世界の映画祭をサポートしているシャンパン ブランド「モエ・エ・シャンドン」は6月13日(水)、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)」と共に新しく設立した、未来の輝く才能を祝福する「モエ スター アワード」の設立と、SSFF & ASIA 2012のオープニングを記念し、明治神宮 参集殿にてオープニングガラパーティーを開催した。映画祭の華ともいえるグラマラスなレッドカーペットには、喜びの世界的シンボル「モエ・エ・シャンドン」とともに、LiLiCo、芦名星、別所哲也、村主章枝、ジローラモ、CHIHARU、神山まりあといった、さまざまな分野で活躍する著名な方々が続々と登場。会場に駆けつけたジローラモは、「毎年ショートショートフィルムフェスティバルを楽しみにしています。昔より作品自体が進歩しているし、今日はモエのシャンパンと一緒だから最高です!」と笑顔でSSFF & ASIA 2012のオープニングを祝福。SSFF & ASIA 2012実行委員会の代表である別所哲也は、無事にオープニングを迎えられたことに感動しつつ、「モエ スター アワードという素晴らしい賞を創設していただいて感謝しています。一年一年積み重ねていき、国際的な映画際としてより成長していきたいと思います」とモエ・エ・シャンドンのグラスを掲げて新しく設立された「モエ スター アワード」に期待を寄せるコメントを残した。参照サイト: ショートショート フィルムフェスティバル & アジア公式サイト
2012年06月14日三池崇史監督が妻夫木聡と武井咲をキャストに迎えた映画『愛と誠』が第65回カンヌ映画祭で上映された際に、現地で観客が爆笑したシーンを集めた特別動画がこのたび公開された。『愛と誠』動画本作は、梶原一騎・ながやす巧の名作コミックを原作に、超不良の大賀誠(妻夫木)と生粋のお嬢様・早乙女愛(武井)の純愛を描いた作品。強烈なキャラクターと、アクション、歌、ダンスが融合した異色エンターテインメントに仕上がっているという。動画には、武井演じるヒロインの愛、伊原剛志演じる“おっさん顔”の不良高校生・権太、斎藤工演じる岩清水の3人が登場し、それぞれのキャラクターを解説しながら、カンヌで笑いを得たシーンを紹介。権太がどうしても高校生に見えないことを悩み、「俺は、おっさんにしか見えない病気ちゃうんか」とつぶやく場面や、「君のためなら死ねる!」と、ヒロインの愛に異常なほど想いを寄せる岩清水が、スリッパでスコーンと何度も叩かれる場面など、予告編では公開されていないシーンが盛り込まれている。現地を訪れていた山崎美春プロデューサーが「世界でも評価を頂ける作品だと手ごたえを感じることができた」と話すとおり、上映中は笑いが絶えなかったようで、本作の笑いを誘うシーンが世界でも受け入れられたことで、さらに期待が高まる。本作は16日(土)より公開。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年06月11日『運命じゃない人』、『アフタースクール』の内田けんじ監督最新作『鍵泥棒のメソッド』がこのたび6月16日(土)より開催される上海国際映画祭のコンペティション部門に選出され、上映されることが決定した。銭湯で転倒した拍子に頭を強打し、記憶を失った伝説の殺し屋・コンドウ。偶然その場に居合わせた売れない貧乏役者・桜井は、出来心からロッカーの鍵をすり替え、彼になりすましてしまう。桜井は男に来た大金の絡んだ危ない依頼を受けてしまい大ピンチに。一方、記憶を失い自分を桜井だと思い込んでいるコンドウは、役者として成功することを目指し始める――。売れない貧乏役者と記憶を失った殺し屋、2人の人生が入れ替わったことで起こるドタバタ劇を描く本作。主演の堺さん、香川さんを始め、広末涼子、荒川良々、森口瑤子といった個性豊かな演技派俳優陣が顔を揃える。本作が選出された上海国際映画祭は、1993年にスタートした比較的新しい映画祭でありながら、アジア最大規模のマーケットである中国の勢いに乗り、年々その規模が大きくなっている注目の映画祭のひとつ。今年のコンペティション部門に出品されたスペイン、インド、デンマーク、フランス、フィンランドなど世界中から選ばれた17作品は、最優秀作品賞にあたる金爵奨(ジンジュエ賞)をかけて競い合うこととなる。笑いにサスペンス要素、そしてトキメキと映画の醍醐味全てが詰まった“喜劇”として注目される本作。『運命じゃない人』でカンヌを沸かせた内田けんじ監督の待望の最新作とあって、上海でどのように迎えられるのか期待がかかる。6月16日(土)に華々しいオープニングセレモニーと共に開幕する上海国際映画祭は、6月24日(日)まで開催される。『鍵泥棒のメソッド』は9月15日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年06月06日国内未公開の良質のフランス映画が集結する、年に一回のフランス映画祭。今年で開催20周年を迎える「20th アニバーサリー フランス映画祭」が6月21日(木)より都内にて開催される。どれを観たらいいか迷ってしまう、そんな方にぜひチェックしてほしいのが今回届いた、本映画祭のために作られた予告編映像。それぞれの作品で描かれる様々な“愛”が散りばめられた映像をチェック!今年は夫婦関係や出産など女性にとって普遍的なテーマを軸にした作品を始め、全身不随の大富豪と図らずして彼の介護役となった黒人青年の友情を描いた『最強のふたり』や、遊び人の色男コンビの珍道中を描いた『プレイヤー』など、様々な愛と友情が詰まった作品が集結する。こちらの予告編では、濃厚なキスシーンなど各作品から抜粋された色とりどりの“愛”や“悦び”の瞬間が凝縮!『ニュー・シネマ・パラダイス』のかの有名シーンを彷彿とさせる数々の感動の瞬間が観る者の興奮を高めてくれる。また、このアニバーサリーイヤーを記念して、今年「☆祝! 20thアニバーサリー 20歳ペア割引」と題して、ペアで来場した方でどちらかが20歳の場合、2人で2,000円で映画を鑑賞できるキャンペーンも実施される(一部作品除く)。ぜひこちらもチェックしてみて。「20th アニバーサリー フランス映画祭」は6月21日(木)~24日(日)の期間で開催。20th アニバーサリー フランス映画祭日程:6月21日(木)~6月24日(日)会場:有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)、TOHOシネマズ 日劇<レイトショーのみ>(有楽町マリオン9F)映画祭公式サイト:※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:プレイヤー 2012年6月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開最強のふたり 2012年9月よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP
2012年06月05日日本で唯一の子供たちのための国際映画祭「キンダー・フィルム・フェスティバル」の記者発表会が、5月24日(木)に渋谷シダックスホールにて行われ、映画祭のチェアパーソンを務める戸田恵子を始め、広報宣伝大使に就任したタレントの中山秀征、アナウンサーの内田恭子が出席した。世界三大映画祭の一つに数えられるベルリン国際映画祭の「児童映画」部門の協力を得て1992年にスタートした本映画祭。20周年という節目を迎える今年は、チェアパーソンである戸田さん自らがベルリン国際映画祭で行われた「キンダー・フィルムフェスト・ベルリン」に足を運び、100本以上の候補作品の中から厳選した長編4本、短編10本が上映される。また、子供たちが創る映画祭というコンセプトのもと、同映画祭には、公募で選ばれた子供たちが“キンダー審査員”として最優秀作品を選出したり、外国映画でも子供たちが楽しめるように上映中に生で日本語の吹き替えを行う“ライヴシネマ”など、独自の企画が多数あるが、戸田さんは「ベルリン国際映画祭では一人だけでナレーションをして吹き替えるんですが、キンダー・フィルム・フェスティバルでは一人一人のキャラクターを別々のタレントさん、声優さんが吹き替えるんです。ベルリン映画祭で会った世界中の映画祭ディレクターに『日本はかなりすごい!』とすごく驚かれました」と誇らしげにその魅力を語った。今年から広報宣伝大使として加わることとなった中山さんと内田さんは、「昨年参加しまして『どうしていままでこんな素敵な映画祭を知らなかったんだろう!』と思いました。もっと沢山の人に知ってもらいたいという思いから、広報宣伝大使を引き受けさせてもらいました」(中山さん)、「ライヴ吹き替えでは、会場の子供たちが上映を観てハッと息をのんだり、楽しく笑ったり。そういったリアクションを直接ステージ上から感じることができて、毎年すごく勉強になっています」(内田さん)とそれぞれに参加できる喜びを語った。またこの日、報道陣の前で、戸田さんらは実際にライヴシネマ形式で短編映画『ジュリアン』の生吹き替えに一発勝負で挑戦。『アンパンマン』シリーズを始め、声優としても幅広く活躍する戸田さんはさすがの職人芸で会場を沸かせた。最後に、戸田さんは「世界には子供のために作られた映画がたくさんありますが、日本ではまだまだ数少ない気がします。日本のアニメーションももちろんクオリティが高いですが、世界にはいろいろな切り口で、いろいろなタッチの映画があるんです。キンダー・フィルム・フェスティバルはそんな世界中の子供のための映画がたくさん観られる、珍しく貴重な映画祭だと思います。この映画祭からもっとたくさんの子供のための作品を日本に紹介できたらいいなと思います」と本映画祭にかける熱い思いを語った。「子どもたちの世界映画祭20thAnniversaryキンダー・フィルム・フェスティバル」は8月15日(水)から19日(日)まで、調布市グリーンホールにて開催。公式サイト:特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島 2012年7月7日より全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV、© やなせたかし/アンパンマン製作委員会2012■関連記事:ママ・木村佳乃が元気を届ける!『アンパンマン』ゲスト声優に挑戦!
