産業技術総合研究所(産総研)は5月7日、2015年5月1日付で人間と共栄する情報技術に取り組む「情報・人間工学領域」の3つ目の研究センターとなる「人工知能研究センター」を設立したと発表した。同センターは、国内外の大学、企業、公的機関と連携して、実社会のサービスから得られる大規模データを活用しながら先進的な人工知能技術の研究開発を推進することを目的として設立されたもの。人工知能の実用化やベンチャー企業の創出と基礎研究の進展の好循環を生むプラットフォームの機能を果たし、これにより基礎研究と実サービスとのギャップを縮め、インパクトのある人工知能技術の研究開発を目指すとしている。具体的には、人間との親和性が高く、人間と相互に理解しあえる人工知能の実現をめざす目的基礎研究と、成果をスピーディに実社会の多様な課題に適用するための人工知能フレームワークの研究開発を行っていくとしており、主要な目的基礎研究として、人間の脳の情報処理原理に関する最新の神経科学の知見を包括的にとりいれた、人間の脳に近い脳型人工知能、および、実世界の大量のデータにもとづくデータ駆動型の人工知能とWeb上の大規模な知識グラフなどにもとづく論理的・形式的な知識駆動型の人工知能を融合して、大量かつ多様な実世界のデータを深く理解し、人間の意思決定を支援するデータ・知識融合型人工知能の研究を行っていくとしている。また、人工知能フレームワーク上で要素技術を統合した先進中核モジュールを実装して、製造業やサービス産業などの幅広い分野での産学連携による実サービスから得られる大規模なデータを使った実証研究を行っていくほか、研究用データセットなど、人工知能技術の研究の基盤となるリソースの整備も行っていくとのことで、幅広い用途での人工知能技術の有用性を提示していくことを目指すとしている。
2015年05月08日トムソン・ロイターは4月16日、日本の研究機関ランキングを発表した。同ランキングは、同社のデータベースに収録されている世界の研究機関情報から、後続の研究に大きな影響を与えている論文(高被引用論文)の数を指標としている。総合1位となったのは東京大学で、2位には京都大学、3位に大阪大学がランクインした。理化学研究所などの研究開発法人がトップ10に3機関含まれており、大学共同利用機関法人が2機関含まれた。また、日本の高被引用論文数が世界のトップ6に入っている分野は化学、免疫学、材料科学、生物学・生化学、物理学、分子遺伝学、植物・動物学の7分野となった。主なランキング表は以下の通り。
2015年04月16日イギリスにあるリンカーン大学の主任研究員サラ・エリス教授が、猫に関する研究を発表した。それは、猫がどこをなでられるのが好きか?というものである。この研究結果によると、猫には確実に"なでスポット"があるという。動物たちは、動物本来の行為を人間にも求めているはずだと考えられてきた。では、猫へ愛情表現したい時は、猫がそうするように、猫をペロペロとなめないとけないのか?大丈夫、そんなことはない。だがネコ科の動物たちの友好的な行為には体のある特定の部分が関係している。それは、臭線と呼ばれる臭いを出す器官で、口周り(あご、頬)、目と耳の間、そして尻尾の付け根まわりの3カ所にある。○猫がなでられて喜ぶ場所はアゴ・頬、目と耳の間この研究では生後6カ月から12歳までの34匹の猫を対象に行われた。実験を開始する前に、実験者は猫になれる時間が与えられた。テストの対象は、先ほど述べた3カ所(口まわり・目と耳の間・尻尾の付け根)の臭腺部分と、その他の体の5カ所(頭の頂点、首の後ろ、背中の上部、背中の中部、胸と喉)の計8カ所である。条件を一定にするため、体をなでる順番はランダム、なでるときは二本指で各部分を15秒間だけ、とルールを設定した。また、猫はいつでもその場を去ることができる。実験者の手がしっぽに近づくにつれ、否定的な行動が目立った。つまり、しっぽの近くは人間になでられるのはあまり好きじゃないのだ。第二の実験では、20匹の猫が使われ、飼い主が決められた順番通りに猫をなでた。ひとつは頭から背中を経てしっぽへ、もうひとつは反対の順番だ。この実験に関しては、なで方は特定していない。二本指でも手のひらでも好きなようになでてもらった。そうすると、逃げた猫は3匹のみになった。この実験でも、なでる順番に関わらず、猫はしっぽの近くを触れられるのを嫌がった。これらの実験から、飼い主はしっぽの付け根周辺を触るべきではないということがわかった。その代わりに、顔や顎、目と耳の間をなでると猫はとても喜ぶようだ。カラパイアブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんなみんな生きているんだともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。
