劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を映画化したSFエンターテインメント『散歩する侵略者』の初日舞台挨拶が9月9日(土)、都内で行われ、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、黒沢清監督が出席した。人間の“概念”を奪いながら、地球侵略を進める侵略者たち。数日間、行方不明だった夫から「地球を侵略しに来た」という衝撃的な告白を受けた妻・鳴海(長澤さん)は、それでも愛を貫こうとするが…。夫の真治を松田さんが演じる。長澤さんは、夫の異変に終始“怒った”演技を披露しているが「怒りの中に、愛情や優しさ、悔しさが注ぎ込まれている」と回想。黒沢監督が「こちらが何かお願いすると『あっ、はい…』とちょっと虚無的な表情で…。うれしいやら、困ったやら。でも、演技はしっかりやってくれるので頼もしい」とふり返ると、「『あっ』と『はい』の間で、お芝居ができるか考えていた」と語った。一方、侵略者を演じた松田さんは「監督から『宇宙人みたいですね。そのままでいてくれれば』と言われて、ホッとしました。概念がない空っぽな状態の役柄ですが、好奇心を大切にした」とマイペース。黒沢監督も「最初に、僕からも宇宙人のことはよくわからないって言いました」と苦笑いだった。「とにかく幸せな時間でした!」と喜びを語るのは、事件の真相を追うジャーナリストを演じた長谷川さん。「黒沢監督のファン過ぎて、現場でも過去の作品について、とにかく聞きまくって。うっとうしかったかと…(笑)。大丈夫でした?」と反省しきり。これには黒沢監督も「大丈夫だったんですけど…。考えなくちゃいけないことも、たくさんあるのに」と思わず苦言?当の長谷川さんは「申し訳ありません!」と平謝りだった。同日、第22回釜山国際映画祭への出品が発表された。『散歩する侵略者』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年09月09日公開初日を迎えた映画『散歩する侵略者』の舞台あいさつが9日、東京・新宿ピカデリーで行われ、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、黒沢清監督が出席した。公開初日を迎えたこの日は、主演の長澤らキャスト陣と黒沢監督が勢揃いして舞台あいさつ。劇中では常に怒っている主人公の加瀬鳴海役を演じた長澤は「ずっと怒ってましたね(笑)。怒るという感情の中に、鳴海のすべてが注ぎ込まれていたので、人間らしい役を演じられて勉強になりました」と新たな役柄を演じて刺激を受けた様子。そんな長澤について黒沢監督は「『こんな風に』とお願いすると、普通は『はい!』とか『嫌だ』とか言われるんですけど、長澤さんは『あっ、はい』と言うんです。虚無的な顔をされて、それがうれしいやら困ったやら。でも必ずやってくれる頼もしい女優さんでした」と褒めると、長澤は「『あっ』と『はい』の間に多分考えているんですよ。はっきりしているんだかしてないんだかという感じですね(笑)」と苦笑した。松田や高杉と同じく、劇中で侵略者を演じた女子高生役の恒松は、本作で初めてのアクションシーンに挑戦。ロケの前には2カ月間アクションの練習をしたそうで、その成果もあって本番では共演したアンジャッシュの児嶋一哉に蹴りを入れるなど、ド派手なアクションを披露した。「児嶋さんは意外と身長が高くてそこに一発で首を蹴るのが難しかったですね」と身長差に苦労した様子だったが、「一発で決まった?」という質問には「はい! 練習の成果があって一発で決まりました。今回の女の子は普通より力が強いので、みんながバンバンやられて気持ちよかったです(笑)」と笑顔を見せた。劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台『散歩する侵略者』を黒沢清監督が映画化した本作。 数日間の行方不明の後、夫が"侵略者"に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイディアをもと、日常が異変に巻き込まれていく世界を描く。夫の異変に戸惑いながらも夫婦の再生のために奔走する主人公の加瀬鳴海を長澤まさみ、侵略者に乗っ取られた夫の加瀬真治を松田龍平、一家惨殺事件の取材中に侵略者と出会うジャーナリストの桜井を長谷川博己が演じたほか、恒松祐里が女子高生の立花あきら役を熱演している。
2017年09月09日●映画の社会的な面に反応があった『トウキョウソナタ』で第61回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞したほか、何度もカンヌ映画祭に作品が正式出品されている黒沢清監督。最新作である『散歩する侵略者』もまた、カンヌ映画祭で世界に発信されることとなった。誰もが名前を知りながら、実態についてはあまり知られていないカンヌ映画祭だが、映画監督にとっては「嬉しさと不安」が半々の特殊な場だという。『散歩する侵略者』は、劇団「イキウメ」の同名舞台を実写映画化した作品だ。ある日、自分の夫(松田龍平)が”侵略者”となって帰ってきた妻(長澤まさみ)や、”侵略者”と出会ってしまったジャーナリスト(長谷川博己)が、自分の立場を選択しながら物語が動いていく。人間から概念を奪うという独特な設定を持ったこの侵略サスペンスは、カンヌでどのように捉えられたのだろうか。○カンヌの反応は?――第70回カンヌ国際映画祭 「ある視点」部門に正式出品された『散歩する侵略者』ですが、現地での反応はいかがでしたか?みなさん真剣にご覧になっていたようですね。楽しい娯楽映画的な要素もふんだんに入れて作っているつもりではありますけど、こういう内容ですから、作品の訴えている社会的な面を真剣にとらえようとされている感じでした。――日本の反応とは違いそうでしょうか?キャスティングが豪華なので、日本だと次々と有名な方が出てくることに目に奪われるかもしれないですね。内容的には日本の方が見ても複雑で考えさせられる要素があると思うんですが、きらびやかな感じがするので、娯楽映画として素直に受け取ってくれるのかなという気がします。――何度もカンヌ国際映画祭に参加されている黒沢監督ですが、カンヌには身が引き締まる感覚などありますか?他の映画祭と比べて特殊と言いますか……ただお祭りのようにみんなが映画を楽しみにしてくれているだけじゃない、厳しい目があります。みんなが批評家ですから「ダメなものはダメと言ってやる」「どこか弱点を見つけて攻撃してやる」という緊張感が映画祭全体に漂っています。世界の批評の目にさらされるのは、何度行っても複雑な感じですよね、作っている方としては。呼んでおいてひどいこと言うのか! と(笑)。――嬉しいと同時に不安というような……。半々ですね(笑)。嬉しいは嬉しいんですけど、何を言われるんだろうという不安もあります。誰からも非難されないような無難な作品は逆に、最初から選ばれないんですけどね。ある種の社会性を持っている作品や、従来の作り方と違った作り方をしている作品は、同時に攻撃の対象にもなるから、怖いですよ。カンヌはギリギリのところでどちらに転ぶか、判定が難しい作品を好んで出してくるので、うまくいけば全く新しい映画が出たと言われることになります。そういう意味では刺激的な映画祭ですね。●「ダメなものはダメと言う」緊張感○映画表現の醍醐味を――現地ではっとした意見はありましたか?取材でもやはり、カリカチュアライズされているとはいえ「現代の日本はこういう状況にあるのか」という質問は多く受けました。みんながあまり何も言えず、でもある種の危機が迫っていて、どう訴えていいかわからない危機的状況にあるのか、というようなことです。――今回は侵略者が人間の「概念を奪う」という独特なシーンが出てきます。この表現にいたるまで難しそうだなと思ったのですが、いかがでしたか。難しかったです。とても秀逸なアイディアだと思ったんですが、舞台上では「この作品ならではのルールなんだな」と成立しているものが、映画では現実的に何が起こっているのか、実際の家の中や街角で表さなければならない。いろいろ考えたんですけど、概念とは何かってわかんないですね(笑)。科学的には説明しないことにしました。ただ、重要な概念を奪われると、人はなぜかスッキリして解放されるというふうにしました。それがこの映画のルールだとなるべく早めに理解してもらえれば嬉しいです。「概念、もらった」と言われると、へなへなとなって涙が出ちゃった、そして自分の中が変わっている……という。――演劇のお客さんはルールを飲み込むことに慣れているけど、映画だとまたもう少し観ている人の感じ方が違うかもしれないですよね。そこは実写映画という表現独特のリアリティで、舞台やアニメとも違うところですよね。舞台だと日本人が外国の作品をやってもOKですから、羨ましいですよ。映画で日本人が金髪のカツラつけて日本語をしゃべって、外国人という設定だったら、誰一人真面目に見ないですよね。わかっていても、「それは嘘でしょ」と指摘されてしまう。現実じゃないとわかっていながら、常に現実と見比べながら受け取られてしまう。でもその分うまくやると、記憶の中で本当に現実に起こったんじゃないかという錯覚も起こせるんです。それが映画作りの醍醐味で、空から攻撃が来るシーンをうまく撮れば、本当にそんな攻撃が起こったように、その瞬間は迫真の表現として伝えられる。それが映画ならではの表現だと思います。(C)2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年09月08日黒沢清監督が、劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の同名人気舞台を映画化し、第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、世界中から注目を集めた『散歩する侵略者』。この度、本作にジャーナリスト・桜井役で出演する長谷川博己の新たな場面写真をシネマカフェが独占入手した。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイディアをもとに展開していく本作。そんな本作で長谷川さんが演じているのは、ある町で起こった一家惨殺事件を追うアウトローなジャーナリスト。彼のもとに現れた地球を侵略しに来たという謎の少年・天野(高杉真宙)に“ガイド”を依頼され、もう一人の侵略者・立花あきら(恒松祐里)が加わり、人間と侵略者の奇妙な旅がスタート。最初は彼らの言動に戸惑うも、彼らと行動を共にするに連れて次第に心境の変化が…。突然、地球侵略を宣言する侵略者に、半信半疑ながらも向き合う桜井は、観客の心の代弁者とも言うべきキャラクターだ。今回到着したのは、サングラスをかける“渋カッコいい”姿と、秘密裏に事件を追う桜井のジャーナリズムを感じる姿を写したビジュアル。