LIMIAのフォト投稿機能から、編集部がみなさんのすてきなフォトをピックアップして毎週土曜日にお届けする「今週のフォト」コーナー。今回のテーマは「沼サン」!一風変わった名前ですが、今SNSで話題継続中のサンドイッチのことなんです。さっそくみなさんの作ったおいしそうな沼サンドたちをのぞいてみましょう♪「沼サン」が大人気!みなさんは「沼サン」を知っていますか?「沼サンド」「沼さんサンド」などとも呼ばれていますが、その正体はキャベツたっぷりのボリューミーなサンドイッチ!こぼれ落ちてしまいそうなくらいたっぷりと千切りキャベツが挟まれているのが特徴です。気になる名前の由来は、このサンドイッチをいつも食べているという陶芸家・大沼道行さんの愛称「沼夫」。妻の由樹さんが「沼夫サンド」と命名してSNSに投稿したところ、たちまち大人気に!今では「沼サン」と略され、たくさんの方々に愛されているんです♪キャベツぎっしり、ボリューム満点!王道の「沼サン」最初にご紹介するのは、あんこさんの沼サンフォト。あふれんばかりのキャベツにチーズとベーコン、薄く塗った粒マスタード……まさに王道を行く沼サンです!少し薄めの8枚切り食パンで作ったそうですが、そのぶん具材のたっぷり感が際立っておいしそう♡オープンサンドで手軽に「沼サン」!ぽんぽこさんは4枚切りの厚めな食パンで、オープン沼サンを作ったそう!これなら普通のサンドイッチより手軽に作れそうですね。ちなみにあまりの厚さで少々食べるのに苦戦されたようですが(笑)、大口を開けてかぶりつくのもまた沼サンの醍醐味です♪ちょっとの工夫でさらに豪華&ボリューミーに♡続いての光さんの沼サンは、なんと玉子入り!もともとボリューム満点な沼サンがさらにボリューミーに、見た目&味も豪華になりました♡さらに沼サンと同じくらいたっぷりとクリームの挟まったフルーツサンドもセットで、満腹になれること間違いなしです。自分好みのアレンジで、「沼サン」をもっと楽しむ♪こちらはクミさん作の沼サン。ベーコンをハムに、キャベツをキュウリに変え、さらに玉子焼きをプラスして作ったそうです。なんと大きなキュウリがまるまる一本入っているのだとか!アレンジ自在で野菜たっぷりなサンドイッチを作れるのも、沼サンのうれしいポイントです♪ちょっぴり食べたいときにも!「そんなにボリューミーじゃなくてもいいけど、沼サンが食べたい!」そんなときはhappy.eveさんのフォトを参考に、ロールパンで作ってみてはいかがでしょうか?ベーコンをハムに変えれば、よりあっさりした味わいに。ちょっとした小腹満たしやおやつにもちょうど良さそう♫まとめ今週は、話題の「沼サン」フォトをピックアップしてご紹介しました♪どれもとってもおいしそうで、見ているだけでお腹が空いてきちゃいますね!(笑)ボリューム満点でおいしいのに短時間で簡単に作れるので、ぜひみなさんも試してみてはいかが?フォトコンテストも開催中!現在LIMIAでは、【我が家のどんぶりレシピ】【すのこDIY】フォトコンテストを開催中!おうちで定番のどんぶりメニューや、自慢のすのこDIYを写した1枚をぜひ投稿してみませんか?みなさんのすてきなお写真をお待ちしております♪【我が家のどんぶりレシピ】フォトコンテストは、2018年7月16日(月)23時59分まで、【すのこDIY】フォトコンテストは2018年7月29日(日)23時59分まで投稿受付中!▽詳しくはこちらから▽【我が家のどんぶりレシピ】フォトコンテスト【すのこDIY】フォトコンテスト
2018年07月07日5月19日(土)放送のNHK総合「SONGS」は「SONGS×大泉洋スペシャル」と題してお届け。この4月で12年目を迎えた本番組が初となる“番組の顔”として大泉さんを起用。番組の“責任者”としてアーティストの素顔や想いを伝えていくことになる。大泉さんは北海道学園大学演劇研究会から生まれた演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーとして1996年の「LETTER~変わり続けるベクトルの障壁」から公演を重ね続け、大泉さんが作・演出を手がけた「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」が全国6都市64ステージで53,000人を動員するなど同ユニットを人気劇団へと成長させた。また北海道テレビの深夜番組「水曜どうでしょう」にも出演、地方局の深夜番組ながらその面白さが評判を呼び番組は大きな人気を博するようになったほか、「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」や「ハケンの品格」NHK大河ドラマ「龍馬伝」などのドラマで全国区の注目を浴びるようになった。また2011年公開の『探偵はBARにいる』では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。その後同作は人気シリーズとなりこれまでに3作が製作されたほか、『清須会議』『駆込み女と駆出し男』『アイアムアヒーロー』など主演作も次々と公開され、いまや日本を代表する個性派俳優の1人として知られている。そんな大泉さんが「SONGS」の“顔”となることが決定。今後は番組に毎回登場し、上質な音楽や映像をたっぷりと届けながらそのトーク力で楽しく、柔らかい番組にしていくという。ただ大泉さんは「司会」や「ナビゲーター」ではなく番組の「責任者」ということで、具体的にどんな立場で番組と関わっていくかについては先週の放送と本日の放送で明かされるとのこと。今夜の「SONGS×大泉洋スペシャル」では今後の放送ラインナップを映像で確認、責任者として果たすべき“お題”が次々と振られるなかで大泉さんが「こんなことまで責任者の責任なの!?」とボヤく場面も。新たに生まれ変わる「SONGS」に注目だ。「SONGS」は5月19日(土)23時~NHK総合で放送。(笠緒)
2018年05月19日「東方神起」ユンホとチャンミンが登場する番組「東方神起の72時間」が、5月26日(土)より韓国エンターテインメント総合チャンネル「KNTV」にて日本初放送決定!内容が明らかになった。昨年、ユンホとチャンミンが母国での兵役期間を終え、「東方神起 ASIA PRESS TOUR」で活動再開を発表。その後、日本では「ミュージックステーション」出演や全国5大ドームツアーなどを行った「東方神起」。また6月には、3度目の全国5大ドームツアーのファイナルとして「東方神起 LIVE TOUR ~Begin Again~ Special Edition in NISSAN STADIUM」が開催される予定だ。■「東方神起」初のレギュラーバラエティ番組「東方神起の72時間」そんな「東方神起」のユンホ&チャンミン自身初となるレギュラーバラエティ番組「東方神起の72時間」は、“全く違う人生を72時間生きられるとしたら?”をテーマに、ユンホが「幼稚園の先生」、チャンミンが「シェフ」としてお仕事体験する模様を放送。子ども好きなユンホは、やんちゃな幼稚園児相手に72時間無事に先生をやり遂げることができるのか?一方、料理好きなチャンミンはシェフとしてレストランで働くことに。韓国でもまだ詳細が明かされていない超最新作。果たして、彼らがどんな素顔を見せてくれるのだろうか?■「シングル男のハッピーライフ」にも登場!さらに、“シングル芸能人の日常”に密着するバラエティ番組「シングル男のハッピーライフ」の5周年特集として、ユンホとチャンミンが登場する回も放送。2人の自宅も初公開!自宅でも情熱が止まらないユンホは、リビングでMVを流しながら踊り狂ったり、友だちと食事をしたり、ボーリングを楽しんだりと等身大の姿がたっぷり。親友のソン・ホジュンも登場し、ハイテンションなユンホの日常を覗くことができる。一方、チャンミンは上半身裸で自室でリラックスするセクシーな姿を公開。お酒好きなチャンミンが一人で家飲みを楽しむシックな姿も。お茶目なユンホとセクシーなチャンミン。2人の日常と素顔に迫る!「東方神起の72時間」は5月26日(土)より毎週土曜日17時30分~KNTVにて放送。「シングル男のハッピーライフ」は毎週日曜日深夜0時45分~KNTVにて放送。※東方神起出演回は5月27日(日)から(cinemacafe.net)
2018年03月23日浦和の中心街、埼玉県庁の少し先の閑静な住宅地の一角に「別所沼公園」があります。静かな木立に囲まれた美しい沼は、癒しの場所として有名です。そんな別所沼公園には意外にも、一歩中に入ると、親子でわくわくできるような遊び場や冒険の場がたくさんあることをご存知でしょうか。子どもには冒険を、大人には癒しを与えてくれるさいたま市街のオアシス、別所沼公園をご紹介します。遊具もトイレも充実!別所沼公園奥にある大きな児童広場噴水がある沼沿いを散歩して公園の一番奥に進むと、かなり大きな児童広場が……。ブランコやジャングルジムといったものから、チューブ滑り台やターザンロープ、かなり大きめな砂場まであり、あちらこちらの遊具の間を、子どもたちが楽しそうに駆け回っています。また、トイレがきれいでしっかりしているので、小さなお子さん連れには助かります。この写真の奥に見える、自販機横のちょっとおしゃれなレンガ造りの建物が児童広場のトイレ。ほかにも、公園の主要なところには大きめのトイレが設置されています。沼沿いの中ほどには、「南側広場」「北側広場」というかなり大きな芝生広場があります。天気の良い休日には、サッカーや追いかけっこをする子どもたちのにぎやかな声であふれます(※こちらにも、鉄棒などの遊具がいくつかあり)。親子連れでキャッチボールやバトミントンをしたり、水辺で網を持って探索したりと、思い思いの過ごし方で楽しむことができます(※沼で釣りをしている人も多い)。ベビーカーにもやさしい、市民ランナーの聖地になっているランニングコース沼を1周する、メタセコイアの林を抜けるすがすがしいランニングコースは、市民ランナーの聖地です。平らに整備された道は、赤ちゃん連れのベビーカーにもやさしく、とても移動しやすくなっています。ちなみに、園内は自転車やバイクが禁止なので、よちよち歩きの子どもも安心して歩くことができます。木のブランコや巨大ハンモック……。子どもたちの冒険島別所沼公園には、「芝山」と呼ばれるエリアがあります。普段は小川が流れるだけの静かなところなのですが、毎週木曜と第2、第4土曜日には「子どもたちの冒険島」に変身します。「遊びの森(別所沼プレイパーク)」は、子どもたちが自由に好きなこと、したいことを自分で見つけて、遊びを生み出す場。泥んこ遊びや木登り、工作や料理、虫取りなど、何でもできて、ちょっとシャイなうちの子も目を輝かせて伸び伸びと遊んでいました。びっくりするほど高い木からぶらさがったロープでブランコをしたり、木の間につるした巨大ハンモックに乗ってみんなでさわいだり。お父さんやお母さんも、まるでトムソーヤの世界に迷い込んだような気持ちになるはず。事前に予約する必要はなく、通りがかりにそのまま飛び入り参加してもよいそうです。別所沼公園の知る人ぞ知る名物に、ぜひお子さんといっしょに参加してみてはいかがでしょうか?園内は、泥んこ遊びをした後や急な雨でも安心泥んこ遊びといっても「その泥だらけの手と足をどうするの!?」と思われた皆さん、ご安心を……。芝山には小川が流れ、かなり立派な水場やトイレが併設されています。また、その横には大きなドーム型の屋根があり、急な雨にも対応できる嬉しいつくりになっています。別所沼公園内には、さいたま市のパワースポット「弁天島」も別所沼の中ほどには、「弁天島」という島があります。