大学を卒業してから今まで保育士として働き続けている私は、生理痛が毎回重く、仕事に集中できないことも度々ありました。女性が多い職場で、当時は新卒入社したばかりでもあり、生理痛を理由に仕事を休むなんて到底できないと思い込んでいました。その考えが覆り、生理痛を我慢しないことの大切さを知った体験をお話しします。 重い生理痛を我慢する日々経血量が多く、生理がくると初日から3日目までは痛み止めの薬を飲まないと動くこともままならない私。薬を飲むタイミングを間違えると、吐き気やめまいを伴うこともあります。大学生のころ、生理痛が重いのは病気じゃないかと考え、一度婦人科を受診しましたが異常はなし。医師からは低用量ピルの紹介を受けましたが、ピルには漠然と抵抗があり、結局市販の痛み止めだけで我慢していました。 生理痛くらい我慢我慢!?「生理なんてみんな痛いのが当たり前」と思っていた私は、女性が多い職場ということもあり、痛みがつらくても薬を飲みながら我慢して働いていました。時には薬が効かず我慢した挙げ句、帰宅後に寝込んでしまうことも。そんなとき、就職2年目に同僚が生理休暇を取るという、私には衝撃的な出来事が起こりました。 生理で休みが取れるんだ!同僚とは新卒で同じ保育園に配属され、友だちのように仲良くなり、さまざまな悩み事の相談もしていた間柄でした。生理痛が重いのが同じで、よく生理痛の悩みを分かち合っていました。ある日、その同僚が当日急な休みを取り、その理由が生理痛だと上司から報告を受けた私は「えっ! 生理痛で休みが取れるの!?」とビックリ! 加えて、上司の同僚を心配する姿を見て、「生理痛がつらくて休むことは悪いことじゃないんだ」と気づいたのです。 つらいときは早めに言ってねその出来事があったあと、私は妊娠・出産を経験し、産後は生理痛が軽くなった時期もあったのですが、28歳ごろに重い生理痛が復活。保育士になって10年目のある日、出勤時に激しい痛みに襲われたのです。痛み止めを飲んだものの効かず、勤務開始時には冷や汗をかいて動くのがつらくなっていました。現場の職員や上司に話すと、すぐに生理休暇を取らせてもらうことに。「つらいときは無理せず早めに言ってね」と声もかけてくれたのです。今まで我慢していた気持ちが救われた感覚でした。 生理は痛みがあって当たり前と思っていた私は、生理休暇の体験を経て、またインターネット等の情報を見て、生理痛の重さは人それぞれなのだと気づかされました。今は自分の生理痛の状態を知り、できる対策を取ったうえで、つらいときは無理せず周りに伝えて体を休ませることも大事だと感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:川崎まり
2021年05月05日ずっと楽しみにしていた夫婦2人の一泊旅行。生理に重ならないように、日程を決めたのに……。予定より早く、旅行当日の朝に生理が始まってしまいました。そして、思わぬ事件まで……。なんだか情けなく泣きたい気持ちになっていたところ、前向きな夫のひと言がネガティブな私の気分を吹き飛ばしてくれたのです。 久しぶりの夫婦旅行に心弾ませていた私出産したとき、私たち夫婦は子どもが小さくても月に1回は夫婦旅行をしようと話し合っていました。しかし実際には子どもを実家に預けてまで旅行に行くことはなかなかできず、結局2人きりの旅行など十数年かないませんでした。 やっと子どもたちも大きくなり、一泊で夫婦旅行に行くことに。ただ、私は経血がとても多いタイプなので、せっかくの旅行中に経血漏れを気にしたり、イライラすることはどうしても避けたかったので、生理が重ならない日程で計画を立てました。 まさか! 旅行当日の朝に予想外の生理が楽しみにしていた旅行当日、朝のことです。出発前にトイレに行ったところ、生理が始まりかけていることに気付きました。私の場合、今まで生理規則正しく、ズレるといったことはまったく想定していなかったため、5~6日も早く始まったことに驚くばかりでした。 ショーツに薄くついた経血を見て「まさか!」と思いましたが、「とにかくまだ始まったばかり。焦ることはない」と自分に言い聞かせ、生理の準備をしっかりとして出発。しかし、なんとなく不安がよぎり、スタートからちょっぴり暗い気分になってしまいました。 ボロボロの私は夫のひと言に救われた旅行の当日の朝に気付いた生理は、まだ初日なので、経血もそんなに多くはないだろうし、漏れることもはないはず……そう思っていました。しかし、不安は的中。昼食時には大量の経血で、下着が汚れていたのです。そして、ホテルに着いたときには、お気に入りのスカートも汚してしまったことに気づき、気分は一気に落ちてしまいました。 生理初日は、とにかく失敗続き。そのため、ホテルでは経血漏れがないように、いつもよりしっかりガードして眠りました。しかし、万全の対策にもかかわらず、翌朝、確認するとシーツには経血漏れをしてしまいました……。 汚したシーツを洗面所で洗いながら、私はなんだか情けなくなって……。涙が出そうになったそのとき、夫がひと言、私に声をかけました。 「生理のおかげで、息子が生まれたんだから、生理には感謝しないとな!」 夫の言葉は底抜けに明るく、また私が思ってもみなかったこと。夫のこのひと言で、私はネガティブになっていた気持ちが一気に吹き飛びました。前向きな夫らしい発想のひと言が、私の沈んだ気持ちをパッと明るくしてくれたのです。 夫の天真爛漫なひと言で元気になった私は、ネガティブな気持ちはまるでなかったかのように、その日1日明るい気分で旅行を楽しみ、帰路に向かうことができました。何事にも前向き過ぎる夫の性格にはたまに不満を感じることもありますが、今回ばかりは夫ならではのひと言に救われ、本当にこの人と結婚してよかったと思いました。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO--------著者/SAKURA
2021年05月03日私が中学1年生のときに起きた出来事です。私の初潮は周りの子たちよりも遅く、小学6年生のときでした。そのため、生理の周期がわからず「血が出てからナプキンをつける」ようにしていたのです。幸い、これまでは休日や学校終わりの自宅にいるタイミングで生理がきていたので困ることはありませんでした。しかし、中学1年生の秋、学校にいるタイミングで生理がきてしまったのです……。 真っ赤に染まった体操着お昼休みが終わり、5時間目の体育の準備をしたあとでした。体操着に着替えた私はひとりで体育館に向かおうとすると、クラスメイトの女子数人が声をかけてきました。「体操着に血が付いてるけど……」。 その言葉に驚いた私は、こっそり血が付いている場所に手を伸ばしました。するとうっすらと指に経血が付着したのです。それを見てさらにパニックに……。声をかけてくれたクラスメイトもどうしていいかわからず、みんなでオロオロし出してしまったのです。 焦る私、助けてくれたのは…パニックになった私たちの前に現れたのは、幼馴染でした。彼女は幼いころからずっと一緒で、中学へ進級しても同じクラスでした。自分が着ていたジャージを脱ぎ、経血が隠れるよう腰の辺りに巻き付けてくれたのです。 さらに私に「ジャージのズボンがあるか」を聞いてきて、あることを伝えると「トイレで着替えてきな」と促してくれました。当時の学校は秋や冬になると、半袖半ズボンの体操着の上から、長袖長ズボンのジャージを着て体育の授業を受けます。あの日はさほど寒くはなかったので、私は教室に置いていたのです。 その後、彼女は私と一緒に体育の担当教員の元へ行き、「大事をとって今日は見学にさせてあげてほしい」と伝えるところまでしてくれました。 面倒見の良い幼馴染彼女はその後も私に使い捨てカイロやナプキンをくれたり、自分の膝掛けを貸してくれたりと気にかけてくれました。制服を確認すると、スカートにも血が付着していたので、だいぶ前から生理がきていたようです。さらに彼女は担任の先生や6時間目の担当教員にも話を通し、1日私がジャージで過ごすことの許可までもらってきてくれました。体育が終わってもジャージでいる私に、クラスメイトの男子たちがいろいろと聞いてきましたが、その都度彼女が守ってくれたのです。 私はこの件以来、「アプリで生理周期を把握する」「いつ生理がきてもいいようにナプキンを常備しておく」という対策をしています。あのとき、幼馴染がいて本当によかったです。彼女に何かあったとき、次は私が助けてあげたいと思います。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!監修/助産師REIKO著者:佐藤里桜
