元Folder5のAKINAが20日、沖縄県内で同日開幕した「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」内で行われた映画『不死鳥の翼』の舞台挨拶に登壇した。地元沖縄を撮り続けてる岸本司監督がメガホンをとった同作は、2019年に焼失した首里城をテーマに琉球の古都首里を舞台にした2つのオムニバス物語で構成。沖縄出身のAKINAは、瑞泉酒造で働き出し、酒造所メンバーと一緒に映画を作ることになる主人公・赤田奏を演じた。第1回の同映画祭にも参加していたAKINA。この日、自身の公式Xで「ついに本日映画公開です!!ドキドキします。私にとって15年ぶりの沖縄国際映画祭。本日は、舞台挨拶です!!」と投稿していた。舞台挨拶に登壇すると、「本日私も皆様と一緒に拝見させていだきました。出来上がったのを見ると感慨深いものがあるなと感じました」としみじみ。「岸本監督とは10年ぶりに一緒に作品をやらせていただいて、当時は20代だったんですけど、10年経って岸本さんが書く何気ない言葉にじーんと来ることがいっぱいあって、岸本さんが書く作品が私は本当に好きなんだなと改めて感じました」と笑顔を見せた。また、夢破れた主人公・奏について「離婚して夢を諦めて故郷・沖縄に戻ってくるという女の子。『なんで諦めちゃったんだろう』という言葉は自然と出てきた言葉でした。やっているときはがむしゃらでも、やり続けても意味あるのかなと感じる瞬間は誰しもあると思います。そういうのを岸本監督が書くセリフで表現していくのがすごく幸せで、迷いながら、だけど自由にやらせてもらって、私にとってはなくてはならない作品になったと思います」と感慨深げに語った。3年前に始めたサックスを劇中でも披露しているAKINA。「ドキドキしました。緊張して」と撮影を振り返り、「ベランダで吹いているシーンがありますが、本当に吹いています。実際見ると、さすが岸本さんでした。素晴らしい画になっていました」とうれしそうに話した。最後にAKINAは「私は沖縄の魅力は、美しい景色、そして人の温かさだと感じています。日々生きていると、心無い言葉を言われたり傷つくことがありますが、人の言葉で元気が出たり、勇気をもらったり、明日も頑張ろうと思えることがあると思います。それをずっと見守ってくれているのは景色だと思います。海だったり空だったり風の音だったり。景色によって励まされていると思います」と沖縄の魅力を熱弁。そんな沖縄の魅力が感じられる本作について「何か持ち帰ってくれたら、こんな幸せなことはないです」と願いを込めた。舞台挨拶には、小橋川嘉人、大城桜子、真栄城美鈴、山内千草、蓬莱つくし、光徳瞬、岸本司監督も登壇した。「沖縄国際映画祭」は2009年にスタートし、2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更。沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、第16回となる今回は、「お~い、お~きな、お~もしろい、お~まつりだ~。」をキャッチコピーとし、4月20日・21日の2日間開催する。なお、同映画祭は今年で終了することが決定。3月6日に運営の中心的な役割を果たしてきた吉本興業ホールディングスが今年を最後に運営から退くと発表し、4月10日に実行委員会が今年の開催をもって終了すると発表した。
2024年04月20日『島ぜんぶでおーきな祭第16回沖縄国際映画祭』が、20・21日の2日間にわたって開催される。今年の映画上映会場は、那覇市・那覇文化芸術劇場なはーとがメイン会場となり、県内外・国外から31作品を上映する。映画上映のほかにも、21日午後6時からは、なはーと大劇場で『Laugh&PeaceLIVE supported by セブン‐イレブン・沖縄』を開催。宮沢和史、かりゆし58といったメンバーが、沖縄への愛がつまった音楽で映画祭をしめくくる。また、「那覇文化芸術劇場なはーと」ロビーでは、20日にお笑いコンビ・ココリコの田中直樹が紙芝居を実演する、「再発見!みっけばなし」×島ぜんぶでおーきな祭スペシャルコラボ企画を1日4回開催。さらに、なはーとロビーでは、20日午後5時30分~、21日午後2時~でガレッジセール・ゴリが応援サポーターを務める『大宜味村青切りシークヮーサー』販売会に、ゴリが出演。商品を購入した人と写真撮影会も行う。【ガレッジセールコメント】ゴリ:きた!常夏!楽園!沖縄映画祭!!!気分はリゾート。素肌を出して行列ができている。あの映画が観たい!あの芸人に会いたい!笑顔の群衆が目の前にいる!今日明日2日間、我々と一緒に沖縄国際映画祭を楽しみましょう!川田:いよいよ、第16回島ぜんぶでおーきな祭沖縄国際映画祭が開催されました!映画上映はもちろん、レッドカーペットやお笑いイベントなど盛りだくさん!16年続いた映画祭も今回で最後になるので、皆さん是非遊びに来て下さい!ラスト、思いっきり楽しみましょう!!
2024年04月20日毎年1月にユタ州パークシティで開催されてきたサンダンス映画祭が、場所を移動する可能性が出てきた。2025年と2026年はこれまで通りだが、13年契約が切れるその後について、別の街から魅力的なオファーを募り始めた。パークシティから良い条件がもらえれば、契約更新もありえるという。インディーズ映画の祭典であるサンダンス映画祭は、これまでに多数の才能を発掘してきた。2022年にオスカー作品賞を受賞した『コーダあいのうた』、今年のオスカーに候補入りした『パスト ライヴス/再会』も、サンダンスで初めてお披露目されている。今年のUSドラマチック部門作品賞を受賞したのは、新人監督アレッサンドラ・ラコラーザの『In the Summers』、同部門の観客賞を受賞したのはやはり新人監督であるショーン・ワンの『Didi(弟弟)』。文=猿渡由紀
2024年04月19日3月15日(金) から4月11日(木) まで全国6都市で開催されてきた『TBSドキュメンタリー映画祭2024』の「観客賞」が発表された。本映画祭では、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマに迫る「ソーシャル・セレクション」、家族の形や身体的な障がいなど多様な生き方や新たな価値観を描く「ライフ・セレクション」、五感を司る表現者たちやテーマを通し新たな感性に出会う「カルチャー・セレクション」と、新たな取り組みとして3つのテーマに沿って上映作品をセレクト。さらには海外招待作品として、A24製作でアカデミー賞受賞監督、スティーヴ・マックイーンが手がけた話題作『オキュパイド・シティ(原題)』や、2022年のカンヌ国際映画祭で上映された衝撃作『人体の構造について(原題)』の2本が上映されるなど、新たな取り組みも話題を呼んだ。映画祭に参加した人だけが投票することができる観客賞で最も多くの票を獲得したのは、『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』(監督:津村有紀)。本作は、名古屋を拠点に活動するBOYS AND MENの弟分で、2023年デビューしたボーイズグループ「カラフルダイヤモンド」に密着した作品で、彼らから勇気や元気をもらえると、1度だけでなく複数回鑑賞したという方も多かったという。また上映作品の中から9作品の期間限定見逃し配信が、本日4月19日(金) よりU-NEXTでスタート。さらに、TBS収蔵のアーカイブ作品をデジタル修復して劇場公開する『TBS レトロスペクティブ映画祭』が、4月26日(金) より東京を皮切りに全国で順次公開される。第1回目は「寺山修司特集」で、スペシャルゲストによるトークショーも行われる予定だ。<配信情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』期間限定見逃し配信配信期間:4月19日(金) 12:00~2カ月間【ラインナップ】『BORDER 戦場記者×イスラム国』監督:須賀川拓『サステナ・フォレスト 〜森の国の守り人(もりびと)たち〜』監督:川上敬二郎『家さえあれば 〜貧困と居住支援〜』監督:海老桂介『102歳のことば 〜生活図画事件 最後の生き証人〜』監督:長沢祐『リリアンの揺りかご』監督:神戸金史『私の家族』監督:久保田智子『魚鱗癬と生きる ―遼くんが歩んだ28年―』監督:大村由紀子『映画 情熱大陸 土井善晴』監督:沖倫太朗『旅する身体 〜ダンスカンパニーMi-Mi-Bi〜』監督:渡辺匠/志子田勇<イベント情報>『TBSレトロスペクティブ映画祭』第一回「寺山修司特集」『TBSレトロスペクティブ映画祭』ポスタービジュアル【日程・会場】4月26日(金)~5月16日(木) 東京・Morc阿佐ヶ谷5月25日(土)~6月7日(金) 大阪・シネ・ヌーヴォ6月17日(月)~6月23日(日) 愛知・シネマスコーレ【トークショー日程】4月26日(金) 19:30の回上映後佐井大紀監督(『日の丸 寺山修司40年目の挑発』)&ゲストによるトークショーゲスト:大島新(映画監督)4月27日(土) 19:30の回上映後佐井監督&ゲストによるトークショーゲスト:宮台真司(社会学者・映画評論家)4月28日(日) 19:30の回上映後佐井監督&ゲストによるトークショーゲスト:佐藤佐吉(映画監督・脚本家)TBS DOCS 公式サイト:
2024年04月19日日本国際観光映像祭 バーチャルツーリズム部門実行委員会は、2024年5月16日(木)・17日(金)に日本国際観光映像祭バーチャルツーリズム部門第2回大会を神戸と東京の2会場で開催することをお知らせいたします。画像1映像は人々の感性に直接語りかけ、そして、メディアを通じ多くの人々に同時に届きます。だからこそ、地域が疲弊し、しかしながらそこには確かに残る“地域の魅力”を活用して、観光客を誘致し蘇らせる、リジェネラティブ(再生)には、映像の力が必要です。観光映像はこのような日本の再生のために活用すべきツールです。今も全国津々浦々で観光映像が制作され、私たちに地域の魅力を伝えてくれます。しかし、この映像の作り方、使い方にはまだまだ改善の余地があります。新型コロナウイルスの拡大が始まる前、全国で広がる観光の投資の中で、多くの観光映像が制作されましたが、一方で問題のある映像も多く生まれました。それは観光映像が、商業CMとも映画とも違う、一つの確立すべきジャンルであるにもかかわらず、観光映像を専門とする映像作家が少ないからです。事実、諸外国にはフランスやスペインといった、観光で生きることを選んできた国があり、それらの国では観光映像のあり方は数十年にわたって議論されてきました。日本が観光で生きていくことを決めた国となった今、観光先進国から観光映像のあり方を学び、同時に国内の映像作家を観光業界をあげて育成する必要があります。■世界から注目されているアジア唯一の国際観光映像祭2024年3月に6回目となる日本国際観光映像祭が北海道阿寒湖で開催されました。日本国際観光映像祭は、UNWTO(国連世界観光機関)が認定する国際観光映像祭ネットワーク CIFFTに加盟するアジア唯一の国際観光映像祭です。CIFFTは11の国際観光映像祭で構成され、よりよい観光映像のあり方を議論し、毎年、観光映像の世界ランキングを発表しており、JWTFFは開幕戦となる映像祭のため、その受賞結果は世界から注目されています。■バーチャルツーリズム部門観光映像事業でのXR技術活用の高まりを受け、JWTFFの独自施策としてバーチャルツーリズム部門を2022年に設立しました。実行委員長に和歌山大学・副学長(2022年当時)・尾久土 正己教授、理事には三井住友銀行・関西成長戦略室(2022年当時)・林 俊武室長が就任しました。このバーチャルツーリズム部門では国内のバーチャル観光映像を一堂に集めて優秀な作品を表彰する制度を設けています。表彰式に加え、有識者のセッションや機器製造、ソフト開発など各社のデモ展示などを通して、国内の「バーチャルツーリズム」産業創造の一助となるべく活動を開始しました。新しい産業発展のための議論を行う場として、2023年5月に第1回イベントを開催しました。2024年5月には第2回大会を神戸市立青少年科学館(バンドー神戸青少年科学館)( )とNEUU XR Communication Hub( )の2会場で開催いたします。VRコンテンツが市民権を得た今、技術中心のコンテンツから楽しめる「作品」としてのコンテンツへとその評価軸は大きく変わろうとしています。第2回大会では観光VRコンテンツの「作品」としての在り方をおおきなテーマとして開催いたします。1. 概要■開催日2024年5月16日(木):ご優待者様、事前申込いただいた法人様のみ入場可能2024年5月17日(金):一般の方も事前申込なくご自由にご入場いただけます(一部有料施設あり)■会場・アクセス神戸メイン会場: 神戸市立青少年科学館(バンドー神戸青少年科学館)兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目7-6※ 神戸新交通ポートライナー線「三宮」駅より北埠頭方面「南公園」駅下車徒歩3分*神戸新交通ポートライナー線「神戸空港」駅より「市民広場」駅で北埠頭・三宮方面行に乗り換え「南公園」駅下車徒歩3分 画像2(神戸会場)東京サテライト会場: NEUU XR Communication Hub東京都新宿区西新宿1-5-11 ※ 東京サテライト会場は、2024年5月16日(木)のみの開催となります。