女優の竹内結子が28日、都内で行われた映画「クリーピー 偽りの隣人」(全国公開中)のトークショーに、女優の藤野涼子、黒沢清監督とともに登壇した。竹内から藤野へ話したいことがあるということで、藤野をトークショーに呼んだという竹内は「私は後半、(藤野演じる)澪のしもべだったので、いつも心の中で『はい、ボス!』って返事をしている自分が内心いて、そういう感覚が不思議だった」と胸の内を明かし、「あのときに涼子ちゃんはどんな思いで私を見下ろしていたんだろうと聞いてみたい」と藤野に対し興味を示した。また、監督からも「完全に仕切って、確信に満ちた怖い顔で見事に命令していて素晴らしかったんですけど、どんな心境だったんですか?」と聞かれた藤野は「そのときは澪でやっていたので、やっていて楽しいなと思っていました」と不敵な笑みを浮かべた。そんな藤野に対して竹内は「言われていくうちに、『あっ、命令されるのって、結構気持ちのいいものだな』ってふと思いました」と吐露し、「澪ちゃんに何か言われればすべて従うという空気が一瞬でできていて、涼子ちゃんのセリフのないときに何か強く感じるものがあって、素敵な人だなと思いました」と絶賛。さらに竹内が「でも人に命令するのって気持ちよくない?」と藤野に質問すると、藤野は「気持ちよかったです(笑)」と笑顔を見せた。さらに、役作りのために日常から澪でいたという藤野は、「撮影の休憩中に、西島(秀俊)さんや香川(照之)さんや竹内さんが楽しそうにお話をしていて、いいなと思いました」と打ち明け、そんな中でも撮影では迫真の演技を見せる竹内について「切り替えがとても早くて、私も切り替えができるようになりたいと思いました」と羨望の眼差しで竹内を見つめると、竹内は「その役と一緒にいる時間のほうが大切だと思いますけど、ときには1回離れたほうが戻りやすかったりと、いろいろとやり方はあるのかな。でも今回は、普段ヘラヘラしていたほうが靖子と自分の差を付けられて、これはこれ、自分は自分って切り離したほうが演じやすかったから、ああやってふざけていたんだと思います」と持論を展開した。同作は「展開の予想できない実に気味の悪い(クリーピーな)物語」と絶賛を受けた前川裕の小説を、黒沢監督が映画化したもので、ある夫婦の日常が、奇妙な隣人への疑念と不安から深い闇へと引きづり込まれていく恐怖を描いたサスペンススリラー。
2016年06月29日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「オン眉」。女性タレントや女優の間でも人気の、前髪がパッツンと切られた「オン・ザ・眉毛」の髪型のことで、短い前髪は気軽にイメチェンできると流行中。マイナス3歳効果もあるということですが、男子100人にアンケートを実施したところ、62%がナシと回答!前髪パッツンはやや奇抜な印象からか支持率は伸び悩み。似合っていれば文句のつけようはないのだろうけど、男子ウケはいまひとつ。さて、気になる土田さんのご意見は?***オン眉って、完全に女性ウケでしょ。女性から共感されるファッションのひとつ。どこか男を排除しているというか、意識してないでしょ!?って感じがしますね。だから、男から見ても、まったくピンとこない。オン眉顔ってカワイイよね~なんて言っていますが、僕が思う、ここでの“カワイイ”は、幼児的なかわいさ。たとえば、小さい姪っ子を見て、カワイイなぁって思うのと同じ感覚なんですよ。まったく色気もセックスの匂いもしない。大人っぽくもない。芸能人でオン眉が流行っているといったって、また別のジャンルですからね。木村カエラちゃんは、どちらかというとアート的でカッコイイ。女優さんは、もともと美形だから、どんな髪型にしたって似合ってしまうわけで。一般人の場合だと、個性を出したいからと、流行りのオン眉にしたものの…?というパターンでしょ。26 歳くらいで気づくんですよ。「あれ、モテない…」って。年を取れば、だんだんと違和感が出てくるんです。それに気づきましょう!◇つちだ・てるゆき芸人。『じわじわチャップリン』(テレビ東京土曜23:55~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2016年6月1日号より。イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2016年05月31日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「モテしぐさ」。男性にとって悪い気はしないはずと思いきや、「モテしぐさ」ができる女性について男性100人にアンケートで聞いたところ、54%がアリ、46%がナシと回答、その支持率は半数どまりに。土田晃之さんはどう考える?***人によって、ドキュンとくるしぐさって違うと思うんですよ。男性陣が好きな、女性の体のどのパーツが好きかっていうフェチ談議と、そんなに変わらないかも。もっと言っちゃえば、一種の性癖にも近いでしょうね。僕が好きなしぐさは…って考えてみても、なかなか浮かばない。きっと、しぐさで人を見てないからでしょうね。まずは気になる人がいて、その人のしぐさの中に刺さるものがあるかどうか、じゃないかな。前提として、その人が気になる対象じゃないと成立しませんよね。ほおづえポーズが好きだとしても、まったく興味のない人にいくら目の前でほおづえつかれても、なんとも思わないでしょ。僕が気になるとしたら、具体的なしぐさというより、意外性を見つけた時ですかね。たとえば、ロングヘアって女性らしさが出るし、おおむね無難な髪型とされますよね。それが、ちょっとチャレンジなショートヘアにしてもすごく似合っていると、「へぇ」って。好感度が増しますね。ただし、一連のモテしぐさが通用するのは美人だけ!◇つちだ・てるゆき芸人。『じわじわチャップリン』(テレビ東京土曜23:55~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2016年5月25日号より。文・神保亜紀子(C)CoffeeAndMilk
