『ハリー・ポッター』シリーズで主人公ハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフ主演最新作『ホーンズ 容疑者と告白の角』(原題:HORNS)の予告動画と本ポスタービジュアルが13日、公開された。原作は、ホラー界の貴公子と呼ばれ、父親にスティーヴン・キングを持つジョー・ヒルの長編小説『ホーンズ 角』(小学館文庫)。主演のダニエル・ラドクリフは、頭に不思議な力を持つ角が生えてくる男・イグを演じる。このたび公開された映像では、恋人メリン(ジュノー・テンプル)殺しの容疑者にされ、苦痛の日々を送るイグに、ある日突然、角が生えてくる。すると、その日から、イグの前ではなぜか、周囲の人間が欲望や秘密を話し始める。その角は、人間の本音を語らせるという"告白の角"だったのだ。そしてイグは、その角を使い、恋人殺しの真犯人探しを始める。ラドクリフは、角姿だけではなく、無精ヒゲやセクシーな胸毛も大胆披露。『ハリー・ポッター』の時のかわいらしい姿とは違う、新たな一面を見せている。さらに、ラドクリフの身体から炎が出ている衝撃シーンも収録。同時に公開されたポスターでは、森で殺された恋人を背景に、角を生やし、身体にヘビを巻きつけた、赤い目をしたイグの姿が収められている。監督は、『ハイテンション』で国際的に注目を集め、ウェス・クレイヴンの『サランドラ』をリメイクした『ヒルズ・ハブ・アイズ』でハリウッドデビューした、フランス出身のアレクサンドル・アジャ。その後も、『P2』、『ミラーズ』、『ピラニア3D』など、数々のホラー作品を手がけている。(C)2014 The Horns Project, Inc. All Rights Reserved.
2015年02月13日レインズインターナショナルが展開する牛角はこのほど、一部メニューが半額で食べられるキャンペーン「肉の日大感謝祭」を開始した。牛角では毎年恒例で、2月9日を年に一度の肉の日として特別キャンペーンなどを開催している。今年は2月20日まで(2月14・15日を除く)に、同店公式ホームページに掲載されている肉の日特別クーポンを持参した人を対象として、5種のメニューを何品でも半額で提供する。半額となるのは、ファミリーカルビ(タレ)(390円→195円)、塩ハラミ(490円→245円)、ピートロ(塩ダレ)(490円→245円)、牛タン塩(790円→395円)、アサヒ スーパードライ(500円→250円)の5品。さらに、昨年の冬のキャンペーンでも好評だった、極上赤身の旨みをとじこめた「牛フィレ塊焼き」(1,780円)も2月9日より限定復活している。※価格は全て税別
2015年02月12日●打ち上げ後、順調に航海を続ける「はやぶさ2」宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月28日、小惑星探査機「はやぶさ2」に関する記者会見を開催、これまでの運用状況について説明した。現在、探査機の状態は正常。4台のイオンエンジンの稼働を確認したほか、日本の探査機としては初となるKaバンド通信にも成功した。今後1カ月で残りの初期チェックを行い、定常運用に移行する計画だ。はやぶさ2は昨年12月3日に打ち上げられており、それからほぼ2カ月が経過した。2日間のクリティカル運用が完了した後、現在は搭載機器や地上システムの機能を確認する初期運用が実施されているところで、これまでに基本的なところはほぼ完了。國中均・はやぶさ2プロジェクトマネージャが「万全」というくらい、順調に進んでいるようだ。○イオンエンジンは4台とも正常まずイオンエンジンについてだが、12月23日から4日をかけて、スラスタA~D単独の試運転を実施。正常な推力が出ていることが確認できた。そして1月12日からは2台同時運転、16日にはA+C+Dの3台同時運転にも成功。このときの推力は約28mNで、ほぼ定格通りだった(イオンエンジン1台の推力は、初号機の8mNから10mNに向上している)。イオンエンジンは非常に燃費が良い反面、推力がとても小さいという特性がある。このため、小惑星に向かう巡航運転時には長時間の連続稼働が必要になるのだが、1月19日~20日に初めてスラスタA+Dによる24時間連続自律運転を行い、無事成功。3月からの巡航運転に目処が立った。はやぶさシリーズはイオンエンジンを4台搭載するが、同時に運転できるのは最大3台。1台は予備という位置付けだ。だが初号機では、初期運用中にスラスタAに問題が出て、いきなり予備が無い「危機的な状況」(國中プロマネ)になってしまった。かろうじて帰還できたものの、これは解決すべき大きな課題だった。はやぶさ2のイオンエンジンは、國中プロマネが「かなり粒が揃ったものを作ることができた」と胸を張る自信作だ。部品レベルでの国産度を高めたほか、キセノンガス(推進剤)の供給装置も改良。初号機よりも、きめ細かい流量制御ができるよう取り組み、安定した推力を実現したという。4台とも正常だったことで、「1台の予備」を維持することができた。國中プロマネは「厳しい航海が待っている」とし、今後について決して楽観視はしないものの、順調な初期運用の結果には、「機材としては十分な余裕を持って、小惑星への往復航海に乗り出せた」と素直に喜んだ。ところで12月19日~22日にイオンエンジンのベーキングを実施しているが、これは初号機では無かった手順だ。ベーキングというのは、温度をわざと上げることで、揮発性のガスを出し切る作業。特に打ち上げ直後、真空になったばかりというのは、機体からそうしたアウトガスが出やすい。ベーキングによって、機体を乾かすというわけだ。國中プロマネによれば、イオンエンジンは真空度が完全でないと、良いオペレーションができないという。初号機では、そうした知見が十分でなかったために、スラスタAの機能を落としてしまった。そのため、はやぶさ2では、ヒーターで50℃に温めたり、姿勢を変えて太陽光を当てたり、プラズマを点火するなどして、運転前にベーキングを行った。○スラスタBを使わないのはなぜ?2台同時運転、3台同時運転の組み合わせを見ると、スラスタBだけが外されていることが分かるが、これはスラスタBに問題があるわけではなく、バックアップとして取っておくためだという。当面はA/C/Dの3台のみを使って、軌道変換を行っていく計画だ。細かい話になるが、なぜスラスタBなのか、気になる人もいるだろう。「B」はバックアップのB - という理由ではもちろん無い。先ほど、同時に運転できるのは最大3台だと説明したが、じつはスラスタは4台あるのに、直流電源は3台しかない。はやぶさシリーズでは、リレーを電源とスラスタの間に入れることで、組み合わせを変えているのだ。ただ、4台のスラスタがすべて同じ条件ではない。スラスタAとDは繋ぐことができる電源が1つに決まっているが、スラスタBとCは2つの電源から選ぶことができる。こちらの方が自由度が高いので温存しておいて、なるべく先にスラスタAとDを使い倒したいというわけだ。一方、各スラスタの配置上、太陽側にあるスラスタAとBは温度が上がりやすい。しかし温度はなるべく上げたくないという事情があって、日陰側のスラスタCとDを使いたい。条件としては、ほんの僅かな違いであるものの、以上2つの明確な理由があって、A/C/Dの3台に決まったそうだ。ちなみに、リレーがあるのなら、一定時間ごとに切り替えて、4台を均等に使っていくことも考えられるが、そうしないのは、リレーが機械式だからだ。宇宙では、無駄な機械操作はしないのがセオリー。「必要がない限り、リレーの切り替えはさせたくない」(同)という判断により、使用する3台を固定化したわけだ。なお初号機では、復路で健全なスラスタが無くなり、帰還に黄信号が灯ったとき、異なるスラスタのイオン源と中和器を組み合わせるという、裏技に近い「クロス運転」で最大の危機を脱した。はやぶさ2にも「当然ながら初号機の機能はすべて入っている」わけだが、國中プロマネの「でも今回はそういう機能は使わないで帰れるようにしたい」というのは本音だろう。●「はやぶさ2」の最大の懸念点とは…○リアクションホイールのキモはZ軸探査機の姿勢制御に使うリアクションホイールも、初号機で大きなトラブルを起こした場所だ。初号機のリアクションホイールは、小惑星に向かう途中でX軸、小惑星到着直後にY軸が故障しており、それ以降、残るZ軸だけによる綱渡りの運用を強いられていた。リアクションホイールは、円盤の回転速度を上下することで、機体の回転を調整することができる装置。1台で1軸周りの回転しか制御できないため、3軸制御のためには最低3台が必要になるのだが、初号機は厳しい重量制限があったせいで、3台ちょうどしか搭載することができなかった。通常は、冗長のために4台を搭載する。初号機での故障は、初号機用に特別に変更した部分が原因だったと考えられており、標準品を使用したはやぶさ2で同じ現象が起きる可能性はないのだが、今回はセオリー通り4台を搭載。だが、セオリー通りでないのは配置の方法だ。4台が正四面体の位置関係になるスキュー配置ではなく、Z軸のみ2重(XYZZ)にした珍しい配置になっているのだ。