画像3(東京会場)■内容大会初日の5月16日(木)は、神戸メイン会場では、開会式及び実行委員会及び審査委員、講演企業様による基調講演、セッションが行われ、本大会にエントリーされた映像作品のうち、ノミネート作品のドームシアター上映と特別作品 JR西日本プレゼンツ「スワローエンゼル C62形2号機の一日」の上映を行います。また、展示スペースエリアでは、XRやVRなどの最新技術のデモンストレーションも行われます。東京サテライト会場においてはセッション、基調講演は大型スクリーンで常時、視聴ができ、ノミネート作品は会場に設置されているVR機材で体験ができます。また、企業出展による体験コーナーもございます。神戸メイン会場と東京サテライト会場では展示内容が異なりますので、詳しくは公式ホームページをご覧ください画像4(第1回大会の様子)MCには、タレントで株式会社ツキハナの代表を努める河島 あみる様をお迎えします。画像5(河島氏)河島 あみるNHK 大阪「とっておき!朝から笑タイム」、KBS 京都「おはよう!輝き世代」、eo 光テレビ「河島あみるのくらしイチおし」などテレビ、ラジオ番組レギュラー多数。父、河島 英五主宰の阪神淡路大震災チャリティーコンサートをきっかけに10代の頃からライブの企画運営を経験。2021年株式会社ツキハナを設立。2. 基調講演とセッション■基調講演1画像6(基調講演1)ドームシアター研究の第一人者である尾久土 正己と観光学を専門領域としてアジア唯一のCIFFT加盟国際観光映像祭を実行委員会の一員である木川 剛、朝日放送テレビでドキュメンタリー番組を数多く制作する藤田 貴久。観光立国を目指す日本において観光映像はその重要性を増している。しかし、この分野ではプロフェッショナルの育成が欧米に比べ立ち後れが目立つ。こうした課題をいかに解決するか?日本国際観光映像祭・ディレクター木川教授と気鋭のドキュメンタリスト藤田氏によるトークセッションを展開。さらにはバーチャル映像の可能性についても尾久土教授がセッションに参加。観光映像の未来を探ります。■基調講演2画像7(基調講演2)いよいよ来年にはAppleが参戦し盛り上がりを見せるバーチャル世界。メタバースに大きくシフトしたメタ社の動向などこれからの未来を日本トップクラスのインタラクティブ・エンタテイメント集団を率いる澤邊 CEOがその未来を大胆に予測します。■セッション1画像8(セッション1)足立氏はVR草創期からその未来性に着目し様々なコンテンツを生み出してきたクリエイティブ。2021年に開催された国際競技大会では、国内のプラネタリウムに生配信を行う実証事業が行われ、足立氏がその映像監修を務めました。本セッションではこうした知見を持つ両者が課題も含めスポーツ・ツーリズムとXRの未来を読み解いていきます。■セッション2画像9(セッション2)京都鉄道博物館のVR・ドームシアターコンテンツ「スワローエンゼル C62形2号機の一日」の製作とVR映像活用の未来についてを報告します。■セッション3画像10(セッション3)2023年創業75周年を迎えた阪急交通社。添乗員付きツアーを中心に全世界を舞台とした旅行事業を展開しております。基幹ブランド「トラピックス」をはじめ、ゆとりの旅の「クリスタルハート」、今年50周年を迎えた「阪神航空フレンドツアー」、自由な旅の「e-very」、思い通りの贅沢をかなえる「ロイヤルコレクション」の多彩な5つのブランドを新聞広告や情報誌、Web、テレビ通販などのメディアを通し、販売している。2023年10月にインテックス大阪にて開催されたツーリズムEXPOジャパン2023では、30台以上のVRゴーグルを導入し、VRたびこと講座を開催するなど、積極的にバーチャルツーリズム事業を展開している。阪急交通社が取り組むバーチャルツーリズム事業の添乗員による実演でご紹介します。■セッション4画像11(セッション4)実写とCGの融合が進むドームシアターコンテンツ。2Dのアニメコンテンツを3D空間に溶け込ます魔術師集団イメージファクトリーのリーダー大竹社長と業界のリーディングカンパニー、コニカミノルタプラネタリウムの藤掛取締役によるドームシアターの未来について討論します。3. デモンストレーション■株式会社 阪急交通社たびコト塾~ VRで巡る世界のたびXperia開発チーム協力により、カッパドキアの熱気球、青の洞窟などの絶景をXperia Viewを使って高画質でバーチャルツアーを体感いただけます。■株式会社シャガデリック(神戸メイン会場)イマーシブオーディオドラマ Moving into the future~チンチン電車の想い出を手繰り寄せて~ 立体音響(Dolby Atmos)の技術を駆使した音声ドラマです。大阪で唯一のチンチン電車である阪堺電車に乗り歴史ある気風の良い路線で懐かしい想いに心弾ませていただくドラマ。VR視聴のようにHMD(ヘッドマウントディスプレー)をつけずともスマートフォンやタブレットのみで体験できコスト削減も可能です。また規格に対応したオーディオセットを使えばさらにグレードの高い楽しみ方も出来ます。Webでの配信も可能で観光誘致のプロモーションとしての活用も見込めます。■観光VRコンテンツ体験(神戸メイン会場)VR同時再生システムを使った様々な観光VRコンテンツを体感いただけます。4. 表彰2024年5月16日(木)バンドー神戸青少年科学館( )にて開催されます日本国際観光映像祭*1 第2回バーチャルツーリズム部門イベントでノミネート作品の上映と表彰を行います。応募作品は、放送番組制作者やデジタルクリエイターをはじめ様々な分野で活躍されている方々で構成された審査委員会で厳正な審査を行います。最優秀賞 1作品優秀賞 1作品吉住千亜妃賞 1作品5. 審査員■審査委員長 藤田 貴久画像12(藤田氏)朝日放送テレビ・テレメンタリー事務局長。社会保険庁の年金不正免除問題スクープ。社会問題の取材のほか、ドキュメンタリー制作では、太地町のクジラ・イルカ漁の漁師を描いた「勇鯨(ISANA)」で、ニューヨークフェスティバル銅メダル。「満州崩壊はここから始まった(The Fall of Manchuria Began Here)」でアメリカ国際フィルム・ビデオ祭のSilver Screen受賞。「戦争が生んだ子どもたち(Children Born of War)」が、ワールドメディアフェスティバルで銀賞など。北朝鮮取材にも取り組んでいる。■足立 光画像13(足立氏)株式会社電通ビジネス・ディベロップメント&アクティベーション局 バリューチェーン戦略室 新領域開発部 ディレクター。1990年入社。当初からDTP、CG、VR、AR技術を活用した表現を模索し、最新テクノロジーを駆使した海外向けデジタルタルクリエーティブ業務に従事。20年以上にわたりVRを活用したメソッドに携わり、2016年に電通VR事業を推進する社内タスクフォース「Dentsu VR Plus」の代表として、VR/ARのメディア化、大衆化を目指す。■澤邊 芳明画像14(澤邊氏)1973年東京生まれ。1992年京都工芸繊維大学入学後、18歳の時にバイク事故に遭い、手足が一切動かない状態となる。大学に復学後、24歳でワントゥーテンを創業。現在は、XRとAIに強みを持ち、総勢約120名からなる近未来クリエイティブカンパニー1→10(ワントゥーテン)を率いる。■濱崎 加奈子画像15(濱崎氏)専修大学文学部准教授を経て、現在京都府立大学文学部准教授、日本文化による人間育成の場として再興した京都の御所西にある学問所 有斐斎弘道館(公益財団法人有斐斎弘道館)の代表理事兼館長伝統文化に込められた知恵と美意識から学び・遊び・広める「伝統文化プロデュース連」を2003年に設立。これまで、日本の伝統文化の継承にかかわる、さまざまな問題解決に携わってきた。部准教授を経て、現在京都府立大学文学部准教授。また、北野天満宮和歌撰者の他、Living History 京都・二条城協議会会長として、2026年に400年の節目を迎える「二条城・寛永行幸四百年祭」の開催し、文化や文化財を未来へつなぐとともに、そのような事業を推進できる人材の育成に取り組んでいる。6. 大会実行委員会 実行委員会は、以下のメンバーで構成されています。理事) 林 俊武理事) 株式会社 日本HP ワークスステーションビジネス部 部長 大橋 秀樹委員長) 公立大学法人奈良県立大学 尾久土 正己副委員長) 関西テレビ放送株式会社 小形 正嗣副委員長) 株式会社 日本HP ワークスステーションビジネス部 小俣 裕二7. 後援及びご賛同頂いた企業・団体★ 後援及びご賛同頂いた企業・団体 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月18日9月21日(土)・22日(日・祝) に群馬・日本トーターグリーンドーム前橋で開催される『山人音楽祭2024』の第2弾出演アーティストが発表された。『山人音楽祭』は、群馬出身・在住のロックバンド・G-FREAK FACTORYが主宰するロックフェス。このたび第2弾アーティストとして、ENTH、おとぼけビ〜バ〜、上州弾語組合、バックドロップシンデレラ、The BONEZの全5組がアナウンスされた。チケットは3次先行受付を5月19日(日) まで実施中。<イベント情報>『山人音楽祭2024』9月21日(土)・22日(日・祝) 群馬・日本トーターグリーンドーム前橋開場9:30 / 開演11:00(終演20:00予定)【出演】Age Factory/ENTH/おとぼけビ〜バ〜/佐藤タイジ/G-FREAK FACTORY/SHADOWS/SHANK/上州弾語組合/四星球/DJダイノジ/TETORA/Dragon Ash/HUSKING BEE/バックドロップシンデレラ/HAWAIIAN6/プッシュプルポット/The BONEZ/LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS PLUS/ROTTENGRAFFTY/and more…■オフィシャルHP3次先行:5月19日(日) 23:59まで()公式サイト:
2024年04月18日ミュージカル『刀剣乱舞』 (八)乱舞野外祭をオリジナル編集で映画化した、『ミュージカル『刀剣乱舞』 (八) 乱舞野外祭 特別スクリーン版』(通常版・Dual3D版・3面ライブスクリーン版)が、5月24日から3週間限定で劇場上映される。2023年9月に富士急ハイランド・コニファーフォレストにて上演された、ミュージカル『刀剣乱舞』 (八) 乱舞野外祭の千秋楽公演を収録した本編終了後、「特典映像」が上映されることが決定した。本編映像とは異なる歌唱メンバーで披露された2曲(9月20日公演「断然、君に恋してる!」・9月22日公演「Scarlet Lips」)を、オリジナル編集した映像で上映。計7分5秒のボリュームがあり、映画本編と合わせて見応え十分だ。あわせて「3面ライブスクリーン版予告」も解禁。3面ライブスクリーン上映では、300インチ×3面の巨大スクリーンによる多彩な映像演出で、ステージ全体の一体感や各キャストの細やかな表情も余すことなく映し出し、7.1chという大迫力の音響とともに鑑賞できる。本作では、ステージいっぱいに繰り広げるダイナミックなパフォーマンスを視界の枠を超えるワイドな画面で堪能したり、3画面で異なる刀剣男士の表情をクローズアップで観たりと、1度の鑑賞で多くの楽しみ方ができる上映となっている。■キャスト大平峻也、鳥越裕貴、阪本奨悟、高橋健介、伊万里有、横田龍儀、田村心、丘山晴己、仲田博喜、岡宮来夢、田中涼星、福井巴也、笹森裕貴(※)、糸川耀士郎、石橋弘毅、立花裕大、雷太、小西成弥、佐藤信長、山崎晶吾(※崎=たつさき)、永田聖一朗、松島勇之介、長田光平、石川凌雅、林光哲、國島直希、京典和玖、木原瑠生、水江建太/藤田玲、岡幸二郎ほか※本作の収録公演は2023年9月24日午後4時30分公演のため、当該公演を休演した松井江役・笹森裕貴の本編への出演なし。■「断然、君に恋してる!」(9月20日公演)出演:長曽祢虎徹役:伊万里有、鶴丸国永役:岡宮来夢、御手杵役:田中涼星、桑名江役:福井巴也、松井江役:笹森裕貴、大包平役:松島勇之介、鬼丸国綱役:林光哲、一期一振役:國島直希ほか■「Scarlet Lips」(9月22日公演)出演:大和守安定役:鳥越裕貴、長曽祢虎徹役:伊万里有、松井江役:笹森裕貴、大典太光世役:雷太、源清麿役:佐藤信長、へし切長谷部役:木原瑠生ほか
2024年04月15日9月28日(土)・29日(日) に長野・アルプス公園にて開催される野外音楽フェス『りんご音楽祭2024』の出演アーティスト第1弾が発表された。アナウンスされたのは、初出演となるBONNIE PINK、SPECIAL OTHERS ACOUSTIC、大沢伸一(MONDO GROSSO)、RHYME SOの出演が決定。また、昨年度は体調不良により出演キャンセルとなったGLIM SPANKYも今年度ついに初出演する。さらに、りんご音楽祭ライブオーディション「RINGOOOO A GO-GO 2023」でグランプリを獲得したWang Dang Doodleも参戦するほか、りんご音楽祭を初期から支えるDJ MAMEZUKA、そして主催者のdj sleeperが今年もりんご音楽祭のステージを盛り上げる。<イベント情報>『りんご音楽祭2024』『りんご音楽祭2024』ビジュアル9月28日(土)・29日(日) 長野・アルプス公園開場9:00 / 開演10:00 / 閉演20:30 / 閉場21:30※雨天決行・荒天中止■出演アーティスト第1弾(50音順)大沢伸一GLIM SPANKYSPECIAL OTHERS ACOUSTICdj sleeper(りんご音楽祭/瓦RECORD)BONNIE PINKDJ MAMEZUKARHYME SOWang Dang Doodle※出演日は後日発表公式サイト:
2024年04月15日俳優の吉高由里子が主演を務める、大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)の第16回「華の影」が、21日に放送される。主人公・紫式部/まひろは、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書きあげた女性。「光源氏」の恋愛ストーリーの原動力は秘めた情熱と想像力、そしてひとりの男性への想い。その男性の名は藤原道長。変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語だ。脚本は大石静氏が務める。■第16回のあらすじ石山寺からの帰路、まひろ(吉高由里子)は思いかけず、さわ(野村麻純)を傷つけていることを知り落胆する。宮中では、後宮に伊周(三浦翔平)や弟の隆家(竜星涼)らが集い賑わう中、詮子(吉田羊)が現れる。一条天皇(塩野瑛久)らが緊張する中、伊周は…その頃、都で疫病がまん延していた。ある日、たね(竹澤咲子)がまひろを訪ね、悲田院に行った父母が返って来ないと助けを求める。悲田院でまひろが見たのは…
2024年04月14日満島ひかり、岡田将生が共演する映画『ラストマイル』に、石原さとみら、ドラマ『アンナチュラル』のキャスト9名が出演することが発表された。『ラストマイル』は、監督・塚原あゆ子と脚本・野木亜紀子がタッグを組み、ふたりが手掛けたドラマ『アンナチュラル』『MIU404』の世界線と交差するオリジナル作品。流通業界最大のイベントのひとつ「ブラックフライデー」の前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展していく。本作には、満島、岡田のほか、これまでに阿部サダヲ、ディーン・フジオカ、火野正平、宇野祥平、安藤玉恵、丸山智己、そして『アンナチュラル』より大倉孝二、『MIU404』より酒向芳がバディを組んで出演することが決定している。今回アナウンスされたのは、ドラマ『アンナチュラル』の舞台となった死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」所属の面々。法医解剖医・三澄ミコト役の石原をはじめ、同じく法医解剖医・中堂系役の井浦新、UDIラボ所属“三澄班”の臨床検査技師・東海林夕子役の市川実日子と“中堂班”の臨床検査技師・坂本誠役の飯尾和樹(ずん)、そしてUDIラボ所長・神倉保夫役の松重豊といったおなじみのメンバーが、連続爆破事件でUDIラボに運ばれてきた遺体から、事件の真相を解明していく。また、6年前はUDIラボでバイトをしており、今は東央医大の研修医となった久部六郎役の窪田正孝、ミコトの義母であり弁護士の三澄夏代役・薬師丸ひろ子、遺体を運搬するフォレスト葬儀社の木林南雲役・竜星涼、そして大倉演じる毛利忠治といつもコンビを組んでいた、西武蔵野署の刑事・向島進役の吉田ウーロン太の4名もドラマから引き続き登場し、爆破事件と事件の闇に埋もれてしまった「死」の真相に向き合う。<作品情報>映画『ラストマイル』2024年夏公開公式サイト:「ラストマイル」製作委員会
2024年04月12日第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した奥山大史監督の商業映画デビュー作『ぼくのお日さま』が、フランス現地日時の5月14日(水) から25日(土) にかけて開催される第77回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品されることが決定した。ハンバート ハンバートの代表曲「ぼくのお日さま」にインスピレーションを受け製作された本作の舞台は、田舎町のスケートリンク。吃音をもつホッケーが苦手な少年タクヤ(越山敬達)と選手の夢を諦めたスケートのコーチ荒川(池松壮亮)、コーチに憧れるスケート少女さくら(中西希亜良)の3人の視点で紡がれ、雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋の物語が描かれる。「ある視点」部門に日本人監督の作品が出品されるのは、2022年の早川千絵監督『PLAN 75』以来2年ぶりで、28歳での選出は日本人監督として史上最年少となる。4月11日(木) に行われたカンヌ映画祭の公式記者会見で選出が発表され、カンヌ国際映画祭の総代表も務めるティエリー・フレモーからは「コレエダ(是枝裕和監督)の再来だ。10分もみればこれがまさに映画であることが分かる。ぜひとも大きなスクリーンで見てほしい」と選出理由も述べられた。奥山監督は同部門に選出されたことを受け、「光栄の至りです。『月の光』が繰り返し流れる本作ですが、カンヌのドビュッシー劇場が初上映の場になるとは夢にも思っていませんでした。物語のインスピレーションを与えてくださったハンバート ハンバートさん、ずっと力強く背中を押し続けてくださった池松さん、そして、共にこの映画を作り上げてくださった皆さん。ここまで連れてきていただき、心から感謝しています」と喜びとともに感謝を伝えた。また企画段階から奥山監督を支えていたという池松は「映画そのものを祝福してくれるような世界最高峰の地で、自分にとって本当に大切な作品を、様々な国の映画人、映画ファンにみていただけること、大変光栄に思っています。奥山さんをはじめ、主演の敬達、希亜良、キャストスタッフ、この映画に関わった全ての方々と、この喜びを分かち合いたいです」とコメント。さらに主題歌のハンバート ハンバートの佐藤良成からは「週末になると渋谷に出かけミニシアターで映画を観ていた高校時代の私にとって、カンヌの『ある視点』は“いい映画”の指標のような存在でした。その『ある視点』に『ぼくのお日さま』が選ばれるなんて、嬉しすぎて恐ろしいです」と喜びを語った。そしてハンバート ハンバートの佐野遊穂からは「私たちの作品が、発表から10年後に1本の映画になり、それがカンヌ映画祭の出品作となって、またたくさんの人たちと出会うことになるなんて、こんな幸せなことはありません。子育てをしていると、子どもによって自分の世界が広がる事がしばしばあるけれど、それに似た感覚です」とコメントが寄せられた。<作品情報>『ぼくのお日さま』2024年9月公開公式サイト:「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年04月12日「また見たい名作」「ずっと気になっていた名作」「知らなかった名作」を劇場の大スクリーンで鑑賞できる『午前十時の映画祭14』の開催を記念し、戸田奈津子によるトークイベント付き『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』特別先行上映会が、4月10日(水) に東京・グランドシネマサンシャイン 池袋で行われた。字幕翻訳の第一人者として知られる戸田は、これまで約1,500本もの外国映画の字幕を手がけたほか、トム・クルーズ、ロバート・デ・ニーロなどをはじめとする数々のハリウッドスターからの指名を受け、来日時の通訳を務めてきた。『インディ・ジョーンズ』シリーズの主演を務めるハリソン・フォードとは、1978年の『スター・ウォーズ』来日キャンペーンでの通訳での出会いからの付き合いで、1991年にはロサンゼルスのハリソンの自宅に招かれるなど、公私ともに親交がある。イベントでは、そんな戸田ならではの貴重な話が次々と飛び出した。『午前十時の映画祭14』の上映作品となる『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』は、ジョージ・ルーカス原案、スティーヴン・スピルバーグ監督によるアクションアドベンチャー『インディ・ジョーンズ』シリーズの第2弾。戸田は「(1984年の作品なので)数えれば40年前なんですよ。(第1弾の)『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』はわたしが字幕屋として成り立つ前の作品なので先輩が担当したんで、わたしがこのシリーズを手がけたのはこの作品からですが、まさかこのあと5作目までやるなんて夢にも思いませんでした。ここまで愛されるシリーズを担当させていただいて、冥利に尽きると思っています」としみじみと振り返った。字幕翻訳だけでなく、ルーカス、スピルバーグ、ハリソンが映画のプロモーションで来日した際には、幾度となく通訳も担当してきたということもあり、彼らとは親しい付き合いをしてきた。「この3人は本当に仲がよくて。3人が東京で落ち合う機会があって。わたしもその場に居合わせたんですが、“friend”よりも親しい友だちに使う“pal”という言葉の“ハロー、パル!”と言いながら3人でハグをしているのを見て。やはりあれだけの映画を撮ってきたので仲も良くなるんでしょうね。その中でも一番長くお付き合いしたのがハリソンです」と語った。またハリソンの人柄について「彼はとても苦労した人で20代の時は無名なアクターだった。それがルーカスに見出され、『スター・ウォーズ』に出ることになって。それで日本に宣伝に来たのですが、まだ日本では公開されてないから誰も知らないわけ。Tシャツにジーパンというラフな格好で目立たない。公開された後はすごいことになりましたが。わたしもいろいろな俳優にお会いしてますけど、無名なところからビッグになった過程を見ることができたトップはハリソンです。ただ彼はスター扱いされるのを嫌がって。自分自身ではアクターとは言わずに、ストーリーテラーだというのが彼の口癖。本当に謙虚な役者だと思いました」と明かした。戸田奈津子とハリソン・フォードさらにスピルバーグについても「彼は今でこそ白髪になっているけど、彼はハートが子どもなんです。彼のオフィスには書類なんてなくて、ゲームマシーンやピアノが置いてあって。そして犬が走り回っている。そこに子役の子どもたちがいて、“スティーヴン、あそぼ!”と言ってくるのね。あれほどの人なのに、彼は一緒になって子どもたちと遊んでるの。こういう気持ちを持っているから『E.T.』みたいな映画がつくれるんだなと思いました。彼の頭の中は映画のことでいっぱいで。スポーツとか政治の話をしているのは聞いた事がない。だからこそお客さんの心をつかむ映画ができるんでしょうね。いつ会っても気持ちのいい方です」とその人柄を解説した。そしてルーカスについても「(戸田の字幕翻訳家デビュー作となった『地獄の黙示録』に指名してくれたということもあり)コッポラ監督はわたしにとっても大恩人ですが、彼がパーティに招待してくれて、そこにルーカスが来るというので、どんな方なのかしらと思っていたのですが、なかなか来ない。そろそろ宴もたけなわというところで、コソコソと来たのがルーカス。彼はちょっとだけ話して帰ってしまいました、本当にシャイで。いつも目を伏せていて、相手の目を見ないくらいシャイな人。でも何度も日本に来ていて、付き合いが深くなると、口を開くようになり、面白いジョークを言ってくれるようになる。『スター・ウォーズ』を見ても分かるけど、アイデアは本当にすごいでしょ。そんな彼がスティーヴンと協力してつくりあげたのがこのシリーズというわけです」と説明した。そしてそんな3人について「この3人はそれぞれ人柄も違うし、暮らしも違う。でも映画が好きというのは共通しています。やはりハリウッドで生き残る人は本当に映画が好きでないといけないし、やはり人間的魅力がないと駄目だと思います」と指摘した戸田。さらに「わたしも映画好きというところがスタートラインですから。それをまっとうできたということはうれしいですし、今日みたいに40年経った映画を皆さんが観に来てくださることはとてもうれしいこと」としみじみと付け加えた。そして最後にグランドシネマサンシャイン 池袋でも始まった『午前十時の映画祭14』について、「わたしはずっと選考委員をしていますけど、本当に昔の映画はいい映画が多いんですよ。その中から選りすぐった作品を上映していますので、どの作品を観ても損はありません。本当に観て良かったと思う作品ばかり。それは断言できます。今後もぜひとも見続けていただきたいと思います」と観客に呼びかけた。<開催情報>『午前十時の映画祭14』開催期間:2025年3月27日(木) まで※1作品2週間上映(1週間上映の作品もあり)公式サイト:
2024年04月11日「新宿東口映画祭2024」の上映作品が発表された。“扉の向こうへ”をテーマに開催される今年の「新宿東口映画祭」。《幻》《愛》《絆》《道》と、4つの扉の向こうに広がる世界を映画で観る「四つの扉」のカテゴリには、松嶋菜々子、真田広之らが出演する『リング』、野村萬斎、伊藤英明ら出演の『陰陽師』。『リング』ウディ・アレン監督作『ミッドナイト・イン・パリ』、沖田修一監督作『南極料理人』、役所広司、小栗旬、高良健吾ら出演のほんわかムービー『キツツキと雨』。ドニー・イェン出演の『イップマン』シリーズ4作品などがラインアップ。『ミッドナイト・イン・パリ』アニメーションでは、サンリオの『ユニコ 魔法の島へ』、「サイコアーマー ゴーバリアン」(1話~3話)、学園祭の前日が延々と繰り返される『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』、人気漫画の映像化『映画 聲の形』(日本語字幕版)。『映画 聲の形』新作として、台湾から鉄道とその鉄道を愛する人々の心温まるエピソードと姿を記録したドキュメンタリー映画『郷愁鉄路~台湾、こころの旅~』。無声映画では、ヴィクトル・ユゴーの小説を映像化した『笑う男』、短編クラシックアニメを7本立てで上映する。『笑う男』「新宿東口映画祭2024」は5月24日(金)~6月6日(木)新宿武蔵野館、シネマカリテにて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:南極料理人 2009年8月8日よりテアトル新宿にて先行公開、22日より全国にて公開キツツキと雨 2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011「キツツキと雨」製作委員会ミッドナイト・イン・パリ 2012年5月26日より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開Photo by Roger Arpajou -(C) 2011 Mediaproduccion, S.L.U., Versatil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.映画 聲の形 2016年9月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会ビューティフルドリーマー 2020年11月6日よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開(C) 2020 映画「ビューティフルドリーマー」製作委員会
2024年04月11日沖縄国際映画祭実行委員会は10日、公式サイトを更新。20日・21日に行われる第16回目の開催をもって、同映画祭を終了すると発表した。サイトでは「『島ぜんぶでおーきな祭沖縄国際映画祭』は、2024年4月20日(土)・21日(日)に行われる第16回目の開催をもちまして、終了することになりました。先月開催いたしました沖縄国際映画祭実行委員会臨時総会以降、今後の映画祭運営の在り方を検討してまいりましたが、第16回の開催を最後として本委員会は解散することとなりました」と伝えられた。これに先がけ、3月6日には吉本興業が公式サイトを通じて、今回の開催をもって同映画祭の運営から退くことを発表。「当社としましては引き続き、沖縄県の振興・発展に寄与すべく、沖縄ラフ&ピース専門学校を通じた人材の育成、さらに地域創生をテーマにしたBSよしもとを通じた沖縄の魅力創造・発信など、さまざまな取り組みを実施していく所存です」と記していた。■報告全文「島ぜんぶでおーきな祭沖縄国際映画祭」に関する大切なお知らせ「島ぜんぶでおーきな祭沖縄国際映画祭」は、2024年4月20日(土)・21日(日)に行われる第16回目の開催をもちまして、終了することになりました。先月開催いたしました沖縄国際映画祭実行委員会臨時総会以降、今後の映画祭運営の在り方を検討してまいりましたが、第16回の開催を最後として本委員会は解散することとなりました。「沖縄国際映画祭」は2009年に始まり、その後2015年からは「島ぜんぶでおーきな祭」との名称を付して、映画だけでなく、音楽・お笑い・ダンス・アート・スポーツなど沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典として行ってまいりました。沖縄の地元の皆様のお力添えのおかげで、近年は沖縄の春の一大イベントとしてご評価をいただけるまでになりました。本委員会を主催者として開催する沖縄国際映画祭は最後となりますが、今回もラフ&ピースのコンセプトのもと皆様への感謝とともに笑顔で幕を閉じたいと思います。お客様には今回の映画祭もめいっぱい楽しんでいただけると幸いです。沖縄国際映画祭実行委員会
2024年04月10日第1回新潟国際アニメーション映画祭コンペティション部門のグランプリ受賞、ピエール・フォルデス監督作『めくらやなぎと眠る女』が7月26日(金)より全国公開されることが決定。日本版ビジュアルと予告映像が解禁された。音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデスが村上春樹の6つの短編(「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」)を翻案した本作。ピエール・フォルデス監督にとって初の長編アニメーションで、2022年6月、世界最大のアヌシー国際アニメーション映画祭でプレミア上映され、同映画祭で審査員特別賞を受賞。2023年3月に行われた新潟国際アニメーション映画祭では見事第1回目のグランプリに輝いた。同映画祭の審査員を務めた押井守は本作の受賞理由として、「現代文学を表現する最適のスタイルなんじゃないかということで、3人の審査員の意見が一致した、唯一の作品」とコメント。ピエール監督自らが音楽も手掛ける本作は、レザルク・ヨーロッパ映画祭作曲賞を受賞したほか、世界各国の映画祭に出品され高い評価を得ている。この度解禁された日本版ビジュアルは、読者からも非常に人気の高い“かえるくん“を軸に、小村、片桐、キョウコら登場するキャラクターが内包されている。そしてかえるくんに寄り添う猫(ファンにはお馴染みの“ワタナベノボル“)にも注目。さらに予告編では、音楽や絵画など様々なアートに精通するフォルデス監督ならではの感性で、日常からシームレスに非日常に導かれていく本作の魅力の一端を垣間見ることができる。「平凡な日常世界において、現実と内面の両方で起こった劇的な出来事によってその世界が揺るがされるちょっとマジカルな物語を、独自の方法で語りたかったのだ。マジックリアリズム的世界観でこの精神生活を見せるには、アニメーションは完全な手法だと感じている。なぜなら全てを一から作り直す必要があり、それが現実とのずれを生みだすからだ。このずらしと転移の必要性が私の監督としてのアプローチには不可欠なのだ」と監督が語る通り、アニメーションだからこそ実現できた“日本“の物語となっている。さらに予告編には村上春樹氏との共著でも知られる米文学者で翻訳家の柴田元幸からの「どんな物語も映画も多かれ少なかれ、現実と想像、外界と内面、現(うつつ)と夢とのあいだにいつのまにか建てられてしまった門を開けてくれる装置であるわけだが、この映画はその役割をとりわけしなやかに、深く軽やかに果たしてみせる」とのコメントも収められている。『めくらやなぎと眠る女』は7月26日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:めくらやなぎと眠る女 7月26日よりユーロスペースほか全国にて公開
2024年04月10日著しい活躍をした映画製作者を表彰する『第43回藤本賞』(一般社団法人映画演劇文化協会)の授賞式が9日、都内のホテルで開かれ、藤本賞 特別賞を受賞した『PERFECT DAYS』の製作陣が登壇した。映画は、東京・渋谷区のトイレをリノベーションするプロジェクト「THE TOKYO TOILET」を起点とし、そのトイレの清掃員として働く主人公・平山(役所広司)の日常を描いている。「第76回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に正式出品され、役所が最優秀男優賞を受賞したことも大きな話題となった。柳井康治氏、役所広司氏(欠席)、ヴィム・ヴェンダース監督(欠席)、高崎卓馬氏が受賞。ファーストリテイリングの柳井氏は「このような、とても名誉ある賞をいただきまして、本当にありがとうございます。とてもうれしいです」と笑顔。「自分は映画業界を全く詳しくもなく、映画を作りたくてずっとやってきたという皆様とはちょっと違う形で、このような賞をいただけて、本当に光栄だなと思っています。最初はトイレの清掃員の方は毎日ご苦労されて清掃に励んでいただいている。365日、休まずトイレを綺麗にしてくださってる方に何かできることがないかなというのを、一緒に賞受賞した高崎さんと相談をして、短い映像作品を作ってアピールできたらいいんじゃないかというようなところからスタートしました」と振り返る。それがいつしか長編映画に。「すごく夢の中にいるような時間で。カンヌに連れてっていただいて、アカデミーにも連れてっていただいた。このような賞もいただいて、非常に光栄です」と述懐。「私は藤本プロデューサーのことは存じ上げませんけども、なんとなく『君みたいな形で映画作るのもいいんじゃないの』って言ってくださってるんじゃなかろうかと思いました」とする。「この先、映画を作ることがあるかどうかわかりませんけども、自分が映画を作りたいと思って作ったわけではなく、誰か喜んでくださる方がいるかなとか、自分発信じゃない形で作ってみたことが良かったんじゃないかなと今は思っています。何かこの先、同じような機会に恵まれる時も、そういう立ち位置で映画という世界に関われるといいなと思います」としていた。この日は残念ながら受賞者に名を連ねた役所はコメントを寄せた。「優れた映画製作者に送られる『藤本賞』を俳優の私がいただくというのは何かの間違いでは、と思いました。この『PERFECT DAYS』という映画との出会いは、今までの俳優と映画との出会いとは全く違っていました。お話をいただいた時は、具体的には『公衆トイレの清掃員役』ということだけが決まっていました。これは経験したことのない映画に参加できるかもしれないと直感し、その場でお受けした仕事でした。柳井さん、高崎さん、ヴィム監督と製作者の1人として名前を連ねることになりましたと聞いた時、これは何かの罠かなと思いました。本当にこの作品は経験したことのないことをたくさん経験させてくれました。そして、最後の最後に『藤本賞』という一生に一度の賞をいただき、ありがとうございます。役所広司」と笑わせていた。「藤本賞」は、生涯にわたって269本もの映画を製作した故藤本真澄さんの業績を記念して、毎年、全国の劇場で公開された映画の中から選考の上で、優れたエンターテイメント性を持った作品の製作者を表彰している。■「第43回藤本賞」受賞者一覧(敬称略)藤本賞:『ゴジラ-1.0』臼井央/阿部秀司(故人)/山田兼司/岸田一晃/阿部豪/守屋圭一郎藤本賞 特別賞:『PERFECT DAYS』柳井康治/役所広司/ヴィム・ヴェンダース/高崎卓馬藤本賞 新人賞:『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』内藤圭祐
2024年04月09日Gi-FACTORYは、和歌山・徳島・大阪・広島・山口・島根・北九州・岡山などで開催している大型野外グルメイベント『全肉祭』を2024年5月11日~5月12日の2日間、岐阜県各務原市にある各務原市民公園にて第1回開催を行います。ポスター■第1回 全肉祭 in 各務原会場 :各務原市民公園(岐阜県各務原市那加門前町3丁目)日程 :2024年5月11日~5月12日時間 :10:00~21:00店舗数:約70店舗■全肉祭とは畜産肉料理はもちろん、魚肉や果肉などあらゆる肉をテーマとして全国を対象に出店を募集・選考し、各地の美食が集う西日本最大級の野外グルメイベントです。■2日間通っても楽しみ尽くせないボリューム・総メニュー数200アイテム以上!?2日間では絶対に食べきることが出来ません・グルメ出店の他、企業ブースによる無料体験やサンプリングも!?大好評ワインの試飲コーナーもご用意・お子様も退屈させないお遊びブースもご用意大型エアー遊具や射的・スーパーボールすくいなどの縁日コーナーもご用意・観覧無料のステージ企画アイドル生ライブや迫力満点のファイヤーパフォーマンスも朝から晩までたっぷり楽しい2日間。夜のファイヤーパフォーマンス集団は必見の価値あり!スペシャルゲストとして、地元岐阜県出身MEGARYUのMEGAHORNがフリーライブでステージ出演します!■全肉祭 公式Instagram ※出店店舗の募集は既に締め切っています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月09日韓国のTV・映画・演劇において、その年の選りすぐりの作品が揃う第60回百想(ペクサン)芸術大賞のノミネート作品が本日4月8日に発表。テレビ部門では、昨年世界的にもヒットしたディズニープラスオリジナル「ムービング」が作品賞や主演男優賞、新人俳優(男性/女性)など7部門にノミネートされ、映画部門は作品賞・監督賞ほかファン・ジョンミンとチョン・ウソンが主演男優賞に揃ってノミネートされた『ソウルの春』(原題)が7部門ノミネートとなった。今年で60回目の節目を迎える百想(ペクサン)芸術大賞は、過去1年間に放映、上映、または公演されたTV・映画・演劇部門の制作陣と出演者に授与する国内唯一の総合芸術賞。人気俳優や製作者らが一堂に会することから、“韓国のゴールデン・グローブ賞”とも呼ばれる。昨年は「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のパク・ウンビンがTV部門大賞を受賞し、話題を呼んだ。今回、映画部門には日本未公開の作品が多いものの、TV部門には現在配信中で注目を集めるディズニープラスやNetflixのドラマも続々。「涙の女王」からはキム・スヒョンが演技賞(男性)にノミネートされている。授賞式は5月7日(火)に行われる予定。主な候補作品・候補者は以下のとおり。