2015年04月08日男女をめぐる問題として、男女の間で友情は成立するのかは、永遠のテーマとして議論されています。成立するという人もいれば、絶対にあり得ないという人も。ですが、本当のところはどうなのでしょうか。○愛は「恋愛」と「好意」からできている結論からいうと、男女の間だって友情は成立します。一般的に同性間には友情が、異性間には愛情のみが存在すると考えられています。この場合の愛情とは、性的な関係と言い換えることができるでしょう。ですが、だとすると同性間にも性的な関係が許される以上、そもそも同性同士だからといって友情のみが成立するともいえないわけです。さて、1970年にルービンという心理学者が、愛や恋愛に関する実証的な研究を行っています。ルービンは、愛は恋愛(LOVE)と好意(LIKE)によって成立し、恋人に対しては恋愛と好意の両方が、友人などに対しては好意のみが存在するということをあきららかにしました。これをきっかけに、心理学では愛や恋愛に関する研究が展開していきます。デイビスという研究者は、友情の構造と愛情の構造を比較し、「尊敬・信頼や理解といった要素は友情にも愛情にも共通して存在すること」「愛情だけに特徴的な要素は、魅惑、排他性、性的な親密さといった強い感情であること」を指摘しています。ほかにも、スタンバーグという研究者は、愛情はその人と仲良くなりたいという親密性、性的な達成を引き起こすようなロマンスや身体的な魅力の情熱、愛するという強い意志や約束のコミットメントによって成り立つとしています。○友情が無いのに愛情は生まれないつまりこれらに共通していえることは、愛情というものは友情という土台の上、もしくは友情の先に存在するものだということです。友情か愛情かなのではなく、友情が成立して、そして愛情へ発展すると言えるのです。その意味において、男女の間で友情が成立するかどうかという問いの答えは、愛情が成立している以上、友情も成立するといえるでしょう。友情がないのに愛情は生まれないわけです。もし、同性や異性に対して、性的な魅力を感じ、そういった関係を持ちたいという思いや、ほかの誰かに渡したくないといった気持ちが芽生えると、友情から愛情に変わったと言えます。友情と恋人との愛情の違いを特徴づけているのは、性的な親密さや性行動と、熱愛や嫉妬などの激しい感情なんです。ですが、それも友情を前提とした話。性的な魅力を感じ、そういった関係を持ちたいと思うだけでは愛情とは呼べません。友情も愛情も、人が人と関係を築いてこそ生まれます。相手を理解し、信頼し、尊敬する。それは、人間関係において非常に重要なことだと思います。友情と愛情は全く異なるものではなく、人が人として関係する基本は同じなんです。愛情か友情ということにとらわれるのではなく、一人の人として関係を築いていくことこそが大切なのではないでしょうか。※写真と本文は関係ありません○著者プロフィール平松隆円化粧心理学者 / 大学教員1980年滋賀県生まれ。2008年世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)の学位を取得。京都大学研究員、国際日本文化研究センター講師、チュラロンコーン大学講師などを歴任。専門は、化粧心理学や化粧文化論など。魅力や男女の恋ゴコロに関する心理にも詳しい。現在は、生活の拠点をバンコクに移し、日本と往復しながら、大学の講義のみならず、テレビ、雑誌、講演会などの仕事を行う。主著は『化粧にみる日本文化』『黒髪と美女の日本史』『邪推するよそおい』など。
2015年03月20日名古屋大学(名大)はこのほど、同大学工学部・工学研究科および関連研究科が研究室情報を集約したWebコンテンツ「研究室図鑑」を作成し公開したと発表した。同サイトでは名大の工学系領域に所属する多数の研究室情報を集約し、一元的に検索・比較参照できる。工学系への進学を希望する人はもちろん、研究に関心を持っている民間企業や研究機関などに情報発信していくことを目的としている。「研究室図鑑」では2月16日現在、ノーベル賞を受賞した天野浩 教授の研究室を含む102の研究室の情報を公開しており、今後も続々と公開していく予定となっている。
2015年02月20日富士フイルムは2月3日、フランスの公的研究機関であるBIOASTERと、エボラ出血熱の迅速診断システムに関する共同研究契約を締結したと発表した。今回の共同研究では、富士フイルムのウイルス高感度検出技術と、BIOASTERが作製、評価するエボラウイルスの抗体を用いることで、遺伝子検査と同等の診断能力を有し、簡便、迅速、小型で運びやすい診断システムの技術を確立することを目指す。エボラ出血熱を封じ込めるには、治療薬やワクチンの実用化だけでなく、感染者を初期段階で発見し、感染経路を遮断する初動の対策が重要となる。そのため、感染の疑いが報告された場所で、簡便かつ迅速に診断を行うための技術や製品が求められている。
