マイケル・ファスベンダーが主演を務める来年3月公開のアクション大作『アサシン クリード』の新たな予告編が公開になった。本作は、全世界でシリーズ累計9600万本以上を販売した人気ゲームの世界観を基に、新しいキャラクターとストーリーを描くもので、“ゲームではできない”超絶アクションが描かれるという。『アサシン クリード』新映像本作は、記憶を失った死刑囚カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)が、遺伝子操作によって自分の祖先の記憶を追体験し、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かう伝説のアサシンとして活躍する物語。このほど公開になった新映像では、主人公のカラムがアサシンとしてスペインに送り込まれるまでが重厚なタッチで描かれ、彼がアサシン教団に所属する伝説の暗殺者として活躍する場面では、壁を軽々と飛び越え、目もくらむほどの高さの建物から華麗にダイヴするシーンが登場する。本作はゲームが基になっているが、ジャスティン・カーゼル監督は「ゲームではできないことは何だろう?」と考え、デジタル技術に頼りきるのではなく、実際に俳優やスタントがアクションを演じることにこだわった。監督が「映画では、マイケル・ファスベンダーを15フィート(約4.5m)下に落とすことができる」と語る通り、映像にはカラム役のファスベンダーの“生身”のアクションがたっぷりと収録されている。『アサシン クリード』2017年3月3日(金) 全国ロードショー
2016年11月18日現在放送中のNHK大河ドラマ第55作「真田丸」が、10月27日の収録をもってクランクアップを迎えたことが発表された。「真田丸」は2016年1月10日より放送開始、三谷幸喜が2004年放送の「新選組!」以来2度目に脚本を手がけ、主人公の真田信繁(幸村)役を堺雅人が、信繁の兄・真田信幸(信之)役に大泉洋、ヒロインのきり役に長澤まさみら豪華俳優陣が集結した。10月28日(金)にNHKは、「去年9月1日に長野県でクランクインして以来、約1年2か月。大河ドラマ『真田丸』は、10月27日の収録をもちまして、すべての撮影を終了しましたことをご報告いたします」と発表。さらに、主演の堺さんからコメントが到着した。「“真田丸”が一そうの船をイメージしていると最初に聞いたとき、本当に船旅に出るようなつもりでこの撮影を楽しもうと思いました。真田家が乗組員ならば、共演者の方々が我々を温かく迎えてくれる港、スタッフの皆さんが乗せてくれる船でした。乗り心地が決していいとは言えませんでしたし、どこに連れて行かれるかわかりませんでしたが、誰も見たことのない景色をたくさん見せてもらいました。そして、この旅のプランを作ってくれたのが三谷さんでした。風まかせ、潮まかせで動いてきた私に、1年2か月という長い旅でしか見えない景色を見せてくれた三谷さんには感謝しています。本当に楽しい船旅を過ごすことができました」。放送は、第50回の12月18日(日)まで続く。大河ドラマ「真田丸」は、毎週日曜20時~NHK総合にて、18時~BSプレミアムにて放送。再放送は毎週土曜13時5分~NHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年10月28日ジャニーズJr.の真田佑馬が25日、舞台『ダニー・ボーイズ~いつも笑顔で歌を~』公開フォトコール&囲み取材に、共演の水田航生、柄本時生、悠未ひろ、AKANE LIV、ベンガル、剣幸とともに登場した。同作は2008年に手塚治虫文化賞を受賞した島田虎之介による漫画『ダニー・ボーイ』を舞台化した音楽劇。ニューヨーク・ブロードウェイのウィンター・ガーデン・シアターに、日本人俳優として初めて出演した実在の人物「サトウ・イサオ」の活躍をモチーフに、主人公を「伊藤幸男」として、周囲の人物との絆を描いていく。W主演となる真田と水田は、共演者から「兄弟みたい」と言われるも苦笑。真田が「2年前にも『オーシャンズ11』という作品で共演してるんですけど、思ったことないし、そのときは言われたことなかったよね」と語ると、水田も頷いていた。水田は真田について「すごく大人になった」と振り返り、「稽古場でがむしゃらに本気でぶつかっている姿を改めて見て、素敵だなと思いながら稽古して。ね?」と話しかけると真田は照れた様子に。また、柄本も真田を「めっちゃ真面目」と表現し、「(自分は)こんなに作品を良くしようと思って、意見をいったことない。俺も見習わなきゃな、なんて」と賞賛した。音楽劇というジャンルに、真田は「ふだん、グループとかでもワンフレーズくらいしか歌ってないのに、今回7曲くらい歌っている」と不安を見せつつ、「歌って楽しいものだよと伝えたい」と意気込みを語った。また稽古中、柄本の「ベース弾きたい」という一言から、ギター・真田、ドラム・水田の一夜限定バンドを結成したというエピソードを披露。真田は「音を楽しむという意味で、3人でプライベートでスタジオに入って、一夜限りのダニー・ボーイズバンドを……」と経緯を説明すると、柄本も「真田音楽教室。優しく教えてくれて」と、和気藹々とした様子を見せた。東京公演は東京国際フォーラム ホールCで10月26日~29日、大阪公演は新歌舞伎座で11月5~6日。
2016年10月25日NHKは24日、今月3~9日の主な番組のタイムシフト視聴率を発表。朝ドラ『べっぴんさん』は3~8日の平均で6.3%、9日の大河ドラマ『真田丸』は6.7%に達した。視聴率調査を行うビデオリサーチでは3日分から、従来のリアルタイム視聴率と、録画した番組を再生したタイムシフト視聴率、この2つを合算して重複分を差し引いた総合視聴率を発表。それによると、同週の『べっぴんさん』(3~8日8:00~)は、リアルタイム20.0%、タイムシフト6.3%で、総合視聴率は25.2%。『真田丸』(9日20:00~)は、リアルタイム15.0%、タイムシフト6.7%で、総合20.9%だった。このほか、主な番組の数値は、『ドラマ10・運命に、似た恋』(7日22:00~)は、リアルタイム5.2%・タイムシフト4.0%・総合9.0%。『土曜ドラマ・夏目漱石の妻』(8日21:00~)は、リアルタイム8.5%・タイムシフト2.9%・総合11.2%。『NHKスペシャル・血糖値スパイクが危ない』(8日19:30~)は、リアルタイム10.4%・タイムシフト2.1%・総合12.2%。『ガッテン!』(5日19:30~)は、リアルタイム11.8%・タイムシフト1.1%・総合12.9%となっている。同日会見を行った、NHKの木田幸紀放送総局長は「比較的若い人の方が年配の方よりもタイムシフトで見ているようだが、もっと細かい分析が必要だ」と述べた上で、「データが増えれば傾向も分析も、より確かなものになってくると思うので、効果的な編成などについて研究を重ね、よりよい番組をよりたくさんの人に見ていただけるようにしたい」との考えを示している。視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。
2016年10月25日ハリウッドを代表するセクシー系イケメン俳優、マイケル・ファスベンダーが主演を務めるミステリー・アクション『アサシン クリード』の日本公開日が、2017年3月3日(金)に決定。併せて、ファスベンダーとジャスティン・カーゼル監督からコメントが到着した。記憶をなくした死刑囚、カラム・リンチは、遺伝子操作によってDNAに眠る記憶を呼び覚まされ、祖先の記憶を追体験させられることになる。カラムは自分の祖先が、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団の伝説のアサシンだったことを知る。また、彼の先祖は禁じられた秘宝“エデンの果実”のありかを知る歴史上最後の人物でもあった――。遺伝子操作によりアサシン(暗殺者)となり、祖先の記憶を呼び覚まされた男が、歴史に隠された真実に挑む世界的大ヒットゲームを原案に、同じ世界観を共有しながら、異なるキャラクター、新たなストーリーで描く実写作品となる本作。主人公のカラム・リンチと彼の先祖を演じるのは、『スティーブ・ジョブズ』で第88回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、『X-MEN』シリーズでのエリック・レーンシャー/マグニートー役としても知られるファスベンダー。