映画部門作品賞『クモの巣』(原題)『露梁:死の海』(原題)『ソウルの春』(原題)『コンクリート・ユートピア』『破墓』(原題)『コンクリート・ユートピア』監督賞キム・ソンス『ソウルの春』キム・ハンミン『露梁:死の海』リュ・スンワン『密輸』(原題)オム・テファ『コンクリート・ユートピア』チャン・ジェヒョン『破墓』最優秀演技賞(女性)キム・ゴウン『破墓』ラ・ミラン『市民ドクヒ』(原題)ヨム・ジョンア『密輸』(原題)イ・ハニ『キリング・ロマンス』(原題)チョン・ユミ『スリープ』『スリープ』最優秀演技賞(男性)キム・ユンソク『露梁:死の海』イ・ビョンホン『コンクリート・ユートピア』チョン・ウソン『ソウルの春』チェ・ミンシク『破墓』ファン・ジョンミン『ソウルの春』助演賞(女性)キム・ソニョン『コンクリート・ユートピア』ヨム・ジョンア『宇宙+人 2部』(原題)ヨム・ヘラン『市民ドクヒ』イ・サンヒ『ロ・ギワン』チョン・スジョン『クモの巣』助演賞(男性)キム・ジョンス『密輸』パク・グニョン『ピクニック』(原題)パク・ジョンミン『密輸』ソン・ジュンギ『ファラン』(原題)ユ・ヘジン『破墓』GUCCI IMPACT AWARD:コミュニティの格差や公平性に対する声を色濃く描き、より良い明日をつくることに貢献した作品に贈られる賞『ビニールハウス』『あなたと私』(原題)『ビニールハウス』『秘密の丘』(原題)『世紀の愛』(原題)『市民ドクヒ』新人演技賞(女性)コ・ミンシ『密輸』キム・ヒョンソ『ファラン』ムン・スンア『秘密の丘』オ・ウリ『地獄万歳』(原題)イム・ソヌ『世紀の愛』新人演技賞(男性)キム・ソンホ『貴公子』キム・ヨンソン『ビックスリープ』(原題)イ・ドヒョン『破墓』チュ・ジョンヒョク『万分の一秒』(原題)ホン・サビン『ファラン』キム・ソンホ『貴公子』テレビ部門作品賞「良くも、悪くも、だって母親」「ムービング」「悪鬼」「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」「今日もあなたに太陽を~精神科ナースのダイアリー~」「今日もあなたに太陽を~精神科ナースのダイアリー~」監督賞パク・インジェ「ムービング」イ・ミョンウ「少年時代」(原題)イ・チャンヒ「殺人者のパラドックス」チョン・ジヒョン「庭のある家」ハン・ドンウク「最悪の悪」「最悪の悪」最優秀演技賞(女性)ラ・ミラン「良くも、悪くも、だって母親」アン・ウンジン「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」オム・ジョンファ「医師チャ・ジョンスク」イ・ハニ「夜に咲く花」(原題)イム・ジヨン「庭のある家」「庭のある家」最優秀演技賞(男性)キム・スヒョン「涙の女王」ナムグン・ミン「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」リュ・スンリョン「ムービング」ユ・ヨンソク「運の悪い日」イム・シワン「少年時代」キム・スヒョン「涙の女王」助演賞(女性)カン・マルグム「良くも、悪くも、だって母親」シン・ドンミ「サムダルリへようこそ」ヨム・ヘラン「マスクガール」イ・ジョンウン「運の悪い日」チュ・ミンギョン「ヒップタッチの女王」助演賞(男性)リュ・ギョンス「ソンサン -弔いの丘-」アン・ジェホン「マスクガール」イ・イギョン「私の夫と結婚して」イ・ヒジュン「殺人者のパラドックス」チ・スンヒョン「高麗契丹戦争」新人演技賞(女性)コ・ユンジョン「ムービング」キム・ヒョンソ「最悪の悪」ユナ「誘拐の日」イ・イダム「今日もあなたに太陽を~精神科ナースのダイアリー~」イ・ハンビョル「マスクガール」コ・ユンジョン「ムービング」新人演技賞(男性)キム・ヨハン「殺人者のパラドックス」イ・シウ「少年時代」イ・シンギ「最悪の悪」イ・ジョンハ「ムービング」イ・ジョンウォン「夜に咲く花」イ・ジョンハ「ムービング」(上原礼子)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-コンクリート・ユートピア 2024年1⽉5⽇より全国にて公開© 2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CLIMAX STUDIO, INC. ALL RIGHTS RESERVED.ビニールハウス 2024年3月15日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開© 2022 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED貴公子 2024年4月12日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2023 GOLDMOON PICTURES & STUDIO&NEW. All Rights Reserved.スリープ 2024年6月28日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2023 SOLAIRE PARTNERS LLC & LOTTE ENTERTAINMENT & LEWIS PICTURES ALL Rights Reserved.
2024年04月08日港町・横浜から発信する国際展「第8回横浜トリエンナーレ」が3月15日(金) に開幕した。アーティスティック・ディレクターに、北京を拠点に国内外で活躍するアーティストのリウ・ディン(劉鼎)と美術史家のキャロル・インホワ・ルー(盧迎華)を迎え、31の国と地域から93組のアーティストが参加。6月9日(日) まで開催される。パンデミックを経て日常の喜びをあらためて感じる一方で、世界に視野を広げれば戦争があり、気候変動や災害、差別や経済格差など問題が山積みの現在。リウとルーがキュレーションした展覧会「野草:いま、ここで生きてる」は、日本にも縁の深い中国の小説家、魯迅の詩集『野草』(1927年刊行)に想を得て、絶望から出発しながらも、アーティストの多様な視点を通じて考え、共に生き抜く知恵を分け合おうとするものだ。メイン会場の横浜美術館をはじめ、「旧第一銀行横浜支店」、「BankART KAIKO」などを舞台に7章で構成。過去と現在をつなぎ、庶民の力が主役となる。なお、3年ぶりにリニューアルオープンした横浜美術館は、天井のルーバーから外光を採り入れ、明るい雰囲気に。横浜トリエンナーレ組織委員会総合ディレクターを務める横浜美術館館長の蔵屋美香は「体力のない方や子どもなど誰もが安心して楽しめる優しいつくりになっています」と語った。参加アーティストとキュレーター陣。前列右から片多祐子(横浜トリエンナーレ組織委員会キュレーター、横浜美術館主任学芸員)、蔵屋美香(横浜トリエンナーレ組織委員会総合ディレクター、横浜美術館館長)、アーティスティック・ディレクターのキャロル・インホワ・ルー(盧迎華)、リウ・ディン(劉鼎)争い、分断する世界。生きづらさはどこから来るのか会場には多くの作品があるので、ここでは筆者の印象に残った章と作品を挙げたい。最初から網羅的に見ようとしなくてもいいし、見る人の数だけストーリーはあるだろう。まず「いま、ここで生きてる」の章では、オズギュル・カーのアニメーション作品《倒れた木》などが廃墟の森を感じさせる。グランドギャラリーの階段上はキャンプ場の様相だ。北欧の遊牧民サーミ族の血を引くヨアル・ナンゴは、資源の循環をテーマに、サーミ族のかつての暮らしをプリントした布や神奈川県内で採取した木や竹などで人々が集う場をつくりあげた。宮城県を拠点に制作を続けている志賀理江子は、地元の猟師のインタビューから得た15のキーワードから小説、哲学、科学、社会学などさまざまなジャンルの本を集めたライブラリー《緊急図書館》を設置。東日本大震災関連、土や植物研究など多角的な選書で、「エネルギー」について考える空間となった。ヨアル・ナンゴ《ものに宿る魂の収穫/Ávnnastit》2024年志賀理江子《緊急図書館》。3階の壁には志賀が活動の拠点を置く宮城の猟師・小野寺望へのインタビューを配した大きな写真群。左下は元料理人のセレン・オーゴードの作品。また、ウクライナのコレクティブ「オープングループ」は、ロシアのウクライナ侵攻から逃れた難民キャンプで取材。音によって兵器の種類を聞き分け、いかに行動すべきかを示した戦時下の行動マニュアルから、人々が口で音を再現した映像作品が胸に迫る。オープングループ(ユリー・ビーリー、パヴロ・コヴァチ、アントン・ヴァルガ)《繰り返してください》2022年続いて「密林の火」の章は、世界で起こる紛争や対立、衝突の縮図のよう。難民キャンプなどの現場を捉えたトマス・ラファの映像は象徴的。イェンス・ハーニングは、ファッション系雑誌やSNSでよく見る「街角で見つけたおしゃれな人のスナップ」の手法を用い、移民1世を撮影した写真群を展示。社会から見えなくされている存在について問いかける。壁面にイェンス・ハーニングの作品。中央に吊り下がる布は、シーツなどをモチーフに「眠り」や「休息」を訴えるエリーズ・キャロン&ファニー・ドゥヴォーの作品。手前は勅使河原蒼風の彫刻「苦悶の象徴」の章では、香港の作家サウス・ホー(南何兆)による2014年の雨傘革命、2019~2020年の民主化運動の後を捉えた写真を展示。警察とデモ参加者の衝突後に散らかった道路などが不安や挫折感を漂わせる。力のぶつかり合いを、ほとばしる創造力へと反転させるしかしまだ諦めず、「わたしの解放」の章ではしなやかに抗う。資本主義のシステムからあの手この手で逸脱しようとする丹羽良徳の新旧のプロジェクト映像を展示。一方、台湾のアーティスト・グループ「你哥影視社(ユア・ブラザーズ・フィルムメイキング・グループ)」は、台湾のある工場で100人以上のベトナム人女性労働者がストライキを起こし、立て篭もった寮の部屋を再現。インターネットで拡散された際に、冗談を言い合うリラックスした姿がヒントになった。丹羽良徳のインスタレーション你哥影視社(ユア・ブラザーズ・フィルムメイキング・グループ)《宿舎》2023年/2024年「流れと岩」の章と「すべての河」の章では、若者の力に希望を託す。大自然を旅する若者たちを撮影したロードムービーのようなスターニャ・カーンの映像作品では、失敗への不安、やり遂げようとする強さなどが描かれる。場所を移して展開される最終章「すべての河」へ。BankART KAIKOでは、クレモン・コジトールの映像作品《ブラギノ》が印象に残る。都市から隔絶した土地で自給自足をして暮らす2つの家族が川を挟んで対立するなかで、子どもたちはどこへ向かうのか。また、「野草:いま、ここで生きてる」の展示内にはいくつかのトピックを立ててその分野の専門家を迎えた小企画があるのだが、旧第一銀行横浜支店では、江上賢一郎(東京藝術大学 特任教授)が企画した「革命の先にある世界」)が展開されている。「インターアジア木版画マッピング・グループ」などアジアの多様なコレクティブが集結し、他者と力を合わせて現代に柔軟に応答している。スターニャ・カーン《後戻りはしない》2020年クレモン・コジトール《ブラギノ》2017年リャオ・シェンジェン&ホアン・イージェ(左上)など8組を紹介なお、町村悠香(町田市立国際版画美術館 学芸員)の小企画では、「李平凡の非凡な活動:版画を通じた日中交流」と題して、魯迅が提唱した木刻運動を日本に紹介し、日本の版画運動にも影響を与えた版画家・教育者の李平凡にも光を当てていた。ほかに、鉱山労働や従軍慰安婦の問題を主題として描いた富山妙子、60~70年代に横浜で現代美術専門のスクール「Bゼミ」を立ち上げた小林昭夫など、物故作家の再評価につながる展示にも目を向けたい。展覧会全体からは、壁にぶつかるとき創造力や生命力が湧くのだと鼓舞しているようで、筆者はそれを野草の力だと受け取った。「小林昭夫とBゼミ」展示風景。赤い布の立体は、本展のために再現した小林昭夫作品さらに「アートもりもり!」と称し、「UrbanNesting:再び都市に棲む」(BankART Life7)、「黄金町バザール2024−世界のすべてがアートでできているわけではない」などアートプログラムも盛り沢山。みなとみらい線馬車道駅コンコースでは石内都による銘仙を撮影した写真、ぷかりさん橋では中谷ミチコの彫刻(2020年に奥能登で制作した作品を再構成)なども必見だ。横浜の街歩きも楽しみたい。石内都「絹の夢―silk threaded memories」展示風景<開催概要>第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」会期:2024年3月15日(金)~6月9日(日)会場:横浜美術館、旧第⼀銀⾏横浜⽀店、BankART KAIKO、クイーンズスクエア横浜、元町・中華街駅連絡通路ほか休場日:木曜(4月4日、5月2日、6月6日は開場)時間:10:00~18:00料金:一般2,300円、横浜市民2,100円、19歳以上1,200円※セット券、フリーパスもあり公式サイト:取材・文・撮影:白坂由里
