「Hey! Say! JUMP」中島裕翔を主演に、菅田将暉、夏帆ら豪華共演で話題の『ピンクとグレー』の原作者・加藤シゲアキ(「NEWS」)の短編小説集「傘をもたない蟻たちは」が、2016年1月放送のフジテレビ“土ドラ”にてドラマ化が決定。主演に桐山漣を迎え、加藤さん自身もドラマに出演し、偶然にも『ピンクとグレー』公開日の1月9日(土)より4週連続で放送される。原作「傘をもたない蟻たちは」は、“生と性”をテーマに幅広いジャンルの物語が全6編で紡がれた、加藤さんの4作目にして初の短編小説集。ドラマ化するにあたり、原作から「恋愛小説(仮)」、「インターセプト」、「にべもなく、よるべもなく」という全く異なる魅力を持つ3編を取り上げ、小説の世界感を損なうことなく、それぞれの物語をいわば“因数分解”した上で再構築し、原作とは一味違うエンターテインメント作品に仕上げ4週連続で放送される。全4話に共通する物語の主人公は、原作「恋愛小説(仮)」の主人公でもある若手小説家の橋本純。純は、SF小説しか書いたことがない落ち目の小説家。ある日、書いたことがない“恋愛小説”の依頼が舞い込むみ、作家デビュー当時に熱狂的なファンが自分のゴミを持って帰ってしまった出来事から着想を得て、なんとか小説「インターセプト」(ドラマでは、原作「インターセプト」を純の妄想として映像化)を書き上げるが…。演じるのは、平成仮面ライダーシリーズ第11作「仮面ライダーW」(テレビ朝日系)で連続テレビドラマ初主演を飾り、映画『呪怨-ザ・ファイナル-』『群青色の、とおり道』などでその存在感を示した桐山さん。本作がフジテレビドラマ初主演となるが、「大いなるチャンスをいただいたなと思っております」「俯瞰(ふかん)で現場を見つつ、座長らしく引っ張っていきたいという心構えです」と意気込みを見せた。そして、恋愛小説が書けないと愚痴をこぼす純を励ます幼馴染み・村田啓介を演じるのは、原作者でもある加藤さん。この共演に桐山さんは「原作者の方との共演は、なかなかできることのない貴重な体験」と述べ「ただ、僕も純と同じく器用な人間ではないんです。原作者であることは、頭の中でいったん置いておいて、素直に加藤さんとの芝居を楽しんでいければと思います。ビートを合わせ、いい“幼なじみ感”を出していきたいです」とコメントした。ちなみに、加藤さんのドラマ出演は新春ドラマスペシャル「大使閣下の料理人」以来のこと。また、これまでも原作者がドラマにゲスト出演、カメオ出演することはあったが、今回のように、ストーリー進行に密接に関わる重要な役柄で原作者がドラマ出演を果たすのは、極めて異例。さらに加藤さんが演じるのはドラマオリジナルの役柄だけに、加藤さんがどのように表現するのか、注目が集まる。ほかにも、編集者・館山を阪田マサノブ、純の妄想として映像化される「インターセプト」内に登場する孤高のマドンナ・中村安未果を、『劇場霊』の公開が迫る足立梨花。中学校時代の純が付き合っていた同級生・赤津舞を、南沢奈央。純の地元の漁師で彼が慕ってやまない根津爺を竜雷太と、豪華な出演者たちが脇を固める。土ドラ「傘をもたない蟻たち」は2016年1月9日(土)23時40分よりフジテレビにて放送(全4話)。(text:cinemacafe.net)
2015年11月17日菅田将暉がチョー軽い鬼となって参戦して以来、さらなる勢いを増しているauの「三太郎シリーズ」。このほど、新CM 「鬼の子」篇がOA開始となり、前回、子だくさん&イクメンの素顔が明らかになった“鬼ちゃん”の子どもたちの名前が判明。さらに、都市伝説化している(!?)あの隠しキャラが、今回も登場していることが分かった。前作「鬼と鬼嫁」篇において、実は5人の子を持つイクメンパパであることが判明した鬼ちゃん(菅田さん)。いまやすっかり友達になった彼らは、今回、金太郎(濱田岳)の家で桃太郎(松田翔太)、浦島太郎(桐谷健太)とともにそろってお泊まり。やはり話題は鬼ちゃんの子どもたちの話になり、桃太郎に「名前は?」と聞かれた鬼ちゃん。「まず、赤鬼っすねー」と答えると、「やっぱり?」と一同納得。ところが、その後、明かされたのは、「青鬼、鬼子、オニオン、おにぎりっすー」と想像の斜め上をいくキラキラネーム。「フィーリングっすよねー」と、やっぱりどこまでも超チャラい鬼ちゃんだ。さすがに、浦島太郎が「オニオン、おにぎりってなんで? 」とツッコむと、「そこから生まれたっす」と、鬼から返ってきた答えは驚愕の事実。「え?桃ちゃん的な?」「パッカーン」。なんと、桃太郎と鬼には意外にもパッカーンつながりが!?と、一同が目を丸くしていると「んなわけないじゃないっすかぁー」と相変わらずの超・超軽いノリ。「やっぱ軽いわ」「超軽いのよ」と浦太郎も若干、引き気味に。さらには、鬼に新しい子どもが生れたらどんな名前にするのかという話題になり、鬼の回答は「おいなり」。もはや「鬼」さえも入っていない名前に、金太郎も思わず「鬼ねぇじゃん!」。「もう寝て!」と、そろそろ眠りたい桃太郎をよそに盛り上がる。そんな中、浦島太郎が「お肉は?」とひと言。それを聞いた鬼はナイスアイディアとばかりに、さらにヒートアップ。まだまだ、彼らの夜は長くなりそうで…。今回、久しぶりとなった金太郎家が舞台のCM。菅田さん扮する鬼ちゃんもすっかり三太郎に馴染み、鬼の子どものキラキラネームについて盛り上がる様子は、さながら修学旅行の夜の男子学生のよう。撮影は、若いながらも芸達者な4人のアドリブのオンパレードとなり、なんと「おいなり」と「お肉」はそれぞれ菅田さん、桐谷さんのアドリブだったとか。CM同様、笑いの絶えない撮影現場となっていた様子だ。また、かねてよりネット上でも話題になっていた、本シリーズの全CMに登場しているといわれる隠しキャラ“一寸法師”の姿を今回も発見!目を凝らして見つけてみて。au「三太郎シリーズ」新CM「鬼の子」篇は11月13日(金)より全国にてOA。(text:cinemacafe.net)
2015年11月13日福山雅治や西島秀俊ら電撃結婚をした“常連”を退け、先日「結婚したい芸能人」ランキング1位を獲得した福士蒼汰。福士さん主演のドラマ「恋仲」で幅広い世代にブレイクし、映画・ドラマ・CMなどで話題の野村周平、さらにau「三太郎」の人気CMシリーズに“鬼ちゃん”として参戦を果たした菅田将暉。実は、いま引く手あまたに大活躍中の彼らはみな、そろって今年22才を迎える同じ1993年生まれ!以前、松坂桃李や東出昌大、佐藤健、三浦翔平、濱田岳といった映画・ドラマで主演を張る若手人気俳優や、「ONE OK ROCK」のTaka、メジャーリーガーの田中将大投手、サッカー日本代表の内田篤人選手などが同じ“88年生まれ”であることがメディアで取り上げられ、“奇跡の世代”とも称されていたが、そんな彼らに継ぐ、イケメンぞろいの“93年生まれ”に迫った。まず、『図書館戦争 THE LAST MISSION』も大ヒット中の福士さんとは月9ドラマ「恋仲」で恋敵を演じ、『ビリギャル』『愛を積むひと』などで印象的な演技を披露した野村さんは、紛れもなく今年のブレイク男子の1人。11月は、「世にも奇妙な物語25周年記念!秋の2週連続SP~傑作復活編・映画監督編~」の「あなたが好きな『奇妙』作品」の人気投票1位に輝いた「イマキヨさん」で本番組初主演を務めるほか、今後も『ライチ☆光クラブ』や『ちはやふる』『森山中教習所』などが控えている。一見クールに見えても、実はアツい情熱と繊細さを秘めた青年を演じさせたら天下一品。新CMで見せる素朴さも見逃せない。また、注目を浴びた『共喰い』『そこのみにて光輝く』以降も『暗殺教室』『明烏 あけがらす』『ピース オブ ケイク』と話題作に次々出演し、シリアスな文芸作品からコメディまで、若きカメレオン俳優ともいえるほどの活躍を見せている菅田さん。「三太郎」CMでは、「桃太郎と友だち、5人の子持ちでイクメン」という驚きの設定で、今後の展開の鍵を握る(!?)超カルい“鬼ちゃん”として大人気CMをいっそう盛り上げている。今後も、池松壮亮、中条あやみと共演する『セトウツミ』、「NEWS」加藤シゲアキの処女小説の実写化『ピンクとグレー』など注目作が続く。さらに、可愛らしい子役時代から活躍している神木隆之介も、彼らと同い年。佐藤さんと共演した『バクマン。』が大ヒット中だが、その完成イベントでは“珍行動”を見せたり、描いた似顔絵をリリー・フランキーに「情緒不安定」と評されたりと、最近はいじられキャラ化!?現在放送中の錦戸亮主演の金曜深夜ドラマ「サムライせんせい」では、まるで“現代っ子”のような坂本龍馬がハマリ役と言われている。長瀬智也と実に小学3年以来の共演となるクドカンワールド全開『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』でも、「なんかこいつ、地獄に落ちそうって、観る人をイラつかせるキャラクター」と語る超ド級のウザキャラというだけに、さらなる変貌と新境地を期待させている。そして、ジャニーズ勢でも“93年”生まれは数多く、生田斗真主演『グラスホッパー』で好演を見せる「Hey! Say! JUMP」の山田涼介も、その1人。ふだんの“キラキラ王子”を完全に封印し、驚異的な身体能力を持つナイフ使いの孤高の若き殺し屋「蝉」役に徹している姿は必見。また、同じく「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔は、菅田さん共演『ピンクとグレー』で謎の死をとげる人気俳優の白木蓮吾を熱演し、映画初主演を果たす。死を選んだトップスターを演じる中島さんと、その幼なじみで売れない俳優を演じる菅田さんはまるでコインの表と裏のようでもあり、「お互いをリスペクトし合っている」「いつもベタベタしている」(行定勲監督)というように、その“化学反応”には要注目。同じく知念侑李は、佐々木蔵之介主演の大ヒット作の続編『超高速!参勤交代 リターンズ 』に、湯長谷藩士・鈴木吉之丞で再び参加。前作ではふんどし姿も披露していただけに、今回も期待が持てるかも!?そのほか、“ドS”男子『黒崎くんの言いなりになんてならない』が控える「Sexy Zone」中島健人、「サムライせんせい」で神木さんと共演中の「ジャニーズWEST」の藤井流星も、93年生まれ。ほかにも、福士さんの“盟友”で『orange』に出演する竜星涼や『ピンクとグレー』『さらば あぶない刑事』の入江甚儀、元「仮面ライダードライブ」の竹内涼真、「EXILE」兼「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の白濱亜嵐と、錚々たるメンツばかり。彼らのこれからの活躍が、日本のエンタメをますます盛り上げてくれるに違いない。(text:cinemacafe.net)