桜井らしさの溢れるこのサングラスは、実は長谷川さんが自前で用意した私物!8月に行われた完成披露上映会の舞台挨拶では、「(サングラスは)買ったばかりなのに壮絶なアクションシーンでぼろぼろになってしまいました」と残念そうに撮影エピソードを明かしていた。役作りを積極的に黒沢監督に提案し、“桜井”という人物を構築していったと言う長谷川さん。特に桜井をイメージした“べらんめえ口調”のような独特の喋り口調は、黒沢監督が長谷川さん本人の癖だと勘違いするほどだったそう。また黒沢監督は、「こういう人がいてくれるから映画はいろんな表現が可能だと思える、素晴らしい俳優」と長谷川さんを絶賛している。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年09月01日9月9日公開の映画『散歩する侵略者』の試写会イベントが24日、都内で行われ、恒松祐里、黒沢清監督が出席した。劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台『散歩する侵略者』を黒沢清監督が映画化した本作。 数日間の行方不明の後、夫が"侵略者"に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイディアをもと、日常が異変に巻き込まれていく世界を描く。夫の異変に戸惑いながらも夫婦の再生のために奔走する主人公の加瀬鳴海を長澤まさみ、侵略者に乗っ取られた夫の加瀬真治を松田龍平、一家惨殺事件の取材中に侵略者と出会うジャーナリストの桜井を長谷川博己が演じたほか、この日登壇した恒松祐里が女子高生の立花あきら役を熱演している。恒松と2人だけの舞台あいさつに黒沢監督は「恒松さんとこうやって壇上に立てるのは、夢のようです」と笑顔を見せながら、「この若さでここまで芝居ができる女優さんがいるんだと驚きました。全く矛盾したものをケロっと演じていて、天才だと思いましたね」と絶賛。黒沢監督からのお褒めの言葉に「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべた恒松は、本作で初めて仕事をしたという黒沢監督について「不気味な作品を撮られている方で最初はドキドキしましたが、本当に紳士的で素敵な監督さん。安心して撮影ができる現場を作ってくださるという印象でした」と明かし、「でも不思議な方で掴みきれていません(笑)」と10代の恒松にはまだ理解できない部分も感じているようだった。共演したキャスト陣の話題にも触れ、恒松は「長谷川博己さんは、私から見たらすごく格好良い大人で色気がある方ですね。高杉真宙さんと『格好良いね』とずっと話していました。松田龍平さんは同じ侵略者同士で、松田さんが『侵略者としての仕事を何もしてなくてごめんね』と言ってきたのが印象的でした」と感想を。また、本作でアクションシーンに初挑戦した恒松だが、大変だったのはアクションシーンではなく、アクションの練習で出来たアザを治すことだったという。「インターネットで調べたら楊枝を束ねて裏で叩くと治るとあったので、本当に叩いたら血が散っていき、本番までには綺麗な肌になりました。皆さんもアザは叩いて治して下さい!」と観客にアドバイスを送って笑いを誘っていた。映画『散歩する侵略者』は、9月9日より全国公開。
2017年08月25日日清食品は8月21日、「日清麺なしラーメン 豚骨豆腐スープ」「日清麺なしラーメン担々豆腐スープ」(各170円・税別)を全国で発売する。同商品は、食事で糖質を意識する消費者が増えている中、麺は使わずに、濃厚なラーメンスープと独自開発した大きくなめらかな食感の豆腐を組み合わせた商品。糖質を意識しつつも、こってりした食事を食べたくなる人にぴったりとのこと。麺が入っていないため、カロリー・糖質とも低く抑えることが可能になった。「日清麺なしラーメン 豚骨豆腐スープ」は、旨味のある濃厚豚骨スープに大きくなめらかな食感の豆腐、味付豚ミンチ、ネギを組み合わせた。糖質3.6g、熱量67kcal。「日清麺なしラーメン 担々豆腐スープ」は、ごまの旨みが特長の濃厚な旨辛担々スープで、具材には大きくなめらかな食感の豆腐とミンチ肉、ネギを使用した。糖質3.2g、熱量76kcal。8月22日からは、Twitterプレゼントキャンペーンを実施する。Twitterアカウントから、 日清麺なしラーメン公式アカウントをフォローし、"#意志が弱い人向け"を含んだ公式アカウントの投稿をリツイートした人の中から、抽選で100名に両商品を各1ケース(6食入)ずつプレゼントする。キャンペーン期間は9月1日まで。
2017年08月21日女優の清野菜名(22)が10月スタートのテレビ朝日系帯ドラマ劇場第2弾「トットちゃん!」で、女優の黒柳徹子(83)を演じることになった。 清野は同作で、民放キー局の連ドラ初主演。同枠の第1弾は現在放送中の「やすらぎの郷」。高視聴率で注目されたが、清野は主人公・菊村栄(石坂浩二)がかつて思いを寄せた女優の孫役で出演。2クール連続での出演となる。 清野は07年、ティーン誌のモデルとして芸能活動をスタート。園子温監督(55)の映画「TOKYO TRIBE」(14年)でヒロインに抜てきされ脚光を浴びたが、その並々ならぬ素質で関係者に一目置かれたという。 「愛知の中学時代は、走り高跳びで全国大会に出場したほどの運動神経の持ち主。上京して多くの芸能人を輩出した高校に入学し、徹底的にボクシングやアクロバットでアクションの基礎をたたき込まれました。そのため『TOKYO TRIBE』では切れ味抜群のアクションを披露。ヒロイン役はバストトップの露出が条件でしたが、“脱げる”女優がなかなかいないこのご時世で躊躇なく脱いだことで絶賛されていました」(映画業界関係者) 押井守監督(65)の映画「東京無国籍少女(15年)では、映画初主演を果たした清野。以後、ドラマは「ウロボロス~この愛こそ、正義。~」、「コウノドリ」(いずれもTBS系)、映画は「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」(16年)、「暗黒少女」(17年)など、続々と話題作に出演し続けている。 「一度仕事をしたスタッフにはほとんど気に入られるので、『また仕事がしたい』と再オファーが殺到。仕事が途切れません。彼女は大手事務所所属ではなく、かなりの努力家。コツコツと評価を高めてきたんです。公開を控えたリリー・フランキー(53)主演映画『パーフェクト・レボリューション』では、人格障がいを抱えた風俗嬢という難役を熱演。この役でいくつかの映画賞を獲得しそうだとも言われています」(ベテラン映画ライター) 今後は大作への出演でステップアップを重ねそうだ。
2017年08月02日テレビ朝日にて10月からスタートする、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を描く「帯ドラマ劇場」の第2弾「トットちゃん!」。先日発表された松下奈緒と山本耕史らに続き、このほど15歳以降の黒柳さんを清野菜名が演じることが決定!清野さんは本作が全国ネット連続ドラマ初主演となる。昭和4年、東洋音楽学校で声楽を学んでいた門山朝(松下さん)は、帝都交響楽団が主催する“第九演奏会”の合唱員募集のチラシを見て、友人たちと共に応募。楽団のコンサートマスターを務めるバイオリニスト・黒柳守綱(山本さん)と運命的な出会いを果たす。ところが、第九演奏会の前夜、北海道で医院を開業する父・門山周通(佐藤B作)が突然、上京。朝を連れ戻して見合いをさせるという。叔父・井上宏(高田純次)、えつ(八木亜希子)夫妻のとりなしで、なんとか帰郷を1日延ばし、演奏会に参加することだけは許してもらう。だが第九演奏会が終わった後、朝は家に戻らず、守綱に連れられるようにして、彼の住むアパート“乃木坂上倶楽部”へ。守綱から一緒に暮らそうとプロポーズされるが…!?黒柳さんとその家族の軌跡を描く本ドラマでは、戦後最大のベストセラーであり、これまで映像化されていなかった「窓ぎわのトットちゃん」の時代からもエピソードを抜粋し、テレビ女優・一期生として活躍したNHK時代や、初めて明かされる“国境を越えた恋”まで、黒柳さんの怒涛の半生に迫っていく。そんな本作で今回、黒柳さんの幼少期を演じる子役・豊嶋花からバトンを引き継ぎ、“トットちゃん”として物語をひたむきに駆け抜けるのが、2007年にモデルとして芸能活動をスタートさせ、2014年公開の『TOKYO TRIBE』でヒロインに抜擢、『東京無国籍少女』で映画初主演を務めた清野さん。現在放送中の帯ドラマ劇場第1弾「やすらぎの郷」でも、主人公・菊村栄(石坂浩二)がかつて思いを寄せた女優の孫・榊原アザミ役で登場しており、その透明感とさわやかな演技がプロデューサー陣の目に留まっての抜擢となった。清野さんが、若かりし頃の黒柳さんが実際に使用していた衣装を身に着けて「徹子の部屋」収録スタジオに現れると、黒柳さんは「スタジオに入っていらしたとき、“私だ!”と思いました。本当にビックリしました」と仰天!「このお話をいただいたときは信じられない気持ちでいっぱいで、一体何が起きたのだろうと思いました」と心境を明かした清野さんに、黒柳さんは「私の人生は一貫してずっとラッキーでした。ぜひ、そんな明るさを視聴者の皆さんにふりまいて差し上げてください!」とエールを送り、握手。また「でも皆さんが思っているより、私は早口じゃないのよ。言葉遣いに気をつけて演じていただけたらうれしいわ」と“注文”をし、緊張気味の清野さんを和ませる場面も。実在の人物を演じるのは初めてだと話す清野さんは、黒柳さんの激励を受け「トットちゃんは皆さんに幸せや笑顔を届ける存在だと思いますので、視聴者の方々に毎日ハッピーな気持ちになっていただけるよう、一生懸命頑張ります」と意気込みを口にした。また、国際的なピアニストで、徹子の国境を越えた恋の相手である祐介・カールケルナーを城田優が演じることも明らかに。徹子と親交のあった人気脚本家・向田邦子役に山田真歩、徹子の大親友だった国民的俳優・渥美清役に山崎樹範。そのほか新納慎也、中村メイコ、宮川一朗太、いしのようこらベテラン陣が顔を揃える。黒柳さんも太鼓判を押す、清野さん演じる“トットちゃん”に期待が膨らむ。「トットちゃん!」は10月より毎週月~金曜日12時30分~テレビ朝日にて放送予定。再放送は毎週月~金曜日7時40分~BS朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年08月02日ノンフィクション作家・清武英利の著書「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」が、11月より連続ドラマWにてドラマ化されることが決定。江口洋介、萩原聖人、林遣都らが出演した連続ドラマW「しんがり~山一證券 最後の聖戦~」のオールスタッフが再集結し製作されることが分かった。「しんがり~山一證券 最後の聖戦~」の原作となった「しんがり 山一證券 最後の12人」では、山一證券倒産の裏で最後まで闘い続けた社員たちの軌跡を、緻密な取材を重ね、著書としてまとめた清武氏。