TBSが立ち上げたドキュメンタリー映画の新ブランド「TBS DOCS」のもと、今回で4回目を迎える『TBSドキュメンタリー映画祭 2024』のアンバサダーに、映画コメンテーターのLiLiCoが就任し、2月20日に都内で行われたラインナップ発表会見で抱負を語った。4回目の開催となる今回は、新たな取り組みとして、現代を取り巻く重要なテーマを考える今だから見るべき作品を選んだ「ソーシャル・セレクション」、多様な生き方や新たな価値観を見出せる作品を集めた「ライフ・セレクション」、感覚を司る表現者たちやテーマを通して新たな感性に出会える作品をセレクトした「カルチャー・セレクション」と、3つのテーマに沿って選出された15作品を、全国6都市で上映する。昨年に引き続き、アンバサダーに就任し「良かったです。役に立てたということですね」と続投に喜びの声。「絶対に名前だけのアドバイザーにはなりたくないと思い、出演する番組で告知したり、(連載を)持っている媒体に取り上げたりしましたが、今年はもっともっと頑張りますし、来年もここに立てるように、努力と協力をしたい」と決意を新たにしていた。LiLiCo以前から、ドキュメンタリー映画に深い関心があったといい「伝えること、知ること、見て考える時間を持つことが、大切。どんなテーマであれ、自分と向き合う時間になりますし、人生観が変わります」と魅力を熱弁。「もしも自分や友だちがそういう立場だったら。それに、もしかすると今後自分がそうなるかもしれないと考えさせてくれる」と語り、「バチバチと生きている音がします、それが伝わります」と今年のラインナップに大いに期待を寄せていた。また、「もっと若いときに、ドキュメンタリーに触れていたら良かったのにと思うことも。今回は、大学生の皆さんも参加していると聞いて、希望を抱いています」と笑顔。昨年上映された『シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~』『ヤジと民主主義』は、その後に劇場公開もされ「改めて魅力を語りたくなる」と声を弾ませた。もしも、自分がドキュメンタリーを撮るとしたら「題材は私かな。実は『情熱大陸』に売り込んだこともあるが、いまだに(オファーが)来ません」と笑いを誘う場面も。「タレントは表に出ている部分が2割、裏で頑張っているのが8割だと思うので、そういった部分も伝えたい」と構想を明かしていた。取材・文・撮影=内田涼<上映ラインナップ>「ソーシャル・セレクション」●人種や戦争、社会問題など、現代を取り巻く重要なテーマを考える今だから見るべき作品『坂本龍一 WAR AND PEACE 教授が遺した言葉たち』監督:金富隆『サステナ・フォレスト~森の国の守り人たち~』監督:川上敬二郎『BORDER 戦場記者 × イスラム国』監督:須賀川拓『家さえあれば~貧困と居住支援~』【大阪・京都限定上映】監督:海老桂介『102歳のことば~生活図画事件 最後の生き証人~』【北海道限定上映】監督:長沢祐『リリアンの揺りかご』【福岡限定上映】監督:神戸金史「ライフ・セレクション」●家族の形や身体的な障害など、多様な生き方や新たな価値観を見出せる作品『私の家族』監督:久保田智子『方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~』監督:佐井大紀『魚鱗癬と生きる−遼くんが歩んだ28年−』【福岡限定上映】監督:大村由紀子『劇場版 僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる~』【名古屋限定上映】監督:柳瀬晴貴「カルチャー・セレクション」●視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚など、感覚を司る表現者たちやテーマを通して新たな感性に出会える作品『映画 情熱大陸 土井善晴』【東京・大阪・京都限定上映】監督:沖倫太朗『最後のMR.BIG~日本への愛と伝承〜』監督:川西全『ダメな奴~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~』監督:嵯峨祥平『旅する身体~ダンスカンパニー Mi-Mi-Bi~』監督:渡辺匠、志子田勇『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』監督:津村有紀<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭 2024』3月15日(金)~3月28日(木)東京:ヒューマントラストシネマ渋谷3月22日(金)~4月4日(木)大阪:シネ・リーブル梅田3月22日(金)~4月4日(木)名古屋:センチュリーシネマ3月22日(金)~4月4日(木)京都:UPLINK京都3月29日(金)~4月11日(木)福岡:キノシネマ天神3月30日(土)~4月11日(木)札幌:札幌シアターキノ公式サイト:公式X:『TBSドキュメンタリー映画祭 2024』本予告
2024年02月20日ワークマン(Workman)は、キッズライン「ワークマンキッズ(Workman Kids)」をスタート。全国第1号店を、新店舗「#ワークマン女子イオンモール沖縄ライカム店」に併設で2024年2月22日(木)にオープンする。なお、「ワークマンキッズ」と「#ワークマン女子」をあわせた店舗の総店舗面積は、全国最大規模を誇る。ワークマン、子ども服の新業態「ワークマンキッズ」これまでの作業服専門店としての知見を活かした高い機能性と、日常使いできるようなデザイン性を兼ね備えながらも、手ごろな価格で手に入ると人気を博す「ワークマン」のファッションアイテム。「ワークマン」をはじめ、低価格ながらも機能性を約束する「ワークマンプラス」、女性層までターゲットを拡げたコンセプトストア「#ワークマン女子」といったブランドを展開している。そんな中、全国初の店舗を構え、新業態としてスタートを切る「ワークマンキッズ」。キッズアイテムは、これまで主にネット通販と女子店の小さなコーナーにて販売されており、「#ワークマン女子店」の開店時の売上ランキングではベスト10にキッズアイテムがランクインするなど、着実に人気は高まっている。大人向けのヒット製品をキッズサイズにアレンジラインナップには、大人向けのヒット製品を120cmから150cmのキッズサイズにアレンジしたアイテムを取り揃える。例えば「グリーン テック ジュニア デニム オーバーオール」は、動きやすく外遊びの際に活躍してくれる1着。太陽に映えるカラフルなカラーバリエーションも魅力だ。また、「バッグ イン ジュニアレインジャケット」は、バックスタイルに大型マチを収納したファスナーがあり、開ければランドセルまですっぽりと覆うことができるので雨の日の通学も安心。袖は動きやすいストレット素材、背中には反射プリントも施されているなど、子供の動きやすさや安全性もしっかり考慮されている。併設の「#ワークマン女子」では人気のベーシックアイテムから人気シューズシリーズまでなお併設となる「#ワークマン女子イオンモール沖縄ライカム店」では、低価格で普段使いしやすいベーシックなデザインのTシャツやシェルジャケット、タックパンツなどを展開。一方で、トレンド感をしっかり取り入れたプルオーバーやメッシュプリーツパンツといったラインナップも販売する。さらに、ファンケル社とのコラボレーションによる保湿機能付きインナー、旭化成アドバンスのクール素材を使った「シン・呼吸するインナー」シリーズなどのインナー類も取りそろえる。ふかふかインソールで人気を博す「雲の上のパンプス」シリーズの新作として登場する“スニーカー”も必見だ。【詳細】ワークマンキッズイオンモール沖縄ライカム店#ワークマン女子イオンモール沖縄ライカム店オープン日:2024年2月22日(木)住所:沖縄県中頭郡北中城村ライカム1番地価格例:<ワークマンキッズ>グリーン テック ジュニア デニム オーバーオール 2,500円バッグ イン ジュニアレインジャケット 2,900円<#ワークマン女子>デイズ Tシャツ2P 980円デイズ シェルジャケット 980円デイズ ダックパンツ 980円フクレジャガードプルオーバー 1,500円メッシュプリーツパンツ 1,500円シン・呼吸するインナーキャミソール 780円シン・呼吸するインナータンクトップ 780円雲の上ルーフレススニーカー 2,480円
2024年02月19日永瀬正敏、佐藤浩市、浅野忠信と石井岳龍監督が、開催中の第74回ベルリン国際映画祭にて映画『箱男』のワールドプレミア上映に参加。レッドカーペットや上映後Q&Aに登場した。カンヌ、ヴェネチアと並ぶ世界3大映画祭のひとつで、今年で74回を迎えるベルリン国際映画祭が2月15日よりドイツ・ベルリンで開幕。本映画祭のBerlinale Special(ベルリナーレ・スペシャル)部門に正式招待された本作『箱男』は、原作者・安部公房の生誕100周年にあたる今年、奇しくも27年前に撮影が行われるはずであった“宿命の地”で17日ついにワールドプレミアを迎えた。まずは、メイン会場となるBerlinale Palast(ベルリナーレ・パレスト)のレッドカーペットに、それぞれシックなスーツに身を包んだ永瀬さんら4人が颯爽と登場。ときおり立ち止まってファンにサインを書いたり写真撮影したりと交流しながら、世界各国から集まった報道陣の呼びかけにも笑顔で応えた。その後Zoo Palast(ツォー・パラスト)に移ると、800人ほどの満席の劇場で公式上映が行われた。上映後に会場は映画を観終えたばかりの観客たちの興奮冷めやらぬ熱気に包まれ、同席していた監督キャストらは大きな拍手で讃えられた。4人はそのままQ&Aに登壇し、まず27年の時を経てこうして改めて新作が製作・上映されるに至った経緯について聞かれると石井監督は「すべてのストーリーを語ると一晩ではとても足りないので手短に(笑)実際には32年前に企画が動き出し、27年前のドイツ・ハンブルグで日本とドイツの合作映画として撮影される予定で、そのときのメインキャストがここにいる永瀬正敏さん、佐藤浩市さんでした」と回答。「しかし、撮影前日に日本側の製作資金の問題で中止となってしまいました。当時撮影予定だった作品は本作とはかなり違って、もっとスラップスティックギャグという感じでした。そのあと何度か立ち上げようとしてきましたが原作者の安部公房さんが亡くなってしまい、原作権が安部さんの娘さんに移られました。その後、もっと原作に近づけてほしいという彼女の意向があったことと、7年間ハリウッドに映画化権が渡っていたこと、またご覧いただいてお分かりになったと思いますが非常にチャレンジングな企画であったため日本映画界ではなかなか実現が難しく時間がかかってしまったという経緯がありました」と詳細を説明。その上で、「27年前の出来事は非常に残念ではありましたが、機が熟したというか時代が『箱男』に追いついたという気がしています。いままさに『箱男』の時代がきたと思っていて、私自身は今回の映画化をとても気に入っています」と加え、新作への並々ならぬ自信をのぞかせた。また、原作も読んでいるという熱心な観客から、メタフィジカルな部分もあり同時に哲学的でもある、とても特異な要素を持つ原作を映画化するにあたって、どのように作り上げようと思ったのかという質問に対しては、「大きくふたつあります」と監督。「ひとつは、この原作は読者の数だけ違う解釈があると思っています。プラス、読んだ読者自身が箱男になるという仕掛けがある小説だと思っています。なのでそれを映画化するには、これを観た観客が全員箱男になるということをまず念頭に置きました。次に、この原作には謎がいくつかあって、例えば箱男は誰かということ、また原作内で唯一記号ではなく名前が付いている戸山葉子さんという人がどういう人なのかということ、それをこの映画で解明しようと考えていました」と意識していた点を明かした。続けて主演の永瀬さんが「皆さん、遅くまでありがとうございます」と挨拶。深夜の上映のため観客の帰りを気遣う言葉で会場を和ませると「僕は27年前からこの作品に携わらせていただいていますが、当時撮影が中止になる瞬間にも立ち会っています」とコメント。「クランクイン前日に、ハンブルグの街にいる箱男の写真を撮りましょうと皆がホテルのロビーに集まっていたときに、監督がプロデューサーに呼ばれていなくなったと思ったら少し経って歩いて行かれるのが見えて、あれどうしたのかな…と思っていたら『この映画を中止にします』と言われたんです」と当時の衝撃的な出来事を回想。「そして27年経って一度頓挫した映画がまた完成するというのは世界でも稀にみる企画だなと思っていて、監督の原作に対する思いの強さを感じました。さらにその作品のワールドプレミアを同じドイツでできるというのは何とも言えないストーリーだなと思っています」と、偶然か必然か、本作がもたらした奇跡を噛み締めるように想いを語った。すると、今回新たに出演することになった浅野さんが「そういう意味では、僕は27年前には参加していなかった俳優ですので、“ニセ医者”の役にはぴったりだったかなと思っています」と差し込み、会場を笑わせた。石井監督から直々に27年前の映画との違いを話してほしいと振られた佐藤さんは、「明確にお答えをしたいと思うんですが、私も60半ばでして27年前の映画のことはあまり覚えていません」と前置きしつつ、「ただひとつ言えるのは、先ほど監督もおっしゃっていましたが、この映画の中で名前が出るのは看護師の彼女だけなんですよね」と言及。「あとは“わたし”だったり“軍医”や“ニセ医者”だったり固有名詞がなく記号であるということ、そして箱男たちが自分たちの手帳、メモ帳に捉われて、それが自分たちのアイデンティティのすべてになってしまう、その描写がより強調されているのが前回のものと本作が大きく違う部分かなと思っています」と自身の見解を述べた。最後に、石井監督がその外山葉子役の白本彩奈が舞台の本番があり、残念ながらこの場に登壇できなかったことに触れ、彼女が数百人のオーディションから抜擢された新人女優であることを説明すると観客から賞賛の拍手が巻き起こった。まさに“宿命の地”であるドイツでのワールドプレミアを大盛況に終えた本作。奇しくも安部公房生誕100年にあたる2024年に日本でも公開される。『箱男』は2024年、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:箱男 2024年公開予定ⓒ2024 The Box Man Film Partners
2024年02月19日数々の映画監督を見出してきた「第46回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」が、9月7日(土)~21日(土)の13日間(月曜休館)、東京・京橋の国立映画アーカイブで開催される。今月1日からは、前年の締切日以降(2023年3月24日~)に完成した新作ならば、作品の長さやジャンルなど、一切の制限のない自主映画コンペティション「PFFアワード」の公募がスタートした。その「PFFアワード」でひとつうれしい情報が。本年から高校生以下(※今回は2005年4月1日以降生まれの方が対象)の出品料が無料となったのだ。これは「新しい才能」との出会いをなによりも求めるPFFが「常識や固定観念や既存のルールに囚われず、しなやかで自由な発想から生まれる新しい映画表現に出会いたい。恐れを知らぬ若い世代の初めての映画、高校生、中学生、小学生のつくる映画を応募して欲しい」との願いから。18歳以下の若い世代の映画作りをもっと奨励しようということで無料化が実現した。そこで、映画づくりを考えている、応募に興味があるティーン世代の一助になればということで、高校時代に映画制作を始めた若きクリエイターにインタビュー。一人目として、TikTokでの再生数が10億回を突破した「貴方の恋人になりたい」等の楽曲で知られる、人気急上昇のバンド「チョーキューメイ」のメンバ-として活躍する麗さんに、高校時代の映画づくりや映画祭体験を振り返ってもらった。現在はミュージシャンとして活動する麗さんだが、実は高校時代、映画づくりに取り組んでいる。完成させた監督作『森は鳴き止まぬ』は「高校生のためのeiga worldcup2020」で優秀作品賞を受賞。「PFFアワード2021」でも一次審査を通過した。加えると、このときの麗さんの映画制作体験にインスパイアされて誕生したのが、昨年の「PFFアワード2023」でグランプリに輝いた中野晃太監督の『リテイク』。同作で麗さんは主演を務めた。さぞ映画に興味があったかと思いきや、当時は映画をつくることは考えたこともなかったという。「通っていた高校の選択講座に映像表現の授業があったんです。高3の時に、その講座をとったのが映画をつくるきっかけでした。ただ、講座を受けることにした動機は軽音楽部で一緒にバンドを組んでいた仲のいい友人に強く誘われたのと、授業がゆるそうだったから(苦笑)。当時、映像制作にまったく興味がなかったわけではなかったですけど、つくろうとまでは思っていなかったです」講座は週一回2時間の授業。最初はまずひとりで何かを撮り、次はふたりで、その次はグループで、最後、修了制作というのが大まかな流れだったという。その卒業制作として取り組んだのが『森は鳴き止まぬ』だった。「特に映像に目覚めたということもなく、その都度出される課題を滑り込みセーフで提出するような感じでしたね(笑)。ただ、修了制作を前にした時、学校も同じく卒業するということも相まってか、最後ということを意識しました。そこで考えたんです。『自分で本気で映像に取り組んでみたらどんな作品ができるんだろう』と。それから、少し話が飛ぶんですけど、自然が大好きな友人がいて、高校3年の6月ぐらいに彼女と山によく出掛けていたんです。そのとき、奥多摩で今は使われていないトンネルをたまたま見つけたんです。その光景が、なぜか分からないけどずっと忘れられないでいた。で、卒業制作という課題を前にしたとき、純粋に撮りたいと思うものが、このトンネルしか思い浮かばなかった。