9月の第73回ヴェネチア国際映画祭では、『The Light Between Oceans』(原題)で共演し、現在交際中といわれるアリシア・ヴィキャンデルと揃って姿を見せたことも話題を呼んだ。ファスベンダーは、本作のオファーを受けた際、「人が祖先の経験や過ち、記憶を内に持っているというアイデアがとても魅力的だ」と語り、本作の革新的なコンセプトに反応。カラムは死刑囚だったが、ある企業によって薬殺刑から救い出され、遺伝子記憶を呼び起こす機械を使って、彼の祖先の人生を追体験するチャンスを与えられるのだ。また、遺伝子記憶を呼び起こす処置をされている彼の傍らにいる謎の女性ソフィア・リキンを演じるのは、第80回アカデミー賞主演女優賞を受賞し、フランス芸術文化勲章も受賞したマリオン・コティヤール。監督には、『マクベス』でファスベンダーとコティヤールを起用し、注目を浴びたオーストラリア出身のジャスティン・カーゼルが抜擢されている。「彼は題材に良い感情を持ち、強気で大胆な選択をする。本作にはリスクもあるが、ジャスティンなら上手くやれる」と彼を監督に指名したのは、ほかならぬファスベンダーだったという。指名を受けた監督も「過去の体験を通して、自分が誰なのかを理解する現代のキャラクターの物語をさらに広げていったんだ。歴史によって自分が誰なのかを教わる。それが映画の中でより緊張を高め、先に展開していく要素になった」と自信のほどを語っている。エデンの果実をめぐる歴史の裏に隠された謎に立ち向かいながら、驚異的な身体能力を手にし、アサシンとして覚醒していくカラム。そして彼は、自分の遺伝子の中に隠された、人類の未来を変える驚愕の真実をも知ることになる…。その真実とはいったい何なのか?いまだ多くが謎に包まれている本作、その続報にますます期待が高まる。『アサシン クリード』は2017年3月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月24日全世界でシリーズ累計9600万本以上を販売した人気ゲームの世界観を基に、新しいキャラクターとストーリーを描くアクション大作『アサシン クリード』の日本公開日が来年3月3日(金)に決定した。その他の画像本作は、記憶を失った死刑囚カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)が、遺伝子操作によって自分の祖先の記憶を追体験し、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かう伝説のアサシンとして活躍する物語。ミステリアスなストーリーと、息をのむアクション、圧倒的な映像美がポイントの作品だ。「人が祖先の経験や過ち、記憶を内に持っているというアイディアがとても魅力的だ」という主演のファスベンダーは、『マクベス』でタッグを組んだオーストラリア出身のジャスティン・カーゼルを監督に推薦。「彼は題材に良い感情を持ち、強気で大胆な選択をする。本作にはリスクもあるが、ジャスティンなら上手くやれる」と信頼を寄せている。『アサシン クリード』2017年3月3日(金) 全国ロードショー
2016年10月24日映画『真田十勇士』のヒット御礼舞台挨拶が10月5日(水)、都内で開催され、中村勘九郎、加藤雅也、堤幸彦監督が登壇。主人公・猿飛佐助にちなんで、日光猿軍団が祝福に駆け付けた。好評を得た舞台版に続き、ほぼ同じキャストで映画化された本作。あの真田幸村が実は、ヘタレだったという設定で、彼を本物の勇士にすべく猿飛佐助をはじめとする面々が奮闘するさまを壮大に描き出す。既に公開から2週間がたったが、家族や周囲の反応について聞かれ、勘九郎さんは「子どもたちは特に真田十勇士のファンで、舞台版では佐助は一刀流なんですが、映画では二刀流で、家でも二刀流で“ごっこ”で遊んでます」と明かす。加藤さんは「外国人の友達から『なんで(英語の)字幕版がないんだ?』とよく言われます」と明かし、海外における日本の忍者・忍術人気の高さをうかがわせた。2014年に舞台の初演があり、映画、そして舞台の再演と数年にわたり、文字通り苦楽を共にしてきたが、勘九郎さんは加藤さんについて「初めてお会いしたときは、こういう感じで(笑)、私服も黒が多くてめちゃくちゃカッコいいけど、近寄りがたさもあって怖い人かと思ったんですが、実は…こんなに天然な人はいない(笑)!あて書きかと思うくらい“幸村さま”ですよ」と証言する。これに対し、加藤さんは「役作りですよ(笑)。普段から一生懸命役作りを…」と天然な部分はあくまでも本作に合わせたものだと強調!しかし、勘九郎さんのすごさについて語る際に「舞台で、僕が何をしてもフォローしてくれるので、僕は適当に言ってればいいので…」と“テキトー”発言でその天然ぶりをポロリと垣間見せていた。勘九郎さんは、本作にちなんで、自身にとってのヒーローの存在を聞かれると「いつも言っていますが父ですね」と亡き父・中村勘三郎を挙げ「背中を見て、父のようになりたいとずっと思ってきた」と語り、本作について「喜んでくれると思います」とうなずいていた。この日は、申年、そして猿飛佐助にちなんで日光猿軍団のサルたちが、劇中の佐助や幸村の衣装で登場。ステージ上で、華麗なパフォーマンスを見せ会場をわかせた。『真田十勇士』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月05日ネイキッドが、夜景と映像のコラボレーションにより、 真田幸村の合戦の舞台を再現した「一望! 真田幸村と真田丸 ~日本一の展望台から眺める、 日本一の兵の戦い~」を上映。2016年10月8日(土)から11月30日(水)まで、あべのハルカスの展望台「ハルカス300」にて開催される。日本一高いビル「あべのハルカス」。その展望台からは、真田丸の跡地や大阪城など、かつて「大坂 夏の陣」の舞台となった場所を一望できる。本企画は、実際に合戦が行われた歴史ある大阪の夜景の中に、真田丸の「幸村の戦い」の映像が浮かび上がる、新しい夜景体験イベントだ。窓面に投影された映像は、ガラス越しに見える夜景と融合し、まるで、大阪の夜空に兵士たちや馬が飛び回っているような、幻想的な感覚が楽しめる。3Dプロジェクションマッピング技術を使った最先端の映像は、圧倒的な迫力と美しさを誇る。さらに、展望台の入り口には真田幸村のポスターが展示してあり、 夜にはまるで幸村が炎に包まれているかのように見えるポスターアート『出陣』も展示される。【詳細】「一望! 真田幸村と真田丸 ~日本一の展望台から眺める、 日本一の兵の戦い~」期間:2016年10月8日(土)~11月30日(水)場所:あべのハルカス 展望台「ハルカス300」60F住所:大阪府大阪市 阿倍野区阿倍野筋1-1-43実施時間:18:30~21:40 (繰り返し上映)上映場所:・『大坂 天空の陣』天上回廊北側中央・『出陣』天上回廊北東角イベント料金:観覧料等無料。 ただし別途展望台入場料が必要。
2016年09月30日俳優の草刈正雄が26日、自身のブログを更新。NHK大河ドラマ『真田丸』で演じた真田昌幸が25日放送回で最後を迎え、ブログに多くのコメントが寄せられたことに感謝した。草刈は25日の放送直後にブログを更新し、「真田丸を楽しんでくれてる皆さん!! ありがとう!!」と感謝。「昌幸は天に昇ってしまいましたが、これからもずっと応援して下さい!!」「これからも真田丸宜しく!!」と呼びかけた。この投稿に300以上のコメントが寄せられ、「本当に素晴らしい昌幸でした!」「草刈正雄さんの真田昌幸、本当に本当にほんとーに良かったです!!!」「愛すべき最高の昌幸を世に出してくださりありがとうございました!!」という絶賛の声や、「すっかり昌幸ロスです…」「昌幸ロス……しばらく胸が空洞化です」「昌幸ロスです。昌幸がいないなんて考えられません」と昌幸の死を嘆く声があがった。この反響を受け、草刈は26日に「皆さん。沢山のコメントをありがとう!!」というタイトルでブログを更新。「真田丸38話昌幸、皆さんの感想ありがとう!!」と感謝し、「あまりにも沢山の方が書き込みしてくれたのでゆっくりと読ませてもらいます。本当にありがとう!!」とコメントの数に驚きを示しつつ、感謝の言葉を重ねた。
