岩手県宮古市で浄土ヶ浜サマーフェルティバルが開催される。震災で中断されていたが、がれきの撤去も終えて再スタートだ。岩手県宮古市の浄土ヶ浜サマーフェスティバルの開催日時は8月5日(日)10:00から。昨年は東日本大震災の影響で中断したが、今年は7月21日の浄土ヶ浜海開きに伴い復活を遂げ、2年ぶりに開催される。イベントのメイン会場となる浄土ヶ浜レストハウスは震災により被害を受けていたが改修工事を経て完成、営業を再開した。イベント内容は10:00から子ども浴衣コンテスト、11:15からみやさと奏ステージ、12:00からMDSダンスステージ、12:30から金澤未咲ステージと続き、12:30からビーチサンダル飛ばし大会、13:00から餅まき、13:15から小田代直子ステージ、14:00から爆笑ジャンボ竹竿スイカ割大会が行われる。また、シーカヤックの試乗会もあり、無料で体験できる。時間は10:00から12:00、13:00から15:00の2回。さらに10:00から15:00までレストハウス芝生前で「浮き輪を投げて商品をゲット」が開催。体験型イベントも盛りだくさんだ。浄土ヶ浜の入江を利用した海水浴場は、陸中海岸国立公園に含まれており、環境庁認定の「日本快水浴場100選」、岩手県指定名勝の第一号、今年1月には国指定名勝にも指定されている有数の景勝地だ。東日本大震災の被害も、現在はがれきの撤去も終わり、景観を取り戻している。また、浄土ヶ浜の前に広がる宮古湾は幕末における「宮古湾海戦」の舞台となった場所としても知られる。明治2年3月、宮古湾に停泊していた新政府軍の艦隊に、新選組で知られる土方歳三らに率いられた旧幕府軍の艦隊が接舷、乗り移って攻撃をしかけるが失敗に終わった場所である。失敗だったとはいえ、その時攻撃を受けた新政府軍の若手砲術士官だった東郷平八郎は、土方らの戦いを後年まで忘れず、日本海海戦の指揮に生かしたと言われている。アクセス JR宮古駅から奥浄土ヶ浜行バスで20分、バス停奥浄土ヶ浜下車すぐ JR宮古駅から車で約10分、浄土ヶ浜第1~3駐車場から徒歩10~15分 東北自動車道盛岡南ICから車で120分、浄土ヶ浜第1~3駐車場から徒歩10~15分 当日は浄土ヶ浜第一駐車場から無料のシャトルバスが15分間隔で運行される 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日宮城県仙台市の「ずんだ餅」宮城県仙台市の郷土料理として古くから伝わる「ずんだ餅」。枝豆(青大豆)を塩ゆでしてすりつぶし、砂糖を加えて混ぜたペースト状のものを餅にからめている。鮮やかな緑色が特徴。「ずんだ」の語源とされているものには、枝豆を打って作ることからきている豆打(ずだ)、伊達正宗が出陣の時に用いたという陣太刀(じんだとう)などがある。ずんだの原料である青大豆は夏に収穫されるため、ずんだ餅はお盆のお供えとしても親しまれている。function addEvent(elm,listener,fn){try{elm.addEventListener(listener,fn,false);}catch(e){elm.attachEvent(”on”+listener,fn);}}addEvent(window,”load”,function(){ var ymap = new Y.Map(”map”); ymap.addControl(new Y.CenterMarkControl({ visibleButton: true , visible : true})); ymap.addControl(new Y.SliderZoomControl()); ymap.drawMap(new Y.LatLng(38.268215, 140.869356), 8,Y.LayerSetId.NORMAL);}); 「枝豆をすりつぶした餡(ずんだ)をかけたもち」(kさん・宮城県・24歳男性)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日音楽活動が盛んに行われている熊本県玉名市で、花火と音楽の融合「音楽火」開催。10,001発の花火が打ち上げられる。