このように非常に特殊な配置を採用したのは、初号機での知見があるからだ。もしリアクションホイールが壊れたとしても、探査機には姿勢制御スラスタ(RCS)もあるので、燃料がある限り、3軸制御は可能。だが、初号機はRCSも使用不能になったのに、Z軸のリアクションホイールだけで、地球に帰還することができた。この1台だけでは、Z軸周りの回転しか制御できない。では残りのX軸とY軸はどうしたのかというと、初号機では、太陽光圧により発生する微弱な回転力や、キセノンガスの直接噴射などを組み合わせて、姿勢制御する新しい方法を編み出した。Z軸さえ無事なら、初号機の方法で、姿勢制御は何とかなる。だからZ軸は特に手厚く、というわけだ。ちなみに初号機では、太陽光圧は非常時の姿勢制御として利用されたわけだが、はやぶさ2では、リアクションホイールを温存するために、むしろ積極的に活用する方針。國中プロマネによれば、「イオンエンジンなどの難しい運転がない場合は、XYZの3台のリアクションホイールを停止して、Z軸の1台だけで姿勢制御する」ことを狙うそうだ。○日本初の深宇宙Kaバンド通信を確立そのほか、ここまでの初期運用で大きなトピックスとしては、はやぶさ2で新たに搭載されたKaバンドアンテナによる通信の確立がある。深宇宙でのKaバンド通信に成功したのは、日本の探査機では初めて。Kaバンドは従来のXバンドに比べて4倍高速であり、より大量の観測データを小惑星から送ることができるようになる。しかし残念なことに、日本国内には、はやぶさ2とKaバンド通信ができる地上局がない。そのため今回は、NASAの深宇宙ネットワーク(DSN)各局の協力を得て通信を行った。日本国内にもKaバンド通信が可能な地上局はあるが、これらは地球を周回する衛星向けで、深宇宙通信の能力はない。探査機との通信には、もっと大きなアンテナが必要で、そのための施設として臼田と内之浦に直径64mと34mの大型アンテナがあるものの、対応しているのはXバンドで、Kaバンドは利用できない。日本の小惑星探査は世界最先端の成果を上げているが、こと深宇宙との通信設備に関して言えば、米国から遥かに遅れていると言わざるを得ない。臼田局は、ハレー彗星探査機「さきがけ」「すいせい」の時代に作られたアンテナで、すでに30年が経過している。今後も使い続けるのは「寿命の問題もあり難しい」(同)という状態だ。そこで、JAXAでは「我々は"臼田後継"と呼んでいるが、臼田局を作り替えることを計画している」(同)とのこと。具体的なスケジュールはまだ検討中だが、國中プロマネによれば、「XバンドとKaバンドの送受信が可能な設備を整えたい」そうだ。なお米国はDSN局として、世界3カ所にゴールドストーン局、キャンベラ局、マドリード局を整備。これにより、24時間の運用を可能としている。臼田後継が実現したとしても、日本から探査機が見えている時間だけの運用になり、小惑星近傍ではいずれにしてもNASAの協力を得なければならないが、それでも早急の整備を望みたいところだ。○ハードは大丈夫、では最大の懸念は…このようなプロジェクトでは、どうしても探査機本体に注目が集まりがちであるが、小惑星探査は探査機だけで行えるわけではない。國中プロマネは、「地上の設備、ネットワーク、人の技量」が必要だと指摘。いま一番心配しているのは、「ハードウェアではなく、いかに人間組織を作り上げるか」ということだという。はやぶさ2は小惑星1999 JU3に約1年半滞在し、この間に、小惑星の観測、表面物質の採取、インパクタの運用、ランダー/ローバーの投下などを実施する。探査機の運用で、もっとも忙しい時期だ。「24時間連続のオペレーション。8時間3交代くらいで1年半を乗り切る」(同)ということで、実力のあるスタッフが大勢必要になる。また、たくさんのデータを取得したら、その分析も必要となる。小惑星のどこに何がありそうか、科学的なデータを積み上げないと、着陸地点を決めることができない。大勢の科学者が必要で、大学や研究機関の協力が不可欠だ。小惑星に到着するまであと3年半。それまでに人を育て、協力体制を構築しなければならない。今後は、どれだけ強力な「チームはやぶさ2」を準備できるかがポイントだと國中プロマネは見ており、「万全の体制で他国に負けない小惑星探査がしたい」と改めて意気込みを述べた。
2015年02月04日ダイキンは1月26日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公開している小惑星探査機「はやぶさ」発の技術を応用した電力ピークカット制御技術を、ルームエアコンへ適用する技術検証を開始すると発表した。同技術は、「はやぶさ」が宇宙空間で限られた電力を有効利用するために開発された技術を基に、それぞれの機器が独立して並列にピーク電力を下げる制御法を、家電機器の消費電力ピークカット制御に応用するものである。家庭内の照明、冷蔵庫やエアコンなどの機器に優先順位をつけ、同時に消費電力を制御することができる。具体的には、すでにリモコンなどで使われている赤外線通信の技術を利用し、電力消費を抑えるための制御信号を一斉送信するシンプルなシステムで、高速なデマンドレスポンスの実現が可能である。また、大掛かりな追加投資をせずに短期間で効果を出すことができるため、通信インフラに課題がある新興国においても、使用電力量の低減や電力の安定供給が期待できるという。現在、JAXAでは航空宇宙分野における研究開発成果の民間転用を進めている。その一環として、同技術に関連する技術的仕様を公開し、多くの企業や団体に採用を促している。ダイキンは、この技術公開の取り組みに協力し、製品に適用するための検証を進めていくとしている。
2015年01月27日ダイキン工業は1月26日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)による「小惑星探査機『はやぶさ』発の技術を応用した電力ピークカット制御の技術」をルームエアコンへ適用する技術検証を開始した。電力需要が集中する時間帯の消費電力量を低く抑える効果が期待できる。JAXAは民生用家電機器への応用を促進することを目的として、「小惑星探査機『はやぶさ』発の技術を応用した電力ピークカット制御の技術」を1月13日に公開した。宇宙空間において「はやぶさ」が限られた電力を有効活用するための技術だ。家電機器に応用すれば、照明や冷蔵庫、エアコンなどの家電機器に優先順位を付けて、消費電力を制御できるようになる。このたびダイキン工業は、ルームエアコンのピークカットを目指して、同技術を適用する技術検証を開始した。すでにリモコンなどで採用されている赤外線通信の技術を利用したシンプルなシステムで、大掛かりな追加投資をせずに短期間で効果を出すことが可能だという。通信インフラに課題がある新興国などにおいても、使用電力量の低減や安定した電力供給が期待できる。また、1月28日から30日に東京ビッグサイトで開催される「新電力EXPO」において、同技術を搭載したルームエアコンのテストモデルを展示する。
2015年01月26日宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこのほど、小惑星探査機「はやぶさ」に端を発した電力制御技術を家電へ応用するための通信情報をオープンプラットフォームで公開した。「はやぶさ」では、イオンエンジンに一定の電力を供給する必要あり、搭載された計200個のヒーターのスイッチを、温度状況に合わせて切り替える必要があったため、電力のピークカット技術が採用された。このときの技術は、HEMS(Home Energy Management System)やBEMS(Building Energy Management System)などと同様に、コンピューターが各機器の電力使用量を監視し、一度サーバーに情報を集積して、各機器に電力を割り振る方式だった。この方式では、1個体とサーバーが双方向通信するため、個体の数が増えると、制御に時間がかかってしまう。今回の技術では、各機器に優先順位を設定することにより、制御装置から各機器へ、使用できる電力の総量のみを通信し、それぞれの機器が優先順位に応じて使用する電力を自分の判断で変更する。双方向で通信する必要が無いため、従来の制御方式とは違い、個体数が増えても制御速度が落ちることはない。各機器が独立分散の並列処理をするため、制御系統に機器を新たに追加、もしくは途中で離脱させる場合にも対応できる。制御システムの構築には配電盤・家電に小さな機器を取り付けた上で、家電機器側に設けられる並列処理のための論理を導入するだけで済む。既存設備を活用できるため、導入コストを抑えることができる。今回公開されたオープンプラットフォームは、同報発信する情報の記述方法にあたるもので、同方式を利用したいという家電機器メーカーに対しては、JAXAから並列処理のための論理を無償で提供する。JAXA宇宙科学研究所の川口淳一郎 教授によれば、同技術は電車の電力制御や、携帯電話での情報処理などへも応用可能で、電力事業に関する新たなビジネスモデル創出の鍵となり得るとのこと。なお、同技術は1月28日~30日に東京ビッグサイトで開催される「新電力EXPO2015」でデモンストレーションが実施される予定となっている。
