人気ヴァイオリニストの木嶋真優が、実に5年ぶりに待望のリサイタルを開く。木嶋真優 コンサート情報プログラムのメインはプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1番。「プロコフィエフから全体のアイディアを練り始めました。十代の終わりにコンクールで弾いて以来一度も弾いていなくて、いつかもう一度戻ってこようと温めていた曲のひとつです」。そしてもう一方の核が平井真美子への委嘱作品《マゼンタ・スタリオン》世界初演。平井は桐朋学園ピアノ科出身の作曲家・ピアニスト。今夏にオンエアされた「過保護のカホコ」などドラマや映画、CMの音楽を手がけるとともに、純音楽も多数発表している。「平井真美子さんは、音を聴けばパッと映像が浮かぶような、メロディックな曲を書く方です。すでに今年の春、ワシントンD.C.の全米桜祭りで演奏した私の6821クインテットのために1曲書いていただきました」。完成して渡された譜面をただ弾くだけの作曲委嘱ではないのがポイント。創作段階から試演や協議を重ねて、ともに創っていくという試みだ。ちなみに「マゼンタ・スタリオン」は「赤い馬」の意味。平井から見た木嶋のイメージだそう。「まだずっと小さかった頃にロストロポーヴィチさんから、『音楽家として成長していくために、必ず、今生きている作曲家たちと一緒に音楽を作りなさい』と言われました。当時はその意味がわからなかったのですが、お客様の層を拡げるためにも、現代の、同じ生活をしている人たちが作り出す景色には意味があると思います。去年の9月に、それをやるなら今だと思いました」『去年の9月』というのは、優勝した第1回上海アイザック・スターン国際ヴァイオリン・コンクールの時のこと。1か月強の長丁場のなかで考えた。「SNSも全部絶って、自分と音楽しかない時間のなかで、『明日うまく弾いて優勝したい』ではなく、自分の将来についてもじっくり向き合うことができました。ヴァイオリンを始めた3歳から今までのうちで、一番意義のある時間だったと思います」優勝という結果だけでなく、むしろその体験を経て自分自身が変わることができたことのほうが大きな成果だったと力強く語る。2月のリサイタルは、そんな新しい木嶋真優を目の当たりにする貴重なチャンスだ。「建築やデザイン、現代アート、そして大好きな食。パリではさまざまなジャンルの人たちと交流が拡がります」4年前からパリを拠点にしている。でもそのきっかけは意外だ。2、3泊の小旅行で訪れた時になんとなく「私はここにいたほうがいい」と感じて、そのまま定住してしまったのだそう。13歳から住んでいたケルンの家には、今もまだ荷物が置かれたまま…。可憐な外見やミューズが降りて来たような舞台姿の印象と異なる、そんな案外大胆なところも、彼女の音楽の魅力となって現れているに違いない。公演は東京・紀尾井ホールにて2018年2月2日(金)19:00開演。チケットは10月14日(土)より発売開始。取材・文:宮本明
2017年10月12日8月27日(日)に最終回を迎えたばかりの特撮ヒーロー番組「仮面ライダーエグゼイド」で、鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ役を演じたことで人気急上昇中の瀬戸利樹が、演劇集団Z-Lion(ジーライオン)第9回公演「夢のLife two トゥライフ」で舞台初主演を務めることが決定した。とある田舎町に小さな一軒家があった。そこに住む瑞樹は暇さえあればいつも眠ってばかり。いつも変な夢を見ては、寝起きの機嫌も最悪だった。兄の悠介はそんな妹を見てあることを思いつく。「もしも面白い夢を自由に見ることが出来れば、寝起きが悪い人の寝起きをよくすることができるのではないだろうか」こうして悠介は、幼なじみの劇団の脚本家や、そのほかの仲間たちを集めては、オリジナルの夢を作ることになった。「どうせ夢ならはちゃめちゃに」そう言って仲間たちは好き放題意見を出していく。すると夢はどんどん変な方向に…。しかし、そんな彼らの作った夢が、いつしか世界に夢を与えることになるかもしれなかった――。演劇集団Z-Lionは、俳優・粟島瑞丸が小さいながらも本物の質の高い舞台を、チケット代をなるべく安値で作りたいと考え、スタッフと共に2012年に立ち上げた集団。集団とはいえメンバーは1人。毎回着実に動員数を伸ばし、川口春奈、入江甚儀などを主役に、今回で9回目の公演を迎える。2014年にドラマ「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」桐生晋太郎役で俳優デビューし、『ストレイヤーズ・クロニクル』『PとJK』、「仮面ライダーエグゼイド」に出演、いま人気急上昇中の瀬戸さん。10月6日(金)には、ファースト写真集「SETOGRAPH」が発売を控え、舞台は2016年上演の「私のホストちゃんTHE FINAL~激突!名古屋栄編」以来2度目となった。瀬戸さんは土木作業員・島田悠介役を演じ、ヒロインで悠介の大学生の妹・瑞樹をドラマ「女王の教室」「白夜行」の福田麻由子、悠介の幼なじみで劇団の脚本家・ 野村章弘を「仮面ライダードライブ」の松島庄汰。そのほか、中島美央(「Flower」)、根岸愛(「PASSPO☆」)、高木俊、斉藤誠人、たくぽん、坂功樹、粟島瑞丸、岸明日香、竹匠、永山たかしが出演。脚本・演出は粟島氏が担当する。今回の舞台初主演に瀬戸さんは「嬉しい気持ちと同時に、いまは大きな責任を感じています。不安やプレッシャーもありますが、演出の粟島さんはじめ、ご一緒させて頂くキャスト・スタッフの皆さんと最高の作品を作り上げていきたいと思っています」と心境を語り、「本番まで一所懸命稽古し、皆さんが見たことのない新しい僕をお魅せできるよう全力でぶつかっていきたいと思っています。楽しみにしていてください!」と意気込みのコメントを寄せた。本公演のチケットは、9月9日(土)10時より先行販売(コリッチのみ)、16日(土)10時より一般発売が行われる(コリッチ、ぴあ、ローソンチケット)。演劇集団Z-Lion 第9回公演「夢のLife two トゥライフ」は10月25日(水)~29日(日)新宿 シアターサンモールにて上演。(cinemacafe.net)
2017年08月30日瀬戸康史出演の舞台「関数ドミノ」が10月に開幕する。本作は、イキウメ主宰・前川知大の脚本・演出で、同劇団によって再演を重ねてきた代表作のひとつ。イキウメ以外による上演は今回が初で、演出は寺十吾が手掛ける。寺十と瀬戸に話を聞いた。舞台『関数ドミノ』チケット情報瀬戸は本作の出演について「僕は前川さんが好きで。昨年、『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』(作・演出:前川)でご一緒できたのですが、今年もこうして前川さんの作品に携われて嬉しく思います」と喜びを語る。寺十は、前川作品を初めて演出するにあたり「前川くんからは『お任せします』と言われました。注文は一切ないです」と明かし「そこ(=舞台上)は“そこ”じゃないとわかっているのに、俳優さんの芝居で“そこ”に見えてくるような演劇の基本的な楽しさと、前川くんが書く、ありえないはずなのにだんだんあるように思えてくる物語は、とても相性がいい気がしていて。だからすごく物語をつくらないといけないのと同時に、芝居の可能性を探していけるのが魅力です」と語る。瀬戸と寺十は初めてのタッグ。瀬戸が「僕は寺十さんと合うと勝手に思っています。稽古中はおそらく追い込まれるだろうと予想していますが、それも含めて楽しみです」と言うと、寺十は「実はドラマ『タンブリング』(2010年)から瀬戸くんを観ていて。『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』では憑依した状態で演技をしてた瀬戸くんがとても魅力的だった。この作品も楽しんで、満喫してほしいですね」と話し、笑顔を交わす。これまで2005・2009・2014年と上演されてきた作品。今回上演されるのは、14年版より“少しだけラストに希望がある(前川)”という09年版をベースに前川が改稿したもの。瀬戸は「09年版と14年版の間に東日本大震災があって。新潟出身の前川さんは、震災はすごく心に影響していると思うので、その生と死みたいな部分がこの作品においてどう重要になってくるんだろうと思っています」。寺十は「今回は人間ドラマのほうにポイントを置きたいです。(劇中で起きる)奇跡そのものより、その奇跡を取り巻く人たちのほうをクローズアップしていきたいなと思っています」と演出プランを明かす。東京公演を皮切りに、北九州、大分、福岡、北海道、兵庫と巡演する本作。瀬戸は「これを演劇に触れるきっかけにしてもらえたらとても嬉しいです。個人的には地元の方たちに成長した姿を観ていただきたい」と福岡出身ならではの一言も。寺十が「演劇でしか味わえない、生でしか味わえない奇跡があるので、それを観に来てください」と語る本作は、10月から東京・本多劇場など全国7か所で上演。現在、東京公演と北九州公演は先行抽選プレリザーブのエントリー受付中、兵庫公演は先行先着プリセールを受付中。取材・文:中川實穗