2012年05月28日第65回カンヌ映画祭の受賞結果が、フランス時間27日夜、発表された。最高賞パルムドールに輝いたのは、ミヒャエル・ハネケ監督の『アムール(原題)』。ハネケは2009年に『白いリボン』でパルムドールを受賞しており、わずか3年の間に二度もカンヌの最高賞を獲得したことになる。最高賞の次にあたるグランプリは、イタリアのマッテオ・ガッローネ監督の『リアリティ(原題)』が受賞。ガッローネ監督は、前作『ゴモラ』で審査員特別賞を受賞している。男優賞は『狩り(原題)』のマッツ・ミケルセンが受賞。受賞スピーチでミケルセンは「感激している。すごいサプライズだ」とコメント。授賞式後の記者会見では、思わず泣きそうになったと告白した。同作品でのミケルセンの演技ついて、審査員のひとりユアン・マクレガーは、「静かで繊細な演技。観る者の心を完全に惹き付ける」と褒めたたえている。今年のコンペ部門にはアメリカ作品が多く、ブラッド・ピット、ニコール・キッドマン、リース・ウィザースプーン、ブルース・ウィリス、マシュー・マコノヒー、クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン、シャイア・ラブーフなどハリウッドスターが多数レッドカーペットを歩いた。しかしアメリカ映画は何も受賞しないまま。同じく、フランス映画の受賞もなかった。日本の監督の作品はなかったが、日米合作のアッバス・キアロスタミ監督作『ライク・サムワン・イン・ラブ(原題)』がコンペ入り。「ある視点」部門では若松孝二監督の『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』が上映されたが、受賞には至らなかった。主な受賞結果は以下のとおり。パルムドール:『アムール(原題)』グランプリ:『リアリティ(原題)』監督賞:カルロス・レイガダス(『闇の後の光(原題)』)審査員賞:『天使の取り分(原題)』男優賞:マッツ・ミケルセン(『狩り(原題)』)女優賞:クリスティーナ・フルトゥ、コスミーナ・ストラタン(『ビヨンド・ザ・ヒルズ(原題)』)脚本賞:クリスティアン・ムンジウ(『ビヨンド・ザ・ヒルズ(原題)』)ある視点:『アフター・ルチア(原題)』取材・文:猿渡由紀
2012年05月28日三池崇史監督が妻夫木聡と武井咲をキャストに迎えた映画『愛と誠』が、第65回カンヌ映画祭で上映され、残念ながら現地入りできなかった武井が喜びのメッセージを寄せた。その他の写真本作は、梶原一騎・ながやす巧の名作コミックを原作に、超不良の大賀誠(妻夫木)と生粋のお嬢様・早乙女愛(武井咲)の純愛を描いた作品で、アクション、歌、ダンスと強烈なキャラクターが融合した異色エンターテインメントに仕上がっているという。昨年の『一命』に続いて、今年も三池作品がカンヌをわかせた。本作はコンペ対象外の部門で、深夜の上映ながら会場には多くの観客がつめかけた。武井は「“カンヌ”という日本ではない場所で自分がスクリーンに出られるということが、なんだか変な感じがしています。まさか!?という気持ちです」とコメント。「私もカンヌへ行って現地で皆さんと一緒に、“初出演で初カンヌ”を味わいたかった」という武井だが、残念ながら今年は東京から現地の様子を知るだけに。もちろん本作が好評を集めていることから、“女優・武井咲”にも注目が集まっており、今後の映画祭参加、さらには海外作品への出演の可能性もある。武井は「海外で評価していただけたことや海外作品への希望は、まだ想像したことはないですけど、海外の人の感覚とかセンスとか、日本人にないものがあると思うので、それには興味はあります。これから色々なお芝居をやっていけたらいいですね」と、今後の活動に期待を寄せている。現地を訪れている山崎美春プロデューサーは「本当に三池さんの影響力は凄くて、実際に海外の映画祭に来てみると、それを余計に感じました。新しい日本映画を作れたと自負していたので、今回のカンヌ映画祭を通じて、世界でも評価を頂ける作品だと手ごたえを感じることができて本当に嬉しかったです」とのコメント。日本公開は来月だが、今後さらに上映国を拡大していきそうだ。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年05月24日世界最大級の自主映画コンペティション“PFFアワード”をメインプログラムにした映画祭「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」が東京、神戸、京都に続き、6月30日(土)から名古屋の愛知芸術文化センターで、7月6日(金)から福岡の福岡市総合図書館で開催される。その他の写真「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」は、“新しい才能の発見と育成”をテーマに、1977年より続く映画祭。メインプログラムのコンペティション部門には毎年、平均500本以上もの自主映画が寄せられ、これまでに黒沢清、中島哲也、園子温、矢口史靖ら多彩な監督を発掘してきた。名古屋、福岡会場では、昨年行われた“PFFアワード2011”の入選作品17本を上映。グランプリを受賞し、東京国際映画祭、釜山国際映画祭でも上映された北川仁監督の『ダムライフ』を筆頭に、602作品の中から審査員が厳選した作品が上映される。また名古屋会場では、上記のプログラムに加えて、昨年12月に急逝した森田芳光監督の追悼特別企画“20代の森田芳光がみていたもの~疾走する8ミリ自主映画時代~”を開催。寺山修司、野田秀樹ら演劇人をとらえた幻のドキュメンタリー作品『劇的ドキュメント レポート’78~’79』をはじめ、『ライブイン茅ヶ崎』『水蒸気急行』の3作品を上映する。これらの自主映画は上映される機会が極めて少なく、東京で上映された際には立ち見が出るほどの盛況をみせたプログラムだけに、名古屋会場でも映画ファンが多く足を運ぶことが予想される。第33回 PFF ぴあフィルムフェスティバル in 名古屋会期:6月30日(土)~7月4日(水)※月曜休館会場:愛知芸術文化センター12階アートスペースA第33回 PFF ぴあフィルムフェスティバル in 福岡会期:7月6日(金)~7月8日(日)会場:福岡市総合図書館映像ホール・シネラ「第34回PFFぴあフィルムフェスティバル」2012年、東京国立近代美術館フィルムセンターほか全国で順次開催
2012年05月17日今年で記念すべき20周年を迎えるフランス映画祭が6月21日(木)より4日間にわたり開催される。本映画祭で、今月16日(現地時間)に開幕する第65回カンヌ国際映画祭にも出品される日本未公開のアニメーション『アーネストとセレスティーヌ』がいちはやく上映されることが決定。さらに、『アデル/ファラオと復活の秘薬』のルイーズ・ブルワゴンら総勢約20名の豪華アーティストの来日が発表された。昨年フランスで国内興行成績1位の大ヒットを記録した『最強のふたり』がオープニングを飾り、本年度アカデミー賞最多5部門を獲得した『アーティスト』の主演ジャン・デュジャルダンとミシェル・アザナヴィシウス監督が再びタッグを組んだ『プレイヤー』が上映されるなど、旬のフランス映画に出会えるのが本映画祭の魅力。このたび特別追加作品として上映決定したのが、ベルギーの絵本作家・故ガブリエル・バンサン氏の人気シリーズ絵本「くまのアーネストおじさん」(BL出版刊)を原作としたアニメーション『アーネストとセレスティーヌ』。くまのおじさんとねずみの女の子の微笑ましい共同生活を通して、愛の深さや他人に尽くす喜び、気取らない生活の魅力を描く。本作をもって、今年のプログラムは長編11作品、短編6作品の計12プログラムに決定した。そして気になるのが、毎年恒例の来日アーティスト。過去最多の来日人数となる今回も、フランスの“今”を象徴するアップライジングなスターたちが映画祭を美しく彩ってくれる。中でも注目したいのが、本映画祭の“顔”となる女性3人組“Les Filles du cinema francais(フランス映画の女たち)”だ。