橋を渡ると、弁財天様を祀る(まつる)お社(やしろ)に出会えます。天高く直立する木々に囲まれ、そこだけ空気の違う、ちょっとしたパワースポットです。ちなみに、橋の入口にはアンパンマンの故やなせたかし先生が作られたご当地キャラの像が……。ぜひ、探してみてください。さいたま市トリビア!別所沼公園は「風の公園」?別所沼公園には、風にまつわる「隠れスポット」があります。ひとつは、湖のほとりに建つ、小さなログハウス風のかわいい建物の「ヒアシンスハウス」です。詩人、立原道造さんの夢を後世の人々が形にしたものだそうで、漢字で書くと「風信子荘」。土日・祝日は15時までなら見学ができるので、立ち寄ってみましょう。そしてもうひとつは、なぜかメキシコの遺跡で発掘された「風の神様の像」です。河童に似ているので、日本人が見ると水の神様っぽいのですが……。神様は目立たぬところに「ひっそり」といらっしゃるので、探してみても楽しいかもしれません。芝生でお弁当を食べても、レストランで食事をしてもOK!公園内には飲料やアイスの自販機はあるものの、それ以外の売店などはないので、1日遊ぶなら、お弁当を持っていくことをおすすめします。テーブルやベンチもあるし、芝生にレジャーシートを敷けば、気持ちがよくお弁当を食べることができます。もしお弁当の用意ができなくても、中浦和駅近くに行けばコンビニなどがあるのでご安心を。また、児童広場の横にある「別所沼会館」にはレストランがあります。ホテルの1Fにあたる少ししゃれた場所でも、お値段は良心的なので、ママ友とランチ会などもできそうですね。別所沼公園の駐車場は狭いので、自転車か中浦和駅から徒歩がおすすめこれだけ人気のある公園のわりには、駐車場が狭くて込み合うのでご注意ください(※駐車場の入口は、大通りの歩道橋のたもと)。近くに住んでいる人なら、自転車で行くほうがよいかもしれません。ちなみに、私は中浦和駅から歩いてみました。ベビーカーを押しながらでも、6~7分で公園の入り口まで着くことができました。のどかな雰囲気の沼がある別所沼公園は、さいたま市街のオアシス別所沼公園は静かな木立に囲まれた、のどかな雰囲気の沼がある癒しの場所です。一歩中に入ると、児童公園や芝生、あそびの森(別所沼プレイパーク)など、親子でわくわくできるような場所や仕掛けがたくさんあります。子どもには冒険を、大人には癒しを与えてくれる市街のオアシス、別所沼公園にぜひ親子で訪れてみてはいかがでしょうか。<さいたま市営別所沼公園>埼玉県さいたま市南区別所4丁目12−10
2018年03月16日『探偵はBARにいる3』が公開中だからというわけではないが、大泉洋は、ミステリアスだ。え? と思った人もいると思うが、まあ、話を聞いてほしい。大泉洋は、たしかに、一見、わかりやすいアイコンである。故郷の北海道をこよなく愛しながら、芝居やバラエティーをやっている、気取らず親しみやすい、ユーモアにあふれたおしゃべり上手な好人物という印象を彼に対してもっている人が多いと思う。それを、いやいや違うと覆すつもりはない。改めてプロフィールをおさらいすると、大泉洋は、北海道で劇団TEAM NACS活動と平行しながら出演していた北海道ローカルのバラエティー番組『水曜どうでしょう』から火がついて、みるみるうちに全国区の人気を獲得。テレビドラマ、映画、舞台と大活躍している。前述の魅力につけ加え、バラエティー番組では何かと弄られ、そのつどボヤくのも特徴で、困り顔が似合う俳優という印象もある。そこが愛らしい。と同時に、気になるのは、そこなのだ。ほんとうに、この人は弄られボヤくキャラなのだろうか。○ハードな事件に巻き込まれる探偵大泉洋が主演の『探偵はBARにいる3』の“探偵”(なぜか名前がなく“探偵”のみ)は、ススキノのプライベートアイとして、街を知り尽くし、困った人を助けるお仕事をしていて、しょっちゅう命の危機にさらされている。映画の1でも2でも3でも、なかなかハードな事件に巻き込まれているのだが、常に飄々としていて、どんなに酷い目にあっても、笑いにしてしまう。それは、脚本家の古沢良太の持ち味でもあるのだろうけれど、大泉洋と相乗効果を成して、よりいっそう楽しい。真冬の北海道の海の上、ハダカで小舟に磔にされる場面なんて、実際、その場にいたら笑えない寒さだと思うが、大泉洋はみごとなまでに笑いの場面以外の何ものでもなくしてしまう。3では、1と2にあった、ザッツ昭和のハードボイルド探偵もののイメージーー血がほとばしる暴力シーンやオネエチャンのハダカもいっぱいみたいな部分がずいぶんとソフトになり(これは、吉田照幸監督の個性か、テレビで放送するときのBPO対策か不明)、大泉洋はますます軽やかになった。だが、話は重い。探偵の相棒・高田(松田龍平)の知り合いに依頼された、女子大生(前田敦子)行方不明事件を追っているうちに、裏に危険な組織があることがわかる。そして、その組織に関わっている女性・マリ(北川景子)は、かつて彼女が行き倒れていたときに探偵が助けた人物だった。とても重たい秘密をもった彼女を、探偵は救おうと奔走する。そのクライマックスには誰もが驚かされるだろう。探偵が、マドンナ的役割のゲスト女優といい感じになるのはシリーズのお決まりで、とりわけ今回の探偵とマリはかなりいい感じになる。でも、そのいい感じになり方も、恋愛映画の金字塔『恋人たちの予感』にオマージュを捧げた微笑ましいものになっている。ススキノのプライベートアイとして、あらゆる意味で百戦錬磨であるはずの探偵なのに、この可愛さは何? という、いわゆるギャップ萌えを狙っただけにとどまらず、おそらく、そんなにあらゆる面で強くなんかなれない男性観客にも親近感を呼ぶこと請け合いだ。こんなふうに男からも女からも共感の眼差しを一身に受ける探偵。その一見、そんなに強そうに見えない彼が、一度やると決めたことには、危険を承知でぶつかっていく姿に胸を熱くしながら、でも、きっと、探偵はすごく強いのだと、私は勝手に思う。本当は、寒さも熱さも痛みもへっちゃらの不死身の男で、でも、ちょっと弱そうに見せているエンターテイナーなのだと。○大泉洋の魅力とはその疑惑の真偽に関してはどうでもよくて、こう見えて実は……というミステリアスな部分をちらつかせているところが探偵の魅力であり、そっくりそのまま、大泉洋の魅力ではないかと思う。古沢良太は、大泉は「どんなことを書いてもどうにかしてくれるだろうと信頼しています」とテレビブロス12月2日号で語っていた。それはつまり、大泉洋はなんでもウェルカムな最強の俳優であるということだ。だって、ふつう、ハダカで冬の海に出ないですよ。よっぽど強靭ですよ。それをやっておきながら、ボヤく。困り顔する。ほんとうに、強くて、できる男は、それを見せないということを、大泉洋は体現している。つまり、彼の人生最大の演技は、彼が本当はいじられキャラでもボヤきキャラでも困り顔キャラでもないってことなんではないか。大泉洋に何度か取材をしたことがあるが、常に話が面白くなるように気にかけてくれていることもひしひしと感じる。すべてを笑いに変えられることは、ほんとうの強さだ。大泉洋の脳みそや身体の中で、いったいどんなふうにして、すべてをエンターテインメント化しているのか、その工程こそが、最大のミステリーである。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年12月08日俳優の大泉洋が11月22日(水)、丸の内TOEIにて開催された「大泉洋映画祭」の初日に、女優の前田敦子と共に登壇。最初の挨拶で「栄えある第1回大泉洋国際映画祭にご来場いただき…」と自ら“第1回”と“国際”をつけ足して映画祭の壮大さをアピールしていたが、主催の東映の関係者が、大泉さんが聞こえるところで前田さんとイベント進行の打ち合わせをしたり、大泉さんをかたどったトロフィーを受賞の前に大泉さんに見せるなど、“やや軽い”対応に「茶番感がひどいというか、もうちょっと重々しくやってほしかったな」とお得意のぼやき節も披露していた。■俳優界で自分の映画祭をやるなんて僕しかいない!「大泉洋映画祭」は、自身が主演を務める映画『探偵はBARにいる3』の公開を記念して、俳優の大泉洋をより楽しんでもらうために、11月22日より、厳選された主演映画7作品を集めて上映するというもの。期間中に『探偵はBARにいる』、『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』、『しあわせのパン』、『グッモーエビアン!』、『青天の霹靂』、『駈込み女と駆出し男』、『アイアムアヒーロー』が日替わりで上映される。大泉さんは、「おそらく日本の俳優界でこんなイベントをやるのは僕だけかなと。まあ真似する俳優さんはいないでしょうね」と自嘲気味に語っていたが「すでに公開が終わった自分の作品が、また映画館で上映されるというのは嬉しいことです。自分もまた大きなスクリーンで観たい」と笑顔をみせる。この日は、上映7作品の中から、最優秀主演男優賞が発表されることに。プレゼンターを務めた前田さんが、渡された封筒をから受賞者が書かれた紙を出す姿を、舞台中央で祈りを込めながら見つめていた大泉さんは、自身の名前がコールされると感極まった表情を浮かべる。「まさか取れると思っていなかったので正直驚いています」と大泉さんは感情を込めて語ると、いつもの大泉ワールドに場内は大爆笑に包まれた。■大泉洋&前田敦子が互いに俳優としての魅力を語る!大泉さんの大ファンだと公言している前田さんは「“みんなの友達、大泉さん”みたいな感じで、誰にでも明るく楽しく接してくれる人柄も素敵です」と大泉愛を爆発させると「いろいろな役柄を演じていて、普通にファンです。現場でも格好いいですし、演技についてちゃんと相談にも乗ってくれて、自身の悩みとかも隠さず見せてくれるので、とても救われます」と俳優の先輩として、尊敬する存在であることを明かしていた。そんな前田さんに「忙しいなか、遅い時間に(『探偵はBARにいる3』のロケ地である)北海道に来てフラフラになりながら撮影しているのが印象に残っています。お芝居が好きで、本作でも馬鹿っぽいけどずるがしこい役をうまく演じていていました。あっちゃんが出演してくれたおかげで作品に厚みがでました」と大泉さんも絶賛していた。■大泉洋が語る映画とテレビドラマの違いさらに大泉さんは「映画もテレビも映像であることは変わらないのですが、映画は時間の掛け方が違う。とことんこだわることにより、絵に奥行きや広がりがあると思うんです」と映画とテレビドラマの違いを語ると、「『探偵はBARにいる3』もみんなで一生懸命作った映画です。この映画祭でパート1と2が観られるので、続けて観ていただいてもいいですし、パート3だけ観ても十分楽しめる作品になっています」と映画をアピールしていた。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月22日世界トップレベルのスピードを誇るサーブを武器に大活躍中のバレーボール・柳田将洋選手にお話を伺いました!新天地でも体幹を鍛え、より精度を増したい。世界を切り裂くビッグサーブと称される、柳田将洋選手の高速ジャンプサーブ。平均時速120kmと、世界でもトップレベルのスピードがある。この秋に約2年在籍したサントリーサンバーズから、ドイツ・ブンデスリーガ1部のTVインガーソル・ビュールとプロ契約し、移籍。新天地での選手生活が始まった。「9月のグラチャンバレーが5敗に終わったのは、海外のチームに対し、高さとパワー、それ以外にも劣っている部分があっての結果だと思っています。