2015年01月21日コニカミノルタは1月13日、TOF(Time Of Flight)方式で垂直方向に最大24レイヤー、水平画角最大180度の広範囲スキャンが可能なレーザーレーダーを開発したと発表した。同製品は、上記の画角とリアルタイムを両立し、高精細な3D情報の取得が可能。測定距離は車両で100m以上、人で50m以上となっており、外乱光に強いなどの特長を持つ。同社は、自動運転/高度運転支援システムの開発や建物・物流搬送機器・移動ロボットなどさまざまな領域での活用を見据えているとのこと。なお、同製品は1月14日~16日に東京ビッグサイトにて開催される「オートモーティブワールド2015/第3回コネクティッド・カーEXPO」のZMPブースに参考出品される。
2015年01月14日Cypress Semiconductorは12月17日(米国時間)、6mm角の小型BGAパッケージに収容したUSB 3.0ハブコントローラ「EZ-USB HX3」を発表した。同製品は、I2C EEPROM、I2C Slave、およびGPIOオプションによって完全なコンフィグレーション機能を提供し、PHYドライブ強度やダウンストリームポートの数、電源スイッチの極性、LEDインジケータなどをコンフィグレーションできるようにする。さらに、ホストがなくてもデバイスの充電が可能なGhost Charging機能を備えている他、USB-IF Battery Charging v1.2仕様とAppleデバイスの充電にも対応している。また、「HX3」はUSB On-The-Go(OTG)ホストを使用してポータブルデバイスのアップストリーム充電を可能にするAccessory Charger Adaptor Dock(ACA-Dock)機能を搭載した最初のSuperSpeed USB(USB 3.0)ハブコントローラである。そして、Shared Link機能によって最大8つのダウンストリームポートを実装できるため、1台の4ポートハブを使用してドッキングステーションやデスクトップモニタなどの製品に、より多くのUSB周辺装置を接続できるようにする。この他、「HX3」は相互運用性が高く、一般的な民生機器やPCの周辺装置、HDD、SSD、レガシデバイスなど、400種類を越えるUSB周辺装置で徹底的な接続試験を完了している。さらに、「HX3」に内蔵されたUSB 2.0とSuperSpeed PHYはそれぞれコンフィグレーションが可能で、長いPCBトレースの駆動時にシグナルインテグリティを保持するのに役立つ。加えて、高速スロープ、送信振幅、およびディエンファシスパラメータは、PCのグラフィカルユーザーインタフェースから調整可能。また、消費電力はスタンバイモードで40mW、すべてのポートがSuperSpeedデータレートで動作中でも735mWと、競合ソリューションの50%未満に抑えている。なお、Shared LinkとGPIOインタフェースを備えた4ポートハブの「CYUSB3328」、ポートごとの電力制御機能を備えた4ポートハブの「CYUSB3314」、および連動ポート電力制御機能を備えた4ポートハブの「CYUSB3304」の3つのバージョンでサンプル出荷中。開発キットとしては、「CYUSB3328」コントローラを搭載したフル機能の「CY4613」と、「CYUSB3314」コントローラを搭載した多機能の「CY4603」、「CYUSB3304」コントローラを搭載した低BOMの「CY4609」の3種類の評価キットが提供されている。これらキットには、必要な外部コンポーネントが統合されており、「HX3」のコンフィグレーションパラメータを変更するために使用するWindows用Blaster Plusソフトウェアユーティリティが付属している。
2014年12月18日既報の通り、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は12月3日、小惑星探査機「はやぶさ2」をH-IIAロケット26号機で打ち上げた。本レポートでは、打ち上げ後に開催された記者会見の内容をまとめてみたい。○連続成功は「自分たち自身との戦い」2001年より運用を開始したH-IIAロケットの打ち上げは、今号機で26回目。失敗は6号機の1回のみであり、今回の打ち上げで成功は20機連続、成功率は96.2%となった。兄弟機H-IIBも合わせると、24機連続で成功率は96.7%ということになる。唯一の失敗だった6号機の打ち上げは2003年9月だった。以来11年間、H-IIAは一度も失敗することなく運用を続けているが、MHIの阿部直彦宇宙事業部長は「1つ1つの部品を確実に作って、1つ1つの作業を確実に行ってきた結果」だと評価。今後、連続成功のさらなる継続には「慣れ、マンネリ、油断、奢りを自ら戒めることが重要」とし、「自分たち自身との戦いだと思っている」と気を引き締めた。成功を続けることで、商業打ち上げの受注に勢いを付けたい同社であるが、これまでのところ、受注実績は、韓国KARI、カナダTELESAT、スカパーJSATの3件にとどまる。商業打ち上げの受注では、信頼性、コスト、能力という3つの要素が重要だ。このうち、信頼性についてはすでに及第点であり、能力についても第2段の高度化で改善のめどが立っている。最後に残る大きな課題はコストの高さだった。しかし、これについては近年の円安が追い風になりつつある。阿部氏は「1ドル=80円台の時代はまったく歯が立たなかったが、今であれば、オンタイム打ち上げ率の高さやサービスなどとの組み合わせで、ある程度戦えるところまで来た感触を得ている」という。「来年のTELESATの打ち上げをしっかりやることで、我々の評価が上がる。世界標準でやれるということを世界に認めてもらう」と意気込みを述べた。また今回の打ち上げは、ウィンドウが10日間しかないという特殊なものだった。打ち上げ執行責任者を務めたMHI宇宙事業部の二村幸基技監・技師長は「基本的にはいつもと同じ気持ちだった」としつつも、「期限を切られているのに厳しい天候が続いていて、非常にプレッシャーを感じていた」と打ち明ける。「我々としては、最善を尽くし、打ち上げ可能な時期に確実に打ち上げるために準備をしてきた。今日というチャンスが訪れたので、それを必ずモノにするつもりで、作業者一同が打ち上げに臨んだ」と振り返る。天候不良により2回の延期はあったものの、世界が注目した「はやぶさ2」の打ち上げを無事完遂することができたとあって、安堵の表情を見せた。○今回も「厳しいオペレーション」を覚悟「まず報告したいのは、はやぶさ2の宇宙航海がようやく始まったということ。応援していただき、大変ありがとうございます」…会見の冒頭、JAXAの國中均・はやぶさ2プロジェクトマネージャが最初に口にしたのは感謝の言葉だった。「はやぶさ2」はなかなか予算が付かず、実施が危ぶまれた時期もあった。開発が正式に始まったのは2012年。小惑星1999 JU3に向け、探査機を2014年末に打ち上げるためには、本当にギリギリのタイミングであった。國中プロマネの発言は、実現の追い風となった国民からの高い支持の声に対するものだったのだろう。過去にはこんな話も…【レポート】「はやぶさ2」が危ない? 小惑星探査機の後継機、海外で打上げかしかし、なんとか実現に漕ぎ着けた「はやぶさ2」であるが、これでやっとスタートラインに立ったに過ぎない。探査機の場合、本当に大変なのはこれからだ。國中プロマネは会見では終始硬い表情で、ほとんど笑顔を見せることがなかったのだが、気持ちはすでに「これからの旅路」に向いているような印象を受けた。以下、國中プロマネの言葉を並べる。「これから6年間、深宇宙航海が続く。プロジェクト一同としては大変緊張している。宇宙航海は決して簡単ではない。初号機ができたからといって、同じ航海ができるとは考えていない。初号機の経験をもとに、良い探査機を作り込んだと自負しているが、はやぶさ2の総重量はたったの600kg。そんな"小舟"で宇宙の大海原に乗り出そうというわけだから、きっと厳しいオペレーションが待っているだろう」「はやぶさ2は、我々が望んで仕立てた新しい船。これを作り込むこともJAXAの仕事だが、その船を使いこなすこともJAXAの仕事である。新しい船で新しい目標に向かって、ようやく出帆したところ。必ずや6年後に地球に帰ってくることを目標に、いいオペレーションにしたいとチーム一同念じている」「もちろん成功することを目標として努力するが、成功は常に約束されているものではない。小惑星に辿り着いて、着実に観察し、それから着陸・離陸を行い、さらに地球に帰ってこなければならない。はやぶさ2は、これをシーケンシャルに行わなければならないという、大変難しいミッション。途中で1つでも装置を失えば航海は危うくなる」「そういうことがないように探査機を作り込んできたが、宇宙という大自然に小舟を放り込んだ以上、この後一体何が起こるかは分からない。気を引き締めて、慎重に、かつ挑戦的に、仕事をしなければ成功しない。この2つをうまく使い分け、往復探査を成功させるために、緊張感を持って作業に取りかかりたい」初号機での経験を反映させ、信頼性を高めたとは言え、小惑星探査の実績はまだその1回だけだ。「2回目だから前回よりは簡単に行くだろう」というのは楽観的に過ぎる。おそらく、今回も様々な困難が待ち構えているだろうと筆者も思う。だがそれでも、そうした苦難を乗り越えた上で、最後にはぜひとも成功をもたらして欲しい。なお、打ち上げ後の探査機の状態は健全であることが確認されている。2日間のクリティカル運用フェーズで太陽電池パドルの展開、サンプラーホーンの伸展、リアクションホイールによる3軸姿勢制御の確立などを実施し、その後2~3カ月の初期運用フェーズで搭載機器の初期チェックを行う予定。イオンエンジンの初点火も、この初期運用フェーズで実施される見込みだ。