2017年07月25日ひふみんの相性で親しまれ、6月に現役引退をした将棋の加藤一二三、九段(77)がワタナベエンターテイメントに所属したことが明らかになった。俳優の瀬戸康史(29)との縁により所属したとあって、Yahoo!検索ワード上位に「瀬戸康史」がランクインし話題となっている。 加藤九段は事務所を通じて「このたび、同郷で、昨年揃って福岡県嘉麻市の特別市民となりました俳優の瀬戸康史さんとのご縁もあり、ワタナベエンターテインメントさんに所属することになりました」とし 「これからは、ワタナベエンターテインメント所属の皆様のお力も借りつつ、将棋の素晴らしさをお伝えすべく、より一層努めて参りたいと存じます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます」と報告した。 また、瀬戸は自身のTwitterで「加藤一二三・九段が!? 癒しのパワーを持つ将棋界のレジェンドですね。加藤さんとは同郷で、共に特別市民として表彰もさせていただきましたし、何かとご縁があります。いや~、驚いた(笑)」とコメントしている。 これに対しネットでは「ひふみん事務所に所属したんだー」「なんか嬉しい笑」「瀬戸くんとひふみんって癒やし力高すぎ」「意外な組み合わせ!」「え?ブルゾンちえみの後輩なの?先輩?」などの反応をみせている。
2017年07月04日(写真:アフロ) 水泳界にビッグカップルが誕生!リオ五輪競泳男子400メートル個人メドレーの銅メダリスト・瀬戸大也(23)と飛び込みの馬淵優佳(22)が5月24日に婚姻届を提出、結婚を発表したのだ。瀬戸といえば同い年の萩野公介(23)とジュニア時代からしのぎを削るなど、日本競泳界を牽引してきたトップスイマー。いっぽうの馬淵も11年の世界水泳に飛び込み日本代表として出場している注目の美人アスリートだ。 「瀬戸と馬淵は、幼少期から同じスイミングクラブに所属していました。大会などで顔を合わせることも多く、瀬戸が馬淵に恋心を抱くようになっていったそうです。そこから瀬戸は猛烈にアプローチをかけ、14年11月22日に告白して交際をスタート。そして今回、晴れて交際2年半でゴールインを果たしたのです。2人は互いにこれからの水泳界を背負っていくべき選手たち。結婚には、周囲で祝福の声が上がっていますね」(スポーツ紙記者) そこで本誌は喜びの声を聞くべく、埼玉県内に住む瀬戸の実母・一美さん(50)のもとを訪ねた。記者が取材を申し込んだところ、一美さんは「勝手に話すと怒られるので」と苦笑。しかし「じゃあ、少しだけ……」と笑い、喜びの胸中を語ってくれた。 「大也は、交際当初から彼女のことを教えてくれていました。うちは割と何でもオープンに話すんです。当時の詳しい会話内容はもう忘れてしまいましたが、あの子から『彼女ができたんだ!』みたいに報告してきたと思います。彼女は何度もうちに来てくれましたし、お付き合いも長くなっていた。だから今回の結婚は、私としても素直に嬉しいですね」 入籍日は瀬戸の誕生日。一美さんによると、瀬戸は“違う計画”を考えていたという。 「当初、あの子は今年の11月22日に入籍すると言っていたんです。どうやらお付き合いが始まった日に合わせたかったようなのですが、やっぱり待てなかったみたいです(笑)。実は交際して2年の去年11月22日、大也から『優佳に今日プロポーズする!』と聞きました。私は『じゃあ頑張りなさい』と言って送り出したのですが、帰って来るなり『OKをもらったよ!』と大喜び。それを見て『本当に彼女が好きなんだな』と思いましたね」 なんと実母へ事前にプロポーズ宣言をしていたという瀬戸。意外な秘話を明かした一美さんだが「ご縁があってタイミングがよかったのだと思います」と振り返る。 「彼女はとてもキレイですし性格も明るくサバサバとしていて、人間的にとてもできたコですよ。それにうちの子は思いつくとすぐ行動に移すタイプなのですが、彼女はしっかり考えて慎重にやるタイプ。だから大也に対して言うべきことをビシッと言ってくれる。私が注意するより彼女が言ったほうが効き目もあるでしょうからね。彼女がいれば安心です」 挙式・披露宴は今秋に行う予定とのこと。だがこれからも馬淵は兵庫県宝塚市を拠点に競技を続けるため、しばらく遠距離新婚生活が続くという。そんな試練を早くも迎える息子夫婦に、一美さんは温かいエールを送る。 「大也はこちらで、彼女は関西で頑張っています。合宿や試合があるので、いっしょに住むのはまだ先。年内に同居できればいいと思っているようです。でも今はLINEのビデオ通話など、遠くにいても顔を見て話せますからね。2人ともこの夏の世界選手権に向けて頑張るという目標がある。だから離れていてもお互い励まし合い、今やるべきことを一生懸命に頑張ってほしいなと思っています」
2017年06月01日今年、映画『ナラタージュ』や『ミックス。』、さらに舞台「関数ドミノ」も控えている瀬戸康史が、櫻井翔主演の10月スタートの新土曜ドラマ「先に生まれただけの僕」に出演。ネイティブ並に英語が堪能な私立高校教師を演じることになった。とある民間企業が経営する「不採算部門」とされた私立高校・京明館高校。偏差値は中の下、スポーツが優れているわけでもない。第一、第二志望校に落ちた生徒が入る“定員割れギリギリ”校だ。この学校の経営を立て直すため、校長として送り込まれたのは、大手総合商社・樫松物産で働くエリート商社マン・鳴海涼介(櫻井翔)、35歳。教育現場をまったく知らない彼は、突然の「校長」という立場と、これまでのビジネスの常識とはかけ離れた「学校」という現場の実態に困惑する。一方、彼を校長として迎えることとなった現職の教師たちは、「この若造に何ができる!」と反発。かといって、彼らも熱い教育理念を持ち続けているわけではなく、挫折と諦観を抱えて教育現場に立っていた。果たして、京明館高校を立て直すことはできるのか。そして鳴海と、教師たちの運命は…!?本作は、エリート商社マンだった男がひょんなことから校長に任命されてしまったある私立高校が舞台。瀬戸さんが演じるのは、この高校の英語科教師で2年2組担任、島津智一。英国に留学経験を持ち、ネイティブ並の発音で流暢な英語を話せるが、学校では人とあまり目を合わさず、見るからに人見知りする性格で、教員たちにとっても、生徒にとっても存在感が薄い。自分の意見も持っているが、ほとんどその意見が周囲に伝わることはない。外部から来た校長・鳴海に対する態度はあいまいで、鳴海も島津を「頼りない教師」だと直感で判断してしまっていた。しかし、物語が進み(第3話)、学校を変えようと鳴海が行ったのが、教育界では新しい授業スタイルといわれているアクティブラーニング。教師が一方的に教えるのではなく、授業の主導権を生徒たちに与え、生徒たち自身に考えさせる授業だ。実は島津は、アクティブラーニングのエキスパートだった。島津が実践したアクティブラーニングの授業に鳴海は興奮し、学校改革の第1弾となる「生徒の学習意欲を喚起させる授業への変更」が実施されていく。それによって当然カリキュラムも変わり、学校の理念さえも変わっていくことに。自分の理想とする授業をやらせてもらったことで、島津は存在感を放ち始める。また、かねてから、特進クラス2年3組の担任である、現代社会教師・真柴ちひろ(蒼井優)に好意を持っていたが、この成功で付いた自分への自信が吉と出るのか、凶と出るのか…。島津のもたらした学校改革のきっかけは、京明館高校を救うことができるのか!?島津役を演じるため、実際にアクティブラーニングを取り入れた授業を見学してきたという瀬戸さん。「生徒の皆さんがとても積極的に自ら授業に参加していて、自分が学生のころにこんな授業が存在していたら、もっと“やらされている”感覚でなく勉強ができたのかな、と考えたりしました」と言う。また、「櫻井さん演じる鳴海校長と僕ら教師たちが、学校を変えようと奮闘するストーリー」であることから、「台本を読んで感じたのは、これは普通の学園ドラマじゃない新しい作品だということです。生徒が主役だったり、先生と生徒の話はいままでもありましたが、今回は先生たちが軸となって話が進んでいくので新感覚でした」と、新しいタイプの学園ドラマであることにも言及。「何かに挑戦したり、何かを変えたりすることは、不安や恐怖がつきもので、上手くいかないことを周りのせいにしがちですが、やってみたら意外とうまくいったり、いままで自分の知らない世界が見えてくると思います。そんなふうに勇気を出して、背中を押してくれる作品になるはずです」と、期待を込めてコメントを寄せている。また、「ゆとりですがなにか」などヒット作を手がけてきた演出の水田伸生監督は、「脚本家の福田靖さんとは、若年層の貧困を描きたいという話をずっとしていました。今回のドラマで描かれる若年は貧困とは言わないけれど、自分たちの将来に対するビジョンが貧困であることは間違いないという状況が、日本のみならず世界中にある。そんな中で人々が何を持って幸せを目指すか、感じ取れるかということをベースに、教科書や受験対策だけでない教育が学校に必要なのではないかということを描けたらいいなと」と、本作に込めた思いを語る。教育現場でいま注目を集めているアクティブラーニングという授業が、ドラマで描かれるのはあまりなかったこと。「そういう見慣れない画においては、説得力と誠実さが重要です」と語る水田監督は、「それを瀬戸さんに背負っていただきたい。