2016年05月23日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「先走り婚」。いま自分が抱えている将来への不安や経済的不安定などから逃げるため、焦って結婚することで、これについて男性100人にアンケートで聞いたところ29%がアリ、71%がナシと回答。さてさて、土田さんのご意見はいかがでしょうか?***親がうるさいとか世間体とか、いろんなことを言い訳にしながらも、人生の次のステップとして結婚へ進むんだったら別にいいと思うんです。だけど、いまの状況から逃げるための結婚だとしたら、その考えはあさはか。結婚がラクなものだと思っているのは大間違いですからね。だいぶ前のことだけど、テレビで武田鉄矢さんが、ハッピーエンドという言葉に対して「結婚生活っていうのはアンハッピースタートだ」と言っていて、これは名言、一理あるなと思いましたよ。育ってきた環境も違う、価値観も違う赤の他人とずっと一緒に生活しようってことなんですから、いままでの生活が一変して当たりまえ。結婚こそ大変だと思わないと。安易な考えで結婚してしまうと、その後の結婚生活も続きませんって。ちょっとのことを言い訳にしてすぐ離婚。行動力があるというか、切り替えが早いというか…。決して褒めてないですけどね!どこかに駆け込んだところで、ラクになることなんてないんです。その考えのままではずっと逃げの人生ですよ!◇つちだ・てるゆき芸人。『じわじわチャップリン』(テレビ東京土曜23:55~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2016年5月18日より。文・神保亜紀子(C)castenoid
2016年05月12日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。頑張っている自分へ、欲しかったブランド品やコスメ、スイーツや旅行などを自分で与える「自分ご褒美」。モチベーションアップにもつながるけど、高価なものを買うときの言い訳と捉えられてしまいがち。土田さんの意見は?* **今週すごく頑張ったから、ご褒美にとっておきのスイーツ!?意味がわかりません!頑張ったかどうかの評価は自分じゃなく他人がするもの。自分の中での目標を達成しようといって頑張るのは大事。ただ、その都度ご褒美をあげていたら、半年が1か月、そのうち1週間、今日一日…って、どんどんタームは短くなるし、ハードルは下がってきそう。それじゃ意味なし!つまり、自分が欲しいものに対してのこじつけですよね。服、バッグ、食べ物…、浪費をなんとか正当化したいだけ。旅行にしても、したいがために“ご褒美”という言葉をこじつける。すごく都合のいい言葉ですよね~。別に悪いことだとは思いませんよ。ただ、浪費を我慢できないだけだってことです。本当に頑張ったから、今欲しいものを買おう、食べよう。もちろんそれはアリ。何をもって自分へのご褒美とするかどうかが大事なんじゃないかな。僕にとってのご褒美は、フットサルをやること。でもフットサルをやるために仕事しているようなものだから…、全然ご褒美じゃないや!◇つちだ・てるゆき芸人。『じわじわチャップリン』(テレビ東京土曜23:55~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2016年5月4日-11日合併号より。写真・中島慶子イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2016年05月10日俳優・三浦翔平に12時間密着する生配信番組『三浦翔平の丸一日完全密着 翔熱大陸』が、23日(10:00~22:00)にインターネットテレビ局・AbemaTVで配信される。三浦が、密着の生放送を受けるのは初めてで、今回の番組では、仕事風景、トレーニングや買い物の様子、友人と酒を飲みながらプライベートトークを繰り広げる場面まで潜入予定。仕事現場での顔と、プライベートな顔まで、三浦のさまざまな表情に迫る。「プライベートだったり、仕事風景だったり、まだわからないのですが、精いっぱい頑張りたい」と意気込む三浦。「1日そのままでいいと言われているので、本当にそのままでいようかなと思います」と、肩の力を入れすぎずに過ごしたいとコメントしている。三浦は、第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで「フォトジェニック賞」「理想の恋人賞」を受賞。深田恭子主演のTBS系ドラマ『ダメな私に恋してください』に出演して話題を呼び、放送中にはTwitterのトレンドワードに「三浦翔平」が入るなど注目を集めていた。
2016年04月21日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、「高齢処女コンプレックス」。アラサーになっても“未経験”な彼女たちは、処女がバレるのを恐れて外見を派手にしたり、さばけたトークでエッチ好きを装ってしまいがちだという。そんな彼女たちに、土田さんのご意見は?***アラサーになっても未経験でいる人、少なからずいると思うんですよ。そのことが恥ずかしいことかどうかって、誰が決めるものでもないと思うんです。重たいと思う男性もいるかもしれないけど、まったく気にしない人だっているんですから。まず、なんでもかんでも周囲と自分を比較しないことです。コンプレックスって、まず他人との比較からスタートしますからね。マジメな話、世間は比較社会の一面があると思います。でも、その中で自分の立ち位置を知ることも大事なことだと思うんですよ。この人の場合、高齢処女=恥ずべきものと決めつけているのは、他でもない自分自身。勝手に後ろめたさを感じているのでは?そういう卑屈な感情が、かえって恋愛に繋がらない要因になってしまっているのかも。処女を隠したいがために経験豊富なフリをしたりするのも、むしろダサイ。そういう偽装の方がすぐバレますからね。素直にカミングアウトするのが賢明。そのうえで付き合ってくれる人こそ、本物のパートナーですから。◇つちだ・てるゆき芸人。『こそこそチャップリン』(テレビ東京土曜26:10~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2016年3月9日号より。文・神保亜紀子(C)webphotographeer