今回彼が題材として選んだのは、2001年に発覚し、政官界を揺るがした「外務省機密費詐取事件」。警視庁捜査二課に属する“石つぶて”たちが、組織に抗いながらも掘り起こしたこの事件の真相とは?“三悪人”と呼ばれた外務省役人たちが起こした衝撃的な悪事とは――。本作を手掛けるのは、「沈まぬ太陽」の若松節朗監督。そして、脚本には「相棒」を執筆した戸田山雅司を起用し、「しんがり」チームが再びタッグを組み、新たな衝撃作を世に送り出す。また原作となる「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」(講談社刊)は、7月25日(火)より発売される。清武氏は、「万年巡査のまま終わろうとする友人から、こんなメールをもらったことがあります。<見返りなど微塵も期待しない、歴史上に無名の士としても残らない、『石礫(いしつぶて)』としてあったに過ぎない。僕は奉職しているかぎりひそかにその覚悟だけはいつも持っていようと、思っています> その言葉に重ねて、清廉に、かつ激しく生きた捜査二課刑事たちの人生を残したいと思いました。ですから、原作の『石つぶて』とこのドラマは、外務省機密費詐取事件を題材にしていますが、刑事の捕物帳ではありません。むしろ前作の『しんがり』で描かれたような、組織の餌付けを拒んで己を貫く人間たちのドラマとして見ていただきたいのです」とコメント。一方、若松監督は、「前代未聞の公務員犯罪の摘発に捜査二課の刑事が闘いを挑み暴きます。国民があまり知ることの出来なかった外務省組織の犯罪の驚くべき一端を描きます。皆様の期待を裏切らない様、スタッフ一同強い意志を持って真摯に制作に励みたいと思います」と語っている。連続ドラマW「石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」は11月、毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送予定(全8話※第1話無料放送 )。(cinemacafe.net)
2017年07月20日日清食品が美容サプリメント市場に参入日清食品株式会社は19日、美容サプリメント「モイストフュージョン」を、通販サイト限定で発売する。「美しく健康なカラダは賢い食生活から」という意味を持つ「美健賢食」を企業理念に掲げる、同社の健康食品ブランド「日清食品ウェルネス」が、新たな挑戦として美容サプリメントを開発した。ダブルの美容成分を配合同社初となる美容サプリメント「モイストフュージョン」は、美容にとって重要な成分でありながら、加齢と共に減少していく「セラミド」と「ヒアルロン酸Na」を配合している。「モイストフュージョン」2粒を摂取することで、セラミドは1,200マイクログラム、「ヒアルロン酸Na」を125ミリグラム摂取することができる。なおセラミドは、日本人に馴染みの深い米由来の「グルコシルセラミド」を採用。ヒアルロン酸Naについては、体内への吸収が良い「低分子ヒアルロン酸Na」が採用されている。こだわりの配合はほかにもさらに、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとして知られる「亜鉛」も配合。こちらも2粒で3.6ミリグラム摂取できるという。1袋60粒入り(約30日分)で、税抜き5,500円。同社の通販サイトのみでの取り扱いとなる。(画像はプレスリリースより)【参考】※日清食品株式会社プレスリリース
2017年07月05日リリー・フランキーと清野菜名が、実話を基にした型破りな究極の愛の物語に体当たりの演技で挑む『パーフェクト・レボリューション』。この度、本作のポスタービジュアルと場面写真が公開された。泣いてもいい、笑われてもいい。障害なんて2人で超える。革命は起こせる――。クマは幼少期に脳性麻痺を患い、手足を思うようにかせず車椅子生活をしている。ただし彼はセックスが大好き。身体障害者にとっての性への理解を訴えるために活している。そんな彼がある日、美少女・ミツと出会う。障害者であるにもかかわらず生き生きとしているクマに、ミツは「あなたとわたしみたいなのが幸せになれたら、それってすごいことだと思わない?」「それを世界に証明するの!」。どんな不可能も可能にする、ハチャメチャだけど純粋な、クマとミツの“最強のふたり”のラブストーリーがいま始まる――!脳性麻痺を抱えつつ、障害者の性への理解を訴える活動家・熊篠慶彦の実話に基づく物語を映画化した本作。重度の身体障害があり、車いす生活を送りながら障害者への誤解を解くために活動を行う主人公のクマをリリーさん、そんな彼と恋に落ちる人格障害を抱えた風俗嬢の美少女・ミツを清野さんが演じるほか、小池栄子、岡山天音、余貴美子らが出演している。このほど到着したポスタービジュアルでは、クマとミツ2人のキスシーンと、初めて出会った瞬間が切り取られ、「無謀だなんて、誰が決めた?」 「泣いてもいい、笑われてもいい。障害なんて二人で超える。革命は起こせる。」というコピーが、クマとミツ“最強のふたり”のラブストーリーを予感させる一枚となっている。また同時に公開された場面写真では、リリーさんが幼い頃に患った脳性麻痺の影響で手足を思うようにかせず、車椅子生活を送りながらも障害者の性への理解を訴えつづける活家・クマを、繊細な表情とリアルな感情で見事に表現。そして、長年にわたってクマをサポートしてきた介護士・恵理役の小池さん、恵理とクマの関係を遠くから見つめる恵理の夫・悟役の岡山さん、ミツの病状を理解して彼女の親代わりに世話する占い師・晶子役の余さん、クマを密かに楽しませる書店員役の石川恋らも写し出されている。『パーフェクト・レボリューション』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年06月29日リリー・フランキーと清野菜名が共演する『パーフェクト・レボリューション』が、9月29日(金)より公開されることが決定。本作は、『最後の命』松本准平が監督を務め、実話を基に型破りな究極の愛の物語を描く。クマは身体障害者。幼少期に脳性麻痺を患い、手足を思うように動かせず車いす生活をしている。ただし、彼はセックスが大好き。身体障害者にとっての性への理解を訴えるために活動している。そんな彼が、ある日美少女・ミツと出会う。障害者であるにもかかわらず、生き生きとしているクマに、ミツは「あなたとわたしみたいなのが幸せになれたら、それってすごいことだと思わない?」「それを証明するの!」ふたりの究極の恋愛が始まった。果たして、ふたりのこの革命の行方は――?本作は、自身も脳性麻痺を抱えつつ、障害者の性への理解を訴える活動家・熊篠慶彦の実話に基づく物語を映画化したもの。重度の身体障害があり、車いす生活を送りながら障害者への誤解を解くために活動を行う主人公のクマを演じるのは、『そして父になる』『シェル・コレクター』『美しい星』などの話題作に出演するリリーさん。そして、そんな彼と恋に落ちる美少女・ミツ役には、『TOKYO TRIBE』のヒロイン役で脚光を浴び、『東京無国籍少女』『暗黒女子』などに出演する清野さん。今回は人格障害を抱えた風俗嬢を演じる。「生まれも性別も、職業も能力も、お金も年齢も、幸せには関係ない。世界に証明するの。本当の幸せを!」と障害のあるふたりは、周りに立ちはだかる壁をぶち壊して“完全なる革命”を成し遂げようとしていく。リリーさんは、「友人の熊篠のいままでの活動と生き様が映画になると聞き、どんなカタチでも参加したいなと思いました。主人公は障害者でも、この映画は全ての人々が持つ障害と愛の物語です」とコメント。清野さんは、「役としてはとても難しさを感じましたが、松本監督と熊篠さんに色々聞きながら、自分が感じたまま思い切り演じました。このとき、ミツとあたしは一心同体だったと言い切れます」と話し、「リリーさんとはすごくナイスなコンビだったと思います。あんなに自分が一直線に突き進んでるのは初めての感覚でした」と語っている。また、5年前に障害者の映画を作れないかと熊篠さんに相談されたことから今回の製作が始まったと明かす松本監督は、「障害を題材にするなら、明るく、楽しい、ポップな希望あふれる映画にしたい。難しい作業でしたが、ご本人の実話を基にすることにした途端、物語が勝手に紡がれていくのを感じました。大切な友人から預かった特別なラブストーリーを、最高のキャスト・スタッフで届けられることに歓びを感じています」とコメントを寄せている。そのほか、ふたりの恋をそばで見守る仲間たちを、小池栄子、岡山天音、余貴美子らが演じる。『パーフェクト・レボリューション』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年06月05日直木賞作家・重松清による小説「幼な子われらに生まれ」が実写映画化、同名タイトル『幼な子われらに生まれ』として2017年8月26日(土)より全国ロードショーキャスト&登場人物の特徴・田中信(浅野忠信):バツイチ&再婚。一見良きパパを装いながらも、妻の連れ子とうまくいっていない。・信の妻・奈苗(田中麗奈):沢田と離婚した後、信と再婚。新たに子供ができたことに喜びを感じる一方で、信と前妻との娘との関係がぎくしゃくし始める。・友佳(寺島しのぶ):信の元妻でキャリアウーマン。信との間に1人の娘ができるが、折りが合わずに離婚。・沢田(宮藤官九郎):奈苗の元夫。奈苗とは、沢田のDVを元に離婚。関係性を見ると、とってつけたかのようなパッチワークのような家族構成。4人の不器用な大人たちが成長していく過程をリアリティあふれる映像と、かつ優しく見守るように描いていく。監督:三島有紀子『しあわせのパン』『繕い裁つ人』の三島有紀子が監督を担当。幸せの瞬間をさりげなく、そして繊細に丁寧に描くことで評価が高い。『幼な子われらに生まれ』ではドキュメンタリータッチの撮影を行い、まるでその場面の中にいるかのようなリアリティーを引き出したという。脚本は、『共食い』の荒井晴彦が担当。あらすじ『幼な子われらに生まれ』「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」―娘に言われた時、妻には新しい命が宿っていた…。バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン。田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが…。作品詳細映画『幼な子われらに生まれ』原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫)監督:三島有紀子脚本:荒井晴彦出演:浅野忠信、田中麗奈、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、水澤紳吾、池田成志、宮藤官九郎寺島しのぶ配給:ファントム・フィルム(2016年/日本/ビスタサイズ/5.1ch)(c)2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