次のステージではそれをしっかり踏まえ、個々の力を上げ、僕自身はまた代表に戻ってきたいと思っています」本人は新天地に向かう気負いを微塵も見せず、淡々と冷静に話す。「最初は言葉で苦労しそうですね。生活ではドイツ語、チームでは英語が必要だと思うので、できるだけ話せるようになりたいです。プレー自体は言葉がなくともやれる部分はありますが、話せないとプレー以外の場で伝えられないので、最初はそこが課題です。人見知りなんで積極的にコミュニケーションをとるのは苦手ですが(笑)、バレーボールを通じてチームメイトともうまく交流していければと思います」そしてファンが気になるのは、3年後に迫ってきた2020年東京オリンピックに向けての動向。「高さ以外はすべて課題。精度であったり、体の機敏さもまだまだ。ドイツでも新しいチームのトレーナーと相談しつつ、自分がやってきたトレーニング法とすり合わせて、高いところを目指せたらと」実際、柳田選手は体幹トレーニングを強化した結果、ジャンプサーブの精度が格段に上がるという実績を積んできた。「体幹は器具がなくても、自重をコントロールして鍛えられる。全日本のメンバーの中で僕はまだまだ体幹が弱いと思うので、体づくりをしっかりしてステップアップしたいですね」最後にバレーボールの試合に女性をガイドするなら、どんなふうに観戦を?と聞いたところ、「いやぁ、むずかしいですね(しばし頭を抱えつつ)。男子バレーは、実際に観るとスピードがすごく速いんです。サイドから両チームを観るのもおもしろいけど、実は選手の後方となるエンドからがお勧め。サーブが自分に向かってくるから迫力があるし、奥のチームが見えず、手前のチームに集中でき、どのぐらいの高さから打ってくるのか、ブロックやレシーブの様子もしっり楽しめます。だからエンドに案内しましょう!」プライベートも気になります!・オフの日の楽しみは?「楽しくお酒が飲みたい。これからは、ドイツビールが楽しみです。お酒を飲んでリラックスすると、異国の地でも日常に戻れる。日本でも買い物は気分転換になったので、ショッピングもしたいです」・応援の声、伝わってますか?「コートで応援の声はよく聞こえます。個人的にはみんなが揃うかけ声より、一本決まったあと、個々があげた声で会場がうわっと盛り上がる瞬間にモチベーションが、がーっと一気にあがります」※写真はサントリーサンバーズ在籍時やなぎだ・まさひろ1992年7月6日生まれ。東京都出身。2013年全日本メンバー入り。今秋ドイツ・TVインガーソル・ビュールとプロ契約。インナー¥9,000シャツ¥23,000パンツ¥26,000(以上ジュンハシモト 表参道ヒルズ店TEL:03・5414・1400)※『anan』2017年11月1日号より。写真・酒井貴生(aosora)インタビュー、文・今井 恵(by anan編集部)
2017年10月25日茨城県・常陸国出雲大社のギャラリー桜林では、2017年10月15日(日)から2018年1月28日(日)まで「―アジアの神々― 金子富之展」を開催する。本展は、昨年国立新美術館で開催された「DOMANI・明日展」にて《レッドバナスパティラージャ》(2012年)がメインビジュアルに選ばれ、強烈なインパクトを与えた話題のアート作家・金子富之の個展。幼少より土俗的な精神世界へ興味があった金子富之は、アジアで信仰されている神々や精霊、妖怪など目に見えない精神的な存在を描き、絵画を通して実体化に挑戦している。本展では、インドのヒンドゥー教における三大神であり、破壊、再生、生殖を司る神シヴァを源流とし、その後、仏教に取り入れられ日本に伝わったとされる「摩醯首羅王(まけいしゅらおう)」やインドネシアの虎神「バロン・マチャン」、そして日本神話では常陸国出雲大社のご祭神である大国主神の先祖とされている水を司る龍神「闇罔象神(くらみつは)」、「高龗(たかおかみ)」を展示。アジア各地で生まれ、言い伝えられてきた神々や精霊、妖怪は、精神風土により様々な姿にカタチを変え、また融合し、畏敬の対象として人々に崇められてきた。本展では、風土に根付いた信仰対象を絵画によって実体化してきた金子が、作品を構築する上で生まれたドローイングやスケッチノートも展示される。常陸国出雲大社の地で大国主神と縁のある神々の展示、という側面からも大変意味深く、年末から新年を迎えるに相応しい企画展となっている。【詳細】「―アジアの神々― 金子富之展」会期:2017年10月15日(日)~2018年1月28日(日)休廊日:水曜日、2017年12月25日(月)~2018年1月6日(土)入場料:無料会場:ギャラリー桜林住所:茨城県笠間市福原2081常陸国出雲大社境内 桜林館1F【問い合わせ先】ギャラリー桜林TEL:0296-71-6700 (社務所)
2017年10月13日10月1日(日)に2017/18シーズンの初日を迎える新国立劇場。記念すべき開場20年目のシーズンだ。その幕開けを飾るのはワーグナーの《神々の黄昏》。3年がかりで制作してきた新国立劇場の新しい『ニーベルングの指環』が、いよいよ完結する。【チケット情報はこちら】《神々の黄昏》は4部作中最長の6時間におよぶ超大作。ハーゲンの策略にはまってジークフリートは死に、彼のあとを追った妻ブリュンヒルデが、世界を支配する指環とともに炎に身を投じると、神々の世界は崩落し、すべては無に戻る。「ジークフリートの葬送行進曲」「ブリュンヒルデの自己犠牲」など、単独でも演奏される聴きどころが多数ある、『指環』全作のクライマックスだ。英雄ジークフリートを歌うのはステファン・グールド。今回の「新国リング」で、ローゲ(ラインの黄金)、ジークムント(ワルキューレ)、ジークフリートと演じてきた世界的なヘルデン(英雄)テノールが、4部作を連続制覇することになる、いわばグランドスラム。ブリュンヒルデ役には現在最も注目されるワーグナー歌手であるペトラ・ラング。新国立劇場には昨年の《ローエングリン》に続いての登場。ジークフリートの裏切りに復讐の鬼と化し、最後は神々しい自己犠牲で、悪意に満ちた『指環』の壮大な物語に終止符を打つドラマティックなヒロインを、世界最高水準で聴かせてくれる。オペラ史上屈指の悪役バス、ハーゲンには、昨年の《ワルキューレ》でフンディングを歌ったアルベルト・ペーゼンドルファーが再登場。ブリュンヒルデの異母姉妹のヴァルトラウテにも大物が起用される。現代を代表するメゾ・ソプラノ、ヴァルトラウト・マイヤー。38年間歌い続けているという同役は、彼女の輝かしいキャリアのなかでも重要なレパートリーだ。舞台は故ゲッツ・フリードリヒが1996~99年にフィンランド国立歌劇場で演出したプロダクションで、これまでの3作でもそうだったように、ワーグナーのドラマと音楽を真正面から堪能させてくれる。指揮は新国立劇場芸術監督でワーグナー演奏の第一人者・飯守泰次郎。読売日本交響楽団が初めて新国立劇場のオーケストラ・ピットに入る。4部作中で唯一登場する合唱は、もちろん新国立劇場合唱団。指環を巡る争いの悲劇に幕を降ろし、「愛の救済の動機」が未来への希望を高らかに予感させるフィナーレに向かって、役者が揃った。公演は10月1日(日)4日(水)、7日(土)、11日(水)、14日(土)、17日(火)の全6回。最終日はチケットぴあが1階席前方の中央ブロックを確保。世界有数のワーグナー歌手たちの圧倒的な歌唱と荘厳な分厚いオーケストレーションを、間近で、全身に浴びるように体感するチャンスだ!取材・文:宮本明
2017年09月15日8月も後半になり、各地で夏まつりが催されていますね。実は「まつり」には、「祀り」と「祭り」の2種類あります。「祀り」は、神々に感謝の祈りを捧げ、舞や神楽などを催す儀式のこと。一方「祭り」は、御霊を鎮めるための、いわば慰霊の儀式なんです。みなさんは、昔から祀られてきた日本の神々が、実は結構、波乱に満ちた恋愛をしているってご存知でしょうか?今日は、あまり知られてない神々の恋愛秘話をご紹介しちゃいます!◆日本で最初に離婚した夫婦神日本で最初に離婚した夫婦は誰でしょう。それは、伊邪那岐命(いざなきのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)です。この2柱(神様は1柱、2柱と数えます)が最初の夫婦神だと思われがちですが、実はその前に4組カップルが生まれていて、伊邪那岐命と伊邪那美命は5組目です。ただ、夫婦の契りを交わして子どもを成したという意味で最初の夫婦神といえます。◎離婚の理由は…伊邪那美命は、火の神を生んだことで大火傷を負います。それが原因で、命を落としてしまうんですね。夫である伊邪那岐命は嘆き哀しんで、黄泉の国まで行き、愛しい妻を取り戻そうとします。2柱は黄泉の国で再会を果たしますが、伊邪那美命はたいそう恐ろしい姿に変わっていました。伊邪那岐命はびっくりして、逃げ出してしまいます。その姿を見た伊邪那美命は、「恥をかかされた!」と怒り、黄泉の軍勢を率いて追いかけるのです。やがて黄泉の国とこの世をつなぐ黄泉比良坂(よもつひらさか)にさしかかり、伊邪那岐命は大きな岩を立てて道をふさいでしまいます。そして岩を挟んだ状態で、伊邪那美命に離婚を言い渡すのです。◎いざなぎ、いざなみの神社といえばそんなふうに残念な結果に終わった2柱ですが、結婚生活を送る中で本当にたくさんの子どもを成しました。そもそもわたしたちが住む日本列島、そして各地で祀られている神々の多くが、この夫婦神の子どもです。伊邪那岐命と伊邪那美命を祀る神社といえば、埼玉県秩父市三峰にある三峯神社でしょう。子宝に恵まれた2柱のようになりたい方は、ぜひ参拝されてはいかがでしょうか。毎月1日限定で白い「氣守」が頒布されます。貴重なお守りをゲットできるので、ぜひチェックしてみてくださいね。◆妻を亡くした悲恋の神東京都文京区には妻恋神社が鎮座しています。御祭神は、倭建命(やまとたけるのみこと)とその后・弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)です。第12代景行天皇の皇子である倭建命は、父親に命じられて征討の旅に出ます。愛知県西部から神奈川県へと進んだところ、途中で地方の役人にだまし討ちに合って、火に囲まれる事態に陥りました。なんとか難を逃れて先に進み、東京湾に出たので船で海を渡ろうとします。しかし、今度は海の神様が邪魔をして、高い波のせいで海を渡ることができません。◎妻の犠牲で無事対岸へ困っていたら弟橘比売命が「あなたに代わって、私が海に入りましょう」と言って、さらに「さねさし相武(さがむ)の小野に燃ゆる火の火中に立ちて問ひし君はも」(相模の野原で燃える火の中に立ちながらも、私に呼びかけて案じてくださったあなた)と歌を詠みました。弟橘比売命の犠牲によって波は静まり、一行は無事対岸に着きます。そして7日後、波とともに弟橘比売命の櫛が打ち寄せられるのです…。◎今も続く夫婦の絆倭建命は旅を続けるものの、道中で三度ため息をつき、「吾妻はや(我が妻よ)」と亡き妻に呼びかけます。別れ別れになっても、2人の絆は強く結びついているんですね。そんな2柱にあやかりたい方は、ぜひ妻恋神社に訪れてみてください。◆まとめ日本の神々の恋愛秘話、どのように感じましたか?死別したパートナーとの再会を望むとか、二度と会えない寂しさにため息をつくなど、人間の恋心のようで共感しやすいですよね。最初にご紹介した三峰神社は、実は倭建命が創建したといわれています。山梨から群馬を経て、碓氷峠に向かう途中に三峰に立ち寄ったそうです。その清らかな美しさに心を動かされて社を建てたとのことですが、当時、彼の胸の内を占めていたのは弟橘比売命への想いだったのかもしれません。ライタープロフィール黒木蜜一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
