広々としたフロアで頂く贅沢な味わい西新宿の京王プラザホテルにある「グラスコート」は70種以上の料理やスイーツがブッフェ形式で楽しめるお店です。ホテルなだけあり、用意された席数は総計181席。広々とした空間でお気に入りの料理を好きなだけ頂けます。店内の大きな窓ガラスからは緑いっぱいの木々が一望でき、ここが新宿だということを忘れてしまいそう。光が差し込む明るい雰囲気の中で頂けばおいしさも更に引き立ちます。その数なんと70種以上!豊富なバリエーションに大満足ランチブッフェとディナーブッフェで分かれており、それぞれ異なった料理を提供しています。肉の旨みがぎゅっとつまったローストビーフ、濃厚なソースに絡むトマトパスタやカルボナーラパスタ、まろやかなフォアグラのポワレ(ディナーのみ)、更にはギリシャ風サラダやカリフラワーのムースといった珍しい品々も。そんなおいしい食事の後には、甘いスイーツを頂きましょう。「グラスコート」にはケーキやゼリーにアイスクリームはもちろんのこと、色鮮やかなフルーツやみんなで楽しめるチョコレートファウンテンまでもが取り揃えられています。よくデザートは別腹と言いますが、これだけあると迷ってしまいそう。こだわりの逸品を嗜みたい人気のローストビーフはシェフが自ら切り分けてくれます。柔らかでジューシーなその味は、一度食べればやみつきになること間違いなし。その分厚さからお肉本来の旨みがしっかりと伝わってきます。真っ赤なトマトソースで和えたパスタは口いっぱいに濃厚な味わいが広がります。トマトの旨みと甘みに加えて感じられる適度な酸味は、なんとも贅沢。目の前で調理してくれるのでいつでも出来たてを嗜むことができます。おいしい食事と素敵な空間でリッチ気分人気店なだけあって、平日でも満席のことが多い「グラスコート」。順番が来たら携帯で呼び出してくれるシステムなのが嬉しいところ。とはいえ、スムーズに入るためには予約は必須です。京王プラザホテル「グラスコート」は新宿駅西口より徒歩5分とアクセス良好。ちょっぴりリッチな気分で、贅沢な味わいを楽しみましょう。スポット情報スポット名:スーパーブッフェ グラスコート住所:東京都新宿区西新宿2-2-1 2F電話番号:03-3344-0111
2018年12月13日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。1970年、芸術家の故・岡本太郎氏がデザインした日本万国博覧会(大阪万博)のシンボル ”太陽の塔" が耐震改修工事を終え鮮やかに再生し、今年3月から内部の一般公開も始まってますが、読者の皆さんは ”太陽の塔” をご覧になったことはありますか?”太陽の塔”は、金色に輝き”未来”を象徴する頂部の「黄金の顔」、”現在”を象徴する正面の「太陽の顔」、”過去”を象徴する背面の「黒い太陽」そして、人間の”精神世界”を象徴する「地底の太陽」という4つの顔を持っています。内部にある展示空間「生命の樹(き)」には、生物の進化の歴史を表現したオブジェが飾られ、それらの多くが現代の技術で復元され、躍動感に満ちた空間を体験できます。また、外から見ることができる3つの顔の他に、当時地下に展示されていたものの、万博閉幕後に行方がわからなくなっていた「地底の太陽」を再現、「第4の顔」「幻の顔」とも呼ばれる貴重な展示も見ることができるようになりました。しかし、作者である岡本太郎は、何のためにこの巨像を創ったのでしょうか?【シネマの時間】第41回は、その”太陽の塔”の謎と魅力に迫った長編ドキュメンタリー映画『太陽の塔』をお送りします。監督は、安室奈美恵やAKB48、Mr.ChildrenなどのMVや数々のCMを手がけ、カンヌ広告祭ではヤングディレクターズアワードなど3部門を受賞、公募によって選ばれた映像ディレクターの関根光才氏!当時、岡本太郎の周辺で太陽の塔の事業に関わっていた人々の証言、さまざまな分野の専門家やアーティスト、クリエイターのインタビューなどによって、芸術論だけでなく、社会学・考古学・民俗学・哲学の側面から岡本太郎が語られ、”太陽の塔”に込められたメッセージを解き明かしています。9月29日(土)より渋谷シネクイントほか全国公開中!是非この機会にお楽しみくださいませ!■映画『太陽の塔』あらすじーー岡本太郎は何のために創ったのか?いま明かされる太陽の塔の謎!1970年、日本万国博覧会(大阪万博)は、大阪府吹田市の千里丘陵にて、アジア、日本初の国際博覧会として「人類の進歩と調和」をテーマに開催され、77カ国が参加し約6400万人を動員しました。会場施設の設計を統括する基幹施設プロデューサーに丹下健三。テーマ展示の制作を担うテーマプロデューサーを岡本太郎が務め ”太陽の塔” を制作。「芸術は爆発だ!」という言葉で今でも記憶に新しい芸術家・岡本太郎は、一体何のためにこの塔を創ったのか?ドキュメンタリー映画『太陽の塔』では、当時の記録フィルムのほかに岡本太郎記念館館長の平野暁臣、人類学者の中沢新一、美術批評家の椹木野衣、コピーライターの糸井重里、アーティスト集団のChim↑Pom、探検家の関野吉晴など太郎と「太陽の塔」について語っています。そのほかチベット言語学者、密教学者、チベット仏教僧侶、考古学者、学芸員といった人々にもインタビューを敢行。その内容は曼荼羅のように彩られ、 ”太陽の塔” や岡本太郎を知らない人たちへも魅力的に構成演出されています。「岡本太郎のヒストリー」などを語る、川崎市岡本太郎美術館学芸員の大杉浩司と佐藤玲子ダンサーの菅原小春は、岡本太郎のエネルギーや哲学を身体から溢れるようなダンスで表現縄文の少女(織田梨沙)のフィクション/ドラマシーンも見どころ”太陽の塔” の頂部の「黄金の顔」は、未来。腹部の「太陽の顔」は、現在。背部の「黒い太陽」は、過去を表しています。「新聖感をあらゆる意味で失ってしまった現代に、再び世界全体に対応した、新しい祭りを甦らすことができたら。『祭り』であるためには新聖な中核が必要だ。太陽の塔はそのシンボルである。根源に呼びかけ、生命の神秘を吹き上げる。神像のようなつもり。それを会場の中心に、どっしりと根を張ってすえつける。おおらかな凄みで、すべての人の存在感をうちひらき、人間の誇りを爆発させる司祭として」ー岡本太郎の言葉より大阪万博の記録フィルムから。「太陽の塔」背部の黒い太陽は過去を表している。”太陽の塔” 内部にそびえ立つ「生命の樹」。アメーバには虫類、恐竜から人類に至るまで292体の生物模型が取り付けられています。赤い色が印象的な「生命の樹」は生物の進化の道筋を示すとされていますが、体内のいろいろな器官を表すと考えることもできます。太郎はあらゆる境界を越えていく人でした。精神と物質、人間と動物、縄文と現代。劇中では、「縁起の理法」や「無碍(むげ)」という言葉が語られますが、「縁起」はいろいろなものが関係し合っているという考え方、「無碍」とは妨げがない、壁がないという意味です。パリで太郎と交流があった文化人類学者のマルセル・モースや作家のジョルジュ・バタイユ、粘菌の研究で知られる南方熊楠、禅学者の鈴木大拙らの思想とどう共鳴しているのかなど、森羅万象に深く探求されています。”太陽の塔” 内部にそびえ立つ「生命の樹」渋谷駅連絡通路に設置されている岡本太郎による巨大壁画「明日の神話」は、”太陽の塔”と対をなす、太郎の最高傑作でパブリックアートの代表とも言われます。第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂の瞬間がモチーフとなっており、悲惨な体験を乗り越え、再生する人々のたくましさを表現。メキシコで”太陽の塔”と同時期に製作された本作は長年行方不明となっていましたが、2003年に発見され修復を経て、2008年10月から東京都の渋谷駅連絡通路に恒久設置されています。巨大壁画「明日の神話」■展覧会『太陽の塔』あべのハルカス美術館にて同時開催!大阪・あべのハルカス美術館にて「太陽の塔」展覧会も同時開催中です!ぜひこの機会に、映画と併せて岡本太郎の芸術・感性・魂を体感してみてはいかがでしょうか。【展覧会概要】大阪吹田の千里丘陵にそびえ立つシンボル「太陽の塔」。1970(昭和45)年に日本万国博覧会のテーマ館の一部として岡本太郎(1911-1996)が作り上げた「太陽の塔」が、今年3月ついに息を吹き返しました。本展では、失われた展示空間を3次元で再現。太郎がテーマ館全体の根源を表現した地下展示を追体験します。万博という人類の祭りに太郎が問いかけたものの根源とは?太陽の塔が内包するものとは?その構想段階から完成、さらには再生事業までを網羅。太陽の塔の関連作品や精巧な模型に加え、映像や音響など多彩なメディアを駆使し、岡本太郎の感性を大きなスケールで体感する展覧会です。会場:あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F)開催期間:2018年9月15日(土)~ 11月4日(日) 開館時間火~金 / 10:00~20:00、月土日祝 / 10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)休館日:9月18日(火)出典:■映画『太陽の塔』作品紹介映画『太陽の塔』は、9月29日(土)より渋谷・シネクイント、新宿シネマカリテ、シネ・リーブル梅田ほか全国ロードショー!公式サイト:監督:関根光才製作:井上肇、大桑仁、清水井敏夫、掛川治男エクゼクティブプロデューサー:平野暁臣プロデューサー:曽根祥子、菅原直太、鈴木南美、倉森京子、桝本孝浩、後藤哲也ラインプロデューサー:佐野大プロダクションマネージャー:西野静香撮影:上野千蔵照明:西田まさちお録音:清水天務仁編集:本田吉孝本編集:木村仁カラリスト:Toshiki KameiCGチーフディレクター:尹 剛志アニメーションディレクター:牧野惇音響効果:笠松広司音楽:JEMAPUR製作:映画『太陽の塔』製作委員会(パルコ、スプーン、岡本太郎記念現代芸術振興財団、NHKエデュケーショナル)助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会企画:パルコ制作:スプーン配給:パルコ製作年:2018製作国:日本/日本語・英語・チベット語上映時間:112分/シネスコ/5.1ch©2018映画『太陽の塔』製作委員会映画『太陽の塔』登場人物岡本太郎(芸術家)赤坂憲雄(民俗学者、学習院大学教授)安藤礼二(文藝批評家、多摩美術大学教授)糸井重里(コピーライター)植田昌吾(太陽の塔設計担当者)大杉浩司(川崎市岡本太郎美術館学芸員)奥山直司(密教学者チベット仏教学者)嵩英雄(太陽の塔ショットクリート技術担当者)唐澤太輔(龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員)小林達雄(考古学者、國學院大学名誉教授)コンチョク・ギャムツォ(チベット仏教僧侶)佐藤玲子(川崎市岡本太郎美術館学芸員)椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)シャーラプ・オーセル(ポン教僧侶)ジャスティン・ジャスティ(ワシントン大学教授、日本美術研究家)菅原小春(ダンサー)春原史寛(美術史研究者、群馬大学准教授)関野吉晴(探検家)舘鼻則孝(アーティスト、ファッションデザイナー)千葉一彦(テーマ館サブプロデューサー)Chim↑Pom(アーティスト集団)土屋敏男(テレビプロデューサー、映画監督)中沢新一(思想家、人類学者)長野泰彦(チベット言語学者)並河進(ソーシャルデザイナー)奈良利男(太陽の塔設計担当者)西谷修(フランス思想哲学者)平野暁臣(空間メディアプロデューサー、岡本太郎記念館館長)マユンキキ(マレウレウ)織田梨沙=縄文の少女【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年10月05日「女性ロックバンド」に革命を起こしたチャットモンチー。