2016年03月07日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、オトコがついつい守りたくなるという「守られ女子」。おっとりした雰囲気や、ちょっと危なっかしい部分が男心をくすぐり、愛情を注ぎたくなるようなのですが、土田さんはどう思うのでしょうか?***男がついつい手を差し伸べたくなる女性とは…。スキがいっぱいあるように見せたり、自分をちょっと落として見せたりするのが上手い、上級テクニックの持ち主ですね。ちょっと頑張れば付き合えそうなニオイをさせておいて、じつは軽くない。それでいて嫌われないような立ち振る舞いもちゃんとできるんです。純朴で素っぽく見えるコもいるけど、あれはどう考えても計算。ちゃんと、その場の空気を読んで行動していますもん。「相手の目をじっと見るのが私の武器」なんて言っている女子は霞みますね。ついつい世話を焼きたくなる、教えたくなる、守りたくなる…。この“ついつい”が、絶妙なんでしょうね。もうこの時点で、女性の方がうわてですしね。このテクニックが使いこなせれば、権力者の懐にすっと入れたり、その場の一番いい男をゲットできたりする。とことんのぼりつめると思いますよ。まぁ、こんなテクニシャンになるには相当な場数を踏まないと。プロ中のプロ…。ゴルゴ女子って呼んだ方がいいんじゃないですか?◇つちだ・てるゆき芸人。『こそこそチャップリン』(テレビ東京土曜26:10~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2016年2月10日号より。写真・中島慶子イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2016年02月06日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、「フレネミー」。フレンド(友達)+エネミー(敵)の造語である「フレネミー」は、親友を装い、聞き出した情報をネタに、陰で根も葉もない噂や悪口を触れ回る迷惑な存在。土田さんはどうお考えなのでしょうか?***2015年の新語・流行語大賞にノミネート?そもそも流行語の定義もよく分からないですけどね~。このことば自体は新しいのかもしれないけど、やっていることは、とうの昔からあるワケで。嫉妬、ウワサ、陰口…、まさに女性特有の世界。男社会でこんなえげつないことやっていたら、たちまち干されますから。男って小さい頃から“男らしく”って育てられているので、こういう汚い真似するのはカッコ悪い。裏でごちゃごちゃ言ってんじゃねぇよってなるんです。チャラい男は例外として、たいがいの男性って友達の彼女は恋愛対象から外すものだけど、女性って、たとえ親友の彼氏でも「だって好きになっちゃったんだもん」とか言って、平気で恋愛を優先しますよね。友情より恋愛。そこが男と違うところかなぁ。面倒なのは、こういう全女性の敵みたいな人がじつは女社会の中心にいたりするんですよ。自分の努力でステップアップしていくのではなく、誰かを蹴落として上に上がる。くれぐれも巻き込まれないように気をつけるしかないよね。◇つちだ・てるゆき芸人。『こそこそ チャップリン』(テレビ東京土曜26:10~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2016年1月27日号より。文・神保亜紀子(C)FilippoBacci
2016年01月26日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回、土田さんに回答していただくテーマは「ぶりっこ」。いつの時代も需要があるキャラですが、『anan』による男子100人へのアンケートでは、ぶりっこへの支持は約半分と意外に少なめ?土田さんは「ぶりっこ」について意見をうかがいましたをどう思っているのでしょうか。* **昭和の時代からある小賢しいテクニックですね。多かれ少なかれ、誰しもぶりっこ要素はありますよね。「あのコ、男性の前での態度が違うのよ」って言っている当人だって、好きな人の前ではいつも通りの口調で喋らないでしょ。それだってぶりっこの一種。相手が好むぶりっこを演じられるタイプは、ちゃんとモテる。モテないぶりっこは、ただの自己アピールにすぎない。これ、雲泥の差ですよ。ぶりっこな人は、絶対にどこかで「私、かわいい」って思っているはず。だから、押しが強すぎるんです。一歩くらい引いて自分はブサイクだと思っているくらいが、ちょうどいいかもしれない。攻めきれなくなるでしょうし、逆にかわいいなって思われるんじゃないかな~。駆け引きと一緒で、ガンガン攻めるよりも少し引いた方が成功する。ベタベタなぶりっこ押しだとダメなんです。もうひとつ違う武器を持っていることが大事ってこと。ぶりっこな態度の後でしょぼんとしてみるとか?ただの情緒不安定な人に見えてしまったら、作戦は失敗ですけど…。◇つちだ・てるゆき芸人。『こそこそチャップリン』(テレビ東京土曜26:10~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2016年1月20日号より。イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2016年01月18日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、「スピ女」。