キュートなルックスからは想像もつかないほど異端な行動やファッションが話題となり、一流ファション誌の表紙を総なめにしたリュック・ベッソン監督の秘蔵っ子、ルイーズ・ブルワゴン(『A Happy Event(仮題)』主演)、『7 ans』などの映画で女性が持つダークサイドをその独特の世界観で見事に演じた女優であり、フランス女流監督としていま最も注目されているヴァレリー・ドン ゼッリ(『わたしたちの宣戦布告』監督・出演)、そしてヴェネチア映画祭で大絶賛され、フランスで最も権威のある批評家賞「ルイ・デリュック賞」を受賞した期待の新人女流監督レア・フェネール(『愛について、ある土曜日の面会室』監督)の3人である。彼女たちは映画祭期間中の各種イベントにも出演する予定。女性がシーンを背負うという時代性を象徴するこの個性豊かな「フランス映画の女たち」が、同じく女性であるユニフランス・フィルムズ代表のレジーヌ・アチョンドと共に、本年度の映画祭を華やかに盛り上げてくれそう。20th アニバーサリー フランス映画祭日程:6月21日(木)~6月24日(日)会場:有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)、TOHOシネマズ 日劇<レイトショーのみ>(有楽町マリオン9F)映画祭公式サイト:主要来日アーティスト一覧・『わたしたちの宣戦布告』(監督・主演:ヴァレリー・ドンゼッリ/主演:ジェレミー・エルカイム)・『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』(監督:フィリップ・グランドリュー)・『最強のふたり』(監督:エリック・トレダノ, オリヴィエ・ナカシュ)・『リヴィッド』(監督:ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ)・『そして友よ、静かに死ね』(出演:ディミトリー・ストロージュ)・『ミステリー・オブ・リスボン』(英題/出演:メルヴィル・プポー)・『スリープレスナイト』(仮題/監督:フレデリック・ジャルダン/主演:トメル・シスレー)・『愛について、ある土曜日の面会室』(監督:レア・フェネール)・『A Happy Event』(仮題/主演:ルイーズ・ブルゴワン)■関連作品:ミステリーズ・オブ・リスボン (英題)プレイヤー 2012年6月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開最強のふたり 2012年9月よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP■関連記事:ジャン・デュジャルダンのセクシーボイスに胸きゅん!『プレイヤー』最新映像が到着“旬”のフランスが盛りだくさん!20周年「フランス映画祭」ラインナップ発表今最もホットな彼の“声”が聞ける!『アーティスト』監督&主演コンビ最新作公開祝20周年!フランス映画祭、6月開催決定オープニング作品は『最強のふたり』
2012年05月11日阿部寛が古代ローマ人に扮した公開中の映画『テルマエ・ロマエ』が、イタリアで4月20日から28日(現地時間)に開催された“第14回ウディネ・ファーイースト映画祭”で“マイムービーズ賞”を受賞した。その他の写真本映画祭では、日本、韓国、中国、台湾、香港といった東アジア及び東南アジアを中心とした10か所の国と地域から選出された計62作品が上映され、今回日本からは『テルマエ・ロマエ』のほかに『モテキ』など11作品が招待された。なお、コンペ部門は“観客賞”“ブラックドラゴン賞”(過去受賞作『告白』)“マイムービーズ賞”(過去受賞作『百万円と苦虫女』)の3つの賞で構成されており、『テルマエ・ロマエ』はネット投票による“マイムービーズ賞”で1位を獲得。現地イタリア人からも非常に注目されていることが分かった。また、21日(現地時間)の上映会には武内英樹監督が登壇。1200人収容の会場に観客が入りきらず、急きょ追加上映が決定したというほどの大盛況ぶりで、イタリアでの公開を調整している本作にとっては、追い風となる受賞となったようだ。本作は、古代ローマ帝国の風呂専門の設計技師・ルシウス(阿部)が浴場のアイデアに悩んだ末、ひょんなことから現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまい、古代ローマと現代日本を行き来しながら、彼が“平たい顔族”と称する現代の日本人と交流を深め、それぞれの風呂文化の違いを探り出す物語。『テルマエ・ロマエ』公開中
2012年05月01日今年もアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(以下:SSFF & ASIA)が6月15日(金)より開催される。その連動プロジェクトの一つとして、エンタテインメントサイト「ネスレアミューズ」内にて世界の傑作ショートフィルムを集めた「ネスレアミューズ映画祭」が4月27日(金)より開催されている。米国俳優協会の会員でもある俳優の別所哲也が創設者となり、1999年に東京・原宿をメイン会場にして誕生した「SSFF & ASIA」。「もっとショートフィルムを身近に感じてもらいたい」という思いから、映画という枠を超えてJリーグやキャノンなど様々な団体や企業とのプロジェクトを実現してきた。そして今年、新しい試みとして、ネスレ日本株式会社が運営する“見る・聴く・買う”を楽しむバラエティに富んだエンタテイメントサイト「ネスレアミューズ」と連動したウェブ上の映画祭を実現!お家にいながら映画祭を楽しむことができるという。同プロジェクトでは、27日の開幕を皮切りに5週間にわたって毎週8作品ずつ、合計40本の作品が配信される予定。アカデミー賞を始め、世界各国の映画祭で称賛を浴びた作品を集めた「世界のセレクション短編」や、「SSFF & ASIA 2010」は未体験という方でもその歴史が楽しめる、グランプリ受賞作品を集めた「ショートショート受賞短編」など、様々なテーマでセレクトされた傑作ショートムービーが続々と配信される。短い作品では1分、長いものでも25分という短時間の中にメッセージが凝縮された、ショートフィルム。お家にいながらたくさんの作品を楽しむことができるこの機会に、ぜひ一度覗いてみては?あなたもきっとその魅力の虜になるはず。「ネスレアミューズ映画祭」はウェブサイト「ネスレアミューズ」内で開催中。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」は6月15日(金)から19日(火)までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日(金)から24日(日)まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催。「ネスレアミューズ映画祭」6月1日(金)まで毎週金曜、8作品ずつを配信。公式サイト:「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」期間:6月15日(金)~30日(土)会場:ラフォーレミュージアム原宿、表参道ヒルズ スペース オー、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、ブリリア ショートショート シアター公式サイト:■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012 [映画祭] 2012年6月15日から19日までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日から24日まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催