2015年11月06日第28回東京国際映画祭「JAPAN NOW」部門に出品された映画『ピンクとグレー』が10月28日(水)、東京・新宿ピカデリーで公式上映され、メガホンをとった行定勲監督が出席した。アイドルグループ「NEWS」の加藤シゲアキが処女作として執筆した同名小説を映画化。人気俳優の白木蓮吾が謎の死をとげるなか、世間は蓮吾の幼なじみで、遺体の第一発見者でもある売れない俳優・河田大貴に熱い視線を注ぐ。あえて原作を大胆に脚色し、実験的な演出にも挑んだ“再構築”ともいえる映画版に、行定監督は「加藤くんのファンには怒られるかもしれないけど、映画化するなら(原作とは)違う着地点もあるかなと思った」。その上で「まだ加藤くん本人から感想は聞いていないが、映画にも造詣が深い人なので、きっと僕らが映画でやろうとしたことは理解してくれるはず」と信頼を示した。トップスターと、その幼なじみで売れない俳優という表裏一体ともいえる関係性を演じるのが、アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔と、若手実力派の菅田将暉。行定監督は「裕翔くんはアイドルとして、いい意味で恥ずかしげもなく自分をアピールできる人。プロじゃないとできないことで、さすがジャニーズのアイドルだと実感した」「菅田将暉はいま、日本の映画監督が一番欲しがっている奇才」と二人の魅力を熱弁した。10月上旬には本作が出品された「第20回釜山国際映画祭」に、行定監督をはじめ、中島さん&菅田さんが現地入り。「お互いをリスペクトし合っているのは分かるけど、本当に仲良しでいつもベタベタしている。手でもつないでるんじゃないと思うほど」と現地での二人の“ラブラブぶり”を明かしていた。第28回東京国際映画祭は10月31日(土)まで、メイン会場となる六本木ヒルズをはじめ、TOHOシネマズ新宿などで開催。『ピンクとグレー』は2016年1月9日(土)全国にて公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年10月28日前作「鬼、登場」篇で松田翔太が扮する桃太郎に退治され、いまは友達となった菅田将暉の“チョー軽い”鬼ちゃんが再び登場するau“三太郎”シリーズの新TVCMが完成。さらに、有村架純が演じる桃太郎の妻・かぐや姫も、なんと“鬼嫁”として登場していることが分かった。実は友達だったことが判明した、鬼ちゃんと桃太郎こと桃ちゃん。今回は、金ちゃんこと金太郎(濱田岳)と浦ちゃんこと浦島太郎(桐谷健太)とともに桃ちゃんの自宅を訪れ、妻・かぐや姫に紹介されることに。なんと、鬼ちゃんは結婚しており、5人の子の父親(!)だということが分かり家族トークで盛り上がるが、桃ちゃんのある不用意な発言がかぐや姫の逆鱗に触れ、かぐや姫が鬼嫁に豹変してしまう、という衝撃のストーリー。「ういっす。どうもっす~」と、いつものチョー軽いノリでかぐや姫に挨拶。そんな鬼にもかぐや姫は「いつもお世話になってます~」と良妻らしく笑顔で返すと、鬼ちゃんは「かわいい奥さんじゃないっすか~」と、調子よくかぐや姫を褒めます。「そんなことないよ~」と謙遜する桃ちゃんの発言を横で聞いたかぐや姫は、「オイ!」と一喝。この豹変ぶりに浦ちゃん、金ちゃんも慌てふためき、鬼も驚いた様子で、一瞬、その場が凍りつく。焦った桃ちゃんが「えっと、鬼ちゃんちは、どう?」と話題を振ると、鬼は「うち、5人目生まれたんすよ」と予想外の近況を報告。「え、子どもいんの?」、「結婚してたんだ!!」と浦ちゃん、金ちゃんは驚くが、鬼は余裕の表情で「家族一人一人を養う的な?」とどこかで聞いたような言葉で返答。「え、どんな奥さん?」と浦ちゃんが尋ねると、鬼は「あ、鬼嫁です」と告白。これを聞いた桃ちゃんはうっかり「あ、一緒~」。すると、かぐや姫は、さっきよりもさらに強い口調で「オイ!!」。浦ちゃんと金ちゃんは怯え上がり、桃ちゃんはやってしまったと言わんばかりの表情。しかし、同じ鬼嫁を持つ鬼ちゃんにはこの様子が可笑しく、桃ちゃんを指差してほくそ笑むことに…。また、話題は変わり、金ちゃんに「てか育児とかしてんの?」と聞かれた鬼は、「自分、イクメンっすよ」と、またも予想外の告白。浦ちゃんに「いまっぽーい」と褒められると、したり顔でピースサイン。予想外のかぐや姫の鬼嫁への豹変っぷりを目の当たりにしても、鬼ちゃんのチョー軽いノリは相変わらずなのだった。今回のCM撮影では、ついに“三太郎”、かぐや姫、鬼をそれぞれ演じた松田さん、濱田さん、桐谷さん、有村さん、菅田さんという5人の人気俳優が初めて勢ぞろい。最初こそ、5人での初めての演技にそれぞれタイミングを計っていた様子だったが、それぞれがキャラクターや台詞にこだわり、徐々にアドリブの応酬に。特に、有村さんの“鬼嫁”への豹変っぷりは、普段のキュートさとのギャップで現場でも笑いが起こってしまうほど。さらに、鬼役の菅田さんと5人のカワイイ子鬼たちもキチンと並んでフレームに収まり、撮影はスムーズに進んでいたという。au「三太郎シリーズ」新CM「鬼と鬼嫁」篇は10月23日(金)よりOA。(text:cinemacafe.net)
2015年10月23日池松壮亮、菅田将暉という若手実力派俳優を主演に迎え、男子高生の日常を描く『セトウツミ』。別冊少年チャンピオンで連載中のコミックを原作とした本作のヒロイン・樫村一期役に、モデル・女優の中条あやみが決定し、初の関西弁の演技を披露することが明らかになった。関西の、とある河原。クールなメガネの内海(池松壮亮)と、天然なツンツン頭の瀬戸(菅田将暉)。普通の男子高生である2人が、放課後にまったりと交わす、ウィットに富んだ台詞、絶妙なユーモアと“間”のセンス。そんなシニカルな「会話」の面白さを楽しむという独特の空気感が多くのファンを惹きつける人気コミックを、大森立嗣監督がメガホンを取り、実写化した。今回、中条さんが演じるヒロイン、樫村一期はそんな「セトウツミ」ワールドのもう一人の重要な登場人物。実家がお寺を営む女子高生で、学校のマドンナ的存在の樫村は菅田演じる瀬戸にとっても気になる存在だが、彼女がひそかに想いを寄せているのは、実は池松さん演じる内海、という三角関係(!?)も気になるところ。雑誌「セブンティーン」モデルとして活躍中で、女優の登竜門とも呼ばれるポカリスエットのCMへの出演で注目を浴びた中条さんは、現在人気急上昇中の18歳。そのフレッシュな魅力により雑誌「GQ」が今年の顔を選ぶ企画「GQ Women 2015」にも選出されたほか、映画デビュー作『劇場版 零~ゼロ~』に続き、『ライチ☆光クラブ』と、話題作への出演が相次いでいる。大阪生まれ・大阪育ちの中条さんは、本作への出演について「セトウツミのストーリーの舞台が自身の地元である大阪であることや、原作の漫画を読んだときに 瀬戸と内海二人のシュールな何気ないやりとりがすごく面白くて、登場する猫のミーニャン役でも(笑)いいのでこの作品に関わってみたいと思っていたので すごく嬉しかったです」と喜びいっぱいにコメント。「いままで関西弁でのセリフを言う機会がなかなか無いので撮影を楽しみたいです。いまから完成が待ちどおしいです!」と撮影に向けて気合十分に語っている。『まほろ』シリーズ、『さよなら渓谷』など、実力派俳優とともに多数の作品を世に送り出してきた大森監督も「会ったとき強い光を放っていました。そして、いまよりもっと輝くと確信したので出演をお願いしました」と期待を寄せる中条さん。個性あふれる役を数々経験してきた池松さん、菅田さんと、天真爛漫な笑顔も眩しい中条さんが渡り合うという、堂々たる演技を楽しみにしていて。映画『セトウツミ』は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月13日芸能界のうそとリアルを現役アイドル「NEWS」の加藤シゲアキが描いた問題作を主演に中島裕翔を迎え映画化した『ピンクとグレー』。この度「第20回釜山国際映画祭」に出品。舞台挨拶に主演の中島さんと菅田将暉、そして行定勲監督が登壇した。大人気スター俳優・白木蓮吾が、突然、死んだ。第一発見者は幼い頃からの親友・河田大貴。動揺する大貴は6通の遺書を手にする。遺書に導かれ、蓮吾の短い人生を綴った伝記を発表した大貴は、一躍時の人となり、憧れていたスターの地位を手に入れる。いつも一緒で、いつも蓮吾が一歩先を進んでいた。輝かしい青春の思い出と、蓮吾を失った喪失感にもがきながらも、その死によって与えられた偽りの名声に苦しむ大貴は、次第に自分を見失っていく。なぜ、蓮吾は死を選んだのか。なにが、誰が、彼を追い詰めたのか。蓮吾の影を追い続ける大貴がたどり着いた“蓮吾の死の真実”とは――。10月2日(現地時間)、ソヒャンセンタムシティにて公式上映終了後、舞台挨拶が行われた。世界中から詰めかけた約700人の観客が集まった会場に、グレーのスーツをかっこよく着こなす中島さん、パープル色のスーツにピンクの髪色の菅田さん、行定監督が登場すると、会場から女性の黄色いならぬ“ピンク色”の歓声が巻き起こり、大きな拍手とともに迎えられた。釜山入りする前に、「Hey! Sey! JUMP」のメンバー山田涼介から韓国語を教えてもらったという中島さん。「こんにちは。初めまして。日本から来ました。中島裕翔です」と韓国語で挨拶。また菅田さんも続けて「皆さんと会えて、嬉しいです。よろしくお願いします」と韓国語を披露すると、観客からは驚きの声と共に歓声が上がった。そして質疑応答では、次々と手が上がり、中島さんの劇中での激しいベッドシーンについて聞かれると「激しい場面でしたね(笑)。大変でした。(自分の唇に)リップグロスがとても塗ってあったので、(相手役の夏帆さんの唇が)べったべたになってしまいました」と撮影秘話を披露した。また、本作の原作者・加藤さんは事務所の先輩ということで、プレッシャーは?