娘を愛せない母と、母の愛を求める娘の関係を描く映画『母性』。親子を演じた、戸田恵梨香さんと永野芽郁さんに、作品について伺いました。――現場の雰囲気はいかがでしたか?戸田恵梨香:仲のよくない母と娘役だから、役作りで話をしないようにするとかはお互い皆無で(笑)、ずっと話していましたね。永野芽郁:私はこの作品で初めて戸田さんとご一緒できる嬉しさで、撮影が始まったばかりの頃は「うわ~、戸田さんだ!」って感じでしたが(笑)、すごく気さくに話してくださったので、ずっと楽しく笑って過ごせました。戸田:本当にずっと笑ってたね。芽郁ちゃんは明るくてキラキラしてるなって思いながら見てた。――それぞれ、演じた役について教えてください。戸田:母のルミ子は、メイクや服装といった外見から、喋り方、考え方まですべて、ルミ子の母の世界で生きている人です。だからこそ、母がいなくなり、絶望の淵に落とされてしまいます。永野:娘の清佳は、お母さんに気に入られたくて頑張るんですが、お母さんの心ここにあらず…。虚無感を抱きながら生きていて、救われるポイントが全然ないんです。――同じ出来事でも母と娘の記憶が全く異なることを際立たせるために、それぞれの視点で2パターンのシーンがあります。演じ分けは大変だったのでは?戸田:演じ分ける難しさは感じませんでした。ただ、清佳を思い通りにできなかった時のルミ子は、彼女自身がどうなるかわかっていない。娘側の回想シーンで、そこはすごく考えながら演じました。清佳の子供時代の回想が多かったので、芽郁ちゃんと2パターン撮ったのは最後くらいだったよね?永野:そうですね。私は、お芝居しながら、清佳のように笑うことが全くない人生って寂しいなと思いながらずっと演じました。――食事シーンが多いですね。戸田:ルミ子にとっての実母と義母との関係性を差別化するうえで、食事シーンの持つ意味はとても大きかったと思います。美しい家庭を求めるルミ子にとっては、どれだけ家族が破綻していたとしても、形だけでも食卓を囲み続けることが大事だったんでしょうね。永野:私はずっとおばあちゃんを睨んでたので、演技中は全くごはんがおいしくなかったです(笑)。戸田:ずっと怒ってたもんね。私はおいしくいただいてたけど(笑)。永野:カットがかかってから、一緒にバクバク食べましたよね(笑)。そしたら、すごくおいしかったです!――anan世代にとって、母性とは何かを問う本作には、考えさせられることがたくさんあります。戸田:母になること、人の命を預かることはどういうことなのか、問う作品ですよね。子供が欲しいかどうかは考えても、自分が母性を持ち合わせているのか、子供を愛せるのかまでは、あまり考えないと思うんです。そんな中で、この作品が、母性について考えるきっかけになるかもしれません。永野:正直、私にはまだ難しくて、「母性って何かな」というところまで辿り着いていないです。戸田:なかなか辿り着かないよ。永野:なので、タイトルは『母性』だけど、「母性を理解しましょう」という話ではないですし、みなさんそれぞれ、この作品を受け止めてもらえたらと思います。戸田:そうだね。そのうえで、どんな選択であっても、自分自身が幸せになる道を選ぶべきだってことが伝わるといいな。とだ・えりか(写真右)1988年8月17日生まれ、兵庫県出身。『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』シリーズや、NHK連続テレビ小説『スカーレット』など話題作に多数出演。コート¥609,400パンプス¥138,600※参考色(共にロエベ/ロエベ ジャパン クライアントサービス TEL:03・6215・6116)タイツはスタイリスト私物ながの・めい(写真左)1999年9月24日生まれ、東京都出身。映画『そして、バトンは渡された』(’21年)で第45回日本アカデミー賞優秀主演女優賞などを受賞。来年、Netflixシリーズ『御手洗家、炎上する』が全世界配信。ジャケット¥836,000ワンピース¥440,000トップス¥117,700パンプス¥167,200※すべて予定価格(以上プラダ/プラダ クライアントサービス TEL:0120・45・1913)『母性』湊かなえの大ヒットミステリー小説を映画化。女子高生が遺体で発見された事件を機に、娘を愛せない母・ルミ子と母に愛されたい娘・清佳がそれぞれの記憶を辿っていく。食い違う二人の告白を通じて衝撃の真相が明らかになっていく。11月23日全国公開。※『anan』2022年11月23日号より。写真・宮﨑健太郎スタイリスト・大浜瑛里那(戸田さん)鴇田晋哉(永野さん)ヘア&メイク・松井里加(A.K.A./戸田さん)吉田美幸(Bside/永野さん)インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2022年11月22日本作で描かれる母と娘の姿に抱かずにいられない、この違和感はいったいなんなのか?戸田恵梨香と永野芽郁が親子役で共演を果たしている映画『母性』。実年齢は11歳しか離れておらず、昨年放送された連続ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』で10歳差の先輩・後輩の間柄を演じたふたりが母娘を演じることが大きな話題を呼んでいるが、違和感の正体は、そこ(=ふたりの年齢差)ではない。『告白』、『Nのために』、『白ゆき姫殺人事件』のベストセラー作家・湊かなえによる、120万部突破の同名人気小説を映画化した本作。今もって本作や登場人物たちの感情について「理解できていない」と語るふたりに話を聞いた。はじめは違和感があったけど……――ドラマ『ハコヅメ』で先輩・後輩関係の警察官を演じたおふたりですが、本作『母性』ではそれとは全く異なる“母と娘”という関係性での共演となりました。永野『ハコヅメ』より先に『母性』を撮っていたので、初めて戸田さんにお会いしたのはこの作品でした。目の前でお芝居されている姿を見て、自分のイメージしていた戸田さんと全然違っていて、いつも刺激を受けながら過ごしていました。戸田私は既に『母性』にクランクインしていたタイミングで『ハコヅメ』の情報解禁用の写真撮影があって、そこで初めて顔を合わせたんです。永野あ、そうでしたね!戸田「(『母性』の)現場、どうですか?」って聞いてくれたときのテンションや、一緒に写真を撮っている感じが、なんか気さくで、溌溂としてて、お互い気負うことなくできそうだなって印象を与えてくれました。『母性』――2作続けて共演されて、お互いにどういったところに頼もしさを感じましたか?戸田『母性』は私たちだけでなく、キャストのみなさんが悩みながら試行錯誤して撮影していたので、みんながすごく柔らかな雰囲気でお互いをフォローしながら進んでいる感じでした。私自身、当時32歳で、子どもがいるわけじゃない。最初に脚本を読ませていただいたとき、「私だと若いんじゃないですか?」と問い質したくらい違和感がありました。それをどう成立させればいいのかな?と試行錯誤している中で、撮影中に“母の日”があって、芽郁ちゃんが「母の日に」ってプレゼントをくれたり、ちゃんと私に対して“母”として対応してくれたんですね。そうやって“母”として見てくれているんだなって安心感が生まれて、あまり考えすぎなくていいのかなと思わせてくれて、自然に気負いなく現場にいれました。『母性』で苦楽を共にしたので、『ハコヅメ』のときは互いに楽しくやれましたし、「関西人ですか?」ってくらいのギャグのセンスもお持ちなので(笑)。永野え~、そうですか(笑)?戸田年の差を全く感じない存在で、(一緒にいて)ラクです。長く芸能界にいて、苦労とかしんどいことをたくさん知っているはずなのに、いつも笑顔でいるから、そこがまたすごいなと思います。現場を良い雰囲気に保ってくれるので頼りにしています。私は真顔になるタイプなので(笑)。永野いらっしゃると絶対的に「大丈夫」と思わせてくれる方なので、頼もしさしか感じていないです。佇まいがパワフルで、周りのこともすごく見ていて、サッと支えてくださるんです。私は戸田さんにくっついていくみたいな感じでした。(戸田が演じた母親役も)すごく大変な役であったと思うんですけど、それを私たちに見せることもなく、一緒に乗り越えてくださったので、先輩ですけど「ずっといて!」「離れないで」と思っちゃいます。戸田去年は、半年くらいずっと一緒だったから、いるのが当たり前になってたんですよね。半年という期間は大きかったですね。理屈で詰めていかないと成立しない今の自分の能力勝負に賭けてみた――先ほど、戸田さんはオファーに対して当初「私にできるんだろうか?」と感じたとおっしゃいましたが、出演を決めた理由、決め手になったポイントは?戸田脚本を読んで「これ、(戸田へのオファーは娘の)清佳ですよね?」って聞いたら「いや(母親の)ルミ子だよ」って。「私がルミ子なんですか?」というくらい、まさかでした。清佳をやるには歳が上過ぎるし、ルミ子をやるには若いし……私はどこに立ってるんだろう?という感じで、大学生とか結婚して間もない頃であれば演じられるかもしれないけど、清佳が高校生になった頃のルミ子は、私にはお芝居できないのではないか?と思ったんです。ただ、プロデューサーの谷口(達彦)さんが、“なぜ私なのか?”ということを長い時間語ってくれたんです。お世話になっている谷口さんという存在になにかお返ししたいという気持ちと、ここまで言ってくれるのであれば、なにかを見出せるかもしれないという想いでした。今まで、脚本を読んであまりにイメージできない役はお断りさせていただいてきたんですけど、それを毛嫌いするだけでなく、久しぶりに挑戦するべきだなと思って、自分を奮い立たせるために挑戦させてもらったというのが正直なところですね。――出演を決断される上で、心を動かされた言葉などはあったんでしょうか……?戸田基本的に私をずっと褒めてくれていて「恵梨香の芝居だったら絶対にできる!」、「恵梨香以外、できる人が見当つかない」と。本当に褒めてくださるんですけど、私の中では私とルミ子が一致しないから、どうしても「なるほど!」とはなれなくて……。もし私が実際に子どもを産んでいて、子どもを持つことへの葛藤や愛情を考えることがあったり、きっかけや経験があったなら、心理的に表現できることはあるかもしれない。愛犬に対しては母性は出まくってるんですけど(笑)、人間の子となると違うし、明らかに経験不足だろうと。容姿に関してもどこまで(高校生の娘を持つ母親の姿に)持っていけるのか?という想いもありました。加えて、感情移入することも決してできない役柄だったので、これは感情でお芝居するのではなく、理屈で詰めていかないと成立しない作品だなと思って、今の自分の能力勝負に賭けてみたという感じでしたね。――永野さんが出演を決めた理由は?永野主演が戸田さんで、原作が湊かなえさんという2点で私は決めました。戸田すごい!永野出演を決めてから脚本を読んだので、この役は「難しいな」って(苦笑)。