2014年12月11日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は12月3日13時22分4秒、H-IIAロケット26号機で小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを実施した。ロケットは正常に飛行し、打ち上げの約1時間47分後に「はやぶさ2」を分離。所定の軌道に投入することに成功した。同ロケットの打ち上げ成功はこれで20機連続。2回の延期のあとで迎えた打ち上げ当日。朝から曇ったり晴れたりの気まぐれな天気だったが、打ち上げの瞬間は青空が見えるまずまずのコンディションに。定刻通りに打ち上げられたロケットは飛行中、雲に隠れることもあったものの、竹崎展望台からはSRB-Aの分離まで見ることができた。しかし、地上から見えなくなってもロケットは働き続けている。搭載衛星を分離して、所定の軌道に投入することがロケットの仕事。これが確認できて初めて、ロケットの打ち上げは「成功」と言えるのだ。打ち上げを見届けた後、我々報道陣は竹崎展望台3階のプレスセンターで衛星分離の瞬間を待つことになるのだが、居合わせた広報担当のJAXA/MHI職員は終始リラックスした雰囲気で、飛行が順調であることをうかがわせた。そして15時10分ころ、分離の一報が届くと、プレスセンターでも拍手がわき起こった。分離が無事完了して、バトンはロケットから探査機へと手渡された。ここからが「はやぶさ2」の6年にわたる長き旅路の始まりである。決して簡単なミッションではないだろうが、人類に新たな小惑星のサンプルをもたらすことを期待したい。なお同日17時20分より記者会見が開催されたのだが、その内容については別途レポートする。
2014年12月04日NECは12月3日、宇宙航空研究開発機構種子島宇宙センターから、H-IIAロケット26号機にて打ち上げが成功した小惑星探査機「はやぶさ2」において、システム設計・組み立て・試験・インテグレーション支援を担当しており、今後4カ月にわたる初期運用の支援に取り組んでいくと発表した。はやぶさ2を構成する主な機器には、「電気推進系(イオンエンジン)」「化学推進系(RCS:Reaction Control System)」「通信系(アンテナ)」「ターゲットマーカ」「再突入カプセル」などがある。また、同社は化学推進系を除くバス機器全般の設計・製造のほか、イオンエンジンやサンプラー、中間赤外カメラといった搭載機器の設計・製造も担当している。「はやぶさ2」のミッション機器データ処理装置では、一部機器との通信に小型科学衛星「ひさき」(2013年打ち上げ)により世界で初めて軌道上実証された、先進の人工衛星用データ通信インタフェース規格「SpaceWire/RMAP」を採用し、ロバスト性(強靭性)を一段と向上させているという。はやぶさ2のミッションを達成するために必要な機器としては、中間赤外カメラのほか、「光学航法カメラ」「近赤外分光」「レーザ高度計」「サンプリング装置」などがある。
2014年12月04日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は12月3日、午後1時22分4秒に種子島宇宙センターより小惑星探査機「はやぶさ2」を打ち上げた。当日の種子島宇宙センター近隣の天気は高気圧に覆われ、打ち上げ時の天候は晴れ、風速は北西の風4.3m/sで、気温は約16℃と、雲はあるものの穏やかな天気となった。打ち上げの107秒後にH-IIAロケット26号機の2本の固体ロケットブースター(SBR-A)が切り離され、4分10秒後に衛星フェアリングの分離が実施された。なお、はやぶさ2は打ち上げ1時間47分後に分離が行われる予定となっており、その後、相乗り衛星の「しんえん2」、「ARTSAT2-DETHPACH」、「PROCYON」が順次切り離される予定となってる。
2014年12月03日小惑星探査機「はやぶさ2」を打ち上げるH-IIAロケット26号機がついにその姿を現した。打ち上げが延期されている間、ロケットはVAB(大型ロケット組立棟)の中で出番を待っていたが、12月3日0時より、予定通り機体移動を開始。およそ25分で、500mほど離れた第1射点への移動を完了した。打ち上げは同日13時22分04秒に実施される予定だ。現在(10時半)の射場の天候は晴れ時々曇り。風はほとんど感じられず、非常に穏やかだ。すでに天候不良で2回の延期があった「はやぶさ2」の打ち上げであるが、今日は全く問題なさそうだ。さて、その26号機であるが、いつもとちょっと違うのは、第2段の塗装が白色になっていることだ。通常、この部分の色はオレンジ色。今回、塗装が白くなっているのは、「基幹ロケット高度化」プロジェクトで開発された技術が適用されたからである。このオレンジ色の正体は断熱材だ。H-IIAロケットの推進剤は第1段も第2段も液体水素と液体酸素の組み合わせであるが、これらの物質の沸点は極めて低く(水素はマイナス253℃、酸素はマイナス183℃)、蒸発を抑えるためには、極低温を維持する必要がある。断熱材は、そのためのものだ。しかし、液体水素は特に沸点が低くて蒸発しやすい。燃料タンクを断熱材で覆っていても蒸発してしまい、打ち上げの直前まで、蒸発した分を補充しているほどだ。第2段の場合、軌道上でも蒸発する分があるのだが、通常、搭載衛星を分離するまでの時間は30分間ほどと短いため、あまり大きな問題にならない。ところが26号機の場合、地球を1周してから2回目の燃焼を行うため、稼働時間が長い。そのため、白色塗装で太陽からの熱の入射を抑えて、蒸発量を下げる必要があるのだ。この白色塗装は21号機で実証実験が行われており、"本番"として適用したのは今回が初のケースとなる。白色塗装によって、水素の蒸発量を25%削減できるということだ。また、軌道上を飛行中にターボポンプを定期的に冷やす必要があるのだが、この冷却には液体酸素が使われる。冷却のために流した液体酸素は、第2段の推進には寄与しないので無駄になってしまうが、冷却の方式を変えたことで、この予冷で消費される液体酸素の量を60%削減できるそうだ。H-IIAロケットで静止衛星を打ち上げる場合、従来は、衛星側のエンジンを使って、頑張って軌道修正をする必要があった。しかし、商業打ち上げで競合する欧州のアリアン5ロケットは赤道上に射場があるため、衛星側の軌道修正の負担が小さい。これが、H-IIAで商業打ち上げを受注する際の大きな障壁となっていた。そこで考えられたのがH-IIAロケットの"高度化"だ。軌道面の修正は、遠地点側で行えば効率が良く、より衛星の負担を減らすことができるようになる。しかし、そのためには第2段の稼働時間を5時間程度にまで延ばす必要があり、推進剤の蒸発をなるべく抑えなければならない。この技術を今回適用したというわけだ。三菱重工業(MHI)は2013年、商業打ち上げで高度化を適用する初のケースとして、カナダTELESATより通信放送衛星「TELSTAR 12V」の打ち上げを受注した。今回の26号機の打ち上げは、その試金石にもなっているのだ。
2014年12月03日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は12月1日、11月30日、12月1日と打ち上げ日を延期してきた小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)/H-IIAロケット26号機(H-IIA・F26)の打ち上げ日程を、改めて12月3日とし、予定通りに実施する計画であると発表した。新たな打ち上げ時刻は12月3日の13時22分04秒(日本標準時)で、当日の射場周辺の天候は12月1日9時30分の種子島宇宙センター発表のものによると、くもりで西北西~北西の風が6~8m/s程度、気温は11℃~16℃程度とし、雨や打ち上げ時に制限がかかりそうな風速は生じないとの予測となっている。