彼女たちの曲に詞も提供したことのある作家・西加奈子さんが思う、7月の「完結」を迎えたラスト武道館ライブのこと、彼女たちのこと。「私は生きている」文・西 加奈子チャットモンチーはすごいバンドだ。私が知った時にはもうすごかったし、彼女らはデビューの時からすごかった。ちょっと怖くなるくらい格好いい演奏と、とても切実なボーカル。可愛らしい容貌を裏切るバンドだと散々言われてきただろうけど、私はバンドとしての彼女たちを「可愛い」と思ったことは一度もない。いつも、いつだって、ずっと格好良かった。なんだったら「北斗の拳」のラオウの集まりみたいに思っていた。彼女たちの音楽には、ずっと全力で応援されているような気持ちになった。その一方で圧倒的すぎて置いてきぼりにされているような気持ちにもなった。私のためだけに叫んでくれているようにも思えたし、自分たちのためだけに叫んでいるようにも見えた。とにかくどんな感想も想いも矛盾しなかった。自分が感じたことを、全部信じることができた。唯一共通点があったのは、彼女らの演奏を聞くと、いつもお腹いっぱいおにぎりを食べた後のような、とてもシンプルな幸福を感じることだった。彼女たちの潔い佇まいと、それは無関係ではないはずだ。どれだけ高度な演奏をしても、複雑な楽曲を披露しても、彼女たちの姿勢はシンプルだった。自分たちがいいと思う音楽を奏でる。つまり真っ向勝負をしていた(やっぱりラオウだ!)。おにぎりが私たちを生かしてくれているように、彼女たちの音楽に「生かされている」と思うことは多々あった。表現というものは、いつだって食べ物の救いよりは遅い。圧倒的に遅い。表現それ自体が物理的に人の命を救うことはないと、表現する人間ならみんな分かっている、はずだ。でも、私にとってチャットモンチーは限りなくおにぎりなのだった。なんかもう、ものすごく生きることに直結させてくれる音なのだった。そんなチャットモンチーが「完結」する。メンバーの脱退や変化を繰り返し、それでもチャットモンチーはずっとそこにあり続けるだろうと思っていた。勝手に私の常食にしていた、おにぎりが、なくなる?寂しくてめまいがしたけれど、彼女たちが「解散」という言葉を使わないこと、そこに何かすごく意味があるような気がした。これは絶対に目撃せねば、と思った。それで武道館へ行った。武道館のチャットモンチーは、いつもと変わらなかった。「CHATMONCHY MECHA」「たったさっきから3000年までの話」ラオウ的真っ向勝負をして、私たちみんなの口に、おにぎりを放りこんでくれた。「the key」「裸足の街のスター」演奏が終わるたびに、私の体はあたたかなもので膨らんだ。ああ、これがチャットモンチーだ。最初から私はずっと泣きそうで、結局泣いてしまって、すごく泣いて、その時思っていたことは「チャットモンチーを見れなくなるなんて嫌だ」ではなくって、「ありがとうチャットモンチー」なのだった。「私を生かしてくれて、ありがとう!」最近、みんな「ちょっとだけ死のう」としているように思う。本当に死にたいんじゃない。それどころか生きたくてたまらない。だから、自分が「本当に生きている」ことを実感したくて、ちょっとだけ死のうとしているように思うのだ。例えば分かりやすく手首をちょっと切ってみるだけじゃない。痛みを感じ、流れる血を見て「生きている」と思うのではなく、インターネットに誰かの悪口を書いたり、悪いお酒を飲んで酩酊したりして、チクチクと自分の心を刺すのだ。そうして見えない血を流して、それで「生きている」と思う。チャットモンチーの音楽は、「ちょっとだけ死ぬ」必要なんてないんだよ、と言ってくれていた。そんなことしなくても、自分を傷つけなくても、あなたは生きている。まごうことなく、完全に、全身全霊で生の只中にあるから、だから生きているんだよ。そう、叫んでくれていた。「砂鉄」「クッキング・ララ」「惚たる蛍」「染まるよ」私は生きている。「majority blues」「ウィークエンドのまぼろし」「例えば、」生きて、歌を歌う。「東京ハチミツオーケストラ」「さよならGood bye」「どなる、でんわ、どしゃぶり」熱狂する。「Last Love Letter」「真夜中遊園地」「ハナノユメ」体中を血がぐるぐると回る。それは、痛みを覚えるための血じゃない。生きている、それはもう圧倒的に生きている証拠の血が流れるのだ。「シャングリラ」「風吹けば恋」「サラバ青春」7月4日の武道館、私たちはみんなで生きていた。みんなで、ちっとも死なずに生きていた。チャットモンチーのへその緒に、みんなで繋がっていた気分だ。確かに彼女たちは「完結」した。そしてそれは同時に、生まれ直す行為だった。圧倒的に生きたまま生まれ直す行為。彼女たちの音楽が、その粒が私たちの体に入り込み、血になって、骨になって、細胞になって、心になった。そういえば武道館に下がった垂れ幕には、大きな字でこう書かれていたではないか。「Every day is your birthday」新しい誕生日おめでとう、私たち。新しい誕生日おめでとう、チャットモンチー。にし・かなこ作家。1977年生まれ、エジプト、大阪育ち。『サラバ!』(小学館)にて直木賞受賞。最新刊に『おまじない』(筑摩書房)。チャットモンチーの楽曲「例えば、」では、作詞を担当した。チャットモンチー2004年、地元徳島県にて結成。幾度かのメンバーチェンジを経て、橋本絵莉子(Vo、G)、福岡晃子(Ba、Dr)、高橋久美子(Dr)の3人での活動を始める。2005年、ミニアルバム『chatmonchy has come』にてメジャーデビュー。以降、テレビアニメ『働きマン』のエンディングテーマに抜擢された「シャングリラ」をはじめ、数々のヒット曲を世に出す。’11年の高橋の脱退以降は、サポートを迎えつつ2人体制で活動。’18年7月4日の日本武道館ライブ、そして同21日・22日の「徳島こなそんフェス」をもって「完結」。※『anan』2018年9月12日号より。写真・古溪一道上山陽介(by anan編集部)
2018年09月07日大阪万博開催から48年、今もなお大阪のシンボルである太陽の塔についての、“最初で最後のドキュメンタリー映画”「太陽の塔」が、9月29日より、新宿シネマカリテ、渋谷・シネクイント、シネ・リーブル梅田ほか全国公開。©2018 映画『太陽の塔』製作委員会1970年、高度経済成長に沸く日本で、「人類の進歩と調和」というテーマで開かれた大阪万博。そこでひときわ異彩を放っていたのが、前衛芸術家・岡本太郎が制作した太陽の塔だった。2018年3月、48年ぶりに内部展示である「生命の樹」の一般公開が始まるやいなや、見学希望者が殺到。一時はサイトのサーバーがダウンする事態にまでとなった。そして今秋には「太陽の塔」展の開催も決まっており、48年の時を超えて、再び太陽の塔に注目が集まっている。©2018 映画『太陽の塔』製作委員会作者である岡本太郎は、80年代に「芸術は爆発だ!」という言葉で、一躍世間の注目を浴びる。「凡人の理解を超えた変わり者」というタレントのイメージもあるが、画家・写真家・彫刻家・建築家・思想家の顔を持ち、芸術家という言葉にはとうてい収まり切らないスケールの大きな人物であった。本作では、そんな岡本太郎に影響を受けた人々をはじめ、総勢29名へのインタビューを敢行。芸術論だけでなく、社会学・考古学・民俗学・哲学の結晶としての岡本太郎が語られ、「太陽の塔」に込められたメッセージを解き明かす。©2018 映画『太陽の塔』製作委員会監督は、これまでにミュージックビデオやCMを手がけ、カンヌ広告祭ではヤングディレクターズアワードなど3部門を受賞するなど、日本を代表する若手映像クリエイターとなった関根光才。長編ドキュメンタリー映画は初監督となる本作は、あえてナレーションを使わず、時にはフィクションの映像を用いながら、太陽の塔に新たな命を吹き込んだ。当時太陽の塔の制作に関わった関係者や専門家たちのインタビュー、貴重な万博当時の映像、岡本太郎のルーツ、そして同時期に制作された“明日の神話”のテーマを探ることにより、太陽の塔からのメッセージを浮き彫りにする本作。岡本太郎は何のために創ったのか?、今でも人びとが太陽の塔に惹かれるのはなぜなのか?、「太陽の塔」の謎がいま明かされる。©2018 映画『太陽の塔』製作委員会大阪・あべのハルカスでは、展覧会「太陽の塔」が9月15日から11月4日まで開催される。太陽の塔の構想段階から完成、再生事業までを立体的なアプローチで網羅する。岡本太郎の感性を大きなスケールで体感するこの機会。是非、体験してみては。