でも戸田さんとはいつかご一緒したいと思っていたので、ついていけばいいんだと思っていました。戸田さんが“母”の視点も交えて相談に乗ってくださった――完成した作品を観ての率直な感想を聞かせてください。戸田正直「分からない」というのが素直な感想ですね。お芝居していても、かなり頭で考えながらやっていたので、それが成立していたのか?と心配な気持ちもあり、客観的に見ることができなかったんです。だから「感動しました」という声を聞くと「感動するところはどこなんだろう?」と気になりましたし、良い評価を聞くと「そうなんだ」とどこか遠いところにいるような感覚に陥るんですよね。その違和感っていったいなんなのか?まだ分からないけど、この作品によって、誰かのモヤモヤした気持ちがハッと導き出されるようなきっかけになったらいいなと思っています。永野(完成作を観て)最初に脚本を読んだときと同じ難しさは感じました。実際に撮影しているときも「これで合ってるのかな?」「これってこういうことなのかな……?」という感じで、自分の中でも「これだ!」と思えるものがなかなかなかったんです。それは完成作を観ても感じましたし、観てくださるみなさん、それぞれ思いを馳せる作品になっているのかなと思います。――現場に入ってから役柄を掴んだ瞬間や手応えを感じた部分はあったんでしょうか?戸田廣木(隆一)監督はセッションの時間をすごく取るような監督ではないし、「このシーンをこう見せたいんだ」「こうしてほしい」とおっしゃるようなタイプでもないんですよね。基本的には役者に任せてくださって、それをどのアングルから撮るか?というのを監督が考えてくださるという感じで。脚本にも携わっていたプロデューサーの谷口さんにあらためて“答え合わせ”をして、確認しながら、間違いがないように進めていました。一番難しかったのが、(ルミ子が教会の告解室で神父に対して言う)「私が間違えていたのです」というセリフでした。というのは、ルミ子は、本当に自分の育て方や娘に対してかけてきた愛情が「間違っていた」とは思ってないはずなんです。自分の美学を押しつけてきたので。じゃあなぜ、あのとき、彼女が「私が間違えていたのです」と言えたのか?それは、彼女は母(大地真央)に対して、こういうふうに言ってあげるのが正解なんだ、こういうふうに言うと喜んでもらえるんだということを考えてずっと生きてきて、娘にも「おばあちゃまになんと言ったら喜ぶのかを考えて発言、行動するのよ」とずっと教えてきた人だから、あそこで神父様と向き合ったとき、「ここで私は“間違えた”ということを認めないといけないんだ(=間違いを認めることが正しいことなんだ)」と、ある意味で、神父様にこの言葉を言わされたんだ、と。その説明を受けたとき、「なるほど」と思ったんです。そうじゃないとこのセリフを理解できなかった。そのときに、あらためてルミ子という人を理解することができたなと思いました。神父様とのシーンは早い段階で撮ったんですけど、序盤で腑に落とすことができたのはよかったと思いますね。永野母を守るために怒ったり、泣いたりするのはすごく理解できるんですが、それを取り巻く環境が理解しがたいところもあったりしました。そこで疑問に思うことを戸田さんに相談すると戸田さんが“母”の視点も交えて相談に乗ってくださり、すごく助けていただきました。――戸田さんがいないシーンはいかがでしたか?清佳が、飲食店で隣の客のマナーについて、わざわざ問い詰めるシーンは強烈でした。ああいう行動原理などは理解できましたか?永野清佳はルミ子さんと性格が全然違うじゃないですか。なぜこの性格になったんだろう?と最初は疑問に思っていましたが、監督ともいろいろお話をしながら進めていく中で、監督から「育った環境がすごく複雑だったから、ひと筋縄でいく女の子ではない」という説明をいただいたんです。ルミ子さんから育てられたと思うと、(清佳の性格や言動に)違和感しかなかったんですが、ルミ子さんとはまた違うふうに成長していっているということで、理解ができました。母親からもらった分の愛情は私も子どもにつないでいきたい――この作品に出演したことで結婚観や家族の在り方、男女の違いなどについて、気づかされたり影響を受けた部分はありましたか?戸田結婚とか家族ということに関しては、以前に出演させていただいたある映画が考えるきっかけになったことがあって、血がつながっているから家族なのではなく、血がつながっていなくても家族になる場合もあるじゃないですか?家族の形に対して決まった正解というのはなく、形式上の“家族”となった人たちがそこからどうやって、本当の意味で家族になるための関係性を育んでいくのか?というのが大事なんだなと思ったんですね。その意味で、今回の『母性』で描かれているのは、それを育めなかった家族であり、育みたくても育めない人と、育む気がない人がいて、みんなが哀しみを背負うような選択をしてしまっている。果たしてそれで本当にいいのか?と思いつつ、そうやって過ごしていく中で、いつか彼らが正解を見つけることができたらいいのにな……とは思いましたね。永野私はただただ、幸せな家族がいいなと思いました(笑)。幸せの感じ方も人によって違うと思いますが、私自身、純粋に「幸せだな」と思える家族の下で育ってきたので、自分もそういう家族を作りたいなと思っています。――母親になったとき、こうありたいと考えていることや、ご自身が親から受け取って、自分の子にも伝えていきたいと思うことはありますか?そこに関しても、本作に出演したことで意識が変わった部分があれば教えてください。戸田私自身の理屈や感性で、この作品に影響されたことは恐らくないと思います。ただ、やっぱりちゃんと“愛”というのは伝えたいし、ちゃんとハグをしたいなと思います。永野自分が母親になるということをまだ想像できないので、分からないところばかりですが、私が母親からもらった分の愛情は、私も子どもにつないでいきたいなとは思いました。――最後になりますが、今「母性とはなんですか?」と聞かれたら、どう答えますか?戸田“ホルモン”という物質(笑)。――科学的な答えが……。戸田(笑)。やっぱり、子どもだったり、恋人だったり、もしかしたらそれはペットだったり……“なにか”に対して、それを見たときに自分が「幸せだなぁ」と感じる感覚なのかな?と思いますね。――永野さんは“母性”ってなんだと思いますか?永野今はまだ分からないです(笑)。戸田理屈じゃないもんね。ホルモンですから(笑)!永野ホルモンです(笑)。『母性』11月23日(水)公開(C)2022映画「母性」製作委員会取材・文:黒豆直樹撮影:川野結李歌スタリング(永野):Shinya Tokita衣装協力(戸田):ニット/rito structure、スカート/Harikae、ピアス/MISTY、リング/RATHEL & WOLF、シャツ/スタイリスト私物衣装協力(永野):トップス・スカート/YOHEI OHNOぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント戸田恵梨香、永野芽郁のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2022年11月22日女優の戸田恵梨香が主演を務める、映画『母性』(11月23日公開)のファイナルトレーラーが18日、公開された。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。公開された映像では、のどかで美しい風景と対照的にミステリアスなメロディが響くなか、娘を愛せない母・ルミ子(戸田恵梨香)の「私が間違えていたのです」という独白を皮切りに、愛されたい娘・清佳(永野芽郁)との歪な親子関係、義母(高畑淳子)に理不尽なまでに虐げられる家庭環境…と、不穏な気配が次第に拍車をかけていく模様が映し出される。「なんで…!」とベッドの清佳を叩くルミ子の今にも壊れてしまいそうな表情や、清佳がルミ子へ投げかける「自殺したって本当なの?」という意味深な言葉、そして首に縄がかかったまま目を瞑り横たわる清佳を呼ぶルミ子の悲痛な叫びと、緊張感が溢れ出るな様々シーンから謎が膨らみ、映像の締めくくりには、清佳を愛情たっぷりに強く抱きしめるルミ子と、かたやルミ子に首を絞められる清佳という、同じ出来事のはずなのに180度記憶が食い違った姿が捉えられている。娘を愛せない母と、母に愛されたい娘、“母性”に惑わされる非常に複雑なこの母娘関係を見事に演じきった戸田と永野の2人には、原作者・湊かなえも「戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技も素晴らしかったです」と太鼓判を押しているが、役作りにはかつてない苦労を味わっていたという。これまでにないほど理解の難しい役柄だったと振り返っている戸田は「自分で自分のことが分からない、自分自身にも戸惑っている、知らないうちにそうなっていた、なぜそうなったのか分からない、というのが表現できればいいなと思って、その危うさと曖昧さを大事にしました」と語り、対して永野も役への理解を深めていくにあたり戸田の存在が不可欠だったそうで「(戸田さんが)一緒に考えてくださるので心強く、こうだよ! じゃなくて、こういう流れもあるよね、確かにそういう風にも思うよね、と寄り添いながらヒントを一緒に導き出してくれたので、自分自身でもすごく考えながら過ごせませした」と明かす。本作で初共演を果たした2人が互いに支えいながら見せつけた熱演によって、母と娘の想いのすれ違いがより鋭さを増して映し出されている。