2017年05月29日映画『幼な子われらに生まれ』が、2017年8月26日(土)より、テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国の劇場で公開される。原作は、直木賞作家・重松清による同名の小説。中年サラリーマンの主人公・信が、元妻、現在の妻、妻の連れ子、元妻と暮らす実娘、そして新しく産まれくる命をめぐって、不器用な大人たちと共に成長していく姿を描いたヒューマンドラマだ。キャスト&登場人物の特徴主人公の信を務めるのは、浅野忠信。そして、連れ子の二人の娘と共に、信と平凡ながらも幸せな生活を送る二度目の妻・奈苗役を田中麗奈が演じる。これまでのキャリアにはない平凡なサラリーマン役を務める浅野は、家族の中で“異物”である自分が、「父性とは何か」という事に向き合う難しい役どころを演じている。・田中信(浅野忠信):バツイチ&再婚。一見良きパパを装いながらも、妻の連れ子とうまくいっていない。・信の妻・奈苗(田中麗奈):沢田と離婚した後、信と再婚。新たに子供ができたことに喜びを感じる一方で、信と前妻との娘との関係がぎくしゃくし始める。何かあったときはあまり自分で考えない、ぶらさがり系。・友佳(寺島しのぶ):信の元妻でキャリアウーマン。信との間に1人の娘ができるが、折りが合わずに離婚。・沢田(宮藤官九郎):奈苗の元夫。奈苗とは、沢田のDVを元に離婚。ツギハギだらけの家族信との子どもを妊娠している奈苗。「病院で妊娠高血圧症と言われた」ことを信に伝え、「どうしよう…」と相談するが、信は黙ったまま。夫に「どうしたらいい?」と判断を委ねてしまう奈苗。信「そういうの俺に聞かれても分かんないよ」奈苗「あなたの子供なんだし、2人で考えよう」信「自分の身体にいろいろなことが起きるんだったら、それはもう堕ろすしかないでしょ」と話してしまう。奈苗は、「嫌よ、嫌よ」とが泣き拒む中、「ずっと考えてるけど、今だったら俺たち綺麗に別れられると思う。だから、子ども堕ろして別れよう。あなたがそんなことなくても俺がもうだめでしょ。もうあなたのことも薫(奈苗の連れ子)の事も全然分かんない」とより感情的になっていく。関係性を見ると、とってつけたかのようなパッチワークのような家族構成。4人の不器用な大人たちが成長していく過程をリアリティあふれる映像と、かつ優しく見守るように描いていく。監督:三島有紀子『しあわせのパン』『繕い裁つ人』の三島有紀子が監督を担当。幸せの瞬間をさりげなく、そして繊細に丁寧に描くことで評価が高い。『幼な子われらに生まれ』ではドキュメンタリータッチの撮影を行い、まるでその場面の中にいるかのようなリアリティーを引き出したという。脚本は、『共食い』の荒井晴彦が担当。映像を確認した原作者の重松清は、「この映画は最高の勲章です」とコメント。実力派豪華キャストが繰り広げる、不器用な大人たちのアンサンブルムービーをぜひ劇場で楽しんで。あらすじ『幼な子われらに生まれ』「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」―娘に言われた時、妻には新しい命が宿っていた…。バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン。田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが…。作品情報映画『幼な子われらに生まれ』公開日:2017年8月26日(土) テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー出演:浅野忠信、田中麗奈、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、水澤紳吾、池田成志、宮藤官九郎、寺島しのぶ原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫)監督:三島有紀子脚本:荒井晴彦©2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
2017年05月11日女優の清野菜名が、16日から全国で放送される「アクエリアス クリアウォーター」の新テレビCM「渇き・スッキリ」編でアクロバティックな宙返りを披露している。特技はアクション・バク転という清野は、中学時代には陸上の全国大会に出場した運動神経の持ち主で、普段からアクションの稽古やランニングを行う様子をSNS等でも公開している筋金入りのアクティブな女性。同CMは、ジムでのボクササイズやアクションの稽古で汗を流し、渇いた喉をすっきり潤す清野の、とある一日を切り取ったアクティブなストーリーを通じて商品を訴求していくもので、アクロバティックな宙返りも披露している。撮影は3月末に都内および千葉県の某所で実施。アクションの練習シーンから撮影を開始し、マットに片膝立ちの状態から前方にくるっと一回転して立ち上がる動きと、伸身にひねりを加えた前宙、抱え込みの前宙という3種類のアクションに挑戦した。躍動感あふれるアクロバティックな演技に、現場では「カッコイイ」という声が上がり、スタッフの視線を釘付けに。全てのアクションにOKが出ると、清野は「イエーッ!!」と拳を高く突き上げたという。本格的なアクションを習得するため、専門の養成所で訓練を受けていた17歳の頃、毎日のようにボクシングの練習をしていたという清野。ボクササイズのシーンではその経験をいかんなく発揮し、およそ3分間で300発以上のパンチを繰り出した。清野は、アクションに目覚めたきっかけについて、「『バイオハザード』のミラ・ジョヴォヴィッチの女性らしさと、女性ならではのカッコよさに憧れて、アクションを習い始めました」と説明。「ハリウッド映画にアクション女優として出たいというのが、ずっと持ち続けている一番の目標です」と話している。
2017年05月11日日清オイリオグループ株式会社は、2017年2月21日(火)に、「日清オリーブ香る スムージードレッシング」を新発売。発売にあたり、働く女性の「朝食」事情についてその実態を知るべく、20~40代の有職者女性500名を対象に調査を実施した。マンネリ・栄養の偏り・彩り不足…“三大不満”が朝食の満足度を下げている!?はじめに、「朝時間」全体の満足度に対して点数をつけてもらったところ、平均は「45.2点」にとどまる結果に。また、「朝食」の満足度についても平均は「43.9点」で、同じくわずか40点台という結果になった。そこで普段の「朝食」における課題や悩みを聞くと、「いつも同じメニューでマンネリになっている」(47%)、「栄養の偏りが気になる」(42%)、「彩りが少なく、見た目が地味になりがちである」(24%)が上位に。「マンネリ」、「栄養の偏り」、「彩り不足」が、朝食における“三大不満”になっていることが判明した。新生活シーズンは「朝食を見直すチャンス」と8割が回答一方で、「朝食の充実化は、朝時間全体の満足度アップにつながると思いますか?」という質問では、84%が「そう思う」と回答。さらに、「新生活シーズンは、朝食を見直すきっかけ・チャンスになると思う」と答えた人は80%に。重要性は理解しつつも、実際には満足のいく「朝食」がとれていない働く女性たちにとって、新生活シーズンは現状を変えるよいチャンスと言えそうだ。働く女性たちの「理想の朝食」を実現するドレッシングが登場また「理想の朝食」の条件を聞いたところ、「手軽につくれて、時間がかからない」(63%)、「栄養バランスがよく、健康的である」(63%)「味わいが豊かでおいしい」(46%)、「彩りがよく、見た目が華やかである」(36%)などが上位にあがり、手軽さ、栄養、味わい、彩りなど、働く女性は、朝食にさまざまな要素を求めていることがわかった。こうした女性たちにおすすめなのが、「日清オリーブ香る スムージードレッシング」。香り豊かなエキストラバージンオイルと、野菜や果物など「15種類の素材」のうま味がつまった、見た目も鮮やかなスムージー感覚のドレッシングだ。サラダはもちろんのこと、ヨーグルト、グラノーラ、トースト、パンケーキなど、さまざまな朝食メニューで楽しむことが可能。●キャロット&オレンジキャロットの優しい甘さとオレンジの甘酸っぱさを活かした爽やかな風味のドレッシング。ベーコンやソーセージなどにかけるのもおすすめ。●チーズ&グリーン野菜たっぷりのチーズとブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜を使った濃厚な風味。目玉焼きやスープにかけて楽しむのもおすすめ。●トマト&レモントマトのうま味・コクにレモンの爽やかな酸味をプラスしたドレッシング。雑穀ごはんや絹ごし豆腐など、和食メニューにも。【商品概要】■商品名:日清オリーブ香る スムージードレッシング■内容量:160ml■賞味期限:8カ月■店頭想定価格:322円(税込)■発売日:2017年2月21日(火)■発売地域:全国【参考】※日清オリーブ香る スムージードレッシング
2017年03月29日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、さらに高杉真宙が出演する黒沢清監督の最新作『散歩する侵略者』。本作に、先のNHK大河ドラマ「真田丸」で話題を呼び、今後も話題作が多数控える恒松祐里の出演が決定。黒沢監督からも絶賛のコメントが到着した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に1人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向に。「地球を侵略しに来た」と、真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える…。本作は、国内外で圧倒的な支持を集める黒沢監督が、気鋭の劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の人気舞台を長澤さん、松田さん、長谷川さんら日本映画界を代表する豪華キャスト陣で映画化。そこに今回、加わることになった恒松さんは、NHK連続テレビ小説「まれ」、映画『くちびるに歌を』などで注目を浴び、「真田丸」で主人公・真田信繁(堺雅人)の娘すえを好演して話題に。今年は公開中の『ハルチカ』、間もなく3月25日からは『サクラダリセット』の公開が控える、ネクストブレイクの1人として注目の逸材だ。演じるのは、外見はどこにでもいるあどけない普通の女子高生、しかし、その正体は“侵略者”という立花あきら役だ。恒松さんは、10年以上のバレエで培った身体能力を発揮し、本格アクションシーンに初挑戦。クランクイン前からハードなトレーニングを重ね、撮影現場ではすさまじい殺陣アクションを披露。想像を超える恒松さんの身体能力に、スタッフ・キャスト一同が感嘆するひと幕もあったという。また、アクションだけでなく、微妙な表情や芝居を求められる“侵略者”という難役を軽々と演じてみせる彼女に、黒沢監督も「末恐ろしい女優」とその才能を絶賛。