2015年02月03日遺伝子研究への協力者を募集女性の健康情報サイト「ルナルナ」が遺伝子研究を開始する。研究を開始するに伴い、スマートフォンアプリ「ルナルナ」、「ルナルナ ファミリー」の会員を対象に、同研究に協力してくれる人を募集している。「ルナルナ」は、女性専用の健康情報サイトで、株式会社エムティーアイが運営している。この遺伝子研究は、同社の子会社、株式会社エバージーンと医療法人社団薬善会つくば国際臨床薬理クリニックが共同でおこなう。つくば国際臨床薬理クリニックは、20年の伝統を持つ観音台クリニックから引き継ぎ、2010年3月に新たに先進技術を加えて開設された臨床試験受託専門医療機関だ。女性の健康情報サイトを運営する株式会社エムティーアイとは株式会社エムティーアイは、ルナルナシリーズを運営している企業だ。このルナルナシリーズは、「ルナルナ」「ルナルナ ファミリー」があり、女性が携帯で体調管理が簡単にできるサイトになっており、登録者は既に600万人を超えている。サイト登録者は、生理日を毎月入力すれば、具体的にダイエットや美容などの役立つ情報を提供してくれる。同サイトは、妊活・出産・育児までをトータルでサポートをでき、ライフステージにあわせて活用することができる。「ルナルナ」は、今回の遺伝子研究の成果を活かして、女性が今よりも元気でキラキラと輝くことができるように健康情報サイト充実させていくようだ。(画像はルナルナHPより)【参考】・ルナルナ・医療法人社団薬善会つくば国際臨床薬理クリニック
2014年12月29日東芝とIHIは12月25日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「海洋エネルギー技術研究開発 - 海洋エネルギー発電システム実証研究」の共同研究先に採択され、水中浮遊式海流発電システムの実証研究に着手すると発表した。水中浮遊式海流発電システムは、対向回転する双発式のタービンを装備した発電設備を海底から係留して海中に凧のように浮遊させる仕組み。共同研究では、IHIがタービン、浮体などの製造を行い、東芝が発電機や変圧器などの電気機器を製造する。両社は2017年度までに実海域における発電実証に取り組み、近い将来に海洋エネルギー発電技術を実現し、ゆくゆくは海洋エネルギー産業の新規創出と、エネルギーセキュリティの向上に貢献することを目指すとしている。
2014年12月25日NPO法人である日本ユニバーサルデザイン研究機構は11月7日、同日付で組織名を「実利用者研究機構」へ変更すると発表した。同機構は2003年に法人化して以来、通称「ユニ研」として活動を行ってきたが、「活動の中心が『実際の利用者(リアルユーザー)』であることを明確にするため」、組織名の変更を決めたという。8月の社員総会で名称変更を決定しており、10月に所轄官庁へ届け出、2015年2月までに登記も完了する予定としている。新しい略称は、「JITSUKEN(実研)」で、コンセプトコピーは「マジョリティ+マイノリティ。つかう人、ぜんいん。」。なお、組織名の変更にともなって「使いやすさ検証済」の認証マークも変更される。UDコーディネータ資格の認定カードについては、古い認定カードであってもそのまま利用できるとしている。
2014年11月10日日本にはいろいろな研究施設があり、自分が知らないだけで、ある特定の分野を徹底的に研究している人達というのは確かに存在します。睡眠科学もその1つ。今回はこの組織がどのような活動をしているのか紹介したいと思います。日本睡眠科学研究所という組織がある「日本睡眠科学研究所」という組織をご存知ですか?知っている! という方はかなりの睡眠マニアに違いありません。ほとんどの人はまだご存知ないかと思いますが、この研究所を運営する母体であれば知っているという方はたくさんいると思います。その母体とは西川産業株式会社。そうです、あの「ふとんの西川」が1984年に設立したのが日本睡眠科学研究所だったのです。西川産業の「睡眠への質」へのこだわりは当時から凄まじく、「健康は睡眠から、快適な睡眠を提供するのが寝具業界の使命である」という考えのもと徹底的に快適な睡眠を求めていったと言われています。母体は「ふとんの西川」当時、「睡眠を科学する」という発想は非常に前衛的だったそうです。そこで社員だけでなく、大学教授など外部スタッフも招き入れ、業界初の取り組みとしてスタートしました。睡眠の質を上げるためであれば睡眠環境(部屋や寝具)を改良することが頭に浮かびますが、この研究所の凄いところはそこにとどまらず、「寝床内(しんしょうない)」と呼ばれる身体と寝具の間にできる空間をも科学で分析し、研究したというところかもしれません。