誰から見ても愛らしいと思われる瀬戸さんが、人の目をそらさずにじっと見て語ることで生まれる誠実さ、それが重要なんです」と明かし、加えて職員室の中で「それまであまり自我を主張してこなかった若き先生が、ある授業をきっかけに生まれ変わるというのは、まさに瀬戸さんにうってつけだと感じています」と語っており、瀬戸さんは重要なキーパーソンとなる様子だ。新土曜ドラマ「先に生まれただけの僕」は10月より毎週土曜日22時~日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年05月21日今年は、NHK連続テレビ小説『あさが来た』など話題のドラマに多数出演し、さらに注目が高まった瀬戸康史。舞台でも、『遠野物語・奇ッ怪其ノ参』で東北の青年を演じ、流暢な方言で観客を驚かせたばかりだ。その計り知れない力を、来年早々、また舞台で観ることができる。ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)作・演出の『陥没』がそれだ。KERAが手がける「昭和三部作」の完結編で、演劇界の才能たちと相まみえることになった瀬戸。その胸の内は、意欲であふれているようだ。舞台『陥没』チケット情報2009年の『東京月光魔曲』で昭和初期を、2010年の『黴菌』で昭和中期を描いたこのシリーズ。完結編は、昭和の東京オリンピックを控えた1962年頃が舞台となる。前2作を観ている瀬戸は、「僕もギリギリ昭和生まれの人間なんですけど(笑)」と前置きしながら、「KERAさんの描く昭和は面白かったです。最初はちょっと難しいのかなと思ったんですけど、複雑なドラマが描かれながら、でも、作品が投げかけているのはシンプルなメッセージなのかもしれないなってすごく感じるものがあって。だから今回も、昭和のオリンピックを描きながら今の時代と重なることも出てくるだろうし。オリンピックだって浮かれてはいられない人たちを描くらしいんですけど、長い目で見たら、むしろそちら側のほうにこそ幸せがあるんじゃないかなと僕は思ったりするので。そのなかでどんな役柄を演じることができるのか、楽しみしかないですね」KERAとの初タッグについては「KERAさんは芝居だけでなく音楽もやられていたり、表現者として尊敬できる人。刺激をもらいつつ、自分も表現者のひとりとして何ができるか、考えさせられる現場になりそう」と語る瀬戸。『遠野物語──』では実際に遠野まで足を運んで下準備をしたり、表現に取り組む姿勢は真摯だ。自身でも「真面目だとよく言われる」と苦笑しながら、「そこに面白さとか何かエッセンスが加えられればなと思うんです。とくに今回の出演者は、僕よりも舞台を踏んでる数が圧倒的に多い方ばかりですから。KERAさんやこの役者陣と一緒にやれることを自分自身が楽しみたい」と意気込む。確かに共演には、井上芳雄、小池栄子、生瀬勝久など手練れが揃う。「だからこそ、小細工はしないでいようと思います。変に芝居しようとすると僕は形だけになっちゃいそうな気がするので、毎回毎回その場でリアルに会話するしかない」ときっぱり。KERAにしか描けない昭和の世界でいかに生きるのか。役者・瀬戸康史の本領を期待したい。2017年2月4日(土)から26日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンでの公演の後、3月3日(金)から6日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホールでも上演。チケットぴあでは大阪公演のチケット先行抽選を実施中、12月12日(月)午前11時まで受付。東京公演はチケット一般発売中。取材・文:大内弓子
2016年12月08日俳優・瀬戸康史が、「チョーヤ梅酒 紀州」CMキャラクターに起用されることが14日、わかった。新CM「人と大地」編は14日より全国で放送される。瀬戸は、紀州うめ促進部に配属されたという設定で梅林を訪れる地方公務員を演じる。農家の人々と出会い、梅林の土が他と違うことを知り、良い梅の秘密を知っていくというドラマ仕立てのCMとなっている。30周年をむかえる同商品だが、歴代のイメージキャラクターはほとんど女性で、単独男性タレント起用は初となった。実際に撮影で紀州の梅林を訪れた瀬戸は、「すっごく気持ち良いです」と満足げな様子。CMに出演する本当の梅農家の人たちと談笑し、女性たちをうっとりさせていた。瀬戸は「梅酒好きの僕にとっては、日本一の梅産地、紀州に来ることができて、本当に楽しい撮影になりました」と、改めて喜びを語った。また、twitter限定で「チョーヤ梅酒 紀州」新CM記念プレゼントキャンペーンも開始。「チョーヤ梅酒 紀州」30周年を記念して、瀬戸の直筆サイン入りボトルを抽選で30名にプレゼントする。「紀州」歴代イメージキャラクター一覧高橋恵子、蟹江敬三&風吹ジュン、藤田朋子、松本明子、室井滋、渡辺満里奈、黒木瞳、村井国夫ファミリー、高畑淳子、夏菜、瀬戸康史
2016年10月14日AKB48グループに来年夏、瀬戸内海を航行する船に作る劇場を本拠地とする姉妹グループ・STU48が発足することが10日、明らかになった。神戸ワールド記念ホールで開催された「AKB48グループユニットシングル争奪じゃんけん大会」で発表された。STU48の発足は、イベントの最後に特報として発表。那覇、仙台、札幌の都市名がスクリーンに映し出され、次はどの都市に劇場ができるのかと会場が沸き立つ中、兵庫、岡山、広島、山口、愛媛、香川、徳島の7県に囲まれる瀬戸内海を航行する船に劇場を作って活動するSTU48の発足が発表された。船を劇場とするグループ初の試みとなるSTU48は、国内ではSKE48(名古屋)、NMB48(大阪・難波)、HKT48(福岡・博多)、NGT48(新潟)に次ぐ6つ目のグループ。"STU"は、瀬戸内のローマ字"SETOUCHI"を略した名称となっている。今年で7回目となったAKB48の「じゃんけん大会」には、AKB48と姉妹グループのメンバーら総勢98人が参加。各ブロックを勝ち抜いた7人がユニットデビューするという初の試みで開催され、AKB48の田名部生来、湯本亜美、込山榛香、福岡聖菜、野澤玲奈、NMB48兼AKB48の渋谷凪咲、SKE48の竹内彩姫がユニットメンバーに決定し、その7人による最終決戦を制した田名部がセンターの座を獲得した。(C)AKS
2016年10月11日8月8日(月)放送の「ネプリーグ」では、現在放送中のドラマ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」から、「Hey! Say! JUMP」中島裕翔、瀬戸康史、山本美月、「ジャニーズWEST」桐山照史らが参戦する。今回の放送回で、中島さんを始めとする「日9『HOPE~期待ゼロの新入社員~』チーム」と戦うのは、「大御所チーム」。デヴィ夫人を始め、「ホンジャマカ」石塚英彦、「スッキリ!!」のリポーターとして活躍中の阿部祐二に、名倉潤と原田泰造と共に対決する。まず最初となるステージは、あらゆる分野から出題される2文字の穴埋めクイズに解答する「ネプレール」。初参戦の中島さんは、「(相手が大御所だろうと)関係なく勝ちに行く!」と気合十分! さらに、過去に100万円獲得経験のある瀬戸さんは「各番組で好成績を残している日9『HOPE』チームで、今回も100万円を獲って帰る!」と強気の発言。しかし、そんな若者たちに大御所チーム・デヴィ夫人は「あんな若い人たちには負けられない!」とすかさず一言。スピード勝負このゲーム、どちらが優勢となるのか…?次なるステージは 「林先生の漢字テストツアーズ」。「台本を読み込んでいるから漢字には強いはず!」と、日9チームに期待感が高まるなか、ドラマでは、“期待ゼロの新入社員”という設定の中島さんが、林先生も驚愕の漢字力を披露! そして、紅一点山本さんは、林先生厳選の難問Qに連続正解!? 雑誌「CanCam」でお馴染み、得意の“ちゅん顔”も炸裂する!そのほか、「パーセントバルーン」では瀬戸さんのとんでもない解答にスタッフまでもが凍りつく自体に…。そこへ大御所チームは、これまでの人生経験から解答をひねり出し、怒涛の反撃開始。ここでキーマンとなってくるのは、過去最大誤差の記録を持つデヴィ夫人。果たして苦手を克服することはできるのか? 今回も一筋縄ではいかないこの戦い。100万円獲得の宣言通り、「HOPE」チームは勝つことができるのか!?ドラマ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」は、韓国の連続ドラマ「ミセン-未生-」を基に、日本の会社構造、社会背景に合わせてリメイクしたもの。囲碁のプロ棋士の夢に挫折し総合商社で働くこととなった主人公が、「高卒」「コネ」と言われながらも、ひたむきに仕事に向き合う姿を通して、働く様々な立場ので働く人間の物語を描く感動のヒューマンドラマだ。日9ドラマ「HOPE」チーム緊急参戦の「ネプリーグ」は8月8日(月)19時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年08月07日俳優の瀬戸康史が、24日(19:00~20:54)に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『幸せ追求バラエティ 金曜日の聞きたい女たち』(レギュラーは毎週金曜19:00~19:57)に出演し、"好きになってしまう"という女性の言動を告白する。同番組は、女性芸能人たちがスタジオに集まったイケてる男たちから、恋愛・人気職業のトレンド&裏話などを聞いて、学んでいくというもの。今回はゲストの瀬戸が、"こんな子がいたら絶対、好きになっちゃう"という女性の言動をVTRで紹介するが、スタジオの女性陣から想定外の反応が出る。また、瀬戸とともに、間宮祥太朗も妄想を披露。彼らが紹介するVTRの"最強女子"は、ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞した佐藤美希と、元AKB48の永尾まりやが演じる。このほか、女性芸能人のリアルな恋愛テクニックを、イケてる男たちが厳しい目でジャッジするコーナーも放送。貫地谷しほりや、浅田舞、渡辺直美らが自慢のテクニックを披露していく。