2022年11月18日女優の戸田恵梨香が主演を務める、映画『母性』(11月23日公開)に対する現役女子高生たちのコメントが17日、公開された。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく先日、映画をいち早く鑑賞した中村高等学校の現役女子高生たちのもとを戸田と永野が電撃訪問し盛り上がりを見せたが、今回はイベントでも紹介しきれなかった女子高生たちの感想が届いた。歪んだ愛の上に立つ複雑な母娘関係に焦点を当てた本作には、生徒たちも「自分のことのように話にのまれた」「街中で見かけるさまざまな親子を見るたびこの映画を思い出します。そのくらい衝撃的な映画でした」「ラストに鳥肌」と“母性”に惑わされる物語にダイレクトな衝撃を受けた様子。さらに「本で感じた苦しさより、もっとグサグサが増した苦しさを感じました」「映画を見て泣いてしまったのはこの映画が初めて」「戸田恵梨香さんと、永野芽郁さんの演技が上手で、見入ってしまいました。とても泣けました」と、実写映画としてインパクトアップする仕上がりが胸を強く打っていることが窺える。自身の家族関係に置き換えながら思いを巡らせた生徒も多かったようで「私も家では大人の顔色を伺いながら生活してしまう事が多いのでそこは(清佳に)共感できる」といった意見や、「見終わった瞬間、今すぐにでも母に会いたい! と思った。母の強さ、偉大さを感じられた」「女性の強さ、母の強さを感じ、女性として生まれてきたことがとても誇らしかった」と人生を好転させるような前向きな感情も多く見られた。いつも自分が主人公なヒロイン母・ルミ子、正義を振りかざし余計な一言を放ちがちの空気読めない娘・清佳と、母と娘もそれぞれに尖った特徴が前面に出てくる本作だが、その周囲にも、目に焼きついて忘れられない存在感たっぷりの怪演バトルや、強烈なセリフの応酬を繰り広げるクセ強キャラクターが多数登場する。特に粗暴な扱いでルミ子を追い詰め、清佳ともバチバチの関係になっていくことから女子高生から「乱暴な言葉使いや義娘へのイジメは許せません」との感想もあった高畑淳子演じる口悪義母には、バンクーバー国際映画祭、東京国際映画祭での上映後も多くの反響が寄せられている。しかし、女子高生たちの間でもっとも憎まれていた登場人物は、ルミ子の結婚相手であり清佳の父である無関心夫・田所哲史(三浦誠己)だった。「家族間のトラブルがあっても何も口出ししなかったので腹が立ちました」「クラスで一番ヤバイ! と話していたキャラクターです」との声が多く寄せられている。哲史は自分の世界に浸り続け、家族には関心を見せずすべてのことは妻任せ、あげく妻も娘も裏切る行動で、女子高生たちにとって許しがたい男として声を上げずにいられない様子。一方で、憎まれる性格とは裏腹に「彼が自分の抱える孤独や葛藤を表に出さなかったのは、妻と娘を思ってのことなのだと思います。自分の思いの内を隠し、哀愁を漂わせながら生きる田所にとても惹かれてしまいます」「田所さんの喋らないアクションによって、よりルミ子の心情や表情が際立ち魅力的でした」と惹かれている層も一定数あらわれていた。また女子高生たちは、親と意見が食い違ったときの解決法として「両親側の意見や考えを聞いた上で自分の意見を言うようにしています」「互いの思惑、解釈の違いを話し合う」「第三者からの意見も聞く」と大多数が大人な意見を寄せ、「大人しく寝ました」「一旦寝て、お互い落ち着いてから話し合う」「寝て忘れる」とクールダウンに寝るようにしている家庭も多いようだ。なかには「同じ事でも感じる事が同じではない事をお互い知ること」と、この作品をすでに自分に落とし込んだという生徒も。原作者・湊かなえの「自分の中にこんな感情があったのかと気づくように、心の奥底にある感情が素手でえぐりだされるような作品を、どうか体感してみてください。見ないと、損、損」という言葉の通り、女子高生たちの意見にはそれぞれの体感が詰まっている。
2022年11月17日映画『母性』(11月23日公開)の公開直前イベントが東京・中村中学校・高等学校で行われ、戸田恵梨香、永野芽郁が登場した。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。2人の登場に女子高生たちは興奮で、戸田は「こうやって生の声聞くと本当に嬉しいです」と喜ぶ。2人のちょっとした仕草にも思わず「かわいい」という声が漏れ、あまりの反応に2人も顔を見合わせて笑っていた。イベントでは生徒たちが映画の感想と2人に聞きたいことを発表し、中には「両親と性格や考え方が合わない時があって、理解されてないと愛されてないように感じてしまう。どう行動したらいいのか」といったものも。2人は「難しい」と悩み、戸田は「親に限らず、自分以外は他人なので、他人同士考え方が違うのが当たり前だし、価値観も違うし、今これだけ多様性と言われてるけど、なかなかそれが浸透しづらい世の中、それがすごく難しいことなんだというのは如実に出てるのかなと感じるんですけど」と言いながら、「今自分がどうしたいのか、心地いいと思うもの、好きだと思うもの、心躍るものを選択していってほしいなと思います」とアドバイスする。永野も「実際どういう風に向き合って過ごされているかわからないから簡単なことは言えないけど、理解してくれてないから愛していないというわけではないと思うので、理解されるように努力するか、理解するように努力するか、私だったらそうする」と自身の目線で語りながら、「あくまでもご自身のしたいようにすればいいんじゃないかなと思います!」と真摯に答えた。
2022年11月15日女優の永野芽郁が出演する、三菱重工業の新CM「カーボンニュートラルの旅人」編が、11日から放送される。新CMでは、永野が“カーボンニュートラルを探す旅人”として登場。フレンチブルドッグのサステナブルくんとともに、脱炭素社会への取り組みを探していく。アースカラーのセットアップに、赤い帽子が差し色の衣装で現場入りした永野。共演するフレンチブルドッグのブルくんとじゃれ合う姿を見せ、大きな音が鳴ったり、風が吹いたりするシーンでは、ブルくんが怖がらないように背中をなでるなど動物好きな一面をのぞかせた。■永野芽郁インタビュー――今回の撮影で楽しかった部分や、印象に残っているシーンはありますか?相棒役でブルくん、ブルドックのワンちゃんが登場してくれて、2人でカーボンニュートラルを探す旅に出ている設定だったんですけど、色んなシチュエーションがあってすごくブルくんがかわいくて楽しかったです。――ブルくんとの共演はいかがでしたか?撮影中、ブルくんがずっとウーウーって言ってて、何を考えているのかまだ理解はできなかったんですけど、きっと「俺たち友達だな」って言ってたと思います(笑)。――本CMでは1つのことが、どうしても気になってしまうという役柄でしたが、ご自身でプライベートでこだわっていることはありますか?日常的にすべてがスムーズに、時間を無駄にしないようにっていうのが大きなテーマであるので、ちゃんと計画を立てるってことをこだわっているかもしれません。せっかちで、よく肩がぶつかりますね、壁に。自分が思っている以上に攻めているんでしょうね、早く曲がろうとして(ぶつけて)「痛っ」てよく言ってます。
2022年11月11日モデルの林芽亜里が、初のカレンダー『林芽亜里カレンダー2023』(2,750円 玄光社)を12月10日に発売する。ファッション雑誌『ニコ☆プチ』『ニコラ』(新潮社)の専属モデルを務めたことで10代中高生たちからの支持を受けSNSフォロワー数はTwitterが3.6万人、Instgaram10.1 万人(2022年10月時点)を誇る林。11月5日に17歳の誕生日を迎えたばかりの林が、爽やかな肩見せと共にあどけない表情でこちらを見つめる表紙が印象的なカレンダーについて語った。発売が決まったときの喜びを「とってもうれしかったです!『私のカレンダーが発売されるなんて!』という感じでした。自分だけのカレンダーを発売することは憧れでもあったし、ファンの皆さんにも喜んでもらえるんじゃないかと、とてもわくわくしていました」と話す林。撮影時の思い出を「私には珍しく(笑)、とても晴天で暑い日でした!」と振り返り、「衣装もとても素敵で、色んな季節感のお洋服を着たので1日で1年を過ごしたようでした(笑)」とニッコリ。最後に見どころを「色んなテイストのページがあるのでそれぞれの変化も楽しんでいただければと思います。特に 7・8月のページから9・10月の雰囲気の変わりように注目して欲しいです!」とアピールした。12月10日には東京・SHIBUYA TSUTAYA 特設会場で発売記念サイン会の開催も予定している。
2022年11月08日女優の永野芽郁が27日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた主演映画『母性』(11月23日公開)の完成報告会に、主演の戸田恵梨香、廣木隆一監督とともに登壇した。本作は、湊かなえ氏による同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、母・ルミ子を戸田、娘・清佳を永野が演じた。ショートパンツからすらりとした美脚がのぞくブラックコーデで登場した永野は、本作出演が決定したときの心境を「戸田恵梨香さんが主演だと聞いて、戸田さんだったらやりますっていうくらい、いつかご一緒したかったのでうれしかったです」と語り、「スイッチが入ったときの戸田さんは怪物みたいな。恐ろしいんですよ! 誰も声をかけられないくらい入っていくので、それを間近で見させていただけたのはすごく貴重な経験になりました」と振り返った。自身の親子関係を聞かれると、永野は「私、いい娘だと思うんですよ! お母さんが喜ぶことをしたいと常に思っているので、行きたい場所に連れていきますし。運転手するので。いい娘ですね~私」と満面の笑み。「月1くらいでお母さんとどこかお出かけしたりご飯食べに行ったりします。出演作は初日に絶対お母さん見に行ってくれるんです。仕事があっても。母もいい母ですね~」と続け、本作も「すごく楽しみにしています」と明かした。また、タイトルにちなみ、母性を感じる瞬間を聞かれると、永野は「実家で犬を飼っていて、実家に帰ると、私が歩き回るとくっついてずっと歩いてくるんです。胸がぎゅ~ってなって……それが母性ですか!?」と答えた。
2022年10月27日湊かなえ原作映画『母性』に出演する戸田恵梨香と永野芽郁、監督の廣木隆一が、10月27日(木)本日、「第35回東京国際映画祭」において完成報告会を実施した。先日開幕した「第35回東京国際映画祭」にて、特別招待上映作品(ガラ・セレクション部門)に出品されている本作。用意された座席数を大きく超える取材申請を受けていた『母性』完成報告会。ブラック基調のエレガントな装いで登場すると、大きな拍手に包まれた。本作が初共演となった戸田さんと永野さん。母と娘の視点が交錯して描かれ、一つのシーンでも180度違った演技を要するという難役を演じきった2人は、劇中ではそれぞれの愛情がゆがんでスレ違ってしまう関係性ながら、戸田さんが「親子ほどの歳が離れているのか調べたくらい、永野芽郁さんの母なんて演じられるのか?と最初は心配もありましたが、私が演じた母・ルミ子が“(理想の)母になれなかった”人であるものの、現場では芽郁ちゃんが私のことを母として見てくれていたので、私もなんとか成立させられたなと思っています」と感謝を伝え、「永野さんはとにかく涙がポロポロ流れてくるので、どうやって泣いているんですか?と初めて役者さんに訊ねました。すると永野さんからは、“悲しいと思ってお芝居しています”と返ってきました(笑)」と明かす。永野さんも「戸田恵梨香さんが主演だと最初に聞いていたので、脚本も開く前に、戸田さんだったらやります!と決めたくらい、いつかご一緒したかったので純粋に嬉しかったです。スイッチが入った時の戸田さんは、“怪物”というか(笑)、おそろしいぐらいに誰も言葉がかけられないような感じでグワっと(役に)入っていくので、間近でそれを見させて頂けたのはすごく貴重な経験になりました」とふり返った。娘を愛せない母と、母を愛せない娘。それぞれどのように役づくりをしていたのか問われると、戸田さんは「役についてや、そのシーンをどうやって成立させようか、という話はしていたと思います」と言い、永野さんも「“これはどうしたらいいんでしょうか?”