2016年09月26日佳境を迎えた大河ドラマ「真田丸」とともに、先週9月22日(木・祝)より全国公開され、話題を集める『真田十勇士』。本作で印象的な衣装の数々を手がけた、黒澤明監督の長女である黒澤和子によるデザイン画の数々が、いち早くシネマカフェに到着した。本作は、“天下一の名将・真田幸村の伝説は、実は猿飛佐助に仕組まれたものだった!”という大胆な発想をもとに、壮大な世界観とアクション、濃密な人間ドラマを描ききる新たな時代劇エンターテインメント。関ヶ原の戦いから14年。天下統一を目前にした徳川家康と、復権を狙う豊臣家の対立を背景に、“天下に並ぶ者なし”の名将・真田幸村の実像(?)と猿飛佐助や霧隠才蔵ら“十勇士”の活躍を描き出す。総勢500名以上のエキストラが参加した広大な土地での大規模ロケや、大阪城、出城・真田丸の巨大なセット。そして、役者が体当たりで挑んだアクションは、ハリウッド大作も負けず劣らずの臨場感で早くも話題を呼んでいる。そんな本作で、縦横無尽に動き回る猿飛佐助役の中村勘九郎ら超豪華キャスト陣を華やかに彩るのが、黒澤和子が手掛けた色鮮やかな衣装たち。黒澤さんは、1988年から“黒澤組”の衣装を担当するようになり、90年『夢』で衣装手伝い、『八月の狂詩曲』(’91)、『まあだだよ』(’93)、さらに山田洋次監督『たそがれ清兵衛』(’02)、フランソワ・ジラール監督『シルク』(’07)、北野武監督『アウトレイジビヨンド』(’12)、三谷幸喜監督『清須会議』(’13)、是枝裕和監督『そして父になる』(’13)などの衣装を手がけ、世界的にも高い評価を集めてきた。最近では、大人気連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の衣装監修も担当している。本作では、真田の家紋としてお馴染み「六文銭」が入った佐助の真っ赤な甲冑をはじめ、くノ一の火垂(大島優子)が身に着けている青い衣装や、淀殿(大竹しのぶ)の絢爛豪華な着物など、彼女の手掛けた衣装の数々は、身にまとった個性的なキャラクターたちをより魅力あるものにしている。目にも楽しい衣装の数々にもぜひ注目してみて。『真田十勇士』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月26日2014年に初演され、映画版公開と併せての再演が話題を呼んでいる、マキノノゾミ脚本・堤幸彦演出『真田十勇士』が、11日に開幕。公演に先立ち、10日にゲネプロが行われた。【そのほかの画像はこちら】その場しのぎの生活をしていた抜け忍びの猿飛佐助(中村勘九郎)はひょんなことから、世評とは裏腹に、知謀も自信もなさそうな真田幸村(加藤雅也)と出会い、自らの才智で彼を立派な武将に仕立てることを思いつく。そのために必要なのは、幸村を盛り立てる十人の家臣、真田十勇士。こうして、佐助のかつての忍び仲間・霧隠才蔵(加藤和樹)、才蔵の手下である三好清海(駿河太郎)と三好伊三(荒井敦史)、関ヶ原の合戦も経験した由利鎌之助(丸山敦史)、仕官先を探して流浪していた筧十蔵(高橋光臣)、幸村のかねてよりの家臣である海野六郎(栗山航)、幸村の長男・大助(望月歩)とその家来・望月六郎(青木健)、お調子者の根津甚八(村井良大)の十人が集結する。しかし、徳川方の忍び集団の首領・久々津壮介(山口馬木也)や彼の部下・仙九郎(石垣佑磨)や彼の娘の火垂(篠田麻里子)らが佐助と才蔵に襲いかかる。折しも、大坂夏の陣、開戦前夜。豊臣秀頼(村井良大/2役)を守ろうとする淀殿(浅野ゆう子)に頼まれ、幸村らは豊臣方に加勢するがーー。幕開きから力強い太鼓の打音が響くこの舞台は終始、とにかくダイナミック。カラフルな照明、盆の回転と共に変幻自在に形を変える美術、ワイヤーアクション、そして、多彩で細密なプロジェクションマッピング。まるでCG映画かゲームを見るような躍動感と爽快感いっぱいの大スペクタクルになっている。とはいえ、このプロダクションに迫力と説得力を与えているのは、何より、ハイテクに負けないエネルギーを投入する、俳優たちの生の身体。彼らが客席通路を走れば、観客はその風を肌で感じることができる。次から次へと飛び出す時事ネタも、生の舞台ならでは。特筆すべきは、普段は愛すべき三枚目ながら、神出鬼没ぶりを体現し、圧倒的な存在感で舞台をまとめ上げる佐助役・勘九郎。驚いてあごがはずれる、といったマンガ的表現もこなしながら、ふとした瞬間、とてつもないカッコよさを放つ。一方、歳蔵役の加藤は、冷静沈着な二枚目ぶりだが、ここぞというところで友情に厚く情熱的な素顔を見せる。個性あふれる十勇士が、夏の陣を前に杯を交わすシーンには心躍らずにはいられない。戦場での、勘九郎と山口が崖の上で見せる歌舞伎風の立ち回りや、加藤と石垣とのワイヤーでの戦闘場面は圧巻だ。歴史を知る観客にとって、豊臣方の末路は一目瞭然だ。しかし、力強い彼らの姿は、不可能を可能にし、嘘を真にしそうな勢い。果たして、彼らは絶体絶命のピンチを脱し、”奇跡”を起こすことができるのか??東京公演は10月3日(月)まで東京・新国立劇場 中劇場にて。その後、神奈川、兵庫を周る。チケットは発売中。取材・文:高橋彩子
2016年09月15日2008年に手塚治虫文化賞を受賞した島田虎之介による漫画「ダニー・ボーイ」を初の舞台化。主演にミュージカル主演初挑戦のジャニーズJr.真田佑馬、共演には数々の舞台で注目を集めている水田航生を迎え、10月26日(水)より東京国際フォーラムホールCにて上演。都内で同作の製作発表記者会見が行われ、真田、水田のほか、柄本時生、悠未ひろ、AKANE LIV、ベンガル、剣幸が出席した。【チケット情報はこちら】1976年1月11日、ニューヨーク・ブロードウェイのウィンター・ガーデン・シアターに初めて日本人俳優として出演した実在の人物、「サトウ・イサオ」をモデルにした「伊藤幸男」が主人公。デューク・エリントンの名曲「極東組曲」や当時のブロードウェイ・ミュージカル作品の珠玉のナンバーの数々を散りばめ、幸男とその周りとの音楽を通じての絆を深めていく生き様を描く。本作への出演決定をポスター撮影前日に知ったという真田は「出演が決まってから、ずっとプレッシャーで眠れない日々が続いています。幸男はすごいポジティブで明るく楽しくハッピーに生きてる人で、普段の僕とは真逆ですが、幸男のように前向きにハッピーに演じていきたいです」と語った。水田は、自身が演じる幸男の親友の田上英喜を「笑顔が絶えず“スマイリー”と呼ばれている役で、僕にぴったりな役だと思います」と笑顔で説明。真田と水田は『オーシャンズ11』以来2年振りの共演となるが、真田は「これほど心強い味方はいない。航生くんはお兄ちゃんっぽいので甘えたいと思います」と話すと、水田は真田の印象を「熱くなったり悔しがったりと感情あらわにするタイプ」と語り、久々の再会に真田に対して「大人っぽくなった」と話した直後に「あ、髪型がオールバックだからかな」と言葉を付け加え、会場の笑いを誘った。今回、女優の湖島みちる役を演じる悠未は「お芝居で(女性役を)演じるのは初めてでハードルは高いです。男役の時は作りこんで演じていたので、女性として自然に話したりする演技を今回教わりながらやっていきたいです」と語った。最後に座長としての意気込みを聞かれた真田は、「ジャニーズJr.の中でのLove-tuneというグループを組んでいるのですが、そこで仲間と歌う喜びや一緒に何かをやる喜びは一生ものだということを知りました。『ダニー・ボーイズ』でも仲間と歌うシーンがたくさん出てくるので、その瞬間を大切にし、観に来てくださったお客様に伝えられれば」と締めくくった。公演は10月26日(水)より10月29日(土)まで東京国際フォーラムホールCにて。その後11月5日(土)・6日(日)に新歌舞伎座にて上演。なお、チケットぴあでは東京公演・大阪公演ともに電話抽選先行予約を9月19日(月)午後11時59分まで受付中。一般発売は10月9日(日)より。