2024年04月06日5月14日から25日まで開催される第77回カンヌ国際映画祭で、オープニング作品にレア・セドゥ主演作『Le Deuxiéme Acte(原題)』が選ばれた。14日に同映画祭でワールドプレミアを迎え、同日フランス国内で公開開始となる。本作のメガホンを取ったのは、『地下室のヘンな穴』『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』のカンタン・デュピュー。デュピュー監督の最近の作品には、シュルレアリスムの巨匠サルバドール・ダリを題材にした2023年のコメディ『Daaaaaalí!(原題)』がある。同作はヴェネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門で上映され、話題になった。「Variety」誌によると、『Le Deuxiéme Acte』にはレアのほか、ヴァンサン・ランドン(『ティエリー・トグルドーの憂鬱』)、ルイ・ガレル(『ドリーマーズ』)らが出演している。映画のジャンルはフレンチ・コメディで、内容は「フローレンス(レア)は大好きなダヴィッドを父ギョームに紹介したがっている。しかしダヴィッドはフローレンスに惹かれておらず、友人のウィリーに押し付けたい。4人は人里離れたレストランで会うことになり…」と紹介されている。本作がカンヌ国際映画祭のオープニング作品に決定したことに、ファンは「レアはカンヌの女王!」「おめでとうございます、キング(デュピュー監督)!あなたにはこんな栄誉ある立場がふさわしい」と喜びのコメントをXに寄せている。(賀来比呂美)
2024年04月04日一般社団法人現代奏造 Tokyo主催、管打楽器合奏の限界と可能性~シェーンベルク以降の種々相『現代奏造Tokyo第9回定期演奏会』が2024年5月9日 (木)に渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23番21号)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 現代奏造Tokyo第9回定期演奏会は、現代音楽開拓者の一人であるシェーンベルクを取り上げつつ、その音楽に否定的だったブーレーズの作品と対峙させ、二つの美学を対照させる。同時に関係の深かった故西村朗の最後の吹奏楽曲、また初の試みとして西岡龍彦による吹奏楽とエレクトロニクス作品で新たな地平を切り開く。プログラムアルノルト・シェーンベルク:主題と変奏作品43a(1943)Arnold Schönberg:Theme and Variations Op.43aピエール・ブーレーズ:イニシャル(1987)Pierre Boulez:Initiale for 7 brass instruments武満徹:ガーデン・レイン(1974)Toru Takemitsu:Garden Rain白岩優拓:委嘱作品(世界初演)(2024)Masahiro Shiraiwa:Commissioned Work "World Premiere"西岡龍彦:独奏フルートとコンピュータ、ウインド・オーケストラのための『夢のかたち』(2024・改訂初演)“The Shape of Dream” for Fl.solo, Computer and Wind orchestra西村朗:秘儀lX〈アスラ〉(2023)Akira Nishimura:Higi IX “Asura”一般社団法人現代奏造Tokyo現代社会における音楽の在り方に対する様々な問題意識を共有する若手演奏家により2016年に結成された自主運営の管打楽合奏団。この編成に特化した現代音楽作品を中軸に創造的活動を行なっている。定期演奏会を軸にノナカ・アンナホールでのシリーズコンサート、室内楽コンサートなどのライブ演奏、NHK-FM「現代の音楽」での放送の出演、東京・春・音楽祭「桜の街の音楽会」等に出演。日本作曲家協議会主催公演「日本の作曲家」シリーズには、2019年、2020年、2023年に出演し好評を得、現在その活動は各方面から吹奏楽の新たな展開として注目されている。公演概要『現代奏造Tokyo第9回定期演奏会』管打楽器合奏の限界と可能性~シェーンベルク以降の種々相公演日時:2024年5月9日 (木)18:30開場/19:00開演会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23番21号)■出演者指揮:板倉康明独奏フルート:石田彩子コンピュータプログラミング&オペレート:福澤龍一音響:富 正和(M-AQUA)演奏:現代奏造Tokyo■チケット料金一般3,500円学生2,500円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月04日ポン・ジュノ監督のもとで助監督をつとめたユ・ジェソンの長編監督デビュー作にして、第76回カンヌ国際映画祭批評家週間、第48回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門にも選出された韓国映画『スリープ』が、6月28日(金)に日本公開決定。ビジュアルが解禁となった。「ここ10年で観た中で最もユニークかつ恐ろしい映画。平凡な日常の空間で予測不可能な物語が繰り広げられる、スマートな監督デビュー作。ぜひスクリーンで味わってほしい」とポン・ジュノ監督が太鼓判を押す本作。出産を控え、幸せな結婚生活を送るヒョンス(イ・ソンギュン)とスジン(チョン・ユミ)。ある夜、隣で眠る夫ヒョンスが突然起き上がり「誰か入ってきた」と呟いた。その呟きに呼応するように家を覆い尽くす不穏な気配…。翌朝、下の階に越してきた住人から「明け方の騒音が1週間も続いて、我慢できない」と相談をされるも全く身に覚えがなかった。少しの違和感を抱きながらも、夜を迎えたその日から眠りにつく度にヒョンスは人が変わってしまったかのように奇行を繰り返す。頬を掻きむしる。生魚を丸呑みする。窓から身を乗り出す。その異常行動は日を追うごとにエスカレートしていく。得体の知れない“それ”に恐怖を感じ、怯えながら夜を過ごす夫婦は睡眠クリニックの受診を決意するが、スジンの母から超自然的な力に頼るべきだと、巫女から手に入れた御札を渡される。果たして、“それ”は医学で克服できるものなのか、それとも――。チョン・ユミ Photo by The Chosunilbo JNS/Imazins via Getty Images夜が訪れる恐怖に怯える妻スジンを『82年生まれ、キム・ジヨン』や『トガニ 幼き瞳の告発』などでその確かな実力を披露してきたチョン・ユミが演じ、無意識の異常行動をきっかけに眠ることに恐怖を抱く夫ヒョンスを『パラサイト 半地下の家族』『最後まで行く』のイ・ソンギュンが務めた。イ・ソンギュン Photo by Stephane Cardinale - Corbis/Corbis via Getty Images人間の三大欲求の一つ、睡眠。日常にある最も安静な時間だが、その一方で意識を失った無防備な状態ともいえる。もしも、その時間を得体の知れない“それ”に脅かされたら?という発想を基に、“予測不能”な驚きと“自身にも起こりうるかも知れない”共感を観客へ提示する。この度解禁されたビジュアルは、チョン・ユミ演じるスジンとイ・ソンギュン演じるヒョンスが、ゴージャスなシーツの上に横たわっている姿が切り取られたもの。スジンが身を包む赤いドレスは、どこか不穏な気配を感じさせながらも、美しく印象的なデザインに。そして2人の間には「目覚めだすー」というキャッチコピーが添えられ、「幸せな生活を蝕む“それ”の正体とは」という言葉と合わせて、この夫婦に訪れる得体の知れない恐怖が一体何なのかを、想像させる仕上がりになっている。さらに、4月5日(金)より本作のムビチケ前売券(オンラインのみ)の発売も決定している。『スリープ』は6月28日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:スリープ 2024年6月28日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2023 SOLAIRE PARTNERS LLC & LOTTE ENTERTAINMENT & LEWIS PICTURES ALL Rights Reserved.
2024年04月03日第96回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートを果たしたドイツ映画『ありふれた教室』から、日本版予告編、本ビジュアル、場面写真が一挙に解禁された。第73回(2023年)ベルリン国際映画祭パノラマ部門でワールドプレミアされW受賞を果たしたのを皮切りに、ドイツ映画賞主要5部門(作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞)の受賞を達成。本年度アカデミー賞®国際長編映画賞ノミネートを果たした本作は、これが日本劇場初公開となるドイツの新鋭イルケル・チャタクの長編4作目にあたる最新作。教育現場のリアルな現実に根ざし、世界中の学校やあらゆるコミュニティでいつ暴発しても不思議ではない“いまそこにある脅威”を見事にあぶり出す、極限のサスペンス・スリラーとなっている。解禁となった予告編では、ただならぬ緊張感を漂わせながら若手教師カーラ(レオニー・ベネシュ)が次第に窮地に追い込まれていく様子が描かれる。彼女は、盗難が相次ぐ校内で生徒を守るために職員室で隠し撮りを仕掛けた。それをきっかけに生徒の反乱や同僚教師との対立が起こり、保護者からも猛烈な批判を浴びる。目にアザをつけた様子も垣間見える、緊迫感とともに引き込まれていく予告編が完成した。また、いち早く本作を鑑賞した著名人たちのコメントも予告編には使用されており、ドイツ文学翻訳家の池田香代子は「とほうに暮れて見回すと、あの教室と相似の社会が私たちを取り巻いている。こんなミステリーがあったのか!」と、映画の中で描かれる教室と我々が生きる現代社会の相似性に焦点をあてた。そのほか、白石和彌、小島秀夫、森達也、瀬々敬久ら映画監督やクリエーターから賞賛のコメントが届いている。併せて解禁となった本ビジュアルは、真っすぐこちらを見つめるカーラの意味深な眼差しを捉えたもの。違和感を覚える表情に「先生(わたし)、おかしい?」というキャッチコピーが添えられており、謎めいた不気味さが漂うビジュアルとなっている。場面写真では、教室で叫ぶカーラの姿や中指を立てる生徒など、張り詰めた空気の中、様々な姿が切り取られている。『ありふれた教室』は5月17日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ありふれた教室 2024年5月17日より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© if… Productions/ZDF/arte MMXXII
2024年04月02日3月15日に開幕した『TBSドキュメンタリー映画祭』。3月29日(金) より福岡、3月30日(土) より札幌でも上映がスタートし、舞台挨拶を実施。ここでは、その舞台挨拶の一部をレポートとしてお届けする。<3月29日(金) 福岡 舞台挨拶>『リリアンの揺りかご』【登壇者】監督:神戸金史監督ゲスト:ジャーナリスト 臼井賢一郎(KBC解説委員長)神戸監督はRKB毎日放送のジャーナリストであるとともに、障害を持つ息子の父親でもある。作品では相模原事件について描き、さらにはヘイトスピーチや、去年9月1日の関東大震災100年をめぐる混乱など、「不寛容」をキーワードに現代社会の問題が監督の視点で描かれている。今回、登壇トークの中では、「主観的に取材に動いていく自分を客観的にみて作品にしていくことにチャレンジした。放送局のつくるドキュメンタリーに今後も是非期待していただきたい」とコメント。今回は、系列の枠を越えてKBC九州朝日放送の臼井賢一郎解説委員長も登壇し、「ドキュメンタリーはニュースの続きであり帰結である。この神戸監督の問題提起作品は、長年の取材の賜物。例えるなら、ジェットコースターのピークのようなものが沢山ある、深い内容である」と語った。『リリアンの揺りかご』舞台挨拶より<3月31日(日) 福岡 舞台挨拶>『魚鱗癬と生きる ー遼くんが歩んだ28年ー』【登壇者】監督:大村由紀子ゲスト:梅本遼(出演者)、梅本千鶴(出演者)大村由紀子監督と、出演者の梅本遼さん、千鶴さんが登壇。出演者の梅本さんは、「最近撮った映像を中心に映画を作るのかと思っていたが、こんな映像を撮っていたのかと思うような昔の映像も沢山使われていたことが驚きだった」と語った。また、大村監督は、「25年に渡ってRKB報道部で取材を続けてきた記者たちがタスキを渡しながら続けてきたからこそ完成に至った」と話した。梅本さんの母、千鶴さんは、来場者に涙ながらに感謝の想いを伝えていた。『魚鱗癬と生きる ー遼くんが歩んだ28年ー』舞台挨拶より『方舟にのって ~イエスの方舟45年目の真実~』【登壇者】監督:佐井大紀ゲスト:千石まさ子(出演者)、千石恵(出演者)、千石成美(出演者)満席で熱気に包まれた劇場に佐井大紀監督と、出演者のイエスの方舟の千石まさ子、千石恵、千石成美が登壇。千石たちは、「佐井監督が中立な立場で自分たちのありのままを撮ってくれたことは、嬉しいです。この映画をご覧になった方が観た方ご自身の捉え方で、『イエスの方舟』のあり方を理解してくれれば嬉しい」と語った。また佐井監督は、千石たちが自分たちの生き方を貫いていて力強さや逞しさを感じていたことを明かした。『方舟にのって ~イエスの方舟45年目の真実~』舞台挨拶より<3月30日(土) 札幌 舞台挨拶>『102歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~』【登壇者】監督:長沢祐ゲスト:菱谷良一(画家)、高橋健太郎(写真家)治安維持法に違反したとして学生らが逮捕された生活図画事件の「最後の生き証人」である菱谷良一を追った本作。