じゃあ、あのトンネルの景色からストーリーを考えていけばいいんじゃないかと思って、わたしをこの講座に誘ってくれた友人と、もう一人の友人も加わって、三人でアイデア出し合って脚本を書き上げていきました。それで、あのようなちょっと不思議なストーリーが出来上がりました。その後、キャストも決まって、機材も用意して、撮影日も決まって、気づけば映画づくりに本格的に取り組んでいました。授業である程度のことを学んではいましたけど、ほとんど見様見真似で撮った感じでしたね」だが、実は完成まではかなり遠回りすることに。実は卒業制作作品ではあるが、実際に作品を完成させたのは高校を卒業してからのことだった。「諸事情あって、最初に脚本づくりを一緒にした二人が途中で抜けたんです。特にこの講座に誘ってくれた友人の離脱はショックでしたけど、関係の修復は不可能で、残念ながら袂を分かつことになってしまいました。抜けられたときは途方に暮れましたけど、『リテイク』にアリサ役で出演していたタカノアレイナが新たに参加してくれてて事なきを得ました。ただ、進行は遅れて結局、撮り終えたのが高校を卒業した年、2020年の夏ぐらい。そこから燃え尽き症候群になって、編集になかなか手をつけられなかったんですけど、どうにこうにか乗り越えて、同年の9月ぐらいに完成させることができました。最後はほとんど執念でした。袂を分かつことになった彼女に対する怒りが、ある種、映画作りの原動力になっていて、投げ出さなかった自分を証明するためにも完成させなければという気持ちでした。でも、映画を撮り切ったということが、自分の人生の中での自信にもつながっていて、複雑な思いはあるんですけど、いまは彼女に感謝しています。いいか悪いかわからないですけど、彼女への負の感情がなかったら完成にたどり着けたかわかりませんから。あと、実は講座の講師が中野監督なんです。わたしが作品をちゃんと完成させることを信じて、修了をくれた中野監督にも感謝してます」「可能性はあると信じて、映画を作ったら出品してみては」こうして完成した『森は鳴き止まぬ』は、先で触れたように「高校生のためのeiga worldcup2020」で優秀作品賞を受賞し、「PFFアワード2021」でも一次審査を通過した。聞くと、当初から映画祭出品を考えていたという。「そうですね。はっきり言うと映画祭の入選を狙っていました。ただ、自分が評価されたい気持ちはなくて、これもわたしの意地というか。途中で抜けた彼女に『こういう映画が完成した』ということを伝えたかったからです。なので「高校生のためのeiga worldcup2020」で優秀作品賞を受賞できてうれしかったです。あと、映画に詳しくないわたしですけど、PFFの名前だけは知っていて、若手映画作家の登竜門ということも覚えがあって、完成したときに絶対応募しようと思っていました。一次審査通過どまりでしたけど、のちに審査コメントが届いて驚いたのが、素敵なアドバイスがいろいろと書かれていたこと。『つまらない』とか『へた』とか厳しい言葉が書かれていると思ったら、『こういうところをこうしたらもっと良くなる』といった具体的なアドバイスが書かれていてすごく励みになりましたね」ただ、映画祭への出品はやはり悩ましいところがあったという。「やはり出品料がかさむと苦しいですよね。たとえば出品料が4000~5000円ぐらいだとする。社会人だと許容範囲内かもしれないですけど、高校生はかなりつらい。たぶん高校生の時給1000円ぐらいですから、1日のバイト代が飛んでしまう。そうなるとやはり出せる限度がある。だから、今回の出品料無料というのはすごく大きいと思います。運営にはお金が必要なのは承知しているのですけど、成人前の立場からすると助かります。あと、変な話になりますけど、出品しやすくなるというか。有料だとやはり自分の作品は入選の見込みがあるかなどいろいろと考えてしまう。でも、無料だと力試しにしてみようかと、わりと気軽に応募できる気がします。いや、映画にほとんど興味のなかった高校生のわたしでも、こんなことが起きているので、可能性はあると信じて、映画を作ったらまず出品してみてはと思います」今はライブ、楽曲づくりと音楽活動での忙しい日々が続く。でも、また映画をつくってみたいそうだ。「『森は鳴き止まぬ』はほとんどのことが初めてで粗削りもいいところなので、リベンジじゃないですけど、ステップアップしたいまの自分で新たな作品に挑戦したい気持ちがあります。」取材・文・撮影:水上賢治「第46回ぴあフィルムフェスティバル 2023」9月7日(土)~21日(土) ※月曜休館会場:国立映画アーカイブ(京橋)「PFFアワード 2024」作品募集受付期間:2024年2月1日(木)~3月23日(土)出品料:一般 3,000円※18歳以下は無料(2005年4月1日以降生まれの方)※学生証または年齢がわかる書類が必要作品募集ページ:公式サイト:チョーキューメイ
2024年02月17日――Coltは16年間に渡りベルリン国際映画祭を支え、 映画祭のデジタル・インフラを支える幅広いサービスを提供――注:本リリースはドイツにおいて2024年2月13日(火)に発表されたリリースの和訳版です。(ドイツベルリン、2024年2月13日発)– デジタル・インフラストラクチャ企業であるColtテクノロジーサービス(本社:英国ロンドン、代表:ケリー・ギルダー(Keri Gilder), CEO、以下Colt)は本日、2024年2月15日から25日まで、第74回ベルリン国際映画祭のデジタル・シネマ・パートナーに再び就任し、揺るぎないサポートを拡大することを発表しました。世界最大の一般向け映画祭であるベルリン国際映画祭は、19の会場に30万人以上の観客を集め、10日間で2,000以上の映画上映が繰り広げられます。ほぼ全ての映画がデジタル上映されるようになった現在、Coltの堅牢なファイバー・ネットワークは、各上映に必要なデータをシームレスに配信します。このネットワークは、Coltの安全なネットワーク・ハブ、及び映画祭のサーバと相互接続され、ベルリン国際映画祭の鼓動するデジタル心臓部として機能し、全ての人にシームレスで魅惑的な映画体験を保証します。2009年以来、Coltはベルリン国際映画祭の揺るぎないパートナーとして、映画祭の技術インフラを支える包括的な一連のサービスを提供しています。放送品質のデータ伝送からシームレスなインターネット・アクセスまで、Coltの専門性は、全ての海外からの参加者に、シームレスで思い出に残る体験を保証するために役立っています。過去16年間に渡り、Coltはベルリン国際映画祭とデジタルの世界をつなぎ、映画データのシームレスな伝送と配信を保証する重要な役割を果たしています。デジタル・シネマの技術的進歩に加え、Coltはベルリン国際映画祭において、量子技術を用いた暗号化のような、独自のファイバー・ネットワークの革新も推進しています。ベルリン国際映画祭の「デジタル心臓部」に関する最も重要な事実とは以下のようなものです。本映画祭の為に、Coltは合計200ファイバーキロのネットワーク容量を提供しています。•ポツダム広場にあるベルリン国際映画祭事務局は、Coltのネットワーク・ノードに2本の10Gbit/秒回線で接続されている。•映画祭のメイン会場は、10Gビット/秒と1Gビット/秒の回線で構成される,星型ネットワークでネットワーク・ノードに接続されている。•このネットワークは、ベルリン国際映画祭の期間中、およそ1ペタバイトのデータを処理する。•また、このネットワークは、オープニング・ガラや名誉熊賞、金熊賞の授賞式を他の会場に生中継する為にも使用される。•ベルリン国際映画祭に出品された全ての作品は、標準化されたデジタル・フォーマットに変換され、ベルリン国際映画祭のストレージ・クラスタに保存される。•映画スタジオは、10ギガビットのインターネット接続を介して、ベルリン国際映画祭のサーバに直接作品をアップロードすることが出来、ハリウッドからベルリンまで映画データのパッケージが移動するのに20分ほどかかる為、貴重な時間を節約することが出来る。Coltは、映画祭のネットワークがシームレスに機能するよう、ベルリン国際映画祭と緊密に協力しています。この協力関係は企画段階から始まり、Coltは毎年の映画祭特有のニーズに合わせてインフラをカスタマイズし、イベント期間中も支援を継続します。「私達の技術は、世界中の映画製作者や映画ファンにベルリン国際映画祭での特別な体験を提供する上で重要な役割を果たしています。これは単にネットワーク接続を提供するだけではありません。それは、卓越した顧客体験の提供、積極的なサービス姿勢、パートナーの専門知識と経験に対する揺るぎない信頼という、共通のコミットメントを伴うものです。ベルリン国際映画祭の技術チームとの長年の協力関係を通じ、我々はこうした資質を培ってきました。ベルリン国際映画祭とのパートナーシップは、我々の顧客サービスとパートナーシップへのアプローチの礎である "特別なつながり "を育むことへの我々の献身を例証するものです。」と、Coltテクノロジーサービスの中欧・東欧地域セールス・ディレクター、ステファン・ワンケ氏(Mr. Stephan Wanke)は語っています。ベルリン国際映画祭のマネージング・ディレクターであるマリエット・リッセンベーク氏(Ms. Mariette Rissenbeek)は、「Coltの揺るぎないサポートと最先端のテクノロジーは、ベルリン国際映画祭をデジタルの驚異へと変貌させ、現代の映画祭の展望における革新の道標へと形成する上で大きな役割を果たしました。彼らの揺るぎないパートナーシップに深く感謝します。」と述べています。***Coltについて;Coltは、顧客企業のビジネスを成功に導く、「想像を超えたつながり(Extraordinary Connections)」を提供する、グローバルなデジタル・インフラ提供企業です。優秀な人材と同じ志を持つパートナーに支えられ、デジタル・ユニバースの力をどこでも、いつでも、そしてあらゆる方法でお客様に届けるという目的を持って行動しています。1992年にロンドンで創業、’City of London(Telecommunications)‘の伝統と共に成長し、今では世界40カ国、80オフィスに従業員6,000人を抱える企業となっています。Coltの顧客は、ヨーロッパ、アジア、中東、アフリカ、北米最大のビジネス拠点にまたがる230都市32,000の商用ビル、50以上のメトロポリタン・エリア・ネットワーク、230のPoPを接続する広範なデジタル・インフラストラクチャから恩恵を得ています。株式非公開企業であるColtは、最も財務健全性の高い企業の一社でもあります。Coltは業界を牽引する優れた顧客体験の提供に注力し、顧客企業の革新を、自身の価値観や顧客企業、パートナー、人類、及び地球への責任を以て支援します。詳細については、www.colt.net/ja/をご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月16日ティファニーは、第58回スーパーボウルでチャンピオンに輝いた「カンザスシティ・チーフス」を、スポーツ競技界で最も注目を集めるトロフィーとしても名高いティファニー製のトロフィーで祝福しました。©Tiffany & Co.1967年の第1回スーパーボウルのためにティファニーによって初めてデザインされ、手作業で制作されたヴィンス・ロンバルディ・トロフィーは、アメリカンフットボールの栄光の頂点を象徴するものです。その3年後の1970年、このトロフィーは、第1回、第2回のスーパーボウルでグリーンベイ・パッカーズを優勝へと導いた故ヴィンス・ロンバルディ監督にちなんで、現在の名称で呼ばれるようになりました。©Tiffany & Co.トロフィーデザインの原案者は、ティファニーの元ヴァイス プレジデントであるオスカー・リードナーです。1966年、当時のNFL(R)コミッショナーであったピート・ロゼールとのミーティング中に、ナプキンに描いたスケッチ画がベースとなっています。デザインには、キックポジションに配置されたレギュラーサイズのフットボールが表現されています。©Tiffany & Co.ティファニーは、このデザインを最も熟練した職人たちに託し、約4カ月の月日をかけてトロフィーを完成させました。職人たちは、スピニングから銀細工、彫金浮彫り、手作業によるエングレービングから研磨まで、伝統的な技法と最先端技術を融合させ、重さ約3.2キログラム、高さ約56センチメートルのスターリングシルバー製のトロフィーを制作しました。ロードアイランド州にあるティファニーのホローウェア工房では、毎年このヴィンス・ロンバルディ・トロフィーをはじめ、熟練の職人たちによって100個を超えるトロフィーを手作業で制作しています。
2024年02月15日TBS収蔵の貴重なドキュメンタリーフィルムをデジタル修復して劇場公開する『TBSレトロスペクティブ映画祭』が、4月26日(金) よりMorc阿佐ヶ谷にて開催されることが決定した。第1回目は昭和の鬼才・寺山修司の特集。TBSの社員であり映画監督としても活躍する佐井大紀によるセレクションで、寺山の軌跡を辿る5番組、そしてその影響を色濃く受けた佐井監督作のドキュメンタリー2作品も上映する。併せて、本特集の予告編とポスタービジュアル、場面写真も公開された。<上映作品ラインナップ(作品解説:佐井大紀)>『あなたは•••••』デジタル修復版(1966年11月20日放送)■メディア史に燦燦と輝くテレビドキュメンタリーの伝説的傑作「あなたにとって幸福とは何ですか?」ハンドマイク一つしか持たない素人の女子大生が、まるで機械のように、決められた17の質問を町ゆく人にぶつけていく。フランスの映画監督・人類学者ジャン・ルーシュの「シネマ・ヴェリテ」に影響されたディレクター萩元晴彦が、盟友・寺山と仕掛けた記念碑的作品。デモ隊の先頭、挙式中の花嫁、在日米兵など取材対象は様々。しかしなぜだろう、それらの問いは、観客である我々自身に向けられている気がしてならない。構成:寺山修司ディレクター:萩元晴彦音楽:武満徹『日の丸』HDリマスター版(1967年2月9日放送)■“偏向番組だ”として政府がTBSを調査、タブー化された問題作建国記念の日が初めて施行される2日前、寺山と萩元は『あなたは•••••』と同じ手法を用いて「愛国心」をテーマに制作したのが本作。「日の丸といったらまず何を思い浮かべますか?」「家庭と祖国のどちらを愛していますか?」といった質問を矢継ぎ早に投げかけていく。放送後には“偏向番組だ”として郵政省がTBSに事情聴取を行った。入社して受けた新人研修で本作に衝撃を受けた私は、拙作『日の丸〜寺山修司40年目の挑発〜』を監督するに至る。構成:寺山修司ディレクター:萩元晴彦『中⻄太 背番号6』デジタル修復版(1964年7月14日放送)■詩的なナレーションが光るスポーツドキュメンタリーの先駆的作品若くして⻄鉄ライオンズの監督となった天才野球選手、中⻄太。1964年6月7日、福岡県平和台球場で行われた⻄鉄ライオンズ対東映フライヤーズ第15回戦の実況中継に、貧困から這い上がった中⻄の栄光と孤独に満ちた半生を絡ませていく。「プロ野球のスカウトというのは今様の人買いであり、プロ野球の球場は、買われた若者たちの人生を懸けた孤独な劇場なのである」この冒頭ナレーションだけでもう、寺山の仕事だとわかってしまう。構成:寺山修司ディレクター:萩元晴彦『サラブレッドーわが愛―大障碍の記録―』HDリマスター版(1964年10月13日放送)■競馬を愛する寺山が手がけた躍動感あふれる意欲作1964年10月11日、千葉県中山競馬場で行われた大障碍レース。フジノオーとタカライジンの対決を軸に、騎手、調教師、厩務員、そしてサラブレッドの人生を描く。リマスターされた映像を観た私は、得も言われぬ感動に打ち震えた。馬の毛並みの美しさ、山本直純が手掛ける劇伴の艶やかさ、そして熾烈なレースを繰り広げるクライマックスの、一切ピントを狂わすことなく競走馬を捉え続けるカメラワークの超絶技巧に。これらのディテールこそが、本作の真価を謡いあげている。構成:寺山修司ディレクター:萩元晴彦音楽:山本直純『勝敗 第一部・第二部』デジタル修復版(1965年10月5日・12日放送)■寺山の文学性とテレビメディア論がぶつかり合った隠れた傑作萩元がテレビの“中継性”を見出したという『第一部』。坂田栄寿名人と林海峯八段の第四期囲碁名人戦の模様を4台のカメラと同時録音で収録。最小限のナレーションと両者の表情・手つき・呟きなどから、緊張感漂う現場の時間そのものを伝える。しかし翌週放送された『第二部』は一変、物語は思いもよらない展開を見せ、THE寺山作品へと変貌していく。ヒッチコック『サイコ』のような巧みな構成に貴方も翻弄されるがいい。構成:寺山修司ディレクター:萩元晴彦音楽:武満徹『日の丸〜寺山修司40年目の挑発〜』(2023年2月24日公開 配給:KADOKAWA)■TBSドキュメンタリー史上最大の問題作が、半世紀の時を経て現代に甦る『日の丸』放送から50年後の2017年、 新人研修で本作に出会った私は、メディア論的な実験精神と社会に切り込む挑発性を持った作風に強い衝撃を受けた。「現代に同じ質問をしたら……?」二つの時代を対比させ「日本」や「日本人」の姿を浮かび上がらせようと、私は自ら街頭に立った。様々な実験がなされていた60年代をノスタルジックに振り返るのではなく、その普遍的な新しさを後継しテレビが成熟しきった現代に一石を投じる作品を目指した。監督・編集:佐井大紀出演:金子怜史、安藤紘平、シュミット村木眞寿美、今野勉語り:堀井美香、喜入友浩(TBSテレビ)イラスト制作:臼田ルリ『カリスマ〜国葬・拳銃・宗教〜』(2023年3月17日公開)■「あなたの人生の主役は誰ですか?」取材対象を追わない反ドキュメンタリーへの挑戦当初は『エキストラ』というタイトルだった本作だが、“エキストラ”の観察とは不在の“主役”の強調を意味していた。両者のイメージが観客の脳内で共存したとき、自ずと社会構造が立ち上がる。“国葬”をテーマに山上徹也と永山則夫、統一教会とイエスの方舟を比較。一見関係ないモチーフを追うことで本当に追いたい対象を想起させるこの手法こそ、“情報伝達”というジャーナリズムの呪縛から解放された新しいドキュメンタリーの文法であり、寺山的アプローチの後継でもあると信じたい。監督・編集:佐井大紀構成:寺坂直毅出演:千石まさ子、千石恵イラスト制作:臼田ルリ<TBSレトロスペクティブ映画祭の企画について>■映画監督 佐井大紀昨今「テレビはオワコンだ」とよく聞くが、かく言う貴方は本当の“テレビ”を知っているのか?TBSではテレビ黎明期から現在に至るまで、メディア論を根本から問う名作ドキュメンタリーが数多く制作されてきた。しかしそれらの多くは、放送後ほとんど視聴の機会に恵まれず、暗く冷たいテープ倉庫の中で今も静かに眠ったままなのだ。そこで私は独断と偏見でいくつかのフィルムを取り出し、デジタル修復して世に再発表する『TBSレトロスペクティブ映画祭』を企画した。第1回は、拙作『日の丸〜寺山修司40年目の挑発〜』の原型である『日の丸』を手掛けた巨人・寺山修司特集。フィルムの保存状態によって修復に限界があった作品も少なくないが、作品そのものが持つ熱量と説得力は今でも我々の胸に迫ってくる。故きを温ね新しきを知る……そうこれこそが、自由で可能性に満ちた“テレビ”の本来の姿なのだ!第2回、第3回の作品選定の合間を縫い、私も大画面のスクリーンで堪能したいと思う。<上映情報>『TBSレトロスペクティブ映画祭』4月26日(金) Morc阿佐ヶ谷ほか全国順次ロードショー『TBSレトロスペクティブ映画祭』予告編公式HP:
2024年02月15日沖縄市観光スポーツ振興課は、2024年2月15日(木)~2月27日(火)に広島東洋カープの春季沖縄キャンプをコザしんきんスタジアム(コザ運動公園)にて実施します。また、2月18日(日)の練習試合観戦翌日には、元広島東洋カープ選手の安部友裕によるトークショーやライブパフォーマンス等を行うイベント「KOZA Night」も開催します。毎年2月は多くのプロ野球チームが沖縄でキャンプを行いますが、沖縄市では40年以上、広島東洋カープが春季キャンプを行っており、沖縄市民に長く親しまれています。また、沖縄でのキャンプは広島の球場よりもグラウンドの距離が近く、選手の真剣な表情や、笑顔で会話する姿を間近で見れる絶好のチャンスです。キャンプの様子【春季沖縄キャンプ概要】期間 : 2024年2月15日(木)~2月27日(火)休日 : 2024年2月14日(水)・19日(月)・22日(木)練習スケジュール: ※他球団との試合もあるため詳細なスケジュールは以下からご覧ください。■キャンプ地│コザしんきんスタジアム(コザ運動公園)沖縄県沖縄市諸見里2-1-1■関連リンク│コザウェブ 広島東洋カープ 【春季沖縄キャンプ参加メンバー(コザしんきんスタジアム・2月15日~2月27日)監督や新加入選手にもエールを!】■監督・コーチ25 新井 貴浩 77 藤井 彰人 80 赤松 真人 89 小窪 哲也 83 朝山 東洋90 三好 匠 74 永川 勝浩 86 菊地原 毅 81 石原 慶幸 73 小林 幹英■投手11 九里 亜蓮 12 大道 温貴 13 森浦 大輔 14 大瀬良 大地16 森 翔平 17 常廣 羽也斗 18 森下 暢仁 20 栗林 良吏22 高 太一 24 黒原 拓未 26 益田 武尚 28 床田 寛樹30 滝田 一希 36 塹江 敦哉 41 矢崎 拓也 42 T.ハッチ43 島内 颯太郎 46 河野 佳 47 斎藤 優汰 48 アドゥワ 誠65 玉村 昇悟 67 内間 拓馬 68 T.ハーン■捕手31 坂倉 将吾 32 石原 貴規 64 高木 翔斗■内野手2 田中 広輔 7 堂林 翔太 10 M.レイノルズ 33 菊池 涼介44 林 晃汰 51 小園 海斗 54 韮澤 雄也 61 矢野 雅哉95 J.シャイナー 99 二俣 翔一■外野手50 中村 健人 56 久保 修 60 田村 俊介 96 中村 奨成 97 中村 貴浩◎練習日について・午前10時から開始予定です。・早出練習がある場合は、午前9時からの予定です。・雨天により、練習場所が変更となる可能性があります。◎サイン等の依頼について・キャンプ期間中のサイン・選手との写真撮影・握手は、場所によりお断りする場合がございますので、ご了承ください。・サインを依頼される際は、周りのお客様のご迷惑となったり、怪我をしてしまう恐れがあるため、押したり、柵を超えないようにお願いいたします。・安全に見学していただくため、皆様のご理解とご協力をお願い致します。【会場のご案内】多くの野球ファンに親しまれている「コザしんきんスタジアム」毎年2月に行われる広島東洋カープ一軍の春季キャンプ地として有名。収容人数15,000人、外野は天然芝で、ネット裏にはアーチ式の屋根があります。スタジアムへは那覇空港から車で約1時間、沖縄市街地循環バスでのアクセスも可能です。■コザしんきんスタジアム(コザ運動公園)沖縄県沖縄市諸見里2-1-1 コザ運動公園施設MAP【練習試合観戦翌日は、KOZA Nightで盛り上がろう!】沖縄市ではプロ野球キャンプに合わせて、多くの観光客が沖縄市を訪れることから、イベント「KOZA Night」を開催いたします。イベントチラシ【開催概要】イベント名称: KOZA Night カープ×デラデラ 赤く熱くデラックスな夜開催日時 : 2024年2月18日(日) 15:00~18:30開催場所 : 沖縄県沖縄市上地1丁目1-1 コザミュージックタウン1F音楽広場参加費 : 無料詳細 : 【出演者】MC ありんくりん(1) 元広島東洋カープ選手 安部友裕(カープトークショー)キャンプ時の沖縄市に関わるエピソードや、今後のカープ注目点などお話しします。ファン必見です!(2) デラックス×デラックス新曲「セクシー★ダイナマイト」を披露いたします!ぜひお楽しみに!(3) What at lazz沖縄県内のTVCMソングやドラマ挿入歌を担当するなど、今、沖縄ロック界で最も注目されているバンド!(4) 諸見里青年会ダイナミックな大太鼓、バチさばきにキレのある締め太鼓、力強い男手踊り、しなやかな女手踊りが一体となり、堂々とした演舞を行います。(5) Tabasco×WHAT'S UP AKEMI DANCE SCHOOL沖縄市を拠点とするダンスグループのコラボステージです!格好良さ・面白さ・表現力を兼ね備え、他にはないダンスパフォーマンスを披露します!【タイムテーブル】タイムテーブル【注意事項】イベント当日の2024年2月18日(日)は、おきなわマラソンのため、交通規制が行われております。下記の情報に注意し、ご来場のほど、お願いいたします。●交通規制について交通規制は下記の通りとなっております。(1) 渡口交差点 8:30~15:30(2) 安谷屋交差点 10:30~15:10(3) 石平交差点 10:30~15:00(4) 瑞慶覧交差点 10:30~14:50(5) ライカム交差点 10:30~14:30(6) 山内交差点 10:20~14:30(7) 球陽高校前交差点 10:20~14:30(8) 第5ゲート入り口 10:15~14:15(9) 第2ゲート入り口 10:00~13:50(10) 池武当交差点 10:00~13:30(11) 知花交差点 10:00~13:30(12) かりゆし園 9:50~13:20(13) 栄野比交差点 9:40~12:45(14) 安慶名交差点 9:30~12:30(15) 大田交差点 9:20~12:00(16) 与勝交差点 9:10~11:30(17) イオン前交差点 9:00~11:00(18) 泡瀬交差点 8:30~11:15●交通規制やおきなわマラソンに関するお問い合わせ先おきなわマラソン実行委員会 事務局〒904-0014 沖縄市仲宗根町25番6号(琉球新報社中部支社2階)TEL : (098)938-0088(10:00-17:00 ※土・日・祝日除く)FAX : (098)938-0111MAIL: info@okinawa-marathon.com 【沖縄県沖縄市について】沖縄市は、沖縄本島の真ん中より少し南側にあり、49平方kmの広さがあります。一年を通してあたたかな気候に恵まれ、年間降水量は2,000mm以上です。平均気温は約22度、最も寒い2月でも10度以下になることはほとんどありません。旧盆が近くなると、市内各地から太鼓や三線、パーランクーの音が聞こえてきます。エイサーは旧暦7月15日前後におこなわれる沖縄の代表的な伝統行事です。沖縄市には有名なエイサーだけでなく、豊作を願って行われる「ウシデーク」や「沖縄民謡」などの伝統芸能も盛んです。沖縄市役所 法人番号: 5000020472115開庁時間 : 午前8時30分から午後0時、午後1時から午後5時15分閉庁日 : 土・日曜日、祝日、慰霊の日(6月23日)、年末年始(12月29日~1月3日)所在地 : 〒904-8501 沖縄県沖縄市仲宗根町26番1号電話番号 : 098-939-1212ホームページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月15日「第78回毎日映画コンクール」の授賞式が14日に都内で行われ、受賞者が揃って登壇した。○■映画『エゴイスト』から鈴木亮平、宮沢氷魚が受賞映画『エゴイスト』では鈴木亮平が男優主演賞、宮沢氷魚が男優助演賞を受賞し、2人はがっつり握手。松永大司監督もお祝いに駆けつける。鈴木は同作への出演に対し「異性愛者の自分が同性愛者の役をやるということで、ゲイの方々に観ていただいた時に『間違いなく自分たちの物語だな』と感じていただける、きちんとしたクィア映画にしないといけないなというのが、最初にありました」と振り返る。鈴木はさらに「そういう目標の上で、いろんな方々に話を聞いたのですが、自分が知ったつもりになっていたことが、何も知らなかったんだなという発見がありました。たとえば映画の中でも使われているエピソードで、『恋人と結婚ができないので、2人で婚姻届を書いて部屋に貼っている』ということを笑い話として話されていたんですね。その流れで『俺たち、死ぬ時はどうせ1人だから』という会話を聞いたりとか」と続ける。「ニュースなどでわかっていたつもりですけど、異性愛者に認められている、当たり前だと思っている権利が当たり前じゃないと言いますか、選択肢すらないんだなということが、初めて実感として湧いてきた。そういうことを含めて、この映画をやるということは演技以上の責任があるぞという、映画への情熱になっていったかなと思います」と語った。宮沢は鈴木の思いについて「クランクインする前から感じていて、亮平さんが先頭に立ってくれて、その思いを持っていてくれたので、僕も他の役者の皆さんも自然と作品に入れたというか。みんな大事に思いを持って責任感を持ってこの作品と向き合うことができたと思います」と感謝。一方で、こうやって授賞式に登壇するようなことになるとは「本当に思ってなくて」と驚く鈴木。「予算も大きな作品じゃないので、短い時間で集中してひたらすらやってたなというのもあるので驚きもあるね」と苦笑し、宮沢も「まさかこんな日が来るとは夢にも思っていませんでした」と応じていた。○■授賞式終了後の取材では、宮沢氷魚の印象も授賞式終了後の囲み取材では、鈴木が同作の存在について「僕は去年40歳になりまして、今後、人生の後半進んでいく道にちょっとヒントを与えてくれた作品になったかなと思います」と表す。宮沢については「何をやっても、持って生まれた品みたいなものがあるので、おそらく嫌な役をやっても惹きつけられる、ずっと見ていたいと思う人」と表現。「普段はすごくピュアな人で、この映画の龍太という役っぽいんですね。なので『こんなにピュアなまま生きてきてちょっと大丈夫なのかな』と心配になるぐらいの人です」と語る。「恋人としてはどうか」という質問には「ピュアすぎるかもしれないです。僕はもっと擦れた感じの人が好みです」とまさかの好みを告白しつつ、「嘘です、本当に理想的な恋人だと思います」と訂正していた。また、演じるにあたって気をつけたことを聞かれると「ゲイの方々に話聞く中で強烈に残ったのが、相手が自分のセクシャリティを知っている人かどうかで演じ分けなきゃいけないと。自分として演じてみると、かなり生きづらいなという実感があったんです」と思いを寄せる。「特に、恋人のお母さんに2人の関係を隠して会いに行くシーンでは、監督が阿川(佐和子)さんに『こういう質問もどんどん聞いていってください』という秘密のノートを渡していたんです。それは僕には知らされていなくて。(演じた)浩輔として相手の親に初めて会った時に、2人きりになって『浩輔さん彼女いるの?』とか『モテるでしょう』とか『ご結婚は?』とか、ドキッとするような質問をたくさん投げかけてくるんですよね。自分がその場でどう答えるか試される質問がたくさんあって。『嘘をつきたくない』というところと、この感じでずっと生きるのはしんどいなという思いがありました。ゲイの方々が抱えている生きづらさを、リアリティを持って表現するようにというのが、気をつけたことだと思います」と語った。○■第78回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『せかいのおきく』(阪本順治監督)日本映画優秀賞:『ほかげ』(塚本晋也監督)外国映画ベストワン賞:『TAR/ター』(トッド・フィールド監督)男優主演賞:鈴木亮平『エゴイスト』女優主演賞:杉咲花『市子』男優助演賞:宮沢氷魚『エゴイスト』女優助演:広瀬すず『キリエのうた』スポニチグランプリ新人賞(男性):アフロ『さよなら ほやマン』スポニチグランプリ新人賞(女性):サリngROCK『BAD LANDS バッド・ランズ』監督賞:石井裕也『月』脚本賞:阪本順治『せかいのおきく』撮影賞:鎌苅洋一『月』美術賞:上條安里『ゴジラ-1.0』音楽賞:ジム・オルーク『658km、陽子の旅』録音賞:志満順一『せかいのおきく』アニメーション映画賞:『アリスとテレスのまぼろし工場』(岡田麿里監督)大藤信郎賞:『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)ドキュメンタリー映画賞:『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち』(寺田和弘監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『劇場版美しい彼~eternal~』(萩原利久、八木勇征)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(ダニエル・クワン ダニエル・シャイナート監督)田中絹代賞:薬師丸ひろ子特別賞:鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)
2024年02月14日「第78回毎日映画コンクール」の授賞式が14日に都内で行われ、受賞者が揃って登壇した。TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門に選ばれた『劇場版美しい彼~eternal~』を代表して登場した八木勇征。「監督の酒井(麻衣)さんや原作者の凪良(ゆう)さん、脚本の坪田(文)さん、全スタッフの皆さん、出演者の皆さん、そして何より今日はスケジュールが合わなくて残念ながら登壇できなかった萩原利久の気持ちも背負ってステージに登壇させていただいてますので、このような映画の賞をいただけて、本当に幸せな気持ちでいっぱいです」「この賞をいただけたのも、何よりこの作品を本当に深く愛してくださった皆様がたくさんいらっしゃるおかげだなと思っています。その方たちにも本当に感謝でいっぱいです」と喜びを表した。授賞式終了後には「たくさんの方に観ていただいたのを実感するのと同時に、たくさんの方に愛していただけたなと感じました。チーム一丸となっていい作品を作るべく、日々一生懸命毎日撮影していたので、実が結ばれて嬉しいです」と改めて心境も。スタッフや萩原とは「奇跡的な出会い」といい、この日萩原のスケジュールが合わなかったことについては「残念です。連絡はしてるんですけど、萩原利久も『めちゃくちゃ来たかった』と言ってたので、その気持ちも背負ってトロフィーをうけとらせていただきました」と明かす。「『行けるかな』という話も事前にしていて、『行けるかも』『どうだろ』と繰り返し言ってました。ちゃんと報告したいと思います」と語った。FANTASTICSとしても活躍しているが、メンバーからも「喜んでくれましたね。すごく名誉あることだし、シンプルに『おめでとう』と言っていただきました」と祝福を受けたという。今後演じてみたい役については「僕はまだ全然経験もないので、いろんな役をやってみたいという気持ちもあるんですけど、自分とかけ離れた性格のキャラクターは演じてみたいです。時代を超えて、時代劇や大河ドラマも経験したいなとは、前からずっと思っていることです」と今後にも希望を見せた。「美しさの秘訣」を聞かれると、「毎日がすごく刺激的で何より楽しいので、自分が心から楽しいと思える1日1日を過ごせれば、自信にも繋がるし、1番良く見える自分になる秘訣なんじゃないかな」「ストレスを溜めない、何事も楽しむ」と内面が重要だという。どうして同作が愛されたかを聞かれると「個人的に思うのは、平良と清居のピュアな関係性が、みんなに好きになってもらえた一つなんじゃないかな」と分析。トロフィーの置き場所については「どうしよう、何も考えてなかった」と焦りつつ、「『美しい彼』スタッフの方に聞いてみたいと思います。『どうしましょう?』って。僕の賞ではないので、どこに置くのがいいのか聞いてみたいと思います」と語った。○■第78回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『せかいのおきく』(阪本順治監督)日本映画優秀賞:『ほかげ』(塚本晋也監督)外国映画ベストワン賞:『TAR/ター』(トッド・フィールド監督)男優主演賞:鈴木亮平『エゴイスト』女優主演賞:杉咲花『市子』男優助演賞:宮沢氷魚『エゴイスト』女優助演:広瀬すず『キリエのうた』スポニチグランプリ新人賞(男性):アフロ『さよなら ほやマン』スポニチグランプリ新人賞(女性):サリngROCK『BAD LANDS バッド・ランズ』監督賞:石井裕也『月』脚本賞:阪本順治『せかいのおきく』撮影賞:鎌苅洋一『月』美術賞:上條安里『ゴジラ-1.0』音楽賞:ジム・オルーク『658km、陽子の旅』録音賞:志満順一『せかいのおきく』アニメーション映画賞:『アリスとテレスのまぼろし工場』(岡田麿里監督)大藤信郎賞:『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)ドキュメンタリー映画賞:『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち』(寺田和弘監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『劇場版美しい彼~eternal~』(萩原利久、八木勇征)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(ダニエル・クワン ダニエル・シャイナート監督)田中絹代賞:薬師丸ひろ子特別賞:鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)