心の拠りどころ、悩みの解決として、セミナーやヒーリングに通ったり、パワースポットを訪れるなどスピリチュアルなものにハマる女性のこと。さて、土田さんのご意見は?* * *好きな女性は多いですよね。でも僕自身は、あまり関心ないな~。以前、後輩たちと行った旅行先でパワースポットに連れていかれたけど、ものすごい速歩きで過ぎ去りましたし。石の脇にいたヘビにはすごく驚かされましたけど…。なんでもそうですけど、依存しすぎるのはよくないですよね。たとえば、何を決めるにも優柔不断の性格だったとして、朝、着ていく服を迷った時、今日のラッキーカラーは緑。じゃあ緑を着ていこう、くらいの道しるべ感覚だったら、いいと思いますよ。だけど、彼氏ができないとか、失恋の原因を占いやスピリチュアルなものに転嫁するのは、どうかと思います。今年はダメみたいだからとか、この場所がよくなかった…なんていう「○○○のせい」は、ただの逃げですから。若い時は、自分にも自信があって夢と希望に向かうだけでしょ。30 歳を過ぎたあたりから、だんだんと現実が見えてくるんですよね。健康面もそうですけど、精神的にも弱ってくれば自分をいたわりたくなるのは当然。ただ、あまりのめり込まない程度に!※『anan』2015年12月2日号より。イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2015年11月27日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、適齢期を過ぎても結婚しない子供の代わりに、親同士がお見合いして、子供に合うであろう相手を探す「代理婚活」。男子100人に「代理婚活はアリですか?」と聞いたところ、「アリ」が28%、「ナシ」が72%との結果に。やはり恋愛はまず当人同士の意思から始めるべき、との真っ当な見解が多数を占めた。親の介入=過保護との見方もアリですが、土田さんのご意見は?***賛成とは言いませんけど、そもそも男女の出会いのきっかけはなんだっていいんです。それが、親が見つけた人であったって、当人同士が気に入れば問題ないでしょ。こうじゃなきゃダメなんていうカタチなんてないんですから。僕のまわりにも「とにかく出会いがない」っていうアラフォー女性が多いですしね。若いときのような元気もないし、責任がある仕事が増えてくると、なかなかアクションを起こせない。そんな忙しい自分の代わりに婚活してくれるんだったら、ありがたいんじゃないですか。きっと誰かのおせっかいが必要なんですよ。そこで親が直接動いてくれるなら、話が早いですよね。新しい恋をゼロからスタートさせて、何年か付き合った後に親に紹介…っていう、労力がかかる過程をかなりショートカットできますから。子供のために張り切ってくれるなら、親の健康にもよさそうだし、一石二鳥だと思えば。親が子供の結婚相手を探すのは、いつの時代にもあるお見合いと同じ。ただ、結婚生活まで親頼みだったら、それは親も子もマズイですけど。◇つちだ・てるゆき芸人。『こそこそチャップリン』(テレビ東京土曜26:10~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数※『anan』2015年10月28日号より。文・神保亜紀子(C)sperix
2015年10月27日東京の文化を育んできた「喫茶店」が今、新鮮。パンケーキではなく、ホットケーキ。パスタではなく、ナポリタン。レトロ喫茶の魅力を、俳優の葉山奨之さんが探りました。今回訪れたのは、神保町にある『さぼうる』。60年前にオープンした老舗で、全国からマニアが訪れる。ザ・ジェントルマンなマスターの鈴木文雄さんは御年82歳、神保町の生き字引的存在だ。お皿からはみ出しそうな『さぼうる』のナポリタンは、これでも普通盛り。ケチャップが麺にしっかりと絡んでいるのに、後味は不思議なほどさっぱりしていてフォークが進む。サラダ付きで¥650。ナポリタンは17時以降のみ。いちごジュース(¥500)も人気。「喫茶店が好きで、仕事の空き時間に行って台本を覚えたり、新聞を読んだりしています。いろんな世代の人がいるからか、すごく落ち着く。コーヒーにこだわるお店に出合うと嬉しくなりますね。この『さぼうる』は雰囲気もタイプだしマスターも素敵だから、これから通っちゃいそう。ボリューム満点のナポリタン、味が濃くて美味しいです。デートなら、彼女とシェアしてもいいですよね。“ほらひと口、あーん!”って食べさせるそぶりをするんだけど、あげないで自分で食べる。照れ屋を隠すための、意地悪です(笑)」(葉山さん)■さぼうる千代田区神田神保町1‐119:00~23:00(22:30LO)日曜休、祝日不定休TEL:03・3291・8404◇はやま・しょうの俳優。1995年12月19日生まれ。10月スタートのドラマ『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』(テレビ東京系)に出演。10月24日には主演映画『夏ノ日、君ノ声』が公開予定。※『anan』2015年9月30日号より。写真・柳原久子スタイリスト・本田博仁 ヘア&メイク・貴島貴也文・重信 綾
2015年09月24日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「マイルドヤンキー」。地元に根ざした若者。小・中学校からの友人関係を継続、地元で就職、早婚、親との同居など、現代の一般的な若者の志向と正反対の彼ら。そんなマイルドヤンキーについて土田さんはこう話します。* **まず、このネーミングがよくない!育った町に住み続ける若者ってエライなと思うんですよね。一度は都会へ出て…っていう思いはあったかもしれないけど、理由はどうあれ、地元にとどまって、根を張って生活するのはすごくいいことだと思うんです。わが町を発展させるも廃れさせるも自分たち次第。自分の住んでいる町に愛着を持って、真剣に町の将来を考えることが、日本全体を考えることにも繋がるわけだし。マジメな話、今の日本にとって最も重要なことだと思いますよ。都会がすべてじゃないです。都会に出れば何かがある、なんていうのは妄想。いい加減古いですよ。埼玉県出身の僕が言うのもなんですが、僕自身、東京に対する憧れが全然ない。何区に住みたいとか、どこぞの高層マンションに住みたいとか、そういう願望もない。仕事上、東京に住んでいるけど、そうじゃなければ、地元に住みたいですよ。第一に、実際に東京に住んでいる人は田舎から出てきた人たちが大半。マイルドヤンキーなんて呼んでいる人こそ、田舎者なんですよ!※『anan』2015年9月9日号より。文・神保亜紀子写真・Electra-K-Vasileiadou