花火と音楽の融合「音楽火」が開催されるのは、熊本県玉名市の菊池川高瀬大橋の上流一帯だ。日時は8月3日(金)18:00から21:00まで。花火の打ち上げは20:00からとなっている。玉名市はロビーコンサートや玉名市民音楽祭など音楽活動が盛んに行われており、音楽を通じて感性豊かな人間形成とまちづくり、芸術文化の向上を目指す。「音楽の都玉名」にふさわしい花火大会は「音楽火(おんらくか)」と題され、まさに花火と音楽が融合した幻想的なイベントだ。鑑賞場所は菊池川河川敷駐車場および高瀬大橋左岸下流(グリーンベルト)となる。前面に菊池川を挟んだビューは、上空に打ち上げられる光の輪が菊池川の水面に反射し、美しさを際立たせる。菊池川の高瀬大橋の周辺は1877年の西南戦争の折、薩摩軍と新政府軍との激戦の舞台であったことでも知られる。日露戦争の旅順攻略で有名な乃木希典は当時少佐でこの戦いに参戦し薩摩軍を打ち破り、有名な田原坂の戦いへと駒を進める。玉名市には装飾古墳で有名な大坊古墳に代表されるような古代の遺跡も残っており、歴史の深い街であることがうかがわれる。また高瀬大橋からほど近い場所に位置する玉名温泉は、1,300年前に発見されたという歴史を持つ温泉だ。神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、動脈硬化症、慢性皮ふ病などに効能があると言われ、11軒の宿泊施設と5軒の日帰り入浴施設がある。「音楽火」が開催される8月3日が雨天の場合は、8月9日(木)に延期となるので注意が必要だ。また、会場周辺は19:00(一部18:00)~22:00の間交通規制が行われる。駐車場は18:00から利用できるが台数に限りがあるので公共の交通機関を利用するのが無難。アクセス・九州自動車道菊水インターチェンジを出て、右折。菊池川沿い県道16号線を南へ約15分・JR新玉名駅(九州新幹線駅)下車、徒歩約35分(距離:約2キロメートル)・JR玉名駅下車、徒歩約25分(距離:約1.5キロメートル)・当日はJR熊本駅、玉名駅間の臨時列車が運行される【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月31日木製の太刀を担ぎ、神奈川県伊勢原市大山の大山阿夫利神社下社を目指す「大山納め太刀(おおやまおさめだち)」が伊勢原青年会議所と伊勢原市観光協会の共催で7月28日(土)に開催。納太刀とは、願い事を書いた木太刀を大山に奉納することで、起源は鎌倉時代。源頼朝が武運祈願のため太刀(真剣)を納めたのが始まりと伝えられている。江戸時代、庶民の間で盛んになった山講、大山詣での時に、源頼朝の真似をして、願い事をしたためた木製の太刀を担ぎ、石尊大権現(大山寺)で祈祷し、大山阿夫利(あぶり)神社下社に奉納。いつしか、災難よけとして自分が納めた太刀の代わりに別の太刀を持ち帰り、翌年また大山を詣でるという風習になったという。特に山頂までの登拝が許される夏山(旧暦6月27から7月17日)には大山の麓の宿場は賑わっていたという。木太刀を担いで東海道を往来する人々の姿が描かれた浮世絵もあり、木太刀と夏山は川柳にも詠まれているほど。このにぎわいを取り戻そうと、伊勢原市観光協会と伊勢原市青年会議所によって、3年前に復活したのが「大山納太刀」だ。当日のスケジュールは、参加受付が大山阿夫利神社社務局(小田急線伊勢原駅北口から神奈川中央交通バス「大山ケーブル」行きで「社務局入口」バス停下車徒歩1~2分※赤い橋を渡る)で、午前8時00分に開始。午前8時30分に開会式、午前8時45分スタート。良辨滝(ろうべんだき)で太刀を清め、とうふ坂周辺を歩き、途中、追分社で休憩。大山寺で太刀を祈祷、休憩し、目的の山阿夫利神社下社へ。ここで正式参拝し、修了証の配布や写真撮影を行い、午後1時解散の予定だ。雨天の場合は、7月29日(日)に順延。なお、イベント保険には加入しているとのこと。注意事項として主催者から、山歩きのため靴は履き慣れた物で、水分補給は各自管理して、無理はしないでほしいとのこと。