どこか狂気を感じさせながら、楽しげに男たちを叩きのめすという“笑顔×狂気×ハードアクション”のニューヒロインを演じる恒松さんに、期待していて。■恒松祐里立花あきらは、外見は女子高生で中身や考え方は“侵略者”という設定なので、電車の中などで人間観察をしながら、「人間ってこういうものなのかな」って面白がる感覚があきらっぽいのではないか、と思って役作りをしました。一番苦労したのはアクションシーンですが、どう見せたらかっこいいか、というだけではなく、黒沢監督から「“人間ってこういう感じなんだ、へえー”みたいな感じのアクションで」と言われ、そういうあきらの「度を超えた」無邪気な好奇心を表現しながらアクションをするというのが、とても難しかったです。■黒沢清監督まだ若いのに、もう芸歴10年以上になるんでしょうか。まったく躊躇せず、この難役をスラスラと演じていました。しかも、そこにいるだけでパッと華がある。大女優の素質があるんでしょう。将来が楽しみです。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月21日女優の恒松祐里(18)が、黒沢清監督がメガホンを取る映画『散歩する侵略者』(9月9日公開)に出演することが21日、明らかになった。これまで長澤まさみ(29)、松田龍平(33)、長谷川博己(40)らの出演が発表されていた。1998年10月9日生まれの恒松。子役時代から数えると芸歴は10年以上になるが、近年では大河ドラマ『真田丸』(16年)で真田信繁の娘・すえ役をはじめ、NHK連続テレビ小説『まれ』(15年)、映画『くちびるに歌を』(15年)、『俺物語!!』(15年)、『ハルチカ』(17年)、『サクラダリセット』(前編:17年3月25日公開 後編:17年5月13日公開)など話題作への出演が続く。フジテレビ系『痛快TV スカッとジャパン』では「胸キュンスカッと」の常連だ。そんな恒松にとって新境地ともいえるのが本作。外見はあどけない普通の女子高生だが、中身は「侵略者」という役どころだ。肉体を駆使して追跡してくる者たちをなぎ倒し、スイッチが入ると誰も止められなくなる暴走キャラ。10年以上のバレエ経験を生かし、本格的なアクションシーンに挑んだ。恒松は今回の役柄について、「立花あきらは、外見は女子高生で中身や考え方は『侵略者』という設定なので、電車の中などで人間観察をしながら、『人間ってこういうものなのかな』って面白がる感覚があきらっぽいのではないか、と思って役作りをしました」と説明。「一番苦労したのはアクションシーンですが、どう見せたらかっこいいか、というだけではなく、黒沢監督から『"人間ってこういう感じなんだ、へえー"みたいな感じのアクションで』と言われ、そういうあきらの『度を超えた』無邪気な好奇心を表現しながらアクションをするというのがとても難しかったです」と撮影を振り返る。一方の黒沢監督は「末恐ろしい女優」と絶賛。「まだ若いのに、もう芸歴十年以上になるんでしょうか。まったく躊躇せず、この難役をスラスラと演じていました。しかも、そこにいるだけでパッと華がある」とその魅力を語り、「大女優の素質があるんでしょう。将来が楽しみです」と今後のさらなる成長にも期待を寄せている。
2017年03月21日天然成分たっぷりマスク株式会社かづら清が展開する「かづら清老舗」が、2017年3月16日(木)から「清ら肌美容液マスク」の発売を開始した。この商品はかづら清老舗と株式会社山本本家との、老舗同士の共同開発により開発された商品で、「伝統に新たな価値を」との思いからそれぞれが持つ製品のよさを合わせて完成した。原料は、ハトムギ種子エキスなどの和漢エキス、和草・木果エキスなどの天然成分がたっぷり配合されている。なるべく肌への負担を軽減し、エイジングケアをしながら肌へうるおいを与えてめぐりをよくしてくれる美容液マスクとなっている。安心・安全マスク自体も肌に直接触れるもの、ということで徹底的にこだわり、日本製のジャパンコットンが使用されている。配合成分は合成着色料・パラペン・鉱物油・合成香料が無添加なので肌にやさしい。椿油と日本酒から厳選された美肌成分が配合されているほかに、スクワラン・セラミドなどが贅沢に配合されており、ハリやツヤを与えて肌のキメを整えてくれる。冬場の乾燥対策だけではなく、夏の紫外線対策にも使えるので1年中使うことができる。美肌成分だけではなく、香りにもこだわり、やさしくハーブの香りに包まれる。「清ら肌美容液マスク」は1枚に美容液が20ml含まれており、1枚が税抜800円、5枚入りが税抜3,600円となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※かづら清老舗プレスリリース(@Press)
2017年03月18日『オペレッタ狸御殿』『ツィゴイネルワイゼン』などで知られる映画監督・鈴木清順さん(本名:鈴木清太郎=すずき・せいたろう)が13日19時32分、慢性閉塞性肺疾患のために都内の病院で亡くなっていたことが22日、日活の発表により分かった。93歳だった。葬儀・告別式は、故人の遺志により近親者のみで執り行われた。鈴木さんは1923年5月24日、東京・日本橋生まれ。1948年に松竹大船撮影所入社後、1954年に日活撮影所に移籍した。1956年に本名・鈴木清太郎名義の映画『港の乾杯 勝利をわが手に』で監督デビュー。1958年の『暗黒街の美女』から鈴木清順と改名し、以降も数々の作品を手掛けた。1968年に日活との専属契約を解除。その後は、1977年に『悲愁物語』で10年ぶりに劇場用映画を監督し、1980年の『ツィゴイネルワイゼン』で映画賞を総なめ。1991年には、『夢二』を監督し、『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』に続く"大正浪漫三部作"が完成。遺作となった『オペレッタ狸御殿』は、第58回カンヌ国際映画祭に栄誉上映特別招待作品として招待された。
2017年02月22日今日は節分ですね。旧暦では立春(明日2月4日)に1年が始まることになっていて、その前日に当たるこの日は、新暦で言えば大晦日に当たる日。前年のけがれを改めて祓い清め、新しい年のスタートに福を呼ぶ大チャンスなんです。そんな節分の日にやるべきことと言えば、豆まきに恵方巻き。それから厄払いのご祈祷のために、神社仏閣を訪れる人も多いことでしょう。◆今年の厄年は、この人!ちなみに、2017年に厄年に当たるのは、以下の方々です。【男性】1994年(平成6年2/4~7年2/3)生まれ…24歳前厄1993年(平成5年2/4~6年2/3)生まれ…25歳本厄1992年(平成4年2/4~5年2/3)生まれ…26歳後厄1977年(昭和52年2/4~53年2/3)生まれ…41歳前厄1976年(昭和51年2/4~52年2/3)生まれ…42歳大厄1975年(昭和50年2/4~51年2/3)生まれ…43歳後厄1958年(昭和33年2/4~34年2/3)生まれ…60歳前厄1957年(昭和32年2/4~33年2/3)生まれ…61歳本厄1956年(昭和31年2/4~32年2/3)生まれ…62歳後厄【女性】2000年(平成12年2/4~13年2/3)生まれ…18歳前厄1999年(平成11年2/4~12年2/3)生まれ…19歳本厄1998年(平成10年2/4~11年2/3)生まれ…20歳後厄1986年(昭和61年2/4~62年2/3)生まれ…32歳前厄1985年(昭和60年2/4~61年2/3)生まれ…33歳大厄1984年(昭和59年2/4~60年2/3)生まれ…34歳後厄1982年(昭和57年2/4~58年2/3)生まれ…36歳前厄1981年(昭和56年2/4~57年2/3)生まれ…37歳本厄1980年(昭和55年2/4~56年2/3)生まれ…38歳後厄1958年(昭和33年2/4~34年2/3)生まれ…60歳前厄1957年(昭和32年2/4~33年2/3)生まれ…61歳本厄1956年(昭和31年2/4~32年2/3)生まれ…62歳後厄◆厄年が恋愛にもたらす影響がある?厄年と言ったら、事故に遭うとか体調を崩すとか、何か良くないことが起こりそうなイメージがありますよね。実際、前厄から後厄までトラブル続きだった、という話はよく聞きますから、できるだけ慎重に過ごしたほうがいいのかもしれません。特に女性は、女盛りの18歳から38歳のうちのほぼ半分が厄年。これって、最初から波乱尽くしだと言われているようなもんじゃないですか…。まあ、この間に恋愛・結婚・妊娠・出産などを一通り経験する人が多いわけだから、その通りなんでしょうけど。とはいえ、そういう時期だからこそ、より厄年の影響が気になりますよね。そこで20~40代の男女に「厄年の“恋愛トラブル”エピソード」をリサーチしてみました。◆厄年の自分はどうかしてた…◎大ゲンカ・「ケンカ別れ」(30代男性他多数)・「婚約者とケンカし、親まで巻き込んで大騒ぎに。結局破談」(30代女性)厄年にケンカ別れをした、という人は結構多いですね!何でしょう?厄年って気持ちが荒ぶるのでしょうか…。◎浮気、不倫・「不倫してしまった」(30代女性)・「自分が複数の浮気相手を妊娠させた。彼女も妊娠した」(40代男性)・「彼女と浮気相手の直接対決」(40代男性)判断力の低下が招いた恋のトラブル…それもかなりシビアなものが並び、少々驚いています。もちろん一概には言えませんが、ちょっとした気のゆるみが異常事態に発展してしまうのも、厄年ならではのことなのかも。◆気をつけてても、厄をかぶることも◎被害者に…・「三股された。私は3番目だった。最悪だった」(30代女性)・「後厄の年に別れたら、彼がストーカー化しました」(40代女性)そうなのよ!厄年って、気をつけていても向こうからトラブルが歩いてくるのよ!と、激しく納得している女性も多いのではないでしょうか。◎厄を引き受けた?・「恋愛絡みではないけど、彼が本厄の年、彼が風邪をひきそうになると私が熱を出して寝込み、彼が『腰が痛い』というと私がぎっくり腰になってしばらく寝たきりと、彼の厄を全てかぶったかのような時がありました」(40代女性)迷惑な話ですが、身近な人から厄をもらっちゃうという話もよく聞きますよね。◆厄除けのために、何してる?さて、そんな恐るべき厄年ですが、災難から身を守るためにできることとは?メディケア生命が厄年に何か「厄除け・ 厄払い」をした女性(366 名)を対象にした調査によると、「ご祈祷してもらった人」が57.1%、次いで、「お守りを買った人」が52.2%。他には、お札を買ったり盛り塩をしたり、という回答もありました。なお、「厄年の特別な過ごし方」にまつわる調査では1位:これからの人生について計画を立てる…31.7%2位:自宅(特に水回りや玄関など)を清潔に保つように注意する…28.0%3位:これまでの人生を見つめ直す…24.4%4位:パワーストーンを身につける…18.8%5.位:何かを新しく始める( 結婚・出産・家の新築・転職など)のを控える…15.1%といった結果に。やはり神頼み、風水頼み、パワーストーン頼みは外せませんね!もちろん、豆まきや恵方巻きだって立派な厄払いですから、ぜひとも取り入れて、福と素敵な恋を招き入れたいところ。厄年の人もそうでない人も、今夜は自分でできる厄落としで身も心も浄め、明日から始まる新しい1年を清々しい気持ちで迎えましょう!ライタープロフィール石村佐和子エディター・Webディレクターを経て、結婚、出産後、フリーライターに。微妙に偏った恋愛経験を持つ、アラフォー二児の母。好きなことはモノ作り、工場見学、カフェ巡り。将来は陶芸などしながら優雅に暮らしたいと目論んでいます。