2012年04月27日CS映画専門チャンネル“Movie Plus”が5月27日(日)深夜(日本時間)に行われる第65回カンヌ映画祭授賞式を日本独占生中継することが分かった。また、『カンヌ映画祭スペシャル 2012』と題して、5月1日(火)からは過去の受賞作&出品作を厳選して放映、5月19日(土)からは特別番組を放映する。その他の写真カンヌ映画祭の日本オフィシャル・ブロードキャスターに選ばれた“Movie Plus”。特別番組では、華やかな開会式のレッドカーペットの様子や俳優、女優、監督らのインタビューの模様も放映される。今年は、ミヒャエル・ハケネやケン・ローチら、個性派が揃う中、高梨臨や加瀬亮ら日本の俳優が出演するアッバス・キアロスタミ監督の『ライク・サムワン・イン・ラブ(原題)』がコンペティション、妻夫木聡と武井咲共演の『愛と誠』がミッドナイト・スクリーニング部門、『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』がある視点部門に選ばれていることから、日本映画への注目度も高いことが伺える。過去の受賞作&出品作をピックアップして放映する「We LOVE カンヌ映画祭」という番組では、第47回パルム・ドール賞を獲得した『パルプ・フィクション』をはじめ、第59回脚本賞、女優賞ほかに輝いた『ボルベール〈帰郷〉』といった映画史に残る名作や、昨年審査員賞を受賞した『渇き』、監督週間出品作『フィリップ、きみを愛してる!』などの話題作も紹介される。そのほか、昨年のカンヌオープニング作品『ミッドナイト・イン・パリ』の特別試写会を日本公開の前に実施するなど、放送以外でも様々なプロモーションを展開するという。カンヌ映画祭をより楽しめるこの企画。番組を楽しみながら今年の賞レースの結果を予想してみてはいかがだろうか。CS映画専門チャンネル Movie Plus「We LOVE カンヌ映画祭」5月1日(火)から放送開始特別番組(カンヌ映画祭:開会式、授賞式ライブ、ハイライト)5月19日(土)から放送開始
2012年04月27日カンヌ映画祭、ベルリン映画祭、ヴェネツィア映画祭と、世界最高峰の映画祭から選りすぐった作品を上映する“三大映画祭週間”が昨年に続き、今夏にヒューマントラストシネマ渋谷で開催されることが決定した。その他の写真今年、本映画祭で上映されるのは全8作品。愛する家族と幸せに暮らしていた男がある日妻を事故で失い、子供たちを守り抜こうと奮闘する姿を描いた『我らの生活』(カンヌ映画祭/2010年男優賞受賞)や、少年院の刑期をあと5日に控えた少年の、母親に対する葛藤を描写した『俺の笛を聞け』(ベルリン映画祭/2010年銀熊賞受賞ほか)、サーカス団を舞台に、ふたりのピエロが美女を奪い合う『気狂いピエロの決闘』(ヴェネツィア映画祭/2010年銀獅子賞受賞ほか)など、高い評価を受けながら日本では未公開だった作品も含め、一挙に上映される。さらに、『8人の女たち』(2002年)などで知られる巨匠、フランソワ・オゾン監督作『ムースの陰遁』は、ドラッグによって生活が一変したカップルを題材にした作品で、2009年のサン・セバスチャン映画祭審査員賞を受賞。こちらも日本初登場なので見逃せない。映画ファンの熱い要望により、今年も開催が決定した本映画祭週間。日本未公開の作品が楽しめるのはもちろん、世界の隠れた名作を鑑賞できるこの機会に足を運んでみてはいかがだろうか。三大映画祭週間20128月4日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次開催〈カンヌ映画祭〉『ミヒャエル』(2011年コンペティション選出)『我らの生活』(2010年男優賞)『フィッシュ・タンク』(2009年審査員賞)『イル・ディーヴォ‐魔王と呼ばれた男‐』(2008年審査員賞)〈ベルリン映画祭〉『俺の笛を聞け』(2010年銀熊賞/アルフレッド・バウアー賞)〈ヴェネツィア映画祭〉『気狂いピエロの決闘』(2010年銀獅子賞/オゼッラ脚本賞)『時の重なる女』(2009年女優賞)〈特別上映〉『ムースの隠遁』(2009年サン・セバスチャン映画祭審査員特別賞)※全作品デジタル上映※当日券:一般1800/大・高・専1500/中学以下・シニア1000(税込)
2012年04月27日プサン国際映画祭ニューカレント賞(グランプリ)、ロッテルダム国際映画祭国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞など数々の賞を受賞した映画『ムサン日記~白い犬』が5月12日(土)から公開されるのを前に、本編で登場する白い犬ペックの映像が届いた。白い犬ペックの映像映画『ムサン日記~白い犬』は、『ポエトリー アグネスの詩』のイ・チャンドン監督の助監督を経て、本作で長編デビューをしたパク・ジョンボム監督による最新作。北朝鮮の国境の街ムサンから幸せを求めて韓国にやってきた孤独な青年スンチョルと、捨てられていた白い犬ペックとの心の交流を綴る。今回公開された映像では、唯一の心のよりどころであるペックを愛おしそうに抱き上げるスンチョルの姿が映し出されている。物語の重要な存在でもあるペックに抜擢されたのは俳優犬ではなく、韓国原産のチンド犬と北朝鮮原産のプンサン犬の雑種である素人犬。パク監督はペックとの出会いについて、「市場で沢山の犬がこちらに向かって吠えている中、一匹だけ大人しくこちらを見つめていた犬がいて、それがペックだった。演技経験はないけれど、忠誠心を感じてこの子だと思った」とコメント。撮影までの数ヶ月間をペックと共に過ごし、エサやトイレの世話を全部自分でしたことで、信頼関係を築いていったという。また、本作の公式ホームページ上にはペックのプロフィールが掲載された特設ページも開設されており、数々の愛らしい写真が公開されている。犬好きはもちろん映画ファンも、ペックの愛くるしい姿をチェックしてみてはいかがだろうか。『ムサン日記~白い犬』5月12日(土)シアター・イメージフォーラム他全国ロードショー
2012年04月25日22日(現地時間)、ニューヨークで開催中のトライベッカ映画祭で行われたQ&Aセッションにマイケル・ムーア監督と一緒に出席した女優スーザン・サランドンは「私たちは監視下に置かれています。私の電話は盗聴されたのよ」と話し始めた。監視については、情報公開請求の権利を行使して調べた結果、確信したという。過去30年以上にわたって人権問題を始め様々な政治問題に関わってきたスーザンは、リベラル派として、アメリカ大統領選のたびに支持政党の候補者に対する熱烈な支援活動でも知られている。2003年以降、何度もイラク侵攻反対デモに参加、最近はアメリカ経済界に対する抗議運動“ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)”にも参加している。歯に衣着せぬ発言も多く、昨年10月にはローマ教皇のベネディクト16世を「ナチス」呼ばわりし、後に謝罪するなど、物議を醸すことも少なくない。ホワイトハウス訪問を計画した際には、「セキュリティ上問題あり」として許可されなかったという。ムーア監督は、「誰かがどこかで監視しているとしても、驚きはしないね」とスーザンの発言に同意を表明した。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO
2012年04月25日今年で記念すべき20周年を迎えるフランス映画祭が6月21日(木)より4日間にわたり開催される。このたびその上映ラインナップが決定。長編作品から短編作品まで、いま最も旬なフランス映画が日本に上陸する!長編10作品と短編6作品で構成される本年度の上映プログラム。昨年フランスで国内興行成績1位の大ヒットを記録した『最強のふたり』がオープニングを飾るほか、本年度アカデミー賞最多5部門を獲得したサイレント&モノクロ映画『アーティスト』の主演ジャン・デュジャルダンとミシェル・アザナヴィシウス監督が再びタッグを組んだことで注目を集めるコメディ『プレイヤー』など、まさにいま“旬”な作品が集結。ゲストとして、『最強のふたり』で監督を務めたエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュが来日することも決定した。さらに、日本での公開作は少ないものの隠れた巨匠として世界に多くのファンを持つ、故ラウル・ルイス監督の遺作となった267分にも及ぶ超大作『ミステリー・オブ・リスボン』(英題)など、日本の劇場ではなかなかお目にかかれない作品も。本作は、メルヴィル・プポー(『ぼくを葬る』)や『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』で一躍注目を集めた新星レア・セドゥなどフランスを代表する若手個性派俳優と巨匠のコラボレーションを楽しむことができる快作。