わたしからたくさん相談ばっかりさせていただいてました」と続け、廣木監督は「2人がとても良い感じで、かなりハードなシーンも距離をしっかりとってそこにいてくれたので、僕はすごくやりやすかったです」と讃えた。また大変だった撮影について、戸田さんは「火事のシーンは大変でした。私の目線と、娘の目線、そしてそこにある事実の3つの視点があって、自分の中でしっかり理解しながらその時々のお芝居をしなくてはいけないし、火事の演出も加わる。スタッフの皆さんとももちろん、大地真央さんや(子ども時代の)娘役の役者さんとも意思疎通を取ることをすごく大事にしました。ここだけは視点が3つあるので作品全体を通してみても面白いと思います」と語る。一方、永野さんは「落ち葉の上に倒れるシーンが、本当に虫がすごくて…動いちゃいけないのに耳のあたりで音がすると勝手に体が動いてしまう…(笑)。動きたいけど動けない葛藤が大変でけっこうドキドキしました」と明かすと、戸田さんは「顔の近くをちらちら飛んでるのを払ってました(笑)」と和やかな裏話を披露した。9月に開催された「バンクーバー国際映画祭」でのワールドプレミアをふり返り、湊さんと共に現地参加した廣木監督は、「現地の観客の反応が結構面白かったんですよ。ここで笑うのか!とか。高畑さんは、出てくるだけで観客が笑う準備をしているし、(祖母、母、娘の)3人で歩くシーンでも意外な笑いが起きていた。やっぱり親子関係のあり方は少し違うのかなと感じました」と生で体感してきた観客の熱を伝えた。このあとに迎える日本での初上映・ジャパンプレミアのチケットは即完。戸田さんは「私が作品を観て感じたことと、皆さんが感じる世界のギャップがある作品だろうと思い、皆さんの感想を聞くのがとても楽しみです」と心境を語り、永野さんも「私自身も、(演じていて)これで合っているのかな、と色々感情を駆け巡らせて挑んだ作品なので、皆さんがどう見てくださるかとても楽しみです」と上映にむけて期待を寄せた。『母性』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2022年10月27日女優の戸田恵梨香が27日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた主演映画『母性』(11月23日公開)の完成報告会に、共演の永野芽郁、廣木隆一監督とともに登壇した。本作は、湊かなえ氏による同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、母・ルミ子を戸田、娘・清佳を永野が演じた。戸田は、出演が決定したときの心境を「永野芽郁さんの母親にはなれないだだろうって思いました。嘘でしょ!? って。親子ほど年が離れているのだろうかって調べたくらい心配になっちゃって、成立させられるのかなって不安だった」と明かし、「現場に入っていろいろ考えていると、私が演じたルミ子自身が母親になれない人だったというのもありますし、芽郁ちゃんが私のことを母として見てくれていたので、私の精神的にはなんとか成立させられました」と語った。また、自身の実生活での親子関係について、戸田は「箱入り娘じゃないですけど、すごく大事に大事に守られてきていたなと思います」と述べ、「幼少期はいつもプリンセスに憧れて、ドレスなんか着てそこらへんを走り回ったりしていましたけど、学生になると早く自立したくてしょうがないと思っていました」と明かした。さらに、タイトルにちなみ、母性を感じる瞬間を聞かれると、「愛犬を飼っているので毎日母性を感じます。寝ている姿を見ると、もうやられますね」とにっこり。最後に、「『母性』という作品ではありますが、実は父性のほうもやばいというお話になっておりますので、ぜひお父さんも見ていただけたらと思います」と笑顔でアピールした。
2022年10月27日「第35回東京国際映画祭」(TIFF)の「ガラ・セレクション」部門に選出された映画『母性』(11月23日公開)の完成報告会が27日、都内で行われ、戸田恵梨香、永野芽郁、廣木隆一監督が登壇した。本作は、湊かなえ氏による同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、母・ルミ子を戸田、娘・清佳を永野が演じた。戸田は、出演が決定したときの心境を「永野芽郁さんの母親にはなれないだだろうって思いました。嘘でしょ!? って。親子ほど年が離れているのだろうかって調べたくらい心配になっちゃって、成立させられるのかなって不安だった」と明かし、「現場に入っていろいろ考えていると、私が演じたルミ子自身が母親になれない人だったというのもありますし、芽郁ちゃんが私のことを母として見てくれていたので、私の精神的にはなんとか成立させられました」と語った。本作では学生時代から母まで、20年以上の年齢幅を演じたが、戸田は「そこに関しては運よく朝ドラを経験させてもらっていて、15歳から50代前半まで、40年近くの人生を体験させてもらって、一つの引き出しはあったので、その引き出しを今回開かせてもらいました」と、ヒロインを演じたNHK連続テレビ小説『スカーレット』が生きたという。一方、永野は「戸田恵梨香さんが主演だと聞いて、戸田さんだったらやりますっていうくらい、いつかご一緒したかったのでうれしかったです」と笑顔を見せ、「スイッチが入ったときの戸田さんは怪物みたいな。恐ろしいんですよ! 誰も声をかけられないくらい入っていくので、それを間近で見させていただけたのはすごく貴重な経験になりました」と振り返った。
2022年10月27日女優の戸田恵梨香と永野芽郁が24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「ガラ・セレクション」部門に選出された映画『母性』で母娘役を演じた戸田と永野。戸田はロングドレスで視線を集め、永野はシャンパンゴールドのドレスで輝きを放った。そして、代表して戸田が「本日はこのような映画祭に参加させていただき本当に光栄です。ありがとうございます」と挨拶した。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。撮影:蔦野裕
2022年10月24日恵泉女学園大学(東京・多摩市)では11月6日(日)に学園祭「恵泉祭」を開催いたします。今年は在校生と招待卒業生以外は高校生や受験生のみの来校受付となります。恵泉祭主なプログラム・ハローキティSDGsスペシャルステージ・インターナショナルファッションショー・ハンドベルクワイヤ演奏・クラブ・サークル活動発表、展示・メイポールダンスメイポールダンスオープンキャンパス同時開催!恵泉祭同日に高校生や受験生対象にオープンキャンパスを開催いたします。オープンキャンパスプログラム・2023年度入試概要説明・SDGs講座~指定校&公募推薦対策講座・一般・特別スカラシップ入試対策講座(国語・英語)・キャンパスツアー・教育農場ツアー・授業体験「東アジアの中の日本語・日本文化」「韓国若者の兵役問題と東アジアの平和ーB.T.Sの兵役免除、あなたは賛成ですか反対ですか?」★注目プログラム★特別企画!プロのマンガ家から学ぶキャラクター講座講座内容:形が与える印象というものは、無意識に私たちの脳にインプットしてきます。私達がかわいいと感じたり、カッコいい、面白いと感じるキャラクターは、いったいどういう形をしているのでしょう?また、このまる・さんかく・しかくという図形を用いて、さまざまなキャラクターを作ってみましょう。【詳しい説明とご予約はこちら】 アクセス京王多摩センター、小田急多摩センター、多摩都市モノレール多摩センター駅よりスクールバス(無料)で約10分 地図 : 特典来場者全員に恵泉女学園大学オリジナルグッズ(消毒スプレー、スケッチブック、ワイルドストロベリー栽培キット等)をプレゼントオープンキャンパスに参加し、アンケートに回答した方は入学検定料が通常3万円のところが1万円に割引にさらに、個別相談に参加した方はAO入試前期の入学検定料が無料恵泉女学園大学について東京都多摩市にある女子大学人文学部(日本語日本文化学科・英語コミュニケーション学科)人間社会学部(国際社会学科・社会園芸学科)の2学部4学科がある。学園創立当初から、他の学校では見られない「聖書」「国際」「園芸」を正課に取り入れてきた恵泉女学園。人間の基本的なあり方を学び、広い視野をもつ自立した女性の育成を願った創立者・河井 道の信念は、恵泉女学園の誕生から90年近くたった今日でも、脈々と受け継がれている。お問い合わせ先恵泉女学園大学入試広報室TEL:042-376-8217FAX:042-376-8604email: nyushi@keisen.ac.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月22日2022年10月21日、音楽バンド『いきものがかり』のメンバーである吉岡聖恵さんが第1子を出産したことを、ウェブサイトを通じて発表しました。この度、メンバーの吉岡聖恵が第一子を出産いたしました。母子ともに元気に過ごしておりますことをご報告申し上げます。今後の活動につきましては、本人の心身の健康と育児の状況を考慮しながら続けてまいります。今後ともあたたかく見守っていただけたら幸いです。いきものがかりウェブサイトーより引用吉岡さんは、2020年に一般男性と結婚。2022年6月には、妊娠したことを明かしていました。吉岡さんの出産に、同じく『いきものがかり』のメンバーである水野良樹さんは、「よかったよかった」と、安堵とともに祝福しています。✨祝✨よかった、よかった。皆さん、あたたかく見守ってくださり、ありがとうございます。今後とも、グループともどもよろしくお願いします。by 水野 — 水野良樹(HIROBA / いきものがかり)official (@mizunoyoshiki) October 21, 2022 水野さんだけでなく、ファンからも吉岡さんの出産を祝う声が上がりました。・おめでとうございます!子育てが落ち着いてきたら、子供が生まれた幸せも歌にしてほしいですね!・嬉しいニュースに、心が明るくなりました!・『いきものがかり』の曲が、子守唄になるかもしれませんね!吉岡さん、ご出産おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2022年10月21日戸田恵梨香と永野芽郁が、ある未解決事件の語り手となる母娘を演じる湊かなえ原作の映画『母性』。2021年7月から放送され人気を獲得したドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」では先輩・後輩役として息の合った掛け合いを見せた戸田さんと永野さんが、本作では母・娘役として残酷なほどに毒を含んだセリフを浴びせ、これまでのイメージを覆す役どころに注目が集まっている。