2017年08月26日「V6」岡田准一が主演を務め、日本映画としては初めてとなる標高約5,200mでの撮影によって夢枕獏氏のベストセラー小説「神々の山嶺」を完全映画化した『エヴェレスト 神々の山嶺』が、3月27日(月)深夜、TBSでにて地上波初放送される。主人公は日本のエヴェレスト遠征チームに参加していたカメラマンの深町誠。滑落事故で仲間を失い登頂が中止となった彼は、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っている途中、骨董屋である古いカメラを発見する。それは1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロリーのカメラと思われるものだった。マロリーはエヴェレスト初登頂に成功したのか?という山岳史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い伝説のクライマー、羽生丈二に辿り着く。「天才クライマー」と呼ばれながらも孤高に生きてきた彼の過去を調べるうち、深町はその生き様にのみ込まれていき、羽生に人生を翻弄されながら彼を愛し続ける女性・涼子と出会う…。主人公の深町には『天地明察』『永遠の0』などで知られ、第38回日本アカデミー賞では『永遠の0』で最優秀主演男優賞を、『蜩ノ記』で最優秀助演男優賞をダブル受賞する快挙を成し遂げた「V6」岡田准一。伝説のクライマー・羽生には『テルマエ・ロマエ』シリーズや『チーム・バチスタの栄光』などの映画から「下町ロケット」などドラマまで幅広く活躍する阿部寛。その羽生を愛するゆえに人生を翻弄される涼子には『そして父になる』『ソロモンの偽証』「はじめまして、愛しています。」などで知られる尾野真千子。そのほか、深町の上司・宮川役にピエール瀧、羽生の山岳仲間・井上役に甲本雅裕、羽生を慕う山岳会の後輩で涼子の兄・岸文太郎役に風間俊介、羽生のライバルの天才クライマー・長谷渉役に佐々木蔵之介といったキャスト。監督には『愛を乞うひと』の平山秀幸。日本山岳協会会長であり「植村直己物語」のエヴェレスト撮影にも隊長として参加した八木原國明など現役登山家も全面的に撮影に協力、世界最高峰の山に魅せられた2人の男とその男たちを待つ1人の女性の姿を壮大なスケールで描く山岳ロマン大作に仕上がっている。『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月27日(月)深夜26時7分~TBSで放送。(笠緒)
2017年03月27日俳優の大泉洋、松田龍平、北川景子が1日、映画『探偵はBARにいる3』(2017年冬公開)の製作発表会見に登場した。同作はミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を実写化。2011年、2013年に映画化し、シリーズ第3弾となる。札幌・ススキノを舞台に、探偵・大泉と、その相棒・松田が様々な事件に関わっていく。今回のヒロインとして、北川が新たに加わることとなった。4年ぶりとなる新作に、松田が「大泉さんが忙しいから」と言い訳すると、大泉は「あなたこそ、連ドラ(TBS系ドラマ『カルテット』)やってるよね今?」と抗議。大泉は「なんで連ドラ受けるの!?決まってましたよねこっち」と責めたが、松田は「とにかくうれしいです。ありがとうございます」とかわしていた。2月中旬からの撮影に、大泉はなおも「本当に心配なのは松田くんのスケジュール」と不安げな様子に。「(『カルテット』が)『トリオ』っていうタイトルに変わるんじゃないか、なんとか残りの3人でやってもらうしかない」とドラマについて心配しながら、「アクションとかもあるので、『バイオリン弾いてんじゃねーよ』と私は思っちゃいますけど」と、訴えていた。大泉の心配に「大丈夫です」と主張していた松田だが、『3』の脚本の印象を聞かれると「ちょっとまだ読んでなくて……ドラマが忙しくて」と爆弾発言。大泉は「嘘でしょ!?」と驚愕し、「絶対言わないほうがいいよ! すごくないですか、この役者!!」と会場に訴えた。松田が「全体的になんとなく読んで。シンプルに面白さを凝縮した……」と言いつくろうと、大泉が「読んでないんでしょ!!読んでないのにやめてよ!!」と激しくつっこんだ。松田がさらに「『探偵』の面白さの原点回帰ですかね」と強引にまとめると、大泉は「なんで言おうとする!? 読んでないのに!!」と驚いた。オフマイクで「やばいやばい」と言う松田に、大泉は「まだありますから、じっくり読んでいただいて。面白いんですよ今回も」とフォロー。松田も「面白いんですよね」と読んだ体で頷いていた。
2017年02月01日声優・森川智之が、フジテレビが毎週木曜深夜に放送している「#ハイ_ポール」内の新ショートアニメ「神々の記」に出演することが決定した。今回放送される「神々の記」は、約紀元前3000年くらい、エジプトはナイル川のあたりを舞台としたアニメ。エジプト神話における謎の神“メジェド”や太陽神“ラー”、冥界の神“アヌビス”、豊穣の神“バステト”などの神々が、キュートなキャラクターとなって登場。そんな神々のお世話係をする“イアビ”とその友人“アーケウ”が、気まぐれな神々にふり回される日常を描く悲喜交々の物語となっているようだ。本物語の声優を務める森川さんは、洋画吹き替えではユアン・マクレガーやトム・クルーズ、キアヌ・リーブスなどを多く担当し、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」「戦国BASARA」「トリコ」などアニメ作品でも活躍する大人気声優。今回森川さんが演じるのは、“イアビ”や“アーケウ”を始めとした人間のキャラクターだけでなく、神々や群衆の声に至る全ての役!さらには、主題歌である「神々を讃える唄」も歌唱する。森川さんは「1人全役というキャスティングを聞いたときは『ウソだろ!?』って思いました(笑)」と最初は驚いた様子で、「どういう風に演じ分けしているかも楽しんで貰いたいです。 ひとつのアニメ作品として面白いと言ってもらいたいので、観ている人が1人で演じていることを忘れてしまうくらい楽しめるように演じようと思っています」と意気込みのコメントを寄せた。また、“ラー”、“バステト”神々のキャラクターデザインは、アナログ・デジタルイラスト・立体作品など幅広く活躍し、海外にも多くのファンを持つイラストレーター・こなつが担当。そして監督には、「英国一家、日本を食べる」では演出、「JKめし!」2期では監督を務めた日野トミーが務める。本アニメの元となった“メジェド様”は、エジプトの古文書「死者の書」第17章に登場する謎の神。そのフォルムと存在感から、2014年頃から一部のSNS上で話題。すでに販売しているぬいぐるみやカプセルトイ・ソフビフィギュアも人気を博しており、アニメ放映開始と同時に、フジテレビショップなどで新作含めたオフィシャルグッズを販売することも決定している。「神々の記」は11月24日(木)25時25分~フジテレビにて放送(「#ハイ_ポール」内)。(cinemacafe.net)
2016年11月10日「anan」2028号11/9発売は「大人の男2016」特集。今週の表紙は大泉洋さん。表紙撮影ストーリーを紹介します。表紙の素敵さにビビったあなたに、大泉さんのカッコよさをさらに熱弁!大人の男特集も今回で早くも3回目。西島秀俊さん、長谷川博己さんに続く表紙は、大泉洋さん!今回はじめてカバーを飾っていただくことになります。大泉さんがスタジオに入られて、さっそく衣装をご相談。「今回、こんな感じで…」と過去2号の『大人の男』のバックナンバーをお見せすると、「わかりました、できます!」と胸を反らせながらも、「あの、ちなみにこのタイトル(『大人の男』)、今回だけ急に変わったりしませんよねえ?」ととぼけてみせ、笑いを取るのも忘れません。「大丈夫です。最後に疑問符とかも、たぶん入りませんし!」私も胸を張って答えます。お着替えを済ませて登場された大泉さんを見たとき、カッコよすぎて腰が抜けるかと思いました、いや大げさではなく!私は『水曜どうでしょう』を録画して毎週見ていた人間で、大泉さんのことは「大好き!」なのですが、はっきり言って「カッコいい」という意識を持ったことが、あまりありませんでした(すいません!)。いつだってご本人が面白すぎて、まるで気取らないから危うく気が付きませんが、私は今回声を大にして言いたい。大泉洋さんは実はものすごくカッコいいんです!まずスタイルが良いです。長身で180センチメートル近くあります(これも意外じゃありませんか?)。そして立ち姿がすごく様になります。これは舞台をやっている人ならではの感じかもしれません。そしてお顔立ちも、非常にバランスが整っています。髪は、まあクルクルしていますが…それだって素敵です!というわけで、編集部の女子一同、撮影にうっとりしちゃったわけです。一方、大泉さんを囲むスタッフ、言ってみれば“チーム大泉”は、かなり男度が高い方ばかり。女性誌でよくお見かけする中性的な感じじゃなくて、「女心ってよくわかんねえんだよな~、ガハハハ!」とか言いそうな“骨太”な男性ばかり。そんな大人男子のなかで、中心にいて大きな笑いを取っているのが、大泉さんなのでした。TEAM NACSといい、大泉さんは男の人のチームのなかにいてつるんでいる感じがすごく似合うなあ、とそれもまた萌えた私でした。というわけで、とにかく素敵な大泉洋さんのお写真は、ぜひ誌面でご覧ください!インタビューも必見です。(S)
2016年11月08日キングコング誕生の起源を描くアドベンチャー大作『コング:スカル・アイランド(原題)』の日本公開タイトルが『キングコング:髑髏島の巨神』に決定し、巨神キングコングの姿が初お披露目となる特報映像が、"ゴリラの日"である10月28日に公開された。本作は、神話の中だけの存在するとされた謎の島・髑髏(ドクロ)島を舞台とする物語。ある日、未知の生物を求め、調査遠征隊が謎の島に潜入する。そして、そこは人が決して足を踏み入れてはいけない場所、髑髏島であることに気付く。公開された特報映像は、"人類立ち入り禁止"のテロップに重なって、3機のヘリコプターが島へと向かうシーンからスタート。ヘリから身を乗り出した隊員が、岩壁に血塗られた巨大な手跡に目を見張っていると、次の瞬間、一機のヘリが地上から放たれた椰子の木によって撃墜される。ジャングルでは巨大な謎の影がうごめき、ヘリがその巨大なモンスターに向かって飛んでいくと、巨大な影が夕日の中に浮かびあがり、大きな手でヘリコプターを容赦なく振り払う。そして、山頂に追いつめられた遠征調査隊員の眼前に、髑髏島の巨神=王者キングコングがその姿を現す。調査遠征隊のリーダー・コンラッド役を演じるのは、『マイティ・ソー』シリーズのトム・ヒドルストン、戦争写真家ウィバー役は、『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンが演じ、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・C・ライリーらも出演。ジョーダン・ボート=ロバーツ監督がメガホンをとる。『キングコング:髑髏島の巨神』は2017年3月25日日本公開(全米は3月10日)。