と聞かれたところ中島さんは「原作は読んでいたのですが、先輩のデビュー作である小説の映画化であり、また僕にとっても初出演映画だったので緊張しました。加藤くんがお弁当の差し入れをしてくれたことがあったんです。そのとき、僕が『この役、難しくてどうすればいいでしょう?』と加藤君に相談したら、『実際に悩んでいるのがスクリーンにでるからそのままでいいんじゃない』と言ってくれました」と加藤さんからアドバイスをもらったそう。最後に、中島さんは「皆さんに、こうして観てもらえるというのは光栄です。貴重な経験になりました!」と語り、菅田さんは、「うちの裕翔をよろしくお願いします!」と中島さんをアピールし、会場からは日本語で「かっこいい」という声援と共に温かい拍手が巻き起こった。そして、質疑応答後、本映画祭名物の海辺でのトークイベントに参加した一行。そこで行定監督は「中島は非常に何でもできる人。菅田はいまの日本映画界で彼を必要としている作品はとても多い」と2人を絶賛する一方「2人を合わせるのが本当に大変で。テイク1がいいのが菅田、テイク10がいいのが裕翔。本当に非常に難しいです。合わせるのが(笑)」とこんな困難も語っていた。一行の降壇際に、観客から「愛嬌見せてー」と声をかけられた中島さんは、歓声に応え観客に“投げキッス”を披露していた。会場からは大きな歓声が上がり、照れる中島さんに対してアンコールが止まず、照れながらも中島さんと菅田さんも投げキッスのサービス。サービス精神旺盛なその姿に、現地ファンの“ピンク色”の歓声は止むことなく幕を閉じた。『ピンクとグレー』は2016年1月9日(土)全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月03日この秋から新たな展開を見せるauのCM「三太郎」シリーズに、菅田将暉が参戦することが判明。なんと、最新作となる「鬼、登場」篇で、濱田岳、松田翔太、桐谷健太演じる三太郎の“鬼退治”の相手となる鬼、しかも「チョー軽い」キャラに扮していることが分かった。先日放送が始まった前作「もうひとつの鬼退治」篇で、熱い友情で結ばれ、鬼退治に出かけることになった金太郎(濱田さん)、桃太郎(松田さん)、浦島太郎(桐谷さん)。霧のかすむ岩山を歩いていくと、行く手に、頭に角が生え、金棒を振り回す鬼(菅田さん)を発見する!「あっ、あいつだ…!」と緊張が走る金太郎と浦太郎。構える2人を尻目に、桃太郎は驚いた様子で、「鬼ちゃん!?」と声をかける。すると、「あ、桃ちゃん久しぶりっす~!」と桃太郎に笑顔で手を振る鬼。「お~」、「ういっす!ういっすー!」と親しげに挨拶を交わす2人。そして、「俺が退治した鬼ちゃん」と戸惑う金太郎と浦島太郎に紹介。実は金太郎が退治しようとしていた鬼は、かつて桃太郎が退治した鬼だった!鬼は「ケンカの後はもう友達っすよね~」と、軽い口調でふり返るが、金太郎と浦島太郎はますます困惑し…。しかも、この鬼は、とにかく明るく軽い、お調子者キャラ。金太郎にも「鬼退治とかマジ勘弁っすよ~」と馴れ馴れしく近づいていく。「なんだよ!」と警戒する金太郎にも「わっ、これ格好いいっすね~」となぜか斧を褒める。これには「本当に?」と思わず金太郎も口元が緩んでしまい、さらに「オッシャレー」と畳みかけられてすっかり心を許してしまう。そんな2人の様子を見守る浦島太郎と桃太郎は、「チョー軽いね」「チョー軽いのよ」。ついには、鬼は自ら「鬼退治、終了ー!」と宣言。金太郎も「おう!」と応え、最後は完全に打ち解ける、というまさかの展開に。新キャラクター、鬼役で初登場となった菅田さん。あいにくの雨模様の中、雨の合間を狙って撮影は進められた。おなじみの三太郎との出会いのシーンも、菅田さんは見事に3人との掛け合いをこなし、時折みせるアドリブの演技は、思わず監督もカットをかけずに見入ってしまうような抜群の面白さ。鬼ちゃん独特の軽いノリも相まって、4人がずっと一緒にいたかのような親密さを醸し出していた。『ピース オブ ケイク』でも、ちょっぴり軽薄なヒロインの同僚を好演している菅田さん。16年には早くも、『ピンクとグレー』『二重生活』『ディストラクション・ベイビーズ』『星ガ丘ワンダーランド』『暗殺教室 卒業編』『セトウツミ』と、続々と出演作が決まっているだけに、この人気CMでもさらなる話題を振りまいてくれそうだ。au「三太郎シリーズ」新CM「鬼、登場」篇は9月18日(金)よりOA。(text:cinemacafe.net)
2015年09月17日中村倫也、新井浩文、佐々木希、菅田将暉ら豪華キャストが集結した『星ガ丘ワンダーランド』。8月27日~9月7日(現地時間)に開催された第39回モントリオール世界映画祭「ファースト・フィルム・ワールド・コンペティション」長編部門に正式招待され、主演の中村さんと監督を務めた柳沢翔が参加した。幼いころに母親に捨てられ、成長した今は星ガ丘駅の落し物預り所で働く若者・温人(中村倫也)の元に次々に現れる落し物を探す訳ありの面々。落し物の持ち主を想像しては、名札の裏に似顔絵を描く。それはそっくりだったり、まったく違っていたり…。行き場を失ったモノたちは、どのようにしてここに来て、どんな人に愛されていたのか…。そんな想像をする日々が温人の日常だった。だがある日、幼いころに自分を捨てた母親が自殺したという一報が届く。そこから、温人の止まっていた人生が動き始める。彼自身も知らなかった事件の真相、そして過去が明かされていく――。9月6日、7日と2回行われた上映会には、400名程の観客が入り、劇場は満席に近い状態に。そんな中、舞台挨拶に登壇した中村さんは「ボンジュール!!」「ジュスイ、TOMOYA NAKAMURA オヴォワー!!」と挨拶すると会場が笑いの渦に包まれた。上映中はくすくす笑うシーンもあったが、フランソワ・トリュフォーを彷彿とさせる映像や、景色の美しさに観客は魅了されたようで、光を映し出す新しい映像の撮影方法について質問が出ると「実は、壊れたカメラをつかって、そこにさらに3~4枚のフィルタを通して撮影してみました。中盤からはファンタジックな映像を撮りたかったので、カメラマンのアイディアも取り入れてやってみることができたのでとても満足です」「まさかこんな風にほめていただけるとは。カナダに来てよかったです」と喜びもひとしお。主演の中村さんへも絶賛の声が上がり、「キャリアを教えてほしい」という質問もあがるほど。中村さんは、「褒めてくれてありがとうございます」「10年のキャリアがあり、演劇に携わらせていただくことが多かったのですが、このような映画らしい映画に出ることができて、とても嬉しいです」と感激した面持ち。監督、俳優とともに初めて海外ということもあり、気の引き締まる想いだったようだが、映画を観た人々からの温かい感想に、大満足の様子だった。『星ガ丘ワンダーランド』は2016年公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年09月09日多部未華子、綾野剛に松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉ら最旬キャストを迎え、俳優・田口トモロヲがジョージ朝倉による人気コミックスを映画化した『ピース オブ ケイク』。共感度高い“流されやすい”ヒロインを好演する多部さん、かつてないナチュラルな役柄がハマる綾野さん、そして、実は“裏の主役”との呼び声も高い初のオカマ役を演じた松坂さんなど、何かと話題のつきない本作から、キス直前シーンほか撮影秘話も含めたメイキング写真がシネマカフェに到着した。現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情を描き、20~30代の女性を中心に熱烈な支持を得ているジョージ朝倉による原作コミックが、豪華なキャストでファン待望の実写映画化となった本作。綾野さん演じる京志郎は、“ヒゲ店”(ヒゲ店長)という愛称で親しまれており、ワイルドなヒゲが特徴だが、今回到着したのは、クライマックスのキスシーン直前の多部さん&綾野さんの写真。キスシーンでは「(ヒゲのせいで)多部さんが痛いのではないか」と心配した綾野さんが、自らヒゲをモミモミ、少しでも触れたときの痛みを和らげようとした、という微笑ましいエピソードを公開直前イベントで発言していた、まさにそのシーン。写真からは、多部さん、綾野さん、そして田口監督がこの重要シーンについて話し合っている様子が伺える。ちなみに、この直後に映りこむ大量の観葉植物「クワズイモ」は、スタッフが各自家に持ち帰り、大切に育てているという。続いては、京志郎への「好き」がスタートした直後のシーンの多部さんと田口監督の写真。バイト仲間が新しい仲間・志乃(多部さん)を温かく迎え入れ歓迎会!そんな楽しい宴を堪能し、アレやコレやがあった翌朝のシーンとなり、二日酔いなのか、お茶をゴクゴク飲む志乃の姿が気持ちのいいシーンでもある。田口監督と真剣に話し合っている様子の多部さん。田口監督は、25歳の志乃の気持ちをよりリアルに表現するため、撮影当時、同じ年齢だった多部さんに、たびたび25歳の女性の心情やセリフの言い回しを相談していたらしい。また、田口監督と写るのは、「劇団鹿殺し」座長の丸尾丸一郎さん。劇中に登場する「劇団めばち娘」に演出をつけている写真だ。「劇団めばち娘」は、「ツチノコの嫁入り」という演目を披露、看板役者であるオカマの天ちゃん(松坂さん)が衝撃的&刺激的な名演を見せるシーン。この「ツチノコの嫁入り」は、「劇団鹿殺し」によって実際に舞台化されることが決定しているが、座長の丸尾さんも映画にカメオ出演。どの場面に、どんなふうに出演しているのか、要チェック。撮影期間中は、スタッフ、キャストでよく食事に行っていたという本作。今回のメイキング写真からも、とっても明るく穏やかで和やかな撮影の雰囲気が伝わってきそうだ。『ピース オブ ケイク』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年09月08日ジョージ朝倉の大人気コミックを俳優・田口トモロヲが映画化した『ピース オブ ケイク』。これまで主演の多部未華子と綾野剛のラブラブシーン満載の映像が公開され話題を呼んできたが、この度、多部さんとバイト仲間を演じた菅田将暉のキス寸前シーンが公開された。