実は本作は、「ハコヅメ」で“愛され最強コンビ”を演じる以前の共演だったという。先日、証言が180度異なりすれ違う、戸田さん演じる娘を愛せない母・ルミ子と永野さん演じる母に愛されたい娘・清佳の様子を収めた予告編が解禁となり、お互いに投げかける「気持ち悪いのよ」「頭おかしいんじゃない」といったセリフが衝撃を与えた本作。2人が、本作で娘を演じることが発表された際にもSNS上では「ハコヅメと役柄はガラッと変わりますが、演技がとっても上手なおふたりなので、すごくすごくワクワク」「戸田&永野ペアあんなガチ可愛かったのに母性ぜんぜん違う人みたい…スゴ…」「湊かなえ原作、戸田恵梨香×永野芽郁というハコヅメ以来大好きなWキャスト、この世でいちばん胸焼けしそうな二字熟語『母性』がタイトルってなトリプルパンチで興味のど真ん中ぶち抜かれた」という声が上がるほど。本作の撮影は「ハコヅメ」撮影開始前に終了しており、実は撮影時初共演だった2人。戸田さんは「永野さんの透き通る肌や目、心には『支えてあげたい』『守ってあげたい』と思わせる力があり、私個人の母性が邪魔をしてとても苦労しました(笑)」と当時をふり返り、「真っ直ぐな目からは、清佳を彷彿させる強さと説得力があり、私を勇気づけてくれました。本当に頼れるペアです」と永野さんを称賛。戸田さん自身、“理解し難く共感の難しい女性”とルミ子を表すほどの難役に挑む中で、永野さんの存在が心の支えとなったことを明かしている。一方、「戸田さんがルミ子を演じている時の雰囲気は、普段のお人柄とは全く違い、間近で見て圧倒されました」と語る永野さん。“戸田さんと共演できること”がオファーを受けた決め手とも明言しており、「私が疑問に思うことまでも一緒に解消してくれる心強すぎる方で、戸田さんが役に向き合う姿に私自身とても影響を受けました。共演させて頂けてとても嬉しかったです」と喜びのコメントを寄せている。お互いにそれぞれのキャラクターの感情が複雑に絡み合う役を追求していく中で、役柄とは正反対に支え合っていた信頼関係。最強のコンビネーションによる、新たな化学反応には期待が高まっている。本作は北米最大級の映画祭のひとつ、カナダ・第41回バンクーバー国際映画祭正式招待作品としてワールドプレミアが行われ、さらに第35回東京国際映画祭特別招待作品(ガラ・セレクション部門)としてジャパンプレミアが決定。戸田さん、永野さんの迫真の演技には早くも海外映画祭から絶賛の声が上がっている。『母性』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2022年10月04日女優の戸田恵梨香が29日、都内で行われた「『ランコム 美肌菌ステーション』POP UP イベント開催記念 ~日本のランコム ミューズ 戸田恵梨香さんとの5年間の軌跡~」に出席した。透明感あふれる純白のドレス姿で登場した戸田。同ブランドのミューズに就任して5年目を迎えるが、就任当時の映像が流れると「表情が違いましたね。びっくりしました」と驚き、同ミューズのオファーを聞いた際の当時の心境を尋ねられると「本当にびっくりしました。ランコムという世界的なブランドのミューズに選んでいただけるなんて夢にも思っていなかったので、まさか私がそんなチャンスをいただけるとは思っていなかったですし、舞い上がるような気持ちになりましたね」と回顧した。また、今回、開催されるPOP UPイベントでは戸田の過去5年の写真が見られるエリアがあるそうで、一足先に会場に訪れたという戸田は「5年ってあっという間だと思っていたんですけど、実際にさまざまな写真を見てみると、"あのときあんなことあったな"、 "こういう顔をしていたんだな"って、自分自身の顔で歴史を感じたというか、感慨深いなと思いました」としみじみと語り、「自分の過去の写真を改めて見る機会ってなかなかないんですけど、こうやってランコムと一緒に歩んできたんだなって思うと感慨深いですね」と吐露した。そして、同ブランドが、より多くの女性がポジティブに暮らせるような支援活動をしていることにちなみ、自身がポジティブに過ごすための秘訣や意識していることを尋ねられた戸田は「好きなことをするというのが大事だと思いますし、自分が選択していくことを信じることなのかなと思いますね。自分が自分のことを信じてあげることで、前向きに過ごすことができますし、より選択が広がっていくのかなと思います」と力強く語った。さらに、普段、健康的な肌を保つために意識していることを聞かれた戸田は「お風呂に入るときとか、すっぴんになったときに自分の肌をよーく見るようにして、ちょっと乾燥しているかなって思ったら化粧水を多めに塗ってみたり、ジェネフィックをさらに足してみたりしながら、その日その日のコンディションに合ったスキンケアをするようにしています」と明かした。
2022年09月29日戸田恵梨香が娘を愛せない母親、永野芽郁が母に愛されたい娘を演じ、ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」コンビの新たな挑戦が話題の映画『母性』。この度、母が娘に衝撃のひと言を放ち、さらに大地真央、高畑淳子という母たちも登場する本予告が解禁。大人気声優の梶裕貴がナレーションを担当した。9月下旬からカナダで開催される北米最大級の映画祭の1つ、第41回バンクーバー国際映画祭正式招待作品としてワールドプレミアが行われ、さらに第35回東京国際映画祭特別招待作品(ガラ・セレクション部門)としてジャパンプレミアが決定している本作。本予告編は、戸田さん演じる娘を愛せない母:ルミ子の「私が間違えていたのです…」という懺悔ともとれる告白の後に、女子高生死亡事件の映像が映し出されるところから始まる。女子高生が自ら命を絶った。その真相は不明。果たして事故か、自殺か、殺人か?JUJUが書き下ろしたエモーショナルな主題歌「花」にのせ、すれ違う母と娘の180度違う証言が紡がれていく。やがてルミ子(戸田さん)の口からは「気持ち悪いのよ…」「私の努力をあんたが台無しにしてるのよ」と娘・清佳(永野さん)へ向けられるひと言が!さらに清佳からも「頭おかしいじゃないの?」との言葉が放たれる。予告の最後には、清佳を抱きしめるルミ子の姿が「私は娘を強く抱きしめて言ったのです」という戸田さんのモノローグに乗せて映し出されるが、一転して清佳の首を絞める姿に切り替わってもいる。果たして、どちらが真実なのか?また、大地さんが演じるルミ子の母親は、「まぁ!素敵ね!」が口癖で理想の世界に生きるママ。無償の愛を娘に注ぎ育て、ルミ子と異常なまでの強い絆で結ばれている、物語のカギを握るキャラクターだ。高畑さんが演じる口が悪すぎるルミ子の義母は「文句があるなら出ていけばいいだろ?」「それでも、お前は母親か!!」などルミ子へきつく当たる一方で、自分の娘には過剰な優しさで接する一面を持つ、クセの強さ満点のキャラクター。この2人の母親が物語をどうかき乱していくのかにも注目。【母】【娘】【ママ】【義母】それぞれの役どころを4人の実力派女優が熱演を見せる予告編。梶さんによるナレーションが、“母性”に狂わされ180度逆転する物語を一層盛り上げる。『母性』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2022年09月15日女優の戸田恵梨香が主演を務める、映画『母性』(11月23日公開)の本予告が15日、公開された。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。本予告では娘を愛せない母ルミ子(戸田)の「私が間違えていたのです……」という懺悔ともとれる告白の後に、女子高生死亡事件の映像が映し出され、JUJUが書き下ろしたエモーショナルな主題歌「花」にのせて、すれ違う母と娘の180度違う証言が紡がれていく。ルミ子の口から「気持ち悪いのよ」「私の努力をあんたが台無しにしてるのよ」と娘:清佳(永野芽郁)へ向けられる衝撃の一言が。さらに清佳からも「頭おかしいんじゃないの?」という言葉が投げられ、真っ向からすれ違う母娘の様子が描かれる。予告の最後には、「私は娘を強く抱きしめて言ったのです」という戸田のモノローグに載せて清佳を抱きしめるルミ子の姿が一転して清佳の首を絞める姿に切り替わるという衝撃の映像が映し出された。さらにルミ子の母親(大地真央)は「まぁ! 素敵ね!」が口癖で理想の世界に生き、無償の愛を娘に注ぎ育てルミ子と異常なまでの強い絆で結ばれているという物語のカギを握るキャラクター。口が悪すぎるルミ子の義母(高畑淳子)は「文句があるなら出ていけばいいだろ?」「それでも、お前は母親か!!」などルミ子へきつく当たる一方で、自分の娘には過剰な優しさで接する一面を持つ、クセの強さ満点のキャラクターで、2人の母親が物語をどうかき乱していくのかにも注目となっている。ナレーションは声優の梶裕貴が担当し、“母性”に狂わされ180度逆転する物語を一層もりあげている。(C)2022映画「母性」製作委員会
2022年09月15日永野芽郁が主演を務め、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞した『マイ・ブロークン・マリコ』より、永野芽郁と奈緒が写る場面写真が解禁された。今回解禁となったのは、永野さん演じるシイノと奈緒さん演じるマリコが2人っきりで線香花火をする様子を切り取ったもの。劇中で、花火は中学生の頃のシイノとマリコにとって忘れられない、2人の関係をまた特別なものにするキーワード。大人になり、広い屋上で肩を寄せ合いながら静かに線香花火をする2人の姿は映画の中でも象徴的に描かれる。原作者、平庫ワカのイラストにインスパイアを受けた本シーンは、線香花火の着火時間が予想できないこともあり、本作の中でも撮影に最も時間を要したという。花火をしながらの2人の会話は、長回しで撮影され、撮影当日に急遽足された台詞も多くあったそう。秋を感じさせる気候が続く夏の終わりにぴったりな1枚で、柔らかい表情のシイノとマリコがどのような会話を交わしているのか、本作の公開にますます期待が膨らむ写真となっている。『マイ・ブロークン・マリコ』は9月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年9月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年09月01日女優の戸田恵梨香が主演を務める、映画『母性』(11月23日公開)の主題歌が17日、公開された。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。主題歌は、JUJUが鮮やかに歌い上げる新曲「花」に決定。穏やかなバラード調のメロディの中に、劇中で戸田恵梨香演じる母・ルミ子、永野芽郁演じる娘・清佳の「一緒に歩んできた出来事を回想しているはずなのに、次第に食い違っていく二人の語り」や「母に懸命に愛されたいと願う娘の心情」を綴る歌詞が力強く歌いあげられる。JUJUは「人の数だけものの見方があるだろうし、考えることも感じ方も違うだろうということは何となくわかっていた筈なのに、この映画を観ながらずっと私の中にあった感情は『どきりとする』でした。観終わってからもずっと続いている『どきり』と共に、これから先ずっと大切に『花』を歌っていきたいと思います。素晴らしい映画に携わることができ、本当に光栄です!!」と語る。本作の製作陣は、JUJUへの起用オファーへの決め手について「誰の人生にもままならないことが多かれ少なかれあると思う。それを受け入れ、人生を誰かの意志に委ねることなく、自分自身で心の居場所を見つけることが幸せになるきっかけであって欲しい。そういう願いを込めて、自然体で自分らしく生きることを体現されているJUJUさんにオファーしました」と明かしている。主題歌「花」について、主演の戸田恵梨香は「清佳の応援ソングのようでルミ子の母の歌のようにも聴こえ慈愛と美しさを感じます。また、JUJUさんの強さと包み込むような歌声からこの曲を聴き終わってようやく『母性』という作品が完成するのだと実感しました」、永野芽郁も「『母性』という作品の登場人物それぞれの気持ちを代弁し、背中を一押ししてくれる強さを感じました。本編を見終わった後に『花』という主題歌で全ての人の心が救われるはずです。劇場の、良い音響でJUJUさんの歌声に涙してください! 笑」とコメントを寄せた。(C)2022映画「母性」製作委員会