2024年02月14日国際的活躍が期待される若手映画監督を顕彰する「大島渚賞」の第5回受賞者が、工藤将亮(くどう・まさあき)監督に決定した。工藤監督は、第22回富川国際ファンタスティック映画祭 NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞した長編デビュー作『アイム・クレイジー』(2019)、第2作目『未曾有』(2021/本年公開予定)と、テーマへの着実なアプローチで世界中の映画祭から注目される、いま最も目が離せない映画作家の一人。対象作品となった2023年公開作の『遠いところ』は、第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭コンペティション部門に日本映画として10年ぶりに正式出品を果たし、第23回東京フィルメックスでは観客賞を受賞。「貧困にあえぐ日本の性差別を、痛烈に告発する。溝口健二的な現代悲劇」(Variety)と絶賛されたほか、先日発表された第37回高崎映画祭で新進監督グランプリ&最優秀新人俳優賞(花瀬琴音)をダブル受賞するなど、国内外で高い評価を得ている注目作だ。『遠いところ』 (C)2022「遠いところ」フィルムパートナーズ授賞式前日の3月17日(日) には、丸ビルホールにて記念上映会を実施。当日は『遠いところ』、大島渚監督作『少年』の上映に加え、工藤監督と黒沢清監督によるトークショーが行われる。また、今回初の試みとして、「初めての大島渚体験」をしてもらうべく、18歳以下を対象に無料招待も実施(事前申込制/先着50名)される。『少年』<イベント情報>『第5回大島渚賞 記念上映会』3月17日(日) 14:00 開演会場:東京・丸ビルホール(丸ビル 7階)【プログラム】■第1部 受賞監督作品上映『遠いところ』監督・脚本:工藤将亮出演:花瀬琴音、石田夢実、佐久間祥朗、長谷川月起、松岡依都美■第2部 いまこそ観たい大島渚作品『少年』監督:大島渚出演:渡辺文雄、小山明子、阿部哲夫、木下剛志■第3部 トークショー工藤将亮(第5回受賞者)×黒沢清(審査員長)MC:荒木啓子(PFFディレクター)【チケット料金】1日通し券:2,500円発売日:2月17日(土) 10:00~※会場受付でも、イベント当日にチケット販売を行います(販売枚数には限りがあります)。■「初めての大島渚体験」対象:18歳以下(2005年4月1日以降生まれの方/事前申込制/先着50名)※当日、年齢を証明できるものをお持ちください。申込方法:PFF公式サイトにて、先着順に受付。申込締切:3月15日(金) 12:00(※定員になり次第、受付終了となります)「大島渚賞」公式サイト:
2024年02月14日アニメ「マクロス」シリーズの劇場版作品とライブ映像作品を一挙上映する映画上映イベント「マクロス超時空フェスティバル プレミアム映画祭 at109シネマズプレミアム新宿」が、2024年2月23日(金・祝)から4月7日(日)までの期間で開催される。「マクロス超時空フェスティバル プレミアム映画祭」一般的なシネコンの最大約2.3倍の大きさのプレミアムシートや、故・坂本龍一が監修した音響システム「サイオン(SAION) -SR EDITION-」など、他にはない上質な設備を数多く導入したプレミアムシアター「109シネマズプレミアム新宿」。今回はアニメ「マクロス」シリーズの世界観を楽しめる体験型イベント「マクロス超時空フェスティバル」と連動する形で、同シリーズの映画・映像作品を映画館の大スクリーンで楽しめる。「マクロス」全シリーズの劇場作品を上映中でも特に注目したいのは、シリーズ初の劇場版作品である名作『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』と、OVAシリーズを再編集し新作カットを加えた劇場版『マクロスプラス MOVIE EDITION』。この2作品については、国内でも対応する劇場が数少ない35mmフィルムでの特別上映が行われる予定で、フィルム上映ならではの質感と公開当時の空気感にも注目してほしい。このほか、『劇場版マクロス 7 銀河がオレを呼んでいる!』や『劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜』、『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』、『劇場版マクロスΔ 絶対 LIVE!!!!!!/劇場短編マクロス F 〜時の迷宮〜』など、シリーズ全ての劇場作品が上映予定だ。開催概要「マクロス超時空フェスティバル プレミアム映画祭 at109シネマズプレミアム新宿」開催期間:2024年2月23日(金・祝)〜4月7日(日)場所:109シネマズプレミアム新宿料金:■劇場版作品CLASSS 6,500円(シネマポイント会員6,000円)CLASSA 4,500円(シネマポイント会員4,000円) ※通常料金での案内■ライブ映像作品CLASSS 7,500円(シネマポイント会員7,000円)CLASSA 5,500円(シネマポイント会員5,000円)販売スケジュール:各上映日の3日前0:00より、109シネマズプレミアム新宿公式WEBサイトにて販売開始<上映作品>■劇場版作品『超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか』(35mmフィルムでの上映も予定)『マクロスプラス-MOVIEEDITION-』(35mmフィルムでの上映も予定)『劇場版マクロス 7 銀河がオレを呼んでいる!』『マクロス FB7 オレノウタヲキケ!』『劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜』『劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜』『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』『劇場版マクロスΔ 絶対 LIVE!!!!!!/劇場短編マクロス F 〜時の迷宮〜』■ライブ映像作品「マクロス F ギャラクシーライブ 2021[リベンジ]〜まだまだふたりはこれから!私たちの歌を聴け!!〜」「ワルキューレ LIVE 2022 ~Walküre Reborn!~ at 幕張メッセ」「ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 ~Last Mission~ at 東京有明アリーナ(Day1)」「ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 ~Last Mission~ at 幕張メッセ国際展示場(Day6)」
2024年02月11日2022年・第79回ヴェネチア国際映画祭にて最高賞の金獅子賞を受賞したローラ・ポイトラス監督の『美と殺戮のすべて』(原題:All the Beauty and the Bloodshed)が、3月29日(金)より公開。日本版予告編が解禁となった。1970年代から80年代のドラッグカルチャー、ゲイサブカルチャー、ポストパンク/ニューウェーブシーンといった題材を撮影、その才能を高く評価され、一躍時代の寵児となった写真家ナン・ゴールディン。2018年3月10日のその日、ゴールディンは多くの仲間たちと共にニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れていた。自身の作品の展示が行われるからでも、同館の展示作品を鑑賞しにやってきたわけでもない。目的の場所は「サックラー・ウィング」。製薬会社を営む大富豪が多額の寄付をしたことでその名を冠された展示スペースだ。到着した彼女たちは、ほどなくして「オキシコンチン」という鎮痛剤のラベルが貼られた薬品の容器を一斉に放り始めた。「サックラー家は人殺しの一族だ!」と口々に声を上げながら…。「オキシコンチン」とは「オピオイド鎮痛薬」の一種であり、全米で50万人以上が死亡する原因になったとされる“合法的な麻薬”だ。果たして彼女はなぜ、巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したのか。大切な人たちとの出会いと別れ、アーティストである前に1人の人間としてゴールディンが歩んできた道のりがいま明かされる――。解禁された日本版予告編は、ノーウェイブバンド「Bush Tetras」の「You Can’ be Funky」をバックに、写真家ナン・ゴールディンが斬新で生々しい題材を被写体にして時代の寵児となり、「どこの美術館も彼女の作品を欲しがる」という輝かしい経歴から始まる。しかし場面が変わると、ゴールディンは多くの仲間とともにメトロポリタン美術館で「サックラー家はウソつき!人殺し!」と叫んでいる。サックラー家は、製薬会社を営む大富豪で「オキシコンチン」という鎮痛剤を安全な薬と偽り販売し、アメリカで50万人もの命を奪った。そして、その莫大な売り上げを世界中の美術館に寄付することで慈善家として知られていた。そんな巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したゴールディン。予告編にはその途方もない戦いの道のりの一端が収められている。また、上映劇場ではナン・ゴールディンが撮影した写真のポストカード3枚がついたムビチケカードが販売中となっている(※数量限定なくなり次第終了、※一部劇場を除く)。ポストカード3枚セット付きムビチケカード『美と殺戮のすべて』は3月29日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:美と殺戮のすべて 2024年3月29日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2022 PARTICIPANT FILM, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2024年02月11日3月15日(金)より開催される、第2回新潟国際アニメーション映画祭のイベント上映のラインアップが決定。湯浅政明監督の短編特集が行われることが分かった。昨年3月の第1回映画祭は、世界で初の長編アニメーション中心の映画祭として、また多岐にわたるプログラムとアジア最大のアニメーション映画祭として、世界で大きな反響を呼んだ新潟国際アニメーション映画祭。イベント上映として、先に発表された『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に続き、新作公開のたびに話題を集め、『犬王』ではゴールデングローブ賞ノミネートも大きな話題となった湯浅政明監督の貴重な短編特集が決定。また湯浅監督の映画祭来場も決定した。<上映作品>【湯浅政明とアニメーションの動き 短編特集】『なんちゃってバンパイヤン』『なんちゃってバンパイヤン』英題:Vampirians - Just Kidding制作年:1999年作品時間:約20分© 1999 Production I.G小学校4年生の男の子・虹(コー)くんは霧に迷い不思議な洋館に辿り着く。館にはスーちゃんという女の子とそのパパが住んでおり、虹くんを豪華な料理でもてなしてくれたが、なんと2人はバンパイヤだった。「私たちはベジタリアンなので、肉は食べないのだ」というが、スーちゃんパパはすきをうかがい虹くんを襲おうとする。そこへバンパイヤハンターと名乗る男が乱入してきて…。『夢みるキカイ』『夢みるキカイ』英題:Happy machine制作年:2007年作品時間:15分©Genius Party温かいお家やママは、からくり仕立ての機械だった――。赤ん坊はひとり、殺伐とした荒野へとはき出される。4本足のバイクに乗って、旅の途中に出会うのは、火の子、小植物、空飛ぶ多羽根、巨大な自然現象の数々…。そして歳月を重ねた主人公がたどりついた、旅路の果てに見たものとは…。『キックハート』『キックハート』英題:Kick-Heart制作年:2012年作品時間:12分©2012 湯浅政明・Production I.G実はドMの売れない覆面レスラー「マスクマンM」は、もっと感じる相手を探していた!そこへ現われた、実はドSの売れっ子覆面レスラー「レディS」!SはMに出会ってドS心に火がつき、Mも自分のドM力のポテンシャルに目覚める!そしていま、究極の愛のゴングが鳴る!『「アドベンチャー・タイム」 フードチェーン』『「アドベンチャー・タイム」フードチェーン』英題:ADVENTURE TIME -FOOD CHAIN-制作年:2014年作品時間:11分映像提供:カートゥーン ネットワーク© 2024 Warner Bros. Discovery, Inc. or its subsidiaries and affiliates. All rights reserved.「アドベンチャー・タイム」はカートゥーン ネットワークのオリジナルのアニメシリーズで少年フィンと、相棒で犬のジェイクが主人公。特別エピソ ード「フードチェーン」は湯浅政明が監督・脚本・絵コンテを務め、フィンとジェイクの“食物連鎖”体験でストーリーが展開する。「フードチェーン」自然史博物館を訪れたフィンとジェイクは食物連鎖の展示物を見学し、バブルガムから説明を受けるが、フィンは自然の法則の素晴らしさがさっぱり理解できない。その様子を物陰から見ていたマジックマンはフィンに魔法をかける。気がつくとフィンは小鳥になっていた。小鳥のフィンはやがて大きな鳥→バクテリア→植物→イモムシに変わり…。※他作品調整中(上映スケジュール:3月16日(土)場所:日報ホール 湯浅政明監督によるトークあり)『犬王』また3月15日(金)には、スペシャル企画として、湯浅政明監督が登壇する『犬王』応援上映も決定。発声、鳴り物、光り物、紙吹雪もOKだという。湯浅政明監督コメント「新潟久しぶり!!特に街中は酷く久しぶりなので楽しみです!!ぷらぷらしたい!!これまで作った短編と、「犬王」を上映していただける事になりました。「犬王」は応援上映になるらしく、どうなるかまだ分かりませんが、自分も楽しんで見れればと思います。ぜひ遊びに来てください!!」第2回新潟国際アニメーション映画祭は3月15日(金)~20日(水)開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partners