(C)2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2016年10月28日皆さんは好きな人や付き合っている彼と、うまくいっていますか?ずっと片思いをしている彼と付き合いたい、結婚に消極的な彼をその気にさせたい、など恋愛に悩みは尽きないですよね。そんな悩みを抱えている女性にぜひ読んでもらいたいのが、あの人気恋愛カウンセラーのぐっどうぃる博士の著書です。『彼に本気で愛されるための24の処方箋 ~ぐっどうぃる博士の恋愛ユニバーシティ~』(マイナビ出版)、思わず引き寄せられるタイトル…その中身とは?●1万人以上の恋愛相談に乗ってきた、カリスマ恋愛カウンセラーぐっどうぃる博士とは、毎月100万が訪れている恋愛のお悩み解決サイト「恋愛ユニバーシティ」を主宰するカリスマ恋愛カウンセラー。生命科学分野で理学博士号を持つ経歴と自身の体験から、人間の行動を独自の恋愛メソッドとして展開しています。これまで恋愛相談に乗ってきた女性は、延べ1万人以上にものぼるんだとか!本書では、実際に女性たちから寄せられた24もの恋愛相談と、それに対する博士の丁寧な分析や具体的な対策が詰まった1冊です。女性の言動によって男性の心がどのように動き、彼に愛されるためにどのように行動したら良いのかが分かりやすく書かれています。今回はこの本の中から、女性が陥りやすい恋愛シチュエーションとぐっどうぃる博士のアドバイスをいくつかご紹介します。●すごくモテる彼を恋人にするには?顔も格好良くて気さくな性格、さらには仕事もデキる年上の独身男性…と聞くと、周りの女性からたくさんアプローチをされていそうですよね。そんな、恋のライバルが多い男性を好きになってしまった場合、どうやったら恋人になれるでしょうか。ぐっどうぃる博士によると、「そんなモテるタイプの男性は女性が自分のどこを好きになるかを知っているため、敢えてそれを悟られないようにし、“彼のことを好きな大勢の女性の一人”と思われないことが大事」なんだとか。具体的には、共通の知人に彼への気持ちをバラさない、肩書きではなく人格や価値観を対等な立場で尊敬する、まずは女性としてではなく友人としてアプローチして彼の気持ちを惹きつける、などです。さらに博士は、「好きな男性がすごくモテる」と思うのは、彼をなかなか手に入れられないが故の錯覚だと言います。また、恋愛に悩む女性は、思い通りにならない好きな人を考えているうちに脳内にその人の事を考える一定領域「恋愛回路」(博士独自の概念)が出来上がってしまい、強い執着心や衝動で苦しんでしまうんだそう。彼と物理的に離れたり自分を客観視したりして恋愛回路を小さくし、自分をコントロールすることが大事だと説いています。●彼が浮気をしているみたい…どうすればいい?好きな人と恋人・夫婦関係になれても、彼の浮気や不倫の心配はつきものですよね。いけないとわかっていても、つい彼の携帯を見てしまった時、万が一、元カノや他の女性とのラブラブメールを発見してしまったら…?博士は、「恋人がいても、常に良い女性がいないかを探して女性たちを天秤にかけたり、手に入った距離にいる女性に対して気持ちが冷めたりする男性は多い」と言います。今付き合っている女性よりも良い人が現れたらそっちに乗り換える、という具合です。彼にこうした兆候を感じたら、彼に対して興味を失った素振りを見せることで、「相手が自分を愛していると確信できない状態」に置くこと、そして、思い切って突然彼との連絡を絶つことで、他の女性ではなく自分だけを選ぶことを誠実な行動で示させ、徐々に関係を戻していくといった方法が効果的なんだそうです。いかがでしたか?本書にはご紹介したような実際の恋愛相談へのアドバイスの他にも、「落ちない男を落とす方法」、「冷めてしまった彼の心を取り戻す方法」、「復縁の可能性を高める方法」など、具体的な恋愛メソッドが詳細なステップごとに解説されています。今回は、こちらの本をシティWeb読者に抽選でプレゼントも!皆さんもぐっどうぃる博士の恋愛処方箋で、彼に本気で愛される恋愛を手に入れてくださいね。(富士みやこ)
2016年09月21日人間と神々が共存する世界を舞台にした『キング・オブ・エジプト』。このほど、古代エジプトの神たちが、まるで“スーパーサイヤ人”のごとく人間態から変身を遂げるド迫力の“神”バトル本編シーンが解禁となった。古代エジプトを舞台に、神と人間が共存する世界で王座をかけたバトルが勃発する本作。鍵を握るのは、奪われた恋人を救うために立ち上がった盗賊の青年。巨大ピラミッドの迷宮、スフィンクスの謎かけや仕掛けだらけの神殿など次々と押し寄せる試練に立ち向かいながら、〈神の眼〉を盗み出しエジプトの天下取りを目指す。『アイ、ロボット』のアレックス・プロヤス監督が最新鋭の映像技術により、古代エジプトでの戦いを壮大なスケールで描き出し、話題騒然となっている。このたび、解禁となった“神 VS 神”の戦闘シーンでは、まず、エジプト王座戴冠式に現れた砂漠の神セト(ジェラルド:バトラー)のクーデターにより、エジプト国王であり、父でもあるオシリス(ブライアン・ブラウン)を目の前で殺されたホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)とのバトルが勃発。周りの静止を振り切り、怒りのままに伯父であるセトに戦いを挑むホルスだったが、次第に力の差を見せつけられる。やがて、劣勢のホルスは“神”の力を解放し、なんと“金色の戦士”へと変身!すると、それに応えるようにセトも“黒の戦士”へと変身を遂げ、“神VS神”の超ド迫力バトルにエジプト全土が混乱に陥ることに。戦いの末に敗れ、セトに“神の眼”を奪われたホルスは、ベック(ブレントン・スウェイツ)との旅を通して自身の未熟さを知り、再びセトに戦いを挑み、今度は大空中戦を展開。映像の最後には、空中を上昇したホルスが一気に下降していく姿も映し出され、まるでアトラクションに乗っているようなゾクゾクする興奮を味わえる内容となっている。『キング・オブ・エジプト』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月13日“古代エジプト”をアトラクション体験できる映画『キング・オブ・エジプト』。この度、本作に出演する中村悠一、小山力也、沢城みゆきら超豪華声優陣による“神々”の紹介映像が到着した。舞台は古代エジプト。神と人間が共存する世界で王座をかけたバトルが勃発。鍵を握るのは、奪われた恋人を救うために立ち上がった盗賊ベック。巨大ピラミッドの迷宮、スフィンクスの謎かけや仕掛けだらけの神殿など次々と押し寄せる試練に立ち向かいながら、<神の眼>を盗み出しエジプトの天下取りを目指す――!世界20か国のオープニング興行収入No.1を記録した超ド級の冒険スペクタクル『キング・オブ・エジプト』。本作の日本語版吹き替えには、主人公で盗賊の青年ベック役に「Kis-My-Ft2」の玉森裕太、その恋人ザヤ役に永野芽郁が担当するほか、中村さん、小山さん、沢城さん、中井和哉、菅生隆之、田中真弓ほか、超豪華声優陣が脇を固めることでも話題だ。そして今回到着したのは、そんなこれ以上ないほど豪華な声優陣による”神々“の紹介映像。まず初めに登場するのは、セトに両目を奪われ追放された王子で、人間の盗賊ベックとタッグを組み王座奪還のための旅をするホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)。この声を担当するのは、「おそ松さん」のカラ松役や現在放送中の「甘々と稲妻」などに出演する中村さん。「たとえ何も見えず、動けなくても、貴様ごときには負けん」「あんまり調子に乗るな、人間」とドS発言する一方、「二度とお前を失いたくない」と男らしい言葉を投げかけるツンデレぶりは必見。次に兄王を殺しホルスの眼を奪い、エジプトを支配する・セト(ジェラルド・バトラー)が登場。「24 TWENTY FOUR」シリーズのジャック・バウアー役や「名探偵コナン」の毛利小五郎でお馴染みの小山さん。「善意の塊でもないだろう?」「好きなだけ黄金を取れ」と極悪非道の暴君っぷりを果敢なく発揮している。また、かつてホルスの恋人で、セトが権力を奪った後セトの恋人となる愛の女神・ハトホル役(エロディ・ユン)の沢城さんは、「私は自由が好き、動物の死骸は嫌い」「あなたは私のありがたみがわかってない」「なんてカワイイのあなた」とお色気たっぷりで魅了。さらに、「教えてあげてもかまいませんが、知ればあなたの耳から脳が溶け出しますよ」と高飛車な印象を受けるも、「向こうを向いて」とハトホルに告げると「あら、お尻が見たいの?」という返しに、「違う!いや、それもある」というちょっとスケベで愛らしい一面を見せる中井さん演じる知恵の神・トト(チャドウィック・ボーズマン)や、菅生さん演じるホルスの祖父であり、エジプトの生命すべてを司る、太陽神・ラー役(ジェフリー・ラッシュ)が続けて登場している。さらに映像最後には、田中さんの役名が“?”で映る。アニメ「ワンピース」のモンキー・D・ルフィ役でお馴染みの田中さんは、本作では6役の吹き替えを担当。未だ明かされていない6役はぜひ劇場で。『キング・オブ・エジプト』は9月9日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月01日俳優の大泉洋が4月23日に、都内で行われた主演作『アイアムアヒーロー』の初日舞台あいさつに登壇。日本公開を前に、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭をはじめ、海外の映画祭で旋風を巻き起こしており、「優秀な子どもを持った親の気持ち。初めて見たときから、世界に通用する作品だと思っていたので、とても誇らしい」と胸を張った。初日舞台あいさつ/その他の写真原因不明の感染が原因で理性を失い、人々を襲う謎の生命体ZQN(ゾキュン)が日本全土にパニックを引き起こす。舞台あいさつには大泉をはじめ、有村架純、長澤まさみ、吉沢悠、片瀬那奈、マキタスポーツ、塚地武雅、原作者の花沢健吾氏、佐藤信介監督が登壇した。撮影は約2年前に行われ、有村は「待ちに待った初日。やっと公開され、今はすごく嬉しいです」と喜びのコメント。「正直、怖いしグロイし魂が抜かれた気分。見終わった後はすぐに席を立てず、『この映画、大丈夫なのかな』って思ったほど」とその衝撃度を振り返った。また、ZQNと戦う看護師を演じた長澤は、「現場でZQN(の特殊メイク)が出来あがる様子を見るのが日課でした。私もZQNやりたいなと思いながら(笑)」と話した。佐藤監督は「日本映画にはめずらしい作品。やるからには、力いっぱいやろうと決めた」と自信のアピール。花沢氏は「3回見ましたが、やっぱり面白い。原作者としては嬉しい限り」と手放しで絶賛した。『アイアムアヒーロー』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年04月23日4月23日公開の映画『アイアムアヒーロー』の試写イベントが14日、東京・飯田橋の神楽座で行われ、主演の大泉洋が出席した。本作は、累計600万部を超える花沢健吾原作の同名漫画を『GANTZ』や『図書館戦争』シリーズを手掛けるヒットメーカー、佐藤信介監督が実写化。謎の感染によって人々が変ぼうを遂げた生命体"ZQN"(ゾキュン)から逃れるため、冴えない漫画家・鈴木英雄(大泉洋)の生き残りを掛けたサバイバルを描く。公開を間近に控えたこの日は、65人の"おネエ"や"ドラァグクイーン"を招き、「おネエ絶叫試写会&ティーチイン」と題したイベントを実施。試写会後に主演の大泉が登壇し、65人のおネエを前にして「胸がいっぱい。胸やけがする…」と笑わせながら「本当に感動しています。こういう光景はあまり見られないですから」と目を丸くし、「ド偉い方を集めましたけど、この映画、マスコミの方に見ていただく完成披露試写会をやってないんです。初めての試写がなんでおネエなの? 正しいサンプルが取れないじゃないですか!」とスタッフに注文をつける場面も。とはいえ、終始おネエたちを楽しませ、後半にはおネエたちの質問に応えるコーナーも。「普段は妄想します?」という質問に「やっぱり誰しもがあるんじゃないんですか? 良い妄想、悪い妄想。今日なんか出る前にどういうリアクションになるか妄想しましたよ。男だからエッチな妄想もしますし、メイクさんやスタイリストさんが時たま接近されるトキがあって、そのままチューされたらどうしよう?とか。この前、オードリーの春日俊彰さんが同じドッキリをやられていて、羨ましいドッキリだと思いました」と答えておネエたちを喜ばせた。そんな大泉が主演を果たした本作。スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭とポルトガルのポルト国際映画祭で観客賞ほか4冠、ベルギーのブリュッセルファンタスティック映画祭でグランプリを獲得するなど、世界三大ファンタスティック映画祭を制覇した。「最初にこの映画を見た時、世界基準だと思い、『映画祭に出してください』とお願いしました。正しく評価していただいたという気持ちですよ。ファンタスティック映画祭はホラーやサスペンスなどに限定したモノですが、3つで全部賞を獲ったということは、この世界で負けなしの映画ですよ」と胸を張った。映画『アイアムアヒーロー』は、4月23日より全国公開。