問い合わせは伊勢原市観光協会事務局まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月27日今年も7月27日~7月29日までの3日間、横浜でアロハヨコハマが開催される。会場は横浜港大さん橋ほか7カ所。横浜とハワイは実は歴史的に深いつながりがある。ハワイ王国最後の国王であるカラカウアが明治14年に横浜を来訪し、日本は国賓として彼を迎えたという経緯がある。そのため、明治18年から日本人移民がハワイに渡航するようになり、この横浜が旅立ちの地となった。その数は4,000人に上る。大さん橋ではハワイから来日したローナ・リムの指導のもと、1,000人フラダンスが行われる。ハワイアンコンサートとフラダンスショーのゲストも多彩な顔ぶれ。KONISHIKI、キャシー中島、高木ブー&ニューハロナ、山内雄喜LauLa withパイナップルシュガーハワイアンバンドの国内勢、ハワイからも多数のハワイアンミュージシャンとフラダンサーが来日し、会場狭しと歌い、魅惑のフラダンスを披露する。参加型イベントも盛りだくさんに用意されている。ハワイアンジャムセッションでは自分の楽器を持ち込み、ビックネームとステージを共にして会場を盛り上げることができる。ハワイアンキルト、レイメイキング&ハワイアンキャンドルの体験もある。ウクレレ教室も当日の申し込みが可能。また、ハワイグッズの出店もハワイから来日したショップも多く、ハワイでしか手に入らないようなレアなグッズが入手できる。フード、ドリンクコーナーも、ロコモコやアサイーボウルなど、ハワイならではのメニューを楽しめる。アロハヨコハマの期間は7月27日~7月29日までの3日間。開催時間は会場、日程により異なる。メイン会場である横浜港大さん橋は7月27日、28日は10:00~21:00、最終日の29日は10:00~18:00。ランドマークプラザは期間通じて11:00~20:00、コレットマーレも11:00~20:30、横浜ベイクォーターは11:00~20:00、クイーンズスクエアも11:00~20:00、横浜ワールドポーターズは11:00~20:00、横浜マリンタワーは10:00~22:30で、最終入場が22:00となっている。JICA横浜海外移住資料館は10:00~18:00、同じく最終入館時間は17:30。なお、特別展示「ハワイに生きる日系人―受け継がれる日本の心―」は9月2日まで開催される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日7月28日(土)、兵庫県南あわじ市の慶野松原海水浴場周辺で、「34回慶野松原花火大会」が開催される。なお、荒天時は7月29日(日)に延期とのこと。「慶野松原花火大会」の会場となる慶野松原は、播磨灘に面して約2.5キロメートルに延びる白い砂浜。約5万本の淡路黒松が生い茂る、瀬戸内海でも随一の白砂青松の海岸だ。1928年(昭和3年)に国の名勝に、1955年(昭和30年)には瀬戸内海国立公園(指定区域)に指定されている。「日本の白砂青松100選」、「日本の渚百選」、「日本の夕陽百選」に選ばれ、さらに歴史をさかのぼれば、古くは柿本人麻呂に「飼飯(けひ)の海の庭よくあらし刈薦(かりごも)の乱れ出づ見ゆ海人(あま)の釣船 」と、「万葉集」に詠まれたほど風光明媚で知られた景勝地。いまもなお、季節を問わず多くの観光客で賑わう、人気スポットだ。特に播磨灘に沈む夕陽や遥か沖合に浮かぶ小豆島の姿は絶景。花火がはじまる前には、美しい光景を堪能することができる。花火の打ち上げは午後8時に始まる。3,400発が打ち上げられ、最大では6号玉が、あわじの夜空に大輪の花を色鮮やかに開かせる。白い慶野松原の砂浜でも、醍醐味あふれる打ち上げ花火を鑑賞できる。この日の慶野松原は、南あわじの市民まつりの会場でもある。花火大会の前にもお楽しみは盛りだくさん。午後2時からは小学生を対象とした「水鉄砲バトルロワイヤル」、午後6時からはオープニングイベントとして、盆踊りやトロンポ・ロビックス、フラダンスなどが行われる。そして、夜店も数多く出店し、お祭り気分を盛り上げてくれる。花火大会は、そんな市民まつりのクライマックスだ。