本当に徹底していますよね。この研究所の結果をもとに西川の寝具は開発され、ユーザーの手元に届けられているのだそうです。4つの研究活動現在、日本睡眠科学研究所の研究活動は下記の4つに定めています。1. 睡眠整理の研究2. 寝室環境の研究3. 寝床内の研究4. 寝具の研究開発1は科学の観点から眠りを解明する研究のこと。どうしたら人はより良い眠りを得ることができるのかを解き明かしているのだそうです。2は快適な寝室環境を解明する研究です。寝室環境といっても、広さや色、照明、湿度など条件はさまざま。それら一つひとつを解析しています。3は身体と寝具の間の温度や湿度などのベストな数値を研究するというもの。4は新しい技術や素材を用いた寝具開発の研究です。今後どのような最新研究が進められていくのか、睡眠に興味のある方は注目してみては?Photo by Nic McPhee
2014年11月09日25の大学・研究機関で構成される「大学研究力強化ネットワーク」は9月3日、参加大学などの研究担当理事などが集う全体会議を開催し、これまで進めてきた研究力向上に向けたタスクフォースの概況などを話し合った。また、併せて、研究大学の課題、ネットワークの意義や役割についての記者向け説明会が行われた。同ネットワークは、日本の大学の研究力の向上によるイノベーションの加速や地域への貢献を実現するためには、一部のトップレベルの大学ではなく、科学技術の基盤を支える30程度の大学の研究群による全体の研究力の強化が不可欠という趣旨のもと、自然科学研究機構が世話役となって設立されたもので、参加研究機関が研究基盤を強固にすることを踏まえ、力を合わせて日本の研究力を高めていくことを責務とし、2014年3月5日に第1回の全体会議が開催されて以降、全体会議の下に運営委員会ならびに複数のテーマごとにタスクフォースを作り、運営を行ってきた。こうしたネットワークが形成された背景には、日本の大学に向けた研究開発資金の投資が諸外国に比べて低いということが挙げられる。特に対GDP比で見た場合の研究予算の伸びは海外に比べて低く、比率としては横ばい、ないしは若干の下降気味だが、その一方でアジア・太平洋地域、特に中国が急速に伸びており、アジア諸国が猛烈な勢いで研究・開発力を強化している。また、もう1つの指標として、論文数のシェアを見ると、直近では日本は以前の3位から5位に落としている一方、中国が2位に入ってきていることがあげられる。特に論文誌の格ともいえるインパクトファクターの値が高い論文誌への掲載数が相対的に低下しているという。こうした状況と、日本における研究資金の各大学や研究機関への配分比率はどうなっているかというと、トップクラスの大学などの比率が高く、トップである東京大学を100%とした場合、10位でその15%、20位になると6%とかなり低い額となる。では諸外国はどうか、というと、米国と英国を例にとると、10位では米国が36%、英国でも35%、20位になっても米国が26%、英国17%と、日本と傾斜配分に差が生じていることがわかる。ちなみに、米国はトップ研究機関が1400億円、英国が180億円、そして日本は220億円という金額であり、米国はともかく、予算規模が似通った英国であっても、英国の方がはるかに中堅層に手厚く配分が行われていることがある。この結果として、各大学の論文数シェアを見ると、トップ4の累計シェアの比率はほぼ英国と同じだが、それに次ぐ1%以上を占める大学の割合は日本が13、英国が27と、明らかに状況が異なっていることがわかる。こうした事実を踏まえ、日本全体として研究力を高めていくためには、ある程度の数の大学や研究機関が相応の支援を受ける必要性があるというのがネットワークとしての基本的な考え方となる。また、こうした提言などを行う組織的なものとして、RU11(学術研究懇談会)やURA(リサーチアドミニストレーター)ネットワークがあるが、同ネットワークでは、そうした既存のネットワークとの連携も今後、積極的に行い、大学・研究機関として、本当にどの程度の資金が何に必要なのか、といったことの情報共有などを図っていくとする。しかし、当然、大学や研究機関への資金の大半は税金であり、それを必要だから言い値で欲しい、というのは無理だということえ、行うべきところは共同して行うなど、相互の連携を強化していき、それでも必要となるところを行政に働きかけを行っていくための組織が同ネットワークということになる。同ネットワークでは、「決して国に予算をくれ、という話をするわけではなく、研究力を強化するために、何をするべきかということを問題として話し合う場。