2016年04月15日現在開幕中のV・プレミアリーグ男子に出場しているほか、FIVBワールドカップバレーボール2015での活躍も記憶に新しい、柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)。試合や練習に大勢のファンが詰めかける人気の秘密はどこにあるのだろうか。今回はマイナビニュース会員のうち「柳田選手が好き」という女性100人に、その好きなところを教えてもらった。Q.バレーボール・柳田将洋選手の好きなところを教えてください。○プレーに惚れた・「きめるところ」(48歳女性/東京都/学校・教育関連/クリエイティブ職)・「プレーが素晴らしい。バレーに真摯に向き合っている感じがする」(35歳女性/東京都/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「サーブが凄いところ」(32歳女性/愛知県/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「サーブの決まった瞬間がかっこいい感じがするんです。バシッと決まる感じが爽快です」(25歳女性/神奈川県/食品・飲料/技術職)・「瞬発力とジャンプ力に魅了されるから」(27歳女性/大阪府/団体・公益法人・官公庁/営業職)・「バレーがうまいところ」(25歳女性/宮城県/建設・土木/技術職(設計・エンジニア))・「良い仕事をするところ」(32歳女性/神奈川県/学校・教育関連/技術職)・「イケメンで、実力もあるところ」(29歳女性/東京都/ソフトウェア/技術職)○かわいい・「顔がかわいい」(26歳女性/愛知県/その他/秘書・アシスタント職)・「目がクリクリしてかわいい」(33歳女性/神奈川県/アパレル・繊維/販売職・サービス系)・「ちょっと童顔でかわいらしいところ」(24歳女性/山口県/食品・飲料/専門職)・「かわいらしさを備えたイケメン」(27歳女性/茨城県/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「さわやかで笑顔がかわいい」(33歳女性/京都府/金属・鉄鋼・化学/技術職)○スタイルがいい・「細身なのに強いとこ」(27歳女性/埼玉県/金融・証券/営業職)・「色白ですらっとしているところ。ジャンクスポーツでの話がうまかったところ」(23歳女性/埼玉県/金融・証券/販売職・サービス系)・「たくましいところ」(27歳女性/広島県/情報・IT/事務系専門職)・「華奢」(31歳女性/愛知県/食品・飲料/技術職)・「背が高くてバランスがいい」(26歳女性/北海道/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)○真面目な性格・「真面目そうなところ」(47歳女性/岩手県/医療・福祉/専門職)・「自分に厳しそうなところ」(31歳女性/福岡県/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「とても一生懸命で負けず嫌いそうなところがかっこいい」(29歳女性/埼玉県/医療・福祉/専門職)・「ストイックなところ」(29歳女性/北海道/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)○親しみが持てる・「やさしそう」(40歳女性/愛知県/学校・教育関連/その他)・「自然体で、近くにいそうな雰囲気」(32歳女性/東京都/食品・飲料/事務系専門職)・「身近にいそうな雰囲気だから親しみが持てる」(35歳女性/岡山県/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)○その他・「チームワークを大切にするところ」(29歳女性/東京都/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「爽やかなのに芯が強いところ」(32歳女性/千葉県/その他/事務系専門職)・「自分のミスで点を取られても必ず自分で取り返そうと闘志を燃やす様子が伝わって来る」(39歳女性/東京都/運輸・倉庫/技術職)・「若々しくて見ていて元気が出そう」(50歳以上女性/北海道/商社・卸/販売職・サービス系)「かっこいい」の声が圧倒的多数を占めた、今回のアンケート。「きめるところ」「サーブが凄いところ」「サーブの決まった瞬間がかっこいい感じがするんです。バシッと決まる感じが爽快です」などのコメントが寄せられた。「イケメン」「笑顔がかわいい」「色白ですらっとしている」とそのルックスに注目する声も。また、「自分のミスで点を取られても必ず自分で取り返そうと闘志を燃やす様子が伝わってくる」「とても一生懸命で負けず嫌いそうなところがかっこいい」「チームワークを大切にするところ」などバレーボールに対する姿勢についての声もあった。調査時期: 2015年11月20日~22日調査対象: マイナビニュース会員(柳田将洋選手が好きな女性限定)調査数: 100人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年11月30日岡田准一、阿部寛、尾野真千子という豪華キャストで世界最高峰の地での撮影も敢行された映画『エヴェレスト 神々の山嶺』。このほど、待望の特報映像が公式サイトにて公開された。主人公は、日本のエヴェレスト遠征チームに参加していたカメラマンの深町誠(岡田さん)。滑落事故で仲間を失い、登頂が中止となった彼は、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っている途中、骨董屋である古いカメラを発見する。それは、1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロリーのカメラと思われるものだった。マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかという山岳史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い、伝説のクライマー、羽生丈二(阿部さん)という一人の男に辿り着く。「天才クライマー」と呼ばれながら、孤高に生きてきた彼の過去を調べるうちに、深町はその生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子(尾野さん)と出会うのだが…。本作は、全世界で翻訳され、大ベストセラーとなっている夢枕獏による山岳小説「神々の山嶺(いただき)」を『愛を乞うひと』の平山秀幸監督で映画化。日本山岳協会会長であり、『植村直己物語』のエヴェレスト撮影にも隊長として参加した八木原國明など現役登山家も全面的に撮影に協力し、世界最高峰の山に魅せられた2人の男と、その男たちを待つ1人の女性を壮大なスケールで映し出していく。公開された映像では、岡田さんらが実際に現地ネパール・エヴェレストに飛んで敢行された、極限状態での過酷な撮影の様子が見て取れる。また、阿部さん演じる羽生の苦悩に満ちたやつれた姿や羽生のライバルである長谷渉役の佐々木蔵之介の姿も登場。氷点下50度、標高8,848mの地で、起こった出来事とは!?映像の前半では「あんなところ、登るなんて不可能だ」という言葉を漏らしていた岡田さん演じる深町が、ラストには「俺は頂上に立つ!」と咆哮していることにも注目だ。『エヴェレスト 神々の山嶺』は2016年3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月12日セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ・ワールドワイド・ジャパンは10月6日~11月2日、「ティーカプチーノ ~洋ナシとカスタードのタルト~」(税込480円)を全国の「セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ」店舗で期間限定販売する。同商品は、洋ナシを使ったタルトをイメージした紅茶のカプチーノ。エスプレッソのように濃く抽出した紅茶と、きめ細やかなミルクフォームが生み出したリッチなテイストが味わえる。トッピングのクラッシュビスケットの香ばしさとマシュマロの甘さがアクセントとなり、香ばしいタルトのような味わいを生み出しているとのこと。
2015年10月01日岡田准一主演、阿部寛、尾野真千子出演の映画『エヴェレスト 神々の山嶺』が2016年3月12日(土)に公開されることが決定し、キャストとティザービジュアルが解禁された。その他の情報本作は夢枕獏のベストセラー小説『神々の山嶺(いただき)』を基に、『愛を乞うひと』の平山秀幸監督が映画化する感動の超大作。エヴェレストに魅せられたカメラマンの深町(岡田)、天才クライマーの羽生(阿部)、彼らを待つ女性・涼子(尾野)の交錯する人生を軸に、世界最高峰へと足を踏み入れる男たちの挑戦を描く。今回新たに、ピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、佐々木蔵之介の出演が発表された。ピエールが深町の上司・宮川を、甲本が羽生の山岳仲間・井上を、風間が羽生の後輩で涼子の兄・文太郎を、佐々木が羽生のライバルの天才クライマー・長谷を演じる。さらに現地ネパールから、『キャラバン』で主演を務めたシェルパの長老、テインレィ・ロンドゥップが出演。力強いキャスト陣が顔を揃え、エヴェレストの高度5500メートル付近で撮影された雄大な風景や、繰り広げられる重厚な人間ドラマに、さらなるスケール感を与えている。また、このほど公開されたティザービジュアルは、山嶺を見上げる伝説のクライマー・羽生の険しい表情が印象的で、エヴェレストの過酷さや、孤高に生きてきた羽生の人生を想像させるような仕上がりとなっている。同ビジュアルのポスターとチラシは9月19日(土)より各劇場にて掲出される。『エヴェレスト 神々の山嶺』2016年3月12日(土)全国ロードショー