2021年05月01日私は中学生のころ、ある件がきっかけで「生理=恥ずかしいこと」「生理だということは周りに知られてはならないこと」という認識を持つようになりました。私が中学生のころに経験した出来事についてお話しします。 放課後に呼び出された女子生徒中学1年生の秋ごろのことでした。帰りのホームルームが終わる直前、担任の教師が女子生徒たちに向かって「女子はホームルームが終わったら、体育館へ行くように」と伝えたのです。それだけではなく、男子生徒たちに向かって「体育館に近づかないように」と告げました。 怒られるようなことをした覚えはありません。クラスメイト全員が疑問符を浮かべたまま解散。男子生徒は部活へ行く者と帰る者に分かれ、女子生徒は荷物を持って体育館へ移動しました。 女性教師による生理指導私が到着したころはすでに数十人集まっており、1年生の女子のみが集められていました。教師の指示で、女子生徒はクラス毎に整列し、ほかの生徒や教師の到着を待つこと、数分……。 全員が集合したあと、私は教師を含め、この場にいる全員が女性であることに気が付いたのです。「何の話をするのだろう」「長引くのは嫌だな」と呑気に考え事をしていると、教師の1人が未使用のナプキンを取り出しました。 生理指導は1時間以上教師によると、先日1年生のクラスが並ぶ階の女子トイレにあるサニタリーボックスに捨てられていた使用済ナプキンが小さくまとめられていないままだったとのこと。そのナプキンは経血が丸見えの状態だったため、指導が必要だということになったのでしょう。指導のなかでは、「経血が見えてしまうのは恥ずかしいこと」「隠さなければいけない」と聞かされ続けました。 その後、1人ひとりに未使用のナプキンが配られ、開封し小さくまとめる練習が始まりました。きれいにできない子やできたけれど粘着力が甘く開いてしまった子は教師から指導が入り、まとめ直す練習に入るのです。じょうずにできた子から帰されましたが、できなかった子はなんと長時間練習をさせられたようでした。 しかし、この指導で私に印象に残ったのは、経血が丸見えにならないように生理用品のまとめられるようになることではありませんでした。指導にあった言葉から、「生理は恥ずかしいことなんだ、隠さなければいけないものなんだ」ということが胸に刻まれてしまったのです。 その後しばらくは、生理=恥ずかしいものという考えが私の心に根付いてしまっていました。今思えば、あの指導で教師たちが伝えたかったのは、「生理のマナー」だったのだと理解できます。しかし、あの指導方法で、私の心に残ったことは、残念ながらそのことではありませんでした。生理についての大切な指導も、伝え方次第では違ったものになってしまうのだなと残念に思う出来事でした。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO--------著者/佐藤里桜
2021年04月28日私が高校生のときのことです。私は強豪の吹奏楽部に所属しており、部活では演奏の練習だけでなく、腹筋、背筋などの激しいトレーニングがありました。生理2日目のある日、トレーニング前に新しいナプキンに替えたから大丈夫と、いつも通りトレーニングを始めました。するとトレーニングの最中に嫌な感覚が……。 生理中に激しい運動をするときはもっと気をつけないといけないなと思った出来事です。今、振り返ってみると、吹奏楽部とはいえけっこう激しい運動をしていたので、トレーニングのときだけはタンポンをするべきだったなぁと思います。タンポンは、高校生のときには抵抗がありましたが、今では私に欠かせない生理用品になっています。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO--------原案/東美弥乃さん作画/まっふ
2021年04月27日私はもともと生理周期が一定で、いつも規則正しく生理がくるタイプでした。特に独身OL時代は、きっちり28日周期で生理になっていて、そのおかげで、あるとき「とても助かった!」ということがありました。 きっちり28日でくる生理学生のころからもともと、生理周期は規則正しいほうでした。思ったより早くきて困ったりとか、生理予定日を過ぎているのに全然こなくて焦ったりしたという経験もありません。 ぴったり28日周期だというのは手帳に生理を記録しながら気付いたのですが、ちょうど4週間おきにくるので、生理が始まる曜日も毎回土曜日。予定も立てやすく、あらかじめナプキンを用意しておいたりもできて、とても助かっていました。 同じく28日で通っていた場所があった20代前半のころ、私はまだ独身でOLをしていて、土曜日にはネイルサロンに通っていました。ネイルサロンにはだいたい4週間おきに通うのが都合がよく、いつも仕事がお休みの土曜日に予約を入れていました。 4週間おきの土曜日は、まさに生理が始まる予定の日。ネイルサロンの日が生理初日という月が続いていたのです。そのため、手帳に「ネイルサロン」の予定を書き込みながら、じゃあこの日が次の生理予定日だな、と思うのが習慣のようになっていました。 「生理がきた!」ということは?いつもは手帳を確認しつつ、生理予定日前日から念のためナプキンをつけておくのですが、その週は仕事がとても忙しく……。バタバタと過ごしていて、生理のことをすっかり忘れていました。 忙しい平日を乗り越え、やっと仕事がお休みになった土曜日。のんびり9時前に起きてトイレに行くと、「生理になってる! そうか、今日は生理予定日の土曜日だったか……」と思うと同時に、「ってことは、もしかして今日はネイルに行く日?!」。私は急いで手帳を確認すると「10時ネイルサロン」の文字。慌てて用意をして出かけて、ネイルサロンの予約をすっぽかさずに済みました。 生理周期が規則正しいことで、ナプキンをつけ始めるタイミングやスケジューリングがわかりやすいなどそれまでも助けられてはいましたが、まさか生理がリマインダーがわりになってネイルサロンの予約を思い出すとは思ってもみませんでした。 それ以降はちゃんと手帳を確認しながら生理に備えていますが、あのときは、規則正しい生理に意外な場面で助けてもらいました。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO----------著者/よっちゃん
2021年04月12日生理前の約1週間、私は情緒不安定や集中力の低下はありませんが、1つだけ悩まされている症状があります。それは「睡魔」です。仕事中の睡魔ほどつらいものはありません。今後うまく付き合っていきたいと思い、私なりの対処法を考えました。 生理前に訪れる異常な睡魔私は、生理中に起こるおなかや腰の痛みもひどいですが、生理前の症状にも悩まされていることがあります。それが「異常な睡魔」です。普段は最低7時間睡眠を確保して生活しているのですが、生理前になると8時間や9時間などいつも以上に寝ても日中眠くなってしまうのです。 しっかりと運動をして夜ぐっすり寝ても眠い、栄養のあるごはんを食べてスマホを触らないで寝ても眠い、昼夜関係なく、とにかく常に眠気と闘っている状態なのです。 睡魔のせいで、仕事が進まない…しかし、私も社会人。昼間は仕事をしなければなりません。 とはいえ、生理前の1週間はいつもならすっきりしているはずの午前中もなんだかボーッとしてしまいます。大事な会議があっても、頭がうまく働きません。お昼を済ませてからの午後の時間は特に睡魔との戦いがひどくなります。何度も頭がカックンとなりました。とにかく常に睡魔に邪魔されて、一向に仕事が進まないのです。仮眠をとっても、コーヒーを飲んでも眠たい時間が続くストレスに加え、仕事が進まないイライラも募ります。 「仕事を休んでゆっくり寝られたらな……」と思うこともありましたが、生理休暇を取れたとしても、睡魔で1週間丸々休むことはできるはずもなく、どうすればよいか悩んでいました。 生理前の仕事は、ある「ルール」で生理前の睡魔との付き合いを続けるなかで、私はとある対処法を思いつきました。それは、生理前の時期の仕事は「詰め込みすぎず、余裕のあるスケジュールで」「デスクワークを避け、体を動かすものに」というルールにしたのです。 このように仕事を調整しておくだけで、毎月の睡魔を少し抑えられるようになりました。頭のみではなく、なるべく体を動かす仕事を増やすことで、眠気とのバランスを取りながら仕事ができるようになったのです。そして、自分の気持ちもラクになりました。 以前は、生理前、仕事をしようという気持ちはあるのに実行できないぐらい、強い眠気が襲ってきて、どんなに寝てもなかなか解決できませんでした。しかし、生理前の睡魔はくるものだと構えて準備したことで対処できました。睡魔が調整できないなら仕事のほうを調整する、それが私の対処法でした。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO----------著者/黒木美沙