これまで仕事も恋愛も自分から行動することなく流されるまま生きてきた志乃(多部未華子)。このままではいけない、と心気一転引っ越した先のベランダでばったり隣人の男に出くわす。しかもその男は、新たなバイト先の店長だった!その男、京志郎(綾野剛)に運命を感じる志乃。しかし、京志郎には同棲中の彼女あかり(光宗薫)がいたり、志乃を誘惑するバイト仲間がいたりで、志乃の恋は前途多難だった…。「仮面ライダー」シリーズで注目された菅田さんは、その後、数々のドラマや映画に出演。さらに『ピンクとグレー』『二重生活』『ディストラクション・ベイビーズ』『星ガ丘ワンダーランド』『セトウツミ』と話題作に引っ張りだこの人気俳優だ。そんな引く手あまたの菅田さんが、本作では純度100%のイケメン・川谷を魅力的に演じているが、実は恋愛映画のキスシーン撮影は初めて。志乃を含む同僚との“焼肉飲み会”の後のキスシーンだったため、焼肉とアルコールの匂いが漂いながらのキスに菅田さんはとても緊張したのだという。まずはこちらの映像から、菅田さんの初キスに進むまでのドキドキを体感してみて。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月26日オールナイトで行われる野外映画フェスとして、情報が公開された当時から話題を集めた「夜空と交差する森の映画祭 2015」。チケットは発売開始後に早くも完売したが、このほど追加販売が決定した。山梨県の森名水公園・べるがにて10月3日から4日の朝まで開催される同映画祭は、初開催となった昨年に1,000人を動員した野外映画フェス。“映画鑑賞から映画体験へ”をコンセプトに、それぞれのステージ特有の世界観で非日常空間を演出。今年はティム・バートン監督によるファンタジー映画『ビッグ・フィッシュ』を始めとした作品の上映が決定している。今回新たに、新垣結衣主演の『くちびるに歌を』、趣里主演の『おとぎ話みたい』の上映が発表。短編映画『東京無国籍少女』、『FASTENING DAYS』などの公開も決定した。さらに、すでに完売していた「入場券」、「小さいテント利用券」の追加販売も決定。来場者数が増加するに伴い、新宿から会場までの直通高速バスを利用出来る「高速バス往復利用券」、会場の休憩場所を利用出来る「バンガロー宿泊券」も新たに販売されることとなった。また、当日のボランティアスタッフの募集も開始。全体説明会が9月11日の19時、13日の13時から、青山学院大学にて開催される。【イベント情報】「夜空と交差する森の映画祭 2015」会場:森名水公園・べるが住所:山梨県北杜市白州町白須8056会期:10月3日~4日時間:オープン10月3日15:00、上映開始18:30、上映終了10月4日5:00、完全閉場12:00料金:入場券 8,800円:小さいテント利用券 2,000円:高速バス往復利用券 8,000円:バンガロー宿泊券 6名用2万円、12名用3万6,000円
2015年08月25日リンクバルは8月14日~16日、サンケイビルの協力のもと、「ニッポン クラフトビア フェスティバル 2015 in 大手町」を東京都・大手町サンケイプラザで開催する。同イベントは、クラフトビールを楽しむビールイベントで、2月に東京都・墨田、7月には神奈川県・湘南で実施し、ともに好評だったという。墨田でのイベントでは、2日間で合計約2,000名が参加した。今回は、60銘柄以上のクラフトビールを用意。ビールの選定には、「NPO法人日本の地ビールを支援する会」も携わったという。同会は、日本におけるクラフトビールの醸造技術向上のために実施される審査会「ビアワングランプリ」を開催する法人で、同会協力のもと、日本各地から厳選したクラフトビールを提供する。ビール全種は樽からサービングするなど、クラフトビールの提供方法にもこだわるとのこと。会場は大手町サンケイプラザ。東京メトロ各線「大手町駅」にも直結していることから、天候に左右されずにイベントに参加できる。開催日時は、8月14日が16時~21時、15日が11時~16時、16日が11時~19時。現在、前売券を3,900円(税込)で販売している。当日券も販売するが、会場の混雑状況に応じて、当日券の販売を予告なく一時停止または終了する場合もあるとのこと。
2015年08月13日別冊少年チャンピオンで連載中のコミック『セトウツミ』が池松壮亮と菅田将暉をキャストに迎えて映画化されることが決定した。関西で暮すふたりの高校生、瀬戸と内海が放課後トークを繰り広げるドラマで、『まほろ駅前狂騒曲』『さよなら渓谷』の大森立嗣が監督を務める。その他の情報本作は、関西のとある河原で高校生の瀬戸と内海が、放課後にダラダラと喋っている様を描き出した異色作の映画化。会話の間、シニカルな展開、独特の空気感が人気を集めている。『ぼくたちの家族』『紙の月』などで高い評価を集めている池松はクールな内海役を演じるにあたり「何だか面白そうなこの作品を、大森監督のもと、菅田くんと2人でやるという事で、何だか面白そうなことが始まるんじゃないかという気がしています」とコメント。天然キャラの瀬戸を演じる菅田は「原作の瀬戸と内海のシニカルなやりとりに嫉妬しました。こいつらオモロ過ぎるやろ、と。現実世界にこんな奴らおったら勝たれへんで、と。原作の世界にある発想やセンスを大切にしつつ、素直に体現し、そこから先はもうどうなるかわかりませんという思いで楽しんで生きたいと思います」と意気込みを語っている。撮影は秋から行われ、来年にブロードメディア・スタジオの配給で全国公開される。『セトウツミ』2016年全国公開
2015年08月11日男子高校生2人の会話で構成された漫画『セトウツミ』が、俳優の池松壮亮と菅田将暉のW主演で来年の公開に向けて実写映画化されることが10日、明らかになった。原作は漫画雑誌『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)にて連載中で、昨年の第18回手塚治虫文化賞読者賞にノミネートされた作品。関西の男子高校生・瀬戸と内海がとある川沿いで淡々と放課後トークを繰り広げるというもので、シンプルな内容ながらクールでシニカル、ウイットに富んだセリフなどで読者の心をつかんだ。この独特な世界観を、『まほろ駅前狂騒曲』(14年)や『さよなら渓谷』(13年)を手がけたことでも知られる大森立嗣監督が実写化する。塾通いのクールな内海役を演じるのは、昨年『ぼくたちの家族』でキネマ旬報助演男優賞を受賞するなど話題作への出演が続く池松。本作を「何だか面白そう」と受けとめ、「大森監督のもと、菅田くんと2人でやるということで、何だか面白そうなことがはじまるんじゃないかという気がしています」と期待を寄せる。「まだ撮影に入っていないのでどんな作品になるか分かりませんが、でもやっぱり何だか面白そうなので、楽しみにしていてください」と早くも手応えを予感しているようだ。一方、元サッカー部の天然キャラ・瀬戸役を演じるのが菅田。自身が大阪出身ということもあり、「シニカルなやりとりに嫉妬しました。こいつらオモロ過ぎるやろ、と。現実世界にこんな奴らおったら勝たれへんで、と」など相当入れ込んでいる様子。「原作の世界にある発想やセンスを大切にしつつ、素直に体現し、そこから先はもうどうなるかわかりませんという思いで楽しんでいきたいと思います」と意気込みを語った。
2015年08月11日秋田書店「別冊少年チャンピオン」にて連載中の漫画「セトウツミ」を、『まほろ駅前狂騒曲』『さよなら渓谷』の大森立嗣監督が実写映画化することが決定。主人公の男子高校生、瀬戸と内海を話題作への出演が絶えない若手実力派俳優の池松壮亮と菅田将暉が演じることが明らかになった。関西のとある河原。男子高校生の瀬戸と内海が放課後にまったりゆったり喋るだけ。ウィットに富んだ台詞、絶妙なユーモアと“間”のセンスでクスっと笑えて、何だか、しんみり胸を打つ。シニカルな「会話」の面白さだけで読者を魅了するという超シンプルなコミックだ。「セトウツミ」というタイトルは、この漫画の主人公、男子高校生の瀬戸と内海の名前を組み合わせたもの。クールな塾通いの内海役は、昨年『ぼくたちの家族』でキネマ旬報助演男優賞を受賞し、『紙の月』『海を感じる時』などで各映画賞を総なめにした池松さん。天然な元サッカー部の瀬戸役は、『共喰い』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、『ピース オブ ケイク』『ピンクとグレー』などに出演する菅田さん。ほぼ全編が瀬戸と内海の関西弁による掛け合いという究極の会話劇だけに、確かな演技力を誇る、池松さん&菅田さんのやり取りは必見。監督は『さよなら渓谷』でモスクワ国際映画祭審査員特別賞を受賞した大森立嗣。脱力系コンビのバディムービーとも言える『まほろ』シリーズを手掛けた大森監督の演出で、池松さん&菅田さんの新たな名コンビ誕生となりそうだ。以下、撮影に向けてのキャスト、監督コメント■池松壮亮(内海役)何だか面白そうなこの作品を、大森監督のもと、菅田くんと2人でやるという事で、何だか面白そうなことが始まるんじゃないかという気がしています。まだ撮影には入っていないのでどんな作品になるか分かりませんが、でもやっぱり何だか面白そうなの で、楽しみにしていて下さい。■菅田将暉(瀬戸役)大森監督のもと、池松さんとただただ二人で喋る映画に参加できる事、心から感謝してます。原作の瀬戸と内海のシニカルなやりとりに嫉妬しました。こいつらオモロ過ぎるやろ、と。現実世界にこんな奴らおったら勝たれへんで、と。原作の世界にある発想やセンスを大切にしつつ、素直に体現し、そこから先はもうどうなるか分かりませんという思いで楽しんで生きたいと思います。■大森立嗣監督『セトウツミ』の妙にまったりした青春を、池松くんと菅田くんが演じると、どんなことになるのか、いまからワクワクしています。ただの青春映画にはならないでしょう。楽しみにしていてください!映画『セトウツミ』は2016年全国公開予定。(cinemacafe.net)