2018年07月03日東京ディズニーシーは、ディズニー映画『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』のをテーマにした3エリアが広がる新テーマポート「ファンタジースプリングス(Fantasy Springs)」を、2024年春に開業する。「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマに掲げる「ファンタジースプリングス」は、『アナと雪の女王』のエリア「フローズンキングダム」、『塔の上のラプンツェル』のエリア「ラプンツェルの森」、そして『ピーター・パン』のエリア「ピーターパンのネバーランド」3つのエリアと、新たなディズニーホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で構成される、東京ディズニーシー8番目のテーマポート。総開発面積は東京ディズニーシー開業以来最大となる約14万平方メートルを誇り、アラビアンコーストとロストリバーデルタの間にできる通路から進むことになる。『アナと雪の女王』のエリア「フローズンキングダム」『アナと雪の女王』を舞台とする「フローズンキングダム」に広がるのは、雪の女王であるエルサが氷の魔法を受け入れ、映画が幕を閉じた後の世界。ゲストは、暖かさを取り戻して祝福ムードに包まれたアレンデール王国の世界を楽しむことができる。村の奥には滝の流れる山々がそびえ立ち、遠くに見えるノースマウンテンの山頂付近には、エルサの氷の宮殿が輝く。ここで体験できるアトラクションは、ボートに乗って、アナとエルサの心温まるストーリーをめぐるというもの。美しい雪山のふもとにあるアレンデール城をテーマにレストランも設置される。『塔の上のラプンツェル』のエリア「ラプンツェルの森」『塔の上のラプンツェル』のエリア「ラプンツェルの森」の渓谷には、ラプンツェルが幼い頃から暮らしていた塔がそびえ立つ。夜になると、塔の灯りや小道に並べられたランプ、レストランやボートハウス、ボートに吊り下げられたランタンなどに明かりが灯り、暖かな光で森を包み込む。映画の中で描かれたランタンフェスティバルまでの道のりを体感するアトラクションのフィナーレでは、名曲と共に、美しく揺らめく灯りに包まれるロマンチックな体験を味わうことができる。さらに、愉快な荒くれ者たちの隠れ家をイメージにしたレストランも登場する。『ピーター・パン』のエリア「ピーターパンのネバーランド」3つ目のエリアは、『ピーター・パン』の世界が広がる「ピーターパンのネバーランド」。元気な子どもたちの集団「ロストキッズ」の一員となったゲストは、海賊船の散策や隠れ家での食事を楽しんだり、仲間と共に海賊に立ち向かったりと、ネバーランドを舞台にした冒険が楽しめる。ここでは、ティンカーベルが暮らす妖精の谷「ピクシーホロウ」に訪れることも可能だ。大型アトラクションでは、海賊にさらわれたウェンディの弟ジョンを救うためにボートに乗り込み、川を下って、ティンカーベルと共にネバーランドの上空へと飛び立つ。音楽や3Dの迫力ある映像とあわせて、これまで見たことのないネバーランドの冒険を体験することができる。ディズニーホテル「東京ディズニーシー・ ファンタジースプリングスホテル」最後に紹介するのは、「ファンタジースプリングス」の魔法の泉を囲むようにそびえ建つ、国内6番目のディズニーホテル「東京ディズニーシー・ ファンタジースプリングスホテル」。ディズニープリンセスを描いた絵画や草花のモチーフで装飾された館内には、全475室の客室を用意。そのうち56室は、東京ディズニーリゾート®で最上級の宿泊体験を提供する「ラグジュアリータイプ」の客室だ。詳細東京ディズニーシー 新テーマポート「ファンタジースプリングス」開業時期:2024年春予定施設構成:アトラクション4施設、飲食施設3施設、商品施設1施設、ホテル1施設・「フローズンキングダム」アトラクション1施設/レストラン1施設・「ラプンツェルの森」アトラクション1施設/レストラン1施設・「ピーターパンのネバーランド」アトラクション2施設/レストラン1施設・ショップ 1施設・東京ディズニーシー・ ファンタジースプリングスホテル客室数475室/付帯施設 レストラン2施設、ロビーラウンジ、駐車場ほか※2022年10月27日(木)時点の内容。今後変更になる場合あり。※画像は全てイメージ。©Disney【問い合わせ先】東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンターTEL:0570-00-8632(10:00〜15:00)※一部のPHS、IP 電話・国際電話からはTEL:045-330-5211
2018年06月17日アメリカ西海岸発のブランドやアーティストに注目!クラフト感あるアイテムからアートピースのようなデザインまで、どこか自由で温かい空気を感じさせる、個性溢れる逸品をご紹介。上質かつ希少な、オレゴン発のビーガンソープ。化学薬品を一切使用しない自然派石鹸は、植物ベースの成分によりシルキーな泡が実現。手作業で作られるシルクスクリーンのパッケージにも注目を。写真左からFirlow、Lavund、Eucaler各¥1,670(MAAK LAB/キャンバス TEL:03・5639・9669)オールハンドメイドのこだわりがぎっしり。サンフランシスコのデザイナーNoah Guyが手がけるペンケースは、オーガニックのコットンレザーや植物染料を使い、天然ワックスで仕上げるなど、手仕事の細かなこだわりがたっぷり。¥12,000(JOSHU+VELA/パピエラボ TEL:03・5411・1696)LAでさまざまな作品を製作するアーティスト。現在LAでデザイン工房を主宰しているPeter Shireの作品。個性ある形やまだらな色付け、釉薬の光沢感がモダンな趣。ピッチャー¥40,000マグカップ¥10,000(Echo Park Pottery/イデーショップ 自由が丘店 TEL:03・5701・7555)モダンな空間と相性抜群のルックスが人気。1950年代にカリフォルニアで誕生したプランターは、ミニマルなデザインが現代にもフィット。¥101,000スタンド¥40,000(ARCHITECTURAL POTTERY/コンプレックス ユニバーサル ファニチャー サプライ)植物はスタイリスト私物※『anan』2018年6月20日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE)スタイリスト・大谷優依(by anan編集部)
2018年06月14日直木賞作家・西加奈子による絵画展、「おまじない」「“i” beyond」展が東京・千代田区のAI KOWADA GALLERYで開催される。本展は西が「文学」と同じく情熱を傾ける「絵画」にスポットを当てた、2度目となる企画展示となる。孫係 “私たちは、この世界で役割を与えられた係なんだ。” ボール紙にクレヨン 550x460mm 2018©Kanako NISHI courtesy of AI KOWADA GALLERYこれまでも、小説のテーマを絵画でも制作してきた西。その作品は表紙絵や挿絵となり、ストーリーを理解する鍵となる存在でもあった。クレヨンが油絵の具のように厚く塗り重ねられた段ボールのタブローには、西の華奢な体に宿るエネルギーが放出され、力強さに溢れている。西は小説を通し、自己のアイデンティティに悩み、途方に暮れる人々の背中を“あなたはあなたのままでいい”と押し続けてきているが、そのメッセージは絵画にも投影されている。西が画材としているのは、幼少時から親しんでいるクレヨン、そして通っているスーパーで譲り受けるという段ボール 。正式な美術教育を受けず身近な素材を“画材”とし 、表現するという西独自の制作スタイルは、 ニューヨークなどの街角で、描く素材や場所を選ばず、さまざまな社会問題を訴えてきたストリート・ アーティストの姿にも重ねられる。今回の作品展は前期「おまじない」と、後期「“i” beyond」に分けて行われる。前期「おまじない」では、先月刊行された、10年ぶりとなる短編集『おまじない』(筑摩書房、2018)にも表現される心の“ゆらぎ”や“不安定さ”をも見事に表現。夕焼けのように赤く染まる空をバックに煙を吐く煙突や、こちらを見上げる子犬の何か言いたげに揺らぐ瞳、地を這うカタツムリの滑らかな躰と魅惑的な殻模様。具体的な輪郭を与えられて描かれたそれらは優しい印象を持つ一方、不安定さも感じさせる。本展では、短編集それぞれの物語にあわせて描き下ろされた、具象絵画8点を展示する。後期「“i” beyond」は、小説 『 i(アイ)』(ポプラ社、2017)の刊行とともに本ギャラリーで開催された「インスタレーション “i”」 を、再構成したもの。ギャラリー全体を力強いストロークで描き上げた波や渦で埋め尽くし、西の表現世界に包まれる空間インスタレーションは、小説の登場人物たちの心の機微を追体験させ、たくさんの観客を圧倒。今回、そのインスタレーションを、「“i” beyond」というテーマで、個別のタブローとして再構成している。西が様々な色彩を自在に操りながら、鮮烈な生命観を描いた抽象絵画、13点が展示予定だ。小説を読んでなくても、西加奈子の豊穣な表現世界を体験できる貴重な機会となる。 【イベント情報】西加奈子「おまじない」「“I” beyond」会期:前期(「おまじない」)6月10日〜6月24日/後期(「“i” beyond」) 6月30日〜7月16日会場:AI KOWADA GALLERY住所:東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda 2F時間:14:00〜18:00 ※会期中無休入場無料
2018年05月14日どこかなつかしいナチュラルな雰囲気の心地良さ!OsakaMetro谷町線の「中崎町駅」にほど近く、大通り沿いにある「cafe太陽ノ塔(たいようのとう)」。個性的な外観が目を引くため、すぐに見つかります。店内はナチュラルな雰囲気で天井が高く、ゆったりとくつろげる快適空間。テーブル席とソファー席のほか、カウンター席もあります。アートな気分にひたれる展示スペースもあり、気分転換の場所としてもおすすめです。2017年4月にリニューアルオープンした本店人気カフェとして大阪に数店舗を展開しており、cafe太陽ノ塔HOME店として2005年から親しまれてきた店舗が2017年4月に改装され、「cafe太陽ノ塔本店」としてリニューアルオープンしました。おしゃれでレトロ、映画やドラマのワンシーンに出てきそうな雰囲気を求め、多くの人が足を運んでいます。女性はもちろんのこと、男性や家族連れにも人気です。ほっこり気分! 「おそうざい いろいろ定食」「cafe太陽ノ塔」の「おそうざい いろいろ定食(1,026円)」は、リピーター続出のイチオシ人気メニュー。ほっこりとやさしい味の日替わり定食で、サラダを含む自家製お総菜が4種ついています。ヘルシーで彩り豊か、目でも楽しめる逸品ぞろいです。ボリュームもたっぷりのため、美味しく元気になれます。お総菜の新作メニューは、公式インスタグラムでも紹介中です。やさしい味わいが魅力! 「焼き菓子 盛り合わせ」人気の「焼き菓子 盛り合わせ」は、やさしい味のお得なスイーツ。盛り合わせというワードが、女子の心をくすぐります。おもたせギフトで有名な「パティスリー太陽の塔」で1つ1つ手作りされている焼き菓子たちが自慢で、しっとりと焼き上げたパウンドケーキや上品な甘さのクッキーなどを、一度に楽しめます。のんびりくつろげる雰囲気を楽しんでほしい「cafe太陽ノ塔」の何よりの魅力は、ゆったりとくつろげる独特の雰囲気。ソファー席でのんびり漫画を読んでみたり、気の置けない友人に打ち明け話をしてみたり、気の向くままに心地よい時間を送れます。自宅にいるときのようにリラックスしながら、ヘルシーな料理を食べて元気をチャージしたり、日替わりのお総菜をテイクアウトするなど、思い思いの楽しみ方ができる老舗カフェに、ぜひ訪れてみてください。OsakaMetro「中崎町駅」2出口からわずか徒歩1分の場所にあります。OsakaMetroまたは阪急電鉄の「天神橋筋六丁目駅」13出口からは徒歩6分、OsakaMetro「扇町駅」A2出口からは徒歩10分です。スポット情報スポット名:cafe太陽ノ塔住所:大阪府大阪市北区中崎2-3-12 パイロットビル1F電話番号:06-6374-3630