例えば、基盤的な光熱水料や消費税の増税、円高に伴う影響、そうした大学や研究機関で共通した問題などをシェアして、政策課題として掲げていくほか、若手の人材育成をどのように行っていくべきか、研究設備を効率よく整備するためにはどうするべきか、これについては、大型の研究設備を例え作ったとしても、その維持・運用にもランニングコストがかかるといった問題もある。そして個々の大学固有の問題などもあり、それらを具体的に話し合うのがこのネットワークという場の意義」とする。現在、同ネットワークにて動いているタスクフォースは以下の4つだという。国際連携国際情報発信キャリアパスコンプライアンス同ネットワークは、決して決定事項に強制力があるわけではなく、あくまで全体的なスキームなどを話し合う場であり、その内容を各研究機関ごとに持ち帰り、独自の運用に生かしていくというものとなっている。また、決して、現在のメンバーだけで運営を行っていく、というわけではなく、ネットワークが有用である、ということが見えてくれば、参加を表明する大学も増えてくると思っているとのことで、ネットワークとしては、そうした大学が増えることを期待したいとしている。なお、同ネットワークの会合に参加していた日本学術振興会の理事である渡邉淳平氏は、今回のネットワークについて「学術振興会は国側の組織だが、大学を中心とした研究の支援を行っている。日本は頭脳で勝負していく科学技術立国でなければいけない。そうした中で、研究力の中心となる大学という現場を見ていると、このままで大丈夫か、という心配があり、こうしたネットワークができ、それが研究力の強化に少しでもつながることになれば」と歓迎していることを表明。現時点での参加大学が22校にとどまったのは、文部科学省の予算の問題なとの兼ね合いがあったためだろうとし、「RU11はトップの大学たちが先駆けて活動してきた組織。しかし、それらトップの11大学だけで、日本の先進的な科学技術を支えきれるということは難しく、それを支えるための組織として、このネットワークが活動していってもらえれば」とした。また、「将来的には30大学、40大学とどこまで参加大学が増加するかは不明だが、日本の科学技術を支えるという自負を持った大学たちが、新たな取り組みを開始させたことは、科学技術立国を標榜する日本が人材の面を含め、今後のテクノロジー・サイエンスの分野にとってプラスに作用するはずだ。特に現在の日本は、研究費用、人、そして研究設備、すべての問題が山積となっている。しかし、そうしたインプット部分がいかに成果物である論文というものにつながるか、というのを目で見えるようにすることは難しく、そこを根本的に見直しことを世に問うのであれば、今、現状、こういう状況で、これがこのまま進めば、こうなっていく、ということをわかりやすく、広く世間に示す必要があり、それがひいては政策にもつながってくる。同ネットワークはそうした大学の実情というところに突っ込んだエビデンスを実態を示していってもらいたい。このままでは本当に大学が駄目になるという危惧を学術振興会で仕事をしながら思っており、こうした組織で、そういった具体的な活動をしてもらうことには大きな意義があると思っている」とし、今後の活動にエールを送っていた。
2014年09月26日(画像はプレスリリースより)未婚男女500人を調査来月はバレンタインデー。働く未婚男女は、バレンタインに対してどのような意識を持っているのでしょうか?株式会社イプサでは、20~35歳の働く未婚男女500人を対象に、「バレンタインデー」に関する調査を行いました。予定がなくてもドキドキ女性への「バレンタインデーにメイクやファッションを気にしますか」という質問には、「当日予定がある場合」はもちろん75%が「気にする」と回答。意外だったのは、「当日予定がない場合」でも4人に1人が「気にする」と回答している点です。メイクやファッションについて具体的に聞いてみると、「いつもはパンツスタイルだが、スカートを穿く」「目元や肌にラメを使って華やかにする」など、さりげないおしゃれをしている人が多いようです。また、男性への「バレンタインデー当日は普段と違ったドキドキ感がありますか」という質問には、20代男性の36%、30代男性の25%が「ある」と回答しており、「女性のメイクやファッションでバレンタインデーの予定の有無を推測しことがありますか」という質問には18%が「ある」と回答。社会人になっても、男女共にバレンタインデーは「もしかしたら何かあるかも?」と気にしてしまう特別な日なのかもしれません。【参考】▼株式会社イプサ プレスリリース/PR TIMES※放っておくと「かた~く」なっちゃう!魅惑的なクビレを作る方法とは??※あきらめなくてよかった...! 見とれるほどの「究極の美ライン」を手に入れる方法とは?