2015年08月11日宮崎将と「ももいろクローバー」出演の短編『NINIFUNI』(’11) が、スイス・ロカルノ国際映画祭、オランダ・ロッテルダム国際映画祭で特別上映されるなど、世界から注目を集める新鋭・真利子哲也監督の最新作『ディストラクション・ベイビーズ』の制作が決定。本作のキャストに柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎と日本映画界を担っていく若き俳優たちが集結していることが明らかになった。愛媛県松山市西部の小さな港町・三津浜。海沿いの造船所にふたりきりで暮らす芦原泰良と弟の将太。喧嘩に明け暮れていた泰良は、ある日を境に三津浜から姿を消す…。松山の中心街、強そうな相手を見つけては喧嘩を仕掛け、打ちのめされても食い下がる泰良。彼に興味をもった北原裕也が、「おもしろいことしようや」と声をかける。通行人をターゲットに無差別に暴行を加え、車を強奪したふたりは、乗り合わせていた少女・那奈と松山市外へ向かう。その頃、将太は、自分をおいて消えた兄を探しに松山市内へとやってきていた――。『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞優秀賞を受賞し、若い世代の感情の揺らぎを掬いとる名手・喜安浩平が脚本を担当する本作。喧嘩をくり返す主人公・泰良を演じるのは、NHK連続テレビ小説「まれ」や『合葬』などに出演する唯一無二の存在感を放ち続ける柳楽優弥。泰良に興味を持ち、近づく若者・北原裕也に、『ピース オブ ケイク』『ピンクとグレー』など多数の話題作に出演し変幻自在の活躍を見せる菅田将暉。泰良たちの遊びに巻き込まれる少女・那奈に、女優・モデルと垣根を越えた活躍をみせる小松菜奈。姿を消した兄・泰良を探す弟・将太に、デビュー以降、進化し続ける村上虹郎が好演する。撮影は2016年5月28日にクランクイン、オール松山ロケを敢行し、6月14日に夏編の撮影がアップ。10月に秋編の撮影を予定しており、今冬完成予定だという。<以下、キャスト&監督コメント>■柳楽優弥(芦原泰良役)暴力描写がとても多く、少年犯罪という問題をベースにストーリーが進んでいきます。このような題材がオリジナル脚本から劇場で公開されることをとても嬉しく思います。監督、スタッフ、キャスト皆が同じベクトルを以ってこの作品を盛り上げ、撮影現場には常に危うさと興奮がありました。仕上がりを観るのが、とても楽しみな作品です。劇中、泰良が発する言葉は五つほどしかなく、その代わりに行動や表情から彼の気持ちが表現出来ていれば嬉しいです。そして、真利子組で泰良という役を演じる事が出来て光栄でした。■菅田将暉(北原裕也役)撮影中、「阿修羅みたいだったよ」とニヤニヤしながら真利子監督が近づいてきてくれた事がありました。そのとき、衣裳合わせで「新しい菅田将暉を撮りたい」と仰ってくれた監督の顔が浮かび僕もニヤニヤしました。とても心地良い瞬間でした。人間の欲深さと衝動に反比例して実感していく現実への恐怖に僕自身答えが見つかりませんでした。でもそれが人間なんだと改めて感じました。そんな真利子組ならではの生々しさとファンタジーの両方を兼ね備えた新世界に生きるのが楽しくて仕方ありませんでした。■小松菜奈(那奈役)私と名前が同じこの那奈は心の底から悪い女です。お芝居中はとにかく無我夢中で記憶がそんなにありません。それほど気持ちに余裕がなく過酷なもので逃げたいと思う事も多々あった事は間違いないです。「孤独・恐怖・嫉妬・欺瞞」全くポジティブ要素が一つもない役…でも、やりがいはとてもありました。■村上虹郎(芦原将太役)駆け抜ける初夏。台本を一枚づつめくるにつれて覚えた高揚感は尋常ではなく、やっとこさ出逢えた同年代とガチガチに共演できる現場はこれまでになく熱いものでした。磯臭い造船所に足を掴まれ、社会の埃にまみれて葛藤を強いられる将太の見る世界はどこもかしこも善意を感じられない。泰良を演じられた柳楽さんを筆頭に、僕らは伊予弁と共に生き、吠える。■真利子哲也監督偶然、松山にある呑み屋で興味深い人と知り合い、取材をはじめ脚本を書き進めて、およそ3年かかりましたが、ようやくここまできました。オリジナルの題材で困難はあったものの今このタイミングでしかできないこともたくさん盛り込んで、集まった役者やスタッフをはじめ、愛媛で知り合った仲間たちも混じえて、ゼロから作り上げた手応えがあります。目下、痺れるような仕上がりになるように完成まで油断せずやっていこうと思う次第です。『ディストラクション・ベイビーズ』は2016年初夏テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月03日8月22日(土)夜から翌日の明け方にかけて行われるオールナイト・ライヴ「10万人オールナイト・ライヴ 2015 in 富士山麓」の開催が1か月後に迫る中、長渕剛が7月19日、都内のスタジオでリハーサルを敢行した。【チケット情報はこちら】この日のリハーサルは、オールナイト・ライヴ本番を想定したセットリストを1曲目から最後まで通しで行うというもの。バンドはもちろん、PAなどの裏方スタッフやメディカルチームも当日と同じメンバーが揃い、本番同様のタイムスケジュールで約8時間に及ぶリハーサルを行った。「行くぞ!」と長渕が咆哮し、リハーサルをスタートすると、スタジオにはライヴハウスのような熱気が広がっていく。オールナイト・ライヴで10万人もの観客を迎え撃とうとする長渕剛のライヴパフォーマンスは、途方もなく激しい。スタッフからは自然とハンドクラップやシンガロングが巻き起こる。リハーサルと言え、聴いているだけでつい全身に力が入ってしまうほどだ。この日、長渕は上半身に測定器を取り付け、心拍数などの状態をモニタリングしながらのリハーサル。オールナイト・ライヴでは8時間という長丁場で、ワンマンライヴが何度もできるほどの楽曲を歌う予定のため、途中で体がオーバーヒートしてしまわないよう、本人もメディカルチームも十分にケアを行いながら通しリハーサルをしているのだ。長渕はわざと体に負荷をかけるように、ステージの上を走ったりジャンプを繰り返しては、測定器の数値を確認している。その姿は、早く自分の感情を10万人の前に解き放ちたいという気持ちの昂ぶりを必死になって抑えているようにも見えた。ライヴ当日のタイムスケジュールを想定し「今は何時だ?」とスタッフに確認した長渕。リハーサルも終盤になると、「もうすぐ、朝だぞ!」と叫ぶ。するとスタジオがどんどんと特別な高揚感に包まれていく。何時間も歌ってきた長渕は、マイクスタンドに寄りかかるようにして、それでもしっかりと前を見据えて鬼気迫る表情で歌声を振り絞り続けていた。8時間に渡るリハーサルを歌い続けた長渕は、さすがに満身創痍だったが、それでも最後の一曲まで全身全霊で歌った。拳が上がり、合唱が起き、本番さながらの熱量に満ちたリハーサルでは、10万人を揺さぶる新旧の名曲が並び、楽曲に新しい表情をもたらしたアレンジがあり、あっと驚かせるに違いない演出があった。あと一か月に迫った「10 万人オールナイト・ライヴ 2015 in 富士山麓」。朝日を迎えるまで走り抜いた長渕と観客の前には、一体どんな光景が広がっているのだろうか。ふもとっぱらで、ぜひ長渕剛の新しい伝説を目撃してほしい。取材・文:大山貴弘 / Takahiro Oyama
2015年07月24日映画『ピース オブ ケイク』の完成披露試写会が22日、東京・新宿バルト9で行われ、キャストの多部未華子、綾野剛、松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑、峯田和伸、田口トモロヲ監督が出席した。9月5日に全国公開する本作は、ジョージ朝倉の同名漫画を実写化したラブストーリー。何となく生きてきた志乃(多部)は、心機一転、引っ越した先で京志郎(綾野)に出会う。同棲中の彼女がいる京志郎に、志乃は本気の恋を始めるが――というストーリーで、『色即ぜねれいしょん』以来、田口の6年ぶりの監督作となっている。ヒロインを務めた多部が、「原作を読んで『分かる~あるある!』って気持ちになった。私も"流されやすい"タイプなので、志乃ちゃんの感情に共感しました」とあいさつすると、共演陣から「そんなことないでしょ!?」(綾野)、「座長、声が小さい!」(松坂)とすかさずツッコミが入り、観客は爆笑。また、志乃の親友でオカマの天ちゃんを演じた松坂は、「美意識をとにかく高めました。エステに行ったり、美肌パックを大量に買ったり、爪を磨いたり」と役作りに没頭していたことを明かすと、多部は、「リアリティのあるオカマちゃんだった。女友だち感覚でとっても素敵でした」とその変貌ぶりを大絶賛していた。舞台あいさつでは、京志郎の恋人・あかり役の光宗が、「撮影中は、携帯の待ち受け画像を綾野さんにしてました」と告白する場面もあり、綾野は、「えー!ビックリ!誰かに見られたらどうすんの!?」と大照れ。一方で、男性陣が演じたキャラクターの中で1番の好みを聞かれた多部が、「どれがいいかな~?菅田くんか、柄本くんのどっちかなんですけど」と微笑み、名指しされた2人は大喜び。「フラフラしてる人も好きだし、支配欲が強い人も好き。どっちも好き」と笑顔で話す多部を横目に、劇中で相手役を務めた綾野は、「ちょっと構えた自分が恥ずかしい……。ダメ男が好きなの?」と予想外の回答に肩を落としていた。