2018年04月19日宅間孝行が仕掛けるタクフェス春のコメディ祭!「笑う巨塔」が東京・グローブ座で3月29日より上演。開幕に先がけて、公開ゲネプロが行われた。【チケット情報はこちら】本作は2003年に宅間が主宰していた劇団・東京セレソンデラックスで上演されたシチュエーションコメディ『HUNGRY』が改題されたもので、宅間自身が「シチュエーションコメディとしては最高傑作」と語る笑いに溢れた作品となる。物語の舞台は、東京のとある所にある「四王病院」。ここで、自身が秘書を務める山之内代議士の入院を隠し通そうと企む蓮太郎(松本享恭)、山之内代議士の選挙対抗馬である代議士・浜村惣一郎(石井愃一)、そして検査のため入院をしたとび職の親方・花田浩美(片岡鶴太郎)とその娘・ふみ(篠田麻里子)、元弟子の松原富雄(宅間)らの思惑が入り乱れることにより、平穏だった病院がとんでもない事態になる様子を描く。ゲネプロ終了後の囲み取材において、作・演出・出演を兼ねる宅間は「コメディは特にお客様の笑いがあって完成するので、お客様と一緒に舞台をつくるのが楽しみです」と笑顔を浮かべると、25年ぶりの舞台出演となる片岡は「宅間さんと絡むところはほとんどアドリブになっていて、お互い板の上でファイトしている。毎日来ていただいても、お客様は飽きることがないはず」と見どころを語った。コメディ舞台出演への注目が集まる篠田は「コメディはほぼ初に近いけれども、鶴さん(片岡)なり、宅間さんなり、(鳥居)みゆきさんなりのコメディ揃いの方々が沢山いるので、その中で自分を出すということの難しさを感じつつ、皆さんの楽しんでいる姿を見て楽しみたい」と意気込みを語った。「総勢16名のキャスト皆で一丸となって、お芝居だけではなくてイベント盛りだくさんな感じのエンタテインメントを作っているので、皆さんぜひ劇場に足を運んでください」(宅間)と、歌有り・ダンス有り、観客へのサービスも盛りだくさんの本作。ぜひ劇場で体感して。タクフェス春のコメディ祭!「笑う巨塔」は、4月8日(日)まで東京・グローブ座にて上演。その後、13日(金)から15日(日)まで、名古屋・ウインクあいち大ホール、17日(火)から22日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、24日(火)に愛媛・ひめぎんホールサブホールを巡演したのち、30日(月・祝)に福井・越前市文化センター大ホールにて大千秋楽を迎える予定。チケット発売中。
2018年04月02日ドキュメンタリー映画『太陽の塔』が、2018年9月に新宿シネマカリテ、シネ・リーブル梅田ほか全国で公開される。「太陽の塔」とは岡本太郎の「太陽の塔」は、1970年に「人類の進歩と調和」というテーマで開かれた大阪万博のシンボルとして制作された作品。万博のテーマに反して周りと調和しようとしない太古のようなフォルムがひときわ異彩を放っていた。現在も大阪のシンボルとして大阪府吹田市の万博記念公園にそびえ立つ「太陽の塔」は、2018年3月19日(月)より約50年ぶりに内部を公開。入館予約開始と同時に予約が殺到し、サーバーをダウンさせる程の盛り上がりを見せている。制作当時の関係者や専門家にインタビュー映画『太陽の塔』では、制作当時、岡本太郎の周辺で太陽の塔の事業に関わっていた人々の貴重な証言と、美術研究家などの専門家やアーティスト、クリエイターのインタビューを記録。太陽の塔のルーツ、そして同時期に制作された"明日の神話"のテーマを探る取材を通して、現代に生きる我々への太陽の塔からのメッセージを読み取っていく。監督は、公募で選ばれた映像ディレクター・関根光才。これまでに安室奈美恵、AKB48、Mr.Childrenのミュージックビデオや、資生堂、TOYOTA、アディダスなどトップブランドのコマーシャルを手がけ、カンヌ国際広告祭など国際的な賞を受賞した経歴を持つ。展覧会も映画『太陽の塔』公開に連動して、大阪のあべのハルカス美術館では展覧会「太陽の塔」を2018年9月15日(土)から11月4日(日)まで開催する。詳細映画『太陽の塔』公開時期:2018年9月監督:関根光才撮影:上野千蔵照明:西田真智公録音:清水天務仁編集:本田吉孝音楽:JEMAPUR製作:映画『太陽の塔』製作委員会(株式会社パルコ、株式会社スプーン、公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団、 株式会社NHKエデュケーショナル)■展覧会「太陽の塔」期間:2018年9月15日(土)~11月4日(日)場所:あべのハルカス美術館住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階©2018 映画『太陽の塔』製作委員会
2018年03月16日宅間孝行が主宰するタクフェスの新シリーズ「タクフェス春のコメディ祭!」第2弾となる『笑う巨塔』が3月29日(木)に開幕する。その稽古場に潜入した。【チケット情報はこちら】宅間が主宰を務めた東京セレソンデラックスの解散公演(2012年)で上演された作品でもある本作は、2003年に『HUNGRY』として初演されたシチュエーションコメディ。タイトルを改め解散公演で再演され、今回が6年ぶりの上演となる。病院のロビーを舞台に、入院患者であるとび職の親方や極秘入院する代議士、その見舞客、医者や看護師などがさまざまな人を巻き込み起こす大混乱を描く。作・演出は宅間。この日から片岡と篠田が本格的に合流し、活気あふれる稽古場で始まったのは、とび職の親方である浩美(片岡鶴太郎)の見舞いに来た娘・ふみ(篠田麻里子)と弟子ふたり(佐藤祐基・堀川絵美)による掛け合いシーン。 “アイスクリームが気になるけど「食べたい」と言いだせない浩美と、それをわかっていながら目の前で食べるふみと弟子のえり(堀川)”という、ふみのほうが一枚うわてなやり取りがコミカルな場面だ。本作が約25年ぶりの舞台出演となる片岡だが数々のドラマで見せた演技力は健在、篠田も前日まで別の舞台の本番だったとは思えないほど台詞が入っており、江戸っ子らしいテンポのいい掛け合いだけですでに面白い。宅間はそこから更に面白さが増すように、ひとつひとつの動きを精査しながらシーンをどんどん研ぎ澄ませていく。さらにこの日は、看護師長(鳥居みゆき)がある間違いに巻き込まれ、テンションが変わってしまうという場面の稽古も。宅間が“鳥居みゆきショー”と呼ぶのも納得の、鳥居ならではの芝居&歌が炸裂するシーンだが、それに対する片岡らのリアクション芝居も絶妙。鳥居と片岡という、同じ“お笑い”というジャンルで活躍するふたりではあるが、見たこともない組み合わせが誕生し、ここでしか見られない面白さが味わえそうだ。宅間の演出は熱く、キャストには若手も多いぶん、もちろん厳しい指導が入る場面も。しかし稽古後には若手メンバーが宅間に積極的に質問しに行く姿も見られ、互いの想いが伝わり合っているのも感じられた。この稽古を経て生まれる若手メンバーの新たな一面や活躍にも期待したい。『笑う巨塔』は3月29日(木)から4月8日(日)まで東京グローブ座にて上演。
2018年03月12日2月25日まで東京・赤坂サカスにて開催している冬季限定イベント「ホワイトサカス」(平日 12:00~21:00、土日祝 11:00~21:00)。2月14日には、会場の目玉でもあるスケートリンク「ネスカフェ キットカット アイスリンク」で、バレンタインデーのスペシャルイベント「ネスカフェ キットカット アイスリンク presents Ayasa バレンタインLIVE with 小塚崇彦」が開催された。ヴァイオリニストのAyasa(左)と小塚崇彦同イベントには、ヴァイオリニストのAyasaとプロスケーターの小塚崇彦が登場。Ayasaがミニライブを行ったほか、Ayasaの生演奏に合わせて小塚崇彦がデモンストレーションを披露するなど、聖なる夜に会場を訪れた一般客を楽しませた。ホワイトサカスの公式テーマソング「告白の夜」が収録されているミニアルバム『CHRONICLE V』を1月にリリースしたばかりのヴァイオリニスト・Ayasa。夜空に輝くイルミネーションが幻想的な赤坂サカスのスケート場「ネスカフェ キットカット アイスリンク」のステージに、ロックを意識した衣装姿で登場した。MCを務めた笹川友里TBSアナウンサーからバレンタインデーの質問を振られたAyasaは「今日の明け方にクッキーを作って、スタッフさんに渡しました。見た目はよろしくありませんが、味は良かったと思いますよ。100点中68点(笑)」と辛めの自己採点。そしていよいよミニライブの時間となり、オープニング曲にはAyasaのオリジナル楽曲「告白の夜」をしんみりと聴かせた。続く2曲目には葉加瀬太郎の「情熱大陸」を、3曲目にはロック調の「千本の矢」を立て続けに熱演。アップダウンの激しい曲調とあって、会場を大いに盛り上げた。そして、この日のメーンイベントでもあるAyasaと小塚の夢のコラボレーション。小塚がAyasaのベストアルバム『BEST Ⅰ』から選んだという「chronicle」をAyasaが演奏すると、途中から「ネスカフェ キットカット アイスリンク」に小塚が登場。Ayasaの激しいヴァイオリンの生演奏に合わせ、小塚の華麗なスケーティングを披露し、観客からは同イベント最大の拍手が送られた。演奏後に感想を求められたAyasaは「こんなに間近で小塚さんのパフォーマンスを見ることが出来て幸せでした。小塚さんのスケートは選手時代からずっと見ていて、私がコンクールで演奏する曲を小塚さんがプログラムで使われていて、私はそれを見て勇気づけられて練習を頑張った時期がありました。今日コラボレーションさせていただいて本当にありがとうございました」と小塚に感謝の言葉。一方の小塚は「すごく緊張したんですが、バレンタインということで最初にハートのマークを書きました。もしよろしければ、氷の上に立ってみてください!」と粋な計らいで観客を喜ばせていた。