2021年04月12日「生理がしんど過ぎて婦人科に行ってミレーナを使いはじめた話」第10話。生理症状がひどいことに悩んでいたイラストレーターのアベナオミさんの体験談をまとめたマンガです。3児の母であるイラストレーターのアベナオミさんは、生理症状がひどすぎて、「元気でいられるのは1カ月に1週間だけ」という状態だったそう。お産以外での初・産婦人科受診から、ミレーナを使い始めるまでの体験をマンガでご紹介します。 イラストレーターのアベナオミです。もともと生理症状が重めだった私は、第3子の出産後から、さらに症状がひどくなり……。そんな私が初めて婦人科を受診し、結果的にミレーナを入れることになった体験をマンガにしました。 今回は、ミレーナを入れて、初めて迎えた生理前&生理のお話です。 ※この漫画は実話に基づいた体験談です。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ミレーナを入れて、明らかに変わったこと。 生理前のイライラ&気分の落ち込みが格段に減りました!(夫談)生理での経血量が格段に減りました!(特に1~3日目)そして、生理中のポンコツ度合いも半分くらいに減りました! 婦人科の先生によると、徐々に経血の量は減っていくとのこと……。ミレーナを入れて初めての生理でも、ずいぶんラクになったのに!?もっと減るの?? 初経を迎えて二十数年、生理にこんな変化が訪れるなんて、10代の私には想像もつきませんでした。これから毎月どんな変化があるのか楽しみです! 次回は、ミレーナ装着半年後、どう変わったのか……をお届けします。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター アベナオミ
2021年04月09日2018年からフランスへ移住した私は、フランスの生理用品の選び方や種類にびっくり! 日本だとナプキン派が多く、種類も品質も選べるほどですが、フランスではナプキンの種類も少なく似たようなものしかありません。「なんでこんなに少ないの?」と私がびっくりした、フランス人が選ぶ生理用品やその使用方法を紹介します。 タンポン派が多いスーパーなどでは、極薄タイプから夜用タイプまでナプキンが一応揃っているのですが、日本に比べて選べるほどなく、徳用パックは存在しません。1パック14個入りが主流のようです。 それに比べて、タンポンの種類はナプキンよりも揃っていて、自分に合ったタイプを選ぶことができます。フランスでは「装着している違和感がなく動きやすい」との理由から、圧倒的にタンポン派が多いように思います。 月経カップ使用者が多いフランス移住当初、私が一番びっくりしたフランスで売られている生理用品は「月経カップ」。月経カップとは医療用シリコンや天然ゴムで作られたカップのことで、腟の中に直接入れて装着し、経血が溜まったら(最長12時間)カップを取り出して洗います。 使用後に煮沸消毒をおこなうことで、何度でも使用できて経済的。フランスではナチュラル志向やエコへの関心が高いため、月経カップがとても普及しているようで、スーパーに3,000円前後で売られていました。 生理用ショーツは存在しない日本だと防水加工された生理用ショーツは当たり前のように売られていますが、私が知る限りフランスには存在しません。私の周りのフランス女性たちは生理中でもTバックやおしゃれなレース物など、普段使っているショーツを使用する人がほとんど。私は「生理中にTバックなんて経血漏れが心配で無理!」とフランスの友人に言うと、「タンポン使えば漏れないよ」と答えるくらい経血漏れなんて気にしないで過ごしている方が多いです。 日本ではナプキンが主流でナプキン使用中の快適さを求められるのに対し、フランスでは「生理中でも普段と変わらない動きやすさを重視」という意識が強め。また経済的で手軽さも求められているように思います。月経カップは長時間交換することなく使用できて、夜間の経血漏れの心配が少ないのでいつか試してみたいと考えています。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO著者:岩見エリ
2021年04月08日「生理がしんど過ぎて婦人科に行ってミレーナを使いはじめた話」第8話。生理症状がひどいことに悩んでいたイラストレーターのアベナオミさんの体験談をまとめたマンガです。3児の母であるイラストレーターのアベナオミさんは、生理症状がひどすぎて、「元気でいられるのは1カ月に1週間だけ」という状態だったそう。お産以外での初・産婦人科受診から、ミレーナを使い始めるまでの体験をマンガでご紹介します。 イラストレーターのアベナオミです。もともと生理症状が重めだった私は、第3子の出産後から、さらに症状がひどくなり……。そんな私が初めて婦人科を受診し、結果的にミレーナを入れることになった体験をマンガにしました。 今回は、生理開始後5日目になり、ミレーナの装着予約をしていた婦人科に行くところから始まります。 ※この漫画は実話に基づいた体験談です。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ようやくミレーナを入れることができました!これでもう「生理前のゴメンナサイ星人」とも「生理中のポンコツ星人」ともおさらばできる……はず。 ミレーナを入れたときの痛みは、出産の痛みと比べたら、1億分の1くらい。でも、なんだか痛みの種類が違って重苦しい……そんな感じでしょうか。これはいったいいつまで続くのか…。 次回に続きます! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター アベナオミ
2021年04月04日私は、生理前や生理中に、体調が悪くなったり、ついイライラしてしまいます……。でも、そんななか、パートナーがしてくれて、私がとてもうれしかったことがありました! そんな彼のやさしさを感じることができた出来事を紹介します。 自分のパートナーが、生理管理アプリを使ってくれていると、アプリで彼女の体の様子の移り変わりを感じることができ、そのおかげでタイミングよく側で支えてくれることができるんだな、それって本当に助かるなと感じました。こうやって生理をパートナーと共有していることで、とても仲良く、いつまでもラブラブでいることができるんだなと私は思っています! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO--------原案/いーことさん作画/まっふ
2021年03月31日私は、妊娠前は28日周期で生理がぴったりきていました。生理痛などのトラブルもほとんどなかったので、産後、こんな不安になるとは思ってもいませんでした。 ママ友さんには「生理再開後は、生理痛がひどかった」と聞いていましたが、私の場合、産後も生理痛はありませんでした。「私は妊娠前も生理周期が順調だったし、生理痛もなかったから、産後の生理再開でも、激しい生理痛などのトラブルなどは起こらないだろうと思っていました。 しかし、再開翌日の生理2日目では、なんだか体が重くて関節が痛い……なんとなく熱を測ったら39度の発熱! この発熱が生理と関係があったのかどうかは不明ですが、少しびっくりしました。ちなみに、発熱はお風呂で温まって一晩寝たら熱は下がりました。 現在、産後2回目の生理待ち。順調にきてくれるのか、生理痛があったりしないか、ドキドキしています。 監修/助産師REIKO--------原案/松田友茉さん作画/ののぱイラスト制作者:イラストレーター ののぱ2014年8月生まれの息子は発達凸凹さん。(自閉症スペクトラム及びADHD) 大変なことも沢山あるけれど、ピースフルでとびきりキュートな息子にいつも笑顔をもらっているシングルマザーです!南九州に生息しています。
2021年03月28日性教育アドバイザーとして活躍し、とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会代表理事や『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も、男の子も女の子も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)の著書を出版されている、のじまなみさんが、男の子も女の子も知っておくべき「生理」の伝え方について教えてくれました。 お母さんの生理をとおしてたくさんのことを伝えられる性教育の絶好のチャンス「生理の日は子どもとお風呂に入らない」というお母さんが意外にもたくさんいらっしゃいます。なかには「汚いから一緒に入るのはやめようね」と伝えている方もいらっしゃるようです。私は、これはもったいないことだなぁと感じています。 生理の日は絶好の性教育のチャンスです。女性の体のこと、男性の体との違い、命の誕生の話……様々なことを「生理」をきっかけに教えることができます。特に一緒にお風呂に入る年齢のお子さんは性教育の適齢期(3歳~6歳)の子が多いでしょうから、お母さんから直接聞ける生理の話をどんどん吸収してくれるのではないでしょうか(といっても、この年齢ですからすぐ忘れるし理解度も低いですが)。 