そのほかにも、出産や夫婦関係など女性にとって最も気になるテーマを扱ったトレンドドラマ『Happy Event』(仮題)や『わたしたちの宣戦布告』、スリリングでハードボイルドなアクション作品にフレンチ・ホラーと多様なジャンルにわたる新作作品、さらに日本の映画監督・足立正生をフィーチャーしたアート・ドキュメンタリーなど、子供から大人まで楽しめる、20周年を飾るに相応しいラインナップとなっている。あなたが気になる作品はどれ?20th アニバーサリー フランス映画祭日程:6月21日(木)~6月24日(日)会場:有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)、TOHOシネマズ 日劇<レイトショーのみ>(有楽町マリオン9F)映画祭公式サイト:上映作品一覧<長編作品>・『わたしたちの宣戦布告』( 監督:ヴァレリー・ドンゼッリ)・『プレイヤー』( 監督:ミシェル・アザナヴィシウス、フレッド・カヴァイエほか)・『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』(監督:フィリップ・グランドリュー)・『最強のふたり』(監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ)・『リヴィッド』(監督:ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ)・『そして友よ、静かに死ね』( 監督:オリヴィエ・マルシャル)・『ミステリー・オブ・リスボン (英題)』(監督:ラウル・ルイス)・『スリープレスナイト (仮題)』( 監督:フレデリック・ジャルダン)・『Silent Voices (仮題)』( 監督:レア・フェネール)・『Happy Event (仮題)』(監督:レミ・ブザンソン)<短編作品>・『ビンぞこメガネ』(監督:ジャン=クロードロゼック)・『宇宙からの巨大怪物の襲撃』(監督:ギョーム・リュー)・『冬のカエル』(監督:スロニー・ソウ)・『踏切警手』(監督:ユーゴ・フラセット)・『人間運送』( 監督:アンタレス・バシス)・『近日公開』(監督:ファブリス・マルカ)■関連作品:最強のふたり 2012年9月よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORPプレイヤー 2012年6月、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開ミステリーズ・オブ・リスボン (英題)■関連記事:今最もホットな彼の“声”が聞ける!『アーティスト』監督&主演コンビ最新作公開祝20周年!フランス映画祭、6月開催決定オープニング作品は『最強のふたり』
2012年04月20日三池崇史監督が妻夫木聡と武井咲をキャストに迎えた映画『愛と誠』が、第65回カンヌ映画祭のミッドナイトスクリーニング部門で上映されることが決定し、三池監督と妻夫木から喜びのコメントが届いた。その他の写真本作は、梶原一騎・ながやす巧の名作コミックを原作に、超不良の大賀誠(妻夫木)と生粋のお嬢様・早乙女愛(武井咲)を軸に描く純愛映画。音楽プロデューサー・小林武史によってアレンジされた『あの素晴しい愛をもう一度』などの不朽の名曲とともに、パパイヤ鈴木によって振り付けされたダンスが劇中で繰り広げられる。18日に行われた一般試写会で三池監督は、「カンヌは絶対無理」と言っていただけに、今回のカンヌでの上映決定には驚いたようで、「あまりにも予期していなかったので自分の中では事件。コンペではなく『純粋に映画を楽しもうぜ』ってところに呼んでいただいたので、カンヌのお客さまに楽しいひと時を過ごしていただければ良いなと思う」とコメント。昨年は、市川海老蔵主演『一命』が同映画祭のコンペティション部門に出品されており、三池監督は2年連続カンヌという快挙を成し遂げた。主演の妻夫木は、「自分たちがやって来たことが間違いじゃなかったという喜びがあります。日本で面白いことやろうぜって映画を作っている人たちがいるということを少しでも届けられたらうれしいです」と話し、「原作も知らないカンヌで世界の方々が観て、どのような受け止め方をするのか気になってしょうがない」と、現地での反響を心待ちにしているようだ。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年04月20日株式会社ゴールドウインの「エレッセ」では、洗練されたスタイリングとスポーツ機能を高次元で融合させた「エレッセスポーツサンダル」を、全国のエレッセシューズ取扱店で4月中旬より発売を開始すると発表した。カラーはベージュ、グリーン、ブルーの3色、サイズは22cmから1cm刻みで25cmまでの4サイズ展開。販売価格は8,925円。同製品は、7つの衝撃吸収クッション「ECS (エレッセ・クッション・システム)」を搭載。足への衝撃を緩和し、安定性のある快適な歩行のサポートを実現する足に優しいスポーツサンダルとなっている。インソールには、エレッセフットウエアが独自に開発した「SOFTFIT×MAXIFRESH(ソフトフィット×マキシフレッシュ)」を採用。ソフトな履き心地に加えて強力なスピード消臭と抗菌で清潔性をアップさせた。また、アッパー材には回収されたPETボトルリサイクル原料「ECOPET LC CANVAS(エコペットLCキャンバス)」を採用。地球環境への負荷を抑えるクリーンな製品作りへの取り組みが表れている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月17日1993年よりスタートし、毎年数多くの最新フランス映画を紹介してきたフランス映画祭。今年で記念すべき第20回目を迎える本映画祭が6月21日(木)より有楽町朝日ホールにて開催されることが決定した。さらに、オープニング作品として昨年の東京国際映画祭でサクラグランプリを受賞した『最強のふたり』が上映されることが決まった。ここでしか観れない未公開作から注目の話題作まで、選りすぐりのフランス映画の上映、さらに来日キャストやスタッフたちによるイベントが長きにわたり映画ファンに愛されてきた本映画祭。記念すべき20回目のオープニングを飾る『最強のふたり』は、感動の実話を基に、車いす生活を送る富豪と彼の介護のためにやってきた黒人青年の間に芽生える友情をユーモアたっぷりに描いた注目作。フランス本国では1,900万人を超える動員を記録し、国民の3人に1人が劇場に足を運ぶ社会現象を巻き起こしており、国境を超えてお隣り韓国でも公開2週間で100万人の動員突破という大ヒットを記録している。日本では9月に公開を控えているが、前述の受賞という太鼓判もあり本映画祭での反響も期待されるところ。映画祭の開催に先立ち、ユニフランス・フィルムズ代表のレジーヌ・アチョンド氏からは「第20回目のフランス映画祭を日本で開催できることを大変嬉しく思います。この20年は、映画や夢や感動にあふれていました。フランス映画祭が日本のみなさまとの出会いを果たしてから20年、フランス映画はいつもみなさまの情熱や愛ある歓迎に感嘆し、感動に満ちて日本を旅立つのです」と喜びのメッセージ。フランス映画の“今”を代表する監督や俳優、女優たちに代わって「20年続く奇跡的な出会いを果たしにやってきます」と宣言している。アニバーサリー・イヤーをどんな作品、人々が彩ることになるのか?今後のラインナップ発表を楽しみに待ちたい。20th アニバーサリー フランス映画祭日程:6月21日(木)~6月24日(日)会場:有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)、TOHOシネマズ 日劇<レイトショーのみ>(有楽町マリオン9F)映画祭公式サイト:■関連作品:最強のふたり 2012年9月よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP
2012年04月06日4月10日(火)に「アノヒヲワスレナイ神戸2012!スペシャルコンサート」がワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)にて開催される。すでに、昨年に続きAKB48の出演が決定しているが、今回、AKB48の中でも、人気の高いチームKのメンバーが出演することが発表された。『アノヒヲワスレナイ神戸2012!』のチケット情報チームKには、秋元才加、板野友美、大島優子などが所属する。チケットぴあでは、ステージプラン確定につき良席を発売中。■「アノヒヲワスレナイ神戸2012!スペシャルコンサート」4月10日(火) 18:30開演ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)[出演]AKB48(チームK)/日之内エミ/Juliet