2016年09月14日舞台『真田十勇士』が9月11日に開幕。それに先がけ囲み取材が行われ、主演の中村勘九郎、加藤和樹、篠田麻里子、加藤雅也、浅野ゆう子、演出の堤幸彦が登壇した。【チケット情報はこちら】2014年の初演から約2年半ぶりの再演となる本作。劇作家・マキノノゾミのオリジナル戯曲で、戦国時代の名将と称えられる真田幸村(加藤雅也)が実は非力な人物で、数々の武功は「十勇士」のひとり・猿飛佐助(中村)の作戦によるものだという発想をもとに、佐助が大嘘で戦国の世を生き延びていく痛快な物語。9月22日(木・祝)には、同じく勘九郎主演で映画版が公開される。初日を迎え、勘九郎は「堤監督が製作発表のときにおっしゃっていた『大変です』という言葉はまさにその通りでした。昨日初めて舞台で通すことができたんですけれども、今日は初日ですが『千秋楽にならないかな』と思っております(笑)。ただ、それくらい大変だということは、それだけ極上のエンターテインメント作品になっていると思うので、自信を持ってお客様にお届けしたいです!」と挨拶。初演と映画では由利鎌之助を演じ、今回の再演では佐助の相棒・霧隠才蔵を務める加藤和樹は「映画を経ての再演なので、パワーアップしているところがたくさんあります。僕も村井(良大)くんもそうですけど、役が変わってる人もいますし、今回から参加される方もいます。なので再演というよりは、いろんなことがパワーアップした初演だと僕は思っております。前回を観た方も今回初めて観る方にも最高だったと言ってもらえるような舞台にしたいです」と熱く語った。初演からの変化について堤は「初演で作り上げた回る舞台や、自由自在に動き回るセットを生かした合戦のシーンを一切合切リニューアルしました。前回観られた方も、よりパワーアップしてるなと思っていただけると思います」と紹介。初演と映画、今作と真田幸村を演じる加藤雅也が「舞台では生身の身体で向かっていく“熱”をお客さんに見せていければ」、勘九郎も「初演でも舞台の“熱”に重きを置いてやっていました。今回も舞台裏で何人かぶっ倒れてます」と話すように、舞台ならではの魅力は“熱”。公開舞台稽古では、映像やプロジェクションマッピング、ワイヤーアクションが魅せる華やかさと共に、生身の人間が目の前で演じるからこその“熱”が伝わる舞台を披露した。公演は10月3日(月)まで、東京・新国立劇場中劇場にて。その後、神奈川、兵庫と巡演する。取材・文:中川實穗
2016年09月13日ジャニーズJr.のグループ・Love-tuneのメンバー・真田佑馬と俳優・水田航生が12日、W主演の音楽劇『ダニー・ボーイズ~いつも笑顔で歌を~』の製作発表記者会見に、共演の柄本時生、悠未ひろ、AKANE LIV、ベンガル、剣幸とともに出席した。同作は2008年に手塚治虫文化賞を受賞した島田虎之介による漫画『ダニー・ボーイ』を舞台化した音楽劇。ニューヨーク・ブロードウェイのウィンター・ガーデン・シアターに、日本人俳優として初めて出演した実在の人物「サトウ・イサオ」の活躍をモチーフに、主人公を「伊藤幸男」として、周囲の人物との絆を描いていく。今回、初座長を務める真田は「僕自身、知ったのがポスター撮りの前日なんですよ」と驚きの事実を明かし、「失敗を恐れず、若さで頑張りたいと思います」と意気込んだ。座長といえば、出演者との食事の際に会計を持つことも多いが、真田は「本当に僕お金あんまりないんで」と苦笑。代わりに、舞台で座長を務めた数々の先輩が見せた「おいしい差し入れ」を振舞うことを約束した。これまでに印象に残っている差し入れは、音楽劇『コインロッカー・ベイビーズ』の際に、A.B.C-Z・河合郁人&橋本良亮が行った「ラーメンの屋台」とエピソードを披露。真田は「すごい美味しかったんですけど、楽屋までとんこつ臭くなっちゃって。みんな歌ったり踊ったりすると、ニンニクの匂いが」と欠点を話し、「とんこつは避けて、他のものを提供したいと思います」と宣言した。真田と水田は、2014年の香取慎吾主演ミュージカル『オーシャンズ11』以来の共演となるが、「2年間一切連絡を取ってなかった」という。水田は、1つ年下の真田を「大人っぽくなった」と褒めつつ、「熱いところもあったりとか、悔しがるのも本当に悔しがったり、感情をあらわにするところもある」と印象を語った。また真田は「僕自身、最近Love-tuneというジャニーズJr.のグループを組ませていただいた」と紹介しつつ「そこで知ったことがあって、仲間と歌うとか、仲間と一緒に何かをやる喜びは一生ものだなと思っているので」とグループへの愛を見せた。「みんなで歌うシーンがあるので、その瞬間を大事にして、お客さんに伝えていけたらと思います」と抱負を語り、もしメンバーが観に来なかったら「差し入れを用意させる」と息巻いていた。東京公演は東京国際フォーラム ホールCで10月26日~29日、大阪公演は新歌舞伎座で11月5~6日。
2016年09月12日主演の中村勘九郎をはじめ、2014年に大ヒットを記録したスペクタクル超大作舞台が、同作品の演出を手がけた堤幸彦監督により映画化される『真田十勇士』。本作から、勘九郎さんの猿飛佐助をはじめとする十勇士ら、12名のキャラクターの魅力がひと目で分かるキャラポスターが解禁となった。関ヶ原の戦いから14年。天下統一を目前にした徳川家康と、復権を狙う豊臣家の対立が深まっていた戦国の世を舞台に、“戦国一”といわれた名将・真田幸村は、実は見かけ倒し(?)のダメ男だった…というまさかの物語が描かれる本作。その見どころの1つとなるのが、実力派俳優陣によって描き出される個性豊かなキャラクターたちのそれぞれのドラマ。半数以上が2014年公演の舞台と秋から再公演となる舞台にも出演しており、身に染みつくほど長きに渡って同じ役と向き合ってきた。もちろん、個々の演技もさることながらチームワークも抜群、戦乱の世を仲間とともに生き抜くキャラクターのリアルな部分を気持ちを込めて演じきっている。そんな彼ら12名のキャラポスターが到着。1人1人に、それぞれ象徴的な言葉が添えられている。●猿飛佐助(中村勘九郎):時代を変え、“奇跡”を起こす革命児●霧隠才蔵(松坂桃李):孤高の“天才”忍者●火垂(大島優子):才蔵と佐助の命を狙う“くノ一”●根津甚八(永山絢斗):謎に包まれた“十番目の男”●由利鎌之助(加藤和樹):負けを知らぬ、戦国一の“槍の達人”●筧十蔵(高橋光臣):華麗なる“武ゲイ者”●三好清海(駿河太郎):すべてをなぎ倒す“怪力無双”●海野六郎(村井良大):文武両道の“大番頭”●三好伊三(荒井敦史):驚愕の“韋駄天”男●真田大助(望月歩):父・幸村を心から愛する“青年剣士”●望月六郎(青木健):心優しき“剣豪”●真田幸村(加藤雅也):“天下一の名将”の伝説は、嘘か誠か。これらの言葉を見る限りでも、それぞれの役でスピンオフドラマが描けてしまいそうなバックグランドを想起させる、個性豊かな面々。彼らがどのようにして“腰抜け・真田幸村”と出会い、運命を共にしていくのか?彼らが体を張って魅せる息もつかせぬアクションシーンや、緊張を解きほぐすかのように訪れる笑い、そして切ないロマンス、心揺さぶる人間ドラマ…さまざまな感情を呼び覚ます新感覚のエンターテインメント大作に、この秋、目が離せない。『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月28日映画『アサシン クリード』が、2017年に全国の劇場で公開される。本作は、全世界でシリーズ累計3,700万本以上を売り上げている同名の人気アクションゲームをベースにしたミステリーアクション。ゲームの世界観はそのままに、新しいキャラクターとストーリーが描かれる実写作品となっている。主人公は、記憶をなくした死刑囚のカラム・リンチ。遺伝子操作によってDNAに眠る記憶を強制的に呼び覚まされた彼は、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かう伝説のアサシンであった祖先の記憶を追体験させられることになる。禁じられた秘宝“エデンの林檎”のありかを知る、歴史上最後の人物でもあったカラムの先祖アギラール。カラムが送り込まれたルネサンス期のスペインで何があったのか?歴史を変えてしまうほどの秘密と、歴史の闇に隠された謎に一人のアサシンが挑む。主人公のカラム・リンチと彼の祖先であるアギラールを演じるのは、『スティーブ・ジョブズ』で第88回アカデミー賞主演男優賞候補にもなった俳優、マイケル・ファスベンダー。また、カラムに過去の記憶の追体験を強いる謎の女性、ソフィア・リキン役をマリオン・コティヤールが務め、映画『マクベス』でも両者を起用したジャスティン・カーゼル監督がメガホンを取る。【作品情報】映画『アサシン クリード』公開時期:2017年監督:ジャスティン・カーゼル出演:マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール、ジェレミー・アイアンズ© 2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年08月27日真田イヤーと呼ばれる今年、舞台『真田十勇士』が、9月~10月にかけて再演される。2014年の初演同様、中村勘九郎が主演し堤幸彦が演出を手掛ける。