生理の話というと、どうしても「女の子に教えるもの」というイメージがあります。もちろん、これから初潮を迎える女の子にはぜひ伝えておきたいものですが、ぜひ男の子にも同じように生理について話していただきたいと思います。自分と異なる性について学ぶことは、異性を尊重する心を育みます。クラスの女のお友達に「お前、生理だろ! 汚ねえな!」と冷やかしたり、大人になった時に「生理でイライラしてるの?」などと思いやりに欠ける発言や発想をしないように、子どものうちから生理について正しい知識を伝えておきましょう。 また女の子であっても「生理は恥ずかしいもの」「生理は汚い」といったネガティブなイメージに偏りすぎないように、そして女性同士で「生理痛は甘え」などと他者を思いやれない考え方にならないように、生理の多様性についての理解も深めておきたいと思います。 生理は「赤ちゃんの卵のベッド交換」の日 私が保護者の方におすすめしている「生理」の説明の仕方をご紹介しましょう。 ――女の人は1ヶ月に1個、卵巣から「卵子」が出てくるんだよ。お母さんのお腹の中の「卵子」と、お父さんのおちんちんから出る「精子」が出会って「受精」すると、「受精卵」、つまり赤ちゃんの卵になるんだよ。赤ちゃんの卵を優しく迎えるために、お腹のなかの「子宮」ではふかふかの「ベッド」を用意しているんだけど、卵子と精子が出会わないと、このベッドは使わなくなってしまうんだ。だから、使わなくなったベッドを1ヶ月に1度、経血として体の外に出して、子宮ではまた新しいふかふかのベッドを作るんだよ。これが、生理の仕組み。生理は、『赤ちゃんの卵のベッド交換』なんだね!」 大人でも「へぇ~そうなんだ!」と思う方もいるかもしれません。子どもには少し難しい説明ですが、成長するにつれ理解度が高まっていくので問題ありません。幼いうちはお母さんの生理がくるたびにぜひ話してあげてください。 生理のネガティブなイメージはなるべく払拭して快適な生理ライフを送ってもらいたいだいたいの女の子は10~13歳頃に初潮を迎えます。「血が出る」と聞くと「痛そう」「急に出血するの?」「水泳の授業はどうしよう」など、さまざまな不安が募るものです。ですから親の口から「生理は体にとって大切で、必要なこと」と伝えておきましょう。 そしてできれば、初潮を迎えたらお祝いをしていただきたいと思います。と言っても、子どもの頃「父親に言わないでと言ったのにお赤飯を炊かれた」など嫌な思いをした方もいらっしゃるかもしれません。ですので、お祝いとして「これで大人の仲間入りだね!」という言葉を伝えてはいかがでしょうか?「これから心も身体もどんどん大人になっていく節目だね、おめでとう!」と明るく伝えることで、少しでも生理に対してポジティブなイメージを持ってもらえればと思います。 そして、初潮を迎えたら伝えていただきたいことがもう一つ。それは「あなたの体は赤ちゃんがつくれるようになった」ということです。小学生であれ中学生であれ、妊娠する可能性は決してゼロではありません。「うちの子に限って……」という思いは一旦わきに置き、お子さんのためにもしっかり伝えるようにしましょう。 なお、最近では「汚物入れ」という言葉より「サニタリーボックス」という呼称が一般的になってきているように、生理について「汚い」と思わせるような表現を避ける傾向があります。これはとても大切なことで、たとえばお子さんの経血が下着やシーツなどに付いてしまったときもなるべく「汚い」という表現は避けたいものです。「血が付いちゃったから手洗いしてね」くらいニュートラルな言葉をチョイスするよう心掛けてみてください。あわせて、生理の重さは人それぞれであること、生理について不安なことがあれば親や保健の先生、信頼できる大人に何でも聞いてほしいと伝えましょう。 女の子は長い付き合いになる「生理」をなるべく肯定的に捉え、少しでも生理ライフの負担が軽くなるように、男の子は女性の体に起こる神秘的な現象を尊重し思いやれるように、お母さんの「生理」を通してぜひたくさんのことをお子さんに伝えていただければと思います。 イラスト:おぐらなおみ(『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』より) ※本稿は『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)からのじまなみさんに加筆・再編集いただきました。 著者:カウンセラー 性教育アドバイザー のじまなみ性教育アドバイザー。とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会代表理事。著書の『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)は7万部を超える話題作となる。著書『男子は、みんな宇宙人!世界一わかりやすい男の子の性教育』(日本能率協会マネジメントセンター)、『赤ちゃんはどこから来るの?親子で学ぶはじめての性教育』(幻冬舎)、『「赤ちゃんてどうやってできるの?」にきちんと答える親になる!』(日本図書センター)。
2021年03月25日気が付けば3カ月生理がないというとき考えられるのが生理不順、閉経、妊娠です。そのなかで妊娠の可能性は、避妊ナシの性交渉があったかどうかが鍵になります。もし身に覚えがある場合はどうすればいいのか、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。妊娠検査薬の反応があるのは2カ月までもしかしたら妊娠かもと思ったら、まずは市販の妊娠検査薬の使用が思い浮かびます。しかし、妊娠検査薬は妊娠の初期症状にしか反応しないと駒形先生は言います。「市販の妊娠検査薬は10週くらいまでに反応するようにできています。12週を超えてくると、反応するホルモンが出なくなるので検査できなくなるのです。ですから、避妊をしない性交渉があって生理がなく、心配で妊娠検査薬を使う場合は2カ月以内に使いましょう。例えば3カ月、4カ月たってから妊娠検査薬で陰性だった、閉経の兆候だろうと自己判断してしまうと、妊娠が進行してしまいます。避妊をしない性交渉があって3カ月以上生理がこないときは産婦人科を受診してください」(駒形先生)閉経10年くらい前からは自然妊娠はしにくくなる40代で妊娠する方は少なからずいますが、40代になると自然妊娠の確率は低くなることがわかっています。「閉経したあとは卵子がないので自然妊娠することはありません。ただ、妊娠可能な卵子は40歳には5000個以下と、閉経の10年くらい前から少なくなるため、自然妊娠の確率は低くなります。卵子が1000個以下になると閉経です」(駒形先生)40代の自然妊娠の確率は低くなる、けれどゼロではないというのが悩ましいところです。妊娠を望まない場合は最後の生理から1年間は避妊を妊娠、出産を終えた40代女性なら妊娠を望まないケースもあるでしょう。その場合は、最後の生理から1年間は避妊が必要と駒形先生は言います。「最後の生理は1年間たってから確定され、その時点で閉経となります。生理が3カ月、6カ月とこなくても、“もう閉経が近いから大丈夫”と油断せず、妊娠を望まない場合は避妊をしましょう。8カ月あいて、生理がきたという人もいます。 しかし、パートナーが避妊に応じてくれないということもあるでしょう。“結婚したのになぜ避妊しなきゃいけないのか”とか、“40歳を超えたら妊娠しない”と思っている人も多いのが現状です。また、いわゆる“外出し”が避妊と勘違いしている人もいます。正しい知識をお互いが持ち、共有することが大切です」(駒形先生)まとめいかがでしたか? 40代になると妊娠しにくくはなるけれど、可能性はゼロではないということを忘れないでおきたいです。避妊には、パートナーとのコミュニケーションが大切ということを改めて実感しました。取材・文/mido(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