2016年06月23日一生に一度は絶対行くべき瀬戸内海の島々。島によって魅力も特徴もそれぞれ。なじみのない方のためにポイントを押さえて紹介します。有給を取って国内旅行、ぜひ予定を立ててみてはいかがでしょうか?■絶対はずせないアートの島・直島へアートの島と言えば、直島。雑誌やテレビの特集でも度々紹介され、アメリカの情報誌「Traveler」でも「死ぬまでに行きたい場所」として掲載されました。国内外問わず世界中から観光客が訪れている島です。アート作品が島のあちこちに点在し、美術館やホテルなど美しい施設があります。島内を散策するにはバスを利用しますが、天気がよければレンタサイクルも気分は最高。ホテルは洗練された「ベネッセハウス」が有名です。アートの存在意義を再認識させられる直島は、日本が誇れる場所と言えるでしょう。■喧騒から離れて、散策メインの島・男木島へ男木島は小規模な離島。現在、住民約180人程が暮らしています。島内はレンタサイクルか徒歩で周遊でき、古民家風の食事処や、散策の途中で出会うアート作品など、街並みをじっくり楽しむことができます。ちなみに男木島は猫の楽園としても名高く、猫と出会う確率100%の猫好きにはたまらない島。民宿に宿泊して、ゆっくり自分のペースで落ち着いた時間を過ごす旅が楽しめます。■猫好きの聖地・青島へ青島は東西1.5km、南北0.35km、住民は15名程度の小規模離島。男木島と同様、猫がたくさん住んでいます。その数なんと推定100匹以上! 青島は観光地化されておらず、もちろんコンビニや商店などは一切ありません。フェリーの本数も少ないため、一日に島へ行ける人数も限られています。本島と島を行ききするフェリーは、島民の大切な足。いくら猫好きとはいえど、行く際には島のことを十分理解したうえで上陸することが大切です。じっくり瀬戸内海の島を楽しみたい人は、少し長めの休みを取って出かけるのがベスト。美しい海とおとぼけ顔のにゃんこが、あなたを迎えてくれますよ。
2016年02月11日映画『合葬』のヒット祈願イベントが15日、東京・上野の寛永寺で行われ、キャストの柳楽優弥、瀬戸康史、岡山天音、門脇麦と小林達夫監督が出席した。26日から全国公開する本作は、杉浦日向子の同名漫画を実写化した青春時代劇。幕末の動乱期、将軍と江戸市中を守るためにに結成された"彰義隊"の若者たちは、急激な時代の変化に呑み込まれていく――というストーリーで、第39回モントリオール世界映画祭に正式招待された。劇中の衣装で登場したキャスト陣は、彰義隊と新政府軍が衝突した上野戦争の舞台、寛永寺でヒット祈願。撮影前に同所を訪れたという柳楽は、「撮影した後では気持ちが違う」と気を引き締め、瀬戸も、「当時の声が聞こえてきそう」とキリッとした表情。柳楽と瀬戸がW主演を務める本作だが、柳楽は、「瀬戸さんとW主演した作品が世界にいけてうれしい」と海外出品を喜び、「時代劇というより、青春の部分が強い。新しいことにチャレンジできた」と胸を張った。本作の撮影は、真夏の京都で行われ、柳楽が、「京都の街を3人で散歩しました」と楽しげに振り返ると、岡山は、「柳楽くんはイメージと違った。『クールなのかな?』と思ってたけど、ホテルで『やったー! 角部屋だ!』と叫んでた」とお茶目な一面を暴露。また、柳楽は許婚役を演じた門脇と、映画『闇金ウシジマくんPart2』で共演しており、「前回はストーカーしてるんですよ。あっ、余計なこと言っちゃいました?」と笑いを誘いつつ、「今回はしっかり濃い関係だった」と笑顔を見せていた。
2015年09月16日映画『合葬』の舞台となる東京・上野の寛永寺で9月15日(火)、彰義隊の供養およびヒット祈願の祈祷が行われW主演の柳楽優弥と瀬戸康史、岡山天音、門脇麦、小林達夫監督が出席した。杉浦日向子の同名人気漫画の実写化で、慶応から明治へと元号が変わった直後の江戸を舞台に、最後の将軍・慶喜の警護と江戸の町の治安維持のために結成された彰義隊に参加し、寛永寺を中心に展開した上野戦争に身を投じた若者たちの姿を描く。柳楽さん、瀬戸さんらは劇中の衣裳の着物姿で現れ、寛永寺開山堂(両大師)にて行われた彰義隊の鎮魂のための法要、映画のヒット祈願の祈祷に出席した。その後、国の重要文化財にも指定され、上野戦争当時の砲弾による穴がいまでも残ったままの状態の旧本坊表門(黒門)の前で報道陣の取材を受けた。柳楽さんは「僕にとっては初めての時代劇で、いろんなチャレンジができた作品です」と充実した表情。瀬戸さんは、歴史の跡が色濃く黒門を見やり、ここで戦い、力尽きた人々に想いを馳せつつ「“いま”を感じる作品だと思います。僕が演じた役は、志や思いがはっきりせずに迷って、悩み続けます。いまを生きている僕たちに近いと思います」としみじみと語る。門脇さんは、柳楽さんの許嫁という役柄だが、共演シーンはわずか1シーン。全体的にも決して出演シーンが多いとは言えない中で、心情を表現せねばならず、難しさを感じながらの撮影だったよう。「いまを生きている私では、はかり得ない感覚が多すぎて…。それでも同じ人間、16歳を経験した一人の女性として共通する部分は絶対にあるはずと思い、近く感じられる部分を手繰り寄せながら撮影に臨みました」とふり返る。柳楽さんは以前、別の映画で門脇さんのストーカーを演じた“前科”を明かし「今回はしてません!」と語るも、微妙な空気に「余計なこと言っちゃいましたね(苦笑)」と自ら墓穴を掘ってしまったことに後悔した様子で平謝りだった。『合葬』は9月26日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:合葬 2015年9月26日より全国にて公開(C) 2015 杉浦日向子・MS.HS / 「合葬」製作委員会
2015年09月15日柳楽優弥と瀬戸康史をW主演に迎え、杉浦日向子の傑作漫画を実写映画化した『合葬』。激動の時代に翻弄される若者たちの青春を描いた本作は、第39回モントリオール世界映画祭「ワールド・コンペティション部門」にて、9月3日(現地時間)、記者会見とプレミア上映会が行われ、主演の瀬戸さんと小林達夫監督が参加。俳優デビュー10年目に初の海外映画祭となった瀬戸さんは、流暢なフランス語でスピーチを行い、カナダ・モントリオールの観客を沸かせた。幕末、将軍の警護のため有志により結成された「彰義隊」を舞台に、江戸から明治へ、時代に翻弄される若者たちの青春と生きざまを描く全く新しい時代劇として、海外からも熱い注目を集めている本作。モントリオール世界映画祭といえば、過去に、『おくりびと』(’06年/最優秀作品賞)、『わが母の記』(’11年/審査員特別大賞)、昨年は吉永小百合主演『ふしぎな岬の物語』が「審査員特別賞」「エキュメニカル賞」を、呉美保監督・綾野剛主演の『そこのみにて光輝く』が「最優秀監督賞」を受賞するなど、日本作品が高い評価を受けている国際映画祭。公式記者会見には、日本文化に興味を持つ世界各国の報道陣が集まり、小林監督と瀬戸さんが世界各国の記者からの質問に応じた。瀬戸さんは、本作への参加について、「映画での時代劇は初めてでした。『合葬』は日本人から観ても、新しい時代劇作品が出来たなと感じています。一方で、昔からある武士・サムライの精神が、いまを生きる僕たちに伝わる作品だとも思います」とコメント。本作に登場する若い侍については、「柳楽優弥さんが演じた極(きわむ)という人物は、皆が思う“THESAMURAI”で、自分の仕えている人のため、自分の志のために真直ぐに生きている人物。一方、僕が演じた柾之助(まさのすけ)は、現代人に一番近い考えを持っている人物かと思います。自分の居場所を探しながら、日々迷い、悩み…そういうところがいまを生きている僕らとの共通点だと思います」と語った。また、「日本映画の数々の時代劇の名作、なかでも溝口健二や黒沢明監督の作品は、自分が映画を志す上で大変影響を受けました」という小林監督は、「今回描いた、若者たちが知らない間に戦争に巻き込まれるという構図はどの国でもどの時代にも共通するテーマ。現代劇でこのテーマを描くと作家の主義主張やマニフェストとして作品がとらえられがちだが、時代劇で描くことによって世の中に何かを問うというよりも、寓話的、象徴的に見ていただけるのでは…」とその思いを明かした。その日の夜、行われたプレミア上映でも、昨今の日本ブームもあってか本作への注目度は高く、21時半と夜遅い上映時間にもかかわらず、20代の女性グループを含め老若男女たくさんの観客が詰めかけた。