美しい景色と楽しいイベント、醍醐味あふれる花火で、7月28日は慶野松原を目一杯楽しめる一日となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日2012年7月22日(日)~8月26日(日)、山梨県北杜市明野町で、あふれる自然と60万本に及ぶひまわりが楽しめる「北杜市明野サンフラワーフェス」が開催される。「北杜市明野サンフラワーフェス」が開催されるのは、山梨県北西部に位置し、日本一日照時間が長く、ひまわりの名所として知られている旧明野村エリア。2004年に近隣の町村と合併して、北杜市明野町となっており、東宝映画『いま、会いにゆきます』(2004年土井裕泰監督)のロケ地ともなったこともある。遊休農地の活用と都市住民との交流を目的に、「日照時間日本一」のイメージにふさわしいものということで、ひまわり栽培が始まり、「明野サンフラワーフェス」として公開されるようなったイベントだ。今年は7月22日から、富士山、南アルプス、八ケ岳、茅ヶ岳を背景に、明野温泉太陽館北側のメイン会場(ひまわり開花時期 7月22日~8月26日)、農村公園会場(ひまわり開花時期 8月14日~8月25日)、浅尾新田会場(ひまわり開花時期 7月24日~8月2日)の3カ所、総面積50,000平方メートルの畑で開花時期をずらして、咲き誇る60本株のひまわりを満喫できる。さらに、7月下旬からはメイン会場でもコスモスの早咲きが見られ、9月下旬ごろまで楽しめるという。なお、期間中の開花状況は、北杜市のホームページでチェックできるので、ぜひ参考にしていただきたい。期間中は、地元の特産物などが販売される青空市場、クラフト市、ひまわりウォーク、フォトコンテストなどが開催されるほか、7月28日にオープニングセレモニーとして、ご当地ヒーローの「甲州戦記サクライザー」ショーや、8月12日~14日には気球に乗って大空から一面のひまわり畑を一望できる「気球体験搭乗」[午前7時~10時、大人:1,000円・子ども:500円(小中学生)・小学生未満無料※小学生以下保護者同伴]が明野温泉太陽館芝生広場で開催されるなどのイベントも多彩に用意されている。北には八ヶ岳、西には南アルプスが見渡せ、ひまわりとアルプスのコラボレーションも楽しめる「北杜市明野サンフラワーフェス」で、この夏、鮮やかな「黄色い」体験をしてみてはどうだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日岐阜県羽島市の大賀ハス園で7/22まで「大賀ハスまつり」が開催されている。大賀ハスは、植物学者でハスに詳しい大賀一郎博士が、昭和26年に千葉県千葉市検見川(現千葉市花見川区)の縄文時代の遺跡「落合遺跡」から発掘したハスの種子を発芽させたもの。発掘された世界最古のハスの種子はたった3粒だった。大賀博士はそれらを発芽育成させようとしたが2粒は失敗。しかし1粒からは無事に発芽し、翌年に見事な大輪の花を咲かせた。同じ落合遺跡でハスの実より上の層で発掘された丸木舟の破片を年代測定したところ、発掘されたハスの実は弥生時代以前のものと推定された。古代ハスは大賀博士の名前から「大賀ハス」と命名され、1954年に「検見川の大賀ハス」として千葉県の天然記念物に指定された。木曽川が市の東を流れる羽島市は古くからレンコンの産地であり、ハスの育成に適している。1979年に市制25周年と新幹線岐阜羽島駅開設15周年を迎えたのを機に、千葉市から大賀ハスを譲りうけて栽培をはじめた。現在の大賀ハス園の栽培面積は約5,100平方メートル。全長300メートルにもなる足場が回廊のように設置されており、2,000年前のハスの可憐な花を間近で見ることができる。週末には、地元特産品の販売コーナーが設けられるほか、期間中はフォト、俳句、絵手紙、子ども絵画の各コンテストが催されたり、ハスの葉に酒など飲み物を注ぎ、途中で切った茎から飲む象鼻杯の体験もできる。なお、羽島市によると、ハスの花は午後になると閉じるものが多いため、午前中の鑑賞したほうが良いという。羽島市では大賀ハスまつりのほかに「つばき・桜まつり」や樹齢300年といわれる竹鼻別院のフジを愛でる「美濃竹鼻ふじまつり」「羽島美濃菊展」など花にまつわるイベントが多く企画されている。