2014年01月12日星座や血液型など、様々な場面で語られる相性。私の体験と周りのエピソードを総合すると、男女の相性というものは実際にあるように感じます。また、いくつかの大学の研究結果でも、相性はあるというように言われています。今回は、これらの大学の研究結果を元に、相性が合うとはどういうことなのかご説明します。■1.彼の匂いをかぐと落ち着くスイスベルン大学などの調査によると、女性は自分が持っている遺伝子と似たような男性の匂いを嗅ぐと不快と感じ、遺伝子がかけ離れている男性の匂いを嗅ぐと、心地良く感じるという結果がでています。これは匂いで遺伝子をかぎ分け、近親間の妊娠を防ぎ、より健康な子供を産むためではないかと言われています。■2.経済的感覚が似ている複数の大学の検査結果では、人はラブマップという地図が10代の頃に出来上がり、両親の言葉づかい、ユーモア、ライフスタイル、自分の趣味、趣向などの莫大なデータが無意識に埋め込まれているそうです。カップルや夫婦が、長続きするのは、経済感覚が似ている人と報告されています。確かに、極端な節約家の人と極端な浪費家の相性が悪いことは、簡単に想像できますよね。■3.趣味趣向や好奇心の方向性が似ている研究では、知性のレベルや好奇心の方向性が似ているカップルは交際が長続きするとされています。(例:旅行好きとパチンコ好きは相性があわないなど)音楽の好みが合う、サークルで出会った、好きな映画監督が一緒といった男女が付き合うことが多いのはそのためです。■4.学歴や知性のレベルが同じ研究では、知性のレベルが同じカップルの方が長続きするという結果がでています。確かに、大学は違っても同じレベルだったり、学歴は違っても知性のレベルが同じでないと、いくら趣味や好奇心の方向性が同じでも会話が弾まないことはイメージできますよね。恋愛や結婚の基本は会話。パートナーとの会話が楽しいと感じるカップルは長続きするようです。■5.社会観が同じこれは社会との関わり方や倫理観、道徳観が同じということです。例えば、駅で人が倒れていたら助けるというタイプの人と素通りするというタイプのパートナーが付き合っていた場合は、関係がうまくいかなくなると言われています。倫理観の強い方がパートナーに疑問を抱き、助けるというタイプ、つまり倫理観の強い方はパートナーに疑問を抱き、不満を貯め込みやすくなるのです。■おわりにいかがでしたか?今回は大学や各研究所が発表した研究結果からピックアップしてお伝えしたのですが、私の周りを見ても、上手くいっているカップルは、上記の条件のうち3つくらいをクリアしています。経済観念などは付き合っている時は問題にならなくても、結婚したとたんに大きな問題になるというのはよくあるパターンですが、相性が合うというのは、そういった生活スタイルのズレが少ないという事のようですね。参考文献:NHKスペシャル班『だから、男と女はすれ違うー最新科学が解き明かす「性」の謎』、ヘレン・フィッシャー『人はなぜ恋に落ちるのか?』(荻原かおる/ハウコレ)
2013年05月16日オルニチン研究会は、首都圏在住の20代~40代の働いている男女600人を対象に「疲れと肌」に関する調査を実施した。調査によると、男性は仕事後の女性の疲れた顔が実年齢より5.53歳老けて見えるという結果が出た。同研究会は、「オルニチン」を広く世の中に普及・啓発するために、2009年10月に設立された非営利学術団体。2012年3月24日~25日の2日間に、「疲れと肌」に関する調査と題し首都圏在住の20代~40代の働いている男女600人を対象にアンケートを実施した。まず女性に「肌質を悪化させてしまう原因は?」と質問したところ、1位「疲れ」(83.7%)、2位「ストレス」(77.7%)、3位「睡眠不足」(75.7%)という結果に。新生活からくる疲れやストレスが影響していると同研究所は見ている。また、鏡で自分の顔を見たときに、疲れが現れているのは「肌」と回答した女性は76.3%。肌と疲れには密接な関係があることがわかった。