上映前、小林監督とともに登壇した瀬戸さんは、美しいグリーン色の着物姿で登場、観客からは大きな歓声がわき起こった。瀬戸さんは、初めて国際映画祭に参加したことへの感謝と、作品に描かれたテーマ“武士道”にからめた熱いメッセージを、完璧なフランス語で「激動の時代に生きた、名もない若い侍達の姿を描いた作品です。映画では侍が世の中から姿を消そうとしている時代に、彼らの日常や、迷い、悩みながらも志のために戦っている姿を描いています」と紹介。「侍は礼儀や作法を大切にし、忠誠心の強い、現代の我々日本の若者にとっても尊敬すべき精神をもっています。侍はいなくなってしまいましたが、現代を生きる僕らにも侍の心、“武士道”が残っています。私に宿っている“武士道”は、役者として、その一瞬一瞬に命をかけるという覚悟です。私にとって『合葬』は1シーン、1シーン、台詞一言、一言に命をかけて作った映画です」と力強く語ると、観客も大いに沸き、その発音は、通訳に「以前、フランス語を勉強していたのですか?」と聞かれるほど素晴らしいものだったという。プレミア上映では、エンドロールに入った途端、観客たちから自然に拍手が湧き起こり、全ての上映が終わった後、再び盛大な拍手に会場が包まれた。観客と一緒に映画を鑑賞していた小林監督と瀬戸さんが客席に向かって一礼し、会場を出ようとすると「素晴らしかった!」と次々に握手を求められ、劇場のロビーでも観客からの感想と質問が殺到。なかなか会場を去れない状態が約40分間続いたという。瀬戸さんは、そんな熱気の中、「映画が終わって拍手をいただけたことがとても嬉しい」と語った。なお、同プレミア上映の前には、瀬戸さんが粋な着物姿でモントリオールの街を散策。街角ではいたるところに、映画祭のバナーがあふれており、街をあげてのお祭りムードに、「昨夜は興奮してなかなか寝付けませんでした」と瀬戸さん。モントリオールを訪れる観光客なら必ず足を運ぶといわれる観光名所・ノートルダム聖堂の前で記念撮影。すると、聖堂の前のプラスダルム広場では、課外授業でモントリオールに訪れていたカナダ人の女子中学生にあっという間に取り囲まれ、写真撮影タイムに。「KIMONOが素敵!」「日本の俳優なの?かっこいい!!」と、瀬戸さんはカナダ人女性にも大人気の様子だったという。第39回モントリオール世界映画祭授賞式は、現地時間9月7日(日本時間8日)に行われる。『合葬』は9月26日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:合葬 2015年9月26日より全国にて公開(C) 2015 杉浦日向子・MS.HS / 「合葬」製作委員会
2015年09月07日柳楽優弥&瀬戸康史がW主演を果たす『合葬』が、第39回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に正式出品されることが、このほど決定した。漫画雑誌「ガロ」に連載され、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した杉浦日向子の同名漫画を実写映画化する本作。NHKテレビ小説「まれ」に出演中の柳楽優弥と、今年デビュー10周年を迎えますますの飛躍を見せる瀬戸康史がW主演を果たし、ほかにも若手実力派の岡山天音や、『FOUJITA』の公開を控えるオダギリジョー、柳楽さんと同じく「まれ」出演中の門脇麦、「なぞの転校生」の桜井美南ら個性溢れる共演陣が勢ぞろいし、これまでの“時代劇”とは一線を画すリアルな青春群像を紡ぎ出していく。このほど本作の出品が決定したモントリオール世界映画祭は、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの世界三大映画祭に次ぐ北米最大規模の権威ある映画祭であり、近年立て続けに日本映画が受賞。今年すでに中村倫也主演の『星ガ丘ワンダーランド』の正式招待も決定し、“日本好き”として知られる本映画祭は大きな注目を集めている。そして、今回の正式出品を受けて柳楽さん、瀬戸さん、岡山さん、小林監督からコメントが届いている。■柳楽優弥今回このようなお知らせを聞く事が出来てとても光栄です。僕は舞台の稽古中の為、現地へ伺う事が出来ませんが、『合葬』に込められた想いがモントリオールの方々にどう感じて頂けるのか、とても楽しみです。■瀬戸康史小林監督、スタッフ、共演者の方々と共にリハーサルを重ね、短い期間でしたが昨年の暑い夏、妥協せず闘った作品が評価され、個人としては初の海外映画祭コンペの出品となったことを光栄に思います。まるで自身の目で見て、感じた幕末の人間模様や風俗をそのまま描いた、杉浦日向子さん原作の日本の時代劇映画が世界の沢山の方々に観ていただける機会を与えられて嬉しく思いますし、今作は僕ら日本人が観ても、“新しさ”を感じる時代劇で、海外の方々の反応が今からとても楽しみです。この映画から、亡くなった者、遺された者、それぞれの生き様を見届けてほしいと思います。■岡山天音『合葬』が、モントリオール世界映画祭に出品された事、とても嬉しく思います。日本の幕末という時代を生きた人間たちの、ありのままの生き様に国境を越えて寄り添ってもらえたら最高です。■小林達夫監督『合葬』のWorld Competition部門ノミネート、嬉しく思います。若者の置かれている状況に対する不安や、仲間同士の羨望や嫉妬といった感情から生まれるストーリーは、時代劇という枠にとらわれず普遍的な青春映画のテーマとして海外の方にも共感していただけることを願っています。尚、映画祭には、小林監督と瀬戸さんが出席予定。瀬戸さんの海外映画祭への参加は今回が初となり、海外でどのような注目を集めるのか大いに期待がかかる。『合葬』は9月26日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月12日柳楽優弥と瀬戸康史が主演を果たす時代劇『合葬』。原作者・杉浦日向子の命日である本日22日(水)、主演の2人よりコメントが到着した。鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された「彰義隊」。高い志をもって結成され江戸の民衆から慕われながらも、幕府の解体とともに反政府的な立場に追いやられてしまった彰義隊は、「新撰組」や「白虎隊」に比べると、これまであまり語られることがなかった。将軍に熱い忠誠心を持ち、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極(柳楽優弥)と、養子先から追い出され、行くあてもなく赴くままに彰義隊へ入隊した柾之助(瀬戸康史)、彰義隊の存在に異を唱えながらもそこに加わらざるをえなかった悌二郎(岡山天音)の、時代に翻弄された数奇な運命を描く。伝説の漫画雑誌「ガロ」に連載され日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した杉浦氏の同名漫画の実写映画化である本作。杉浦氏は、漫画家や江戸風俗研究家、文筆家、さらにテレビ出演などで活躍し、1984年に「合葬」で日本漫画家協会賞優秀賞、1988年「風流江戸雀」で文藝春秋漫画賞を受賞し、1980年代の「江戸ブーム」を牽引した。また、今年代表作「百日紅」の原恵一監督によるアニメーション映画化『百日紅~Miss HOKUSAI~』が公開され、大きな注目を集めた。7月22日(水)、杉浦さんの没後10年を迎える今日、『合葬』で主演を果たす柳楽さんと瀬戸さんから、杉浦さんの命日にあてたコメントが届いている。<柳楽優弥/極役>初めて杉浦さんの漫画、『合葬』を読んだとき、すごく引き込まれ、切なさや儚さがある中でも親しみやすい作品だと思いました。時代劇であり青春の要素も含まれ、どの世代の方にも共感して頂ける作品になったと思います。僕が演じた極は、悲しいくらいにまっすぐ生きています。その生き方は、とても勇気がいることだと感じました。そんな極にどこまで近づけられるかという事が自分にとっての一つのテーマでした。できることならば、是非杉浦さんに観て頂きたいです。自信をもってお届けできる作品です。<瀬戸康史/柾之助役>杉浦日向子さんの原作を知ったのは、今作の映画『合葬』に関わらさせていただくことになってからで、それから何作か続けて読みました。共通して思うのは、杉浦さんはタイムトラベラーなのではないかということ。そうでなければ、登場人物や風景をあんなに細かく描けないと思う。僕が『合葬』で演じた吉森柾之助もそうです。杉浦さんが自身の目で見て、感じてきたからこそ描けるのではないでしょうか。僕は演じる上で原作の異質な雰囲気は壊したくなかったですし、時代や人を少し違った目線で見ている柾之助を大切に演じました。杉浦さんが今作を見て、最後にはどこか希望を感じられる作品になっていたらと思う。天才漫画家と称され、46歳の若さで惜しまれながらなくなった杉浦日向子。没後10年を迎えて公開される本作で、さらなる注目が集まりそうだ。『合葬』は9月26日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月22日NHK朝ドラ「まれ」でも好演を見せる柳楽優弥と、新ドラマ「エイジハラスメント」がまもなくスタートする瀬戸康史がW主演を果たす映画『合葬』。