さらに、9月22日(木・祝)からは、このコンビでの映画版も公開されるという、日本のエンターテインメント史上初のダブルプロジェクトだ。今作の舞台版でヒロイン役を務めるのは、篠田麻里子。AKB48卒業後、初舞台を踏む篠田に話を聞いた。舞台「真田十勇士」チケット情報天下統一を狙う徳川家と豊臣家が対立する戦国の世の中、勘九郎演じる猿飛佐助ら真田幸村のもとに集結した真田十勇士が、舞台をところ狭しと暴れ回る。「初演を見たのですが、プロジェクションマッピングやワイヤーなどを駆使した、今まで見たことのない舞台でした。時代背景に詳しくなくても、物語がカジュアルに描かれていて、分かりやすかった」という。加藤雅也扮する幸村が名将と呼ばれながら、実は腰抜けとしても描かれる。「ヒーローがそんなキャラでいいの?と、あの幸村には衝撃を受けました(笑)。それが面白さでもあり、『何が嘘で何が本当か分からない』という作品のテーマは、ラストを含め観客をも巻き込むはずです」徳川方の忍び集団のリーダーの娘、火垂を演じる。佐助や、十勇士のひとりである霧隠才蔵と幼なじみで、才蔵に思いを寄せる。「男性社会の中で生きてきた強さと、恋心を抱く乙女チックな部分をかわいく出せたら。『才蔵を殺すのは私だ』というセリフがあるのですが、殺したいほど好きという一途さも表現したい」おびただしいアクションシーンも本作の魅力だ。篠田は、主演した映画『リアル鬼ごっこ』でアクションを経験して以来、週に一度アクションを習うほか、マラソンや、100mダッシュを毎日10本走るなどして体を鍛えている。最近、殺陣も習い始めた。「憧れはケイン・コスギさん。映画で共演させてもらいましたが、アクションのスピードが全然違ってすごいんです。ジムも一緒で、同じメニューはできませんが、近いメニューをこなしています」。細いだけではない、引き締まった抜群のスタイルは日ごろの努力の賜物だ。「動きを覚えるのは早くて、ダンスの振りを覚えるのはAKBでは早かった方。でも、アクションがダンスのようになるのがクセで、それが課題です」。初演の『真田十勇士』では、あまりのアクションの激しさに舞台に汗だまりができたという。それを知っても、「もっとアクションシーンを増やしてほしい」と目を輝かせた。公演は、9月11日(日)から10月3日(月)まで東京・新国立劇場 中劇場、10月8日(土)から10日(月・祝)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホール、10月14日(金)から23日(日)まで兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールにて。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2016年08月26日全世界でシリーズ累計3700万本以上を販売した人気ゲームの世界観を基に、新しいキャラクターとストーリーを描くアクション大作『アサシン クリード』が来年に公開されることが決定し、予告編映像が公開になった。遺伝子操作によって祖先の身体に送り込まれた暗殺者(アサシン)が歴史の謎に挑むミステリー・アクションだ。その他の情報/予告編が公開本作の主人公カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は死刑囚で、刑が執行され、その生涯を終えたはずだったが、謎の施設に送り込まれ、遺伝子操作によって自分の祖先の記憶を追体験する。彼の祖先は、ルネサンス期(14~16世紀頃を指すことが多い)のスペインで、テンプル騎士団(十字軍から誕生した騎士の集まりで、聖地エルサレムを防衛するために活動するも14世紀に壊滅)に立ち向かう暗殺者であり、禁じられた秘宝“エデンの林檎”のありかを知る人物だった。映像は、ルネサンス期のスペインに送り込まれたカラムが華麗なアクションを披露するシーンが次々に登場。カニエ・ウェストの『I Am A God』が鳴り響き、カラムが街を駆け抜け、大空を舞う。映画は息をのむアクションと、歴史に隠された謎に迫るミステリアスなドラマが描かれるそうで、来年の注目作のひとつになりそうだ。『アサシン クリード』2017年 TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開
2016年08月24日世界的ヒットとなったゲームの世界観を基に、マイケル・ファスベンダーが遺伝子操作によってアサシン(暗殺者)として過去に送り込まれるミステリー・アクション『アサシン クリード』。その公開が2017年に決定し、予告編映像と“ダイブ”感のあるポスタービジュアルが解禁となった。記憶をなくした死刑囚、カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は、遺伝子操作によってDNAに眠る記憶を呼び覚まされ、祖先の記憶を追体験させられることになる。カラムは自分の祖先が、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団の伝説的な暗殺者だったことを知る。また、彼の先祖は禁じられた秘宝“エデンの林檎”のありかを知る歴史上最後の人物でもあった――。本作は、全世界でシリーズ累計3,700万本以上を売り上げた大ヒットゲームと世界観は共有しているものの、主人公などキャラクターを一新、まったく新しいストーリーで描くミステリー・アクション。到着した映像は、ソフィア・リキン(マリオン・コティヤール)が、カラムに向かって「あなたはもう存在しないの」と言い放つ衝撃のシーンで幕を開ける。彼女はいったい何者なのか、それは明かされてはいない。一方で、カラムがルネサンス期のスペインへと“飛ぶ”と、謎に包まれた美しき女アサシン、マリア(アリアーヌ・ラベド)も登場し、カラムの祖先アギラールと共に華麗なアクションを披露している。アギラールとマリアがスペインの美しい街並みを駆け抜けていく姿は圧巻!さらに、映像の最後には両手を広げ、空を舞うアサシンが映し出されるが、その姿はまるで大空を駆ける鷲(イーグル)のようで、ポスタービジュアルにも描かれている姿。カラムが送り込まれたルネサンス期のスペインで何があったのか?彼と祖先が持つ歴史を変えてしまう秘密とは?謎が謎を呼ぶ映像となっている。本作で、主人公のカラム・リンチと彼の祖先アギラールを演じるのは、『スティーブ・ジョブズ』で第88回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、現在公開中『X-MEN:アポカリプス』のエリックことマグニートーでも知られるマイケル・ファスベンダー。「世界で最も美しい顔」の1位に輝いたこともある、セクシーなルックスが魅力の彼が、アサシンとして謎だらけの物語に挑む。そして、第80回アカデミー賞主演女優賞を受賞し、フランス芸術文化勲章も受賞したマリオン・コティヤールがソフィア・リキン役として登場。『マクベス』でこの2人を起用し、注目を浴びたオーストラリア出身のジャスティン・カーゼルがメガホンを握る驚異の映像美にも注目だ。『アサシン クリード』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月24日俳優のマイケル・ファスベンダーが主演を務める映画『アサシン クリード』(2017年公開)の予告編とポスタービジュアルが24日、公開された。全世界でシリーズ累計3,700万本以上を売り上げた人気ゲームを映画化した本作。そのゲームと世界観は共有しているものの、主人公などキャラクターは異なり、新しい物語で描く実写作品で、歴史に隠された真実に挑むミステリー・アクションとなっている。『スティーブ・ジョブズ』(15)でアカデミー賞主演男優賞候補となり「世界で最も美しい顔」の1位に輝いたこともあるマイケルのほか、同賞主演女優賞を受賞したマリオン・コティヤールが出演し、『マクベス』(15)で2人を起用して注目されたジャスティン・カーゼル監督がメガホンを取る。記憶をなくした主人公の死刑囚カラム・リンチ(マイケル)は、遺伝子操作によりDNAに眠る記憶を呼び覚まされ、祖先の記憶を追体験させられることに。カラムは自身の先祖・アギラールが、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かう教団の伝説のアサシン(暗殺者)だったことを知る。