2018年02月15日東京・南青山にある岡本太郎記念館では、企画展「太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー」の第2期を、2月21日から5月27日まで開催する。「地底の太陽 原寸スチロール原型」プロデューサーとして大阪万博に参画した1967年から、塔内が再生される2018年まで半世紀におよぶ足跡を振り返り、岡本太郎がテーマ館/太陽の塔に込めた思いをすくいあげる。フィギュア界のチャンピオン・海洋堂の全面協力のもと、大阪万博テーマ館のミニチュア立体化を敢行。これまで写真でしか見ることができなかった、芸術的な展示空間を3次元で追体験する過去にも例のない試みだ。第2期では実際に塔内再生工事で使われた原型や模型などを通して、再生の軌跡を生々しく辿っていく。復元される《地底の太陽》の原型も登場。再生プロジェクトの舞台裏に触れることができる。【展覧会情報】太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー会期:2月21日〜5月27日(第1期 2017年10月13日~2月18日)会場:岡本太郎記念館住所:東京都港区南青山6-1-19時間:10:00~18:00(最終入館は17:30まで)料金:一般620円 小学生310円休館日:火曜日、2月19日
2018年01月30日12月28日に米国の映画情報サイト「TC Candler」にて発表された「世界で最もハンサムな顔100人」に歌手の赤西仁(33)がランクイン。これに対し、赤西は自身のインスタグラムで喜びを報告した。 今年2017年は66位にランクイン。赤西は2013年スタート当初より83位(2013)、52位(2014年)、34位(2015年)、31位(2016年)と5年連続でランクインを果たしている。 赤西は「Wow wow wow」と驚きを見せ「Thanks for ur love!!」と英語でコメント、続いて「世界で最もハンサムな顔100人2017に選ばれあそばせました。JINファンの皆様おめでとう!」とメッセージを送った。 これに対しファンは「さすが!おめでとうございます」「永遠のハンサムボーイ!JINラブ」「5年連続ランクインおめでとう!もちろん私の1番は仁ちゃんです」「なんで1位じゃないんですかね」「選ばれると思ってました!」など喜びの声が届いている。 また、日本人のランクインは、96位にEXILE/三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典(28)、81位に山崎賢人(23)がランクイン。また、K-POPグループCROSS GENEの日本人メンバーTAKUYA(25)が42位で日本人首位を獲得した。 今年の1位はK-POPアイドルグループ防弾少年団のV(21)となり、2位に米俳優のジェイソン・モモア(38)、3位に同じく米俳優のアーミー・ハマー(31)という結果となった。
2017年12月28日ストリーミングサービスが広がり、音楽はますます身近に。今回は、世界中で1億4,000万人ものユーザーを擁する最大級の音楽ストリーミング・サービス「Spotify」で公開された、くるりや赤西仁などの人気アーティストから桑原あいやビッケブランカ、シンリズムなどの注目の新進気鋭アーティストを含めた全13組による、“今の季節に聴きたい曲”を選曲したプレイリストをお届けしよう。くるり 「Hot Christmas - ホット・クリスマス - by くるり」赤西仁 「Blessed by Jin Akanishi」また、国内の人気アーティストだけでなく、サム・スミス、ノラ・ジョーンズ、マイリー・サイラス、デミ・ロヴァートなど、海外のトップアーティストがSpotifyユーザーのために新たに録音したクリスマス・ソングのカバーや、自身のオリジナル曲を集めたスペシャル・プレイリストも公開。クリスマスを彩るBGMには最適な本プレイリスト、自宅や移動中などにぜひチェックしてみてほしい。マイリー・サイラス「Spotify Singles: Holiday」
2017年12月07日くるり、赤西仁ら国内人気アーティスト13組が、クリスマスをテーマに選曲したプレイリストを1日、音楽ストリーミングサービス・Spotifyで公開された。赤西仁この企画に参加したのは、くるりや赤西仁といった人気アーティストから、桑原あい、ビッケブランカ、シンリズムなどの注目の新進気鋭アーティスト、さらには多くのクリエイターを擁する音楽レーベル・マネジメントのorigami PRODUCTIONSなども。また、サム・スミス、ノラ・ジョーンズ、マイリー・サイラス、ケリー・クラークソンなどの海外トップアーティストが、米国ニューヨークの「Spotify スタジオ」ほかで演奏・録音したクリスマスの定番ソングや名曲をカバーし、自身のオリジナル曲の再録を集めたプレイリスト「Spotify Singles: Holiday」も公開した。
2017年12月01日南青山にある岡本太郎記念館では、企画展「太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー」の第1期が、10月13日から2018年2月18日まで開催中。本企画展は、これまで写真でしか見ることができなかった、大阪万博テーマ館での岡本太郎の芸術的な展示空間を3次元で追体験できるという史上初の試みを実施。大阪万博当時の塔内部を再現したモデルもあわせて展示される他、半世紀前に彼がつくりあげたメッセージ空間をフィギュア界では知らない人はいないであろう海洋堂がジオラマで再現している。また、翌2月21日から5月27日まで開催される本企画展の第2期では、展示の一部を入れ替え、太陽の塔再生プロジェクトの一端を紹介する。【展覧会情報】太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー会期:第1期 10月13日~2018年2月18日/第2期 2018年2月21日〜5月27日会場:岡本太郎記念館住所:東京都港区南青山6-1-19時間:10:00~18:00(最終入館 17:30まで)料金:一般620円 小学生310円休館日:火曜日、2018年2月19日ギャラリートーク:11月16日/12月14日/2018年1月18日/2月14日/3月15日(ともに14:00から20分程度、予約不要。日程は変更する可能性あり)
2017年10月23日モデルのナターシャ・ポーリーが、アルベルタ・フェレッティの限定版コレクションの広告塔を務めることが明らかになった。ミラノを拠点に活動する写真家のジャンパオロ・ズグーラ撮影によるそのキャンペーンで、ロシア出身のスーパーモデルのナターシャがオリエンタルなニューコレクションを披露する。同ブランドのキャンペーンにはこれまで、キキ・ウィレムス、イリーナ・シェイク、キャロリン・マーフィー、ラケル・ジマーマン、ケイト・モスらが登場してきている。2004年以来、ナターシャは、高級ブランドの広告キャンペーンや誌面、ランウェイで引っ張りだこの人気モデルとなっており、2000年代の中期から後期にかけては最も人気のあるモデルと謳われた。(C)BANG Media International
2017年07月06日「もしかして、付き合っているのでは?」と騒がれ始めてから15か月。ついにダイアン・クルーガーとノーマン・リーダスがその関係を公にすることに決めたようだ。2人は2015年に『Sky』(原題)で共演し、2015年12月にニューヨークのバーで仲良く飲んでいる姿を目撃されて交際疑惑がささやかれるもダイアンの関係者がはっきりと否定。その場には『Sky』の監督ファビエンヌ・ベルトーも同席していたことが明らかになっていた。しかし、それから8か月後の夏、ダイアンが10年に渡って交際していたジョシュア・ジャクソンと破局宣言。そして火曜日の夜(現地時間)、ダイアンとノーマンの交際が確実視される出来事が起きた。「Mail Onlne」によると、2人はニューヨークのイースト・ヴィレッジのバーで4時間を過ごした後、手をつないで歩き始めた。そして道の角で30分にも及ぶ情熱的なキスを続けたという。人目にさらされる場所で30分もキス…これは2人からの交際宣言とも取れるのでは?2人はこれまでにも一緒に時間を過ごす姿が目撃されており、昨年12月にはパリで開かれたノーマンの写真展にダイアンが駆け付け、先月は数日間旅行に行っていたことも報じられている。(Hiromi Kaku)
2017年03月24日東京スカイツリーと人気アニメ「進撃の巨人」がコラボレーション。イベント「『進撃の巨塔』アタック オン スカイツリー」が2017年4月10日(月)から7月14日(金)までの期間、開催される。また実施期間の折り返しである5月22日(月)からは一部展示がリニューアルされる。「『進撃の巨塔』 アタック オン スカイツリー」では、東京スカイツリーに350m級大型巨人が襲来し「進撃の巨人」に登場するキャラクターが350m級大型巨人に反撃するオリジナルストーリーアニメ『進撃の巨塔』を展開する。スカイツリーからの眺望や展望台の特性を活かして表現された世界観に注目だ。オリジナルストーリーアニメ上映オリジナルストーリーアニメ『進撃の巨塔』をスカイツリー ラウンド シアターで上映。ここでしか見ることができないストーリーを、新規編集された映像や新規録り下ろしのセリフで楽しめるファン必見のイベントだ。もちろん、初めて見る人も楽しめる驚きや面白さが詰まった内容だ。天望回廊の特別展示オリジナルストーリーアニメを体感できる特別展示を天望回廊で開催する。天望回廊へ向かうエレベーター内の演出からはじまり、ウェルカムエリアでは350m級大型巨人の展示物がお出迎え。回廊部では壁面に貼られたキャラクターたちの前を通るとオリジナルのセリフを聞くことができる。また、本イベントで初めて展示されるアニメ「進撃の巨人」の複製原画や、フォトスポットなど、ここでしか見ることができない展示物も。5月22日(月)の後期より複製原画は入れ替え予定、新たな複製原画が初公開される。コラボレーションカフェの限定メニュー天望デッキフロア340のスカイツリー カフェではボリュームたっぷりのコラボメニューが展開。巨人の「うなじ」を削ぎ落とした後に部分を表現したジューシーなビーフシチューやわたあめにソーダをかけると消えてしまう超大型巨人のソーダなど、魅力的なメニューがいっぱいだ。コラボメニューの注文で限定コースターがプレゼントされる。限定グッズの販売やビジュアルブック付特別企画入場券もファン必見の限定グッズもお目見え。東京スカイツリーを背景にキャラクターが飛び回る姿を描いたアクリルパネルスタンドからタオル・マグカップといった実用品まで揃う。また、東京スカイツリータウン各所に設置されたデジタルスタンプを集めることで特製ステッカーと取り替えることができる。スタンプデザイン・スタンプラリー特製ステッカー・一部販売商品も5月22日(月)後期よりリニューアルされる。企画をお得に楽しめる特別企画入場券も発売される。