいつ起こるか分からない自然現象。すんなり出会えたら強運だと自負していいくらいだ。ダイヤモンドダストは、気温が氷点下20℃以下にならなければ発生しない。北海道の中でも、そこまで寒くなる地域は限られている。道北や道東などがそれにあたる。北海道では道北の名寄(なよろ)市が、最もサンピラーに出会いやすい場所として有名だ。市内には「サンピラー」の名を冠した温泉や施設などもある。つまり、サンピラーを見ることができる確率が高いことが、町のウリになっているということだ。自然の天体ショーだけに出くわすのはなかなか困難だが、奇跡を信じて、北海道の大地を闊歩(かっぽ)して寒さの極限を体感することは、それだけでもいい思い出になるだろう。鑑賞の後は温泉などでゆっくり身体を温めると、寒い思いをした分、気持ち良さが倍増する。ところで、サンピラーは寒冷地だけでしか見ることができない現象ではない。極寒の中で発生するダイヤモンドダストは太陽光を反射させやすいため、確かに冬の北海道で出会いやすいことは間違いない。しかしまれに、サンピラーは寒冷地以外でも遭遇することができるという。不気味なことに、サンピラーは地震や異常気象のサインであるという説が、まことしやかに流れている。サンピラーは、気温や地形、風の強さなど様々な条件が重なった時に発生する。そのため、場所によっては地震や異常気象の前触れとして発生する確率が高まるという道理には納得できる。とはいえ、サンピラーが神々しいものであることに変わりはない。目の前で発生する様を眺めることができたら、不気味どころか大吉兆の予感でいっぱいになること必至。この冬はぜひ、あなたも北海道で神秘体験をどうぞ。●informationなよろ温泉サンピラー【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日リップクリーム無しでもうるおい続く!花王株式会社が展開する「オーブクチュール」から新液状口紅「オーブクチュールエッセンスプレミアムルージュ」が12月4日より発売開始となる。全10色で展開される新ルージュに注目だ。今回の「オーブクチュールエッセンスプレミアム」は、2009年発売以来人気の「オーブクチュール」液状口紅の進化版。うるおいやツヤ感、のびのよさをさらにアップさせ、新発売するという。唇の水分を逃さない「うるおい持続ポリマー」をたっぷりと配合したことで、高い保湿効果が望め、リップクリーム無しでも、荒れがちな唇の乾燥が気にならない、うるおいの続く美唇が実現できるそうだ。残量がわかる容器も便利!従来よりもさらに柔らかいワックスで伸びが良くなったところもポイント。唇の凹凸も目立たなくなり、なめらかで魅力的な唇が演出できる。そして、意外にうれしいのが工夫された新容器だ。キラキラと輝くようなカッティングが施された容器には、残量が見てすぐにわかる窓が付いていて便利。どのくらい残っているのかわからない、気が付いたら使えなかった、ということもコスメではありがちだが、そうした不便さが解消されている。ひと塗りで“うるおって綺麗”が続く優秀アイテム。この冬注目の1本となりそうだ。発売日が今から待ち遠しい。元の記事を読む
2012年11月03日超常現象を懐疑的なスタンスでとらえ、それを科学的に検証する人のことをデバンカーと言います。『トンデモ本』シリーズで有名な「と学会」会員の皆神龍太郎さんは日本最強のデバンカーと呼ばれています。最近の超常現象について伺いました。――お久しぶりです。皆神さん久しぶりですね。何年ぶりですか。――UFO墜落50周年の記念イベントがロズウェルで催されたのに行き損なって以来ですので……(笑)。皆神さんイベントが1997年でしたから、15年ぶりになりますか。えらい久しぶりですね。最近はUFOは余り落ちてませんが、今回は一体なんのご用事で(笑)。*……アメリカのロズウェルにエイリアン・クラフトとおぼしきUFOが墜落したのが1947年とされている。1997年には「UFO墜落50周年記念イベント」が開催され、筆者と皆神さんはそのイベントに取材に行く予定だったのが諸事情で行けなかった。――超常現象ウォッチャーの第一人者の皆神さんにぜひ最新の超常現象のトレンドを教えてほしいのですが。皆神さんそれが、最近はあまり大きな話がないんですよね(笑)。フライング・ヒューマノイドみたいな変ちくりんな物でよければ、たまに出たりするんですけどね。*……フライング・ヒューマノイドは人型の謎の飛行物体。主にメキシコで目撃されているという。――フライング・ヒューマノイドは新しいんですか?皆神さん比較的新しいですね。昔は、人間は空を飛びませんでしたからね(笑)。――人型と言えば、南極海に現れるというニンゲンがありますね。皆神さんニンゲンね(笑)。あれも10年ぐらい前からありますよ。――結構古いんですね。