2024年02月10日阿部サダヲが主演を務める「不適切にもほどがある!」第3話が2月9日に放送され、2週連続で本人役として出演した八嶋智人に「八嶋さん優勝回」「八嶋さん最強すぎた」と絶賛する声が上がっている。本作は、阿部さん演じる妻を亡くした小川市郎が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップするタイムスリップコメディ。宮藤官九郎が脚本を務め、市郎とそのひとり娘、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆を描く、ヒューマンコメディとしての要素も持つ完全オリジナルストーリーとなっている。市郎の一人娘・純子を河合優実、純子が密かに想いを寄せる相手“ムッチ先輩”こと秋津睦実を磯村勇斗、令和で出会うシングルマザー・犬島渚を仲里依紗、市郎とは逆に2024年から1986年に息子と共にタイムスリップする、社会学者の向坂サカエ役に吉田羊が出演。さらに、山本耕史、三宅弘城、袴田吉彦ら個性豊かなキャストが集結している。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。うっかり足を滑らせたことで昭和に戻ってきた市郎(阿部サダヲ)は、何事もなかったかのように純子(河合優実)たちが待つ家に帰宅。一方、市郎が突然姿を消した令和では、渚(仲里依紗)と秋津(磯村勇斗)がその行方を心配していた。市郎が消えて2日、喫茶「SCANDAL」では、渚と秋津がサカエ(吉田羊)の元夫でタイムマシン開発者の井上昌和(三宅弘城)と向かい合っていた。井上からタイムマシン開発秘話などを聞いていると、渚のスマホに昭和にいる市郎から着信が…。そして井上は、過去を改ざんすると未来が変わってしまう“タイムパラドックス”の危険性を語り始める。…というのが第3話のストーリー。井上は、かつて市郎の教え子で野球部に所属していたこと、タイムマシーンを作る夢を語った時に市郎だけが「頑張れよ、お前ならできるよ」と言ってくれたこと、その約束を果たすため昭和の大型バスを買い取りタイムマシーンを完成させたことを、渚と秋津に打ち明ける。ここで1話の伏線が回収され、SNSでは「やっぱり井上はあの子だったか」「あの時の井上か」と声が上がった。一方、昭和では、純子がバラエティ番組に出演することに。未成年は保護者同伴ということで、市郎やサカエ、さらに思わぬ形で親友になってしまったキヨシと少年時代の井上もスタジオへ同行することに。令和で出会った秋津と同じ顔をしているムッチ先輩に対し「なんでこっちにいんだよ」と市郎が問い詰める姿や、市郎と純子、サカエやキヨシとのやりとりに「今週もハンパなく面白い」「ワードがおもしろすぎる」「ずっと笑いっぱなし」と盛り上がりを見せる。番組収録終了後、渚のことが気にかかり再び令和に行こうとする市郎に対し、純子は「好きな人がいるんでしょ」と理解を示し、令和に送り出す。市郎の「必ず帰って来るからな」という言葉に純子が「当たり前じゃん親なんだから」と返す姿にSNSでは「純子ちゃんめっちゃいい子」「純子ちゃん理解ありすぎ」「じゅんこぉぉぉ」と感動する投稿で溢れた。令和では、渚の先輩であるプロデューサー・栗田一也(山本耕史)の担当番組で起こった司会者・ツツミ(山本博)のスキャンダルに巻き込まれ、渚は急遽司会を探すことに。そこで渚は八嶋智人の名前を挙げ、告知をさせてくれるならと八嶋智人は司会を引き受ける。前回に続き本人役として出演した八嶋さんの姿に、「#八嶋さん」「#八嶋智人」が先週に引き続きトレンド入りを果たす。放送では八嶋さんの発言に対し「セクハラ」「切り取られる」と栗田がダメ出しをして、CMやVTRに入る度に「CM明け謝罪で」とカンペを出されてしまう。さらに、番組があと1時間のところでツツミのスキャンダルがネットに上がってしまい、放送終盤には栗田も何がダメなのかわからなくなってしまう。そこで1話からの恒例となっているミュージカルシーンが始まり、「ミュージカルきた」「待ってました!」「今週のミュージカル!」という声が続出した。ミュージカルの最後には、再び昭和から令和に来た市郎が「みんな娘だと思えばいい」「娘が悲しむことはしない」と歌い上げ、ミュージカルシーンが終わり、番組は八嶋さんの告知で無事に終了した。これに対し「八嶋さん優勝回」「八嶋さん好きww」という声や「プロデューサー山本耕史良すぎるな」と八嶋さんや山本さんを絶賛する声が相次いだ。そして、3話のラストでは市郎と渚が近付いた瞬間に電流が流れ、渚の「やっぱり…」という言葉で幕を閉じた。冒頭で井上が、タイムパラドックスが生じるとビリビリすると話していたため「ビリってなった」「やっぱりタイムパラドックスが…」「渚は孫とか?」という声が上がった。放送終了後には再びトレンド1位を獲得し、「神回だった」「今回も最高だった」と絶賛する声が上がっている。第4話あらすじキスをしようとした瞬間、ビリビリッと弾け飛んだ市郎(阿部サダヲ)と渚(仲里依紗)。2人の間に何かの障壁があることに気づくのだった。後日、喫茶「SCANDAL」では、井上(三宅弘城)がようやく恩師である市郎と再会していた。市郎は井上の協力の元、キヨシ(坂元愛登)のスマホを自分名義に変え、メッセージアプリをダウンロードしてはしゃぎ倒していた。これが更なる問題へと発展していくことも知らず…。一方、昭和の小川家では、ひょんなことからキヨシがクラスメイトのイノウエ(中田理智)に告白されたと話し始め、サカエ(吉田羊)が衝撃を受けていた。すると純子(河合優実)が二股だと騒ぎ立て…。「不適切にもほどがある!」は毎週金曜22時~TBS系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月10日株式会社ミューズエンタープライズプロデュースガールズグループMEMORIデビューライブ『MEMORI-星誕祭-』が2024年3月9日 (土)に代々木ミューズホール(東京都渋谷区代々木1丁目31-2 ミューズ 本館)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 公式X(旧Twitter) YouTube ガールズグループMEMORI(メモリ)は、2024年3月9日デビューいたします!同日3月9日、東京代々木にある代々木ミューズホールにて、デビューライブ『MEMORI-星誕祭-』を開催!2月にリリースする Digital 1St Single『BE MY TOY』と『SHOOTING STAR』2曲と更に新曲2曲を加え披露!MEMORIについてMEMORIとは記憶や記憶装置をイメージしている。MEMORIの音楽・パフォーマンスが『記憶』として残り、人から人へ、時代から時代へ紡ぎ、近未来にサイバーでパンクな新たなオリジナルシーンを創っていくグループ。メンバーは5人。舞台・グラビアなどマルチに活躍する副島美咲と桜井花奈。ゲームYouTuberの太神陽、アイドル経験者の増田友梨奈。最年少で新人の白間友菜。ジャンルに捉われないバラエティーに富んだメンバーです。3月9日のデビューライブを皮切りに都内ライブイベントや主催ライブなどで活動。開催概要『MEMORI-星誕祭-』開催日:2024年3月9日 (土)OPEN 14:30/START 15:00(物販16:00)会場:代々木ミューズホール(東京都渋谷区代々木1丁目31-2 ミューズ 本館)■出演者MEMORI■チケット料金前売3,000円(ドリンク代込み)当日3,000円+当日別途ドリンク代:500円(立ち見・税込)※整理番号順入場HP X @MEMORI3000YouTube お問い合わせ memori@muse-enterprise.com 運営:株式会社ミューズエンタープライズ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月08日『TBSドキュメンタリー映画祭2024』が3月15日(金) より全国6都市で開催される。このたび映画祭の開催を記念して、映像業界を目指す学生限定の特別ワークショップが2月6日(火) に行われた。ドキュメンタリー映画コミュニティ「D会議室」が主催となって開催された本ワークショップ。東京・大阪・名古屋・福岡の4都市から集まった学生たちを前に、本映画祭で『方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~』の上映が控える佐井大紀監督と、同じく本映画祭で『劇場版 僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる~』が上映される柳瀬晴貴監督、そして前回の映画祭で上映された『93歳のゲイ』の吉川元基監督が登壇し、自身の作品を通してドキュメンタリーの持つ魅力や影響力について熱弁を振るった。それぞれ入念な取材のもと完成した作品だが、監督陣が何よりも大切にしたのは、取材対象との向き合い方だったという。1980年代に謎のハーレム教団として世間を騒がせ、主催者亡き後も今なお女性たちが共同生活を送る「イエスの方舟」の実態に迫った『方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~』の佐井監督は、「カメラを向けるというのは、暴力的なことでもあると思います。イエスの方舟というひとつのコミュニティを描いたので、取材対象となる女性たちとの信頼関係がとにかく大切で、どう距離を取っていくか重視しました」と自身の作品を振り返る。自分の意思に反して体が動いたり声が出たりするトゥレット症候群の人々の様々な日常を映し出した『劇場版 僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる~』の柳瀬監督は、「たまたまウーバーイーツを頼んだら配達員の方がトゥレット症で、彼を取材するために半年ほど家に通って信頼関係を築いていきました。カメラを回さず話すことを続け、取材させてもらうことが多くの患者さんのためになるかもしれないことに共感してもらい、最終的に承諾してもらいました」と、運命的な出会いから時間をかけ信頼を獲得していったのだという。孤独に生きてきた93歳の長谷さんの姿を通し、この国の同性愛の歴史を紐解きながら、本当の自分を隠し続けた彼の日々を見つめるドキュメンタリー『93歳のゲイ』の吉川監督は、「高齢者のLGBTQの存在を想像できない人が多い中で、日本の同性愛の歴史を掘り下げれば伝えられることがあると思い、長谷さんにアプローチしていきました。取材希望を伝えると、長谷さんは“僕には家族も身寄りもいないから、どう描いても大丈夫なので取材してほしい”と言ってくれたんです」と、作品にかける熱い思いが伝わったことで取材が実現したことを明かした。参加した学生からは、「この作品が公開されることで、社会にどんな影響が生まれたらいいと思いますか?」という質問も。佐井監督は「信じることとは何か、宗教はどんな影響をおよぼすのかということについて、この映画を観たらもう少しフラットに感じられるはず。ただ対象を追いかけるだけでは、きっと本質的な部分にはたどり着けないと思う。僕は記者ではないので、違う角度で、個人の宗教を切り取って世の中の人に受け取ってほしいと思っています」とコメント。柳瀬監督は、「この映画を通して、トゥレット症を広くみなさんに知ってほしい。病気について詳しく知ってもらった上で、しゃっくりやくしゃみのような生理現象と同じだよね、という扱いになればいいなと思います」と作品に込めた願いを明かした。前回の映画祭で作品が上映された吉川監督は、「今ではLGBTQというワードも広まり、同性婚を求める声が国会で取り上げられたりとしていますが、いきなり変わったのではなくて、ずっと戦ってきたり差別や偏見に晒されて来た人たちがいます。本作で長谷さんを通して、すぐ隣にそういう人たちがいることを知ってもらいたいという思いで作りました」と、改めて作品にかけた思いについてコメントした。さらに本ワークショップでは、『方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~』の特別上映を実施。いち早く鑑賞した学生と佐井監督の質疑応答や、「イエスの方舟はカルトなのか?」「異常なのは報じたメディアの方ではないか?」などの議題をもとに学生たちとの討論会も行われた。最後は、学生たちが『方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~』のキャッチコピーを考えるグループワークを実施。事件のリアルタイム世代を狙う意図も込めた現在のキャッチコピー「鑑賞後もあなたは、ハーレム教団と呼びますか?」に対し、学生たちからは「罪とされた私の信条」「完璧で究極のアイドル・おっちゃん」などさまざまな角度のコピーが飛び出し、佐井監督が「自分でも気づかなかったアイデアに驚きました」「今から差し替えたいぐらい!」と絶賛する一幕も。ドキュメンタリーの持つ強さや面白さ、影響力について、そこに込めた思いはもちろん、映像効果や演出などテクニカルな話題にもおよぶなど、映像業界を志す学生たちにとって有益な話が多数飛びだす、大盛況のワークショップとなった。<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』3月15日(金) より東京、大阪、京都、名古屋、福岡、札幌で順次開催東京:3月15日(金)~28日(木) ヒューマントラストシネマ渋谷大阪:3月22日(金)~4月4日(木) シネ・リーブル梅田愛知:3月22日(金)~4月4日(木) センチュリーシネマ京都:3月22日(金)~4月4日(木) アップリンク京都福岡:3月29日(金)~4月11日(木) キノシネマ天神札幌:3月30日(土)~4月11日(木) シアターキノ公式サイト:
2024年02月07日本年度・第96回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートを果たしたドイツの新鋭イルケル・チャタク監督最新作『The Teacher’s Lounge』(英題)が邦題『ありふれた教室』として、5月17日(金)より公開。若き女性教師の悪夢のような極限心理をあぶり出す本作から、ティザーチラシ、特報が解禁された。仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を得つつあった。そんなある日、校内で相次ぐ盗難事件の犯人として教え子が疑われる。校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自の犯人捜しを開始。するとカーラが職員室に仕掛けた隠し撮りの動画には、ある人物が盗みを働く瞬間が記録されていた。やがて盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まり、保護者の猛烈な批判、生徒の反乱、同僚教師との対立を招いてしまう。カーラは、後戻りできない孤立無援の窮地に陥っていく…。ある新任女性教師の視点で進行する物語は、校内で発生した小さな事件が予想もつかない方向へと激しくうねり、わずか数日間で学校の秩序が崩壊してしまう異常な事態へと突き進んでいく。第73回(2023年)ベルリン国際映画祭パノラマ部門でワールドプレミアされW受賞を果たしたのを皮切りに、ドイツ映画賞最多5部門(作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞)の受賞を達成、米映画レビューサイト「ロッテン・トマト」では99%FRESHという高い数字を獲得しており、世界の映画祭を席巻。さらに先日、本年度アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートを果たした本作は、これが日本での劇場公開は初となるドイツの新鋭イルケル・チャタクの長編4作目にあたる最新作。チャタク監督は教育分野で働く様々な人々へのリサーチを行い、自らの子ども時代の実体験も織り交ぜてオリジナル脚本を執筆した。誰にとっても馴染み深い学校という場所を“現代社会の縮図”に見立て、正義や真実の曖昧さをサスペンスフルに描ききったその試みは、ミヒャエル・ハネケやアスガー・ファルハディといった名匠の作風を彷彿とさせる。また、主演のレオニー・ベネシュはハネケ監督の代表作『白いリボン』で注目され、「THE SWARM/ザ・スウォーム」「80日間世界一周」などのTVシリーズで活躍。次々と重大な選択や決断を迫られるカーラの葛藤を生々しく体現した本作でドイツ映画賞主演女優賞の受賞を果たし、ヨーロッパ映画賞女優賞にもノミネートされた。本作『ありふれた教室』が追求した多様なテーマは、教員のなり手不足や過酷な長時間労働、モンスター・ペアレンツなどの問題がしばしば報じられる日本社会とも無縁ではない。教育現場のリアルな現実に根ざし、世界中の学校やあらゆるコミュニティーでいつ暴発しても不思議ではない“今そこにある脅威”を見事にあぶり出す、極限のサスペンス・スリラーが誕生した。今回解禁となったティザーチラシでは、主人公の教師カーラがメインに捉えられ、目元には赤いアザのようなものが見受けられるが表情が全て見えないため、謎めいた不気味さを醸し出している。裏面では人混みのなかカーラが呆然とした表情で佇み、「窃盗」「絶望」「崩壊」等の不穏なキーワードが散りばめられ、両面ともにただならぬ空気が漂うビジュアル。併せて公開された特報では、ある盗難事件をきっかけにカーラが次第に追い詰められていく様子がうかがえる。生徒や同僚教師との対立、そして教室での叫び声…。学校の<不都合な真実>とは何か。緊迫感漂う音楽も相まってカーラの混乱が垣間見える特報となっている。『ありふれた教室』は5月17日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月07日東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:東京都中野区、以下本学)は、2024年2月24日(土)に、第5回国際シンポジウム(以下、本シンポジウム)を開催します。「写真と画像のカラーサイエンス&アート」をテーマに、特別対談、基調講演、本学教員による多様な「色」の研究成果報告の3部構成とし、会場とZoomを利用したオンラインの同時開催で行います。本シンポジウムは、本学に附置する「色の国際科学芸術研究センター」のこれまでの教育研究成果を発表し、広く周知することを目的としています。当日は、「写真と画像のカラーサイエンス&アート」をテーマとして、1件の特別対談と3件基調講演を実施するほか、本学教員から色の国際科学芸術研究センターの研究成果を紹介します。特別対談は、2023年に創立100周年を迎えた本学と、2026年に創立100周年を迎える日本写真学会を記念して、日本写真学会の特別協力のもと、中野寧会長をお招きします。本学学長の吉野弘章と「社会と人々を彩ってきた写真とともに100周年を迎えて」と題し対談を行います。基調講演は、港千尋(多摩美術大学・教授)、桑山哲郎(日本写真学会・フェロー)、Ming-Ching James Shyu (中国文化大学・教授)を迎え、本シンポジウムにおける「写真と画像のカラーサイエンス&アート」のテーマを深く掘り下げます。本学教員による「色の国際科学芸術研究センター」における多様な「色」に関する教育研究成果報告は、プレゼンテーション発表されるほか、ポスター展示でもご紹介します。本シンポジウムは会場とオンライン(Zoom)の同時開催で行います。言語は日本語および英語が使用され、日英共に同時通訳が用意されます。参加については、以下の概要に記載のURLのフォームから無料で申し込みが可能です。色に関連した企業・教育機関の研究者の方の他、色に興味をお持ちの方など各方面からの参加を期待しています。概要は以下のとおりです。