2015年09月19日「出来上がりを観て、原田監督は本当に天才だなと思いました」と手放しの感想を漏らす大泉洋。原田眞人監督の『駆込み女と駆出し男』で、大泉は“駆込み女”たちと出会う主人公の“駆出し男”中村信次郎に扮し、圧倒的なスピードのセリフ回しやコミカルさだけでなく、人を包み込むような穏やかな魅力をいかんなく発揮している。本作を「何かを迷っている人にとっては背中をひと押しされる感覚があるんじゃないですかね」という大泉に話を聞いた。その他の写真原案は井上ひさしの時代小説。江戸時代、離縁(離婚)したい妻は、幕府公認の寺・東慶寺に駆込んだ。まず行われるのは離縁調停人による聞き取り調査。御用宿の源兵衛(樹木希林)のもとに居候することになった、見習い医者かつ駆出し戯作者の信次郎は、そこでさまざまな事情を抱えた女たち(戸田恵梨香、満島ひかり)と出会う。原田監督と初めて組んだ大泉は現場を次のように振り返る。「監督はワンシーンを止めずに撮るスタイルなんです。とにかくお芝居の勢いを大事にする。ルールは、どれだけ間違っても芝居を止めないでという点だけ。気持ちが繋がりやすいので、やっていて楽しいですよ。ただ長いシーンの頭から最後までを何回もやる必要があるので、体力的にはキツイですけど(笑)」。かなりの尺を回した感覚があったが、完成した作品を観てビックリしたという。「とにかく展開が速い。セリフ回しも速いし、編集のテンポもすごく速い。まるでジェットコースターに乗っているような感覚。時代劇にそういうイメージがなく、撮影の感覚では、この映画、4時間になるんじゃないかと思うくらいだったんですけど、監督は最初から、2時間ちょっとだと話されていました。編集の妙というんでしょうか。本当に素晴らしくて。美しい景色はゆっくり見せてくれるし、テンポが速いところは畳みかけてくる。その緩急がとっても気持ちよかったですね」と笑みを見せた。自らを、「(舞台挨拶などで)人前に立つからには笑わせたいんですよね。面白いから人前に立っているんだという人でありたいんです。そこはちょっと純粋な役者の方とは考え方が違うかもしれません」と語る大泉洋だが、今や“しゃべり”だけでなく、皆が認める一級の俳優なのは説明不要。むしろ役者・大泉からは笑いというより、人の温かみや“可笑しみ”、さらにはペーソスまでが感じられる。観る者を笑わせ、泣かせ、引き込み、感動させる。その快進撃は留まるところを知らない。『駆込み女と駆出し男』公開中スタイリスト:九(Yolken)、ヘアメイク:西岡達也(vitamins)取材・文・写真:望月ふみ
2015年05月18日ここ数か月、朝のお茶の間を最もイライラさせている男。NHKの連続テレビ小説「まれ」のダメな父親が見事なまでに板についている大泉洋。15分という短い時間の中で“きっちりと”視聴者の怒りの炎に油を注ぎつつ、その流れでヒロインや周囲の人間を心配、応援する気持ちにさせてしまうのは、この男の高い演技力があってこそである。そんな大泉さんが、ドラマとは打って変わって、ダメ男たちから逃れてきたワケありの女たちを救うヒーロー(?)を演じているのが映画『駆込み女と駆出し男』である。2010年にこの世を去った人気作家・井上ひさしが晩年に11年をかけて紡いだ小説「東慶寺花だより」を原案にした本作。実は現代よりも離婚の数が2倍もあったと言われる江戸時代、離婚を望む女たちのための駆込み寺となっていた鎌倉・東慶寺に集った者たちの笑いと涙のドラマを描き出す。大泉さんが演じるのは、離婚を望む女たちを一時的に預かる御用宿「柏屋」で“離婚調停人”を務める信次郎。見習い医者であり戯作者でもある信次郎は、様々な事情や過去を抱える女たちと接し、彼女たちを助けていくのだが、目を瞠るのは大泉さんの“受け”の芝居。戸田恵梨香、満島ひかりらが演じる女性キャラクターの個性、その魅力が大泉さん演じる信次郎とのやりとりの中でグイグイと引き出されていくのが分かる。先述の朝ドラの「まれ」然り、とぼけたコミカルな芝居で自身も存在感を放ちつつ、共演陣のキャラクターを浮かび上がらせるのは、この男の“本領”とも言えるが、当人は「意識してやっているわけではない」という。「僕自身は、満島さん自身を立たせてあげようという思いで芝居するわけではないです。単純に“役”としてですね。満島さんが演じて出来上がった“お吟”さんという女性がいて、この人と対峙した信次郎がどうなるか?というだけで、あくまで映画としてそのシーンを成立させるためにどうすればいいのか?を考えます。だから相手のお芝居を見るまでは事前に自分の芝居を固めることもないですね。結果として共演者の“役”がシーンの中で立てばいいなとは思ってます」。一方で、信次郎の憎めないキャラクターが生き生きと浮かび上がってくるのが、「柏屋」の主人・源兵衛を演じた樹木希林や番頭の妻・お勝を演じるキムラ緑子らベテラン女優とのシーン。大泉さんはまず、樹木さんとの共演について「すごいとしか言いようがない。人間国宝を見ているようだった」と振り返る。「こんな機会はめったにないという気持ちで(樹木さんの芝居を)見てましたね。何を言っても面白くておかしみがある。人間国宝の落語を聞いてるようで、特に何って面白いことを言っているわけじゃないはずなのになぜか面白い。でも決めるところはしっかりと決めて、シリアスなお芝居もされるんです。現場は本当に和気あいあいとしてて、とにかく寒いからみんなで集まって火にあたるんですけど、そういう時の希林さんの話は、わりとゴシップが多いんです(笑)。あとはモノマネですね…。やたら似てるし最高に面白いんですけど、非常にブラックなモノマネ――メディアでは話せないものばっかりなんですけど(笑)」。メガホンを握ったのは『クライマーズ・ハイ』や『わが母の記』などで知られる原田眞人監督。これが時代劇初挑戦であり、大泉さんとも初タッグとなった。「撮影中は言ってくれず、その後のキャンペーンを一緒に回っている時に教えてくださったんですが、原田監督は井上ひさしさんの原案小説を読み終える頃には『信次郎役は大泉くんしかいない』と思っていたそうです。僕が喋りまくる『ドレッサー』という舞台(作・演出:三谷幸喜)があるんですが、それを見てくださって『大丈夫だ』と。現場でも原田監督からお芝居に関して『もっとこうして』というお話はほとんどなかったですね。『ゴチャゴチャ言うより、大泉くんに好きにやってもらった方がいいと思ってた』と仰ってました」。大泉さんにとってはNHK大河ドラマ「龍馬伝」、映画『清須会議』に続く時代劇出演。キムラさんと2人で話し合いながら、稽古を重ねて作り上げたという狭い布団部屋でのシーンなどを例に挙げ、大泉さんは原田監督の現場を「舞台の稽古的」と評する。「『龍馬伝』で大友(啓史)監督の演出を経験していますが、共通するところがありましたね。ワンシーンを止めずに撮り続ける。カメラを据え置いて『ここからここまでのカット』という撮り方ではなく、とにかくお芝居の勢いを大事にする。『龍馬伝』で大友監督と会った時に、非常に面食らったんですが、その経験があったから今回は面食らわずにいられました。カメラがどう動くか分からない中で、役者は縦横無尽に動いて好きにやっていい。ルールはひとつ、どんなに間違っても芝居を止めないこと。(この手法は)役者にとっては2つの面があって、楽しいことは楽しいんです。止めないので気持ちは繋がりやすいし、『前のカットでこれを右手に持っていたので…』といった細かい部分を気にしなくていいので気持ちよく演じられます。その代わり、そのワンシーンを何度も演じないといけないんです。どこをどう繋いで編集するのか分からないので、頭から最後まで何度もやる。体力的にはすごくキツかったですね」。芝居の勢い、役者の息吹を大切にしつつ、巧みな編集で繋ぎ合わされて完成した本作に大泉さんは驚きを覚え「これまでにない時代劇」と言うべき面白さを感じたという。「とにかくビックリしましたね。展開が早くて。実際のセリフ回しも速いんですが、編集のテンポも速いのでジェットコースターのよう。時代劇と言うと、じっくりゆっくり進むというイメージだったので…。撮影当初は4時間になるんじゃないか?というくらいの量があったんです。でも監督は『2時間ちょっとだ』とおっしゃられていて『どうやって?』と思ってたんですが…。決してバッサバッサとシーンを削ってるわけでもないし、映像をきれいに見せるところはゆっくりときれいに見せてくれる。編集の妙と言いますか、早いところは畳みかけてきて、緩急が気持ちいい作品。原田監督は本当に天才だなと思いました」。戯作者の卵である信次郎は、“離婚調停人”という役回りを人間を知る絶好の機会、ドラマの宝庫と捉えつつも、いざ仕事を始めると、時に命の危険も顧みず、女たちのためにあれやこれやと世話を焼く。あふれんばかりのサービス精神は、大泉さん自身とも重なる…いや、むしろこれこそ、この男を語る上で欠かすことのできないポイントである。大泉さんが出席した記者会見やイベントのニュースがポータルサイトのトップに掲載され、多くのアクセスを記録することがいかに多いか!「人気俳優だから」というだけが理由ではない。時に共演の女優からネタにされ、些細な発言をツッコまれ、イジられつつ、それが大きなニュースとなる。「常に“面白い人”でありたい。僕が人前に出た時に考える事は単純に笑って帰ってほしいってことだけなんです」――それが大泉洋のスタンスである。「人前に立つからには笑わせたいんですよね。『面白いから人前に立っている』という人でありたい、そこは純粋な役者さんとは考え方が違うのかもしれません。『面白かったね、大泉』と笑ってお客さんに帰ってほしい。以前『東方神起』のライヴを見に行ったんですが、トークがすごく面白くて、韓国の人なのに日本語でしっかり笑いを取ってるんです。そこで何を思ったかというと、僕が韓国語を話せたら、韓国人だって笑わせられるんだということ。それをマネージャーに言ったら『それは韓国語を覚えて韓国映画に出たいって話じゃないんですか?』と。確かに、そうは思わなかったんですよねぇ。咄嗟に思ったのは“韓国人を笑わせたい“だったんですよね(笑)。やっぱり根っこにあるのは『人を笑わせたい』ってことなのかな笑)」。ヘアメイク:西岡達也(vitamins) Nishioka Tatsuyaスタイリスト:九(Yolken) Kyu(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:駆込み女と駆出し男 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年05月15日作家・夢枕獏の人気小説を映画化する『エヴェレスト 神々の山嶺』。日本映画史上初となるエヴェレストでの撮影に挑む本作の主演を、岡田准一が務めることが決定。すでに撮影準備は始まっており、3月よりネパールなど実際にエヴェレスト現地にて撮影を開始する予定だという。本作で岡田さんが演じることとなるのは、日本のエヴェレスト遠征チームに参加したカメラマン・深町誠。物語は、滑落事故で仲間を失い、登頂をやむなく中止せざるを得なくなったところから始まる。行き場を失い、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っていると、骨董屋である古いカメラを発見する。それは、1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロニーのカメラと思われるものだった。マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうかという登攀(とうはん)史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い、ひとりの男に辿り着くのだが…。その深町が行きあう、消息不明となっていた伝説のクライマー・羽生丈二役には、阿部寛が。さらに、羽生を慕っていた兄を雪山で失いながらも、彼の帰りを待ち続けている女性・岸涼子役には尾野真千子が抜擢された。岡田さんを含め、3人は本作が初共演となる。すでにそれぞれが山岳練習を積んでいるようで、全体で約4か月におよぶ撮影期間の中で、岡田さんたちも通称・エヴェレスト街道を高度順応しながら10日間かけて登り、高度6,000M付近での撮影を行う予定とのこと。岡田さんは今回の挑戦について、「原作の『神々の山嶺』は大好きな作品で、実際のエヴェレストでも撮影できるということを今から楽しみにしています。平山監督をはじめとするスタッフの皆様、初めて共演させていただく阿部さん、尾野さん、キャストの皆様ともに過酷な撮影を楽しみ、しっかり体験していきたいと思います」と意気込みを寄せている。俳優でありながら、アルピニストとしての能力も身に付けなければならないが、その世界最高峰の山に命懸けで挑むキャスト陣の今後に注目が集まりそうだ。『エヴェレスト 神々の山嶺』は2016年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年02月19日新垣結衣と大泉洋が夫婦役で初共演する映画『トワイライト ささらさや』が、11月8日から公開をスタートする。本作には、"神の目線"を表現した特殊な撮影技法が採用されている。本作は、作家・加納朋子の小説『ささら さや』を原作に、『60歳のラブレター』(2009年)などで知られる深川栄洋監督がメガホンを取った作品。大泉演じる落語家・ユウタロウは、不慮の事故が原因で生後間もない息子・ユウスケと新垣演じる妻・サヤを残して他界する。悲しみに暮れるサヤだったが、ユウスケを跡継ぎにしようとする義父の目から逃れるために"ささら"の街に移り住み、そこの人々に支えられながら母親として成長していく。2人のことを心配するあまり成仏できなかったユウタロウは、自分のことが見える人々の体に乗り移ってはサヤの前に現れ、さまざまな手助けをする。そんな不思議なことが起こる街"ささら"を表現する上で、深川監督が「ロケハンの時から決めていた」のが"神の目線"だった。映画の中で、度々ミニチュアのような風景が挿入されるのがそのシーンで、カメラにシフトレンズをつけて実景を撮影するとそのような効果が現れる。発想のもととなったのは、イタリアの写真家オリボ・バルビエリの撮影法。画面の手前と奥がぼやけて人や建物が小さく見え、俯瞰(ふかん)で撮影するとより効果がはっきりする。2~3年前からシフトレンズでの撮影を考えていたという深川監督は、「映像で使う時の効果を考えていた時、"神の目線"なのかなと」と説明。「キャラクター個性の強い群像劇なのでお客さんがどこに感情を持って行ったらいいか迷ってしまう所を、自然の風景や懐かしさを出しながらも、一息つかせて気持ちをリセットさせたかったんです」とその狙いを明かし、「ユウタロウが町を見下ろそうと一度(空に)上がったのかな、どこかに乗り移れる人がいないか探しているのかな、なんて思いながら見てくれたら」と期待を寄せている。(C)2014「トワイライト ささらさや」製作委員会
2014年11月07日小さな町で起こる“奇跡の瞬間”と愛に満ちあふれた感動の物語『トワイライト ささらさや』。主演の大泉洋さんのインタビューをお届します。──鑑賞直後にインタビューということで、号泣されていたらどうしようかと思っていたんですが……。大泉:ご多分に漏れず、泣いてしまいました。深川さんの映画はだいたい泣いちゃうんですよ。監督が泣きなさいと言っているところで全部泣いてしまいましたよ(笑)。ダイヤくんの本当の気持ちをエリカさんが知るところ、ユウタロウとサヤの今生の別れ、それと最後の回想シーンですよね。回想シーンの10分ぐらいずっと泣いてしまいました。──回想シーンはセリフがありませんが、脚本はどういうふうに書かれていたんですか? 大泉:要するにト書きだけですね。こういうことがあって、という。台本をいろいろ直す段階から私は読ませていただいていて。父親の描き方が難しくて、私もいろいろ意見を出させてもらって、そこがどんどん厚くなっていったんですね。撮影に入ってからも父親のパートは厚くなっていったんじゃないですかね。石橋(凌)さんは大変だったと思います。石橋さんが監督に“今日の降水確率は何%ぐらいですか?”とよく聞いてらっしゃって。つまり、どれぐらい泣かないといけないのかということです(笑)。“70%ぐらいでしょうか”と監督が答えて。石橋さんは現場に来るたびに泣かなくちゃいけないっておっしゃられていてました。でも、やっぱりその父親のパートはこっちも泣けるんですよねぇ。──最初から落語家の設定だったのでしょうか? 大泉:そうです。私がいろんな人に乗り移っていくという話において、大変よくできたからくりだなと思いました。私がその声を演じるならわかりやすいですけど、私が乗り移ったという設定で小松(政夫)さんや富司(純子)さんが演じられるというのは、難しいですよね。そこをわかりやすくするために、落語家の口調にするというのは、よくできたアイディアだなと思いました。乗り移ったことを表現するのに最適な設定だなと。高座の時だけでなく、ふだんもわりと落語家の口調にするということでうまくいったと思います。──乗り移ったシーンの出来上がりはいかがでしたか? 大泉:いやー、素晴らしかったですね。どうしても僕のセリフは早いですからね。落語家さんは立て板に水みたいなイメージもありますし。私はペラペラとしゃべるもんですから、それを小松さんや富司さんのようなお年の方があのセリフ回しをするのは大変だったろうなって思いました。ダイヤくんにいたっては、アッパレの一言ですね。また天才子役が生まれちゃったなと思いました。蒼くんは表情まで似てましたもんね。撮影の時に言われたんですけど、“今、日本で一番大泉さんを見てます”って。毎日毎日僕が演じたDVDを観ていたそうです。イケメンなのによくあんなおもしろい表情ができるなって思いました。驚いた時の表情とか、よく私の特徴を捉えているなと感心してしまいました。──お気に入りのシーンはどこでしょうか? 大泉:新垣(結衣)さん演じるサヤが連れ去られた子供を取り返して、“私はこの子の母親です”とユウタロウの父親に啖呵を切るシーンはグッときましたね。──新垣さんの印象は? 大泉:ものすごく落ち着いた方なんですよね。冷静に役をしっかりと考えて演じられていると思いましたね。赤ちゃん役の子との相性の問題もあるじゃないですか。相手は本当に何ケ月かの赤ちゃんですから。私は撮影の最初と最後に参加して、真ん中がっつりと空いていたんですね。後半参加した時、赤ちゃんの扱いがすごく上手になられているのを見て、撮影が大変だったんだろうな、本当にお母さんのように扱えるようになったんだなと、すごく印象に残りましたね。──すんなり夫婦役になりきることはできましたか? 大泉:そうですね。年はけっこう離れているんですけど、そんなに違和感はなかったですね。何度も言いますけど、すごく落ち着いた方でしたからね。CMなんかで踊っている、常に元気なイメージを持っていたんですけど、初めてお会いした時にすごく落ち着いた大人の女性だなと思ったんですよね。くだらない話をいっぱいしていたんですけど、くだらなすぎて覚えてないんですよね。最後の別れのシーンはまるまる一日かけて撮ったんですけど、新垣さんの素直な涙に助けられました。こんな奥さんと子供を残して死んじゃいかんなと。私にも奥さんと3歳の娘がいますんで、素直に涙が出ましたね。──この作品の良さをアピールするとしたら? 大泉:誰にでも安心して観てもらえる作品かなと思います。日本中の人が好きな物語がそこにあるって感じですよね。鉄板じゃないですか。娯楽として必要なものが全部ある。幽霊ものとくくると怒られるかもしれませんけど、亡くなった人が成仏できずに近くにいるという話は絶対泣けますからね。私もすごくやられてしまいました。コメディとしてもすごく質がいいと思います。──ちなみに、亡くなっている人の役は初めてですか? 大泉:そうですねぇ、初めてですね。死んじゃってるのに出てるというのは(笑)。今後もなるべく亡くなっている人の役をやっていきたいということはないですけど(笑)。昔、ねずみ男という妖怪の役はやったことがあるんですけど、あれがお化けなのかどうか、私にはわかんないです(笑)。幽霊は成仏という結末があるものですからね、泣けますよね。演じていてその切なさを感じていたので、そういうのはクセになるところがあるかもしれないですね。映画『トワイライト ささらさや』は11月8日(土)より公開 公式サイト
2014年11月04日映画『トワイライト ささらさや』の完成披露試写会が10月28日(火)に開催されたが、上映前の舞台挨拶に加え、上映後にも主演の新垣結衣、大泉洋、深川栄洋監督が再び壇上に姿を現し、映画を観終えたばかりの観客の喝采を浴びた。新垣さんが初の母親&妻役に挑戦した本作。夫を亡くし、生まれたばかりの赤ん坊と新しい生活を始めたさやと彼女の周囲の人々に乗り移りながら彼女の成長を支える死んだ夫のユウタロウの姿を描く。上映後、壇上にはピアノが用意され、本作で音楽を担当した平井真美子さんの演奏で劇中音楽が会場に響き渡る中、後方より客席の間を通って新垣さん、大泉さん、深川監督が再登場。サプライズ演出となったが、800人の観客は拍手で3人を迎えた。新垣さんが「いかがでしたか?」と客席に問いかけると再び大きな拍手。新垣さんは「(映画を)どう感じてもらうかは、こちらが決めることではないと最近、思うようになりました。みなさんが2時間の中のどこの何を感じるのか?お任せしようと思ってましたが、私の『どうでしたか?』という問いかけに拍手を返していただけました。これ以上のことはないです」と嬉しそうな笑みを浮かべて力強く語った。大泉さんは、“乗り移る”役柄にちなんで、上映前の舞台挨拶で「もしも誰かに乗り移るなら?」と聞かれ「映画会社の社長に乗り移って、僕のギャラを上げたい」と語っていたが、久々に観たという映画本編、観客の温かい反応、そして平井さんの奏でる美しいピアノの音色で汚れた(?)心が洗われたのか「自分を恥じています…(苦笑)」と反省しきり。「ギャラはいりませんとこれから言おうと思います!」とまで語り、会場の笑いを誘っていたが、本心から感動したようで「訳も分からず泣きそうになりました」と目を少し赤くして語っていた。新垣さんは改めて、これから映画を観る人に向けて「私がこの映画を観て一番感じたのは、一生懸命生きるっていいなってこと。一生懸命生きていこうと思ったし、これまで26年生きてきた時間もキラキラしていたんだと気づかされました。みなさんにとってもこの映画が、そうしたきっかけになれば」と呼びかけ、会場は再び熱い拍手に包まれた。『トワイライト ささらさや』は11月8日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トワイライト ささらさや 2014年11月8日より全国にて公開(C) 2014 映画「トワイライト ささらさや」製作委員
2014年10月29日