2022年08月17日戸田恵梨香と永野芽郁が、ある未解決事件の語り手となる母娘を演じる湊かなえ原作の『母性』。その主題歌がJUJUの新曲「花」に決定した。愛せない母と愛されたい娘、2人ぞれぞれの視点で1つの事件が語られる本作。その主題歌としてJUJUさんが鮮やかに歌い上げる新曲「花」は、穏やかなバラード調のメロディの中に、劇中で戸田さん演じる母・ルミ子、永野さん演じる娘・清佳の“一緒に歩んできた出来事を回想しているはずなのに、次第に食い違っていく2人の語り”や“母に懸命に愛されたいと願う娘の心情”を綴る歌詞が力強く歌いあげられ、愛憎渦巻く親子の物語をドラマティックに彩る珠玉の1曲として完成した。JUJUさんは「人の数だけものの見方があるだろうし、考えることも感じ方も違うだろうということは何となくわかっていた筈なのに、この映画を観ながらずっと私の中にあった感情は『どきりとする』でした。観終わってからもずっと続いている『どきり』と共に、これから先ずっと大切に『花』を歌っていきたいと思います。素晴らしい映画に携わることができ、本当に光栄です!!」と語る。本作の製作陣は、JUJUへの起用オファーへの決め手について、「誰の人生にもままならないことが多かれ少なかれあると思う。それを受け入れ、人生を誰かの意志に委ねることなく、自分自身で心の居場所を見つけることが幸せになるきっかけであって欲しい。そういう願いを込めて、自然体で自分らしく生きることを体現されているJUJUさんにオファーしました」と明かしている。また、この主題歌「花」について、主演の戸田さんは「清佳の応援ソングのようでルミ子の母の歌のようにも聴こえ慈愛と美しさを感じます。また、JUJUさんの強さと包み込むような歌声からこの曲を聴き終わってようやく『母性』という作品が完成するのだと実感しました」とコメント。永野さんも「『母性』という作品の登場人物それぞれの気持ちを代弁し、背中を一押ししてくれる強さを感じました。本編を見終わった後に『花』という主題歌で全ての人の心が救われるはずです。劇場の、良い音響でJUJUさんの歌声に涙してください!笑」と語っている。『母性』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2022年08月17日7月の参院選で初当選を果たすも、滞在先のドバイから帰国する見込みのないNHK党の“ガーシー”こと東谷義和議員(50)。相次ぐ波紋を呼ぶ行動に、立花孝志党首(55)も手を焼いているようだ。初登院となるはずだった8月3日召集の臨時国会を欠席したガーシー氏。事前に参議院に海外渡航届を提出したが、参院議院運営委員会の理事会からは全会一致で否認された。立花氏は12日に開いた記者会見で、ガーシー氏とドバイで面談したことを報告。ガーシー氏には不当逮捕の可能性があるとしつつも、「本人としても日本に戻ってきたいという強い意向がある」と明かした。「立花氏はガーシー氏の帰国が実現するには、政治家の不祥事を追求するような暴露で世論から支持されることだと考えているようです。ですが、ガーシー氏は“暴露系YouTuber”から国会議員に転身したものの、『国民が納得するような暴露はない』と立花氏は不満気でした。立花氏はガーシー氏の役割を、『政治家の不祥事を暴くことによって辞任などの成果を出すこと』と改めて強調していました」(スポーツ紙記者)ガーシー氏が当選後に行った暴露といえば、人気YouTuber「東海オンエア」のてつやが女性YouTuberのきりたんぽにキスする動画を公開したこと。しかしこの暴露によって、きりたんぽはYouTuber活動を休止する事態に追い込まれたのだった。「この暴露について、世間からは『公益性が感じられない』『民間人への個人攻撃』とガーシーさんに批判の声が上がりました。ガーシーさんは8月の臨時国会を欠席した際、インスタで《政界に嵐を吹き込んだるから》と息巻いていました。最近では、自民党の木原誠二官房副長官の暴露を仄めかしていますが、まだ実行には移していません。ガーシーさんといえば、TwitterやYouTubeチャンネルなど相次いでアカウントが停止され、発信の場が制限されています。そのため、近日中に開設するオンラインサロンでの発信がメインになるそうですが、そのサロンは有料だといいます。いまやガーシーさんは国会議員。そもそも、選挙公約に“47人の実名暴露”を掲げていましたが、『落選したら有料会員サロンのみで暴露する』と話していたはず。料金を取って情報を発信するとは不平等ですし、“公約違反”と見なされかねません。政治家の暴露を行うとしても、有料とあれば公人としての見識を疑われても仕方がないでしょう」(前出・スポーツ紙記者)当選から1カ月が経つも“有益な暴露”がなく、立花氏からも“指導”が入ったガーシー氏。8月12日には《みんなー、いよいよオンラインサロンオープンするでー!楽しみに待っててやー!》とInstagramで呼びかけていたが、多くの国民から納得を得られるだろうか。
2022年08月15日2022年8月13日、俳優の剛力彩芽さんがInstagramを更新。10年以上前に撮影した、10代の時の写真を公開し、反響を呼んでいます。剛力彩芽、貴重なロングヘアー時代に絶賛の声もともと、ファッション誌『Seventeen』の専属モデルとして活躍していた剛力さん。当時はロングヘアーでしたが、現在の剛力さんといえば、短いヘアスタイルが印象的です。今回剛力さんが公開した写真は、そんな貴重なロングヘアー時代に撮影したもの。「こんな時もありました」と感慨深げなコメントともに公開した写真がこちらです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 剛力彩芽(@ayame_goriki_official)がシェアした投稿 印象的な眼差しや、透明感は現在と変わらない剛力さん。どこか初々しい印象を抱く写真に、ファンからは「かわいすぎる」と絶賛のコメントが寄せられています。・透明感、半端ない!・ロングヘアーの彩芽ちゃん、懐かしい。・天使かと。きれいで、さらにかわいい。200投稿目を記念した、今回の投稿。今後、どんな剛力さんに出会えるのか、ファンも更新を楽しみにしていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年08月14日永野芽郁の圧倒的新境地として話題の映画『マイ・ブロークン・マリコ』から、本予告映像と場面写真が解禁となった。解禁となった本予告映像では、シイノ(永野芽郁)の鋭い視線の先に、親友マリコ(奈緒)の遺骨が…。マリコを学生時代から虐待し続けた父親(尾美としのり)から遺骨を強奪し大絶叫、包丁を突きつける怒涛の展開からはじまる。「シイちゃんとずっと一緒にいる」と笑顔ながらも、顔の傷跡が痛々しいマリコとの思い出を胸に、「今度こそ私が助ける」とマリコの遺骨を抱え、シイノは走り出す。マリコの「私ぶっ壊れてるの」の言葉をはじめ、2人の過去が次々思い出され、ひとり取り残されたシイノが押し潰されそうになる中、思い出したのは「ねぇねぇ、シイちゃん、行ってみたいね」と“まりがおか岬”のポスターを笑顔で指差すマリコの姿だった。牛丼をたいらげ、「だから行こう、ふたりで」と優しく笑いかけるシイノ。シイノにとって“たったひとりの友”であるマリコのための道中は前途多難で、ひったくりに遭い、さらにマキオ(窪田正孝)に怒鳴る姿も。「アタシ、何度もあの子のことめんどくせぇって」と思いながらも、「私には正直あんたしかいなかった」と語りかけるシイノの思いとは――。「あんたがいない世界で、どうやって生きようか」。マリコという魂の片割れを突然失ったシイノが喪失感、怒り、悔しさ、様々な感情を抱え、マリコに投げかける「死んでちゃ分かんないだろ」という言葉。シイノの旅はどんな結末を迎えるのか。また、今回、永野さん演じるシイノほかキャラクターの表情を切り取った場面写真も解禁。本作は先日、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞しており、公開が期待されている。『マイ・ブロークン・マリコ』は9月30日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年9月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年08月10日先月行われた参院選で初当選を果たしたものの、その行動が問題視されているガーシー参議院議員(50)。その火の粉は、ガーシー議員の所属するNHK党の立花孝志党首(54)が降りかかっているようだ。ガーシー議員の問題行動は二つある。一つ目は、“国会の欠席”。8月3日から5日まで3日間開かれた臨時国会に、東谷議員は1度も姿を現さなかったのだ。「ガーシー議員は滞在先のドバイからオンラインで選挙活動を行い、当選直後から帰国しない意向を示していました。帰国しない理由について、立花党首は『ガーシーが警察から詐欺容疑などで不当逮捕されることを恐れている』などと説明しています。いっぽうで先月22日にYouTubeで公開された堀江貴文氏(49)との対談動画で、立花党首はガーシー議員について『一生帰ってこないんじゃないですか。だって、値打ちがなくなると思うんですよね、彼の。