皆神さん昔から都市伝説としてあって、ただ最近画像を作り出したので、画像が見られるようになったのは最近ですかね。――作り出した(笑)。皆神さんまあ誰かが作ってるわけですよ。あと南極で言うと、南極ゴジラっていうのが昔からいて……。南極観測隊の隊員が見たっていう記録が残ってますけど(笑)。絵にしたのも残ってますよ。カバゴンみたいなのがぬーっと出てる。――超常現象界はぽつぽつと新しいので出るって感じなんですね。皆神さん瞬間的にちょっとだけ人気が出るっていうのは、結構ありますけどね。例えばエルサレム上空にUFOが出た!とか。YouTubeにその映像が上がった!みたいなね。でもそんなもの瞬間だけですぐに忘れ去られちゃうんですよ。――超常現象界にもビッグな話題が欲しいですね(笑)。皆神さんそうですね。前にお会いした15年前から状況はそう変わってないんですよね。でっかい話がないんですよ、でっかいのが。昔で言うとMJ12文書みたいな夢のあるやつが。*……MJ12文書(マジェスティック・トゥエルブ)文書。米政府がUFOの存在を隠ぺいしている証拠として一時スポットが当たった。が、後に偽造文書だったというオチがついた。――なんで出ないんでしょうか。皆神さんまあ、元からないのを無理に話を作っていたからしょうがない(笑)、「おっ!」と思うようなものがあってもスグに消えちゃうんですよね。――それはなぜなんでしょうか?皆神さん一番、大きいのはインターネットの発達ですね。話題になった途端に、みんなでわーっと寄って行ってすぐにつぶしちゃうから(笑)。昔は、いい感じのネタが出たら、その話題だけでまず1、2カ月持ったの。その後、研究者が目撃者にコンタクトを取ったりして、論争が始まる、っていう感じで、数年はもったわけです。でも今はスグに化けの皮がはがされて、バブルがつぶれちゃいますからね。――最新の話題ではどんなものがありますか?皆神さん今年一杯はもつ話だと「マヤの暦」がありますね。2012年12月21日か23日で人類が滅ぶっていうお話。――ノストラダムスの時と同じで年を越えるとなくなるんですよね。皆神さんそうです(笑)。だから賞味期限が今年いっぱいなんですねえ。――都市伝説的な物だとどんな物が新しいですか?皆神さん例えば携帯みたいな大きさの小さいおじさんが、そこらに出没する「小さいおじさん」都市伝説とか(笑)。――え、そんな話があるんですか。皆神さんあるんですけども、昔ある妖怪話みたいな物に最近のガジェット、例えば携帯を加えてみるとか、そういう風にしてバリエーションを作って流布されているんですね。――陰謀論では最近何か面白い物はありますか?皆神さん陰謀論の種は尽きないんですけどね。まあ大体がしょうもない話で……。――一番最近でまだネタが持ってる話で言うと9.11の陰謀論があると思いますが。皆神さんあれももう随分古いですよ。もう10年以上たちましたからね。――でも、まだネット上ではビーリバーの人も多いですし。皆神さん純粋水爆が使われたなんて人もいますね(笑)。そうですね、続いていると言えば続いているのかなあ。あれも膨大な話でね。9・11陰謀論にちゃんと反論し出すと百科事典ができるぐらいの話ですから。――皆神さんは「アポロは月に行ってない」というアポロ陰謀論を科学的に否定されたりもしてるわけですが、その結論がなかなかビリーバーの人に浸透しないですよね。皆神さん人は信じたいものしか信じないってとこがありまして、「それはこういう理由で間違ってるよ」と説明してもなかなか受け入れてもらえない(笑)。――あと、皆神さんが本で書かれていると思いますが、日本の場合は「投げっぱなし」なのがありますよね。こういう怪奇現象が起こった! ふーん、みたいな。皆神さん日本では超常現象をなかなかちゃんと検証しないんですよね。アメリカなんかだと複数のデバンカーがとことん調べてウラを取って真偽を確かめるんですが。――皆神さんに続くデバンカーの人たちは出てこないんでしょうか。皆神さん検証をやりましょうという若い人の団体がいますよ。ASIOSっていうんですが。若い人もいますよ。――最近はUFO事件もあまりないんですね(笑)。寂しいですねえ。皆神最近はUFOもとんと飛ばないですねえ。UFOがいま一番目撃されているのは、インターネットのYouTubeの中ですよ(笑)。最近の超常現象界はたまに新しい物がぽっと出てはすぐに消えてしまうという状況のようです。これもインターネットが発達したためでしょう。あなたは超常現象に遭ったことありますか?(高橋モータース@dcp)ASIOS-超常現象の懐疑的調査のための会