2015年09月07日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回はデートでも恋愛でもセックスでも、男に誘われることで“女”であることを感じられる「誘われたがる女」。30歳を過ぎても、変わらず誘われたいと願い、待ちの姿勢を貫く女性をどう思うか、男子100人にアンケートしました。するとナシと答えたのは59%。誘われ待ちは、かまってちゃんとも近い印象なのか、敬遠されがち。そもそも、本当に魅力的な女性なら、自然と誘われているはず。土田さんのご意見は?* **きっと、基本きれいな女性なんでしょうね。20 代の頃はちやほやされて、誘われるのも当たり前だったんでしょう。だから、いつまでも女であることを感じていたいとか、男から誘うべきだとか、「誘われる=女として見られる」的な、20 代からのセオリーがあるんでしょうけどね。でも、30 歳を過ぎても男から誘われたいっていう考えはキビシイ。申し訳ないけど、その時期はもう終わりました。特に、女性の30代って1歳ごとに刻む年代だと思うんですよ。31歳は、まだなんとなく20 代とさほど変化なく過ごせる。35 歳になると、結婚や出産を現実的に考えなきゃいけなくて、39 歳にもなるともっと重くのしかかってくる。男性から見たって、30 代半ばの女性とは気軽には遊べないですからね。今まで声をかけてきてくれていた男にこだわらず、いっそのこと新規開拓して対象を変えてみたらどう?なんなら、僕らがよく集まる若手芸人の会なんかおもしろいですよ。自分の知らない世界って楽しいし、意外とモテるかもしれないしね!※『anan』2015年8月26日号より。文・神保亜紀子写真・Casarsa
2015年08月25日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「カラ恋」。カラダから始まる恋愛のことで、男子100人にこの「カラ恋」についてアンケートをとったところ、55%が「アリ」、45%が「ナシ」と回答しました。これについて、土田さんの意見は?***これははっきり言って「年」だから!もちろん男側にはヤレればいいと思っている輩がたくさんいますよ。でも、最初はエッチ目的だったけど、「やっぱりあのコ、いいコだったな…」なんて、真面目につき合いたいと思うこともあるだろうから。30 代にもなれば、このパターンなんじゃないですか。わざわざ「ではつき合いましょう」なんていうスタートは重たいし、流れに身を任せるほうがスムーズだったりしますから。大人の恋ですから、ね。つき合うまではいかないけど、エッチはしたいっていう女性もいますよね。「彼氏はいないけど、男はいる」ってきっぱり言える女性は、むしろ清々しいなって思いますし。自分の中でうまくバランスをとればいいんです。この場合は、“カラダ確認”だから、“カラ確”ですけどね…。恋愛にルールはないから、こういう恋があってもいい。やれる人たちは、やればいいんです!自由恋愛をもっと謳歌してもいいはず。むしろ、恋愛のハウツーやらルールを奨励するほど、恋愛に億劫になっちゃうのかもよ!?※『anan』2015年7月8日号より。文・神保亜紀子(C)LifesizeImages
2015年07月02日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「炎上系女子」。SNSで自分の恋愛やプライベートを露出しすぎたために、批判を受けてしまう女性のこと。何を言われても頑なに意見を曲げない姿勢が問題視されることも。そんな炎上系女子について土田さんはこう話します。***炎上している女性って、けっこうな肉食系だと思いますよ。「人は人、私は私」という典型。ネット上でもなんでも、自我を貫くことに躊躇なし。少数の人に支持されていればいいっていう開き直りがあるから、ある意味強いですよね。きっとその強がっている感じが、同性からすると鼻に付いてイヤなんでしょうね。で、叩くという行為に出てしまう。それを総じて“ひがみ”って言うんでしょうけど。男からしても、叩かれる脇の甘い女性が好みかというと、むしろ眼中にないですよ。男ウケは悪いでしょうし、モテの要素はない気がしますけど。女性が女性を叩いているのを、男は対岸の火事のように遠巻きに見ているだけですから。でも皮肉なことに、そうやってひたすら炎上させようと、一生懸命薪をくべることが、結果その人の話題を振りまいていることになるんですけどね。一番効果てきめんなのは、まったく興味を示さない、一切触れないことなんですよ。まぁそもそもネット上の話なんて興味ないからなぁ。ネットでごちゃごちゃ言っていること自体が僕はキライです。※『anan』2015年6月3日号より。文・神保亜紀子(C)deeeoblue