2012年04月04日宜野湾市コンベンションセンターをメイン会場に行われた第4回沖縄国際映画祭が3月31日に閉幕となり、クロージングセレモニーで各部門のグランプリが発表となった。出席した経済産業大臣の枝野幸男氏は、「沖縄には世界に誇れる歴史や文化がある。沖縄映画祭には日本にしかない活気と情熱がある。この映画祭を世界の人々に広めることで、沖縄を日本を愛してくれる人が増えると確信している」と映画祭にさらなる期待を寄せた。その他の写真映画祭のテーマである“Laugh & Peace”をテーマにした長編プログラムLaugh部門とPeace部門、それぞれ13本の中から海人賞グランプリが選ばれ、賞金250万円とトロフィーが贈られた。Laugh部門 海人賞グランプリはタイの『Suckseed』(チャヤノップ・ブンプラゴープ監督)、Peace部門 海人賞グランプリは、香港の『Tao Jie(A Simple Life)』(アン・ホイ監督)。『Tao Jie(A Simple Life)』は、国際的に活躍する5名の審査員によって選ばれる、審査員特別賞ゴールデンシーサー賞も受賞。2冠に輝いた。長編プログラム・審査員長のチュー・フーシェン氏は「3時間の討論の末、満場一致で決まりました。『TaoJie…』の主人公は常に笑顔で、温かさを持って善意で人と接し、人生をまっとうしました。素晴らしい作品です」と評した。また、スペシャルメンションとして『アーティスト』と『タバコイ~タバコで始まる恋物語』が選ばれた。沖縄国際映画祭実行委員会・実行委員長で吉本興業株式会社の代表取締役社長である大崎洋氏は、「沖縄県は、毎日歌って踊って楽しく暮らす珍しい県です。明日から創業100周年を迎える吉本興業も沖縄県と同じように毎日歌って踊って楽しく暮らし、来年も力を合わせて映画祭を世界に発信していきたい。みんなで歌って踊って稼ぎましょう!」と、来年の映画祭への意気込みを語った。来年は3月23日~30日に開催を予定している。8日間にわたって開催された第4回沖縄国際映画祭の来場者数は、過去最多の41万人(推定)を記録。ビーチステージのオールエンディングでBEGINらが歌うテーマソング『笑顔のまんま』とともに幕を閉じた。取材・文・写真:新谷里映
2012年04月02日開催中の第4回沖縄国際映画祭。長編プログラム、特別上映作品、地域発信型プロジェクトなどの既存部門に、今年はドキュメンタリー部門が新たに加わり、登山家・栗城史多の挑戦を追いかけた『地球の頂へ』、3.11を題材にした『ソノサキニ』『Pray for Japan~心を一つに~』『お笑い芸人と東日本大震災~よしもとあおぞら花月~』の4作品が上映された。その他の写真『お笑い芸人と東日本大震災』は、震災後、吉本興業が行っている支援活動“よしもとあおぞら花月”の活動を取材した記録ドキュメンタリー。被災地に笑いを届ける芸人たちと被災者たちの触れあいや活動の意味を問う葛藤を映像におさめている。映画祭6日目の舞台あいさつ付きの無料チケットは即完売で、上映前には山崎邦正、なだぎ武、ワッキー(ペナルティ)、川田(ガレッジセール)が登壇し、それぞれの想いを語った。昨年の同映画祭は、東日本大震災に向けたチャリティーをテーマに開催。その時の想いを「風化させたくない」というよしもと芸人たちは自ら被災地へ赴いた。お笑い芸人にできることについて、なだぎは「僕ら芸人が被災地に行って一体何ができるのかと悩んだんですが、被災地の方たちの大人も子供も楽しんでくれて……その姿を見て、僕らの方が元気をもらいました。卑屈になっているのは僕たちの方だった」と実体験から得た感想を述べ、ワッキーは新ネタを披露するなど場を盛り上げながらも「人は笑っているときが一番幸せだと思うんです。だから、一瞬であっても被災地の方の笑顔を見ることができて、幸せなひとときを感じてもらえたのかなと。お笑いも音楽と同じように、人を幸せにすることができるんだと思った」と真面目にコメントした。沖縄出身で第1回目から参加している川田は「おじいとおばあが悲しい時こそ笑えよ、と言っていたことを思い出しました。こういうときだからこそ、笑いが必要なんだと改めて思った」と、自分たちにできることを伝えた。この日の登壇者のリーダー格である山崎も被災地を訪れ「人間はこういうふうに前向きになっていくのか」という感動をもらったと語り、「81分の記録映像を、考えるのではなく“感じてほしい”」とメッセージを残した。第4回沖縄国際映画祭3月31日(土)まで開催
2012年03月30日宜野湾市・沖縄コンベンションセンターと那覇市・桜坂劇場をメイン会場に開催中の第4回沖縄国際映画祭。期間中は各会場でワールドプレミア上映から懐かしの映画上映まで、さまざまな作品が楽しめるが、同映画祭の面白さは映画鑑賞だけでなく、多種多様の無料イベントに参加できることだ。その他の写真イベントの多くはコンベンションセンター裏の宜野湾トロピカルビーチに設置されたビーチステージで行われ、今年は8日間で20以上のイベントが開催される。連日のビーチステージのトップバッターを飾るのは“オープニングエイサー”。沖縄県各地のエイサー団体が日替わりで沖縄の歌と踊りを披露する。毎年恒例のよしもと芸人たちによるお笑いイベントの人気は高く、映画祭初日は人気バラエティ番組『ピカルの定理』でお馴染みの白鳥美麗とピカルメンバーが歌と踊りでビーチステージを盛り上げた。音楽イベントに力を入れているのも同映画祭の特徴のひとつ。29日には歌ウマ芸人たちが自慢の歌でバトルをくり広げた『LIVE DAM presents 歌ウマ選手権』が、30日には長寿音楽番組『Hey! Hey! Hey!』が初登場し、豪華キャストを迎えライブ収録が行われる。ほか、同映画祭初のオールナイトイベント『YOSHIMOTO presents Laugh&Peace Music Night』(30日)、沖縄にゆかりのあるアーティストにたちによる恒例の音楽フェス『KYORAKU PRESENTS Laugh&Peace ミュージックフェス』(31日)も注目だ。フェスには夏川りみ、かりゆし58、NMB48、あやまんJAPANなどが参加する。また、今年はビーチステージでのお笑いや音楽イベントに加え、ファッションイベントが初コラボ。開催2日目には『沖縄ちゅらイイ!GIRLS UP STAGE』が午後のビーチステージを華やかに彩り、土屋アンナ、森泉、小森純など人気モデル&タレントが2012年春夏のファッションをまといステージを歩き、集まった約1万人の観客を湧かせた。このイベントは、吉本興業創業100周年の新プロジェクトのひとつである“SUPER GIRLS FESTA”のお披露目的イベントでもあり、4月15日(日)には台北市でファッションフェスタが開催される。メイン会場で上映される“Laugh&Peace”をコンセプトにした102本の映画と、リゾート感あふれるビーチステージでのお笑い・音楽・ガールズイベント。映画と3つのコンテンツの融合は、他の映画祭と一線を画する沖縄国際映画祭の見どころだ。第4回沖縄国際映画祭3月31日(土)まで開催取材・文・写真:新谷里映