2017年02月03日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己といった日本映画界を代表する豪華キャストを迎え、黒沢清監督が劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の人気舞台を映画化する『散歩する侵略者』。このほど、本作の追加キャストに、『PとJK』『ReLIFE リライフ』『逆光の頃』『トリガール!』など話題作が続々と控える若手人気俳優、高杉真宙の出演が決定した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫・加瀬真治(松田龍平)がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫は毎日散歩に出かけて行く。いったい、彼は何をしているのか?同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に、ある事実に気づく。やがて、町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へ――。「地球を侵略しに来た」と真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは?『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会員にもなった黒沢監督が、サスペンス、アクション、コメディ、そしてラブストーリーと、ひとつのジャンルには収まらない新たなエンターテインメントに挑戦する本作。この度、夫婦役を演じる長澤さん&松田さん、ジャーナリスト・桜井役の長谷川さんという豪華キャストに加え、高杉さんが参戦。演じるのは、長谷川さん演じる桜井が一家惨殺事件の取材先で出会う謎の若者・天野役。2人が出会い、行動を共にすることで物語は思わぬ方向へと進展していくキーパーソンとなる。この天野は実は、松田さん演じる“侵略者”に乗っ取られた男・真治の仲間である、第2の“侵略者”。かつてない複雑なキャラクターにして物語の牽引役を、高杉さんは黒沢監督の演出のもとでのびやかに熱演、長谷川さんとの共演シーンでも、一歩も引けを取らない圧倒的存在感を見せている。今年、新成人となった高杉さんが、明るく、さわやかな少年のイメージから一転、新境地を開拓したといえる本作。高杉さんは、「黒沢監督とご一緒できること、また長澤まさみさん、松田龍平さん、長谷川博己さんと演技者として尊敬する先輩の方々とご一緒できる…と、本当に嬉しかったです」と、その喜びを口にする。「(演じる)天野は“侵略者”ですが、見た目は僕のまま…普通の人間なので、どうしたらそれが観る方に伝わるのか、どこまで伝えるべきなのか…というのが難しかったです」と語り、「意外と人間らしいと言いますか、信念もあり、演じていて惹かれていくキャラクターでした」と説明する。共演シーンが多かった長谷川さんについては、「長谷川さんはひたすらカッコいい方。大人の落ち着きがあって、おしゃれで…。僕はまだ映画にそこまで詳しくないので『長谷川さんに教えていただきたいなぁ』と思ってお聞きしたら、お薦めの作品をたくさん教えてくださいました。とてもわかりやすく教えていただき、自分もいろいろな経験を積んで、長谷川さんのように周囲の人に教えてあげられるような男性になりたいなと憧れますね」と明かしてくれた。そんな高杉さんを、黒沢監督は「ほれぼれする美しい顔だちとスリムな体型をしてらっしゃるのですが、それに似合わず、正真正銘の演技派俳優なので驚きました」と絶賛、「現場ではいつも泥臭いほど真剣に、この難しい役どころに取り組んでいて頼もしかったです」とコメントを寄せている。「どんな役も演じられる、十年後、二十年後が楽しみな俳優」と黒沢監督も認める高杉さん。今年、本作でさらなる話題を呼ぶことになりそうだ。『散歩する侵略者』は9月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月28日寒い季節は鍋料理が定番ですが、いつも続くと飽きてしまう。特に小さなこどもがいるご家庭では、鍋ってあまり好評ではないんですよね。かく言う私も、野菜が苦手でして……。それはそれは、とても苦手でして……。でもその鍋の味が日清カップヌードルだったらどうでしょう?テンション上がること間違いなし。お正月で大勢が集まる機会も多いですし、鍋はそんな時にも簡単に作れておすすめの一品。おせちに飽きた時にもおすすめ!ぜひ挑戦してみてください。日清カップヌードルは世代を超えて愛される国民食みんな大好き日清カップヌードル。その美味しさ『ノーボーダー、ノールール。』“誰からも愛されている”と言っても過言ではない存在のカップヌードルですが……。ある日の食事時間に鍋をしたら、その鍋のスープの味がカップヌードルのスープの味と完全に一致!(独断と偏見を察していただいた上で)偶然の産物ともいえるこのカップヌードル味の鍋、食べてみたいと思いませんか?そんなあなたにお届けする、日清カップヌードル味風鍋の作り方。CheckItOut☆スープのベース作りは簡単! 鍋にポンと放り込むだけの鍋キューブまずはベースのスープ作り。用意するのはこちらのアイテム「鍋キューブ」です。キューブ1個が1人分。180mlの水にポンと入れるだけで一人分の鍋が簡単に作れてしまう万能アイテム。これの「鶏だし・うま塩味」と「寄せ鍋しょうゆ味」の2種類を用意し、同量を組み合わせて作っていきます。人数に合わせて、使用するキューブの個数は増やしてください。必ずどちらの味も「同量」にしてくださいね。スープだけじゃない。日清カップラーメン風にするポイントは具材にあった今回目指す味はカップヌードルの中でも王道の「レギュラー味」。さて、ではここでいったん日清カップヌードルについてのおさらいしてみましょう。・「コロ・チャー」と呼ばれるサイコロ状のお肉・エビ・ネギ・たまごこれらが主な具材となって、あの美味しいカップヌードルの味が完成するのです。どれが欠けてもカップヌードルとは言えません。なので、鍋にする場合もそれは同じ!鍋キューブを使ったスープだけではダメ。具材がその中で煮込まれることによって抽出される旨味がベースのスープと相まって誕生するのである。絶対入れて欲しい具材、Best.32017年は酉年だから鶏肉を使うとか、そういう理由ではありません。鶏肉は食べやすく一口大にカットしておきましょう。使用する部位は、胸肉ではなく皮付きのもも肉を選ぶのも大切なポイント。「あ、お肉は鶏肉がメインなのね」と、鶏肉だけ用意して安心していてはいけません。豚肉も必要なのです。豚だけでもいけません、豚だけでは単なる豚鍋になってしまいます。飛べない豚はただの豚です。様々な具材とコラボレーションさせ、その手で豚を飛ばすのです。「あ、ということは、お肉が主役の鍋なのね」と、肉類を用意して安心していてはいけません。シーフードも必要なのです。思い出してください、日清カップヌードルの具材を。カップヌードルファンをザワつかせるコロチャー(謎肉)に負けずとも劣らない、エビ。そう、日清カップヌードル風鍋を完成させるために、エビは欠かせない存在なのです。入れましょう、エビ!冒頭部にも書きましたが、日清カップヌードルの味を再現できたのは、偶然の産物。なので、鍋キューブの「鶏だし・うま塩味」と「寄せ鍋しょうゆ味」、鶏肉、豚肉、エビを入れてもその他の具材を変えると「そうならない」恐れがある。なのでここは慎重に、使用した食材すべてを紹介しておこうと思う。鶏団子(鳥もも肉も入れますがさらに団子も入れる欲しがりさん)マロニー白菜春菊うずらのたまごエビだんごネギ紀文の丸い4個入りの練り物仕上げに散りばめる長ネギのみじん切り「紀文の丸い4個入りの練り物」とサラッと言いましたが、要はコレ。この赤丸で囲んだものです。偶然この鍋を生み出した偉大なる人物は、これは大切な食材だと言っていました。練り物コーナーに大抵置いてあるので探してみましょう。見つからなかった場合は、はんぺんでも代用可能です。そして最後のポイント。「肉や野菜類に火が通っても、まだ我慢。ぐつぐつと煮込みまくれ」スープに全食材の出汁を出すべし。完成品にズームイン紹介した具材をすべて入れ、煮込んだ完成品がこちら。具はもちろん、美味しいスープを吸い込んだマロニーがまた、たまりません!「カップヌードルの味がする!」と私は自信を持ってご紹介しましたが、ご家庭で作られる際は、ぜひともまずはあなたが最初に食べていただいて「あれっ!これ、カップヌードルの味がするー!!(セリフ)」と、叫んで他の皆様に「カップヌードル味」をアピールしてください。きっとそのほうが「ほんとだ!」となるはずです。食卓をザワつかせてやりましょう。「押すなよ!絶対に押すなよ!」的な前ふりでもやらせでもありませんが、少々、「違うじゃん」という声が出たらどうしようって私自身がビビっているのは否めない。クララのバカ、意気地なし。弱音吐きましたが、とどのつまり、美味しいので大丈夫。そして、この鍋の〆は雑炊でもうどんでもなく、ぜひともラーメンで楽しんで欲しいと思います。Illustrationby青木正広Photobyayataso✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎筆者profile名前:ayataso(あやタソ)東京在住・LIMIA公式ライター。小4の娘の方がしっかりしている1978年7月29日生まれで、まだ伸びると思っている身長147センチ(自称151センチ)。映像制作からスタートした職歴でしたがいつの間にかライター業に落ち着いたのは、書く事が楽しいから。ドライブと街散策でいろいろなものを見て回ったり、新しモノ好きなので新商品チェックは欠かさない。お気に入りの情報やニュースを発信する事が好きなのでInstagram、Facebook、Blogは大切なライフパートナー。毎日、じゃ◯りこと言う某お菓子を食べないと機能停止する持病を抱えている。