杉浦日向子の同名傑作漫画を実写化した本作から、待望の予告編映像が到着した。伝説の漫画雑誌「ガロ」に連載され、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した杉浦日向子による原作が、存在感のある俳優としてますます評価を高める柳楽さん、今年デビュー10周年を迎えた瀬戸さんのW主演で映画化。その2人の幼馴染役に、若手実力派の岡山天音、さらに世界的に活躍する俳優・オダギリジョー、同じく「まれ」などで活躍する最旬女優・門脇麦と、個性豊かな実力派共演陣が集結する。舞台となるのは、幕末、「新撰組」や「白虎隊」に比べ、これまであまり語られることがなかった「彰義隊」。予告映像では、将軍に熱い忠誠心を持ち自らの意思で彰義隊に加わった青年・極(柳楽さん)と、養子先から追い出され、行くあてもなく赴くままに彰義隊へ入隊した柾之助(瀬戸さん)、そして友を止めるため、やむを得ず入隊した幼馴染・悌二郎(岡山さん)の偶然の再会から幕を開ける。その直後、「江戸という時代と彼らの青春の終わり」というカヒミ カリィの独特で印象的なナレーションから音楽が転調、門脇さんやオダギリさんも登場し、また瀬戸さんの力強い言葉や柳楽さんの慟哭とともに、まだ若い彼らが儚く散る運命を切ない映像美で魅せていく。混乱の幕末に翻弄された若者たちの姿を、現代の若者にも通じるリアルな青春群像として紡ぎ出した本作を、まずは、こちらから確かめてみて。『合葬』は9月26日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月08日俳優の柳楽優弥と瀬戸康史が主演を務める映画『合葬』(9月26日公開)の予告編が8日、公開された。将軍の警護と治安維持のために結成されながらも、幕府の解体とともに反政府的な立場に追いやられてしまった「彰義隊」の姿を描く本作。将軍への熱い忠誠心から、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極(柳楽)と、養子先から追い出され、行くあてもなく赴くままに彰義隊へ入隊した柾之助(瀬戸)、彰義隊の存在に異を唱えながらもそこに加わらざるをえなかった悌次郎(岡山天音)の、時代に翻弄された数奇な運命が描かれる。公開された予告編は、柳楽演じる極が「わが命は上様にささげ奉ると決めている」とりりしく宣言する姿から始まる。前半では極、柾之助、悌次郎らの3人が青春を謳歌する姿が描かれるが、後半に入ると一変、「恋も 友情も 志も 儚く散る」というメッセージが暗示するように、3人の運命が暗転していく様子が切なく映し出されている。映画の原作は、漫画雑誌『月刊漫画ガロ』(青林堂)で連載され、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した人気漫画作品。原作者の杉浦日向子氏は1980年代の「江戸ブーム」をけん引し、数々の名作を残した。映画『天然コケッコー』(2007年)や連続テレビ小説『カーネーション』(2011年)などを手掛けた脚本家・渡辺あやが、映画脚本としては4年ぶりに担当。その渡辺が「新進気鋭の逸材」と評した小林達夫監督がメガホンを取り、共演にはオダギリジョー、門脇麦らが名を連ねている。(C)2015 杉浦日向子・MS.HS/「合葬」製作委員会
2015年07月08日NHK連続テレビ小説「まれ」で、土屋太鳳が演じる主人公・津村希の新しい恋(?)の相手・池畑大輔を好演中の柳楽優弥と、大河ドラマ「花燃ゆ」でも“幕末男子”を熱演中の瀬戸康史がW主演を果たす映画『合葬』。その2人の表情が対照的な、本作の世界観をシンプルかつ力強く表現するポスタービジュアルが完成、いち早くシネマカフェに到着した。「新撰組」や「白虎隊」に比べると、これまであまり語られることがなかった「彰義隊」。鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的に結成された彼らは、江戸の民衆から慕われながらも、幕府の解体とともに反政府的な立場に追いやられてしまった。本作で描かれるのは、将軍に熱い忠誠心を持ち、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極(柳楽優弥)と、養子先から追い出され、行くあてもなく彰義隊へ入隊した柾之助(瀬戸康史)、彰義隊の存在に異を唱えながらも、そこに加わらざるをえなかった悌二郎(岡山天音)という、時代に翻弄された3人の男の数奇な運命。伝説の漫画雑誌「ガロ」に連載された杉浦日向子による原作をもとに、脚本を手がけるのは、4年ぶりの映画脚本となる渡辺あや。監督は、その渡辺さんが新進気鋭の逸材と認める小林達夫。共演には、若手実力派の岡山天音、世界的に活躍する俳優・オダギリジョーや「まれ」でも好演を見せる門脇麦など、個性豊かな面々が集結。ナレーションをカヒミ カリィ、音楽を「ASA-CHANG&巡礼」が務めることも話題となっている。到着したポスタービジュアルでは、「腹は決めた。心は迷っていた。」のコピーとともに、彰義隊に自らの意思で入隊した極と、ほかにあてがなく赴くままに入隊した柾之助の「動」と「静」の対比が、2人の表情からくっきりと浮かび上がっている。そして、友を止めるため、やむを得ず入隊した2人の幼なじみ・悌二郎(岡山天音)がその行く末を心配そうに、儚げに見つめている。いま改めて注目を浴びている、激動の時代を生きた“幕末男子”の三者三様の生きざまには、胸キュン必至。これまでの“時代劇”とは一線を画す現代の若者にも通じるリアルな青春群像に、いっそう期待が高まるビジュアルとなっている。『合葬』は9月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月15日俳優の柳楽優弥と瀬戸康史が主演を務める映画『合葬』(9月26日公開)で、歌手のカヒミ・カリィがナレーション、音楽ユニット・ASA-CHANG&巡礼が劇中曲を手がけることが11日、わかった。ともに映画作品への参加は初となる。将軍の警護と治安維持のために結成されながらも、幕府の解体とともに反政府的な立場に追いやられてしまった「彰義隊」の姿を描く本作。将軍への熱い忠誠心から、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極(柳楽)と、養子先から追い出され、行くあてもなく赴くままに彰義隊へ入隊した柾之助(瀬戸)、彰義隊の存在に異を唱えながらもそこに加わらざるをえなかった悌次郎(岡山天音)の、時代に翻弄された数奇な運命が描かれる。音楽活動以外にも、NHK FMのパーソナリティー、映画の字幕監修としても活躍するカヒミ。「江戸時代がまるで昨日終わったかのように、若者たちの息使いや笑い声が胸を締め付け、現代があの時代からずっとつながっているという事をリアルに感じました。このような作品に参加する事ができ、本当に光栄です」とコメントを寄せた。トライバル、電子音楽など既存のジャンルにとらわれない音楽で、舞台音楽などでも活躍するASA-CHANG&巡礼は、「『弔いの音楽』という小林監督の意をうけて」、楽曲を制作したことを明かし、「ASA-CHANG&巡礼としての渾身のサウンドトラックが仕上がりました」と自信をのぞかせた。映画『合葬』は、2005年に46歳の若さでこの世を去った漫画家・杉浦日向子さんの同名漫画が原作。『月刊漫画ガロ』(青林堂)で連載され、1984年には日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した。脚本は、映画『天然コケッコー』(2007年)やNHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』を手がけた渡辺あや氏が担当し、『少年と町』(2007年)で京都国際学生映画祭グランプリを受賞した小林達夫監督がメガホンをとる。共演として、オダギリジョー、門脇麦らの出演が発表されている。(C)2015 杉浦日向子・MS.HS/「合葬」製作委員会