2021年03月24日生理痛がひどく、経血量も多かった私。それを改善する方法として、低用量ピルがあることをなんとなく知ってはいましたが、使うことは避けていました。そんな私が低用量ピルを使うようになり、ちょっと不具合があったものの、その後快適に使えるようになったお話です。 同僚にすすめられ、生理が軽くなるならと頼った低用量ピル私はもともと生理痛がひどいタイプ。生理初日には、痛みに加えて大量出血に見舞われ、いつも大変な思いをしていました。その経血量は、タンポン+ナプキンを使用していても、2時間もすればタンポンから経血があふれ、ナプキンに経血が漏れてしまうほどでした。 そんな私が28歳のとき、職場の同僚から「生理症状が重いなら、低用量ピルを試してみたら?」とすすめられました。これまでなんとなく低用量ピルについて知ってはいましたが、わざわざ病院に行って処方してもらわないといけないのが面倒だったのと、どんなものかよくわかっていなかったため、避けていたのです。でも、同僚がおすすめしてくれたということ、そして、それで生理が軽くなるならと婦人科のある病院を受診することにしたのです。 なぜ?! ピルを飲んでも気持ち悪さから仕事が手につかない…病院では「月経困難症」と診断され、「毎朝、低用量ピルを服用するように」と言われ、指示通りに数日、飲み続けていました。しかし、いつも気持ちが悪くなって、日中の仕事がつらくなるのです。知り合いには「飲み始めて2カ月くらいは体が慣れてないから気持ち悪くなったりすることもあるよ」と言われていたのですが、服用して2時間もすると気持ち悪さで仕事が手につかないほど、しんどくてしんどくて……。 耐えきれずに、受診した病院に連絡して事情を説明したら、「夜に服用する方法でもOK」という指示をいただきました。 服用のタイミングを変えたら…私は、さっそく低用量ピルの服用を夜寝る前に切り替えました。すると、気持ち悪さがなくなり、服用を続けることができました。すると、次の生理からは症状がすごく軽くなったのです! 経血量は日中でも薄いナプキン1枚で済むほど。そして、毎回痛み止めを飲まないとつらかった生理痛も、薬なしで大丈夫なくらい! 寝ている間は気分が悪くなることはなかったので、私には夜の服用が合っていたのかもしれません。 妊娠を希望するために、私が低用量ピルを頼ったのは半年ほどでした。しかし、それまで毎回つらかった生理が軽くなり、本当に快適でした。最初は避けていた低用量ピルでしたが、頼ってよかったと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO----------文/にしむらさん
2021年03月21日私は、これまで「生理中に頭痛や腹痛は伴うもの」「つらくても耐えるしかないもの」と思ってきました。でも、職場の女性上司に生理中の不調についてポロっとこぼしたら、「今まで思い込んできたことは当たり前ではない」と今更ながらに気づいたのです。 「生理中の頭痛や腹痛は当たり前」と思っていた高校時代中学1年で初潮を迎え、高校生のときから生理不順だった私。月に2回生理がきたり、生理の前に体調を悪くしたり。生理中も頭痛や腹痛がありました。でも、私にはそれが当たり前と思っていたのです。なぜなら、友だちと生理の話なんてしなかったし、他人の生理事情を知ることもなかったから……。 高校生のときに一度、生理痛や生理不順に悩む私を、母が病院に連れて行ってくれました。医師は、私の基礎体温表を見ながら「体ができていないから仕方ないね。でも、ちゃんと排卵はしているよ」と言い、特に治療も必要なしという診断。そのため、私はホッとして、ますますこんな状態が「普通のこと」だと思っていました。 職場の女性上司が受診を後押し20代前半になっても、生理による体調不良が改善することはなく、むしろ悪化しているような気さえしていた矢先のことです。 勤めていた職場の女性上司と、ちらっと生理の話をする機会がありました。すると、私の話を聞いた上司は「もう一度、ちゃんと病院に行ったほうがいいよ」と言い、おすすめの病院まで教えてくれました。 上司がそんなにすすめるなら……と、さっそく病院へ行ってみることにしました。 低用量ピルにはネガティブイメージがあって…おすすめされた病院で診察を受けると、なんと「子宮内膜症」との診断!! 医師には低用量ピルの使用をすすめられました。 しかし、低用量ピルは避妊薬というイメージがあり、また薬を飲むという行為にも抵抗があって、そのときの私はしばらく放置してしまったのです。 でも、体調はひどくなるばかり……。次第に、生理中は立っているのがやっとの状態になってしまいました。頭痛どころか吐き気まで催すようになり、20代半ばになって改めて病院を受診し、低用量ピルを処方してもらいました。 そして、低用量ピルを飲み始めて3カ月。これまでの体調不良がウソのようによくなりました。心なしか肌もきれいになったような気も……。ここまで体調不良が解消されるなら、もっと早く飲めばよかったと後悔するほどです。 今回のことで、自分の体や生理については、きちんと知っておくべきことだと感じました。そして、ひとりで抱え込まず、つらいことはつらいと言う、専門家に相談する、ひどいときは薬に頼る、ということをしていいのだとわかりました。 母と受診した高校時代は、制服姿で婦人科にいることがとても恥ずかしく、まわりの目も気になって落ち着かなかったことがとても印象に残っています。でも、受診することはとても大切なこと。今では、私と同じような症状に悩んでいる若い子の話をきくと、自分の経験を話し、病院へ行くことをすすめています。 監修/助産師REIKO----------文/津田ちこさん
2021年03月19日大学時代の女子会をきっかけに、生理の仕組みについて知らない女性が多いことに気づきました。みんなで生理の話をすることで、私自身生理について興味がわき、知識を増やすことにつながりました。 大学時代の女子会で「生理」で盛り上がった大学時代、友人や後輩とよく集まって飲み会をしていました。ありとあらゆる話をしていると、ふいに話題が生理のことに。ナプキンはどこのが好き? 経血量はどのくらい? タンポンって使ったことある? などなど……。 話は、生理の仕組みにも及んだのですが、経血は腟から出てきていることや、赤ちゃんは腟を通って産まれてくることを知らない人が多くて、びっくり! 私自身は中学や高校の保健体育の授業で習った記憶があったので、女性なら誰もが知っているものだと思っていたのです。 気つけば、保健体育の授業もどき&婦人科受診の経験披露会そこからは、紙に子宮の絵を書いて説明したりと、まるで保健体育の授業のような話に。私が習った保健体育の範囲から始まり、婦人科受診の経験がある人の経験談、婦人科で教わったことを披露する会になっていました。 とはいえ、婦人科受診の経験者と言っても、自分の体験以外はわからないことが多く……。なぜ生理痛が起こるのか、生理痛がある人とない人の違いなど、踏み込んだ質問には答えられず、みんなで調べたりもしました。ただ私は、みんなと話すうちに「自分の体に起こっている生理のことなのに、意外と知らないことが多いな」ということが気になって……。その日から、生理について率先して知識を増やすように心がけました。 時には職場でも生理を話題に月日が経って社会人になり、総務・人事職に就いた私。仕事柄、社員からいろいろな相談を受けることも多いのですが、そのなかで、中学生時代に性教育の授業がなかった人や生理についての話を他人としたことがない女性が、思いのほか多いことがわかりました。つまり、あの大学時代の私たちと同じように、生理についてよく知らない人が多かったのです。 悩みがあっても、知らなければ対策のとりようがありません。もちろん、そういった話をオープンにしたくない人もいるので状況次第ですが、経血量の多さや生理痛で苦しんでいる社員からの相談を受けたときには、当時のことを思い出しながら、自分の経験を踏まえつつ、婦人科検診の大切さを伝え、専門家に相談するように話すこともあります。 よく、経血の量が多い、少ないと言いますが、他人と見比べることができないのにどうやって判断するんだろう……といつも思っていました。でも、私の場合、誰かと話すことで目安を知ることができましたし、友人などに自分の生理について話すことで新しい発見があったり、通院するきっかけになったり、病気の早期発見につながったりしました。今はネットで調べられることも多いですが、自分の状況を人に話したり、きちんと専門家に相談したりすることが大切だなと思っています。 監修/助産師REIKO文/きた あかり