四季折々の花を楽しみに羽島市を訪れてみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日3日の記録的な大雨により大分県日田市と中津市が災害救助法適用地域に認定されたことから、日本損害保険協会は、被災地域において、各種損害保険会社による保険料の支払い猶予などの特別措置が受けられる場合があることを発表した。各種損害保険(火災保険の総合保険、自動車保険の車両保険および傷害保険など)では台風などによる水害をはじめとする自然災害を補償するものがある。また、災害救助法が適用された地域の契約者が被害を受けた場合、各損害保険会社は、火災保険、自動車保険、傷害保険などの各種損害保険について、保険料の支払い猶予などの措置をとる場合もある。今回の大雨被害では、大分県日田市と中津市が災害救助法適用地域に認定された(7月3日現在)。○印は、補償の対象(損害の程度が一定以上の場合に補償の対象になるという条件や支払われる保険金に限度が設けられていることがある)になることを示す。△印は、地震等によって河川の堤防やダムが決壊し、洪水となったため生じた家屋・家財の流失、埋没によって生じた損害を補償。(注1)火災保険では、地震・噴火・津波による損害は、火災損害(延焼・拡大を含む)を含め補償されない(注2)自動車保険(車両保険)には、地震・噴火・津波による損害を補償する特約もある契約している損害保険が「自然災害を補償する損害保険」に該当するか、詳しくは損害保険会社または代理店に問い合わせを。0570-022808(ナビダイヤル:有料)受付時間9:15~17:00(土・日・祝日および12/30~1/4を除く)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月06日第19回神奈川国際芸術フェスティバルが9月から11月にかけて開催される。会場は、充実した舞台機構を備えた神奈川県民ホール、昨年1月に開場したばかりのKAAT 神奈川芸術劇場、さらに日本で最も古い公共の音楽専用ホールである神奈川県立音楽堂という、それぞれが個性を打ち出している3会場。今回のテーマはオペラ。とはいえ上演作品は伝統的なオペラにとどまらず、声による多様な表現方法による作品群で構成。総合芸術としてのオペラを、さまざまな角度からとらえ直す試みだ。その記者会見が6月11日、作曲家の一柳慧(神奈川芸術文化財団・芸術総監督)、演出家の宮本亜門(KAAT 神奈川芸術劇場・芸術監督)らを迎え、都内で行われた。第19回神奈川国際芸術フェスティバルチケット情報まずは一柳が「現代の催し物は音楽や映像にコンピューターを取り入れたりと、いろいろな可能性をもっている。ひと口に“オペラ”といっても千差万別。このフェスティバルで、新しい総合芸術としてのオペラを考えたい」と趣旨を説明。宮本もうなずきながら「海外留学中にオペラを観て衝撃を受けたのが、僕の演出家人生の始まり。だから“オペラはこうあるべき”というのはない。世界中のスタッフがオペラの将来に危機感を持っている今、もっと自由にオペラを楽しんでいいんじゃないかと思います」と意気込みを語った。続いて、世界初演となるオペラ『ハーメルンの笛吹き男』でタイトルロールを演じるソプラニスタの岡本知高が「笛吹き男は町に入ってきた異端者。僕も少数派ですから、そこを生かせる役に抜擢されて光栄です」と挨拶。東京バレエ団『オネーギン』でタチヤーナを演じるバレエダンサーの斎藤友佳理は「プーシキンの原作にジョン・クランコの振付、それに音楽や演出など全ての要素がそろったドラマチックバレエの傑作」と本作の魅力をアピールした。ラインナップはウィーン国立歌劇場の来日公演『フィガロの結婚』など伝統的な作品のほか、宮本亜門が新演出を施す『蝶々夫人』、『音楽堂で聴く聲明』などユニークな演目も。宮本は「まだ何も決まっていない」としながらも、バーチャルアイドルとして世界中で人気を集める初音ミクの存在を挙げ、「蝶々夫人は原作では15歳。(共同幻想としての)理想の女性像として、初音さんのような思い切った方法で再構築することも考えています」とその一端を明らかにした。さらに『~聲明』に新作を書き下ろす作曲家の宮内康乃が「現代音楽ではなく聲明の一部として参加するつもり。本作を通して祈りを伝えられれば」と語ったのち、僧侶の斎藤説成が聲明を実演。今秋の開催に期待が高まる会見となった。第19回神奈川国際芸術フェスティバルは9月15日(土)に神奈川県民ホールで上演される『ハーメルンの笛吹き男』を皮切りに、11月24日(土)まで開催。取材・文:佐藤さくら