2012年03月30日開催中の第4回沖縄国際映画祭の特別上映作品/パノラマスクリーニング部門で、『グラッフリーター刀牙』がひと足早く上映され、藤原健一監督、津田寛治、須藤凌汰、北原里英(AKB48)、吉木りさ、田村裕(麒麟)、迫英雄が舞台あいさつに登壇した。その他の写真パノラマスクリーニングは、幅広いテーマの作品・新進気鋭の監督作品など、ジャンルにとらわれない映画を上映するプログラム。本作でメガホンをとった藤原監督は、数多くの映画の制作・助監督を経て、2004年少年犯罪をテーマにした衝撃作『イズ・エー[is A.]』で劇場公開作デビューを飾り、その後も『NIGHT★KING』(2008)、『ランディーズ』(2009)、『女囚701号 さそり外伝』(2011)などを手掛ける注目株。本作では、単行本の売上が累計5000万部を超える板垣恵介の人気コミック『グラップラー刃牙』を題材に、ヒューマンコメディ映画を誕生させた。「2年ほど前に映画化の話をもらったんですが、原作は読んだことがなくて。100巻ほどあるんですが、内容はかなりぶっとんでいるんです。これを単に実写するのではなく、この漫画を好きな家族の話にすることで、新しい映画になるんじゃないかと。人気漫画なので批判は覚悟のうえ。漫画に負けないほどぶっとんだ映画にしたかった」と、製作秘話を語った。主演の斉藤由貴が演じる熱狂的バキファンの母から、バキ風英才教育を受けて育った少年・刀牙が、商店街の人々と力を合わせて町を守るストーリーに、『イズ・エー…』で主演をつとめた津田は、本作の脚本を読んで「こういう手法で映画化するのはセンスがいい!」と驚き、交流を深めた藤原監督と再び仕事ができることに喜びを感じたとコメント。「7年前に一緒に仕事をしたときは、僕も藤原さんも父親になりたてで、この映画は刑事が復讐していくバイオレンスものだけれど、この機会に親子の絆を描いた映画を撮りましょう!と語り合って、絆の映画を作りました。今回もエンターテインメントではあるけれど、子を思う親の気持ちは変わらず息づいています」。また、こういう時代だからこそ映画人として「エンターテインメントをしっかりと届けていきたい」と真摯に想いを伝えた。『グラッフリーター刀牙』は7月14日(土)公開。第4回沖縄国際映画祭3月31日(土)まで開催
2012年03月28日アルプロンラボは、マイナースポーツの普及・振興を目的としたマイナースポーツ熱血応援サイト「MSJ(マイナースポーツジャパン)」を、新たに開設したと発表した。セパタクロー、カバディー、カポエイラ、ビーチサッカー、シャワークライミングなどなど、世の中には多くのいわゆるマイナースポーツと呼ばれる競技が存在する。一般の人にとっては名前も知らないようなものが大半だが、競技者にとってはメジャーかマイナーかは関係なく、ただ自分がとことん熱くなれる競技を追求したいという熱い思いを持って取り組んでいる。しかし、そのスポーツが普及して知名度が上がり、競技者が増えれば、より競技に取り組みやすくなるのも事実。同サイトは、熱い気持ちで競技に取り組む選手を応援をしたいという思いで開設された。サイトの利用はすべて無料。競技別の選手プロフィールの登録も無料となっており、競技に関する情報提供等も随時募集中。また掲載の無い競技で、取り上げてほしいという競技がある場合には、カテゴリーを追加することも可能とのことで、同社では気軽に情報を寄せてほしいと話す。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日3月24日(土)に開幕した第4回沖縄国際映画祭で、3月26日(月)、長編プログラム「Laugh」部門に出品される『ハイザイ~神様の言うとおり~』の舞台挨拶が行われ、ともさかりえ、落合トモキを始め、沖縄で活躍中の5人組ダンスボーカルユニット「Lucky Color’s」のAlISAとMIINA、笑い飯・西田幸治、さらに主題歌を務めたスネオヘアーに福永周平監督が登壇。ともさかさんとスネオヘアーさんが夫婦ならではの絶妙なやり取りを見せた。本作は、沖縄のユタ(霊能者)に間違われ暴力団員に連れ去られる女性、浮かれた観光客カップル、こっくりさんで余命宣言された女子高生が繰り広げる3つの物語を描いたオムニバス・コメディ。全編沖縄ロケによって撮影された。ともさかさんは沖縄での撮影が1週間という過酷なスケジュールで天候にも恵まれなかったことを明かし、「時間との戦いでした。落合さんと2人で密室での撮影が多かったので、どんどん追い込まれていく感じでした」とふり返る。一方、落合さんは「僕は日が昇っている間の撮影だったので、撮影後は夕方から飲んでいました」と沖縄ロケをすっかり満喫していた様子。「いまだからこそ話せる撮影秘話」という話題におよぶと、主題歌のイメージについて聞かれたスネオヘアーさんは「そんなにないんですよ」とつれない答え。すると、ともさかさんが「(司会者が)困ってるじゃん!」とすかさずツッコミを入れ、夫婦ならではのあうんの呼吸を見せた。さらに、ともさかさんは夫が手がけた主題歌を引き合いにし「最後の主題歌を耳にしたときに、不思議な爽快感が残る映画です」としっかり夫を立てつつ映画をアピール。最後まで見事な良妻ぶりを発揮していた。第4回沖縄国際映画祭は3月31日(土)まで沖縄コンベンションセンター/桜坂劇場にて開催。「シネマカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:第4回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2012年3月24日から31日まで開催
2012年03月27日第4回沖縄国際映画祭の目玉として、メイン会場・沖縄コンベンションセンター裏の宜野湾トロピカルビーチのビーチステージに、オープンエアスクリーン “Cine Screen 400(スイスのシネレント社製)”が登場した。24日に行われたオープニングセレモニーでその全貌が披露されたが、まず驚くべきはその大きさだ。幅 26.65m、高さ14.76m、最大8000人が鑑賞できる世界最大の移動式スクリーンの大きは圧巻。映画祭のためにスイスから陸路と空路を使って輸送され、約10日間かけてビーチエリアに設置された。その他の写真夕陽が沈み砂浜が闇に包まれる時刻になると、この巨大なオープンエアスクリーンで映画を観ることができる。上映作品は、往年の名作『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989)と『ショーシャンクの空に』(1994)、松本人志監督の『さや侍』(2011)、228人の一般の人々から寄せられた“あなたの人生のベストムービー”から選定した『ナビィの恋』(1999)、そして芸人たちが3.11後、笑いに何ができるのかを問いかけたドキュメンタリー『お笑い芸人と東日本大震災~よしもとあおぞら花月~』(2012)の5本(※すでに上映済みの作品もあり)。オープンエアスクリーンを映画祭に取り入れるきっかけとなったのは、映画祭の実行委員長であり、吉本興業株式会社代表取締役社長である大崎洋氏が、昨年の 7月に開催された第64回ロカルノ国際映画祭(スイス)を訪れた際に、『さや侍』が大広場ピアッツァ・グランデで上映されたことがきっかけ。沖縄のビーチリゾート地にも巨大スクリーン上映はきっと映えるはずだと、すぐに映画祭の企画に取り入れ、実現に至った。その着想どおり、白い砂浜の上、星の見える夜空の下という異国情緒あふれるロケーションのなかでの鑑賞は映画館では味わえない感動があり、沖縄国際映画祭の新たな魅力となった。来年もオープンエアスクリーン上映を予定している。27日は『ナビィの恋』、28日は『ショーシャンクの空に』が上映される。第4回沖縄国際映画祭3月31日(土)まで開催
2012年03月27日24日から始まった第4回沖縄国際映画祭で、長編プログラム・Peace部門『ハイザイ~神さまの言うとおり~』が上映され、落合モトキ、ともさかりえ、MIINA(ラッキーカラーズ)、ALISA(ラッキーカラーズ)、西田幸治(笑い飯)、スネオヘアー、福永周平監督が第2会場の桜坂劇場(那覇市)を訪れ、舞台挨拶を行った。その他の写真本作は、沖縄・北谷町美浜の人気スポットであるデポアイランドを舞台に、3つのストーリーが同時進行で進んでいくスタイリッシュ・コメディ。それぞれの登場人物がちょっとした事件に巻き込まれ、ある場所を通じてつながっていくドラマが描かれる。数多くのローカルCMを手掛けてきた福永監督は、東京のCMプランナーの泉尾昌宏監督(兼脚本)と共同で監督をつとめ、東京と沖縄で、毎日スカイプで打ち合わせをしながら脚本を完成させた。最終稿が出来上がったのは撮影の前日で、今月の頭まで撮影を行っていた。主演・落合の演じる原沢に間違えられて拉致されるヒロイン・深谷を演じたともさかは、「ほんの1か月前まで撮影をしていたので、こんなに短期間で出来上がるなんて、びっくりです(笑)。沖縄を舞台にしているけれど沖縄らしさのない、不思議な温度感のある作品。それをぜひ映画館で観て確かめてほしい」と、驚きと共に魅力を語った。また、ともさかとスネオヘアーは昨日、夫婦そろってレッドカーペットを歩き注目を浴びた。スネオヘアーは、組会長役で出演しているほか音楽も担当している。タイトルに付けられた“ハイザイ”の意味について福永監督は、「ハイザイは漢字で“配剤”。薬を調合するときに使う言葉なんですが、世の中は偶然ではなく必然に作られている。ものごとはなるようになっているという意味もありますし、沖縄の映画なので“ハイサイ(こんにちはの意味)”にもかけています。コメディでちょっと変な内容でもあるので(笑)、廃棄材料の“廃材”という意味を加えてもアリなんじゃないかなと(笑)」と秘話を明かし、「映画を観たら1人20人に宣伝してほしい」とPRした。第4回沖縄国際映画祭3月31日(土)まで開催取材・文・写真:新谷里映