2015年07月23日2001年に放送され、全エピソードの世帯平均視聴率が30%を超えた伝説的ドラマ「HERO」。この度、スペシャルドラマ、劇場版、そしてドラマシーズン2を経て再びスクリーンに帰ってきた映画『HERO』が、公開を記念して「オールナイトニッポン~映画『HERO』スペシャル」をニッポン放送にて7月20(月・祝)25時から放送することが決定。木村拓哉、北川景子ら豪華キャストが勢揃いすることが明らかになった。本作には、スーツを着ない型破りな検事・久利生公平(木村拓哉)を中心に、麻木千佳(北川景子)始めドラマシーズン2のレギュラーメンバーが登場。さらに、かつて久利生の事務官を務めていた雨宮舞子(松たか子)が検事として復活。また、外務官僚役を佐藤浩市が演じ、久利生の前に立ちはだかる。「大使館」という決して侵してはならない“絶対領域”を前に、久利生が如何に「正義」を掲げ戦うのか…新たな“久利生”伝説に期待が高まる。豪華俳優陣で話題を呼ぶ本作だが、今年で48年目を迎えるニッポン放送の歴史ある番組「オールナイトニッポン」をジャックにあたり、主演の木村さんを始め、北川さん、杉本哲太、八嶋智人、濱田岳、小日向文世、吉田羊、正名僕蔵、松重豊、角野卓造ら総勢10名のキャストが収録に参加。一夜限りの豪華すぎる共演が実現した。先立って行われた収録では、木村さんの音頭で出演者全員による「オールナイトニッポン 映画『HERO』スペシャル~」のコールでスタート!お馴染みのテーマ曲「ビタースウィートサンバ」を全員手拍子で口ずさむなど、最初からチームワーク抜群。番組企画では、劇中の検事×事務官コンビが順にパーソナリティを務める進行で、映画公式サイトで募集した『HERO』ファンからの質問にキャストメンバーが回答。「撮影の現場の雰囲気は?」「みんなでグループLineをやっているって本当?」「角野さんってギターひけるの?」などなどの質問にキャストが生の声で答え、大盛り上がりだったようだ。さらに、今回の番組内で流れる曲は“劇中で久利生たちが通っているBar「St.George’s Tavern」でかかっていそうな曲”がテーマ。木村さんのアイデアで、候補曲の中から各々のイメージに合う曲をセレクトし、メンバー入れ替わり立ち代わりで順に曲紹介をしていくという趣向で、誰がどの曲を紹介するのかも音楽とともに聞き逃せない。最後に「オールナイトニッポン『HERO』スペシャルってことで、全員でやらせて頂きました。これは、たぶん自分で聞く(笑)。なんかすごく楽しい時間というか、特別なオールナイトニッポンになった気がします」(木村さん)、「もっと長くやりたかった!」(北川さん)、「こういう場に立ち合えてよかった。映画、本当にたくさんの人に見てもらいたいよね」(八嶋さん)、「子どもの頃から大好きだったオールナイトニッポン、ほんと出たかった」(松重さん)など、キャスト陣それぞれがこの貴重な時間を楽しんだよう。まさに一夜限りのスペシャルナイトとなった「オールナイトニッポン~映画『HERO』スペシャル」を聞いて、キャスト陣のチームワークの良さ、シリーズへの愛情などを感じて本作に備えてほしい。ニッポン放送「オールナイトニッポン 映画『HERO』スペシャル」は、7月20日(月・祝)25時から27時、放送予定。『HERO』は7月18日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HERO(2015) 2015年7月18日より全国東宝系にて公開(C) 2015フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社
2015年07月14日若干32歳ながら世界が注目するCMクリエイター、柳沢翔が初の映画監督を務める『星ガ丘ワンダーランド』。中村倫也を主演に迎えた本作の詳細がこのたび明らかになった。監督・脚本の柳沢さんは、26歳の時に演出したCM(白泉社LALAコミック lala report篇)がアジア太平洋パシフィック広告祭フィルム部門でグランプリを受賞。リアリティとファンタジーを融合させた作品作りが世界各国で高い評価を得ている。「Google NEXUS7」シリーズの子供にダンスを教える先生のCMで一躍注目を集めた中村さんが、25歳で撮影技師デビューを果たした撮影カメラマン・今村圭佑とタッグを組み、切なくも、心温まる至極のミステリーを作り上げた。主演は、舞台、ドラマ、映画と飛躍的な活躍を見せる若手演技派・中村倫也。幼いころに母親に捨てられ、今は星ガ丘駅の落し物預り所で働く若者・温人(ハルト)を演じる。温人は、落し物の持ち主を想像しては、名札の裏に似顔絵を描き、落し物の今までを想像する夢想家。だがある日、幼いころに自分を捨てた母親が自殺したという一報が届く。そこから、温人の止まっていた人生が動き始める。温人の母を木村佳乃、温人の母の再婚相手の連れ子を佐々木希が演じ、そのほか菅田将暉、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊ら今まさに旬の主役級キャストを配している。中村さんは、「この作品は、とある家族の話です。止まっていた時計が動き出すように、グラスに入れた氷が溶け出すように、ひとつの出来事をきっかけに、この物語は始まります。青年はどこに辿り着くのか。青年の『家族』は何処に在るのか。 このとてもデリケートな役を、沢山の人に支えられながら、壊れないように壊れないように運ぶことができました。魅力的で精力的なスタッフ、キャスト、事務所の仲間達と共に、この美しい物語を創ることができて、とても嬉しく思っております。こういうことを言うのは照れ臭いのであまり言わないのですが、それこそ『家族』と思える現場でした」と作品と現場の雰囲気について語る。また、七海を演じた佐々木さんも「中村さんの目のお芝居が引き込まれるようでとても印象的でした。何度も共演させていただいていますが、いつもお芝居に関してアドバイスをくださるので、ひとつひとつ吸収していきたい」とコメントを寄せた。「母への想いに囚われている男が小さな一歩を踏み出す、その瞬間を切り取った物語です。家族に限らず、想うがゆえに迷い道に入ってしまう事は誰にでもある事だと思います。それがほどけていく過程を、押し付けないように、寄り添うように描いたつもりです」と作品に込めた思いを明かした柳沢監督。豪華共演陣がどのようなドラマを織り成すのか、公開を楽しみに待ちたい。『星ガ丘ワンダーランド』は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月30日大ヒット公開中のリーアム・ニーソン主演作『ラン・オールナイト』で共演を果たしたニーソンとエド・ハリスのインタビューが到着した。ふたりは本作で、殺し屋とマフィアのボスとして30年来の付き合いがあるジミーとショーンを演じている。『ラン・オールナイト』場面写真(全7枚)監督のジャウム・コレット=セラは「ふたりとも僕の第一希望だった」と明かし、ふたりも「エドと僕のシーンは、本当にやりがいのある素晴らしいシーンだった」(ニーソン)、「僕の場合はナーバスになったというよりは(笑)、彼との共演がどんなものになるだろういう期待のほうが大きかったし、すごく楽しみだった」(ハリス)と振り返る。互いの役についてハリスは「タフな世界を切り抜けてきた男たちだ。ショーンは街を支配し、ジミーは過去の罪にさいなまれているが、ふたりは固い友情で結ばれている」と説明する。だが、ある一夜の出来事=息子を守るためにジミーがショーンの息子を射殺してしまったことで、ふたりの関係は一変してしまう。息子の仇をとるためにショーンは、マフィアだけでなく最強の暗殺者を雇い、警察をも買収し、ジミーと彼の息子を追い詰めていく。ニーソンは「『96時間』シリーズとはまた違う、ふたりの年老いた男の物語でもある」と話す。“信念”と“誇り”をかけて、かつては同志だった者が、闘わなければいけなくなったとき、男たちはどのような決断を下すのか?「彼らには、古代の戦士のように確固とした信念がある。何より優先するのは家族の安全だ。親友と天秤にかけることになってもね。人に理解されなくても信念を貫くのが彼らの誇りだ。互いに一線を越えてしまうがもう止まることはできないんだ」とニーソンは語っている。『ラン・オールナイト』公開中
2015年05月21日さだまさしの自伝的青春小説を実写化したNHKドラマ「ちゃんぽん食べたか」の試写会が5月21日(木)に行われ、さださんに加え、主演の菅田将暉、共演の本郷奏多、間宮祥太朗、泉澤祐希、森川葵がそろって上映後の会見に出席した。70年代安保闘争で世間が騒乱に包まれている中、長崎の親元を離れて東京で下宿生活を送っていたバイオリンの“元”天才少年が挫折を経験しつつ、それでも音楽への思いを断ち切れずに、やがて仲間たちと共に「グレープ」を結成し歩み始めていくさまを描き出す。ちなみにタイトルは「食べたか?」という疑問形ではなく「食べたい」という意味の長崎ことば。さださんにとっては、父親の姿を通じて少年時代を描いた「かすていら」に続くNHKドラマとなり、本作は「かすていら」の続編的な意味合いを含んでいるという。ドラマを見て「うまいなと思ったのは、『かすていら』のシーンをそのまま使っている小狡さ(笑)」と笑いを誘いつつ「菅田くんの作品はこのドラマ以前から見ていて、優秀な俳優だと認識していました。素晴らしい次世代を背負う若い人たちが出ているのが嬉しい」と俳優陣に称賛を送る。菅田さんは「こんなに毎日発表会のような現場はない!バイオリンにギターの弾き語りに落語をやって方言もある」と苦労を明かしつつも「楽しいです」と笑顔を見せる。「うちのオヤジはさださんに憧れて耳コピして弾いてた世代で、オヤジがさださんの曲を弾き語りする姿を見てきた」と語り、その青春時代を演じることに感慨深げだった。共演の本郷さん、間宮さん、泉澤さんもギター演奏を含め、仲間とのシーンを楽しんだよう。さださんは「ジャニーズ的に売れるんじゃない?バンドやれば?」と菅田さんらを音楽の世界に勧誘していた。森川さんは「『弾いて』と言うと、みんながギターを弾いて歌ってくれて、青春!って感じでした」とニッコリ。70年代の空気について「教室のシーンではみんな7:3分けで眉毛が濃くて、ずっと見ているとみんな同じ顔に見えてきました(笑)」と述懐。さださんは「あの頃は、男は硬派じゃなきゃいけなくて、眉毛をいじったり、にきびを気にしたりなんてありえなかった。本当は軟派なんだけど(苦笑)」としみじみと当時を思い出していた。「ちゃんぽん食べたか」は5月30日(土)より放送開始(全9回/よる10時~)。(text:cinemacafe.net)