舞台挨拶には102歳の菱谷本人が旭川から駆けつけて登壇し、ほぼ満席となった客席から大きな拍手で迎えられた。「無名の老人を天下の大スター並みに扱ってもらい感激しました」といきなり観客を笑わせると、そこからは菱谷の独壇場となった。102歳とは思えない滑らかな弁舌で自らの生い立ちと生活図画事件までを振り返った菱谷。最後のメッセージを求められ、「自由と平和が私の生涯の生きる目的。皆さんも自由と平和のために頑張って下さい」と力強く締めくくると、劇場は再び大きな拍手に包まれた。『102歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~』舞台挨拶より<3月29日(金) 大阪&京都 舞台挨拶>『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:中下雄貴、内海太一、岡大和名古屋を拠点に活動するBOYS AND MENの弟分・カラフルダイヤモンドの奮闘を追った本作。舞台挨拶には、津村有紀監督とカラフルダイヤモンドのメンバー(中下雄貴、内海太一、岡大和)が登壇。登壇したメンバー3人は全員大阪出身ということもあり、リラックスした雰囲気の中でトークが始まった。映画の中では食事シーンもたびたび登場し、大阪出身の内海はお好み焼きのシーンにはりきっていたそうで「大阪の人だったらあんなに混ぜない!と突っ込まれるくらい混ぜてましたし、油もひき忘れたんで」と反省。実はこのシーン、3時間くらいしゃべっていたため、お好み焼きは真っ黒になったそう。「大阪で今度撮ってもらえるならカスうどん食べたい。カスうどん広めたいねん」と岡。「僕は、吉本新喜劇に出たい」と内海。3人の仲のいいやりとりを笑顔で聞いていた津村監督は、最後に「カラフルダイヤモンドは日常の些細なことでも面白がるやさしい感性があります。みなさんの中の感性のスイッチに入ってもらえると嬉しい、そんな思いでこの映画を作りました」と締めくくり、お客さんのスタンディングオベーションで、温かい拍手に包まれた。1回目の登壇から30分後、2回目のお客さんを迎えて上映前に再び登壇。内海が「楽屋にダイヤモンドのアイシングクッキー置いてもらってて、士気がバカ上がりしています」と3人。士気の上がったところで、それぞれの映画のおすすめポイントを語った。「雄貴君の入ったばかりの頃の初々しい挨拶も楽しんでください。画の後にカラフルダイヤモンドを検索してほしいです。僕らの成長も感じていただけます。これからも一緒に楽しいことをしていきましょう」(内海)。「映画を観る前より、カラフルダイヤモンドを好きになってもらえると思います」(中下)。「キラキラしようとしていたり、泥臭い部分や悔しい思いをしているところが見てほしいポイントです」(岡)。津村監督は映画への思いを「彼らは熱量があって、常に前向きです。その青春真っただ中の姿が詰まっている映画をぜひお楽しみください」と締めくくった。この後、津村監督と3人は京都に移動、UPLINK京都でも舞台挨拶に登場。お互いのベストシーンを発表し合った。本編を通じて本人たちでもスクリーンを通じて初めて知るメンバー同士の思いや再発見について語り、これからの思いや映画の魅力を伝えた。<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』※終了分は割愛『TBSドキュメンタリー映画祭2024』キービジュアル大阪:3月22日(金)~4月4日(木) シネ・リーブル梅田愛知:3月22日(金)~4月4日(木) センチュリーシネマ京都:3月22日(金)~4月4日(木) アップリンク京都福岡:3月29日(金)~4月11日(木) キノシネマ天神札幌:3月30日(土)~4月11日(木) シアターキノ公式サイト:
2024年04月01日お笑いコンビ・マユリカ(阪本、中谷)が31日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで行われた「第4回ムゲンダイチャンピオンシップ~決勝ラウンド~」にて優勝した。今年で4回目となる「ムゲンダイチャンピオンシップ」は、ヨシモト∞ホールの看板芸人“ムゲンダイレギュラー”がネタで頂点を決めるバトルライブ。優勝賞金は30万円。第1回はうるとらブギーズ、第2回はゆにばーす、第3回は男性ブランコが優勝した。今回は大会形式が大幅に変更となり、予選A・Bブロックに分け、各ブロック上位5組が決勝ラウンドに進出。Aブロックを勝ち抜いたやさしいズ、コットン、マユリカ、カラタチ、カゲヤマ、Bブロックを勝ち上がったキンボシ、ネルソンズ、ニッポンの社長、紅しょうが、ダイタク、計10組が決勝ラウンドに登場した。決勝ラウンドは、審査員の得点と観客の得点の合計で競い、マユリカが優勝。2位はダイタク、3位はコットンとなった。中谷は「ムゲンダイチャンピイオンシップには夢があります!」と喜びを叫び、阪本は「ムゲンダイチャンピオンここにあり!」と胸を張った。なお、MCは相席スタートの山添寛が担当し、ゲスト審査員はなだぎ武が務めた。同イベントは見逃し配信も実施。4月2日12時までチケット購入可能で、4月2日19時まで視聴できる。
2024年03月31日各国映画祭で大きな話題を集めたヒューマンホラー『胸騒ぎ』。監督を務めるのは北欧の新たなる鬼才クリスチャン・タフドルップ監督だ。第38回サンダンス映画祭でワールドプレミア上映されるや想像を絶する衝撃的な展開と不穏な作風が大きな話題になり、各国の映画祭を席巻した本作。メガホンをとったのは、デンマーク出身の新たなる鬼才クリスチャン・タフドルップ。映画監督として活躍する一方、これまで俳優・脚本家としても多彩な才能を発揮してきた。俳優としては、マッツ・ミケルセン主演『アフター・ウェディング』(06/スサンネ・ビア監督)に出演、第79回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるなど高い評価を受けた。映画監督としては、監督・脚本・主演を務めた短編『The Copier(英題)』(99)でデビュー。その後も、監督のみならず脚本執筆にもこだわり、ほぼ全ての監督作品で脚本も担当してきた。『Parents(英題)』(16)では、長編映画デビュー作にして、第34回デンマーク・アカデミー賞監督賞やデンマーク映画批評家協会賞(ボディル賞)で脚本賞ほか数々の受賞を果たし、長編2作目となる『A Horrible Woman(英題)』(17)では独創的な物語設定が評価を受け、ヨーロッパ全体で20万人以上を動員。国内外の映画賞を獲得するなど高い評価を受けた。クリスチャン・タフドルップ監督そして、長編3作品目となる『胸騒ぎ』では、実体験に着想を得て脚本を執筆。世界を震撼させる「最狂ヒューマンホラー」を誕生させた。そんな本作に『M3GAN/ミーガン』、『ゲット・アウト』など数々の大ヒットホラー映画を手掛けるスタジオ、ブラムハウス・プロダクションズが惚れ込み、日本公開に先駆けてジェームズ・マカヴォイ主演でリメイク版の製作も決定している。これまで、「問題作」と言われながらも、独自の視点で人間の裏側に潜む「悪」や「恐怖」を浮かび上がらせ、映画史に名を刻んできた世界の鬼才たちがいる。『ファニーゲーム』での抵抗不可能かつ理不尽な惨劇描写が物議を醸したミヒャエル・ハネケ監督。『フレンチアルプスで起きたこと』など極限状態で浮かび上がる人間の本性を、ブラックユーモアを交え描いてきたリューベン・オストルンド監督。さらには、『ヘレディタリー/継承』、『ミッドサマー』など呪縛のように抗えない「恐怖」をホラー映画の概念を覆す表現で映像化してきたアリ・アスター監督。全ての監督が自ら脚本も手掛け、観客の脳裏に爪痕を残すような物語を紡いできた。クリスチャン・タフドルップ監督も、本作の着想をイタリアでの休暇中に出会った“ある家族”との実体験を基に膨らませ、自ら脚本を執筆した。半年後にその家族のもとを訪れた当時をふり返り、「自分たちはたくさんのことを我慢する羽目になった。帰路につく頃には、自分を自分で痛めつけていたかのような感覚に襲われた。僕たちはなぜ何もしなかったのか。彼らの不快な言動に“ノー”と言うよりも、我慢するほうが楽だったのはなぜだろう」と、その時に抱いた違和感から本作の根幹となる問いが生まれたことを明かした。そんな鋭い視点で生み出された本作について海外メディアも、「ミヒャエル・ハネケ、リューベン・オストルンド監督の匂いを十二分に感じる(Los Angeles Times)」、「『フレンチアルプスで起きたこと』の風刺と共鳴する(The Daily Beast)」、「『ファニーゲーム』に匹敵する衝撃(The Film Stage)」、「『ミッドサマー』で描かれる“休暇”の恐怖と近い(Mashable)」など、いま見逃せない最注目の監督として、名だたる鬼才になぞらえて絶賛している。そんな本作より、新たに解禁された場面写真では、物語の発端である“オランダ人夫婦からの招待状”を手に取るデンマーク人夫婦の妻ルイーセの姿が捉えられている。招待メッセージは、イタリア旅行で撮影された写真の裏側に書かれていて、笑顔で両家族が映る写真にも関わらず、どこか不穏な雰囲気が漂っている。週末だけのつもりで、再会を約束してしまうビャアン一家に待ち受ける悪夢とは…。監督の実体験から誕生したという本作の、生々しい恐怖の始まりを予感させる場面写真となっている。『胸騒ぎ』は5月10日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:胸騒ぎ 2024年5⽉10⽇より新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2021 Profile Pictures & OAK Motion Pictures
2024年03月31日「第13回逗子海岸映画祭」が4月26日(金)より開催されることが決定した。“Play with the Earth”をコンセプトに、世界を旅する「CINEMA CARAVAN」が創るGWに逗子の砂浜に現れる蜃気楼「逗子海岸映画祭」。今年のテーマは、“Community Revolution”。逗子、三浦半島のローカルをはじめ、インドネシアやアフリカなど、世界のコミュニティとの活動を通して、世界にうねりを起こす様々なムーブメントを体感できる。日中は、縁ある人たちによる日替りのフードやアクティビティ、そして黄昏に染まる日没とともに始まる海辺での映画体験が楽しめる。上映作品は、生演奏とコラボする「CINEMA CARAVAN」オリジナル映像作品や、日本初公開、劇場未上映作品、名作からドキュメンタリーまで、魅力的なラインアップとなっている。おすすめは、10年で26か国を巡り、250曲を越す音楽を収録し、世界の音楽文化を映像ライブラリーとして綴ってきた「LISTEN.」(プロデュース:山口智子・GARRY BASSIN/監督:GARRY BASSIN)。最初の5年の出会いをまとめた、音で地球を感じる旅。世界を旅して集めた膨大な映像素材を再編集し、新たな発信を目指す「LISTEN.」プロジェクトの第1弾、映画版が日本初上映。また、アフロビートの創始者として、黒人解放運動家として尊敬されるフェラ・クティの生涯を描くドキュメンタリー『Finding Fela』が特別上映(※英語上映、日本語字幕なし)。「CINEMA CARAVAN」代表・志津野雷が、世界を旅して切り取った記録を紡いだ、終わりなき映像『PWTE2024 -documenta 15を超えて-』が、音楽家たちの生演奏と共に上映される。「第13回逗子海岸映画祭」開催概要会場:神奈川県逗子海岸日程:4月26日(金)~5月6日(日)(雨天開催・荒天中止)開場:4月26日(金)15時~22時/4月27日(土)~5月6日(日)13時~22時映画上映:19時~内容:国内外映画上映/ライブ・トークショー入場料金:一般 ¥2,500/逗子市民 ¥1,500(※要身分証明証)/中学生以下無料(※中学生は要学生証)※5月6日(月)最終日のみ一般 ¥3,000/逗子市民 ¥2,000(※要身分証明証)/中学生以下無料チケット:前売り券/3月30日10時よりオンライン販売当日券/逗子市民割引チケットのみ枚数限定にて会場販売※要身分証明証(シネマカフェ編集部)
2024年03月31日映画『ゴールド・ボーイ』(公開中)が、28日に開催された「第48回 香港国際映画祭」に出品。主演の岡田将生と金子修介監督が登壇した。同作は、中国のベストセラー作家・紫金陳(ズー・ジェンチン)の小説「坏小孩(The Gone Child)」の実写化作で、殺人犯と少年たちの心理戦を描く。2020年に動画サイト・iQIYI(アイチーイー)の人気サスペンス・シリーズ「迷霧劇場」の海外戦略作品としてドラマ化され、現在までに総再生回数20億回越えを記録するなど、中国では社会的大ヒットを記録している。平成『ガメラ』3部作、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』、『デスノート』など国内外でのヒット作を生み出す金子修介監督がメガホンを取り、主演を岡田将生が務めるほか、羽村仁成、星乃あんな、前出燿志、黒木華、松井玲奈、北村一輝、江口洋介が出演する。○■映画『ゴールド・ボーイ』が「第48回 香港国際映画祭」に出品28日に開催された香港国際映画祭のレッドカーペットイベントと開会式に登場した岡田と金子監督。翌29日には上映後にQ&Aが行われ、2人は鳴り止まない拍手と大歓声で迎えられながら登壇した。冒頭、岡田と金子監督が中国語で自己紹介をするなど、終始和やかな雰囲気で進み、金子監督には中国語原作を日本で映画化する際に苦労した点、岡田には、非情な殺し屋を演じる上で役作りで注意した点など、相次いで質問が飛んでいた。また、同作は4月24日から開催される「ウーディネ極東映画祭」のコンペティション部⾨にも参加が決定している。