特別企画入場券「"進撃の巨塔"attack on SKYTREE」を購入すると、特製ビジュアルブックや入場優遇等の特典のほか、抽選で20名にキャラクターの声を担当する梶 裕貴(エレン)、石川 由依(ミカサ)、井上 麻里奈(アルミン)、神谷浩史(リヴァイ)の直筆サイン入り色紙がプレゼントされる。開催概要『進撃の巨塔』 アタック オン スカイツリー会期:2017年4月10日(月)〜7月14日(金)料金:展望台への入場料金のみ場所:東京スカイツリー天望デッキ、天望回廊住所:東京都墨田区押上1-1-2■オリジナルストーリーアニメ上映時間:日没後〜22:00(1日3回程度上映)場所:東京スカイツリー天望デッキ フロア350■特別企画入場券「"進撃の巨塔"attack on SKYTREE」販売期間:2017年7月13日(木)まで入場期間:7月14日(金)まで商品内容:①天望デッキ・天望回廊セット券②日付指定列より優先入場※時間指定なし③進撃の巨塔「全セリフ公開ビジュアルブック」④「進撃の巨人」登場キャラクター担当声優の直筆サイン入り色紙が当たる抽選権※特別企画入場券1枚購入につき一回参加※声優の指定は不可※当選者が20名に達した時点で抽選終了価格:3,700円(税込)購入方法:東京スカイツリー公式ホームページ、チケットぴあ、セブンイレブン、サークルK・サンクス店頭など■限定メニュー場所:東京スカイツリー天望デッキ フロア340 SKYTREE CAFEメニュー:・うなじを削ぎ落とせ!駆逐ポットシチュー 1.200円(税込)・鎧の巨人で突破しろ!破壊クレームブリュレ 1,000円(税込)・350m級大型巨人を討伐せよ!蒸発わたあめソーダ 950円(税込)・ほぉ・・・悪くない。リヴァイの認めたロイヤルミルクティー 750円(税込)©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会 ©TOKYO-SKYTREE
2017年03月17日最新作『モアナと伝説の海』の公開が本日3月10日(金)よりスタートしたディズニー・アニメーションの中でも、第50作目として日本でも大人気の映画『塔の上のラプンツェル』が3月10日(金)今夜の「金曜ロードSHOW!」で本編ノーカットオンエアされる。好奇心旺盛な18歳の少女・ラプンツェルは、魔法の力が宿る彼女の髪を狙っていたゴーテルによって赤ちゃんの頃誘拐され、高い塔に閉じ込められて暮らしてきた。ゴーテルを母親と信じ外界を知らないラプンツェルは、毎年自分の誕生日に空に浮かぶ美しい“灯り”を見に行くことが夢だが、ゴーテルは外の世界は危険だと言い、外に出してくれない。ある日、誕生日を目前にしたラプンツェルの塔に大泥棒のフリン・ライダーが迷い込む。フリンはお城から王冠を盗み出したあと警護隊から追われ塔に逃げ込んだのだった。ラプンツェルはフリンから王冠を取り上げ、王冠と引き換えに自分を塔から連れ出してほしいと頼む。フリンはラプンツェルのお供を引き受けることになるが…。1937年に公開された『白雪姫』から80年、記念すべき50作目のディズニーアニメとして2010年秋に北米で公開、翌年2011年3月に日本公開された本作。3DCGを使いながら昔ながらの手描きの雰囲気を感じさせるアニメーションと、これまでに8度のオスカーを獲得した巨匠・アラン・メンケンによる魅力的な音楽があらゆる人々の心に共感を呼んで、当時大ヒットを記録した。ボイスキャストにはラプンツェル役に中川翔子、フリン・ライダー役に畠中洋、ゴーテル役に剣幸、フックハンド役に岡田誠、ビッグノーズ役に石原慎一、警護隊長役に佐山陽規、ショーティー役に多田野曜平、スタビントン兄弟役に飯島肇といった顔ぶれ。なお、本作のその後を描くテレビアニメーション「ラプンツェル ザ・シリーズ」の序章となるTVスペシャル「ラプンツェル あたらしい冒険」が5月に「Dlife」にて放送予定となっており、今後の展開にも期待が高まるところ。本放送でディズニーヒロインの1人・ラプンツェルの物語の始まりを改めておさらいしてから新シリーズに備えるのもいいだろう。1人の少女が自由を手に入れ、そして恋を知り大人へと成長していく物語は、あらゆる人々の心を共感させること間違いなし。金曜ロードSHOW!『塔の上のラプンツェル』は3月10日(金)今夜21時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)■関連作品:塔の上のラプンツェル 2011年3月12日より全国にて公開(C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
2017年03月10日世界中で大ヒットした映画『塔の上のラプンツェル』。この度、その後を描くテレビアニメーション「ラプンツェル ザ・シリーズ」の序章となるTVスペシャル「ラプンツェル あたらしい冒険」が、5月より「Dlife」にて日本初放送されることが決定した。晴れて両親の元へユージーンと戻り、幸せな生活を取り戻したラプンツェル。家族やユージーンの愛に包まれた生活を送る反面、プリンセスとしての王宮での慣れない暮らしやしきたりを窮屈に感じ始める。天真爛漫で探究心が旺盛なラプンツェルは、自分のさらなる可能性を信じて、「もっと外の世界を知りたい」と切望し始める――。今回放送が決定した「ラプンツェル あたらしい冒険」は、2011年に劇場公開した『塔の上のラプンツェル』の6か月後を描いたストーリーで、TVシリーズ「ラプンツェル ザ・シリーズ」の序章となるTVスペシャル。本作では「美女と野獣」「アラジン」など、ディズニー映画の名曲を手掛けた天才作曲家アラン・メンケンが、新曲3曲を含めるすべての音楽を担当するほか、映画と同じく中川翔子がラプンツェル役として声優出演することも決定。歌唱シーン含め全ての吹き替えを担当し、本シリーズで楽曲を歌うのは初となる。映画から6年、再びラプンツェルの声を演じることができて嬉しいと話す中川さんは、「ラプンツェルは好奇心の固まりで、一歩踏み出す勇気や冒険に向かっていく勇敢な姿、周りの人を元気にしたりと私の憧れのプリンセスです」とキャラクターについて語り、「テレビシリーズでは、見たいと思っていたラプンツェルの姿がたくさん見られる作品になっています。今回歌も担当さ せていただくのですが、楽曲も素晴らしく、歌詞も心に刺さる内容で本当に素晴らしい内容になっています」と本作についてコメントした。「ラプンツェル あたらしい冒険」は5月、Dlifeにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年03月09日菅野美穂主演、松嶋菜々子、「EXILE/三代目 J Soul Brothers」岩田剛典、「M!LK」佐野勇斗、「ココリコ」田中直樹らの共演で送るドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」の最終回が12月16日(金)今夜放送される。4年ぶりのドラマ主演となる菅野さんが本作で演じているのは、タワーマンションに引っ越してきた平凡な主婦・高野亜紀。そんな亜紀を監視し追い詰めていく“恐るべき隣人”佐々木弓子を松嶋さんが演じている。また岩田さんが亜紀の幼馴染みの生方航平を、田中さんが亜紀の夫・健一を、佐野さんが高野家の長男・和樹をそれぞれ演じ、そのほかタワマン主婦の“ボスママ”阿相寛子に横山めぐみ、その夫・武文に津田寛治、かつて弓子が犯した事件を担当した警視庁捜査一課の刑事・荒又秀実に光石研といったキャストが共演。これまでに弓子はかつて健一の妻で和樹は弓子の実の息子だったこと。弓子は自らを襲ったストーカーを殺害した罪に問われ、和樹を殺人犯の息子にしたくないからと健一と離婚したが、その後も和樹のことを見守り続け、和樹を取り戻すために高野家に再び近づいたこと。さらに和樹も自らが亜紀の実の息子ではないと気付いており、そのことを自らに隠し続けた亜紀らに不信感を抱き心を閉ざしていたことなどが明かされた。一方、亜紀らが住んでいるタワマン周辺で発生している幼児が次々に誘拐される“ハーメルン事件”も犯人につながる糸口が掴め捜査が進展。しかし前回のラストでハーメルン事件の犯人らしき謎の影が亜紀のタワマンに。それを目撃した和樹は後ろから殴られてしまう。またタワマン主婦らの人間関係にも変化が。“ボスママ”寛子の夫・武文に逮捕状が出され、これまでと一転、寛子が“イジメ”の対象になってしまう。さらに寛子の息子がハーメルン事件の犯人と接触するようなシーンも。そして一度は共に暮らすことを決意した和樹が、亜紀を母親として選んだことで逆上した弓子の動向も気になるところ。今夜ついにハーメルン事件の犯人に迫る最後のストーリーが繰り広げられる。「ハーメルンの犯人を見た」と亜紀に電話した後、姿を消した和樹。健一は弓子が連れ去ったのでは?と考えるが、その矢先マンションで黄色いカーネーションが発見される。生方が犯人らしき人物と遭遇し揉み合うなか、生方を襲う刃がきらめく。一方で犯人の手掛かりを掴んだ荒又らは山梨へ急行するが辿りついたのは廃村。刑事達はそこで悲劇と愛に満ちた衝撃の事実を目撃する……というのが最終回のストーリー。ハーメルン事件の結末、和樹の運命、生方の想い、そして弓子…様々な人物たちの織りなす複雑な物語が今夜収束していく。「砂の塔~知りすぎた隣人」最終回は12月16日(金)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2016年12月16日現在放送中のドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」が、すべての撮影を終え、無事オールアップ。主演の菅野美穂を始め、松嶋菜々子、佐野勇斗(「M!LK」)からコメントが到着した。最後のシーンとなったのは、タワーマンションの前での撮影。最終話終盤の感動的なシーンとあって、キャスト陣の迫真の演技に涙するスタッフも見受けられた。この日の撮影に参加していたのは、亜紀役の菅野さんと、亜紀の息子役の佐野さん、そして“最凶の隣人”佐々木弓子役を演じた松嶋さんの3人。最後のカットのチェックが終わり、全ての撮影を終えたことが告げられると、キャスト3人はプロデューサーや、監督からそれぞれ花束が贈呈された。主演の菅野さんは「今回、松嶋菜々子さんとお仕事をさせていただくということで、こんな機会をあたえていただきありがとうございました。松嶋さんと共演できたことに感謝しています」とコメント。また昨年8月に第1子男児を出産した菅野さんは、「まだまだ子どもに手がかかる時期で、でもこんな機会はないなと思って出演させて頂いたのですが、毎日現場に行く前に白目むくくらい(笑)、慣れるのに大変だなと思ったこともありました」と育児と両立した3か月の撮影をふり返り、「それでも現場に行くと、台本を読んでいた以上に、美術さんの飾りも完璧だったり、みなさんから本当に元気をもらっていました。