2014年12月01日小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げが12月1日に決まった。平日になってしまったのはやや残念であるものの、延期が1日だけで済んで、引き続き現地に滞在している人も多いだろう。種子島ではどこでもロケットの打ち上げを見ることができるが、条件が良い場所となると、何カ所かに限られる。中でもオススメは「公式」の見学所である。この4カ所ではカウントダウンの音声も聞くことができて、みんなで盛り上がるには最適だ。ここで簡単に紹介するので、選択の際の参考にして欲しい。○長谷公園まず定番と言えるのは「長谷公園」だ。かなり広さがあり、駐車場のキャパシティも500台と最も多い。敷地が劇場のように前下がりになっているため、後方でも良く見えるのが嬉しいところだ。射点までの距離は6kmほどあるものの、心臓に響くような大音量が楽しめるのは現地ならではだ。ぜひ肉眼で見て、打ち上げのナマの迫力を体感して欲しい。1つだけ残念なのは、H-IIAを打ち上げる第1射点の場合、機体の一部が大型ロケット組立棟(VAB)の建物で隠されてしまうことだ。場所によって隠れ具合は違うので、長谷公園で見る場合には、なるべく左側にした方が良いだろう。なおH-IIBの第2射点の場合、隠れることはないので、どこから見ても大丈夫だ。○宇宙ヶ丘公園次に紹介したいのは「宇宙ヶ丘公園」。距離は長谷公園と同じくらいだが、キャンプ場も併設されており、野営しながら見る場合には特に便利だ。ロケットの下側が少し手前の山に隠されてしまうものの、第1射点も第2射点も遮るものがなく、打ち上げをよく見ることができる。駐車場は250台。○前之峯グランド「南種子町営陸上競技場(前之峯グランド)」は南種子町の市街地から近いのは便利であるが、射点がほとんど見えないので、せっかく種子島に来たのであれば、あえてここを狙う理由はない。特別な事情でもない限りは、他の3カ所の方が良いだろう。○恵美之江展望公園そして今年新しく整備されたばかりで注目なのが「恵美之江展望公園」だ。この場所の魅力は何と言っても距離の近さである。打ち上げ時は射点から3km以内が立ち入り禁止になり、プレスセンターがある竹崎展望台もその外側にあるわけだが、恵美之江展望公園は本当にギリギリ3km。北側から射点を見るため、今回のようにお昼頃の打ち上げだと逆光になってしまうものの、近いので撮影向きだ。長谷公園ほどではないものの、結構広さはあり、500人くらいは入れそうな印象。打ち上げ時には仮設トイレも用意されていて安心だ。ただし、この恵美之江展望公園は打ち上げ当日のみ解放されており、前日からクルマで乗り入れるようなことはできない。南種子町役場によれば、今回の開場時間は9時半を予定しているとのことなので注意して欲しい。他の見学所に比べて距離が半分という長所の反面、アクセスの悪さが難点。見学所までは未舗装の道路が1kmほど続いており、雨天時には路面状況が相当悪くなりそう。道幅も狭く、運転に慣れている人でなければ、避けた方が無難だろう。また駐車場は130台までと狭いので、入れない可能性もある。難易度はちょっと高めで、ハイリスク・ハイリターンな見学所と言えるかもしれない。なお、これら公式見学所については、以下のサイトにも情報があるので参考にすると良いだろう。今回、泣く泣く諦めた人も、機会があればぜひ来島して、現地で打ち上げを見ていただきたい。ファン!ファン!JAXA! 打ち上げ見学場所マップ南種子町役場 ロケット打ち上げ見学場宇宙航空研究開発機構(JAXA)
2014年11月30日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は11月29日、11月28日に打ち上げ延期を決定したH-IIAロケット26号機による小惑星探査機「はやぶさ2(Hayabusa2)の新たな打ち上げ日を12月1日に決定したと発表した。同決定は29日に開催された臨時天候判断会議の結果によるもの。打ち上げ日時の詳細は12月1日の13時22分43秒(日本標準時)となっている。また、これに伴いJAXAでは12月1日の12時25分から、種子島宇宙センターでの打ち上げの様子をライブ中継する予定だとしている。なおJAXAでは、今後の天候状況などによっては、再延期の可能性もあるとしている。
2014年11月29日ハンドメイド、手作り作品の通販・販売サイトminne(ミンネ)では、クリエイターが作った食器「カメラの角皿」を販売している。○古びたカメラをイメージした角皿同サイトは、ハンドメイド作家がユニークでオリジナリティある手作り作品を販売する通販サイト。「カメラの角皿」は、クリエイターのrinanorinanoさんが手がけた。同商品は、古びたカメラをイメージした角皿で、レンズ、ファインダーなどがデザインされている。カメラの上の青い部分は、空を表現したもの。和ものを意識した造りで、味わい深いデザインとなっている。サイズは約18.5×18×2cm。価格は1,000円(税込)。
2014年11月29日既報の通り、小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げが延期された。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は11月28日、JAXA種子島宇宙センターで記者会見を開催し、打ち上げの延期について説明した。登壇者は、JAXAから國中均・はやぶさ2プロジェクトマネージャと長田弘幸・鹿児島宇宙センター射場技術開発室長、MHIから平嶋秀俊・宇宙事業部MILSET長。今回、延期の原因となったのは氷結層を含んだ雲だ。雲の中に微小な氷晶があるような状態のとき、そこにロケットが突っ込んでいくと、機体に落雷する恐れがある。H-IIAの場合、少しくらいの雨や風で打ち上げは中止にならないが、氷結層を含む厚い雲があると一発でアウトだ。新しい打ち上げ日については「12月1日以降」とされており、現時点では未定。JAXAが発表している天気予報を見る限り、ずっと天候不良が続きそうな見通しで、最短の12月1日に打ち上げられるかどうかは微妙な状況。打ち上げ時刻については、12月1日の場合13時22分43秒で、打ち上げが延期になると、毎日2分ほど前倒しになっていくようだ。事前に天候が悪そうなことは分かっていたものの、2日前のこのタイミングで延期の発表があるとは思っていなかったので、正直ちょっと驚いた。「はやぶさ2」は地球以外の天体に向かうため、軌道の都合で、打ち上げられるウィンドウは10日間しかない。延期するにしても、もっとギリギリまで粘ってから判断するかと思っていたのだ。これについて、平嶋MILSET長は「氷結層については3日くらい前から分かっていて、状況の変化を検討してきたが、予測の確度が上がってきて、もう変わりようがない」と説明。11月30日は見込みが全く無いということで延期を決めたという。國中プロマネは「天候の問題は仕方ない。しかし、はやぶさ2は6年間のミッション。1~2日延びたからといって大きな影響はない。気持ちを引き締めて準備を進めたい」とコメント。10日間というタイムリミットがあるが「種子島に入った当初、特に10月は台風の直撃を受けて、宇宙センターに入れないような状況もあった。射場作業が進められずに困ったが、もう台風の季節は過ぎている。冬の気候は安定しており、楽観視している」とした。今回の打ち上げは日曜ということもあって、各地でパブリックビューイングを予定していた。楽しみにしてたファンも多いだろうが、國中プロマネはファンに対し、「申し訳ないが数日待って欲しい。我々と一緒に打ち上げを見て、はやぶさ2の門出を応援していただければ」とメッセージを述べた。※さて、何の気休めにもならないが、ここで、天気が良かった本日午前の種子島宇宙センターの風景をご紹介しておこう。ああ、打ち上げが今日だったら……。
2014年11月28日エプソンでは10月末より、小型惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを記念して、宇宙航空研究開発機構(JAXA)監修の超精密ペーパクラフト「H-IIA:大型ロケット第1移動発射台」のデータを同社の会員向けサイト「Webプリワールド」で無料配布している。ロケット本体は、A4用紙各16枚の構成(別途説明書6枚)で、ロケット先端のフェアリング内には「はやぶさ2」を収納することができる。実物通り、固体ロケットブースターが2本のH2A202と4本のH2A204を再現することが可能で、「H-IIAロケット」の歴史を正確に辿れるように初期のJAXAロゴと後期の三菱重工ロゴのデータもそれぞれ用意されている。「H-IIAロケット」の打ち上げを行う第1移動発射台は、A4用紙35枚(別途説明書10枚)を使用する全高73cmにも及ぶ巨大モデル。「H-IIAロケット」と発射台を同時に射点へ移動するドーリー(ロケット専用運搬台車)が2台用意され、通常の写真や映像ではなかなか見る事ができないアンビリカルダクト(LOX系およびLH2系)のカバーも再現されている。「H-IIAロケット」「大型ロケット第1移動発射台」ともMyEPSON会員であれば誰でも無料でデータのダウンロードが可能。ただし、利用できる対応OSはWindowsに限定されている。また、「H-IIA:大型ロケット第1移動発射台」ペーパークラフトとのコラボ企画として11月15日にマイナビから発行された「ロケットコレクションVol.2 完全図解人工衛星のしくみ事典」は、小惑星探査機「はやぶさ2」を中心に私たちの日々の生活に欠かすことのできない気象衛星「ひまわり」や陸域観測衛星「だいち」といった人工衛星のしくみと働きを図と写真でわかりやすく解説している。2月に先行して発行された「ロケットコレクションVol.1 日の丸ロケット進化論」には、「H-IIAロケット」とほぼ同スケールの「イプシロンロケット」ペーパークラフトが付属しており、「H-IIAロケット」と並べてそのサイズの違いを確認することができる。「H-IIAロケット」と同様にJAXA監修の精密モデルで、発射台も付属し、初号機で搭載された惑星分光観測衛星「ひさき」をフェアリング内に収納している。マイナビではコラボ企画第2弾として、電子コミック「ろけが!-ROCKET & GIRLS STORY-1」を11月28日よりKindleストアにて販売を開始した。主人公の通う学校「愛差高校」(ISAS)とライバル校「奈須田高校」(NASDA)が、競技「ライジングサテライト」の大会で人工衛星や探査機の打ち上げを競うというストーリーで、3人の女子高生が自らロケットに扮して宇宙に飛び立つ擬人化コミックとなっている。マイナビでは同タイトルのスマホゲームのリリースも今後予定している。