2017年01月02日映画『散歩する侵略者』が2017年9月9日(土)に公開される。本作は黒沢清監督が、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの舞台「散歩する侵略者」を映画化したもの。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なストーリーだ。突然、別人のようになって帰ってきた夫に「地球を侵略しに来た」と告白され翻弄される妻・加瀬鳴海には長澤まさみ、侵略者に体を乗っ取られた男であり、加瀬鳴海の夫・真治役には、松田龍平が抜擢された。両者は今回が初共演にして、初の夫婦役となる。さらに「侵略者」と行動を共にすることになるジャーナリスト・桜井役には映画『シン・ゴジラ』で名演を見せた長谷川博己。正義感溢れる内閣官房副長官から一転、クールさと熱さを併せ持つ、人間臭いアウトローなジャーナリストという真逆の役どころとなる。そのほか、鳴海の妹役に前田敦子、『無限の住人』『忍びの国』など話題作への出演が続く満島真之介、TBS連続ドラマ「あなたのことはそれほど」で“怪演”ぶりをみせた東出昌大らの出演も決定。日本映画界の「今」を象徴するオールスターキャストが集結する。■ストーリー数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか...? 同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」—真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは?【作品詳細】映画『散歩する侵略者』公開日:2017年9月9日(土)全国ロードーショー監督:黒沢清出演:長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、前田敦子、高杉真宙、恒松祐里、満島真之介、東出昌大、小泉今日子ほか原作:前川知大「散歩する侵略者」配給:松竹 日活©2017『散歩する侵略者』製作委員会
2016年12月09日今年、米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会員となった黒沢清監督のもと、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己といった実力派俳優が初共演を果たし、前川知大率いる「劇団イキウメ」の人気舞台「散歩する侵略者」を映画化することが決定した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫・加瀬真治(松田龍平)がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。その夫は毎日散歩に出かけて行く。いったい何をしているのか…?同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に1人、ある事実に気づく。やがて、町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へ。「地球を侵略しに来た」――真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変えたとき、彼らが見たものとは?そして、たどり着く結末とは…?NHK大河ドラマ「真田丸」や映画『アイアムアヒーロー』への挑戦、『君の名は。』への声の出演など、幅広い活躍を見せる長澤さんが、脚本を読み、出演を熱望したという本作。演じるのは、突然、別人のようになって帰ってきた夫に「地球を侵略しに来た」と告白され翻弄される主人公・加瀬鳴海。難役でありながら、女性が憧れる強い女性像を体現する。また、長澤さんと初共演にして、初の夫婦役を演じるのは、『モヒカン故郷へ帰る』『ぼくのおじさん』から異色時代劇『殿、利息でござる!』などでも、抜群の存在感と演技力で見せた松田さん。「彼以外には考えられなかった」という黒沢監督や製作陣からの熱烈なオファーに応え、“侵略者に体を乗っ取られた男”という前代未聞の役柄を絶妙なリアリティをもって演じている。そして、町で発生する一家惨殺事件を追ううちに“侵略者”と行動をともにすることになるジャーナリスト・桜井役には、大ヒット作『シン・ゴジラ』での名演も記憶に新しい長谷川博己。正義感あふれる内閣官房副長官から一転、クールさと熱さを併せ持つ人間臭いアウトローなジャーナリストという真逆の役どころで、新たな魅力を見せている。彼ら3人とも、黒沢監督とは念願の初顔合わせ。『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、海外進出作『ダゲレオタイプの女』も注目を集めた黒沢監督が次に選んだのは、神木隆之介×門脇麦で映画化もされた「太陽」など、数多くの人気作品で知られる劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の代表作。同舞台は、2005年に初演、2007年、2011年と再演を重ね、初演後には前川氏自身の手により小説化され、雑誌「ダ・ヴィンチ」にて連載、単行本化もされている。この舞台のアイデアに感銘を受けた黒沢監督は、長年の構想期間を経て、サスペンス、アクション、コメディ、そして究極のラブストーリーと、既成のジャンルには収まりきらない、規格外の映画として重奏的に構築。ずっと仕事をしたかった人たちをキャスティングしたという豪華出演陣を迎え、まだ未発表ながら、さらなる主役級の俳優陣が多数出演することになるという。想像を超えた事態に直面し、立ち向かう夫婦の喜怒哀楽を息のあったコンビネーションで見せる長澤さん、松田さん。そして、“侵略者”に絡んでいく長谷川さんが見せる“化学反応”に、いまから期待していて。<以下、コメント>■長澤まさみ出演オファーをいただいたときは、私でいいのかなと思うほど本当に嬉しかったです。普遍的な日常の中で、気づかないうちに静かに何かが動き出している…というような、現実味のあるフィクションが好きなので、脚本はのめり込んで一気に読みました。女性として、鳴海の気持ちに共感しながら、真治のことを家族として大切に思えるようにしようと思って演じました。真治役の松田龍平さんは、そんな思いを常に受け止めてくれて、とても助けられました。黒沢監督は、細かく丁寧にお芝居をつけてくださるのですが、怒ってばかりの役だったので、いい意味で、こんなに大変でつらい現場は久しぶりだなと思いました。毎日ふらふらになりました。作品の中で描かれているようなことが、現実の世界でも起こっているかもしれないというドキドキを、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。■松田龍平脚本を読んだ段階では、「侵略者」に体を乗っ取られた男という真治の設定が想像しきれなくて、逆に何もこだわらずに撮影に臨みました。黒沢清監督と初めてご一緒できることも嬉しかったですが、黒沢監督にヒントをもらいながら、役を埋めていきました。「侵略者」がやってくる、というシンプルでわかりやすい話なのに、いろんな視点で楽しむことができるのがこの作品の魅力だと思います。鳴海と真治という、壊れかけた夫婦の関係性、真治が鳴海の心を取り戻していく話でもありますし、一方で「侵略」のあり方を描いていく話でもある。自分の身の回りのことに置き換えて観られると思います。笑える要素もあるし、アクション映画か?というような部分もあるし、自分が出演していないところでも楽しみなシーンがたくさんあります。さまざまな面白さのある、幅の広い映画になるのではないかと思います。■長谷川博己黒沢清監督作品に出演できたことをとてもうれしく思います。「侵略者」と行動をともにしていくジャーナリスト桜井役です。黒沢監督の作品は多く拝見していますが、撮影前に「(監督の)いままでの作品のことはすべて忘れてください」と仰っておられました。何か新しいことに挑戦されようとする監督の意思に心躍りました。ラブストーリーでもあれば、男同士の友情を描くノワール映画的な要素もあります。ジャンルを飛び越えた、すごい映画になるんじゃないかと楽しみにしています。■原作:前川知大そもそも自分は黒沢清監督の映画が大好きで、かなりの影響を受けています。その僕が演劇として生み出したこの物語を、映画にするのが黒沢監督というのは僕的に最高の巡り合わせでした。そこに集まった俳優陣も素晴らしく、もう期待しかありません。ある夫婦の話でありながら、世界に対する侵略者の話でもあります。映画ならではのスケール感で描かれることに興奮しています。■監督:黒沢清「イキウメ」の舞台では、決まって世界は二重三重にかさなり合っている。その絶妙な配置をどうやって映画化するか、最初それは至難のワザに思えた。私を含めてスタッフたちはみな試行錯誤しながら、現実世界の中に様々なこちら側とあちら側の境界線を用意した。それが正解なのかどうか、やってみるまで誰にもわからなかった。しかし俳優たちは誰一人ちゅうちょせず、いとも軽々その境界線を越えてくれた。時に笑いを誘いながら。こうして今まで多分誰も見たことのない、まったく新しい娯楽映画ができあがったように思う。『散歩する侵略者』は2017年9月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月06日映画『ヒッチコック/トリュフォー』が2016年12月10日(土)より、新宿シネマカリテほかにて全国公開される。本作は今日の映画界を牽引する10人のフィルムメーカーたちのインタビューを交え、ヒッチコックの映画術を新鮮な視点で蘇らせるドキュメンタリー。始まりは一通の長い手紙。フランソワ・トリュフォーは、敬愛する偉大な監督アルフレッド・ヒッチコックに、インタビューをさせてほしいと手紙を綴った。この対談によって1冊の伝説の本「映画術 ヒッチコック/ト リュフォー」(山田宏一・蓮實重彦訳)が生まれることとなる。本書は世界中で出版され、“映画の教科書”として読み継がれている。その影響をうけたのが10人の名だたるフィルムメーカーたち。本作の中で、“ヒッチコックは映画の魔術師だ”と話すデビッド・フィンチャーやウェス・アンダーソン、マーティン・スコセッシ、そして『ダゲレオタイプの女』の公開が待たれる黒沢清らがインタビューで「映画術 ヒッチコック/ト リュフォー」について証言する。【作品詳細】『ヒッチコック/トリュフォー』公開日:2016年12月10日(土)監督:ケント・ジョーンズ脚本:ケント・ジョーンズ、セルジュ・トゥビアナ出演:マーティン・スコセッシ、デビッド・フィンチャー、アルノー・デプレシャン、黒沢清、ウェス・アンダーソン、ジェーム ズ・グレイ、オリヴィエ・アサイヤス、リチャード・リンクレイター、ピーター・ボグダノヴィッチ、ポール・シュレイダー提供:ギャガ、ロングライド配給:ロングライド協力:アンスティチュ・フランセ日本/フランス大使館2015年/アメリカ・フランス/英語、仏語、日本語/80分/ビス タ/カラー/5.1ch/原題:HITCHCOCK/TRUFFAUT/日本語字幕:山田宏一Photos by Philippe Halsman/Magnum Photos © COHEN MEDIA GROUP/ARTLINE FILMS/ARTE FRANCE 2015 ALL RIGHTS RESERVED.