2015年06月02日注目のイットガールが登場する新連載。第3回のゲストは、公開中の映画『ソロモンの偽証』の主役に約1万人の候補から抜擢された藤野涼子さん。実はこの芸名、同作で演じた役名そのままだといいます。「この映画に出るまで演技経験がほぼなかったんです。だからこそ、作品を通して得たものが大きかった。その収穫と、支えてくれた人たちのことを忘れないためにも、この名前を頂くことにしました」。実生活では、この春から高校生に。「この前、学校終わりに初めてひとりで映画を観に行きました。気楽でいいですね、ひとり映画って。趣味のひとつになりそうです!」◇ふじの・りょうこ2000年生まれ。宮部みゆき原作の2部作映画『ソロモンの偽証』で本格デビュー。初主演とは思えない落ち着いた演技が話題。趣味はヒップホップダンス、テニス。◇DVDのコレクション。「成島出監督から頂いた『ローマの休日』が特にお気に入りです」◇小説も大好き。「伊坂幸太郎さんや山田悠介さんの作品にハマリ中。ミステリーが好き」◇高校に入ってコスメにも興味を持つように。お気に入りは『ロクシタン』。※『anan』2015年5月27日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2015年05月26日本誌の連載「あなたがいいならそれでいいけど」で、フラットな目線と語り口でアラサー女性の事象ワードを切る、お笑い芸人の土田晃之さん。 月刊誌で連載していた、サラリーマンからの悩みに答える連載が一冊の“ビジネス書”としてまとめられた。そのタイトルも『納得させる話力』。なるほど、出演しているテレビ番組での土田さんは、「いかに説得力があるか」「いかにふつうの話をおもしろく語れるか」というポジションのことが多い。その話力にいつも納得させられ、時にはユーモアを交えた熱っぽい語り口にひきこまれてしまう。 そんな“トークのプロ”土田さんだが、実は子供時代はとてつもなく人見知りだったという。 「恥ずかしがり屋で人前に出るのがすごく苦手でした。でも、小学校の卒業アルバムにも書いているんですが、お笑い芸人にはなりたかったんですよね。なぜかって、僕、根がおもしろかったんですよ(笑)。でも、クラスの先頭に立って何かやるかというと、面倒くさい、恥ずかしいで何もやらなかったんです」 そんな土田さんが芸人を目指して入った専門学校時代に、転機がやってきたという。 「タレント科っていうところに在籍していたんですけど、そこには歌手、レポーター、お笑い志望など、いろんなタイプのヤツがいたんです。このままじっとしていたら輪から外れてしまうと思って、片っぱしから話しかけていったんですよ。どうやってみんなの輪に入っていくか、自己プロデュースできるかどうかが、そこで試されたんです」 いまや芸歴20年以上。人間交差点のような芸能界で培ったスキルは、初対面の人との接し方から話題のふりまき方、プレゼン術、説明が苦手…などのビジネスから対人関係まで、コミュニケーションにおけるさまざまな悩みを解消するヒントとなって、本書にちりばめられている。 「どんな仕事の場でも、必ず人との接点がありますよね。そこをどう磨いていくか、どう自分に取り込んでいくか、なんです。初対面の人が苦手…、みんなそうですよ。だって、 相手のことを知らないんですから。 苦手じゃない人はこの世で、(明石 家)さんまさんくらいです!でも、誰もが持っている苦手意識って、ちょっとしたコツだったり、見方を変えることで、解消されることが多いと思うんです。この本の中で『ふーん』って思えることがあれば、参考にしてもらって、あとはどう思ってもらってもいいですよ」 つちだ・てるゆき芸人。『直撃LIVEグッディ!』(フジ月~金曜13:55~)金曜レギュラー、『そうだ旅に行こう』(テレ東火曜18:57~)レギュラーはじめ、出演番組多数。 トーク、交渉、プレゼン、コミュニケーション…。人間関係において大事な「話し方」のコツを、トークのプロらしい語り口で指南したビジネス書。実践テクニック編では、“ひな壇芸人”の本領を存分に発揮。双葉社926円 写真・土佐麻理子 ※『anan』2015年5月20日号より
2015年05月19日女優の藤野涼子が4月11日(土)、役名デビューを果たした主演作『ソロモンの偽証後編・裁判』の初日舞台挨拶に登壇。成島出監督から卒業証書を受け取り、「たくさん成長させていただいた。これからも藤野涼子として頑張っていこうと思います」と決意表明した。宮部みゆきが作家生活25年の集大成として執筆に9年をかけた超大作を2部作で実写映画化。ある男子生徒の転落死をきっかけに、保身に走る大人たちや無責任なマスコミに反旗を翻し、14歳の中学生たちが“校内裁判”を開くという前代未聞のミステリーが、『後編』でついに“閉廷”する。藤野さんは「前編でモヤモヤさせてしまった分、今日はスッキリしていただけましたか?これで終わってしまうのは、さみしい気持ちもある」と瞳を潤ませ、心境を語った。東京・新宿ピカデリーで行われた初日舞台挨拶には藤野さんと成島監督に加えて、共演する板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、佐々木蔵之介、夏川結衣が出席。この日の卒業証書授与式はサプライズだったため、“生徒たち”の感動もひとしおの様子だった。主人公・涼子の両親を演じた佐々木さんと夏川さんは、藤野さんに花束を手渡し「親子として会うのは今日が最後だけど、今後も“涼子”と呼べるのは嬉しいし、同じ俳優同士として仕事できるのを楽しみにしている。実際、涼子が現場を引っ張り、僕ら大人たちが支えられた。誇りに思っている」(佐々木さん)、「涼子はもちろん、ここにいるみんなが本当によく頑張りました。今日はみんなの緊張が、こちらにも乗り移っちゃって…」(夏川さん)と“親心”を見せていた。『ソロモンの偽証前編・事件』『ソロモンの偽証後編・裁判』は全国で公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソロモンの偽証前篇・事件 2015年3月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015「ソロモンの偽証」製作委員会ソロモンの偽証後篇・裁判 2015年4月11日より全国にて公開(C) 2015「ソロモンの偽証」製作委員会