さらに疲れが顔に出ると、女性はどのくらい老けて見えるのかという質問に対し、男性は「仕事後の疲れた顔は実年齢のプラス5.53歳」と回答していたことも明らかとなった。年代別に見ると、男性の年齢が高くなるほど、より女性を実年齢より高く見る傾向があることもわかった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月17日さて、男女間の永遠の問題の一つに『男女の友情は成立するの?』という問いがあると思います。今回はこの永遠の疑問について、COBS ONLINE会員497人にアンケートを採ってみました!!アンケート概要調査期間:2010/3/30~2010/4/5アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数497件(webログイン式)【男女の友情は成立すると思いますか?】「成立すると思う」……367人「成立しないと思う」……130人もっと票が割れるかと思いきや、全体の7割以上が「成立する」との回答。男女差もあまり見られませんでした。それぞれに理由も伺ってみました。<成立する派>■「男と女の前にお互い人間。友情は成立します」(男性)■「最初は意識するけど、お互いのことを知り合えれば男女は関係ない」(男性)■「好きだという感情がない場合でも、話しやすかったりすることがあるから」(女性)■「実際自分はお互いに恋愛感情のない異性の友人がいるから」(男性)<成立しない派>■「男に下心は永遠につきまとうから」(男性)■「最終的にどちらかが欲情するか恋愛感情を持ってしまうから」(女性)■「彼氏(彼女)が片一方にできると疎遠になってしまうから」(女性)成立する派、しない派ともにかなり自分なりの意見をお持ちのよう。どちらかが恋愛感情や下心を抱いたときには、「友人」としての関係は難しくなってしまいますものね。男女の友情を彼氏や彼女に理解してもらうのが難しいケースもあるようです。ほか、「思春期以前からの友達(幼なじみなど)なら成立すると思う」(女性)など、「条件付き」であれば成立する……という意見もありました。【男女の友情にまつわるエピソードがあれば教えてください】「ホテルで一緒の部屋に泊まっても何もなかった」(男性)、「男友達と二人で温泉旅行に行ったことがある。恋愛感情等、何もない仲で本当に楽しかった」(女性)、「仲のいい男友達と二人で飲み、彼の家で同じベッドで一緒に寝たがまったく何もなかった」(女性)など、異性の友人と二人きりで一晩過ごしても何もないケースも多いようです。実は一方がモンモンとしていたけど必死で我慢した……というコトでない限り、これらのケースは胸を張って「友人同士です!」と言えそう。「異性の気持ちが分からないときにありがたい」(男性)というように、異性の友人ならではの良いところもあるようです。一方、「男女の友情で、私たちは絶対そういうことにはならない関係と豪語していた二人が付き合い始めたときは『やっぱりね』と思った」(女性)、「ずっと友達だと思っていた男性に告白された。友達だと思っていたのですごくショックだった」(女性)など、恋愛感情を含めた好意がある上に成り立っていた「仲良しの関係」というものもあるのかも。世の中には男と女しかいないのだから、男女の友情も成立すればいいなぁ……と私は思うのですが。難しく考えるとどんどん深みにハマッていきそうなテーマですね。今回のテーマに関しては、お互いが「友人同士」と認識していれば成立するのではないか、お互いの認識のしかたがカギになるんじゃないでしょうか!(桜まゆみ/プレスラボ)【関連リンク】女性に聞く!身近な男性が恋愛対象に変わるときってどんなとき?友情が恋愛に変わることもやはりあるみたい【アンケート】あなたには、何でも話せる友人は何人いますか?男女関係なくこんな友情が築けたら、いいですね最近耳にする「オトメン(乙男)」の基準は?女子に聞いた中性的な男女同士なら、友情関係も築きやすいのかも初キスまでに何回デートする?一番多いのは●回目結婚相手に求める条件ランキング異性の友人の数ランキング
2010年04月26日