その人物は、禁じられた秘宝"エデンの林檎"のありかを知る歴史上最後の人物でもあった。公開された映像は、謎の女性ソフィア・リキン(マリオン)が、困惑するカラムに向かって「昨日の午後6時に刑が執行され死亡が確認された。あなたはもう存在しないの」と言い放つシーンから始まる。スペインの暗黒時代へ舞台が移ると、美しき女アサシン・マリア(アリアーヌ・ラベド)も現れ、アギラールと共に激しいバトルアクションを披露。また見どころとなる、2人が美しいフランスの街並みを駆け抜けていく姿も捉えられている。最後には両手を広げ、空を舞うアサシンが登場。その姿は大空を翔る鷲(イーグル)のようで、同時に公開されたポスタービジュアルにも描かれている。カラムが送り込まれたルネサンス期のスペインで何があったのか、そして彼と祖先が持つ歴史を変えてしまう秘密など、謎が謎を呼ぶ展開が映しだされている。(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年08月24日9月22日(木・祝)から映画『真田十勇士』が公開、そして関西では10月14日(金)~23日(日)まで兵庫県立芸術文化センターで2年ぶりの再演となる同名舞台が幕を開ける。“真田イヤー”と呼ばれる今年、小説×映画×舞台のメディアミックス展開で贈る一大プロジェクトは、いよいよクラマックスを迎える。舞台「真田十勇士」チケット情報映画、舞台とも主演の猿飛佐助を演じる中村勘九郎は、ハードだったという2014年の初演を振り返る。「舞台上を駆けまわり、動き回り、喋り続けて3時間半。1回の公演で体重が3~4キロ減るぐらいでした。十勇士メンバーも同様で、幕が開ける前にはいつも“とにかく怪我だけは気をつけて乗り切ろう”とみんなで掛け声をかけていました。上手くやろうとか、よく見せようという気持ちではなく、1回の公演を乗り切ろうという感じでしたね」。それだけに演出の堤幸彦から「再演」と聞いたときには、「またあのハードな舞台を…とちょっと落ち込みました(笑)」と笑う。だが、「3月に映画を撮り終えて、早くこの舞台版『真田十勇士』の稽古に入りたいと思いました。映画で得たことが今回の再演にも繋がるなと思って」と逸る気持ちを抑えられなくなったという。再演では新たに山口馬木也扮する久々津壮介との一騎打ちが用意されている。「最後のギリギリのところで馬木也さんと一緒にアクションをできるのが楽しみです」と期待を込める。先に公開される映画版では前半をアニメーションで見せるため、「映画をご覧になった方も、この舞台で第一幕を実際の空間で観ることでひとりひとりのキャラクターにさらに感情移入ができると思います。また、再演はさらにパワーアップしたものにしたいと堤さんがおっしゃっていて、舞台美術も増える予定です。今年の秋はとんでもないことになると思いますので、ぜひ楽しみに待っていてほしいです!」と意気込む。舞台『真田十勇士』は9月11日(日)~10月3日(月)の新国立劇場 中劇場での東京公演、10月8日(土)~10日(月・祝)のKAAT 神奈川芸術劇場での横浜公演を経て、10月14日(金)より兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールに登場する。チケット発売中。ぴあ関西版WEB
2016年08月18日中村勘九郎を主演に、大ヒット舞台を堤幸彦監督が自ら映画化する『真田十勇士』。本作で、主人公・猿飛佐助(勘九郎さん)と同じ抜け忍仲間の霧隠才蔵(松坂桃李)の幼馴染みでありながら、彼らの命を狙う女忍者・火垂役を演じているのが、大島優子だ。本格時代劇初挑戦にして、“忍び”アクションで魅せる本作について大島さんのコメントがシネマカフェに到着した。本作は、「天下の名将と名高い真田幸村が実は腰抜けの武将だった」という大胆な発想から展開されるエンターテインメント超大作。その幸村には加藤雅也が扮するほか、勘九郎さん演じる猿飛佐助が集める“真田十勇士”には、松坂さん、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健と注目キャストが揃い、徳川家康に松平健、亡き秀吉の側室・淀殿には大竹しのぶと、豪華すぎるキャストが彩る。その中で、“くノ一”の火垂を演じる大島さんといえば、元「AKB48」でセンターを務めるなど、アイドルとしてのカリスマ性を持ちながらも、卒業後は精力的に女優活動を進め、『紙の月』では第38回日本アカデミー賞ほか多くの映画賞で助演女優賞を受賞。さらに、アイドル時代から評判の運動神経の良さは女優業にも大きく影響し、初主演となったTVドラマ「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」(’15)では、警視庁組織犯罪対策部に所属する警察官役で、スタントを立てず見事なアクションを披露して話題に。阿部寛主演の『疾風ロンド』では、9歳からやっているというスノーボードも披露する。本作のアクションについて、大島さんは「女性のずる賢さや俊敏性みたいなものが“くノ一”として現れたらいいんじゃないかと思っています。堤監督と以前ご一緒した『ヤメゴク』でもアクションをやったことで、信頼をおいて呼んでくださったのを感じました」と語る。時代劇初挑戦ながら、切れ味鋭い殺陣はほかの俳優陣にも引けを取らず、数mにもおよぶ樹木からワイヤーを駆使して身軽に駆け下りるシーンなども必見。また、今回はアクションだけでなく、火垂と彼女が思いを寄せる才蔵との恋の行方にも注目!恋心を抱きながらも忍びとして命を狙わなければならないという女性の複雑な思いを演じている。この役どころについて、大島さんは「普段は、眼の力強さや姿勢、人に対しての距離の取り方などで、“くの一”らしく演じながら、想いを寄せる相手と接するときには、普通の女の子らしさも出したいと思っています」と意気込みを語っている。愛と密命の狭間で揺れ動く女心を、どのように演じきるのか!?大島さんが挑む忍びの姿にも注目だ。『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月15日“戦国一の名将”真田幸村と彼に仕える十勇士の姿を、中村勘九郎、松坂桃李、大島優子ら豪華キャストで描く『真田十勇士』。堤幸彦監督作としても注目の本作の、華麗なアクションと壮大なストーリーを堪能できる特別映像が、2本同時に解禁された。関が原の戦いから14年。天下統一目前の徳川家康と、復権を狙う豊臣家の対立が深まっていた戦国の世で、「天下に並ぶ者なし」の名将として、世間から尊敬を集めていた男、真田幸村(加藤雅也)。だが実は彼は、男前な容貌と幸運の連続によって、天下の名将に祭り上げられていただけの、ただの“腰抜け男”だった!その実像と虚像の落差に悩んでいたとき、抜け忍・猿飛佐助(中村勘九郎)と運命的に出会う。何かドデカいことを成し遂げたいと思っていた佐助は、「幸村を本物の天下一の武将に仕立て上げようじゃないか!」と、仲間たちを集めることに。だがその仲間たちは、同じ抜け忍の霧隠才蔵(松坂桃李)を筆頭に、見事に癖だらけの面々で…。今回、贅沢にも同時解禁された特別映像は、「アクション編」「ストーリー編」の2本。徳川軍二十万の大軍勢相手に奮闘する十勇士たちの姿をはじめとした、バトルにつぐバトルで観る者を圧倒する怒濤のアクションは、手に汗握る大迫力。過去最大規模となる無数のドローンで撮影したという合戦シーンは、降りしきる豪雨、燃え盛る炎、激しい爆発…と見どころが詰め込まれており、まばたきを忘れるほどだ。また、世界的に評価の高い黒澤和子による芸術的なまでの甲冑衣裳がキャラクターひとりひとりを際立たせており、戦いをより儚く、そして美しく彩る。一方のストーリー編も、松任谷由美の主題歌「残火」に乗せ、スリルに満ちた頭脳戦や熱いドラマ、ほのかなロマンスも匂わせる、盛りだくさんの内容になっている。勘九郎さん、松坂さんをはじめ、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健と実力派若手俳優による十勇士に、本格時代劇初出演となる大島さん、さらに加藤雅也、松平健、大竹しのぶと、オールスターキャストによる夢の競演が実現した本作。ド迫力のアクションとストーリーの魅力を、まずはこちらの映像から体感してみて。『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月12日9月22日公開の映画『真田十勇士』の大ヒット祈願イベントが8日、都内で行われ、高橋光臣、村井良大、石垣佑磨が出席した。