2014年11月28日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は11月28日、11月30日に打ち上げを予定していた小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを12月1日以降に延期することを決定したと発表した。この決定は、打ち上げ時間帯にかけて現地の天候が悪化する予測を受けてのもの。具体的には射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲の発生が予想されるためだとしている。なお、今後については天候状況などを踏まえ、打ち上げ日の判断を行っていく予定だという。
2014年11月28日宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げが、いよいよ今週末に迫った。日本中を元気づけたあの「はやぶさ」の後継機ということで、注目している人も大勢いるだろう。マイナビニュースでも現地から随時レポートをアップしていくので、どうぞご期待いただきたい。「はやぶさ2」とは…という説明は弊誌の読者には不要だろう。すでにミッションや機体構成などについて解説した記事があるので、詳しくはそちらを見て欲しい。小惑星探査機「はやぶさ2」の各部をチェック! - 初号機からはこう変わったJAXA、開発中の小惑星探査機「はやぶさ2」を初公開打ち上げの予定日時は11月30日(日)の13時24分48秒。きっちり秒数まで決められており、このタイミングを逃すと、打ち上げは翌日以降に延期となる。今回は日曜ということもあって、各地でパブリックビューイングが予定されている。今のところ、打ち上げ当日の天気予報はあまり良くないものの、できれば一発で打ち上がって欲しいところだ。これから遙か遠くの小惑星に向かう「はやぶさ2」であるが、まず注目したいのは打ち上げだ。「はやぶさ2」を打ち上げるH-IIAロケットは19機連続成功中であり、いま世界で最も信頼性の高いロケットの1つであるが、それでも現代のロケットというものは、失敗する可能性がゼロというわけではない。「失敗」のことなどあまり考えたくはないが、まずは予定通りの軌道に投入できるかどうかに注視したい。地球低軌道や静止軌道のミッションが主流のH-IIAにとって、「はやぶさ2」のような打ち上げは例外的な存在である。惑星間軌道への投入となると、金星探査機「あかつき」の17号機以来、2回目だ。特に今回は、第2段の2回目の燃焼開始が打ち上げの1時間39分後と遅く、H-IIAにとっては過去最長の"労働時間"となる。全く「いつも通り」の打ち上げというわけでもないのだ。そしてロケットから分離してすぐに、「はやぶさ2」は太陽電池パドルとサンプラーホーンの展開を行う。太陽電池は「はやぶさ2」の生死に直結するし、サンプラーホーンもサンプルリターンというミッションには欠かせない。こうした可動部もトラブルが起きやすい場所の1つであり、ミッション関係者にとっては緊張する時間帯だろう。これらのクリティカルなタスクが無事に終われば、まずは一安心だ。ここまで見届けたら、あとは心置きなく祝杯をあげることにしたい(いわゆる"打ち上げの打ち上げ")。
2014年11月28日5月15日オープン以来、多くの雑誌に取り上げられるほど注目を浴びているワイン専門店「THE WINE STORE」で角打ち体験してきました。角打ちとは、もともと北九州の方言で酒屋の店頭で酒を飲むこと。気軽に飲めるという角打ちの醍醐味をオシャレなワイン専門店で味わうことができるのです。場所は中目黒駅から徒歩6分。山手通りに面した店は、ガラス張りのウィンドウに鉄の扉が目を引く佇まい。なんでも築50年の鉄工所を現役時代の雰囲気を活かして改装したのだとか。鉄の扉を開くと、両壁や中央の棚にワインがズラリ。手前がセラーで、ガラスの仕切りの奥が角打ちのスペース。まるで友人の自宅に遊びに来たかのようなアットホームな空間に、ホッと心が和みます。店主の横川かおりさんは、かつて飲食企業でワインの管理を行う仕事に就いていた関係で、さまざまなワインと出会い、知っていくうちに、ワインの世界に興味を持ったとか。なかでも自然派ワイン「ヴァン・ナチュール」にドはまり。ヴァン・ナチュールは、無農薬・有機栽培で育てられたブドウだけを、野生の酵母だけで発酵したワインのこと。いつ飲んでも安定している大量生産のワインとは異なり、年ごとにその土地と生産者の個性が複雑に表現され、表情豊かなワインが味わえるのです。横川さんが、ワインインポーター「ヴィナイオータ」の太田社長がおっしゃっていたことを教えてくれました。ワイン造りは漫才みたいもので、ダウンダウンのふたりに例えると、松ちゃんがブドウで、浜ちゃんが造り手。松ちゃんは素晴らしいボケをかますけれど、スベるときもある。そのとき、その場がシラケるか、ウケるかは、浜ちゃんの腕次第。ワイン造りも同じなんだと。ブドウに与えられた環境が難しいときこそ、造り手の仕事の質が試される。造り手さんの思いが詰まった1本は、自然の旨みがたっぷりなのです。ここで販売している約300種類のワインは、フランスとイタリア産のヴァン・ナチュールが中心。お店のスペースが限られているので、人柄や生き方が好きな造り手や醸造家のワインをセレクトして置いているそう。横川さんはお客さんに、造り手のエピソードを交えながらワイン1本1本の特徴や味の説明をしてくれます。角打ちで楽しめるワインは日替わりで、赤・白合わせて8~10種類。30ml 110円~、60ml 200円~と、リーズナブルに試飲できます。取材日に試飲させていただいたのは、「レスカルポレット」というフランスの白ワイン。レスカルポレットとは、ブランコや振り子を表すフランス語で、ワイン造りもブランコのように楽しもうと思ったら漕ぎ続けないといけないという意味が込められているそう。皮と種も一緒に発酵させる赤ワインと同じ作り方を採用した白ワインは、芳醇な香りでしっかりとした余韻がたまりませんでした。購入したワインは、抜栓料500円を払って、店内で飲むことも可能。サラミやチーズ、オリーブ、ピクルスなど、手軽につまめるおつまみも充実しているので、ついつい飲み過ぎてしまうかも。角打ちは、1人で軽く飲みたいときも、友達と一緒にワイワイ飲みたいときも大歓迎。ワインの知識がない人もOK。一期一会のワインに出合える「THE WINE STORE」。懐の深い横川さんが笑顔で出迎えてくれるので、一度足を運んでみてはいかが? ・THE WINE STORE 公式サイト