2021年03月17日2人姉妹のわが家の次女はまだ9歳ですが、中学生や高校生のおしゃれなお姉さんに憧れをもっています。知らない間に大人っぽいことを積極的に情報収集していたようで、早く生理になりたいとまで思っているようでした。長女と生理のあれこれを話していたら去年、うちの長女は初潮を迎えました。小学校で先生の話を聞き、それなりに理解していたようで、私が用意した生理セットも素直に使ってくれました。我ながらスムーズに迎えられた、と満足しています。 また、習い事で運動をしていることもあり、生理のときはどうしよう、合宿のときは一応準備しておくべき?などと私に相談してくれます。その日も、長女と私が生理痛について話していると、急に9歳の次女が「生理痛ってつらいみたいだよね~」と割り込んできました。 次女は意外にも生理に超前向きわが家は何事も素直でのんびりな長女に比べ、次女はちょっとあまのじゃく。何かというとぷいっと顔を背け、機嫌を損ねてしまうところがあるので、「この子の場合、生理の準備はどうしたらいいかな~」と少し心配していました。 ところが、まだ学校でも習っていないはずなのに「生理痛がつらい」なんて言い出した次女にびっくり! 聞くと、長女の生理ポーチがおしゃれだったので生理に興味を持ち、お友だちの中学生のお姉ちゃんに生理のあるある話を、こと細かに教えてもらったそうです。例えば、生理で水泳を休むことがあるということも聞いたそうで、「プール休むんでしょ、私、生理のときスイミングスクールどうしようかな~。なんかプールでも使える便利なのがあるんでしょ?」とタンポンらしきことまで言うので驚きました。 次女はやっぱりおませさん?私自身は長女だったので、年上からの情報は少なく、子どものころは生理はちょっと怖いものというマイナスなイメージを持っていました。そのため、自分の娘たちにはなるべく前向きに初潮を迎えてもらいたいといろいろ頭を悩ませていたのですが、周りから興味を持って自然に身につくこともあるんだなとしみじみ思いました。 ちなみに、次女の年齢では、まだしばらくは生理にならないことが多いとは知らなかったようで、それを伝えると少しがっかりしていました。関心があるのはいいことですが、間違った情報を信じてしまわないよう、折に触れて生理のことを伝えていくつもりです。 かわいいけれどひねくれたところもある次女に、どうやって生理の準備をしようと考えていた私の心配は不要でした。思いがけず前向きに、生理を迎える=お姉さんになるととらえてくれていたのです。おしゃれにこだわりのある彼女のため、一緒にお気に入りのポーチを用意して、そのときを楽しみに待とうと思います。 監修/助産師REIKO文/田中 綾さん
2021年03月16日初めての生理は12歳のころ。保健体育の授業で知識だけ知っていましたが、いざ生理になってみると困ったことも多くて……。しかし私は、経験者である母や姉になかなか相談できずにいました。自分でいろいろ試すようになるまでは、就寝中に経血漏れを経験しても、母や姉には相談できず、なんとか漏れないように、就寝中に寝返りしないようにしたり、うつ伏せ寝にしたり……。自分なりに工夫しようとしていましたが、なかなか眠れませんでした。 実は、トイレのナプキン収納には夜用の大きいサイズもあったのですが、ナプキンの普通用・夜用の意味もわからず、また大きいナプキンは私が使っていいものなのか、いつ使うべきものなのかなどわからなくて、しばらくは小さいサイズだけを使っていたのです。 ある日、トイレのナプキン収納に、見たことのない「羽つきナプキン」が急に現れたときにはびっくり! 羽が付いてることの意味がわからず、羽をショーツに貼り付けるということもわからず、羽を折り込んでからショーツに置いてみたり、ショーツに挟むのか?と思ってやってみても、なかなかうまく貼れなくて……。正しく使えていない羽つきナプキンでは太ももや股に違和感があったため、あれば羽なしナプキンを率先して使うなど、なかなか羽つきナプキンになじむことができませんでした。 その後、羽つきの意味をちゃんと理解してからは、羽つきナプキンのほうが使いやすくなり、そして羽つきナプキンの羽の部分が見えないショーツがあることも知り、夜に後ろに漏れる感じも、ナプキンを変えたら悩まなくなりました。自分に合うものを見つけるって本当に大事だなと思います。 ちなみに、私の母は仕事で忙しく、また、あまり裕福ではない家庭だったので、当時は「ナプキンの種類を変えてほしい」というような金銭的な面でのお願いごとはしづらかったです。またちょうど姉は思春期で、私とは別の部屋にいることが多かったため、なかなか自分のことを相談するような機会は少なかったように思います。 今では私も子どもを授かり、2人の女の子を育てています。娘たちはアトピーなので、生理が始まったら、彼女たちも私が長い間悩んでいた皮膚トラブルに困りそうだなと思っています。娘たちには、私のように生理について誰にも相談できないという状況にならないように、しかるべきときがきたら、娘たちに向き合ってあげたいと思っています 監修/助産師REIKO--------原案/うめさん作画/霜月いく
2021年03月12日予定よりも1週間ほど早く生理が始まったときのお話です。昔から生理不順だった私は、基本的に持ち歩くかばんの中にいつもナプキンを入れています。しかし、持っていれば何でもいいわけではありませんでした。 予定より早く生理が…高校生のころからずっと生理不順の私。予定通りに始まらないのはよくあることなので、どんな状況でも対処できるように、かばんの中にはいつもナプキンを忍ばせています。経血の量が多い私は、初日と2日目がひどく、貧血気味になることも。そのため、始まったとわかったら、すぐに長さが34cm以上ある大きいサイズのナプキンを使用するのが常でした。 ある日、外出中に予定より1週間早く生理が始まりました。珍しいことではないので、「またか……」と思いつつ、すぐに近くのトイレに駆け込み、かばんの中にあるはずのナプキンを探しました。ところがいくら探してもお目当てのナプキンが見つかりません。 かばんの中には小さなナプキンのみどれだけの時間探したでしょうか。かばんのありとあらゆるポケットを探しても、見つかったのは小さいサイズのナプキン2枚だけでした。すでに便器の中は血まみれです。こんな小さいサイズではすぐに漏れてしまうのが想像できました。 そこで思いついたのは2枚のナプキンを重ねるという方法でした。重ねた位置から漏れないように慎重に重ねます。20cmの小さいナプキンでも重ねれば十分な大きさになりました。その日はナプキンがずれないように気を付けながら、帰宅まで約30分歩き、無事家まで辿り着くことができたのです。 羽つきのナプキンで助かった?いつもは大小それぞれのサイズのナプキンを用意していたのですが、このときは大きいサイズを補充し忘れていたようです。 ちなみに、急きょ思いついた、小さいサイズ2枚を重ね合わせた対処法ですが、漏れずに済んだ大きな理由は、「羽つき」だったからかなと思います。私は、日中も寝ているときもずれないかということが心配なのですが、そのような心配も「羽つき」なだけで安心して使用することができています。 「今月は予定通り生理がくるかな?」と思っていても、急に始まることが何度もありました。最初は漏れてしまったり、ナプキンがなくて焦ったりして、落ち着いて行動できませんでしたが、何度か失敗を繰り返しているうちに、準備をしたり、そのときあるものだけで対処できるようになりました。生理は毎月あることなので準備漏れもありますが、このような応急処置の方法を身につけておいてよかったと思いました。 監修/助産師REIKO文/黒木美沙
2021年03月12日私の生理痛はかなり重い方ほうで、薬を飲んでも効かないときもあるほど。ある日、私はいつも飲んでいる薬のストックが切れていることを忘れていました。痛みのため薬を買いに外へ行くこともできず、ベッドの上でうずくまっていた私を助けてくれた彼の話をします。 薬の買い忘れ、買いに行く支度をするが…私は、生理痛のときはいつも「リングルアイビーα200」という鎮痛薬を使っています。残りが少なくなると生理がくる前に薬局へ行きストックしておくのですが、そのときは薬を買い忘れてしまっていました。 痛みが増す一方のなか、「買いに行かなきゃ」と出かける準備をする私。しかし、途中で立っていられないほどの痛みがきてしまい、ベッドの上で横になるしかできなくなってしまいました。ベッドでおなかを抱えながら「しばらくすれば痛みも和らぐだろう」と買いに行くのをやめ、耐えることにしたのです。 家で寝ていると突然彼がきてなかなか痛みが治まらないままベッドで横になっていると、彼から連絡が。私たちは生理予定日をシェアしているのですが、アプリで確認した彼から「体調、大丈夫?」とメッセージがきました。まったく平気ではありませんでしたが、心配かけたくない私は「大丈夫」とだけ返信し、そのまま眠ることに。 しかし、1時間後、インターホンが鳴り、なんとか起き上がって出てみると、心配そうな表情の彼がいたのです。驚いた私に彼は「大丈夫じゃないんでしょ? 早くベッドで横になりな」と言い、私の手を引っ張りベッドまで誘導しました。 薬やナプキンなどを買ってきてくれた彼部屋に入ると、彼はまず「薬、まだある? ないなら早く飲みな」と、薬を差し出してきました。さらに、白湯を作ってくれたので、私は薬を飲むことができました。薬を飲む前も、彼はわざわざ箱から薬を出し、私にカプセルだけを渡してくれる細かい気づかいがとてもうれしかったです。 そのほか、彼の手に握られていた袋を見ると、薬のほかにもナプキンや使い捨てカイロ、スープなど私がいつも使う物や体を温められるものが入っていたのです。その後、彼は私のひとり暮らしの部屋に泊まって1日世話をしてくれました。 実は、「リングルアイビー」には3種類あるのですが、彼はちゃんと私が毎回飲んでいるものを買ってきてくれましたし、ナプキンも私が使っているものを買ってきてくれたのです。私のことだけではなく、使っているものまでしっかり見ていて覚えていてくれていたことにとても感動しました。 監修/助産師REIKO文/佐藤里桜