日本でビビりながらYouTube出すよりも、ドバイにいたままの方が面白い』『国会議員という肩書きのままドバイにいる方がベスト』と話し、国会に出席しないことを容認していました」(スポーツ紙記者)そして二つ目は、“キス動画晒し”だ。ガーシー議員は先月27日に、人気YouTuber『東海オンエア』のてつやが女性YouTuberのきりたんぽにキスする動画をInstagramのストーリーで公開した。「ガーシー議員の公開した動画には、カラオケ店で周囲から『キス!キス!キス!』と促されるてつやさんの姿が。その後、てつやさんはきりたんぽさんを抱き寄せてキスしていました。しかし今月2日、きりたんぽさんは『キス動画は4年以上前のもの』とYouTubeで説明。さらに動画が公開されたことで誹謗中傷や殺害予告が届いたため突発性難聴を発症したと明かし、当分の間は動画投稿を休止するとも発表しました」(前出・スポーツ紙記者)物議を醸すガーシー議員の行動の数々。そんなガーシー議員を擁するNHK党のトップである立花党首はというと……。4日、立花党首はYouTubeにアップした動画で“キス動画晒し”について言及。しかし、「党の代表は立花ですので、どのような責任を取るのかと言われれば、何もしません。責任の取りようがありません」とコメントしたのだ。さらに、「ガーシーがどういう意味をもって、きりたんぽさんのキスしてる動画を出したのか、正直わからないんですよね。もっというと、知りたいとも思いません」とも語っている。放任の姿勢を見せる立花党首だが、ある全国紙の記者は首をかしげる。「選挙出馬前にガーシー氏が行ってきた数々の“暴露”はあくまでYouTuberとして行ったものなので、そこに関しては当事者間で解決すればいい問題でしょう。ただ、今は参議院選挙で当選した一人の国会議員です。国会議員と並行してこれまで通り暴露を続けることは止められるものではありませんが、公益性があるとは言えない女性YouTuberの4年前のキス動画を晒すというのは議員として見識を疑われても仕方がありません。そんな行動が問題視されている議員の行動を正すのが、党首としての務めではないのでしょうか」にも関わらず“ノータッチ”を貫く立花党首。ネット上では、そんな振る舞いを疑問視する声が上がっている。《党首の立場でしたら、自党の議員の個人的行動について責任は無いにせよ、明らかに議員活動から逸脱している他人のプライバシーを侵す行為については注意するべきではないでしょうか。その前に自党の党員が当選していながら帰国しようとせず国会を欠席する行動については、党首としての責任があると思うのですが》《一般企業でも、部下のしくじりで他人が不利益を被ることがあった場合 それが直接の関係がなくても 状況精査 本人に説明を求めるよう話位はするように思います》《党に所属する議員が他人へ迷惑をかけたら党首として謝罪して、議員へ注意するのが一般的でしょう》《おいおい。党首なんだから、自分とこの議員の不祥事なんだから、責任もって対処しろよ。党の公認候補だったんでしょ?》
2022年08月06日湊かなえ原作で、11月23日(水)より公開される映画『母性』。このたび、<母・戸田恵梨香>と<娘・永野芽郁>、ふたりの場面写真が公開。さらに、湊かなえからの激賞コメントも到着した。累計発行部数360万部を超え、2010年に映画興行収入38.5億円を記録した超ヒット作『告白』から12年。数々の傑作を生み出し日本中を震撼させてきたベストセラー小説家の湊かなえが「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」とまで語った渾身の作品で、累計発行部数100万部を突破した『母性』(新潮文庫刊)が映画化される。ある未解決事件の語り手となる母娘を演じるのは、戸田恵梨香と永野芽郁。人気実力トップクラスのふたりの女優が、繊細かつ大胆な演技で新境地を切り開く。いまや国民的女優としての地位を不動のものとした戸田恵梨香が、娘を愛せない母親・ルミ子役。映画・ドラマの主演作が続く若手女優の筆頭・永野芽郁が、母に愛されたい娘・清佳役。配役が発表された時は、TVやSNSで大きな話題を集めた。ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』で先輩・後輩役として息の合ったユーモラスな掛け合いを見せた戸田と永野が、本作では一転、”母性”に翻弄される母娘に挑戦するとあって、今回ふたりがどんな演技を見せるのか期待が高まっている。ドラマの時とはまた違った迫真の演技を披露する戸田&永野の熱演は勿論のこと、母と娘の不穏な関係性が、事件にまつわるふたりの視点の違いとともに描かれるのも映画の大きな見どころのひとつ。母の証言では「娘を強く抱きしめた」というシーンがある一方で、その同じ場面を娘は「母に首を絞められた」と証言をする。このたび公開されたのは、そんな180度真逆の証言に終始惑わされるであろうことを予想させる場面写真たち。”母性”を巡る〈ひとつの事件〉と、母と娘〈ふたりの食い違う証言〉によって浮かび上がる衝撃の物語の全貌とは?さらに、物語に登場するひと際キャラの濃い母娘たちを、大地真央、高畑淳子、中村ゆり、山下リオが熱演している。監督を務めるのは人間ドラマの名手、廣木隆一。完成した作品を鑑賞した原作者・湊かなえによると、「完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです」「大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンタテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います」と、その仕上がりはもちろん、豪華俳優陣が魅せる迫真の演技にも感激し絶賛している。そして公開に先駆け、本作のムビチケ前売券が、全国の劇場・オンラインにて8月11日(木・祝)より発売開始となる。ぜひムビチケを手に取り、この物語の行く末を目撃する瞬間へ備えていただきたい。原作者・湊かなえコメント全文・多くの企画者が映像化を熱望した「母性」。今回、映画化を許諾された決め手について娘(母親から愛される立場)であり続けたいまま子どもを産んだ母親と、その母親から愛されたい娘。そのふたりの物語であることをきちんと汲み取った内容の脚本だったので、ぜひお願いしたいと思いました。女性は子どもを産めば必ずしも母性が芽生えるわけではない、といったことなど、「母性」について年齢や性別を問わず多くの方が考えてくださる作品になってほしいと思いました。・完成した映画を観て俳優の方々の演技がすばらしい。背景が美しい。母と娘の思い違いの場面が、観客に自然に伝わる構成になっている。音楽もよい。と、完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います。自分の中にこんな感情があったのかと気づくように、心の奥底にある感情が素手でえぐりだされるような作品を、どうか体感してみてください。見ないと、損、損。『母性』11月23日(水)より公開
2022年08月05日戸田恵梨香と永野芽郁が母娘を演じ、ベストセラー小説家・湊かなえの同名小説の映画化『母性』。この度、娘を愛せない母を演じた戸田さんと母に愛されたい娘を演じた永野さんの場面写真が解禁、さらに、原作者・湊さんから激賞コメントも到着した。ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」で先輩・後輩役として息の合ったユーモラスな掛け合いを見せた戸田さんと永野さんが、本作では一転、“母性”に翻弄される母娘に挑戦。ドラマとはまた違った迫真の演技を披露する2人の熱演はもちろんのこと、母と娘の不穏な関係性が、事件にまつわる2人の視点の違いととも描かれるのも映画の大きな見どころのひとつ。母の証言では「娘を強く抱きしめた」というシーンがある一方で、その同じ場面を娘は「母に首を絞められた」と証言をする。このたび解禁となったのは、そんな180度真逆の証言に終始惑わされるであろうことを予想させる場面写真。“母性”を巡る〈1つの事件〉と、母と娘〈2人の食い違う証言〉によって浮かび上がる物語の全貌が気になるものとなっている。すでに完成した作品を鑑賞した湊さんは、「完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地(真央)さん、高畑(淳子)さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います」と、その仕上がりはもちろん、豪華俳優陣が魅せる迫真の演技にも感激した様子だ。湊かなえ(原作者)コメント全文・多くの企画者が映像化を熱望した「母性」。今回、映画化を許諾された決め手について娘(母親から愛される立場)であり続けたいまま子どもを産んだ母親と、その母親から愛されたい娘。その二人の物語であることをきちんと汲み取った内容の脚本だったので、ぜひお願いしたいと思いました。女性は子どもを産めば必ずしも母性が芽生えるわけではない、といったことなど、「母性」について年齢や性別を問わず多くの方が考えてくださる作品になってほしいと思いました。・完成した映画を見て俳優の方々の演技がすばらしい。背景が美しい。母と娘の思い違いの場面が、観客に自然に伝わる構成になっている。音楽もよい。と、完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います。自分の中にこんな感情があったのかと気づくように、心の奥底にある感情が素手でえぐりだされるような作品を、どうか体感してみてください。見ないと、損、損。『母性』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2022年08月05日女優の戸田恵梨香が主演を務める、映画『母性』(11月23日公開)の場面写真が5日、公開された。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。公開されたのは、母と娘の緊迫した様子が浮かび上がってくる場面写真。作中では母と娘の不穏な関係性が、事件にまつわる2人の視点の違いととも描かれ、母の証言では「娘を強く抱きしめた」というシーンがある一方で、その同じ場面を娘は「母に首を絞められた」と証言する。完成した作品を鑑賞した原作者・湊かなえによる絶賛コメントも届き、公開に先駆けてはムビチケ前売券が、全国の劇場・オンラインにて8月11日より発売開始となる。○湊かなえ(原作者) コメント全文・多くの企画者が映像化を熱望した「母性」。今回、映画化を許諾された決め手について娘(母親から愛される立場)であり続けたいまま子どもを産んだ母親と、その母親から愛されたい娘。その二人の物語であることをきちんと汲み取った内容の脚本だったので、ぜひお願いしたいと思いました。女性は子どもを産めば必ずしも母性が芽生えるわけではない、といったことなど、「母性」について年齢や性別を問わず多くの方が考えてくださる作品になってほしいと思いました。・完成した映画を見て俳優の方々の演技がすばらしい。背景が美しい。母と娘の思い違いの場面が、観客に自然に伝わる構成になっている。音楽もよい。と、完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います。自分の中にこんな感情があったのかと気づくように、心の奥底にある感情が素手でえぐりだされるような作品を、どうか体感してみてください。見ないと、損、損。(C)2022映画「母性」製作委員会