■第5回国際シンポジウム“The 5th International Symposium 2024 by the International Research Center for Color Science and Art”・主催 : 東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センター・日程 : 2024年2月24日(土)・場所 : 東京工芸大学 中野キャンパス6号館 1階6101教室・オンライン : Zoomを使用します。専用サイトからご登録いただき事前にZoomのURLを受け取ってください。・公式サイト : ・参加料 : 無料・申し込みフォーム: 東京工芸大学中野キャンパス6号館■東京工芸大学東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、当初からテクノロジーとアートを融合した無限の可能性を追究し続けてきました。2023年に創立100周年を迎えました。【URL】 ■東京工芸大学・色の国際科学芸術研究センター平成28年度に私立大学研究ブランディング事業に採択されたことを契機として、同年に色の国際科学芸術研究センターが設立されました。東京工芸大学のルーツである写真、印刷、光学といった学問分野に根差し、今日の工学部と芸術学部の両学部に共通する全学的なテーマとしての「色」を研究する、国内の大学では唯一の「色の国際科学芸術研究拠点」です。「色で明日を創る・未来を学ぶ・世界を繋ぐ」をテーマに「色」に関する研究は、過去7年間で72件です。【URL】 ■東京工芸大学・カラボギャラリー色の国際科学芸術研究センターは東京工芸大学の「研究センター」として、「色」をテーマに本学の特長である工学部・芸術学部教員の共同研究・制作の成果を生み出しています。カラボギャラリーは、色の国際科学芸術研究センターが運営する国内初の「色」をテーマとした常設ギャラリーです。アート作品を通じて「色」の科学的・芸術的な面白さや奥深さを体験することができます。【URL】 東京工芸大学・カラボギャラリー色の国際科学芸術研究センター 第5回国際シンポジウム2024チラシ表面 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月06日『TBSドキュメンタリー映画祭2024』が3月15日(金) より全国6都市で順次開催される。このたび、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマを考える今だから見るべき作品を選んだ「ソーシャル・セレクション」の予告とポスタービジュアルが公開された。第4回の開催となる今回は、「ソーシャル・セレクション」に加え、家族の形や身体的な障がいなど、多様な生き方や新たな価値観を見出せる作品を選んだ「ライフ・セレクション」、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚など、感覚を司る表現者たちやテーマを通して新たな感性に出会える作品を選んだ「カルチャー・セレクション」と、3つのテーマに沿って選出された15作品が上映される。「ソーシャル・セレクション」の中で注目を集めているのは、2023年3月に逝去した音楽家・坂本龍一の活動に密着した『坂本龍一 WAR AND PEACE 教授が遺した言葉たち』。作曲家、ピアニスト、編曲家、音楽プロデューサー、アーティストなど様々な顔を持ち、“教授”の愛称で親しまれた坂本は、晩年、環境や憲法に関する運動にも積極的に参加していたことでも知られている。本作は911テロ、イラク戦争、そして東日本大震災と、2000年代に様々な形で坂本の活動に密着してきたTBS報道局の秘蔵映像で構成。坂本が抱いていた「戦争と平和」への思いや、彼が遺したメッセージを読み解いていく意欲作となっている。監督は、TBSの報道番組『筑紫哲也NEWS23』で、ディレクターとして坂本を担当してきた金富隆が務めた。現在はプロデューサーとして、戦争や社会問題等を扱う番組を多数手がけている金富監督は、「坂本龍一さんは、戦争や災害の現場に足を運び、メッセージを発し続けた人でもありました。911同時多発テロ、アフガン攻撃、イラク戦争、そして東日本大震災……。とりわけ社会的な発信を強めたのが2001年からの20年余りです。激動の時代の中で、坂本さんはなぜ社会発信を強めていったのか」と、坂本の活動を振り返る。また本作について「『地雷ZERO21世紀最初の祈り』や『筑紫哲也ニュース23』での様々な番組企画……。私が取材したものはその一部でしかありませんが、今回は自分が撮った番組の未公開映像まで調べ尽くし、坂本さんが遺した言葉にこだわりました。戦争のきな臭い匂いが広がっていった2000年代、坂本さんが抱いていた危機感や憤りはどんなものだったのか。そして発信し続けた平和へのメッセージ。TBSに残る秘蔵映像からは、現場に足を運び、真摯に人と向き合い、発信を続けた音楽家・坂本龍一の姿が浮かび上がります。教授が遺した言葉たちには、“現在”を考えるヒントがあります。是非味わって頂けたらと思います」と語っている。そのほか「ソーシャル・セレクション」として、TBS『NEWS23』専属ジャーナリスト・須賀川拓監督の最新作『BORDER 戦場記者 × イスラム国』、川上敬二郎監督による『サステナ・フォレスト ~森の国の守り人(もりびと)たち~』、海老桂介監督による『家さえあれば ~貧困と居住支援~』、長沢祐監督による『102歳のことば~生活図画事件 最後の生き証人~』、神戸金史監督による『リリアンの揺りかご』がラインナップされている。『坂本龍一 WAR AND PEACE 教授が遺した言葉たち』予告編『サステナ・フォレスト ~森の国の守り人(もりびと)たち~』予告編『家さえあれば ~貧困と居住支援~』予告編『102歳のことば~生活図画事件 最後の生き証人~』予告編『リリアンの揺りかご』予告編<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』3月15日(金) より東京、大阪、京都、名古屋、福岡、札幌で順次開催『TBSドキュメンタリー映画祭2024』キービジュアル東京:3月15日(金)~28日(木) ヒューマントラストシネマ渋谷大阪:3月22日(金)~4月4日(木) シネ・リーブル梅田愛知:3月22日(金)~4月4日(木) センチュリーシネマ京都:3月22日(金)~4月4日(木) アップリンク京都福岡:3月29日(金)~4月11日(木) キノシネマ天神札幌:3月30日(土)~4月11日(木) シアターキノ公式サイト:
2024年01月31日《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024》コンペティション部門(国際コンペティション・国内コンペティション)の作品公募が本日1月31日(水)より開始された。《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭》は、デジタルシネマにフォーカスを当て、若手映像クリエイターの発掘と育成を目的に埼玉県川口市で2004年より開催されてきた映画祭で、今年で21回目を迎える。本映画祭のコンペティションは“若手映像クリエイターの登竜門”として、映画界の未来を担う新たな才能の発掘と育成を主たる目的としている。国際コンペティションは広く世界中から、長編部門と短編部門の二部門に分かれた国内コンペティションは国内作品を対象に、エンタメ性と映画界に新風を吹き込む新たな表現の可能性に富んだ作品を募集。ノミネート作品は映画祭期間中に上映し、著名な映画人等による最終審査を経て、最優秀作品賞(グランプリ)をはじめ各賞を授与する。また、両コンペティションを通じた全ての国内作品を対象に、今後の長編映画制作に可能性を感じる監督に「SKIPシティアワード」が贈られる。海外作品では、これまでにカンヌ映画祭で3作連続受賞を果たしたトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督(『うつろいの季節(とき)』)、『シンプル・シモン』のアンドレアス・エーマン監督、『彼の見つめる先に』のダニエル・ヒベイロ監督、『家へ帰ろう』(映画祭上映タイトル『ザ・ラスト・スーツ(仮題)』)のパブロ・ソラルス監督、『ミッドナイト・トラベラー』のハッサン・ファジリ監督、『ルッツ 海に生きる』のアレックス・カミレーリ監督など、世界各国の新鋭をいち早く紹介してきた。国内作品では『死刑にいたる病』の白石和彌監督、『浅田家!』の中野量太監督、『決戦は日曜日』の坂下雄一郎監督、『王国(あるいはその家について)』の草野なつか監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『ある男』の石川慶監督、『さがす』の片山慎三監督、『あつい胸さわぎ』のまつむらしんご監督、『Winny』の松本優作監督らが本映画祭での受賞・ノミネートを契機に劇場公開や商業映画デビューへと羽ばたいていった。なお、作品公募の締め切りは3月1日(金)まで。映画祭は、7月13日(土)〜7月21日(日)の9日間開催される予定だ。<コンペティション部門 公募概要>【公募期間】2024年1月31日(水)~3月1日(金)必着【公募部門】国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)【応募方法】映画祭公式サイト内のオンラインフォームから応募公式サイト()【公募対象作品・応募条件】■国際コンペティション(作品長が60分以上の作品/国内作品・海外作品対象)・ デジタルで撮影・編集され、かつデジタルでの上映が可能な作品であること。・長編映画制作数が3本以下の監督の作品であること(応募作品が長編映画制作4本目以上にあたる場合は対象外。公開の有無に関わらず60分以上の作品、60分以上のアニメーション作品、ドキュメンタリー作品も制作数に含む)。・ ジャパン・プレミアであること、つまりSKIPシティ国際Dシネマ映画祭での上映が国内で初の上映であること(但し、大学などの教育機関における上映会や自主上映会などはこれに該当しない)。・ 2023年1月1日以降に完成した作品であること。・ 過去に本映画祭に未応募の作品であること。・ 本映画祭の目的をよく理解した応募であること。■国内コンペティション(長編部門は作品長が60分以上、短編部門は15分以上60分未満の作品/国内作品のみ対象)・日本作品であること。・ デジタルで撮影・編集され、かつデジタルでの上映が可能な作品であること。・ 長編作品は、長編映画制作数が3本以下の監督の作品であること(応募作品が長編映画制作4本目以上にあたる場合は対象外。公開の有無に関わらず60分以上の作品、60分以上のアニメーション作品、ドキュメンタリー作品も制作数に含む)。・ 短編作品は、商業公開された長編映画(60分以上の作品)を制作したことがない監督の作品であること。・ ジャパン・プレミアであること、つまりSKIPシティ国際Dシネマ映画祭での上映が国内で初の上映であること(但し、大学などの教育機関における上映会や自主上映会などはこれに該当しない)。・ 2023年1月1日以降に完成した作品であること。・ 過去に本映画祭に未応募の作品であること。・本映画祭の目的をよく理解した応募であること。※各部門ともに、実写作品(ドラマ・ドキュメンタリー)、アニメーション作品のいずれも応募可能です。※ノミネート結果、賞構成、審査員は、後日記者発表および公式サイトにて発表予定です。(参考:2023年賞金総額230万円)※応募規約、エントリーフォームおよび応募方法の詳細は1月31日(水)より映画祭公式サイトで公開します。
2024年01月31日ハワイ州ホノルル市ワイキキ - ハワイの京屋グループ、ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾートのシェフが、ハワイ代表として第74回さっぽろ雪まつりの国際雪像コンクールに出場します。国際雪像コンクールは2020年以来4年ぶりの再開となり、世界各国から9チームが集まり雪像制作を競い合います。ハワイチームは今年で18回目の出場となり、チームメンバーはロイヤル ハワイアン ホテルでシェフを務めるデール・ラドムスキー、ワダ・グディー・ノリミツ、そしてチャーリー・マツダの3名です。前回2020年のコンクールでは、「火の女神ペレ」をテーマにハワイの火山を司る女神の情熱的な姿を雪像で表現し、多くの観客を魅了しました。今年は、ハワイの海を自由に、そして優雅な舞のように泳ぐエイ「The Stingray in The Deep Blue Ocean -青い深海に舞うエイ」を雪像で表現します。ロイヤル ハワイアンラグジュアリー コレクション リゾートでシェフを務めるデール・ラドムスキーは、「今年の雪像作品は、深海の神秘とエイの舞踏を雪で表現します。4年ぶりに雪像コンクールに挑戦し、感動的なハワイの美と自然の神秘を、雪像を通して皆さんにお伝えできることを願っています。」とコメントしています。Team Hawaii(左)/2020年の作品「火の女神ペレ」 (右)今年で48回目となる国際雪像コンクールは、大通会場(大通公園)にて2024年2月3日(土)から7日(水)まで開催されます。国際色豊かな雪像が並ぶ会場は一般にも公開され、参加者同士や見学者との交流・友好が繰り広げられます。ロイヤル ハワイアン ホテルのインスタグラム@RoyalHawaiianJPをフォローし、会場に応援に来て頂いた方には、2/4(日)午後1時よりハワイチームの雪像会場にて、先着20名様にロイヤル ハワイアン ホテルのミニトートバッグがプレゼントされます。【第74回 さっぽろ雪まつり】開催期間 : 2024年2月4日(日)~2月11日(日)さっぽろ雪まつり公式サイト: 【第48回 国際雪像コンクール】開催期間 : 2024年2月3日(土)~7日(水)会場 : 大通会場 11丁目 国際広場国際雪像コンクールの概要: ロイヤル ハワイアンラグジュアリー コレクション リゾートについての最新情報は、日本語公式ウェブサイト インスタグラム(@RoyalHawaiianJP)にてご覧いただけます。ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾートは1927年に開業、別名「太平洋のピンク パレス」としても知られ、贅沢でロマンチックなバケーションの滞在地として世界中にその名が知れ渡っています。モダンとクラシックが共存する当リゾートではユニークでラグジュアリーな体験をお客様へ提供するため、常に新しいリゾートアメニティー、唯一無二の宿泊施設やサービスをご用意しております。ファーストクラスのお部屋からワールドクラスのダイニングまで、計528室の客室を擁する当リゾートは皆様を満足させることに全力を尽くしております。様々な賞を獲得したアズーア レストラン、マイタイ バー、ワイキキで唯一オーシャンフロントのロイヤル ハワイアン ルアウ アハ アイナ、そして、当リゾートのシグネチャーカラーでもあるピンク色のパラソルが並ぶプライベートビーチ。2015年4月には、新装された「マイラニ・タワー」がお披露目され、ハワイアン・ホスピタリティと贅沢なくつろぎの空間が新しい世代のリゾート客の心を掴んでいます。ラグジュアリーコレクションホテル&リゾートは、他にはない貴重な思い出となる、印象的なご滞在をお届けするホテル及びリゾートの集まりです。世界中のお客様のために、ラグジュアリーコレクションは刺激的かつ理想的な滞在先を提供いたします。各ホテル及びリゾートは地域の特色と伝統が生きづく、その土地の魅力と歴史への入り口です。美しい内装と見事な外観、洗練されたサービス、最新の設備を備え、他では味わえない充実したご滞在をお約束します。ラグジュアリーコレクションは、欧州一有名かつ象徴的なホテルのコレクションとしてCIGAブランドのもと、1906年に誕生しました。現在、世界30ヶ国を超える活気あふれる都市と魅力的な滞在先に、90軒を超える豪華な一流ホテルとリゾートを所有しております。各ホテル独自の伝統や独特の個性を大切にする一方で、比類なきサービスや気品と格式で常にお客様の期待を上回るラグジュアリーコレクションでは、受賞歴のあるホテルが数多くございます。その多くが数世紀もの歴史を誇るもので、いずれも世界の一流ホテルとして国際的に高く評価されています。詳細は、 をご覧ください。京屋ホテル&リゾートLPと京屋カイウラニLLCは、ワイキキのモアナ サーフライダー ウェスティン リゾート&スパとロイヤル ハワイアン ラグジュリー コレクション リゾート、そしてカリフォルニア州サンフランシスコにあるパレス ホテル ラグジュアリー コレクション リゾートといった長い歴史と伝統を誇るホテルのほか、シェラトン・ワイキキ、シェラトン・プリンセス・カイウラニ、シェラトン・マウイ・リゾート&スパの計6ホテル及びリゾートを所有しています。京屋はハワイにおいて1961年以来多くの雇用を促進し続けており、現在では約4,500人以上もの従業員を抱えるハワイでも有数の企業です。同社は近年ワイキキのホテルに3億ドル以上もの投資を行い改装やアップグレードを完了させており、今後も世界的なリゾート地としてのワイキキの確固たる地位を維持するために貢献し続ける予定です。ハワイの発展に貢献するというビジョンを共有する地元の非営利組織、地域の団体及びリーダーとの連携により、地域に根ざした事業活動を継続していきます。(注:このプレスリリースは米連邦証券規制の解釈に含まれる将来予想に関する記述を含みますが、将来予想に関する記述は将来の業績や事象を保証するものではなく、将来予想に関する記述作成時の見通しから大幅に異なった結果または事象を生み出す可能性のあるリスクや不確定要素およびその他の要素を含んでいます。これらのリスクや不確定要素の詳細は米連邦証券取引委員会に提出された書類に記載されています。未来予想に関する記述に反映されている見通しは合理的仮定に基づいたものですが、当社の見通しが実現したり結果や事象が大幅に異ならないことを保証するものではありません。新情報、将来の事象ないし他の手段からの結果を問わず、当社が将来予想に関する記述を公的に更新または改訂する義務を負わないことをご了承ください。) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月30日ショパンが生きた時代の音楽を探求するため、ポーランド国立フリデリク・ショパン研究所(NIFC)によって2023年10月に第2回目が開催された『ショパン国際ピリオド楽器コンクール』。ショパンの音楽を彼が生きた時代の楽器で再現し、研究を深めること、また若いショパニストたちにピリオド楽器の世界へ足を踏み入れるきっかけを与えるため立ち上げられた国際コンクールだ。第2回同コンクールで優勝したのは、カナダ出身のエリック・グオ。モダンピアノの奏者でありながら、類まれなコントロール能力でピリオド楽器を演奏し、聴衆や審査員を魅了した。記者会見の登壇は、鈴木優人(バッハ・コレギウム・ジャパン(以下BCJ)首席指揮者)、2023年第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール優勝者エリック・グオ、ポーランド国立ショパン研究所所長 アルトゥール・シュクレネル。優勝者のエリック・グオは、「優勝から今まで、ショパンへの印象や理解はどう変化したか」という質問に、「今回、ショパンがいかに即興性の強い作曲家であるかを、ひしひしと感じた、ショパンを未来志向の作曲家であることを理解できたことは、私にとって大きな変化だった」と答えた。また、「ピリオドピアノはそれぞれの個体で全く異なるため、向き合い方も様々な対応が求められる。常にその楽器を理解しようとつとめ、毎回異なる経験をしている。ピリオド楽器を演奏することがモダン楽器の演奏を深め、また逆もあると思う」と述べた。エリック・グオは、すでに浜松と兵庫でリサイタルを行い、1月30日(火)東京オペラシティコンサートホールでの優勝者コンサートでは、1843年製プレイエル(タカギクラヴィア所有)を用いて鈴木優人指揮バッハ・コレギウム・ジャパンとショパンのピアノ協奏曲第1番、第2番を演奏する。共演する鈴木優人は「演奏の中で即興的な生の会話ができるよう、新しいことに取り組む気概にみちたリハーサルが進んでいる」と明日の演奏会への期待を膨らませた。(提供:ジャパン・アーツ)第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール 優勝者コンサート■チケット情報()1月30日(火) 19:00開演東京オペラシティ コンサートホール