2014年11月15日12月20日に全国公開されるアニメーション映画『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が、11月30日にJAXAが打ち上げる小惑星探査機「はやぶさ2」のオフィシャルサポーターに就任した。小惑星探査機「はやぶさ2」は、地球と火星間の軌道を周回する小惑星「1999JU3」の探求を目的としており、大昔の地球の姿といわれる「1999JU3」を調査。地球の誕生の謎に迫る取り組みとなる。今回の試みは『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が過去へタイムスリップして「妖怪ウォッチ」誕生の秘密を探る物語であり、ともに"誕生の秘密を解き明かす旅をする"という共通の目的から、今回の企画が実現したという。オフィシャルサポーター就任を受けてJAXA東京事務所を訪れたジバニャンは、JAXA奥村直樹理事長から「はやぶさ2」プロジェクトの詳細を聞き、「はやぶさ2」の模型の前で記念撮影。奥村理事長はジバニャンに対して「全国の子供たちとみんなで今回のプロジェクトの成功を祈っていてください」と期待を寄せていた。「はやぶさ2」は、世界初の小惑星サンプルリターンに成功し、4本の映画化や数多くの書籍化などで大ブームを巻き起こした「はやぶさ」の後継機。本体の大きさは縦1.25m×横1m×奥行1.6mで、重さは約600kg。鉱物に加え水・有機物が存在すると考えられる小惑星「1999JU3」(C型小惑星)に向かい、地形・内部構造・重力他の科学観測と物質サンプルリターンにより、太陽系や地球、生命の起源と進化過程を紐解く人類の新たな知的財産を獲得することを目的としている。地球への帰還は2020年を予定。そして、現在小学生を中心にゲーム、アニメ、玩具と爆発的な人気を誇っている『妖怪ウォッチ』は、『イナズマイレブン』や『レイトン教授』、『ダンボール戦機』を手がけたレベルファイブによるゲームソフト。妖怪たちと友だちになれる腕時計「妖怪ウォッチ」を手に入れた主人公・天野ケータが、日常に潜む妖怪たちとともにさまざまな問題を解決していく。2014年7月に発売されたニンテンドー3DS用ソフト『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』は累計260万本を突破し、現在4巻まで発売されている単行本は330万部を記録。2014年12月13日にはニンテンドー3DS用ソフト『妖怪ウォッチ2 真打』の発売、2014年12月20日にはアニメーション映画『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が全国公開される。(C)LEVEL-5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト 2014(C)「はやぶさ2」応援キャンペーン実行委員会
2014年10月23日横浜市立金沢動物園にはジャコブという種類のヒツジがいる。4本もの角が生えた、珍しいヒツジだ。ジャコブは、約3千年前にシリアで飼育されていたと言われているほど起源が古い。オス・メスともに通常2本または4本の角があり、最大で6本にもなるという。横浜市立金沢動物園にいる1歳のジャコブ「アズキちゃん」(メス)は、2013年2月23日に北海道の牧場で誕生し、昨年7月28日に同園に仲間入りした。国内の動物園でジャコブが見られるのは、ここだけだ。同園の広報担当者は「4本以上の角が生えるヒツジなので珍しいなと思います。1歳なのでまだ勇ましい姿とは言えないのですが……。体が"牛柄"なのも特徴なので、茶(黒)と白の斑模様にも注目してほしいです。毛刈りをするとまさに牛!という感じですよ(笑)」と、その特徴について教えてくれた。性格は、「アズキは少々人見知りかも!?飼育担当には心を開いているみたいなのですが……」とのことだ。来園したら、優しく見守ってあげてほしい。また、身体能力の高さもポイントなのだとか。「跳躍力があって柵を飛び越えてしまうので、リードをつけて飼育しています」と話していた。ちなみに、ジャコブの餌は「干草」。餌を食べているところも見学できるので、要チェックだ。実は、ジャコブは、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」の人形劇「ポコポッテイト」のキャラクター、メーコブのモデルになったヒツジ。子供たちに馴染み深いこのキャラクターが同園に遊びに来たこともあるそうで、来園者は大喜びだったという。来年はヒツジ年。横浜市立金沢動物園では、11月1日~12月28日の土日祝日と、1月2~4日までの期間、13:45~、先着20組限定でヒツジと記念写真を撮ることができるイベントを実施予定だ。ジャコブが気になる人も、フワフワの動物が好きな人も、この機会に是非、足を運んでみてはいかが?■横浜市立金沢動物園・住所:神奈川県横浜市金沢区釜利谷東5-15-1・入園料:一般500円、高校生・中人300円、小・中学生200円、未就学児無料。(毎週土曜は高校生以下入園無料)
2014年10月22日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と電通は10月21日、11月30日に打ち上げを予定している小惑星探査機「はやぶさ2」応援キャンペーンの公式ロゴマークのデザインを発表した。この公式ロゴマークでは、円や丸みを多用することで、親しみやすさ、大人から子供、お年寄りや女性まで、幅広い層に対応する優しさを表現し、日本の未来に向けた「団結力」を意味する「NEXT JAPAN POWER」をキーワードとして組み込んでいるとのこと。今後、「はやぶさ2」応援キャンペーン事業は、この公式ロゴマークとともに展開されていく。また、「映画 妖怪ウォッチ誕生の秘密だニャン!」が「はやぶさ2」応援キャンペーンのオフィシャルサポーター第1号に決定したことも同時に発表された。今後もJAXAおよび電通は、さまざまな業種の企業や団体にオフィシャルサポーターとしての参画を呼びかけるとともに、産業界と連携してさまざまなキャンペーン事業を展開していく予定とコメントしている。
2014年10月21日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工は9月30日、小惑星探査機「はやぶさ2」を11月30日の午後1時24分48秒に種子島宇宙センターより打ち上げると発表した。「はやぶさ2」は数々の困難をのりこえ小惑星「イトカワ」から世界で初めてサンプルを持ち帰った「はやぶさ」の後継機。新たに「1993 JU3」という小惑星まで行き、地球に帰還する予定だ。総飛行期間は6年で、総飛行距離は52億kmを予定している。小惑星「1999 JU3」は、有機物や含水鉱物を多く含み、太陽系が誕生した頃の状態を保っていると考えられており、その観測とサンプルリターンを行うことで、太陽系や地球、生命の起源と進化の過程を紐解く手がかりになると期待されている。
2014年09月30日川崎重工は9月26日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載する予定のH-IIAロケット用衛星フェアリングを種子島宇宙センターに向けて出荷したと発表した。同フェアリングは直径4メートルのシングル・タイプ(4S型)で、種子島宇宙センターで打ち上げを行う三菱重工業に納入され、同社のH-IIAロケットに組み込まれることとなる。これまで同社はH-IIAの前身となるH-IIロケット向けフェアリングを7機、H-IIAロケット向けに複数のタイプを合計25機製造してきているほか、H-IIBロケット向けや、イプシロンロケット向けにもフェアリングを製造してきた。なお同社は今後も、これまでの実績と技術力を活かし、日本の衛星打ち上げビジネスに貢献していく方針としている。
2014年09月26日宇宙航空研究開発機構(JAXA)の9月25日、小惑星探査機「はやぶさ」に着想を得た、電力の有効な制御技術について、企業や報道関係者を対象にした説明と、デモンストレーションを行った。○「はやぶさ」から着想を得た電力制御技術説明に立ったのはJAXA宇宙科学研究所教授の川口淳一郎氏。言わずと知れた、「はやぶさ」チームを率いた人物だ。「はやぶさ」に起きたトラブルは挙げ始めるときりがないほどだが、そのうちのひとつに電力が足らないという問題があった。一方、「はやぶさ」はイオンエンジン、つまり電気を使って航行する機体であり、イオンエンジンへは常に大電力を一定に供給する必要があった、また、「はやぶさ」の各所には合計200個にもおよぶヒーターが取り付けられており、これらは温度状況に合わせて適時ON/OFFを行う必要があった。そこで「はやぶさ」では、こうした電力使用量の変動を、限られた電力の中で賄うために、ヒーターの電力を量子化し、ピーク時に必要となる電力を使用量の少ない時間に回すなどして、トータルでの消費電力を一定にするという方法が考案された。さすが「はやぶさ」、と思う方も多いかもしれないが、実は似たような技術は、すでに住宅やオフィス、工場などで導入されている。昨今の節電対策の中でも話題になる「ピークカット」や「ピークシフト」と呼ばれるものがそれだ。今回紹介されたのは、その「はやぶさ」の電力制御技術から着想を得たという、より進んだ、そしてより賢くピークカット、ピークシフトを実現するための技術だ。○命令を待つのではなく、各々が自分で判断「はやぶさ」でのピークカットは、各機器の電力使用量をコンピュータで監視し、余分な部分をカットし、必要な部分に与える、という方法だった。また現在、住宅やビルでの電力管理システムとして導入が始まっている「HEMS」(Home Energy Management System)や、「BEMS」(Building Energy Management System)と呼ばれるシステムも同様に、コンピュータが建物内の電化製品などの使用状況をモニターし、電力を安定供給しつつ効率化する、という方法が採られている。しかしこの方法は、例えばピークカットを行いたい場合、まずサーバから各機器に電力の要求量の照会を行う。それに対して各機器は「今これだけ使っている」という情報をサーバに返す。サーバはその収集した情報を計算し、電力の割当量を決める。