2015年05月21日5月16日に公開を迎えたリーアム・ニーソン主演『ラン・オールナイト』の壮絶な格闘シーンがこのほど、公開された。本作の監督で、漫画『AKIRA』の実写映画化でメガホンをとると報じられたジャウム・コレット=セラらのコメントも収録されている。本作は、ニーソン演じる殺し屋のジミーが、息子のマイクを守るため、30年来の親友だったニューヨークを牛耳るマフィアのボス・ショーンの息子を殺してしまい、マフィアやショーンの雇った暗殺者などニューヨーク中で追われる身となり、親子で決死の戦いを繰り広げる物語。このたび、ジミーが、一番恐るべき暗殺者・アンドリュー・プライスと熾烈な戦いを繰り広げている格闘シーンと、監督やキャストがそれらのシーンについて語っている特別映像が公開された。監督は「まるでターミネーターだ。狙った標的は必ず見つけて確実に葬る」とプライスについて冷酷さを明かしている。また、監督は「リーアム演じるジミーを追い詰めるのは簡単な事ではない。でもその役目をになったプライスをコモンは見事に体現していた」と、役作りの一環としてある種のボディ・ランゲージとほかの誰とも違う銃の技術を練ったというプライス役のコモンの演技も絶賛。ニーソンも「コモンとの格闘シーンは、真に迫っている」と自信をのぞかせた。なお、ニーソンは、自身の演じるジミーとエド・ハリス演じるショーンの間に結ばれていた固い絆について「彼は、仕事のためにすべてを犠牲にしたのに、今、彼に残っているのは後悔だけだ。今の彼にとって家族に一番近い存在はショーンで、助けが必要な時にジミーが頼るのもショーンなんだ」と語っている。(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2015年05月18日映画『明烏 あけがらす』の初日舞台あいさつが16日、東京・新宿バルト9で行われ、キャストの菅田将暉、城田優、若葉竜也、吉岡里帆、柿澤勇人、松下優也、新井浩文、ムロツヨシが出席した。福田雄一監督が手掛けた本作は、最下位ホストの12時間を描くシチュエーションコメディ。ホストクラブ「明烏」で働くナオキ(菅田)は、借金の返済金1,000万円が用意できたことを祝い、同僚たちと宴会を開く。しかし、目覚めた時に金は無く――というストーリーで、映画は全国公開中。主演の菅田は、「見ての通り、素敵な大人たちや先輩たちに囲まれて作った作品。見てくれてありがとうございます」と笑顔であいさつ。一方、「アドリブばかりで面白かった!」と福田監督に絶賛された城田は、「台本読んでないみたいじゃん!『チャラくてバカで鬱陶しくやって』と言われたので」と苦笑い。あるシーンでは、菅田にアドリブでビンタされたそうで、「なかなか先輩役者を叩けないよね。すごいよ」とつぶやくと、菅田は、「だって、本番でアドリブ足すんだもん!こっちも足さないと」と言い張っていた。また、毎度おなじみのフリートークで繰り広げられる、福田監督の舞台あいさつ。この日も、役作りでボブにした菅田の髪型に、「今、そんな髪型なの!?」(ムロ)、「あなたもちょっと……」(福田監督)と突っ込むなど、丁々発止のやり取りに会場は爆笑。さらに、観客と共に鑑賞していたというムロが、「かっきー(柿澤)がウンコ漏らしてたのすごいウケてたよ」と報告して福田監督と盛り上がる中、新井は、「両脇しゃべり過ぎじゃない?」と一喝し、「ムロさんが福田さんの作品に出過ぎてて、ホモだと思ってた」と含み笑いしていた。
2015年05月17日映画『明烏 あけがらす』の初日舞台挨拶が5月16日(土)、ホスト役で共演した菅田将暉と城田優が出席。菅田さんが城田さんをビンタするシーンについて、城田さんが「あれはアドリブ。なかなか先輩は叩けないと思うけど(笑)、すばらしい対応力」と暴露した。菅田さんが、ドラマ「アオイホノオ」「勇者ヨシヒコ」シリーズや『HK 変態仮面』で知られる福田監督と初タッグを組み、借金返済のタイムリミットに追い詰められるホスト役をコミカルに演じる本作。菅田さんは「城田さんもアドリブの量がすごかった。こちらもアドリブで応えないと、採算が合わない!」と本音をポツリ。メガホンをとる福田雄一監督も「城田くんはアドリブばっかり!」と明かした。当の城田さんは「まるで僕が台本を読んでいないみたいじゃないですか…。ちゃんと、監督には相談もしましたし」と釈明に躍起だった。東京・新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶には、菅田さん&城田さん、福田監督に加えて、共演する若葉竜也、吉岡里帆、柿澤勇人、松下優也、新井浩文、ムロツヨシが勢ぞろい。このメンバーとあれば、一般的な舞台挨拶に収まるはずもなく、「その髪型、好みでやってるの?」(ムロさん)、「役づくりだよね?」(福田監督)、「…役づくりです」(菅田さん)と菅田さんの髪型をイジったり、この場にいない佐藤二朗について、福田監督が「いま、二朗が出ている月9ドラマは(佐藤さんの)役づくりがスベッてる」と欠席裁判を始めたりと終始、脱線気味だった。『明烏 あけがらす』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明烏あけがらす 2015年5月16日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2015「明烏」製作委員会
2015年05月16日『96時間』シリーズでアクション俳優の道を切り開いたリーアム・ニーソン主演最新作『ラン・オールナイト』がいよいよ今週末に公開される。このほど、未公開シーンを大量に含む本編映像に加え、4分にも及ぶ豪華キャストが熱く語る特別映像が公開となった。殺し屋として闇の世界に生きるジミー(リーアム・ニーソン)は、仕事のために家族を捨て、一人息子のマイク(ジョエル・キナマン)とも疎遠になっていた。しかし、ある日、殺人現場を目撃して殺されそうになっていたマイクを救うため、N.Y.を牛耳るマフィアのボスの息子ダニーを射殺してしまう。ボスのショーン(エド・ハリス)とは固い絆で結ばれた30年来の親友だったが、息子を殺されたショーンは、嘆き、怒り、ジミーに宣告する。「お前の息子を殺して、お前も殺す」と。朝が来る前にジミーたちを葬ろうと、ニューヨークは今、街中が敵となった。父と子の決死の戦いが始まる――。夜のニューヨークを舞台に描かれるノンストップ・アクションと重厚なヒューマンドラマが魅力の本作には、既に絶賛の声が多数寄せられ、主演のリーアム・ニーソンや名優エド・ハリス、若手演技派ジョエル・キナマンといったキャストへの賞賛の声も上がっている。このほど公開となった特別映像では、未公開シーンを大量に含む本編映像と、豪華キャストが熱く作品について語る特別映像満載。4分にも及ぶ見ごたえのある仕上がりだ。映像の冒頭では、主人公ジミーとマフィアのボス、ショーンの間の友情について語るエド・ハリスとリーアム・ニーソンの姿が。しかし、ジミーは自身の息子を守るためにショーンの息子を殺さざるを得ない状況に陥り、復讐に燃えるショーンの差金により、ジミー親子はニューヨークで最も追われる身となってしまう。目が離せない激しいアクションの一方で、確執のあったジミー親子に隠された父親から息子への深い愛情や、ジミーを殺すと決めても30年来の友情故に葛藤するショーンの姿が緻密に描かれている本映像は、アクションのみにとどまらない映画の完成度を想起させる重厚な仕上がり。ラストで描かれる、息子を守るためにジミーが“ある決意”をするシーンの行く末も非常に気になり、本編への興味を掻き立てられる。演技派俳優としても、アクション俳優としても抜群の実績を誇り、ハリウッドでも引っ張りだこのリーアム・ニーソンは、「このストーリーはアクション満載な一方で、兄弟のように付き合ってきたふたりの男の関係が壊れていく様子、そして何年も前に起きた出来事に対して、息子との関係を修復しようとする父親の姿が描かれているところが、私はとても気に入ったんだ。」とコメント。アクションはもちろんのこと、描かれるヒューマンドラマの魅力についても語っている。一足先に鑑賞した人々から「全編クライマックスで疲れてしまう」「リーアム・ニーソン最高傑作」などといった声がSNS上にも多く寄せられている本作だが、今回の特別映像からその圧倒的な迫力を垣間見ることができる。本作の興奮と衝撃を、ぜひ映画館で体験してみて。『ラン・オールナイト』は、5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラン・オールナイト 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2015年05月15日『96時間』シリーズのリーアム・ニーソン主演最新作『ラン・オールナイト』(5月16日公開)の特別映像が15日、公開された。およそ4分間の映像には、未公開シーンを含む本編映像に加え、主要キャストらのコメントが収録されている。本作は、ニーソン演じる殺し屋のジミーが、疎遠となっていた1人息子・マイクを守るため、長年の親友であり、ニューヨークを牛耳っているマフィアのボス・ショーンの息子を殺害してしまったことによって、復讐に燃えたショーンから命を狙われる――その攻防を描いたストーリー。マフィアやショーンの雇った暗殺者らによって囲まれたニューヨークで、ジミー親子は一晩の間、その中を生き残らねばならない。公開された映像は、ジミーとショーンの友情がうかがえる内容から始まり、ショーンの息子を殺さざるを得ない状況に陥り、親子で追われる身となっていく様子が描かれている。激しいアクションに加え、ジミーの息子への愛や、友情と憎しみの狭間で葛藤するショーンの姿なども描かれ、ヒューマンドラマとしての魅力が伝わるものとなっている。映像内でニーソンも「家族が題材の映画にアクションが加われば最高だ」と語る。また、ニーソンは本作について、「ハラハラドキドキさせられる要素、そして『もしそうだったら?』と思わずにはいられない状況がたくさんある複雑で豊かなストーリーなんだ」とコメント。「『ジミーがあの道ではなくこの道を選んでいたらどうだったのだろう?』とかね。それは私たちの誰もが人生で経験することだと思う」と、根底では普遍的なストーリーとなっていることを明かしている。なお、本作を一足先に鑑賞した人々たちから、「全編クライマックスで疲れてしまう」との声もSNS上で上がっている。(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2015年05月15日5月16日(土)より公開になるリーアム・ニーソン主演の新作『ラン・オールナイト』の特別映像が公開された。本作は闇社会で生きてきたふたりの父親が、それぞれ息子への愛情と意地と深い哀しみを抱いて激しくぶつかり合う様をノンストップのアクションを交えて描いたスリリングなドラマだ。『ラン・オールナイト』特別映像本作でニーソンが演じるジミーは元殺し屋で、マフィアのショーンの下で数々の悪事に手を染めてきた。彼は家族を愛するゆえにあえて距離をとり、愛する息子との関係は完全に崩壊。現在はすべてを失って孤独に暮している。しかし、殺人現場を目撃して殺されそうになっていた息子を救うため、ショーンの息子を殺害。かつては同志として「俺たちは一緒だ」と肩を抱いたジミーに愛する息子を奪われたショーンは復讐を誓う。その後、ジミーは反発する息子に手を焼きながら夜の街を彷徨う。街はショーンの支配下にあり、街にいるすべてのマフィアと殺し屋がジミーと息子の命を狙う。しかしジミーは決して諦めない。監督のジャウム・コレット=セラが「父親として認められるために全力で息子を守る」と説明する通り、ジミーは息子に「ひと晩だけ言うことをきけ」と迫る。心が通じない息子のために命をかける父ジミーと、愛する息子を奪われたショーン。映画はふたりの父親の深い哀しみもしっかりと描かれる。ニーソンはそんな本作を「まるで西部劇だ」という。「離れ離れになった家族、罪のつぐない……家族が題材の映画にアクションが加われば最高だ」映画はニーソンが語るとおり、迫り来る敵と主人公ジミーの攻防が息つく間もなく描かれ、重厚な男たちのドラマ、親子のドラマが加わることで観客を最後まで一瞬たりとも休ませない構成になっているという。街中を敵にまわした親子は一夜を生き延びることができるのか? 哀しみを抱えた父親ふたりは最後にどんなケリをつけるのか? 特別映像にはド派手な銃撃シーンや出演者へのインタビューがたっぷりと収録されており、“哀しくも激しい一夜”への期待が高まる内容になっている。『ラン・オールナイト』5月16日(土) 全国ロードショー