2012年06月12日フリーマーケット楽市楽座は、5月19日に青森県八戸市の夢屋新井田店にて、出店無料のチャリティーイベント「★無料フリマ★夢屋新井田店」を開催する。フリーマーケット楽市楽座は、循環型社会の形成、リサイクル運動の推進、老若男女のふれあいの場の創出を活動理念とした団体で、2004年から700回を超えるフリーマーケットを開催。そのうち約300回が、出店無料のチャリティーフリーマーケットや各種タイアップイベントだという。会場では募金活動なども行われ、集まった募金は地域の社会福祉活動や環境貢献活動団体に寄付されている。5月19日開催の「★無料フリマ★夢屋新井田店」(青森県八戸市新井田西一丁目4番3号)は、現在「車出店者のみ」最大60店まで募集中。出店料は無料で、出店時間は9時~14時(出店受付8時~9時)。原則として出店者の途中退出はできない。なお、出店の申請はフリーマーケット楽市楽座のホームページから申し込み可能。当日が雨天の場合は中止とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月15日神奈川県は、今後も高い成長が期待される新産業分野(ライフサイエンス、環境、そのほかロボットや航空宇宙分野等)を中心に、新規事業の立ち上げを目指すプロジェクトを全国から募集している。4月20日までの募集で認定件数は7件ほどの見込み。公募対象となるプロジェクトと申請者は、ライフサイエンス、環境、そのほかロボットや航空宇宙分野等を中心とした新産業分野のプロジェクトに取り組む人で、別に定める起業化支援パートナーを有するプロジェクトが対象となる。応募されたプロジェクトは、認定委員会による選考のうえ決定。プロジェクトに取り組むベンチャーや個人を、「次世代を担うかながわベンチャー」として認定し、原則として500万円を上限に、事業費の一部を支援する。神奈川県によると、この事業は平成17年度から実施しており、これまで61社の支援を実施してきたとのこと。平成24年度の認定予定件数は7件程度になる見込み。募集期間は平成24年3月26日~4月20日まで(当日消印有効)。募集要項・申請書は神奈川県ホームページよりダウンロードできる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月18日ウェザーニューズは27日、関東で花粉飛散数が増加したことなどから、東京都を含む1都6県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・静岡)が”本格花粉シーズン”に突入したと発表した。同社は、全国1,000カ所に、花粉観測量に応じて目の色が変化する花粉観測機「ポールンロボ」を設置し、花粉を観測している。これによると、東京都内に設置した69カ所の観測地点のうち21カ所で、花粉症の症状が出始める花粉飛散量(30個)を超えると予測されたほか、都内在住の花粉症の症状報告についても、3割以上が「ややつらい」またはそれ以上の症状を感じ始めたという。さらに、神奈川県などの地域でも同じく30個以上の飛散が予想されたことから、これらの地域が本格的な花粉シーズンに突入したと判断した。あわせて、一定の花粉飛散量が観測された京都府と滋賀県についても、同日より”花粉シーズン”に入ったと発表した。今後は3月に入る頃には寒さが緩むため、花粉の飛散量も多くなると予想している。また、今シーズンの花粉飛散量は、昨シーズンの3割程度となる地域が多いものの、全体的には例年並みの飛散量となるとみられ、同社は細心の花粉飛散情報を確認し、十分な対策を取るよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月28日