2015年04月11日1万人の中からオーディションでデビューを勝ち取った女優・藤野涼子が主演する、宮部みゆき原作の映画『ソロモンの偽証 後篇・裁判』(4月11日公開)の予告動画が13日、公開された。事件の発生から、"真実"を暴くために子どもたちが立ち上がる姿を描いていた『ソロモンの偽証 前篇・事件』に続く今回の予告動画では、「何があっても、最後までやり抜くって決めたから」と、涼子が強い決心を父・剛(佐々木蔵之介)に宣言。続いて学校内裁判の映像とともに、剛の声で「本当のことがわかったら、お前も傷つくかもしれない」というメッセージが流れる。果たして"本当のこと"とは、そしてその真実の先に"希望"はあるのか…。本作は、ミステリーの名手・宮部みゆきの同名小説を、『八日目の蟬』(2012年)で第35回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した成島出監督が映画化したもの。中学校を舞台に、同級生の死体が発見される事件からスタートする本作で生徒たちを演じるのが、約1万人の候補者から選び抜かれた新鋭たち。前編は7日から公開されており、主演の藤野涼子が本作で初めての演技に挑戦。役名での芸能界デビューを果たした。前代未聞の生徒だけの校内裁判がついに開廷。被告は、告発状によってクラスメート殺害の嫌疑がかけられた問題児。校内裁判の提案者である涼子は検事として、彼の有罪を立証しようとする。対するは、他校生ながら裁判に参加する神原和彦。さまざまな思惑が絡み合う中、真相を究明しようと彼らは奔走する。そして、裁判は思いもよらぬ人物の"偽証"で幕を閉じる。偽証の果てに、彼らが見たものとは―。(C)2015 「ソロモンの偽証」製作委員会
2015年03月13日宮部みゆきの最高傑作を『八日目の蝉』チームが完全映画化した『ソロモンの偽証』。主演の新人・藤野涼子に加え、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子ら豪華俳優陣が名を連ねる本作の、物語の核心へとより迫る予告第二弾とポスタービジュアルが到着した。クリスマスの朝、雪の校庭に転落死した男子生徒。警察は自殺と断定したが、殺人の目撃者を名乗る告発状が学校に届く。告発された容疑者はクラスメイト。過熱するマスコミ報道、無力な学校と親、新たな殺人計画、そして犠牲者がひとり、またひとり。もう、大人たちに任せておけない。隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷される…。クラスメイトの死というショッキングな場面からスタートする予告編では、事件をめぐってマスコミの報道が過熱し、生徒、学校、親が混乱に陥り、翻弄されていく様が描かれている。いったい誰が何のために嘘をつき、真実を知っているのは誰なのか…目まぐるしく移り変わる映像は、先日公開された第一弾をも上回るほど。次々と登場する登場人物の表情や行動の真意を推し量っているうちに、90秒の映像が一瞬で過ぎてしまう。周囲に翻弄され疑心暗鬼になりつつも、真実をつきとめようと自らの手で前代未聞の校内裁判の開廷を決意する中学生たち。「何があっても、最後までやり抜くから」という藤野涼子のまっすぐな眼差しと決意が事件の核心へと迫るとき、衝撃の真実がついに明らかにされるのか?そして、映像の最後に見せる彼女の頬をつたう涙の意味とは?また本ポスタービジュアルでは、藤野さんを挟んで、佐々木さん、夏川さんら“大人”たちと、オーディションから選ばれた新鋭俳優たちが扮する生徒たちがずらりと相対している。“公平”の象徴である天秤を手にした藤野さんは、果たして校内裁判で、“真実”を白日の下に晒すことができるのか…。さらに今回、本作の主題歌も決定!世界的アーティスト「U2」の最高傑作ともいわれる代表曲「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」が起用される。「U2」が曲を主題歌として提供するのは日本映画史上初めてとのことだ。まずはこちらの予告編とともに、その“謎”と“偽証”に思いを巡らせてみて。『ソロモンの偽証前篇・事件』は3月7日(土)より、『ソロモンの偽証後篇・裁判』は4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月05日2015年3月7日公開の映画『ソロモンの偽証 前篇・事件』のクリスマス先行試写会が25日、東京・有楽町のピカデリー3で行われ、主演の藤野涼子をはじめ、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、西畑澪花、若林時英、西村成忠、加藤幹夫、石井新太、成島出監督が出席した。本作は、ベストセラー作家、宮部みゆき原作の『ソロモンの偽証』を、『八日目の蝉』で主要映画賞を総なめにした成島出監督が映画化。中学校を舞台に、同級生の死体が発見される事件からスタートする本作で生徒たちを演じるのが約1万人の候補者から選び抜かれた新鋭たちで、主演の藤野涼子が本作で初めての演技に挑戦しており、役名で芸能界デビューする。事件が23年前のクリスマスに起きたということで、この日はクリスマス試写会を実施。クリスマスということで、前日のイブに何をしたのかと問われた主演の藤野は「昨日はケーキを作りました。ケーキを作るのは初めてで、私は今日試写会があるので食べずにお父さんとお母さんに感想を言ってもらいましたよ。失敗した部分があったのでケーキの本体が固いと言われました(笑)」と苦笑いを浮かべるも「次回は本体の部分を柔らかくしたいと思います」と意欲。観客には「私たちソロモンがとびきりの謎をプレゼントしたいと思います!」と自信を見せれば、樹理役の石井杏奈は「本編では松子(富田望生)と樹理の関係性を自分なりに表現したので、ぜひ見てください!」とアピールしていた。そんな生徒たちを成島出監督は「去年の11月から彼らのオーディションを始め、プロ・アマ問わず1万人の中から選ばれし12人が今日ここに立っています。長いトレーニングをしながら2次、3次、4次と人生の中できつい道のりを歩いてきて、今年の夏にようやくクランクインをしました。本当に彼らの素晴らしい演技をスクリーンで楽しんでいただければ嬉しいです」と観客に語りかけて舞台あいさつを終えた。映画『ソロモンの偽証 前篇・事件』は、2015年3月7日より、『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は4月11日より全国公開。