2024年03月31日9月21日(土)・22日(日・祝) に群馬・日本トーターグリーンドーム前橋で開催される『山人音楽祭2024』の第1弾出演アーティストが発表された。『山人音楽祭』は、群馬出身・在住のロックバンド・G-FREAK FACTORYが主宰するロックフェス。このたび第1弾アーティストとして、主宰のG-FREAK FACTORYに加え、Age Factory、佐藤タイジ、SHADOWS、SHANK、四星球、DJダイノジ、TETORA、Dragon Ash、HUSKING BEE、HAWAIIAN6、プッシュプルポット、LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS PLUS、ROTTENGRAFFTYの全14組がアナウンスされた。チケットは2次先行受付を4月7日(日) まで実施中。<イベント情報>『山人音楽祭2024』9月21日(土)・22日(日・祝) 群馬・日本トーターグリーンドーム前橋開場9:30 / 開演11:00(終演20:00予定)【出演】Age Factory/佐藤タイジ/G-FREAK FACTORY/SHADOWS/SHANK/四星球/DJダイノジ/TETORA/Dragon Ash/HUSKING BEE/HAWAIIAN6/プッシュプルポット/LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS PLUS/ROTTENGRAFFTY/and more…■オフィシャルHP2次先行:4月7日(日) 23:59まで()公式サイト:
2024年03月30日2001年に始まり、毎年春の恒例イベントとして今年で24回目を迎える「イタリア映画祭2024」の開催が決定。上映作品の豪華なラインアップが発表された。東京会場では日本未公開新作13本と旧作1本の計14本、大阪では新作7本が上映予定。アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作品やヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品作、『オッペンハイマー』などハリウッド超大作を押さえてイタリア国内で大ヒットとなった超話題作など、最新のイタリア映画界を盛り上げるバラエティーに富んだ作品が揃った。注目の作品は、『ゴモラ』『ドッグマン』のマッテオ・ガッローネの最新作『僕はキャプテン』。2人のセネガル人青年が貧困から逃れるためにヨーロッパを目指して砂漠や地中海を超えて旅をする壮大な物語で、昨年の第80回ヴェネチア国際映画際で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞、さらにアカデミー賞国際長編映画賞ノミネートも果たした。『僕はキャプテン』さらに、戦後イタリアの家父長制度や女性の権利をテーマに描き、国内で2023年No.1の初週興行成績、歴代のイタリア映画興行収入トップ10に入った超話題作『まだ明日がある』や、第2次世界大戦時に英雄として称えられた潜水艦艦長の実話を基にした人間ドラマで、第80回ヴェネチア国際映画祭オープニングを飾った『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』など、見逃せない作品ばかり。さらに戦後イタリア映画を牽引し、数々の傑作を放ってきた巨匠監督パオロ・タヴィアーニが2月29日に92歳で逝去したことを追悼し、兄ヴォットリオ・タヴィアーニと共に監督を務めた『父 パードレ・パドローネ』(1977)の上映も決定。第30回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した永遠の名作がデジタルリマスターで蘇る。『父 パードレ・パドローネ』今回の上映作品14本中5本が女性監督作品、また4本は俳優監督の作品となっており、イタリア映画界が新しい才能で活気づいている様子が見て取れるラインアップ。巨匠から若手まで、多種多様な14作品が一堂に会し、最新のイタリア映画のいまを映画で垣間見ることのできる貴重な機会となっている。▼上映作品ラインアップ▼★は女性監督作品『人生の最初の日』(2023)世界20か国以上でリメイクされた『おとなの事情』をはじめ、ストーリーテリングの巧みさには定評があるパオロ・ジェノヴェーゼ監督の新作は、人生に絶望した人々が再生できるかを問いかけるドラマで、トニ・セルヴィッロ、ヴァレリオ・マスタンドレア、マルゲリータ・ブイら超豪華キャストが集結。1人の男と2人の女、そして1人の少年。年齢も経験も異なる4人がどん底に突き落とされたまさにそのとき、自分たちがいない世界はどうなるかを知ることができる1週間の時間を与えてくれる謎めいた男に出会う。『アモーレの最後の夜』(2023)俳優としても活躍するディ・ステファノの監督3作目は、イタリア映画界を代表する俳優の1人であるピエルフランチェスコ・ファヴィーノを主演に迎えたクライムサスペンスで、ベルリン国際映画祭特別部門でプレミア上映された。35年間のキャリアの中で銃を撃ったことは一度もなく、実直な警察官のフランコ・アモーレは、定年退職を翌日に控えていた。祝福するために妻や同僚、友人、親戚などが集うパーティーが開かれる。めでたい夜になるはずが、彼の人生において最も長く、困難な夜が訪れることになる。『美しい夏』(2023)★イタリア文学界を代表するストレーガ賞を受賞したチェーザレ・パヴェーゼの小説をラウラ・ルケッティ監督が映画化した長編2作目で、第2次世界大戦が始まる直前の2人の女性をめぐる愛と青春物語。1938年、田舎からトリノに引っ越してきて洋裁店で働くジーニアは、年上でモデルのアメリアと運命的な出会いを果たす。官能的なアメリアに導かれてめくるめく芸術家の世界に分け入るジーニアは、新しい自分を見いだしていく。ロカルノ国際映画祭のピアッツァ・グランデ部門でプレミア上映。『僕はキャプテン』(2023)巨匠ガッローネが放つ渾身の一作は、セネガルの青年2人がアフリカを縦断し、ヨーロッパを目指す壮大な旅の物語。セイドゥとムッサは、豊かな生活を求めて親族に知られることなく、ダカールを離れる。しかし、彼らを待ち受けていたのは想像を超える数々の困難だった。いわば現代版オデュッセイアの本作は、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)やマルチェッロ・マストロヤンニ賞(若手俳優賞)などを受賞、アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた。『ルボ』(2023)ジョルジョ・ディリッティ(『やがて来たる者へ』)の長編5作目は、第2次世界大戦下のスイスで移動型生活集団のイェニッシュを襲った悲劇をベースに創作された大作。1939年、大道芸人のルボはナチスドイツ軍の侵攻を防ぐため、スイス軍に招集される。その直後、優生学の原理に基づく国家の再教育プログラムの一環として3人の子どもは連れ去られ、それを止めようとした妻は殺されてしまう。主演は、国際的な活躍がめざましいドイツのフランツ・ロゴフスキ。ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品。『そう言ったでしょ』(2023)★豪華キャストを迎えたジネヴラ・エルカンの長編2作目は、異常気象で冬に50度に達するローマを舞台に、様々な問題を抱える人々を描くディストピア的群像劇。わずかなファンにしがみつく元ポルノスターと彼女に夫を寝取られた妻。元ヘロイン中毒の神父とアメリカから亡き母の遺灰を持ってやって来るその妹。アルコール中毒と闘いながら幼い息子の親権を取り戻そうと必死な女性とその元恋人。世界が終末に向かっていくような中で、人々は避けてきた個々の問題に向き合わざるをえなくなる。『あなたのために生まれてきた』(2023)実話を基に同性愛者が親権を得るために闘う姿を描くファビオ・モッロの監督5作目は、現在における家族の形を問いかける心温まるドラマ。カトリック教徒で情熱的なルカは、障害者施設でボランティアをしているゲイのナポリ人。子どもを迎えいれて、パートナーと共に親になることを望むルカだが、ゲイの独身者やカップルには養子縁組は認められていなかった。生まれて間もなく病院に置き去りにされたダウン症児アルバの親になるために、ルカは奮闘する。『まだ明日がある』(2023)★人気コメディエンヌのパオラ・コルテッレージが監督業に初挑戦し、自ら主演。取りあげたテーマは、家庭内虐待と女性の権利で、戦後のローマで夫からの虐待に苦しむ主婦を本人が演じている。デリアは、イヴァーノの妻で3児の母。イヴァーノは、ときには辛辣な言葉で、ときには暴力で一家の大黒柱が誰なのかを皆に思い知らせていた。娘の幸せだけを願っていたデリアに謎めいた手紙が届き、彼女の人生が変わる。本国ではハリウッドの大作を押しのけて、2023年の興行収入ランキングのトップに立つ大ヒットを記録した。『ヴォラーレ』(2023)★イタリアの大女優マルゲリータ・ブイが監督デビュー。主演も兼ねて、自身の公私を色濃く反映したコメディーを作り上げた。韓国行きの飛行機にさえ乗れれば、国際的な成功も夢ではないスター俳優のアンナビーだが、致命的な弱点があった。それは、飛行機恐怖症。娘も海外留学を決意。そこで、航空会社が運営する恐怖症を克服するための特別レッスンに申し込む。レッスンで出会ったのは問題は共有するけれども、経歴も年齢も様々な人々。はたして彼女は恐怖を克服できるのだろうか?『信頼』(2024)ダニエーレ・ルケッティ監督は、『靴ひものロンド』に続いて重鎮ドメニコ・スタルノーネのベストセラー小説から、スリリングな心理ドラマを仕立てた。教え子たちから慕われる高校教師ピエトロは、かつての教え子テレーザとの間に愛を見出す。彼女の提案で、互いの知られざる秘密を打ち明けようと提案する。その秘密とは、公になればその人の人生が壊れてしまうような衝撃的な秘密だった。主演は、ルケッティ作品に4度目の出演となるエリオ・ジェルマーノ。音楽は「レディオヘッド」のトム・ヨーク。『グローリア!』(2024)★シンガーソングライターで女優でもあるマルゲリータ・ヴィカーリオの初監督作は、歴史に埋もれた無数の女性音楽家を頌える、ポップで躍動感あふれるミュージカルドラマ。時は1800年、ヴェネチア近郊の孤児院。無口で孤独なメイドのテレーザが、音楽によって現実を作り変えることができる非凡な才能の持ち主ということは、誰も知る由もなかった。新教皇の訪問に際し音楽会が開かれることになったこ=とから、その才能が開花する。ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出された。『別の世界』(2024)イタリア喜劇を牽引するヒットメーカー、リッカルド・ミラーニ監督が最新作で主演に迎えたのは『環状線の猫のように』などでお馴染みのアントニオ・アルバネーゼ。これで5度目となる息の合ったタッグが、都会と田舎のギャップで笑いを誘う。長年ローマで小学校教師を務めてきたミケーレは、大都会での暮らしに嫌気が差していた。希望が叶い、新たに赴任することになったのはアブルッツォ州の小さな村。ローマからそれほど離れていないのに、雪が降りしきる極寒のその地は全くの別世界で、日々の生活に悪戦苦闘する。[オープニング作品]『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』(2023)1940年10月、イタリア海軍の潜水艦長サルヴァトーレ・トーダロは大西洋を航行中、撃沈させたベルギーの武装商船の乗組員たちを救助し、最寄りの安全な港まで運んでいく決断を下す。艦内に彼らのスペースを割くために、彼は敵軍から見える水面を3日間航行することを余儀なくされ、自分と部下の命を危険にさらすことに――。2023年ヴェネチア国際映画祭オープニング作品。実話を基に製作された。2024年夏、全国公開予定。[特別上映]『父 パードレ・パドローネ』(1977)羊飼いから後に言語学者になったガヴィーノ・レッダの自伝をタヴィアーニ兄弟が映画化。監督の代表作の1つであり、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した。舞台は、封建的な家父長制の残る1940年代のサルデーニャ島。羊飼いのエフィシオは息子のガヴィーノが通う小学校に押しかけ、授業を放り出させ、牧草地で牛の世話をさせる。文盲でサルデーニャ語の知識しかないガヴィーノは、やがて厳しい生活から自分を解放するための探求に乗り出す。デジタルリストア版で上映。「イタリア映画祭2024」は東京会場:5月1日(水)より有楽町朝日ホールにて、大阪会場:5月18日(土)よりABCホールにて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断 2024年7月5日よりTOHO シネズ日比谷ほか全国にて公開©2023 INDIGO FILM-O’GROOVE-TRAMP LTD-VGROOVE-WISE PICTURES
2024年03月29日