2022年08月05日●『ゲゲゲの鬼太郎』舞台版ならではの楽しみ方がある水木しげるさん生誕100年を記念して上演される舞台『ゲゲゲの鬼太郎』(以下、ゲゲステ)で、舞台オリジナルキャラクター・タケル役を務める俳優・立花裕大。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズで豊前江役、舞台『ブルーピリオド』の恋ヶ窪役などを務めた今注目の2.5次元俳優だ。7月3日に30歳を迎えた立花にとって『ゲゲステ』が30代初めての舞台、さらに自身初の明治座公演と、“初づくし”の挑戦となる。どんな思いで本番に臨むのか、意気込みを聞いた。――『ゲゲステ』では舞台オリジナルキャラクターとなる、村人のタケルを演じます。どんな役でしょうか?出演が決まった時点では何の役を演じるのかわからなかったのですが、妖怪役だと思っていました(笑)。鬼太郎たちが人間の悩みを解決していくお話で、僕が演じるタケルは完全に人間サイドではなく、妖怪と人間をつなぐ、架け橋のようなキャラクターになると思います。――どんな演技プランを考えていますか?原作にいない役なので、周りを見ながら役を作っていく作業が多くなると予想しています。個人的には、感情の起伏がかなりある役なんじゃないかなと。いずれにせよ、熱量が大事になってくる。今回の舞台は蓋開けてからが勝負になってくる気がしているので集中力も高めていきたいです。――『ゲゲゲの鬼太郎』は水木しげる先生による大変有名な作品です。僕も幼い頃にアニメも見ていました。出演が決まったとき、あまりにも有名な原作なのでもちろんプレッシャーはありましたが、『ゲゲステ』は舞台版なりの楽しみ方があると思うんです。ファンの方には舞台版ならではの世界観を楽しんでいただきたいし、僕も楽しみながら作っていきたいです。――主人公ゲゲゲの鬼太郎を荒牧慶彦さん、ねこ娘を声優の上坂すみれさん、ねずみ男を藤井隆さん、砂かけばばあに浅野ゆう子さん、天邪鬼-リンを七海ひろきさん、子泣きじじいをカラテカの矢部太郎さんが演じます。さらに目玉おやじはアニメでも演じられている野沢雅子さんが声のみで出演されます。豪華な俳優陣ですよね、共演めちゃくちゃワクワクします!みなさんがどうやって役と向き合って作り上げていくのか、その過程を見られるのがもう楽しみで仕方がないです。さまざまなジャンルの活躍されている方が集まっているので、めちゃくちゃ面白いことになるんじゃないかと期待しています。――カラテカ矢部さん以外は初共演となる役者さんだとか。そうです。唯一、カラテカの矢部さんとは共演したことあるんですが、1日だけしかご一緒していないので、ほぼほぼはじめましてです。早く仲良くなりたいけど……如何せん、人見知りなので(笑)――立花さん、全然人見知りっぽく見えないです。あはは、よく言われるんですよ。仲良くなりたいと思っても自分からすぐにいけなくて。『ゲゲステ』の方とは早く仲良くなりたいなと思っていますが……どうなるかな?ドキドキです。――7月3日に30歳の誕生日を迎えた立花さんにとって、『ゲゲステ』が30代初めての舞台になりますね。もうバッチリ決めたいですよね!“30歳の役者”と聞くと、若い頃の自分からしたらだいぶしっかりした素敵な役者さんになっているとイメージがありました。でも、まだまだと思うことばかり。今回の舞台では聞ける人がたくさんいる環境だと思うので、自分にプラスになることをたくさん吸収したい。自分を鍛えられる、そんな舞台にしたいです。――東京公演の上演会場は明治座です。立花さんが明治座の舞台に立つは初めてですね。初めての明治座に立てるのもめちゃくちゃうれしいです。自分の名前の幟が出るのは憧れていたので、とても楽しみです。正直に言うと、伝統ある会場で緊張もプレッシャーもある。でも、だからこそしっかりしなきゃと思います。プレッシャーとワクワクしている気持ちが交差しています。――20代でやり残したと感じることはあります?小さいことかもしれないですけど、生まれてからこれまで髪を染めたことがないんです。理由はわからないですけど、これまで真面目な雰囲気の役柄を多くいただいていて、それをやり続けていたら30歳になっていた。これはちょっと心残りかもしれません。髪を染めなきゃいけない役、やってみたかったな。30代以降、絶賛お待ちしています(笑)●陣内孝則が師匠「陣内さんと出会って、今がある」――人生の1つの節目を迎えた立花さんですが、これまでの役者人生で転機となった作品はなんでしょうか?14歳のときに初めて出演した映画『スマイル 聖夜の奇跡』です。僕の師匠である陣内孝則さんが監督と脚本を務めた作品で、僕はただアイスホッケーをやっていた少年でした。この映画はアイスホッケーを題材にしていて、陣内さんは役者ではなくアイスホッケーをやっている少年で映画を撮りたいとおっしゃっていて、オーディションで選ばれたのが僕でした。そこから陣内さんと出会って、今があると思っています。――この出会いと作品がきっかけに立花さんは役者人生を歩んでいくんですね。陣内さんは本当に面倒見がいいんです。映画『スマイル 聖夜の奇跡』のあと、舞台『菊次郎とさき』でもご一緒しました。いっぱい服をくれたり、陣内さんの奥さんが僕の分のお弁当まで作ってくれたりした。そうやって可愛がってもらったからこそ、僕は役者をやれている。だから僕ももっと成長して、後輩にそういうことをできる人間になりたいと思っています。陣内さんは本当にかっこいいんです。でもやってくれたことを「恥ずかしいから言うなよ」って言うんですよ(笑)――陣内さんとの再共演はいかがですか?共演したいです! もうめちゃくちゃしたい(笑)。共演が30代の目標かな。“こんなに大きくなりました”って見せたいです。『ゲゲステ』で共演される浅野さんは、きっと陣内さんとお知り合いだろうし、いろいろお話をしてみたいなって思っています。――最後に『ゲゲステ』を楽しみにしてくれている方にメッセージお願いします。初めての明治座、30歳になって初めての作品、初めましての方との初共演と“初づくし”ですが、めちゃくちゃ熱いものを見せたいと気合いを入れています。自分は気持ちで勝負しているので、そこを感じとっていただけたら。いい舞台を作り上げたいと思っていますので、ぜひお楽しみにしていてください。――ありがとうございました。ちなみに、立花さんは幽霊や妖怪を信じますか?まったく信じない人間ですが、人生で2回めちゃくちゃ怖い経験はしたことはあります。――えっ!昔舞台で地方に行ったとき疲れ果ててホテルで寝ていたんです。そこで初めて金縛りの状態に。何をしても体が動かなくて、「これが金縛りか」と思いました。ふと見たら浴室の電気がついていて、さらに蛇口をひねる音がしてシャワーが流れる音がし始めて。しばらくしてシャワーの音が消えたと思ったら、ペタペタとこっちに近づいてくる足音が聞こえたんです。「やばい!」と思ってグッと力を入れたらやっと体が動いて、浴室を見に行ったけど誰もいなくて……でも浴室はびしょびしょに濡れていました。――それってガチの怖いやつですね。めっちゃ怖かったです! でも、信じていないんですけどね。どうしても科学的に考えてしまうタイプで(笑)■立花裕大1992年7月3日生まれ、神奈川出身。14歳のとき陣内孝則がメガホンをとった映画『スマイル 聖夜の奇跡』に出演し、デビュー。NHKの『天才てれびくん』シリーズ『天才てれびくんYOU』では団長として出演した。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズの豊前江役などで注目を浴びる。舞台『ゲゲゲの鬼太郎』で初めて明治座の舞台を踏む(7月29日~8月15日に東京・明治座にて、8月19日~8月28日に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演)。
2022年07月30日文字や紙、本を素材・テーマに作品を制作してきたアーティスト、立花文穂(たちばな・ふみお/1968年広島市生まれ)による、美術館での初個展が7月23日(土)より水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催される。製本業を営む家に生まれ、幼少期から身近に存在した紙や印刷物、文字が身近に存在していた立花は、1995年にクリエイティブディレクターの小池一子が開設した佐賀町エキジビット・スペースでの個展『MEDE IN U.S.A.』でデビュー。2000年に入ると活版による印刷物や大判カメラで撮影した写真、さらにブロンズや石膏による彫刻など「文字」を基軸にした作品を制作。一方で、ハガキからポスターまで多種多様な印刷物や本などのグラフィックデザインに携わり、美術・グラフィックデザイン・編集・印刷・出版など領域を横断しながら活動してきた。2007年からは責任編集とデザインを自らが担当し発信する媒体として『球体』を刊行。立花が「“美術、写真、建築、ことば、…さまざまな表現をぐちやつとまるめた紙の塊” 」と称する媒体は、形態や仕様を変化させながら、現在8号まで続いている。同展では、四半世紀にわたる立花の活動を振り返るとともに、2021年に開催された「東京ビエンナーレ 2020/2021」のなかで、活版印刷機を楽器と見立て、ギターや鍵盤とのコラボレーション作品として発表された《機会OPPORTUNITIES》を再展示するなど、新たな展開も紹介。さらに、7月1日には「東京ビエンナーレ 2020/2021」の記録として『球体』最新号『球体9《機会OPPORTUNITIES》』をリリース。「印象」(英語では「IMPRINT/IMPRESS」)というタイトルのもと、印刷/印字と象形(かたどる/かたちづくる)という、立花の創作の思想・思考に深く触れられるまたとない機会だ。《へのへのもじへ》2014年《クララ洋裁研究所》2000 年撮影:久家靖秀《傘下》2020 年《木のなかに森がみえる》2007年【開催概要】『立花文穂展印象IT’S ONLY A PAPER MOON』会期:2022年7月23日(土)~2022年10月10日(月・祝)会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(9月19日、10月10日は開館)、9月20日(火)料金:一般900円公式サイト:
2022年07月01日