2014年に上映された堤幸彦演出、中村勘九郎主演の舞台『真田十勇士』の劇場版で、戦国末期を駆け抜けた真田幸村と彼を支える真田十勇士の活躍を描いた本作。公開と同時期には堤監督演出による舞台が上映される。そんな本作のイベントに、筧十蔵役の高橋光臣、海野六郎役の村井良大、そして十勇士と対峙する忍者・仙九郎役を演じた石垣佑磨が登壇。過酷を極めたというロケの話題となり、高橋は「仙九郎役の石垣さんとのシーンで一騎打ちがあったんですけど、そこは大変でしたね。夜中のすごい時間で、びしょ濡れにはなるし色んなことがありました」と振り返ると、石垣も「撮影は和歌山で撮影したんですけど、和歌山って雪が降らないじゃないですか! でもその時は真冬で雪がすごくて、ワイヤーで逆さ吊りになったり水が飛んできたりとすごかったです(笑)」と苦笑い。海野六郎役の村井も「甲冑を着て走り回ったりするシーンが多かったので、一歩間違えればケガする危ないところでした」と語るも、高橋が「総力を上げて作った映画です。今年1番を取りに行くつもりですので、ぜひ見ていただいて今年の夏を楽しんでください」とアピールした。石垣は、中村勘九郎扮する猿飛佐助と松坂桃李扮する霧隠才蔵の命を狙う女忍者・火垂役の大島優子との共演も多かったらしく、「大島さんはAKB48のイメージが強かったんですが、とてつもなく運動神経があって、身体も柔らかいし身軽でした。ワイヤーアクションのシーンで木を駆け下がるシーンがあったんですけど、それも一発OKだったし立ち回りもすぐ覚えていました。『この子センスあるな~』と思いましたね。彼女はすごいですよ」と大絶賛。また、主演の中村と松坂について高橋は「中村勘九郎さんは役者としては完璧ですが、人としてお茶目だし隙だらけで広い人だと感じました。松坂さんは絶世の美男子だけど楽しいことが好きな人。作品中は一番格好良くしてなくてはいけなかったので大変だったと思いますよ」と気遣っていた。映画『真田十勇士』は、9月22日より全国公開。
2016年08月09日スペクタクル超大作舞台を映画化した『真田十勇士』公開に向け大ヒット祈願イベントが8月8日(月)、都内にて行われ、出演する高橋光臣、村井良大、石垣佑磨が登場した。2014年の舞台から共演しているという3人は、「舞台と映画の『真田十勇士』グループLINEがあるよね」と、互いの番宣や作品などをチェックし、写メをアップし合っていると明かし、終始キャッキャしていた。『真田十勇士』は天下一の名将・真田幸村は実はダメ男で、彼の伝説は猿飛佐助が仕掛けたものだったという大胆な発想のもと、壮大な世界観と濃密な人間ドラマを描いた物語。映画と舞台を同時期に公開&上演するというビッグプロジェクトになっている。アクション満載の時代劇とあって、かなり大がかりな撮影、そして骨の折れた日々だったという3人。撮影をふり返り、筧十蔵を演じた高橋さんは、「石垣さんとのシーンで一騎打ちがあるんですけど大変でした。びしょ濡れにはなるし、夜中のすごい時間に、この人(石垣さん)、ずっと吊られていましたからね」と言うと、石垣さんも「真冬の撮影で、雪がすごくて撮影できなくなって…」と、かなり過酷だったことをにおわせていた。本作の主演を務める中村勘九郎との共演シーンも多かったという高橋さんは、「何でも完璧にこなす人。皆のことを見てて、役者としては隙がない。でも人間としてはすごくお茶目で、隙だらけで、どこからでも入っていける人です」と、独特の表現で誉めそやした。同じく共演した松坂桃李については、「松坂さんは絶世の美男子ですから。なかなかいないでしょう、あんなシュッとしているのは」と、同性から見ても魅力的だったことを熱弁していた。『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2016年08月08日2014年の初演時には、こんな真田幸村と十勇士の物語があったのかと驚かせた『真田十勇士』。今年は、その再演と映画が同時期に披露される。主人公の猿飛佐助を演じるのは、初演に引き続き、中村勘九郎。このビッグプロジェクトを前にした思いを語ってくれた。舞台『真田十勇士』チケット情報今回の企画を聞いて、「まずは驚きでいっぱいになりました」という勘九郎。しかし、映画版の撮影もすでに終了し、「その勢いのまま舞台にも飛び込んでいけると思います。初演を超えたところからスタートを切るので、絶対に面白くなるはずですよ」と早くも熱く意気込んでいる。この『真田十勇士』の佐助は、実はとんでもないパワーが必要な役である。幸村が腰抜けで、佐助が自分の嘘で彼を本物の天下一の武将に仕立て上げようと導いていくという設定だからだ。それを、ハイテンションの台詞と、ギャグあり、ワイヤーアクションあり、もちろん大立ち回りありで見せていくことになる。「初演はもう毎日クタクタでした(笑)。でも、僕自身は楽しいお芝居が大好きなので、そういう役をもらったら、とことんやりたくなっちゃうんです。それに、思い切り体使って、大きな声を出してっていう単純なことが、いちばん面白くて大事だと思うので。僕が率先してやって、これは楽しいお芝居なんですよということをお客さんに提示して、そこにみんなが乗っかっていけたらいいなと思うんですね。ただ、できれば再演は、水をひと口飲める間を作ってほしいなと思いますけど(笑)」。再演では、新キャストが加わるうえに、初演と映画版で由利鎌之助を演じた加藤和樹が、今度は相棒の霧隠才蔵に扮するという変化もある。「和樹にはミュージカル俳優として何曲か歌ってもらわないと。それが今回の僕のいちばんの責任ですし(笑)、僕自身も新しいギャグのネタに挑戦して、さらに笑えるものにしたいですね。くだらないところは徹底的にくだらなく、でも、本気出したら俺たちカッコいいんだぞ、っていうふうになればいいなと思うんです」。“真田イヤー”といわれる今年。架空の物語である『真田十勇士』だからこそ描けることもある。「大河ドラマ『真田丸』をお好きな方にこそ観に来ていただきたいですね。あの史実をもとに、こんな個性的なキャラクターを登場させて、こんなエンターテインメントができるんだと、驚いてもらえると思います」。さらなるパワーで客席を巻き込んでくれることを、期待したい。公演は9月11日(日)~10月3日(月)の東京・新国立劇場 中劇場での公演を皮切りに、10月8日(土)~10月10日(月・祝)のKAAT 神奈川芸術劇場 ホール、10月14日(金)~10月23日(日)の兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールと各地をめぐる。チケットは各地とも発売中。取材・文:大内弓子
2016年08月08日真田信繁(幸村)が歴史にその名を刻んだ<大坂の陣>から400余年。“真田イヤー”と呼ばれる今年、大ヒット舞台の再演とともに奇才・堤幸彦監督により映画化される『真田十勇士』から、波乱万丈の展開を予見させる本作の場面写真が一挙に解禁となった。関ヶ原の戦いから14年。天下統一を目前にした徳川家康(松平健)と、復権を狙う豊臣家の対立が深まっていた戦国の世で、“天下に並ぶ者なし”の名将として、世間から尊敬を集めていた男、真田幸村(加藤雅也)。しかし実はこの幸村、その男前な容貌と、偶発的な幸運の連続によって勝ちを拾ってきただけの、気弱な“腰抜け男”だった!実像と虚像の違いに悩んでいた幸村はあるとき、猿飛佐助(中村勘九郎)と運命的に出会う。何かドデカいことを成し遂げたいと思っていた佐助は、幸村を担ぎ「本物の天下一の英雄に仕立て上げようじゃないか!」と一念発起。同じく抜け忍の霧隠才蔵(松坂桃李)を筆頭に、ひと癖もふた癖もある十人の男たちを集め、“真田十勇士”を誕生させる。「豊臣の世を再び」と目論む亡き秀吉の妻・淀殿(大竹しのぶ)に呼び寄せられた幸村と十勇士たちは、またたく間に徳川との最終決戦の最前線に立つことに。こうして、戦国最後にして最大の戦い、徳川対豊臣の<大坂の陣>が幕を開ける!ついに明かされる“真田の謎”、佐助と才蔵を狙うくノ一(女忍者)の火垂(大島優子)との“因縁”、淀殿と幸村の禁断の“秘密”。そして、勝つことなど到底不可能と思える圧倒的に不利な徳川との戦いに、佐助と十勇士が企てた驚愕の“大仕掛け”とは、いったい…!?本作は、“天下一の名将・真田幸村の伝説は、実は猿飛佐助に仕組まれたものだった!”という大胆な発想を基に、堤監督が壮大な世界観と濃密な人間ドラマを描くエンターテインメント超大作。