2015年05月15日●事前準備ができない作品の恐怖能年玲奈が主演を務めた『海月姫』では女装男子役のために筋肉を落として骨盤矯正を行ったり、『暗殺教室』では赤羽業の赤髪を再現するために何度も美容院に通ったり。出演するごとにストイックな役作りが話題になる俳優・菅田将暉だが、容姿や肉体的な変化は「自分を安心させるため」と捉え、「いくらでもやれます」とあっさりと答える。そんな菅田が「最も憧れて恐れていた」という作品に挑んだ。数々のコメディを手がけてきた鬼才・福田雄一が監督と脚本を務めた映画『明鳥』(5月16日公開)。菅田は1,000万円の借金の返済期限が迫ったホスト・ナオキを演じ、彼の周りではムロツヨシや佐藤二朗といった福田組常連の俳優たちがアドリブ混じりに怪演を繰り広げる。大阪出身でお笑い好き。参加を熱望していた福田組の中で主演を任せられた菅田は、監督の指示通り「幹」となり、事前準備が不可能な「受け」の演技で古典落語をベースにした物語を輝かせていく。しかし、なぜそこまで恐れていたのか? 高校時代とのギャップ、そこから進化した俯瞰主義とエゴサーチ……答えを探る中で、いくつかのヒントと共に俳優としての魅力が見えてきた。――ブログにも「素晴らしい特等席でムロツヨシさん、佐藤二朗さんら福田組の怪物方に毎日ただただ爆笑したいという夢が叶いました」と書かれていた念願の作品。「特等席」からの眺めはいかがでしたか?すごかったです。よく形容される言葉で申し訳ないんですけど、まさに「福田組の風神雷神」。少しでも絡んでいるシーンがあると、僕にとっては子どもの頃に仮面ライダーやウルトラマンを見ていた時のような高揚感がありました。芝居上では「無視」がいいんでしょうけど、急に「客」にさせられてしまいます。あれは悔しいと同時に、先輩のお芝居を潰してしまって役者として申し訳ないという反省もあります。この映画をいちばん楽しんで観ているのはたぶん僕なのかもしれません。何回か吹いてNGになったこともありましたし。本当にすごい……これを思い出にあと5、6年は生きていけそうです(笑)。――周囲ではアドリブが繰り広げられる一方、菅田さんは主演という立場上、「幹」となることが求められていたと聞きました。福田監督からは「あまり遊べないかも」と。僕にとっては「遊ぶ」なんてもってのほか。福田組で遊べるような人間じゃないです。だから、監督がおっしゃっていた「幹だから遊べない」というのはすごく共感できます。主演が「幹」にならないと周りが面白くない。だからこそ、主演は不安になるんだと思います。でも、役割をもらえた感じがして、僕としてはありがたかったですね。あの(アフロの)ヅラをかぶってスーツを着て、ただただ「どうやってお金を返そうか」と考えている。そして、常に周囲に不信感があって。ハラハラしましたか? それは言われていちばんうれしい言葉です。――今後、福田組の脇役で起用されたら?LINEで福田さんとそんなやりとりをしたんですけど、どうでしょうね……。正直、この作品も怖かったので、「できる」「できない」ではなく、「やるしかない」と。一番怖かったのは、「自分が面白いと感じてもらえるかどうか」「いただいた本の面白さを僕が超えられるか」でした。福田さんの作品は大好きなので、自分の中でのハードルがだいぶ高かったと思うんです。それでも完成した作品を観た時は「やっぱり面白いなぁ」と。本よりも面白くすることが僕の使命。6日間という短期間で撮ったので、より役者の力量が試される状況でした。そしてナオキは周囲が仕掛けてくるものに対して、素直に反応していく役。事前に準備できることが何もないのでそこも怖かったですね。――ほかの作品でも同様のプレッシャーはあるんですか?普段は「やってやろう!」「尖ってやる!」「何かを残してやる!」という気持ちもあるんですが、今回の作品に関してはまずそれをまず捨てようと思いました。自分の欲を一切出したらダメだと。●「何もしていないのに"トロフィー"」がコンプレックス――最近は『海月姫』の女装男子役で役作りが話題になりましたが、事前に準備ができるというのはそういうことですね。あれは肉体的な条件ですからね。いくらでもやれます。――役者としてストイックに役作りできる方が安心な面もありますか。そうですね。なんでやるかというと、自分を安心させるためですから。自己満足です(笑)。これだけやれば、現場に素直に立てるだろうという「自分」を手に入れるため。だから、今回の作品の方が役者としてはより自分が出ますから難しいんです。『海月姫』の時は体重50キロぐらい。誰が見ても分かるぐらい痩せたんです。その肉体にきれいにメイクをしてもらった姿を見せれば、どんな芝居をしようとも褒めてもらえることが壁にはなりました。でも、男性が女性並みに細くなったら、誰だって評価すると思います。ただ、そこからが僕としてはスタートなんです。――ネットでも話題になっていましたよ。あれでヤフーのトップに載った時は、「日本は大丈夫なのか」と心配になりました(笑)。自分のそんなことに興味を持ってもらえてうれしかったです。世の中にニュースとして受け止めていただいてありがたかったです。――ネットニュースをご覧になっているんですね。自分の記事も見ます(笑)。検索することももちろんあります。良いことだけでなく、悪いことも書かれているからイラッとしてしまうこともある。でも、それが面白いんですよね。劇場に行って、全員のお客さんの反応を聞くことはできないので、あれは良い手段だと思います。作品が世の中に出たら自分の仕事は「終わり」としたい気持ちもありますが、そうもいきません。ブログにコメントをくださるファンの方々の声ももちろん糧にはなりますが、ダメ出しをしてくださる方の意見も僕にとっては大事なんです。――「自分がどう思われているのか」や「ファンの存在を意識」などは、いつごろから考えるようになったのでしょうか。ずっと、気にしてきました。もともと、そういうことが気になってしまう人間なんです。「いかに周りと調和をとるか」を気にしていたタイプだったので。――デビュー前の高校時代、注目されることをあまり快く思わなかったと聞きました。今の職業とかなりギャップがあるエピソードですよね。自分でも本当にそう思います(笑)。何もしていないのに”トロフィー”はもらいたくなかったんです。自分がちゃんと好きなことを作って、見せられればそれでいい。でも、本当は自分のアイデンティティは人にアピールしていきたいもので、評価してもらえたり作品として残していきたいものだったりするんですけど、それとは違う視点で注目されるのは嫌だったんです。そこはコンプレックスでしたね。でも、当時とくらべて今は卑屈じゃないので(笑)。もっと寛大な気持ちになっていて、笑顔でこっちを向いてくれる人には笑顔でいこうと思えるようになって。自分でも大人になったと思います。――ブログを拝見したところ、かつて福田監督の舞台をご覧になったことが書かれていて、そこには「ごっつええ感じ見て以来の衝撃」「人を笑わせるってすげーわ」と。お笑いに対する熱い気持ちがあふれている文章だと感じました。いいこと書いてますね(笑)。お笑い大好きなんです。小さい頃から好きでしたけど、特に思いが強くなったのは大阪から上京して一人暮らしをはじめてからですね。休みの日は、家でずっと動画サイトを観ています。面白い人は本当に尊敬します。芸人さんのすごいところは、演技をやりとおすことは役者と一緒なんですが、常に観客の反応を意識しないといけない。それが役者との大きな違いだと思います。これは僕の個人的な思いですけど、役者はどう見られていようが関係なく物語の役を演じればいい。それを監督がどう撮っていくかが大事だと考えています。でも、芸人さんはシチュエーションや本、服から照明に至るまで。マジックのようなもので、お客さんは知らず知らずのうちに、芸人さん側に寄らされていると思うんです。あれはすごいです。そういう精密に作られているお笑いも好きだし、無計画も好き。ダウンタウンさんがすごいのは、あの方々は本番中に笑うところ。自分が耐え切れなくなるくらい面白いってすごいですよね。――芸人さんと一緒にコントをやってみたいとは?やってみたいですけどね……真面目にやるしかないです(笑)。僕は面白いことはできませんからね。■プロフィール菅田将暉1993年2月21日生まれ。大阪府出身。2009年、テレビ朝日系『仮面ライダーW』でデビュー。2013年の主演作『共喰い』で日本アカデミー賞新人賞を受賞。14年の連続テレビ小説『ごちそうさん』で多くの人に知られる存在となり、近年では『そこのみにて光輝く』(14年)、『海月姫』(14年)、『暗殺教室』(15年)などの話題作に次々と出演。現在、『ピース オブ ケイク』(15年9月6日)、『ピンクとグレー』(16年)、『二重生活』(16年)などの公開を控えている。(C)2015「明烏」製作委員会
2015年05月15日