そしてその結果を各機器に対して「機器Aはこれだけ減らせ、機器Bはこれだけ…」と伝え、各機器はその情報に従って、各々の使用量を変化させる、という、とても手間の掛かるやり取りをしている。もちろん、ひとつひとつの動作はコンマ何秒という短い時間で行われてはいるが、制御する電気機器が増えれば、決して短いとはいえない時間が掛かるようになってしまい、無駄が多い。そこで今回、川口教授が提案した方法は、各機器に対して、最短でたった一度だけ情報を発信するだけで、同じような処理を可能にする技術だ。まず各機器にはあらかじめ、自己優先度を割り当てておく。例えば、冷蔵庫は肉や野菜を腐らせないために優先度は「高」、居間のテレビは「普通」、照明は昼間なら少し暗くても大丈夫なので「低」といった具合だ。そして各機器に「これだけの使用量にしたい」という情報だけを送る。あとは各機器が割り当てられていた優先度に応じて、自分の判断で使用量を減らしたり、減らさなかったりする。もちろん電気の使用量は刻一刻と変化する。掃除機という大電力を食う機器が突然割り込んでくるときもあるし、かけ終わると突然なくなる。その直後、誰かがドライヤーを使い始めればまた使用量が上がり…といった具合にだ。こうした変化に対しても、各機器に対して再度情報を発信するだけで、優先度に応じて即座に補正がかかるので、やはり無駄が省ける。○低コストで導入可能こうした、ひとつの大きなシステムとさえ思えるものを組み込むのであれば、初期費用も大きくなると思われるが、配電盤に「アラート・モジュール」と呼ばれる装置を、また各電気機器には「インバータ・モジュール」と呼ばれる、それぞれ小さな機器を取り付けるだけで実現可能とのことだ。前述の説明でいえば、アラート・モジュールが総電力量からの逸脱量の情報を発信し、各電気機器のインバータ・モジュールがその情報を受信し、優先度に応じて調整することになる。またやはり前述のように、インバータ・モジュールが付いた電気機器が増えても減っても、いつでもすぐに補正が掛けられるので、実生活に影響を与えることはない。アラート・モジュールと各インバータ・モジュールとの通信には、ZigBeeと呼ばれる、近距離無線通信規格の1つを使用することが検討されている。ただし川口教授によれば、ZigBeeを使うのは単にチップの価格が安いためであって、一方通行の通信しかしない同システムにとっては、ZigBeeの持つ能力からいえば役不足であるという。またPLC(電力線を利用する通信技術)を使うことも検討しているとのことだ。つまりシステム構築のための初期費用がそれほど掛からず、設置も簡単なため、家庭や企業にとっては導入しやすいとしている。○会場ではデモンストレーションも今回の会見では、実際にこのシステムを用いたデモンストレーションも行われた。用意されたのはIHクッカー、エアコン、LED照明、ファンヒーターで、このうちファンヒーター以外の3つの機器にインバータ・モジュールが搭載されていた。デモンストレーションでは、IHクッカー、エアコン、LED照明の3つの機器を使っている中で、ファンヒーターの電源を投入。すると3つの機器のインバータ・モジュールは即座に使用量を調整し、LED照明は若干暗くなったりといった変化が見られた。このデモンストレーションでは、分かりやすいようにインバータ・モジュールは各機器の外側に、あえて目立つように設置されているが、実際の機器は非常に小さいので、内部に組み込むことや、あるいは通信機能をすでに持っている機器であれば、ソフトウェアの書き換えでも実現可能とのことだ。もちろんその場合は、その製品を製造しているメーカーの協力が必須となる。○今後の展開では今後、JAXAはこのシステムをどのように展開していくつもりなのだろうか。川口教授によれば、まずは実際の電気関連メーカーに広く参加してもらい、研究や開発を行っていきたいとことだ。またシステムの仕様は広く公表し、かつ賛同して導入する企業への参加費などは取らず、ロゴの入ったシールなどを貼るような形で展開したいとも語られた。また参加企業は1社に限らず、多くの企業に参加して欲しいと呼びかけられている。またJAXAベンチャー制度に基づいて法人を設立し、参加企業間の契約を斡旋、仲介し、社会への普及に取り組むとのことだ。参入した企業と共に海外への売り込みもかけていきたいとしている。東日本大震災による原発事故により、科学・技術への不信は高まり、また電力不足と節電対策は喫緊の課題となっている。「はやぶさ」の帰還が、不況や社会問題などで閉塞感が漂う日本に元気と勇気を与え、多くの人々を感動させたように、「はやぶさ」が日本の、ひいては世界の電力問題を解決するきっかけになることを期待したい。
2014年09月26日(画像はプレスリリースより)日光角化症日光角化症は、紫外線を長年浴びつつけたことが原因で発症する皮膚の疾患です。顔や頭部に現れることが多く、皮膚表面がカサカサしたり、かさぶた状になったりします。通常、痛みなどの自覚症状はありません。日光角化症は皮膚癌の前段階あるいは初期症状とされており放置すると悪性の皮膚癌に進行する可能性があります。治療薬としては抗悪性腫瘍剤の5-フルオロウラシルの外用が使われます。試験の概要コーセーと和歌山県立医科大学皮膚科との共同で試験は行われました。皮膚科医による管理指導の下、日光角化症患者 13 名(開始時の平均年齢 79.4 歳)に日やけ止め(SPF30、PA+++)の 18か月間の連用試験を実施しました。18か月経過時の診察では病変が軽快する傾向にあり、新しい病変もありませんでした。日やけ止めの継続使用が露光部の日光角化症の増加や有棘細胞癌への進展を予防する効果がある可能性が示されました。この試験は使用期間3年となるまで継続実施する予定です。本研究は、第113回 日本皮膚科学会総会、および 第39回 日本香粧品学会にて発表の予定です。【参考】・コーセープレスリリース
2014年06月01日サントリー酒類は29日、同社の「角ハイボール」の新CM発表会を開催した。それに伴い、角ハイボールの新イメージキャラクターを務める女優・井川遥さんがハイボール作りを披露。そのしなやかな仕草とハイボールにまつわるトークをお届けする。○「角ハイボールは揚げ物に合う」ハイボールといえば、ウイスキーのソーダ割り。中でも『サントリーウイスキー「角瓶」』を用いたハイボールを「角ハイボール」といい、これまでに女優の小雪さんと菅野美穂さんがイメージキャラクターを務めてきた。「うちのハイボールは角だから」というキャッチフレーズのCMが好評を博している。このたび、3代目のイメージキャラクターとなった井川遥さんは、「すごく大人でムードがある」という理由から「角ハイボールのCMは憧れでした」と感激の面持ち。「飲んでいるときは(いつも以上に)いい顔をするね」と周囲から言われることが多いという井川さんは「揚げ物ですとか、スパイスのきいた料理にとても合う」と、ふだんから角ハイボールを自宅で愛飲していることを告白。確かに、お酒のことを話しているときの笑顔は、いつも以上にうれしそうだ。○女性バーテンダーの下で"ハイボール修行"今回、自らが出演する角ハイボールの新CM「いらっしゃいませ編」が全国でオンエアされるにあたり、「(角ハイボールが)実際にお料理に合うということを皆さんに知っていただきたい」という一心で撮影に臨んだという井川さん。おいしい角ハイボールをつくるため、プロの女性バーテンダーに"弟子入り"したという。ハイボールに使う氷の割り方から丁寧に教えてもらった井川さんによると、ハイボールをおいしく入れるためのコツは「ソーダをまろやかに、(ウイスキーと氷と)一体になるように作ることをイメージしてそっと注(そそ)ぐ。マドラーも、そっと入れて抜く」。そうすることで、フレッシュな香りを楽しむことができるという。○Let’s 角ハイボール作り!この日は実際に、プロの下で厳しい修練を積んだ井川さんが角ハイボール作りを披露してくれた。レモンが入ったグラスに、適量の氷が満たされるよう氷の大きさを一つ一つ吟味して選ぶ井川さん。飲む人に最高の一杯を提供したいという気持ちがよく伝わってくる。『サントリーウイスキー「角瓶」』を注(そそ)いでから、作る際のポイントに挙げていた通りソーダを丁寧に注(そそ)ぐ。角ハイボールを作る所作の一つひとつがとてもしなやかで美しい。「これで完成です」。う~ん、見とれてしまった。発表会に参加していたサントリー酒類の小泉敦スピリッツ事業部長は、井川さんの作ったハイボールを飲んで「完璧です」と絶賛。井川さんは「嬉(うれ)しいです」と満面の笑みを浮かべた。小泉部長、うらやましいです。小泉部長のように井川さんお手製の角ハイボールを飲むことはできないが、井川さんの「美しい」ハイボール作りは、動画で楽しむことが可能だ。最後に井川さんは「(CMを)見ていただいた方に『おいしい料理には、おいしいハイボールなんだ』『(ハイボールは)こんなに料理に合うんだ』と感じていただいて、これからもたくさんの方にハイボールを楽しんでもらえたらと思います」と、全国のハイボール愛好家に向けてメッセージを送った。なお、井川さんの他にピエール瀧さん、加瀬亮さん、田中圭さんが出演する角ハイボールの新CM「いらっしゃいませ」編は、2月7日よりオンエア予定だ。
2014年01月30日