台本を読んで感動して、スタッフの皆さんのがんばりに感動して、演者さんたちのお芝居に感動して、仕上げでも感動させてもらって、本当ににこんな現場は、なかなかないなって心から思いました」と語った。撮影前からを楽しみにしていたと言う松嶋さんは、「内容も面白く、私もいち視聴者として見させていただいてました。TBSの連続ドラマは、本当に久しぶりだったのですが、みなさんとまたお仕事できて嬉しかったです。ありがとうございました!」と感謝を述べた。さらに、そんな2人の母と共にクランクアップした佐野さんは「いやー、もうホントに…。クランクインから3か月経つのですが、最初は何もわからないままクランクインして、皆さんに支えられて、なんとかここまでこられました。本当に、大好きな皆さんとここまで、最後までこられてすごく幸せです」とコメントした。「砂の塔~知りすぎた隣人」最終話は12月16日(金)22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月15日菅野美穂主演で贈るTBS金曜ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」。この度、本作に出演中の「EXILE/三代目 J Soul Brothers」岩田剛典が、無事オールアップを迎えたことが分かった。本作は、平凡だが家族仲良く暮らしてきた主婦・高野亜紀(菅野美穂)が引っ越してきた、煌びやかなタワーマンションを舞台に繰り広げるサスペンスドラマ。人の裏側に潜む悪意と真の家族愛を問う、完全オリジナルストーリーだ。今回サスペンスドラマ初挑戦となる岩田さんが演じているのは、亜紀の娘・そらが通う体操教室のコーチで、生徒である子どもにも親にも好かれる、明るくさわやかな好青年・生方航平。亜紀とは、同じ下町の商店街育ちで、その当時から亜紀を憧れの目で見ていた、いわゆる“初恋の人”。そんな航平は、家族やタワマンでの人間関係に苦しむ亜紀にとって、大きな支えにもなっていた重要な役どころ。最後に岩田さんが挑んだのは、最終話の重要なシーン。深夜に及ぶ長時間の撮影となったが、この日岩田さんのオールアップを知らせる声がかかると、周囲から拍手が巻き起こり、まだ撮影が残っている主演の菅野さんからもねぎらいの言葉が掛けられていた。岩田さんは「クランクインした頃はTシャツ1枚だったのに、こんなに寒くなるとは…(笑)。僕自身“挑戦”の作品になりましたし、貴重な・最高の経験をさせていただきました。そして、愛を持った温かい現場に助けられていました」と語り、「個人的には今回主演をやられた菅野さんとの2人のシーンをたくさんやらせていただき、役者としての財産になる作品になりました。1クールありがとうございました」とコメントした。今週、ついに最終回を迎える本作では、ついにハーメルン事件の犯人が明らかに!「ハーメルンの犯人を見た」と亜紀に言い残し、突如姿を消した息子・和樹(佐野勇斗)。健一(田中直樹)は、和樹を手放さざるを得なくなった弓子(松嶋菜々子)が強硬手段に出て、連れ去ったのではと焦る。そんな矢先…彼らが住むマンションで、黄色いカーネーションが発見された!さらわれたのは和樹なのか、それとも別の子ども――?住民たちに緊張が走る中、生方は犯人らしき人物と遭遇してしまう…。すべてが明かされる衝撃の事実。誰も予想できなかった連続誘拐事件の真相とは…?「砂の塔~知りすぎた隣人」最終回は12月16日(金)22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月14日EXILE兼三代目J Soul Brothersの岩田剛典が、出演中の菅野美穂主演ドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系 毎週金曜22:00~)のオールアップを迎えたことがこのほど、明らかになった。岩田が最後の撮影で挑んだのは、最終話の重要なシーン。深夜に及ぶ長時間の撮影となったという。スタッフから岩田のオールアップを知らせる声がかかると、周囲から拍手が巻き起こり、まだ撮影が残っている主演の菅野美穂からもねぎらいの言葉がかけられた。岩田は「クランクインした頃はTシャツ1枚だったのに、こんなに寒くなるとは…(笑)。僕自身"挑戦"の作品になりましたし、貴重な・最高の経験をさせていただきました。そして、愛を持った温かい現場に助けられていました」と撮影を振り返り、「いろいろご迷惑をおかけした部分もあったかと思いますが、個人的には今回主演をやられた菅野さんとの2人のシーンをたくさんやらせていただき、役者としての財産になる作品になりました。1クールありがとうございました」と感謝の思いを伝えた。同ドラマは、プライド、虚栄心、嫉妬が交錯するきらびやかなタワーマンションで繰り広げられる女たちの闇を描く完全オリジナルのサスペンス。岩田は、菅野演じる主人公・高野亜紀の娘が通う体操教室のコーチで、亜紀に思いを寄せる幼なじみ・生方航平(うぶかた・こうへい)役を演じている。(C)TBS
2016年12月14日菅野美穂主演、ある家族を巡ってタワーマンションを舞台に繰り広げられる衝撃のサスペンスストーリー、TBS系金曜ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」の第8話が12月2日(金)今夜、放送となる。「アリスの棘」や「アルジャーノンに花束を」などの池田奈津子が脚本を担当している本作。オリジナルストーリーゆえの予想もつかない怒涛の展開が視聴者の話題をさらっている。タワーマンションに引っ越してきた主婦の高野亜紀を菅野さんが、亜紀の部屋の上の階に住む“恐るべき隣人”佐々木弓子を松嶋菜々子が、亜紀の幼馴染みで亜紀に好意を寄せる生方航平をEXILE/三代目 J Soul Brothers」岩田剛典さんが、高野家の長男・和樹をダンスボーカルユニット「M!LK」の佐野勇斗が、亜紀の夫・高野健一を「ココリコ」の田中直樹が、タワーマンション下層階に住む住人を見下し、上層階に住む主婦らを牛耳る“ボスママ”阿相寛子を横山めぐみがそれぞれ演じている。前回、生方が弓子から渡された「夫婦の秘密」だという封筒を開けたことで、かつて健一と弓子が結婚していたこと、和樹の実の母が弓子であること。そして和樹が中学時代の友人たちにいじめられ恐喝されていたことも発覚した。弓子が高野家に干渉してきた理由が和樹を奪うためだと考えた亜紀は、和樹の母親は私だけと弓子に対して宣言したが、暴行を受けていた和樹を救ったのは弓子。ラストで弓子は母親として和樹が乗せられた救急車に乗り込んだ。さらにショックを受ける亜紀を生方が抱きしめ、ついに自分の想いを告げた。そして今夜放送の第8話では、病院へ運ばれた和樹に「何でここままでしてくれるのか」と問われた弓子が「本当のお母さんのこと、知りたくない?」とささやきかける。一方、体操教室で生方を誘うも断られた寛子がカッとなって亜紀を突き飛ばした結果、頭を打って入院することになってしまう…というストーリーが展開する。ここにきて明かされた“秘密”の数々にネットでも衝撃が走ったようで「早く続きが見たい!!」など今後の展開に期待する声の一方で、「子供の真の悩みってどうやったら理解できるんだろう」「私の子育てってどうなん? ってめっちゃ思う」といった母親として苦悩する亜紀への共感の声なども。続々と謎が明らかになっていく本作だが、ハーメルン事件の犯人など未だ解明されない「謎」と、高野家、弓子らにはどんなつながりがあるのか。今夜も見逃せない展開が待ち受けていそうだ。「砂の塔~知りすぎた隣人」第8話は12月2日(金)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2016年12月02日女優の菅野美穂が主演を務めるTBS金曜ドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(毎週金曜22:00~)の第7話が、きょう25日に放送される。同ドラマは、プライド、虚栄心、嫉妬が交錯するきらびやかなタワーマンションで繰り広げられる女たちの闇を描く完全オリジナルのサスペンス。菅野が、会社員の夫、高校生の長男、幼稚園児の長女のために一生懸命な主人公の専業主婦・高野亜紀役を演じている。第7話では、亜紀は面談の席で長男の和樹(佐野勇斗)が相変わらず授業をサボりがちで改善の兆しがないと聞く。また、もう二度と会わないと言っていた謎の隣人・弓子(松嶋菜々子)に夫の健一(田中直樹)が会っていたところを目撃した亜紀は、健一を拒絶し、息子は自分ひとりで守ると虚勢を張る。一方、弓子から「あの夫婦の秘密」だと1通の封筒を渡された生方(岩田剛典)は、葛藤の末、思わず封筒を開けてしまう。そこに入っていたのは、ある1枚の写真。その後、その写真を見た亜紀は、これまで積み上げてきた全てを完全に覆すほどの衝撃を受ける。先週放送の第6話で、"最凶の隣人"弓子(松嶋菜々子)の本性が少しずつあらわになり注目を集めたが、第7話では、さらなる弓子の"秘密"がついに明らかになる。プロデューサーは「第7話はまさに神回だ!」と自信。台本を作ってストーリーを知っているスタッフでさえ、編集したものを見て震えたそうで、「今回は本当に面白い。いろいろなドラマを作ってきたが、こんな経験はなかなかない」と語る。最終回に向けて、第1話から張り巡らされた伏線が、第7話以降、緻密に回収されていく。(C)TBS