2021年03月11日私は彼とお付き合いを始めたころから、生理予定日をシェアしています。彼との生理予定日の共有は抵抗のある人もいるかもしれませんが、私と彼の場合はまったく抵抗がありませんでした。私が生理予定日をシェアすることになったきっかけや、現在使っているサービスについてご紹介致します。 生理の予定日をシェアしている理由私と彼が生理予定日をシェアする理由は主に4つです。 ・私は生理前や生理中に腹部や腰などが痛みから精神的にイライラして八つ当たりをしてしまうので、生理予定日を事前に知ってもらうことで、彼が「仕方ないな」と思えるようになるため。・生理前半は痛みで動けなくなることもあるので、それに備えて、私からのSOSを出しやすくするため。・デートや旅行の予定を立てやすくするため。・夜、誘われたときにいちいち断らなくても済むようにするため。 なかには、ほかのカップルが聞くと「ひどいな」と思われてしまうような理由もあるかもしれませんが、私と彼はこれら4つの理由から生理予定日シェアすることにしました。 そもそも、生理予定日のシェアは彼の私への気づかいがきっかけでした。交際から3カ月、3度私の生理の状態を見ていた彼が「事前に知っておけば手助けできることが増えるかもしれないから」と提案されたのです。私はその提案にすぐ賛成しました。 今までのシェア方法は?あるサービスを使い始める前までは「LINE」のメッセージまたは口頭で伝えていました。アプリなどを使っているときもありましたが「使いにくい」とか「AndroidとiPhoneどちらかにしかない」などの理由からアプリの利用をやめてしまいました。 その後、私が引っ越しをすることになり、遠距離恋愛になってからは口頭で伝える手段が使えなくなったため、毎月「LINE」のメッセージで伝えることに。しかし、昨今の状況から旅行の計画を立てることもできず、私はだんだん「生理がきたと伝える意味がないんじゃない?」と考えるようになりました。わざわざ伝えることが面倒になってきたのです。そんなころ、あるサービスと出合ったのです。 2カ月前、ペアケアに出合った!そのサービスとは、「LINE」のペアケアです。パートナーの登録方法や使い方がとても簡単で、気に入って使っています。 私のほうは、生理がきたら記録をするのみ。それだけで彼へ通知が届くので「わざわざ連絡しなければならない」という手間とストレスがなくなりました。使い始めてから2カ月ですが、不具合などもなく快適に使えています。 さまざまなアプリを使ってきましたが、個人的にはペアケアが一番使いやすいサービスでした。LINEを使っていれば新たにアプリをインストールする必要もなく、すぐに始められるサービスです。生理予定日だけでなく、その日の体調をシェアできるのも「いいな」と思っているポイント。今後もペアケアを使い、生理予定日を共有していこうと思いました。 監修/助産師REIKO文/佐藤里桜
2021年03月08日私が小学生のころ、生理については学校の授業でサラッと触れた程度でした。家庭でも何も教えてもらっていなかったので、本当に無知だったなと今になって思います。そのため、当時は初潮がきたら水泳もやめるしかないと思っていたのです。 生理について何も知らなかった小学生時代私が小学生だったころ、今のように「性教育」という言葉もまだまだ馴染みがなくて、学校でも家族でも、自分の周りでは性、そして生理の話はタブーのようなイメージでした。生理については保健の授業で「第二次性徴期になると女性は生理がきます」程度にサラッと触れただけで、当時まだ生理もきていなかった私には全然ピンときませんでした。 初めて生理になったのは小学校5年生の終わりごろでしたが、母親や同居の祖母からも特に何の説明もなく「これを使いなさい」とナプキンを渡されただけ。性のことや生理のことは、家庭でも相談するどころか口にすることもできないような雰囲気でした。 生理になったら水泳をやめるの?!生理になってから、母親にひと言「もうプールも入れないから、水泳教室はやめないといけないね」と言われました。今思えばなぜ母がそのように思っていたのかも疑問ですが、それがなぜなのか、当時の私は聞くこともできませんでした。 私は小学校1年生のころから水泳に通っていて、泳ぐことはとても好きでした。中学生になったら水泳部に入るのもいいな、なんて思っていたのですが、母の言葉を聞いて、初潮がきたら水泳はできなくなるのが当然なのだと感じた私。結局、水泳部に入りたいと思っているとも言えないまま、水泳もやめてしまいました。 高校生になって読んだ雑誌で衝撃!結局、生理についてしっかりと知識を得たのは高校生になってからでした。当時買っていたファッション雑誌に、生理についての特集があったのです。生理の仕組みや生理痛などの対処法、ナプキンやタンポンの使い分けも書かれていて、それを読んだ私は衝撃でした! タンポンという方法があったなら小学生のころに知りたかった! こんな風に誰かに教えてもらいたかったし、もっと気軽に相談できたらよかったのになぁ、と心から思いました。 自分自身が母になって、最近は以前よりは性教育の大切さが広まっているように感じています。性や生理のことについては、どうやって子どもたちに教えていくか、なかなか難しいことではあります。 ですが、やはり正しい知識を持っておくことは大事だと身をもって実感したので、子どもたちには正しい知識を身に付けさせたいと思っています。それに加え、性のことでも何でも相談しやすい家庭づくりを目指して、子どもたちが生理に対して不安にならないようにしてあげたいです。 監修/助産師REIKO文/よっちゃん
2021年03月06日以前男性の多い職場で働いていた私は、生理中でつらくても「今、生理なんで」と言えるはずもなく、我慢するのが当たり前でした。しかし、あるときをきっかけに、数少ない女性職員たちの間でできた「生理同盟」。これによって、それまで生理中に孤独を感じていた私の働く環境が、随分と改善することになったのです! 男性の多い職場と生理私が結婚前、24歳のころに働いていたのは学習塾でした。職場にいる男女の比率は7:3くらい。男性のほうが多く、自分が生理になっても「ちょっと今日は生理で体調が悪くて……」と口に出せるような職場ではありませんでした。さらに、私は講師として授業をする立場でしたが、職場にいる女性の多くは、事務方のお仕事。仕事の内容が違うため、私は彼女たちと一緒に仕事をすることはあまりありません。そのため、生理のときは毎回孤独に戦っているような気持ちで、体調が悪くても毎回我慢して仕事をするのが当たり前でした。 女性陣の結束ができあがったあるときに職場の集まりがあり、普段仕事では関わることのなかった事務方の女性陣と話をする機会がありました。そのなかで生理の話になり、「生理で体調が悪いときに授業するのってしんどいんですよー」「男性には言えないし……」と打ち明けたのです。すると、そこにいた1人が「じゃあ、次の生理のときは言って! サポートするから!」と提案してくれました。そしてそのときに女性陣の「生理同盟」が発足したのです。 サポートし合える安心感次の生理が始まったとき、さっそくその女性職員に生理のことを報告すると、いろいろなサポートをしてくれました。寒い教室で座って授業をしていると、「これ使ってください」とブランケットを貸してくれたり、授業後の教室掃除を代わってくれたり、私宛の長くなりそうな電話を翌日の対応にまわしてくれたり……。これを受けて、私も他の女性が生理でつらそうなときは温かい飲み物を差し入れするようになり、職場の女性陣全体で「生理同盟サポート」の仕組みが自然とできあがりました。 女性が少ない職場だからこそ「生理でつらいときは、みんなでサポートし合おう」という結束が生まれやすかったと思います。なかには「生理でもつらくならない」という人もいましたが、最終的には生理を口実にみんなで楽しんで差し入れを買い合ったりしていました。それまで憂うつだった生理も、サポートしてくれる仲間がいるだけで、かなり気持ちがラクになったと思います。 監修/助産師REIKO著者/水田 真理
2021年03月04日あれは、私が大学2年生の冬のことです。ハワイへ海外研修に行くことになったのですが、よくよくスケジュールを見ると、生理予定とかぶりそうで……。そして、その心配は見事的中してしまいました。 そして、このタイミングでさらなる事件発生! 一緒に行った1人の友人も急に生理になってしまったのです! 私の買ってきたタンポンをシェアすることにしました。タンポンを入れるのは2人とも初めて。私はドキドキしながらも、なんとか挿入に成功しましたが、友人はなかなかタンポンを入れる勇気が出ず、ちゃんと入れられるまでになんと2時間もかかりました。 それから1週間、ナプキンとタンポンを併用しながら、楽しい海外研修と自由時間を過ごし、帰ってくることができました。機内で生理になってしまったり、初めてのタンポンを海外で買うことになったり、自分だけでなく友人も生理になって2人で初めてタンポンを入れることになったり、いろいろありましたが、充実した時間を過ごすことができたので、あのとき迷わずタンポンを買い、使用してよかったなと思っています。これ以降、日本に帰ってきてからもタンポンは愛用しています。 監修/助産師REIKO--------原案/砂糖EYEさん作画/まっふ