2024年01月30日映画の音に焦点を当てた上映イベント「“音で”楽しむ映画祭 なんばパークスシネマ映画祭≪ライブ音響上映≫」が、2024年2月23日(金・祝)から29日(木)までの期間、大阪・なんばパークスシネマにて開催される。映画を“音”で楽しむ「ライブ音響上映」全国各地の映画館で行われている「ライブ音響上映」は、一般的な劇場よりも上質な“音”で映画を楽しむ映画祭。劇場内にはライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器が特設されており、厳選された作品の音の臨場感を感じながら、大迫力のライブ感覚で映画鑑賞を楽しめる。なんばパークスシネマでは10回目、アニメ作品が充実なんばパークスシネマでは10回目の開催となる今回は、特にアニメーション作品が充実。マクロスシリーズを代表する名作『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』『マクロスプラス -MOVIE EDITION-』、公開から間も無い『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』などの作品がラインナップする。中でも特に注目したいのは、渡辺信一郎によるSFアニメ「カウボーイビバップ」の劇場版映画『カウボーイビバップ 天国の扉』。ビバップらしいクールだけど肩の力の抜けた唯一無二のテンポ、劇場版ならではの骨太なストーリーが共存したアニメーションはもちろん、音楽を担当した菅野よう子と、彼女が率いるジャズバンド・シートベルツによる名曲の数々にも注目してみてほしい。定番作品の『グレイテスト・ショーマン』や『ボヘミアン・ラプソディ』もこのほか、お馴染みの定番作品となっている『グレイテスト・ショーマン』や『ボヘミアン・ラプソディ』、『RRR』、『トップガン マーヴェリック』などの実写作品も含めて、全18本の作品が上映される。開催概要「“音で”楽しむ映画祭 なんばパークスシネマ映画祭≪ライブ音響上映≫」開催期間:2024年2月23日(金・祝)〜2月29日(木)会場:なんばパークスシネマ料金:①2,500円、②3,000円、③3,500円チケット発売:・なんばパークスシネマ WEB販売2月7日(水) 22:00~・なんばパークスシネマ劇場窓口販売2月8日(木)オープン~ ※但し各回、残席がある場合に限る。<上映作品>①劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD/①機動戦士ガンダムSEED FREEDOM/①鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎/①RRR/①トップガン/①トップガン マーヴェリック/①ボヘミアン・ラプソディ/①グレイテスト・ショーマン/①超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか/①マクロスプラス -MOVIE EDITION-/①劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!/①宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター/①さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスター/①カウボーイビバップ 天国の扉/①ウィッシュ/①劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト/③キンキーブーツ/②ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-
2024年01月29日サンダンス映画祭の受賞結果が発表された。USドラマチック・コンペティション部門の審査員賞に輝いたのは、アレッサンドラ・ラコラーザ・サミューディオの『In the Summers』。毎年夏にニューメキシコ州に住む父を訪ねてくるふたり姉妹を、長い年月をかけて描く繊細な人間ドラマ。成長していく中で、違う子役、女優たちが娘たちを演じていく。大人になった姉ヴィオレッタを演じるのは、昨年のサンダンス映画祭で演技賞を受賞したリオ・メヒエル。決して完璧とはいえない父親に対して複雑な思いを抱きながらも、そこにある愛をしっかり感じさせる、美しい感動作だ。サミューディオはこの映画で同部門の監督賞も受賞した。一方、この部門の観客賞を受賞したのは、アイザック・ウォンの『Didi(弟弟)』。台湾系アメリカ人のウォンのティーン時代の思い出をベースにしたパーソナルな作品。サミューディオ、ウォン共に、長編監督デビュー作での受賞となった。ワールドドラマチック・コンペティション部門の審査員賞は、メキシコの女性監督コンビ、アストリオ・ロンデロ、フェルナンダ・ヴァラデスの『Sujo』。カルテルの父を殺されたメキシコの少年を主人公にした、断ち切るのが難しいバイオレンスのサイクルについて語るものだ。一方、ひと足先に発表された短編部門では、日本映画『蟹から生まれたピスコの恋』の長久允が審査員監督賞を受賞した。文=猿渡由紀
2024年01月29日現在日本公開中の『僕らの世界が交わるまで』の世界プレミアは、2年前のサンダンス映画祭。この映画で監督デビューしたジェシー・アイゼンバーグが、今年は最新作を引っ提げてサンダンスに戻ってきた。監督2作目となるその映画『A Real Pain』では、主演も兼任。アイゼンバーグ演じるユダヤ系アメリカ人のデビッドと従兄弟ベンジーは、亡くなった祖母の出身地であるポーランドを訪ねる。その昔ナチからユダヤ人が受けた残酷な仕打ちを肌で感じる彼らはまた、今、そこにある個人的な痛みにも目を向けていく。ベンジーを演じるのは、テレビドラマ『メディア王〜華麗なる一族〜』でエミー賞をはじめ数々の賞に輝くキーラン・カルキン。コメディのセンスがあいかわらず抜群なのはもちろん、感情的なシーンでは強く感動させてくれる。アイゼンバーグの監督としての成長ぶりが明らかに見える優れた作品。『僕らの世界が交わるまで』に続き、今回もアイゼンバーグの友人であるエマ・ストーンがプロデューサーのひとりを務める。映画祭中にはサーチライトが1,000万ドルで世界配給権を獲得しており、日本でも公開されそうだ。文=猿渡由紀
2024年01月29日「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマにした大阪アジアン映画祭が今年も開始祭。作品ラインナップが発表された。今年で19回目となる当映画祭は、今回もアジアの人々に関連する多彩な映画を、世界または日本の他都市に先駆け上映、多くのゲストに登壇していただくほか、ポスター展、字幕講座、ワークショップ、ブックフェア、シンポジウムなどの関連イベントを実施。なお、作品ラインナップのうち、スペシャル・オープニング作品と、クロージング作品については2月上旬の発表が予定されている。作品ラインナップ概要●スペシャル・オープニング作品、クロージング作品を除いた作品数は53作品(うち、世界初上映13作、海外初上映10作、アジア初上映5作、日本初上映17作)。上映作品の製作国・地域は、21の国と地域(アメリカ、イギリス、インドネシア、オーストラリア、オランダ、カタール、韓国、シンガポール、スペイン、タイ、台湾、中国、ドイツ、バングラデシュ、フィリピン、フランス、ポルトガル、香港、マレーシア、モンゴル、日本)。タイ『Solids by the Seashore (英題)』●グランプリ、来るべき才能賞を競う「コンペティション部門」ジャパンプレミア以上となるアジア映画(日本映画を含む)およびアジアと深い関係を有する映画を上映。審査委員により、グランプリ(最優秀作品賞)、来るべき才能賞などが選定。★アカデミー国際長編映画賞の各国代表が3作品。・祈祷師の少年の恋と成長を描いた青春ドラマ『シティ・オブ・ウインド』(モンゴル代表)『シティ・オブ・ウインド』・"口のない”青年が幼少期のトラウマと闘うアニメーション『行方不明』(フィリピン代表)『行方不明』・亡き級友の短編映画を作ることになった高校生の青春ドラマ『親友かよ』(タイ代表)『親友かよ』★世界初上映作品は日本からの3作品+海外1作品。・『においが眠るまで』:『ほとぼりメルトサウンズ』などで「OAFF2022焦点監督」に選出された東かほり監督作。近年なくなっていく映画館と、父親の匂いを探す、17歳の少女の旅を描く。『においが眠るまで』・『スノードロップ』:国内外の映画祭で高い評価を受ける吉田浩太監督作。監督自らの生活保護経験を鑑みて、矛盾をした生活保護の在り方を描くヒューマンドラマ。『スノードロップ』・『水深ゼロメートルから』:『アルプススタンドのはしの方』(OAFF2020)に続く、高校演劇リブート企画第2弾。『カラオケ行こ!』などの山下敦弘監督が描く、プールの底から始まる新たな青春群像劇。『水深ゼロメートルから』・『未来の魂』:先天性疾患のある胎児の命の選択を巡る人間の尊厳と愛を描く(オーストラリア、中国)『未来の魂』★そのほか、アプリでの苦い恋を経て自分を愛することを知る女性の物語『サリー』(台湾、フランス)、作詞の才能を信じた女子高生のコメディ奮闘記『作詞家志望』(香港、台湾)、ADHDの少女を演じたオードリー・リンが歴代最年少(12歳)で金馬奨主演女優賞を受賞した『トラブル・ガール』(台湾)、釜山国際映画祭NETPAC賞受賞の『Solids by the Seashore (英題)』(タイ)など、13作品を上映。『トラブル・ガール』●特に注視しておきたい潮流、才能を厳選「特別注視部門」・『珈琲哲學~恋と人生の味わい方~』『あの日のことをあなたに』(Netflix)などのヒットメーカー監督によるアクション大作『ジャカルタ13爆弾』(インドネシア)『ジャカルタ13爆弾』・人気歌手、ファン・チヨルの弾き語りが心にしみる短編ヒューマンドラマ『同行』(韓国)など、8作品を上映。『同行』●斬新で挑戦的な作品を紹介する「インディ・フォーラム部門」気鋭の監督による12作品を上映。監督名:クリス・ルッツ、真利子哲也、松林麗、蘇(金ヘンに玉)淳、江本純子、ヘソ、湯浅典子、塩田時敏、福岡佐和子、渡邉りか子、岡崎育之介(崎の「大」は「立」)、楫野裕真利子哲也『Before Anyone Else』●特集企画《タイ・シネマ・カレイドスコープ2024》と題された、「Fish Upon the Sky」などで日本でも人気沸騰中のプーウィン・タンサックユーン出演の『フンパヨン呪物に隠れた闇』日本初上映を含むタイ映画の特集のほか、台湾、香港の多様な作品を上映。『フンパヨン呪物に隠れた闇』●「特別招待作品部門」・江口のりこ、中条あやみ、笑福亭鶴瓶ら関西出身の豪華キャストが共演、苦境の中から立ち上がる家族の姿を伝える『あまろっく』『あまろっく』・本年度日本アカデミー賞「協会特別賞」の受賞が決定した日本の怪獣造形界におけるレジェンド的存在、村瀬継蔵が総監督を務めた特撮映画『カミノフデ(仮)』の2作を上映。『カミノフデ(仮)』●その他特別上映、協賛企画・神戸女学院大学文学部英文学科の学生が字幕翻訳を手がけた、バングラデシュ映画『リキシャ・ガール』を特別上映。『リキシャ・ガール』・芳泉文化財団の2022年度助成3作品に加え、学部生の卒業映画を対象にした表彰で受賞した4作品を上映。(入場無料)・1970年大阪万博に関連した貴重な短編映画(作品は後日発表)も特別上映。第19回大阪アジアン映画祭(OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2024)は3月1日(金)~10日(日)、ABCホール、シネ・リーブル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館にて開催。(シネマカフェ編集部)
2024年01月28日年間を通して温暖な気候で、リゾート旅行を楽しめる「沖縄」。今回は沖縄本島の玄関口として、各都市を結ぶ「那覇空港」で買える沖縄土産を5つご紹介します。年々進化を遂げている那覇空港は、かわいくておいしいスイーツがたくさんありました!■1.沖縄県大宜味村産のシークヮーサーを使ったケーキ那覇空港には国内線エリアと国際線エリアがあり、意外と知られていないのが国際線エリアのお店。保安検査場を通過する前にたくさんのお土産店が並んでいるので、誰でも購入することができます。特に注目は沖縄県浦添市に本店を構える「オハコルテ」。フルーツタルトが有名なお店ですが、那覇空港店は賞味期限の長い焼き菓子が人気です。「多くの人に購入いただいています」とお店のスタッフさんにおすすめしてもらったのは「ヒラミーレモンケーキ(2個入り 540円)」。沖縄県大宜味村産のシークヮーサーを使用していて、酸味と甘みのバランスの良いケーキです。シャリッとしたグレーズ、ふわっふわのスポンジの食感が堪らなくおいしい……!1個~購入可能です。・オハコルテHP:■2.これはうれしい……!ピエール・エルメの那覇空港限定マカロン会社用のお土産は、要冷蔵は不向き。それでも買ってきたら絶対に喜ばれるスイーツが、Made in ピエール・エルメの「那覇空港限定 マカロン3個詰め合わせ シークヮーサー(1,674円)」です。まさかシーサーデザインの箱に入ったマカロンがあるなんて……!と、私も見つけた瞬間にテンションUP。Made in ピエール・エルメも国際線エリアで、わざわざ訪れないと気がつきにくい場所にあります。その色からも元気がもらえる緑と黄色のマカロンは、一口食べると爽やかなシークヮーサーがふんだんに香ります。生地がサックサクで軽やかなのは、さすがのピエール・エルメクオリティー……!無料の保冷剤で約2時間保冷が可能で、そのほか約5時間保冷できる保冷バッグを有料で販売しています。1個でも販売しているので、機内で食べる自分用のスイーツとしても一押し!・Made in ピエール・エルメHP:■3.地元の人もおすすめ。大人気の黒糖カヌレここからは国内線エリアにあるかわいいお土産をご紹介。沖縄に住んでいる人に「那覇空港で買えるおすすめ土産は?」と質問し、多くの人が答えてくれたのが「黒糖カヌレほうき星」です。多良間島の黒糖を使用したカヌレを販売している黒糖カヌレ専門店で、「4個入り(780円)」「6個入り(1,170円)」「10個入り(1,950円)」が選べます。日持ちは焼き立てカヌレが常温で翌日まで。冷凍なら約1か月です。箱に入れるカヌレは約10種類から自由に選択可能。希少な沖縄産牛乳を使った「沖縄ミルク」が人気で、そのほか沖縄産ドラゴンフルーツ入りの「ドラゴンフルーツ&シークヮーサー」、沖縄県大宜味村産のいちごを使った「島いちご」など、沖縄らしい味もラインアップ。カヌレは焼きたてが一番おいしいものの、翌日にもカリッとした食感が残っていておいしかったです!・黒糖カヌレほうき星HP:■4.老舗店「ジミー」の話題のお菓子!紅芋・黒糖クッキー「沖縄土産です」とメモを貼って箱ごと会社に置いておくのにぴったりのお土産が、ジミーの「スーパークッキー 紅芋・黒糖(6枚入り 1,600円)」です。1956年創業の老舗スイーツ店ですが、2023年4月に那覇空港で先行販売したこの商品が今大人気!特に6枚入りのちょうど良いサイズが人気で、たまたま私はラスト1個を手に入れることができました。12枚入り 2,700円も販売しています。スーパークッキーは1枚が大きく厚みがあり、アメリカンなサイズ!紅芋クッキーにはカシューナッツやクランベリー、黒糖クッキーにはクルミやレーズンがゴロゴロ入っていて、それぞれ紅芋や黒糖の風味とともに楽しめました。賞味期限が長いのもありがたいポイントです。・ジミーHP:■5.パイナップルやシーサー柄のパッケージがかわいいケーキパッケージがかわいく、持ち運びやすいスイーツがMELLOWHICHの「パウンドケーキ(4個入り 1,512円)」。渋谷店やオンラインショップもありますが、「ほっこり紅いも」や「黒糖ショコラ」といったフレーバーは沖縄でしか購入できません!1個単位で買えるほか、箱で購入した場合は中身のフレーバーを選択可能。10種類のうち1番人気はコーヒー風味のパウンドケーキにマカダミアナッツなどがトッピングされた「コーヒー&ナッツ」です。シーサーが箱にデザインされた「しっとりマンゴー」、泡盛に浸した大きなパインが入った「ごろごろパイン」も南国フルーツを感じておいしかったです。・MELLOWHICHHP:きちんと感のあるお土産が豊富にそろう那覇空港。特に沖縄らしい南国フルーツ味のスイーツがたくさんあり、迷ってしまいました。沖縄定番土産のちんすこうや沖縄そばなどは空港でも販売していますが、市内のスーパーやドン・キホーテで購入した方が安く購入できますよ。那覇空港では、手に入りにくい商品や沖縄限定など特別なお土産をGetしてくださいね。(撮影・取材・文:小浜みゆ)