2016年11月25日身長185cm。撮影のために渋谷の路地を歩く青木崇高さんは、存在感があって色っぽく、思わず息を呑むほどかっこいい。飄々としていて、どこか掴みどころがない雰囲気が魅力的な36歳。――改めてですが、本当に身長が高い…というか、ガタイがいい方なんですね。青木:事務所に入った21~22歳の時は、もっとガリガリだったんです。正直、自分はそんなに大きい自覚はなかったんですけど、街を歩いてる時、前から大きい人が来ると、「でっかいなぁ。こんだけデカいと普段の生活も大変だろうなぁ」とか思うんですけど、すれ違うと俺のほうがデカかったりして、「うそやろ~?!」ってなることが結構あったんです(笑)。だったら、デカいってことを武器にするのもいいのかなと思って、20代後半の頃、体を大きくしようと鍛えたりしたんです。それまでの僕は、1つのイメージでカテゴライズされるのが本当にイヤで、あえていろんなタイプの役を意図的にやらせてもらってたんです。いろんなところに点を残し、それを繋げば広い面になる。そうすれば心に強く訴えられる…と思ってたんですけど、一つ一つの点にインパクトがなければ覚えてもらえないと思うんです。ならばとりあえずは近いところに点を集中させて、印象を残そうと。それで体を大きくしたっていうのはあります。そこから実際、強面、デカい、力強いみたいな役のオファーをいただいて、少しずつ仕事が増えてきた。なので、結果的には良かったです。――いつ頃から役者を目指していたのでしょうか?青木:上京して入学したグラフィックの専門学校を卒業して、ビデオ屋でバイトしてる頃ですね。正確にいうと、役者を目指していたっていうのは、ちょっと違うんですけど…。その頃の友達にモデルをやってる子がいて、ちょっといいなって思ってて。モデルとかって、モテそうじゃないですか(笑)。雑誌とか出てる男って、モテる感じがしたんです。で、俺も、と思って、今の事務所のオーディションを受けたんですよね。――それだけ身長が高ければ、モテそうなもんですが…。青木:モテませんでした。100%ないですね。たまに地元に帰って高校時代の友達に、「俺、雑誌とかで“モテますよね?”とか聞かれんねんで」とか言うと、全員死ぬほど笑いますから。「あの青木が、青木がそんなことあるわけないやんけ」って、爆笑ですよ。――告白とかは?青木:されたことないです。だから自分で告白するんですけど、振られ倒してましたからね。スポーツとか部活で活躍してて、なんかおしゃれな感じの男が、やっぱりモテるんですよ。女性はどちらかというと、そういう男が好きですからね。――そんな女の子たちに対して、どう思ってたんですか?青木:“見てろよ、いつか見返してやる!!”って、20代前半くらいまで思ってたんじゃないですかね…。改めて考えると、俺最低だな(笑)。違いますよ、自分が告白した女の子にくらいは、振り向いてほしかったってことです。――で、モテるために…というのは半分冗談にしても、モデルになりたいと思っていた、と。青木:いや、実は全然…。っていうか、ほとんど何にも考えてなかったんですよ。モデルになりたいとも、役者になりたいとも。映画は好きだったんですけど、“演技をしたい!”とかっていうわけじゃなく、“ちょっと出られたらいいなぁ”くらいのレベルで。だからオーディションの時、言い合いになっちゃって。「芝居やる気あんの?」「ないですよ」「関西弁だけどどうすんの?そんな作品ばっかりじゃないよ?」「その時になれば標準語しゃべります」みたいな(笑)。――恐ろしい…。若さゆえ、という言葉でも片付けられない生意気ぶりですね。36歳の青木さん的には、当時の自分に今、なんて言ってあげたいですか?青木:いいぞ!もっとやれ!(笑)――マジですか(笑)。青木:面倒くさい性格なんですよ。人から「こうでしょ?」って言われると、そう思ってても「違います」って言いたくなるし、疑り深いし。まあそういう“性格のクセ”があることが、少しは役者という仕事を続けられている理由になっている気がするから、そこはなくしたくないとは思いますけどね。でも、たぶん当時は、狭いながらも自分の価値観を持ってて、その中で一生懸命になってたんじゃないですかね。学校とか会社とか、組織の中に入っちゃうと、知らない間に流されて、望まない場所にたどり着いちゃったりするじゃないですか。そうなりたくなくて、なんとか踏ん張ってたんじゃないかな。でも相手と戦うほどの理由やスキル、評価もないから、暴れるしかない、みたいな。なんか自信はあったんです。根拠のない自信ですけど。◇あおき・むねたか1980年生まれ、大阪府出身。‘02年、映画で俳優デビュー。‘07年にNHK朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』に出演し、注目を集める。その後も大河ドラマや、映画『るろうに剣心』などに出演。現在、ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日テレ系)に出演中。◇スーツ¥110,000(ブリッラ ペルイル グスト/ビームスF 新宿TEL:03・5368・7305)ネクタイ¥16,000(フランコ バッシ/ビームスF新宿)シャツ¥23,000(アニエスベー/アニエスベーTEL:03・6229・5800)◇初長編単独主演映画『雨にゆれる女』が、11/19よりテアトル新宿にてレイトロードショー。本名を隠して暮らす健次(青木)の元に、ある夜突然同僚(岡山天音)がやってきて、謎の女・理美(大野いと)を預ける。次第に健次の生活が狂い始め…。パリを拠点に活躍する音楽家・半野喜弘の、初監督作品。bitters.co.jp/ameyure/index.html※『anan』2016年11月23日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・小泉美智子ヘア&メイク・NANA
2016年11月21日“面倒くさいヤツですよ”と笑う横顔から、少し繊細な内面が見え隠れする、青木崇高さん。初主演映画が公開され、私生活ではご結婚も。2016年は、記念すべき年になった模様です。――今回の、主演映画『雨にゆれる女』の監督である半野喜弘監督とは、若かりし頃に出会ったそうですね。青木:そうなんです。事務所に入ったばっかりの頃は、仕事なんて全然なくて、「1か月くらい、旅してきま~す」って出掛けて、ヨーロッパをフラフラしてたんです。安宿泊まって美術館見て、日本人がいたら声かけて…って。で、ある夜パリの街を歩いていたら、カフェで楽しそうに飲んでる日本人の集団がいて。「こんちはー。ちょっと旅してるんですけど、よかったら交ぜてもらえませんか?」ってお願いしたら、「いいよいいよ」と受け入れてくれて。その中に、半野監督がいたんです。半野さんはパリを拠点に音楽活動をされていて、その後も東京でイベントをやられる時に僕が顔を出したり…みたいに、緩く繋がってはいたんです。で、10年後、東京のお店でごはんを食べていたら、偶然隣の席に監督がいて!そこでいろんな話をして、「映画を撮りたいね」ってことになり、今回の作品になりました。――ある意味、まだ何者でもなかった青木さんを知っている人に、主役として映画を撮られるというご経験は、どうでした?青木:特殊ですよね。撮影中や、出来上がった映画を見ても、そういった感慨みたいなものは浮かんでこないんですよ、作品として見ちゃうから。でもこういう取材で話をしてたりすると、なんか、特殊な経験だったなぁと。たぶん今後も、ないと思うんです。人間っていう個体同士が衝突することで、何かが生まれると思うんですが、そういう意味では、パリを歩いている時に僕が半野さんに衝突したことで、この映画が生まれたわけですよね。声をかけてよかったと思う。人間関係を、疎かにしなくてよかったなって思います。でも、10歳年下の、「ちょっと役者、やろうと思ってます」みたいな男が声かけてきたら、ウザいじゃないですか。ホント半野さん、よく受け入れてくれたなぁ…。また今後も何かを一緒に作りたいですね。こういう規模の映画って、関わっているスタッフの熱が伝わりやすい現場なので、“作ってる”という実感が強く持てる。それがすごく楽しかった。もちろん、大作には大作の良さがあるんですが。――半野さんはミュージシャンでもありますが、歌ってくれと言われたら、歌います?青木:歌いますよ。役者ですから、求められたらやりたいと思う。たぶん半野さんは僕のことを理解しているから、理由があってのオファーだと思うし。――信頼している相手に身を委ねるというのは、役者という仕事の一つの特徴でもありますもんね。青木:そうですね。でも怖い時もありますけど。全部さらけ出すわけですから。「いい?俺さらけ出すよ、だからよろしくね?」って気分で、バンジージャンプをする感じ。そのロープを持っているのが監督で、信じてるからこそ、何mでも飛び降りられる。でもそうやって、まだ見ぬところに飛び降りるチャンスがあるっていうのは、ありがたいことなんですよ。挑戦する機会って、そんなに訪れるわけじゃないですから。トライできるなら、飛び降りる価値はあると思ってます。――ところで、せっかくなので、ご結婚のことも伺いたく…。青木:どうぞどうぞ(笑)。――今年めでたく入籍なさいましたが、結婚願望がもともと強いタイプだったんですか?青木:そういうわけでもなかったんです。一人で旅行とかひょいっと行っちゃうタイプだし、好きなタイミングでごはん食べて、時間を好きに使って…って暮らし方は、とても楽しかったんです。でも、楽しかったんだけど、ずーっとこのままだったら、いつか白けてきちゃうんじゃないかなって、なんかだんだん思うようになってきて。――正直、一人でいることに飽きてきていた?青木:うーん、一人で好き勝手にやる生活の限界を感じた、みたいなことですかね。何か変化を起こすとしたら、結婚なのかなぁって。正直、ずっと好きに生きてきたから、他者を受け入れて生活するのって、簡単なことじゃないと思うんですよ。この先大変なこともたくさんあると思う。でもそうなったとしても、たぶん僕は、“でもお前は、そこに行きたかったんだろう?”って自分に言って、乗り越えていけると思ってます。まあこんな話、結婚して長い方が聞いたら、「まだそんなこと言ってんのか、若輩者が!」って言われちゃうような話だと思いますけど。――でも、さっき「高校時代はモテなかった」と言ってましたけれど、そんな青木さんからしたら、今回の結婚は、相当すごい“モテ”ですよね。青木:ねぇ。不特定多数にモテなくてよかった(笑)。若い時モテなかったけど、最後の最後に素敵な人に出会えて、報われた感じがします。◇あおき・むねたか1980年生まれ、大阪府出身。‘02年、映画で俳優デビュー。‘07年にNHK朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』に出演し、注目を集める。その後も大河ドラマや、映画『るろうに剣心』などに出演。現在、ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日テレ系)に出演中。◇スーツ¥110,000(ブリッラ ペルイル グスト/ビームスF 新宿TEL:03・5368・7305)ネクタイ¥16,000(フランコ バッシ/ビームスF新宿)シャツ¥23,000(アニエスベー/アニエスベーTEL:03・6229・5800)◇初長編単独主演映画『雨にゆれる女』が、11/19よりテアトル新宿にてレイトロードショー。本名を隠して暮らす健次(青木)の元に、ある夜突然同僚(岡山天音)がやってきて、謎の女・理美(大野いと)を預ける。次第に健次の生活が狂い始め…。パリを拠点に活躍する音楽家・半野喜弘の、初監督作品。bitters.co.jp/ameyure/index.html※『anan』2016年11月23日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・小泉美智子ヘア&メイク・NANA
2016年11月21日