2021年02月28日18〜19歳のころのことです。このくらいの時期は、私はまだまだ生理周期がちゃんと定まっておらず、生理になる前兆もよくわからないでいました。そんなとき、友人たちとの外出中に予想外の生理がきて大慌てするという事件が! 生理用品も持っておらず、替えの服もないという大ピンチに陥ってしまったのです……。 この出来事があってからは、私はいつくるかわからない生理に備えて、最低限の生理用品は必ずカバンに入れておくようになりました。また、生理前に訪れる、体の微妙な変化もよく気にするようになりました。今ではどちらも、私の習慣になっています。 監修/助産師REIKO--------原案/みやくまこさん作画/まっふ
2021年02月28日当時小学1年生だった私は、担任の先生に、生理について初めて教えてもらいました。しかし、家に帰ってそのことを話すと、ものすごく怒られて……。そこから「生理とは恥ずかしいことなんだ」と思うようになってしまいました。 その後、年月が過ぎ、私にも生理がきました。しかし、「生理は悪いことで恥ずかしいこと」と思っていた私は、自分が生理になったことを認めたくない気持ちもあり、自分が初めて生理になったときもなかなか母に言い出せず……。 最初のころは量も少なく、色も褐色で、規則的でもなかったため、汚れた下着は自分で手洗いし、洗濯機に入れておくことで、誰にも気づかれずに済んでいましたが、徐々に経血量が増え、洗っても汚れが目立つようになってくると、さすがに自分でも生理になったことを認めざるを得ず……。 ちょうどそのころ、下着の汚れに気づいた母の方が「あんた、生理なったの?」と話しかけてきて、ようやく母に打ち明けることができたほどでした。そのときも母は家族の誰もいないところで話しかけてきて、そしてこそこそと、トイレのナプキンの場所、捨て方など教えてくれました。 その後も、私は生理のことをなるべく隠すようにして過ごし、プールの日とかぶると、母にこっそりと休むことを連絡帳を書いてもらったりと、生きづらい人生を送ってきました。 私にとって転機は、大学生になったころでした。ひとり暮らしを始め、生理に対してオープンな友人と出会えたのです。「あー今日生理や、しんどー」など、生理というワードを声に出して言い合えるようになりました。また、ナプキンも自分に合うものを自分で選んで買えるようになり、生理中も過ごしやすくなりました。こうして過ごすうちに、生理に対する概念が少しづつ変わってきました。 小1のあのとき、姉が怒っている理由や生理について、母にやさしく教えてもらっていたら、生理に対して偏見を持つことなく、生理がくるたびに「嫌だなぁ」と思うことはなかったんじゃないかなと思います。また、家庭でもオープンであれば、「こんなナプキンが欲しい」などを伝えることができ、過ごしやすかったのではないかなと思います。 私も出産を経験し、より一層生理というものは本当に大切なものだと感じています。 私の経験を生かし、娘には正しく生理について教え、オープンに話し合える家庭にしていきたいと思っています。 監修/助産師REIKO--------原案/のざこさん作画/まっふ
2021年02月27日女性にとって10歳頃から始まる月経(通称:生理)。近年では、男女ともに生理への理解はこれまでより深まっているものの、まだ実態をよく知らないという人もいます。現在、『生理休暇』が導入されている企業はまだ多くありません。ネット上では、『生理休暇』を導入するべきか否かの声が上がっており、さまざまな意見が交わされています。実際の生理休暇は…みみん(@mmmiii___n)さんは、生理を知らない人が想像する生理休暇と、実際の生理休暇をイラストにして投稿。共感の声が寄せられ、反響が上がりました。生理の実態をよく知らない人が想像する生理休暇がこちらです。ソファに座り、ゆったりと温かい飲み物で身体を冷やさないようにリラックスしている女性。そこまで体調はつらくなさそうに見えるかもしれません。しかし、実際に生理休暇をとっている女性はこのような状態だといいます。←生理知らない人が想像する生理休暇→実際の生理休暇 pic.twitter.com/HXIRcGVeGn — みみん (@mmmiii___n) February 25, 2021 暗い部屋で、ベッドに潜り込み、痛みに耐えているのでしょう。とてもリラックスしているとはいえない状態です。一般的に生理は、月に1回、1週間ほど続くものですが個人差が大きくあるもの。実際には、月に2回以上きたり、1週間以上続いたり、まったく生理がない月があったりする『生理不順』に悩む人もいるのが事実です。さらには、生理前にPMS(月経前症候群)や、PMDD(月経前不快気分障害)などで精神的、身体的に不調が現れることもあります。「身近な女性は、そんな風に見えない」と思うかもしれませんが、女性の中にはそのような症状を隠して日常生活を送っている人もいるのです。頭痛や腹痛、食欲の低下、ささいなことで涙が出てしまったり、不安が募ったり、毎月現れる症状が違うこともあるでしょう。みみんさんは、このようにコメントをしています。男女関係なく体調不良で休める社会になってほしい。それが前提で、身体の構造上、女性には月に1~2週間体調不良が現れるから、考慮してほしいです。男女の差はなく「知ってるか知らないか」の違いしかないと思う。男性は生理がないから知らない、生理が軽い女性も体験していないから知らない。逆に、男性で知ってる人もいるし、生理が重い女性は自分が体験してるから分かるだけ。だから教育って大事だなと思います。生理は、年齢を重ねるとともに症状が変わってくる人もいるようです。周りの環境によって変化が出るパターンもあるのだとか。投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。・生理前の症状なのか、謎の罪悪感に苛まれるのがつらいです。・ただ寝ているように見えるかもしれないけれど、激痛に耐えているんです…。・本当に千差万別です。『男性』といわず『生理を知らない人』と表現しているのがいいですね。20万件以上の『いいね』が寄せられた、この投稿。人によって生理の症状が違ったり、経験をしていないから分からなかったりすることもあるでしょう。生理問わず、体調が悪い人が近くにいた場合は、優しく気遣い、すぐに休暇をとれるような環境になることを願います。[文・構成/grape編集部]
2021年02月27日学生時代、私は東南アジアに旅行に行ったとき、初めてタンポンを使うことにしました。しかし、海外旅行中、初めての使用ということでうっかり使い方を誤ってしまい、不安な日々を過ごすことになってしまったのです。 タンポンはとても便利で快適な生理用品ですが、使い方を一歩誤ってしまったら、病気になってしまうリスクがあるということを身をもって知りました。使用する際は、しっかり取扱説明書を読んで使い方を学ばなければならないこと、またそうしなければ、リスクが伴うということを頭に入れておかなければならないなと思いました。 ※過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。 監修/助産師REIKO--------原案/砂 智子さん作画/コジママユコ
2021年02月26日3児の母であるイラストレーターのアベナオミさんは、生理症状がひどすぎて、「元気でいられるのは1カ月に1週間だけ」という状態だったそう。お産以外での初・産婦人科受診から、ミレーナを使い始めるまでの体験をマンガでご紹介します。 イラストレーターのアベナオミです。もともと生理症状が重めだった私は、第3子の出産後から、さらに症状がひどくなり……。そんな私が初めて婦人科を受診し、結果的にミレーナを入れることになった体験をマンガにしました。 ※この漫画は実話に基づいた体験談です。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※第1話参照 なんとなく生理前に怒りっぽくなっていることに気づいていた夫が、生理について調べてみると、知らなかったことがたくさん(生理前の症状については、当時の保健体育では習っていなかったかもしれませんね)。 そして、「ピルとかどうですか?」という夫のひと言で、次回、夫と一緒に、妻も一歩を踏み出します! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター アベナオミ
2021年02月16日