主人公・猿飛佐助を演じるのは、“歌舞伎界の若き至宝”中村勘九郎。真田十勇士の中心的存在・佐助をひょうひょうと演じてみせる本作は、勘九郎さんの代表作となること必至。また、容姿端麗で頭も切れ、佐助と共に十勇士を支えていくクールな天才忍者・霧隠才蔵を演じるのは、勘九郎さんとのコンビネーションも抜群な松坂桃李。佐助と才蔵の幼なじみでありながらも、彼らの命を狙う“くノ一”火垂を、本格時代劇初出演となる大島優子が演じている。そのほか十勇士役には、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健と期待の人気若手俳優が集結していることにも注目だ。今回解禁された場面写真では、勝利を確信するかのように勇ましく立つ姿や幸村をかばう様に身構える勘九郎さんの主人公・猿飛佐助の姿がある一方で、コミカルな雰囲気が漂う“くノ一”火垂との一騎打ちのシーン、ドヤ顔の佐助を中心にした十勇士たち、クールな佇まいを見せる松坂さんの才蔵、佐助のカッコいいアクションシーンなど、実にさまざま。壮絶な戦乱の世を懸命に生きる人たちを描く心揺さぶるドラマの中に、コミカルな演出がスパイスとなり、よりいっそう十勇士たちの“人”としての魅力を引き立てていくのは、堤監督の演出ならでは。徳川軍二十万 vs 十勇士の時代を変えた“大逆転”に、ますます期待が高まるシーンばかりとなっている。『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月03日歌舞伎俳優・中村勘九郎が主演を務める映画『真田十勇士』(9月22日公開)の場面写真が3日、一挙公開された。原作は、2014年に日本テレビ開局60年特別公演として上演された同名舞台。同作の演出も手がけた堤幸彦監督がメガホンを取りマキノノゾミ氏が脚本を執筆し、歴史を変える大うそで実は"腰抜け"な真田幸村(加藤雅也)を天下一に仕立て上げる猿飛佐助(勘九郎)の計画を描く。勘九郎のほか、佐助と共に十勇士を支える霧隠才蔵役の松坂桃李、2人の幼なじみのくノ一・火垂役の大島優子も出演する。公開された場面写真では、十勇士が勝利を確信するかのように勇ましく立つ姿や幸村をかばう様に身構える佐助の姿がある一方で、おどけ顔をしているようにも見える佐助と火垂との一騎打ちのシーンなど、かいま見える表情はさまざま。これは、堤監督ならではの演出だといい、戦乱の世を懸命に生きる人たちを映すドラマの中に、コミカルな表現が隠し味として機能しており、十勇士たちの魅力をより引き立てている。このほか、劇中ではスリリングな頭脳戦やほのかなロマンス、俳優陣が体当たりでみせる迫力のアクションが展開される。(C)2016『真田十勇士』製作委員会
2016年08月03日名将・真田幸村の武功は真田十勇士のひとり、猿飛佐助の作戦だったとの発想で2014年に初演された、マキノノゾミ脚本・堤幸彦演出『真田十勇士』。今年、その映画版の公開と同じ9月に舞台版の再演が決定。製作発表会見が行われた。舞台『真田十勇士』チケット情報猿飛佐助を演じる中村勘九郎は「キャスト、スタッフが不可能に挑み、成功させようという気持ちが溢れた舞台。あの空間にまたいられるのは幸せ」と力強く語る。霧隠才蔵役には、初演と映画版で由利鎌之助を演じた加藤和樹。「新『真田十勇士』を作るべく、舞台上でこの役を精一杯生きたい。間違いなく人生を変える作品です」と意気込む。佐助、才蔵と共に活躍する真田十勇士は以下の8名だ。筧十蔵には高橋光臣。「前回(稽古場で)ゲイキャラになり、映画、再演に引き継がれます。今回はどこに恋心を抱くのか、楽しみにしていただきたい」。根津甚八には村井良大。「初演、映画版では海野六郎を演じました。今回は豊臣秀頼と二役。“早着替え”で舞台袖でも走ります」。三好清海を演じる駿河太郎は「2年前にこの作品を経験して舞台が楽しくなりました。初演を超える再演にしたい」。三好伊三役を演じる荒井敦史は「これだけ動き回る舞台に出られる機会はそうない。映画でも関西弁に苦労しましたが、関西公演に向けて頑張ります」。海野六郎役には栗山航。「初参戦なので怖くもありますが、真田家譜代の家臣のひとりとして誇りを持って演じたい」。真田大助を演じるのは望月歩。「いつかは舞台をと思っていました。初舞台で緊張しますが、精一杯頑張りたいです」。望月六郎役の青木健は「忠誠心や剣術指南役としての威厳や品格を追究し、新しい望月六郎を表現をと考えています」。由利鎌之助役の丸山敦史は「先代(?)の加藤さんに負けないよう、そして十蔵さんの心を掴めるよう、思いっきり演じたいです!」。佐助と才蔵の幼馴染の女忍・火垂を演じるのは、AKB卒業後、初舞台の篠田麻里子。「大変だったり不安だったりするほど燃える。私にしかできない火垂を演じたい」ときっぱり。十勇士に立ちはだかる久々津壮介役には、山口馬木也。「僕は初演時、もうひとつの舞台『真田十勇士』(宮田慶子演出)に出ていた。今回はその共演者から『裏切り者』『楽しんでこい』と言われました」。仙九郎には、初演、映画版に続いての石垣佑磨。「佐助、秀頼、才蔵、火垂と同門の幼馴染で、真田十勇士に嫉妬し、戦う宿敵。前作以上に彼らを苦しめようと思っています」。真田幸村役には、加藤雅也。「今回はステージもさらに大きくなる。修行僧のような生活を送り、必ず成功させたい」。そして、淀殿には浅野ゆう子。「堤監督にお掃除のおばさん役でいいから出してほしいと耳元でささやき続けてこの役をゲットしました。笑っていただけるパートを担い、あとは若い皆様に守っていただきます」と笑いを誘った。公演は9月11日(日)から10月3日(月)まで東京・新国立劇場 中劇場にて。その後、神奈川・兵庫でも上演。取材・文:高橋彩子
2016年08月02日映画『真田十勇士』が、2016年9月22日(木・祝)、全国で公開される。2014年に大ヒットを記録した舞台「真田十勇士」を、同作品の演出を手掛けた堤幸彦を監督に迎えて映画化した本作。全国公開と同時期に舞台上演と書籍化を行うという、映画界・演劇界・出版界にとって史上初の試みも実施される。天下の名将と名高い真田幸村が、実は“腰抜け”の武将であった…、という脚本家マキノノゾミの大胆な発想がストーリーの肝。幸村を本物の立派な武将に仕立てるため、猿飛佐助が超個性的な10名を集めて「真田十勇士」を結成し、徳川軍との決戦に挑むさまが描かれる。本作の主人公で、”歴史を変える大嘘”で真田幸村を天下一の武将に仕立て上げる中心的存在・猿飛佐助に扮するのは、舞台でも主演を務めた中村勘九郎。また、容姿端麗で頭も切れ、真田十勇士を支えていく寡黙でクールな実力派忍者・霧隠才蔵を、松坂桃李が演じる。さらに、本格時代劇初出演の大島優子が、佐助と才蔵の幼馴染で、才蔵に対して密かな感情を抱きながらも、女忍びとして彼らの命を狙う”くのいち”火垂役に抜擢された。主題歌を担当するのは、これまで15本もの映画主題歌を手がけてきた松任谷由実。時代劇への楽曲提供は今回が初めてだ。予告編の映像には書き下ろした曲が流れており、場面を一層引き立てる。アクションと感動的なドラマ、スケール感のどれもがこだわり抜いて作られた『真田十勇士』に是非注目してみては。【詳細】映画『真田十勇士』公開日:2016年9月22日(木・祝)監督:堤幸彦脚本:マキノノゾミ、鈴木哲也出演:中村勘九郎、松坂桃李、大島優子、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健、伊武雅刀、佐藤二朗、野添義弘、松平健(特別出演)、加藤雅也、大竹しのぶ©2016『真田十勇士』製作委員会配給:松竹・日活■ストーリー関が原の戦いから14年の歳月が流れ、徳川家康は天下統一を目前にしていた。最後に残ったのは、豊臣秀吉の遺児・秀頼と付き従う武将たち。次々と大坂城に入城する豊臣方の武将たちの中に一際、異彩を放つ一団がいた。天下の名将として名高い真田幸村を筆頭とした真田十勇士の面々である。しかし実は幸村、男前が過ぎるばかりに周囲に勘違いされ、凡庸な武将にも関わらず、天下の名将に祭り上げられていただけなのだ。そこに現れたのが抜け忍びの猿飛佐助。つまらない世を面白く生きるために抜け忍びとなった佐助は、己の虚像と実像のギャップに苦しむ幸村に出会い、同じ抜け忍びの霧隠才蔵を筆頭に十人の勇士をあつめ、陰日向に幸村を支える。歴史の教科書には載っていない、大坂冬の陣、夏の陣の火ぶたが切って落とされた!幸村ほか真田十勇士の活躍やいかに。
2016年07月10日