2015年06月11日伝説の漫画雑誌「ガロ」に連載された、江戸風俗研究家としても知られる天才漫画家・杉浦日向子の傑作を、柳楽優弥&瀬戸康史のW主演で映画化した『合葬』。このほど、本作にオダギリジョー、門脇麦ほか豪華共演者が新たに発表となった。幕末期、鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された「彰義隊」。高い志をもって結成され江戸の民衆からも慕われながらも、幕府の解体とともに反政府的な立場に追いやられてしまった「彰義隊」は、「新撰組」や「白虎隊」に比べると、これまであまり語られることがなかった。本作は、将軍・慶喜に忠誠心を持ち、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極(柳楽優弥)と、養子先から追い出され、行くあてもなく彰義隊へ入ってしまう柾之助(瀬戸康史)、彰義隊の存在に異を唱えながらも加わらざるをえなかった悌次郎(岡山天音)という、若き青年たちの切なく揺れ動く数奇な運命を描き出す。脚本を手がけるのは、映画『天然コケッコー』やNHK連続テレビ小説「カーネーション」などの人気脚本家・渡辺あや。映画脚本を手掛けるのは、4年ぶりとなる。監督には、その渡辺さんが「新進気鋭の逸材」と評する小林達夫。主演を務める柳楽さんは、存在感のある演技で評価が高く、現在、連続テレビ小説「まれ」にも出演中。また、瀬戸さんもデビュー10周年の今年、ドラマ「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」などでますますの飛躍を見せている。そして、若手実力派として注目される岡山天音と、いま最も注目を浴びる20代男優3人に、さらに強力な豪華キャストが加わった。「彰義隊」穏健派の懐刀・森篤之進には、国内外で活躍する実力派のオダギリさん。また、極(柳楽さん)の元・許嫁で、悌二郎(岡山さん)の妹・福原砂世には、「まれ」でも好演を見せる最旬・若手女優、門脇さん。そして、柾之助(瀬戸さん)が想いを募らせ、極が恋心を抱く茶屋の仲居・かなに「なぞの転校生」の桜井美南とフレッシュな演技派を起用。これまでの“時代劇”とは一線を画す、現代の若者にも通じるリアルな青春群像を紡ぎ出していく。『合葬』は9月26日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月26日高橋一生、瀬戸康史が出演する舞台『マーキュリー・ファー Mercury Fur』が2月1日、東京・シアタートラムで開幕した。英国の劇作家フィリップ・リドリーの作品を本邦初演。2005年のイギリス初演時には、その荒廃した世界観と挑発的で過激な描写が客席を騒然とさせたという話題作だ。舞台『マーキュリー・ファー Mercury Fur』チケット情報暴力と略奪がはびこる街を舞台に、過酷な状況下で、生きること、愛することを渇望するふたりの兄弟の姿を描く本作。高橋と瀬戸はその兄弟役を演じる。初日の公演を終えて、主演のふたりは次のようなコメントを寄せている。■高橋一生(兄・エリオット役)2005年に発表されたこの作品を預言書のようだと感じていますが、そのような過酷な世界になったとしても何を守り、大切にし、信じていくか。最後の牙城は人間の愛だと思いました。また改めて舞台に立って感じたのは、これは希望の物語だということです。俳優として、希望の物語にしなくてはいけないのだという使命を感じました。お客様に少しでも伝わればと思います。■瀬戸康史(弟・ダレン役)この作品はタイムリーで、世界で起こっていることと重なっているようでもあります。自分が出演していることは運命的で、意味がある。そして責任があると感じられる作品です。全27公演をひとつひとつ大切にしていきたいですし、その時のダレンがどう生きているかということを演じていきたいと思います。さらに演出を手がける白井晃からもメッセージが寄せられた。リドリー作品を演出するのは今回で4作目。白井は日本でリドリー作品を手がける唯一の演出家だ。■白井晃(演出)初日が終わってこのように震える思いになったのは初めてです。この作品が持っている意味、演劇が持っている意味というものを改めて感じることができました。俳優たちが必死にこの時間を生きようとしているのを見て、演出家として非常に嬉しく思いましたし、一緒に舞台上で息をしているような気持ちになりました。凄い作品だと改めて思いましたし、多くの観客にこの空間を感じて色んな感想を持ってもらいたい、そのように思いました。舞台は2月22日(日)まで。チケット発売中。
2015年02月04日2005年に46歳の若さでこの世を去った漫画家・杉浦日向子さんの『合葬』が、主演に柳楽優弥と瀬戸康史を迎えて初めて実写映画化されることが10日、明らかになった。映画は来年秋の公開を予定している。『合葬』は『月刊漫画ガロ』(青林堂)で連載され、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した人気漫画。杉浦さんは1980年代の「江戸ブーム」を牽引し、数々の名作を残した。中でも、同作は評価が高く、幕府の解体に反対し、最後まで戦った「彰義隊」をテーマに、そこに参加した3人の若者の数奇な運命を描いている。映画『天然コケッコー』(2007年)や連続テレビ小説『カーネーション』(2011年)などを手掛けた脚本家・渡辺あやが、映画脚本としては4年ぶりに担当。その渡辺が「新進気鋭の逸材」と評した小林達夫監督がメガホンを取る。柳楽演じる秋津極は、悌二郎(岡山天音)の妹との婚約を破談にし、彰義隊へ入隊。クールな物腰の反面、主君・徳川慶喜に対して熱い忠誠心を抱いている。柳楽は本作について「日本の伝統、日本らしさというのは忘れてはいけないんだと作品を通して思いました」と実感。「粋な人生を生き抜いた『極』という役を演じることができて幸せでした」と俳優としての喜びを語った。一方、瀬戸演じる吉森柾之助は、極、悌二郎の幼なじみで、養子先の笠井家を追い出され、行くあてもないまま彰義隊へ入る役どころ。原作の魅力を「杉浦日向子さんの作品は、"萌え"と"燃え"が共存した不思議な世界へ僕達を連れて行ってくれる」と説明し、「作品を知っていくうちに、僕が思い描いていた武士は薄っぺらく、当時の人も現代の若者と同じような悩みを持ち、柾之助はある意味時代にあらがった人物なんだという、僕なりの答えが見つかった」とこちらも歴史の重みを再認識していた。
2014年12月10日「月刊漫画ガロ」に連載されていた、天才漫画家・杉浦日向子の「合葬」を柳楽優弥、瀬戸康史を主演に迎え実写映画化することが明らかになった。慶応4年。300年にわたる徳川幕府の支配が終わった。極(柳楽優弥)は、悌二郎(岡山天音)の妹との婚約を突然破談にする。それを聞いた悌二郎は憤慨し、極を追い詰めている最中、幼馴染である柾之助(瀬戸康史)と再会。柾之助が家を追い出されたと聞いた極は、柾之助に彰義隊への入隊を勧める。この3人の再会が、其々の人生を狂わせてゆく…。伝説の漫画雑誌「月刊漫画ガロ」に連載され日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した杉浦日向子の傑作漫画を原作に、映画『天然コケッコー』や連続テレビ小説「カーネーション」などを手掛けた人気脚本家・渡辺あやと、新進気鋭の逸材と評した小林達夫がタッグを組み実写化した本作。秋津極役に『許されざる者』『闇金ウシジマくん Part2』など存在感のある俳優として評価が高い柳楽優弥、極の幼なじみ吉森柾之助役に来年デビュー10周年を迎え、『わたしのハワイの歩きかた』や2015年1月からスタートする大河ドラマ「花燃ゆ」などますます飛躍を見せる瀬戸康史がW主演を務める。そして2人の幼馴染役で柾之助、極と関わり翻弄されていく福原悌二郎役に『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『チョコリエッタ』に出演する岡山天音が好演。幕末という時代の転換期に生き、戦いに巻き込まれていく若者たちの青春を濃密で哀切な空気と共に描いていく。以下、出演者コメント<柳楽優弥/秋津極役>「日本の伝統、日本らしさというのは忘れてはいけないんだと作品を通して思いました。粋な人生を生き抜いた「極」という役を演じることができて幸せでした」<瀬戸康史/吉森柾之助役>「僕が演じた柾之助はあっけらかんとした性格で、僕が思い描いていた“武士”とは全く違っていた。ものすごく純粋で不器用だ。作品を知っていくうちに、僕が思い描いていた武士は薄っぺらく、当時の人も現代の若者と同じような悩みを持ち、柾之助はある意味時代に抗った人物なんだという、僕なりの答えが見つかった。杉浦日向子さんの作品は、“萌え”と“燃え”が共存した不思議な世界へ僕達を連れて行ってくれる」<岡山天音/福原悌二郎役>「幕末を生きた若者達が、今の僕らと同じ等身大の想いを抱いて、確かに生きていたんだとゆう事を、この作品に参加して身を持って感じました。この映画を通して当時を生きた人達の体温に少しでも触れて頂きたいです」『合葬』は2015年秋全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月10日あびる優、ブログ人気急上昇先月結婚をしたばかりのあびる優さんのブログが、人気急上昇中!仕事やプライベートを楽しみつつも、常にオシャレな彼女の生活をのぞき見ることができます。同ブログで特に話題になっているのが、ランジェリーシリーズ。彼女がモデルをつとめるエメフィールのランジェリーを着用した写真が、4回にわたってアップされています。エメフィール・ランジェリー可憐な花柄模様やセクシーな黒やヒョウ柄など、豊富なデザインで知られるエメフィールですが、胸をボリュームアップさせるのも得意中の得意。同ブログ9月25日付けの記事では、「今回も盛れるブラが豊富だったよん。」と彼女も大満足のコメントを寄せています。お気に入りはグレース彼女が自身の結婚会見で着ていた素敵なワンピースについても、9月21日付けの記事で触れられており、グレースで購入したと告白。ビジューの使い方を絶賛していて「素敵で衣装でもプライベートでも大活躍!」とグレースを愛用していることを明かしました。テレビや雑誌で活躍中のあびる優さん。ブログ同様、彼女のタレント人気にこれから火がつきそうです。【参考】・あびる優オフィシャルブログ「あびるさん」