2012年03月26日今年で第4回を迎える沖縄国際映画祭が24日に宜野湾市沖縄コンベンションセンターで開幕した。同日の夕刻には、映画祭の目玉のひとつである約300メートルにおよぶレッドカーペットを、『ワーキング・ホリデー』のAKIRA、『営業100万回』のジャルジャルの福徳秀介と後藤淳平など、346名のゲストが約3時間かけて歩き、映画祭を華やかに彩った。昨年の6月に結婚したともさかりえとスネオヘアーは『ハイザイ~神さまの言うとおり~』で共演、夫婦そろってレッドカーペットを歩いた。その他の写真また、オープニングセレモニーの会場となったビーチステージには、東アジア初の移動式のオープンエアスクリーン“Cine Screen 400”が登場。巨大スクリーンを前に、沖縄国際映画祭実行委員会・実行委員長である吉本興業株式会社代表取締役の大崎洋氏は、「昨年は震災直後で、多くの人たちの協力を得て映画祭を開催することができました。沖縄の力を本土に届けられたことは誇りです。第4回目となる今年は、日本の伝統文化と大衆芸能を、この沖縄から発信していきたい」と熱く意気込みを語った。メイン会場であるコンベンションセンターと桜坂劇場を中心に上映される映画は、15の国と地域から集められた102本に及ぶ。そのなかのメインプログラムである“長編プログラム”は、映画祭のテーマでもある“Laugh & Peace”をテーマにした「笑える、観終わった後に幸せな気分になれる」趣旨に沿った長編映画が上映され、Laugh部門13本、Peace部門13本のなかから、Laugh部門 海人賞(うみんちゅしょう)グランプリ、Peace部門グランプリ、審査員特別賞のゴールデンシーサー賞が1本ずつ選ばれる。そのほか、海外のコメディ映画や不朽の名作などを上映する“特別上映作品”、第3回からスタートした、地域ごとの生活伝承や物産・観光情報を映像の力で世界へ発信する“地域発信型プロジェクト”など、多彩なプログラムが揃う。第4回沖縄国際映画祭3月31日(土)まで開催取材・文・写真:新谷里映
2012年03月26日スポーツで汗を流すのは気持ちいいもの。しかし、ある程度スポーツをするのなら、カラダをサポートするために栄養面もきちんと考えなければいけません。「プロテイン(たんぱく質)」は、スポーツマンが補給すべき栄養素の代表格。今回はプロテインの選び方、おすすめの飲み方について、株式会社 明治でザバスブランドのマーケティングを担当する八木澤博正さんにお話を伺いしました!■プロテインはあくまで"栄養を補助する"ためのもの――プロテインって、飲むとムキムキになるイメージがあるのですが……「よく誤解されるのですが、プロテインを飲んだだけではそんな風にはなりません(笑)筋肉をつけるには、体への刺激、つまり運動が必須です。アスリートがプロテインを飲むのは、普通の人よりもたんぱく質が多く必要となるから。ムキムキになるためではなく、足りない栄養を補うものだと考えてください。たんぱく質の1日の必要量は、一般的には体重1kgあたり1g、体重60kgの人なら60gと言われているのですが、本格的なアスリートは、その倍は必要とされているんです」――そんなに必要量が違うんですか!?「激しい運動というのは筋肉をキズつけることですから、それを修復するための材料として、たくさんたんぱく質が必要になるんです。不足するとパフォーマンスも低下しますし、ケガの原因になることもあります。運動とともに適切な量のたんぱく質をキチンと摂ると、筋肉もつきやすくなります」――一般的な人だと体重60kgで60gということでしたが、それは食品だとどのくらいの量になるんでしょうか。「たんぱく質60gは、ステーキ約300gくらいですね。アスリートはその倍だから、かなりの量です。それだけのたんぱく質を食事でとるのは大変なことで、食事量を増やすと、カロリーや不必要な脂質も増えてしまいます。赤身のお肉、魚、大豆などで上手に摂取できればいいのですが、難しいケースが多いので、プロテインを補給するアスリートは多いです。趣味程度で運動する方も、ご自身の体重と運動強度を考えて、必要量のたんぱく質がきちんととれているか、一度チェックされると良いと思います。ただし、どんな栄養補助食品もそうですが、プロテインはあくまで"補助"。まずはバランスの良い食事で、きちんと栄養をとることを忘れないでください」■プロテインの上手な選び方、飲み方は?――たくさんの商品が出ていますが、どうやって選べばいいのでしょうか?「大きなポイントは3つ。1つめは、原材料です。今の主流は、ホエイプロテインという乳清が原料のもので、吸収がよく口当たりも良いので人気です。そのほか、カゼイン(乳たんぱく)、ソイプロテイン(大豆)を原料にしたものもあります。2つめのポイントは配合量、どれだけの量が必要かです。これは、運動強度に合わせて選んでください。最後は、補助成分です。例えばお子さん向けの商品なら、育ち盛りの年代に不足しがちなカルシウムと、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが入っていたりします。味の好みで選んでもいいですね。ひと昔前のプロテインは、パウダーを水や牛乳に溶かしてドロドロになったものを飲むイメージでしたが、最近はずいぶん飲みやすくなっています。ココア風味、バニラ風味などお好きな味を選んでもいいですし、ドリンクに混ぜても風味を損なわない、テイストフリーの商品もあります。一番のオススメ商品は弊社の『ザバス アクアホエイプロテイン100』のグレープフルーツ風味なのですが、これは見た目も透明でとても飲みやすく、スポーツドリンクのような感覚です」――う~ん、なんだかプロテインのイメージが変わりますね。では、飲み方は?「ベストタイミングは、運動した30分後くらいと言われています。寝る前もおすすめです。睡眠中に体が修復されるので、そのための材料を入れてあげるということです。ただ、薬ではないので、絶対こうしてくださいということはありません。朝食はパンとコーヒーだけ…というようなメニューではたんぱく質がとれませんから、そういう方は朝食時にとるのもいいでしょう」■たんぱく質は、体に必須の栄養素!――そのほか、何か注意点などはありますか?「やはり、適正な量をとるということです。何でもそうですが、度を過ぎてはいけません。プロテイン(たんぱく質)も、過剰に摂取すると余分なエネルギーが蓄積されて太ってしまう可能性もあります。逆に、ダイエットを気にする若い女性などは不足している人も多いようです。カロリーを削ろうと肉や魚を減らしてたんぱく質不足になると、髪や肌、つめがボロボロになりますから、気をつけてほしいですね。筋肉は日々生まれ変わっていますし、日常生活だけでもそれなりの運動量があるので、たんぱく質は本当に大事な栄養素なんです。ダイエッター向けのプロテインもありますから、上手に利用してください。繰り返しになりますが、激しい運動と組み合わせない限り、プロテインの摂取だけで筋肉がつきすぎることはありません」――ありがとうございました!株式会社明治菓子類、乳製品だけでなく、栄養補助食品やベビーフード、介護食など幅広い『食』の分野に貢献。「ザバス」ブランドでは、アスリートのボディメイク、コンディショニング、エネルギー補給を効率よく行うことを目的とした豊富な商品が揃う。サッカー、野球、陸上など日本を代表するアスリートへの栄養アドバイスも行っている。文/島田彩子)【ノベルゲーム】異性への不安を解消する、心理攻略ゲーム~女心編
2012年03月12日