2014年12月26日2015年3月7日(前編・事件)と4月11日公開(後編・裁判)の映画『ソロモンの偽証』の製作報告会見が12日、都内で行われ、藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子、成島出監督、原作者の宮部みゆきが出席した。ベストセラー作家・宮部みゆきの最高傑作『ソロモンの偽証』を、『八日目の蝉』で主要映画賞を総なめした成島出監督チームが完全映画化。約1万人の候補者から選び抜かれた中学生役の新鋭たちが、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子ら豪華俳優陣と共演し、役名でデビューした藤野涼子が主演を務める。中学校を舞台に、男子生徒の謎の転落死をきっかけに、次々と不可解な事件が巻き起こる。この日は熾烈なオーディションを経てメインキャストの座を掴み取った7名の中学生キャストがお披露目。主演の藤野は「受かった知らせを聞いた時は、喜びという感情よりも緊張という感情に包まれました。こんな大役を自分ができるのかという不安、演技経験がない私が選ばれた疑問でいっぱいでした」と告白し、「涼子は人のことをよく考えて行動するタイプなので、私も考えながら行動することを心掛けました」と初演技を振り返った。その藤野は本作の役名で芸能界デビューするが、それについては「自分の中で『ソロモンの偽証』に出て藤野涼子という役をいただいたので、その感情を忘れたくないという思いで役名をいただきました」と説明。そんな藤野に対して母親役の夏川は「初めはとてもあどけなくて素朴で本当に普通の中学生でした。撮影中も迷って俯いている姿を見て、自分の新人時代を思い出して『頑張れ! 乗り切れ!』と思っていました。久しぶりに会うと、急に大人びていましたよ。成長してましたね」と母親目線で語った。劇中では共演していないが、この日は藤野が劇中で23年後の自分を演じた尾野真千子と初対面。藤野が「とても鋭くきれいな瞳だと思いました。私も20年後は真千子さんのような格好良い女性になりたいです!」と目を輝かせ、尾野は「リハーサルの時に見せてもらいましたが、まあすごくて。本当に心から全身全霊で嘘をつく事なく真っ直ぐに芝居に向き合っていました。私の生半可な気持ちでできないと思いましたね」と神妙な面持ちだった。映画『ソロモンの偽証』は、2015年3月7日より〈前編・事件〉、4月11日より〈後編・裁判〉の二部作で公開。
2014年11月13日宮部みゆきの長編ベストセラーの映画化となる『ソロモンの偽証』の製作製作報告会見が11月12日(水)、都内で開催され、主演の藤野涼子を始めとする10代キャストに佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子に成島出監督、原作者の宮部さんが出席した。宮部さんが構想15年、執筆に9年をかけた集大成とも言える長編ミステリーの映画化のため成島監督を始めとする『八日目の蝉』チームが再結集。ある雪の日に起きた中学生の飛び降り事件――。当初は自殺で処理されたが、実は他殺であるという告発があり、そこからクラスメイトの中学生たちによる前代未聞の“裁判”の開廷に至るが…。中学生キャスト33人はオーディションで決定。1万人を超える応募があり、書類選考、面接を経て、さらにはワークショップまで開催し、異例とも言える半年もの期間をかけて選び抜かれた。藤野さんは、自身が演じた役名の“藤野涼子”をそのまま女優としての名前とし、本作でデビューを果たしたが「自分の中で『ソロモンの偽証』に出て、藤野涼子という役をもらって、その感情を忘れたくないから」と理由を説明する。原作者の宮部さんは、“藤野涼子”という名前を女優名として使いたいという申し出を「二つ返事で」了承したとのこと。「私は(原作を)毎月少しずつ書いてきたけど、原作は字で書いているだけ。いま、その登場人物たちが目の前に座っていて、夏にロケ現場にお邪魔した時と比べても背も伸びて、顔つきもしっかりしてきて成長しているのを感じています。私には子どもはいないし、『作家にとっては作品が子ども』とも言われますが、いま、自分にはこんな子どもたちがいたんだという気持ちです。名前でよければどんどん使って下さいという思いで、申し出をいただいたときは『書いてよかった』と思いました。作家冥利に尽きます」と“名付け親”としての思いを口にした。藤野さんはオーディションに受かった瞬間について「知らせを聞いて、喜びの感情よりも緊張に見舞われました。『こんな大役を務められるのか?』という不安と、『なぜ演技経験のない自分が?』という疑問が浮かびました」と正直な思いを吐露。演じる上では「涼子は人のことを考えて行動する子なので、自分も中学生キャストのみんなが現場で何を考えているのか?考えて行動しようと心掛けた」とふり返る。母親役を演じた夏川さんは「久しぶりに会って、後姿を見て頼もしく思っています」と“娘”の成長に目を細めていた。このほか、中学生キャストでは『渇き。』でいじめられっこの“ボク”を演じて注目を集めた清水尋也、お笑いコンビ「まえだまえだ」の兄で是枝裕和監督の『奇跡』で主演を務めた前田航基らも出演。成島監督は、若きキャスト陣について「この子たちは“芝居”をしていない」とあくまで役として自然に現場にいたと強調。「痛々しいくらい純粋で、この子たちと心中しようと思った」と本作にかけた思いを語った。『ソロモンの偽証』前篇・事件は2015年3月7日(土)、後篇・裁判は4月11日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月12日