2014年10月04日『貞子3D2』の瀬戸康史と、朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で注目を集める有村架純が、これまでのイメージを覆す“罪人”役に挑んだスリラー映画『JUDGE/ジャッジ』の衝撃映像がこのほど公開された。公開された衝撃映像本作は、コミックの累計発行部数が160万部を突破した外海良基の人気作を映画化したもの。七つの大罪を追った者たちが閉ざされた空間の中で、それぞれの罪人の罪の重さを多数決で決定する“死のゲーム“に挑む様を描く。瀬戸は“憤怒”の罪を背負ったオオカミ役を、有村は“傲慢”の罪を背負ったライオン役を演じる。予告編では、獣のマスクを被った罪人たちが“死のジャッジ”をし合う驚愕の状況が映し出され、極限状態に置かれた瀬戸と有村が恐怖の表情がしっかりと捉えられている。映画の主題歌は人気バンドMAN WITH A MISSIONが手がけており、瀬戸は「あの力強く、良い意味で常識外れな風貌の5匹のロックバンドとのコラボレーションが楽しみでならない。僕らが作り上げた映像と、MAN WITH A MISSIONさんの主題歌が合わさって、破壊力抜群の作品になる事を期待してる」とコメントを寄せている。爽やかなイメージとは真逆の“罪人”役を瀬戸と有村がどのように演じるのか? 鬼気迫る表情で新境地を切り開くふたりに注目したいところだ。『JUDGE/ジャッジ』11月8日(金)全国ロードショー
2013年08月30日(画像は山田優オフィシャルブログ「Yu」より引用)「夏肌」山田優その秘密は?夏は肌が勝負のシーズンでもありますよね。腕や足の露出が増えて、健康的な「夏肌」が注目を浴びる季節です。疲れて元気のない肌は格好悪く見えてしまいます。しかし、そうはいっても、そろそろ肌に疲れが見え始めてきたのではないでしょうか。気付けばお盆は過ぎ、夏休みは後半戦へと突入しています。ここらで、一度肌に元気をチャージしてみてはいかがでしょうか。夏肌の代表格ともいえる山田優さんの肌の魅力にせまってみました。まずは彼女のブログをチェック。8月14日付けで、角質ケアの記事がアップされていました。ハワイブランド「BELLE VIE」の角質ケア彼女の肌は、ただ美しいというだけではなく、いつ見ても健康的でパワーが感じられます。まさに「夏肌」と呼ぶにふさわしいエナジー肌ですよね。疲れたお肌には、保湿や美容クリームも大事ですが、まずは夏の紫外線で傷ついた古い角質を落とすことが重要。彼女はブログで、愛用の角質ケア商品を掲載しています。ハワイのブランド「BELLE VIE」シリーズの「LAKI」です。コスメフリークであれば一度は耳にしたことのある人気の商品ですよね。「LAKI」は、ハワイ原産のハイビスカスやパイナップルのエキスを配合した角質除去ジェル。その効果は絶大で古い角質がボロボロとれるとネットや口コミでも話題です。山田優さんもブログで「これ優秀です!!!」と大絶賛。日本でもオンラインストアで購入可能な「LAKI」。「LAKI」はハワイ語で「幸福」という意味だそうです。あなたも「LAKI」を手に入れて、「幸福」な肌をゲットしてみては?【参考リンク】▼山田優オフィシャルブログ「Yu」元の記事を読む
2013年08月19日リアルタイム・シンガーソングライター・高橋優が、自身最大規模となる14都市16公演のホール・ツアー「高橋優秋の全国ツアー~高橋は雨男?晴れ男?はっきりさせようじゃないか2012」のツアー中だ。ツアー初日は10月12日、神奈川県民ホール。楽曲制作のプロデューサーでもある浅田信一(G)の率いるバンドをバックに、高橋は曲ごとにギターを取り替えながら力強い歌声を聴かせる。コンディションはばっちり良好だ。高橋優 ライブ情報「一番恐れていたことが起きました。気象庁発表によると、本日の天気は“曇り”です(笑)」ツアータイトルに引っ掛けたユーモラスなMCで笑いを誘い、「でもステージ上は晴れですから。みなさんの心の中までも晴れ渡るように歌います」と呼びかける高橋。観客は時に座ってじっくりと、時に総立ちになって拳を振り上げ、徐々に一体感がホール全体を包み込んでゆく。セットリストは高橋優のベスト選曲とも言えるもので、出来たてほやほやの新曲も聴ける。MCも饒舌で、高橋は日常で感じる様々なエピソードを交えて、「同じ時代に生きていること」の喜びを観客に向けて何度も語りかけた。「僕にとっての幸せは、ここにいる人と同じ時代に生まれてよかったということです」この日のライブを体験した人は、必ずもう一度ライブを見たいと思っただろう。同時代を生きる人々と共に歩み、等身大の歌を作り続けるリアルタイム・シンガーソングライター。このツアーを通して高橋優は、さらに大きく成長するに違いない。本ツアーは、12月11日(火)・12日(水)中野サンプラザホールまで全16公演が行われる。また、本公演のライブレポートをチケットぴあwebサイトで公開中。取材・文:宮本英夫
2012年10月26日日本最大の内海である瀬戸内海には、外周が0.1km以上の島は727あると言われている(昭和61年海上保安庁調べ)。最も多い広島県の142(海図に●●島と表記されているものは153)を筆頭に、愛媛県133(同136)、山口県127(同105)と続く。これらの中には人が住んでいる島も人が住んでいない島も含まれている。しかし、基本的に日本の無人島は全て所有者が存在するため、無断で上陸することは許されていない。もし勝手に上陸すると逮捕されるのはもちろん、想像を超える額の罰金を支払う結果になるので注意が必要だ。そうは言っても、私有地の島の中にはキャンプ場や海水浴場として利用できる島もある。現在、公の許可さえあれば入島できる島として、次のようなものが挙げられる。「津波島(つばしま)」愛媛県越智郡上島町に属する周囲約5kmの無人島。県の自然海浜保全地区に指定された海岸があり、かつてはレジャー施設として開発されていた。そのため、キャンプ場や海水浴場をはじめ、テニスコート、多目的広場、レストハウスなどの施設が設けられており、夏にはキャンプや海水浴が楽しめる。ただし、定期航路はないので、訪れたい場合は船をチャーターする必要がある。「蔦島(つたじま)」香川県三豊市仁尾町に属する周囲約4km無人島。仁尾港(におこう)沖に浮かぶ大蔦島と小蔦島の2つを合わせて蔦島と呼ぶ。仁尾港からつたじま渡船でわずか4分。気軽に渡ることができる自然豊かな島である。この島は4月~10月のみ海水浴場・キャンプ場として開放されており、その期間は渡し船も就航する。「釜島(かましま)」岡山県倉敷市にある鷲羽山(わしゅうざん)の先端に位置する、久須美鼻(くすみばな)の南東約1kmの沖合に浮かぶ無人島。かつては人が住んでいたが、現在は夏だけ釜島海水浴場がオープンする。定期船がないためチャーター船で訪れるしかないのが難点だが、一面に広がる白砂ビーチの景観は見事だと評判。「能島(のしま)」伯方島と大島との間に浮かぶ周囲720mの小さい島。かつて瀬戸内で大きな勢力を誇った能島水軍(野島氏)が、ここに水軍城を築いたことで知られている。また、「能島の桜」として知られる桜の名所でもある。そのため、普段は上陸することはできないが、桜が開花している時期の週末には季節船が運航され、渡ることができる。「大黒神島(おおくろかみしま)」広島県江田島市沖美町に属する瀬戸内海最大の無人島。全国の無人島の中でも4番目の大きさで、周囲は約12.kmある。能美島の南西に浮かんでおり、かつては人が住んでいたこともある。夏には無人島サバイバル体験を楽しもうと、沖美町沖漁協のチャーター船で上陸する人が多数いる。「大奈佐美島(おおなさびじま)」広島県江田島市沖美町に属する小さな無人島。かつては広島湾要塞の入り口だったことで知られている。能美島の北端にある「がんねムーンビーチ」の北約1kmの海上に浮かんでいる。島内にはかつての採石場の建物やトラックが、朽ちたままの姿で放置されている。チャーター船で行くことができる。「絵の島(えのしま)」同じく広島県江田島市沖美町に属する小さな島。大奈佐美島(おおなさみじま)の北約1.3kmの海上に浮かんでおり、2つの島が砂州(さす)でつながってコの字型の湾になっているのが特徴である。島内でもっとも高い35mの丘には、明治37年(1904)に初点灯した「安芸絵ノ島灯台」が設置されている。また、島内にかつて人が住んでいたことから、レンガ造りの古い建物なども残されている。平成2年まで海水浴場として利用されていたが、今ではチャーター船で渡る以外訪れる方法はない。「岡山県青少年の島梶子島(かじこじま)」その名の通り、岡山県が管理する無人島。笠岡港から渡船で約30分、神島外浦港からなら15分ほどの海上に浮かぶ島。中心にはキャンプファイヤーのできるふれあい広場が設けられている。なお、利用の際は、岡山県県民生活部男女共同参画青少年課へ申込することが必要だ。「局島(つぼねしま)」岡山県玉野市の宇野港から船で20分ほどの海上に浮かぶ無人島。宇野港の近くにある日の出共同渡船で頼めば、ひとり往復3,000円で島まで送ってくれる。いずれの島も、瀬戸内の美しい自然を堪能できるので、バケーションにはもってこいである。繰り返すが、いずれの島も所有者がいるため勝手に上陸することは許されていないので、行く前には必ず連絡して許可をもらうことをお忘れなく。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月28日