2024年01月27日第96回アカデミー賞の受賞作品が発表。宮﨑駿の『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞を受賞した。さらに、山崎貴監督『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞受賞を果たした。作品賞は『オッペンハイマー』また、クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』が最多の13部門ノミネートを果たし、作品賞に輝いた他、監督賞、キリアン・マーフィーの主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.の助演男優賞、撮影賞、編集賞などを受賞。11部門でノミネートされた『哀れなるものたち』は、エマ・ストーンの主演女優賞、美術賞、衣装デザイン賞などにおいて受賞を果たしている。作品賞◆アカデミー作品賞受賞:『オッペンハイマー』『American Fiction(原題)』『落下の解剖学』『バービー』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『マエストロ:その音楽と愛と』『パスト ライブス/再会』『哀れなるものたち』『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』『関心領域』監督賞◆アカデミー監督賞受賞:クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』ジョナサン・グレイザー『関心領域』ジュスティーヌ・トリエ『落下の解剖学』マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』主演男優賞◆アカデミー主演男優賞受賞:キリアン・マーフィー『オッペンハイマー』ブラッドリー・クーパー『マエストロ:その音楽と愛と』コールマン・ドミンゴ『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』ジェフリー・ライト『American Fiction(原題)』ポール・ジアマッティ『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』主演女優賞◆アカデミー主演女優賞受賞:エマ・ストーン『哀れなるものたち』アネット・ベニング『ナイアド ~その決意は海を越える~』キャリー・マリガン『マエストロ:その音楽と愛と』リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』ザンドラ・ヒュラー『落下の解剖学』助演女優賞◆アカデミー助演女優賞受賞:ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』アメリカ・フェレーラ『バービー』ダニエル・ブルックス『カラーパープル』エミリー・ブラント『オッペンハイマー』ジョディ・フォスター『ナイアド ~その決意は海を越える~』助演男優賞◆アカデミー助演男優賞受賞:ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』マーク・ラファロ『哀れなるものたち』ロバート・デ・ニーロ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』ライアン・ゴズリング『バービー』スターリング・K・ブラウン『American Fiction(英題)』国際長編映画賞◆アカデミー国際長編映画賞受賞:『関心領域』『Io Capitano(原題)』『PERFECT DAYS』『Society of the Snow(英題)』『The Teachers’ Lounge(英題)』長編アニメ映画賞◆アカデミー長編アニメ映画賞受賞:『君たちはどう生きるか』『マイ・エレメント』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『ニモーナ』『ロボット・ドリームズ』脚本賞◆アカデミー脚本賞受賞:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ『落下の解剖学』ジョシュ・シンガー、ブラッドリー・クーパー『マエストロ:その音楽と愛と』サミー・バーチ、アレックス・メチャニク『May December(原題)』セリーヌ・ソン『パスト ライブス/再会』デヴィッド・ヘミングソン『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』脚色賞◆アカデミー脚色賞受賞:コード・ジェファーソン『American Fiction(原題)』グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック『バービー』クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』トニー・マクナマラ『哀れなるものたち』ジョナサン・グレイザー『関心領域』撮影賞◆アカデミー撮影賞受賞:『オッペンハイマー』『伯爵』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『マエストロ:その音楽と愛と』『哀れなるものたち』編集賞◆アカデミー編集賞受賞:『オッペンハイマー』『落下の解剖学』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『哀れなるものたち』『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』美術賞◆アカデミー美術賞受賞:『哀れなるものたち』『バービー』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『ナポレオン』『オッペンハイマー』衣装デザイン賞◆アカデミー衣装デザイン賞受賞:『哀れなるものたち』『バービー』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『ナポレオン』『オッペンハイマー』メイクアップ&ヘアスタイリング賞◆アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞:『哀れなるものたち』『Golda(原題)』『マエストロ:その音楽と愛と』『オッペンハイマー』『雪山の絆』音響賞◆アカデミー音響賞受賞:『関心領域』『マエストロ:その音楽と愛と』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』『オッペンハイマー』『ザ・クリエイター/創造者』作曲賞◆アカデミー作曲賞受賞:『オッペンハイマー』『American Fiction(原題)』『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『哀れなるものたち』歌曲賞◆アカデミー歌曲賞受賞:『バービー』What Was I Made For?/ビリー・アイリッシュ、フィニアス・オコネル『ジョン・バティステ: アメリカン・シンフォニー』It Never Went Away『バービー』I’m Just Ken『フレーミングホット!チートス物語』The Fire Inside『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』Wahzhazhe (A Song For My People)視覚効果賞◆アカデミー視覚効果賞受賞:『ゴジラ-1.0』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: VOLUME 3』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』『ナポレオン』『ザ・クリエイター/創造者』長編ドキュメンタリー賞◆アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞:『20 Days in Mariupol(原題)』『Bobi Wine: The People’s President(原題)』『Four Daughters(原題)』『The Eternal Memory(原題)』『To Kill a Tiger(原題)』短編ドキュメンタリー賞◆アカデミー短編ドキュメンタリー賞受賞:『The Last Repair Shop(原題)』『Island in Between(原題)』『Nai Nai & Wài Pó(原題)』『The ABCs of Book Banning(原題)』『The Barber of Little Rock(原題)』短編アニメ映画賞◆アカデミー短編アニメ映画賞受賞:『WAR IS OVER! Inspired by the Music of John and Yoko(原題)』『Letter to a Pig(原題)』『Ninety-Five Senses(原題)』『Our Uniform(原題)』『Pachyderme(原題)』短編実写映画賞◆アカデミー短編実写映画賞受賞:『The Wonderful Story of Henry Sugar』『Invincible(原題)』『Knight of Fortune(原題)』『Red, White and Blue(原題)』『The After(原題)』
2024年01月26日2015年・第28回東京国際映画祭<日本映画スプラッシュ部門>で作品賞を受賞し、同年の新藤兼人賞銀賞を受賞した自主映画『ケンとカズ』の小路紘史監督による8年ぶりの新作、『辰巳』(たつみ)が4月20日(土)より劇場公開が決定。ポスタービジュアルが解禁された。2023年の東京国際映画祭にて限定上映され、大きな反響があった本作。日本のリアルな裏社会を描きながら、小路監督曰く「日本的なものを極力排除した」無国籍ムードが全編に漂うフィルム・ノワール。タイトルロールである主人公・辰巳役には、繊細かつ骨太な芝居で、近年では『の方へ、流れる』(22/竹馬靖具監督)主演のほか、カンヌ国際映画祭「ある視点」に出品され、仏・セザール賞で4部門ノミネートした話題作『ONODA一万夜を越えて』(21/アルチュール・アラリ監督)での高評価が記憶に新しい遠藤雄弥。懺悔にも近い悲しみを抱え、希望なき世界を所在なく生きる辰巳の生き様をスクリーンに焼きつける。さらに最愛の人を失い、絶望のなかで行き場のない怒りを復讐に変える葵役には、松居大悟監督の『アイスと雨音』(18)で初主演を務めて以降、『タイトル、拒絶』(21/山田佳奈監督)、『わたし達はおとな』(22/加藤拓也監督)など、作品ごとに変幻自在の印象を残す注目の若手、森田想。2023年に主演映画『わたしの見ている世界が全て』(佐近圭太郎監督)でマドリード国際映画祭外国映画部門にて主演女優賞を受賞するなど、その確かな演技力はもちろんのこと、演じる役柄に気骨と情念を吹き込むことができる稀有な若手俳優として知られる。そのほかキャスト陣は、「全裸監督」シリーズの後藤剛範。『ケイコ 目を澄ませて』『福田村事件』など、国内の映画賞に絡み、映画ファンから注目された話題作への出演が相次ぐ佐藤五郎。劇団「オーストラ・マコンドー」の主宰で、これまで様々なジャンルの舞台作品を100本以上演出し、本作が映画初出演となる倉本朋幸。そのほかにも、松本亮や亀田七海、そして、映画『佐々木、イン、マイマイン』『くれなずめ』『空白』『わたし達はおとな』などで、唯一無二の存在感と比類なき演技力を持つ藤原季節が出演する。今回解禁となったディザービジュアルは、怒気と殺気に満ちた男と、敵意と殺意をむき出しにした女のまなざしが激しく交錯する様を捉えた激烈なビジュアルデザイン。また、監督・キャストからも劇場公開が決定したことへのコメントが到着している。監督・キャスト陣、映画『辰巳』公開決定を語る●遠藤雄弥映画『辰巳』で成瀬辰巳役を演じさせていただいた、遠藤雄弥です。この度、4月20日から『辰巳』が劇場公開するにあたり、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。まさに2024年『辰』年に、映画『辰巳』が公開するという、御縁も感じております笑2019年に本撮影を行い、小路監督をはじめ、チームのみんなで大事に大事に作りあげた、大切な作品になりました。このメンバーじゃないと作れなかった映画になったと思いますし、胸を張って皆様に楽しんでもらえる映画になったと感じており、『辰巳』を通して皆様が何を感じていただけるか、とても楽しみです。そして、小路紘史監督がご自身の人生を懸けて生み出した渾身の長編二作目です。本撮影が終わり、小路監督がこの5年間、妥協を許さず愛を持って作り上げ、遂に産声を上げた、映画『辰巳』を是非劇場でご覧下さい。よろしくお願いいたします●森田想映画『辰巳』が約5年の月日をかけてブラッシュアップされ皆様の元へ万全の状態でお届け出来ること、心の底から嬉しく思います。スタッフキャストの垣根を越えて全員が総力を上げて作り上げた辰巳ワールド、愛してやみません。この作品で葵役を演じられた事は今の私の大きな基盤になり、あの灼熱の瞬間を忘れまいと握りしめてます。泥臭く、地に這いつくばった人間の目力が交差し合う画の連続を、楽しんで下さいますように。●後藤剛範役者は孤独な仕事だと日々感じます。現場毎にいろんな役者と出会いますが、共通の利益に向かって進むことは少ないかと思います。ただ、『辰巳』に出演している役者達を自分は仲間だと思っています。一週間程度の撮影でしたが『辰巳』の世界は今でも自分の血と肉になっています。新年に佐藤五郎さん演じるアニキを囲む会で食べた特製たこ焼きも然りです。それも芯の硬い小路監督の立ち上げた世界で遠藤雄弥とそれぞれが目を合わせたからかと思います。『辰巳』という作品は、仲間とは程遠く、一人一人孤独を感じながら必死に生き抜いていく様な作品ですが、この世界をみなさんと共に生きれたらと思います。●佐藤五郎映画『辰巳』に出たかった役者は数百、数千と居たことでしょう。僕もその中の1人です。これほど熱望した作品は後にも先にもたぶん無い事でしょう。もしあれば幸せです。小路紘史監督の『辰巳』に対する想いに我々キャスト一人一人が全力で乗っかり、作品に携わった全ての人間が同じ方向に全力で向き合った時、より純度の高い作品に成るんだと体感しました。1人でも多くの人に映画『辰巳』を体感して貰いたいと思います。●倉本朋幸小路監督が8年を費やして作ったものが画面に俳優に宿っています。この映画にはその時間の営みが至る所に溢れ出しています。是非とも見てほしいです。お時間あれば是非とも是非とも宜しくお願い致します。●松本亮ついに皆様に『辰巳』を観ていただける事になり感無量です。撮影時のことは今でも鮮明に覚えています。監督の想いに応えたい、その一心で自分がその時出せる全てをこの作品に込めました。沢山の人にこの作品この想いが届きますように。●亀田七海とことんまで妥協せずに1シーン1シーンを大切に作り上げる小路監督とスタッフ、出演者の同じ熱量を感じ、「あぁ、この作品に参加できて本当に幸せだな」と撮影中何度も思いました。登場人物一人一人生きてきた背景や抱える問題に直面しながらも、生き様は真摯で力強いものです。誰かを想うことが、こんなにも大きな力になること。画面から溢れる熱量が皆様にも届きますように。●藤原季節ある日、小路監督が、『辰巳』のオーディションを受けている遠藤雄弥さんの映像を見せてくれました。僕はその演技に深く衝撃を受け、その日から遠藤さんの演技や見た目をひたすら研究して、何度も『辰巳』のオーディションに通いました。そうして掴んだ役が、辰巳の弟の役でした。撮影では自分の全てをぶつけましたが、遠藤さんの辰巳は、その全てを圧倒的に上回るものでした。これを「覚悟」と呼ぶのかと、身も心もぶん殴られた気持ちです。ああ、邦画最高!●小路紘史監督映画『ケンとカズ』の公開から8年、2作目の映画『辰巳』がようやく公開になります。人が人の事を素直に、大事に思うことを映画を通して描ければとこの作品を作りました。この普遍的なテーマを、ヤクザ者が主人公で、尚且つ挑戦的で新しい映画を作るために遠藤雄弥、森田想をはじめキャスト・スタッフ一丸となりました。その皆の結晶は、インディペンデント魂全開の渾身の映画です!そんな映画心から観て頂きたいです。『辰巳』は4月20日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年01月26日