2012年06月30日アラサー女子といえば、“結婚”に敏感なお年頃。しかし、私のまわりには「結婚したい」「子供がほしい」と言いつつも、「1人暮らし最高~!」「自由最高~!」「仕事楽しい~!」と、矛盾した発言をする、自由を求める“男子化現象”した女子たちが増えてきています。男性にとって“結婚”とは、いつかはしたいと思っているけれど、自由がなくなる、背負うものが増えると思うとなかなか一歩踏み出せなず、とても決意がいるものです。しかし、働く女性が増えた今、女子にとってもそれは同じ。女性もアラサーともなれば、仕事にも少し気持ちの余裕が出てきて、楽しめる一番勢いがある時期。1人暮らしなんてしてしまうものなら、全てが自由で飲んで帰っても誰にも怒られない……そんな生活を送っていたら、独身が寂しいなんていう気持ちより、むしろ「独身最高ー!」という気分になってしまう人がほとんどではないでしょうか。そこで!働く女子に対し「結婚したくないな~」「自由でいたいな~」と思う(思った)瞬間を聞いてみました。・友達と遊んでいるとき。(31歳既婚:編集)「友達と遊んでいるときは、まだ自由でいたいな~と思っていました。結婚するとどれだけ自由がなくなってしまうのがわからなかった部分もありますが、結婚した今、独身の友達を見るとたまに羨ましく思うときもあります。」・自由な時間に、好きな事ができるとき。(29歳独身:webデザイナー)「全てが自由にできて、自分のお金を自由に使えるときは、独身て楽だなと思います。しかも、そのことで誰にも怒られないですしね。やめられません!」・自分で稼いだお金を好きなものに好きなだけつぎ込める。(30歳独身:制作)「化粧品や洋服も、自分の好きなブランドのものを買えますし、結婚して制限ができたら、きっとブランド関係なくなるべく安いものを選ぼうとする思います。」・飲みに行きたいときに飲みに行ける。(28歳独身:IT)「結婚したり子供ができたら飲みに行くことも制限されてしまうと思う。仕事終わりの一杯はまだまだやめられませんね。」とは言うものの、周りの友達が結婚をし始めると、焦る気持ちが出てきて、私もいつかは結婚したい、子供が欲しいと思ってしまいます。事実、働く女性が多くなった今、結婚に対しての“男子化現象”は、当たり前のことなのかもしれません。しかし、独身のほうが幸せ、結婚したほうが幸せという問いに正解はなく、そもそも比較できるものではありません。いかに独身生活を楽しみ、いかに結婚生活を楽しむか。それは自分次第。常に“今が一番幸せ!”と思って過ごせるよう、後で後悔をしない毎日を過ごせれば、それが一番幸せなことですよね。独身時代の楽しさは、独身時代に楽しみ、その後に結婚生活・子育ては幸せをたくさん感じればよいのです。“結婚をすると自由がなくなる”というマイナスなイメージだけを考えるのではなく、逆に今は味わうことのできない幸せがたくさん待っていると思えば、結婚を前向きに考えられるかもしれませんね。独身生活が楽しすぎて結婚生活が見えない……という方、友達の結婚話や苦労話はちょっとしたアドバイスとして聞き流し、あなたらしい結婚のかたちを見つけてみてはいかがでしょうか。(ビューティーナビ編集部)
2012年06月21日漢方として古来から愛用されてきた、ウリ科の果実「羅漢果(ラカンカ)」。その羅漢果から抽出した“高純度エキス”と、ワインなどに含まれる天然の甘味成分“エリスリトール”でできた自然派甘味料が「ラカントS」。従来の「顆粒タイプ」加えて、この度、ラカントSの「液状タイプ」が新しく発売された。 「ラカントS」は加熱しても甘味は変わらないため、加熱料理にもオススメだ。砂糖と同じ甘さなので、面倒な重量換算などは不要。今まで使っていた砂糖を「ラカントS 液状」に置き換えるだけで、簡単にカロリーダウンができる。では「ラカントS 液状」を使った、これから寒くなる季節にオススメのレシピ『豆腐と豆乳のしょうがシロップ』をご紹介しよう。 【レシピはこちら】 ラカント使用時のカロリーは88 kcalで、砂糖使用時のカロリー134 kcalよりも46kcalダウンできる。新発売の「ラカントS」は液状タイプだから溶けやすく、冷たい料理や飲みもの、子供たちが大好きなお菓子作りにも最適。和え物や酢の物といった、和食にも合いやすく、幅広いレパートリーに対応してくれ、なおかつゼロカロリーがとても嬉しいところだ。【「顆粒タイプ」と「液状タイプ」の具体的な使い分け方】さんまの蒲焼や豚の生姜焼きなどの焼き物や、肉じゃが、魚の煮付け、豚の角煮などの煮ものには焙煎した羅漢果エキスを配合し、料理にコクと旨みを加える「顆粒タイプ」がオススメ。寿司、胡麻和え、白和えなどの和えものや、マリネや甘酢漬けなどの漬け物系、ヨーグルト、トースト、ホットケーキ、ドレッシングなどには、溶け残りの心配がなく、料理の味と色を引き立てる、プレーンな味と色の「液状タイプ」がオススメだ。 顆粒・液状と様々な料理で使い分けができ、なおかつカロリーゼロだから、健康にもよい。大人から子供まで幅広い世代の健康を考え、安心して使える1品となっている。お問い合わせ: サラヤ株式会社(家庭用製品) 取材/おうちスタイル編集部
2011年09月16日