2016年10月15日10月25日(火)より開催される「第29回東京国際映画祭」。この度、比類なき感性で“サムライ”のごとく、常に時代を斬り開く革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を称える「SAMURAI賞」が、アメリカのマーティン・スコセッシ監督と黒沢清監督に贈られることが発表された。今年で3回目を迎える「SAMURAI賞」。新しい時代への道を斬り開く画期的なフィルムを制作し続けてきた映画制作者の功績を表彰するこの賞は、過去には第1回目に北野武監督とティム・バートン監督。第2回目は山田洋次監督とジョン・ウー監督が受賞している。今回受賞したスコセッシ監督は、カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞の『タクシードライバー』や、レオナルド・ディカプリオやキャメロン・ディアス出演の『ギャング・オブ・ニューヨーク』など数々の作品を手掛け、そして遠藤周作原作の映画『沈黙 -サイレンス-』の公開も控えている。一方黒沢監督は、2008年の『トウキョウソナタ』でカンヌ映画祭「ある視点」部門審査員賞などを受賞し、昨年公開された『岸辺の旅』でもカンヌ映画祭「ある視点」部門に出品され、日本人初の監督賞を受賞している。なお、本賞の授賞式は11月3日(木)に行われ、受賞を記念して黒沢監督のSAMURAI賞特別講演も同日に開催。黒沢監督の経歴をふり返ると共に、映画制作におけるいままで黒沢監督が直面してきた課題などが話されるようだ。また、スコセッシ監督は残念ながら来日することはできないが、授賞式当日は本人のメッセージが紹介される予定だ。「第29回東京国際映画祭」は10月25日(火)~11月3日(木・祝)の期間で開催。(cinemacafe.net)
2016年10月12日恋愛でも、仕事でも、人間関係でも…。何かがうまくいかない、もうひと山越えたい、そんなふうに悩むとき足を運びたい“開運スポット”。平愛梨さんが訪れるという3つの場所をご紹介!■濃溝(のうみぞ)の滝(千葉)洞窟の中に差し込む太陽の光が、スポットライトのように岩肌と川面を照らす幻想的な風景が話題となり、“千葉のジブリ”と呼ばれることも。「ロケのお仕事で訪れたのですが、とても神秘的な場所。差し込んだ陽の光が水面に映り、ハート形のように見える時も。その不思議な光景や雰囲気に影響されて、訪れたあと心が穏やかに、清らかになったと感じました」※千葉県君津市笹「清水渓流広場」にある。JR「上総亀山」駅よりデマンドタクシー(要予約)で約10分。■明治神宮・清正井(きよまさのいど/東京)戦国武将・加藤清正が掘ったという伝説を持つ、都心では珍しい湧き水の井戸。明治神宮のなかにあり、毎分、60l以上の水量を誇る。「井戸の写真をケータイの待ち受け画面にしてからすぐに、新しいCMとTVドラマへの出演が決まりました!あまりの効き目に自分でもびっくり。仕事の運気をぐっとアップしてくれる、大切にしているスポットのひとつです」※東京都渋谷区代々木神園町1-1TEL:03・3379・5511明治神宮の原宿口(南口)はJR「原宿」駅、東京メトロ「明治神宮前〈原宿〉」駅より徒歩約1分。■愛宕(あたご)神社(東京)1603年、徳川家康の命により、防火の神様である「火産霊命(ほむすびのみこと)」を主祭神として祀ったのが始まり。ほかにも、コンピューター関係や商売繁盛、縁結びのご利益があるそう。「神社の入り口にある大鳥居をくぐってすぐの場所にある『出世の石段(男坂)』を、仲良しの三瓶さんと一緒に上ったのが2012年。ちょうどその頃からバラエティ番組への出演が増えていきました」※東京都港区愛宕1-5-3TEL:03・3431・0327東京メトロ「神谷町」駅より徒歩約5分。神社がある愛宕山は、東京23区内で一番高い山としても知られている。◇たいら・あいり『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)や『もしもツアーズ』(フジテレビ系)などにレギュラー出演中。写真集『ANOTHER ME』(ワニブックス)が発売中。※『anan』2016年10月12日号より。文・重信 綾
2016年10月06日宮藤官九郎さんが作・演出を手掛ける、抱腹絶倒のシリーズ『大パルコ人』に、清野菜名さんが参加する。「宮藤さんの作品って、笑いの着目点が本当にしょーもなくて、すごく愉快。そこにくすぐられるんです。以前にご一緒した現場でも、毎日が楽しすぎて、ずっと爆笑してたんで、今回も楽しみで仕方ないです」以前の現場とは宮藤さんの監督映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』。あれ?清野さん出てた?と思った方もいるはず。映画での、終始真っ赤な顔色の鬼メイクで中指をおっ立て過激に挑発しまくる邪子の姿と、目の前の清野さんとのギャップ…激しすぎます。「そうですよね。何も知らずに観に行った友達が、最後まで私だと気づかなかったくらいですし(笑)。でも、ああやって素顔が出ないほうが自分らしいというか、恥ずかしがらずにはっちゃけられるというか…」とはいえ、もともとティーン誌の専属モデル出身。正統派美少女として恋愛作品へのオファーもあるはず。「なんででしょう…。ちょっと変わった役が多いのは、きっと自分はそっちじゃないってことなんだと思います。いま映画で普通の女子高生をやっていますが、面白くやらなくて平気かなって心配になるくらい」多少戸惑いつつも、笑いに果敢に挑もうとするアグレッシブさが、宮藤作品と相性がいいのかも!?「1幕目だけ台本を読んだのですが、元気で何でもすぐ信じちゃう、いい意味でバカな役。まるで友達と会っている時の自分みたいで、仕事場でしかご一緒してないのに宮藤さんに見透かされている気がしました。あまりにバカで衝撃的なシーンもありますけど、戸惑いよりどうやろうかっていう期待のほうが大きいです。お芝居している時、相手と見えない感情のぶつかり合いができる瞬間がときどきあるんですよ。どんな役でもどんな作品でも、それができた時が今すごく楽しいんです」◇せいの・なな1994年生まれ、愛知県出身。'14年の映画『TOKYO TRIBE』で注目され、『ウロボロス』や『コウノドリ』など、数々のドラマに出演。10月公開の映画『金メダル男』にも出演。ブラウス¥16,000(Antigravite TEL:03・3461・2807)◇かつて“サンバイザー兄弟”として恐れられた兄(増子直純)と弟(瑛太)。逮捕されていた兄が恩赦で釈放され、組を立て直すためにふたりはバンドを組むことになり…。11月13日(日)~12月4日(日)池袋・サンシャイン劇場作・演出・出演/宮藤官九郎音楽/上原子友康(怒髪天)出演/瑛太、増子直純(怒髪天)、三宅弘城、皆川猿時、清野菜名、少路勇介、よーかいくん、篠原悠伸、上川周作、りょうS席9500円A席8500円ヤング券5500円(25歳以下対象、要証明書)すべて税込みパルコ・ステージ・インフォメーション TEL:03・3477・585812月8日~18日に大阪、21日~23日に仙台公演あり。※『anan』2016年10月5日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・末吉久美子ヘア&メイク・細野裕之(PUA NA PU)インタビュー、文・望月リサ
2016年09月28日オール外国人キャスト、全編フランス語で撮りあげた黒沢清監督初の海外進出作品となる最新作『ダゲレオタイプの女』。この度、本作の公開を記念し、9月3日(土)に黒沢清監督×浅野忠信のトークイベントが開催された。黒沢監督と言えば、浅野さん主演『岸辺の旅』で2015年カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞受賞、本年度のベルリン国際映画祭『クリーピー 偽りの隣人』正式出品、また今年6月には米アカデミー会員にも選出されるなど、世界で高い評価を受けている。本作では、世界最古の写真撮影方法“ダゲレオタイプ”を軸に、芸術と愛情を混同した写真家の父の犠牲になる娘と、“撮影”を目撃しながらも娘に心を奪われていく男の美しくも儚い愛と悲劇の物語を描き出している。一方浅野さんは、これまで第56回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された黒沢監督の『アカルイミライ』、そして国内外の賞で数々の賞を受賞した『岸辺の旅』で主演。確かな演技力で日本国内にとどまらず、『マイティ・ソー』でハリウッドデビューを果たすと、『バトルシップ』『47RONIN』など数々の海外作品に出演し、国際派俳優の地位を確立している。また、本年のカンヌでも最新主演作『淵に立つ』が「ある視点部門」で審査員賞を受賞している。そんな日本を飛び出し、世界で活躍するクリエイター同士の稀有なトークイベントが今回実現。事前予約制だった本イベントは、予約開始から瞬く間に定員に達し、当日も2人の姿が一目見たいと集まった方々で超満員。さらには立ち見の人が現れる中でのイベントとなった。まず、お互いの新作『ダゲレオタイプの女』『淵に立つ』についてトークが繰り広げられる。浅野さんは「映画の撮影でも、ときにとんでもなく動いちゃいけない状態があるんです。しかし、この(ダゲレオタイプの写真)撮影はすごいですね!体を固定されて長時間そのポーズでいる…映画もそうですが、だからこそ、俳優やモデルの感情が画面に映りこむんだと思いました」と語り、黒沢監督は「これもホラーですね(笑)。浅野さんがすごい。出ているシーンもすごいし、出ていないところでもすごい。画面に映っていてもいなくても、浅野忠信が映画を支配している。恐ろしい底知れない役を何度かやってきていると思うが、今回は決定打でした」とお互いの作品を絶賛。また、「カンヌ国際映画祭」については「日本で笑いが生まれないところで笑いが生まれることに驚きますね」(浅野さん)、「カンヌはバタバタと人が出て行くなどブーイング起こることも多いと聞きます。楽しもうとする人もいるけれど、欠点を見つけて席を立ってやるという人も多い。エキサイティングな映画祭ですね」(黒沢監督)とそれぞれ特徴を語る。さらに、日本と海外の撮影の違いについて浅野さんは「特にアメリカはお金にも、俳優にもシビア。『あなたは雇われているんだから、きちんとした英語を喋って。体鍛えて』というようなリクエストがすごい」と明かし、とても勉強になると話した。一方、今回初の海外進出を果たした黒沢監督は「俳優から100個くらい質問攻めにあって、僕は絶望して断られるんだろうなと思うのですが、フランスではそれがやる気のある証拠だそうです。日本は『質問あるか?』と聞くと俳優さんはみな『ない』と答えます。でも始まると、日本人は結局5個くらいある。フランス人はやる前はいろいろ言ってるんだけど、整理すると聞きたいことは5個くらい。結局同じなんですよね」と語った。最後に“海外で活躍したい人へ”黒沢監督は「映画の言語が世界共通なのは100パーセント間違いない。『こういう映画作りたい』という欲望を磨いていけば絶対に世界に通用する、と思います」とアドバイスを贈り、浅野さんも「日本でない国で違うやり方を学ぶのは面白いし、刺激になる。『何をやりたいか』を掘り下げると面白いし、自分が盛り上がれるんです」とコメントした。そのほか、来場者からのQ&Aで浅野さんの幼少期についてや『ダゲレオタイプの女』の撮影秘話が飛び出すなど、トークイベントは終始盛り上がりをみせ、大盛況のうちに終了した。『ダゲレオタイプの女』は10月15日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開。『淵に立つ』10月8日(土)より、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月05日